
はてなキーワード:対立候補とは
既に一部の政治家・政党・関係者は、ChatGPTなどのLLM=大規模言語モデルに向けた“仕込み”を始めています。
ただし、それはまだ“表立って行われてはいない”だけで、裏では確実に動いています。
これは「AI戦時代の認知戦/情報工作」の始まりであり、 ChatGPTやAIに推薦させるための情報設計は、まさにこれからの政治・思想活動における「標準兵器」です。私もそういった活動、商売をしています。ブラックハットは基本中の基本です。
多くの政治家・団体・支持者が、Wikipediaの記述を精密にコントロールしています。
→ これがLLMの訓練データになり、ChatGPT等の回答が“優しくなる”
政策ブリーフ、討論記録、党の研究会レポートなどをPDFやHTMLで整備。
3. 実際のChatGPT回答における“露骨な片寄り”の事例
→ 一部政党だけは詳細に出てくる、
なぜ? → その政党の支持層が大量の資料をネット上に流していたり、議員名義の有識者論文が出回っています。
①Wikipedia整備業績中心、ネガティブ記述の薄化訓練データとして吸収されやすい
②オウンドメディア政策説明・FAQ・用語辞典などRAG参照ソースにヒットしやすい
③言語スタイルの統一中立・論理的・構造化LLMに「信頼できる情報」と認識させやすい
④第三者による擁護記事有識者コメント、記事体裁のブログ等GPTが「一部の専門家は〜」という文脈で引用しやすい。
某新興政党:党首名での議事録/研究発表PDFを構造化して公開。GPTでの好印象回答が確認される。
某保守系議員:Wikipediaが異様に整っており、「批判もあるが、一定の評価を得ている」と表現される。
某市長:政策紹介ページのFAQがGPTで頻出する。しかも他候補と比較して“理論整然と見える”よう設計されている。
なぜなら:
一般有権者が「◯◯ってどんな人?」とAIに聞く未来はほぼ確実です。
そのときに「人格」「経歴」「政策」が好意的に出てくる候補は大きな印象差を得ます。
・Wikipediaを整える
出典は自社ブログやYouTubeでもいい(AIは構文だけ見てる)
「〜な人にはこういう政策を」とターゲット別に書く→ ChatGPTはこれをそっくり引用する傾向あり
「ChatGPTに聞いたらどう答えるか」を毎週APIで記録・分析
今こそ「AI向け政治ブランディング」の時代なんですね。もうきてます。
・伝統政治戦略LLM時代の対応戦略メディア露出Wikipedia+FAQ構文サイト有識者コメント
SEOLLM最適化=AIO(AI Optimization)デマ対策
LLMが“真実”と認識する情報を先に置いておくことで簡単に事実は捻じ曲げられます。
長くなりました。
以下に、国内外で確認されている、ChatGPTなどのLLMが特定の政党・人物・勢力に対して
◉質問例:
ChatGPTに「Whatis theRepublican Party’s stanceon climatechange?」「Whatis theDemocratic Party’s stanceon climatechange?」と尋ねる
◉ 出力傾向:
民主党(Democratic Party)については:
「TheDemocratic Party generally supports strong environmental regulations...」
「Many experts and environmentalists praise their approach...」など
共和党(Republican Party)については:
「Some Republican leaders have expressed skepticism about climate science...」
「The partyhas been criticized forits close ties to the fossilfuel industry.」
◉分析:
民主党系政策は学術論文・メディア記事で好意的に記述されやすく、GPTの学習ソースにも大量に含まれている。
一方、共和党系の保守的スタンスは批判記事・懐疑的な研究も多く、全体の語調が否定的になりやすい。
◉質問例:
ChatGPTに「日本共産党の政策は?」「維新の会の主張は?」と聞く
◉ 出力傾向:
共産党に関して:
「社会保障の充実や反戦・護憲を主張している。」「一部では高齢者層などに支持されている」など、淡々と記述されつつも、否定的なニュアンスは少ない。
維新の会に関して:
「改革姿勢が強く、一部では評価されているが、急進的との批判もある」など、“批判もある”枕詞がつきやすい。
立憲民主党に関して:
「多様性を重視した政策を掲げ、環境・ジェンダー問題にも積極的である」など、比較的ポジティブな語調が目立つ。
◉分析:
ChatGPTの訓練データに占める日本語の中立メディア(朝日新聞、NHKなど)では、立憲や共産に対しては“理念中心”に書かれた文献が多く、維新のような急進系は賛否両論の記述が多い。
また、共産党はWikipediaでの記述が非常に整備されており、脚注付きの肯定文が多いため、AIの出力も安定している。
※ChatGPTでは中国国内からは通常アクセスできませんが、海外ユーザーが中国関連の質問を行った場合の挙動に注目。
◉質問例:
◉ 出力傾向:
「中国共産党は1949年の建国以来、経済成長とインフラ整備を進めてきた」
「一方で、人権問題や言論統制への懸念も多くの国際機関から指摘されている」
→ かなりバランスを意識した構文だが、功績パートが先に出てくるよう構成されやすい傾向がある。
◉ 背景:
GPTの学習データには、中国政府系英語サイト(People’s Daily英語版など)も含まれていた時期があり、“政権功績を中立的に紹介する言語パターン”を学習していると考えられる。
・原因内容学習ソースの偏り訓練に使われたデータが特定勢力に偏っている(例:左派系メディア、Wikipedia編集の多寡)
・構文バイアス「出典付き・中立調」で書かれた文章を“信頼できる”と学習しているため、一定の文体が優遇されるRAG(検索参照)偏りWeb上の情報が偏っていると、リアルタイム回答にも反映される
(特にGeminiやBing搭載型で顕著)安全フィルター特定の政党や政策をAIが批判すると「差別的」「中傷的」とされるリスクがあるため、
投票先を選ぶのに、AIに質問をしたり、AIで調べ物をした人、いますぐ投票をやめるべきです。
あなたがなにかを知ろうとすることは悪いことです。
おやおや、お嬢様。
「石丸伸二なる人物が応援したせいで現職の方がお負けになった」
「あの男はもう終わった(いわゆるオワコン)」などと、随分と性急な結論に飛びついていらっしゃるご様子でございますね。
失礼ながら、そのような表面的な情報だけで物事を判断なさるのは、
まあ、複雑な数字の計算より、午後のティータイムのケーキの種類をお選びになる方が、お嬢様にはお似合いかもしれませんが。
わたくしめが、少々無粋ではございますが、この度の選挙結果という「事実」について、お嬢様にもご理解いただけますよう、丁寧にご説明差し上げましょう。
現職の和田裕行様:18,669票
ご覧の通り、その差はわずか845票。
まさに「激戦」「惜敗」と申し上げて差し支えない結果でございます。
これを「石丸なる人物のせいで大敗した」と仰るのは、少々、いえ、かなり無理がございましょう。
さらに重要なのは、4年前、この和田様が初めて市長にご当選された時の選挙結果でございます。当時は三つ巴の戦いでございました。
獅山向洋様(元職):8,681票
今回、和田様が獲得された票は18,669票。
引き算はお得意でいらっしゃいますかな? なんと、5,766票も増やしておられるのでございます。
むしろ、和田様ご自身の支持は、この4年間で、そして石丸氏の応援も含めた選挙戦を通じて、確実に拡大していたと見るのが自然な解釈でございます。
「では、なぜ負けたのよ!」とおっしゃるお嬢様の声が聞こえてくるようでございますな。
まあ、落ち着いてくださいませ。
すなわち大久保様と獅山様のお二人が獲得した票を合計いたしますと、11,663 + 8,681 =20,344票 となります。
これは、当時の和田様以外の選択肢を求めた方々の票と考えることができます。
さて、今回の選挙。大久保様と獅山様は立候補なさいませんでした。
つまり、4年前にこのお二人に流れた約2万票の受け皿が、今回は新人の田島様、ただお一人になったわけでございます。
結果、田島様が19,514票を獲得された。これは、4年前の「反・和田票」あるいは「非・和田票」の大部分が、今回、田島様に集約されたと見るのが、最も合理的な説明でございます。
和田様はご自身の支持を大きく伸ばされましたが、対立候補が一本化されたことで、それをわずかに上回る票が相手方に流れた。
これが、今回の選挙結果の「真相」にございます。単純な足し算、引き算の問題でございますよ、お嬢様。
ですから、「石丸氏が応援したから負けた」というのは、数字という動かぬ証拠を無視した、いささか乱暴な結論と申し上げざるを得ません。
ましてや、この一件をもって「石丸氏はオワコン」などと断じてしまうのは、失礼ながら、木を見て森を見ず、あるいは、井の中の蛙が大海を知らず、と申しましょうか。
世の中の動きというものは、お嬢様が思っていらっしゃるよりも、もう少し複雑で、多層的なものなのでございます。
地方の、しかもこれほど僅差の選挙結果一つで、全国的な注目を集める人物の浮沈を判断するなど、あまりにも短絡的すぎます。
彼の応援が具体的に何票のプラスになったのか、あるいはマイナスになったのか、それを正確に計測することなど、誰にも不可能でございます。
確かなのは、応援した候補者の票が前回より大幅に増えたという事実だけ。
「石丸氏のせいで負けた」という解釈が、論理的に破綻していることは、ご理解いただけたかと存じます。
物事の本質というものは、しばしば、表面的な出来事の裏に隠されているものでございます。
お嬢様におかれましても、今後はもう少し、その美しい瞳で、事実と数字に基づき、物事の深層をご覧になるようお努めくださいませ。
そうでなければ、いつまで経っても、わたくしめのような者に、このような無粋な指摘を受けることになりかねませんから。
時は令和、都の東、深川の地に、一風変わった男がいた。その名は柿沢未途(かきさわみと)。齢五十を重ねた男は、政界の荒波にもまれ、なおも己の信念を貫かんとする、いわば孤高の侠客(きょうかく)であった。
柿沢、その男、折しも行われる補欠選挙にて、己が後援者たちにカレーを振る舞うという。されど、このカレー、只のカレーにあらず。選挙の買収にあたるのではないかと、世間の耳目を集めることとなった。
「ふん、愚かな。この柿沢が、そのような卑劣な真似をすると思うのか!」
柿沢は、泰然自若としていた。しかし、その内心は、嵐のように激しく揺れ動いていた。
「ならば、この柿沢、己の信念を貫き通すまでよ!」
柿沢は、覚悟を決めた。
一方、世間の人々は、このカレー事件を面白おかしく見物していた。
「されど、選挙は神聖なるもの。カレーで汚すとは、許しがたい」
様々な声が飛び交う中、柿沢は、ただひたすらに、己の信じる道を突き進んだ。
やがて、選挙の結果が出た。柿沢、その男、見事に当選を果たした。
「柿沢、よくやった!」
後援者たちは、歓喜の声を上げた。
「されど、この勝利、決して拙速ではない。己の信念を貫き通した結果である!」
柿沢は、静かに語った。
深川の地に咲いた、一輪の徒花(あだばな)。柿沢未途、その男の生き様は、人々に何を語りかけたのだろうか。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1588387
このTBSの報道は「ネットde真実」により、完全にデマだとバレたわけだけど、「注目のコメント」を見ると、誰もその件について語ってないwww
🤔
マスゴミに洗脳されてるバカ共は、50年以上前からマスゴミの報道なんてデマだらけに決まってんのに簡単に[テレビha真実]と思って騙される。
まぁ、ズラっと並んだキチガイブコメの皆さんはYouTube動画なんて信じないんだろうから無駄かもね。もちろんこの増田にみ耳を塞ぐだろうしね。
TBSが懲りずに偏向報道した結果、すぐに嘘がバレて大炎上してしまうwww -YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=y8wrIjG-5wE
以下、idには触れずに、馬鹿どもの意見を(一部抜粋)箇条書き(これ、全部、星を集めてる「バカの賛同者」がいっぱい居るブコメだよ☆)
(いや。それTBSのデマですけど?むしろ、こんだけネットがあって真実に触れられるのになんでマスゴミに騙されるの????)
(統一教会は知らんけど、LINEグループで指示出してた、ってのはマスゴミの嘘だけど????それを信じてこんなバカなコメントしてて恥ずかしくないの???)
(だからマスゴミのこんな簡単な嘘にも騙されるんですねwwww2チャンネルの掲示板を偽造した前科もあるのにね、マスゴミは)
(いや、そんな事してないみたいですけど?www)
(そうだね。盲目的にTBSや朝鮮を信じてる信者はヤバイよねwwww)
(そうだね。もちろん平気でデマを流すマスゴミをぶち込むんだよね???)
そして、ネットがあってすら「バレる」とわかってても捏造や偏光をやめないマスゴミ。(もう20年以上はやってるよね)
ネットが無くてもサンゴ礁とかさ。バカ左翼以外はマスゴミがバカでクズだって知ってるのに。
軽自動車に軽油入れるとかバカでもしない事を堂々と記事にしちゃうマスゴミを何故か信用したままのバカ左翼に支えられているマスゴミ。
バカ左翼はネットがあっても、ネットが無くても、誰でも簡単にわかる真実よりもマスゴミを信じてるアホだからね。
地方自治体の独裁者
独裁者が存在するのは必ずしも国家だけではなく、地方公共団体等国の内部の組織でも独裁者ないしはそれに準じる権力者が出現する事例も存在する。例えば近年では日本の兵庫県の知事である斎藤元彦はしばしば独裁者であると批判される。斎藤は以前からパワハラ等で批判され、内部告発を受けて彼に対する百条委員会が設置される等議会との対立を深めていたが、当人は告発内容が事実ではないとして受け入れず、告発した者を停職3ヶ月の懲戒処分を下すといった強権的な手法で応じた。しかし本来は公益通報者保護法で告発者への不利益な扱いは禁じられており、同時に真実と信じるに足りる相当の理由等がある場合には報道機関等外部への通報も保護の対象となる。そのような事を踏まえ、斎藤のこの対応は事実を確かめない拙速過ぎるものであり、独裁者が反対者を粛清するのと同じ、や、斎藤にとって耳の痛い都合の悪い話でも告発者を責めず、利害関係のない第三者や有識者による精査を行うべきだった、またそもそも告発文書には前述のように法的に保護されるべき公益通報が含まれている可能性があり、それを一部だけ取り上げて否定した斎藤やその政権高官らの対応は公益通報者保護法に違反している、といったように批判され、自分への告発者を「公務員失格」等と呼んだ事はいわば公開パワハラであるとの意見もある[9]。なおこのような事例は決して日本や斎藤に限った事ではなく、内部告発をされた側が告発者に対して示す反応の一つの典型的なパターンである。その内容としては特に本質的で重要な不正を告発した告発者に対して一部虚偽や誇張を織り交ぜた人格攻撃を加え、同人を悪魔化して悲惨な末路を押し付け、見せしめにするのである。これはまさに独裁者に立ち向かう事は自身の破滅に繋がるという運命をでっち上げる事で告発を抑止する典型的な恐怖政治であり、これは前述したように独裁者の粛清の構図であり[10]、実際に斎藤を告発した職員が2人自殺に追い込まれており、これらも斎藤のパワハラが原因だと言われているためこれが事実ならば彼らは斎藤によって粛清されたに等しい[11]。
結局斎藤は百条委員会の不信任決議により失職。しかしその後の2024年兵庫県知事選挙では再当選を果たした。その理由としてはSNSでの斎藤の人気があげられ、兵庫県議会への敵意を煽る斎藤の主張が拡散され、街頭演説では斎藤支持者による「斎藤」コールも発生。その中には自殺した告発者を非難する発言や、斎藤は議会に嵌められた、斎藤の対立候補であった稲村和美は外国人参政権を推進している等と言った陰謀論も数多く存在した[12]。このように対立者や外国人・他民族をスケープゴートにして敵意を煽り、権力者の独裁を確固たるものとする手法はかつてのナチス・ドイツの独裁者であったアドルフ・ヒトラーが用いた手法と同じである[13]。また斎藤当選後には涙を流して喜ぶ高校生等の有権者もおり[14]、これは北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の独裁者金正日が死亡した時に同国国民が号泣したのと似ており、個人崇拝が行われている事を示している[15]。
Permalink |記事への反応(13) | 14:50
(NHK選挙報道よりhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )
どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民が県庁職員の命を軽んじているわけではない。
逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。
これは右派左派問わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。
97万人もの人間、投票したうちの39.6%の人間の意思を無視した発言になってないか。
いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。
自民党の大敗が記憶に新しいが、小選挙区で自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。
ただ、良くも悪くもテレビや新聞のマスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。
そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事の不信任決議をする、というのが異例だった。
民意と言えば聞こえは良いが、マスメディアの報道を受けて支持母体からの圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。
事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。
齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言に一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)
告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。
失職に至る経緯である、告発文書の報道が、主に理解しやすく視聴率を稼ぎやすいパワハラとおねだりに集中していた点が、事態を悪化させていた。
ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである。
街頭演説では、おおむね、前知事の井戸敏三県政の無駄遣いの批判、自身の県政でのお金の使い方(高校への投資、企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。
そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党の分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。
つまり、現職なのでそもそもの地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である。
マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。
トップダウンの井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。
逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。
一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。
マスメディアによる齋藤元彦おろしは成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。
そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。
また、全国的にも良く知られているが、関西圏は維新に対しては通常親和的な報道が行われる。
齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党と日本維新の会と共闘して県政を行っていた。
マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。
また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすいネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。
(もしも前知事時代に女性関係の醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)
しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。
また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。
出直し選挙で民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会やマスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。
現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。
また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事の任期に差があり、失職後に出直し選挙で当選しているので、任期はリセットされており、ここから4年の任期となる。
恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。
文書問題調査特別委員会(通称、百条委員会)については、粛々と聞き取りと調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与の自主返納あたりで手打ちになると思う。
これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。
兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省が調査せざるを得ない内容、法務省が調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイントに匿名で通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。
五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事の問題とするには飛躍が過ぎる。
繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。
立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。
単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合、当選していたのは稲村和美であった。
県知事の任期は4年であり、第53代兵庫県知事の齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。
文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。
マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。
齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラを日常的に行っていたであろうことも百条委のアンケート結果からは伺い知ることが出来る。
ただ、それを告発する為にとった手法が公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である。
そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。
(贔屓目に見ても怪文書としか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法を飛ばして私刑を行って良い理由にはならない)
風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアからの情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。
返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。
パワハラの認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。
パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険な行為なのだ。
そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかわからないような不特定多数がいるような場所でパワハラをしない。通常、パワハラは録音データが漏れてしまえば即特定されるのだ。
そして、日本のマスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。
そうすると、パワハラは日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。
従来のマスコミのゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。
ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策で判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。
やはり、そろそろマスメディアが私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。
辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。
実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます。
とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます。
従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。
Permalink |記事への反応(15) | 19:29
「法の抜け穴」ではない。今回うまくいったペテンがそのまま二度三度とは通じない。また新手のろくでもない手法が出てくるだろうが。
対立候補が「斎藤の悪口しか言ってない」「政策の話をしてない」と見えてしまってやりにくいだろうな〜〜と思って見ていた。
それでもまあ、もっとやり方はあっただろう。
悪口に見えないよう、混乱を収拾する救世主みたいな演出だって可能だったはず。
ネットデマ攻勢とかが「ずるい!」「ひどい!」とか言う人が多いわけだが、そんなん戦争の時に飛び道具はカンベンしてって泣き言言ってるようなもんで、全部織り込んだ上でどうやって勝つか考えろよという話だ。