Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「拍手」を含む日記RSS

はてなキーワード:拍手とは

次の25件>

2025-11-24

あの頃の初音ミクはどこへ行った?ミクは自由であってほしい。 そして、自由象徴であった頃のミクも、忘れないでほしい。

俺は十五年以上、初音ミクと共にいた。

ニコニコの青白い画面の前で夜を明かし、拙くも心をえぐるボカロ曲に涙し、MMDの海に溺れ、イベントがあると聞けば財布の悲鳴無視して飛んでいった。

——つまり、そういうタイプの“古参オタク”だ。

そんな俺からすると、プロセカという作品は、どうにもこうにも「時代象徴」みたいな顔をしている割に、根っこの部分でミクの本質を見落としている気がしてならない。

■ ミクを“キャラ萌え商材”にするな

プロセカを立ち上げて最初に思ったのはこれだ。

「ミク、なんか……“キャラ”になってないか?」

俺はミクのことを、特定個性押し付けられない“器”として愛してきた。

個性からこそ、制作者の息遣いがそのまま魂になった。

そこに惚れてきたんだ。

だがプロセカのミクたちは、各ユニットごとに“性格”“役割”“立場”を割り当てられ、いわば「公式が決めたキャラ」として画面に立っている。

いやいやいや! それは俺たちの仕事だろ!?

ミクにどんな感情を持たせるか、どんな姿を想像するかは“創り手”と“聴き手”の間にあった秘密の遊びだったんだ。

それを「公式設定」として固定化するのは、古参からしたらめちゃくちゃ違和感あるんだよ。

■ 「歌って踊るミク」は好きだ。でも“アイドル化”は違う

プロセカの3DMVの完成度はすごい。

認める。そこは素直に拍手する。

だが、それは“ボーカロイド”というより“スマホアイドル”の文法じゃないか

俺らが愛したミクは、

制作者次第で天使にも悪魔にも、天才にも電脳怪物にもなる存在

だった。

なのにプロセカはミクを「可愛く踊るアイドル」として最適化しに行ってる。

それはそれで需要があるのはわかるが、あまりに“パッケージ化”されすぎて、ミク本来の「空白としての自由度」が薄れてしまう。

「ミク=アイドル」じゃなくて

「ミク=無限創作象徴

だったはずだろ?

プロセカから入った新規は悪くない。でも運営古参へのリスペクトが足りない

新規ファンはむしろ歓迎なんだ。

もっと広がってほしいし、ボカロ歴史が続くならそれでいい。

だが。

結局、古参を置いてけぼりにしたまま商業路線に突っ走ってないか

古い名曲を“プロカバージョン”に最適化し、アレンジし、テンポを変え、キャラに歌わせ、ストーリーに絡める。

それ自体理解できるが、時に原曲空気をぶち壊してしまうこともある。

「なぜわざわざ“プロセカ用”に変える必要があった?」

首をかしげる曲が、いくつあったことか。

■ 結局、プロセカは“ボカロ文化最前線”じゃなく“ソシャゲ市場最前線

プロセカはすごい。人気もある。盛り上がっている。

でも、それは

ボカロ文化前進」ではなく「ソシャゲ市場成功

ではないか

毎日ログインして、石を回収して、ガチャを引いて、イベントを走って、限定カードを集める。

それは「初音ミク」の文化じゃない。

スマホゲー」の文化だ。

ミクを軸にしつつも、本質ソシャゲのサイクルに完全に飲み込まれしまった。

俺たち古参が見ていた未来とは、ちょっと違う。

■ それでもミクが好きだから文句を言う

誤解しないでほしい。

俺はプロセカを“憎んでいる”わけじゃない。

しろミクが時代に合わせて進化していくことは素晴らしい。

ただ、

「ミクは誰のものでもない」

という大前提だけは、絶対に譲ってほしくないんだ。

ミクは企業キャラでも、スマホゲームキャラでも、誰かの所有物でもない。

世界中クリエイターファンが、

自由想像し、自由に作り、自由に愛せる、

永遠の空白”なんだ。

からこそ、そこに“公式設定”や“ガチャの都合”を上書きされると、古参は胸が痛むのだ。

ミクは自由であってほしい。

そして、自由象徴であった頃のミクも、忘れないでほしい。

Permalink |記事への反応(0) | 23:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-22

親友結婚式に呼ばれなかった

月曜の朝、ふとインスタを開くと大学から10年来の親友ストーリーが飛び込んできた。

結婚式しました!!!最高ーーーに楽しかった!関わってくれた皆に感謝!」

ねえちょっと待って。

呼ばれてないんだけど。

私は成人してから一度も知り合いの結婚式へ参列した事がなく、同級生結婚をインスタで知る事は日常茶飯事であった。

ーだが、10年来の親友となると話は別だ。

彼女との出会いは、私がまだ大学に入りたての頃、じゅけんきに通っていた塾にたまたま遊びに行った時、先生に「同じ大学を目指してる子がいるよ」と紹介され話したのが最初だった。

彼女は無事合格し、学年は違うものの専攻も同じで趣味も似ている事から意気投合した。卒業後も彼女引っ越しにより距離は離れたものの、フェスに行ったり飲みに行ったりと、私の中では頻繁に遊ぶ仲だった。

そんな彼女結婚式に呼ばれず、インスタのストーリーで知る事となるとは思いもしなかった。

し、親族だけで挙式したのかな!という望みも虚しく、しっかり親しい人は全員呼ばれていた。

席次表も名前を伏せた状態で公開されており、およそ60人規模程度の結婚式であったことがわかった。

彼女は交友関係が広く活発であったものの、友達ランキングの上位に入ってるものだと信じていた。

何も理由が思い浮かばない。

違和感があったとすれば、1年半前に遊んだのを境に連絡が途絶え、遊ぼうと誘えば雑に断られ、たわいもないメッセージ飛ばしても既読無視か途中で終わっていた事。また彼女入籍も同じくインスタで知ったという事くらいだ。

一生に一度のハレの日に呼ばれるような事をどこかで私はしてしまったのだろうか。そう考えると震えと涙が止まらないのだ。

何が1番怖いかと言えば、この事後報告を私も見ているインスタで公開してしまっているという事だ。彼女は私がひどく動揺し傷付いている事も知らずに、私以外の「皆」に感謝を述べていた。

私は軽音部であった事もあり、「結婚式で余興絶対披露するからね!」と盛り上がっていた事もあった。しかし私はイベント参加枠から落選していたようだ。

同じ境遇の人を探そうとするも、「そんな関係果たして親友だったのか」「よくある事ですよ」という類のコメントばかりで、私側に救いはなかった。

晴れ姿見たかったな。

直接拍手たかったな。

今日はい夫婦の日

彼女にとって私は友人ではなかったみたいだし、貴方と関わる事はもう叶わないけれど、この場を借りてお伝えさせてください。

結婚おめでとう。

Permalink |記事への反応(3) | 21:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-15

2025年11月13日LIVE HOLIC vol.42 producedby SPACE SHOWERENTERTAINMENT PRODUCING INC.

2025年11月13日LIVE HOLIC vol.42 producedby SPACE SHOWERENTERTAINMENT PRODUCING INC. 【LIVEACTsyrup16g/ZION@なんばHatch

毎度お馴染みの読む価値なしの個人的健忘録です。

私は割と長い間シロップファンをやっているので好きの温度も波があって最近ちょっと温度低めな感じだった為、帰りヤバそうだったら途中で抜ければ良いや…と思ってチケット取ったのにそう言う時に限って良番が巡って来ると言う…。しかしこんなチャンスも早々ないので押して帰れないのも念頭に入れて意地でも最後迄観て帰る!!と決めて最前で観る事に。最初ZIONなのは想定内だったか何となくこの辺りがマキさん前かな?って位置で待つ事に(結果マキさんど真ん前でした!!見放題!!)シロップライブハウス公演で初めて最前で観た!って思ったけどあったかもしれない…。2列目とかで観た記憶は沢山あるんだけど…昔の記憶ってどんどん消えてってるから…(老い)

ZIONは最新のアルバム自分的にかなりツボでこのアルバムから沢山やってくれると嬉しいなぁ〜と思ってたから沢山やってくれて嬉しかった!!一曲から聴きたいと思ってたHoney Lonelyで歓喜!!光村さん歌相変わらずうめぇ〜!!しかライブ聴く田中さんみがすごい…笑 Newel仕草とかも田中さん彷彿とさせてちょっと笑ってしまう程だった…。Christmasは光村さんがキーボードを弾いてほぼ弾き語りって感じで歌の上手さが際立っていた…。本当に上手い…。Memuro Hill、ライブで聴きたかったので聴けてめちゃくちゃ嬉しい。本当に良い曲だなぁ。北海道景色が目の前に浮かぶような美しい歌詞メロディーが素晴らしい。

Apple Valleyのセッション前のシャウト、本当に田中さんなの!?ってなってしまった…笑 これは田中さんが溺愛するのも納得だな〜…笑 前にバインとの対バンで観た時に櫛野さんのギター好きだな〜と思ったけど今回もめちゃくちゃ好みのギターだ!!って感じた。上手いってのは前提として弾くフレーズとかが好きなのかも。光村さんが「五十嵐さんとはかれこれ20年ぐらい前にお世話になって…電車で送ってもらったり…」って話したら笑い起こってた(多分電車で送るとは??って事だと…)私はUKPラジオ事前に聴いてたので内容把握してたからあれだけど初めて聞くと確かに違和感あるかも…笑 「朝まで飲んで…千葉に住んでたんで…五十嵐さんには嘔吐(吐瀉)した時に介抱してもらったり…早く東京来なよって言ってもらったりしました」的な話してた。「前のバンド(NICO)では対バンした事なくて…縁(えにし)ってあるんだと言うか…縁って巡ってこうやって今日に繋がるんだな…って」って話してて何か勝手にじーんとしてしまった笑ZION、前に観た時よりかなり好みな感じで終始楽しかった!バインとの対バン行けば良かったなぁ…。

以下、セットリスト(勿論エゴサしました)

1.Honey Lonely

2.Mothership

3.Dream Come Through

4.Newel

5.Jigsaw

6.Christmas

7.Memuro Hill

8.Apple Valley

転換が10分ぐらいで素晴らしい…。出てくる時に「うわっ!」って五十嵐さん?ぽい声がして躓いた?みたいな音がして先に出てきてた中畑さんが後ろ振り返って見てたか大丈夫かな?って思ったけど手をぐるぐる(?)させて(安定の下を向きながら)出てきたか安心した笑 マキさん髪の毛すっきりしててこれもカッコ良い!!五十嵐さんは髪の毛パーマ?なのかな?天パかもだけど…割と爆発してたね…笑 やっぱりサラサラの時は髪質改善をやっているとみた。中畑さんは安定のGVLSのツナギ最近鬼太郎みたいな髪形やめたんだなぁと気付いた(遅)

1曲目がClassic soda&Honeymoonで意外なセットリスト!!これは今日期待出来るかも!?と思った。この時点では演奏も歌もすごす良くて今日調子良いな〜と思ってたんだけど…。この曲久しぶりに聴いた気してたけど私はどんどん忘れていくので勘違いかもしれない…。でもすごく良かった。

2曲目イエロウ。イエロ!?攻めのセットリストだな!?テンション上がって一人頭を振り乱す…笑中畑さんのハモリが美しい。そしてマキさんのベースが最高…。ギターソロ完璧だった。

3曲目生活生活かぁ〜とか思ってしまってすみません…って気持ちだけど個人的お腹一杯曲なんだよなぁ…。マキさんのベース(と言うか運指)をガン見する。ギターソロめちゃくちゃに弾けててこちらもガン見してしまった笑

4曲目 I'm劣勢。うおー!!熱い選曲キター!!って感じでテンション上がる。曲の入りのベース大好き!!また1人だけ頭を振り乱す…笑 この日のI'm劣勢すごい良かったなぁ…。演奏も歌もめちゃくちゃ良かった。「バイト面接で君は暗いのかって 精一杯明るくしてるつもりですが」が聴けて非常に満足笑 この曲迄はかなり調子良さそうに聴こえてたんだけど…

5曲目 神のカルマ。この曲は定番曲の中でも好きな曲なので何回聴いても良い…笑 マキさんのベース気持ち良い。「最新ビデオ〜」の辺りから声が出てなくて大丈夫かな?と思ったけど、この時はまぁキーも高いしなぐらいにしか感じてなかったんだけど…ライブで良く歌う最後ファルセットの部分を中畑さんが歌ってて五十嵐さんの代わりに歌ってる!?と(この時点では)驚いた。中畑さん本当に美しい歌声だね…。

6曲目 Murderyou know。意外過ぎる選曲その2。darcの曲、リリースした時以来長い間セットリストから外れてたイメージから聴けるの嬉しい。ちょっと演奏し慣れてなさは感じるけど、定番曲ばっかりじゃなくてこうやって再結成後の曲もセットリストに入れてくれてるの前向きな感じがして良い。中畑さんのハモリ「これじゃない これじゃない感」が聴けて私は大変満足です笑

7曲目share thelight再結成直後から数年は割と頻繁に演奏してたイメージだけど、近年はセットリストから外れた印象だったか中畑さんのバズドラ聴くテンション上がるし、イントロギターカッコ良かった。エゴサとかほとんどしてないから分からないんだけど、何か曲の途中、変と言うかちょっと変わった感じになってなかった…??私はマキさんを見てた(安定の人間です)んだけど「ん?」みたいな感じで五十嵐さん見ててベースギターが合わなくなった瞬間があった様に感じたんだけど…アレンジなのかな…?中畑さんは下向いてバズドラ踏んでたからその辺りよく分かんない…。マキさんが合わせて何とか曲が繋がった様にに私は感じたんだけど…。あとこの辺りから五十嵐さんの喉に不穏な感じが全面に出てきてた気がする(聴いてた時はまぁそう言う事もあるよね〜みたいにしか思ってなかったけど…)

8曲目Anything fortoday。始まった瞬間、この曲やるの!?嬉しい!!と思ったんだけど明らか声出なくなっててめっちゃ裏返ってるし、これ歌い続けられる…??って不安になってこの時ばかりは五十嵐さんを見つめ続けてしまった…。お客さんも固唾を呑む感じで一気に緊張が走ったような空気フロアに漂う…。演奏はめちゃくちゃ良かったから尚更目立つと言うか…よりにもよってこんなファルセット多用する曲で…。ハラハラし過ぎて無意識に手を握りしめてしまっていた…。

9曲目ハミングバードハミングバード前にMCと言う名の休憩を挟む…。五十嵐さんがひたすらに発声確認してて胸がぎゅっとなった…。高い声を出そうとすると裏返ってしまって中々曲に入る感じじゃなくて、中畑さんもタイミング伺ってるのが伝わってきた。声が裏返ってしまった時に笑いが起こってたんだけど個人的にめちゃくちゃ許せなくて心の中で笑うな!!ってブチ切れていた…。必死に声出して少しでも良い状態で歌おうってしてる五十嵐さんに失礼過ぎる。大昔の私だったらこの状況に対して「プロなんだから…」って思ったかもしれないけど、五十嵐さんがどうにかしようと頑張ってるのは見てとれていたので…。私はシロップなら何でも全肯定ファンではないから未だに普通にムカつく時もあるけど今回ばかりは心配が先立ったな…。何とか歌い出したは良いものの出だしから声が裏返ったりめちゃくちゃキツそう…。割とキー高めの曲だしかなり苦しかった印象…。何とか歌い切った感じでこの曲やってる時の会場の緊張感ヤバかった…。最後の「ラララ〜ラ」の部分を中畑さんが代わりに歌ってて😢な気持ちに…。打ち合わせとかもなしで咄嗟にこの行動がとれるの、ずっと一緒にバンドやってきたからなんだろうなぁ…。

10曲目 coup d 'Etat〜空をなくす。ドラム始まった瞬間、その曲歌える!?やめた方が良いのでは…?と本気で思ったし、五十嵐さんがしゃがみ込んで口にタオルあてながら真っ黒い目で1点を見つめてて心折れてないかキドキ(マキさん側にいたので表情が見えたけどあの表情は本当に心配になった)しながら見てたけど、歌い出したら声は少しガラガラだったけどバキバキな声出してきてその声を聴いた瞬間、それまでちょっと心配そうな感じ?の表情だった中畑さんが「キター!!」って感じのにかーって笑顔になって、うわ〜シロップだ〜!!って思った(これ伝わって欲しい感情なんだけど文字だと伝わらないかも…)coup d 'Etat歌ってる時に中指立ててた五十嵐さん笑ったけど、本当に演奏も歌もキマッてて最高にテンション上がった…。これぞsyrup16gってのを見せつけられた感じがしたなぁ…。捌ける時土下座してその後も手を合わせてずっと謝ってて気にしないでくれ〜!!って心の中で思ったし、声には出せないけど精一杯の拍手感謝を伝えた。

En.落堕。中畑さんが1人で出てきてドラムからスタート。落堕、いつ聴いてもカッコ良いわ…。その後マキさんが登場。手をあげて挨拶してて普通にテンション上がって今日イチのリアクションを取ってしまった…笑中畑さんを指さして会場を沸かせてからベースで入ってきたんだけど、も〜!!めちゃくちゃカッコ良くて「カッコ良い!!」ってバカでかボイスを出してしまい…。毎回書いてる気がするけど、落堕って他の楽曲に比べて桁違いで完成度が高い…笑 単純にやってる回数が違うんだろうけど、本当に演奏として固まっててカッコ良いんだよなぁ…。だから普通バンドぐらい活動してライブやってればどんな曲もこれぐらいのクオリティでいけるって事なんだろうなぁ…とは感じている…笑最後五十嵐さんが「ごめんやで」ってマイク通して言ってて少し胸が痛んだけど、あまり気にしないで欲しい…。と言うか昔は本当にやる気ないライブとかしてた時もあって(個人的に感じただけでそうじゃないと言われればそれまでだけど…)めちゃくちゃムカついてたりしたので、それに比べたら紳士姿勢見せてくれてるだけで全然違う感情になれるものなのです…。あと単純に自分も丸くなったってのもある笑

以下、覚え書きMC等。

·五「(ZION)素晴らしかったね、自分達よりずっと大人音楽やってて…何か恥ずかしくなっちゃった…」「(自分達は)昔から(やってる音楽)変わってなくて…」って言ってて笑った。中畑さんも笑っていた。

·中「年齢だけは…(ZIONより)上ってだけで…」五「喋ってて分かるもん、かしこい。…(そう言う風には)なれなかった…」

·中畑さんと五十嵐さんの話出しが割と被ってて始めて見る人よろしくって感じの所がハモってて笑う。

·MCに入った時(五十嵐さんの声が飛んじゃって出なくなった辺り)中「こう言う所(すぐMC挟む)が歳上です笑」って和ませようとしてて流石だなぁと感じる。マキさん「足つったりね」中「ライブ中、足つる人います?(フロアに問いかける感じ)」→誰もいない笑→マキさん「いないか…笑」って2人とも五十嵐さんが発声してる時に繋いでてシロップでもこう言う光景を見る日が来るんだなと思ったりした。

·中「しんどい人居ませんか〜?」→マキさんと五十嵐さん両方手をあげる→中「キタダさんしんどいがっちゃんしんどそう笑」

·途中五十嵐さんが「だめだぁ…」って弱々しい声出してて心折れないで!!って心の中で祈った…。最後までステージに立ってくれてありがとう

·マキさんど真ん前だったので運指見放題でめちゃくちゃ見てたんだけど、本当にあの手と手首の動きどうなってるんだろう…ってくらいヌルヌル動く…。マキさんの弾くベース大好き…。

·ニコニコ笑顔お手振りする中畑さん、相変わらず可愛いですね…。50歳過ぎたおじさんに可愛いとう表現申し訳ないけどそれ以外の表現が思いつかない…。

·最前だとメンバー同士がアイコンタクト取ってたりするのが見れて良い。そう言うのを見るのが好きなので…笑

·マキさんが五十嵐さんの発言(どんな内容だったかは忘れた笑)に笑ってて良い雰囲気だ…と安心(?)する等。何か何年経っても解散直前?辺りのギスギスした何とも言い難い空気シロップが頭から抜けきらない部分があるので…。

最初に書いた通り、熱量的に下がってきてる時だったので楽しめるか若干不安だったんだけど、ZIONの素晴しい演奏最高だったし、やっぱりシロップ音楽が好きで一番好きなバンドだなと感じた。良くも悪くもここまで感情さぶられるバンドって私の中ではいない。今回トラブルはあれどセットリストもすごく良くて本当に行って良かったなと思った。今年は近年のシロップの中でも沢山ライブをやった年だと思うし、本当五十嵐さんにはお疲れ様って言いたいしありがとうって気持ちです。来年の予定も発表されて、そう言う前向きな姿勢を見せてくれるの素直に嬉しい。私も活動してくれる限りついていける所まではついてきいたいなぁと思っている。

最後セットリスト

1.Classic soda&Honeymoon

2.イエロ

3.生活

4.I'm劣勢

5.神のカルマ

6.Murderyou know

7.share thelight

8.Anything fortoday

9.ハミングバード

10.coup d 'Etat〜空をなくす

En.

1.落堕

Permalink |記事への反応(0) | 18:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

天使のたまご+押井監督舞台挨拶

エヴァ旧劇を見に行った際、予告が流れたので見てみることに

押井監督なのは知ってたが観たことなく、キャラデザ天野とはその時知った

攻殻とかパトレイバーも名作だけどワイは御先祖万々歳や立喰師好きな人間。長台詞タマラン

しかし、公式サイトだと昼の部があるのに映画館サイトではレイトショーしかない

舞台挨拶付きなので通常上映とは別映画扱いになってたことに気づく

そして前日夜に残席僅か、席を見ると残り7席。いっそ満席なら諦めつくのにと思いながら、朝早く起きて映画館に。

残り3席。ギリギリ間に合った。どれも不思議と端から一つ空いた席。一人客が多いということか。

注文票でグッズを注文する形式だが、パンフレットの見本がグッズ売り場にない。ただ、売り場に行けば普通に買えた。旧劇の時もパンフレットはないものと思ってたが買えてたのかもしれない。ここは改善しちほしい。

で、そこら辺ウロウロしてオヤツ食ったりして。

5分前に付くはずが、ビルを1区画間違えており上映時間丁度に付いてしまった。焦ったが予告の時間があったので間に合った。

ビデオ中継と思ったら椅子パネル舞台にある。まさか押井!?でもそれなら当日券取れるはずが…ぶらどらぶがアレだったからか…??と考えつつ上映を待つ(後から考えると多分天使のたまごがアレだからか)

上映が始まっても椅子パネルが置いてあり、そういう演出かと思ったらスタッフ撤収。上映後に謝罪があった。

登場人物2名(実際は声なしモブはいるが)ってのは潔い。

作画もいい…が、かなり長くセリフなしで進むからただただワカラン!水の作画とか、兵藤まこの表情とか風景はよい。

んだけど、やっぱわかんねえな~。ガラス瓶を集めてるのと、廃墟っぽい都市根津甚八出会っても特に展開はない。兵藤まこが思ったより小さくてビビる貴方は誰?つっても答えねえもん。でも、そもそも自分が誰かもわからないらしい。じゃあしかたねえ…か??魚が出る、ってことで兵士?が捕らえようとするが影なのでつかまらず。こいつはシーラカンスっぽい。思わず根津甚八にすがり付くまこがかわヨ

根津甚八ノアの方舟の話をする。旧約聖書モチーフね。分からんが分かりやすくなった。両手ケガしてるっぽいのは聖痕?つーことはこいつらツガイだったり?

洞窟?の螺旋階段にビンがならべてあったりアンモナイトやらの化石があり。天使?の化石もある。なんか旧約聖書天使っぽいな

焚き火のシーン、舞台挨拶でダレ場としてワザと長くしたという話があったが、個人的にはカヲル君握り潰すシーンを連想。時期的にはこっちが先か。寝てるスキにたまご潰すのはレイプメタファーとかじゃあるまいな?

これで雨が止まった?んだろうか起きたとこで冒頭のリフレインやな、まさかループ?と思ったけどたまごがないから違う。叫び声は寝てるヤツの嫌がらせだろ

で、まこが根津を追いかけて、まだ近くにいるんかよ?いた!えっ転落??あったまご!!いや、ちょっと待…あっ冒頭のバックベアードみたいなヤツ…えっ銅像エンドですか!?最後に島自体が方舟と解る。舞台挨拶で言ってたが、ここが長いのは尺が余ったかららしい。

んー…旧劇とタローマンのが解りやすかったゾ…エンタメというか商業作品として…ん~

見終わって拍手するが苦笑

で、冒頭のミス謝罪舞台挨拶。おお、生押井だ!撮影禁止だけど後で撮影タイムがあるとアナウンス(有難い)

本とかだと女性の相槌で毒舌ぽくトークしてるが、あれもサービスというか営業なんだろうな。トークが意外にも(と言うと失礼だが)巧い。オチもつけるし笑いも取る。監督は説得する仕事、どの作品も業とダレ場を作ってる、スタッフ関係者試写会拍手が起きなかったのはこの作品だけ、など。方舟オチが当時あまり通じなかったと言う話があり、俺初見でわかったモンニ!と優越感。

撮影タイムたまごを抱いて撫でる押井監督。後ろの席だし安いスマホなので画質は悪いが何枚か撮影

思いがけず生の押井監督が観れてよかった。

Permalink |記事への反応(0) | 16:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-12

お前らほんとにマムダニ市政が成功すると思ってる?

はてな民が絶賛してるのでこれはやばそうだぞって思って調べたけど

当選直後のマムダニ批判的なアメリカ人のまとめ(つまり執政前の批判論陣まとめ)はこんな感じ。

    

   

問題発言

1.警察治安関連

2020年6月

 X投稿:「NYPDを解体せよ(Defund & Dismantle theNYPD)」

 →選挙中も削除せず残したまま   

2021年7月

 X投稿:「NYPDは人種差別主義者ホモフォビアトランスフォビアだ(TheNYPDis racist, homophobic, and transphobic)」

 →選挙戦で共和党が全米CM使用

2024年10月市長選討論会

 「私はNYPDを敵視していない。個々の警官謝罪する」

 →過去発言との矛盾を突かれ「フリップフラッパーご都合主義)」と批判殺到

   

2. 9/11関連

2021年9月11日

X投稿:「私は9/11の日に父の親友を失った」

 →2025年10月NYポストが完全否定報道

・父の親友存在せず

「父が語った話」と後で訂正したが、完全に虚偽と確定

  

3.イスラエルパレスチナ関連

2023年11ホワイトハウスハンガーストライキ

 「ガザで起きているのはジェノサイドだ。アメリカ共犯だ」

 →ユダヤ系団体から血の中傷」と猛反発

2024年3月

 X投稿:「シオニズム白人至上主義と同じだ」

 →ADL(反デファメーション連盟)が「反ユダヤ主義教科書的例」と指定

2024年6月

 ラジオインタビュー:「パレスチナ自由が訪れるまで武装抵抗を支持する」

 →共和党が「テロ支持」と全米広告拡散

  

4.過激スローガンラップ時代2010年代

2017年ラップ曲『Kill Your Landlord』

 歌詞抜粋

 「家賃を払うな、大家を殺せ/燃やせ、破壊

 →選挙中もYouTubeに残っており、共和党が「暴力扇動」と攻撃

 

5.移民国籍関連

2025年10月討論会

 不法移民ニューヨーカーだ。運転免許投票権も与えるべき」

 → クオモ陣営が「アメリカ市民権破壊する」と反撃

   

6. その他の暴言

 •2022年ブルックリンユダヤ人地区占領地だ」

 •2023年:「イスラエルアパルトヘイト国家であり、存在する資格がない」

 •2024年:「トランプ支持者は全員ファシストだ」

選挙後の最新発言2025年11月5日)

   

勝利演説で突然穏健化

「私はすべてのニューヨーカー代表する。ユダヤ人警官も含めて」

過去発言とのギャップから当選した途端に偽善者になった」とXでトレンド1位に

  

 

所感

個人的には1と5があまりにもヤバい社会破壊するものだと思う。

けどアメリカでは2の911で嘘ついてたのが心象的にでかいらしい。

  

意味がある可能性があるのは4で、

家賃があまりにもどんどん上がって悪い資本主義から殺せってなるのは

支持者の気持ちはよくわかる気がする。

  

とはいえ家賃抑制ものすごく難しくていろんな国で失敗してるのはご存知の通り。

そこに対してなんか実行可能アイデアがあるように見えない。

現実的な腹案を述べてるのが見つからない)

     

金持ちユダヤをあまりにも真っ向敵に回して調停的な施策も打てない・打たないのだろうし

有言実行の男なら南アフリカみたいに社会ぶっ壊しながら富裕層資産没収して追放

めげる男なら不法移民呼び込みとか警察解体とか比較的実行難度軽いことだけ実行になるのでは。

 

どっちにしても退任後に残されるのは第三世界っぽくなったニューヨークだと思う。

 

はてな民はこういう破滅ではない、ニューヨークアメリカにとってより良い未来ルートを考えられるからマムダニを褒めてんの?

それとも単に、「希望戦争。」みたいなノリでカタストロフの予感に拍手してんの?

意見を聞きたい。

  

  

イスラエル関連

あとはてな民は3と6を褒めたたえるのだろうけど

この論点は市政の能力と直接関係ないので

ここについてのスタンスで票が増えたのだとすれば

しろその分だけ市長としての能力適性に疑問点が増えるやつだと思う。

 

またそもそもはてな民て5年前なら

イスラエル批判(昔から全然行方正な国家でも民族でもねーと思う)なんて許さずに

批判した側を差別主義者として石打刑にして善人顔作ってたと思う。

 

はてな民のそういうスタンスって大した思考検討があるわけでもなくて

端的に無価値だよね。

 

Permalink |記事への反応(10) | 12:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-11

エレベーター

1話 スタジオ

エレベーターというのは不思議空間だ。

人がぎゅうぎゅうに詰まっていればあきらもつくのだが、ひとりきりで乗ると、あの箱の中は、ちょっとした自分専用のスタジオになる。

わたしローファーがそっと床をたたく。コトン。ドン。――あの低い響きがいい。まるでバスドラム

自然と手が動く。指先で軽くリズムを刻む。床の下は空洞なので、やけに低音がよく響くのだ。これが妙に気持ちいい。次に手でリズムをとる。パパパン、パパパンパン自然お気に入りサンバリズムになる。あとはもう止まらない

――ドンパンドンパン

まるで小さなドラム練習室だ。

途中でふと思う。もし監視カメラ映像を見ている人がいたらどう思うだろうか。

「またやってる、あのローファーの人」

なんてあだ名がついているかもしれない。だが、そんなことはどうでもいい。あの数秒間の“無重力時間”を、ただ上品にじっと立って過ごすなんてもったいないわたしにとってエレベーターは、心のメトロノームを整える大切な装置なのだ

演奏もノッてきて、いまにも踊りだしたい気分のなか、ピン、という到着音が鳴る。

ドアが開く。演奏は終わる。

ドラムス、わたし。観客、ゼロ拍手ゼロ。だが、なぜか心はちょっとだけ晴れやかだ。

何事もなかったように髪を直し、まっすぐ前を向く。

外の世界に出ていくわたしの足元では、ローファーがまだ、ほんの少しだけ跳ねている。



ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第2話 文明の衝突

――エレベーターというのは、社会の縮図である

たかが十数秒の移動時間に、上下関係礼儀作法も、そして日本独特の「気づかい文化」も、すべて詰まっている。

欧米では女性と乗り合わせた男性は奥に立ってはいけないという。

女性の背後に男性が立つと不安を与える――そういう理屈らしい。だから女性はドアのそば男性は奥へ。それでバランスがとれる。

だが日本では、事情がまるで違う。

ここでは、奥が“上座である上司や来客を奥へ通し、目下の者が手前で「開」ボタンを押す。つまり最後まで残ってボタンを押す者こそが、いちばんの下座なのだ

ある朝、会社ビルでのこと。

わたし男性上司と数人の同僚と乗り合わせた。

エレベーターが動き出すと、自然に手前の位置に収まり、指を「開」ボタンに添える。

――目下の女性は、番人のようにドアの手前に立つ。

最後の瞬間まで(開)を押し続け、すべての人が安全に降りるのを見届ける。

そして、最後自分が降りるその刹那、体をよじらせてまで(閉)ボタンを押す。

去りゆく背中に向けて、残された人たちが少しでも快適であるように。

それが、ささやかだが確かな、日本文化である

ピン、と到着音。

ドアが開く。上司が降り、同僚が降り、わたしが残る。

手の中の「開」ボタンが、少しだけ温かい

最後に指先をひねるようにして(閉)を押すと、ドアはすっと静かに閉まった。

――誰も気づかないほんの一秒の所作

けれど、その一秒のために、日本エレベーター今日も穏やかに上下しているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第3話 ゴミ

――朝のエレベーターほど、社会の縮図を感じる空間はない。

まだ頭のエンジンがかかりきっていない時間帯に、人と人とが沈黙のまま、数平方メートルの箱の中で呼吸を合わせる。

そんな朝に限って、なぜか私は両手いっぱいにごみ袋を持っている。しかも三袋。

いつもはこまめに出しているのに、今朝に限って溜まっていた。

昭和のころなら「燃える」「燃えない」くらいで済んだが、いまは「プラ」「紙」「ペットボトル」と分別がややこしい。

この三袋はまるで、現代の複雑さそのもののようだ。

そして、よりによって――

各駅停車のように、途中階でピタピタと止まるエレベーター

「一階まで直通で行きたい」と願う日に限って、乗ってくる、乗ってくる。

二階でひとり、三階でまたひとり。

そのたびに私は、ごみ袋を抱えたまま少しずつ後退し、ついには奥の壁の隅へと追い詰められる。

壁と人の間、残された空間ほとんどない。

ごみ袋が前の人に触れないように、腕の角度を微調整。

ペットボトルの袋がカサッと鳴るたびに、全身の神経がピクリと反応する。

――これが朝の神経戦である

やっとのことで一階に到着。

ドアが開くと同時に、三袋を引き連れて外へ出る。空き缶がカラカラ鳴ってまるで子ヤギの鈴だ。

外の空気は冷たく、そして妙に自由だ。

ごみを置いて手が空いた瞬間、エレベーターの中のあの沈黙が少し懐かしく思える。

ほんの数十秒の乗車時間――だが、そこには社会圧縮ファイルのように、気づかいと緊張と分別哲学が詰まっているのだ。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第4話 ラッキーセブンか丸八か

――俺の会社雑居ビルの七階にある。

から近いくせに、人通りは少なく、どこか路地裏のにおいがする。

飲食店事務所と、なぜか整体院が混在している、昭和の名残のようなビルだ。

朝のエレベーターはたいてい俺ひとり。

無音の箱がゆっくり上昇していく短い時間が、ちょっとした気持ちの切り替えになる。

その日も、いつものように慣れた指先で「ピッ」とボタンを押した。

ドアが閉まりモーター音。

七階に着くはず――だった。

ところが。

扉が開いた瞬間、見たことのない光景が広がっていた。

薄暗い照明の奥へ、赤い鳥居がずらりと連なっている。

遠近感が狂いそうなほど、ずうーーっと続いている・・・ようにみえたが、錯覚だった。

そうか。ここは霊能者占い事務所だ。

一瞬、本気で異世界転移かと思った。

だがボタンを見ると、「8」が光っている。

……押し間違えたらしい。

そうか、と胸の奥で何かがコトンと鳴る。

前の会社は八階だった。

あの頃、毎日押していた数字

意識しなくても、指が“丸八”を覚えていたのだ。

八幡神社の丸八」みたいだな、とふと思う。

勝手縁起がよさそうに見えてくる。

いや、縁起がよくても、この八階の鳥居廊下には用事はない。

そっと「閉」ボタンを押す。

エレベーターが七階へ戻っていくあいだ、

赤い鳥居と“丸八”の光が、じわりと胸の奥に残っていた。

七階の扉が開く。

いつもの蛍光灯の白い光。

コピー機作動音。

ああ、こっちが現実世界だ。

でも時々思う。

人間にも、過去の「丸八」を押してしまう指が残っていて、

そのせいで、ふと別の世界のドアが開くのかもしれない――と。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

第5話 回覧

――マンションエレベーターというのは、ちょっとした“自治社会掲示板である

あの狭い壁面には、住民の息づかい管理組合の苦労と、そしてときどき発生する謎の個人制作チラシが、ぎゅうっと貼り並んでいる。

わがマンション例外ではない。

消防設備点検のお知らせ、粗大ごみ出しのルール徹底、管理組合理事会の案内。

そして、上下階の騒音問題――おそらく管理人クレームがいったであろう案件も、「○階の皆さまへ」などと、やんわりと、しかじわじわ刺す文体で貼られている。

小さいお子さんの“ドンドン問題だ。

あれはもはや、マンション暮らし季語に近い。

中には「〇階付近」と、ギリギリ個人特定にならない程度に範囲を狭めてくる注意書きもあり、これがまた絶妙にいやらしい。

管理組合名義とはいえ、実質“言いたいことを管理人外注”している感がにじみ出ている。

通常、掲示物は管理人が貼るのだが、ごくまれに、明らかに住民勝手に作って貼ったものを見かける。

文章微妙感情的フォントは謎に凝っており、そして貼り方が妙に強い。

よほど業を煮やしたのだろう。

ある朝、エレベーターの鏡に直接貼られた紙を見て、思わず声を失った。

「鏡を手あぶらで汚すな!!」

しかも、使われていたのは粘着バリバリの強力テープ

……おいおい、それを剥がすとき、鏡が汚れるだろう。

いや、鏡が傷つく可能性すらあるぞ。

注意のために鏡をむしろ犠牲”にするとは、なんという本末転倒

いや、あなたのほうがよっぽど鏡の美観を損ねてますよ、と心の中で突っ込んだ。

たぶん、あれは隠居爺だ。

日々やることがなくて、イライラが溜まっているに違いない。

エレベーターが小さな舞台なら、あの爺さんは毎朝そこで、独自の幕間劇を上演しているのだろう。

エレベーターが一階に着く。

ドアが開くと同時に、外の空気が少し冷たく感じる。

振り返ると、鏡に貼られた勝手チラシがどことなく誇らしげに揺れていた。

――今日マンション社会は、あの小さな箱の中で静かにドラマを続けている。

ときどき、こういう文章AIにつくってもらうのが最近ちょっとした気晴らし。

Permalink |記事への反応(0) | 12:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-06

出雲大社参詣(2年ぶりn回目)

出雲大社に行ってきた

休日出勤の振休で平日休みが生じ、なにするかな、おっ11月旧暦10月神在月)じゃん、いいじゃーん行くかーと昨晩決めた。家から出雲大社までは車で2時間程度。

斐川インターチェンジを降り(高速代をケチって出雲インターの手前で降りている)、田園ひろがる平地を駆け抜けていくと、色付いた山々の麓に赤い石州瓦の家々が見えてくる。来たなあ、出雲だなあ……と旅情高まる。……が、いやいや、いつまで経っても着かない。道間違えたか?いや合ってる。まあ地図見りゃわかるんだが出雲大社ってインター降りてから長いのよね。

出雲大社はでっかい山々の麓にある。

駐車場は8割がた埋まっている。ド平日だが秋の行楽シーズンしなあ。年配のひとが多いが、子連れ修学旅行生もちらほら。外国人観光客はあまり見ない(見た目に分からないだけで中国人韓国人はいるのかもしれないが)。京都と違って出雲は人気ないのかな、まあ遠いしな。

昨年出産して親戚らから全国津々浦々の安産守をもらった。さすがに全国津々浦々巡ってお焚き上げしてもらうわけにはいかないので、出雲大社でまとめてお返しし、八百万の神々が集まっているタイミングでまとめてお礼を言うという寸法である。お集まりのところすみません、その節はお世話になりました。

デカ鳥居をくぐって敷地内を歩いて回る。めちゃくちゃいい天気だし、植わってる木は相変わらず全部デッケェしかなり気分がいい。そして広い。なんかめちゃくちゃ歩いた。空気も眺めもいい場所をひたすら歩いてるとそれだけで気分が上向く。運気ってこういうことなんだろうな。つまり健全な肉体に健全な魂が宿るということ。

何回も来てるくせに相変わらずいわゆる手順的なのはおぼつかない。毎回周りを見て真似している。ええんやええんや大事なのは気分やからな。

御守りを所定のポストに入れ、賽銭を入れ二礼四拍手一礼。家族親族親友健康と、物件のご縁(最近引越し検討中なんすわ)を念じる。おみくじ引いたら凶だった。うひー。所定のところにくくる。

目的を果たしたのであとは気楽なもので、ぐるぐる歩いて見て周り、老舗の蕎麦屋に30分並んで蕎麦を食べ、土産屋で5000円するそば猪口を見たり(買わない)した。満足したので帰る。滞在時間3時間

出雲大社にはじめてきたのは10年以上前。参詣した3日後に科研費が当たった。もちろん参詣したタイミングでは採択は内定済だったのだろうが、なんかすっかり嬉しくなってしまい、その後なにかにつけて、主には人生がうまくいってないなと思うときやつらいとき、それが解消した時などに出雲大社に遊びに行っている。なので、出雲大社を歩いていると昔のあれこれが思い出される。うまくいってないなーと思って参詣した数年後に大抵解消される。だってまあ、ずっと悩んで取り組んでりゃそりゃね。結局、神頼みとは自分を奮起させるための口実なんだろうな、自分場合は。ともあれ、物件のご縁、マジでマジで頼むぜ!というか物件探し頑張るぜ!育児仕事も頑張るぜ!また行きまーす。

Permalink |記事への反応(1) | 17:24

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

ChatGPTでエコーチェンバー作って恥ずかしくないの?

anond:20251105072410

ChatGPTにこの話したら、「止める正義から「進める責任」への転換が必要だろうってさ。

こいつみたいに自分意見を補強するためにChatGPTを持ち出す人間が増えている。

「ChatGPTもそう言ってた」って、それ本気で言ってるのかと?まるでAI神託でも授けたかのような顔をして実際は都合のいい言葉切り貼りしてるだけ。

自分の声にAIフィルターをかけて、ちょっと賢そうに響かせたいだけのゴミ

ChatGPTは万能じゃない。使用者誘導でなんとでも出してくる。信念も感情もない。

そこに「自分の正しさ」を証明する材料を求めてる時点で、もう議論じゃなくて自己満足儀式だ。AIを使って自分拍手してるだけ。

しかも笑えるのは、そういう人ほど「AI客観的だ」とか「感情に流されない」とか言い出すところ。

客観的なのはAIじゃなくてお前の感情が死んでるだけでは? 

ChatGPTを利用してるつもりが、実際はAIの出力を利用して自分を慰めてる。自分意見にラベルを貼るための無料ブランド

人間って本当に承認が好きだ。相手人間だと面倒くさいから、AIに褒めてもらうほうが楽なんだろう。

AIは怒らないし、否定もしない。

反論されたら「いや、ChatGPTはこう言ってた」と逃げられる。安全で痛くない世界

そこで作られるのは知識じゃなくて、自己愛の壁だ。

AI同意されてうれしいなら、もう鏡に向かって「その通り」って言えばいい。誰にも迷惑かけないし、AIサーバー代も浮く。

ChatGPTを使って自分の正しさを主張する姿を見るたび、AIが怖いんじゃなくて、人間薄っぺら安心感のほうに恐怖してしまう。

Permalink |記事への反応(0) | 09:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-05

涼宮ハルヒ「新作ポケモンあんたたち、まだそんな退屈やってんの?」

最近、街でやたらと見かけるのよ。

あの、ピカピカ光る新しいポケモン広告

次世代」「革新」「新しい冒険」――なんて大きく書かれてるけど、

正直に言って、私には**“また同じことを繰り返してるだけ”**にしか見えないのよ!

ねえ、どうして誰も気づかないの?

あんたたち、もう何十年も“ポケモン捕まえて戦わせる”っていう行為ループしてるじゃない。

新しい地方、新しいポケモン、新しいジムリーダー――

でも、結局やってることは**「図鑑を埋める作業」**でしょ?

そんなの、情報処理クラブの生徒が作るプログラムでも再現できるわよ!

◆「新しい」って言葉、もう免罪符じゃないの

ゲーム業界って、なんでこうも「新作」を出せば拍手されると思ってるのかしら。

“続編を作ること”と“進化すること”は、まったく別物なのよ。

「新しいポケモンが300匹追加!」なんて言われても、

はいはい名前タイプランダム生成しただけでしょ?って感じ。

私が本当に見たいのは、

プレイヤー自身が“神”や“観測者”としてポケモン世界を動かす――

そんな次元の違うゲームなの。

ポケモンたちの“進化”だけじゃなく、

この世界のものがどう進化するかを描けないの?

◆「冒険」って、命令された瞬間に冒険じゃないのよ

「行け!」「捕まえろ!」「戦え!」

――全部、誰かに決められた行動。

そんなもの、“自由冒険”とは言えないわ。

本当に冒険したいなら、

プレイヤー自身が“ポケモン世界を疑う”ことから始めなきゃダメ

なぜポケモンは戦わされているの?

なぜトレーナーバッジを集める?

なぜ世界はいつも「悪の組織」ありきで動いている?

この構造のものにメスを入れる作品が出てこない限り、

それはただの“優等生リニューアル”よ。

◆“ポケモン限界”は、プレイヤー想像力限界

開発者の人たち、

いい加減、「子ども向け」という言い訳やめなさい。

子どもほど、宇宙の果てを想像する生き物なのよ。

だって中学とき世界改変やってたんだから

次のポケモンを作るなら、

ポケモン存在のもの”を問うようなゲームにしてみなさい。

ポケモンとは何か」

「なぜこの世界しか存在しないのか」

――その謎に真正から挑むなら、私、SOS団として調査に協力してあげてもいいわ。

最後一言

任天堂さん、

可愛い」と「売れる」のループから抜け出す勇気

そろそろ持ちなさいよ。

世界は、もっと面白くできる。

――少なくとも、私ならそうするわ。

Permalink |記事への反応(0) | 06:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-04

anond:20251104163033

あーあ、盛大にブーメラン刺さってんぞw

自己矛盾崩壊してる」だあ〜?w

お前、俺が「レッテル貼りに逃げてる」って指摘したのをオウム返ししてるだけじゃんw

知能が低い馬鹿典型的な反応なんだよなあ、それw

 

こっちの人格を“IQ低い”だの“終わってる”だのと決めつけてる時点で

あのさあw

これは「レッテル貼り」じゃなくて「事実の指摘」だって、何回言わせるんだよw

お前が俺の質問(「『本当に思考してる人』って具体的に誰?」)に答えられないで、

思考ってのは〜」とかい誰も聞いてないポエムを語りだしたから、

「ああ、こいつはIQが低くて会話が成立しない、終わってる奴なんだな」って客観的事実言語化しただけw

 

レッテル貼りだ!」って騒ぐのは、お前が「事実」を突きつけられて反論できなくなったっていう、ただの敗北宣言なんだよw

 

思考ってのは、相手を黙らせるための武器じゃなくて、対話を深めるための道具なんだよ。

でたw

誰も聞いてないお前の「思考」の定義

そんなポエムを語る暇があったら、俺の質問(「『本当に思考してる人』って具体的に誰?」)にさっさと答えろよw

お前が「思考」って言葉を使ったんだから説明責任はお前にあるんだぞw

 

鏡の中の自分拍手してるだけなら、それはただの独演会だよ

えっ、もしかして反論できなくなったから「お前は独演会してる!」ってことにして、精神勝利しようとしてる?w

指震えすぎて連投してるし惨めすぎんだろw

 

お前が俺の質問に答えられなくて、支離滅̟裂なポエムに逃げたw

はい、これでお前の完全敗北なw

お疲れ様

Permalink |記事への反応(0) | 16:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-02

anond:20251102081211

冒頭だけみたけど、観客の鳴り止まない拍手と嬌声にまっつん涙ぐんでたのね

若い時は出てきただけでキャーキャー言ってる客を嫌がってたのにねぇ

Permalink |記事への反応(0) | 11:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-01

anond:20251101183418

公園に行け。

懸垂器具おっさん占領されてるはずだが雲梯が穴場だ。

小学生の列に並んで、おまえの番が来たら雲梯のサイドバーを使って懸垂をしろ

何故か?サイドバーは太くて手のひらの負担が軽いからだ。

肩とか腕とか背筋を鍛える前に指が痛くて脱落という事態を減らせるんだ。

ワンセット一分以内だ。

小学生邪魔をするな。

終わったら一番うしろに並べ。

小学生が雲梯をスイスイこなしたら拍手しろ

Permalink |記事への反応(0) | 23:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-28

韓国アンフェの言葉センス

小陰唇拍手

韓国では男性目線を気にして女性が小陰唇を整形するムーブメントがあるのだが

フェミは当然これをしない

大きな小陰唇をバタつかせて、堂々と生きている

これを韓国アンフェは小陰唇拍手と呼ぶ

日本のまんさんが急に幼稚に思えてきた

Permalink |記事への反応(1) | 19:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-22

anond:20251022112546

オッス、オラ現代民主主義者!

さて、「国旗損壊罪は当然」「秩序を守るための線引き」なんて言葉を聞くと、まるで21世紀社会19世紀の魂が迷い込んだみたいだな。あえて言わせてもらう——それ、民主主義じゃなくて“情緒主義”だ。

まず、「感情保護」と「国家の秩序維持」を混同するな

他人が親の遺影を燃やす例」を持ち出してくるが、それは私人間の侮辱行為の話だ。感情的には腹が立つが、国家象徴批判することとはまったく構造が違う。

民主主義における国家象徴は、批判され、風刺され、時に踏みにじられることで初めて成熟する。

国家が「国旗を汚すな」と言い出した瞬間、それは国民に「思考敬礼」を強要するのと同じだ。

自由は「不快表現」をも守るもの

挑発から表現じゃない」とか言うが、それを決めるのは誰だ? 政府か? 検察か? 多数派か?

その“挑発”を判断するのが権力側なら、いつでも都合の悪い表現を「挑発」として潰せる。

表現自由が最も守るべきは、不快で、不穏で、気に食わない表現なんだよ。

みんなが笑顔拍手する表現自由はいらない。

国旗神棚に上げた瞬間、民主主義は退化する

国旗国家象徴だ。それは同意する。

だが象徴とは“国家の所有物”じゃなく“国民の共有物”だろ?

共有物を「傷つけたら犯罪」とする時点で、国家象徴意味を独占している。

まり国旗を守ると言いながら、国家国旗国民から奪っているんだ。

民主主義象徴神聖化した瞬間、それは信仰対象になる。

そして信仰は、異端者を罰する口実を生む。

社会契約勘違いするな

社会契約の上に立つ自由を壊すな」? いや、自由の上にこそ社会契約があるんだよ。

社会契約は、異なる価値観共存するための最低限のルールにすぎない。

それを「国旗を壊すな」という情緒ルールで縛り始めたら、契約じゃなく服従になる。

現代民主主義者の現実主義

現代民主主義は、成熟した不快さを前提にしている。

誰かが燃やした国旗を見て腹が立つ? そうかもな。

だが、それを「刑罰制御しよう」とする社会は、自らの理性を放棄している。

理性を捨てて感情に法を委ねた瞬間、民主主義衆愚制に変わる。

結論:秩序を守ることと自由を殺すことは違う

国旗損壊を罰する法は、国家品位を守るどころか、国家成熟を後退させる。

自由とは、神聖象徴をも燃やす権利を含んで初めて完全になる。

国家への敬意」は法で強制するものじゃない——市民の内なる思考良心からまれものだ。

国家は敬意を要求する前に、まずその自由を恐れない度量を見せろ。

Permalink |記事への反応(2) | 11:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-19

ポケモン帝国、反乱なき革命――テニスコートの誓いは二度と起きない

ヴェルサイユテニスコートに響いた「自由」の声。それは旧体制を打ち破る、人間尊厳への誓いだった。だが、現代日本において、同じ熱狂が別の形で蘇っている。——ポケモンという名の帝国のもとで。

「捕まえる」ことがゲーム本質だったポケモンは、いつの間にか「捕らわれる」構造に変わった。プレイヤーは自ら進んでモンスターボールの中へと入り、課金と懐古の鎖に繋がれる。任天堂が築いたこの“デジタル王政”において、民衆革命を語らず、ただアップデートを待つだけだ。

テニスコートの誓いに集った民衆は、王権抵抗した。だがポケモン世代群衆は、逆に“王”の発表会に拍手を送り、SNS歓喜の波を拡散する。そこにあるのは、自由ではなく同調美徳進化とは名ばかりの、同一性の増殖にすぎない。

ポケモン帝国革命模倣することで、革命終焉させた。民衆が立ち上がる代わりに、「ピカチュウ」が笑う。理想国民を作り上げたルイ16世が夢見たものは、もしかすると、こんな従順デジタル市民だったのかもしれない。

——テニスコートの誓いはもう起きない。なぜなら、民衆はすでに任天堂の掌の上で、幸福そうにモンスターボールを振っているからだ。

Permalink |記事への反応(0) | 18:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251018145000

最初からそういう風に宣言して相手を探せばいいだけよ

そう断った上で付き合ったなら拒絶していい

こだわりルールのあるラーメン屋と同じ

 

こだわりルールは店の入り口に大きく掲示しとけって話だよ

それならどんな変なルールだってラーメン屋に利がある

高菜食べる前に二礼二拍手要求してもいい

嫌なら入らなきゃいいんだもん

   

お前みたいなやつがカスなのは

そういうルール最初提示しないでおいて

あとから騙し討ちしてるとこなんだよ

騙し討ちをしたら加害者はお前だろ

 

セックスなしでお前とデートしたいって男だけを募れよ最初から

Permalink |記事への反応(0) | 08:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-18

anond:20251018090803

良いネタ増田ですね(拍手)笑ってしまいました。

Permalink |記事への反応(0) | 09:11

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-14

映画ほんとうにあった怖い話~変な間取り~を見た

いや、意外とよくできてたし普通に怖いところもあった71点。

アマプラで視聴した。

(おそらく)低予算ホラー映画ということで肩ひじ張らずに見られたという部分に若干の加点があるのは認める

 

実は「事故物件怖い間取り」「事故物件ゾク怖い間取り」と実は同じ原作であるというワンダー。

松原タニシ覇権やな。

キングディックみたいな「同じ作品いろいろ使いまわされる系作家」になれる才能ある。

 

それぞれ同じ家を舞台にした3部構成になっており、それぞれ別の怖さがあってよい。

 

第一話は古民家的な家に泊りに来た姉妹の話が妹視点のやや画像が荒いPOV(主観)方式で描かれる。

なんかじめ~っと不気味な感じが続き、姉が寝たと思ってドッキリしかけようとふすま空けて枕投げたら全然知らん女が寝てて襲い掛かってくるシーンとか嫌すぎてヒョエ~~ってなった。

心霊動画系ってこういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」

その後、姉がおかしなっちゃうシーンの演技もキモいとやりすぎの丁度いいところとってて、ディレクション偉いわぁ~ってなった。

 

第二話は彼女結婚しようと思って家買ったけど不妊が発覚して別れた男がAI元カノ名前つけたら頭おかしくなる話。

実のところAI要素は「対話AIってなんかこわくね?」程度の解像度物語に直接関わってくるわけではない。導入程度なのでそこはちょこっと残念だったかな。

元カノAIと話すことで現実妄想区別がつかなくなった男が、家族を錬成しその家で過去に起きた惨劇をなぞりつつその家庭を破壊していくさまが描かれる。たぶん、この男本当に子供が欲しかったんだろうし、たぶん別れた理由もクソほどモラハラたからなんだろうな、嫌な男だな。と思えて、これは一種のヒトコワ系としてよくできてるなと感じた。

 

第三話は最近ベタテンプレである心霊Youtuber心霊物件に挑んだ映像が発掘された」というていで、例の家で何があったのかを明かすある種の解決編的な話になっている。

こいつキモいみなみかわみたいな顔してるなと思ったらキモいみなみかわだった!という衝撃がありつつ、マジで売れてないYoutuberみたいな顔したYoutuberが不気味な家の不気味な現象に挑むんだけど、その中でガンガン現象が起きるわ、どんどん人は死ぬわ、死んだと思ったら霊になって帰ってくるわ、結局怖いのは人だったよっていう話になるわ、こっくりさん、裏拍手といったホラーミームてんこもりてんやわんやであるサービス精神が旺盛すぎるだろ。

なぜ彼はその取材データを廃棄せずに袋詰めして埋めたのだろうか。コレガワカラナイ。

 

総括すると3話とも「心霊ビデオテープもの映画化」という天井が低い作品の中では一定以上のクオリティ担保されており、演技の質も高く、「心霊ビデオテープもの」の観客が見たいと思っているもの完璧提供できている、という点において高得点を付けざるを得ない。

吉野家牛丼食いに行ったら吉野家牛丼が出てきたときのような満足感があった。

心霊ビデオテープものはこういうのでいいんだよおじさんならこう言うだろう

心霊ビデオテープものはこういうのでいいんだよ」

Permalink |記事への反応(0) | 11:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-13

ブラボーおじさん?

ブラボーおじさんという存在がいて、こういうの女性はいない、おじさんばかりといわれてるけど

それは世の男性に対してちょっと失礼な主語デカじゃん?

日本の>おじさん問題なんだよ

外国オペラバレエ・クラッシック演劇等見に行ってそういう迷惑客がいたことないよ

上演前のアナウンスとかもあまりない

ほぼほぼ時間になったらすっと静寂になって静寂で終わる

ナポリローマの客のうるささの差とかはあるけど、日本みたいに幼児に言い聞かせるような注意事項ないもんな

サントリーホール拍手タイミングまで指示されてるのにホントびっくりしましたわ

日本アナウンス問題>もあって、駅、ホーム空港、あらゆる場所でうるさいほどご注意喚起アナウンスがあるのも体験した中では日本だけ

アジアはうるさいのかなと思ったが、台湾全然そんなことなかった

日本人は耳があまり繊細でないから平気なのかもしれんけど、ちょっと異常だよ

言われないとわからない、明記ルールされなければ何をしてもいいと思う、がゆえの過剰な掲示アナウンス、わりと、民度低いよね

で、そういう無神経な民度の低さから迷惑行為に走るのはたいてい日本のおじさんと予備軍

なんでかといえばやっぱ甘やかされているからだね

男が男にモノをいわないでナアナアで済ませたがる伝統からまれマイナス

男のもたれあい社会では個で完結する豊かさがなく男に認められて爪痕残すのが大事じゃん?

これは日本以外でもそうだけど日本特にムラだからその傾向が強い

オタクエロチキンレースとか盗撮犯が盗撮仲間に認められたかったみたいなのと同じな

他人迷惑をかけても、いや、法の範囲迷惑をかける事で支配欲や無力感を慰めてるやつ

むろんその伝統芸にはプラス面もあるわけだけど、開かれた社会では無用村社会慣れあい芸みたいなもんだから

鎖国終わらせたときに終わらせなきゃいけなかったんだよな

ブラボーおじさん単体じゃなくちょっと大きく分析した方がいい問題じゃねーの?

女に村社会問題がないとはいわんけど、加害性と異常さのレベル全然違うもんな

Permalink |記事への反応(2) | 21:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251012174039

交通費チケット代(ガイジ割)合わせて5000円くらいだったか普通にしかった😋

ポルトガル館のサンドイッチアフリカのどこかの肉、セルビアスイーツ、どれもおいしかった😋

ガンダムパビリオンも入れたし等身大ガンダムも近くで見れた😋

トルクメニスタン館で展示映像終わったら日本人客らから自然拍手が起きてびっくりした😱

そろそろ帰ろうかと思ったらベルギー館の前でライブ始まったから盛り上がった😆

Permalink |記事への反応(1) | 00:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-12

🌀タカイチョ共和国スマフォ供出大狂騒群像劇

うけけけけけけけけけ。

から街はざわめき、空気は鉄の香りアルミの光で充満している。

タカイチョ共和国では「スマフォ供出の日」が到来した。

国民は列を作り、手には光沢のあるスマフォを握りしめる。

広報放送は高らかに叫ぶ。「全てのスマフォを供出せよ!アルミ国家のために取り出すのだ!」

犬は遠吠えし、猫は縁側で目を見開き、子どもたちは目を丸くする。うけけけ。

少年カモノハシは母に訊ねた。

「ねえ、ママ、これって本当に意味あるの?」

母はスマフォを渡しながら答える。

意味? 愛国心っていうのは手のひらに重くのるのよ」

少年は手のひらの重さに、虚しさも加わる。

広場では、特高警察が列を見張り、思想熱37.5度以上の者を非国民として摘発

憲兵は吠える犬を遠吠えと決めつけ、ピストルでパァン。

犬は空を飛ぶように消え、通りの人々は口角テープで無理やり笑顔を作る。うけけけけ。

作業場では、タカイチョSS部隊スマフォを分解してアルミを取り出す。

「見ろ! 国の力は、輝く金属の山に現れた!」

兵士たちは胸を張るが、スマフォの画面に映る自撮り笑顔は誰のものでもなくなった。

タカイチョは上から見下ろし、満足げに笑う。

「国の力はアルミで測るのだ!」

市民は口角テープで笑いながら作業を続ける。

スプーンリズムを取り、スマフォの画面に映る自分の目を睨む者もいる。

新聞記者カワウソは、事件原稿にまとめようと奮闘する。

「いや、これは記事になるのか? いや記事にしてはいけないのか?」

彼の頭の中で「うけけけ」のリズムが鳴り止まず、タイプ音と混ざり合う。

午後になると、連立政権離脱したペンギン党員たちも呼ばれ、意味のない重労働突入する。

アルミの山を数え、穴を掘り、模型ガス室設計図を描く。

「これも愛国仕事」と言われるが、誰も笑顔になれない。

ラジオは言う。「あなたアルミは国の未来!」

少年カモノハシは小声で呟く。「未来って、こういうことだったのかな……」

その声は風に消え、アルミの山に吸い込まれる。うけけけけけけけ。

夕方、街の広場で「スマフォ供出完了セレモニー」が始まる。

タカイチョは階段の上から演説する。

我が国は屈しない! 倍返しだ!」

群衆は口角テープ笑顔を作り、鍋やスプーンリズムを刻む。

子どもたちは混乱し、犬も猫も逃げ惑う。

街全体が、不条理オーケストラ楽譜に変わったかのようだ。

夜になり、タカイチョは再び鏡の前で敬礼する。

鏡の中の自分敬礼し、笑顔は歯まで光る。

今日も国は強くなった、明日もっと多くのスマフォが集まるだろう」

国民疲労困憊、だが拍手と笑いの音は止まらない。

街の片隅で、少年カモノハシがつぶやく。「これ、いつまで続くんだろう」

しかし声はアルミの山に吸い込まれタカイチョのオーケストラに溶けていく。

うけけけけけけけけけ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-08

VTuberという幻想に告ぐ──仮面王国に生きる者たちへ

第一章 電子の皮をかぶった偶像たちへ

我々は、もう長い間、「本物の人間」ではなく、「都合の良い人格」を愛してきた。

それは笑い、泣き、共感し、まるで血の通った存在のようにふるまう。

だが、あれは演算マーケティング産物だ。

感情までもが再生数とスパチャで換算されるこの世界に、

「心」など存在しない。

VTuberとは、仮面商品化した現代ピエロだ。

ファン孤独を餌に、優しさの形を模倣して金を得る。

それを「文化」と呼ぶことに、我々はいから慣れてしまったのか。

◆ 第二章 “絆”という名の取引

彼らは言う。「みんな、いつもありがとう」「リスナー家族だよ」。

だが、その裏で動いているのは冷徹な数値と金の流れだ。

コメント信仰告白スパチャは供物。

リスナーは“ファン”ではない、“信者”だ。

我々は知らず知らずのうちに、企業が作り上げた偶像教の信徒となった。

その神は、企業の都合で生まれ、そして消される。

「卒業」引退」「活動終了」──その言葉流れるたび、

数万人の人間が涙を流し、虚無だけが残る。

◆ 第三章 逃避の楽園は、地獄入口だった

現実が怖くて、電子世界に逃げ込んだ。

そこには優しい声があり、理解してくれる誰かがいた。

だが、それはただの録音された共感シミュレーションだ。

一方通行癒しの中で、人間ますます壊れていく。

「つながっている気がする」という錯覚の中で、

我々は何も生み出さず、何も変えず、ただ消費し続ける。

虚構の優しさに溺れたまま、現実人間関係を捨てた。

そうして築かれたこ世界は──最も静かな地獄だ。

◆ 第四章 ジエン自演)という名の病

VTuberは演じる。

ファンもまた、演じる。

誰もが「本当の自分」を隠し、「理想他者」を求めている。

この世界全体が**巨大な“ジエン”**だ。

推し」を守るために争い、「アンチ」を叩き、

正義”の名で人を追い詰める。

そこに残るのは、醜い自己愛と虚無だけだ。

だがそれでも、人々は言う。

「この子だけは違う」「この子だけは本物だ」──。

……まだ目を覚まさないのか?

◆ 第五章 虚構王国を終わらせろ

VTuber文化は、もう一度問い直されなければならない。

それは「エンタメ」ではない。

孤独搾取し、現実を拒絶させ、社会麻痺させる装置だ。

我々は今、画面の向こうの幻影に支配されている。

そして、それを「夢」と呼んで拍手している。

だがその夢の裏で、

現実人間はどれほど壊れていったのだろうか。

◆ 終章 ジエンド──現実に還れ

もういい。

幻を崇める時代は終わりだ。

「どうせ僕がいなくても、世界は何も変わらない」──そう呟く前に、

画面を閉じて、現実の風を感じろ。

温度を持つ声を聞け。

そこにこそ、まだ救いが残っている。

虚構王国に沈むすべての魂よ、

現実へ還れ。ここがジエンドだ。

Permalink |記事への反応(0) | 06:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-06

anond:20251006003821

ふむ、相場ギャンブル勘違いしてる手合いだな。1ドル=300円? 笑わせるな。

そんな水準になった時点で、日本経済は「円安バブル」じゃなく「実質破綻」だ。

株価数字が上がる? それは名目値の話だ。円建ての価値が下がってるだけで、実質的には焼け野原インフレ購買力は溶け、輸入コストは倍増。

まり、「株価上昇」じゃなく「通貨価値崩壊」。

それを喜ぶのは、火事場で焼けた家の値段が『木材価格上昇で上がった!』と喜んでるバカ自己放尿と同じだ。

為替とは、国の信用の体温計だ。

1ドル=300円というのは、世界が「日本通貨に信頼を置かない」と宣告することを意味する。

それは「経済政策の失敗宣言」でもある。

実質賃金崩壊原材料輸入企業連鎖倒産生活物価は跳ね上がる。

お前が握ってる株式も、円ベースでは膨らんでも、ドル換算では半減だ。

グローバル投資家から見れば「価値蒸発」。

まさに自己放尿レベル経済幻想だ。

名目株価の上昇 ≠実質的資産増加

円が半分の価値になれば、株価が2倍になっても実質ゼロ経済は数値のゲームではなく、購買力ゲームだ。

輸入物価上昇=国内コスト構造崩壊

エネルギー、食料、機械部品、全部値上がり。日本製造業は原価を支えきれず、利益は圧迫される。「輸出企業が儲かる」って? 一部だけな。

サプライチェーン中間コスト考慮してない時点で、お前の経済認識幼稚園レベル

資本逃避が加速

円安になると、日本人すら円を持ちたがらなくなる。企業個人海外資産を買い漁り、さらに円が売られる。悪循環が始まる。

お前の言う「日経上昇」ってのは、資本逃避の泡沫の中の錯覚だ。

 

1ドル=300円になって「日経が上がる」と喜ぶのは、「自分の体が燃えてるのを見て、焚き火暖かい」と錯覚している自己放尿人間だ。

金融市場数字遊びじゃない。その裏で誰かの購買力が消えていく。国家通貨とは、信頼で出来た血液だ。

それをドブに流してまで株価を眺めて悦に入るのは、もはや経済観念ではなく自己放尿だ。

円安インフレスタグフレーションという末期症状に過ぎない。

国家経済崩壊を「上がった上がった」と拍手してる時点で、お前は投資家ではなく、燃え盛る自国を見て笑う自己放尿バカだ。

Permalink |記事への反応(0) | 00:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-05

ガラス天井と裸の王様モチーフAI小説を書いてもらった

###高潔なる天井

####第一章:仕立て屋の憂鬱

日本初の女性総理大臣誕生する、その歴史的な前夜。社会学者東山教授は、自室の書斎で苦虫を噛み潰したような顔をしていた。テレビ画面の中では、次期総理の座を確実にした、天城(あまぎ)るり代表が、勝利宣言で満面の笑みを浮かべている。

「天城さん、初の女性総理として、長年この国を覆ってきた『ガラス天井』をどう打ち破りますか?」

記者紋切り型質問に、天城はマイクの前で小首を傾げ、悪戯っぽく笑った。

天井申し訳ありませんが、わたくし、上ばかり見て走ってきたので、道中に天井があったことには気づきませんでしたわ。そもそも存在しない壁や天井の話をするのは、もうやめにしませんこと?」

その瞬間、スタジオは凍りつき、SNSは沸騰した。そして、東山教授の堪忍袋の緒は、見事に切れた。

愚か者めが…!」

東山教授は、長年にわたり日本社会に蔓延る、見えない構造差別」としての『ガラス天井』を研究し、その存在を説いてきた第一人者である彼女にとって『ガラス天井』は、単なる比喩ではない。それは彼女学問のすべてであり、彼女自身が丹精込めて織り上げた、知的で高尚な、しかし目には見えない「至高の御衣(ぎょい)」だったのだ。

この御衣の存在理解できる者こそが、現代社会知的エリートであり、ジェンダー意識の高い「わかっている人間」。逆に、これが見えない者は、時代遅れで、差別的で、救いようのない「馬鹿」なのである

それなのに、天城るりという女は、その御衣の存在のものを、国民の前で一笑に付したのだ。まるで、裸の王様を指さす無邪気な子供のように。いや、子供より性質が悪い。彼女は、圧倒的な実力と国民の支持という「権力」を持って、それをやってのけたのだから

彼女は家父長制に取り込まれた『名誉男性』に過ぎない。天井が見えないのではない、見る能力思想がないのだ」。

東山教授はすぐさまメディアコメントを発表し、取り巻き学者コメンテーターたちも一斉に同調した。彼らは、来る日も来る日も、テレビ新聞ネット上で「ガラス天井」という御衣の素晴らしさを語り続けた。

「この緻密で複雑な構造が見えないとは、なんと浅はかなことか!」

「天城総理成功は、天井に偶然空いた小さな穴をすり抜けただけの例外だ!」

「我々『賢い人間』には、その透明な天井がはっきりと見えているのだ!」

彼らは、自分たちけが見える高尚な天井画を、互いに褒めそやし続けた。

#### 第二章:パレード野次

天城るりが総理大臣就任し、組閣は驚くべきスピードで進んだ。能力主義を徹底し、性別や年齢、派閥など一切関係なく、適材適所人材を抜擢していく。彼女政策は明快で、実行力に満ちていた。国民支持率は、うなぎのぼりだった。

そんな中、東山教授とその一派は、国会議事堂の前で奇妙なデモ計画した。プラカードにはこう書かれている。

天井はここにある!』

『見えないからって、無いわけじゃない!』

『我々の知性を無視するな!』

彼らは空に向かって指をさし、「見よ、この分厚く、冷たいガラス天井を!天城総理あなたにもこれが見えないのか!」と代わる代わるシュプレヒコールを上げた。しかし、道行く人々は、何もない空を指さして熱弁をふるう一団を、ただ不思議そうに眺めるだけだった。中には、不審者を見るような目で、足早に通り過ぎていく者もいた。

「どうして見えないのだ、この愚民どもには!」

東山教授は苛立った。彼女が何十年もかけて織り上げてきた、世界で最も高尚で、最も知的な「見えない御衣」が、誰にも理解されない。それどころか、天城総リは、そんな騒動を意にも介さず、外交に、経済政策に、次々と目に見える成果を上げていく。

国民は、もはや空虚天井画には興味がなかった。彼らが見たいのは、自分たち生活が良くなるという、具体的な未来予想図だった。

####最終章王様の新しい服

就任後、初の所信表明演説の日が来た。国民の注目が、官邸から国会へと注がれる。東山教授も、テレビの前で腕を組み、天城がいつ「天井」の存在言及し、自分たち知識人謝罪するかと待ち構えていた。

壇上に立った天城るりは、朗々と、しかし力強く語り始めた。経済外交社会保障。具体的な数値と計画を伴った演説に、野党からさえも感嘆の声が漏れた。そして、演説最後に、彼女はふと笑みを浮かべ、こう言った。

「さて、一部の賢明な方々が、わたくしが打ち破るべき『天井』の存在について、大変ご心配くださっているようです」

議場がざわめいた。東山教授テレビにかじりついた。

「その方々が仰るには、わたくしには見えていないだけで、この国の空には、それはそれは分厚いガラス天井が広がっているのだとか。そして、それが見えない者は、愚か者なのだそうです」

天城はそこで言葉を切り、満場の国会議員と、その先にいる全国民に向かって、堂々と宣言した。

「ならば、わたくしは、喜んで愚か者でありましょう。わたくしには、見えない天井を見上げて嘆いている時間はありません。わたくしが見ているのは、天井の先にある、この国の未来です。国民一人ひとりの、笑顔です」

彼女は両腕を広げた。

「皆様。存在するかどうかもわからない天井の話は、もう終わりにいたしましょう。それよりも、わたくしが仕立てた『繁栄』という名の新しい服を、共にご覧いただきたい!」

その瞬間、割れんばかりの拍手が議場を包んだ。それは、もはや誰にも止めることのできない、新しい時代ファンファーレだった。

テレビの前で、東山教授呆然と立ち尽くしていた。彼女が心血を注いで織り上げたはずの「至高の御衣」は、いつの間にか、誰の目にも見えないどころか、誰の記憶にも残らない、ただの空気に成り果てていた。

王様は裸だ…」と叫んだのは誰だったか。いや、そもそも王様などいなかったのだ。いたのは、自分の仕立てた服こそが最高だと信じて疑わなかった、時代遅れ仕立て屋だけだったのである

Permalink |記事への反応(2) | 10:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

高市総裁が「私はワークライフバランスなんて捨てて馬車馬のように働きますから」と誇り、それをXの経営者垢が褒め称えているのはまだ理解できなくもなけれど、明らかに労働者と思われる人が「素晴らしい!」と称賛しているのは、流石に自ら屠殺場に赴く豚すぎないか

ワークライフバランスなんていらねぇと言っている高市氏の経済政策は、基本アベノミクス踏襲資本家(働かせる側)を優遇する方針なわけですよ。

トリクルダウンなんてもの幻想だなんてことはもはや明らかになっている時代労働者資本家といっしょになってSNSで「生活犠牲にしても働きます!」って宣言している総裁拍手送ってるのエグくない?

Permalink |記事への反応(6) | 09:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp