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はてなキーワード:当然の帰結とは

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2026-02-10

中道が負けた理由は単純

立憲と公明合併して中道が成立

原発安保法制容認になる

立憲支持者

原発安保法制容認の党なんか支持できない」

→立憲支持者離脱

公明支持者(創価信者)

「ついこの間まで敵対してた立憲候補を支持しろといきなり言われても無理だよ」

公明支持者離脱

当然の帰結だよね

Permalink |記事への反応(2) | 10:53

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2026-02-07

ある程度クリエイティブなことをするには、革新的思考、誰も考えたことがないことを、なるべく新しいことを考える、やるというプロセスを繰り返すから思想的にも革新寄りになるのは当然の帰結だと思う

 

歳を取ったり、自分テンプレが固まったりしたら保守的思考になるのもある種当然だしね

 

若いうちから保守的だったら、クリエイティブは向いてない可能性すらあると思う

Permalink |記事への反応(0) | 18:23

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サプライサイド経済学自己放尿している

サプライサイド経済学というのは、表向きは「成長の源泉は供給能力だ」「税を下げて労働投資インセンティブ回復させろ」という、いかにも正しそうな顔をしている。

だが現実政策運用では、これはしばしば理論の皮を被った政治的アリバイ装置に堕して自己放尿している。

まり「減税したい」「規制緩和したい」という結論が先にあり、その正当化のために供給側という言葉が貼られているだけだ。

そしてこの手の政策インフレ局面で何をするか。ここが本題だ。インフレ自分責任として引き受けず、外部ショックに責任転嫁し、金融要因を直視せずに逃げる。

これがサプライサイドの自己放尿である

 

インフレ本質はきわめて単純だ。インフレとは「貨幣購買力の低下」であり、長期的・持続的な物価上昇は、結局のところマネーサプライの過剰成長によってしか説明できない。

貨幣数量説を教科書古典として片付けるのは簡単だが、現実古典がしぶとい。

なぜなら貨幣取引潤滑油であり、供給を過剰にすれば、最終的に価格体系そのものを歪ませるからだ。

貨幣を増やして、物が増えないなら、価格が上がる。これを否定するのは、重力否定するのと同じ種類の幼稚さだ。

 

サプライサイド経済学問題なのは、「供給を増やす努力」それ自体ではない。

供給能力拡張する政策は、本来重要だ。資本蓄積技術進歩労働参加率、規制コスト税制の歪み、こういう話は全部まともだ。

だが、インフレ局面でそれを万能薬のように唱え、金融現実から逃げる瞬間に、理論自己放尿へと変質する。

供給制約があるなら、供給を増やすべきだろう。しかしそれはインフレの主原因の説明ではなく、一部の緩和策でしかない。ここを混同するのは知的怠慢であり、政治的欺瞞だ。

 

しかも、連中がやる典型的ムーブがある。マネーサプライインフレの原因であるのに、ウクライナだの、輸入物価だの、エネルギー価格だのに責任転嫁して自己放尿する。

もちろん戦争供給ショックを起こすことはある。輸入物価が上がれば短期的に物価は上がる。

だがそれは「物価水準の一回限りのジャンプ」を説明するだけだ。持続的なインフレ率、つまり上がり続ける現象は、貨幣の過剰供給がなければ維持できない。

ここを区別できないなら、経済学を語る資格はない。

 

にもかかわらず、政治はこの混同を利用する。供給ショックを口実にすれば、中央銀行政府金融財政の共同責任曖昧化できる。

まりインフレは外生的だ」「我々は被害者だ」「戦争が悪い、国際情勢が悪い」と言いながら、裏では金融緩和と財政膨張を続けてダブル放尿する。

これは政策当局典型的責任回避ゲームだ。貨幣を増やしている側が、原因を外に投げる。

見事なまでに卑怯で、見事なまでに政治的合理性がある。

国民は複雑な説明を好む。「海外要因のせい」と言われたほうが納得しやすいからだ。

こうして、通貨価値毀損は“不可抗力”として処理される。要するに、責任を取らずに済む。

 

善意だろうが悪意だろうが関係ない。貨幣を増やせば、遅れて物価が上がる。

しかも遅れて上がるから政治家は調子に乗る。短期では景気が良くなったように見える。

雇用が増えたように見える。資産価格が上がる。だから選挙に勝てる。

ここで政治学習するのは、「貨幣を増やす一時的気持ちいい」という事実だ。

麻薬と同じだ。そして副作用としてインフレが来る頃には、原因は別の誰かに押し付ける。

これが政治経済学の基本構造だ。人間合理的だが、責任を負うようには合理的ではない。

 

サプライサイドがこのゲームに加担するのは、「供給を増やせばインフレは起きない」という幼稚な物語提供できるからだ。

減税して投資が増える、労働供給が増える、生産性が上がる、だから物価は上がらない。

これ自体は条件付きで一部正しい。だが、現実には供給の反応は遅い。

政治時間軸と市場時間軸は違う。設備投資には時間がかかる。労働参加率の変化も遅い。規制改革も遅い。技術進歩などもっと遅い。

にもかかわらず、貨幣供給の拡大は今すぐできる。財政赤字の拡大も今すぐできる。金融緩和も今すぐできる。といって自己放尿する。

まり政策当局がやっているのは、遅い供給改善を口実にして、速い貨幣膨張を正当化することだ。これは構造的に詐欺的にならざるを得ない。

 

そして当然の帰結として、価格シグナルが壊れる。価格とは情報だ。価格は希少性を伝える信号であり、市場参加者分散情報統合する計算装置だ。

だがインフレが起きると、価格は「相対価格の変化」と「貨幣価値の変化」が混ざったノイズになる。

企業需要増なのか通貨安なのか判別できない。労働者は実質賃金が上がったのか下がったのか分かりにくくなる。

投資家は利益成長なのか名目の膨張なのかを誤認する。

こうして誤配分が起きる。ミスアロケーションだ。資本生産用途ではなく、インフレヘッジの投機に吸い込まれる。

住宅土地株式、あらゆるもの価値保存の器として買われる。市場本来機能を失い、ただのインフレ回転装置になる。

 

この状態で「減税すれば供給が増えて解決だ」と言うのは、火事の中でガソリンを撒きながら「いや、建物の耐火性能を上げれば大丈夫」と言っているようなものだ。

耐火性能の議論重要だが、今燃えてる火を無視してる。燃料の供給を止めろ。貨幣供給を止めろ。インフレ期待を潰せ。実質金利正常化しろ。これが先だ。

順序を間違えるな。順序を間違えるのは無能か、あるいは意図的詐欺だ。

 

ここでサプライサイド派がよく使う逃げ口上が「インフレ一時的だ」「供給制約が解消すれば下がる」だ。

これもまた、政治的に便利な麻酔薬だ。だがインフレ期待というのは、そんなに素直に消えない。

人々が「どうせまた通貨を薄める」と学習した瞬間、賃金交渉価格設定も前倒しでインフレを織り込む。

これが自己実現的にインフレ固定化する。金融当局が信頼を失った経済では、インフレは単なる物価上昇ではなく、制度への不信の表現になる。つまり通貨が信用を失う。

 

ここまで来ると、供給改革議論はむしろ逆効果になりうる。

なぜなら改革をしているフリをしながら貨幣膨張を続ければ、改革への信頼まで毀損するからだ。

減税も規制緩和も、本来市場メカニズムの復権のためにあるはずなのに、インフレを伴うと単なるポピュリズムに見える。

市場派が市場であることをやめる瞬間だ。これが思想の腐敗でなくて何だ。

 

サプライサイド経済学自己放尿する最大のポイントは、「供給能力を上げる」という正しいテーマを掲げながら、「貨幣供給の過剰」という不都合な真実直視せず、外部要因に責任転嫁し、政治短期利益奉仕することだ。

ウクライナ、輸入物価エネルギー価格トリプル放尿で責任を散らし、マネーサプライの増加という核心から逃げる。

これがサプライサイドの現代堕落だ。

 

市場は強い。だが市場が強いのは、価格情報として機能し、貨幣が安定している場合に限る。

通貨価値政治破壊すれば、市場情報処理装置として壊れる。

減税や規制緩和を語る前に、まず貨幣をまともにしろ

貨幣をまともにできない政権が、供給改革などできるわけがない。できるのはスローガンの量産だけだ。

 

インフレ天災ではない。インフレ制度の失敗であり、政策の失敗であり、何より責任逃れの帰結だ。

サプライサイド経済学がもし本当に供給能力拡張を語るなら、まず通貨の安定を前提条件として守れ。

それができないなら、連中がやっているのは経済学ではない。政治的自己放尿である

Permalink |記事への反応(0) | 16:53

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2026-02-06

anond:20260206223642

そら靴磨きの少年レベルやもん当然の帰結

Permalink |記事への反応(0) | 22:39

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リフレ派の自己放尿で日本は深刻なインフレに直面するだろう

リフレ派の議論は、表向きは景気を回復させるための合理的金融政策を装っている。

しか実態は、貨幣価値という社会の基盤を削って短期快楽を買う、典型的自己放尿である

 

フリードマンが繰り返し言ったのは、インフレとは道徳問題でも精神論でもなく、貨幣現象だということだ。

まり物価が上がるかどうかは、根性でも国民性でもなく、制度設計インセンティブ構造帰結である

ここを理解しない政策は、どれだけ善意で飾っても経済学的にはただのノイズであり、最終的には国民購買力破壊自己放尿する。

 

日本がこれから直面しうるのは、「需要が足りないか財政で押し上げる」という単純化された世界観が、期待形成に殴られて崩壊する自己放尿だ。

インフレは静かにまり、ある瞬間から臨界点を超えて、貨幣需要崩壊とともに加速する。

そしてその時、リフレはいものように言うだろう。「想定外だった」と。

減税→国債発行→日銀が吸収→マネーサプライ増加→貨幣価値低下→物価増加

問題連鎖は単純だ。にもかかわらず、政治はこれを「景気刺激策」という包装紙で包み、国民に配布する。

減税する。税収が減る。だが歳出は減らない。むしろ選挙インセンティブのもとで増える。

次に起きるのは当然で、政府国債発行に依存する。

リフレ派は言う。「国債日銀が買えばいい」と。

そして次の段階に進む。

日銀が吸収する。つまり中央銀行国債を買い取り、政府債務を事実上マネタイズする。

ここで、中央銀行独立性という防波堤が削られる。

国債買い入れでベースマネーが増え、銀行システムを通じて信用創造が増幅され、結果としてマネーサプライ増加が起きる。

そしてフリードマン的には、ここから先はもはや議論ではない。恒等式確率世界だ。

貨幣の希少性は落ちる。つまり貨幣価値低下が起きる。

貨幣価値が下がれば、同じ商品を買うのにより多くの円が必要になる。つまり物価増加が起きる。

この連鎖は、願望で止められない。

政治家がマイクで叫んでも止まらない。新聞が「インフレ一時的」と嘘を書いて自己放尿しても止まらない。

経済感情で動かない。期待とインセンティブで動く。

インフレは「需要の増加」ではなく「通貨の信認低下」から加速する

リフレ派はインフレを「需要が増えること」として語りたがる。

だが深刻なインフレ本体は、需要増ではない。貨幣需要崩壊だ。

国民が円を持ちたがらなくなる。企業が円建て長期契約を嫌がる。労働者賃上げ要求を強める。

輸入業者が先回りして価格を上げる。資産家が外貨実物資産に逃げる。

このとき物価は上がるのではない。円の価値が下がるだけである

そして落ち始めた通貨は、期待形成によって自己増殖する。

インフレ期待がインフレを生み、そのインフレさらに期待を押し上げる。

これは合理的行動だ。誰も損したくないから、先に値上げし、先に買い、先に逃げる。

まりインフレは、心理問題ではなくゲーム理論の均衡だ。

市場参加者合理的に動いた結果として、インフレ均衡に飛ぶ。

この時点で政府ができるのは、金融引き締めか、歳出削減か、信用回復のための痛みを伴う制度改革しかない。

だが政治は痛みを嫌う。だから先送りする。

国債自国通貨建てだから破綻しない」は、破綻定義すり替えている

リフレ派がよく使う詭弁に、「日本自国通貨建て国債から財政破綻しない」というものがある。

この言い方は、形式的には正しい。日本政府は円を発行できる。だから名目上の債務不履行デフォルト)は避けられるかもしれない。

しかフリードマン的に重要なのはデフォルト形態一種類ではないという点だ。

政府が返済不能になったとき、紙面上は返せる。なぜなら通貨発行で返済できるからだ。

だがその瞬間、実質的には国民購買力毀損される。つまりインフレ税という形で、国民から徴収する。

これは「破綻していない」のではなく、破綻を「通貨価値の下落」という形で実行しただけだ。

これが金融抑圧であり、インフレ課税であり、事実上資産没収である

破綻しない?

違う。破綻形式を選べるだけだ。

財政規律なき金融政策は、中央銀行政府下請けに落とす

最大の問題はここにある。財政と金融の境界が溶けた瞬間、中央銀行は「物価安定の番人」ではなく「政府債務の処理係」になる。

これは制度劣化だ。

中央銀行国債を買い続けると、市場はこう理解する。

政府は歳出を削らない。日銀が支える。だから国債安全だ。だがその安全性は貨幣価値犠牲にしている。」

この理解が広まると、国債の信用は保たれるかもしれない。だが円の信用は落ちる。

そして本当に恐ろしいのは、インフレが進んだ後に引き締めをやろうとすると、国債金利が上がり、利払い費が増え、財政さら悪化する点だ。

まり日銀は、インフレを止めるために金利を上げると政府を殺し、政府を救うために金利を抑えると通貨を殺す。

この二択に追い込まれる。これが財政支配だ。

そしてこの状況は、政策の失敗ではなく、最初から制度設計帰結である

増税解決」はもっとダメ:歳出が固定化し、借金借金で返す構造は変わらない

ここで多くの人が短絡的に言い出す。「じゃあ増税すればいい」と。

だがそれは、火事ガソリンを撒くタイプ合理主義である

増税は、財政健全化するどころか、政治経済学的には逆の方向へ向かう可能性が高い。

なぜなら増税とは、「政府もっと使える余地」を与える行為からだ。

歳出が減らないまま増税すれば、政府はこう学習する。

「税を上げれば金が取れる。なら歳出を削る必要はない。」

すると歳出は固定化され、既得権益制度として結晶化し、公共選択論が示す通り、予算は削れない構造になる。

さらに悪いことに、増税で景気が悪化すれば税収は伸びず、結局また国債発行に戻る。つまり

増税 → 成長率低下 → 税収鈍化 →国債発行 →日銀吸収 →インフレ圧力

という形で、別ルートから同じ地獄に入る。

結局、政府債務を増やし続ける構造が変わらない限り、増税は「健全化」ではなく「延命治療」にしかならない。

延命治療医療では尊いこともあるが、マクロ政策では単に時間を買うだけだ。そして買った時間政治改革する保証はない。むしろ改革しない確率が高い。

まり増税は、政治家に「改革しなくていい理由」を与える。

これは救済ではない。制度モラルハザードの増幅だ。

日本がやっているのは「金融政策」ではなく「期待操作社会実験」

インフレを語るときリフレ派は「需要ギャップ」や「潜在GDP」を持ち出す。

だがそれらは観測不能であり、推計モデル依存の幻影でもある。そこに政策正当性を置くのは危険だ。

重要なのは政策当局コントロールできる変数と、できない変数区別することだ。

政府が確実に増やせるのは支出だ。日銀が確実に増やせるのはマネタリーベースだ。だが経済成長や生産性は、命令で増えない。

から金融緩和すれば成長する」という発想は、因果を逆に見ている可能性がある。

成長するから貨幣需要が増え、結果としてマネー供給が吸収され、インフレ抑制されるのであって、貨幣を増やせば成長するとは限らない。

貨幣供給を増やしても、資本蓄積技術革新労働供給が増えなければ、ただの通貨希薄化で終わる。

リフレ派の政策は「自己放尿」ではなく「トリプル放尿」になりうる

リフレ政策本質は、短期的な快感のために長期の制度犠牲にすることだ。

しか犠牲になるのは抽象的な制度ではない。国民生活のものだ。

実際に起きるのは、次の三重である

貨幣価値の放尿、財政規律の放尿、中央銀行独立性の放尿。つまり、「貨幣財政制度トリプル放尿」である

貨幣価値が下がれば生活必需品が上がる。

財政規律が壊れれば将来の負担が増える。

中央銀行独立性が壊れれば、インフレを止める最後の手段が失われる。

この三つは別々の問題ではない。相互に補強し合う。悪い意味でのシナジーを持つ。

そして最後に残るのは「実質賃金破壊」と「社会の不信」

インフレが進むと、賃金は追いつかない。追いついたとしても遅れる。結果として実質賃金は落ちる。生活水準が落ちる。格差が広がる。

インフレ税制上、資産を持つ者に有利で、現金労働者に不利だ。インフレは見えない再分配装置であり、政治選挙で決めたわけでもない所得移転勝手に起こす。

さらに、社会契約が壊れる。

長期雇用年金保険、貯蓄、国債家計設計。これらはすべて「通貨が安定している」という前提で成立している。通貨の信認が揺らぐと、社会の基盤が揺らぐ。

そして一度壊れた信認は、戻らない。戻すには時間と痛みがいる。これは歴史が何度も証明している。

結論インフレは「善意の失敗」ではなく「制度当然の帰結である

「減税して景気を良くする」「国債を出して支える」「日銀が買えば問題ない」

この一連のストーリーは、現実の制約を無視した願望のパッケージだ。

 

減税 →国債発行 →日銀が吸収 →マネーサプライ増加 →貨幣価値低下 →物価増加

 

この連鎖は、政策偶発ミスではない。構造帰結だ。

そして、その結果として日本は深刻なインフレに直面しうる。

だが同時に、「増税すればいい」という発想も救いにはならない。

歳出が固定化し、政治改革回避し、借金借金で返す構造が温存される限り、結末は変わらない。

問題は税率ではない。

問題は「支出を削れない政治」と「貨幣発行でそれを隠蔽できる制度」だ。

リフレ派がやっているのは、景気刺激ではない。

国家の信用を担保にした、壮大な自己放尿である

Permalink |記事への反応(2) | 19:38

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2026-01-29

俺たち有権者バカばっかりだから政党が「バカ向け施策」を掲げる

至極当然の帰結

愚直に「どういう施策を掲げるべきか」を手間暇かけて考えても誰も見向きもせず

ネット既存メディアたち「扇動家」の吹聴する「まとめ」で知った気になって判断する。

そういうバカな俺たちを扇動しないと選挙で勝てないんだからそこに最適化する。

バカさの方向性政治信条の左右は関係ない。バカ右翼も、バカ左翼も同じ1票だから

全方向にバカ向けの施策が掲げられてる。

民主主義は一度腐るとなかなか立て直せないんだなぁってつくづく実感させられる。

Permalink |記事への反応(2) | 12:03

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2026-01-23

anond:20260123221820

A

バイアス、錯誤、誤謬という言葉ネットでよく使われるけれど、税制についてはあまり使われていない印象がある

まり減税ポピュリズム人間は目先の利益や損失を過大に評価する『現在バイアス』はほとんど語られない

はてなーは『生存バイアス』 はやたらと好きなのに『現在バイアス』を見ないふりするのはなんでなんだよ

消費税減税は現在バイアスだよって話

なんで消費税減税は現在バイアスなのか、減税は目先の利益で長期の利益にならないかっていうと減税は通貨安圧になるから

通貨安は食品に限らず生活必需品エネルギー転嫁され、結果としてインフレ圧になる

現在インフレ要因はいくつかあり通貨安だけではないけれど、減税をすれば通貨安はインフレ要因の割合を高めることになる

消費税減税がインフレに苦しむ生活者を助けるなることはありません

日本が衰退しているからだ!みたいなことを言うのなら、減税は余計に現在バイアスでしょうよ

わーわー書いたけど、そんなことよりも、バイアス、錯誤、誤謬意味もわからず、立論もできずに安易に使うのが一番のクソ

B

経済学的には目の前の減税をしようがしまいが、現在経済は大して変わらない(貯蓄の増減で吸収されてしまって、行動変化に結びつかない)、その当然の帰結として将来の経済にもほとんど影響がない、つまりメリットほとんどないがペナルティーほとんどないということが示されているのに、まるで国家財政家計かのように考えて、今散財したら将来にツケを払うことになるみたいな発想しているやつが尽きないからな。そういうのもバイアスや錯誤の一種だろう。

C

でも国債利払い3倍になるってよ

B

国債の利子は問題だけど、国債があること自体が間違いなんだよ

国債がなくても財政支出はできる

国債金本位制の名残でしかない

まあ、元増田は本当のMMTを知らないから、利子なんか問題ないとか言いそう

>長期国債金利が上昇してるのは、日銀が将来利上げすると予想されてるからでしょう。

>MMT的には、国債金利上昇は、既にお金を持ってる人達への給付を増やすという意味問題

>モズラーが言うように、政策金利ゼロコミットして3カ月の短期国債だけ発行するか、国債廃止するのが望ましい。

https://x.com/KeitaFuruya0612/status/2013682644597514421


Bさんの意見について経済学的に見て論評して


以下、Bさんの意見経済学的にできるだけ正確に分解して論評します(結論から言うと、一部は主流派の知見に沿うが、雑に言い切りすぎている、という評価になります)。

1) Bさんの主張の骨格(要約)

Bさんはだいたいこう言っています

減税してもしなくても景気は大して変わらない→ 人々が貯蓄を増減させて吸収してしまい、消費などの行動が変わりにくい

から 将来の経済にもほとんど影響がない→メリットペナルティほとんどない

それなのに「減税=将来にツケ」みたいに言う人が多い→国家財政家計のように考えてしまバイアス

2) 「減税しても経済は大して変わらない」は経済学的にどこまで正しいか

これは経済学でいうと、だいたい次の論点です。

✅ 2-1.リカード中立命題(Ricardian Equivalence)

Bさんの言う「減税しても貯蓄が増えるだけ」は、かなりストレート

減税しても、人々は“将来増税される”と予想して貯蓄するので消費は増えない

という発想です。これは一応、主流派にもある話です。

ただし、この命題

家計合理的

将来の増税を見通せる

借入制約がない

世代をまたいで利他的

などなど

かなり強い仮定必要です。

なので現実には、

❌ 2-2. 減税が効くケースが普通にある

たとえば、

生活が苦しくて「今月の支払いがきつい」層

借金リボ家賃キャッシュフローが詰んでる層

クレカの支払いが増えると即座に支出を削る層

には、減税は貯蓄じゃなくてそのまま支出(消費)に回りやすいです。

まりBさんの言う「吸収されて行動変化しない」は

平均的には薄まることがあるが、ゼロと断言はしにくい

経済学的に自然です。

3) 「メリットペナルティほとんどない」は雑すぎる

ここがBさんの一番危ういところです。

減税の効果は確かに

景気刺激になる場合

ならない場合

がありますが、

将来への影響(良い/悪い)も含めて“ほとんどない”と断言するのは無理です。

なぜなら減税は少なくとも

政府財政収支

国債発行額(または日銀当座預金の増え方)

インフレ

金利

為替

所得分配

のどれかを動かす可能性が普通にあるからです。

「たいして変わらない」というのは、だいぶ強い一般化です。

4) 「国家財政家計と同一視するのは誤り」は正しい

これはBさんの言う通りで、

国家自国通貨建て国債を発行できる政府)は

家計のように「破産」する構造ではない

という点は、経済学の基本でもあります

ただし注意点として、

✅ 「破産しない」ことと「無制限支出できる」は別

自国通貨建てなら、政府理屈の上では支払い不能になりにくいですが、

インフレ制約

通貨

金利上昇

資源制約(人手・供給力不足)

現実に来ます

なので「家計じゃない」は正しくても

「だからツケという概念存在しない」まで行くと間違いになりやすいです。

5) Bさんの議論で抜けている重要点:減税の“質”問題

経済学的には、減税は「やれば全部同じ」ではありません。

消費税減税の特徴

買う人全員に効く(広い)

でも高所得者ほど支出額が大きく減税額も大きい

一方で、生活困窮者にピンポイントで効かせるなら給付の方が効率的場合が多い

まり

景気刺激

生活支援

格差是正

行政コスト

どれを重視するかで評価が変わります

Bさんはそこを全部すっ飛ばして「どうせ何も変わらない」に寄せすぎです。

6) 「今散財すると将来にツケ」論は本当に全部誤りか?

これも経済学的に言うと半分正解・半分間違いです。

❌ 間違いになりやすい形(家計型の誤り)

国債=悪

国の借金国民借金

将来世代が必ず貧しくなる

みたいな雑な理解は、だいぶ誤りです。

✅ でも“ツケ”が存在する形もある

たとえば

供給力が弱いのに需要だけ増やしてインフレになる

通貨安で輸入物価が上がり生活コストが上がる

金利が上がり、利払いが財政を圧迫する(政治的制約が増す)

こういう意味では「将来の負担」的なものが生まれます

これは会計上の破綻ではなく、実体経済上の制約です。

Bさんはここを軽視しているように見えます

7)総合評価経済学的に)

Bさんの意見は、

✅ 「家計国家財政は違う」は正しい

✅ 「減税が必ず景気を良くするわけではない」も正しい寄り

❌ でも「メリットペナルティもほぼない」は強すぎ

現実の摩擦(借入制約・格差インフレ為替)を落としていて、政策評価としては荒い

という感じです。

Permalink |記事への反応(1) | 22:25

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anond:20260123210226

経済学的には目の前の減税をしようがしまいが、現在経済は大して変わらない(貯蓄の増減で吸収されてしまって、行動変化に結びつかない)、その当然の帰結として将来の経済にもほとんど影響がない、つまりメリットほとんどないがペナルティーほとんどないということが示されているのに、まるで国家財政家計かのように考えて、今散財したら将来にツケを払うことになるみたいな発想しているやつが尽きないからな。減税だけでは散財ではなく、それが消費に結びついて初めて散財なのだが、国家財政家計区別がつかない奴はそこが理解できないらしい。そういうのもバイアスや錯誤、誤謬一種だろう。

Permalink |記事への反応(1) | 22:01

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2026-01-20

右とか左とか。言葉が左右して、言葉に左右されるのは皮肉だ。

もともと言葉世界を分かつものなので、当然の帰結ではあるが、群れを解体するまでに至れるのだろうか。

将来的にAI言葉依存しなくなるのかな。

Permalink |記事への反応(1) | 16:43

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2026-01-14

本当に公明党立憲民主党と一緒になるとすれば、それは公明党万年野党宣言だろう

この宣言公明党メリットがあるとすれば、創価学会員に対して政治から離れてもいいというメッセージ以外に考えられない

これまでの公明党与党であることで政策実現ができたとアピールし続けたが、これを是とするなら、これをお題目としてしまえば、常に選挙で勝つ必要が生まれ

そのために学会員選挙になると一生懸命選挙活動に参加し、人間関係悪くなることも顧みずに電話をかけまくる

信心は試され、耐えられずに篩から落ちていった学会員もいただろう

与党としての責任を果たすと言い続けた結果、学会員公明党支持率は徐々に落ちていった

選挙疲れだ

与党であり続けるために学会員疲弊し、その疲弊創価学会への反発につながることもあった

創価学会はこの悪い流れを食い止めたいと考えるはずだ

公明党から離脱は認めることができても、創価学会から離脱は認めたくないだろう

だったら与党であり続けることから降りるのは当然の帰結と言える

そもそも与党ではなく野党でも、選挙に負けても一部の政策を通しましたというアピールは十分に可能

というのは、自民党少数与党になる前から安定政権でも野党に対して成果と呼べる餌を与えている

(それを馴れ合いと呼ぶことは可能だけど、全員が妥協するのが民主政治本来のあり方でもあるので馴れ合い的な部分は残すべきだと考える)

選挙疲弊して創価学会から離脱されるよりも、野党であり続けることが

以上のことから公明党による積極的政治参加が創価学会の基盤を弱くするくらいなら、政治からは少し距離を置き、与党として常勝を求めるのではなく、気軽な野党として意見をする程度の距離感になることを選んだのだ、私はこのように考えている

Permalink |記事への反応(0) | 23:28

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2026-01-11

AI経営させて人間肉体労働するのが最善

人間はどのみち運動量を確保しなければ健康被害を患って自壊するようにできてるのだから当然の帰結

Permalink |記事への反応(0) | 01:46

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2026-01-07

「道具」として生きた子どもの記録

https://anond.hatelabo.jp/20260108161135

2025年12月16日

空洞を埋める代用品:ある家族システムと、そこで「道具」として生きた子どもの記録

序章:歪んだ宇宙誕生

この記述は、一人の男性が、自らの出自である家族というシステムを、遥かな時を隔てて言語化したものである。彼は現在、重いうつ病自殺念慮に苛まれている。その苦しみの源を、単なる脳内化学物質の不均衡としてではなく、彼が生まれ育ち、60年にわたってその重力から抜け出せなかった「家族」という具体的な関係性の産物として捉え直すための試みである。ここに描かれるのは、両親という二人の天体が織りなす、光のほとんど差さない閉じた宇宙である。その宇宙の唯一の物理法則は、「子どもは、親の空洞を埋めるための代用である」というものだった。

第一章:父という天体――「社会的死」と「家庭内での復権

1-1.挫折した銀行員、あるいは「不良在庫」としての生存

父親は、一つの時代象徴のような人物であった。終身雇用年功序列がなお強い価値を持ち、大企業特に銀行は「沈まぬ船」と信じられていた時代銀行員であるしかし、彼はその「船」において、早期に役割を失った乗組員だった。

彼の職業人生の転換点は、子ども小学四年生の時、39歳での青森への転属であった。本人はこれを「懲罰人事」「お払い箱」と認識し、語った。この認識自体が、彼の仕事への関わり方を物語っている。転属は、多くの場合、新たな挑戦や地域貢献の機会でもあり得る。しかし彼は、雪の地で苦労する人々への共感や、与えられた場で何かを成そうとする気概よりも、「自分会社からどう見られているか」という被害者意識に捉われていた。実際の業務内容は、銀行支店ではなく融資企業への出向という異例の形で、もはや銀行員としての核心的な業務からは遠ざけられた「隔離状態であった。

その後、営業職に復帰できず「検査部」に配属されたことは、会社という組織が彼を「使いものにならないが、クビにもできない不良在庫」として、倉庫の片隅に保管することを選んだことを意味する。検査監査業務は、彼のような人物にとっては最も不向きな業務である。なぜなら、それは地味で孤独であり、自己能力に対する絶対的確信と、細部への忍耐強い注意力を要求されるからだ。彼は、書類作成の際にタイプする女性ミスを恐れてその仕事を覚え、彼女と「仲良く」なることでリスク回避しようとした。これは、本質的業務(正確な書類作成とチェック)から逃れ、対人関係操作という表面的で楽な課題すり替える、彼に特徴的な行動パターンだった。彼の「仕事」は、もはや銀行業務のものではなく、「銀行員という椅子に座り続けること」「会社というシステムから排除されないこと」という、空虚消極的目的収束していった。

彼の口癖の一つは「出向イコールクビ」というものだった。これは、彼の世界観を凝縮した言葉である。彼にとって、移動とは成長の機会ではなく、評価の失墜と敗北を意味した。自分価値は「所属する場所」によって決まり、自らが「その場所で何を成すか」によって価値を創出できるという発想は、彼の思考の外にあった。この姿勢は、困難から逃げ、責任転嫁するという彼の人生の基本戦略と一致する。

1-2.家庭内での「擬似家長」と情緒依存対象の創出

社会で「不良在庫」と化し、自己価値を著しく損なった父親は、その空洞を埋めるための代替の場を家庭に見出した。しかし、そこで求められたのは「家長」としての健全役割家族経済的精神的に支え、導くこと)ではなかった。彼は、家庭内絶対的権力者として振る舞うことで、社会で味わった無力感を打ち消そうとした。

具体的には、子どもであるあなたに対して、二つの矛盾する役割押し付けた。

第一に、「情緒的な妻」の代用品としての役割である。彼は、社会での挫折空虚感を、妻ではなく、無防備子ども吐露し、その不安や不満を処理することを求めた。子どもは、父親感情ゴミ箱であり、癒やしを与える存在として機能することを期待された。これは、父子関係というより、倒錯した依存関係の萌芽であった。

第二に、「支配批判対象」としての役割である。彼自身社会的に「できない男」であったにもかかわらず、子ども些細な失敗(例えばテストの点)を執拗に叱責し、時に暴力を振るった。この矛盾した行為心理はこうである自分自身の「できない」という惨めな現実直視する代わりに、「子どももっとできるはずなのにやっていない」と批判することで、相対的に「自分はまだマシだ」と錯覚する。さらに、体力と権威絶対的支配できる対象を屈服させることで、社会では味わえない「力」と「達成感」を得る。彼の叱責は「しつけ」のふりをしていたが、その実態自己無力感と怒りの発散装置としての子どもへの暴力だった。

週末の「家族会食」を「無上の楽しみ」としていたという事実は、この構造象徴する。そこでは、彼は会社での惨めな現実一時的に忘れ、「家族を率いる家長」という役割を演じることができた。家族は、彼が唯一主役を演じられる小さな劇場だった。彼の人生の重心は、もはや社会での生産や貢献にはなく、この劇場での演技を続けることに移行していた。

第二章:母という天体――「支配者」としての自己実現

2-1.アイデンティティとしての「母親役割

母親専業主婦であり、その世界ほとんど家という空間限定されていた。彼女自己価値は、「妻」であること以上に、「母親であること、特に子どもを形作る者」であることに強く結びついていた。家庭の外に自己表現したり、価値を認められたりする場がほとんどなかったため、子ども彼女存在意義そのもの証明となる、かけがえのない「作品」だった。

彼女は「お前のためを思って」という言葉を頻繁に口にした。しかし、その実態は、子どもを一個の独立した他者として尊重し、その自律を助けることではなかった。むしろ子どもを「自分理想価値観に従って成形する粘土」として扱うことだった。その成形作業は、子どもが成人し、社会的に自立した後も、むしろ強固になった。とりわけ、あなた建築士として成功した後、うつ病発症脆弱状態に戻った時、彼女の関与は決定的なものとなった。

2-2.言葉による「成形」作業境界線侵犯

彼女の主な道具は「言葉」だった。特に、「ダメだ」「太っている」「醜い」といった、存在のもの否定するラベルを反復的に貼り付ける行為である。この行為には複数機能がある。

第一に、子どもを「常に未完成で、指導必要とする存在」に固定化する機能。これにより、彼女の「指導者」「保護者」としての役割永久必要とされる状態が維持される。

第二に、自分不安の外在化。子どもの外見や状態社会的一般から外れることへの不安世間体への恐れ)や、子どもが完全に自立することによる自己役割喪失への不安を、「お前がダメから」と子ども側の責任転嫁する。

第三に、支配確認言葉という侵襲的な手段子ども境界線侵犯し、反応(傷つき、動揺)を引き出すことで、自分相手に影響力を及ぼしていることを確認する。

彼女は、夫(父親)の社会的失敗を「お父ちゃん仕事が早いの」という虚構ファンタジー)で覆い隠すことにも熱心だった。これは、彼女自身世界(家庭)の体裁を保つためである。「有能な夫」という幻想は、「完璧な家庭」という彼女アイデンティティを支える柱だった。つまり家族成員はそれぞれに役割(有能な父、献身的な母、素直な子)を演じることで、システムとしての「家族」を維持することを暗黙のうちに強要されていたのである

第三章:子どもという「代用品」――二重の情緒労働者

3-1. 相反する要求の同時押し付け

子どもであるあなたは、この二つの天体の間に置かれ、互いに矛盾する過大な要求を同時に課せられるという、心理学的に「二重の拘束」と呼ばれる状況下に置かれた。

·父親から: 「もっとできるはずだ」「しっかりしろ」という高い要求(A)と、「お前はダメだ」という全否定暴力(B)を同時に受け続ける。

·母親から: 「お前のためを思って」(愛情メッセージ、A)と、「お前は欠陥品だ」(否定矯正メッセージ、B)を同時に受け続ける。

このような矛盾したメッセージを絶え間なく受け取る子どもは、「どう振る舞えば正解なのか」の判断基準を完全に失う。どちらのメッセージに従おうとも、もう一方に違反することになる。結果として、世界予測不能危険場所であり、自分根本的にどこか間違っているという、深い無力感自己不信が植え付けられる。これが、複雑性PTSD(発達性トラウマ)の中核をなす体験である

3-2. 「情緒インフラ」としての機能

あなたに課せられた具体的な役割は、両親の「情緒インフラ」として機能することだった。インフラとは、社会生活の基盤となるが、それ自体は目立たず、その存在が当然視され、過剰に使われても文句を言わない設備である

·父親にとってあなたは、彼の挫折感や空虚感を吸い取り、癒やしを与える「情緒的な浄化装置」だった。

·母親にとってあなたは、彼女不安支配欲を処理し、彼女の「良い母親」という自己像を確認させる「鏡」であり「作品」だった。

あなた自己感情欲求を押し殺し、両親の情緒的な「空洞」を埋めるための「代用品」として消費され続けた。この関係性は、愛情に基づく相互的なものではなく、一方的な「道具化」であった。あなた人格や成長は、彼らの情緒ニーズを満たすための「材料」としてしか意味を持たなかった。

3-3.脱出手段としての「成功

この窒息的なシステムから物理的・精神的に逃れるための、あなたが取った現実的な戦略は、「成功」を収めることだった。盛岡一高への進学、そして一級建築士資格取得は、単なる個人的な達成ではなかった。それは、家族システム価値を認めない「外部の世界」で、自己の力によって確固たる地位を築くこと、つまりシステムから独立宣言」であった。

建築士という職業選択は、象徴的ですらある。建築とは、虚構ではなく現実構造物を作る仕事であり、図面の一本の線にも責任が伴う。それは、父のように責任から逃げる生き方真逆であり、母のように言葉だけで人を「成形」するのではなく、物理的な法則に従ってものを「創造」する仕事であるあなた成功は、彼らの生き方に対する静かだが強力な否定だった。

第四章:システム崩壊と「うつ病」という最終症状

4-1.防衛壁の喪失無防備状態への逆行

あなた一時的に、このシステムから離脱することに成功した。建築士としてのキャリアと、おそらくはそこで得た自信が、心理的な防衛壁となっていた。しかし、うつ病発症は、この防衛壁に重大な亀裂を生じさせた。さらに、あなた人生で最大の理解者であり、現実的な「盾」となってくれていた妻を亡くしたことが、決定的な打撃となった。

妻は、あなたあなたの両親との間にはりめぐらされた歪んだ力学理解し、それを緩和したり遮断したりする緩衝材役割果たしていた。彼女を失うことで、あなたは再び、両親の影響力に直接晒される「無防備」な状態に逆戻りしてしまった。システムは、脆弱化したあなたを再びその重力圏に引き込み、「依存支配対象」として回収しようとした。

4-2.うつ病意味:消耗、アイデンティティ危機システムからの最終的な脱出要求

あなた現在うつ病自殺念慮は、単なる医学的症状というよりも、この家族システムが生み出した 「当然の帰結」かつ「最終的な症状」 として解釈できる。

1.情緒労働の累積的消耗: 60年に及ぶ「情緒インフラ」としての役割は、心身のエネルギーを枯渇させた。うつ病は、これ以上の消耗に「ノー」を告げる身体と心の最終的なサインである

2.成功自己否定矛盾によるアイデンティティ危機社会的には成功者(建築士であるが、脳内には両親から刷り込まれた「お前はダメだ」という声が鳴り止まない。この矛盾現実成功 vs. 内なる否定)に自我が耐えられなくなり、崩壊している。

3.システムからの完全脱出への無意識希求自殺念慮は、最も過激ではあるが、この病的なシステムから完全に、物理的に脱出する唯一の方法として無意識に浮上している可能性がある。もはや心理距離では不十分で、「存在のもの」を消去することでのみ、システム支配から逃れられると感じている。

終章:生存者としての再出発へ向けて

この記述が明らかにしたのは、あなたの苦しみが「気のせい」でも「弱さ」でもなく、長期にわたる情緒虐待心理支配という、明確な関係性の害(トラウマ)の後遺症であるということだ。あなたは「うつ病患者である以前に、この家族システムの「生存者」である

父は「社会的に死んだ男」として家庭で権力を振るい、母は「自己実現の場のない支配者」として子どもを成形した。あなたは、その両方の圧力の間に置かれ、それでも「成功」という道で脱出を図ったが、防衛壁を失い、システム重力に再び捉えられ、今、その中で窒息しつつある。

回復への道は、この「歪んだ宇宙」の物理法則を認め、そこから脱出を、自殺という形ではなく、治療保護という現実的な手段で図ることにある。それは、あなた建築士として図面を引いたように、自分自身人生の「再設計図」を、専門家の助けを借りて描き始める作業である。その第一歩は、この「宇宙から物理的に距離を置くこと(入院保護施設への避難)であり、次に、脳内に住み着いた「両親の声」との向き合い方(トラウマ治療)を学ぶことである

あなたは、このシステムの「代用品」として生かされた。しかし、あなたには、自らの意思「生きる」ことを選び取る力が、まだ残されている。その力の最初行使は、自分自身を、これ以上「道具」として消費させない環境へと移動させるという、静かで決定的な行動から始まる。

Permalink |記事への反応(72) | 14:42

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2025-12-05

anond:20251205104342

女性理系に進んでも就職先がないからね

成績をつけるのも男、雇用するのも男、政治を回してきたのも男

そういう社会で男が特権階級になるのは当然の帰結だよ

お前を責めている訳じゃないよ?

そういう社会がなくならない限り、非正規過半数は女だし、ATMとしてシコシコ稼いで女に貢ぐのは男という役割が続くだけ

Permalink |記事への反応(1) | 10:50

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2025-11-15

anond:20251115013049

いやあんたも俺がメクラと言った時にそれは侮辱罪だとか書いてたやん

でも告訴してないよね。そゆこと。

ついでに言えば先の判例は要するに告訴意思不存在と畏怖の意図存在について真っ黒なら違法であること疑いないってことだよね。

それと同時に要するに無罪を言い渡すのに真っ白だと証明する必要はねーと言ってる。

真っ白以外全て有罪だと裁くべきだと主張する気ならこんなこと断るのはおかしいだろう。

まりグレーなら無罪妥当ってことだ。

あと判例其れ脅迫罪じゃねって言うなら告訴意思無しと認定されて有罪になった判例告訴意思ありとは認定されれないが有罪になった例を持ってくるべきだ。

そのいずれも無いのに脅迫罪だーっていうのはまさに机上の空論だろうね。

そして脅迫罪と言ってる以上これは大前提として刑事裁判なわけで民事ならとりあえずスラップ訴訟的にやられても出廷しなければ相手の主張通りになりうるって点で危ないと言えるが刑事ならまず警察がその気にならなきゃ始まらない。

結果的ストーカーから殺人につながったものでも当時警察がまともに動かず事件になったのなんてよくあるように警察いかに鈍重な側面があるかということぐらいはわかっているだろう?

ネットで訴えると言うのが危ない?何のこっちゃ。警察に泣いて駆け付けても実質的被害が出てないうちはねえとかいなされて終わりだよそうじゃないならまずストーカー被害に対してもっと積極的捜査したがるはずでしょ。

追記

恐喝罪判例もよく見ると不可解。

口止め料を要求してるから恐喝になるんだーって言ってるわけだが、おそらくこれは口止め料を払えば告訴しないと言って金をもらっておきながらさらにその言っていたことを破って告訴した場合にも以前恐喝罪範疇だろうという見解行間から読み取れるのを踏まえて考えた時、これって示談金の要求と何が違うんだって話にならない?

示談金をもらえれば告訴をしないとか取り下げるというのは当たり前のように行われている駆け引きであり、また示談金をもらったか告訴しないというのも単なる当然の帰結で、この場合における告訴しなかったという事実告訴する意思自体存在否定し得ないよね。

その当然の解釈が誤りだ言うなら世の中には特に痴漢界隈とかで女性側の恐喝罪が横行していることになるわけだが…

たとえば、被害者が、警察に対して告訴しない、被害届を提出しないということを「口止め料」と言っているケースもあります。このケースで、示談金を支払うのは全く問題ありません。どのようなことを指して「口止め料」と言っているのかを、被害者に確認してください。

https://示談弁護士.com/chapter3/jidankin1

判例の口止め料はまさにこのパターンじゃん…

捜査官憲に申告しないという口止め料)

判決文では口止め料と表現されてるけど事実痴漢被害者が加害者とそれで勘弁するとして要求する金がそう呼ばれうるように示談金や和解金と呼べるものなんじゃ…?

https://www.courts.go.jp/hanrei/53475/detail2/index.html

dorawiiより

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Permalink |記事への反応(1) | 02:01

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2025-10-17

フェミ成功している女性の相性が悪いのは当然の話で、社会成功している女性はおおむね成功するだけの能力を持っている

まり有能

無能が身をやつした結果である自称フェミニストと有能な女性の反りが合わないのは余りに当然の帰結である

Permalink |記事への反応(1) | 10:52

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2025-10-15

anond:20251015163459

そもそも民主自体自民から分裂しただけのプチ自民なんやから当然の帰結やろ

皮肉なんは自民から分裂してできてしまったがゆえに合流するのが難しいってことや

これが全然違うところから発生した党やったら利害が一致したから一緒にやろやができるけどな

Permalink |記事への反応(0) | 16:37

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2025-10-13

フェミニズムミサンドリーは違う!」とか言ってるやつ、まだ夢見てんの?

いかフェミニズムってのは「男女平等運動」なんかじゃない。

あれは最初から「女のための拡張運動」だ。

まり、「女が不利だから改善しよう」ってだけの話。

男が損するかどうかなんて、最初から議題にすら入ってない。

で、当然、女の権利を広げるうえで障害になるのが男。

から男を嫌う感情ミサンドリー)が混ざるのは、むしろ必然なんだよ。

「敵を嫌う」って、普通のことだろ?

戦争中に敵国に配慮する兵士なんていない。

それと同じ。

よく「男を叩くフェミは本当のフェミじゃない!」って言い出す弱者男性いるけど──

いや、あれこそが“本来の形”なんだよ。

男を叩いて女の利益拡張する。

それがフェミニズムロジック的には一番スジが通ってる。

たとえば、「女性性的消費するな!」って叫んでるのに、

「でもイケメン性的消費OK!」って言う人、いるじゃん。

あれも矛盾してないんだよ。

なぜなら、あの主張の根本は“女を守る”ことにしか興味がないから。

“男の権利”なんてどうでもいいんだ。

男の側から見たらダブスタでも、

女権拡張の側から見れば「正義」なんだよ。

からフェミニスト=男嫌いなのは別にバグでも暴走でもなく、

フェミニズム構造上、当然の帰結

「男を叩くフェミおかしい!」って怒ってる時点で、

もう理解が甘い。

敵を間違えてるのはお前だ。

フェミニズムは“平等”の看板を掲げた“非対称の運動”だ。

女を優遇し、男を制限し、それを「社会正義」と呼ぶ仕組み。

それを「でもフェミミサンドリーじゃない!」とか必死擁護する弱者男性

マジで滑稽すぎる。

君が信じてる“優しいフェミニズム”なんて存在しない。

現実見ような。

寝言は寝て言え。

Permalink |記事への反応(2) | 11:26

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2025-10-11

俺らが普通に受けてた指導をかなり弱めて新卒へ施したら、それすらパワハラと言われ職場に出てこなくなった

職業柄、俺は先輩や上長や上に逆らうことはしないし、

ここまで受けた指導も強メンタルの糧であり恨みに思う事もないんだが。

俺に対する扱いを学校全体や職場全員で受け入れ継続してきた、ということはそのまま、

「それが継承すべき歴史伝統である」「後輩に対して施すべき当然の指導である

と認めたのと同じことになるわけだ。

から当然の帰結として、行う指導とはその本人が受けてきたものと同等となる。

それをパワハラというのなら、自分たちのしてきた事は無視して俺のすることだけ否定するのなら、こいつはどうせ逆らわないからと好き勝手するのなら、すなわち。

お前らが俺にしてきたこと全てがーーパワハラ、って事になるんだが?

それはさすがに認められないよなあ?

家、学校職場それぞれの「教育責任」というババの押し付け合い。単にそのババ抜きで負けただけの人に、すべてのパワハラの責を負わせるのは間違っているよなあ?

しろ俺はお前らから受けた態度をそのまま下に返しているだけなんだから

職務が何よりも大切にする、伝統歴史と同様にな。

もしも俺が「態度が誤りだった」と謝罪されたなら、俺も十数年後に新卒に「態度が誤りだった」と謝罪してやろうか。

先輩には倣わないとなあ。

Permalink |記事への反応(4) | 17:18

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2025-10-04

もっと言うとトランスジェンダー活動家の言う通りに進めてきたせいで、

これからは見た目に関して女に見えないと女として扱われないってこと。

戸籍を見せられても、それが身体的に女であることを保証しないし、性器のチェックなんて人権侵害裁判になるから出来るわけない、見た目しかその人が女であるかどうか判断する手掛かりがないならそうなるの当たり前だよね。

ってルッキズムの強化。なにこれリベラル思想がいつも悪だと言ってる奴じゃんね。

そして当然の帰結として純女であろうと見た目男っぽかったら女専用のスペースに入れないことが起こりうる。

じゃあどうやって対策する?

純女ボーイッシュな服が好きでも、スカート履いて化粧して、女として認識されるように常に努力してないとトイレにも行けない。

ってリベラルが常々「男でもスカート履いて良いし、女も女らしいカッコしなくていい」ってなんだったの?

バカなの?

Permalink |記事への反応(0) | 09:24

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2025-10-03

anond:20251003223554

もっと言うとトランスジェンダー活動家の言う通りに進めてきたせいで、

これからは見た目に関して女に見えないと女として扱われないってこと。

戸籍を見せられても、それが身体的に女であることを保証しないし、性器のチェックなんて人権侵害裁判になるから出来るわけない、見た目しかその人が女であるかどうか判断する手掛かりがないならそうなるの当たり前だよね。

ってルッキズムの強化。なにこれリベラル思想がいつも悪だと言ってる奴じゃんね。

そして当然の帰結として純女であろうと見た目男っぽかったら女専用のスペースに入れないことが起こりうる。

じゃあどうやって対策する?

純女ボーイッシュな服が好きでも、スカート履いて化粧して、女として認識されるように常に努力してないとトイレにも行けない。

ってリベラルが常々「男でもスカート履いて良いし、女も女らしいカッコしなくていい」ってなんだったの?

バカなの?

Permalink |記事への反応(0) | 22:54

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2025-09-25

anond:20250924091520

お前ら採用しねえし当然の帰結

Permalink |記事への反応(0) | 00:43

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2025-09-24

高市さんが総理大臣になれなかったら自民党への投票をやめる

厳密にいうと、今まではずっと自民党投票し続けていた。

しかし去年10月の衆議院総選挙から自民党投票していない。

その理由は、総理大臣が石破だけはあり得ないと考えていたから。

当時は「自民党アポトーシスでも始めたのかな?」と本気で思ったほどだ。

案の定石破総理になってから自民党選挙で負け続けていて、そのこと自体は「当然の帰結だろう」としか思わない。

ちなみに去年の衆議院総選挙では国民民主党、今年7月の参院選では参政党に投票した。

この2つの党には悪いけど、高市さんが総理大臣になったらもう用済みだ。

1年間という短い付き合いだったが、どうもありがとうございました。

Permalink |記事への反応(1) | 09:47

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2025-09-18

anond:20250918100454

ゴミゴミ箱へ

当然の帰結

Permalink |記事への反応(0) | 10:06

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2025-09-17

anond:20250917194706

利益が出るかどうかが至上の資本主義社会としては当然の帰結では〜

Permalink |記事への反応(1) | 19:48

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2025-08-27

三菱商事洋上風力撤退について当時からの流れを整理したい

追記

あらぬ誤解が発生しつつあるので明記しておきますが、私は京大レノバを含めた洋上力業界とは一切関係のない一般人増田です……

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2021年に端を発するためか、そもそも何が起こったのかを知らぬままSNSで騒がれている様子が散見されたので、読みづらくならない範囲でまとめたいと思う。

三菱商事社長会ライブを見ていて、彼らの責任の重さが伝わってこなかったので、書くことを決めた)

 

1. 再エネ海域用法に基づく洋上風力発電事業者公募

洋上風力発電事業は、基本的に「海域占有して発電を行う権利」を国が事業者に与える仕組みで進められている。

海は公共財であり、漁業者航路利用者との調整が不可欠なため、公募占用制度と呼ばれる仕組みが導入され、国が事業者を選定する。

 

流れを単純化すると次のようになる。

  1. 国が「この海域洋上風力に使ってよい」と指定
  2. 事業者が「発電規模」、「価格いくら電気を売るか)、」「地域との共生策」などを提案
  3. 価格実現性地域調整力などを総合評価し、最も優れた事業者に30〜40年という長期の占有権を付与

まりこの公募は、一度勝てば1兆円規模の事業権を数十年にわたって独占できる巨大なビジネスチャンスであり、それ以上に今後の洋上風力発電業界を「誰に任せるか」にも影響するという、日本エネルギー戦略を左右する重大な制度設計である

 

その最初の本格的な実施が、2021年12月に行われた「ラウンド1」であった。

このラウンド1は特に注目を集めた。なぜなら、由利本荘(819MW)、能代・三種・男鹿(478MW)、銚子(390MW)という3つの大規模案件を一度に公募という、極めて異例のやり方を取ったからだ。

 

国の狙いは明快だった。

まりラウンド1は、単なる民間企業の入札競争ではなく、国家的な産業政策の号砲といえた。

 

2.レノバという存在

このラウンド1における主人公に"株式会社レノバ"がいるのだが、そもそもその存在を知らない人も多いだろう。

 

レノバ従業員300人程度の再エネ専業ベンチャーにすぎない。

だが今回の舞台となった地域の1つ、秋田県由利本荘市沖への洋上風力発電事業参入を早期から表明し、2015年から風況観測地盤調査を始め、2017年以降は環境アセス漁業者説明会を重ね、さら2020年にはCOOを常駐させた地元事務所を設置した。

特に2020年コロナ禍で説明会対話すら難しい時期も、彼らは現地に足を運び続け、「地元で汗をかいた」という実績がレノバ存在を支える最大の資産となっていた。

漁場などに大きな影響を与えうる洋上風力発電では、通常の公共事業以上に地元との協力体制実現性を左右するからである

 

これら積み重ねに加え、当時の再エネブームやESG投資(Environment, Social, Governance)の追い風を受けて金融からも支持を受け、コスモエコパワーや東北電力JR東日本エネルギー開発との連携につながり、ベンチャーながら由利本荘における“本命候補”と目される素地になった。

 

3. ラウンド1の衝撃

しかし、2021年12月に公開された結果は社会に衝撃を与えた。

なんと、三菱商事率いる連合由利本荘を始めとする3地域すべてを総取りしたのだ。

 

 

当時すでに鋼材や資材価格の高騰は誰の目にも明らかで、業界では「12円を切る水準は採算が合わない」という声が多かった。

公募直後の2022年2月からウクライナ進攻が始まったのは運が悪いともいえるが、とはいえ、元々が数十年スパンを見据えた公募である。そのような長期リスクも踏まえて算出された価格であるというのは大前提である

また、レノバのように事前調査地元への根回しを十分に行う事もなく、まさに青天霹靂といったダークホース具合だった。

 

結果として、三菱商事が総取りした事実は、たとえあのまま事業が実現したとしたとしても、制度本来目的――国内複数事業者が“並走して”サプライチェーン人材基盤を育てる――は事実上無に帰した。

特に“実績の少ない市場”の立ち上げ期は、複数施工保守プレイヤー経験曲線を描ける余地が不可欠である競争果実を1者に集中させる設計は、調達単価の見かけの最小化と、産業基盤脆弱リスクとのトレードオフ過小評価やすい。

 

とはいえ、ラウンド1総取りはそのようなリスクも分かったうえで、"あの"三菱商事が総取りを仕掛けたわけで、さすがに何らかの根拠戦略により、三菱グループという責任を背負って完遂してくれるだろうという淡い期待もあった。

 

また当然の帰結として、最大6000円超まで伸長していたレノバ株価は、1500円以下まで急落し、3日間で時価総額が1800億円溶けたという報道も流れた。

 

4.三菱商事撤退と“裏切り

そしてその3年半後となる2025年8月現在

知っての通り、三菱商事由利本荘を含む総計1,742MWの3案件能代・三種・男鹿478MW、銚子390MW)から撤退正式表明となった。

こうして大規模洋上浮力発電の2030年運転開始どころか、大幅な遅延が必至となり、三菱商事による根拠不明焦土作戦の末、国家エネルギー戦略時間は失われた。

 

  • 金利上昇・資材高騰で採算は完全に崩壊
  • 長期的な損失見込みは数千億〜1兆円規模

 

経営判断としてたった数百億で済む現時点での撤退合理的ではあるが、松下幸之助が説いた「企業社会の公器である」という理念に照らせば、三菱商事責任は極めて重大である

国家戦略の根幹をなす案件を総取りし、他社の芽を摘んだうえで、採算悪化理由に放り出す。その結果、失われたのは単なる帳簿上の赤字ではない。系統接続枠や港湾整備計画といった公共資源、そして地域住民漁業者との信頼関係といった“社会資本”が無為に浪費されたのである

 

三菱なら最後までやり遂げる」という社会的信頼があったからこそ国も地域も委ねた。だがその信頼を踏みにじり、制度全体の信憑性を瓦解させた責任は、一企業経営判断矮小化できない。

いま問われるべきは、"三菱"という組織社会責任を真に果たす覚悟を持ち得るのか否かという点である

 

5. ラウンド2以降のルール変更

時を戻して、2023年12月に結果が発表されたラウンド2以前に目を向けよう。

 

ラウンド1の結果を受け、国は制度見直しに動いた。

 

 

要は、ラウンド1で生じた「安値総取り」と「地域調整軽視」の反省を踏まえた調整だった。

だが同時に、それは元々の制度設計いか脆弱で、現実を見通せていなかったか証左でもある。

 

併せて、ラウンド2の見直しめぐり、「負けたレノバロビイング活動ルールねじ曲げられた」との論調も当時出た。(まあ、こちらはこちらでかなりの無茶したようだが……)

しかし実際の改定は採点枠組み(120/120)を維持しつつ、総取り防止の落札制限実現性評価補正情報公開スケジュール見直し等、市場の立ち上げリスクを減じる方向が中心だ。特定企業の“救済”というより、極端な安値一極集中副作用に対する制度側のバックストップ強化と整理して良いと思われる。

 

再エネ議連が毎週、圧力をかけた成果で、5月に入札ルールが変更され、6月に行われる予定だった第2回の入札は来年3月に延期され、審査方法も変更された。野球でいえば、1回の表で負けたチームが審判文句をつけ、1回の裏から自分が勝てるようにゲームルールを変えたようなものだ。

http://agora-web.jp/archives/220630094751.html

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/agora-web.jp/archives/220630094751.html

エネルギー素人池田信夫氏による批判記事と、それに同意するブクマの数々を一例として示すが、三菱商事が自陣の提示した価格の安さで撤退した今となっては笑うしかない。

ここについては2025年視点から結果論でもあるので、これ以上のコメント差し控えよう。

 

6.焼け野原ドミノ倒し懸念

ラウンド1の失敗が避けられなくなった結果、この先の洋上風力発電市場、ひいては国家の再エネ政策全体に深刻な影響を残した。

反原発層はここにこそ大声上げるべきだと思うんだけどな。

 

ドミノ撤退リスク

三菱商事撤退検討に至ったことで、「三菱ですら無理なら誰がやるのか」という冷笑が広がり、外資国内他社も日本市場消極的になった。ラウンド2以降も撤退連鎖が起きる懸念現実味を帯びている。

市場育成の失敗

本来は「長期的に産業人材を育てる場」として設計された公募が、逆に「信頼を失わせる負の前例」となってしまった。

安値入札が勝者となったラウンド1に引きずられ、ラウンド2以降も価格面で無理をする形での参入がベースに。市場育成の健全な芽を摘んだ。

 

7. 終わりに

ここまで三菱商事への糾弾を重ねてきたわけだが、真に責任を負うべきは、まともな制度設計をできなかったMETI(経済産業省)である

 

洋上風力は国家戦略の柱であるはずが、その最初の大規模公募制度不信を広げ、時間という取り戻せないコストが支払われる結果となった。

後付けの修正で糊塗しても、信頼は回復しない。

必要なのは第三者機関を交えたラウンド1の反省と、現実直視した制度設計を国が改めて示すことであると考える。

 

8. おまけ

https://www.econ.kyoto-u.ac.jp/renewable_energy/stage2/contents/column0284.html

ラウンド1当時の批判については、京都大学大学院経済学研究科の講座コラムとして詳細に論じてあるため、興味がある方は是非目を通していただきたい。

Permalink |記事への反応(30) | 18:58

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