
はてなキーワード:抗がん剤治療とは
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とても助けられました。
ずっと我慢してへらへらしてたけど、わたしも職場で介護カウンターを行い、「うちの子が〜〜」とか「子供会社に連れてきていいんなら良いんですけど〜笑」とか言う人と戦いはじめました。
同じように誰かの助けが必要な家族の面倒を見るという点で同じなのになんで嫌な気持ちになるんだろうって思ってたんだけど、
向こう(子持ちの若い主婦・夫)は私たち介護者を仲間だなんて思ってないんすよね。
介護カウンターする度に相手の反応見ると感じる。いちばん大変なのは自分たちだと思ってた、みたいな顔をされる。あなたも大変だろう。わたしも大変だ。どっちが上とかではない。
いつも子どもの話でほかの子持ちと盛り上がろうとするあなたが電話でいつもやりとりしている30代独身女性は、消化器系のがん手術と抗がん剤を行い、いまも病院にかよっていながら仕事を続けていて親も抗がん剤治療中だとは知らないだろう。
「子育てしたことない人にはわからないでしょうけど」みたいな一昔前のドラマかスカッとジャパンの嫌な女みたいな発言はさすがにないにせよ、「子育てしてる私たちにしかわからないこと(最近の幼稚園でのルールとか子どもたちが如何にしてネットミームを知って会話に取り入れるかとか)」を話題にして、その空気を出して盛り上がっている。
あれだ、中学時代のオタクたちみたいな感じ。自分らしかしらないネットの知識をチラチラ周りを見ながら振りまこうとしたりしてる子たちのような感じ。
そのたびに母のデイサービスでの話で空気をぶち壊してやってる。裁縫が得意すぎてデイサービスで用意されるお裁縫セット(巾着とかポーチを作れるキット)で大量生産し続け、施設の雑巾も縫ってやってる話は鉄板ネタである。最近はアクリルたわしもつくっている。
「職場に子ども連れてこれたらいいんですけど〜笑笑」って何を目的にして言ってるのか分からない。ほんとに。
関係ない立場の人からしたら「で?」でしかない。「家族の都合でその日は出勤できません」だけで良いんだよね。
同じ独身者のチームリーダーの方で「子供の病院で遅れます」とかの連絡に「え〜大変ですね〜〜」みたいなことも言わず、ただ淡々と「わかりました。出勤時間がわかったから教えてください。」という返信だけする人がいて、その人は私が母の体調不良で急遽半休をもらうときもそうだった。
私としては気楽でとてもありがたかった。
その人がいつも周囲の子育ての話にまったく興味を示さず、お休みなどの報告も淡々と受け流し続けてくれた結果、あらゆる会話を「うちの子も〜〜」と子どもの話に回収されることが減ったし隙あらば子供の話を差し込もうとする人も減った。
私は介護カウンターをしたり、私自身も持病があって定期的に病院に行くのでその話で子育てにカウンターを行い、彼ら彼女らが透明化している人の存在を示し続けているが、
その人はチームリーダーという立場で会話の中心を業務内容にするよう誘導することで雑談となるとすぐに子育ての話を差し込むことが場違いになるような空気を作っていたように思う。
最近の雑談は当たり障りない内容(近くにバーガーキングができたこと、マックのチーチーダブチを食べたこと、ミスドの食べ放題に行きたいこととか…食べ物ばっかだな)になった。
社会保険料値上げするな!
高額所得者だけあげる?かわいそうだろ!
って感じで何がしたいんだろってなる
30歳になったら保険入ろうって思ってたのに若いうちにガンなっちゃって…とかも流れてきて、それただの保険屋への断り文句じゃなくて本気で言ってる人いるんだって思った
これに勝手にキレてるのは個人営業時代に「○歳になったらでいいかな」「保険は結婚してから」とかって断っておいていざとなったら「子宮頸がんの検査したら異形成の疑いありで…」「結婚したからブライダルチェック行った(私が営業してたときは不妊治療扱いになってた。今は知らん)」とかで欲しい保障に入らないとかがザラにあってストレスだったからです
散々ラポール築いた後に判明したならまだこっちもメンタル保てるけど「こういう検査結果になったから不安で保険入りたいです」とか来るんだよー!知らないんだろうから仕方ないけどさー!!
「今から入れる保険あるんですか?」ってCMで勘違いしてるかもだけど、アレは保険料他の商品のほぼ倍以上、入って1年〜2年は保障半額、実際に癌になったら必要になるタイプのオプションはなかなかつけられない、とかの、保険販売人は人には売るけど自分は入らないって人が多いようなアレな保障です
健康な時って「上皮内がん?大したことないんでしょ?」「とりあえず入ってるし〜」「病気なるの年寄りになってからでしょ?きっとお金貯まってるよ」とか思うよね〜。今3千円毎月払って入院手術三大疾病またはがんの保障持つことができないのに、金なんか貯まりますかね?って思うし、友達には言うけどね〜!!
上記の断り文句を友達に言われたら「今病気になって10万手元から毎月出てっても大丈夫そ?」「検査結果でガンかもってでたときに金の心配そっちのけで再検査すぐ行ける?ガンは初期治療が一番大事だけど」とまで脅すけど、普通の営業と客の関係ならほぼ言わないです。相手の金銭状況もわからないし、クレームになるので
先でいいっていうのは昔からある保険会社がずっと売ってきた死亡保険重視の更新型定期保険のイメージのせいだと思うんだけど、その印象が今の「子供がそれなりの年齢になった親世代」にはまだまだ強くて、それを鵜呑みにしてる若い人たち、って感じ
これだけいろんなものが変わってるのに、昔はよかったーとか言ってるのに、保険も資産管理も親に言われた通りにするの違和感持たないのかな
実際、自分で保険ちゃんとしてたら高額療養費値上げって言っても、自己負担が15%アップってくらいなら平気なんじゃないかな
私が昔営業したお客さんだったら、最低限入院手術あったらとりま10万円、がんの治療なら月10万もらえるか三大疾病になったら100万もらえる(年収高めなら全てその倍)保険とか入ってると思うんだけど
この内容で月3000円〜7000円くらい。歳と健康状態と保険料何歳までに払い終わりたいかによる。
いや、私も値上げはしてほしくないよ
でもだからこそ「こんな高い技術とか薬とか使ってて、これだけ費用かかってるのにこんだけ自己負担すれば済むんですか?!これ考えたら毎月払ってる金額とかバカ安くない?!民間だったらえぐいぞ?!」「医療従事者のみなさん、こんなに良くしてくれてありがとう(;_;)毎月100万円お給料もらってください(;_;)」ってなる
すごいよね、夜中までカテーテルやドレーンで取った尿なり血液なり管理してくれてるんだよ
でもその費用も足りてないから今の薬品不足に繋がってるんでしょ?
でもそんなお給料出てないから、看護師さん人手不足なんでしょ?
そんな中なのに15%自己負担上げただけで解消するわけもないというか、そのくらいの値上げなら仕方なくない?って思ってしまう
これの署名とか啓蒙とかやってるお医者さんいるけど、その人の病院のスタッフさん、この賃上げの状況に合ったお給料貰えてるのかな
その感覚あったらこのくらいの値上げなら「我々も申し訳ないと思いつつ人件費と物価高騰で…」ってなりそうなもんなんだけど
がんの治療が続けられない!とかいうけど、4ヶ月目から更に高額療養費の自己負担下がらないっけ?一年半以上抗がん剤治療してたら障害手帳とかで医療費無料にならなかったっけ?この辺は状況によりそうだけど
この辺の知識も調べる気もない人が、流れてきたからって一生懸命リポストしてくるの、おすすめ欄の弊害なのかなぁ
奨学金が叩かれてたときにYahooニュースで「息子が死んだのに支払いは残る…」とか「低所得だから返還額が負担で…」とか書かれてるの見たときの、いや支払い免除なり減額なり利用して?っていうかマスコミに愚痴ってないで学生支援機構に電話して?
っていう気持ち思い出したわ。書いてて。
ひっそりと追記させてください。
誰にも言いたくないから書き込んだものがいつのまにかいろんな誰かに見つかってしまっていた。
励ましてくれた人、優しい言葉をかけてくれた人、共感してくれた人、ありがとう。
やっぱりウルセーって思う声もあったので、むしろスッキリした。冷静になれました。
言うかどうか迷ったけど、どうしてもこれだけ。
私は友だちの声をデリカシーがないとかそんな風には思ってないよ。
もちろんマジでデリカシーないクソ野郎の声も相当数混じってるんだけど。
なんて言うのかな。私は昔から子どもが好きで、付き合いが長い人ほど私がずっと「いつか子どもほしい!」と言っていたのも知ってる。
むしろ「子どもは考えてない」「できなくてもいい」と言ってる今がイレギュラー。だから、「本当に?」「なんかできることあるんじゃないの?」となるんだと思う。
旦那は学生時代からの長年の恋人とかではないし、私が私の友達なら「知り合い歴が浅い人のためになぜそこまで!?」って思うと思う。
デリカシーがないわけじゃなくて、なんか上手く言えないけど。
たまたま一度にそれが重なってつい爆発してしまったけど、旦那も愛してるし、友だちの存在もすごく頼もしいし、私は今の生活にとても満足してるよ。
子育てしててもしてなくても悩みはもちろんあるし、結婚しててもしてなくても苦しみはあるし、悩んだり傷ついたりするのはもう人生と切り離せないものなんだよね。健康はあればあるだけいい。
昔読んだ漫画に「この間は本気でムカついたけど、でも昨日と今日は幸せ。明日は泣くかもしれないけど明後日はまた笑える」みたいなセリフがあったけど、そんな感じでこれからもやってくね。
追記おわり。
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今日も言われた。
うるせーうるせー。
どいつもこいつもうるせーよ。
お前らみんな知ってるだろ。私の旦那は数年前に抗がん剤治療したばっかなの。子どもつくれねーの。「また検査してみたら?」じゃねーのよ。数年前に検査したばっかりなんよ。なんならまだ通院してんのよ。
今元気だからあんまり意識しないかもしれないけど、大変な治療だったんよ。
結婚間近でいよいよ妊娠が自分事になって、ちょうど結婚時期が近い私に話を振るのはわかるよ。私だって前向きに答えたいさ。
子育て話ができる友達が欲しくて私に「不妊治療しないのか」と聞いてくる気持ちもわかるよ。私だってあんたとしたいさ。
生まれたばかりの我が子があまりにもかわいくて、もう生まれる前に戻れないんだよね。その幸せをぜひ体験して欲しいと思うのもわかるよ。それはそれはこの上ない幸福だろうさ。
結婚したんだから次は子供のこと考えるでしょって思う人間がいるのもわかるよ。大きなお世話だけど。
気持ちはわかるさ。悪気なんかなくて、むしろポジティブなのもわかるさ。
みんな知らねーだろ。私たちが「もし私たちに子どもができたら」なんて子どもの名前を空想して遊んだりしてたことも、旦那がどれだけ辛い治療に耐えたかも、私が何度「やったー!ダメなはずなのに妊娠した!」って喜ぶ夢を見ては最低の気持ちになって目覚めたか、全部知らねーだろ。
不妊治療すれば可能性あるってもんでもないのよ。いやもちろん可能性はあるんだけど、こっちはどれだけ癌患者向けのサイトを調べてると思ってるの。
それいちいち言いたくないじゃん。治療を始める前のこと言ってももう仕方ないじゃん。
そもそも私じゃなくて彼のプライベートな情報だし、こっちは嘘つくのも真実を言うのも、それを何度もやるのもしんどいわけよ。
もう数年経ったと思ってるんでしょみんな。まだ数年なのよ。まだ数年。
あの頃、もしかしたら死んじゃうかもしれない。死んじゃやだって毎日一人で泣いてたの。治療終わって、生きてくれてて嬉しいの。
私だって、そりゃ自由に選べるなら子どものいる人生が欲しいさ。みんな付き合い長いんだからわかるだろ。
わかるから聞いてくるんだよな。そうだよな。わかってるさ。
私の親は全くそんなこと聞いてこない。私の親は私の幸せだけを願ってくれてるから、私が幸せならそれで十分なのだ。孫が見られるかどうかより、私が幸せかどうかだ。なんてありがたいことだろう。
彼と生きたら今より幸せだと思ったから。他の人と子どもを産む人生も楽しいだろうけど、私はこの人を選ばなかったことを多分ずっと後悔すると思ったから。
幸せってこーゆー感情でしょ。この人と結婚して本当に幸せなの。子どもがいたらもっと幸せかもしれないけど、今十分幸せなの。
私は、この人と一緒にいられる期間が仮にずいぶん短かったとしてもいい。
子どもがいたらとかそんなの全部乗り越えたつもりで一緒にいる。
でも、「つもり」だから何度も聞かれると、ふとした拍子にコップに水が溜まって揺さぶられる。
わかってくれよ。そう何度も聞いてくれるなよ。何人もに同じように答えてるんだから。
「元気になってよかったね」
本当にそうなのよ。
私、彼のこと大好きなの。私、彼との子供を産みたいって本当に心から思ったの。
早くしないと私の子宮では赤ちゃん上手につくれなくなってくるよね。
わかってるよ。でも、旦那が好きなんだよ。それだけなんよ。それだけを大事にして、1日でも長く一緒にいたくて今を選んでんだよ。
だからそう何度も何度も聞いてこないで。答えは変わらない。
できねーの。つくれねーの。養子制度とかは君らよりは調べてるよ。
でも、私もきっと誰かのことを同じように無意識に傷つけてるだろうから、お互い様ってことでひとつ。
これからも「できねーのよ」って何食わぬ顔で返し続けるわ。
たまにこんな風に爆発させながらな!!たまにならいーよな!人間だもん!
旦那、愛してるぜ!
Permalink |記事への反応(30) | 12:41
半年ほど前に精密検査の結果、ガンと宣告された。ステージはIV。進行性が早いものらしく、生存期間の中央値は約一年。まさか癌家系ではない20代の自分がステージIVのガンになるとは思わなかった。
癌治療と言っても最近は新薬が承認されたり、数年前から新たな抗がん剤を取り入れて予後が変わってきたり、抗がん剤の副作用もかなり軽減できたりと医療は進んでいるらしい。SNSで自分と同じ病名やガン宣告された方を見て、少し希望が持てたと同時に気になり始めたことがある。
ステージが低い人ほどSNSで「つらい」「死ぬかもしれない」「なぜ私が」「なぜこの歳で?(ほとんどが私の倍近く、もしくは10歳以上上)」とよく騒いでいるのだ。驚くことに治療がひと通り終わり、経過観察中となってもステージが低い人は毎日のように不安を嘆いている。
逆に、自分と同じステージIVの方はライブや食事に行った写真を上げている。
また、ステージが低い人ほど治療費を誰かに負担してもらおうとしている様子が目につく。ステージIVの方ほど仕事を続けてご自身で治療費を払われている方が多い。私自身も現在は仕事をしながら抗がん剤治療を受けている。
ステージが低い人ほどよく騒ぎ、高頻度で悲劇のヒロインのような嘆きを繰り返すが、よく考えてほしい。ステージが低ければ、生存率は高い。
ステージ0やステージ1〜2は手術が前提として治療スケジュールが組まれる。ステージIVの私は手術は治療スケジュールに組み込まれていない。癌が原発から飛び出しているステージIVの癌患者は原則手術を受けられないのだ。ステージIVとなると、圧倒的にステージ0〜2の人よりも生存率は低い。
生存率が高いのに無闇矢鱈と騒ぎ立て、毎日のようにせっせと抗がん剤の副作用を呟くさまは正直集団ヒステリーに近いように思える。
まるで薬や治療の全てを知っているかのように呟く癌患者の呟きを見て治療パターンがプロフィールに飛んでみると、ステージ0やステージ1〜2なことが多々ある。ステージIVの自分からすると、「治療の全てを知ってます」というような口ぶりにもかかわらずステージが低いとウンザリする。この人たちが実際にステージIV相当になったら一体どうなってしまうのだろうかと思うこともままある。
ステージ0〜2で騒ぎ立てる人は26歳で自分のことをアラサーと呼び、29歳頃になるとアラサーと呼ばなくなる現象に近いのではないかと思ってしまう。
せっかくステージ0〜2で癌が見つかったのだから、無闇矢鱈と騒がずに、いい歳して悲劇のヒロインぶらずに治療に専念したらいいのではと思う。また、必要以上にネガティブに考えすぎると治るものも治らないのでは?と余計なお世話ながら思ってしまう。
ほぼ週一で猫の通院に10時間かけているので、インパクトを持つタイトルであるか否かの感覚も既にかなり曖昧になってきている。
所定労働時間?
月延べ40時間、猫の通院に時間をかけている今は、人生を振り返ってみてもかなり稀有な体験をしている時期だ。
この記録を残そうと思うにあたり、まず、担当獣医師、及び飼い猫(順不同)に敬意を払いたい。
健康だった時期の飼い猫を知っている身としては、通院に時間を費やさなければならない現状に文句たらたらではあるが、獣医療と猫に対しての敬意だけは常に忘れてはならないと感じている。
担当獣医師は、少なくとも飼い猫を診せる日は、おそらく10時間以上勤務しているはずだ。重病を抱え、寿命がそう長くはないであろう犬や猫が集まる医療センターで10時間、ないしはそれ以上の勤務、それによる凄まじき労苦は想像に難くない。
対して飼い猫は、朝から晩までの間、檻に入れられているか、抗がん剤の投与をされている。週に一度とはいえ、人間のエゴイズムによりそんな訳のわからない目に遭わせてしまって、心底申し訳ないとは思っている。
担当獣医師と猫に敬意を持ち、それぞれの境遇にも思いを馳せながら、文章を記すことにする。
猫は現在15歳の老雄猫である。約一年前にがんであることが発覚し、経口薬その他による対処や諸々の検査を経て、約二か月前から血液投与による抗がん剤治療を開始した。
チャーミングな見た目についても少し記しておこう。
毛並みはサビ模様と白い胸毛(および腹毛)、靴下のような白い足先がトレードマークで、なかなか洒落た雰囲気だ。
耳の形は猫らしい三角形ではなく、丸みを帯びていて、常にぴん、と立っている。
猫らしからぬその耳の形状故に、電車の隣席に座った女性からケージを見つめながら「うさぎちゃんですか?」と訊かれたことがある。猫です。
そんな茶目っ気すら感じる飼い猫が、がんにより闘病中だ。なかなか、ままならないものである。
10時間も何するんすか、と改めて思うが、時間割としては以下の通りである。
1) 午前8時~午前9時(1時間):往路(自宅から病院まで)
2) 午前9時~午後13時(4時間):猫を病院に預け、抗がん剤投与前の検査
3)午後13時~午後16時(3時間):検査結果確認後、抗がん剤投与
4) 午後16時~午後17時(1時間):医師との面談、薬の処方、会計
5) 午後17時~午後18時(1時間):復路(病院から自宅まで)
1)、5)の往復路にかかる時間や、4)に関しては大した話ではない。
2)、3)が曲者だ。
「通院」の大部分を占める7時間をどのように過ごすか。
医療センターは辺鄙な立地にあり、周辺に存在している施設はごく限られたものになる。
飲食店で過ごすのも手だが、せいぜい潰せる時間は2、3時間程度である。
そもそも、猫の検査結果や現在の体調、検査中の猫の姿を思いながら過ごす時間というのは、憂鬱であり、賑やかな飲食店で過ごすには心が落ち着かない。
少し足を延ばせばラブホがあるが、毎週ラブホに行くのも滞在費が嵩んで仕方がない。観光できるような場所も近くには存在しない。
そうなると、行きつく先は自然と定まってくる。
通院時間のメインである7時間を過ごす場所として最終的に落ち着いたのは、インターネットカフェ、通称「鬱箱」である。(これは世間一般における通称ではなく、私が便宜的に名付けたという意味での通称です)
人々が蚕の繭のように小箱に収納されており、その小箱は窓がなく、暗い。曇っていようが晴れていようが、空が見えない。常に暗い。
パソコンの画面には、よすがを求める者に向けた結婚相談所の広告や、行く当てのない者に向けた入寮可能、即金の仕事を勧める広告が忙しなく踊っている。
そんな小箱の中で、猫のことで気を揉みに揉みながら7時間過ごす。
しかしながら、7時間という迫力のある長い時間を過ごすには、やはり鬱箱以外にはなかなか見当がつかない。
7時間のうち2割はパソコンでの作業に充て、1割は食事や病院との連絡に充て、4割は眠り、3割は『あたしンち』(これ以外に鬱を加速させない漫画を知らない)を読む時間に充てる。
不穏な時間の中、暗闇で読んでも鬱が加速しない漫画を知っている人がいたら、ぜひ教えていただきたい。
ここまで散々陰鬱でトホホな文章ばかり記してきたが、救いはある。
猫が元気なのである。
猫は少々痩せてはいるが、闘病中ながら食欲は大変旺盛で、便通も申し分ない。家の中を悠然と徘徊し、腹を天に向けて放り出し、ぐうぐうと眠る元気がある。
先日も通院から帰宅し、屋内に開放した途端に人間の足元に纏わりつき、ニャンニャンと大声で啼いて飯の催促を始めた。もちろん大盛りの猫缶を食わせてやった。処方された薬も忘れずに。
投薬の効果か否かは定かではないが、本当にがんなのか疑わしいほどの生活ぶりだ。
ともあれ、本猫に今、有り余る元気があるのは何よりなことだ。
猫が生きて十五年を過ぎ、これからもまだ元気でいてくれるなら、通院10時間も苦ではないと思っている。
いや、少ししんどいが。会計の金額を見て、毎回眩暈がするような思いをしているが。頑張りたいと思っている。
朝病院を訪れて、病院から猫を連れて帰る頃には日がとっぷり暮れていようと、鬱箱に7時間籠ろうと、猫が元気ならば、頑張りたい。
猫も、もしまだ人間の寝床に潜り込んでくることが楽しいのならば。申し訳ないが病院へ連れていくことを、どうか許してほしい。
胸がちょっと痛いな…。生理前だからかな。ちょうど市からマンモグラフィのクーポン来てるし行ってみよ。って行ってみたらあれよあれよ検査され、「乳がんです」って宣告された。
私の周りの人や、SNSでいる乳がん経験者結構「痛い」って言ってる人多いので これだけは覚えていってください!
(ちなみにネックリングが痛い乳を冷やすのにちょうどいい形ってハック見つけたけど、ほんと それおかしいので病院行こうね…)
詳しい結果はまだわかってない。
なんだけど、私母を乳がんで亡くしてる。
母も40代後半で見つかって、取ったものの再発して見つかって3年後に亡くなった。
母を亡くした後は本当に寂しかった。
もともと父や兄弟と喧嘩しがちだったけど、ストッパーの母をなくして喧嘩は酷くなった。
私は家を早々に出た。
その後結婚・出産・育児(+若干の介護)を経験したが、「母が居てくれたらな」とおもうことは多かった。
母が好きなものが賑わってたら「母なら楽しんでたんだろうな」って考えたり。
そして出産・育児していくと見えてくる「こんなタイミングで乳がん分かったなんて、しんどかっただろうな」という気持ち…。
そして今。
私はあの時の闘病生活のことを考える。
正直、母の闘病は数年だ。抗がん剤治療を行ったのは多分数ヶ月だ。
でも、母と20年一緒に居たはずなのに、母の姿を思い出そうとすると その時の数年…なんなら最後の数ヶ月の姿が 一番思い出す母の姿になってしまってる。
家族写真の母は、楽しそうで若くてきれいな人なのにな。仕事も楽しそうで、新しいことを学ぶことが好きで、好きなものがあって、夫婦喧嘩もせず 苦手なことはあったけど いつもニコニコ楽しく過ごしていた大好きな母だったのに。
そして、私は今「私もそうなるんじゃないか」という恐怖がすごい。
母が今までの元気な姿じゃなく変わっていき、気持ちもふさいでいった姿は20代の私にはしんどかった。
夫はしょうがない。そうなっても受け入れてもらおうと思う。伴侶として。
ただ、こどもに私と同じような気持ちになってほしくないって思った。
元気な、いつも楽しそうにしてる私だけを見ていてほしい。
そんな私だけを覚えておいてほしい。
そう思ってしまっている。
母もそう思ってたんだろうか…。(もう最後はそういう気力もなかっただろうけど…)
それに私は子どもがどんな大人になるのか、見るのが楽しみだった。
声変わりしたらどんなんだろう、どんな道を選ぶんだろう。楽しみにしてる。
それなのに、私がいなくなったら、子どもは「お母さんがいなくなった子」という目でみられるんだよな…、「こういう時にお母さんがいたらな」って思いながら育っていくんだよな。私みたいに 今の私とは違った私を見ながら過ごしていくことになるんだよな…と悲しくなってしまう。
病気いやだ。
ほんと、なくなればいいのに。
母がそうだったので、私もなるのかなっていう不安はあった。
なのでがん保険には入ってた。
健康だ。
ーーーー
皆さんやさしいコメントありがとうございます。元気だよという体験談も嬉しかったです。
乳がんは早期発見であればあるほど生存率は高いということがわかったので、ぜひ定期検診は行ってください。
40代からは検診メニューにも入ってくるけど、20〜30代の癌患者さんも増えてきてるようです。(AYA世代といいます)
違和感感じたら、都合つけて検診に行ってみてください。
Permalink |記事への反応(12) | 11:26
去年の夏、がんが発覚し 即抗がん剤治療が始まり 怒涛の治療期間半年が終わった。
ということで、先日 夫の両親、自分の親を呼んで親族全員の記念撮影をした。
(親にはわざわざ「治療終了記念」とは言っていないけれど)
子どもは一人っ子。第二子などいると親族集まったりもするんだろうけど、下の子いないしそういう機会もなかった。
七五三にも親は呼んでいなかったので、両家の親族が集まるのは子のお食い初め以降初めてだった。
良かった。
私が亡くなると、お葬式・四十九日・一周忌などちょこちょこと集まることになるんだろうけど、私がいないじゃん!
自分がいる間に、ちょこちょこと親族が集まる機会 作っていきたいなと思った。
親がさー、ガンになっちゃったのね。
で抗がん剤治療を始めたんだけど、聞いてた通り、副作用で味を感じにくくなっちゃったんだってさ。
でも抗がん剤の味覚障害だと酸味は比較的感じやすいって言うからさ、ポッカレモンとかああいう酸っぱい調味料なんかを試してもらったのよ。
そしたらやっぱりレモン系の味は比較的美味しく感じるって言うもんだから、地方名物のレモン系の味の食べ物買って渡そうかなってお取り寄せしたんですわ。
したんだけど、がんの転移が急速に進んでて、体力的に抗がん剤治療も手術ももう無理ってなっちゃったの。
それは残念だけどせめて一緒に食べればいいじゃんって思うわけだけど、抗がん剤治療やめたら、反動なのか今度は味がちょっとでも濃い物がダメらしくてさ。
今自分一人でそれ食べてる。
とりあえずまあ、まず、産んでみたい。
「子どもがいたら」ってのはもう私の子宮にいる時点である意味叶ってると思うので、まずはちゃんと産んでみたい。
近々二人目を産む友達が、「またあれをやると思うと怖いけど」と話していた。そのくらいには怖いことなんだと思う。でも、それでもいいからエイヤと産んでみたい。
だってそれが、子どもと出会える最初の瞬間なんでしょ?おまたからでもおなかからでもいいから、会ってみたいなあ。まずは。
あと、今の彼氏とさんにんで、たくさんお出かけしたい。ポニーショーとか見たいなあ。動物園に友だちとその子どもとかと行くと、ふれあいコーナーとかですごく表情がキラキラしてるの。私もふれあいコーナーとか行くの大好きなんだけど、自分の子どもと行けたらより楽しいだろうな。
言葉とか教えるのも楽しそうだよね。
「わんわんだねー」とか言うのだろうか。私は絵本を読むのが大好きなので、絵本をたくさん読んであげたいな。どてっ!ってやってくれたら多分悶絶しちゃう。私はダルマといえばかこさとし派なのだけど、新しい絵本も、ベストセラーな名作も、私も読みたいものをたくさん一緒に読みたい。
絵を描くのもいいなあ。新幹線を見に行くのもいいなあ。ディズニーは疲れちゃうから、まずは小さな遊園地から行こうね。
お洋服を買うのも楽しそう。モイモルンというブランドのものが好きで、お友達とかにあげたりしてたけど、自分の子どもに着せてあげたい。ユニクロの絵本シリーズもかわいいよね。マールマールみたいなかわいいのもいい。西松屋で探すのも楽しそう。
親戚の子どもには服をときどきあげるんだけど、とっても喜んでくれる。すごくあったかい気持ちになる。自分の子どもだともっとあったかくなれるだろうな。まあ、我が子となれば自由に買いまくることはできないんだろうけどねえ。ときどき、遊びでジャアンみたいなコーディネートさせたい。
絵本を読むのは楽しいだろうなあ。私が。本を読むのが好きな子ならいいんだけど。絵本に興味がなくて外で戦いごっこがやりたいタイプなら、彼氏に全部任せよう。
あ、そうだ忘れてた。手もつなぎたい。手を繋いで歩きたい。ちょうど昨日、親戚の子どもの手を繋いだばかりだ。あったかくてずっと汗ばんでんの。エスカレーターのぼるときに、えいっ!って言ってぎゅっと握るのがかわいい。
つないでる小さい手が少しずつ大きくなるのは、きっとかけがえのない思い出になるだろうな。
手をつなげるようになるまでは、体力がないのでおんぶは避けて、なるべくベビーカーに乗せて、いろーんな景色を見せてあげたい。おんぶは彼氏に任せよう。彼も子どもが好きだし力持ちなので、多分率先してくれるはずだ。
キョロキョロと景色を見る姿を眺めるのは愛しいだろうな。なんだこれは!?これがきになるのですが!?なぜ右に進んでくれないんですか!?右の景色が気になるんですが!?みたいな表情を見ながら、街を歩くのは大変でもあるだろうけど、かけがえのない思い出になりそうだ。
子どもがいたら何がやりたいって、
結局、やっぱり、「育てたい」んだな。
私の彼氏は抗がん剤治療をしたことがあるので、子どもはもう多分つくれない。多分とつけてみたけれど、周りのみんなよりよっぽど叶わない。夢のまた…だからときどき、こうやって、誰にも見つからない場所でたられば日記を書くのだ。
現実では「いなけりゃいないでしょうがないからね」って顔で生きてるし、その気持ちも嘘じゃない。でも、つい鼻がツンとしてしまう。
私と彼にこどもがいたら、どんな子なんだろうなあ。