Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「室内楽」を含む日記RSS

はてなキーワード:室内楽とは

次の25件>

2025-10-12

オーケストラ演奏会の早すぎるブラボー問題(フラブラ)

オーケストラアカウント「終演後の早すぎる『ブラヴォー』は、楽団にとって嬉しいものではなく、完璧な静寂の方が嬉しい」

https://togetter.com/li/2614369

SNSでこの問題に触れるオーケストラ公式も出てきて初めて知った諸氏も多かろうと思うが、これは自分の知る限り少なくとも数十年前から問題になっている話である

一旦どういう問題なのかまとめると

オーケストラ演奏会で曲が終わるか終わらないかくらいの瞬間に超でかい声で「ブラヴォー!」と絶叫する男性がいる。100%男性である。』

指揮者最後の音のためのタクトを降ったその手がまだ動いてるような瞬間、演奏最後の音が消える前に客席から男性ブラボー絶叫。台無しである日本の一部で「フライングブラボー、略してフラブラ」と呼ばれている。

海外でもよく話題に上るフラブラおじさん。世界中で長年にわたり観測されているフラブラおじさん。その生態は

・主に有名オーケストラ演奏会に出現。

テレビラジオ放送されることが決まっている、有名奏者による演奏会であればオーケストラでなくても(室内楽ピアノバイオリン等)現れる。

・番外で新人演奏登竜門の有名コンクールにも出現。バイオリンピアノといったメジャー楽器の日には現れる。オーボエ作曲部門の日にはほぼいない。

マイナー系(バッハより前の古楽現代音楽)の演奏会には皆無。

以上のことより、欧米では「俺はクラシック通でどこでこの曲が終わるか知っていて、終わった瞬間に誰よりも早くブラボーと叫べる」と自慢したいおじさん、と看破されている。しかテレビ放送がある演奏会の日には特に多く出現するので、とにかく目立ちたいだけの嫌な人なのだ

「男のせいにするな」と腹立つ人もいるだろうけど、何故かフラブラは100パー男性なんですよ。勿論客は老若男女みんな迷惑してる。演奏者も迷惑してる。それがまた爽快なんだろうと思う。

最後togetterにあったような、あまり現物たことのなさそうな人の反論について書く。

・「感極まって叫んじゃうなら仕方ないでしょ」

そういう類のものではないのは聞けばわかる。

・「海外演奏会では無い」

海外でも長年問題になっている。

・「名古屋からだろ」

世界中問題になっている。日本全国でもだ。昨年もN響東京公演で最後の音に重なるくらいのタイミングでやった奴がいて、演奏会後にXで「迷惑すぎる」「演奏会台無し」と話題になった。ちなみにその演奏会の様子はいつも通り後日ラジオテレビ放送されたが、フラブラおじさんの声は上手く消されていてそれも話題になった。



ちなみに明日10月13日午後2時よりNHK-FM日本音楽コンクールバイオリン部門の最終予選の様子が放送されるので、今年はフラブラマンが出没するか確かめられる。抜粋なので、曲の途中だけの放送になるかもしれないし、最後の方でも放送時ブラ声だけ消される可能性はあるので御留意いただきたい。

Permalink |記事への反応(0) | 10:11

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-29

anond:20250929122227

全然脇道にそれた話をしちゃうけど、歌なしで普通にクラシック室内楽を聞かせて欲しかったな

(歌のせいで紛れるかもしれないと感じさせる問題設計が、いまひとつ興を削がれると感じる)

Permalink |記事への反応(0) | 14:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-13

木琴奏者やってるけど

オーケストラ室内楽で木琴弾いてるけど、ほんとに木琴って軽く見られてることが多い

オーケストラとかで木琴のパートやってると無視するやつが多すぎる

正直、俺がいなかったら成り立たない曲だって山ほどあるのに、誰もその大事さに気づいてない

悔しい

ラヴェルの「ボレロだって

ストラヴィンスキーの「火の鳥だって

木琴がいないとただのメロディーだけの薄っぺらい曲になっちゃうんだよ

でもみんな気づいてない

木琴ってリズムを取るだけだと思ってる奴がほとんどだろうけど、正直、そう思ってるやつには本当に腹が立つ

かにリズムがメインなんだけど、メロディーだってできるし、

しろ木琴がメロディーの中に入ったときに曲のクオリティがぐっと上がるってこと、わかってないんだろうな

たとえば「ウェストサイド物語」の木琴パートもそうだけど、俺が弾いてるからこそ、あの曲に深みが出るんだよ

でも周りは俺の役割ほとんど見てない

なんでだろう、毎回これやっててイライラする

音色作りもクソ大変なんだけど、これまた全然理解されてない

マレットの種類一つで音色全然変わるし、打つ位置によっても響きが全然違うのに、

そういうこと気にしないでテキトー演奏してるやつが多すぎる

やればやるほど、木琴をちゃんと使ってるのは俺だけだって感じる

リズムを取るだけじゃなくて、音をどう作るか、どう響かせるかが大事だってのに、他の楽器の連中はそれに気づかない

多分アホなんだろうな

一番ムカつくのは、木琴が目立たないからって、みんなが無視すること

リズム取ってるときとか、他の楽器がどんどん目立ってきて、

俺はただのバックグラウンドみたいになってることが多いけど、

正直、木琴がいないと音楽の骨組みができないんだよ

なんでわかってくれないんだろう、マジでイライラする

木琴のことがわかってないから、俺がうまく演奏しても、それくらいできて当然みたいな顔される

木琴ってやることは難しいのに、全然理解されないんだよ

オーケストラの中じゃ、リズム取ってるだけだと思われがちだけど、それだけじゃないんだよ

俺がいなきゃ曲が締まらないってのに、誰も気づかない

木琴がないとダメな曲がいっぱいあるのに、あんなに地味に見られるのがムカつく

木琴の本当の価値をわかってる人って、ほとんどいない

愚痴を言っても結局は木琴を弾き続けるけど、もう少し評価されてもいいんじゃないかって思う

Permalink |記事への反応(1) | 22:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-29

anond:20240929184125

別に後ろで室内楽アンサンブルが流れているわけでもないんだからラーメンうどんをすすっても全然TPOに反しなくない?

Permalink |記事への反応(0) | 18:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-02

anond:20240102164518

なるほどなー。室内楽本来のありようを知らない、と。

ところで俺は知り合いのバンドライブに呼ばれて行くと、ドラムの音ばかりがでかくてボーカルの声がまともに聞こえないのがいつも腹立つ。ミキサーの前に座ってるやつは無能なんか?

Permalink |記事への反応(0) | 18:47

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20240102110110

いやそのエッセイ英国人女性音楽家が書いたもので、

その演奏室内楽をするに相応しい会場(貴族屋敷みたいなところ)とかでやっているもののことだ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20240102081235

会場の大きさと編成のバランスが悪いのでは。

オケが入るようなコンサートホール室内楽とかあほかと

Permalink |記事への反応(1) | 11:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-12-25

クラシック系の音楽専門学校って日本にないの?

自分の音をどう稼ぎに変えるかを専門的に教えてくれそうな学校って、ヴァイオリンとかのクラシック系の楽器向けにはなさそうなのが残念。

エレキベースドラムキーボードといったポピュラー系の楽器だと、完全プロ志向専門学校はあるっぽいんだけど。

ちなみにクラシック音楽専門学校世界最高峰ジュリアードとかコンセルヴァトワールとか、ああいうのね。

音大があるじゃないか」というけど、音大あくまでUniversityであってCollegeではないので、そんな就職予備校まがいのことを求めるのは根本的にお門違い。

実際、ほぼ全ての有名どころの音大ソリスト志向表現を高めることに特化していて、卒業した後でどう食うかは自分で考えろって立場でしょ。

同時に、卒業生全員がソリストで食えるわけじゃないというか、ほとんどがアンサンブルメンバー指導者として食いつないでいる現状があると。

このギャップにより、音大は今も昔も数年に一度レベル天才を除けば「入るまでも少なからず大変、でも出た後はもっと大変」とか「お金持ちのお嬢様の嫁入り道具にしかなってない」とか揶揄されるわけで。

もちろん同窓・同門のつながりで仕事を貰う、人脈という意味で有名な音大を出るメリットは計り知れないと思う。

でも逆に言えばそれくらいしか音楽で食っていく目的音大に行くメリットがなさそうなのがなんとも。

あとは芸大の別科か桐朋ソリストディプロマがあるくらいだけど、これはもうガチソリスト志向の中の、本当に上手い人じゃないと入れないので、それ以外の音楽お仕事対応しているとは言い難い。

まあ別に音大がUniversityであることを堅持して潰れようが知ったことではないけど、もう少しソリスト志向以外にも対応した、Collegeになるような学校があってもいいのでは?と思ってしまう。

伴奏ピアノとか、オケ室内楽とか、そういう他人との共同作業前提の団体競技ソロとは別の奥深い世界があるというか、それはそれできちんとした教育必要なわけで。

(音大の授業だけでは全く足りないレベル)

もしそういう学校ソリストの才能を見出されたとしても、卒業後に音大に中途編入する仕組みがあれば、大きな問題にはならなさそうだし。

Permalink |記事への反応(0) | 15:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-12-19

anond:20231216182609

長いこと室内楽をだらだらやりつつも、あんまり俺も詳しいわけではないので語るのもなんだし、そのうちクラオタというオタク界で最も闇の深いところに住む怖い方々から講釈頂けるだろうから控えようとは思ったが、ディヴェルティメントから伝って探しても見つからないだろうなぁと思ったので書いてみる。

モーツァルトのディヴェルティメントは間違いなく名曲だが、さすがに2千回も聴くほど好きってのは初めて聞いたのでいろんな人もいるんだなぁと思った。そこからプロファイルしてみよう。

作曲家にも努力型/天才型が居て(まぁ歴史に残る作曲家はみんな努力した天才なんだが)、ご存じの通りモーツァルト天才型ですげえざっくり神童と呼ばれた幼少期(初期)、メキメキと才能を発揮して実験的なこともした青年期(中期)(ウ○コマン期)、色々と人生の哀歓を味わった壮年期(後期)で結構作風が変わる。このディベルティメントは中期の作品。ということで

1.誰が:天才が作った若い頃の

2.どんな:軽快な長調宮廷音楽である

3.なに:多楽章形式室内楽

ってことになる。

1から入るならメンデルスゾーンが同じ属性なので近い曲が見つかると思う、バイオリンソナタはディヴェルティメントに近いが、バイオリン協奏曲も有名なので聴いてほしい。

2は古典派の音楽全部じゃねーかって気はするが、ハイドン皇帝ヒバリグリーグのホルベルグあたりは特に近いと思う

3は無限にあるけど有名どころだとチャイコフスキーの弦楽セレナーデシベリウスのカレリアとかだろうか、どれもド定番から既に聴いてるかもしれないが。

もちろんモーツァルトをひたすら聞いても人生1回分には十分なので彼の伝記(漫画でよい、もちろん吉田秀和でも良いが)を読んでこのころに書いたんかなぁ〜とか妄想しながらディベルティメント、アイネク、ピアノソナタ28とかを聞き直してくれてもいいと思う。

あと俺の最推しは「偉大な芸術家の思い出に」って曲です。これも良い曲なんや。素敵な音楽出会えることを祈る。

Permalink |記事への反応(0) | 01:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-12-18

anond:20231216182609

通りすがりクラシック音楽ファンです。思いつくままにいくつか。

(1) 書いてある嗜好を素直に解釈すると、ブコメにもあるとおり、モーツァルト室内楽協奏曲を片っ端から聴くのがよさそうです。

例えば

弦楽四重奏 第14〜19番の「ハイドン・セット」、特に副題のつく第14番「春」、第17番「狩り」、第19番「不協和音」(最初しか不協和音じゃないので安心してください

クラリネット五重奏

オーボエ四重奏

ホルン協奏曲 第1番

フルート四重奏 第1番

バイオリン協奏曲 第3〜5番

クラリネット五重奏以外は爽やか楽しい系の選曲を心がけました。まあモーツァルト長調音楽ってそんな感じですよね。私はバイオリンを弾きますが、陰キャなので、憂いを知らないかのような音楽にたまに臆してしまます

(2) 同様に編成が大きくなりすぎず、明るい…という方向性で思いつくのはハイドンです。

ハイドン長調もまた、底なしネアカで私には眩しい音楽たちです。

例えば

弦楽四重奏 第67番「ひばり」、77番「皇帝」、78番「日の出」(皇帝ドイツ国歌で有名ですね)

チェロ協奏曲 第1番

(3)時代的にはバロック古典派、ただしお好みにはベートーヴェン以降は入らなさそう…?なように思いましたがいかがでしょうか。省略しましたがヴィヴァルディなんかもキラキラしていてハマるかもしれません。

とはいえベートーヴェン以降の作曲家達も室内楽名曲は沢山あるので余裕が出てきたらぜひ。

完全に「好きなものを訊かれて早口で消化しきれない量を勧めるオタク」そのものですね、ごめんなさい。

自覚はあるがこんな機会滅多にないので…たくさん書いてしまいました…

ちなみに、名盤については完全に個人の好みになるので私から言えることはありません。というか、片っ端から聴き比べてあーだこーだ言うのが楽しいんだと思います。多分。

増田氏がよき音楽出会ますように。

Permalink |記事への反応(0) | 23:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-12-16

クラシック音楽ファンの皆さん、オススメ曲を教えてください!!

追加2

ブクマめっちゃついてます!!!

皆様あざす!紹介してくれた人、絶対、敬意を持って丁寧に聴き込みますからね。深く感謝します。

てか室内楽って言葉自体はじめて知った。

〜〜〜〜〜

追記

あざす!書いてくれたのは聞く!

しかし初めて書いたが全然ブクマつかんな!ゼロ

〜〜〜〜〜

ここ数年クラシック音楽をよく聴くのですが、体系的に聴いているわけではなく、ジャンル時代作曲家などはよくわかりません。

サブスクチャンネルから流す&たまに気になったものCDで買っているだけなので……。

でも最近サブスクから流すだけでなく、もう少し選択的に聴きたくなったので、レコードCDが擦り切れるほど聴いた皆さんの極私的名盤を教えてもらえませんか?

オールジャンルで教えてもらって良いですし、有名でなくとも良いですが、一応、「広義のクラシック音楽」って縛りだけはつけさせてください。

一応自分が好きなのと、擦り切れるほど聴いてるのも挙げます


https://www.amazon.co.jp/dp/B00005OOI0/

https://open.spotify.com/intl-ja/album/0hRBfEApvVBdmBmWwP77ge


はてな界隈ってクラシック音楽好きな方がどのぐらいいるかわかりませんが、一人でも多くの方のオススメが知りたいですね。

この投稿が一人でも多くの方の皆の目に止まると良いんですが……。

Permalink |記事への反応(19) | 18:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-09-16

ピアノ

一人で完結できる。とは言えジャンルによって合う合わないがもある。一人で弾いてダサくならないのはクラシックジャズくらいだし、全くの万能という訳ではない。ボーカル曲をピアノカバーすると同じ音を叩き続けるのがマヌケ。まあその辺は好み。本当に色々やりたかったらエレクトーンだと思う。

電子ピアノならまあ2,3万もあれば。どうせ違いは分からない。ただケチって鍵盤少ないのとか打鍵スカスカのやつにすると後になって物足りなくなる。

ヘッドホン挿せばいつでも弾き放題、と思いきや振動が直で床に行くのでその辺は意外と気を遣う。

アップライトなら多分それなり。数十万くらい?グランドピアノはスペース的にも金額的にも富豪しか買えない。あれ引っ越す時どうすんだろ。

トランペット

始めればハイノートを聴いて快感を覚えるようになる。

当然単音しか出ないので、一人でやってるとたまに虚しい。ほとんど合奏前提だと思う。ジャンル管楽器の中でトップクラスに多い。オケ室内楽ジャズアンサンブルビッグバンド吹奏楽ブラスバンド。居場所はどこにでもある。

ビッグバンドブラスバンドなら華があるけど、1st取れないとちょっと退屈かもしれない。でもビッグバンドって2ndがソロやるんだっけ。

吹奏楽でも目立つけど、そもそもジャンル編曲ばっかりでおれはダサいと思ってる。

オケとかは意外と地味。というか暇そう。

肺活量はあん関係ない気がする。そもそも管楽器で肺活量要るのって息ダダ漏れフルートくらいだと思う。腹式呼吸がどうのとかよく言われるけど、おれは未だに理解してない。横隔膜がどこにあるのかも分かってない。

生で吹ける場所はないけど、電子ミュート着けられるからそこは便利。

ヤマハの一番安いので確か8万くらいだっけ。中古なら5万くらい?今はもうちょっと値上げしてるかもしれない。トランペット界の高級メーカーハイエンドモデルでも100万そこらだったと思う。値段のレンジは割と狭い気がする。

Amazonとかのクソ安いやつは音の出る模型とか言われてる。言い過ぎな気もするし、強ち間違ってもいない気がする。

楽器としての最低限の要求ギリギリ満たしてるか満たしてないか微妙な所で、でもトランペットを握りしめて音を出す喜びを一刻も早く味わいたい別に買えばいいと思う。


クラリネット

一人で吹いてる時の虚しさがトランペットより強い気がする。

ジャンルトランペットに比べるとやや限定的木管の中では割と広い方かもしれない。

吹奏楽で弦の代わりをやらされてる印象が強い。エリックドルフィーバスクラリネットはかっこいい。そもそもバスクラリネットが形からしてかっこいい。

金管は音を鳴らすのが、木管は指使いが難しい。みたいな印象があるかもしれないけど、言うほど運指は難解でもない気がする。木管だって音出すだけなら強めに咥えればいいけど、良い音を出すのは難しいし。

音は金管に比べれば控え目だけど、ミュートを使えなち分むしろこっちの方が厄介な気がする。車で吹くかカラオケ行くかになると思う。

リード中高生には高すぎるけど、大人ならまあ別に……って感じ。プラリードとかあるし。

これもトランペットと似たような価格帯だと思う。1020万を軸に割と狭く固まってる印象。グラナディラかプラかの違いは音聴いても大抵の人が分からないと思う。分かったとして、こだわりたいほどの差かどうかも分からんし。まあ気分の問題だと思う。

これもAmazonで1万ちょいのが売ってて、トランペットとほぼ同じことを思う。ただクラリネットの方が気持ちオモチャ度は高い気がする。

ギター

一人でやっててもそれなりに楽しい友達がいないのでバンドをやる楽しさは知らない。きっと楽しいに違いない。

一人でやる分にはYoutubeで好きな曲のタブ譜調べて弾いたり、Uフレットでコード見てヘタクソな歌声弾き語りしてると楽しい。大体そういう楽しみ方になるのではないか。少し知識をつけて手癖で適当にジャカジャカ鳴らしても気持ち良い。

まあやった事ないから何とも言えんけど、やはりバンドで弾いてナンボではないかジャズギターなんかもある。

ガットギターならメロディから伴奏まで一人で完結出来るらしい。でもジャキジャキのロックをやるにはエレキしかない。

そうなるとバッキングメロディラインを同時にはやれない。ルーパー繋いで自分セッションすればそれなりに楽しめるけど。ぼっちざろっくだ。

メロディは基本単音弾きで、一人でやってると少し寂しい。一応オクターブ奏法とかもあるけど。

管楽器なら上手かろうが下手だろうが単音しか出せない。出来栄えは違っても上手い人とやってる事は同じだ。対してギターだと、上手い人は一人でなんだか重厚な音を出している。出来栄え差し置いて真似しようにも、真似すら覚束ない。譜面通りにフレットを抑えられなかったりどう足掻いてもミュートが上手く出来なかったりする。そのフラストレーションデカい。

かえるのうたを単音で弾いても全く楽しくない。それでも地道に練習して、スタジオでも行ってフルテンでかき鳴らせばヘタクソでも気持ち良い。あの快感は何物にも代え難い。

音作りもエレキギター醍醐味だ。練習もしない機材厨になる恐怖を抱えつつマルチを買って、色々試してる時はギター始めてから随一の楽しさだった。

ヘッドホン繋げば家でも弾けるし、生音も電子ピアノ振動よりはマシなのではなかろうか。

3万も出せばヤマハエントリークラスが買える。5万からだ、いや10万だという人もいるけど、どうせ違いなんて分かりゃしないと思う。

1万とかの安物も、管楽器よりオモチャ度合いは低い気がする。他の楽器より手頃な部類だと思う。弦もせいぜい数千円だし、しょっちゅう張り替える訳でもない。まあ周りの機材含めてこだわり始めたら底なしだし、ビンテージ的なのとかはまた話が違うけど。

ギターは他の楽器に比べて多少の音楽理論的な知識必須になってくる気がする。即興演奏やってナンボだと思うんで。

Permalink |記事への反応(0) | 22:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-08-12

軽やかで柔らかいクラシック教えてほしい

追記

ブコメ、千回聞こうが自分の中では初心者。結局CD4枚しか持ってないし、クラシックって演奏者と指揮者が違って、これ!という演奏になかなか出会えない。

てかクラシック聴いてないのか。聴いてると思ったんだが。なんか教えてくれ。伸びる増田と伸びない益田の差が激しい。

クラシック初心者のまま中年差し掛かった者ですが、重厚すぎてガンガン来るクラシックは苦手なんだけど、

高校ときたまたま出会った、軽やかで柔らかい数枚のクラシック音楽のCDが好きで好きで、千回ぐらいは聴いている。

けどさすがにもう少し対象を広げたくなったので、そのCDを挙げるから、そこからオススメを教えてほしい。

ここで「軽やかで柔らかい」ってのは、専門知識が無いので完全なイメージなんだけど、

休日の午前中にリラックスしたいときに聴いたら心と体がほぐれる感じ

・品の良いパーティーや気の置けない仲間たちと喋ってるときに話を邪魔しない感じ

いわゆるヒーリングミュージックというのでもなくて、寝ながら聴いてますよりは、ちょっと椅子に深く腰掛けて聴きたい感じ。

説明が難しいけど、CD説明文とかを見る限り、ただ癒やされるだけでなく、一定の華麗さ・典雅さが欲しいのかも。

素人でもどこにフォーカスして聴けば良いかわかりやすいからどちらかと言えば交響曲よりは協奏曲の方が好き。

あとや室内楽クラシックギターやバイオリン独奏とかでも好きみたいです。


百聞は一見に如かずで、自分が千回以上聴いてるのはこれ:


モーツァルト:ディヴェルティメント集(トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団

https://www.amazon.co.jp/dp/B00005OOI0/

https://www.youtube.com/watch?v=MeQeHNFdvLo

これでクラシックの魅力を知った。ディヴェルティメントというのは他にも何枚も聴いたけど、結局これより好きなものはなかった。

疲れているときでも聴けて、クラシック解像度の低い自分のような人間でも、千回以上は聴いてるけど飽きることなく、

「ここの旋律美しいなー」とか「ここ息が合っててプロって凄いなー」とか「上品規律って最高だな」とか毎回のように思える。

それになんか元気になるっていうか。聴いたあと、さて誰かと軽く喋りたいなとか、○○は元気かなとか、美味しいランチを軽く食べるかってなる。

一度で良いから生で聴いてみたかった。


バッハ:ブランデンブルク協奏曲

https://www.amazon.co.jp/dp/B002SDO1AM/

これもモーツァルトのディヴェルティメントほどじゃないけど千回ぐらい聴いてるかも。演奏自体も柔らかい感じがする。

その意味では、曲だけでなく、室内楽だと演奏者、交響曲協奏曲だと楽団指揮者も知りたいかなー。

他にも2枚かあるけど、とりあえずこの2枚で・・・

ぜひオススメクラシック音楽を教えてほしい。

Permalink |記事への反応(0) | 08:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-02-18

音楽の編成について

クラシックジャズに興味がないという人も少なくはないでしょう。かなり初歩的な内容になりますが、編成について少しだけでも知れば解像度が上がるかもしれません。音楽調和芸術ですが、個々の音に分解して耳を傾けてみるのも楽しいのではないかと思います

オーケストラ

バッハベートーヴェンなど、いわゆるクラシック音楽などの編成。映画音楽もこれが多いですね。弦、金管木管打楽器が編成の基本。

弦は小さい方からバイオリンヴィオラチェロコントラバス

金管トランペットトロンボーンホルンチューバ

木管フルートオーボエクラリネットファゴット

打楽器は……まあ、色々です。スネアティンパニシロフォン(木琴1)、マリンバ(木琴2)、グロッケン(鉄琴1)、ビブラフォン(鉄琴2)、…etc

ここぞという時に使う持ち替えの楽器というものもありますフルートの人がピッコロトランペットの人がピッコロトランペットオーボエの人がイングリッシュホルン、他にも色々。

小さい楽器ほど高い音が鳴り主旋律担当し、大きくなるほど低い音になりリズム隊担当になります中間楽器はそれぞれの橋渡しと言った所でしょう。

弦楽器和音も出せますが、基本的オーケストラで使う楽器は単音しか出せません。調和音楽たる所以でしょう。

楽曲によってはハープピアノ、その他おもしろ楽器打楽器による担当が多い気がする)が入ったりもします。サックスは基本入らないのですが、新しめの曲だと使われる事もあります

楽器ごとに1st、2st、3rd(、4th…)と担当が分かれます部活などでは、基本上の学年(か実力者)ほど若い数字パート担当ソロは基本1st、曲により2ndが担当

数字若いほど高い音を担当し、パート全体で和音構成します。

ソロパートなど目立てる箇所もありますが、個は埋もれがちかもしれませんね。指揮者に束ねられ、各々が細かく決められた役割のもと調和を目指す編成なのでしょう。

余談ですが、指揮者ってただ棒を振り回しているだけではなくて、コンサート本番に向けて楽団練習を仕上げる監督役割も大きいんですよ。

室内楽

クラシック」で一括りにされがちですが、オーケストラ以外にも少人数の編成がありますオーケストラ大衆向けの音楽だとしたら、室内楽音楽貴族のものだった頃の編成と言えるでしょう。音楽家に演奏させたり、自分らで演奏したり。バッハモーツァルトが得意とする所ですね。

二人ならデュオ、三人ならトリオ、四人ならカルテット、五人ならクインテット……

ゆうがたクインテットクインテットはこれですね。

弦楽三重奏ピアノ四重奏金管五重奏……

編成は色々です。

弦楽四重奏パッヘルベルカノンなんかは極めて有名ですね。エヴァの旧劇場版エンディングで流れた時、感動しました。木管五重奏では、なぜか金管ホルンが入ったりもます

少人数で個が立つ編成の分、ジャズにも近い側面があるかもしれませんね。

ジャズ

現代ポップスロックの原点である、偉大なブラックミュージック

ルーツについては色々言われているようです。その一つに、スコット・ジョプリン代表されるラグタイムというピアノの曲のジャンルがあります。彼の"The Entertainer"は誰しも一度は聴いたことがあるでしょう。"Bethena"もベンジャミンバトン重要テーマ曲になっていました。

彼の曲を「クラシック」ではなく「ラグタイム」と言えると、ちょっとかっこいいかもしれませんね。

さて、ジャズの編成について。

トリオカルテットなど、少人数でのセッションビッグバンドに大別されます

ドラムスウッドベースオーケストラで使うコントラバスと同じものです。弓は使わずピッチカートだけで弾く場合が多いですね)、エレキベースなどのリズム楽器トランペットトロンボーンアルトサックステナーサックスなどのメロディー楽器。あるいはボーカルも。ピアノエレキギターは万能です。

それぞれから一つずつ以上選ぶのが基本です。ベーシックな編成としては、ドラムスベースピアノ/管楽器/ボーカルトリオでしょうか。

しかジャズ自由音楽です。リズム隊ベースドラムにもよくソロが与えられますし、何ならメロディを丸ごと担当する事だってあります

変わり種でフルートバスクラリネットという楽器なんかも使われたりします。

大きなクラリネットサックスみたいなウツボカズラがついててかっこいいんですよこの楽器ジャズの奏者ではエリック・ドルフィーが有名です。

色々な編成を聴いてジャズという音楽の懐の深さを感じるのもまた一興でしょう。

そして、ビッグバンドについて。ビッグバンドといえばグレン・ミラーyoutubeで色々聴けると思います。どれか一つくらいは耳に覚えがあるでしょう。『茶色の小瓶』や『アメリカンパトロール』なんかが特に有名ですね。

編成としては、ブラスバンドに近いかもしれません。金管トランペットトロンボーン木管クラリネットバリトンアルトサックスリズム隊ピアノベースドラムスオーケストラ同様に、1st、2ndが割り振られます

少人数でのセッションライブ感に対して、比較的まとまりのあるサウンドと言いましょうか。予定調和的ではあるかもしれませんが、足並み揃った音の厚みや迫力はまた魅力的なものです。

偏見ですが、中高の吹奏楽部員上がりはビッグバンドオーケストラに入りがちな気がします。

ジャズの魅力の一つに、キンキンと鳴り響く金管ハイトーンがあります。メイナードファーガソンや、エリック宮城なんかが有名どころでしょうか。「すごい!かっこいいなあ…」となるものですが、こればっかりは実際に自分楽器をやってみないと凄さが中々分からないものでしょう。

余談ですが、ビッグバンドトランペットは2ndがソロを吹く事も少なくありません。1stもハイノートで疲れているんでしょうかね。

ジャズにはフュージョンというジャンルもあり、T-SQUAREウェザー・リポートなどが代表的でしょうか。今はあまり流行りではありませんでしたが、EWIリリコンという電子管楽器が使われていました。ジャズスノッブで肩肘張った音楽ジャンルに思われるかもしれませんが、案外ミーハーな所もあるかもしれませんよ。

吹奏楽

日本部活ではこれ。たまに間違えられますが、「ブラスバンド」はサックス+金管楽器(+パーカッション)の編成なので、実は異なるものです。サックス金管楽器なんじゃないか?と思われるかもしれませんが、楽器の素材ではなく音の出し方による分類のため、木管楽器になります

ブラスバンドにはスーザフォンコルネット(ほぼトランペットです)、バリトンアルトホルンなどマイナー楽器が使われたりもます

さて、本題の吹奏楽

基本的にはオーケストラから弦楽器が丸ごと抜け落ち、管楽器ユーフォニアムサックスが入ります。「吹奏」楽たる所以ですね。

管弦楽曲吹奏楽編曲では、弦楽器が担っていた主旋律クラリネットが代わりに担当している印象がありますしかし、弦と管ではやはり表現が異なります特にピッチカートという弦を弾く演奏法は、管楽器いくらスタッカートを強調した所で別なものです。にもかかわらず、指揮者に「ピッチカートっぽく弾いて」なんて無茶振りをされる光景はままあるような気がします。

中高生部活弦楽器を扱うのが難しい(幼い頃からやっていないと人前で演奏するレベルになるのは難しいという風潮?傾向?があります)という事情のもと、部活では管弦楽ではなく吹奏楽が多く採用されているのではないかと思います

しかし、吹奏楽独自の編成を活かした曲があまり書かれておらず、オーケストラジャズポップス吹奏楽編曲が多く演奏されがちな気がします。それって別に吹奏楽編成でやる必要なくない?となってしまうので、吹奏楽らしさを活かした快活で明るいサウンドにしようとの苦心が見られますが、どうにもダサい方に転んでしまう印象を受けます

悪口のようになってしまいましたが、吹奏楽にも独自の良さはあるはずです。コンクールでもよく使われる曲を作っている樽屋雅徳という方は、吹奏楽編成のための曲を書いているので、興味があればぜひ。

Permalink |記事への反応(0) | 22:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-07-12

「もし二十年後に君の演奏を聴いたとしても、私はそれが君の演奏だと思い出せるだろう」


     ◇


 2019年5月モントリオール国際音楽コンクール主催するジュニア音楽家のためのコンサートが開かれた。

 その参加者の中に、一人の日本人少女の姿があった。

 名前村田夏帆、当時11である。小柄ながら卓越したヴァイオリンテクニックを有する彼女は、このコンサートでの演奏曲目をヴィヴァルディの『冬』としていた。コンサートの当日、疾走感と柔らかさを交互にもたらす複雑なメロディーは三楽章渡り、十分余り続いた。演奏が終わった時、彼女は微笑んでいた。

 熟練した室内楽オーケストラとの共演は、完全に成功を収めたのである

 演奏が終わると、司会者が壇上にやって来て、フランス語にて彼女演奏を讃えた。司会者を前に、恐らく村田夏帆フランス語を解してはいない様子ではあったが、真摯な表情で司会者言葉に向き合っていた。

 演奏を無事に終えた安心感と、そして異国の言葉で賛辞を向けられる緊張感。その二つをない交ぜに、彼女は生真面目な表情で司会者言葉に耳を傾けていた。

 そんな時である


ピエールアモイヤルがいらっしゃっています

 と司会者が口にしたのである

 オーケストラの面々の表情が瞬時にして緊張感を帯びた。


 ピエールアモイヤルは、フランスヴァイオリン界における重鎮中の重鎮である

 伝説的なヴァイオリニストの一人と言っても良い。かの魔術的なヴァイオリニストであるハイフェッツが寵愛した唯一にして最高の弟子であった。

 壇上にいた何人もの音楽家たちが慌てて居ずまいを正し、貴賓席でゆっくりと立ち上がる初老男性に向けて視線を注ぐ。「本当にアモイヤルが来ているのか?」と言わんばかりに、椅子腰かけていた数人の音楽家が僅かに腰を上げて、会場の奥へと探るような眼差しを向けた。

 ただ一人、村田夏帆けがその緊張感を共有していなかった。彼女にとって、アモイヤルは音楽界の重鎮ではなく、単にチャーミングな笑みを浮かべた初老男性の一人である。とは言え、彼女は著名な音楽家の一人からコメントを受けるとあって、程よい緊張感を含んだ表情で男性へと視線を向けた。アモイヤルは微笑んでいた。

 アモイヤルはまず、オーケストラと小さなヴァイオリニストの素晴らしい演奏を讃えた。その後、彼はゆっくりとした英語少女に向かってメッセージを紡ぎ始めた。

今日初めて君の演奏を聴いた」

 とアモイヤルは言うと、続けた。


「もし20年経って君の演奏を聴いたとしても、あの時聴いた音だとすぐに思い出せるだろう。

 それがもっとも素晴らしい徴(しるしなのだ

 過去巨匠であるハイフェッツオイストラフミルシュタインがそうだった。そのくらいあなたの『声』はとてもユニークだ」


 会場から拍手と共に微笑が漏れた。それはアモイヤルの英語がお世辞にも上手ではなかったからかもしれない。あるいは、その賛辞が、コンクールで優秀な成績を収め続けているとは言え弱冠11歳の少女に述べるには、あまりに本格的に過ぎたからかもしれない。

 いずれにせよ、村田夏帆通訳女性の声を通し、アモイヤルの賛辞を聞き届けると、微笑みを浮かべた。

 そんなこんなで、モントリオールにて開かれたジュニア演奏家のためのコンサート成功裏にて幕を閉じ、彼女日本への帰国の途に就くこととなった。彼女は、学業の傍らヴァイオリン演奏し続ける忙しい日々へと舞い戻っていくことになる。彼女ヴァイオリニストとしての物語は、2022年の現在に至ってもまだ続いている。


     ◇


 客観的に言えば、この時の村田夏帆演奏には些かの粗もあったと言えよう。

 そのような感想を抱く音楽愛好家は決して少なくはないだろう。才能があるヴァイオリニストであるとは言え、やはり彼女11歳の女の子なのであり、十分なキャリアを積んで技量に磨きを掛けてきたベテランヴァイオリニストに比べれば、見劣りする部分は(多くはないにせよ)存在する。

 しかし、それと同時にアモイヤルの言葉は間違っていなかった。

 彼女演奏は、過去偉人たちと同様、独特の『声』を持っている。そのことも同時に明らかなのだ

 弦に当てる弓を僅かに傾け、切ないまでの叫びを上げるヴァイオリン

 その響きには、明らかに音楽に対する愛と、そして、時代を超えて人の耳を捉え、心の奥底に触れる繊細なタッチが同居している。その音を聴くことができる喜びは、時代を超え、人の心を超えていく。我々はそんな彼女の『声』を耳にできることをきっと喜ぶべきなのだろう。


https://www.youtube.com/watch?v=lxTc7kLBbo4

Permalink |記事への反応(1) | 01:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2022-01-09

anond:20220109163108

ひとり思い出した! アーン。あの RuleBritannia の作曲家フルネームトマスオーガスティン・アーン(Thomas Augustine Arne)

僕は彼のトリオソナタ結構好きでCDのセットを持ってますヘンデルトリオソナタ共通する落ち着いた趣を感じます。あの時代イギリス室内楽の傾向なのかな。

Permalink |記事への反応(0) | 17:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-02-10

クラシックガイド増田) を見やすくしたよ。

 anond:20210210062305 (クラシックガイド) を見やすくしたよ。

 はてな記法で、分類表示した。テキストは変えていません。

 

   §1600年代前半

イタリア

ドイツ

 

   §1600年代後半

イタリア

おフランス

ドイツ

イギリス

 

   §1700年代前半

イタリア

フランス

ドイツ

イギリス

以上1600~1750年が「バロック音楽」の時代

 

   §1700年代後半

古典派音楽」の時代

イタリア

フランス

  • ゴセック  (日本では「ガヴォット」だけが有名)

ドイツ

オーストリア

 

   §1800年代前半  (晩期古典から初期ロマン派

イタリア

オーストリア

ドイツ

 

   §1800年代中盤  (盛期ロマン派

ドイツ

イタリア

フランス

ポーランドフランス

ハンガリー

ロシア

 

   §1800年代後半

イタリア

オーストリア

ドイツ

フランス

チェコ

ロシア

北欧

 

   §1800年代終盤から1900年代初頭  (後期ロマン派印象派音楽

イタリア

オーストリア

ドイツ

フランス

チェコ

ポーランド

ロシア

イギリス

北欧

 

   §1900年代中盤以降  (第一次大戦終了によってロマン主義印象主義が古くなった時代に真価を発揮した作曲家たち)

ドイツ

オーストリア

フランス

いわゆる「6人組」の時代現在でも有名なのは

現代音楽私的により重要なのは

ハンガリー

チェコ

イギリス

ソ連

Permalink |記事への反応(5) | 14:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

間違いだらけのクラシック音楽史の表を修正してみた

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1664833

↑このブコメ賞賛されている表がかなりデタラメなので修正してみた。

とりあえず同じように1600年代から始めます。「オケゲムマショーパレストリーナジョスカン・デ・プレがないぞ」とかい意見もあるようですが、それはもっと以前だから書いていないだけです。

作曲家の「生まれた年」ではなく「主に活躍した時代」で書きます。これに文句を言っている方もおられるようですが、何故かと言うと例えば生まれは1600年代終盤だけれど音楽家として活躍し世に認められたのは1700年代になってから、といったような例があるからです。

「あれは記憶だけで描いてるから素晴らしい」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、これも資料などは参照せず、ほぼ脳内情報だけで書いております

1600年代前半

イタリア

モンテヴェルディ(みんな知ってる「私を死なせて」)、カッチーニ(「アヴェ・マリア」が有名だが実はソ連音楽学者ヴァヴィロフの贋作。真作で有名なのはアマリッリ」)

ドイツ

シュッツ(「ドイツ音楽の父」として有名)、シャインシャイト(以上3名は「ドイツ三大S」として有名)

1600年代後半

イタリア

コレッリ(「ラ・フォリア」が有名)

おフランス

リュリバロックフランスオペラ第一人者

ドイツ

パッヘルバル(「カノン」だけが有名)

イギリス

パーセルオペラ「ディドーとエネアス」が有名)

1700年代前半

イタリア

ヴィヴァルディ(「四季」の人)、アルビノーニ(「アルビノーニアダージョ」が有名だが贋作。真作で一般に有名な曲は無い)、ペルゴレージ(「スターバト・マーテル」が有名)

フランス

クープランチェンバロ曲で有名)、ラモー音楽理論とオペラ

ドイツ

バッハ名曲多数)、ヘンデル日本では「音楽の母」などと呼ばれたが女性ではない。「メサイア」「オンブラ・マイ・フ」「水上の音楽」など)、テレマン(「食卓音楽」で有名)

イギリス

ヘンデル帰化

以上1600~1750年が「バロック音楽」の時代欧州における「絶対王政」の時代とほぼ重なるという見解があります

1700年代後半

古典派音楽」の時代啓蒙思想によって理性が重視され、それが音楽に影響を及ぼした時代です。

イタリア

チマローザオペラ秘密結婚」)、パイジェッロ(「うつろな心」)、ボッケリーニ(「女ハイドン」の異名を持つが男性)、サリエリオペラ巨匠

フランス

ゴセック(日本では「ガヴォット」だけが有名)

ドイツ

グルックオペラオルフェオとエウリディーチェ」)

オーストリア

モーツァルトハイドン兄弟

1800年代序盤(晩期古典から初期ロマン派

音楽における「ロマン主義」は文学絵画よりも遅れて1800年代になってから現れます。この時期は古典派音楽からロマン派音楽への過渡期です。

イタリア

ロッシーニオペラウィリアム・テル」「セビリアの理髪師」など)、ベッリーニオペラノルマ」など)、ドニゼッティオペラ愛の妙薬」など)

ドイツ

ベートーヴェンヴェーバーオペラ魔弾の射手」など)

オーストリア

シューベルト未完成交響曲 D 579、歌曲集「冬の旅」など)

1800年代中盤(盛期ロマン派

音楽におけるロマン主義成熟し花開いた時代

ドイツ

メンデルスゾーンシューマン世代的にはワーグナーもここに入る(この時期はオペラ「リエンツィ」「タンホイザー」「ローエングリン」など)

イタリア

ヴェルディ前期(オペラマクベス」「リゴレット」)

フランス

ベルリオーズ幻想交響曲

ポーランドフランス

ショパン

ハンガリー

リスト(本人はハンガリー人を自認したが実際はドイツオーストリア人で本来ハンガリー民族要素は無いのでドイツオーストリア音楽として捉えるのが正しい)

ロシア

グリンカオペラルスランとリュドミラ」)、ダルゴムイシスキーオペラ「石の客」)

1800年代後半

1848年革命の失敗により、ヨーロッパ音楽雰囲気も暗くなって参ります

イタリア

ヴェルディ後期(オペラ椿姫」「アイーダ」「オテロ」「ファルスタッフ」など)

オーストリア

ブルックナー交響曲では4番と7番、8番が有名だが初心者に聞きやすいのはむしろ1番と6番だと思う)

ドイツ

ブラームスブルッフヴァイオリン協奏曲第1番が有名)、ワーグナー後期(楽劇トリスタンとイゾルデ」「ニーベルングの指環」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」)

フランス

オッフェンバックオペレッタ天国と地獄」など。実はドイツ人)、グノー(オペラファウスト」)マスネ(オペラタイス」など。「タイス瞑想曲」)、サン=サーンス長生きしたので今年没後100年)、フランクバッハ対位法ベートーヴェンの劇的構成ワーグナー和声を融合した究極の交響曲作曲したが実はベルギー人)、フォーレ(「レクイエム」「幻想水平線」)

チェコ

スメタナ連作交響詩「我が祖国」その中の一曲が「モルダウ」)、ドヴォジャーク(「新世界交響曲」e-mollop.95 など)

ロシア

ボロディンオペライーゴリ公」、交響詩中央アジアの草原にて」、交響曲第2番など)、バラキレフ東洋幻想曲「イスラメイ」)、ムソルグスキーオペラボリス・ゴドノフ」、ピアノ組曲展覧会の絵」)、リムスキー=コルサコフ(交響組曲「シェヘラザード」など)、チーコフスキーバレエ白鳥の湖」、交響曲第6番「悲愴」など)

北欧

グリーグピアノ協奏曲、劇判音楽ペール・ギュント」、ピアノ曲「抒情小品集」、歌曲最後の春」など)

1800年代終盤から1900年代初頭(後期ロマン派印象派音楽

イタリア

プッチーニオペラトスカ(星は光りぬ)」「蝶々夫人(ある晴れた日に)」「トゥーランドット(誰も寝てはいかん)」など)、マスカーニ(オペラカヴァレリア・ルスティカーナ」映画ゴッドファーザー PART III」のあれ)、レスピーギ交響詩ローマの松」などローマ三部作

オーストリア

マーラー11曲の交響曲歌曲)、ヴォルフドイツ歌曲の頂点として非常に有名)

ドイツ

リヒャルト・シュトラウス交響詩ツァラトストラはかく語りき」〈映画2001年宇宙の旅」のあれ〉オペラサロメ」〈裸踊りで有名〉「薔薇の騎士」〈少女漫画オペラ〉)、レーガー(変奏曲と室内楽の達人。歌曲も秀逸)

フランス

ダンディ(「フランス山人の歌による交響曲」は初音ミクが歌った冨田勲の「イーハトーヴ交響曲」の元ネタ)、ショーソン(「詩曲」、フランクの影響を受けた1曲だけの交響曲など)、ドビュッシーオペラペレアスとメリザンド」、交響詩「海」など)、ラヴェルバレエ音楽「ダフニスクロエ」、ピアノ協奏曲ト長調など)

チェコ

フェルステル、ヤナーチェクオペラ利口な女狐の物語」、村上春樹のせいで何故か有名になった「シンフォニエッタ」)、スーク(アスラエル交響曲などが有名)

ポーランド

シマノフスキ(「スターバト・マーテル」など)

ロシア

グラズノフロシア浪漫交響曲集大成した作曲家として有名)、ラフマニノフ無伴奏合唱曲「晩祷」で非常に有名)、スクリャービン神智学に陶酔した交響曲第4番「エクスタシー」と、「神秘和音」を駆使した妄想ピアノソナタで非常に有名)

イギリス

エルガー(「威風堂々」が有名だが真の傑作は交響曲第2番)、ディーリアス(「春始めての郭公を聴いて」は英語圏では誰もが知る名曲)、ヴォーン・ウィリアムズ(「田園交響曲(3番)」と「南極交響曲(7番)」が有名だが5番も捨て難い)

北欧

シベリウスニールセン交響曲第4番「不滅」が有名)

1900年代中盤以降(第一次大戦終了によってロマン主義印象主義が古くなった時代に真価を発揮した作曲家たち)

ドイツ

ヒンデミットオペラ画家マティス」と、その音楽をまとめた交響曲が有名)

オーストリア

シェーンベルク(無調音楽12音楽創始者。彼が最初12音楽による楽曲を完成したのが1921年なので今年はシェーンベルク12音楽100周年。まず聴くばきは「ピアノ協奏曲」「ヴァイオリン協奏曲」「弦楽四重奏曲第3番、第4番」)、ベルク(無調音楽12音楽調性音楽的要素を取り入れて聴きやすくした人。オペラヴォツェック」「ルル」、器楽曲では「ヴァイオリン協奏曲」が有名)、ヴェーベルン12音楽の究極として有名)。以上の3人は「シン・ヴィーン楽派」として20世紀音楽を語る上で非常に重要です。

フランス

いわゆる「6人組」の時代現在でも有名なのはプーランクミヨーオネゲル交響曲第2番と第3番はカラヤン盤もあるので聴いて下さい。このほかオラトリオ火刑台上のジャンヌ・ダルク」も泣けます。実はスイス人)。現代音楽史的により重要なのはメシアン(「トゥーランガリラ交響曲」「世の終わりのための四重奏曲」「彼方の閃光オペラアッシジの聖フランチェスコ」などが非常に有名)。

ハンガリー

バルトーク、コダーイ

チェコ

マルチヌーなど

イギリス

ブリテン(とりあえず「戦争レクイエム」は聴いておくべき)

ソ連

プロコフィエフ大人は「ピーターと狼」みたいなガキ向けの曲は聴かず「交響曲第2番」の暴力的激しさにヒャッハーしましょう)、ハチャトリアン(「剣の舞」とかいう曲は子供の頃運動会で聴いたでしょうから、そんなものより「交響曲第2番」でファシストとの激しい戦いを体感しましょう)、ショスタコーヴィチ世間一般では交響曲第5番が知られていますが、高く評価されているのは4番、8番、10番、14番など偶数番号の交響曲です。真髄はオペラ弦楽四重奏曲です)

20世紀後半以降は省略。

Permalink |記事への反応(32) | 06:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2021-01-24

コロナ音楽

彼に会ったのは、人手が足りないからと友人に駆り出された室内楽イベントだった。

私は普段アマチュアオーケストラの片隅でビオラを弾いているが、コロナ禍でオーケストラ練習は軒並み中止に追い込まれている。

N響による検証では、管楽器でも一定距離以上の飛沫が飛ばないことは分かったが、練習会場が閉鎖されがちなのでどちらにせよ練習できない。)

そんな中、友人が所属するオーケストラでは、弦楽四重奏五重奏の数曲を演奏する催しをするという。

予定曲に対して参加希望者が微妙に足りないということで、私にお声がかかった。昨年9月頃の話だ。

初回練習日に会場につくと、私と一緒の組で演奏するメンバーを友人が紹介してくれた。

チェロ奏者は、理系研究職に就いているという彼であった。

巷のステレオタイプ研究職のイメージよろしく眼鏡をかけており、外見にあまり気を遣っていないようだった。

リハーサルが進むごとに、心の機微をよく理解し、優しいことが分かった。そして音は自然で伸びやか。タイプだ。

ただ、こちらも三十余年を生きており、人並みの自制心は持っている。

数回のリハーサルを経て、本番を迎えた。

ベートーヴェン激情のなかを私たちは進む。

目を合わせる。息を一緒に吸い、一緒に音を出す。彼が問いかける。私は答える。音楽が少し走り出す。私たちは目くばせをして合わせる。

音楽の根幹が「空間を共有し、呼吸を合わせる」ことにあると再確認する。

コロナ禍で半年以上コミュニケーション自体が激減していたところ、彼との無言の会話は劇薬だった。

本番が終わった後、ご飯に行けるはずもなく、話しながら一緒に帰った。遅くなりがちなところ上手くいってよかったです。でも最後ちょっとばらけちゃいましたね。

話している最中、目を逸らさずに見てくるので動揺した。反則なのでやめないか。瞬間、私は演奏中の光景を思い出して赤面する。

そんなこんなで私はあっさりノックアウトされた。

それから特に用事もないまま時間けが過ぎていく。コロナ前ならご飯に誘ったんだろうがこのご時世だ。

音楽に関しても練習ゼロ生活に元通り。

友人に探りを入れたが、二年ほど前に「今は仕事正念場なので恋愛とか結婚とかは考えられない」と言っているのを聞いたという。

かく言う私も、このまま仕事がうまくいけば、半年後に今の居住地を離れる。こんな宙ぶらりんな状態でどうこうするのは申し訳ない。

第一必死仕事をしている人に「私のためにあなた時間をください」と伝える勇気は今の自分にはない。

研究職が今が正念場なのも本当で、考えれば考えるほど、今はそっとするべきという結論になる。私の勝手邪魔をしてしまうのも悪いしな。

友人の団体には、演奏会の助っ人枠にいつでも呼んでくれと伝えてはあるものの、冬に続き、夏の演奏会も無くなる公算が高そうだ。

というわけで、残念だけど、どうしようもない。

9月のあの一日は白昼夢だったのではないかとすら思える。

とりあえず、はよコロナ収まってくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 17:35

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2019-12-31

聞くだけならポップスと比べて敷居がそう高いわけじゃないけどな

昼寝猫onTwitter: "クラシック音楽かいわゆる古典て家庭の文化資本依存だろ?多くの場合、細民や窮民はやれない。細民や窮民はええ格好してホ−ルで交響楽なんて聞けない。サプライサイドも受益層も中産階級以上。存在がすでに「階層」を区分してる側面がある。" https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tcv2catnap/status/1211159702446301185

演奏家を目指すのであれば、中流よりかなり上の階層出身である必要がありそうだけど、聞くだけならそれほどクラシック音楽って高いわけではなく、ソース比較豊富なんだよな。コンサートだってオペラはともかくとして、普通の交響楽や室内楽であればポップスコンサートよりもぼったくってる訳でもなく、むしろ安い印象が強い。そして、ドレスコードがあるわけでもないので、普段着で行っても別に白い目で見られたりはしない。(まぁそれは個人的経験ではあるが)

演奏家は「親がクラシック音楽が好きで親しんでいる」家庭からでないとあまり育たないと思うが、リスナーの方は「親は全然興味がない」ケースは少なくないと思うし、そういう家庭でも聴く環境というのは社会比較的安上がりに準備されているので、多分そういう階層クラシック音楽だけではなくてポップスを聞くこともまた難しいだろうと思う。

そもそも音楽趣味として聞くことが贅沢である、って経済状態階層バブル以降、嫌になるくらい増えてるだろうな。

Permalink |記事への反応(2) | 17:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2019-02-16

anond:20190216122410

バッハかなー。ベートーヴェン起承転結がやたらとこねくり回されていて、そこが良さ、偉大さであると同時に気分じゃない時はくどく感じる。

バッハは後期になると妙な仕掛けのある作品を作り出すんだけど全体的にすっきり、さっぱり、耳心地が良い。中でも平均律クラヴィーアが一番好きだ。オケは騒がしくてどうにも好みじゃない。バッハ器楽曲室内楽ぐらいのサイズ感がいい。

Permalink |記事への反応(0) | 12:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2019-01-29

葬式不要

葬式BGMを考える増田を眺めていて、BGM遊びでさえ葬式不要論が出てきて、まぁはてならしいと言えばそれまでだが。

確か数年前、業者に頼まず自分で親を見送った増田レポートがあった記憶があるが、ああいものはあれでいてかなりシステマティックに世の中の仕組みができていて、業者に依頼しない=仕組みに乗らないで遺体を焼くのは割と面倒そうだった記憶がある。

この頃は葬式業者もお手軽パックもあるみたいだが、何だかんだでそれなりにしようとなるとお得感が無くなる、オプションなしだとかなり質が下がるという話もあるし、それほど簡単ではないかもしれない。まぁ彼らも商売から阿漕だなとは思うが仕方ないだろう、商売とは基本的阿漕ものだ。

簡単に死んで簡単野ざらしになれればさっぱりして良いなと思うが、残念ながら妙なところで現代社会には「ある種の厄介さ」があり、それを良いことだとも思ってはいないが、ことに生き死ににかかる諸々は出来上がってるシステムに乗ると割と楽だし人と違うことをすると悪目立ちしやすいという困ったところがあるのだ。

増田は親を二人見送ったが、多少金がかかっても出来上がっているシステムで楽をする方を選んだ。

親のうちひとりは病気で亡くなったのだが、死ぬ前の1か月はだんだん意思が柔らかく緩くなっていき、元気な時は「葬式無用戒名不要」とか「その辺に灰を撒いてほしい」とか言っていたが、最期の病床では墓のことなどをぽつりぽつりと言いだすようになった。家庭の事情が若干複雑で、ある墓を引き継がざるを得なかったのだがその引継ぎについて口が煩いだけの親戚から了承を取る必要があり、まだ元気なころは墓はつぶす葬式もいらんお前たちも家を継ぐなんて考えなくていい、など言っていたのが、私に煩い親戚からの墓引継ぎの了承を取ってほしいと頼んできて驚いた。元気なころは生まれ世代からしたら相当アナーキーな考え方をしていた人だったので、本当にいいのか、別の方法散骨など)も考えられるがと聞き返したが、それでいいんだ、と言っていた。もう死んでしまったので本意は分からないが恐らく「それで(お前たちが楽な方が)いいんだ」ということだったのだろうと思っている。

もう一人の親は自宅での突然死だったので、もう色々(警察が来たりする)大変で、そのまま業者に頼むほうが気持ちも体も楽だった。というか詳しい人が助けてくれるのが金払ってでも有り難かった。検死も必要だし死亡診断書がないと焼き場の手続きが進まないし焼き場の予約も混雑してたこともあり時間結構かかって、ボディが腐らないかという心配がかなり頭の多くを占めていた記憶がある。先に死んだ親が墓問題を己が死に引き受けたくれたおかげで余計なことを一つ考えずに済んだのがありがたかった。

検死の結果、自然死だったわけだが、病院で死なないというだけでこれだけ手続きが面倒になるのか、そして病院(や誰か看取る人がいる場所)で死なないとこれだけ面倒なのかとかなり身と心を削られた。オフィシャルに死なない(医者などが看取らない)ということは、誰かが疑いの目で見るということだ。警察などからしたら疑うこともなさそうなのが一目瞭然であっても念のため疑わざるを得ないし、遠巻きの第三者はそのような「念のため」をすっ飛ばして、残った我々に色々な憶測を割と無遠慮に投げつけてきたりすることもある。親族などに親の死を連絡をする時はこういうフレーズだと角も立たずこちらも苦しくないです、と教えてくれたのも面白く、ありがたかった。儀礼コミュニティにおける知恵が企業によりマニュアル化されている面白さ。

身内が死んで1か月ぐらいは、なんていうか、生きている側であるこちらも生死の境にいるようなところがある。頭が回らないし究極の非日常でもある。そういう「境目」にいると体の負担も心の負担もかなり大きい。

業者に頼むと大抵のことは業者がやってくれて、ご遺族様なんて様付で呼ばれて下にも置かない扱いを受ける。参列者がまばらになった通夜ぶるまいの席で親族や親の友人知人たちにお礼を言って回っていて、気が付いたらまる2日たいしたものを食べてないな…とごちそうの名残を眺めていたら、業者私たち「ご遺族様」用に別に美味しそうにきちんと整えられた食事を用意してくれていたのがありがたかった。まぁそういう気遣い商売なのだろう。

ふたり葬式にはそれぞれ彼らが生きていた時によく聞いていたCDを自宅から持ってきてBGMにしてもらった。

どちらの葬式業者葬式会場で行ったが、通夜の日から翌日の夕方に骨壺になって帰ってくるまでの1日半程度は葬式会場がベース基地になる。勝手の分からないベース基地で、言葉は悪いが良い感じの時間つぶしが必要だった。スマホはてブなんかは、やはり見る気にはなかなかなれない。SNSも、動画サイトも、自分たち大人はもちろん、子供たちもあまり見たい感じではない様子だった。休んでいる間の仕事のやり取りでメール電話をしても、なんていうかしんどい確認メールを1本入れるにも、気持ちを整えて橋を渡ってまた橋を渡って戻ってくるというような隔絶感があった。

TVも置いてあったがこれもやはり見る気になかなかなれず、そしてクタクタのはずなのだがちっとも眠くならない。通夜番(とはいえ線香も一晩通して火が消えない蚊取り線香のようなぐるぐるした線香があったり(仏式です)と番をするような必要もないのだ)で残ってくれたごく親しい身内親族いたこともあって、ふと思いついて実家に一度戻って、親が好んで聞いていたCDを何枚か持ってきて、会場の音響設備を使わせてもらって聞いてみたら良かったのだ。

親と趣味を共有していたからということもあるが、この曲好きだったねとか、このCD家族ドライブに行くときはいつも持って行ってたよねとか、そういう話ができたのも良かった。そしたら業者がお好きな曲を流せますと言うのでそのまま持ってきたCD葬式にもかけてもらった。見送られる人も、そして何より見送る人も聞きなれた音楽が流れてたのは思いのほか、久しぶりに肺に空気が入ったような悪くない感じだった。

この辺はただの好みの問題だが、業者が用意しているBGMは、ふやぁ~ん系ニューエイジ風の環境音楽みたいなヤツとか耳に残らないようなクラシック室内楽とか当たり障りのないもので、ずーっと聞いてると逆に耳に障った。当たり障りのない音の方が良いという人も居るだろうと思うが。無音はかなりしんどいと思う。周囲が虫の声とカエル合唱みたいなところなら良いのかもしれないが、何らかの街のノイズがいちいち気になった。

これはほとんどの人がそうだろうと思うが、ネットTVラジオ等もほとんどの「日常情報」はしんどくなると思っておいていいと思う。なんていうかすごくしんどかった、「橋の向こうにある日常」が。

あとは業者にもよるだろうが、業者の言うままにすると、妙に感動的な当たり障りのない美辞麗句の式次第アナウンスとともに当たり障りのない感動音楽を流す感じだった。葬式内容の打合せで試しに聞かせてもらったのだが、こんなん葬式コントみたいだと笑っちゃいそうだったので葬式コント化を免れたのは結果的にすごくよかった。この辺は結婚式オールお仕着せでやるとギャーってなるのと同じ感じかもしれない。

Permalink |記事への反応(2) | 16:32

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-08-08

anond:20180808093332

の子オケ編成にあわせづらくて、今回はコントラバスで…と思案するような展開もある。

まずこの人数でオケ編成は絶対に組めない。1パートほぼ一人の現状ではウィンドアンサンブル編成すら困難だろう

からせめて室内楽編成ぐらいは組めるように演奏者を追加してくれというのが自分の言っていることだ

呪い」のせいで散り散りになる前の器楽部の奏でる音は常識はずれで荒削りだけど

具体的に何を演奏していたのか?というのが全く見えてこないのだ。「音」とかい曖昧言葉で誤魔化さないで欲しい

そもそも音楽部なら、普通定期の何らかの演奏会があり、そこで演奏する曲があり

それに向けて皆で練習する…というのが日常風景だ。パートの絆もそこで生まれ

ユーフォとか見たことあるか?…まああそこまで濃厚なのは紛れもなくフィクションだが

ららマジにそういう光景が見えないから、自分の目から見るとびっくりどっきりメカを抱えた女の子たちをとりあえず集めただけにしか見えないし

そのように楽器をびっくりどっきりメカしか扱ってない雰囲気音楽をナメていて癪に触るのだ

ます楽器音楽モチーフに上手く物語に取り込んでいる」という時点でかなり腹が立つ。音楽手段ではない、それ自体尊い目的である

いや、実態として音楽手段に用いている表現は多くある

ただ、それは音楽がある日常の中で展開される物語、という形だ

かにふと自分演奏していた曲に感化されて、気付いて…みたいな形で話が進む表現はある

ただ、ららマジの日常音楽は全く見えてこないし

その時点で「楽器音楽モチーフに」とか言われても話のネタしか使ってない感じで薄ら寒いだけだ

結局は、「音楽それ自体に向き合って欲しい」という一言に尽きる

音楽にただひたすらに向き合うことで自分の抱える精神問題解決がなされるのだ

というか女の子精神問題とか音楽自体の尊さの前ではクソどうでもよくないか

精神問題を抱えながら音楽と向き合った音楽家は多いし、その結果破滅した音楽家も少なくない

音楽の偉大さの前では人ひとりの話などどうでもいいことなのだ

Permalink |記事への反応(1) | 19:13

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

クラシックオタがららマジに問いたいこと

ららマジというコンテンツがある。「キミと奏でる、音と魔法の学園RPG。」だそうだ。こんなこと言ってる時点でもう丸わかりだが、完全なる未プレイのままこれを書いている

そして自己紹介をすると、クラシックオタであるオタクと言ってもどれくらいかという話だが、バッハからギリギリウェーベルンまでと言った感じである

ルネサンスの完全ポリフォニー音楽は正直よくわからんし、ウェーベルンで十二音音楽ギリギリって程度で、ベルクとか分からんし、セリエ音楽とか完全にダメである

まあ要はクラシックオタとしては及第点ぐらいなのではないかという感じだ。自分で思っているだけだが、流石に新ウィーン楽派必修はキツすぎるしこんなもんだろう

そして、ららマジの存在は知っているのだが、それ故に全く手を付ける気になれない

要はミリヲタ艦これ文句つけてるアレである。知ってるとどうしたってアラが見えてしまうのだ

というわけで以降アラをあげつらう。ただ、最初に書いておくが、クラシックを題材に据えてくれたことそれ自体には感謝したい。大概な過疎界隈なので…

ワグナーチューバ

まず最初に引っかかったのがこれである。ワグナーチューバ専がいたのだ。おそらく人類初のワグナーチューバ専の演奏者ではないか

どういうことか説明する。ワグナーチューバとかその名の通りリヒャルト・ワグナーが導入した楽器である

問題はその役割である。ワグナーチューバというのは、端的に言うとホルン奏者が持ち替えで吹くチューバ、要は補助楽器なのである

まず楽曲に登場する際もその様な管弦合奏の中での役割しか無い。無論ワグナーチューバ独奏曲なるものも地上には殆ど存在していないと思われる

ワグナーチューバ専の彼女が何の為に生きているか深刻に謎なのだもっと彼女存在意義を明らかにして欲しい

単にワグナーチューバちょっと奇を衒ったチョイスだと思ってこんなことをしたのなら…正直それは最もオタクが憎むところである

まず器楽部ってなんだよ

さっきの発想を拡大していけば自然とこういう結論が導き出されるのだ

まず編成が滅茶苦茶である。ワグナーチューバは勿論だが、なぜか胡弓がいる。譚盾でもやるのか?

ピッコロフルート奏者と、ファゴットコントラファゴット奏者とそれぞれ別々ににいるし、オーボエもいないのになぜかイングリッシュホルンがいる

というか弦楽合奏縁の下の力持ちヴィオラがいない。クラシックやる気ねえだろお前

まず、各楽器一人づつしかいないのが致命的におかしい。これで合奏なんかできるわけないじゃないか

室内楽やるとしても室内楽の友であるピアノが居ないのである

一応確認してみたが、弦楽合奏ヴィオラが居ないのでまずどの編成も無理だし、金管五重奏をやるにはチューバがいないし

オーボエも居ないので木管五重奏も出来ない(イングリッシュホルンの奴を強制的オーボエに持ち替えさせればイケなくはないが)

率直に言ってこの部活、端から演奏活動をする気があるとは思えないのである演奏活動をしない音楽部ってなんだ?

まだ楽器弾けないクラシックオタが放課後に集まって一緒にクラシック聞く方がよほど真面目に部活動してると言えそうである

チューナーとはなんぞや

器楽部の存在自体が謎なら主人公たるチューナーくんも謎である

まず何のチューナーなのかが全く聞こえてこない。そこ、いちばん重要情報である

…が、状況を見れば十中八九ピアノ調律師であろう。そうすると次の問題が出てきて、器楽部なんかで遊ばずにピアノ調律師の専門学校へ行けということだ

ピアノの「チューニング自体は、実は器具さえあればクソ簡単である。あれは打弦楽器であり、本質的ギターチューニングと同じなんだから当然だ

ピアノ調律」のミソはピアノ全体の調整、とりわけハンマーの調整である。逆にここは素人が立ち入れるところでは全く無い

というかピアノ調律師は国家資格なのである。苟もこんな場所で遊んでいる暇などないはずなのだ

(ただ、ピアノ調律師なのではないかという推測は、チューナーくんがあれほどモテモテ事実への一つの根拠となる気がしている

ピアノ調律師はピアノ全体の調整をやらなきゃいけない都合上、一定程度のピアノ演奏の腕を持っていると考えていい

…そうピアノ奏者である室内楽をやりたい器楽部に致命的に欠けていたピアノ奏者がここにいるのだ

ピアノとの二重奏による室内楽ソナタというのは各楽器に果てしなくあり、というかほぼその楽器独奏曲レパートリーと言っていい

ピアノ演奏ができる、そして部員としてそれぐらいしかすることのないチューナーくんは引っ張りだこになること請け合いなのである

曲のチョイスが見るからにアレ

ここまではららマジの方に100%非があることだと思っているが、これはららマジの方の非が50%、この増田の方の非が50%ぐらいだと思う

要は多分に好みの問題であり、オタクがクッソ面倒な所以である

その前置きをした上で言うが、ららマジの曲チョイスはクラシックへの愛が欠片も感じられず、はっきり言って嫌悪感がするのである

とりあえず幕と元ネタ対応だが

Act 1「いばら姫」:バレエ音楽眠れる森の美女」(チャイコフスキー

Act 2「アマデウス」:モーツァルト

Act 3「どうにもとまらない」:「どうにもとまらない」(山本リンダ

Act 4「マイフェアレディ」:ミュージカルマイ・フェア・レディ」(フレデリックロウ

Act 5「ある晴れた日に」:歌劇蝶々夫人」(プッチーニ

Act 6「学園天国」:「学園天国」(フィンガー5

Act 7「マランドリーノ」:喜歌劇「怪盗団/山賊仕業」(スッペ)

Act 8「出囃子」:出囃子

Act 9「美しく蒼きドナウ」:「美しく青きドナウ」(ヨハン・シュトラウス2世

Act10「雨だれ」:「24の前奏曲」(ショパン

Act11ハッピーアンバースデイソング」:映画ふしぎの国のアリス」(オリバー・ウォレス

Act12「カノホナピリカイ」:フラソング「カノホナピリカイ」(ケアリィ・レイシェル編曲

まず、クラシック全然ない。POPソングを選ばんでくれ

クラシック好きと言うのはガチ選民思想的なところがあり、こういう事をされると相当カチンと来るのである

そんなPOPなチョイスしたいなら吉松隆でも選べばいいじゃないか

数少ないクラシックのチョイスにしても、スッペの怪盗団を選んだ所以外全く評価できるところがない

24の前奏曲から第15番を選び、更にそれに「雨だれ」の題名を冠するのとか最悪である

今どきベト5を「運命が扉を叩く音」と言い出すぐらい古臭い最低なセンスである

音楽を、ただ音楽それ自体を聴いてくれ。エピソードはそれをやったもののみが語るべき要素である

終わりに

じゃあ具体的にどうしてほしいかはまた記事を下につなげて書くことにする

Permalink |記事への反応(4) | 07:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2016-04-10

室内楽って、ふつう室内やん

野外楽ってジャンル誰かつくって

Permalink |記事への反応(0) | 14:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp