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2025-09-23

顔の肉が多い美形見たことない

痩せてるのがいいって風潮顔の肉が少ないほうが良いって方向にならないかな。

痩せてても頬とか鼻とか瞼がもたついてるやつに美形はいない。男は特に

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2025-09-13

dorawii@執筆依頼募集中

相続放棄しても取得できるもの基準ってなんだろうか。

たとえば故人が持ってたラノベで一度液体こぼして紙が波打ってるような状態のもの相続放棄したら取得できないのだろうか?

親の車に乗っていたら事故って廃車確定みたいな状態になったすぐ後に親が死んだら、この車には財産価値はないに等しいが、相続しないかぎり、国が勝手に廃車してくれるのだろうか?

相続放棄したら国庫帰属されるというのはそれがなんの合理的基準もなくむやみやたらに運用されるとかえって処分費用とかで経済的に国の負担が増すことになりかねないが、

あくま相続放棄って制度の公正性をぎっちぎちに維持することに対する優先順位が強いのだろうか?

これは無価値だけど社会通念的に衣服のように形見分けとみなされるものではないか相続しないなら没収ってことを徹底することがそんなに重要なのだろうか?

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Permalink |記事への反応(0) | 18:34

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アシタカがカヤの形見サンに渡すのは不誠実だと言うやつにキレてる

もののけ姫放送されるたびにTwitterでアシタカ叩きが始まるが、お前らは根本的に理解してない。アシタカがカヤからもらった髪飾りをサンに渡すのが浮気だとかひどい男だとか言ってるやつ、本当に映画を見たのか?

まず、お前らはアシタカという男を誤解してる。あいつは村を出るとき、既にカヤとの関係恋人ではなく家族だったことに気づいてるんだ。カヤが「兄様」と呼んでる時点で察しろよ。あれは恋愛感情じゃない、血のつながらない家族への愛情だ。

そしてカヤがアシタカに渡した髪飾りも、恋人としてのプレゼントじゃない。あれは家族形見なんだよ。だからアシタカサンに渡すとき、それは俺の大切な家族形見をお前に託すという意味だった。母親形見愛する人に渡すのと同じ感覚だ。

お前らが理解してないのは、アシタカの「誠実さ」の本質だ。あいつは自分感情に対して嘘をつけない。カヤを愛してるが、それは家族愛だった。サンを愛してるが、それは男女の愛だった。この違いをちゃん理解してるからこそ、髪飾りを渡せたんだ。

もしアシタカが不誠実な男なら、カヤとの約束を忘れてサンに何も渡さないか、新しいアクセサリーを買ってサンに渡してる。でもあいつは違う。自分にとって一番大切な家族の証をサンに託すことで、最大の愛を表現したんだ。

それに、お前らはカヤの気持ち理解してない。あの子がアシタカに髪飾りを渡したとき、既に「帰ってこない人」だと分かってた。だからこそ「私の代わりに」と言ったんだ。カヤは自分がアシタカ人生の一部になることを望んでた。髪飾りがサンの元にあることで、それが叶ってるじゃないか

さらに言えば、アシタカサンに髪飾りを渡すシーンを思い出せ。あれはサン人間を憎み続けると言った直後だ。アシタカ自分の一番大切なもの差し出してでも、サン人間として生きる道もあると伝えようとした。それほどの覚悟を示すために、カヤの髪飾りを使ったんだ。

結局、お前らが叩いてるのは、アシタカの「まっすぐさ」なんだよ。現代恋愛観で「元カノプレゼントを今カノに渡すなんて最低」とか言ってるが、あいつの世界観はそんなチープじゃない。家族の愛、男女の愛、そして人間への愛、全部を背負って生きてる男だ。

最後に言っておく。アシタカは確かに傲慢だ。自分の愛を信じすぎてる。でもその傲慢さこそが、カヤもサンも、そして森も人間も救った原動力だったんだ。お前らみたいに空気読んで生きてたら、何も変えられない。

からアシタカを叩くな。あいつは誠実で、まっすぐで、そして愛に対して真剣だった。髪飾りをサンに渡したのは裏切りじゃない、最大の愛の証明だったんだ。それが理解できないなら、もう一回映画を見直せ。今度は恋愛脳を捨ててな。

Permalink |記事への反応(1) | 17:20

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2025-09-07

80代の叔母の孤独死について、顛末と後始末

身内の死比較漫画(1日限定公開全編公開)https://x.com/tokitadesu/status/1964290371191787825 が流れてきたのをきっかけに(今日コミティアから公開なのですね)。

昨年夏に母方叔母(母の妹)の孤独死がありました。本人80歳過ぎ、夫逝去済み、子なし、認知症入り始めてたと思うが診断降りておらず、ケアマネ地域医療もつながっておらずで死後1か月未満で発見

~発覚から葬儀まで~

・発覚=悪臭がたちこめ、管理会社警察に連絡。マンション(持ち家)の鍵が開かず、最終的にはしご車ベランダから立ち入り。一夜経ち、本人居住警察から親族経由で自分警察署に電話を折り返す。土曜日。※この時の消防車請求はきてません

・1時間後に警察署到着。本人確認できる状態ではないため、室内にあった写真で「あの住居に住んでいたのはこの人ですね?」と誰何され、まぁ確定

・「検死に回すので9万円必要になります葬儀会社が当座払うので後で精算してください(神奈川県なので)。葬儀会社には『警察案件なので』と伝えてください」と言われる

・「小さなお葬式」に電話して「警察案件なので、よろしくお願いします」と伝える。斎場が決まり一報。「検死の終わりがわからず、そちらへの到着が月曜以降になるかも」と前振り

・兄と合流して管理会社に向かう。ここではしご車の話、半年分滞納していた管理費の話(いまどき手渡しで、未納を指摘されても対応できなかったらしい)をされる。特殊清掃会社も紹介してもらう

特殊清掃会社担当者が1時間後に来てくれて内見。1KD50㎡の見積もりが2日間作業で133万円。相みつを取る余裕もなく(ご遺体はもうないがニオイがすごいので。虫もすごかったはず)、言い値で承諾、鍵を預ける。一連の費用は母が払うことに

自分とのやりとりで「匿名しますので会社宣伝作業の様子をYOUTUBEにアップするのOKしてくれたら3万円値引きします」と言われ、一瞬迷ったが断る。兄にバレたら面倒だったので

・土曜中に検死が終わりましたと日曜午前に警察から一報あり。時間を合わせ、母、兄と共に斎場にかけつけたが叔母は専用の袋に密封された状態納棺され、棺自体も蓋をしたまま。顔を見てお別れどころの騒ぎじゃない。泣き崩れる母。たしかここで死亡診断書をもらったような。

・命日は推定。死因は持病(がん)由来の炎症。この記述があって、がん保険が満額出た

・いわゆる「葬儀」はできません、「直葬」です、と斎場から念を押される。3日後の火葬までの間に、駆け付けられる親族を一堂に集めて、平服お別れの会20分設ける。線香をあげられるタイミングはここしかなかった

火葬の際にお坊さんに念仏を唱えてもらうことに決定。「小さなお葬式」に宗派をつたえて戒名をオーダー。位牌を作るつもりはなかったがプランの中に含まれていたのを見逃しており、後日突然宅急便で届いて慌てた(返品もできず)

火葬日当日、我が家斎場に向かい霊柩車に伴走する形で火葬場入り、他親族僧侶は直接火葬場集合。火葬炉に入る直前、お棺に花を入れさせてもらえることになったが、蓋を開けたら白い布団がかけてあり、ご遺体の様子はまったく見えず

・待つ間に通夜ぶるまい(のランチ)。食後、骨上げ。叔母の私物は、特殊清掃会社担当者内見の際にピックアップしてくれたスマホと、使っていない財布しかなかったので、自分が持っていた祖父形見(竹尺)を骨壺に入れる。

・使っていた財布やマイナンバーカードは見つからなかった。警察に「亡くなった時に着用していた衣服処分しますね」と言われたが。いや本人が外で落としたやもしれず、いずれにしろ口座は早くに止めたので特に問題なし

親族はここで解散我が家は、叔父が眠っている合葬墓に向かい、その足で納骨。葬儀関連はここで終了

~後始末~

・室内のもの衣服家具等すべて処分(くどいようだがニオイがすごいので)。作業終了後の立ち合い&鍵を引き取るために叔母宅へ。後日・通帳、保険証書、公正証書財産関連書類 ・アルバム手紙 ・アクセサリー が宅急便で送られてきた。段ボール2つ分

都市銀行地方銀行各1行ずつと、ゆうちょ銀行の通帳が見つかった。また、投資信託をしていることは聞いていたし、この世代の人なので生命保険にも入っているだろうとは思っていた。で、最終的に追加で都市銀行2行、金投資1社、生命保険2社が見つかった

・通帳があるものHPで専用連絡先(相続窓口)を調べ、封書が残っているものは「お客様番号」的なナンバーを探しつつ本人死亡を伝え、口座ストップ or 死亡保障受取の手配を行う。「すべての財産は姉(自分の母)に」と、生前公正証書を残してくれていたのが大変ありがたかった

とはいえ「その公正証書、最新のものですか?」を証明するために公証役場に行き、必要書類を提出した(手続きである自分と叔母とのつながりを証明するため、祖父母までさかのぼった戸籍を取り寄せた)。公正証書コピー提出を求めた企業は多かったが、「公正証書証明書」の提出まで必要だったのは金投資だけだった(確か。記憶曖昧)。

・母も80歳オーバー自力で解約手続きができず、「お電話相続人ご本人様から承ります」という企業ほとんどだったため、有休を取って実家に戻り、スピーカーにして電話連絡をする×手続き件数分。母はインターネッツをやっていないのでそもそも実家回線はなく、リモート云々は無理筋だった

銀行生命保険書類が残っていても問い合わせたら解約済みというケースが複数回あり。逆に書類が残っていなかったのに「マイナンバーのご提出をお願いします」「支店移転します」の通知で初めて存在を知ったパターンがあった。この連絡が来なければ、叔母が口座を持っていたこ自体知らないままだった。仮に取りこぼしがあっても借金と異なり、調べる手段がない(と思っている)。叔母の財政上、無借金はほぼ確なのでそこは心配していないがマイナンバー管理簡単になるとよいと思う

郵便物が残っていない各所引き落とし先を探すため、残高証明書と同時に過去3年分の出金記録を取り寄せて、片っ端から潰していった

相続税算出に当たり、命日時点の残高が必要だったが最新の残高を調べてしまったので、残高証明書については二度手間になった

郵便受けの鍵が見つからず、鍵屋を読んで錠前を壊してもらう。現場で「身分証明書と、故人とのつながりがわかるものを見せて」と言われ焦る(叔母あての郵便物たまたま持っていたのでギリセーフ)。鍵は後日、初期のうちに確認した印鑑群の中から見つかった

・昔の人らしく「通帳ごとに印鑑を変える」で印鑑複数あったが、手元に残っていたどの通帳とも合致するものがなかった。まぁもう印鑑なくても手続き進められましたが…

・長年通っていたカルチャーセンター挨拶に行き、同窓会差し入れお菓子を持参し、8通ほど届いていた年賀状訃報を返信。これでひととおり周知は終了(スマホ個人情報で開けられず退会のみ。紙の連絡帳は残っていなかった)

~本人について~

・靴のかかとを踏んだまま歩き、加齢臭が漂っていて、身だしなみが整えられなくなっており、認知症の前段として「ものわすれ外来」へ誘導するなどしてみた。が、CTスキャンで異常が出ず長谷川式もクリア。そうなると「私はまだ大丈夫」とケアマネ等の地域医療に繋がってくれなかった。もし繋がっていれば「死後しばらくしてから発見」にはならなかったのでは

・母と叔母、姉妹で同じ養護老人ホームに入るべく下見をスタートした2週間後の急逝だった。何度も何度も入居を勧めたため、一度「私の友達で、そんなとこ入っている人ひとりもいない!」と返された。「その人たちもひとり暮らしなんですか?」と喉まで出かかってやめたが、今となっては言っておいた方が自分の気は済んだと思う。何かあった時のために管理人の連絡先を教えてくれ、合鍵をくれetc.、何を頼んでも一顧だにされなかった。靴は一緒に買いに行った

半年ほど前からスマホがみつからない、どこかで落とした」。しかし実際は家の中の目につくところにあったらしく、特殊清掃の人が内見後に「とりあえずお手元にあった方がいいと思って」と渡してくれた。既にスマホ認識できなくなっていたのだ

・もう1人の兄弟と不仲だったせいで、公正証書作成していた(兄弟遺留分請求できないので、そのガードのため)。これがあって、もろもろの手続き我が家で一手に引き受けられたのは幸いだったし、なければ「相続人全員の同意」が必要だったため、ものすごく時間がかかったと思われる(代襲相続含め、対象者はあと4人いた)

自分フィードバック

銀行年金生命保険etc.書類はすべてまとめて1つのカバンに入れる。エンディングノートも書いた。サブスク関連もまとめて記入

銀行口座は2つに、生命保険は1つに絞った。印鑑も1つに。解約した銀行保険書類は捨てた

・家に入ってすぐの引き出しに現金10万円を入れた封筒を準備。家の鍵の予備、宅配ロッカー共通キーも封入し、封筒には郵便受けの開け方(右に2回、左に1回まわす的なやつ)を書いた

独身自分もこうなる可能性があるので、後に残る人が困らないようにせねばと強く思った。以上、お読みいただきありがとうございました。

Permalink |記事への反応(1) | 16:39

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2025-08-25

anond:20250816180531

狭衣物語』(さごろもものがたり)とは、平安時代の作り物語ひとつ。全4巻。

概要

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第一

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帝(嵯峨帝)の弟・堀川関白の一人息子である狭衣は、兄妹同様に育てられた従妹源氏の宮に密かに恋焦がれている。源氏の宮が東宮妃に望まれていると知って焦った狭衣は、ある時源氏の宮に想いを告白するが拒絶される。同じ頃狭衣は帝の愛娘・女二宮婚約した。

源氏の宮に拒まれて傷心を抱える狭衣は、偶然出会った飛鳥井女君と契って心を癒される。しかし狭衣は身分低い飛鳥井女君を侮って名前すら明かさず、狭衣の愛を信じられない飛鳥井女君は、狭衣の子妊娠したまま乳母にだまされて筑紫へ連れ去られ、その途中で入水自殺を図る[1]。

第二巻

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飛鳥井女君の失踪に衝撃を受けた狭衣は、頑なに女二宮との結婚を拒絶していたが、ある時彼女を見初めて寝室に押し入り強引に契る。その結果女二宮妊娠、母大宮により事実は隠し通されるが、大宮は心労により死去し、狭衣の優柔不断で不誠実な態度に絶望した女二宮は、狭衣の男児若宮(表向きは大宮の産んだ嵯峨帝の第二皇子とされた)を出産したのち出家する。一方、嵯峨帝が譲位して東宮即位するが(後一条帝)、新帝への入内を予定されていた源氏の宮は神託により賀茂斎院になり堀河邸を去っていった。狭衣は源氏の宮との距離ますますいたことで世の中が嫌になり、出家の望みを抱いて粉河寺に参詣するが、そこで或る修行僧(じつは飛鳥井女君の実の兄)に出会い、飛鳥井女君の消息彼女の生んだ自分の娘(飛鳥井姫君)の存在を知った。

第三巻

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狭衣は修行僧からなおも詳しい話を聞こうとしたがその行方を失い、また堀河関白が都から迎えの者たちをよこしてきたので、やむなく都へ戻る。そののち狭衣は飛鳥井女君が死去していたこと、飛鳥井が産んだ女の子が後一条帝の姉宮にあたる一品宮に引き取られていたことを知り、忘れ形見の姫君に会いたい一心一品宮の住いに忍び込んだが、これが世間の知るところとなり、狭衣が一品宮に気があるかのように取り沙汰された。狭衣の父堀河関白も、日ごろから身持ちの固まらない狭衣の態度に不安を覚えていたこから、よい縁談だとしてむりやり話を進めてしまい、結局狭衣は心ならずも一回り年上の一品宮と結婚する羽目になる。しかしまもなく狭衣の真意を知った一品宮は頑なな態度を貫いて打ち解けず、結婚生活は冷え切ったものしかなかった。心底から俗世が嫌になった狭衣は今度こそ出家を遂げようと決意し、この世の名残りにと出家した女二宮に会って話をしようとするが、二宮はひたすら狭衣を嫌って口を聞こうともしなかった。狭衣はその後斎院源氏の宮にもそれとなく別れを告げ、いよいよ自宅を出ようとする。

第四巻

編集

だが賀茂明神神託と両親によって狭衣は出家を阻止されてしまう。その後狭衣は源氏の宮に瓜二つの美しい式部卿宮の姫君(狭衣の作中歌によって「有明の君」と呼ばれることもある)と結ばれ、心を癒された。やがて神託によって狭衣は帝位につき、彼の実の息子・若宮皇位継承約束される。式部卿宮の姫君(藤壺女御)は皇子をもうけて中宮に立ち、飛鳥井女君が産んだ姫君も一品内親王となる。しか栄光の極みにあっても、狭衣の心は源氏の宮や女二宮を想って憂愁に閉ざされたままであった

Permalink |記事への反応(0) | 20:01

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2025-08-04

anond:20250804092423

マジでほっといてほしかった

父親形見の本がなくなってたから今でも許せないけど、もう諦めるしかないわな

近くのブックオフとか何軒か回ったけど見つからなかったし

Permalink |記事への反応(0) | 09:28

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2025-07-05

なんでギャン人気なの?

人気なのか?

いや人気っぽい雰囲気出てるような。

ジークアクスのはエグザベがパイロットだし登場シーンも戦闘もそれなりに良かったから人気は出るだろう。

でもファーストのアレはなんだろう。

戦艦並みのビームライフル持ってる奴に盾とサーベルとか言う前時代的な装備も良いとこなしょぼい装備で喧嘩ふっかけて、あっさり胴体をビームサーベル二刀流でジリジリと斬られてやられるとか言うどうにも格好の付かないやられ方。

しかパイロットの死に際の台詞が「あの壷をキシリア様に届けてくれよ、アレは良いものだ!」

なにそれ。

そんなに良い壷なら自分で届けとけや。

イヤ死に際に壺ってなんやねん。

何で壺の話出てくる?形見ってこと?

上司に?

なんかシャアの功績に嫉妬したあげくの暴走がこれ?

ぶっちゃけ地球ガンダムを檻みたいなのに閉じ込めて苦しめたり、条約破って水爆発射するあたりの方がまだ輝いてたな。

ようはこんな悪辣非道な奴の死に際にしてはちょいとショボいよな。いや、ショボいならショボいなりにもうちょい報いを受けた様な死に方したら良かったのに。

結局一年戦争も生き残って、連邦側に極秘情報諸共投降しようとしたら部下に後ろから撃たれて死ぬとかね。

水爆発射したカスにしちゃモビルスーツ戦で死ぬのはあんまりにも恵まれ最後じゃないのか?ええんかこれ?

でもってそのショボい死に方使われた、現状のニュータイプ様とかとも違うなんかしょぼい機体がギャンなわけですよ。

言うなればロマン兵器。時流は航空戦に移っていく中で大鑑巨砲主義信奉し続けたみたいな。いや、艦隊決戦かな。大鑑巨砲ならビグザムおるしな。

なんかそういう時代から取り残されたような何かがギャン

なのになぜか一部からは人気の様な気がする。名前だけならジークアクスみる前から散々聞いてたしな。一体どこら編に惹かれてるんですかね。パイロット性格ではないことは確かだが

Permalink |記事への反応(0) | 20:17

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2025-06-17

anond:20250616201718

クッソ長文で笑った。解像度高いな

キシリアは(文字通り)グルーミング(髪梳き)やってんだけど、たぶん本当にニャアンに愛情感じてんだよな

デギン形見の銃を渡してるから分かる

兄ギレンを殺したのは父殺しが理由なのでキシリアにとって父は大事で、その形見を渡したんだから

一方でニャアンも、好きな人しか作らない料理を食べさせたい相手なわけだし

共依存みたいになってんだよね

んで、前回の話で、大量破壊兵器を手にしてガンダム世界においてもギルティな身になってしまった以上、報いを受けないといけないのがほんとキツイ

キシリアはまあ死ぬでしょうね

ニャアンはどうかな...死ぬんかな?

まずキシリア死んだらめっちゃ悲しみそうだよなぁ

でも意外と立ち直れるかな? また居場所なくなっちゃいましたーって感じで

梳かれた髪がパッと解ける描写でさー

その時マチュが手を差し伸べることができるか?

イズマコロニーでは謝れないクソ女だったけど、ソドンで成長した描写あるしいけるかな?

ほんとニャアンには幸せになって欲しいんだわ

ア・バオア・クー沈めたのは軍事施設からセーフよね?

民間人虐殺したわけじゃないし

(しか連邦軍に核を使ったガトーは報いを受けてるんだよな...)

Permalink |記事への反応(1) | 10:46

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2025-06-08

巨人小笠原長嶋茂雄葬儀に参列し死亡

ミスタープロ野球崩御

読売ジャイアンツ終身名誉監督株式会社読売巨人軍専務取締役日本プロ野球名球会顧問ジャイアンツアカデミー名誉校長兼ポケオナボケ老人、故・長嶋茂雄氏の葬儀巨人小笠原が参列した。

ダァーッと行ってスパーンと天覧死骸をレイプするや糸色丁頁身寸米青したカッスは肉体関係理由相続権を主張するもセコム、していたため無事射殺。

下品院玉金嘗英涜巨精小笠原居士九品院殿希誉英徳巨聖茂雄大居士ON葬が執り行われた。

なお、カッスの死亡により相続権は次順位者のプリティ長嶋継承形見分けで余った一茂を相続放棄した。

この件に関し大正義巨人原監督は「去る長嶋、そして徳光」と故人を偲んだ。

徳光の殉死はまだ間に合います

Permalink |記事への反応(0) | 20:35

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2025-05-22

anond:20250522183646

1話でマチュが難民のニャアンと会って始まった話で、シャアジオンダイクンの忘れ形見という情報が出てきたんだから

シャアリーダーにしてザビ家を倒し、政権転覆して民衆のための政治を実現しようという話になるんじゃないのかな

鉄血のオルフェンズの1期でクーデリアを地球まで送り届けたみたいに、シャアをゼクノヴァから取り戻すのがひとまずの目的

といっても鉄血はアナザーだったからクーデリアが火星連合議長就任してひとまずめでたしで終わったが

宇宙世紀からそう上手くはいかなそうだけど

Permalink |記事への反応(0) | 22:25

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2025-04-27

客いじりは笑って楽しむものなんだろうけど、芸人さんに「その服しまむらバーゲンの安物?」って言われて固まった

https://togetter.com/li/2543392

繊細チンピラしか見えない。

チンピラヤンキー上がりばっかりの芸人を見に行く繊細チンピラ

「亡くなった母の形見です」とかいイチャモンとかギャグしか見えない。

Permalink |記事への反応(1) | 15:33

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2025-04-09

anond:20250409111708

形見つけたらちゃんと減速する

Permalink |記事への反応(0) | 11:19

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2025-03-29

anond:20250329005550

じゃあ、さっきの型にそれぞれ会話例をつけてみるね。

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連鎖型(連想ゲーム型)

話題が次々と連鎖していく。

「お、いい時計つけてんじゃん」

「これ、祖父形見なんすよ」

「へえ~、渋いね。お祖父さんってどんな人だったの?」

「昔、写真館やっててね…」

マジで?じゃあカメラとか詳しい?」

めっちゃ詳しいっすよ。フィルムとか現像自分でやってたらしい」

時計祖父写真館 →カメラ話題スムーズ流れる

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共感

「あるある」「わかる〜」と共感だけで会話が成り立つ。

今日めっちゃ暑ない?」

暑いよな~」

「日陰入っても暑いし」

「風もぬるいしな」

アイス食いたいわ」

「それな!」

→ 内容が特に発展しないが、気持ちが共有されることで満足感が得られる

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司会型

話題を順々に振りながら、参加者を引き込む。

「〇〇くん、休み何してんの?」

「あー、最近映画ばっかり見てますね」

「へえ、何観たん?」

「『君の名は。』のリバイバル観ました」

「え、私も!〇〇さんも観てたよね?」

「うん、あれ泣いたわ~」

→ 司会役が次々と人を巻き込みつつ、話題をつなぐ

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劇場

会話というより"ネタ"を披露し、周囲が笑いを入れて盛り上げる。

最近筋トレ始めてんけどな」

「え、マジで腕立てとか?」

腕立てしすぎて、腕立てポーズデフォになってきたわ」

「四つん這いで生活してるんか!」

「でな、信号待ちの時とか地面見てるから、アリの列ばっか気になるんよ」

「それ完全に虫目線やん!」

→ 一人がボケ、もう一人がツッコミ役を担いながら"場"を楽しませる

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独演型

自分の話をガッツリ展開する。

「この間、電車めっちゃ焦った話していい?」

「なになに?」

「乗った電車が逆方向でさ、次の駅で降りようと思ったら、なんか急行でさ、10分くらい停まらんくて」

あるある!」

「それで着いた駅がめっちゃ田舎でさ、駅員さんもおらんくて、次の電車1時間待ちやってん…」

「最悪やん…」

話し手リズム重要。興味を引けないと退屈になるリスクあり

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つぶやき型(ワンショット独演型)

短くサクッと完結する一言会話。

ちょっと聞いて」

「なに?」

「さっきファミマで買った唐揚げ、家帰ったらレジ袋に入ってなかった」

「うわ、つら…」

→ 会話は短いが、その場の空気を変えたり、次の話題きっかけになる

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質問攻め型

次々と質問を重ねて話を広げる。

最近ハマってることある?」

「あー、キャンプですかね」

「へえ、どこ行ったん?」

「この前は山梨の方に行きました」

「装備とか揃えた?」

はいテントとか全部自前です」

ソロ?それとも友達と?」

「基本ソロですね」

→ ひたすら質問話題を引き出していく

---

うなずき師型

話す側にとっては「めっちゃ話しやすい人」。

「こないだ行ったラーメン屋がさ、めっちゃ美味くて」

「へえ~」

スープが濃厚でチャーシュートロトロやって」

「わあ、うまそう」

しか替え玉無料やで?」

「最高やん!」

リアクションだけで相手をノせるのがポイント

---

情報交換型

知識情報をやりとりしながら発展する会話。

「この前、原宿に新しいカフェできたらしいよ」

「あ、知ってる!〇〇ってとこでしょ?」

「そうそう、あそこってスイーツめっちゃ美味しいらしいで」

「でも混んでるらしいよ」

「やっぱ並ぶんかー」

→ 双方が情報を持ち寄り、相互に補完し合う

---

議論

意見対立思考の深掘りが中心。

iPhoneAndroid、どっちがいいと思う?」

「いや、Androidの方がカスタマイズできるから便利でしょ」

「でもiPhoneの方が直感的な操作やすいやん?」

「それはあるけど、バッテリー持ちとか考えたらAndroidやで」

相手意見を受け入れつつ、自分意見も展開するのがコツ

---

ストーリーテリング

ちょっとした物語を交えて話すスタイル

「この前、駅で面白いおじさんに遭遇してさ」

「お、どんな人?」

「なんか傘を剣みたいに持って『我は剣士なり!』って言ってたんよ」

「いや、やばいやつやん!」

「でもその後、雨降り始めたら普通に傘さして帰ってた」

剣士平和主義やん」

物語としての起承転結オチポイント

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他にも「論破型」とか「ネタフリ型」みたいなものもありそう。

これ、型を組み合わせると意外と応用が効きそうやね。

論破

相手の主張に対して、論理的矛盾や誤りを指摘し、反論を展開する型。ディベートネット議論に見られがち。

牛乳って身体に悪いらしいよ」

「いや、それは極端やろ。カルシウム豊富やし、筋肉の修復にも役立つし」

「でも乳糖不耐症の人にとっては有害やん?」

「それは"一部の人"の話やろ?ほとんどの人には栄養源として有効やん」

「うーん…まあ確かに

ポイントは「ただ相手を言い負かす」のではなく、「相手が納得できる理屈」を提示すること。

---

ネタフリ型

話題きっかけを提供する役回りボケツッコミの前段階として機能する。

「なあ、最近AIってすごいらしいで」

「どんな?」

「この前『AIが作ったラーメン』ってのが話題になっててさ」

「え、麺がデジタルとか?」

「いや、具が全部QRコードなんやろ」

「食べられへんやん!」

→ 話の本筋よりも「話題の種」をまくのが役目。ボケツッコミ自然に発生するように流れをつくるのがカギ。

---

論破型は「話の内容」を深めるのに向いてるし、ネタフリ型は「場の空気」を盛り上げるのに役立つ。

こういう型って、無意識にやってることが多いけど、意識して取り入れると会話の幅が広がりそうやね。

Permalink |記事への反応(2) | 11:44

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2025-03-17

anond:20250317211618

次作のキャラ形見本とかかもしれん

Permalink |記事への反応(0) | 21:28

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2025-03-14

小学校とき女の子と仲良くなりたくて「極上!!めちゃモテ委員長」っていう漫画をめちゃくちゃ読んでた。

そんなある日、クラス女の子が数日休んだあとに登校してきたんだけどとても元気がなくて、元気づけようと思って放課後に遊ぶことになった。

正直なんで落ち込んでるのかもわかんなかったから、とりあえず彼女服装めちゃモテ委員長仕込の知識で褒めることにした。

そしたら気付いた。なんかおしゃれなネックレスしてる!チェーンに指輪が通ってるみたいなやつ。これだと思った。これを褒めるしかないと思った。

センスいいね!どこのやつ?似合ってる!みたいな話をしたと思う。

そしたらその子が「これママ形見で…あんまり詳しくはわからない」と教えてくれた。

形見って単語がわからなかったけど、あんなにファッション知識をひけらかしておいて言葉を知らないのはダサすぎるので自分の中で考えた結果「嫁入り道具」のことを形見と言うのだと勝手に思って「愛されてるね!女の子はいいな〜、形見が貰えて。俺もお父さんから形見貰いたいよ笑」みたいなテンションで話しを進めてしまった。

思い返すと申し訳なさと辛さが襲ってくるので書くの辞める。

でもせっかくここまで書いたので供養投稿

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2025-02-26

Claude 3.7 sonnetに小説を書かせてみた

###キッチンの向こう側

わたし大学に入った年、父が死んだ。それは五月の、少し肌寒い日だった。まだ新しい大学生活に慣れていない時期に、世界の一部が崩れ落ちた。病院から電話があったのは、授業の途中だった。廊下に出て電話を受けたとき、窓から見えた空は妙に青すぎて、それが不謹慎に思えた。

葬式の日は雨だった。それから、雨の日には必ず父のことを思い出すようになった。その年の夏は、異常に雨が多かった。いつの間にか、世界全体が湿っぽい灰色に染まっていった。

大学教室は、思ったより広かった。高校までの教室とは違って、誰も生徒のことなど気にしていなかった。教授は前で一方的に話し、学生たちはそれぞれの方法時間を過ごしていた。ノートを取る人、スマホをいじる人、居眠りをする人。わたしは、ただぼんやりと窓の外を眺めていた。

彼女、いつも一人だね」

後ろの席から聞こえてきた声に、振り向かなかった。どうせ他人の噂話なのだろうと思ったが、それはわたしのことだった。気づくと、ひとりでいることが当たり前になっていた。

父は料理人だった。小さな和食店を営んでいて、わたしが小さい頃からキッチンの向こう側で包丁を握る父の姿を見て育った。父の料理の音と匂いが、わたし記憶の一部になっていた。ザクザク野菜を切る音、出汁が沸く香り、魚をさばくとき真剣な表情。そんな父が、ある日突然、脳卒中で倒れた。病院に運ばれてから二週間、意識が戻ることなく逝ってしまった。

「お母さん、店はどうするの?」と聞いたとき、母は疲れた顔で微笑んだ。

「閉めるよ。わたしには、お父さんみたいな腕はないから」

父の店は、わたしの第二の家だった。学校から帰ると、いつも店の奥で宿題をした。客が少ない時間には、父が横に座って数学を教えてくれた。「料理数学も、バランス大事なんだ」と言っていた。その店がなくなるということが、父の死よりも現実味を持って迫ってきた。

大学の授業は、興味を持てるものが少なかった。文学部に入ったのは、本が好きだったからだけど、専門的な分析理論を学ぶことに、空虚さを感じていた。教室の中で、みんなが真剣議論しているときも、わたしの心はどこか別の場所にあった。

アパートに帰ると、静かすぎる部屋がわたしを迎えた。実家から離れて一人暮らしを始めたのは、新しい環境心機一転たかたからだ。でも今は、その選択が間違っていたような気がしていた。テレビをつけっぱなしにして、誰かがいる気配を作り出した。

夜は不思議な夢を見ることが多くなった。父がキッチンに立っている夢。でも、振り向いた父の顔が、誰か他人の顔になっている夢。高い塔から落ちる夢。海の底で、誰かが名前を呼ぶ夢。朝起きると、枕が涙で濡れていることがあった。

母は週に一度、電話をくれた。「大丈夫?」という質問に、いつも「うん、大丈夫」と答えた。大丈夫じゃなかったけど、母を心配させたくなかった。父が亡くなってから、母は急に年を取ったように見えた。電話の向こうの声は、いつも疲れていた。

料理、してる?」と母が聞いた。

インスタント食べてる」と答えると、母は少し悲しそうな声で笑った。

「お父さんが聞いたら、怒るわね」

そうだった。父は、わたし料理を教えようとしていた。「いつか、一緒に店をやろう」と言っていた。でも、わたしは興味を示さなかった。今になって、もっとから学んでおけばよかったと後悔していた。

五月が過ぎ、梅雨が来た。毎日雨が降り、湿度が高く、部屋の中の物まで湿っているような気がした。教科書のページがくっつき、髪は広がり、布団はじめじめしていた。そんな中、わたし図書館で多くの時間を過ごすようになった。

図書館は、静かだった。でも、一人でいることが苦痛ではない唯一の場所だった。本の間を歩きながら、偶然手に取った小説に心を奪われた。それは、ある料理人物語だった。幼い頃に両親を亡くし、料理世界で生きていく若者の話。その主人公が作る料理描写が、あまりにも父の料理と似ていて、読みながら泣いてしまった。

図書館で働き始めたのは、六月の終わりだった。アルバイトを探していたところ、図書館募集があった。静かな環境で、本に囲まれて働けるのは、わたしにとって理想的だった。本を整理したり、返却された本を棚に戻したりする仕事は、単調だけど心地よかった。

「君、いつも同じ本を読んでるね」

ある日、司書鈴木さんがそう声をかけてきた。五十代くらいの女性で、いつも穏やかな笑顔を浮かべていた。

料理本が好きなの?」

「父が料理人だったんです」と答えると、「だったんです」という過去形自分違和感を覚えた。

「そうなんだ」と鈴木さんは言った。「わたしの息子も料理人になりたがっていたけど、途中で挫折してしまってね」

何気ない会話だったけど、鈴木さんとはそれからよく話すようになった。彼女は、わたしの父のことを知りたがった。どんな料理を作っていたのか、どんな人だったのか。話していると、不思議と心が軽くなった。

七月に入ると、大学は前期試験の準備で忙しくなった。わたしは、ほとんど授業に出ていなかったことに気づいた。図書館必死勉強したけど、内容が頭に入ってこなかった。試験当日、問題用紙を前にして、頭の中が真っ白になった。鉛筆を握る手が震えた。

大丈夫?」隣の席の女の子が小声で聞いてきた。

首を横に振ると、彼女心配そうな顔をした。

試験終わったら、一緒にお茶でもどう?」

の子名前は、里奈といった。同じ文学部学生で、いつも授業の前の席に座っていた。優しい声と、少し丸みを帯びた顔が印象的だった。試験のあと、二人で大学近くのカフェに行った。

「実は、前からしかたかったの」と里奈は言った。「でも、いつも遠くを見てるみたいで、声をかけるタイミングがなくて」

彼女は、思ったことをすぐ口にする人だった。わたしとは正反対タイプ。でも、その率直さに心地よさを感じた。

「父が亡くなったの」とわたしは言った。口に出したのは、里奈が初めてだった。

「そうだったんだ」と彼女は言った。特別言葉はなかったけど、その反応が自然で、わたしは少し安心した。

その日から里奈とはよく一緒にいるようになった。彼女存在は、灰色だった大学生活に少しだけ色を加えた。彼女が話す他の学生の噂話や、教授の変わった癖の話を聞いていると、自分大学生活の一部になれたような気がした。

八月になると、実家に帰った。母は、少し痩せていた。家の中は、きれいに片付いていたけど、父のいない空間は、まだ違和感があった。父の形見のように、包丁だけはそのまま台所にあった。

「使ってみる?」と母が言った。

わたしは恐る恐る包丁を手に取った。重かった。父の手になじむように作られた包丁は、わたしの手には大きすぎた。でも、握っていると不思議安心感があった。

「お父さんの料理ノート、見つけたの」と母は言った。「あなたに見せようと思って」

それは、古いノートだった。日付と料理名、材料や作り方が細かく書かれていた。途中、「娘に教えるとき注意」と書かれたページがあった。そこには、わたしが苦手そうな工程や、間違えやすポイントが書かれていた。父は、いつかわたし料理を教えることを想定していたのだ。

そのノートを持って、わたし台所に立った。まずは簡単出汁から作ってみることにした。ノートに書かれた通りに材料を用意し、火にかけると、懐かしい香り台所に広がった。父の料理の原点とも言える香り。その香りに包まれながら、わたしは初めて父の死を実感として受け止めることができた。涙があふれ出た。

「お父さんは、きっと喜んでるわ」と母は言った。二人で出汁を使った簡単味噌汁を作り、久しぶりに一緒に食卓を囲んだ。

夏休みが終わり、大学に戻ったときわたしの中で何かが変わっていた。父のノートを持ってきて、週末になると自分料理を作るようになった。最初は失敗ばかりだったけど、何度も挑戦するうちに、少しずつできるようになっていった。

「へえ、料理するんだ」と里奈は驚いた顔をした。彼女を招いて、初めて人に料理を振る舞った日、緊張で手が震えた。でも、「おいしい」と言ってくれた里奈笑顔を見て、少し自信がついた。

後期の授業が始まりわたし文学の授業を真面目に受けるようになった。特に、食をテーマにした文学に興味を持ち始めた。食べることは生きること。料理することは、誰かに愛情を伝えること。そんなことを、文学の中に見つけられるようになった。

図書館では、鈴木さんにわたしの変化を指摘された。

最近、顔色がいいわね」と彼女は言った。「何かいいことあった?」

料理を始めたんです」と答えると、鈴木さんは嬉しそうに微笑んだ。

「それは素晴らしいわ。いつか、わたしにも作ってほしいな」

十月になると、大学学園祭の準備が始まった。里奈に誘われて、文学部喫茶店企画を手伝うことになった。わたしは、迷わず料理担当を志願した。メニューを考えるとき、父のノートを参考にした。シンプルだけど、心のこもったメニュー

学園祭当日、わたしたちの喫茶店は予想以上に人気だった。特にわたしが作ったさつまいもスープが好評で、あっという間に売り切れてしまった。「秘密レシピは?」と聞かれると、「父から教わったの」と答えた。それは嘘ではなかった。父のノートから学んだレシピだった。

喫茶店を訪れたお客さんの中に、一人の男性がいた。三十代くらいで、どこか父に似た雰囲気を持っていた。彼は、スープを飲み終わると、わたしのところにやってきた。

「このスープ、とても懐かしい味がする」と彼は言った。「昔、よく行っていた和食店の味に似ているんだ」

わたしは驚いて尋ねた。「もしかして、『桜木』という店ですか?」

彼の目が大きく開いた。「そうだよ。知ってるの?」

「父の店です」とわたしは答えた。

彼の名前健太といった。父の店の常連客で、大学時代によく通っていたという。父の料理ファンで、店が閉まったあと、同じ味を探していたらしい。「君のスープを飲んだとき、店主の技を受け継いでいると思ったんだ」と健太は言った。その言葉に、胸が熱くなった。

学園祭が終わり、健太とは連絡を取り合うようになった。彼は料理研究家として活動していて、様々な食の知識を持っていた。わたし料理相談に乗ってくれたり、時には批評してくれたりした。彼との会話は、いつも刺激的だった。

「君のお父さんの料理は、シンプルだけど深みがあった」と健太は言った。「それは、材料を深く理解していたからだと思う」

それを聞いて、わたしは父がよく言っていた言葉を思い出した。「料理材料との対話だ」と。

十一月になると、寒さが増してきた。大学教室も、以前より寒く感じるようになった。でも、周囲の景色は、以前より鮮やかに見えるようになっていた。授業中に窓の外を眺めても、もう虚無感はなかった。ノートには、びっしりメモが書かれていた。

図書館仕事も充実していた。鈴木さんは、わたしに古い料理の本を紹介してくれた。古典的和食技法や、忘れられつつある郷土料理の本。それらを読むたびに、父の料理の原点が少しずつ見えてきた。

「君、将来は何をしたいの?」とある日、鈴木さんに聞かれた。

わたしは少し考えてから答えた。「まだわからないけど、料理文学、両方に関わる仕事ができたらいいなと思います

「それは素敵な夢ね」と鈴木さんは言った。「食べることも、読むことも、どちらも人間の根源的な喜びだもの

十二月大学冬休みが近づいてきた。試験勉強をしながら、クリスマスには何を作ろうかと考えていた。里奈を誘って、一緒にパーティーをする計画を立てていた。

「ねえ、健太さんも誘ったら?」と里奈提案した。彼女健太のことを、「料理のお兄さん」と呼んでいた。

「でも、年上だし、忙しいかも」とわたしは迷った。

「聞いてみなきゃわからないでしょ」と里奈は言った。

思い切って健太を誘うと、意外にもすぐに承諾してくれた。「楽しみにしているよ」というメッセージに、なぜか心臓が速く鳴った。

クリスマスの日、わたしは朝から料理の準備をした。父のノートを見ながら、特別メニューを考えた。前菜スープ、メイン、デザート。どれも父の教えを基本にしながら、わたしなりのアレンジを加えたものだった。

里奈が先に来て、一緒に部屋の飾りつけをした。「すごいね、こんなに料理が上手になるなんて」と彼女は言った。「大学に入ったばかりの頃は、本当に別人みたいだったよ」

健太が来たとき、緊張でドアを開けるのに時間がかかった。彼は、ワイン花束を持ってきてくれた。「いい香りがするね」と部屋に入るなり言った。

三人での食事は、想像以上に楽しかった。里奈のおしゃべりに、健太の食の話、わたし料理。それぞれが持ち寄った空気が、部屋を温かく満たした。

乾杯しよう」と健太が言った。「新しい出会いと、古い記憶に」

グラスを合わせたとき、窓の外では雪が降り始めていた。

「この料理、本当においしい」と健太は言った。「君のお父さんの味を感じるよ。でも、それだけじゃない。君自身の味がある」

その言葉に、わたしは思わず泣きそうになった。父の料理を超えることなんて、まだまだできないけれど、自分の味を見つけ始めているということが嬉しかった。

里奈は、わたし健太の会話を見ながら、にやにやしていた。「ねえ、二人とも、もしかして…」と言いかけて、わたしに肘で軽く突かれると、「何でもない」と笑った。

夜が更けて、里奈が帰ったあと、健太はもう少し残った。「話があるんだ」と彼は言った。真剣な顔つきに、緊張した。

「実は、料理本の企画をしているんだ」と健太は言った。「伝統的な和食技法を、現代視点解説する本。その中で、君のお父さんの料理も紹介したいと思っている」

わたしは驚いて言葉が出なかった。

「もちろん、君の力も借りたい」と彼は続けた。「文章を書くのが上手だし、何より君はお父さんの味を知っている」

その提案は、あまりにも突然で、すぐには返事ができなかった。でも、胸の中に温かいものが広がるのを感じた。父の料理を、このまま消えさせたくない。そう思っていた気持ちが、形になるチャンスだった。

「考えさせてください」とわたしは言った。健太笑顔で頷いた。

「急がないで。でも、君なら素晴らしい仕事ができると思う」

その夜、久しぶりに父の夢を見た。でも、以前のような悲しい夢ではなかった。父がキッチン料理をしていて、わたしもその隣で一緒に料理をしている夢。父が微笑みながら、わたし料理を褒めてくれる夢。

朝起きると、決心がついていた。健太に連絡して、企画に参加する意思を伝えた。「ありがとう」という返事が来た。「一緒に、素晴らしいものを作ろう」

年が明け、大学では卒業論文テーマを考え始める時期になった。わたしは迷わず、「文学における食の表象」をテーマに選んだ。文学の中で、食がどのように描かれているか。それは人間関係や文化時代背景をどう映し出しているか。そんなことを研究したいと思った。

指導教授は、最初は驚いていたけれど、わたしの熱意を見て応援してくれるようになった。「面白いテーマだね」と彼は言った。「これまであまり注目されてこなかった視点かもしれない」

健太との料理本の企画も進んでいった。週末になると、彼の仕事場に行って、父の料理について話したり、実際に作ってみたりした。記憶を頼りに再現する料理もあれば、父のノートを見ながら作る料理もあった。

「お父さんの料理には、物語があるね」と健太は言った。「一つ一つの料理に、理由がある」

それは、わたしも感じていたことだった。父の料理は、単においしいだけではなかった。そこには、父の生き方や思いが込められていた。

春になり、キャンパスには桜が咲いた。入学してから一年が経っていた。あの頃のわたしと今のわたしは、まるで別人のようだった。でも、それは成長と呼べるものだった。父の死によって崩れ落ちた世界は、少しずつ新しい形で再構築されていた。

図書館では、鈴木さんが新しい料理コーナーを作ることになり、わたしは本の選定を手伝った。「君のおかげで、こんな企画ができたのよ」と鈴木さんは言った。「ありがとう」

里奈とは相変わらず仲良くしていた。彼女演劇サークルに入っていて、春の公演に向けて忙しくしていた。「主役なんだよ」と嬉しそうに報告してくれた。「絶対に見に来てね」

公演の日、わたし健太を誘って一緒に観に行った。里奈舞台の上で、いつもとは違う輝きを放っていた。見ていて、胸が熱くなった。帰り道、健太と二人で歩きながら、「人はそれぞれの場所で輝くんだね」と言った。

「君も輝いているよ」と健太は言った。「料理をしているとき、話をしているとき、いつも目が輝いている」

その言葉に、顔が熱くなった。

五月、父の一周忌が近づいてきた。実家に帰って、母と一緒に準備をした。一年前とは違って、二人で料理をすることができた。母も、わたし料理の上達を喜んでくれた。

「お父さんの店、もう一度開かない?」と母が突然言った。

「え?」と驚いて振り向くと、母は真剣な顔をしていた。

あなたがやりたいなら、手伝うわ」

その言葉に、胸がいっぱいになった。まだ学生で、経験も少ないわたしが店を開くなんて、無謀かもしれない。でも、どこか心の奥で、いつかそうしたいと思っていた。

「考えてみる」とわたしは答えた。「でも、もう少し勉強してからかな」

母は微笑んで頷いた。「そうね。急がなくていいのよ」

一周忌の日、父の写真を前にして手を合わせた。一年前は、ただ涙が出るばかりだったけれど、今は感謝気持ちが湧いてきた。父がいなくなって、わたし料理を始めた。それは、父との新しいつながりを見つけることだった。

「ありがとう」わたしは心の中で言った。「これからも、見守っていてね」

大学に戻ると、夏休み計画を立て始めた。健太が、料理取材地方を回る予定があり、わたしも一緒に行かないかと誘ってくれた。日本各地の伝統料理を学ぶ旅。それは、わたしにとって大きなチャンスだった。

「行きます」とわたしは即答した。健太は嬉しそうに笑った。

「君と一緒に旅ができるなんて、楽しみだよ」

あれから一年。父の死から始まった暗い日々は、少しずつ明るさを取り戻していた。料理文学という、二つの世界を行き来しながら、わたし自分の道を見つけ始めていた。それは、決して一直線ではなく、曲がりくねった道かもしれない。でも、その道の先に何があるのか、少しずつ見えてきたような気がした。

キッチンの向こう側で、父が包丁を握っている姿は、もう見ることができない。でも今は、わたし自身包丁を握り、父から教わったことを大切にしながら、自分料理を作っていく。それが、父への最高の感謝になるのだと思う。

そして、この物語を書き記すことも、きっと父は喜んでくれるだろう。料理言葉。どちらも、人の心に届けるための手段わたしは、その両方を大切にしながら、これからも歩いていくつもり

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2025-02-21

2月だけどヤマザキの白い皿手に入れた

今年は2枚目の皿も手に入るかもしれない。

春のパンまつりの皿は一生ものの皿を集めるつもりで毎年最低1枚は手に入れている

自分寿命を迎えて死んでもこの白い皿は残るだろう。

娘たちが形見分けで私が集めた白い皿を使い続けてくれないか

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2025-02-10

かっこいいセリフを言いたい

「あー人生つまんねーな。なんか面白いことねぇーかなー」

「どうした?」

「どっかで人生変えてぇな。お前はさ、人生大事にしてるモットーっていうか、歴史上の偉人名言とか忍道とかある?」

「少なくとも忍道はないな。ナルトじゃないし。でも、俺、結構時代劇に詳しくてさ」

へぇ。意外だわ」

「んで、特にナポレオン尊敬してて、その人が言ったとされてる言葉なら好きかな」

ナポレオン時代劇じゃなくない?」

「え?そうなの?」

「俺も歴史あんま詳しくないけど、絶対、違うと思うわ。ちなみにどんなこと言ってたの?」

「なんだっけな」

「覚えてねーのかよ!なんなんだコイツ?」

「あ、アレだ。【もっとっと、恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である】」

「おっとっと みたいになってる!お菓子だなそれ。外パリパリ、中スカスカじゃん。それ【最も】じゃない?」

「あぁ、そうか。ごめんごめん。ソイツの言葉を」

「ソイツって言ってるよ。尊敬してるって言った人のことソイツって。ホント尊敬してんの?」

「し~て~る~よ~♡」

「なんでバカップルみたいなんだよ。俺もそれは聞いたことあるよ。有能なナポレオンは有能な敵を相手にしても、有能な相手は何を考えているか先が読めるんでしょ?でも、無能が味方にいたら、何をしでかすか分からないし、味方に問題ばかり起こすから無能な味方の方が怖いってことでしょ?」

「え、そうなの?」

「なんでわかんねーんだよ!お前が言い始めたことだろバカタレが!」

「俺も人生で一回はそういうカッコイ言葉言ってみたいなぁー」

へぇ、なんか言いたいセリフとかあんの?」

あるあるあーるね」

「ねるねるねーるね みたいになってる。またお菓子出てきたよ。お腹すいたの?なんか諸々間違ってるな。【ある】は 2回でいいんだよ」

はいはい。」

「それは1回でいい。【はい】は 1回だわ。1回までにしとけ?大人だろ?ふざけんな?で、どんなセリフ?教えてよ」

「例えば、映画とか漫画でよくある、急に解決策やアイディアとかが浮かんでくるときの【お前今、なんて言った?】が言いたいな」

「おぉ、カッコイイじゃん!頭がキレてる主人公感あっていいね!

ちょっとっと、やってみたい」

「また、おっとっと出てるって!」

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しかし、こんなに問題が山積みじゃあなぁ…」

「そうですね…先生…」

「来週の土曜参観に間に合うかどうか…」

ちょっと待て。土曜参観!?なにしてんだテメー?」

「え?なにが?」

「そこは推理ものとかで、行き詰ったときでしょ?なんで土曜参観が問題になってんの?」

「いや、みんな主役やりたいって言うから

演劇幼稚園か!マジでガキ!!」

「うちの子を主役にしろってDNA がうるさいんだよ」

PTA な!なんでお前の遺伝子がうるさくなってるんだよ。意味わかんねーよ!そこはベタ探偵とかでやろうよ」

「……??? ッチ。しょーがねーな」

「なんで舌打ちしたの?お前がやりたいって言い出したんだよね?」

-------------------------------------

しかし、こんなに問題が山積みじゃあなぁ…」

「そうですね…先生…」

「なにか解決策のヒントはないのか…」

「これじゃあ、まるで自転車で真夜中を無灯火で走っているようなものですね…」

「あぁ、そうだな。問題を解こうとするとまた問題にぶち当たる。これじゃあ、まるで、その、なんだ……アレだ。目を閉じて100m 走れって言われてるようなものだ…」

「同じだな!言ってること。全く同じ。無灯火と目を閉じてるの、言ってること同じだよそれ!例えが思い付かなかったら無理しなくていいわ」

「……………………えっ!?お前今、なんて言った?」

「違う違う!!使い方違う!今じゃない!!」

「違う?ハハッw よせやいwww」

「褒めてないから!100 パー違うから!なんならお前の目を潰して100m 走らせたっていい」

「わかったよ。じゃあ瞼は閉めたり閉じたりするよ」

「一緒だよ!どっちにしろ目開いてないの!ちゃんとやれよ」

「……??? ッチ。しょーがねーな」

「舌打ちすんなよ。なんなんだよコイツイラつくな…」

-------------------------------------

しかし、こんなに問題が山積みじゃあなぁ…」

「そうですね…先生…」

「なにか解決策のヒントはないのか…」

「これじゃあ、まるで自転車で真夜中を無灯火で走っているようなものですね…」

「あぁ、そうだな。問題を解こうとするとまた問題にぶち当たる」

問題が山積みかぁ。キリがないですね…どうせ山なら、砂場のすぐ崩れる小さい山だったらいいんですけどね…」

「あぁ、それが思ったよりデカい山だった。超えようとすると、山頂が離れていくように見える…」

「もういっそのこと、トンネル掘った方が早いんじゃないですか?まぁ、冗談ですけど。そんな簡単に…」

「お前、今なんて言った?」

「いや、どうせ超える山ならトンネル掘った方が早いかなって思って…」

「いや、その前だ!」

「どうせ山なら、砂場のすぐ崩れる小さい山だったらいいんですけどね…」

「いや、その前だ!」

「これじゃあ、まるで自転車で真夜中を無灯火で走っているようなものですね…って、先生もしかして、何か思い付いたん…」

「いや、その前だ!」

「えっと、、、そうですね…先生…」

「いや、その前だ!」

「その前………なんならお前の目を潰して…」

「そこだ!!お前、それはちょっと失礼じゃないか?」

「そこじゃねーよ!全然違う!なんなら過ぎてたわ!ヘタクソか?お前?なぁ?そのセリフ向いてないわ。セリフ変えようもう。お前じゃ無理だわ」

「えー、じゃあ、海外戦争映画とかでよくある、死に際に【これを俺の故郷にいる妻へ渡してくれ】って自分形見とかを渡すやつやりたいな」

「おぉ、いいじゃん!カッコイイね。ちょっとっと、やってみようぜ」

「おっとっと 出てるよ」

「うるせーよ!お前のせいだわ!

-------------------------------------

バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!お前、撃たれてんじゃねーか!大丈夫!!!!!」

先生…」

「違うわ。もう幼稚園クダリだいぶ前に終わったの。そこは【相棒】とか【兄弟】とかでいこう」

「キンメダイ?」

「言ってない。兄弟

「あ、兄弟か」

-------------------------------------

バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!お前、撃たれてんじゃねーか!大丈夫!!!おい!しっかりしろ!!」

「きょ…ブラザーw」

「お前、ちょっとウケ狙ったな?分かるぞそれ。恥ずかしがったな?黙って【兄弟】でいこう」

-------------------------------------

バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!お前、撃たれてんじゃねーか!大丈夫!!!おい!しっかりしろ!!」

穴兄弟…」

「なんか嫌だなそれ。すげー嫌だ。一緒に訓練して、同じ釜の飯を食ったただの兄弟でいこうぜ。穴兄弟やめよう」

アナコンダ?」

「言ってない。きょうだい!」

「あ、兄弟か」

-------------------------------------

バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!お前、撃たれてんじゃねーか!大丈夫!!!おい!しっかりしろ!!」

「タダの兄弟…」

「なんか違うな!なんか違うわそれ。なんか距離を感じるわ」

だってお前がそう言えって」

「言ったけどさ!あと、タダじゃないから!そんな軽い関係だと感情移入できないシーンになるから

「俺こう見えて、人見知りなんだよ」

「知るか!どう見えてだよ!ちゃんとやれ!」

「……??? ッチ。しょーがねーな」

「だからなんでさっきっからキレてんだよ!イラつくな!バーカ!」

「はぁ?うっせ!ヴァーカ!!!!」

ネイティブな V の発音すんな!海外の設定だけど!!俺もう助けないよ?ちゃんとやれ」

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バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!お前、撃たれてんじゃねーか!大丈夫!!!おい!しっかりしろ!!」

兄弟…」

「おい!息しろ!ほら、ここ!傷口押さえろ!!!!」

「キャー!!」

「いや、お前の尻には興味ないってば」

「ケツの穴増えちゃったから…////」

「増えちゃったから…////じゃねーよ、普通兄弟で頼むわ」

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バァアアアン!!!!!

バァアアアン!!!!!

「うわぁぁあああ!!!

「おい!どうした!!」

「割った!割った!開いてめっちゃロー!詰めて!!詰めて!!」

「お前なんかFPSゲームやってない?」

「ローとか言わないと思うけどな。もう一回やり直して」

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兄弟…」

「おい!息しろ!ほら、ここ!傷口押さえろ!!!!どこ撃たれた?頭か?」

「えぇ?頭?頭つーか胴だよ胴!」

「どっかで聞いたことあるわそれ………大丈夫だ!お前は俺が助けるから!」

「俺…分かるんだ…自分の……最後くらい…死ぬ前に…コレ…」

「お前……なんだよコレ……」

「チャ……」

「えっ!?おい!!しっかりしろ!!!!」

「パチャ……」

「おい!!!なんて言ったんだよ!!」

スパチャァ…」

VTuber!?やっぱVTuber だよね?なんでお前、死に際に投げ銭してんの?他にやることあるだろ!」

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「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「そう…俺の胃カメラ写真……」

「それサロメ様の初配信だな!いいんだよ壱百満天サロメ様のマネしなくて。いったんVTuberから離れることできるか?」

健康だよって伝えたくて…」

「なんかお前の愛の伝え方すっごい歪んでない?大丈夫?どうやって育ててもらったの?心配になるわ。親の顔が見てみたいわ」

「お前、今なんて言った?」

「ごめん、これに関しては俺が悪いわ。ごめんな?ごめん」

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「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「裏にメッセージが書いて…ある……俺からの…最後言葉だ……」

「お前……【最も恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である】って…お前……」

「そう……お前のことだ…」

「うるせーよ!黙れ!今の状況、どっちかっていうとお前だわ!もっと伝えたいメッセージで頼むよ」

-------------------------------------

「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「そうだ……納車式のときの…」

「お前、ニッコニコで草!確かに写真撮るけど!この写真だと車がメインになってっから!!もっと他の写真ないの?結婚式のやつとかない?しかも右下になんか書いてあるし。【提供】?なにこれ?スポンサーってこと」

「いや、誰もいないよ?」

「いま、あんま言うなって!そういうことを!去年から騒がしいんだから!知らねーぞどうなっても?無敵かお前?すげえな」

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「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「そう……コレは小学生ときの…俺」

「…お前」

「コレは中学生ときの……俺」

「……お前」

「そしてコレは高校生ときの………俺」

「………お前」

「そしてこれは浪人したときの………おr」

「お前だな?お前しか出てこない!アルバムめくってたもん!1ページ、1ページ、懇切丁寧に。俺も途中から薄々、もしかして、次もお前なんじゃねーかなって思ってたし。お前、最初からアルバム取り出してきたよね?おかしくね?ここ戦場よ?

なんでお前と走馬灯みたいにお前の人生振り返ってんの?しかもなんで大学落ちて笑ってんの?バカかお前?もっと最近のやつで頼むわ」

-------------------------------------

「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「そう…こっちは俺が小学生ときから……」

「お前……そんな前から彼女こと…」

「………いじめてた女子

死ねば?最低じゃんお前!最低だよ!!助けたくねーよそんなやつ!小学生ときからいじめてたの?死んで欲しいわそんなやつ。俺がトドメ刺すわ。いまから撃ち殺してやるわ。地獄行きだわ!くたばれバカ野郎!」

俺もう疲れてきたわ。ちゃんとやろうよ?」

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「コレ…」

「お前これ…写真じゃないか!」

「そう……………………」

「おい、しっかりしろ!」

隊長写真だ……」

隊長ぉぉぉおおおお!!!隊長写真!!なんでお前が持ってんだ!!お前全然関係ねーし!」

隊長10ハゲ面白いから盗撮したんだwwwあと持ってないのお前だけだから……w最後にと思って…www」

「いらねー。いらねーわそんなもん。お前死にかけてんだよ?なに笑ってんの?そんな余裕ないと思うけどね?しかもなんで俺以外みんな持ってんの?バラ撒きやめろ!隊長には良くしてもらってんだよ俺!」

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「コレ…」

「お前これ…写真じゃないかしかもこれって…おい、エコー写真か…ッッッ!?じゃあお前、彼女との間に…」

「俺のだ…」

「またお前のかよ!!!!!彼女一回も出てこないじゃん!」

もっちょっと やるか」

「また、おっとっと 出てるって。いい加減にしろ

Permalink |記事への反応(1) | 19:46

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2025-01-15

無料で読んでるマンガ文句つけんのもあれなんだけど

いろいろ設定に無理があるなと

主人公は夫と幼稚園の娘の3人暮らししかし夫の元カノが現れた その元カノは娘と同じ名前で夫は元カノ名前を娘につけたことになる しか後生大事につけてた祖父から形見リングとやらはその元カノのものだった!元カノ保育士をしているが学生時代交際相手(夫)の子中絶子供が産めなくなり、主人公から娘と夫を奪おうとして…?ここまではい

しかしその夫は優柔不断で夢見がちボーイだっただけであり、元カノとは縁を切ると主人公宣言離婚回避 その後はあの手この手で娘を奪おうとしてくる夫の元カノサスペンスパニックホラー?的な展開

ここで元カノ過去に迫る小話がいろいろ入ってくる 元カノ不倫の末に捨てられた母を持ち、母のようにはならない・普通幸せを手に入れると心に誓う元カノ それにうってつけの相手主人公の夫

しか元カノ中絶したのは夫との間ではなく、その時に不倫していた大学教授だかとの間の子だった疑惑が!

で今読んでる展開 主人公に当てての元カノからメッセージ 「夫さんは諦めた、◯◯ちゃん(娘)だけもらいます」。

仮に本当に元彼主人公夫)との子中絶から不妊なら、元彼中絶責任とってもらい幸せな妻と母の場所で生きていきたい、それは分からんでもない

でも中絶自体が別の男との不倫の結果?なのにしれっと平凡な同級生の男(のちに主人公の夫)と付き合って責任とらせて?そこまでならストーリーとしては割とありがちだけど、そこから年を経て偶然出会ったそのボンクラ男と娘に執着???なんで???

犯人の行動動機いまいち筋が通らないというか、、物語の中ではめちゃくちゃ執念深く計画立ててあれこれやってるのに、肝心の動機無差別当たり屋みたいに筋違いで、気持ち悪い。。

まあ、最終的にはこの元カノ普通幸せな女なりたかった可哀想な女、みたいなオチをつける感じだろうか。。

というか主人公側で話を組み立てる目線で見ると、昔の話であろうと夫が他の女孕ませて子供作れなくした、だと読者は無条件に主人公サイドで読めなくなるんだよね、元カノ可哀想ボンクラ夫最低、となる

それを主人公家族めでたしめでたし、で締めるために出てきた他の男との不倫の末の妊娠設定なんだろうけど

まあ、ちぐはぐだなと

Permalink |記事への反応(1) | 19:36

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2025-01-13

成人式の直前に行った美容室施術ミスボロボロに、って

そりゃたしかに気の毒だけど、マンガで読むにはいまいち弱いのよ

一応死んだ母の形見着物で、という重みづけもあったけども

一生に一度の成人式だとか、思い出の◯◯が、って、どうしてもお気持ち問題になってしま

あのマンガは実話を元にした奇跡的な恋愛譚、としてのまとめ方だったけど

それよりは、美容室施術ミスを具体的に説明したり、ミスした施術訴訟に向けての資料作成などの段取りなんかを詳細にしてくれたら、興味深く読めたのにと思う

偶然出会った腕もよく誠実な美容師に助けてもらって結婚しました それが楽しめる年代向け

Permalink |記事への反応(0) | 10:20

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2024-12-17

プロ野球ファンちゃんとブーイングをしろ

気に入らないことがあったらちゃん競技場まで行って選手に直接意思を伝えろ。

死ねと言えばいい。

家族を二度と公道を堂々と歩かせるな。

形見を狭くさせろ。

そういうことが出来るんだからネット愚痴を垂れてないでダイレクト攻撃しなさい。

Permalink |記事への反応(1) | 18:31

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2024-11-30

ペンダントなくした。外出する前に今日はこれにしようと選んだことはことは覚えているが、外で確かめたわけじゃないから、どこでなくしたのかわからない。でも家の中にはない。遺失物届けは出したが、連絡はない。もう2ヶ月がたった。まだ身につけて通ったはずの道ではきょろきょろしてしまう。どうしたらいいんだろうなあ…。祖母形見で、50万じゃ買えないやつなんだ。まだ家族にはなくしたって言えてない。どうしたらいいんだろうなあ

Permalink |記事への反応(0) | 00:06

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2024-11-03

共産党逆張り嘘つきクズの集まりになったらしいが、じゃあ真面目な社会主義者はどこに投票すればいいんだ?

念の為、先に論破しておくね。

北朝鮮に行け」→あん一族経営国家共産主義じゃなくて単なる首長制じゃねーか

中国に行け」→政治的思想が合わないからって祖国を捨てるって発想が違うんだよなあ

ロシアに行け」→独裁政権支配してるだけの資本主義国じゃねーかクソが

まあ他の国もおおむね同じ感想ですかね。

俺はね、あくま日本という国において象徴天皇制国民主権は維持した上で社会資本主義バランスを今よりも社会主義よりにしたいだけなのよ。

そういう人間投票先が無くなちゃったのが悩ましいね

どいつもこいつも資本主義大前提の上で、政府のどこを大きくするか小さくするかの議論しかしてねえ。

リベラル保守だったらいくらでも代わりの政党が出てくるってのに、社会主義は形見が狭くて辛いね

マージでどうしたもんか。

まあ俺は平和的に社会主の割合が増えるのを望んでたから、学生運動のノリで共産主義革命目指すような共産党のことはもともと懐疑的だったんだが、いよいよもってどうしようもないカスゴミになりさがったから完全に切ることにしたわ。

でもその先がねえんだなあコレが。

いやー辛いわ。

マジで多数派お祭りだね日本の政治は

Permalink |記事への反応(2) | 21:27

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2024-11-01

anond:20241101115508

貰うどころか支える側だったよ

愛情は貰っていたと思うし、

あるものは貰ってるけど第三者から見た価値はない

形見としてのプライスレスものだけ

受け継ぐものがあるって大きなアドバンテージから大事にな

Permalink |記事への反応(0) | 13:41

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2024-10-18

べんぞうさんまとめ動画

スネ夫さんまとめ動画

ばかり見ている私は源しずか

源氏の忘れ形見

Permalink |記事への反応(0) | 23:42

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