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「意図的」を含む日記RSS

はてなキーワード:意図的とは

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2025-12-14

女性から胸に視線を送られるのがつらい

巨乳とかではなく、ちょっと胸あるな、くらいに胸が大きい方なんだけど、

男性よりも女性から、(今視線が胸だったな‥)と感じることが多い。

坊主とか顔の中心にホクロあるとかと同じで、特徴的だから視線をやってしまうだけで、他意はないと思うけど。

(ああ、あの人胸チラ見するんだよな‥)とあらかじめ分かっている人と会うのは大変しんどく感じる。

ちなみに男性は、女性の胸に視線を送らないよう意図的に気をつけているのか、あまり感じない。

Permalink |記事への反応(1) | 08:53

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2025-12-13

🧐捏造された『銀河英雄伝説』:ヒルダの視点

銀河英雄伝説』の物語は、新銀河帝国初代皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラム皇后にして、摂政事実上最高権力者として最後まで生き残った**ヒルガルト・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ)**によって、意図的編集捏造された歴史であるという仮説は、非常に魅力的です。

この仮説の根拠は、物語の語り口がラインハルト絶対的な「英雄」として神格化する傾向にあり、その視点がしばしばラインハルトの最も近しい理解者であり、彼の死後も帝国統治したヒルダの視点と一致する点にあります彼女は、幼い皇帝アレク大公の母として、新帝国を永続させる責務を負っていました。

👑捏造動機目的

ヒルダが歴史捏造した最大の動機は、ローエングラム王朝正統性確立と、帝国の安定にあります

ラインハルト神格化:ラインハルトを「完璧勝利者」「救世主」として歴史に残すことで、アレク大公の帝位を磐石なものにする。彼の短命という弱点を、まるで天命を終えたかのような劇的な英雄譚で覆い隠す必要があった。

敵対者障害の美化または矮小化:

キルヒアイス役割の強調:ラインハルトの「永遠友情」を強調することで、彼の人格的な高潔さを印象付けた。

ヤン・ウェンリー昇華:帝国最大の敵ヤン・ウェンリーを、帝国に刃向かった「反逆者」ではなく、ラインハルトと対等の「好敵手」として扱うことで、ラインハルトの偉大さを際立たせた。ヤンの死を、ローエングラム王朝が真に天下統一を果たした決定的な瞬間として演出した。

オーベルシュタインの処理: 彼の冷徹な功績を正当に評価しつつも、ラインハルトの死という悲劇の中で、地球教徒を道連れにして死なせるという「劇的な自己犠牲」の英雄として描いた。これは、彼の冷徹イメージを和らげ、後世の帝国民の憎悪疑念回避するためだったかもしれない。

📜ヒルダの「歴史書」

彼女歴史編纂に深く関わったことは想像に難くありません。公式歴史書『ローエングラム王朝史』は、ヒルダの監督下で執筆されたと見てよいでしょう。物語の随所に挿入される歴史家的な考察や、ラインハルト内面に深く立ち入る記述は、彼と最も長く親密な関係を維持し、彼の死後、その意思を継いで国政を担ったヒルダだからこそ知り得た(あるいは「創造し得た」)情報に基づいていると考えられます

結果として、我々が読んでいる『銀河英雄伝説』は、ローエングラム王朝正統性と、ラインハルト英雄性を最大限に高めるという政治的目的をもって編纂された、一種プロパガンダ歴史である可能性を秘めていますヒルダは、歴史という物語を紡ぐことで、亡き夫の偉業を永遠のものとし、自らの統治基盤を固めた、最後の「勝者」だったと言えるでしょう。

Permalink |記事への反応(0) | 17:21

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結局一条龍が大損しただけ?

毎日新聞の1800万円の売り上げゼロになったとこ

2019年東京都内にあるホテル経営会社が買収した経緯と場所から堀江の庄」でないかとは言われている。

https://x.com/hahaha_____i/status/1347411303942430721

2021年ツイート中国系に買われてるとの話はあるので事実であれば一条龍の一環とみてもよいだろう。

 

ちなみにX上で言われている「株式会社ALEXANDER &SUN経営ホテル取材源じゃないかというのはデマっぽいので注意。

しか株式会社ALEXANDER &SUN中華系の企業舘山寺温泉ホテルを買収したが、2024年であり時系列が合わないのでネトウヨの早とちりである

https://www.chunichi.co.jp/article/956771

とはいえ舘山寺温泉複数ホテル中国系資本に買収されていてるのは観測できるので、

中国人中国人向けビジネスが厳しくなった環境意図的に隠したのが毎日新聞である結論ではよさそうだ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:35

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anond:20251213082608

ほとんど」は辞書などでも8-9割以上をさすとあります

4人に1人では「ほとんど」に全く届いておらず、過半数以上をしめす「大半」にすら半分以下で届いていません。

規模を不当に増やし意図的情報を歪めて分断を煽ろうとするのは辞めた方がよいのでは?





また、4人に1人の結果の奴は痴漢被害を聞いたことがある人で、痴漢被害を受けた人の割合ではないです。

例えば10人に1人だけ痴漢被害を受け、残り9人がその話を聞いた場合、 99%痴漢被害を聞いたことがあるになります

Permalink |記事への反応(2) | 08:47

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2025-12-11

ヤバい奴にはヤバい奴をぶつけるのが正解なのでは

会社に来た派遣おっさん。細かい

どんなところが細かいかというのは、文字通り重箱の隅を楊枝でほじくるレベルだ。(詳細は脱線した争いになりそうだから省く。とりあえず細かい

しいて言えば、例として机を並べてくださいと言ったらmm単位まで気にし始め、机の木目が、光沢具合が、匂いの違いが…とか言い始める具合。

そして今までの積み重ねでできたルールを守らず、自分意見を譲らない。昔負傷者が出たから角にスポンジをつけないといけないと言ったら「そんなのぶつかるやつが悪いし、費用無駄ですよね?」って譲らない。

自分意見絶対より良いものと思うタイプ。弊社の人間はみな優しいので、最近上から目線が多くなっている。

社員もそのおっさん質問による対応で手が止まる。しかおっさん仕事に関してはそこそこ優秀なので無下にもできない。

だけど面倒くさい。うっとおしい。「それで大丈夫です」と言っても「いや」「でも」と言い続ける。


そんな中、とあるベテラン女性社員とチームで仕事にすることになった。増田ベテランさん・おっさんの3人だ。

このベテランさん、会社では「細かい人」で有名だ。覚悟したが、細かい。重箱の隅を楊枝ではなく、部屋の隅を縫い針でつつくレベル。そして細かい同士なので、最近は打ち合わせで細かいベテランさんVS細かいおっさん喧嘩し始める。しかベテランさん、キレがめちゃ怖い。しかおっさん全然ひるまない。

こんな二人に挟まれストレスマッハである。どちらかといえばベテランさんは正論だけど細かいタイプおっさん自分正義タイプ


しかし、最近おっさんがあまり他人質問しなくなった。私にもしない。

個別チャットでやり取りをしていたら「ベテランさん、本当に細かいです!こちらの作業が止まってしまうほど質問してきます…」と嘆きを送ってきた。

あ、だから最近質問してこないのか。と思った。

おっさん質問が止まり、いつも質問攻めされていた社員さんたちはイライラしていない。そして自分時間に余裕ができた。

いつも優しいはずの人が「何度も説明しましたけど!」「ルールなので守ってください!!!!!」て声を荒げるという悲しい現場も無くなった。


今日もチームのチャットがとんでもない通知量になっている。ベテランさんからおっさんへの質問(というか指摘)でいっぱいだ。

おっさん→私への質問は激減した。元が5億くらいの質問量なら、今は10くらいになっている。たまにベテランさんが「増田さんは別なことをしているので、質問しないでください」「するなって言ってるんですが!!!!(激怒)」なことをするので。

打ち合わせ中の喧嘩についてもベテランさんの質問量が5000兆くらいになってきたのか、おっさんが折れることが多くなった。あのおっさんが折れるなんて!

パワハラにはそれを凌駕するパワハラで挑め」って本当なんだ。


って状況でベテランさんとサシの会議になった時「あのおっさんが幅を利かせて、みんな困っているとのことで私が出てきました。喧嘩なのは意図的からビビらないでね(^_-)-☆」と言われた。

その後にも色々会社での立ち回り、自分がどういうポジションであるか、何故こうしなければならないのかを教えてくれた。

内容は完璧同意。なんでこのベテランさんが自由意見を許され、部長にも馴れ馴れしい態度ができ、人事や社長にも「細かいし語気も強く怖いけど必要な人」と判を押され、長くいるのに肩書を持たないのか…。

ヤバいヤツには計画的ヤバいヤツの方がいいのかもしれん。

派遣おっさん更新なしになった。

Permalink |記事への反応(9) | 17:33

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anond:20251211022634

濱口雄幸は入ってないんか。

不況下で緊縮財政して意図的デフレ圧力加えるというトップクラスにアホなことしてるけどな。

Permalink |記事への反応(0) | 02:32

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2025-12-10

整体代に年80万も貰える側の性が正直羨ましい

Colabo住民訴訟で黒塗りだった書類が公開された。

そこに書かれていたのは、被保護者整体費用として公金が大量に使われていた事実だった。

理由は「少女たちが緊張をほぐしリラックスするため」。

1人あたり月約6.5万円、年間80万円。

それはらすべて公金(税金)だ。

何回通えるんだよ、と呆れるしかない金額だった。


自分は長年介護職に携わってきた。

自分で言うのも何だがある種の使命感を持って仕事をしてきたが、ある日腰を壊して、仕事を続けられなくなった。

一時は半分寝たきり状態で、今はある程度動けるようになったが、長時間運動や立ち仕事、重い物を持つ事は不可能な体なので、

介護職は退職する羽目になり、飲食店での勤務や日雇い肉体労働すらまともに就けない。

しか介護しか経験のないオッサンデスクワークの就ける筈も無く、書類で落とされ続けて終わり。

障害年金は「日常生活に著しい支障なし」と却下され、貯金は乏しく、ネットでできる小遣い稼ぎ程度の収入しかない。

乏しい貯金ネットで出来る小遣いレベル仕事収入が尽きれば生活保護しかない。


そんな中で、腰の治療のために食費を削って月2回の整体に通っている。

本当は週1~2回は通いたいが、これ以上生活費を削る余裕はないので月2回が限界

これだけでは痛みは取れず、眠れない夜も多く、心身ともに支障をきたし体が悲鳴を上げている。


その矢先に知ったのがColaboの整体補助だった。

夜も徘徊できる、健康な体を持った少女たちに、税金で年間80万円。

俺がこれまで払ってきた税金も当然そこに含まれている。


ある種の使命感を持って介護仕事を続けてきた結果が、このザマだ。

なのに、健康少女には手厚い保護税金で注がれる。

俺みたいなオッサンには何もない。


これで理不尽だと、苦しいと、その公金に使い方はどうなの?

と思う事すら、ColaboやColabo支持者ら夢アノンからしたら「女性差別」と一方的に決めつけられ、

差別者レッテルを貼られる事で、最低限の尊厳すら陵辱される。自分意図的差別した事など一切ないのに。


どんなに苦しく惨めでも、男に産まれただけで、何の助けも無く、税金だけ取られては女性にばかり多く配分され、

それに対し不公平だと不満を言う事すら許されないのが、男に産まれしまった原罪だとでも言いたいのかと思う様になった。


声を上げる事すら、差別だと罵られるのは差別じゃないのか?

苦しんでる自分達の意見を踏み付け口を塞ぎ、汚名を浴びせて尊厳を陵辱出来る側の、一体何が被害者なのか。

何の助けも無く暗い未来の訪れに震えている自分が一体何を加害したと言うのか。

俺が結果的に体を壊すまで働き、何人も何十人も見送ってきたのは、ここまで断罪される程の犯罪行為差別行為だったとでも言いたいのか?


被害者ぶってんじゃないよ、マジでさ。

Permalink |記事への反応(6) | 02:19

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2025-12-08

助けてアメリカさん!

https://www.asahi.com/articles/ASTD822M9TD8UTFK00HM.html

出席者によると、会議では今回の照射をめぐって、偶発的ではなく中国軍による意図的な行動だと指摘する声や、米国積極的日本を支持する姿勢を示してほしいとの意見も出たという。

Permalink |記事への反応(0) | 21:49

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anond:20251208161601

教えてくれてありがとう

増田は長々と書いてしまったけれど根本的な考えは一緒なんだよな。

収益化したりカルト化させたりは意図的にしないようにしていたからその分理性があって良かったのかもしれない。

SNS全盛期の今はもっと宗教がやりやすくなっているかもしれないね

Permalink |記事への反応(0) | 17:08

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2025-12-07

日中関係尖閣国有化以来の危機らしいけど高市レベルやらかしてた野田元総理代表にしてるのってどう考えても立憲民主党存立危機事態になり得るよなあ

台湾有事存立危機事態とみなすの尖閣国有化絶対やるなとは言わんけど(十分に準備して覚悟した上でやるべきって事ね)

この二人明らかに準備・覚悟した上でやってなくて中国の反応が予想以上になって驚いてる感があるよなあ

支持者は意図的だったと擁護してたけど高市って公明離脱想定外っぽかったしな

Permalink |記事への反応(0) | 23:03

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逆になっているのか?

そもそも、「俺の目に従来そう見えていて、」「いま見えているもの」が不正確ならそれまでなので、合っているという前提で書く。

個人が何かの被害に遭ったときに、保守寄りの立場からは「危機管理意識が低いから」というように被害者に理由を寄せる方向で批判的に意見することが多いような気がしている。逆に、リベラル意見からは「そもそも加害をする方が悪い」という、いわゆるべき論で意見することが多い。

例えば、危険地域に向かって被害に遭うとか、性被害に関する議論で、こういう具合に意見割れている印象がある。痴漢をされたときに、「煽情的なかっこをしていたからそうなるんだろう」対「いや、状況とか関係なく、そもそも痴漢をするやつが悪いに決まってるだろう」という感じ(ちなみに、俺個人後者寄りである)。

つの立場責任の問い方から、もう少し整理してみる。

前者は「なぜそれが起きたか」というところを欠かせない最初ステップにして、状況の責任を問おうとしているのではないかと思う。

加害者痴漢なら基本的に男。ただし、言うまでもなくほとんどの男は痴漢をしない。この辺の感覚もややこしい)の関心を惹くようなかっこをしてるから、性被害に遭ったり、海外トラブルに巻き込まれたりする。原因の一端は被害者にもあるよね、というロジックになると思う。

後者は、原則から責任を問おうとしている。当然のことだが、悪いことをしたやつが悪いのだから、原因がどうとかでなく、加害者責任がある以上の説明必要なのか? 要らないでしょ? というロジックになる。

個人後者寄りだが、客観的に考えてみるに、

「要素の何々①(加害者加虐癖や悪意)と何々②(被害者の印象)が原因で起きた」⇒「何々②にも原因があって起きた」⇒「何々が原因で起きた ※①は消失」⇒「何々には(にも)避けうる危険を招いた点で(生きていくうえでの)落ち度がある」⇒「何々には(にも)避けうる危険を招いた点で(道義的な)落ち度がある」⇒「何々には(にも)責任がある」

…という言葉アメーバ的なグラデーションと省略が悪さをしているのではないか、という気がする。

文章で書き起こせば、それぞれの段階にはちゃんと違いがあるのだが、俺たちの意識フローは話しながらそんなことをちゃんと整理できないし、ましてや、議論でカッカきているとなおさら難しい。

お互いに頭があったまっていたり、そもそも相手立場をお互いに嫌いなので、いちいち相手が省略していることを想像したり、自分が省略しようとしていることを説明する気にならないし、相手言葉が足りなければ無意識的にも意図的にも曲解やすいので、この辺の飛躍は容易に起きうるので話がこじれる。

そういう揚げ足を取られないようにするのが大事なんだろ、という意見もあろうけど、なんとなく、言葉意識って俺たちのOS限界じゃねえかな、とも思う。

から、意外とこんなこともあり得るか、と思うのは、例えば、被害者に批判的な意見の人に「じゃあ、そもそも道義的に悪いのは誰なんだと思う?」とフラットに聞ければ「それは加害者に決まっている」と答えてくれる気がするし、逆に「じゃあ事態が起きた経緯に被害者の印象は何の関係もないのか?」と聞かれれば、「まったく無関係ではないはずだ」と俺は答えると思う。なんとなく、歩み寄りの余地というか、共有できるところが、冷静になればある気がする。

ただ、俺だったら答えるときに、「でも、それと道義的責任関係ないだろ?」というエクスキューズも必ず入れるだろうし、それだって議論がまだ喧嘩に発展しておらず余裕があればの話なので、俺の立場だったら基本的に、相手のことは現実主義偏重して被害者を慮れない冷血、と断じている方が早い。逆に被害者に厳しい意見からこちらを評すれば、脳内花畑原則にこだわるせいでかえって余計なコストを増やしている愚か者、という感じか。

難しい。

ここまでは前置きで、ここからが本題になる。

台湾をめぐる首相の答弁をきっかけにして中国との緊張感が増している状況、と言われていて、それに伴って起きている議論で「お?」と思う部分がある。

繰り返すが、「俺の目に従来そう見えていて、」「いま見えているもの」が不正確ならそれまでなので、合っているという前提で書く。

どういうことかというと、保守寄りで、上で書いたような事例であれば物事責任個人に寄せがちだった立場からは、今回「そもそも他国に対して侵略的な中国の方が悪い」というユニバーサルなべき論が目立っているように見えるのに対して、リベラル立場からは「(道義はともかく)寝た子を起こすような挑発的なマネをする首相の方に(も)責任がある」という意見が目立つように見えると思うのである

これまで、議論の初手で切るカードとして、他のテーマなら「個人に(も)責任がある」と切り出しがちな人たちから、このテーマでは道義的原則論が、逆に道義的原則を持ち出しがちな陣営からは、「相手挑発するようなことをするからこうなるんでしょ」という具合に個に責任を寄せるような意見が出ていて、ここでは逆転してるのか? と思ったのである。なんなら後者においては、現実的な処世、というトーンも感じられて、普段とは違うな、という印象がある。

別に、何かをダブルスタンダードとして批判するつもりはない(ダブスタ批判相手をハメようとするの、みんな仲悪くなるので本当に意味ない思っている)。

単にそうなのか? と単に思っただけである

そもそも俺が見ているものが間違っている可能性もあるし、個人被害(と加害)と国際問題の扱いは違うかもしれない。また、カイロ宣言ポツダム宣言を受諾し、そこで台湾中国帰属が前提とされているなら、いわゆるリベラルは今回も一貫して原理である、となるのかもしれないし(だから良いとも悪いとも言わない)。

繰り返すが、ただ、そう見えて「今回はそうなのか?」と思ったので書いておく。

Permalink |記事への反応(0) | 14:44

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アメリカによる日本への防衛費を増額せよという発言

 

防衛費GDPの5%まで」というのは、数字だけ見るとだいぶ乱暴に見えるけど、実際はかなり計算ずくの「ふっかけ」に近いと思う。

アメリカ国内向けのアピール用。

日本NATOアメリカ安全保障タダ乗りしてきた、だから俺たちは同盟国にちゃんと払わせる」と言いたい。

そのために、どう考えても達成が難しい5%という高めの数字最初から掲げて、「ここまで要求した」という実績を作るという面。

 

これまでの「負担をみんなで分け合う」という発想から、「負担のもの同盟国側に押し付けていく」という方向に、完全に軸足が移ってきている感じも強い。

アメリカ自国周辺と国内リソースを回して、ヨーロッパヨーロッパアジア日本韓国前線を支えろ、という世界観

その延長線上で「アジアの抑止コストはまず日本が背負え」という話になっていて、5%要求はその象徴みたいなものに見える。

 

中国文脈もかなりあるだろうし。

アメリカとしては、中国を止める「城壁」を作りたいわけで、日本が本気で軍事力を増強すれば、その壁はかなり分厚くなる。

万一アメリカが別の地域国内問題で手一杯になっても、日本だけである程度踏ん張れる状態にしておきたい、という思惑も透けて見える。

 

あとはもちろん軍需産業の話。

防衛費が上がれば、トマホークだの戦闘機だのミサイル防衛だの、アメリカ製の装備がますます売れる。

5%なんて数字を掲げておけば、「まだまだ買えるよね?」という余白を意図的に作れる。安全保障産業政策が、ほぼ同じ方向を向いている感じ。

 

役割を果たさな同盟国は結果に直面する」という言い回し、あれは半分、交渉用の脅し文句だろうし。

駐留米軍の扱い、駐留経費、関税半導体規制対米投資、全部ひっくるめて「防衛費」とバーターに使えるカード

NATO相手にやってきた揺さぶりを、日本にも本気で適用してくる可能性は十分ある。

 

5%という数字のものよりも、「同盟国に本気で負担を飲ませにきている」という姿勢のほうが、重い意味を持つかもしれない。

Permalink |記事への反応(0) | 10:50

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anond:20251207093542

まあそれすると

一番早いマシンドライバーの組み合わせが独走して終わり

になるのは

歴史証明してるんだけどな

今年とか2021年とかの異常な盛り上がりのチャンピオンシップが展開される一因になっているのが現在ピレリタイヤではあると思う。

ワンメイク体制とかだと、何の縛りもなくタイヤメーカー自由に作らせると、絶対に壊れないガッチガチタイヤしか持ってこなくなる。

だって競争がないんだからさ速さを追求して自社の製品が壊れるところを見せるのなんてなんのメリットもないじゃん。

からひたすら安牌のタイヤを持ってくる。

そうするとタイヤ最後まで極めて小さな劣化のままで、そして壊れない。

それはどういう事を意味するのか?

まり不確定要素が減るということなんだ。

そうすると

速いマシン

速いドライバー

の組み合わせが独走を始めると誰も止めることができなくなる

そういったセメントマッチ的な競技思考をやめて

より、ある意味エンタメ的な方向へ

魅せるレースをする方向へと

バランスを調整しながらも振っていってるのが現代F1

たぶん、今年、ピレリガチガチの安牌タイヤばかりを持ち込めるレギュレーションだったら

とっくにノリスか、ピアストリかが、チャンピオン決め終わってるんじゃないかな。

あるいは驚異的なことにフェルスタッペンだったらマシンの性能差を覆してドライバー能力チャンピオンを決めてるかも。

と考えることが出来るくらい、タイヤ意図的劣化というのは競技ゲーム性を高めていると思う。

Permalink |記事への反応(0) | 10:15

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anond:20251207095432


🟥 第6章:タタルスキー、“消費の神話から政治神話

第6章は、タタルスキー広告の力を社会的政治文脈意識し始める章 です。

ここから物語は単なる広告業界の描写を越え、

イメージ権力神話交差点 に踏み込んでいきます

◆ 1. 新しいクライアントの登場

タタルスキー代理店に 大規模なクライアント が登場します。

外資ブランドではあるが、ロシア国内向けの政治的・社会的メッセージも含む

要求は単純な商品の売上向上ではなく、

ブランドイメージ社会的影響力を同時に拡張すること」

この時点でタタルスキー

広告コピーの力が社会全体に作用し得る

という現実を目の当たりにします。

◆ 2.コピー制作の“高度な戦略化”

タタルスキーは単なる文章ではなく、広告キャンペーン全体を設計する任務を負います

商品機能や利点ではなく、消費者心理的感情的反応を操作

イメージ象徴性が最優先

• 「人々の無意識の願望を喚起すること」が目的

この章で描かれるのは、広告の 「戦略的魔術性」 です。

コピーはただの言葉ではない。

世界を改変する道具だ。」

ここで、タタルスキー広告社会操作の相似性に気づき始めます

◆ 3.消費者心理の徹底分析

代理店では、タタルスキー消費者心理分析が課されます

• どのイメージが購買欲を刺激するか

• どの色彩・形態リズム無意識作用するか

社会階層や世代によって異なる無意識の反応

タタルスキーは、詩人としての直感を駆使して無意識を“読み解く”。

• これまでのコピーは単純な文章だったが、今や「人間心理操作する設計図」となる

• ここで彼は広告と魔術・儀式類似性さらに深く体感

◆ 4.広告虚構現実齟齬

広告現場では、現実虚構ギャップが強調されます

モデル映像理想化され、現実とは異なる

商品の魅力は誇張され、消費者はそれを真実として受け入れる

• タタルスキーはこの操作の恐ろしさと快感を同時に味わう

ここでペレーヴィンは、広告の**「現実超越的な力」**を象徴的に描写します。

◆ 5.政治イメージ操作兆候

第6章の後半で、タタルスキーは初めて政治権力広告の接点 に触れます

政治家や役人広告手法に興味を示す

• 目指すのは国民意識操作

• 「ブランド国家イメージ」の同一化という概念が暗示される

タタルスキーはここで、

広告の才能は単なる消費社会だけでなく、国家規模のイメージ操作に応用可能

だと悟ります

◆ 6. タタルスキー心理的変化

第6章では、彼の内面が大きく変化します。

1.自己意識進化

広告コピーは“社会認知を操る魔術”

• これまでの詩的直感が新しい力として具現化

2.倫理的葛藤

• 人々を意図的操作することの罪悪感

しかし、その力を放棄すれば“無力”

3. 野望の芽生え

広告技術政治権力に応用できる可能性を感じる

自分が“現実神話を作る存在”になり得ることを認識

◆ 7. 第6章の象徴的整理

項目 内容

主要イベント 高度な広告戦略に携わり、政治的応用の兆しを掴む

象徴広告=魔術/消費者心理無意識ブランド神話

心理快感・陶酔・罪悪感・覚醒・野望

物語役割 タタルスキーが“広告社会政治”の拡張を初めて意識する章

第6章は、

タタルスキー個人消費魔術師から社会的政治魔術師へと意識拡張する重要な章

です。

ここで物語は、単なる広告業界の描写から

権力国家神話生成の物語へと確実に接続されます

Permalink |記事への反応(1) | 09:55

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BBC記事より 今年の単語今年の漢字みたいなもん?)は「レイジ・ベイト(rage bait)」

意味は、意図的炎上を狙うコンテンツなどのこと。

オックスフォード英語辞典で知られるオックスフォード大学出版局2025年今年の単語として選出。)

Permalink |記事への反応(0) | 04:12

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ズートピアってそもそも一作目の時点で、ドラえもんのび太アニマル惑星みたいな設定だなーと思っていて 

2ではズートピア誕生秘密が明かされるらしいのでああいセンス・オブ・ワンダーオチを期待したいんだけど

ディズニーアニメでそういうSF設定の掘り下げが期待できるのかっていうと多分出来ないんだろうな

動物達が二足歩行で歩く中、手足のない蛇の存在肉食動物の食料事情、猿がいない理由……果たしてそういった全てに納得のいく説明が付けられるのか

普通に考えたら意図的遺伝子改造して作られた実験場っぽいんたけど

Permalink |記事への反応(0) | 00:52

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2025-12-06

結局は、意図的にいろいろと盛り込んでいくよりも、無意識のうちに入り込んでくるもののほう、がよっぽど純粋だと思うんですよ。俺自身はまったく作中で、個性を出そうと思ってないんですけど、我を忘れて作ってるから結果的にエッジの立ったものになるんです。

アニメ

Permalink |記事への反応(1) | 21:55

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anond:20251206122902

霊媒師って統合失調症とどう違うのか分からん

意図的統合失調症状態になれる」ってだけの違いだと思う

何でこんなこと書くかっていうと、友人がいわゆる「お告げ」を聞いて、ブログ動画あげてて、絵も書いて売ってたんだよね

でも本人は統合失調症だったんだよ

言ってることはなんか壮大で「このままでは日本崩壊する」みたいな話をしてさ、神が見えたり話しかけたりしてくるらしいんだけど

まあ、病気の症状だったんだよね

結局、薬を飲んだらその症状はなくなって、活動中止

でもまた薬を飲まなくなって活動再開したみたい

本当、よくないよ

スピ界隈はこういう人多そうなんだよね…

Permalink |記事への反応(2) | 12:38

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岡本太郎というアート界のガラパゴス

岡本太郎って、日本ではもう説明いらないくらい有名で、国民アーティストみたいな扱いだけど、海外アート世界学術的な文脈では、評価が高いとは言えない。

 

日本では戦後美術のど真ん中、というより、誰とも群れない例外的存在っていう位置に置かれがちで、具体とかもの派みたいな大きな流れとも、あんまり強くは結びついていない。

本人も意図的美術界と距離を取ってきたから、研究の軸も少し定まりにくかった、という面もあるみたい。

ただ最近になって、50年代抽象絵画とか、縄文民俗学とのつながり、太陽の塔明日の神話みたいな公共作品思想性が、じわじわ研究対象として見直されてきてる感じはある。

 

海外評価は、名前を知ってる人も多くないし、MoMAやTateみたいな代表的美術館にも決定的な代表作が収蔵されていない。

近年、アジア戦後美術をまとめて見直す動きが出てきて、候補として名前が挙がることは増えてきたけど、今の時点ではまだ「これから」っていう段階に近い。

市場のほうを見ても、日本国内では価格はかなり強くて、油彩が何千万円とか億にいくことも珍しくないけど、海外オークションではまだそこまで伸びていない。

まり日本の中だけで評価と人気が完結している、ちょっと珍しいタイプ作家

 

なんでここまで一般知名度が高いのに、アート文脈では立ち位置が揺れるのかというと、岡本太郎自身が「反・美術界」みたいな立場を取って、運動理論の枠組みに乗らなかったことも大きいし、太陽の塔みたいな強烈なイメージが先行しすぎて、メディア的な偶像として消費されてきた面もある。

10年代以降はキャラクターとして爆発的に広まったけど、その強さがそのまま国際的美術評価に直結するかというと、そこはまた別の話だったりする。

 

ただ、アジア戦後美術の再編や、非西洋モダニズム見直しパブリックアート理論評価がもう一段進んでいけば、岡本太郎評価海外で一気に跳ねる可能性は残っている。

そのときは「日本の第三の戦後前衛」みたいな位置づけで、世界文脈に本格的に接続されるのかもしれない、っていう、そんな期待もなくはない…はず。

Permalink |記事への反応(0) | 09:30

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2025-12-05

anond:20251205230838

ありがとう、古い嫌がらせの反応は本当に消えてたわ。

……あのおじさんたち意図的にこれやって回ってるのかな

Permalink |記事への反応(0) | 23:13

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エンゲルマン(Siegfried Engelmann)が開発したDirect Instruction(DI) は、一般的な「直接指導」とは別物です。

科学的に最も効果実証された教授体系のひとつ” で、特徴と構造が非常に厳密です。

以下、できるだけわかりやす説明します。

🔵 エンゲルマンDirect Instructionとは?

1960年代アメリカで開発された、

教師が使う言葉質問・例示・練習の順番まで完全に設計された教育プログラム のこと。

単なる教え方ではなく、

「教材そのものが精密なアルゴリズムで組まれている」

のが最大の特徴です。

🔧重要原理(エンゲルマンが重視した4つ)

① 誤り最小化(Errorless learning)

学習者が誤解しそうなポイントを「事前に教材が排除」する。

例:

• 似た概念を同時に教えない

• 誤りにつながる例をあえて順を変えて最初に見せない

• 正しいルール自然理解される順で提示する

子どもミスは「子どもが悪いのではなく、教材設計が悪い」という発想。

② 最適な例示(Carefully sequenced examples)

概念理解するための**例(examples)**を数学的に設計する。

• 良い例だけでなく「対比例」「非例」も意図的に配置

• 一つの例が、複数の誤解を同時に防ぐように構造

• 例の順番(シークエンス)が理論的に練られている

例:

同じ長さでも、形や向きを変えて提示することで「長さ」が抽象概念だと理解させる。

③ スモールステップと高速テンポ

• 非常に小さなステップで進む

子どもが「待ち」にならないテンポの速い指導

• 失敗をすぐに修正(Immediate correction)

文言統一(Scripted lessons)

授業の脚本スクリプト)を教師がそのまま読むように設計されている。

• 質の差を教師の力量に依存しない

• 誰が教えても同じ効果になる

📘代表的プログラム

DISTAR Reading(Teach Your Child to Read in 100 Lessons)

• Corrective Reading

• Connecting Math Concepts

• Language for Learning

• Expressive Writing

これらは、数十年にわたり研究改善を積み重ねたプログラムです。

🧪科学エビデンス

アメリカの史上最大の教育実験 Project Follow Through(1967–1995) で、

学力

学習意欲

自尊心

どの指標でも

Direct Instructionが全モデルトップ という結果になったことで有名です。

🧩 なぜそんなに効果があるの?

• 誤解が起きる部分を先に潰している

抽象的な概念を例示の数学構造で学ばせる

子どもがつまずく“典型的エラー”をすべて教材側が吸収

教師の質の差を縮小できる

• 低学力の子どもほど効果が大きい

という特徴があります

⚠️批判点もある

教師自由度が低い(スクリプト通りに授業を進める必要がある)

探究学習クリエイティブ活動には向きにくい

• 「訓練っぽい」「機械的」という印象を持たれることがある

• 高いレベル抽象思考学問探究を直接伸ばすわけではない

しかし、

基礎学力や読解・計算力の習得性能では他の方式より圧倒的に高い

というのが研究でほぼ一致しています

📝 まとめ

エンゲルマンDirect Instructionは:

• 教材が科学的に設計された“教授アルゴリズム

• 誤りを最小化するために例示の順番まで最適化

スクリプト化された授業で教師の差を縮小

• 大規模研究で最高の効果確認されている

Permalink |記事への反応(0) | 10:52

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映画】決戦は日曜日を見た

ポリティカルコメディの佳作。増田政治クラスタは見たら笑ったり怒ったりできると思う。72点。

 

衆議院解散直前に地盤ガチガチ大物議員が倒れ急遽娘、宮沢りえを担ぎ出すことに。10秘書を務める窪田正孝政治世界世間も知らない素人娘のサポートてんやわんや。なにもかもうまくいかない選挙活動を続ける中お互いの心境変化があって……

というお話

 

個人的に若干ノイズだったのが宮沢りえの役が「バカ政治家」をカリカチュアしすぎていて現実感が薄いこと。

作中でどうやら父親に金を出してもらってネイルサロンを開いてそこのオーナーをやっているらしいことが示されるが、それ以外のパーソナルな情報をごっそり削ぎ落とされているので「そういう存在」として突然生み出されたような違和感がある。

政治家の娘でずっと秘書をやっていたので世間のことがわかっていない。はわかる。

政治家の娘だけど政治に関わっていなかったので政治のことがわかっていない。もわかる。

政治家の娘だから世間のことがわかってないし、政治に関わってないか政治のこともわからない。

は、そんな奴おるかなぁ……?になってしまう。

いちおうネイルサロン従業員雇ってお商売やってるわけじゃん。いろんな人と話するわけじゃん。たぶんワイドショーとか好きじゃん(偏見)。世間一般的炎上政治リテラシーは備わってるんじゃないかなぁと思うのは、もしかしたら自分所属するレイヤー以外を俺が甘く見すぎてるだけかもしれないけど。

それくらい宮沢りえ過去バカ政治炎上事件タスクを次々こなしていく。まぁそれが楽しいんだろと言われれば、確かに笑いましたけど!?逆ギレするしかないんだけど、一方でこんなことするかなぁという気持ちもあったというお話

ただ宮沢りえ自体バカで無神経で甘やかされて育ったお嬢様を溌剌と演じていたし、政治世界の波にもまれワールドイズマインだった自分が崩れていくさまを細やかに演じていてよかった。

 

ポリティカルコメディとしては面白くも何気に先進的。

例えば、爆笑エピソードとして記者に「少子化問題について一言お願いします」と問われた宮沢りえが「結婚してないのに子供を産まないのは怠慢ですよね!」と答え、それを日本国アイコンが絶賛するというシーンがあるんだけど。これ実際に2025年参政党の神谷街頭演説でやってて反応もその通りで笑っちゃう2022年映画なのに。

また、途中で目的が変わって意図的炎上しに行く展開になるんだけどその中で、敵対陣営街頭演説中に乗り込んでいって拡声器で怒鳴りたてて妨害するというめちゃくちゃしよるシーンがあるんだけど、これも2024年補選つばさの党がやって大問題になったことと類似する。

今見て面白映画だと思う。

 

気になる人も多いと思うけど逆にそれが面白いと思ったのはこういうズレを笑うタイプ作品に登場しがちな「世間の目」役のキャラが今作では登場しない。

地方議員も後援者も選挙事務所の面々もみんな政治世界にどっぷりのアウトローたちだし、そこに紛れ込んでくる異分子である宮沢りえ世間感覚ゼロのヤバ女。アウトローたちは普通感覚で見ればおかしいことを言ったりしたりするのを宮沢りえが「それってマジ?」とツッコミ宮沢りえ政治的におかしなことをするとアウトローたちがツッコむという構図が楽しかった。

そういう意味ではこの作品では世間の目で見てまともなことはほとんど行われない。

 

また非常にシニカルにかつ現実的政治世界を捕えていて、賄賂の分配は非常にロジカルに単なる業務として行われているし、なによりフフってなったのは公示日に新人秘書に「当選しますかね」と聞かれた窪田が「するよ。世論調査の結果もらってるし、見てない?」と答えるところ。既に圧倒的地盤があるので、それをひっくり返されるだけのトラブルがなければ当選することは最初から決まっているという地方政治のある種の冷たさ。シビれるね。

 

後半の展開としては父親政治スキャンダルが報じられさらにそれが事実で他の政治家のように秘書尻尾切りされてシャンシャンになるところを目撃したり、実は父親意向ではなく擁立で利害が対立した地方議員たちが「全員で操って各自利権を最大化するためだけ」に自分が選ばれたことを知ったりして、すっかり政治世界に嫌気がさした宮沢落選することを決意する。

また窪田も病院自分生き方を振り返っていた宮沢父親から「お前の考える自分の娘の幸せはお前が自分幸せ押し付けているのではないか。もし(窪田の)娘がお前が考えるのと違う道を行こうとしていてもそれを受け入れてやれ」と言われ"選挙"の正しさを見失っていた自分気づき宮沢に協力し共に落選を目指す。

ここから政治スキャンダル証拠暴露したり、さら自分でもスキャンダルを起こしてそれを拡散してどんどん炎上しようとするのだが、そのたびに別の大きな社会的問題が発生し話題はかき消え、スキャンダルは別方向から評価されむしろ評価が上がって行ってしまう。

このあたりのドライヴ感はめっちゃ楽しい。こんな都合良くいかんやろ~とも思うのだけれど、小泉内閣の後半に支持率が下がりそうなタイミングでなんか別の大きなトラブルが起きてそれの対応に奔走しているうちにまた支持率が持ち直して、みたいなことが実際あったよなぁとも思ってしまう。政治という大きなうねりの中では個人意思など問題にならないのだ。

そして最終的に宮沢当選する。秘書の一番偉い人はこう言う「投票率いからね」。そう、最低得票数が決まっている以上、投票率が下がる=浮遊票が減れば公示日に「当選する」と言われていた通り何もしなくても看板議員当選する仕組みになっているのだ。言外のメッセージとして非常に強いものを感じる。

特筆してなかったけど窪田正孝はいい役だった。達観しながら諦観していて"政治的"常識人でありながら一児の父としてかろうじてつま先を現実に残している。

特によかったのは宮沢選挙の裏側の汚さをマスコミ暴露すると騒ぐシーン。

宮沢に対して「たぶんメディア相手にしない」と告げつつも「仮に報道されてもこちらとしては把握してないとリリースを出すし、本人に問題があるので信頼できる情報とは言えないとしてこちらが把握している過去あなたスキャンダルをどんどん出していくことになる。そうなった場合、仮に落選することができても貴方のその後の人生にも多大な影響を与えることになる」とめちゃくちゃ申し訳なさそうに腰を低く脅迫する。

こいつ終始腰が低いのにデリカシーないしズバズバだしめっちゃいいキャラなんだよな。

宮沢との共闘前の印象的なシーンとしては、ノンデリ発言宮沢ともめた後に事務所屋上から「みんなからの扱いが雑で許せない。政治世界おかしい!改善されないならもう辞める!」と訴える宮沢に対して屋上に向かい「いまさらやめられない、そういうもんだ」と政治うねりの中にいる人物として言外にシステム冷徹さを示し、宮沢ビルから突き落とし(下には緊急用マットが敷いてある)、その後自分飛び降りるシーン。

最後自分飛び降りるところで「こいつはなんだかんだ自分も渦中に寄り添える奴なんだな」と言うのが示されていてこういう人物描写好き。他人やらせるだけのやつじゃないっていう。秘書の鑑。

 

全体的に静かなトーンで進行して敢えて面白おかしく描こうというよりも世間常識永田町非常識という言葉があるようにそのズレがコメディとして成立していると確信して作られている強度が高い。真面目に作られているからこそ笑えるコメディ

なんとなく伊丹十三スーパーの女とか思い出した。あっちのほうがもうちょっとコミカルだったけど。

政治大好き増田オススメ

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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2025-12-04

ある人Xが属性Pを持つと言いふらすのは、本物のリンゴの中に毒林檎を混ぜること?それとも、リンゴに泥をかけること?

例えるなら

リンゴを混ぜる行為は、信頼できる情報源リンゴ農家)が提供するすべてのリンゴを、購入者(探求者)が疑うように仕向ける行為です。購入者は、特定リンゴが毒入りだと知ること(特定ウソを信じること)よりも、「どのリンゴも信用できない」と言う印象を持つこと(情報リソース有用性が低下すること)によって、結果としてリンゴの購入(探求)を断念します。

単にウソを信じさせることだけが目的ではなく、利用可能情報全体の価値を損なう

ディスインフオメーションは、探究を行う主体Aにとって利用可能コンテンツ価値を、ディスインフォマントDの介入がなかったときよりも低下させるために使用されるコンテンツである、と特徴づけられます

「本物のリンゴの中に毒リンゴを混ぜる」という比喩は、Dが採用する以下の戦略と強く関連しています

1.証拠リソース汚染と抑止

D(白雪姫でいうと魔女)が毒リンゴ(Xの属性Pに関する噂、または偽造されたコンテンツ)を混ぜることで達成したいのは、探究を行なっている聴衆が証拠に注意を払い、それを処理するのを思いとどまらせることです。

2. 偽造品の利用と信頼の破壊

Dは、本物の情報源に対する信頼全体を低下させるために、偽のコンテンツ意図的に導入します。

・この種の偽造品は、「転覆目的の偽造品」とも呼ばれ、本物との区別が難しく、本物も偽物も無価値であるという印象を聴衆に与える意図を持ちます。これは、良質なリンゴと見分けがつかない毒リンゴを混ぜることで、市場全体のリンゴ価値を下げる行為に相当します。

3.ノイズによる情報有用性の低下

リンゴを混ぜる行為は、情報チャンネルノイズを加えて、信号(本物のリンゴ)を見つけるコストを高くする戦術とも関連しています

・Dは、利用可能情報ノイズを加えることで、聴衆にとって信号を探すのが費用がかかりすぎると思わせるインセンティブを持ちます

・「ゾーンを氾濫させる」などの戦術は、圧倒的な量の情報ウソ、注意を逸らすためのコンテンツ提供し、聴衆の認識能力を圧倒します。

・この結果、報道機関とその聴衆は「麻痺し、混乱し、偏見、偽り、事実の海の中で何が現実であるかを見分けようと奮闘する」状態に陥ります。これは、リンゴの山にゴミを大量に投げ込むことで、まだ食べられるリンゴ信号)を見つける作業を非現実的に困難にする行為に似ています

結論

誰かXの属性Pに関する噂(毒リンゴ)を流すことは、その特定の噂が真実であるか虚偽であるかに関わらず、聴衆が証拠収集・処理し、それに基づいて最適な選択を行う(合理的選択能力を低下させるという点で、disinformationの重要機能情報価値の低下)を果たしていると言えます

Permalink |記事への反応(2) | 12:52

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anond:20251204100242

偶然が3つ重なれば意図的?それは証拠ではなく「仮説の端緒」

ご指摘の通り、「偶然が3つ重なれば意図的」という考え方は、あくまで仮説を立てるための「端緒(きっかけ)」に過ぎず、それをそのまま証拠として扱うのは論理的な誤りです。

質問にあるセリフの出典と、なぜ昨今のネット議論でこれが誤用されがちなのか、論理的心理学的な観点から解説します。

1. 出典は「探偵小説」ではなく「スパイ小説

このセリフの出典は、イアン・フレミングの『007シリーズ小説ゴールドフィンガー(Goldfinger)』**(1959年)です。​

作中で悪役のオーリック・ゴールドフィンガーが、ボンドに対して以下のように語りますシカゴの古い言い回しとして紹介されます)。

"Onceis happenstance. Twiceis coincidence. Three timesis enemyaction."

(一度ならハプニング(偶然)、二度ならコインシデンス(一致)、三度なら敵の仕業だ)

重要文脈の違い

ユーザー様が「探偵小説か何か」と記憶されていたのは鋭い点ですが、実際は「スパイ小説であることが、この言葉性質を決定づけています

探偵司法)の論理:「疑わしきは罰せず」。真実を明らかにし、法的な証拠を求める。

スパイ戦争)の論理:「疑わしきは排除する」。生き残るために、リスクを過大に見積もる。

まり、このセリフは「証拠がなくても、3回重なったら攻撃とみなして反撃せよ」という危機管理ヒューリスティック経験則)であり、真実証明するための論理ではないのです。これを現代ネット上の議論や法的な「証拠」として持ち出すこと自体が、文脈無視した誤用と言えます

2.ネット上で「偶然」が「証拠」に見える心理的トリック

ネット上で「偶然の一致」を列挙して「これが証拠だ」とする手法が多く見られるのは、以下の心理学的・統計的現象説明がつきます

アポフェニア(Apophenia):

無作為無意味情報の中から規則性や関連性を見出ししまう知覚作用のことです。陰謀論を信じやすい人は、このパターン認識機能が過剰に働いているという研究結果もあります。​

テキサス狙撃兵の誤謬(Texas sharpshooter fallacy):

納屋の壁に無数に発砲した後で、弾痕が集中している箇所に後から的(マト)を描き、「すごい腕前(意図的命中)」だと主張する論理の誤りです。

ネットという膨大な情報の海(無数の弾痕)があれば、「偶然の一致(弾痕の集中)」は確率的に必ず発生します。そこだけを切り取って提示すれば、あたか意図的計画があったかのように見せかけることが可能です。

3.結論:仮説と証明混同

ユーザー様の解釈論理的に正当です。「3つの偶然」は、アブダクション(仮説形成)の出発点にはなり得ますが、それ自体インダクション帰納的な証拠)ではありません。

特にビッグデータインターネットのように母数が巨大な環境では、「3回程度の偶然」は日常茶飯事であり、それを意図証明とするのは、ノイズシグナルと誤認する典型的確証バイアスです。

Permalink |記事への反応(0) | 10:12

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偶然が3つ重なったらそれは意図的と考えて良い、というのは探偵小説か何かのセリフだったと思いますが、それって仮説の出発点に過ぎず、証拠は別途必要ですよね?

偶然が3つあるいはそれ以上重なっていること、それ自体証拠であるかのように、誤って解釈されている気がするのですが。

Permalink |記事への反応(2) | 10:02

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