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はてなキーワード:戦艦とは

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2025-12-13

映画】ペリリュー -楽園ゲルニカ

まんがタイムきらら絵柄で脱臭してもこのエグさって、現実ではエグさを超えたすぎてなんて言葉にしていいかからいくらいエグいて…

文字通り焼け野原が繰り広げられる

 序盤は「エグいて…いやエグいて…」から、「日本は、負けたのか…!?」あたりから「お、おも〜〜〜い!重い!!」になり始めた 

 エグさの許容可能量を超えると語彙がなくなる

玉砕悲惨さもエグいけどその後の潜伏パートも別種のエグさがある 情報が入ってこず、明日どうなるか分からない状態で2年はキツい

戦争映画始めてみた

デスノートか?と思ったけどそんなこと無かったぜ

原作未読で和泉くんの口紅2コマだけを見て、和泉くんが主人公だと勘違いした状態

「偶然生まれた、国や時代にすり潰される「個人アイデンティティ」の話」を期待して観に行ったけど、思ったより王道戦争映画だった そして戦争映画は万全の体調の時じゃないとHPMPの消耗がヤバい 寝不足状態でみる映画じゃねえ!

主人公くんと猟師くんの間にもっとホモソというか〜戦場の絆〜(湿度高め)を期待していたのですが、最初から最後までお互いにカラッと健康信頼関係と互いを尊重する心を持ち 接していた 湿度は多少きらら絵柄によりカットされてるだろうがそれにしてもヘルシーな関係の二人だった 

主人公くんと猟師くん、仮に2人が2025年大学とか職場出会っても、映画の2人の健康距離感人間関係絆けるんだろうなぁという感じ 戦争という特殊環境出会った「からこそ」の人間関係の独特さは無かった 湿度については周囲の人々が担当してた

タイトルの「楽園」の名前が恥ずかしくないくらい背景美術が美しかった

時間経過で焦土から元々の南国の美しさが取り戻されてく過程の美しさと文字通り「地獄」の玉砕から時間が経過していき「過去」になっていく「あの死はいったい…」とむなしくさせられる心が2つある〜だった

・命の儚さをシャボン玉表現するし、大事な仲間が亡くなるシーンで切ないピアノ曲流すしエンドクレジットでは実際のペリリュー島写真を挿入してくれる、 戦争映画の「王道」しっかり押さえとった

・それはそれとして君、戦闘の才能ありすぎない? 

そういうシモ・ヘイヘ的な「本来発揮されることなく亡くなっていくであったはずの才能」が時代のいたずらにより 輝く瞬間は美しい…

シャボン玉飛んだの鼻歌がイイ声すぎておもろい、そんな「演出がまっすぐすぎてそのまま受け止めるのがちょっと照れる」ひねくれたワイ

・1人くらいゴールデンカムイみたいな戦争人格破壊された振り切った異常者出てくるかな と思ったけどいなかった 

戦争は終わっても、私の戦争は終わってないんです隊長も哀しいけど心情は「理解」できるから

・人望ありんちゅ隊長の「人望をあつめられる人柄」の長所短所(本人の責任感かつ今更引くにひけないんです…にみんなの人望が人数分かけ算デバフになりラストに繋がる)が両方描かれていてすき

 どんな性質にも長所があれば短所もある

隊長ラスト、あれはあれで本人がよければ…まぁ…(村長もそうだと言っています)だったし…

・盗みのために忍び込むの回数こなしすぎて、敵地中で映画に見入っちゃうとこ、「慣れ」の怖さ感じた 猟師くんの遺体が燃やされてるのもちゃんと見届けるのも「2人の絆」と同時に「人間の肉体が燃えるのを抵抗なく眺められる慣れ」を感じて 「戦争ってよくないですね~」ってなった

・敵軍戦艦の前らへんがパカー開いて戦車が列になってキャタピラで出てくるとこ、「敗戦国屈辱メカへのロマンガンダム宮崎駿男の子メカロマンを生み出し、今の漫画アニメカルチャーに繋がったんやなぁ…」と複雑な気持ちになりながら見てた 

戦争は、クソザコ市井の民ワイにとっていいことが1ミリもないのでよくないと思いました 

当時、オッペンハイマーとか風立ちぬとかのポジの人たちは普通にいい生活送ってたもんな…

・水↓木↑(ケ゚謎発音)さんみてえなビジュの上司

南国の玉砕作戦で、丸眼鏡ビジュは連想してしま

・当時の人々は、情報簡単アクセスできる今の人々と比べて、圧倒的に手に入れられる情報が少ないもんな…と思いながら観ていたが、Twitterでイーロン君のアルゴリズムからお出しされるオススメ情報を貪り食ってるワイはコントロールやすいチョロ市民やろなぁ…と思いながらみてた

・斜め後ろに序盤はポップコーン食いながら観て中盤以降ずっと啜り泣きしながらみてるおっさんおって、この映画を余すことなく楽しんでるな…と思った

戦争映画ポップコーン食いながらみるやつおる?

めっちゃ泣いてるけどお前戦争リアタイ勢じゃねえだろ

・思ったよりお客さんはいってた 30代以降の男性が多い印象

・あの地獄みたいな戦争が虹に始まり虹で終わるのも美しい…

・視聴理由劇場に貼られたポスターの背景美術の美しさと和泉くんの口紅2コマをみて

Permalink |記事への反応(0) | 12:06

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2025-12-08

anond:20251208221528

読んだけどさあ、前後発言も踏まえて、どう読んだとしても以下の解釈は「明らかではない」だろ。

好意的解釈すれば、そういう解釈もあり得る」程度のもんで。

と答弁しており、高市早苗首相はのアタマの中では、次のようなフローが浮かんでいたことは明らかである

1.中国北京政府が、戦艦をもちいて台湾海上封鎖する

2.海上封鎖を解くために、米軍艦艇が来援する

3.中国人民軍が、米軍が近づくことを阻止するために、武力攻撃を行う

4.米軍に損害が発生する

5.日本政府直ちに事態認定を行う、その際には「存立危機事態」と認める可能性がある

ここ以外の部分はすごく真っ当な話の運びなのに、なんで急にここだけエクストリーム擁護が挟まるんだ?

友好国や私ら日本人増田のように解釈してくれるかもしれないけどさ。

相手は仲良しこよしとはお世辞にも言い難い、戦略的互恵関係を築いていきましょうね、ウフフと言ってお茶を濁しあっている中共よ。

Permalink |記事への反応(1) | 22:51

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大学受験向けの日本史塾講師ユーチューバーへのコメントが消された

日本史塾講師動画https://www.youtube.com/watch?v=RRIWLygFPhE

論旨・主張について、問題はない。その通りだと思う。

  1. 高市首相が「台湾海上封鎖存立危機事態になりうる」と具体例を挙げたことは、安全保障上の手の内を晒すものであり、歴代内閣の答弁方針を逸脱した極めて不用意な発言である
  2. 大手新聞社説を含め多くの人が日中共同声明誤読しており、日本中国の「台湾自国領」という立場を「理解尊重」しただけであり、「承認」はしていないという微妙外交的立場を正しく理解する必要がある。
  3. 中国側の反発(渡航留学自粛等)により日本経済や将来の人材獲得に深刻な影響が出る恐れがあるが、政権維持観点から首相発言撤回することはなく、日中関係悪化は避けられない。

ビミョーだが大事な点で異なるのは、高市首相岡田克也議員の質疑に対する答弁を議事から引用再現している箇所である

塾講師:

台湾統一であの完全に、ま、中国北京政府支配に置くようなことのためにどのような手段を使うか、ま、それは単なる、ま、シーレーンの封鎖であるかもしれないし、実力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それは、あの、いろんなケースが考えられると思いますよ。」とでま、こういう風に高一さんは言ってるわけですね、でその後ですね、「だけれども、あの、それがやはり、戦艦を使ってですね、そして武力行使も伴うものであれば、ま、これはあのどう考えても存立危機事態になり得うるケースであると私は考えます

これは、2025年11月7日(金)の岡田克也議員との以下のやり取りの箇所である

高市早苗(首相)の会議録は次の箇所https://kokkai.ndl.go.jp/txt/121905261X00220251107/188

「例えば、台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーンの封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

この答弁を指して、塾講師は次のように主張している。

中国台湾攻撃すれば、日本自衛隊は出撃しますよ」と取られても仕方のない、そういう発言高市総理国会答弁でしました。

切り取りをすれば、この塾講師の主張するように解釈されても仕方がないのは、その通りである。だが、日本史塾講師で偉そうに講釈するならば、この直前での高市早苗首相の答弁も参照しなければフェアではない。

高市早苗(首相)の会議録は次の箇所https://kokkai.ndl.go.jp/txt/121905261X00220251107/186

例えば、その海上封鎖を解くために米軍が来援をする、それを防ぐために何らかのほかの武力行使が行われる、こういった事態も想定されることでございます

と答弁しており、高市早苗首相はのアタマの中では、次のようなフローが浮かんでいたことは明らかである

  1. 中国北京政府が、戦艦をもちいて台湾海上封鎖する
  2. 海上封鎖を解くために、米軍艦艇が来援する
  3. 中国人民軍が、米軍が近づくことを阻止するために、武力攻撃を行う
  4. 米軍に損害が発生する
  5. 日本政府直ちに事態認定を行う、その際には「存立危機事態」と認める可能性がある

上記は、これまでの日本政府2015年平和安全法の整備から日本政府の変わらない姿勢である

塾講師は、高市早苗首相発言について、問題なのは個別具体的な事例に踏み込んだ発言をした」ことだと言っている。確かに高市早苗首相個別具体的なことを述べているのだが、ポイントは「台湾有事=>存立危機事態」というそこではなく「台湾への武力侵攻 =>米軍支援」とたか台湾侵攻があれば自動的米軍支援すると言っているかのような状況を想定している点である

存立危機事態の想定とは集団的自衛権の発動条件のことだが、それは友好国が武力攻撃を受けた時に自衛権行使として戦闘につながることである日本政府のこれまでの立論では、友好国=米国という説で国会質疑を乗り切ってきていた。高市早苗首相のアタマの中にはそうした前提があっただろうと考えられる。

したがって、本当ならば、高市早苗首相は今回の迂闊な答弁について弁解することも可能ではあったのだ。「台湾有事が即ち存立危機事態」になるわけではない「来援した米軍攻撃を受ければ、事態認定判断を取り得る」と言い直すことも出来た。だがしかし、それでは「台湾有事の際には米軍が介入する」と言っているに等しくなってしまう。ここがあるため引き返せないのである

高市発言問題とは、「台湾への武力侵攻」を端緒とした具体例で米国武力支援を引き合いに出した点にあると思う。米国政府台湾に介入することを公式には認めていない。米国政府は常に「東アジア台湾海峡の平和を支持する」と表明するに過ぎない。米国姿勢中国台湾それぞれへの配慮であり、それぞれへの牽制である

現在の日米政府共通認識は、台湾有事があれば世界にとっての危機的状況になり得るということである。ならば、それぞれ自国判断危機的状況に対する積極的アクションを起こす必要があるということも、日米供に認識していることである

したがって、本来であれば「日本の近隣である台湾有事があれば、事態認定判断を取り得る」と言うべきなのだしかし、それはこれまでの日本政府立場を変えることになる。本来であれば、しっかりと閣議を通じて決めなければイケないことであった。

これが、岡田克也議員の「軽々しく言うべきではない」という警告がそのまま現実になってしまった今なのだった。

中華人民共和国台湾(中華民国から台湾」へ)のこれまでと現状について

歴史経緯の解説は、TBSラジオでの劉彦甫さん、前原志保さんの解説が分かり易い。

国際関係国際政治からみる台湾についての解説

日米政府特に政府台湾海峡認識については、神保謙さんの解説が分かり易い。

Permalink |記事への反応(3) | 22:15

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2025-12-07

三隻体制ってこういうことかな

一隻が沈没する時、二隻目は救助に行く、三隻目は援護射撃

 

なお大日本帝国海軍戦艦は実は

船員はみな遠洋で人身売買犠牲になっており

沈没したのは誰も乗っていない幽霊

 

ということはないかも知れない

Permalink |記事への反応(1) | 00:03

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2025-12-06

高市早苗「ごべーーーん!!!!!」

高市「はぁ、はぁ、存立危機事態とか言ってごめーん!!! 私が悪かったぁ!!!

!!!!」

岡田高市…!」

高市あんまり言っちゃいけないこととかわかってなくて…!!

今更みっともねえんだけども!!

アレ……取り消すわけには いかねえがなぁー!!!ハァハァ

もう一度…パンダ貸してほしいんだ 頼むがらよ」

俺「高市……」

高市戦艦で…攻撃してこないでぐれェ!!!!!」どん!!!!!

フンラキー(アメリカ)「うおーお前ら泣けるぞー」涙ダバ

これなんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 00:46

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高市早苗「ごべーーーん!!!!!」

高市「はぁ、はぁ、存立危機事態とか言ってごめーん!!! 私が悪かったぁ!!!

!!!!」

岡田高市…!」

高市あんまり言っちゃいけないこととかわかってなくて…!!

今更みっともねえんだけども!!

アレ……取り消すわけには いかねえがなぁー!!!ハァハァ

もう一度…パンダ貸してほしいんだ 頼むがらよ」

俺「高市……」

高市戦艦で…攻撃してこないでぐれェ!!!!!」どん!!!!!

フンラキー(アメリカ)「うおーお前ら泣けるぞー」涙ダバ

これなんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 00:46

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2025-12-04

anond:20251204090209

戦艦早苗

Permalink |記事への反応(0) | 10:05

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anond:20251204093852

戦艦?って思ってたけど、晋書 陶侃伝に「侃乃以運船為戰艦」みたいな用例があって「戦争に用いる船」のほうが戦艦本来意味だし、

訂正したら具体的な想定をしてる感が強くなって余計に角が立つってのもわかる

Permalink |記事への反応(0) | 09:55

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anond:20251204091552

輸送艦から戦艦じゃないもんと言えば無限ドローン兵士を送り込めるやつ

Permalink |記事への反応(0) | 09:19

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anond:20251204090209

戦艦とか軍艦とか護衛艦とか駆逐艦とか区別つくのミリオタだけやろ。

Permalink |記事への反応(1) | 09:15

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高市さん、「戦艦」を閣議決定してしま

政府は2日、高市早苗首相台湾有事を巡る国会答弁の中で触れた「戦艦」という言葉について、言い間違いではないとの答弁書閣議決定した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025120200639&g=pol

「訂正したくないでござる!!!絶対に訂正したくないでござる!!!」

もはや閣議決定って現実改変能力だろ…

Permalink |記事への反応(5) | 09:02

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軍艦戦艦でいいなら保守ネトウヨでええやろ

いちいち保守派とか言わずネトウヨって言ってくれ

Permalink |記事への反応(0) | 00:46

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2025-12-03

戦艦だもん!言い間違いじゃないもん!!

これが国のやることか?

Permalink |記事への反応(0) | 17:48

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anond:20251203123751

んっふっふ

ずれてますねえ

そもそもその話ではないんですよお

岡田

どういう場合存立危機事態になるのかって言ういうことをお聞きしたいのです


高市総理

これはやはり他国に、….台湾でしたら他の地域と申し上げた方がいいかもしれませんが、あのときは確か、台湾有事に関する議論であったと思います

その台湾に対してですね、武力攻撃が発生する、まあ、海上封鎖っていうのも、これ、戦艦で行い、そしてまた他の手段も合わせて、まあ、対応した場合には、武力行使が生じ得る話でございます

あの、例えば海上封鎖を解くために米軍が来援をする、それを防ぐために何らかの他の武力行使が行われる。

まあ、こういった事態も想定されることでございますので、まあ、そのときに生じた事態いかなる事態が生じたかっていうことの情報総合的に判断しなければならないと思っております



この話なんですよお

Permalink |記事への反応(1) | 12:40

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anond:20251203123310

「どの時点で日本が反撃するのか」が重要な話なの

日本ミサイルが飛んできたらそりゃ反撃する、それは当たり前で議論余地がない

それはそうなんだが高市

中国戦艦武力行使したら該当しますね」

と言ったか

「え、その時点で?日本ミサイルが飛んできてない段階でも?」

という揉め方なんだよ

Permalink |記事への反応(2) | 12:38

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anond:20251203122052

アメリカ軍がでて

中国戦艦

日本ミサイル飛んできたら


では具体的にどんな台湾有事シナリオなら要件を満たしそうか

いくつかモデルケースを作って「この場合はほぼアウト/グレー/ぎりぎりセーフ」みたいなライン引きも一緒に整理してください

0. 前提のルールをもう一度だけ整理

存立危機事態(=限定的集団的自衛権)」の3要件は、ざっくりこうです:

ここに当てはまりそうかどうかで

くらいに分けてみます

ケース1:台湾ローカルの小規模衝突(米軍はほぼ不介入

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼアウト

集団的自衛権での武力行使はほぼ無理

あり得るとしたら、「周辺事態重要影響事態」として、

後方支援避難支援情報提供などにとどまるイメージです。

ケース2:台湾本島への大規模侵攻+米軍グアムなどから関与(日本本土は無傷)

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼアウト〜グレー寄り

技術的には「台湾日本と密接な関係にある『他国に準ずる主体』だ」とか、

台湾陥落は日本の存立を危うくする」と論じる余地ゼロではないですが、

現行の政府説明国会答弁からすると、ここでいきなり存立危機事態認定するのは相当ハードルが高いと思っておいた方が現実的です。

ケース3:台湾封鎖+日本向けシーレーン通信インフラが半分以上止まる(在日米軍攻撃されない)

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:グレー〜ぎりぎりセーフ候補

「封鎖が日本の存立を脅かす」として、政府が 「存立危機事態になり得る」 と答弁してきたのはまさにこういうパターンに近いです。

ただし、①(密接な関係にある他国への攻撃)をどう構成するかでまだ議論余地があるので、理屈は立つが政治的には相当繊細なゾーン

ケース4:台湾有事を口実に在日米軍基地ミサイル攻撃される(日本本土被弾

想定シナリオ
要件チェック

ここは、もはや集団的自衛権の前に個別的自衛権ドンと立つケースです。

⇒ 分類:ほぼ確実IN(ただし集団的自衛権というより個別的自衛権が主)

が二重に成立し得る状況です。

実務的には「どのラベル説明するか」の問題になり、

台湾有事理由にした対日攻撃が来たら、自衛隊が反撃しない選択肢はほぼない」レベルと言ってよいゾーン

ケース5:台湾侵攻+日本船舶海保けがピンポイント攻撃される

想定シナリオ
要件チェック
⇒ 分類:ほぼ確実IN(ただしこれはほぼ純粋個別的自衛権案件

このケースは「集団的自衛権の線引き」というより、

台湾有事に巻き込まれ日本が直接殴られたらどうするか」という話になります

ざっくり位置づけの一覧

ケース 中身存立危機事態集団的自衛権)として
1台湾外島で小規模衝突・米軍不介入 ほぼアウト(重要影響事態まり現実的
2台湾本島侵攻・米軍は遠方から関与、日本無傷 ほぼアウト〜グレー(理論構成可能だが政治的にかなり重い)
3台湾封鎖+日本向けシーレーン通信に致命的打撃 グレー〜ぎりぎりセーフ候補政府が「なり得る」と言いそうなライン
4台湾有事を口実に在日米軍基地日本本土ミサイル攻撃 ほぼ確実INだが、主役は個別的自衛権日本防衛)。CSDも併存し得る
5台湾有事現場日本船舶海保自衛隊だけ攻撃 ほぼ確実INだが、これも基本は個別的自衛権の枠組み

最後にざっくりまとめると

…というイメージです。

Permalink |記事への反応(1) | 12:22

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2025-12-02

戦艦早苗 VS空母瑞穂

Permalink |記事への反応(0) | 19:22

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2025-12-01

高市発言擁護派ほど高市発言読んでないのでは?疑惑

anond:20251129220506

この増田理屈は、「台湾侵攻が発生すれば、台湾海峡のみならず他の主要な海峡も封鎖されて、日本物価の暴騰は不可避となる。それは日本存立危機事態なので台湾海峡迂回論は成り立たない。(裏を返せば高市発言妥当である。)」とまとめてよいと思うが、そもそも高市海峡の封鎖に限定して存立危機事態になり得るとは言っていないのである

先ほど有事という言葉がございました。それはいろいろな形がありましょう。例えば、台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。それは単なるシーレーンの封鎖であるかもしれないし、武力行使であるかもしれないし、それから情報サイバープロパガンダであるかもしれないし、それはいろいろなケースが考えられると思いますよ。だけれども、それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

cf.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E6%9C%89%E4%BA%8B%E7%99%BA%E8%A8%80#%E8%83%8C%E6%99%AF

台湾有事には

シーレーンの封鎖

武力行使

・偽情報サイバープロパガンダ

等が考えられるとしたが、「存立危機事態になり得るケース」と述べたのは、あくまで「戦艦を使って、そして武力行使も伴うもの」だけなのである。だから仮に海峡封鎖→存立危機事態が正しいとして台湾海峡迂回論を撤回したとしても、批判する側は高市海峡封鎖を伴わない「戦艦を使って、そして武力行使も伴うもの」を存立危機事態認定する可能性があるだろ!といくらでも批判余地は残るのである

(もしかしたら、元増田は「迂回論一本で高市発言撤回しろと言う人」限定批判しているのかもしれないが、そうであれば冒頭の「高市存立危機事態発言撤回しろと言うのであれば」は射程が広すぎるね)

今の答弁では、とても存立危機事態について限定的に考えるということにはならないですよね。非常に幅広い裁量余地政府に与えてしまうことになる。だから、私は懸念するわけですよ。

cf.https://www.katsuya.net/topics/article-10543.html (高市発言の一つ前の岡田発言)

岡田質問もこういった政府裁量の広さを懸念しての質問なのだが、そこら辺の意図がどうやら擁護派には伝わっていないようである

擁護するにしても、もうちょっと質疑のやり取り、高市の答弁を読んでいたら、ゴールポストの隅っこだけじゃなくて全体守らなきゃ!って思うはずなんだがどうにも視野が狭くなっている人が少なからずいるようである

そしてそもそも

台湾海峡だけでなくマカッサル海峡ロンボク海峡バシー海峡も封鎖されるという確度の高い予測

ってのはなんなんですかね?自分が調べても全然でてこないんだが?なんらかの事実提示する時はソースを出す癖をつけて欲しいもんだね。中国としてもなるべく迂回してもらって日本に影響が出ないようにした方が、日本出張ってくるリスク下げられるわけだからそう簡単に全部封鎖とはならんと思うんだが…。元増田ブコメ安易に迂回論成り立ちませんに乗っかったコメ多くてビビるわ。本当かどうかもわからないことに基づいて主張ばかりが過激になっていくのは非常に危ない傾向だと思うよ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:23

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2025-11-30

戦艦」とか言ってる時点で高市ダメ

高市「やはり戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考える」

いやいやいや中国海軍戦艦保有してませんから

アメリカ海軍ロシア海軍海上自衛隊現在戦艦保有してません。戦艦20世紀遺物です。

Permalink |記事への反応(2) | 17:40

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2025-11-28

高市総理名言集(R7.12.2更新

総理就任おめでとうございますサナエあれば憂いなし。キラキラと輝くキャッチー名言の数々をここに記します。

か 外交交渉マウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ(R7.11.21 Xの投稿

き 聞かれたことに対して、言える範囲で答弁をさせていただきましたが、日本国政府統一見解は昨日、閣議決定させていただき、先ほど来の答弁どおり。それ以上でもそれ以下でもございません。(R7.11.26党首討論

し Just shut your mouths... investeverything in me! (R7.12.1フューチャーインベストメントイニシアチブ

せ 政権基本方針矛盾しない限り、各党から政策提案をお受けし、柔軟に真摯議論してまいります国民の皆様の政治への信頼を回復するための改革にも全力で取り組んでまいります。(R7.10.24総理大臣所信表明演説

そ そんなことよりも、ぜひ、野田総理、定数の削減やりましょうよ。(R7.11.26党首討論

や やはり戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考える。(R7.11.7予算委員会

わ 私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります。(R7.10.4自民党総裁就任演説

Permalink |記事への反応(0) | 19:44

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2025-11-27

anond:20251127184140

引用記法も使えないニュービーか。動員されてきてんのかな。

台湾を完全に中国北京政府支配下に置くようなことのためにどういう手段を使うか。(中略)それが戦艦を使って、そして武力行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます

という文章を読めば、誰だって中国北京政府台湾武力行使したら」という話だって解釈するよね。

もちろん「普通に読めばそう解釈されるけど、それは日本政府の従来の見解とは異なるので、つまり高市言葉足らずの失言をしたんだな」っていうところまで考えてるわけだけど。

君たちのあいだでなら「誰に対して武力行使するかは明言してない!」って強弁しても通じると思うよ。

でもまあそれは国際社会では通用しないよってことじゃん。

Permalink |記事への反応(1) | 19:18

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anond:20251127142150

前段で米国への武力行使という話を置いているし、岡田が具体的な事態(誰に対して、ではなく手段)を問うたので戦艦(軍艦)による武力行使という事態を答弁しただけでこの解答の中ではその対象指定していない。事実岡田もその直後に誰に対する武力行使なのかを確認している。

また岡田の誰に対しての武力行使かを明確に回答していないという主張についてだが、高市は条文通りだと回答しているので普通に読解すれば「わが国と密接な関係にある他国」としか読み取りようがない。

Permalink |記事への反応(1) | 17:38

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anond:20251127100547

いまからでも全文を読んだほうがいい。

岡田議論の前提をきっちり詰めつつ「台湾危機がすなわち存立危機事態になりうると直結する言い方はおかしいですね?(日本艦船への攻撃など条件はありますよね?)」と聞いてる。

それに対して高市は「戦艦を使って、武力行使もともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得る」「武力攻撃が発生したら、これは存立危機事態にあたる可能性が高い」と明言してしまった。

岡田フォローして「誰に対する武力攻撃ですか?(日本アメリカへの攻撃ですよね?)」と質問したのに、そちらには明確な回答をしてない。

このやりとりの前段で高市米軍への攻撃言及しているが、この質問に対してはその「米軍への攻撃」という前提がポロッと外れてしまった。

うっかり忘れたのか、本音がこぼれたのかはわからんが、どちらによ明確な失言だよ。

Permalink |記事への反応(2) | 14:21

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右翼がやらかすと左翼オウンゴール決めはじめるのなんなの?

(追記)

基本、どう解釈して貰ってもいいんですけど2点だけ補足させて下さい。

高市擁護がしたいのか?

増田高市首相の器ではないと思っているし、安定した中道政権を望んでいます。この記事を書いたのは高市の失点を上手く活かせない、そして中立左派としての役割を果たせない左派への失望からです。

高市台湾への攻撃存立危機に当たると言ったか

直接的に問題となった答弁では″まあ、中国北京政府支配下に置くような、えー、ことの為にどのような手段を使うか、(中略)だけれども、あの、それがやはり戦艦を使ってですね、そして、武力行使もともなうものであれば、ま、これは、あのー、どう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます。″

と、台湾有事に至る目的手段について述べただけであり、直後の『誰に』対する武力行使存立危機に当たるのかという質問には『条文通り』と回答しています。また所謂新3要件武力行使の条件になるとも回答していることから、少なくとも発言の内容からは『わが国と密接な関係にある他国(=米国)』という範囲を逸脱したと解釈するのは困難です。

(まあそれはそれとして、頭ネトウヨおばさんがどう思っていたのかは非常に怪しいとは思っていますが)

(本文)

高市への批判が成り立つの高市戦略的曖昧さを突然踏み越えて具体ケースに言及し不必要中国との外交摩擦を招いたという所までであって、高市が挙げたケースが存立危機事態にあたり得るのは当然では?

中国武力現状変更を行おうとしていて、それに対して日本同盟国のアメリカが封鎖を解除しようとしたところに更に武力行使を受けるような状況が存立危機に当たり得るのは至極当然だし、国際的には明らかに日本先進国として国際秩序を守る役割を期待される場面だろ。普段国際協力大事とか移民を受け入れろとか発展途上国への支援重要とか言ってる癖に、防衛となると反戦カルトが顔を出すよなぁ?

極右歴史認識やらかした時も、日本戦後外交安全保障文脈無視していて国益を損ねると主張すればいいのに、イデオロギー脊髄反射するから反省が足りないだとか歴史修正主義だとか言ったほとんどの有権者にはどうでも良い論点しか反応できない。

ただただ相手の失点を叩いていれば良いのに、高市戦争をしたがっているだとか、日本台湾国家承認していないだとか中国に反撃されたらどうするだとか言った的外れイデオロギーを振りかざす。お前らが万年野党(支持者)なのは本当にそう言うところだよ。

Permalink |記事への反応(21) | 09:29

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2025-11-25

戦艦に噛みつくバカ

軍事用語戦艦とわぁ」

ここぞとばかりに定義を語るドヤ顔がムカつく。

現代戦艦というのは存在しませんよぉ」

「全て退役してます

「巨大な大砲時代遅れです、そんなことも知らないんですか?」

etc

 

いや普通に文脈から軍艦のこと、あるいは「戦争する船」ってわかるよね。

ミリオタアスペにはわからんかな?

 

しろここで「軍艦」ではなくあえて「戦艦」を使ったのはさすが高市なのだ

軍艦」と言うてしまうと「軍に属する船」に限定される。

 

はいCoast Guard沿岸警備隊

日本にも海上保安庁があり、これは自衛隊ではない。国交省に属している。

アメリカにも沿岸警備隊があり、中国にも沿岸警備隊がある。

国ごとに法的な建て付けが違うが基本的には「軍」ではない、創設の歴史目的からして違う。

アメリカ法執行機関徴税のための沿岸警備が発展した歴史があり。

中国はかなり特殊で半分軍、半分法執行機関、どちらとも言い逃れできる曖昧組織にしている。

 

では、中国海軍ではなく中国沿岸警備隊中国海警局)が台湾出張ってきたらどう解釈するのか。

念の為に繰り返すが、どの国も「海軍」と「沿岸警備隊」は全く別の組織です、目的が違う)

軍艦だと限定してしまったら想定から外れる。沿岸警備隊の船は軍艦ではない。

「軍」というのは国際法で縛りがある、軍縮条約やらの船数、排水量、モロモロにカウントされる。

捕虜地位などジュネーブ条約も関わってくる。

から各国、「軍隊ではない」と言い訳沿岸警備隊を別組織にしている。

アメリカ中国有事には軍に組み込めるようにしているが。国際法ハックなの。

ちなみに我が国もこの国際法ハックを活用してあり、海上保安庁巡視船沿岸警備の枠を超えてエグデカい。

災害対応も含むと言い訳しているが。。。

中国もほぼ軍艦じゃんって巡視船運用しているが、日本のはそれよりデカくて高性能。

 

閑話休題

では、中国台湾に侵攻するなら、手始めになにをするか。

戦争の定石でまずは偽装民間船と沿岸警備隊やらせんの、いきなり軍艦(軍の船)は出さんの。

軍艦じゃないもーん、戦争する気じゃないもーん」という体でちょっかいを出すの。

セオリーなの。

 

信じられない?

現在進行系で中国フィリピンがやってる、中国が持ち出してるのが沿岸警備隊China Coast Guard)です。セオリー通りです。

これにフィリピンが「軍」で応戦しちゃうと「法執行機関活動」を「軍で応戦」された、という扱いで国際法的にはフィリピンが不利になる。

過剰反応であり戦争をふっかけたのはフィリピン側と解釈される。

この辺の扱いは非常にセンシティブなの。

ミリオタは「政治の場で言葉は緻密に正確に!」とドヤるが、

政治世界では言葉の緻密さが求められるから高市はあえて「軍艦」とは言わなかったのだ(俺の想像

 

日本は「軍」を持たないので国民の「軍」の概念抽象的なので軍と沿岸警備隊区別曖昧でピンとこないだろうが。

Permalink |記事への反応(1) | 16:28

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