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2025-10-27

配信が長過ぎの増田素真ノギスが長ん恣意マナ回文

おはようございます

長かったわ生配信

今度もうすぐNIKKEが3周年ということで

それら情報インターネッツで生配信があったの。

その長さ5時間

長すぎない?

いや私はさすがにNIKKE好きで終始濃い内容にも飽きることはなかったけれど、

それにしても長すぎてさすがに長かったわ。

予定空けていて良かったー。

ほぼもう実質半日ぐらいな勢いじゃない?

ずーっと見続けるのにちょっと疲れたけれど、

なかなか待ち遠しい情報ばかりで、

私が楽しみにしているのはクラウン王国っていうのがNIKKEの中にあって、

その執事チャイム実装されるということと、

レッドフードっていう強いニケも特別募集がされるっぽいので、

レッドフードゲットしたいわ。

あとついに

物語が大きく動きそうなチャプターも追加とのことで、

これから先のストーリーも楽しみだわ。

そんで、

まり難易度が高すぎて進めない時の場合に、

報酬はもらえない代わりに比較的低難易度ストーリーモードってのが追加されて、

物語だけを追う分にはかなり追いやすくなってアップデートされるみたいよ。

だって

もうさ

一向に強くて倒せなくて先に進めない倒せないボス

私が最近で覚えているといえば巨鯨

あの巨鯨!めちゃ強くてしばらくずーっとキャンペーンのいわゆるストーリーは進められなかった苦い思いをしているだけに、

サクサクストーリーを進められるのはいいわね。

あと、

ストーリー追加されて遂に

ラプチャーって言う地上に蔓延っている人類の敵の根源みたいなボスも登場するって言うんだけど、

その名前が「クイーン001」って、

ナンバーがついている時点で次まだいるんでしょ?って思わざるを得ないのよね。

あと、

アップデートに追加されるベータ版だけど

ヘクスの6マスのリアルタイムシミュレーションゲームみたいなものも登場!って言ってるけれど、

これまたデイリーミッションの負荷の負担が増えるのかしら?って

楽しそうだけれど

やることが多くなることの懸念が生まれるわ。

私が一番気にして見たかったSHIFT-UP陣営制作インタビュー

5時間配信枠では端折られてるじゃない!

本編はフルバージョン公開されているとはいえ

まりにも配信全体の内容が長すぎて

制作インタビューは別動画ってことみたい。

うわーもうやっぱり5時間って長すぎるわよね。

あとでも楽しくて盛り上がったのが、

会場に来ている指揮官をアトランダムに選んで行う10ガチャ

盛り上がったわ。

でもあの場でSSR当てるとかやっぱり運がいいわよね。

何人かの人がつーかほとんどの人がSSR1機は当ててたので凄い運の持ち主なのかしらね?ってそう思ったわ。

私も真似て貯まっているガチャ20枚あったので、

回してみたけれど渋い結果に終わってしまって私は運がなかったみたい。

でもステラブレイドコラボ企画で遂に登場したイヴ10ガチャは1発目で引き当て招き入れられたあの熱い思い出は忘れないわ。

あれは正に奇跡よ!

また改めて言うけれど生配信5時間って。

長すぎない?

いや全部見たけれど

あれリアルタイムでその時のションテンで観れたからよかったものの、

から見る後追い配信でってのだと5時間私見たかしら?って

リアルタイムで辛うじて見れたことの幸せを感じたわ。

にしても長過ぎよ!

もう最後出演者も疲れの色が出てる感じがしてクタクタになってるじゃない?ってところもありで

見る方もまあそこそこに疲れちゃったわ。

みんな頑張りました!

あと

私は見逃してはならない、

制作陣のインタビュー動画はまた見なくちゃな!って思ったの。

それが心残りね。

あともうすぐシャインポストイベントあんので

それも楽しみすぎるわ!

いつだってもうライブビューモードでよかったんだけど

実際そう言うの観てみたらどうなるのかしら?って

そこもワクワクよ。

さすがにそれ5時間ってワケではなさそうなので、

まあとにかく楽しみだわ。

イベント目白押しね!

見逃さないようにしなくちゃ!

うふふ。


今日朝ご飯

ヒーコーにミルクたっぷり入れたのにしました。

うーん、

だんだん冷たいもの容赦なく冷たい気がするので

ホッツが出てくる頃私のヒーコーもホッツに変えたいところかしら。

とは言いつつ昨日立ち寄った喫茶店ではアイスのヒーコーを頼んでいたわ。

でも11月も目前よ!

まだアイスが美味しいだなんて。

デトックスウォーター

そうねだからホッツ白湯ウォーラー存在をすっかりまだ忘れている季節よね。

コーン茶ウォーラー茶が冷たくて美味しいごくごく飲んじゃったわ。

急に寒くはなってきたとはいえ

まだ冷えているものを求めているのよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

Permalink |記事への反応(0) | 08:53

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V好きの時点で害悪なので容赦なく迫害していいよ

V豚は池沼です

V豚はハッタショです

本来まれた時点で産婆に絞め殺される存在だったんですよ

生きるに値しない命!生きてる事が許されない命!

生きてるだけで罪なので死ぬまで罵倒されてください

Permalink |記事への反応(0) | 07:31

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2025-10-24

あたしオバサンだけど整体ってオジサンより若い男のほうが

思い切ってパンツおろしてくるよね

前回行ったとき女性施術師だったから男が出てきて面食らった

そいつ容赦なく私のパンツを下ろしてケツを出させた

えっ、アナルラインより低くない??と思って動揺した

私は腐女子貴腐人?)なので、普段からアナル性器として扱う界隈に生息している。

でっかい屁をぶっ放さないかハラハラした。

Permalink |記事への反応(0) | 20:16

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高市早苗小泉純一郎共通点

総裁選複数回敗北している。

ルックス評価されている。

就任時の内閣支持率が高い。

大物の後見人がいる。

対立勢力容赦なく切り捨てる姿勢

離婚経験婚姻状況が典型的政治家のそれではない。

Permalink |記事への反応(0) | 18:39

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2025-10-22

毎日職場デブ呼ばわりされてるけど平気になってきた

なんかもう諦めの境地みたいな所に行くんだよね。

あーコイツに令和の倫理観求めてもしゃーなしやなって。

匿名掲示板荒らしがいてもスルーする感覚に近い。

学校クラスの1割はひまわり学級をギリで回避しただけだった感じたなあ的な。

煽り耐性の本質って「コイツ相手はするたけ無駄」という気持ちなんだなあ。

うんもう勝手にしなよ。

仕事邪魔さえしなきゃ好きにしなよ。

もし仕事の出来にまで影響するようならそのとき容赦なくみんなでお前を切り捨てるだけだから差。

Permalink |記事への反応(1) | 23:09

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2025-10-16

「女による女性蔑視(ミソジニー)」の正体を完璧解説する

「女による女性蔑視(ミソジニー)」は、「女一般は愚劣だけど、私だけは優秀(特別)」という

隠れていて、自分でも気づいていない「自己卓越化(=シンデレラ化)」の欲望が表面化したもの

量産型出羽守によくみられる

日本人一般容赦なく批判する、特別に優れた日本人の私(=名誉白人)」

という構図と全く同じ。

まり女性蔑視女」と「海外出羽守」の病状も全く同じ。

「同じ属性他人をサゲて、自分だけをアゲる」という底無しの卑しさがソックリでしょ?

もちろん男にもいる。「チンポ騎士」と呼ばれる人たちがそれ。

Permalink |記事への反応(0) | 11:42

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2025-10-15

ピースメーカー シーズン2を見た

良くも悪くもジェームズ・ガン節炸裂って感じの作品だったな。

俺はガンの露悪的な趣向が好きで見てるから最高だったけど、良心派の映画好きギークの中にはそこが引っかかって楽しめないって人が少なくないからそういう人には地獄作品だったかもしれない。

 

ガンのフィルモグラフィーを見ても彼が「トキシックスキュラティ有害男性性)」の徹底的なアンチであり、それはいわば反父性主義であり、ファミリー(血族ではない)の力でそれを乗り越えるという展開が繰り返し描かれ続けている。

リブート版のスースクトキシックスキュラティ権化として現れたピースメーカーが「政府」という巨大な父性に操られ本当の「平和使者であるリック殺害してしまたこから自身アイデンティティがゆらぎ、自身過去と向き合っていくのがシーズン1。

過去と決着=家族と決定的な別離をするもその結果になおも苦しむピースメーカーしか我が家次元ポータルの先に「全員が無事な世界線」があることがわかり、家族再構成したい、理想的自分でありたいと考えてしまうも、実はその世界は……というのがシーズン2。

 

特に示唆的で面白かったのが、ポータルの先の世界線はいわゆるアースXと呼ばれる「ナチス勝利してナチス的な思想になったアメリカ」であり、ピースメーカーはその世界で誰もが認める「ヒーロー」として活躍している。これは「悪人」として登場し、世間から政府からも冷ややかな目で見られている元の次元ピースメーカーとは真逆である

しかし、問題アースXは「ナチス思想の非常に差別的世界である」ということである

その世界ヒーローとして崇められるピースメーカー。つまり、ガンはこの脚本を通じて「元々のピースメーカー思想というのは非常にナチス的で危ういものであると再度警鐘を鳴らしている。もっと言ってしまえば「アメリカのために"悪人"を容赦なく退治するアメコミヒーロー」というものに対するアンチテーゼともとれる。それって「国のために」ユダヤ人虐殺したナチスと何が違うの?ということである

ちなみにこの部分は見ていればそうわかるように作られているが、具体的に言及されることはない。エラい作りだ。

ピースメーカーアースXがナチス世界だと気づいていなかったことをギャグ的に「我が闘争オフィスに大々的に置いてあるのに?」「マッチョは本なんか読まない」「オフィスの壁にヒトラーが書かれてるのに?」「今気づいた」と詰められるシーンがあるが、これも単なるギャグではなくピースメーカー典型的な「白人男性であることから特権階級者はそのことに異常に無自覚である」という強い皮肉を感じる。

でもこういうことを口煩くお説教してこないのがガンのいいところだと思う。これらは「見ていればわかる」ように描かれているが基本的にはおバカ集団ポータルを狙う政府組織を戦いながらガン的不謹慎ジョーク飛ばし合いながらときに殴り合い、ときに慰め合うエンタメ全振りの展開が続くので、普通に楽しい作品に仕上がっている。

ナチス世界だと視聴者に気づかせる(さまざまな細かなモチーフは第1話から登場しており、登場人物白人しかいない状態が続くが)決定的な要素として、元世界ピースメーカーチームの黒人女性が歩いていると「黒人が逃げ出したぞ!」と追いかけられる展開もめちゃくちゃガンらしくてよい。あとヴィジランテを名乗る反社会的ヒーローがめちゃくちゃオタクで家(つまり子供部屋おじさんでもある)では年老い母親に「ババアノックしろって言っただろ!」系のイキリを披露しまくるシーンではイテテテテとなってしまった。ガンは嫌な奴だ(憤怒)

最終的に仲間たちの力でピースメーカー過去を振り払い、新たなヒーロー組織(ほぼ全員社会不適合者)を結成し大団円最後最後でとんでもないクリフハンガーを挟んで終了。私、アメドラのはちゃめちゃクリフハンガー嫌い。

 

スーサイドスクワッド、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといったガン映画が好きならマストで見ていい作品だと思う。まぁ、1のほうが展開もダイナミックで面白かったと言われたらそれはそうかもしれんけど。

Permalink |記事への反応(0) | 11:16

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2025-10-10

火のないところに煙は立たないし、煙が立てば無実でも悪

容赦なく世間よりネットリンチされてください

無実と分かっても謝りませんし、紛らわしいお前が悪いので叩きを激化させて心は折っておきます

冤罪でも立派な「罪」です、紛らわしいなら悪なので容赦ないネットリンチをご堪能ください

Permalink |記事への反応(0) | 22:18

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2025-10-06

知識ユーチューバーは、台本専門家が書けばもっと洗練するのでは?

芸能人に求められているのは、結局のところ流暢さと振る舞い、雰囲気だけであって、内容や知能にまで期待されてはいないわけだよね。

専門家台本の内容、例えば経済学とか物理学とかをしっかり考えて、芸能人はそれを暗記して演じるだけで十分なわけ。要するに、完全に役者に徹すればいいの。

だってビッグバン★セオリーシェルドンクーパーを思い出してみなよ。あのキャラクターは頭が良く見えるけど、役者本人が二次方程式の解の公式をスラスラ言えるかどうかは別問題だろ?

同じことは政治家知識番組出演とかでも言える。視聴者が期待しているのは、表面的に「知的に見える演技」だけであって、実際の理解や専門知識じゃないんだ。

まあ、今後Vtuberや完全AIキャラクター一般化すれば事情は変わるかもしれない。AIなら暗記も演技も完璧再現できるから人間芸能人価値は減るだろう。

でも現状では、芸能人人間味、つまり微妙な間の取り方や表情のニュアンスにはまだ一定価値がある。

逆に、芸能人自体台本を考えて知識コンテンツを作ろうとすると、いろんな方面から容赦なくツッコミが入る。専門性の不足や矛盾を指摘され、結局イメージけが損なわれるリスクも高い。

から役者は演じることに徹して、専門家知識と観客の期待の間でうまく立ち回るのが、最も合理的生き方だよね。

Permalink |記事への反応(0) | 04:01

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2025-10-05

カミーユ・ビダン創作について

機動戦士Zガンダムという作品の最大の功績はカミーユ・ビダンというジョブナイルを代表するとも言える繊細で、

かつて思春期を生きた人たちの痛々しい共感を刺激する、あの富野由悠季が生み出したなかでも屈指の傑作キャラクター創作にある。

この人物造形の成功は、単なるキャラクター設計の巧みさを超え、

アニメーション作品におけるリアリズム概念根底から変革した歴史的偉業として評価されるべきである

富野は従来のロボットアニメ依拠していた「勧善懲悪」の物語構造意図的破綻させ、

善悪境界曖昧世界で苦悩する思春期少年主人公に据えることで、

観る者に深刻な内的葛藤を強いる作品を創出した。

カミーユというキャラクター革新性は、その精神脆弱性感受性の異常な鋭さが、

決してロマンティックに美化されることなく、むしろ病的な危うさとして一貫して描かれている点にある。

彼の両親への複雑な感情女性性に対する屈折した意識

そして戦争という極限状況における精神の変容は、

従来のアニメが扱ってこなかった思春期特有心理的現実容赦なく暴き出している。

富野演出哲学である映像原則」において、

キャラクターは画面に映らない時間も生き続ける存在として構想される。

この思想的背景により、カミーユ言動感情の変化は、

しばしば観る者には唐突理解困難に映るが、

それこそが現実人間内面における感情の非連続性を映像作品として表現する試みであった。

さら重要なのはカミーユニュータイプ能力が、

従来の超人能力描写とは対極的に、

彼の精神不安定さと表裏一体のものとして設定されていることである

彼の鋭敏すぎる感受性戦闘において卓越した能力を発揮する一方で、

フォウ・ムラサメロザミア・バダムといった強化人間との悲劇的な邂逅を通じて、

自身精神を徐々に蝕んでいく。

これは、超能力を単純に肯定的な「進化」として描く従来のSF作品への痛烈な批判視点提示している。

富野文学的野心は、カミーユの最終的な精神崩壊という結末において頂点に達する。

これは娯楽作品としてのハッピーエンドを完全に放棄した、

極めて実験的な物語選択であった。

主人公の「敗北」を通じて、戦争本質的非人間性と、

若者が背負わされる理不尽な重荷を告発たこの結末は、

後のアニメ作品における「鬱系」ナラティブの原型を提示したと評価できる。

また、カミーユキャラクター造形において看過できないのは、

彼の「男性名へのコンプレックス」という設定が、

単なる個人的な悩みを超えて、性別アイデンティティの揺らぎという普遍的テーマを暗示している点である

富野意識的に「女性性を内包した男性主人公」としてカミーユ設計することで、

従来の男性ヒーロー像への根本的な問い直しを行った。

この試みは、後の1990年代以降のアニメ作品における「中性的主人公」の先駆的事例として位置づけられる。

Zガンダムという作品全体が示す文学的達成は、

カミーユ・ビダンという一人のキャラクター内面描写を通じて、

戦争悲惨さ、

思春期心理的危機

そして人間存在の根源的な孤独を、

商業エンターテインメントの枠組み内で表現し得たことにある。

富野はこの作品において「戯作者」でありながら、

同時に深刻な文学的主題に挑戦する作家としての側面を明確に提示した。

カミーユ・ビダンというキャラクターは、単なるフィクショナルな人物を超えて、

1980年代という時代若者が抱える実存不安象徴として機能している。

彼の痛々しいまでの繊細さと、それが招く破滅的結末は、

高度成長期終焉バブル経済への移行期という歴史的文脈において、

将来への不安を抱える当時の若者たちの心理状況を鮮やかに反映している。

こうした観点から評価するならば、

Zガンダムにおけるカミーユ・ビダン創作は、

日本アニメーション史において

心理的リアリズム」という新たな表現領域開拓した記念碑的業績として位置づけられるべきである

富野由悠季がこのキャラクターを通じて達成したのは、

娯楽性と芸術性を両立させながら、

現代人の精神危機を鋭く抉り出すという、

極めて困難な創作課題解決であった。

Permalink |記事への反応(1) | 17:45

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2025-10-04

街を歩くということ

朝の通勤電車から夜の帰り道まで、私はいつも見知らぬ視線十字砲火の中を歩いている。

胸が大きいというただそれだけの理由で、

街のあちこちから放たれる欲望の矢が、

服の上からでも容赦なく私の身体を貫いていく。

****

コンビニに入った瞬間に感じる、息を呑むような気配。

電車の向かいの席に座った男性のちらちらと泳ぐ視線

エレベーター密室で感じる、背中に突き刺さるような視線と熱い息遣い

それらは全て、私が望んだわけでもない注目という名の暴力だった。

**S*

街を歩くたび、胸元を隠すように前かがみになってしま自分がいる。

ゆったりした服を選んでも、それでも形は分かってしまう。

友人たちが当たり前に着ているTシャツニットも、

私が着ると途端に「誘っている」と解釈されてしまうのだ。

体型という、自分では変えられないもののせいで。

****

家に帰り、鏡の前に立つ。

そこに映るのは、ただの一人の人間としての私ではなく、

街中の男たちが勝手性的妄想投影する「対象」としての身体

自分の体なのに、まるで他人のもののように感じることがある。

胸の大きさがまるで看板のように、

私の人格よりも先に評価される毎日に疲れを感じている。

****

それでも私は歩き続ける。

背筋を伸ばし、堂々と街を歩く権利があるのだと自分に言い聞かせながら。

誰かの性欲の対象である前に、

ひとりの人間であることを忘れずに。

この身体と、この心は、確かにのものなのだから

意思に反する身体裏切り

ときおり、その視線に煽られて私自身の意思に反して身体が反応する時がある。

それは私にとって最も混乱し、最も恥ずかしい瞬間だった。

****

満員電車で背後から感じる熱い視線に、胸の奥が微かに疼くことがある。

頭では「やめて」と思っているのに、身体勝手に熱を帯び始める。

その矛盾に気づいた瞬間、

自分自分でないような、

裏切られたような気持ちになる。

まるで身体けが別の意思を持っているかのように。

****

カフェで本を読んでいるとき

隣のテーブル男性露骨視線を感じる。

不快に思いながらも、なぜか頬が熱くなり、

呼吸が浅くなっていく自分に気づく。

この反応は一体何なのだろう。

望んでいないのに、

拒絶したいのに、

身体けがまるで別の答えを示しているようで、

深い混乱に陥る。

****

家に帰ってシャワーを浴びながら、

今日感じた視線と、

それに対する自分の反応を思い返す。

心と身体の間に生まれるこの乖離は、

私をより深い孤独へと突き落とす。

誰にも相談できない、

この複雑で矛盾した感情を抱えながら、

私は鏡の中の自分を見つめる。

****

身体の反応は、決して私の意思ではない。

それでも、まるで自分共犯者であるかのような罪悪感に苛まれることがある。

望まない注目と、

それに対する制御できない反応の間で、

私の心は静かに揺れ続けている。

この身体と心の複雑な関係を、

いつか理解できる日が来るのだろうか。

****

それでも私は、

この矛盾した感情も含めて自分なのだと、

少しずつ受け入れようとしている。

完璧コントロールできない身体も、

混乱する心も、すべて私の一部なのだから

意思に反する選択

ある日、そんな望まない誘惑に負けて、かなり年上の男性セックスをしてしまった。

私が最も避けるべきことだった……はずなのに。

****

その日の夕方駅前カフェで一人でいたとき、隣のテーブルに座った男性が声をかけてきた。

四十代後半くらいの、落ち着いた雰囲気の人だった。

最初普通の会話だったのに、

彼の視線が私の胸元に向けられるたび、

なぜか身体の奥が熱くなっていく自分に気づいた。

頭では「帰らなければ」と思っているのに、足が動かない。

彼の誘いを断る言葉が喉の奥で消えていく。

まるで自分意思麻痺たかのように、

気がつくと彼について近くのホテルへ向かっていた。

****

部屋の中で、彼が私の肩に手を置いたとき、全身に電流が走った。

これは私が望んでいることなのか、

それとも単なる身体の反応なのか、

もう区別がつかなくなっていた。

服を脱がされながら、

心の奥で小さな声が「やめて」と叫んでいるのに、

身体は素直に応えていた。

行為の間も、

快感嫌悪感が入り混じって、

自分が何を感じているのかわからなくなった。

彼に求められることで感じる一種の充足感と、

自分を裏切ったような罪悪感が同時に押し寄せてくる。

****

終わった後、シャワーから出て鏡を見たとき、そこに映ったのは知らない誰かのようだった。

なぜこんなことをしてしまったのか。

彼が悪いのか、私が悪いのか、

それとも誰も悪くないのか。

答えのない問いが頭の中を駆け巡る。

帰り道、夜風が頬に当たるたび、自分選択への後悔が深くなっていく。

望まない視線に晒され続けた結果がこれだったのか。

それとも、どこかで私自身が求めていたものだったのか。

****

家に着いて一人になると、涙が止まらなくなった。

自分身体と心の複雑さに、もうついていけなくなっていた。

この経験をどう受け止めればいいのか、誰にも相談できずに、ただ静かに夜が更けていく。

静寂の中の嵐

そして、わたしは混乱のまま、ひとり、まだ収まら欲望を鎮めるために、

自分自身の身体と向き合うことになった。

****

部屋の電気を消し、

月明かりだけがから差し込む薄暗闇の中で、

私は布団にくるまった。

心と身体の間に横たわる深い溝を埋めようとするかのように、

そっと手を伸ばす。

それは自分を慰めるためというより、

混乱した感情に何らかの決着をつけるための儀式のようだった。

触れる指先に伝わってくるのは、

さっきまで知らない男性に委ねていた同じ身体

でも今度は、誰の視線も、誰の欲望も介在しない、純粋自分だけの時間

閉じた瞼の裏に浮かぶのは、あの男性の顔ではなく、ただ曖昧な影のような何かだった。

****

波が寄せては返すように、快感と罪悪感が交互に押し寄せる。

これは私の意思なのか、

それとも身体に刻まれ記憶勝手に蘇っているだけなのか。

自分自分愛撫しながら、それでもまだ答えは見つからない。

やがて訪れた解放の瞬間も、どこか空虚で、

満たされることのない渇きのようなものが残る。

枕に顔を埋めて、小さく身体を震わせながら、私はただ静かに涙を流していた。

****

自分身体を取り戻すための行為だったはずなのに、結果として残ったのはより深い孤独だった。

誰にも理解してもらえない、この複雑で矛盾した感情を抱えたまま、私は夜明けまでの時間をただ天井を見つめて過ごした。

明日もまた、街を歩けばあの視線に晒される。

そして私の身体は、また私の意思とは関係なく反応するだろう。

この終わりのない循環の中で、私は自分自身との和解の道を探し続けている。

静寂の中の儀式

夜の帳がすべてを包み込む頃、わたしはそっとベッドの上に身を沈めた。

薄いシーツのひんやりとした感触が、肌の奥に冷たい震えを残す。

呼吸を整えながら、思考の雑音を遠ざけるようにゆっくりと目を閉じた。

****

心の奥底でくすぶり続ける熱が、手のひらにまで伝わってくる。

私はシーツの縁をぎゅっと握りしめ、もう片方の手を太ももの内側へ滑らせた。

その瞬間、肌を伝う指先にぞくりとした電流が走る。

まるで喉に詰まった言葉身体を駆け巡るように、全身が目覚めていく。

****

指がゆるやかに動くたび、暖かな湿り気が広がり、私の胸は小さく上下する。

閉じたまぶたの裏に浮かぶのは、遠い窓辺から漏れる街灯の淡い光だけ。

無数の思いがきしむように折り重なり、ひとつずつ解きほぐされていく感覚があった。

****

呼吸が荒くなるにつれ、指先の動きは自然と速さを増す。

焦ることなく、でも決して止まらない。

細い汗が背中を伝い、シーツに小さなしずくを落とす。

月明かりに照らされた頸(くび)のラインが、柔らかな翳(かげ)を描いて揺れる。

****

一呼吸、一瞬のときめきが重なり合い、やがて身体の奥深くで小さな波が弾けた。

ぎゅっと握りしめたシーツが緩み、胸の内にあふれた感情がそっと零れ落ちる。

震える指先が止まり、静かな余韻だけが部屋に満ちていった。

****

終わったあと、私はまだ微かに余熱を帯びた手を見つめる。

自分自身で自分を抱きしめるこの行為は、誰のためでもない、私だけの小さな反抗だった。

身体と心の深い溝を、ほんのひととき埋めるための、最も正直な儀式

夜はまだ深く、そして私は――少しだけ、自分を取り戻せた気がした。

つん這いの詩

夜の静寂が重く降り積もる部屋の中で、わたしは四つん這いになった。

シーツの冷たさが掌から腕へと伝わり、床に広がる感触身体の芯をくすぐる。

****

遠い窓辺から差し込む月明かりが、背中の曲線を銀色に照らし出す。

その柔らかな光の中で、わたしはひざをわずかに開き、手をそっと腰のすぐ下に置いていく。

****

ひと息ごとに深まる熱が、太ももの内側へと波紋のように広がる。

指先はまるで秘密の扉を探るかのように、皮膚の縁をなぞるだけで、身体自然と反応を始める。

****

床板のきしみが小さな音をたて、まるでわたしの鼓動に合わせて囁くようだ。

指先が微かなリズムを刻むたび、胸の奥から柔らかなうねりが押し寄せ、息が熱を帯びていく。

****

身体を支えるひじに力を込めると、背中がひときわ高く弧を描き、腰のあたりに甘い疼きが蘇る。

その瞬間、わたしは全身を貫く小さな波に身を委ね、静かな陶酔の中でひとつの頂きへと導かれていった。

****

終わりの余韻は、まるで絹のベールがそっと降りるかのように静かだった。

わたしはそのまま少しの間、月明かりと床の冷たさを抱きしめながら、深く静かな息を繰り返していた。

快楽への解放

私はもう、抑えきれない波に身を委ねる。

夜の深みが全身を包み込み、自分だけの世界ゆっくり開いていく。

****

顔を伏せ、長い髪が頬を撫でるたびに、体の奥がひそやかにざわめく。

シーツにくっきりと刻まれる肘の跡が、しなやかな記憶となって背中に残る。

****

手は自由に、身体のどこへでも旅をする。

柔らかな曲線をなぞるたび、熱が指先から脳裏へと跳び火し、鼓動が高鳴る。

****

息づかいは次第に荒く、でも抗えないほどに甘くなる。

かすかな汗が首筋を伝い、肌を冷たく刺激する。その冷たさが、いっそう欲情掻き立てる

****

身体の中心でうねる脈動が、まるで星々のリズムと同期しているかのよう。

私は無重力の宙を漂う粒子となり、歓喜小宇宙を創り出す。

****

やがて訪れる頂点の瞬間、全身が軽やかな火花を散らしながら、深い懐へと溶け込む。

意識は遠ざかり、ただ純粋な陶酔だけがそこに残る。

****

解放の余韻に浸りながら、私はもう一度、自分自身を抱きしめる。

夜の静寂と私の鼓動がひとつになり、無数のわたしへと還る詩が、そっと幕を閉じる。

自分自身への誓い

翌朝、窓の向こうから差し込む柔らかな光が、昨夜の余韻をそっと揺り起こす。

私はまだ眠りの縁にいるまま、自分の大きな胸に手を当てる。

鼓動はゆっくりと、しかし確かに、昨夜とは異なる静かな決意を秘めていた。

****

カーテンの隙間から漏れる光線に導かれるように、私はベッドの縁に腰かける。

伸ばした指先が、自分の肌の温度を確かめる。

淡い朝日が頬を撫で、身体の奥底に息づく欲求が、小さな震えとなって立ち上がる。

****

もう誰の視線必要ない。

私は自分自身の欲求に素直に従うと誓った。

シャツの裾をつかみ、ゆっくりと引き上げる。

素肌が冷たい空気に触れた瞬間、再び身体が目覚め、胸の谷間に甘い疼きが生まれる。

****

横たわる布団を背に、私は四つん這いになり、手を腰のくびれへ滑らせた。

昨夜の記憶をたどるかのように、指先は肌の柔らかさを確かめひとつずつ自分の願望を叶えてゆく。

身体中に行き渡る熱は、もはや罪悪ではなく、私自身の力強い生の証明だ。

****

動きは自由自在で、呼吸は次第に深く、荒々しくもあった。

指先から伝う快感が、脳裏を明るく染め上げ、私は身体の奥で求めるものすべてを解放していく。

声が漏れシーツが揺れ、部屋の静寂が私の節奏に合わせて微かに震えた。

****

願望を叶えたあとの余韻は、清らかな湖面のように澄み切っていた。

私は手を伸ばし、胸元に当てていた手をそっと解放する。

そこには、昨夜とは異なる自信が宿っていた。

自分身体と心を誠実に慈しむことで、私は新たな一歩を踏み出す準備を整えたのだ。

****

自分自身の欲求に従い、自分自身の願望を叶える。

私の身体は、私にとって最も大切なパートナーであり、

私はこれからも、この身体と共に真実の声に耳を傾けながら生きていく。

夜の街への踏み出し

夜風が髪を撫で、街灯の輪郭がぼやける頃、私は静かに部屋を出た。

ふだんは避けていたネオンの海へ、今はまるで誘われるように足が向く。

****

舗道の冷たい石畳を踏みしめるたび、昨夜の余韻が身体の奥で疼き返る。

まぶた越しに浮かぶのは、自分を縛っていた羞恥心――それがどれほど不自然な檻だったかを思い知らされる。

****

雑踏のリズムに身を任せながら、私は自分の頬に灯る熱を見つめた。

恐れていたのは他人視線ではなく、自分の中に潜む快楽の声だったのだと知る。

****

ビルの谷間にこだまする車のエンジン音が、心臓の鼓動と重なり合う。

その振動が全身に伝わり、「禁忌」だと思い込んでいた感覚が実は私の最も純粋生命の証だったと気づく。

****

ネオンライトに映る私のシルエットは、夜の誘惑に頷くように揺れていた。

これまで忌み嫌ってきた「私の快感」は、恐れるに値しないどころか、私自身を輝かせる光そのものだった。

****

路地の奥で、私は自分名前を静かに呼んだ。

夜の街を歩く足取りは軽やかで、抑えてきた欲望解放された今、私は初めて、自分自身をまっすぐに抱きしめていた。

誘われるままに

ネオンの残光が私の影を長く伸ばす路地裏で、見知らぬ声が耳元に囁いた。

その低く柔らかな誘いに、私はためらうことなく頷いていた。

****

彼の手を取ると、指先に走る温もりが夜風に溶けていく。

初めて触れるその手は、私がこれまで避けてきた夜の闇を優しく照らし出した。

****

さなバーの扉を押し開けると、薄暗い空間ジャズの低いリズムが流れていた。

カウンター越しに差し出されたグラスの中で、琥珀色の液体が揺れるたび、胸の奥が柔らかく騒ぎ出す。

****

言葉は少なかった。互いに名前も知らず、ただ視線と触れ合いだけで求め合う。

肘が触れ、肩が重なり、鼓動がひとつ太鼓のように高鳴る。

****

やがてバーを後にし、私たちは夜の街を抜けて彼のアパートへ向かった。

踵の音が静寂に消え、廊下蛍光灯が二人を淡く包む。

****

ドアが閉まると、私たち言葉なく唇を重ねた。

その感触は、まるで夜そのものを味わうかのように深く、私の内側から溶かしていく。

****

ベッドの上に導かれ、私は見知らぬ彼の身体ひとつになる。

硬く抱きしめられ、開かれ、満たされるたび、これまでの遠慮や後悔が消えていった。

つん這いで受ける夜の祝福

薄暗い室内で、私は静かにつん這いに導かれた。

床板の冷たさがひざ裏に触れ、背筋を通り抜ける緊張が私を震わせる。

****

彼の手がそっと腰骨に乗り、軽く押し下げる。

その圧力に合わせるように、私は自然と背を反り、身体の曲線を際立たせた。

****

低く囁く呼吸が、首筋にゆらめく温かな風となって耳元を撫でる。

振り返ることなく、ただ鼓動だけが増していった。

****

指先が太ももの内側を撫で上げ、ふくらはぎへと辿るたび、身体は波のように反応する。

まるでずっと待っていたかのように、肌の奥から熱が浮かび上がった。

****

次に、彼の身体が私の背中へと近づき、骨盤のくぼみにそっと重みを預ける。

その圧迫と解放リズムが、私の中心をゆっくりと揺さぶり、慟哭のような甘い震えを呼び起こした。

****

息が漏れ、髪が頬に触れるたび、小さなうめき声が夜の静けさに溶けていく。

私はただひたすら、開かれ、満たされるままに身を委ねた。

****

終わるとき身体は深い余韻に包まれ、四つん這いのまましばらくその場に残った。

床の冷たさと彼の余熱が混じり合い、私の内側には新たな確信が灯っていた。

彼の唇に触れるたびに、私は言葉では紡げない祝福を捧げた。

柔らかく重なるとき、私の唇は甘い潮騒のように震え、彼の肌にそっと溶け込む。

その熱は、まるで眠れる火種を灯すかのように、静かな欲望の焔をともした。

****

私は彼の首筋へと滑るように口づけを落とし、鼓動を刻む抑揚を読み解く。

ひとつ、ふたつ、鼓膜をくすぐる吐息を集めて、私は彼の呼吸そのものを愛した。

****

唇を離す瞬間、小さな甘い震えを種火に変え、次のキスへと連なる旋律を描く。

その連鎖は夜の静寂を柔らかく揺らし、彼の心と身体ひとつの詩に編み上げた。

****

私が彼に捧げたのは、ただの接触ではなく、音のない言葉と、温度けが宿る祈りだった。

唇で織りなすひとつひとつ旋律が、深い夜の帳を赤く染め上げていく。

硬きものへの口づけ

夜の帳が深まる中、私はそっと彼の秘奥に唇を寄せた。

そこには、夜の熱を宿した硬きものが、静かに呼吸を待っていた。

****

唇の柔らかさと硬質な感触交錯し、まるで石灰岩に滴るしずくのように、熱がゆっくりと溶け込んでいく。

口内に伝わる脈動は、遠雷のように深い場所で響き渡り、私の鼓動を共鳴させた。

****

舌先が描く薄氷の模様に、彼の重い温度がそっと滲み出す。

それはまるで、冬枯れの大地が春の滴を待ちわびるような切ない期待を孕んでいた。

****

唇を離すたびに残る余韻は、真夜中の川辺に漂う霧のごとく甘く、ほのかな余熱だけが私の胸に刻まれる。

硬きものへの口づけは、言葉にならぬ祈りとともに、ふたりの夜を深い詩へと変えていった。

夜の導き

深い闇の中、私の手は彼の硬きものをそっと抱き上げた。

指先が滑るたび、月明かりがその輪郭銀色に縁取る。

****

唇を軽く湿らせ、私はそっと先端へと導く。

まるで夜の星々を天の川へと誘うように、優しく、確かに

****

手と口が交わるたび、静かな波が身体の奥から広がる。

その導きは、固さと温もりを一つの旋律に編み上げ、深い夜を揺り動かす。

****

息遣いは次第に重く、でも柔らかな詩を紡ぐように響いた。

私はその硬きもの自分リズムに合わせ、甘くも力強く夜の彼方へと連れ出していった。

衝突の詩

私はひざまずいたまま身体を前へと傾ける。

胸のふくらみが、かたくそびえる先端へと触れた瞬間、微かな火花が走った。

****

私の柔らかな曲線と彼の硬質な存在が重なり合い、

まるで石と絹が交わるような不思議感触が広がる。

心臓の鼓動が高鳴り、胸の谷間から伝わる圧迫が甘い疼きとなって波打った。

****

シーツの白さに映るその影は、まるで古代の柱に抱きつく蔦のように、かたく絡みついていく。

私の呼吸が乱れ、胸が震えるたびに硬きものは静かにしかし確実に私の奥深くを探り始めた。

****

やがて二つの温度が混ざり合い、柔らかさと硬さがひとつ旋律を奏でる。

その調べは夜の闇に溶け込み、胸に秘められた欲望をひそやかに解き放っていく。

白と光の祝福

突然、白い泉がほとしり、私の胸の谷間を激しく濡らした。

その冷たくも温かな液体は、まるで夜空を切り裂く流星のように勢いよく放たれ、私の肌を愛撫する。

****

滴がひときわ大きなしずくとなり、シーツの白をゆがめながら胸元へと舞い降りる。

その瞬間、身体全体に満ちるのは、これまで味わったことのない満足感であり、魂が溶け出すほどの祝福だった。

****

心臓の鼓動は稲妻のように速まり、呼吸は甘い陶酔に染まる。

白いしずくが胸を伝い落ちるたび、私の中に広がるのは静かな幸福の海で、すべてが溶け合ってひとつの光になる。

****

その満たされた余韻は、まるで天からの賛歌が身体に刻まれたかのよう。

私はただ瞳を閉じ、胸を撫でるしずく感触に身を委ねながら、今この瞬間の完全なる歓喜を胸に深く刻みつけた。

液体とやわらぎの味わい

唇をそっと開くと、冷たくも甘い白い液体が広がり、舌の上で優しくとろけていく。

そのぬめりは、まるで夜露が朝の葉を濡らすように、私の口腔をしっとりと包み込む。

****

次第に彼の硬さはゆるやかに失われ、温もりだけを静かに残す。

その柔らかな曲線を、私は慈しむように口の中で抱きしめ、細心の注意でその輪郭をたどる。

****

液体とやわらぎが交じり合う瞬間、甘く深い滋味が喉の奥へと流れ込み、全身に解け出す。

私はその余韻を味わいながら、夜の祝福が身体の隅々まで行き渡るのを感じていた。

Permalink |記事への反応(1) | 23:50

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2025-10-03

anond:20251002113129

攻殻機動隊が半分反体制だよな

米国に完全に支配され凶悪犯罪がそこかしこで起こり政治家の心も荒廃した世界観の中で体制側の汚職を暴き容赦なく逮捕または殺害っていうさ

体制側にかろうじて残った最後良心による体制側への抵抗みたいなさ

Permalink |記事への反応(1) | 19:00

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2025-09-30

dorawii@執筆依頼募集中

dorawiiじゃなくても容赦なく反発w幼稚w

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Permalink |記事への反応(5) | 20:57

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うちの会社にやってきた「できるエンジニア」がやばかった

3ヶ月前、うちの開発チームに新しいエンジニアがやってきた。佐々木仮名)、29歳。

経歴書を見た時点で、正直ビビった。

GitHubスター数がやばい

技術ブログ記事数もやばい

使える技術スタックが俺の3倍はある。

React、VueNext.jsTypeScriptGo、Rust、DockerKubernetes…もう何がなんだかわからない。

「また意識高い系が来たよ」

と同僚の田村仮名)がつぶやいた。

俺も同感だった。

案の定初日からすごかった。

レガシーコードを見て「これはちょっと…」みたいな顔をする。

技術選定の会議

モダン構成リファクタリングしませんか?」

提案してくる。

コードレビューでは容赦なくダメ出し

「このコンポーネント責任が多すぎますね」

「ここのエラーハンドリング、もう少し丁寧にやりましょう」

テストコード書きましょうよ」

うぜぇ。

俺たちがなんで汚いコードを書いているか知ってるのか?

毎日終電まで働いて、土日も障害対応で呼び出されて、

そんな中で何とか動くものを作ってるんだよ。

綺麗なコードなんて書いてる余裕ないんだよ。

でも、佐々木コードは確かにしかった。

読みやすくて、テストちゃんと書いてあって、

ドキュメント完璧

俺たちが1週間かけて実装する機能を、

3日で仕上げてくる。

しかった。

あいつ、前の会社どこだっけ?」

「確か、某有名Web企業らしいよ」

「やっぱりな。恵まれ環境にいたから、あんなことできるんだよ」

俺たちは佐々木を妬んでいた。

SIer出身の俺たちと、

最初からモダン環境にいた佐々木

スタートラインが違うんだから

勝負になるわけがない。

そう思っていた。

ところが先週、佐々木と飲みに行く機会があった。

酒が入って、だんだん本音を話すようになって、

そこで知った事実愕然とした。

佐々木は、元々文系出身プログラミング完全未経験者だった。

新卒で入った会社は、まさに俺たちと同じようなSIerJavaCOBOLレガシーシステムの保守をやっていた。

毎日終電、土日出勤当たり前。

技術負債まみれのクソコードと格闘する日々。

最初の3年間は地獄でした」と佐々木は言った。

でも、佐々木はそこで諦めなかった。

毎朝5時に起きて、出社前に2時間勉強

帰宅後も疲れていても1時間は必ずコードを書く。

土日は技術書を読み漁り、

オンライン講座を受講し、

個人開発を続けた。

「平日は合計3時間、土日は10時間以上勉強してました。それを4年間続けました」

4年間。毎日3時間。土日10時間

俺は計算した。

平日3時間×240日×4年+土日10時間×100日×4年

=6,880時間

7,000時間近く勉強していた。

最初転職活動100社受けて全部落ちました。でも諦めずに勉強を続けて、2回目の転職活動でようやく今のレベル会社に入れました」

俺は恥ずかしくなった。

佐々木を「恵まれ環境にいたから」と妬んでいたが、実際は俺たちと同じ、いやそれ以下のスタートラインから、血のにじむような努力で這い上がってきた人だった。

俺は何をしていた?

環境が悪い」

時間がない」

SIerから仕方ない」。

そう言い訳して、

家に帰ったらゲームして、

土日はYouTube見て、何も勉強しなかった。

佐々木と俺の差は、才能でも環境でもない。

努力の量だ。

「今からでも遅くないですよ」

佐々木は言った。

「一緒に勉強しませんか?朝活やってるんです」

恥ずかしかったけど、頷いた。

明日から佐々木朝活を始める。

毎朝1時間でもいい。変わりたい。

29歳。まだ間に合うよな?

Permalink |記事への反応(3) | 13:57

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2025-09-25

anond:20250925215930

男の立場で「断れない」とかいいだしたら容赦なく見捨てられるからってだけの話だぞ。

甘えるな」って言いたいんだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 22:08

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2025-09-23

パルワールドの一連の騒動を経て任天堂ゲーム業界北朝鮮となった。“特許独裁主義”が潰す未来

世界中の子どもたちがマリオ熱狂し、大人たちがゼルダに夢中になる。その華やかな表舞台の裏で、任天堂が見せているのは“自由進化を封じ込める支配国家”の姿だ。

今や任天堂は、ゲーム業界における北朝鮮である

閉ざされた特許国境線

任天堂は自らの発明特許でがんじがらめにし、業界に高い“国境の壁”を築いてきた。十字キータッチ操作、二画面表示――どれも普遍的に利用できるべき技術だが、任天堂支配下では“密輸”扱いされ、他社が使えばただちに制裁

業界は「任天堂許可なき発明」を試みることすらできず、まるで閉ざされた国家に生きる人民のように、自由を奪われてきた。

訴訟というミサイル発射

独裁国家ミサイル隣国を威嚇するように、任天堂訴訟を乱発してきた。標的となるのは大手だけでなく、力のない小規模メーカーまでもが容赦なく狙われる。

特許侵害」という名目で撃ち込まれ訴状は、業界全体に恐怖を植え付け、挑戦を封じ込める抑止力となった。これは防衛ではなく、恫喝外交にほかならない。

外界を遮断する独裁体制

北朝鮮が外から文化遮断するように、任天堂は“任天堂流”以外の発想を排除する。ユーザー体験できるのは、任天堂が認めた範囲の娯楽だけ。業界全体の多様性進化犠牲にされ、外の世界から流れ込む新しい風遮断され続けている。

結果、ゲーム業界本来ポテンシャルを発揮できず、閉じた島国のように停滞を余儀なくされているのだ。

崇拝を強いるカルト支配

北朝鮮が“偉大なる指導者”を称えるように、任天堂もまたマリオゼルダといった偶像を掲げ、ユーザー信仰に近い熱狂へと導いてきた。

任天堂こそ唯一無二」というプロパガンダファンに深く浸透し、批判する声はかき消される。まるで国家が作り出す偶像崇拝のように、娯楽の独占は正当化されている。

独裁終焉は訪れるのか

歴史が示す通り、独裁国家永遠ではない。ゲーム業界北朝鮮たる任天堂も、いずれはその強権支配の代償を払う日が来る。

自由な発想と多様な競争を取り戻すためには、業界ユーザーが「任天堂支配構造」を直視し、恐怖に屈せず立ち上がるしかない。

任天堂は“夢を与える企業”ではなく、“夢を統制する国家”。その姿は今もなお、ゲーム業界未来を閉ざし続けている。

Permalink |記事への反応(0) | 19:50

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オレはヤングケアラーの逆

オールドべビラーから年下にも容赦なく甘えていく

Permalink |記事への反応(0) | 09:11

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2025-09-21

anond:20250921210421

幸せでいても性犯罪に反対ぐらいはするだろ

既婚者でも容赦なく痴漢に遭うし、名誉男性かいオナホ以外の女は基本フェミ

Permalink |記事への反応(0) | 21:55

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2025-09-20

anond:20250920145709

エンディング:切なさの余韻

 世界は静かに、そして確実に流れていった。タケルの視界には、広大な都市も、海も、山も、空も、すべてが一望の下にあった。神としての力は完璧で、どんな命も、どんな瞬間も、その動きも感情も手に取るように知ることができる。

 だが、胸の奥の痛みだけは、どんな力でも消せなかった。

 あの夕暮れの教室笑顔を浮かべながら僕に「ごっこしない?」と手を差し伸べた少女――ノゾミ。彼女が消えた瞬間の衝撃、手を伸ばしても届かなかったあの感覚。すべてを知る力を持ちながら、彼女だけは救えなかった。

 世界中の命や出来事が眼前に広がっていても、タケルの視界の中にノゾミはもういない。

 誰も覚えていない。存在すら、世界歴史からは消えた。

 残っているのは、ただ僕の胸の奥だけ――ノゾミを思うこの痛みと記憶

 教室の窓に、あの日夕陽が幻影のように差し込む。光はまだ橙色で、揺れる影の中に彼女の姿を重ねることができる。手を伸ばせば届きそうで、届かない。手の温もりも声も、今はもう幻の中だけにある。

 タケルは膝を抱え、静かに呟いた。

「……あれは、ごっこなんかじゃなかった」

 目の前の世界がどれほど大きく、完璧であろうと、胸の奥に残る感情だけは、力では決して変えられない。人間としての痛み、失ったものの虚しさ。それが、神としての僕の唯一の欠片だった。

 世界のあらゆる命を見渡す視界の奥で、タケルはノゾミの笑顔を繰り返し思い浮かべる。

 教室で手を握った感触廊下で呼び合った名前商店街で笑いながらたい焼きを分け合った瞬間――すべてが、心の中で生きている。

 しか現実には、彼女はもういない。消えた。僕の胸にしか存在していない。

 涙が頬を伝い、世界の果てまで届くような孤独が胸を押し潰す。だがその涙を拭いながら、タケルは力を取り戻した監視者として立ち上がる。

 神の分身としての役目は、何も変わらない。弱者男性族を見守り、世界監視し、導く――その役割は冷たく、孤独で、容赦なく続く。

 だが、今だけは、胸の奥に残る少女記憶を抱きしめながら、その孤独を受け入れることができる。

 空には星が瞬き、街には夜の光が灯る。すべての存在平穏を装って動いている。その光景を見下ろしながら、タケルは静かに誓う――

 この世界のすべてを見守る力を持つ者として、ノゾミのいない世界でも、彼女を忘れずに生き続けることを。

 そして彼は一度、深く息を吐く

 涙を落としながらも、孤独監視者として、世界を見守り続ける。

 教室の幻影の中に、ノゾミの笑顔はいつまでも輝き、タケルの心の中で生き続ける――切なく、儚く、しかし確かに存在している愛の記憶として。

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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2025-09-19

dorawii@執筆依頼募集中

増田よりは反応いいだろう。

知恵袋民全体がレベル低すぎて容赦なく噛みつくには後ろめたさがあるってことなのか増田民がレベル高すぎて知恵袋ではまだ通用していた人でもこき下ろすほど偏屈なのか。

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Permalink |記事への反応(1) | 18:41

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2025-09-12

anond:20250912001751

何故なら女の場合自分を「育てた」男に感謝し側を離れないが、

男の場合自分を「育てた」女を容赦なく捨てるという行動を取るからだ。

こういうのはだいたい嘘だね

 

大体女を「育てる」って何よ

それはパパと愛人だろ最初から

Permalink |記事への反応(0) | 09:27

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anond:20250912001751

そういえば呪術廻戦の恋愛的なオチって、「糖尿の妻は捨てられる」理論で概ね説明できるな。

里香は乙骨をステータスでは選んだのではなく、彼がまだ幼く気弱で背も低かった頃から、その純粋さに惹かれて求愛した。

一方真希は乙骨が特級呪術師というあの世界における最高峰肩書を有しているのを知って、彼のステータスありきで惚れた女だ。

よく婚活女性に対して「完成品を求めるな」「育てろ」と説教するのを聞くが、結婚生活継続したいならばこれは明らかに間違い。

何故なら女の場合自分を「育てた」男に感謝し側を離れないが、男の場合自分を「育てた」女を容赦なく捨てるという行動を取るからだ。

ミュージシャン作家など、男が売れない下積みの時期を支えたいわゆる「糖尿の妻」は、男が売れるようになってから捨てられる事例が枚挙にいとまがない。

聞く所に拠ると糖尿の妻が捨てられるのは、一つは女に「育てられた」男はそれが自分本来価値だと考えるようになるので売れない頃の恋人自分に相応しくないと考えるようになるから。もう一つは、売れない頃を支えてくれた女は惨めだった頃を思い出させる存在から

乙骨にとっての里香はまさにそういう存在、糖尿の妻だったんだろう。

よく幼馴染は負けヒロインと言われたりするがそれは必ずしも正しくなくて。実際には幼馴染といよりは、「支える女」が負けるのだと思う。

幼馴染であっても年月を経て再会し、男の下積み時代を支えずに完成品となった段階で近付く女は大抵が勝つ。

小沢と来栖が勝ちそうなのも、彼女等が「男を支える女」にならなかったから。

彼女達は虎杖や伏黒に惚れた時期こそ早かったけれど、惚れた男が呪術師として覚醒し、力を付けて完成品になってからアプローチした。

多分彼女達が虎杖や伏黒に惚れてすぐに告白していたら、一時は付き合えたとしても彼等が完成品となった後に出会う女に見劣りして捨てられただろう。

Permalink |記事への反応(0) | 04:41

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そういえば呪術廻戦の恋愛的なオチって、「糟糠の妻は捨てられる」理論で概ね説明できるな。

里香は乙骨をステータスでは選んだのではなく、彼がまだ幼く気弱で背も低かった頃から、その純粋さに惹かれて求愛した。

一方真希は乙骨が特級呪術師というあの世界における最高峰肩書を有しているのを知って、彼のステータスありきで惚れた女だ。

よく婚活女性に対して「完成品を求めるな」「育てろ」と説教するのを聞くが、結婚生活継続したいならばこれは明らかに間違い。

何故なら女の場合自分を「育てた」男に感謝し側を離れないが、男の場合自分を「育てた」女を容赦なく捨てるという行動を取るからだ。

ミュージシャン作家など、男が売れない下積みの時期を支えたいわゆる「糟糠の妻」は、男が売れるようになってから捨てられる事例が枚挙にいとまがない。

聞く所に拠ると糟糠の妻が捨てられるのは、一つは女に「育てられた」男はそれが自分本来価値だと考えるようになるので売れない頃の恋人自分に相応しくないと考えるようになるから。もう一つは、売れない頃を支えてくれた女は惨めだった頃を思い出させる存在から

乙骨にとっての里香はまさにそういう存在糟糠の妻だったんだろう。

よく幼馴染は負けヒロインと言われたりするがそれは必ずしも正しくなくて。実際には幼馴染といよりは、「支える女」が負けるのだと思う。

幼馴染であっても年月を経て再会し、男の下積み時代を支えずに完成品となった段階で近付く女は大抵が勝つ。

小沢と来栖が勝ちそうなのも、彼女等が「男を支える女」にならなかったから。

彼女達は虎杖や伏黒に惚れた時期こそ早かったけれど、惚れた男が呪術師として覚醒し、力を付けて完成品になってからアプローチした。

多分彼女達が虎杖や伏黒に惚れてすぐに告白していたら、一時は付き合えたとしても彼等が完成品となった後に出会う女に見劣りして捨てられただろう。

Permalink |記事への反応(7) | 00:17

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2025-09-06

anond:20250903004439

SAS教官のひとりから授かったという「ディフェンサ・ナイフ」を、彼は宝物のように抱き、短い映像に収めて私に見せてきた。

短い動画の中で彼は、その稚拙ながらも覚え込んだ技を披露してみせ、こちらに向かって「ベルくんみたいだろ」と言った。

その刃を振るう所作稚拙ではあったが、彼にとっては一つの儀式であり、そこには世代特有真剣夢想が宿っていた。

その言葉には、彼自身人生を重ねようとする無邪気さと、同時にどこか運命への挑発めいた響きがあった。

しか歴史は、その夢想を待たない。

ヘスティアナイフ」と呼び、女神加護胸の谷間象徴される豊饒を手に入れると信じたその刃は、ロシア軍の砲火の前に一片の鉄片にすぎなかった。

夢は夢のまま、戦場暴力のただ中で砕け散ったのである

彼はまた、自衛隊で鍛えた「ミニミ軽機関銃」を抱き、腹ばいになって構える姿を残している。

その姿は、自衛隊時代からの得意技の延長にすぎなかったが、本人にとっては己が未来を切り開く武器であったのだろう。

しかし、現実は彼の思い描いた冒険譚とは程遠く、待ち受けていたのは国家軍事機構が生み出す冷酷な暴力にほかならなかった。

その姿は誇らしげであったが、銃口の先にあったのは、彼が憧れたレムやウマ娘美少女たちが微笑む理想郷ではなく、なろう小説美少女でも、電光超人グリッドマンでもなく、ただ国家という巨大な装置が生む冷酷な暴力であった。

――ここに、文明の落差を見る。

西欧が二度の大戦を経てなお近代国家暴力を脱しきれぬことは、ロシアの侵攻において改めて露わになった。

一方、日本若者は、国家への不信と虚構世界への耽溺との間に漂い、その反動として「自らを物語主人公とみなす」ことで現実を切り拓こうとする。

だが歴史物語法則を受け入れない。

物語の中の英雄は、決して勝てぬ敵には出会わず甲斐性のない男であっても必ず美少女が寄り添い、死んでも蘇る。

しか戦場には「死に戻り」もなく、奪われた命はそのまま冷たい土に吸い込まれる。

鉄と火薬暴力は、一個人激情夢想を顧みることなく、無慈悲に呑み込む。

国家とはそのような暴力組織し、正当化する仕組みであった。

彼は防弾チョッキに身を包み、刃と銃を携え、「自分ゴブリンスレイヤーだ」と笑って言った。

ロシアゴブリンどもは皆殺しだ」と。

その言葉の軽やかさは同時に、彼自身激情の深さを証していた。

ウクライナ行きは、彼にとって、社会から嘲笑を跳ね返すための、そして己を英雄に仕立てるための、一世一代舞台であった。

だが現実戦争は、虚構法則を受け入れはしない。

――戦場の敵はゴブリンではない。

彼を呑み込んだのは、帝政ロシア以来の専制伝統を背負った巨大な国家機構であり、そこにこそ歴史必然があった。

近代以降の国家という存在は、個人意志物語を徹底的に無視し、ただ統計的に、数として人間を処理する。

彼はその数の一つにすぎなかったのである

結局、彼の敵は「ゴブリン」ではなく、鉄と火薬を扱う兵士であった。

国家という巨大な制度が生む暴力は、一個人夢想を顧みることなく、容赦なく押し潰していった。

振り返れば、彼の魂は烈しく、同時に滑稽ですらあった。

烈しさゆえに滑稽であり、滑稽さゆえに哀れであった。

だがその烈しさと滑稽さこそ、歴史の奔流に抗おうとする若者の証でもある。

坂本龍馬近代国家の創出に情熱を注いだ時代から百五十余年、国家はなお個人を呑み込み、浪費する構造を脱し得ていない。

人間の夢は、歴史の巨大な奔流の前では、いつもあまりに小さく、脆く、そして悲しい。

私はそのことを、ウクライナの土に消えた彼の姿を思い返すたび、痛切に噛みしめざるを得ないのである

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2025-09-04

花弁に逸れる矢-弱いオスの憎悪が強いオスではなく「女」に向かう理

高き塔を射抜くべき矢は、低く開かれた花弁に逸れていた。

天を目指すべき刃は、触れやすく、柔らかく、しかも閉ざすことを知る器へと突き刺さる。

憎悪は空の頂へ届かず、もっとも身近に光を映す鏡へと吸い寄せられるのだ。

ネットの海でも、その軌道は繰り返される。

匿名の影に身を潜めた弱いオスは、女に向けて悪罵を並べ立てる。

塔へ放たれることのない矢は、画面の中で花弁を模した対象にだけ突き刺さろうとする。

しかしその矢羽は風に散らされ、言葉の断片はただ冷ややかな沈黙に吸い込まれていく。

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群れの輪の中心では光が踊っていた。周縁に追いやられた影は幾度も形を失う。

塔の周囲には花々が群れ咲き、強き高さを取り囲むように揺れながら、

その頂をさらに遠く手の届かぬものへと飾り立てていた。

同じ場にいても、視線も笑みも、先に差し向けられるのは強い男である

会話の流れは自然に彼を中心に弧を描き、女の体温や笑い声はその輪の中へ吸い寄せられる。

弱者には、選ばれなかったことの痕跡けがかに積み重なってゆくのだった。

その繰り返しが、弱者の皮膚を幾層にも削り取り、

やがて骨にまで沁み込む敗北の冷たさとなる。

制度はその冷気を温存させる。

収入と外見を鎖のように結び、恋愛婚姻市場に変える。

文化はその鎖に飾りを施し、強き者を「理想」と呼び弱き者を「余り」と呼ぶ。

こうして敗北は一度の痛みではなく、繰り返し滴り落ちる水滴のように、

岩をも穿つ確かな運命として沈着する。

だが、塔を憎むことはできない。

見上げれば首が折れ、目を射る光に自らの小ささが浮き彫りになる。

矢を番える腕は力を失い、ただ膝を折って影に沈むしかなくなる。

からこそ、矛先は花弁へと逸れる。

星に届かぬ弓を捨て、地に咲く器に刃を当てる。

その逸れこそが、防衛物語である

「欠けているのは自分ではなく、あちらだ」と言い聞かせること、

それが唯一の盾となる。

だがその盾は薄氷にすぎない。

ひと粒の小石が水面に落ちれば波紋が走り、

守りの殻はたちまち亀裂を帯びる。

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その小石こそ、器のかたちをした存在だ。

泉であり、果実であり、やわらかに開かれた門でありながら、

映すものは慰めではなく拒絶の輪郭である

眼差しひとつ、笑みひとつが、

彼の劣等を鏡よりも鮮明に反射する。

泉は慰めを与えるように見せかけ、冷ややかに選別する。

果汁を含んだ実のようでありながら、触れた舌を容赦なく拒む。

その花弁を摘むことを許されるのは、選ばれた掌だけである

笑みは強き者に注がれ、隣の席は力ある者に譲られる。

制度はその選別を婚姻の枠組みとして制度化し、

文化は「愛される/愛されない」という言葉で装飾する。

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そして弱者は知る。

その門は受け入れる存在ではなく、選び取る存在だと。

選ばれた強者を通じて、さらに上位に立つ存在だと。

その認識は、憎悪臨界まで押し上げる。

怒りに震える頭の奥には、蜜を恍惚とすすり上げる強きオスの姿と、

満ち足りたように花弁を開く花の幻影とが、容赦なく映し出されていた。

矢は次々と放たれ、周囲へ乱れ飛ぶ。

だがそれは大地に突き刺さることもなく、

風に煽られ、折れ、砕け、宙をさまよう。

塔にも届かず、花をも傷つけることはできない。

残されたのは、光を帯びた画面に並ぶ悪罵の数々だけである

その言葉は炎を孕むように見えながら、

実際には煙のようにかすれ、指先の熱を超えることなく消えていく。

まるで彼自身存在が、

誰の肌にも触れぬまま虚空に溶けることを、

先取りしているかのように。

Permalink |記事への反応(0) | 11:13

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