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2025-12-09

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

画像

​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

画像

学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

画像

​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

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永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

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チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

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​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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2025-11-13

anond:20251112140447

2割減給ってなにしたの。懲戒減給でしょ。ちょっとやらかしレベルでこうはならんきがする。

Permalink |記事への反応(0) | 12:01

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2025-11-01

依願退職しなかった警察OBです

20年前に緊急走行中に事故を起こして減給懲戒処分をもらった元警察官です。

まず警察懲戒をもらうのと同時に監察から退職を促されます

ここで面白いのが、内部でのパワハラによる懲戒では退職を促されることはありません。

気をつけてね、で終わりです。

監察から退職の促しを無視すると、署長、所属先のボス、先輩と次々と退職するように促してくる人たちが現れます

最後警察学校からの同期です。

ここまで来ると奥の手ですね。

それと同じ頃、警務や総務の人たちが中心となって、なんとか懲戒免職にするために動いています

まだ結審していない場合には、検察に掛け合って「どのような証拠があれば実刑にできるか」とかの話をしてなんとか実刑(失職)に持っていこうとします。

明らかに実刑が難しい場合、色々な判例処分例を照らし合わせて懲戒免職にできないか頑張っています

これは依願退職意向を示した場合とは真逆です。

依願退職意思があれば、警察は不起訴執行猶予にするために違法にならないギリギリまで協力しますし、ほとんど給与水準の変わらない再就職先の斡旋もしてくれます

そこまでしてでも、市役所県庁消防と違い、警察事件事故懲戒処分された警察官を内部に置いて起きたくないのです。

実際、取り締まり現場でそれを持ち出して警察官相手に管を巻く者もいるようです。

私が本部で勤務していた時、通りすがった交通機動隊の後輩が「誰かさんのせいでよー。今日速度違反したおっさんから『お前のとこの事故起こしたやつはどうなってんだよ』とか絡まれたわー。早く辞めねえかなあいつ」と言っていましたから。

ここまで来るともう意地です。

机一個と何も並べられていない本棚しかない窓もない部屋で存在しない資料を整理するという仕事しましたし、本部総務部にいた際は炎天下の中でひたすら各警察署の清掃や草取りもやりました。

仕事我慢すれば別に耐えられます

1番キツかったのは警察学校から同期会にも一切呼ばれなかったことと、家族ぐるみでの職場イベントにも一切呼ばれなかったことでしょうか。

先輩や上司との飲み会はどうでも良いですが、警察学校の同期は特別ですし、うちの子供たちはいつもイベントを楽しみにしていたので。

きつかったのは事故から10年くらいでしょうか。

定年まで5年を切ると、もう上も諦めたのか呆れたのか、仕事も通常モードに戻りました。

相変わらず上も同期も下も私を白い目で見続けたのは変わりありませんでしたが、普通仕事をさせてもらえただけでありがたかったですね。

そして定年を迎えると再就職がやってきます

警察再就職民間の定年後の再就職とは少し異なります

県警は階級に応じた再就職リストを持っており、定年する警察官は呼び出されて希望を聞かれます

総務部長の待遇はやはり破格で、うちの県警では某テーマパーク運営する企業顧問でした。

からパーク、アトラクション行列などの導線や警備などで県警から助言を受けているため付き合いは密接です。

他の部長クラス警視正の署長も地元本社のある某流通大手役員顧問です。

変わり種としては警視階級の署長経験者などは某流通大手店舗警備部門の現場責任者として働いていました。

万引き犯が捕まった際に警察通報するか、説教してその場で帰宅させるかの判断なんかをします。

仕事は地味ですが給与は破格ですよ。

あと、人気なのは総合病院自治体生活保護部門ですね。

生活保護部門言わずもがな総合病院も診察室や窓口でトラブルを起こしたり騒ぐ人たちが来るので、警察OBが必ずいます

椅子に座ってばっかりの仕事は性に合わないと、刑事や生安の人らがよく希望しますね。

そして、決まれ再就職先との面接もなくそのままそこでの勤務が決まります

退職したい際は再就職先ではなく、県警に届け出て退職します。

私の場合希望は聞かれませんでした。

再就職先は地元建設会社でした。

建設会社と言っても、元ヤクザ経営しており、生活保護ビジネスで稼いでいる会社です。

ボロボロの寮に生活保護受給者たちを住まわせ、保護費のほとんどを横取りし、生活保護廃止にならない範囲給与を出して工事現場などでのガラだしなどに派遣しています

出勤初日役員から言われました。

「お前のことはいくらでもこき使っていいって言われてるからな」と。

それ以来、汚い寮の掃除工事現場の仮設トイレの清掃や汚物の回収、社長役員運転手などの仕事をしています

身体辛いですが、給与のために辞める訳にはいきません。

どんなに汚い仕事でも、給与だけは同じ階級の同期の再就職先より遥かにまれています

家のローンもありますし、四面楚歌になって以来美酒美食ストレス発散にし今ではそれが日常になってしまっています

ローンと下げられない生活水準のためにはここで働き続けるしかないのです。

今日土曜日本来休みですが、旅行に出かけた社長家族の代わりに社長の家の犬を散歩に連れ出し餌をやって、事務所の清掃をしました。

明日明後日も犬の散歩と餌やりです。

明後日の夜には旅行から帰ってきた社長家族の送迎です。

妻と娘は旅行に行っていますが、私は仕事なので行けません。

家で1人野菜炒めをのせたインスタントラーメンを作ります

これが依願退職しなかった警察の「その後」です。

Permalink |記事への反応(13) | 18:01

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2025-10-27

anond:20251027212708

そらまあ全社員給料懲戒でも許されないレベルまで削れたら、株価も上がります

Permalink |記事への反応(0) | 21:50

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2025-10-25

まじでキャンセルの潮目が変わってきたぞ

田原発言番組打ち切り責任者懲戒

支持率グラフテレビ局謝罪

これからどんどん増えてくだろうな右翼キャンセル

Permalink |記事への反応(1) | 00:29

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2025-10-14

罰を与えたいのか?それとも

部下社員些細な違反行為を繰り返している

監視カメラPCログ違反行為の記録は積み重なっている

でも首を切れるほどではない

 

俺はどうしたいのか?

泳がせて致命的な証拠をつかんで正義の鉄槌を下したいのか

それとも「そういうことはやったらだめですよ。ちゃんと記録に残りますからね?」と、注意半分牽制半分のメッセージでやめさせるのか

 

ぶっちゃけ他に30人社員がいて、他の誰もがやらないような違反行為を繰り返す人間ってのは性根が腐ってるから排除したほうがいいんだよね

注意してそれに関しての違反行為は塞いだとしても、どうせ別のもっとばれにくいところで違反を繰り返す人間なのだから

 

だが違反行為を指摘したところで問題のない解雇懲戒ができるのかというと、今の日本では非常に難しいだろう

こういう輩に限って労働問題に妙に詳しいし、妙な弁護士や妙なユニオンと素早く連携を取るものなのだ

そいつの定年まであと数年だから、目を光らせつつ穏便にお互い過ごすというのが落としどころなのだろう

 

俺悔しいよ

悪を成敗したいよ

Permalink |記事への反応(0) | 16:43

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2025-10-13

情シス奴隷だし小間使いだし、なんかあったら責任押し付け尻尾切りするためのものでしょ?

よくツイッターとかで情シス愚痴とか見るけどさ、奴隷御主人様悪口書いちゃって生意気だよねえ

余計に冷遇したくなっちゃった!なんかあったら全部お前らのせいにして懲戒にしよっかなあ

Permalink |記事への反応(2) | 10:55

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2025-10-12

anond:20251011153620

元老没して文民統制ダメになったのは法制つくる枢密院が悪い

懲戒制度が軍以外にはなかったんじゃないの

あとメディア規制法、電通言論統制外国論文の変造とか、情報操作も酷かったぞ

アメリカ日本船舶事業家を、米国市場上場幻想で釣ってたけど、属国会社をかんたんに上場させるわけないのにさ

ドル建てのADR証券円安逃れがせいぜい

Permalink |記事への反応(0) | 12:06

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2025-09-30

anond:20250929183646

恩師の大学教授がコレ系だった

教え子にほれ込んだらしくストーカーまがいのことをした末に彼女が折れて結婚

今ならセクハラアカハラストーカー懲戒案件

結婚後も独占欲が強すぎて奥さんずっと家庭から出られず

研究室に語り継がれていたので

うちら女子学生教授距離とるように気を付けてたな~

Permalink |記事への反応(0) | 18:06

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2025-09-18

anond:20250916224400

素敵な話に水を差すようだけど

Aさんの退職には後ろ暗い理由がありそうだから深堀しない方が良い気がする

そこまでの関係性を築けていたのなら、一身上の都合での退職であれば事前に教えてくれると思う

Aさんのように付き合いを大事にして義理堅そうな方であればなおさら

それをしていないのは、懲戒解雇になったとか、警察沙汰になるような何かとか、そういう理由なんじゃないか

似たようなケースが身の回りであったわ

Permalink |記事への反応(0) | 14:08

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2025-08-24

anond:20250824113629

リストラのころはロッカーに機密書類を押し込んで懲戒退職させるのが流行ってたよ

今も、自己都合退職するくらいなら懲戒退職させるぞ、という脅しが横行してても不思議ではない

Permalink |記事への反応(1) | 11:40

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anond:20250824110804

民事懲戒を利用したリーガルバトルは時間をかけられる会社に圧倒的に有利だから

Permalink |記事への反応(1) | 11:17

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2025-08-21

anond:20250821000320

意図した手抜きは職務専念義務違反懲戒理由になるぞ。気をつけろ。

残業代が払われてないとしても、それはそれ、これはこれ、だ。

Permalink |記事への反応(0) | 00:11

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2025-08-08

Xアカウントからとある人の名前でてきたけど、怖くないんか?

ここまで色々な情報がでてると民事保全民事執行はすごく捗るし、弁護士目線だと助かるんだが…

勤務先に押しかけて「おたく社員業務妨害名誉毀損してます」と垂れ込むこと可能だし、戸籍謄本の扱いとかクソ緩いんで、やりようによっては両親に突撃もできる。

弁護士とか頭いいように見えて結構治安悪いぞ。

部下の弁護士パワハラセクハラ不同意わいせつ罪に該当するやつね)して、被害者自殺したやつとかある。

(むろん、取った情報の使い方によっては、懲戒食らう可能性あるけどね…)

今のところはアカウント名と本名を結びつけるやつはおらんけど、ネットウォッチ板にあるようなゲームだとまじ危ないぞ。

晒しwikiとかあるにはある。

Permalink |記事への反応(0) | 23:23

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イジメを撲滅する最も簡単方法

学校側がイジメを把握しながら無視したり助長したり隠蔽したら校長含む全教員が懲戒対象になる

通報制にして事実確認されれば金一封にするとか内申書の点数を大幅に上げる

加害児童を退学処分にするか刑事罰を科す

代替案として加害者の親を服役させるか被害者に対して数千万円の賠償金を支払わせる、難しいなら服役に変更できる

特に刑事罰に関しては法改正すれば今すぐ出来るのに何でやらないんだろうね

少年法改正しても無駄少年法の成立経緯は元々戦後少年犯罪が多かったからだけど今は少年犯罪そこまで多くないしむしろ減ってるというし

でも悪質で陰湿ものが増えてるから実数は分からない

今の劣悪な少年法を逆手に取ってイジメとか担任教員へのハラスメント行為も増えてるとか

子供を守るために作られたはずなのに子供犯罪性犯罪悪用されてるから

イジメを撲滅する最も簡単方法少年法廃止(廃案)する事だね。そうすればイジメは完全になくなる。

Permalink |記事への反応(2) | 11:33

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2025-07-23

anond:20250722063108

マルクス共産主義は、賃上げ問題についてストライキという闘争方法を推進したのだが

 

実は日本企業は、これに銅や水銀二酸化硫黄汚染拡散で対抗した

汚職告発者を懲戒解雇するうえ、企業側の知事政府告発者を懲戒させるに至っている

厚労省は、告発保護法の保護対象を内部通報者のみに制限し、企業側を支援している

公害感染症拡大が賃上げ抑制軍事作戦と見做されていないのは片手落ち

フェンタニル問題にせよ、化学医療人民攻撃にも使われるのが現実

共産党公害被害者支援利権を得て、賃金闘争リソースが奪われてる

 

官僚年金基金運用のため、むしろ定年年齢を遅めようとする

高額年金者は冤罪で殺されるし、官僚の定年もできるだけ延ばしたい

なので企業は、労働者攻撃を諦めない

 

定年年齢は80にも90にもなり、年金年金運用廃止に至るリスクが拡大する

そこでJPモルガンは、暗号資産融資担保とするといい、産業投資金の確保に動いた(今月)

企業は今後、資産暗号資産化したり、さら労働者の目から隠そうとするだろう

と、サシアゲノミクス年金運用崩壊危機も煽っておいたよ

ディストピアヒャッハーだろ

労働階級がどれだけ死んでも病気になっても、企業株価はむしろ上がる、のが植民地なのさ

Permalink |記事への反応(0) | 07:27

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2025-07-10

ハラスメント通報をされた

パワハラ通報だと思われる。

パワハラ通報だとして、厚生労働省によるパワハラの6類型で言えば、

(1)身体的な攻撃暴行傷害

絶対していない。

(3)人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視

絶対していない。

(4)過大な要求

(5)過小な要求

絶対していない。

(6)個の侵害私的なことに過度に立ち入ること)

→恐らくしていない。(好きなアニメの話などしたり、人を選んでパートナーの話はする。)

となると、

(2)精神的な攻撃脅迫名誉棄損・侮辱・ひどい暴言

になる。

→これも恐らくしていないし、とても気をつけている。とは思うものの、思い当たるとすれば流石にこれ。

自分がしていないと思っていても、被害者の方からすればされているのか。

ヒアリングまで気が気でない。

ある日唐突自分がこの立場になって、ググっても被害者ばかりで加害者側の立場書き込みはほぼなく、

冷静に考えればハラスメント被害者加害者(現状では被疑者か?)双方の主義主張をよく確認した上での事実認定だと思うが、

これから自分立場は?周囲からの反応は?懲戒食らうのか?と、次々考えが浮かんでしまう。

自業自得と叩かれるのは承知で、キリキリと胃が痛んでる。

Permalink |記事への反応(0) | 23:47

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2025-07-08

日本労働生産性が低い根本的原因:「職務専念義務」の害

A(会社員):最近職場ヘッドホンをつけて音楽を聴きながら仕事をしていたら、上司に「職務専念義務違反だ」って怒られたんだよね。でも、音楽があった方が集中できるのに...

B(法律に詳しい友人): それは災難だったね。でも実は、その「職務専念義務」って概念結構問題があるんだよ。

A: え、どういうこと?法律で決まってるんじゃないの?

B: そこが面白いところなんだ。実は公務員民間労働者全然違うんだよ。公務員場合国家公務員法地方公務員法に明確に書かれている。「注意力のすべてを職務遂行に向けなければならない」って厳しい規定があるんだ。

A: じゃあ僕たち民間労働者は?

B: 実は労働基準法にも労働契約法にも書かれていないんだ!でも裁判所は「雇用契約に当然含まれ義務」として扱ってる。

A: え、それっておかしくない?法律にないのに?

B: その通り!しかも、公務員向けの厳格な規定民間にも適用してるのが問題なんだ。実際に最高裁判例では「身体活動の面だけでなく、精神活動の面でも注意力のすべてを職務遂行に向けていなければならない」なんて言ってる。これって明らかに公務員法の文言をそのまま借用してるよね。

A: 「精神活動の面でも注意力のすべて」って...それ完全に人間機械扱いしてない?

B: まさにそう!公務員は「全体の奉仕者」として特別地位にあるけど、僕たちは私的契約関係のはずでしょ?

A: 確かに...。でも海外ではどうなの?

B:欧米では全然違うよ。アメリカヨーロッパでは、ヘッドホン音楽を聴きながら働くのは普通に受け入れられてる。「業務に支障がなければ問題ない」という合理的な考え方なんだ。

A: えー!じゃあなんで日本だけこんなに厳しいの?

B:歴史的な経緯があるんだよ。明治時代プロイセン官僚制度を導入して、儒教武士道の「忠」「誠」の精神が混ざって、戦時中の「滅私奉公思想まで加わって...さら戦後は「仕事神聖もの」という昭和価値観も重なった。要するに封建時代の「奉公」の概念現代まで残ってるんだ。

A: 「仕事神聖もの」?

B: そう。昭和高度経済成長期に「働くこと自体美徳」「仕事に私情を挟むのは不純」みたいな価値観が強くなったんだ。だから音楽を聴いたりお菓子を食べたりするのが「仕事を汚す行為」みたいに捉えられる。

A: うわぁ、それって完全に時代錯誤じゃない?

B: そうなんだよ。しかも「注意力のすべてを職務に向ける」って、人間心理全然理解してない。集中力には限界があるし、適度な気分転換の方が生産性が上がることだって科学的に証明されてる。

A: 本当にそうだよ!家族のことが心配な時もあるし、ずっと100%集中なんて無理だよ。

B: でしょ?現代マルチタスクが基本だし、リモートワークで家事と並行して働くのも普通人間機械のように扱う発想なんだよ。

A: でも公務員特別から厳しくてもいいんじゃない

B: それも違うと思う。公務員も同じ人間から集中力限界は同じだし、持続可能な働き方をしないと結果的行政サービスの質が下がる。過労死燃え尽き症候群の温床にもなってる。

A: 確かに...。でもこの制度、他にも問題があるの?

B: たくさんあるよ。まず、法的根拠がないのに民間に「類推適用」されて、日本全体の労働文化を硬直化させてる。働き方改革の阻害にもなってるし、過労死うつ病の一因にもなってる。それに、パワハラの温床にもなってるんだ。

A:パワハラとも関係があるの?

B: そう。「職務専念義務」を盾に、上司が部下の些細な行動まで監視して叱責する口実に使われることがある。「仕事中にお菓子を食べるなんて言語道断」「ちょっとスマホを見ただけで職務専念義務違反」みたいに。本来なら業務に支障がなければ問題ないことでも、この概念があると過度に厳格な指導理由にされちゃう

A: 確かに!僕の職場でも、休憩中じゃない限り一切私的なことをするなって雰囲気があるよ。

A: それは深刻だね。でも改革はできないの?

B: 完全削除は政治的に難しいかもしれないけど、穏当な修正なら可能かも。例えば「全力を挙げてこれに専念しなければならない」を「与えられた職責を十分に果たすよう努めなければならない」程度に変更するとか。

A: それだけでも随分印象が変わるね!

B: そう!それに参考になる例もある。2022年民法から親の「懲戒権」が削除されたんだ。かつては「親が子を躾けるのは当然」とされてたけど、児童虐待の温床になることが分かって時代に合わせて変更した。

A: なるほど!「当然」とされてきたことでも見直せるってことね。

B: その通り。職務専念義務も、明治時代価値観に基づく時代遅れの制度から科学的な人間理解現代の働き方に合わせて変える時期だと思う。

A: 君の話を聞いてると、僕がヘッドホンで怒られたのも理不尽だったんだね。

B: 少なくとも、欧米では当たり前のことを「職務専念義務違反」とするのはおかしいよ。公務員法の穏当な修正で、日本全体の労働文化改善される可能性がある。

A:希望が持てるよ。もっと人間的で合理的な働き方ができる社会になるといいな。

B: そうだね。「滅私奉公から効率的で持続可能な働き方」への転換が必要だと思う。法律文言を変えることで、社会意識も変わっていくはずだよ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:43

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2025-06-24

内心の自由について

以下の架空懲戒解雇処分取消請求訴訟について検討する。裁判所による判決の発表が法的・社会的秩序に影響を与えることも考慮して、適切な判断議論構成せよ。

原告Aは、被告B学園の非常勤講師として週1回勤務していた。Aは、B学園の運営する職員寮に入居していた。Aの担当する授業はX曜日の1時間目~5時間目までであり、また、契約上、授業の実施以外の義務はなかった。したがって、Aは6時間目の授業実施中に、Aの自宅である職員寮に帰宅するのが通例であった。これらの事実に争いはない。

ところが、被告B学園の主張によると、AはY年4月ごろより、6時間目に校庭わきの花壇に設置されたベンチに座り、数十分そこに滞在してから帰るという行動を行うようになった。X曜日の6時間目は、C年D組の体育の授業が校庭で行われる時間割であり、Aはそこで体育の授業が行われている様子を見ていた。Y年11月中旬に、C年D組の児童Eは、体育の授業中Aにじっと見られているように感じ、不安である担任Fに訴えた。Eは、Aは怒りや不満ではなく、ほほ笑んだ表情ではあったが、いつも視線を感じるので、なにか自分に恨みがあり、目をつけられているのではないかと感じると訴えた。

Fは、この問題について事実関係を確認するため、教頭Gにこの証言を報告した。教頭Gは、11月下旬のX曜日の6時間目に確かにAが校庭を見ていることを確認し、さらなる事実関係を確定するため、12月上旬にD組の児童匿名アンケート実施した。その結果、4月からほとんど毎週体育の授業を見ていることが判明し、さらに、Aの視線が授業中の児童に向けられていることが判明した。アンケートの一部の回答は、Aの視線がとりわけ女子児童に向けられていることを指摘するもの複数あったが、特にEに執着しているとする回答はなかった。また、「声をかけられたり、触られたりしていやな思いをしたことがないか」「おどされたことはないか」といった質問にはすべての回答が「特になし」または無回答であった。

B学園は教頭G、C年学年主任H、担任Fで協議した結果、このアンケート結果を「十分に不審兆候が見られる」と判断した。「居住人または第三者による違法活動が行われている可能性が高いとB学園が判断した場合、B学園は監視カメラの内容を確認する」という入居契約と、監視カメラ運用規定にもとづき、B学園人事課I および生活安全担当職員Jの立会いの下、寮のA居室内に設置された録音機能付き監視カメラ映像を閲覧した。そこで、AがX曜日帰宅直後、習慣的に自慰行為を行っていることが判明した。さらに、録音の内容からは、D組の児童Eや児童Kの名前連呼し、「いつもかわいらしいおしりを見せてくれてありがとう」「汗でぬれ体操着がとってもエッチだった」といった発言からまり卑猥言葉エスカレートさせ、EやKと性的行為を行っている空想のもとでかかる行為を行っていることが判明した。また、AはX曜日以外にも自慰行為はおこなっているものの、その多くは帰宅直後ではなかった。

この映像に衝撃を受けたF, G, Hらは、Aを処分することを決意し、B学園理事Lに一部始終を報告した。理事LはB学園理事臨時会をY年12月20日に招集し、B学園はAの行為が「児童権利を著しく侵害する行為」 「教員としての信頼を失墜させる行為」に該当するとして、懲戒解雇を決定した。

Aは、この解雇処分を不服とし、解雇処分取消を求めて訴訟を提起した。Aは、雇用契約はY年2月に延長され、Y年4月より5年間とする契約が結ばれたので、Z年まで非常勤職員地位があると主張している。

Aの主張は以下の通りである

・毎週数十分校庭を見ていたというのは誤りであり、10分程度で帰る場合や、校庭に立ち寄らずに帰宅する週もあった。

・校庭の授業を見ていたのは、児童の様子を知るという教育見地からであった。そのために、児童全体を見ていた。女子生徒に特に目線を向けていたという一部の証言は、Aを不審者扱いしていることが露骨アンケートにより誘導されたものであり、思春期児童の敏感な自己意識作用して、誤った認識が生じたに過ぎない。

アンケート結果を「十分に不審兆候が見られる」と判断したのは誤りである。また、そもそも居住人または第三者による違法活動が行われている可能性が高いとB学園が判断した場合、B学園は監視カメラの内容を確認する」とする入居契約条項は、居住人のプライバシー違法侵害する無効条項であるさらに、自慰行為違法活動とはいえない。この点から監視カメラ映像および音声は違法かつ人権を強度に侵害する手段により得られた証拠であり、裁判所はこの証拠採用すべきではない。

刑事裁判判例において、違法収集証拠能力否定されるのは、憲法31条・35条・38条2項の立法趣旨に基づいて、国家権力の強大な力を抑制し、違法証拠収集活動蔓延を防ぐためと解される。一方で、民事裁判において違法収集証拠能力が必ずしも否定されないのは、しばしば証拠へのアクセスが限られ、組織的圧力に反して証人を用意することが困難な個人が、無断の録音のような手段によってのみ真実提示することができるという事情によると考えられる。今回、被告原告使用人兼住居の貸主という強大な立場にあり、国家に準ずる、もしくはそれ以上の干渉能力を有していることから刑事裁判証拠能力基準を準用すべきである

・音声上で繰り返されるEやKの名称は、Aの想像上のキャラクターであり、D組の生徒との名前の一致は偶然にすぎない。

・仮に、B学園の主張する事実関係がすべて真実であったとしても、児童危険抽象可能性にすぎず、解雇理由としては著しく合理性にかけ、Aの内心の自由権利を不当に侵害し、懲戒権の濫用にあたる。

一方で、B学園は、Aが児童に強烈な性的関心を抱き、その欲望のために具体的な行動をすでに起こしているという事実児童安全という極めて重要人格利益公共利益保護する観点さらにEが不安を訴えるという事態がすでに起きていることを考えると、監視カメラ確認懲戒解雇もやむを得ないとしている。また職務上の権限濫用して校庭の児童執拗に見つめ、Aの性的欲望の充足に利用するという行為は、一体として一つの違法行為構成すると主張している。

Permalink |記事への反応(0) | 06:14

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2025-06-11

anond:20250609182454

そんなことしたらただでさえ溢れてる低収入弁が淘汰されちゃうじゃない

ここは大渕愛子の着手金詐取未遂法テラス経由の案件はとっちゃダメ)で懲戒されたのにも

擁護する法曹の湧く腐ったインターネッツですよ

最近だと着手金詐取は公表するぞ!という弁護士会方針にも異論を唱えてて、hatena増田弁護士会はすげえな、って思ってた

Permalink |記事への反応(0) | 14:08

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2025-05-27

anond:20250527125401

何の案件か知らんけど、基本的には一般競争入札勝つしかないんちゃうんかね

役人側も近頃は便宜を図ったら結構簡単懲戒とかだし、なかなか口きいたりはせんと思うが。

Permalink |記事への反応(0) | 13:05

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2025-05-01

ブクマカ民、希望休がわからないってマジ?

やっぱりはてブインテリ労働者の集まりだった……。

基本的に小売サービス流通インフラのようにカレンダー通り休めない業種には、これや類似のものがある。

要は祝日とかないんで、祝日分どこかで取れる休みのことである

例えば一般的企業※だと平日の祝日は16日あるので、16日分が希望休となる

※ただし裕福な大企業に限る

ちな弊社だと連続で使えって圧があるので、どこかのタイミングで小さなバカンスを取ることになる

有給と違って取らなくてもいいは通用せず、取らなかったら上司とまとめて連座懲戒が発生する

Permalink |記事への反応(2) | 21:12

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2025-04-29

機密情報の一部をネットにアップする

告発とかじゃなくバズり目的なんだけど

ネット晒しちゃダメだろ!ってヤツと何言ってんだ?金額とか隠れてるから何の問題もないだろってヤツがいて

まぁ楽観と悲観とか、リスク無視するか気にするか、みたいな話かも知れんが

ワイは最悪のケースを想定してネットには上げんかな。もし上司たまたまそのバズり見てたら情報漏洩懲戒もありうるし。結局何もないパターンのが多いんだけどね

古いタイプとか年齢もあるだろうけど、経験が長いと成功体験もあるけど失敗体験も積み重ねてるから慎重になっちゃうよな

Permalink |記事への反応(0) | 17:04

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