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はてなキーワード:拮抗薬とは

2025-09-13

AI時代医療系のガイドラインプロテクトのないPDFで売ってください

偽物騒動で高血圧管理治療ガイドライン2025が出ている事を知って買おうとしたんだが、電子版がプロテクトありの電子書籍しかない。

プロテクト無しのPDF販売も選べる医療専門書用の電子書籍サイトでもプロテクトしか販売してない。

仕方が無く印刷書籍を購入し、裁断して取り込み、現在OCR処理をかけているところ。


なんでこんなことをしたかというと、プロテクトされている電子書籍は、AIに喰わせることができないからだ。

例えば、NotebookLMなどに入れて活用する事ができない。

また、AI等がなくても、コピーアンドペーストができないし、検索もまともにできないケースがある。

AIが登場して、電子書籍におけるプロテクトのありなしの違い、プロテクトDRMがない電子書籍価値が俺の中で爆上げしている。


ちょと前であれば、電子書籍があるだけで御の字だったといえばそうなんだが、医療ガイドラインAIに喰わせて、自分検査情報やら服薬情報やら、そういった物を喰わせると出てくる、とかそう言った活用現実的になってるんだよな。

あと、Notebook LMやChatGPTプロジェクトなどで喰わせておくと、ページのソースも出してくれるからめっちゃ賢い検索エンジン的に使用できる。

医療ガイドラインプロテクトのないデータ販売してほしい。違法コピー心配なら、記名式という方法がある。メインは病院などでの販売なのだから、どかんと購入した人の名前を焼き込んでしまえばそうそ違法コピーするやつなぞいないと思われる。リテラシーが高い人が買うので。


とか書いているうちにOCR&Notebook LMへのインポートが終わった。

以下にインポートするとどんなことができるか、記載しておく。

NotebookLMがまとめた概要

この文書は、日本血圧学会が発行する「高血圧管理治療ガイドライン 2025 (JSH2025)」から抜粋です。このガイドラインは、日本における高血圧の診断、管理、および治療に関する最新の科学的根拠に基づいた行動指針を提供します。特に、家庭血圧測定の重要性、患者個別最適化治療生活習慣の改善減塩運動、減量、禁煙など)、および薬物療法の具体的な推奨に焦点を当てています。また、妊婦、小児、高齢者特定の疾患(心不全腎臓病、がん、睡眠時無呼吸症候群など)を持つ患者といった、様々なライフステージ病態に応じた高血圧管理についても詳細に記述されています。このガイドラインは、日本の高血圧管理水準の向上を目指し、医療従事者や国民への普及を強く願って作成されました。

具体的例

プロンプト

現在の私の血圧は141/95で、脂質異常症を持っています

また、過去に目の血管が詰まったことがあり、それをきっかけに治療を開始しています

このガイドラインで私に推奨される治療はあります

また、関連する章をピックアップしてください。

応答

現在血圧が141/95 mmHgで、脂質異常症をお持ちであり、過去に目の血管が詰まったご経験があり治療を開始されているとのこと、このガイドラインでは以下の治療が推奨され、関連する章は後述の通りです。

推奨される治療
1.血圧管理目標

現在血圧141/95 mmHgは、診察室血圧による分類ではI度高血圧に該当します。また、過去に目の血管が詰まったご経験(脳心血管病の既往と解釈されます)があるため、あなた高リスク患者と見なされます

高リスクの成人高血圧患者に対する降圧目標は、原則として診察室血圧で130/80 mmHg未満、家庭血圧で125/75 mmHg未満と強く推奨されています特に脳卒中の既往がある高血圧患者では、脳心血管病の再発予防のために収縮期血圧130 mmHg未満への降圧治療が強く推奨されます。ただし、血圧低下に伴う有害事象めまい、ふらつき、急性腎障害など)の出現には注意が必要です。

2.治療の開始時期と内容

あなた血圧レベル(140/90 mmHg以上)と高リスクの状況(脳心血管病の既往、脂質異常症合併)を考慮すると、計画的かつ厳格な生活習慣の改善を図るとともに、ただちに降圧薬治療薬物療法)を開始することが推奨されます

関連する章

あなた病態と推奨される治療に関連する主な章は以下の通りです。

これらの情報を踏まえ、医師相談し、あなたに最適な治療計画を立てていただくことをお勧めします。

Permalink |記事への反応(0) | 19:20

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2025-09-08

anond:20250908162251

今は初診でゾルピデムさないですよ

オレキシン受容体拮抗薬ファーストチョイスです

Permalink |記事への反応(0) | 17:53

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2025-07-17

クービビック(ダリドレキサント)その後の感想

眠剤サイレース2mg+クービビック50mgからサイレース2mg+ルネスタ3mgに変えて一週間。

とてもよく眠れるようになった。

眠ってから3〜4時間中途覚醒するのは変わりないのだが、入眠前サイレース1mg+ルネスタ1mg(この量でも入眠できる)にして、中途覚醒後にサイレース1mg+ルネスタ1mgを服用すると比較スムーズに再度眠りにつける。

しかするとサイレース1mg+クービビック25mgの組み合わせで同じことをしても眠れていたのかもしれない。

しかしクービビックのあのオレキシン受容体拮抗薬特有の、中途覚醒後の「意識覚醒しているのに身体覚醒していない」、人によっては金縛り表現するであろうあの感覚、きっちり起きることも寝ることもできないあの苦しさが耐えられなかったので、やはり眠剤を変えて良かった。

サイレース(ベンゾ)+ルネスタ(非ベンゾ)の組み合わせは身体が楽だ。キレも良く持ち越さない。

クービビックをはじめとしたオレキシン受容体拮抗薬の、あの布団に無理矢理縛りつけられて動けなくされているような辛さがない。なんというか優しさを感じる。

オレキシンはなぜ依存性が低いのかというのが今回でよく分かった。

Permalink |記事への反応(0) | 11:32

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2025-06-29

やっぱオレキシン受容体拮抗薬やだ

やだ!

ベンゾと違って抗不安作用がないからやだ!

覚醒状態シャットアウトしてくる

強制的に眠らされてる感覚がやだ!

ベンゾ系の睡眠薬安心感からホワホワ〜っとしてくるのに、こいつは意識強制終了しかもたらさない、強引な野郎

そりゃ依存性少ないわ

だって強制的意識落とされて起きてられないから「苦しい」もん

気持ち良くないもん

安心できないもん

でも睡眠時間だけは間違いなく確保できる

なんかベンゾと比べて優しさが足りなくてやだ!

Permalink |記事への反応(0) | 10:38

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2025-06-15

クービビック(ダリドレキサント)を5日間服用した感想

サイレースと併用している。入眠にはかなり効く。

中途覚醒早朝覚醒にはあまり効いてない印象。

また、私の場合悪夢副作用は出なかった(同じオレキシン受容体拮抗薬のデエビゴやベルソムラでも悪夢は見ないので、そういう体質なのだと思う)。これはありがたい。

エビゴやベルソムラに比べて半減期が短く持ち越しがないという話を見かけたが、がっつり持ち越す。

クービビックの作用なのかオレキシン受容体拮抗薬特有作用なのか、その区別素人の私にはつかないが、クービビックをはじめとしたオレキシン受容体拮抗薬を服用した次の日はどういうわけか終日眠い

それから、食後に服用すると効果発現時間が遅れるというのは食事時間が不規則な私にとっては難点だ。

薬剤師さんの話では、最低でも食後から1時間空ければいいという話だが、たった1時間空けるだけでいいというのがどうも信じられない。あとで自分インタビューフォームを読んで確認しようかと思う。

今のところ、服用をやめざるを得ないような副作用特に起きていないので、新薬の処方制限である2週間分めいっぱい出してもらった分は飲み切る予定だ。その後どうするかはまだ決められない。

クービビックの入眠に対するアタックの強さと、耐性がついてしまったベンゾと作用機序が異なる薬であることは、入眠恐怖のある自分にとってはありがたいことだ。

もし今後処方内容を変えてもらえるとしたら、中途覚醒早朝覚醒へのアプローチとしてサイレースを1mgから2mgに増やしていただけたらなと思う。

今後、クービビック服用による翌日の眠気が改善されるか否かは要チェックだ。外出先で突然眠くなってしまうと困る。

Permalink |記事への反応(0) | 19:01

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2025-05-22

考察マッスル北村の死因は餓死か、PEDsか、それとも両方か【DNP

あくまでもこれは「推測」であって、事実を断定するものではありません。彼がPEDsを使用していたという物的証拠は無いです。ただ、なるべく医学的な整合性に基づいた話にしたいと思ってます

餓死

まずは、「餓死」ですね。いわゆる過度の減量、エネルギー糖質の極限カットによって身体限界を超えてしまったという説。これはかなり根強い意見ですし、実際にそれっぽいエピソードもあるんですよ。

亡くなる数日前にも北村さんは倒れて救急搬送されてるんですね。そのとき、妹さんが「せめて飴をひとつだけでも舐めて」と懇願したにも関わらず、本人は「そんなわずかなカロリーすら摂りたくない」と拒否していた。これ、正直言って、減量に対する本気度というか、もはや信仰に近いものを感じます

で、この時点で身体は相当ボロボロだった可能性が高いです。筋肉は分解されて、ホルモンバランスは崩れ、心筋すら萎縮していたかもしれない。電解質もぐちゃぐちゃだったでしょう。カリウムマグネシウムナトリウムが大きく乱れていれば、それだけで突然の致死性不整脈に繋がるのは十分あり得ます

ただ、それでも餓死っていうのは、基本的にゆっくり進行するんですよ。今日今日で急に倒れて心停止するっていうよりも、意識朦朧としてきて、何日もかけて衰弱していくイメージです。家族と一緒に暮らしていた北村さんが、それに気づかれずに急死したというのは、少し説得力に欠ける部分もあります

とはいえ餓死による急死がまったく起こらないかと言われたらそうでもないです。

極度の電解質異常が引き金になって、突然の心室細動が起こる可能性はあるし、精神的・肉体的ストレス最後の一押しになることもある。

なので単純な事実上の餓死説を完全否定することはできないです。

...が、あの「急激な死」の説明としてはやや弱いのかなとも思います。何かもう一段階、外からの強烈な要因が重なっていたと考える方が自然じゃないかと私は思ってます

DNP

そこで出てくるのが、DNP(ジニトロフェノール)です。これは本当にやばいです。歴史のある化合物なんですけど、現代では毒物に分類されてもおかしくないレベル危険性を持ってます

そもそも薬と言って良いのかもわからないです。本来は防腐剤や農薬原料などといった工業用の薬品なので。(現在はその高い毒性と危険から工業用途でもより安全代替物質に置き換えられています。)

この作用機序なんですけど、簡単に言うとミトコンドリアでのATP合成を邪魔します。要するに「エネルギーを作れない状態にする」わけですね。代謝エンジンを回しながら、ガソリン空っぽっていう、もう自殺行為に近い代物。

その結果、どうなるかっていうと、体温が爆上がりします。40度超えることも普通にあります。大量の汗が出る。脱水が進む。ミネラルが抜ける。乳酸が溜まる。肝臓腎臓悲鳴を上げる。そして、何よりヤバいのが、気づいたときにはもう手遅れなケースが多すぎるってこと。

DNPの特徴は、ちょっとした不調を「効いてる証拠だ」と勘違いして続けてしまうところにあります。そしてそのまま、高体温が止まらなくなって、昏睡心停止、死亡という流れ。拮抗薬はありません。時間との勝負ですが、勝てる勝負じゃないことが多いです。

90年代から2000年代初頭にかけて、DNPは裏ルート普通に出回ってました。今よりも遥かに情報も少なかったですし、食べても痩せるという魔法言葉に飛びついた人も多かった。

北村さんほどのストイックさがあれば、DNPを使っていた可能性はゼロではないでしょう。

インスリン

もうひとつ可能性として語られてるのが、インスリン誤用。これは減量中でも使われることがあります

糖質カット中にインスリンを打つと、血糖値が一気に下がって、低血糖昏睡が起こる。これがマジで危険なんですよ。

最初は手が震えたり、冷や汗が出たりするんですけど、そこから数分〜十数分で意識がなくなることもあります。最悪、何も対処できずにそのまま死にます

ただ、北村さんは医療系のバックグラウンドもあるし、普通の人よりはリスクを知ってたはずなので、知名度の高いインスリン単体で死亡するということは少し考えにくいかもしれません。

■ 最悪のシナリオDNPインスリンの併用

で、もしここにDNPインスリンを同時に使っていたとしたら…これはもう最悪のコンボです。

DNPATPが作れない状態にして、さらインスリンで血糖を下げると、細胞エネルギーを作ることも取り込むこともできません。特に脳と心臓が真っ先にやられます

脳はグルコースが主な燃料ですし、心臓は膨大なエネルギーを消費する臓器。

そのどちらもエネルギーが来ないとなったら、本当に数分で心停止してもおかしくないです。

DNPの高体温がさらに追い打ちをかけて、酵素は変性、タンパク質は壊れて、臓器はどんどん死んでいく。

そのスピード感は、もはや人間の手でどうこうできるレベルじゃないんです。

インスリンはよく知られていましたがDNPとの組み合わせ結果の予測は、当時の時代背景を考えるとかなり難しかったのではないかと思います

総合的に見て、何が一番可能性高いのか?

ここまでを全部踏まえて言うなら、私としてはDNP単独、もしくはDNPインスリン併用が最も現実的な推測だと思ってます

餓死単独での突然死もありえなくはないけど、短時間で急変して心停止っていうあの特徴の説明としては弱いように思えるんですよね。

インスリンだけでも急死することはあります。ただ、そこにDNPが加わることで、致死リスクは跳ね上がります

制御不能な高体温と、エネルギー枯渇のコンボ。これはもう即死級であまり危険すぎます

そしてなにより、北村さんの性格精神性を考えると、効果のためなら多少のリスクは飲むという判断をしていても不思議ではないですね。

逆に制御できるという自信があった可能性すらあります

あくまでもこれは「推測」であって、事実を断定するものではありません。彼がPEDsを使用していたという物的証拠は無いです。

Permalink |記事への反応(2) | 16:29

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anond:20250522151455

法律上定義麻薬及び向精神薬取締法)と、薬理学臨床医学における「向精神薬」の概念は、目的視点が異なるため一致しないことが多いです。

1.法律上定義とその目的

麻薬及び向精神薬取締法における「向精神薬」は、乱用防止のために規制対象とする物質を列挙することが主眼。

向精神薬」のリスト時代や国際条約国連麻薬単一条約など)との整合性考慮して随時改定される。

したがって、この法律カバーしない薬でも「精神作用を有する薬」は世の中に多数存在する。

---

2.薬理学的・臨床的定義

薬理学では、「向精神薬(psychotropic drug)」を中枢神経系作用し、意識認知感情・行動を変化させるすべての薬物と定義します。

主な作用別分類:

1. **抗うつ薬**(セロトニン再取り込み阻害薬など)

2. **抗不安薬ベンゾジアゼピン系**

3. **抗精神病薬**(ドーパミン拮抗薬など)

4. **気分安定薬**(リチウムバルプロ酸など)

5. **中枢興奮薬**(メチルフェニデートなど)

臨床現場では「どの症状(うつ不安統合失調症ADHD など)をどう改善するか」で薬を選び、法律上規制とは独立に用いられる。

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3.国際的定義との違い

WHO世界保健機関)は、精神疾患の治療に使われる薬を “psychotropic medicines” と広く定めています

この概念には法律規制される向精神薬のみならず、抗認知症薬や睡眠薬の一部なども含まれる。

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4. なぜ法律定義だけにとらわれてはいけないのか

1.医学的に必要治療薬が法律上の“向精神薬”に含まれない場合でも、適切な管理のもと処方・使用されている。

2. 逆に、法律規制される物質が必ずしも臨床で日常的に用いられるわけではない(例:フェンチラミンなど)。

3. 「向精神薬危険薬物」という誤解のもと、正当な治療機会が阻害されるリスクがある。

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5. まとめ

法律の“向精神薬定義は、主に“乱用を抑えるために規制すべき物質”をリスト化したものに過ぎません。一方、薬理学WHOでは、『中枢神経に作用して心の状態を変化させるすべての薬』を向精神薬とし、抗うつ薬抗不安薬抗精神病薬などを広く含めています。ですから法律規制されていない薬でも臨床的には向精神薬として使われ、大切な治療を支えています法律リストと、医学薬理学定義目的が違うことを理解しましょう。

Permalink |記事への反応(1) | 15:32

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2024-04-09

anond:20240409205102

自律神経失調症食事療法論文見てても割と一般的

補足:https://anond.hatelabo.jp/20240410005251#https://anond.hatelabo.jp/20240409234937#

 

(日本語記事)新宿区うつ病治療ができる心療内科精神科神楽坂ストレスクリニック

https://kagurazaka-clinic.com/depression/

内科的疾患(甲状腺機能低下症、鉄欠乏性貧血、薬物性の疾患など)によって、表向きのうつ状態を引き起こすこともあり、適切な診断と治療必要です。最近では、「鉄不足」がうつ状態パニックを呈することがある事がわかってきました。この場合は、向精神薬よりも鉄剤を処方するほうが効果的です。

  

[NDPI] Latent Iron Deficiencyas a Marker ofNegative Symptoms in Patients with First-Episode SchizophreniaSpectrum Disorder

 https://www.mdpi.com/2072-6643/10/11/1707 

[Bibliomed]Assessing severity of involvement of autonomic functions in iron-deficiency anemia patients

 https://www.bibliomed.org/?mno=36434 

[Frontiers]Iron Supplementation Relieves Dysautonomia in Non-AnemicFemale

 https://www.frontiersin.org/10.3389/conf.fneur.2018.60.00076/5263/International_Symposium_on_Clinical_Neuroscience_2018/all_events/event_abstract

 

[四季報 ONLINE]ヤクルトが大幅反発、「乳酸飲料うつ病予防・治療有効」と (2016/06/10)

 

ヤクルト本社(2267)が大幅反発した。11時02分現在前日比220円(4.14%)高の5530円と東証1部の値上がり率上位20位以内に食い込んだ。 

 

 9日に国立精神・神経医療研究センター神経研究所との共同研究で、腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高くなることを世界で初めて明らかにしたと発表し、好感された。そのうえで、乳酸飲料ヨーグルトなどのプロバイオティクス摂取うつ病の予防や治療有効可能性があるとしている。

 

 43人のうつ病障害患者と57人の健常者の腸内細菌について、善玉菌ビフィズス菌乳酸かん菌の菌数を比較したところ、うつ病患者ビフィズス菌乳酸かん菌がともに一定以下であることが判明したという。

 

https://shikiho.jp/news/0/122166

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ

日本にはヤクルトがあるし食品メーカー(健康食品)も強いので研究費が降りるのだろう

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

Permalink |記事への反応(2) | 21:24

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2024-02-14

今日知った言葉

プロタゴニスト

プロドラッグ化された受容体拮抗薬かなにかだと思ったら違った。

主人公」という意味らしい。

マクガフィン

朝マックメニューかなにかだと思ったら違った。

綴りは MacGuffin, McGuffin 。

作劇上で登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる仕掛けのことらしい。

Permalink |記事への反応(0) | 09:26

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2022-08-11

適応障害・鬱病

鬱病以前に絶対ほかの病気or障害あるぞ。何度もって時点で。たぶん統合失調だと思う(anond:20220807202622)

適応障害統合失調は似ていて区別つきづらいし(anond:20220807211205)

本当に何も言われてないなら別の医者にもちゃんと見て貰った方がいいぞ

 

もし別の医者から統合失調では無い・パーソナリティ障害発達障害二次障害では無いと診断貰ってるなら、

内科的(肝疾患・甲状腺疾患など)か神経内科(アルツハイマー脳梗塞)的な問題かもな

と言っても、医師の指示通りに処方を内服してるなら定期的な血液検査が発生するので、流石に内科的なヤツはそこで引かかりそうなもんだが

 

内科的な問題神経内科的な問題も無くてとにかく鬱病、大鬱(Major Depression)だけなんだよ!!!!なら

ヤクルト飲んで鉄でも摂って腸の活動が良くなるストレッチスポーツでもたらどうか?

セロトニン問題なので腸内環境どうこうって話になってくるよね

(日本語記事)新宿区うつ病治療ができる心療内科精神科神楽坂ストレスクリニック

https://kagurazaka-clinic.com/depression/

内科的疾患(甲状腺機能低下症、鉄欠乏性貧血、薬物性の疾患など)によって、表向きのうつ状態を引き起こすこともあり、適切な診断と治療必要です。最近では、「鉄不足」がうつ状態パニックを呈することがある事がわかってきました。この場合は、向精神薬よりも鉄剤を処方するほうが効果的です。

   

[NDPI] Latent Iron Deficiencyas a Marker ofNegative Symptoms in Patients with First-Episode SchizophreniaSpectrum Disorder

 https://www.mdpi.com/2072-6643/10/11/1707 

[Bibliomed]Assessing severity of involvement of autonomic functions in iron-deficiency anemia patients

 https://www.bibliomed.org/?mno=36434 

[Frontiers]Iron Supplementation Relieves Dysautonomia in Non-AnemicFemale

 https://www.frontiersin.org/10.3389/conf.fneur.2018.60.00076/5263/International_Symposium_on_Clinical_Neuroscience_2018/all_events/event_abstract

 

[四季報 ONLINE]ヤクルトが大幅反発、「乳酸飲料うつ病予防・治療有効」と (2016/06/10)

 

ヤクルト本社(2267)が大幅反発した。11時02分現在前日比220円(4.14%)高の5530円と東証1部の値上がり率上位20位以内に食い込んだ。 

 

 9日に国立精神・神経医療研究センター神経研究所との共同研究で、腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高くなることを世界で初めて明らかにしたと発表し、好感された。そのうえで、乳酸飲料ヨーグルトなどのプロバイオティクス摂取うつ病の予防や治療有効可能性があるとしている。

 

 43人のうつ病障害患者と57人の健常者の腸内細菌について、善玉菌ビフィズス菌乳酸かん菌の菌数を比較したところ、うつ病患者ビフィズス菌乳酸かん菌がともに一定以下であることが判明したという。

 

https://shikiho.jp/news/0/122166

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ。日本にはヤクルトがあるし

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

 

 

近年、アメリカとかで、アルツハイマーパーキンソン病効果があったから、鬱も電極ブッ刺しゃー良いんだよってとかでやってるけど、

(ナゾジーで雑に紹介されていてそれを真に受けている人たちで溢れて地獄みがあった。増田にもいた。見本→https://anond.hatelabo.jp/20210125124347#

当たり前だけど、アルツハイマーパーキンソン病のDBS治療と同じく、

そもそも効果が出ない・それどころか悪化する・電極埋込による合併症副作用最初効果があるが効果が薄まる可能・・・などがあるし、

なによりも長期的な影響について何も結果が出てない。過去にはロボトミー手術を流行させたアメリカ神経科学者どもあのさぁって気持ち)

 

フツーに考えて、鬱はソーシャル的な問題と食い物と運動による自律神経・腸内環境問題だと思います

それだけで解決できないヤツはカビとかウイルスとかじゃないですかね。アルツハイマーパーキンソン病がそうであるように

カンジタとかヘルペスとか。ホンマ、風俗行ったりクンニとか言ってるヤツは理解し難いわ。ガン含めて万病の元なのに

まぁPg菌とか他にもあげたらキリ無いけどね

 

Are infections seeding some cases of Alzheimer's disease? -Nature

https://www.nature.com/articles/d41586-020-03084-9

 

アルツハイマー病は「脳が感染と戦った結果」なのか:研究結果

https://wired.jp/2016/06/03/brain-infections-may-spark-alzheimers/

 

現実的に出来る対処は、湿度空気に気をつける(除湿器空気清浄機使う)、

部屋を掃除する、歯磨きしっかりする、

やっぱ免疫をつける・抗作用排出作用のあるもの摂取するになるので

食い物気をつけるになると思うよ

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2021-07-14

よろしければ参考にどうぞ

自律神経に不安を感じたら鉄不足や貧血自覚あろうとなかろうと、

とりあえず鉄とっとくといいよ

あと腸内環境大事だよ。ヤクルト飲もう

 

(日本語記事)新宿区うつ病治療ができる心療内科精神科神楽坂ストレスクリニック

https://kagurazaka-clinic.com/depression/

内科的疾患(甲状腺機能低下症、鉄欠乏性貧血、薬物性の疾患など)によって、表向きのうつ状態を引き起こすこともあり、適切な診断と治療必要です。最近では、「鉄不足」がうつ状態パニックを呈することがある事がわかってきました。この場合は、向精神薬よりも鉄剤を処方するほうが効果的です。

  

[NDPI] Latent Iron Deficiencyas a Marker ofNegative Symptoms in Patients with First-Episode SchizophreniaSpectrum Disorder

 https://www.mdpi.com/2072-6643/10/11/1707 

[Bibliomed]Assessing severity of involvement of autonomic functions in iron-deficiency anemia patients

 https://www.bibliomed.org/?mno=36434 

[Frontiers]Iron Supplementation Relieves Dysautonomia in Non-AnemicFemale

 https://www.frontiersin.org/10.3389/conf.fneur.2018.60.00076/5263/International_Symposium_on_Clinical_Neuroscience_2018/all_events/event_abstract

 

[四季報 ONLINE]ヤクルトが大幅反発、「乳酸飲料うつ病予防・治療有効」と (2016/06/10)

 

ヤクルト本社(2267)が大幅反発した。11時02分現在前日比220円(4.14%)高の5530円と東証1部の値上がり率上位20位以内に食い込んだ。 

 

 9日に国立精神・神経医療研究センター神経研究所との共同研究で、腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高くなることを世界で初めて明らかにしたと発表し、好感された。そのうえで、乳酸飲料ヨーグルトなどのプロバイオティクス摂取うつ病の予防や治療有効可能性があるとしている。

 

 43人のうつ病障害患者と57人の健常者の腸内細菌について、善玉菌ビフィズス菌乳酸かん菌の菌数を比較したところ、うつ病患者ビフィズス菌乳酸かん菌がともに一定以下であることが判明したという。

 

https://shikiho.jp/news/0/122166

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ

日本にはヤクルトがあるし食品メーカー(健康食品)も強いので研究費が降りるのだろう

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

 

anond:20210714034124

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2021-01-25

anond:20210125124347

幸運がどうこうではなく、歴史に学ばないだけでは?感。ヤクルト飲んでろ。あと鉄とっておこう

[四季報 ONLINE]ヤクルトが大幅反発、「乳酸飲料うつ病予防・治療有効」と (2016/06/10)

 

ヤクルト本社(2267)が大幅反発した。11時02分現在前日比220円(4.14%)高の5530円と東証1部の値上がり率上位20位以内に食い込んだ。 

 

 9日に国立精神・神経医療研究センター神経研究所との共同研究で、腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高くなることを世界で初めて明らかにしたと発表し、好感された。そのうえで、乳酸飲料ヨーグルトなどのプロバイオティクス摂取うつ病の予防や治療有効可能性があるとしている。

 

 43人のうつ病障害患者と57人の健常者の腸内細菌について、善玉菌ビフィズス菌乳酸かん菌の菌数を比較したところ、うつ病患者ビフィズス菌乳酸かん菌がともに一定以下であることが判明したという。

 

https://shikiho.jp/news/0/122166

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ

日本にはヤクルトがあるし食品メーカー(健康食品)も強いので研究費が降りるのだろう

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

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2020-10-05

anond:20201005002142

そういう話でなくてだな、単純に日本は誤診多そう・知識アップデートなされて無さそう・脳神経外科連携していなそうってだけ

もちろん増田のいう認知治療ほとんどなされていないも含まれるな

 

誤診多そう・アップデートされて無さそうはたとえばこんなの

それ以前に鉄が不足していると、自律神経失調症と同じ症状、ひどい場合統合失調鬱病と同じ症状が出るよ

自律神経に不安を感じたら鉄不足・貧血自覚あろうとなかろうと、とりあえず鉄とっとくといいよ

あと腸内環境大事だよ。ヤクルト飲もう

 

(日本記事)新宿区うつ病治療ができる心療内科精神科神楽坂ストレスクリニック

https://kagurazaka-clinic.com/depression/

内科的疾患(甲状腺機能低下症、鉄欠乏性貧血、薬物性の疾患など)によって、表向きのうつ状態を引き起こすこともあり、適切な診断と治療必要です。最近では、「鉄不足」がうつ状態パニックを呈することがある事がわかってきました。この場合は、向精神薬よりも鉄剤を処方するほうが効果的です。

  

[NDPI] Latent Iron Deficiencyas a Marker ofNegative Symptoms in Patients with First-Episode SchizophreniaSpectrum Disorder

 https://www.mdpi.com/2072-6643/10/11/1707 

[Bibliomed]Assessing severity of involvement of autonomic functions in iron-deficiency anemia patients

 https://www.bibliomed.org/?mno=36434 

[Frontiers]Iron Supplementation Relieves Dysautonomia in Non-AnemicFemale

 https://www.frontiersin.org/10.3389/conf.fneur.2018.60.00076/5263/International_Symposium_on_Clinical_Neuroscience_2018/all_events/event_abstract

日本精神科医ってヤバい・・・

まともな精神科医って日本にいるのだろうか?

からアプローチや食からアプローチくらいならググるといるんだけどそのくらい

 

そもそも人間は凹凸があって当たり前で、誰しも病気と言えるし誰しも病気じゃないと言える

理由もなく死にたいってなったり、日常生活に支障が出ているから、治療必要になったり・障がいとしての配慮必要になったりする

それを「だいじょーぶでーす」ってなにもだいじょばないだろう

少なくとも根拠は聞きたいし、聞くべきだと思うぞ

 

あとちゃん脳神経外科連携しているところってどれくらいあるんだろう

フツーに脳障害可能だってあるよな。Pseudobulbar affect (PBA)とかさ

そもそも日本精神科医ってお薬出して終わりってまじ?

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ

日本にはヤクルトがあるし食品メーカー(健康食品)も強いので研究費が降りるのだろう

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

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2020-07-24

anond:20200724052822

そもそも日本精神科医ってお薬出して終わりってまじ?

日本精神科医ってものすごくレベル低そう・世界からクソ遅れてそうって偏見持っているけど

流石に腸からアプローチ程度なら日本語でも情報を見るぞ

日本にはヤクルトがあるし食品メーカー(健康食品)も強いので研究費が降りるのだろう

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

Permalink |記事への反応(1) | 05:33

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2020-07-22

から精神へのアプローチって具体的にはこういうヤツ anond:20200722110221

いやいや、腸や食べ物から精神へのアプローチくらいはヤクルト健康食品絡みで日本語でも見るぞ

脳になんかしたら解決日本精神科の主流なの??マジで??

じゃあせめて脳神経外科連携はしてるの・・・・か・・・

 

脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

機能性消化管疾患の患者さんを診療していて気づくのですが、おなかの症状だけでなく、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます

腸のせいで脳に影響しているのか、脳のせいで腸に影響しているのか難しい悪循環になっているように思えます。「脳腸相関」として医学的には以前からよく知られた現象として有名です。

これまで、便が軟らかくなりやす下痢型の過敏性腸症候群患者さんに対しては、「ストレスが原因ですから生活などのライフスタイルを見直すことが重要です」といった説明をすることが治療の出発だったわけです。ところが、最近研究によりこのような脳腸相関をある程度科学的に説明することが出来るようになってきました。

過敏性腸症候群病態においては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常により、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。

消化管内腔の粘膜細胞に刺激が加わると、この信号迷走神経下神経節を介して延髄孤束核へ、また、脊髄後根神経節を介して視床、皮質へ伝えられると考えられています。これが内臓知覚といわれるものです。この内臓知覚には消化管壁内に存在している内在性知覚ニューロンから信号関係していると考えられています

特に、この内在性知覚ニューロン情報伝達にはセロトニン受容体(5-HT3受容体)が関与していると考えられており、過敏性腸症候群下痢型の治療薬として5-HT3受容体拮抗薬著効することが証明され、臨床応用されています。腸内細菌のなかで神経伝達物資であるγアミノ酸GABA)を産生する菌があることも確認されています

この菌が少ない子どもは、行動異常、自閉症などになりやすいとされています自閉症の子どもに対して腸内環境改善による治療が試みられています

  

ストレス実験モデルとしてラットの脳室内にCRFを注入するモデルがありますストレス下で脳から腸へのシグナルの最初視床下部の室傍核から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)です。このCRFは、下垂体前葉の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌を刺激し、ACTHは副腎皮質から糖質コルチコイド分泌を刺激し、ストレスに対して適応する様々な生体反応を起こします。いわゆる視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)といわれるストレス応答です。さらにCRFは下部消化管(結腸)の運動亢進を起すとされ下痢過敏性腸症候群モデルとして使用されています

こういったCRF投与によるストレス負荷を受けた腸管では、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内の細菌叢にも変化が生じるようです。脳内ストレスが腸管に何らかのシグナルを送り、細菌叢に働きかけているようです。ラット実験ですが、CRFを注入する前にラット水溶性食物繊維を前もって投与しておくと、この腸管運動亢進が抑制されることも見いだしています。つまり、様々なストレスに対して腸管内からアプローチ可能になってきているのです。

 

私たちが脳で幸せを感じるもとになる「幸せ物質」のひとつセロトニンなのです。このセロトニン脳内で正常に作用すると、ヒトは前向きな気持ちを保ち、幸せを実感し、健康ですごせるとされています

セロトニンが不足すると、怒りやすく、時間が経過してもそれを抑えられなくなり、キレやすくなるようです。

実は、このセロトニンは腸管で作られているのです。さらに、このセロトニンの生成に特定腸内フローラが関与することが明らかになりました。

無菌マウスの血中セロトニン濃度が通常環境飼育されているマウス比較して低濃度であり、無菌マウスは落ちつきがなくなるようです。

このようなマウス普通環境に戻したり、乳酸菌などを投与すると、マウスは落ちつきを取りもどします。子どもの脳の発達には腸内細菌の働きが大変重要であるようです。

   

腸内細菌にはカラダにとってよい作用をする有用菌(善玉菌)と悪い作用をする悪用菌(悪玉菌)が競り合ってすんでいます。この種類の多くは7歳ぐらいまでの生活で決定されるようですが、その後も腸内細菌の種類、量は多くの因子の影響を受けています。図を見てください。現状で私が考えている重要な因子を並べてみました。

 

有用菌を増加させるために最も重要もの食物繊維です。特に水溶性食物繊維大事です。

大便の80%は水分で、残りの20%は剥がれた腸粘膜細胞食べ物カス腸内フローラです。「バナナ便」と言われるような健康な大便のためにはいろんな対策必要です。

重要ポイントは、大腸で「発酵」といわれる反応を上手く導き出すことで、この発酵反応には、材料としての食物繊維と主役の有用菌の存在必須なのです。ところが困ったことに、日本人の食物繊維摂取量は年々減少して、最近調査によると、成人の1日当たりの食物繊維摂取量は男女ともに15gほどに低下しています

10代、20代では10g前後と極めて少なくなっています食物繊維を多く含む食材としては、野菜、芋類、キノコ類、海藻類、豆類などがありますが、洋食の普及と共にこういった野菜摂取が減少しています

玄米から精白米にする過程食物繊維は6分の1程度に減少してしまます現在日本人は平均で5〜10gの食物繊維不足と考えられます発酵食品は世界各地で昔から食卓に並んできました。

日本でおなじみの納豆、酢、みそ、しょうゆ、日本酒、漬け物ヨーグルトはすべて発酵食品です。これらの発酵食品の製造には、カビ、酵母細菌などの微生物、いわゆる発酵菌の働きが必要です。

もっと重要作用は、このような発酵菌が腸内フローラ有用菌に変化させることと考えられていますポリフェノールにより腸内細菌有用菌が増加することも分かってきました。

 

太陽化学株式会社:食と健康Lab>学術コラム>脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています

https://www.taiyokagaku.com/lab/column/11/

Permalink |記事への反応(1) | 11:23

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2020-07-03

カフェインが 規制されない 理由 が分からない


危険すぎ ない ?

酒に 粉末カフェイン混ぜて 嫌いな奴にこっそり飲ませる事件とか 発生しそうだし

YouTuberとかが カフェインチャレンジ とかいって カフェイン摂取しまくる ブーム とか起こしそうで怖い

Permalink |記事への反応(1) | 06:25

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2020-02-22

上司攻撃するために質問する人だと、部下は統合失調症になる

攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか

https://blog.tinect.jp/?p=63824

仕事で成長」って、本当に必要ですか?

https://blog.tinect.jp/?p=63872

先週、この2つの記事が出てきて、

自分に被るところがあり、少し思うところがあるので書いてみようと思いました。

-------

自分が「事務作業員」兼「プログラマー」として、20人ぐらいの部署に配属された時の話です。

上司が、上記記事の良くない要素を合わせ持った人で、

部下のミスを見つけては自分の席に呼び出し、

全員にあえて聞こえる大声で間違いを指摘した後に

「これについて、何があったのか説明しろ」とプロセス確認をして、

さなミスを見つけながら、大体1時間以上ネチネチと怒り続ける。

本人曰く「負荷を乗り越えると人は成長するから、あえて厳しく接している」とのこと。

そんな感じなので、チームメンバー自分被害が来ないように最小限のことしか手を付けず、

巻き込まれたくないので誰とも会話しないような感じでした。

たまに上司出張などで居なくなったタイミングでは、

チームメンバー自分の分からないところを埋めるために会話をコソコソしている感じでした。

上司上司にも「あの説教は良くないと思う」旨の相談をしたのですが、

「あの上司がこの会社事業の基盤を作ったから、自分も逆らうことはできない。我慢して欲しい」

という、軽く絶望を覚える返事が返ってきました。

とりあえず、部署を変えるには3年以上の在籍が必要とのことで、

そこまでは我慢しようと決意しました。

技術的には、上司理解できないもの採用されないため、

部分的には最先端だけど、全体的には遅れた技術しか使えず、

またブラウザIE固定となっていたりと、

危機感を覚えるには十分の環境でした。

そのため、休みの日には本屋技術書を立ち読みし、いくつかは職場で読めるように購入もしました。

ライブラリフレームワークなども調べて、

仕事で空いた時間に、こっそりと自分ツールを作ったりしていました。

そうしていると、上司が僕の作業スピードが他の人よりも速くて不審に思ったのか質問され、

理由として自作ツールがあることを伝えてしまいました。

結果、そのツールをチームで展開して、他のメンバー担当する作業機能実装することとなりました。

このとき、他メンバーに「何の作業をしているのか?」と問い合わせるのですが、

ほとんどのメンバーは「これのときはこうする。何故するのか意図はわからない」といった返答で、

とても機能として実装できるだけの手順が掴めませんでした。

上司が怖いから仕方ないとは思うのですが、そこは改善ができないので、

僕は、UML業務分析勉強して、なんとか数人のメンバー要件定義をすることができ、

いくつかの機能実装することができました。

しかし、その間も上司の怒号は収まることもなく、

しろツール作成により頻度が上がっていきました。

1年半ほど過ぎた辺りから身体に異常が出てきました。

どうも喉の調子が良くなくて、2週間ごとに喉に激痛が走り微熱が出るようになってきたのです。

ただ、耳鼻咽喉科や、人間ドックでも原因は解らず、

その通院の度に会社を休むため、

上司は「社会人としてどうかと思う」という説教をするようになってきました。

2年ほど過ぎた辺りでは、

上司説教が頭から離れず、夢に出るし、不眠症になってきて、

身体はだるく、頭もボーっとし始めて、

上司ちょっとした動作発言も気になり始めて、

最終的に、上司殺意を持つようになり、

殺害計画を立て、実行のための道具を購入しようとホームセンターまで来た時に、

「あ、これは自分は、ヤバいのではないか」と思い、引き返し、

心療内科受診しました。

結果としては「統合失調症」と診断されました。

いろいろと耐えてきた結果、脳内物質の「ドーパミン」が異常に出ているため、

精神に異常をきたし始めているとのことでした。

ドーパミンを阻害するための「ドーパミン拮抗薬」を飲むと、

薬が効いている間は、嘘のようにスッキリして、

「ああ、この部署に来る前の、真人間感覚ってこうだったな」と思い、

ただ、病気になった自分を悔やむだけでした。

その後、部署異動を待つのは長すぎると思い、

2年半程で、会社を辞めることにしました。

その後、入院することな実家で1か月ほど静養した後、

薬が効いている間は、普通に活動ができるようになったので、

いまは派遣会社で働いております

-------

僕が伝えたいことは、2点ほどあって。

まず、心療内科先生が言っていたのですが、

統合失調症は、原因もわかってきて、現在は治る病気とのことです。

厚生労働省サイトにもいろいろ書いてあるので、

「ああヤバい」と思ったら、すぐに受診するのが良いと思います

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_into.html

あと、我慢しても良いことは無く、先に身体ダメになることがあるので、

逃げられるなら、逃げるべきだということです。

僕も次は、逃げようと思います

Permalink |記事への反応(0) | 21:01

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2015-09-05

メンタルヘルス周辺領域略語

A

A:合理的な大人の心 [Adult](エゴグラム

ABA: 応用行動分析 [Applied Behavior Analysis]

AC:従順子どもの心 [Adapted Child](エゴグラム

AC/ACoD/ACoDF:アダルトチルドレン [Adult Children of Dysfunctional Family]

ACT:アクセタンス&コミットメントセラピー [Acceptance and Commitment Therapy]

AD:アスペルガー障害 [Asperger disorder]

ADD: 注意欠如障害 [Attention Deficit Disorder]

ADHD: 注意欠如・多動性障害 [Attention Deficit / Hyperactivity Disorder]

AN: 神経性無食欲症 [Anorexia nervosa]

AS:アスペルガー症候群 [Asperger Syndrome]

APD:回避性パーソナリティ障害 [Avoidant Personality Disorder] /不安パーソナリティ障害 [Anxious Personality Disorder]

ASD:自閉症スペクトラム障害 [AutisticSpectrum Disorder] /急性ストレス障害 [Acute Stress Disorder]

ASPD:反社会性パーソナリティ障害 [Antisocial Personality Disorder]

ASPS:睡眠相前進症候群 [Advanced sleep phase syndrome]

AUD:アルコール使用障害 [Alcohol use disorder]

B

BD:双極性障害 [Bipolar disorder]

BDD: 身体醜形障害 [Body dysmorphic disorder]

BN: 神経性過食症過食症) [Bulimia nervosa]

BPD:境界性パーソナリティ障害 [Borderline Personality Disorder]

BPRS: 簡易精神症状評価尺度 [Brief Psychiatric RatingScale]

BT:行動療法 [Behavioural Therapy]

C

CBT:認知行動療法 [Cognitive Behavioral Therapy]

CCT: 来談者中心療法 [Client-Centered Therapy]

CDD: 小児期崩壊障害 [Childhood Disintegrative Disorder]

CFIDS: 慢性疲労免疫不全症候群 [Chronic Fatigue and Immune Dysfunction Syndrome]

CFS:慢性疲労症候群 [Chronic Fatigue Syndrome]

CP:臨床心理士 [Clinical Psychologist] /脳性麻痺 [Cerebral palsy] / 厳格な親の心 [Critical Parent](エゴグラム

C-PTSD:複雑性PTSD [Complex post-traumatic stress disorder]

CT:認知療法 [Cognitive Therapy] /コンピュータ断層撮影 [Computed Tomography]

D

DA: 発達年齢 [DevelopmentalAge]

DBT:弁証法的行動療法 [Dialectical Behavior Therapy]

DCD: 発達性協調運動障害 [Developmental coordination disorder]

DESNOS:特定不能の極度ストレス障害 [Disorder ofExtreme Stress nototherwise specified]

DD:解離性障害 [Dissociative Disorder] /気分変調性障害 [Dysthymic Disorder] /発達障害 [Developmental disability]

DDNOS:特定不能の解離性障害 [Dissociative disorders nototherwise specified]

DD-NOS:特定不能のうつ病障害 [Depressive disorder nototherwise specified]

DID:解離性同一性障害 [Dissociative Identity Disorder]

DIQ: 偏差知能指数 [Deviation IQ]

DMDD:破壊的気分調節不全障害 [Disruptive Mood Dysregulation Disorder]

DPD:依存パーソナリティ障害 [Dependent Personality Disorder] /抑うつパーソナリティ障害 [Depressive Personality Disorder]

DSM:精神障害の診断と統計マニュアル [Diagnostic and StatisticalManual of Mental Disorders]

DSPS:睡眠相後退症候群 [Delayed sleep phase syndrome]

DQ: 発達指数 [Developmental Quotient]

E

ECT:電気痙攣療法 [Electroconvulsive therapy]

ED:摂食障害 [Eating Disorder] /勃起障害 [Erectile Dysfunction]

EEG:脳波 [Electroencephalogram]

EFT:感情焦点化療法 [Emotionally focused therapy]

EMDR: 眼球運動による脱感作と再処理法 [Eye Movement Desensitization and Reprocessing]

EPS:錐体外路症状 [extrapyramidal symptom]

EUPD:情緒不安定性人格障害 [Emotionally Unstable Personality Disorder]

F

FAS:胎児アルコール症候群 [Fetal alcohol syndrome]

FASD:胎児アルコールスペクトラム障害 [Fetal AlcoholSpectrum Disorders]

FC:自由子どもの心 [Free Child](エゴグラム

FD: 注意記憶 [Freedom from Distractibility](WISC)

FIQ:全検査IQ [fullscale IQ]

FM:線維筋痛症 [Fibromyalgia]

FMS:線維筋痛症 [Fibromyalgia Syndrome]

FT:家族療法 [Family therapy]

FXS:脆弱X症候群 [fragile X syndrome]

G

GAD:全般性不安障害 [Generalized Anxiety Disorder]

GH:幻聴 [Gehörshalluzination]

GID:性同一性障害 [Gender Identity Disorder]

GLA:全般性不安障害 [Generalized Anxiety Disorder]

H

HFA/HA:高機能自閉症 [High-Functioning Autism]

HFPDD:高機能広汎性発達障害 [High Functioning Pervasive Developmental Disorder]

HPD: 演技性パーソナリティ障害 [Histrionic Personality Disorder]

I

IBS:過敏性腸症候群 [Irritable Bowel Syndrome]

ICD:疾病及び関連保健問題の国際統計分類 [International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems]

ID:知的障害 [Intellectual Disability]

IP:患者とみなされた人 [Identified Patient](家族療法での用語

IQ:知能指数 [Intelligence Quotient]

J
K

K-ABC: [Kaufman AssessmentBattery for Children]

L

LD:学習障害 [Learning Disabilities]

M

MA:精神年齢 [mentalage]

MAO: モノアミン酸化酵素 [monoamine oxidases]

MAOI: MAO阻害剤 [monoamine oxidase inhibitor]

MBCT:マインドフルネス認知療法 [Mindfulness-based cognitive therapy]

MBSR:マインドフルネスストレス低減法 [Mindfulness Based Stress Reduction]

MD:仮面うつ病 [masked depression]

MDD: 大うつ病障害 [majordepressive disorder]

MDI:躁うつ病 [ManicDepressive Illness]

MR:精神発達遅滞 [mental retardation]

MRI: 核磁気共鳴画像法 [magnetic resonance imaging]

MSLT: 反復睡眠潜時検査 [multiple sleep latencytest]

MTBI:軽度外傷性脳損傷 [mildTraumatic Brain Injury]

N

NaSSA:ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動抗うつ薬 [Noradrenergic and specific serotonergic antidepressant]

NDRI:ノルアドレナリンドパミン再取り込み阻害薬 [Norepinephrine-Dopamine Reuptake Inhibitors]

NLP:神経言語プログラミング [Neuro-Linguistic Programming]

NP:保護的な親の心 [Nurturing Parent](エゴグラム

NPD:自己愛パーソナリティ障害 [Narcissistic Personality Disorder]

NT:物語療法/ナラティブセラピー [Narrative therapy]

O

OCD:強迫性障害 [Obsessive Compulsive Disorder]

OCPD:強迫性パーソナリティ障害 [Obsessive-Compulsive personality Disorder]

OT:作業療法 [Occupational therapy] / 光トポグラフィ [optical topography]

OTC: 市販薬 [Over The Counter]

P

PANSS: 陽性・陰性症状評価尺度 [Positive andNegative SymptomScale]

PCA:人間中心療法/パーソンセンターアプローチ [Person-Centered Approach:PCA]

PD:パニック障害 [Panic disorder] /パーソナリティ障害 [Personality disorder]

PDD:広汎性発達障害 [Pervasive Developmental Disorder]

PDD-NOS:特定不能の広汎性発達障害 [Pervasive Developmental Disorder - NotOtherwise Specified]

PDNOS:特定不能のパーソナリティ障害 [Personality Disorder NotOtherwise Specified]

PE: 持続エクスポージャー法 [Prolonged Exposure]

PET:ポジトロン断層法 [positronemission tomography]

PIQ: 動作性IQ [performance IQ]

PMDD:月経不快気分障害 [Premenstrual Dysphoric Disorder]

PMS:月経前症候群 [Premenstrual Syndrome]

PMT:月経前緊張症 [Premenstrual Tension]

PO: 知覚統合 [perceptualorganization](WAIS / WISC)

PPD:妄想パーソナリティ障害 [Paranoid Personality Disorder]

PS: 処理速度 [processing speed](WAIS / WISC)

PSD:心身症 [Psychosomatic disease]

PTG: 外傷後成長 [Post Traumatic Growth]

PTSD:心的外傷後ストレス障害 [Post-traumatic Stress Disorder]

Q
R

REBT: 理性感情行動療法 [Rational emotive behavior therapy]

RLS:むずむず脚症候群 [restless legs syndrome]

RT:現実療法 [Reality therapy] /論理療法 [Rational therapy]

S

SA:システムズ・アプローチ [Systems Aproach]

SAD:社会不安障害 [Social Anxiety Disorder] /季節性情動障害 [Seasonal Affective Disorder]

SARI: トリアゾロピリジン抗うつ薬 [Serotonin antagonist and reuptake inhibitor]

SAS:睡眠時無呼吸症候群 [Sleepapnea syndrome]

SD: 身体表現障害 [Somatoform Disorder]

SDA:セロトニンドパミン拮抗薬 [Serotonin-Dopamine Antagonist]

SLD: 限局性学習症/限局性学習障害 [Specific learning disorder]

SLTA: 標準失語症検査 [Standard LanguageTest of Aphasia]

SMIT:自己洞察瞑想療法 [Self Insight Meditation Technology/Therapy]

SNRI:セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬 [Serotonin and Norepinephrine Reuptake Inhibitors]

SPECT:単一光子放射断層撮影 [Single photonemission computed tomography]

SPD:スキゾイドパーソナリティ障害 [Schizoid Personality Disorder] /サディスティックパーソナリティ障害 [Sadistic Personality Disorder]

SRS:性別適合手術 [Sex Reassignment Surgery]

SSRE: 選択的セロトニン再取り込み促進薬 [Selective serotonin reuptakeenhancer]

SSRI: 選択的セロトニン再取り込阻害薬 [Selective serotonin reuptake inhibitors]

SST:ソーシャルスキルトレーニング/社会生活技能訓練 [Social Skills Training]

T

TA:交流分析 [Transactional Analysis]

TBI: 外傷性脳損傷 [Traumatic brain injury]

TCA: 三環系抗うつ薬 [Tricyclic Antidepressants]

TS:トゥレット症候群 [Tourette Syndrome]

U
V

VC:言語理解 [verbal comprehension](WAIS / WISC)

VIQ:言語性IQ [verbal IQ]

W

WAIS: ウェクスラー人知検査 [Wechsler AdultIntelligenceScale]

WHO:世界保健機関

WISC: WISC知能検査 [WechslerIntelligenceScale for Children]

WPPSI: WPPSI知能診断検査 [Wechsler Preschool and PrimaryScale ofIntelligence]

WM:作動記憶 [working memory](WAIS)

X
Y
Z

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