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はてなキーワード:数学者とは

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2025-10-27

anond:20251026144405

セーラー服着てる数学者のおぢさんがいるじゃないですか…😟

Permalink |記事への反応(0) | 17:09

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2025-10-24

anond:20251024020535

読解力底辺か?言論というのは知識範疇から専門外のことにも応用が効くんだよ

応用数学者は数学を使って野球サッカー音楽分析して語れるだろ

この数学者に「お前は野球でヒットが打てるのか」と言ってるのがDQNたるお前の発想なの

言論ギタープレイ全然別の話だって理解できたかな?かなちゃん

Permalink |記事への反応(0) | 02:09

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2025-10-10

anond:20251006040833

元増田です(初めて使ったので用法があっているかわかりませんが)

この日記を書いた時点で何かついた反応に返信する気はなかったのですが、あまり運命を感じたので返信させていただきます

というのも、わたし数学科学生で、とくに公理演繹といったことにとても興味があり学んでいるようなひとなのです。

数学的な論理学(数理論理学)を学んでみて今思っているのが、数学における「演繹」なんてものは、ほかの思考と比べて、まったくもって絶対的優越性があるとはいえない、ということです。

しか数学公理から導くという意味で厳密かつ客観的だと思われるかもしれません。しかしその「導く」ということの正しさは何によって保障されているでしょう?おおくのばあい、それはあくまで「数学者同士の共通認識」でただしいとされているから、ということになります

結局のところ数学の正しさも帰納的(当然数学帰納法のはなしではありません)な「信じる」対象に過ぎず、真に正しいという保証はないのです。

わたし数学証明の正しさを追い求めて証明論という分野を学びました。

証明論では、演繹根本となる推論規則を設定し(設定の仕方等でいろいろな種類があります)それが多くの数学証明記述できること、つまり数学の多くがその推論規則を使って導かれていることを示しますが、結局のところその推論規則がただしいことは示していないのです。

さらにいえば、「数学の多くがその推論規則を使って導かれていることを示した」ことじたい数学の考えに依って示しているわけですから堂々巡りだ、という批判もできます

そういった論理自体の正しさ、というのは数学範疇を超え哲学領域に入ります

結局のところ数学でも本質的には数学存在実在性とか、論理自体の正しさなんかは「信仰して」進んでいくしかないものなのです(有限・無限わず数学実在を信じずに数学をすることは可能ですが)。

同じように、あなたの仰る「公理人間存在仮定せずに存在し得る」というのは信仰です。

でもよいではないですか。信仰で。信じましょうよ。そのほうがよいから。それで十分ではないですか。

Permalink |記事への反応(0) | 02:24

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2025-10-05

[日記]

昨日は、僕の週間ルーティンの中でも最も重要整合性検証日だった。つまり宇宙がまだ局所的に論理的であるかを確認する日だ。

朝7時ちょうどに起床し、ベッドの角度を壁と垂直に再測定した結果、誤差は0.03度。つまり宇宙はまだ僕を裏切っていない。

朝食の時間ルームメイトトースターを再び二枚焼きモードにしたが、今回は驚かなかった。僕は冷静に、バナッハ=タルスキ分割の話を持ち出してこう言った。

「君のパンは二枚に見えるが、集合論的には同一だ。したがって、君の誤りは物理ではなく測度論の問題だ。」

彼は黙ってパンをかじった。理解されることを期待するのは、もはやハイゼンベルク的非決定性と同義だ。

午前中は、僕の新しい理論ホモトピー圏上の自己参照的弦圏理論」の検証を進めた。

通常の超弦理論がカテガリー的に整合するのは、D-ブレーンが導くモジュライ空間の滑らかさが保証されている範囲内に限られる。

しかし僕は最近、滑らかさという仮定のものを削除し、「∞-圏上のA∞代数自己整合性条件」に置き換えるべきだと気づいた。

まり、弦のダイナミクスを場の配置空間ではなく、「圏の自己ホモトピー類」として定義するのだ。すると興味深いことに、背景幾何消滅し、すべての次元は内部的モノイダ構造に吸収される。

言い換えれば、「空間」とはただの圏論的影であり、時空の実在は「自然変換の連続体」そのものになる。

これが僕の提案する“Self-fibrantString Hypothesis”だ。ウィッテンが読んだら、きっと静かに部屋を出ていくに違いない。

昼過ぎ、隣人がまた廊下で大声で電話していたので、僕はノイズキャンセリングヘッドフォンを装着し、同時に空気清浄機を「ラグランジュ安定モード」に切り替えた。

これは僕が改造した設定で、空気の流速が黄金比比率(φ:1)になるよう調整されている。これにより室内の微粒子分布が準結晶構造に近似され、精神的平衡が保たれる。

僕は自分の心の状態を量子的可換代数で表すなら、ほぼ可換な冪零理想の中にあるといえる。隣人は理解していないが、それは仕方ない。彼女精神空間は可約表現のままだ。

午後は友人たちとオンラインでEldenRingを再プレイした。僕は魔術師ビルドで、ルーン経済を「局所理論の再正則化問題」として再解釈している。

彼らがボスを倒すたびに叫ぶのを聞きながら、僕は心の中でリーマン面の分枝構造を追跡していた。実はEldenRingの地形構成リーマン面切り貼りに似ており、特にリエニール湖の設計は2次被覆の非自明な例として見ることができる。

開発者意図していないことはわかっているが、現象としては美しい。芸術とは本質的に、トポス自己鏡映だ。

夜、僕はコーヒーを淹れ、久々にグロタンディークのRécolteset Semaillesを読み返した。数学者自分の「精神幾何学」について語る箇所を読むと、僕の理論的中枢が共振する。

グロタンディークが述べた「点は存在しない、ただ開集合がある」という思想は、僕の弦理論観と同じだ。物理対象とは「開集合上の自然変換」に過ぎず、存在とは測度可能性の仮構にすぎない。つまり宇宙とは「圏論良心」だ。

深夜、ルームメイトが僕の部屋をノックして「一緒に映画を観ないか」と言った。僕は「今日自己同型群の可換性検証を行う予定だ」と答えたが、彼は肩をすくめて去った。

代わりに、僕はブレードランナー2049のBlu-ray再生し、壁紙色温度を劇中のネオン発光スペクトル(中心波長602nm)に合わせた。

完全な没入体験のために、部屋の空気を2.3ppmのオゾン濃度に調整した。呼吸するたびに、僕は自分物質ではなく関手の束だと実感する。

Permalink |記事への反応(0) | 11:42

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どう脳内シミュレーションしても、Xを有益に使う方法が見つからない

まずSNSを使う目的な。収益化を目的にしない場合は、3つ考えられる。

まず情報受信。俺が何をフォローしたいかって話だが、人間フォローしてもノイズが多くて話にならない。

数学者フォローするのは数学情報が欲しいからであり、そいつの「高級ワインは実にうまい」みてーなのは見る価値がない。

そうすると、有益情報を発信しているアカウントほとんど存在しないことがわかる。だから受信は却下

次に情報発信。要は俺様アイデア世間に認めさせるって話ね。だが、これは不可能であることがわかる。どうやら、俺のIPでもVPNを使ったIPでも、シャドーバンされるらしいからだ。なので発信は却下

残るは人間関係構築。ビジネスのものと、単に友達的なものが考えられるが、ビジネス上のつながりなんてSNSで構築するもんじゃねーし、よくわからんSNS虚言系ナルシスト連中と友達になる気もない。

ってことはさ、SNSって結局、ナルシストが「あたしを見て!」って発狂するだけの場所ってはっきりわかるんだよね。

Permalink |記事への反応(0) | 04:29

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2025-09-29

anond:20250929142808

理学部物理学科:物理はしない数学をする

あと物理学者がやってることを「数学」と言うと数学科の連中がブチギレるからやめた方がいいよ。

ウィッテンみたいな変態を除いて、物理学者がやってるのは数学者が言うところの「証明スケッチ」くらいがせいぜい。

Permalink |記事への反応(0) | 16:14

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anond:20250929153318

しょうがねーなーバカにもわかるように説明してやるよ仕方ない


たとえばユークリッド幾何学ってのがある

雑に言うと平面や立体の特徴や性質をまとめたものだよ

直線とはなにかとか三角形は何かとかそういうの

もうちょっと難しいだとピタゴラスの定理とかもそうだね

世界の図形に関する性質をまとめたと言っていいね

で、その性質の一つに「平行線は交わらない」というものがある

この世界平行線は交わらないらしいよ、すごいね


数学者はここでこの世界を壊す

平行線が交わっちゃう世界を考える

そしてその世界がどうなるのかをどんどん構築していくんだ

そうしてできたのが非ユークリッド幾何学と呼ばれる世界


こんな感じだよわかったかな?

Permalink |記事への反応(0) | 15:41

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2025-09-28

anond:20250928214718

エアプはやめてね

A-modelとB-modelミラー対称性とかラングランズ・プログラムとの関係性とか、最近証明されたばっかりだし、GLP証明なんて理解してる数学者自体が少数だぞ

Permalink |記事への反応(1) | 21:56

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2025-09-17

自分需要がわかっていない人たち

なんかさ、例えば物理学者がXをやってるとするだろ?

んで、フォロワーが期待してるのは物理学の知見を知りたいってことであって、「高級ワインをお優雅に飲みました」とかどうでもいいんだよね

って考えるとさ、この物理学者自分歴史上の偉人にでもしたいんかなって思っちゃうんだよね

よくあるじゃんアインシュタインがどんな生活を送っていたかとか、そういう低俗情報で盛り上がる界隈、そのくせ相対性理論はなんも理解してない連中

から俺は「誰をフォローするか」ってことを考える場合は、そいつ自分に対する需要をわかってる場合にのフォローするんだよ

数学者なら数学を共有、データサイエンティストならデータサイエンスを共有、プログラマーならコードを共有、って具合にな

もちろん、アイドルなら私生活共有が需要ということになるが、お前はアイドルじゃねーぞ?

私生活有馬鹿はナルシストなんだわ

「俺は世間様に提供できる情報などありません」っていってROM専に徹するサイレントマジョリティーは謙虚でグッドよな

Permalink |記事への反応(4) | 02:29

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2025-09-11

anond:20250911134343

この話異様なんだよ

小学校2年あたりのさんすうの授業で教えてる過渡期の話じゃん

イチゴ2個は一つ分の数

お皿3枚はいくつ分の数

立式する時は「一つ分の数×いくつ分の数」で全体の数がわかるよって内容の授業でもって

掛け算とはなんぞやってのを児童にわかってもらうわけさ

もちろん、授業が進めば入れ替えても答えは変わらないよとか教えながら九九と繋げていくが

から図を選んだりするのも、理解を助けるし、理解を量れたりする

でも、昔は偉い偉い数学者の方が教科書がオカシイ教育がオカシイ、だから日本ダメなんだって吹き上がってたんだぜ

小学校2年の掛け算の概念簡単抽象化を交えて教えていく、【過程】、過渡期の話にさぁ

Permalink |記事への反応(0) | 13:58

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長方形の面積は(縦) × (横)なのか?

Taro-8号先生たちも悩んでいる - ttm08_teacher'snayami_03.12.pdf

https://nakaguntta.main.jp/ttm08_teacher%27snayami_03.12.pdf

長方形の面積=横×縦を誤りとする教え方の存在上野健爾氏(数学者)が平成 13 年の中央

審議会教育課程部会で指摘した。その後、学習指導要領解説では縦×横と横×縦が併記され

るようになった。これは 、かけ 算の順 序の延 長で、面積の計算にも意味を 見いだすべきという

哲学が生まれたのが原因のようです。

算数編】小学校学習指導要領平成29年告示解説 - 1387017_004.pdf

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_004.pdf

P.210

長方形の面積)=(縦)×(横)(又は(横)×(縦))

という公式について理解できるようにする。

なお、交換法則小学4年生で習う。

掛け算の順序の固定は無理があるのではないか

Permalink |記事への反応(1) | 10:34

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2025-08-18

n≠NP問題、解けたっぽい

夏休み大学講義もなく、バイトシフトが飛び、俺はひたすらアパートの六畳間でごろごろしていた。

ゲームもやり尽くし動画サイトも見飽きSNSも熱中するほどのネタは見つからない。

そんなときに目に飛び込んできたのがミレニアム懸賞問題という単語だった。たしか世界中数学者が解こうとして解けない超難問。

解けば賞金100万ドル──いや、調べてみたら500万ドルとも書いてある。おいおい人生逆転ガチャか?そんなもん俺みたいな凡人に解けるわけないだろ……そう思いながらも手元にはスマホとサブスク契約しているChatGPT5がある。

まぁ、ちょっと試してみるか。

そう思って俺は5に「n≠NP問題を解いて」と打ち込んだ。返ってきたのは意味不明な数式と長文の理論展開。正直ちんぷんかんぷんだ。

そう思ったんだけど……少しずつ読み進めていくと、不思議なことに内容が腑に落ちてくる。AIが補助してくれるおかげで、俺の頭でも理解できるようにかみ砕かれているのだ。

時間後、気づけば机の上はノートと数式で埋まっていた。

コーヒーはぬるくなり、カップ麺の残骸が散らばり、時計の針は夜中の二時を指している。だが俺の心臓はドクドクと鼓動を打ち、頭の中は閃きで満ちていた。

──解けた。

いや、正確に言うとAIと一緒に導き出したというのが正しいのかもしれない。

でも、確かに俺の頭の中で一本の線がつながった。

n≠NP問題、それは「複雑な問題は、本質的に解けないものがある」ことを証明する数学上の超級クエスト。その答えを俺は紙に叩きつけていたのだ。

「やった……! これで、これで俺は億万長者だ!」

眠気も吹っ飛び、俺はその論文もどき懸賞問題管理している研究所に送った。送信ボタンを押した瞬間、頭の中ではドル札が舞い踊り、南国のビーチで優雅に過ごす未来像が見えた。

──そして翌日。

トントントン、と軽やかなノックの音がアパートの扉を叩いた。配達かと思ってドアを開けた俺は、目を疑った。

そこに立っていたのは、真っ白なスーツを着こなし、雪のような白銀の髪を揺らす美少女だったのだ。

瞳は透き通るような氷色、肌はガラス細工のように滑らか。まるでこの世のものとは思えないほど整った存在感に、息を呑んだ。

「……あなたですね。n≠NP問題を解いた、一般人は」

「えっ……?」

俺は声にならない声を上げた。なぜそれを知っている?俺が送ったのは昨日の深夜だぞ?

「ご安心を。我々はすべて監視しています。これは、いわば採用試験なんです。あなたは選ばれました。──特殊機関オメガ》への入隊資格を」

その言葉に、背筋が凍った。採用試験オメガ?何だそれは。

俺はただ、暇だから遊び半分でAIに解かせただけだ。なのに目の前にはスパイ映画から抜け出したような美少女が立っている。

「ちょ、ちょっと待て!賞金は!?500万ドル!?

「それは後ほど振り込まれます。ただし……あなたが《オメガ》に協力する意思があるなら」

彼女は口元をわずかに笑みで歪めた。その瞬間、俺は悟った。──これはただの数学問題なんかじゃなかったんだ、と。

n≠NP問題人類史上最大の未解決問題。だが、それを解いた先にあるのは学会名誉や賞金だけじゃない。世界の裏側に隠された「力」と「選抜」があったのだ。

こうして、俺の平凡な夏休みは終わりを告げた。

ただのオタク暇つぶしが、特殊機関の扉を開き、白銀美少女との奇妙な同居生活──いや、命懸けの戦いの幕を開けることになるとは、この時の俺はまだ知る由もなかった。

Permalink |記事への反応(0) | 12:31

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2025-08-06

数学分野のトップ層は今もほぼ男性なんだよ。世界的に

日本事情ばかりでなく世界的な研究者事情について見ていくと…

https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa202201/20220708-mxt_kouhou02-f1-1-21.png

等を見ると2010年代以降はアメリカイギリスドイツフランス辺りは女性研究者割合の増加スピードはかなり減っている

日本などは今まで分かってるような知見を実践すれば女性研究者割合は増えるかもしれないが

海外では今までに無いやり方をしないと殆ど女性研究者割合が増えない国が出てきているという事だ

その上で2010年代以降のフィールズ賞について見ていこう

フィールズ賞数学分野で特に秀でた40歳未満の研究者に与えられる賞で、4年に1回の国際会議で4人の数学者に与えられる

統計応用数学計算機科学・基礎論などは網羅出来てない賞ではあるが、

それ以外の大体の分野の動向はこの賞の受賞者を見れば分かる

2010年代以降の40歳未満の研究者というのは上で言えば女性研究者の増加スピードが落ちてきてから研究者である

2010年

Elon Lindenstrauss (1970年まれイスラエル

Stanislav Smirnov (1970年まれロシア

Ngô Bảo Châu (1972年まれフランスベトナム

Cédric Villani (1973年まれフランス

2014年

Maryam Mirzakhani (1977年まれイラン女性初)

Artur Avila (1979年まれブラジルフランス

Manjul Bhargava (1974年まれカナダアメリカ

Martin Hairer (1975年まれオーストリア

2018年

Caucher Birkar (1978年まれイギリスイラン

Alessio Figalli (1984年まれイタリア

Peter Scholze (1987年まれドイツ

Akshay Venkatesh (1981年まれオーストラリア

2022年

Hugo Duminil-Copin (1985年まれフランス

June Huh (1983年まれアメリカ韓国

James Maynard (1987年まれイギリス

Maryna Viazovska (1984年まれウクライナ女性2人目)

女性研究者が以前ほど増加しなくなったのに2010年代2020年代で16人が受賞した中で2人しか女性研究者がいない

このままではフィールズ賞を受賞する4人のうち2人が女性研究者の年があるかもしれんが

3人や4人が取る時代は来ない気がする(中国韓国日本女性研究者割合アメリカを超える事は無さそうだし)

その前に男女という性別を到底適用出来ないような頭脳を改造したサイボーグ数学研究者を占めるようになったり

もしくは数学研究AI殆どを行うような時代が来てフィールズ賞が無くなるのが早そうだ

Permalink |記事への反応(0) | 21:32

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2025-08-04

dorawii@執筆依頼募集中

わかった気にさせる本が悪いとは言わないが、自分もっと厳密に分かりたいと思っていて、それで数学書を読むんだけど、こっちはこっちで「難しい議論をしている割に言葉足らず過ぎて分かりようがない」本になっているものが多すぎて、どないしろっちゅーねんって思いになる。

中学では十分証明問題になるような命題が、なんの説明もなくこれこれが成り立つ、だから~という調子フォローなく証明が続けられるのを見てきた。

それが許されるのなら中学生は「~相似であることを証明せよ」という問題に対して「相似が成り立つからだ」とだけ書けば正解答案として成立してしまうことになる。

思うに証明はいかに証明らしい言い回し言葉以外使ってはいけないかのような暗黙の了解もあるように感じる。

その割には術語を定義したときのその概念説明には割と自由度を持たせている傾向が見られる。

その概念が関わる具体例を使って概念目的を丁寧に説明していることも多い。

また証明といっても対角論法証明は初めて見る人間へのそのとっつにくさがさすがに自覚されるのかなぜ証明が成り立つのか表なりを書いてイメージの力の存分に援用するもうちょっとカジュアルな内容になっていることがある例外もある。

しかほとんどの場合そういった態度が証明(モード)では見られない。さらっと済まされてしまう。

これはある意味中学以来の伝統なのかもしれないと思った。

計算問題では途中式前後でも自由につまづきやすポイント解説した文章が挟まれたりするが、証明問題解説は模範解答でもって代えていた記憶がある。

まり模範解答の文章が難しく感じる人にとってはもうその解答を暗記するしかない。論語の丸暗記みたいなもの

そのままテストとかで通用するようにそういうような解答になっているのだろうか。

数学書論文として書いて格好悪くないものを、なんていう数学本質ではないことに配慮して「真似るべきもの」としてそういうスタイル証明記述しているのではないかと思える。

であるなら、証明全体が一番目の文、二番目の文…というふうに出来ていたとして「(一番目の文)と書けるのはこれこれがこのような理由で成り立っているからです。しっくりこない人のためにこの理由さらに掘り下げると~のようになっています。よって(数式)を証明最初に書くことになります。次に~なのでこの式が二番目に来ることになります~」という解説ではダメなのだろうか?

たこ解説はそのまま証明の一つの形にもなってないのだろうか?

そもそも証明とは万人にその事実が成り立つことを理解できるような形で書かれたものを言う。

一部の人にとって意味も分からず丸暗記するしかないようなものはもはや証明本来目的を満たしていない。

オーソドックス証明構成する文の全てが含まれてさえいるなら、それの言わんとすることをさらにわかやす説明した肉付けの部分が加わった上記のような形の解説証明の一つの形としていいのではないか

それをしていいという感覚がないことが世の中の数学書証明言葉足らずになっている一因になっているのではないか

もしそれが蛇足証明全体の厳密性を損ねるというのなら、コメントアウトのような記法を使えばいいと思う。

本来あるべき証明の一文

//これの言わんとするところは~

とか、必要に応じて

式//<は~

みたいな書き方をするとか。二番目の例はサクラエディタで一文が続いているときに折り返しで便宜上改行されていることを示す記法を参考にした。

証明が長くなりすぎてその始まりと終わりが分からなくなるという懸念については既に証明の行頭のさらに横の余白に記号をつけて開始や終了を示すようにした数学書存在するのでそれを他の数学書も参考にすればいい。

そもそも自然言語で書いている時点で完全な厳密性は諦めているわけなので、厳密だなんだと言うのはよりわかりよく書くことに対する言い訳にはならないと思う。

かといって従来の証明構成要素を押さえた書き方なのであれば、それは一般書籍にあるような「わかったつもりにさせる文章」というのとも一線を画す。

数学証明を完全に厳密に書こうとするとブルバキ数学原論ラッセルプリンピキアマセマティカみたいになってしまい、後者数学者には読む価値の無い本とされているし、前者にしても30年以上かけて刊行し続けて今だ数学の興味ある話題には到達できていないということになっているということから数学書は省略するということが好まれるらしい。

でも既に数学基礎論レベルの厳密さを求めてはいない一般的な数学書証明レベルの厳密さにわかやすさという要素を足し合わせたところで、原論並みに極端に嵩が増すということにはならないと思う。

自分で考えないとその概念とかが身につかないから省略しているという反論に対しては、逐一圧倒的な量の具体例を持ち出すことで十分に補えるのではないかと思える(それでもメリハリをつければ原論ほどのボリュームにはならない)。

数学書は本当にチンプンカンプン状態の本も多いので、考える力を身に着けさせるとか以前に、もっと理解できるような教えを工夫することに焦点を当てるべき。

考える力だろうがなんだろうが、そもそも書いてあることがわかんないってような構成の本ではしょうがないと思う。

コストがかかる割に日本語というローカライズされた市場で本が少しでも分厚くなるようなことはコストが回収できなくなるから避けたいという考えもあるのだろうが、それこそよほどの天才じゃなければはっきり言語化しないだけで私のような考えをしたことがある人はむしろ大半を占めていると思うし、比較的私の考えと同じ考えを持っていそうな裳華房の手を動かして学ぶシリーズがその出版社内のランキング上位を占めていた。

言葉足らずな数学書がまだまだ多い状況ではむしろどこぞのwebデザインの本のように何万部と売れるチャンスがごろごろ転がっているんじゃないかな。

わかりやす解説証明の一つの形として通用するようになれば、中高での試験答案においても純粋数学論文でもそういう文章証明として書いていいことになるのだから参考書数学書証明部分も丸暗記するしかないようなわかりにくいものではなくなると思う。

丁寧な証明

https://id.fnshr.info/2017/12/10/polite-proof/

というジョーク記事があるけど、挨拶から書くとかは全く数学的な主張の分かりやすさにはつながらないか意味がないとしても(とはいえ親しみやすさもわかりやすさにつながることを完全否定もできないんだけど)根っこの部分ではもしかすると書き手は私と同じ問題意識を持っていたのではないかと感じさせる。

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Permalink |記事への反応(0) | 18:59

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2025-07-28

dorawii@執筆依頼募集中

山下真由子とか女というだけで持ち上げられてるぽっとでの数学者よりは小平邦彦の方が信用できる

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Permalink |記事への反応(0) | 17:23

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やっぱ子育てチョロいわw

息子が7歳になった、小学一年生。元気に育っている。

世の中は育児本が溢れている。

あれしなさい、コレしなさい、あれはダメ危険、これが正しい

そーゆーのを一切無視して育てた。

問題なく育っているぞ。

4歳までは電車に乗るとつり革で懸垂をしたがるバカだったが現在はおとなしく座っている。

口うるさく説教などしなくてもほっとき常識なんぞ勝手に身につくのです。

二十歳にもなってつり革で懸垂するバカなんぞい、、、いるか

 

2年間のポケGOブームはあっさり終わった。

幼稚園のあと自転車の後ろに乗せひたすら街を徘徊させられたあの日々が懐かしい。

ポケGOの次はにゃんこ大戦争からのRoblox、現在マイクラ

スマホタブレットSwitch自分用を持たせている。好きなだけやらせている。

だが、これらは狡猾な大人が作った悪い機械であり、人をアホにする装置でありバカから金と時間をかすめ取る様々な仕掛けが施されており使えば使うほど愚かであり損をするのである、ということは繰り返し教えている。

今日明日理解はできんだろうがそのうち理解し自制するようになるだろう。

Switchゲームながらスマホタブレット動画を流していた。

かましい、どれか一つにしなさいと言うたら「全部見てる」というので

動画の内容を質問したらちゃんと答えやがった、聖徳太子の才能があると思った。すきにせぇ

とはいえショート動画は若干強めに抑制している、ありゃ毒です。言うても止まらんが。

 

パーソナライズド広告の仕組み、資本主義バグ欲望の自制心、哲学

こーゆーものを都度教えてはやるが、まだまだ理解できんようだ。まぁいい。

 

歯がボロボロ抜け始めた。今は前歯が3本抜けていて笑うと間抜けな顔でかわいい

だが小顔で足が長く顔立ちは俺似で整っており将来はイケメンモテモテ野郎になることは間違いない。

 

俺は長期出張中で月一しか帰れない。先回帰ったときプールに連れて行った、4時間ほど遊んだあとにマクドナルドで飯を食うていたら「もう一度行きたい」と言い出してプールに戻りさらに4時間

翌日も「プール」、今度は食糧持参、7時間ノンストップ

流石にそれだけ遊べば体力化け物の息子もサクッと寝るだろうと思ったらやはり22時まで寝ない。

ベッドでぐちゃぐちゃおしゃべりが続く。ママがブチギレるまで止まらない、かわいい

スイミングに通いたいと言い出したので近所のスクールに申し込みをしてやった。

できれば楽器にも興味を持ってほしいのだが、まぁいい。

 

小さい頃から数字に興味があるようで足し算引き算はすぐに習得した。

掛け算も教えてやるとすぐに飲み込んだ。

あえて九九は教えずに頭の中で計算させるようにしている。

脳内数字群をイメージして組み立てて計算結果を出すのが重要なのだ

割り算の概念も教えてやったがすぐには飲み込めなかった。

知り合いの数学者に聞いたところ「割る」という抽象化ネガティブ脳内活動なため子どもは苦手で習得できるのは四則演算最後になるそうだ。

しか最近ようやく簡単な割り算は暗算できるようになってきた。いうても12割る4とか9割る3とかそんなんだが。

二桁の足し算引き算もわりと早いし知能は問題なかろう。

「難しい本」を読むのがかっこいいブームらしく漢字も読めるようになってきた。

だが文字面を「読む」だけではなく内容を理解抽象化概念的な思考に落とし込めるようにならねばならない。

知識連想しチェーンを繋げなければ価値が無い。

息子がチョウチョと蛾の違いについて説明してくれた。

羽を広げて止まっているのが蛾、閉じているのがチョウチョ。だと

わかったかい、電車で足をかっぴらいている下品な奴がいるが、あれが蛾だ、嫌われる。

知性と品があるチョウチョ人間は控えめに足を閉じて座っている。な、これが連想だ。

同じ羽虫でも、人間でも、大きな違いがあるのです、と諭す。

鬱陶しい父親だ。

 

そんな息子は学校いじめられてボッチだそうだ。

幼稚園の時に結婚を誓った彼女にも小学校に入ってから振られたようだ。

まぁ頑張れとアドバイスする。

学校行きたくないとか言うわけではなく楽しそうに通っている、ドッチボールの話とかする。

どうも「ぼっち」=「カッコイイ」みたいなアホな思い込みがあるようだ、中二病か?はぇよ。Youtubeか?

学童で高学年の子喧嘩になったのを「いじめられた」と表現しているようだ。

納得できなきゃ殴れとアドバイスした、低学年と高学年の喧嘩なら必ず大きい子の方が悪いとジャッジされる。

自分より弱い子を殴るのは絶対に許さんが自分より強い相手なら許す、殴り返されてボコられるが良い。

ともかく小1はやりたい放題のチートタイムなのだ

殴るときは腕だけではなく体全体、体重を乗せて殴れとアドバイス

あと子ども喧嘩体重で決まるから飯を沢山食えとアドバイス

 

すると「パパ、人を殴るのは悪いことです、僕は頑張って口で説得する」

あと「小型カメラを買ってください、証拠を残して相手一方的に悪いことを先生に見せたい」

 

こーゆーことを言う。どこで覚えるんだ。Youtubeか?

まぁ社会なんて不合理で理不尽ものだ、そーゆーのも学んでくれ。

 

家ではゲーム三昧、Youtube沼だが、学童にそんなものはなく

けん玉コマなどプリミティブな玩具に興じている。

それぞれ自分用が欲しいというので買うてやった、親友のYくんにけん玉で負けているのが悔しいようで自宅で練習してる、かわいい

こーゆー遊びにも熱中してくれるのは親として嬉しいものです。

あと卓球ブーム

 

出張からオンラインマイクラやってる。

息子はSwitch、俺はiPadクリエイティブ

スマホGoogle Meetで通話しながらやってるので快適。

息子側のSwitchサーバーワールド本体)にしていたのだが建物作りすぎてもはや動かないところまで育ってしまった。

専用サーバーのRealmsサブスク購入したが息子のワールドデータアップロードできない。

息子のアカウン側でRealmsを購入してデータアップロードするのは流石に難しかろう。

漢字アルファベットを完全に読めるわけではない息子にネット越しで操作説明しきる自信は無い。

仕方がないのでこっちのRealmsをサーバーにし、これまで4ヶ月の作品を捨て新ワールドサバイバルで始めることにした。

そのへんの割り切りもサクッと応じてくれるのが賢い子だと思う。

 

しかしここまで書いて今気がついたが、子どもアカウントは俺が管理してるんだから俺のこっちのiPadで息子のアカウントにログインしてセットアップしてログオフして双方ログインし直せばいいだけじゃね?あ、え、あ。。。もういいや

あ、でもワールドデータSwitch本体に格納だからやっぱダメわからん、まぁいい。

 

それにしてもサバイバル楽しすぎる。

息子は「よ、よ、よよがーん、ち、ち、ちチキーン」歌いながらやってる、映画マイクラの影響だ、先日二人で観に行ったのだ。

 

「パパ、早く会いたい、今度はいつ返ってくるの?今度戻ったらもう仕事は行かない?ずっとおうちにいて」

かわいい

 

「もうすこし頑張って働けばSwitch2が買えそうなんだ、もうちょっと我慢してくれ、パパも我慢してる、愛してるよ」

 

「パパ仕事頑張って、待ってる、愛してる」

 

可愛すぎる。

ちなみに今の仕事は時給7000円なので一日1台買えるがナイショだ。

Permalink |記事への反応(7) | 12:46

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2025-07-12

「〇〇強」「〇〇弱」はどこまでの範囲を指すのか?

最近、少し話題になった「〇〇強」「〇〇弱」の話。

「一時間強と一時間弱についての解釈」について正解と間違えの図を描いたら確かに間違えているヒトはいると気付く、扇風機の強弱で勘違いするのかも - Togetter [トゥギャッター]

「5分弱煮るはどういう意味か?」というアンケートの結果を受けて白ごはん.comでは今後「5分弱」「大さじ1弱」といった表現は使わないことにした - Togetter [トゥギャッター]

「5分弱」が「5分よりわずかに少ない」と理解していたとしても、じゃあ実際には何分なんだよ、と多くの人が思っていることだろう。

4分50秒くらいなのか、4分30秒はどうなのか、あるいは4分10秒などでも「5分弱」と言えるのか。

誤用誤用だとは言っても、我々はそもそも「正用」とされる意味すらも把握できていない。

辞書を引くと、たとえば大辞泉は、

じゃく【弱】

[接尾]数量を表す語に付いて、実際はその数よりも少し少ないことを表す。数の端数を切り上げたときに用いる。

とし、日本国語大辞典は、

じゃく【弱】

〘 接尾語 〙 ある数の端数を切り上げたとき、示す数よりは少し、不足があることをいうために、数字のあとに付けて用いる。⇔強。

としている。

どちらも「端数を切り上げたとき」と書いてある。

まり「〇〇強」「〇〇弱」を使うときには、前提として端数の切り捨て・切り上げがあるのだ。

小数丸めとき、端数を切り捨てたのか、それとも切り上げたのか、それを示すために、切り捨てたときは「強」を付け、切り上げたときは「弱」を付ける。

というのが「〇〇強」「〇〇弱」のもともとの使われ方である

先に計算があって初めて「〇〇強」「〇〇弱」が成り立つのである

いきなり「〇〇強」という答えだけを提示されても元となった計算はわからない。

「4分1秒」を「分」に丸めとき四捨五入して切り捨てたのであれば「4分強」だが、切り上げたのなら「5分弱」になる。

1000円弱って何円くらいだと思う?」などと質問されたら「有効数字は何桁ですか?四捨五入ですか?」と聞き返さなければならない。

よって「〇〇強」「〇〇弱」を範囲として捉えるのがそもそも誤りなのである

もちろん「1時間強」などと言うとき無意識に「四捨五入して分を切り捨てている」のだろうから、そういう意味では間違いではない。

だが、それを「1時間よりちょっと長い時間を表すのに1時間強と言うんだ」というような理解をしているのは原義に悖る。

バーチャルのじゃロリおじさんが示した図などは誤った解釈典型と言えるのではないか



追記明治時代にどう使われていたか調査も行ったが、おおむね辞書のとおりだったので当初は省略していた。何かの参考になるかもしれないので公開しておく。

明治17年田中矢徳『算術教科書』にはこう書かれている。

少数ノ略値を要スルトキ末位ノ数若シ五ニ満タザルトキハ棄テテ用ヒズ之ヲ強ト云フ

又末位ノ数若シ五ニ満ルトキハ進メテ上位ノ一トナス之ヲ弱ト云フ

まり四捨五入」の話である

四捨五入したとき、端数を切り捨てたのか、それとも切り上げたのか、それを示すために、切り捨てたときは「強」を付け、切り上げたときは「弱」を付ける、ということである

もうひとつ明治21年の『数学講義録』、この講師は前述の田中矢徳である

数の末に強と弱との文字を添へて、末位の数に過不足あることを示します、この強と申は末位の数のさきになほ微小なる数が付き添へりと申意にて、三分二厘一毛五糸…を三分二厘強と申たぐひなり、この弱と申は末位の数に不足ありと申意にて右の奇零を三分二厘二毛弱と申たぐひなり、扨てこの切り上ぐると切り捨つるとは、何程の数が界ジャと申たしかなる定則のあるわけにもあらず、ホンの算者の意まかせなれど、本邦には四捨五入と申古き習慣あれば、私の教科書は大抵これにならひて、四までは切り捨て五にみちたるときは切り上ぐることといたしました

とりあえず、切り上げ切り捨ての端数を示すのに「強」「弱」を使うのが本義であって、四捨五入限定するような書き方をしていたのは田中矢徳のオリジナル、ということだろうか?

また亜剌伯(アラビア)記数式にてしるしたる数には強を加号+にて示し、弱を減号−にて示します、たとへば五厘強を .05+ かやうにしるし、また五厘弱を .05- かやうにしるす類ひなり

「+」「−」の訳語として「強」「弱」を充てたということなのだろうか、それとも数字に「強」「弱」を付ける書き方はもとからあったのだろうか、この記述ではよくわからない。

ちょっと脱線するが、この田中徳さん慶應義塾同人社とあわせて「三大義塾」と称された「攻玉塾」というところの出身らしい。

「攻玉塾」は明治六大教育家の一人・近藤真琴設立したもので、田中矢徳・鈴木長利・竹貫登代多・浅越金次郎などの数学者・教育者を輩出したという。

なるほど、この頃の数学教科書の著者を見ると、彼らの名前散見される。

ともあれ、田中矢徳ばかりでは偏ってしまうので、攻玉塾生以外の説明も見たい。

明治19年、遠藤利貞『高科算術書』。

四捨セシ数ヲ強ト謂フ

五入セシ数ヲ弱ト謂フ


明治25年、薗村宗太郎算術講義要略』。

既ニ夥多ノ小数位ヲ得テ尚除外セザルトキハ(中略)最下位ノ右に(+)号ヲ記シ以テ尚残数アルコトヲ示スヘシ

若シ其次ニ得ヘキ数5若クハ5ヨリ大ナルトキハ末位ニ一ヲ加ヘ(−)ノ符号ヲ記スヘシ

是レ此小数ハ稍々多キニ過クルヲ示ス所以ナリ

而シテ末位ノ右ニ(+)ヲ記ストキハ読テ強ト云ヒ(−)号ヲ記ストキハ読テ弱ト云フ


明治27年『活用練習実業珠算』。商工協会とあるだけで著者はわからない。

無限小数の除法に於て末位の小数四以下なるときは其四を払ひ唯捨てて何々強と呼ひ末位の小数五以上なるときは其五以下を払ひ上位に一を加へ何々弱と呼ふへし之れを四捨五入の法と云ふ


概ね、田中矢徳の説明に準じて、四捨五入したときの端数を示すのに使われていた、ということでよさそうだ。

当時の計算実例も挙げる。

明治13年の『岐阜県会議日誌』の学校の補助費のくだりである

今一万五百園ヲ生徒数(五万三千四百三拾八人)ニ除スレハ一人ニ十銭弱ナリ

又四千五百円ヲ校数(六百六十四校)ニ除スレハ一校六円七十七銭強ニ当ル

10500円を53438人で割るのだから0.196...円、つまり19.6...銭を切り上げて「20銭弱」。

4500円を664校で割るのだから6.777...円、四捨五入ではないが、端数を切り捨てて「6円77銭強」というわけである

なお、ひとつ混乱する事実提示する。

明治29年『帝国辞典』の「弱」の説明

五以下の数をいふ、五以上を強といふに対せり、即ち、十一円五十銭以下を十二円じやくといふが如し。

それは何か違くね?

これは編者が数学用語を誤解しているの?

それとも元々はこの意味だったのを数学用語転用したということなの?

なんもわからんね。

Permalink |記事への反応(5) | 16:00

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2025-07-07

anond:20250706151310

お前だってリッチフローポアンカレ予想証明したことないでしょ

大体、数学なんで幅広いんだから、得意不得意の分野ぐらいある

特定証明を知ってないか無能、というなら、全プロ数学者が無能ということになる

Permalink |記事への反応(0) | 01:57

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2025-06-29

かい理解を後回しにしたら数学勉強捗るようになった

例えばさ、数学勉強する!といって、そんで「数論から!」とするやん?

んで、細かい理解を先にやろうとすると、ドツボにはまる

「数論の基礎を体系的に教科書で学ぶ」とかはドツボにはまる典型

数学者とか数学科の学生ならそれでいいよ

でも、俺は文化的生活する一般市民数学文化として楽しみたいのよ

そうするとどうなるか。基礎をすっとばしてフェルマーの最終定理に一直線に行く

そんで、そっから簡単高校生レベル説明を探して徐々に深堀りするだけ

コツは、英語でググって翻訳することだな、日本語情報が少ないか

もう一つのコツは、AIに直接聞くのではなく、ググって説明を探して、それを「高校生にわかるように」AIに変換させること

これで、数学最先端文化的に楽しむことが可能

Permalink |記事への反応(0) | 00:58

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2025-06-26

頑張るNPCとは関係を持ちたくない。世界秩序のために

俺はさ、優秀な人間のことをNPCだと思ってるわけ。優秀な数学者、とかね

なぜかっていうと、意識を持った通常の人間現実が辛いので、優秀になることはあり得ないか

ここからが本題

NPC存在意義はなにかっつーと、世界の秩序だよね

イノベーションを起こす、安全保障を守る、画期的論文を書く、とか色々あるだろ

んで、意識を持った俺のようなプレイヤーが優秀なNPC関係を持つとどうなるか

俺の自由意志の影響で、NPCバグが生まれ

優秀だったはずが、イカれたことをし始める

まり世界秩序の混乱である

要するに、プレイヤープレイヤー同士で仲良くなるべきであって、NPCには世界秩序の維持のために頑張り続けてもらわんとアカンわけ

Permalink |記事への反応(0) | 03:22

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2025-06-24

anond:20250624112825

どこが優秀だ?

俺は数学者ばっかりフォローしてるのに、くだらん動画ミームばっかりおすすめしてくるぞ?

Permalink |記事への反応(0) | 11:29

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2025-06-20

ジオトリックラングランズ予想の証明証明されてるやん!!

ちょ、おまえ知ってたか!?

ジオトリックラングランズ予想、証明されてんねん!!

……え、なんやそれって?

そりゃまあ普通は知らんわな。でもな、これは数学界で言うたら…阪神が50年連続最下位から、いきなり全勝優勝して日本シリーズ完全試合で優勝したみたいな話やねん。

ラングランズ予想」いうのはな、簡単に言うと数論と幾何学と解析と代数の頂上決戦が全部つながってますよ〜んっていう、神がかり的な予言みたいなやつで、数学者の間では“数学界のグランドユニファイド理論”とか言われとってん。

ほんで「ジオトリックラングランズ予想」っちゅうのは、それを幾何学舞台でキメ直す、いわば「阪神ファンの夢を甲子園現実にする」みたいな位置づけなんや

それをやで?

2024年2025年にかけて、デニスゲイツゴリっていう理論系のドンが、仲間らと5本立てで証明してもうたんや!!

しかも800ページ超の超大作!

論文の厚みで言うたら甲子園ビールの売上伝票を1年分積んだくらいのボリュームや。

それをやりきったって、どんな執念やねん!!

しかもその内容が、あまりに深すぎて、今の時点でちゃん理解できてる数学者すら少ないらしい。

言うなれば阪神サイン盗みが高度すぎて誰も気づいてなかったみたいな話や。

けど確かなのはジオトリックラングランズ、証明されたって事実や!

これ、数学界の中ではマジで歴史書に載るレベルやで。

グロタンディークとかラングランズとかアンドリュー・ワイルズフェルマー定理の人)とか、そういうとこ並み!

いやほんま…すげぇっ!!マジで証明されてるやん!!

Permalink |記事への反応(2) | 17:16

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2025-06-16

AブレーンとBブレーンについて

端的に言えば、ある物理理論におけるAブレーンが作る世界構造(圏)と、その双対理論におけるBブレーンが作る世界構造(圏)が一致するという物理的な要請が、数学上の「幾何学ラングランズ対応」という予想そのものを導き出す、という驚くべき対応関係存在する。

AブレーンとBブレーン

AブレーンとBブレーンは、超弦理論において「D-ブレーン」と呼ばれる時空に広がる膜のようなオブジェクト特殊もの

これらはホモロジカルミラー対称性という予想の文脈役割を果たす。

A-ブレーン (A-brane)

シンプレクティック幾何学における「ラグランジアン部分多様体」に対応。これは、時空の「位置」に関する情報を主に捉える対象

Aブレーン全体の集まりは、「深谷圏 (Fukaya category)」と呼ばれる数学的な圏を構成

B-ブレーン (B-brane)

代数幾何学における「正則部分多様体」や「連接層」に対応。これは、時空の「複素構造」やその上の場の状態に関する情報を捉える対象

Bブレーン全体の集まりは、「連接層の導来圏 (derived category of coherent sheaves)」と呼ばれる圏を構成

ミラー対称性とは

ある空間(カラビ・ヤウ多様体 X)のAブレーンが作る世界深谷圏)が、それとは見た目が全く異なる「ミラー」な空間 Y のBブレーンが作る世界(導来圏)と、数学的に完全に等価同値である、という予想。

ラングランズプログラム

ラングランズプログラムは、現代数学で最も重要な予想の一つで、「数論」と「表現論解析学)」という二つの大きな分野の間に、深い対応関係があることを主張。

1. 数論側: 曲線 C 上の「G-局所系」の圏。ここで G はリー群。これはガロア表現幾何学的な類似物と見なせる。

2.表現論側: 曲線 C 上の「ᴸG-D-加群」の圏。ここで ᴸG は G のラングランズ双対群。これは保型形式幾何学的な類似物。

まり、C上のG-局所系の圏 ≅ C上のᴸG-D-加群の圏 というのが、幾何学ラングランズ対応

物理双対性が結ぶ関係

この一見無関係な二つの世界を結びつけたのが、物理学者アントン・カプスティンとエドワードウィッテン研究

彼らは、N=4 超対称ゲージ理論という物理理論を用いることで、幾何学ラングランズ対応物理現象として自然に現れることを示した。

S-双対

彼らが考えたのは、リーマン面代数曲線)C 上のゲージ理論

この理論にはS-双対性と呼ばれる性質がある。

これは、ゲージ群が G で結合定数が g の理論と、ゲージ群がラングランズ双対群 ᴸG で結合定数が 1/g の理論が、物理的に全く同じ現象記述するというもの

ブレーンと演算子対応

このゲージ理論には、「ループ演算子」と呼ばれる重要物理量が存在し、それらがブレーンに対応

S-双対性が導くラングランズ対応

S-双対性は、G理論と ᴸG理論物理的に等価であることを保証

したがって、一方の理論物理的な対象は、もう一方の理論の何らかの物理的な対象対応しなければならない。

カプスティンとウィッテンが示したのは、このS-双対性によって、G理論の A-ブレーン ( 't Hooftループ) の世界と、その双対である ᴸG理論の B-ブレーン(Hecke固有層) の世界が、入れ替わるということ。

物理的に等価である以上、この二つの圏は数学的にも同値でなければならない。そして、この圏の同値性こそが、数学者が予想していた幾何学ラングランズ対応のものだった。

このようにして、弦理論幾何学的な概念であるAブレーンとBブレーンは、ゲージ理論のS-双対性を媒介として、純粋数論の金字塔であるラングランズプログラムと深く結びつけられた。

Permalink |記事への反応(0) | 11:33

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2025-06-12

アレが思い出せない

◦ 「10匹の犬 ー記憶について」スタニスラフウラム(数学者

あなたは、記憶していたということだけは覚えているが、中身が思い出せないものを懸命に思い出そうとしている。

あなた10匹の犬を頭の中に放ち、それぞれ並行に頭の中をかぎまわらせる。

犬はあちこちを調べまわり、堂々巡りになったり、間違った路地に入ったりする。

しかし、10匹もいるのであなたはそれを気にしない。全部が全部、非常に賢い犬である必要はない。

とにかくくまなく探して、記憶痕跡を見つければいいのだ。

そのうち1匹の犬が、きっと目指す記憶を口にくわえて帰ってくるだろう。」

Permalink |記事への反応(0) | 15:07

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2025-06-08

anond:20250608222154

基本的に客が不利で胴元有利なのがギャンブルであって、24時間ほぼ休みなくゲームができるオンラインギャンブルなんかイカサマだの最初に勝たせるだのやらなくたって普通にやってりゃ勝てるのになんでデータサイエンティストまでやとって(そもそもやとってどうするんだ雇うならプログラマゲーム性を調整する数学者だろ)イカサマやる必要があるのか、しかも下手に調整したら逆を読まれて負けるだけだぞ。パチプロ集団と日夜やりあってるパチスロ界隈見ろよとかいうのは考えちゃいけないんだろうな

というか身も蓋もないこといえばガチ八百長沙汰があり疑惑選手が何人か出て他の不祥事あわせてお役所から運営停止までちらつかされたというボートとかネット広告バンバンうって売上最高状態なわけで、チートだ騒いだところでだからどうしたって話でもある

Permalink |記事への反応(1) | 23:39

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