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はてなキーワード:抽象絵画とは

2025-12-06

岡本太郎というアート界のガラパゴス

岡本太郎って、日本ではもう説明いらないくらい有名で、国民アーティストみたいな扱いだけど、海外アート世界学術的な文脈では、評価が高いとは言えない。

 

日本では戦後美術のど真ん中、というより、誰とも群れない例外的存在っていう位置に置かれがちで、具体とかもの派みたいな大きな流れとも、あんまり強くは結びついていない。

本人も意図的美術界と距離を取ってきたから、研究の軸も少し定まりにくかった、という面もあるみたい。

ただ最近になって、50年代抽象絵画とか、縄文民俗学とのつながり、太陽の塔明日の神話みたいな公共作品思想性が、じわじわ研究対象として見直されてきてる感じはある。

 

海外評価は、名前を知ってる人も多くないし、MoMAやTateみたいな代表的美術館にも決定的な代表作が収蔵されていない。

近年、アジア戦後美術をまとめて見直す動きが出てきて、候補として名前が挙がることは増えてきたけど、今の時点ではまだ「これから」っていう段階に近い。

市場のほうを見ても、日本国内では価格はかなり強くて、油彩が何千万円とか億にいくことも珍しくないけど、海外オークションではまだそこまで伸びていない。

まり日本の中だけで評価と人気が完結している、ちょっと珍しいタイプ作家

 

なんでここまで一般知名度が高いのに、アート文脈では立ち位置が揺れるのかというと、岡本太郎自身が「反・美術界」みたいな立場を取って、運動理論の枠組みに乗らなかったことも大きいし、太陽の塔みたいな強烈なイメージが先行しすぎて、メディア的な偶像として消費されてきた面もある。

10年代以降はキャラクターとして爆発的に広まったけど、その強さがそのまま国際的美術評価に直結するかというと、そこはまた別の話だったりする。

 

ただ、アジア戦後美術の再編や、非西洋モダニズム見直しパブリックアート理論評価がもう一段進んでいけば、岡本太郎評価海外で一気に跳ねる可能性は残っている。

そのときは「日本の第三の戦後前衛」みたいな位置づけで、世界文脈に本格的に接続されるのかもしれない、っていう、そんな期待もなくはない…はず。

Permalink |記事への反応(0) | 09:30

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2024-01-04

[読書]2023年前半に読んだ本

1月

読書12冊+α)

アラン・デケイロスサル大西洋を渡った奇跡的な航海が生んだ進化史」

ラッタウト・ラープチャルーンサップ観光」★

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S1話 スメルズ・ライク・イーヴル

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S2ステアウェイ・トゥ・ワンダーランド

ルイジ・ピランデッロピランデッロ戯曲集I役割ごっこ/作者を探す六人の登場人物

アゴタ・クリストフ悪童日記」★★

アゴタ・クリストフふたり証拠

アゴタ・クリストフ「第三の嘘」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S3話 シー・キャント・エクスプレイ

アゴタ・クリストフ「昨日」

マイケル・カニンガムめぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人

日経アーキテクチュア編「危ないデザイン建設設計運用に仕える知見を事故に学ぶ

繁田信一「殴り合う貴族たち」★★★

池澤夏樹「ワカタケル」

M・R・オコナー絶滅できない動物たち自然科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ

美術館博物館

諏訪敦「眼窩裏の火事

府中市美術館常設展

特別展「毒」

映画

「すずめの戸締り」

その他

ボドゲ(クイックショット、マーダーミステリー・想いは満天の星に、ワードウルフ

金沢ハイキング

イチゴ狩り

友人のブログで見かけた本や、別の友人から紹介された本や、旅先の十和田市図書館で見かけた本を読んだ。アゴタ・クリストフは再読。昔は低く評価してしまったが、再読して正解。引越し先にも持っていきたい。

2月

読書(13冊)

ビー・ウィルソンキッチン歴史料理道具が変えた人類食文化

ティーヴン・J・ダブナー 、スティーヴン・D・レヴィット「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する 増補改訂版」★

千葉雅也「デッドライン

千葉雅也「オーバーヒート

山下いくとEVANGELIONANIMA 1」

山下いくとEVANGELIONANIMA 2」

山下いくとEVANGELIONANIMA 3」

山下いくとEVANGELIONANIMA 4」

山下いくとEVANGELIONANIMA 5」

繁田信一「平安朝の事件簿王朝びとの殺人強盗汚職」★★★

天野 忠幸『三好一族戦国最初の「天下人」』

倉本一宏「平安京の下級官人」★★

美術館博物館

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

MOA美術館 名品展国宝紅白梅図屏風」』

特集陳列人間国宝中野孝一蒔絵展」

活字近代日本を支えた小さな巨人たち」於・横浜市歴史博物館

その他

イチゴ狩り

特に平安時代思い入れがあるわけではないが、何となく読んでいる。

千葉雅也はゲイコミュニティの様子が描写されていて面白い。ただ、作者がどちらかと言えばインテリ寄りなので、わかりやすく書いてくれているだけってのもあるだろう。

EVANGELIONANIMA」は新劇場版に流れた設定があるだろうかと思って読んだ。とはいえ、シン・エヴァンゲリオンでいろいろな感情成仏したため、考察を深めるにはいたらず。

3月

読書10冊)

高村光太郎智恵子抄」★

川田伸一郎「モグラ博士モグラの話」

ジャスティン・O・シュミット『蜂と蟻に刺されてみた 「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』

尾脇秀和「壱人両名江戸日本の知られざる二重身分」★★★

尾脇秀和「氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか」★★

ロブ・ダン「家は生態系あなた20万種の生き物と暮らしている」

鈴木由美「中先代の乱-北条時行鎌倉幕府再興の夢」

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳ファーブル昆虫記 第1巻 上」

関幸彦「刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機」。

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳ファーブル昆虫記 第1巻 下」

映画

「シン・仮面ライダー

平安時代だけでなく。南北朝江戸時代について読んでいる。

かつて友人に「最近はあまり文学が読めなくて困る」と愚痴ると、「おっさんになると政治経済歴史生物学の本を読むことが増える」という返答が戻ってきた。

まり感情を揺さぶられたくないと感じてしまっているのか、歳月がある程度風化させたものに関心が向かうのだろうか。

現に「ファーブル昆虫記」を読み始めた。最近は何が読みたいのかがわからなくなってくると、やたらと巻数のある本を読むことが多い。昨年も「旧約聖書」を通読したし、その前は「聊斎志異」「三国志」「西遊記」、その前は「ラーマーヤナ」や「ガラン版千夜一夜物語」を読んでいる。

4月

読書11冊+α)

中村彰彦脱藩大名戊辰戦争上総請西藩主林忠崇の生涯」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第3話魔の山を走れ

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 上」

梅津和夫「DNA鑑定犯罪捜査から新種発見日本人の起源まで」★

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 下」

遠藤秀紀ニワトリ 愛を独り占めにした鳥」★★

日経サイエンス2023年5月号」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 上」

嘉数次人「天文学者たちの江戸時代 暦・宇宙観の大転換」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 下」

フレデリッククレインス「ウィリアムアダム家康に愛された男・三浦按針」

高野秀行清水克行「世界辺境ハードボイルド室町時代」★★★

美術

ルーヴル美術館展 愛を描く」展

映画

ウィリーズ・ワンダーランド

高野秀行は定期的に読みたくなる。

5月

読書12冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第4巻上」

スージー・ホッグ「5歳の子どもにできそうでできないアート現代美術コンテンポラリーアート100の読み解き」★★

スージー・ホッジ「世界をゆるがしたアートクールベからバンクシーまで、タブーを打ち破った挑戦者たち」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第4巻 下」

田中康弘「ニッポンの肉食マタギから食肉処理施設まで」★

田向健一「生き物と向き合う仕事」☆

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第5巻 上」

渡邊大門流罪日本史」☆

笠谷和比古武士道精神史」

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第5巻 下」

堀越啓『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない教養としての彫刻見方

グレイソン・ペリー「みんなの現代アート大衆に媚を売る方法、あるいはアートアートであるために」☆

漫画

映画大好きポンポさん」 *pixivで。

ルーブル展で見かけた美術書が無性に読みたくなる。

また、先月の鶏に続いて、食肉にまつわる本を読んだ。屠畜の現場についての本も読みたくなったのだが、関心がほかのテーマに移ってしまった。「昆虫記」を読んでいると、当時のヨーロッパの屠畜について書かれているのも興味深い。

6月

読書10冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第6巻 上」

新渡戸稲造山本博文現代語訳武士道

関幸彦「英雄伝説日本史」★

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第6巻 下」

安廷苑「細川ガラシャキリシタン史料から見た生涯」

渡邊大門清須会議秀吉下取りスイッチはいつ入ったのか?」

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第7巻 上」

武澤秀一『伊勢神宮の謎を解くアマテラス天皇の「発明」』★★

池上俊一動物裁判西欧中世正義コスモス」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳ファーブル昆虫記 第7巻 下」

美術

マティス展」

「ABSTRACTION 抽象絵画覚醒と展開 セザンヌフォーヴィスムキュビスムから現代へ」

特別展古代メキシコ

ガウディサグラダ・ファミリア

読書を休んだ日が多い割にはまあまあのペース。昆虫記は8月の中頃に読み終わるだろうが、旅行にまでに間に合うかはわからない。間に合わなくても構わない。

当時はそう書いていたのだが、なんだかんだで間に合っている。

こうしてみると美術展には毎週行っていることになる。旅行先で絵画ばかり見るのにはもう飽きたと口にしているものの、そうでもないのかもしれない。それとも、歴史神話知識で「読解」できてしま西洋古典絵画に飽きているのか? だから博物館歴史遺物により惹かれるのか。

【続き】

[読書]2023年後半に読んだ本

Permalink |記事への反応(1) | 08:05

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2023-10-08

anond:20231008180248

ちなみに、というか的外れトラバになるけれど、

ピカソの絵はピカソの絵と知らされていなくても、

すごっ…、って思わさせられるよ。

ピカソとは別の作家美術展なんだけど、

時代性があるとかでたまにピカソの絵が混じってたりする。

私は全然美術に詳しくないし審美眼も全く無いけど、

ピカソの絵とか混じってるとやっぱり目を惹きつけさせるものがある。

美術知らないかピカソ作品ってキャプションを読んでようやく知るんだけど。

ああ、やっぱピカソとかって上手いんだなあ、って感心させられる。

右隣も左隣もピカソと似たような抽象絵画

別の作家が描いてるんだけど

その中でピカソけが浮かび上がるような違いがあるんでびっくりしてしまう。

Permalink |記事への反応(1) | 19:57

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2023-06-19

アーティゾン美術館の「abstraction(抽象絵画覚醒と展開)」、良かったぞ

網羅的というわけにはいかないけど、美術館の所蔵作品を中心に上手に構成されているし、デカい絵も多い

絵画の筆致だけでなく、絵の具やメディウムの質感、厚みや手触り、支持体の素材感とか、徐々に絵画内の世界を離れ物質的なエネルギーとの間で揺れ動く、作家の戸惑いや勇気祈りが伝わってくるとか来ないとか

カタログ画像ではその物質的なパワーが十分には伝わってこないから、現地で観るのが一番だなと思わせてくれる

Permalink |記事への反応(0) | 11:33

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2021-11-06

医学的に視覚というもの研究して分解化していくと

脳というもの映像理解する過程を図版化すると

抽象絵画のような段階を踏む、というのは驚くべきことだと思う。

抽象絵画デタラメに書かれたものではないのだ。

 コンピューターがまだ発達して無いころに描かれた絵が完全にフラクタルであることの驚きに近いものがある。

Permalink |記事への反応(0) | 07:07

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2020-10-16

5chとかで、ポロックマークロスコのような、抽象絵画のニセモノを貼って、

ニセモノと見抜けなかった人間審美眼を笑うみたいなスレがあるが

あれが煽りとして成立するのは、前提として作者の固有性みたいな、

ロマン主義芸術観が、今だに大勢の人の内面に残っているからなんだよな

Permalink |記事への反応(0) | 23:15

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2014-06-25

もうむり

意味不明

あたまのなかぶっこわれてる

抽象絵画のような世界の夢をみる。

なにもないものがとんでもなく怖い。

飛び起きる。

頭の中にこべりつく。

寝ることが恐怖に。

だれか助けて

Permalink |記事への反応(0) | 02:37

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2010-02-26

ピカソって何が凄いの?みんな分かったフリしてるだけだろ?

ttp://chaosch.blog106.fc2.com/blog-entry-168.html

宗教画の時代

 ↓

もっと人間社会ありのままを描きたい!

 ⇒ルネサンス遠近法発明

 ↓

以降、写実性重視の時代がずっと続く

 ↓

19世紀ころ、写真発明により画家達の生命ピンチ

 ↓

そんななか、日本浮世絵に感銘を受けた一団

「3次元を2次元に忠実に写し取るより、

もっと感じるままに描いたらいいんじゃね?」

 ⇒印象派ポスト印象派の登場

 ↓(ここから様々分岐、発展)

・「つか、色とかも見たとおり描かなくていいんじゃね?」

 ⇒フォービズム

 

・「形とかも見たとおり描かなくていいんじゃね?」

 ⇒キュビズムの登場・・・ピカソはたぶんこのへん

・「現実にあるものを描かなくてもいいんじゃね?」

 ⇒シュールレアリズムの登場

・「つか、もうどうでもいいんじゃね?」

 ⇒抽象絵画ドリップアートとかいろいろ登場

Permalink |記事への反応(0) | 20:52

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