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2026-02-11

本気で中国と力でやり合うつもりなの?

正直、正気とは思えない。

中国の脅威」とか勇ましいことを言ってる高市自民党界隈やネトウヨの人たちさ、現実数字を見たことあるの?

中国軍事費いくらか知ってる?

公表値だけでも日本防衛費の4倍以上だよ。実質的購買力平価で換算したらもっと開くとも言われてる。

向こうは経済規模も桁違い。こっちは少子高齢化で国力が先細りしていく国だよ?

防衛費増額だ!」って息巻いてるけど、じゃあ中国に対抗できるレベルまで上げるとして、消費税を何%にするつもり?

社会保障削って、教育予算削って、それでも全然足りないよ。そこまで国民生活犠牲にして、軍拡競争に付き合う覚悟があるの?

別にさ、「中国属国になれ」なんて極論を言ってるわけじゃない。

ひれ伏せとか、言うことを全部聞けとか、そんな話はしてないんだよ。

ただ、「変な国、厄介な隣人とも、なんとか決定的な破局を避けてうまく付き合う」のが外交なんじゃないの?

話が通じない相手からこそ、あの手この手で暴発を防ぐのが政治家仕事でしょ。

その外交努力や、したたか計算放棄して、「あいつらは敵だ! 力で対抗だ!」って叫ぶのは、ただの思考停止だよ。

勇ましい言葉で支持者に向けてアピールするのは気持ちいかもしれないけどさ。

「力による対抗」なんて選んだ時点で、基礎体力の違う日本にはもう「負け」が見えてるじゃん、むしろ

喧嘩腰で睨み合って、偶発的な衝突でも起きたら一番損するのは誰か。

威勢のいいこと言ってる政治家じゃなくて、現場国民だよ。

いい加減、現実見ようよ。

Permalink |記事への反応(5) | 14:53

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憲法九条日本を守っている」が違うとしても、「自衛隊日本を守れている」とは言えるんじゃないの

日本には既に実質的軍事力はあって、それで守れてるんだから、これ以上の軍拡必要ないです

今の自衛隊で足りないならばとっくに襲ってきているし

もしも仮装敵国がそんなに好戦的なら、軍備増強を待つ義理もないのでその間に襲われると思います

Permalink |記事への反応(3) | 12:36

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2026-02-10

自民の得票率はいもの勝利と同じくらい

しかし、第二党である中道改革連合立憲民主党)が著しく落としている。

公明党比例代表10%程度の票を獲得していたので、それも含めれば半減レベルで落ち込んでいる。

一方、自民党は、苦戦した前回よりは上昇しているものの、「普通に勝利」した2021年・岸田政権時と比較して大差はない。

すでにたくさん言われているが、自民が異常に勝ったのではなく、中道が自滅した、という結論で間違いないだろう。

中道政党支持率のものは立憲+公明の値からそこまで落ち込んでいないので、無党派層浮動票が著しく離反したと考えられる。

多くの選挙区立候補していたのに、小選挙区比例代表の得票率に差がないのも、固定支持層以外の流入に乏しかった証左だろう。

いまだに自民のパワーを過大視したり、逆に中道が原因ではないと見なしたりするような声が散見されるので、改めて数字確認したいところ。

 自民党立憲民主党/
中道改革連合
 
小選挙区比例小選挙区比例
2021年48.08%34.66%29.96%20.00%岸田政権自民党261議席
2024年38.46%26.73%29.01%21.20%石破政権自民党191議席
2026年49.09%36.72%21.63%18.23%高市政権自民党316議席

小選挙区の得票率は立候補者数や立候補選挙区依存するが、過去3回で上記結論に影響するほど大きな変動はない。

 

追記)「公明党10%が抜けたのに得票率を維持できているのは実質的に増えている」という指摘があるが、連立与党効果を考えるのであれば維新の持っている10%も考慮すべきだろう。

Permalink |記事への反応(8) | 23:48

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anond:20260210012101

同じことを何度も何度も聞いてる増田は同一人物なんだよ実質的

botと変わらないんだ、お前は!

Permalink |記事への反応(1) | 01:21

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2026-02-09

中道大敗した理由心理学的に解説する

なんで中道がここまでボロ負けしたか心理学用語を使って解説してみる。暇な人向け。

まず外見バイアス

高市早苗vs野田佳彦斉藤鉄夫という並び、テレビで見ただろうか。高市は初の女性総理で「日本列島を、強く豊かに。」とキメ顔で言っているのに、中道側は野田おっさん斉藤おっさん記者会見で並んでいて「5G(爺)」と揶揄されていた。

有権者が画面で見た瞬間の印象が違いすぎる。特に若年層はビジュアルで「推し」を決める時代なので、二子玉川の最終演説制服高校生殺到していた時点でもう勝負はついていた。

次に、単純接触効果

中道改革連合という名前選挙前に何回聞いただろうか。

1月15日に立憲と公明が合流合意→16日に党名決定→23日に解散→27日に公示2月8日投開票。つまり党名が世に出てから投票日までたった3週間ちょいしかない。

単純接触効果というのは「何度も繰り返し接触するほど好感度が上がる」という心理効果なのだ(キリッ)、そもそも中道改革連合」という名前国民接触する回数が圧倒的に足りていない。「立憲」なら6年間の蓄積があったのに、わざわざ直前にリセットしたわけ。

現場候補者が「比例の復活枠がほとんどない。小選挙区で勝たないと」と悲鳴をあげていたが、比例で「中道改革連合」と書く有権者そもそも少なかったのは当たり前だろうと思う。名前を変えるなら最低でも半年は周知期間が必要なのに、3週間で浸透するわけがない。民主民進希望国民→立憲のときと同じ失敗をまた繰り返していて、本当に学習能力ゼロだと思う。

単純接触効果、今度は与党側の話。

自民は逆にこの効果を最大限ブン回した。高市YouTubeショート動画公示前日に投稿して10日足らずで1億回再生を達成している。YOASOBIの「アイドル」が35日かかった記録を余裕でぶち抜いた。

広告費で数億突っ込んだ説もあるが、とにかくXのタイムラインYouTubeTikTok、どこを開いても高市の顔が出てくる状態を作り上げた。出口調査SNS動画を43%が参考にしたと出ている。中道動画は最多で100万回。自民1000分の1以下である

接触回数の差が1000倍あったら、そりゃ好感度に差がつくに決まっている。金の暴力とはこういうことだ。

そして心理的リアクタンス。これがトドメだった。

心理的リアクタンスというのは「お前これをやれ」「あいつはダメだ」と押し付けられると、人間は逆にやりたくなくなる心理のことだ。

中道食料品消費税の恒久ゼロ給付付き税額控除奨学金返済減税、NISA減税、家賃補助、週休3日制など、それなりに具体的な政策を掲げていた。しか有権者に届いた情報は「裏金批判」「税金無駄遣い解散」「自己保身的な解散」ばかりだった。

野田自身敗戦会見で「政策論争の機会を失し、独特の空気に結果が左右された」と認めている。落選した馬淵澄夫氏も「ネット動画を通じた訴求力が十分ではなかった」と分析している。つまり政策を語っていなかったのではなく、語っていたのに伝わらなかった。これは前述の単純接触効果の裏返しでもある。自民が1億再生動画で「ポジティブ高市像」を大量に流している横で、中道動画は最多100万回。接触機会が1000分の1しかなければ、そもそも政策が届くわけがない。

結果として有権者に残った印象は「また野党与党非難をしている」だけだった。前回の2024年衆院選裏金批判が効いて立憲が50議席増やしたものから、「同じ手が通用するだろう」と二番煎じをやったように見えた。しか人間は「また同じ批判かよ」となると逆に反発する。「自民ダメから中道に入れろ」と言われれば言われるほど、「いや自分で決める」と自民に入れたくなるのがリアクタンスというものだ。

出口調査無党派投票先は自民が25%で首位だった。2022年参院選以来の数字である野党批判すればするほど与党に票が流れるとは、皮肉すぎる。元グラドル森下千里に負けた安住は今頃何を思っているのだろうか。

167議席→49議席の壊滅は不思議でもなんでもなくて、


全部、自分たちで転んでいる。小沢一郎安住淳枝野幸男岡田克也が軒並み落選して、民主党系の歴史が一夜で焼け野原になった。中道幹部が「惨敗というより壊滅」と言っていたが、壊滅するべくして壊滅したとしか言いようがない。

まとめると、野村克也名言に尽きる。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」



追記

いくつかコメントをもらったので返しておく。

その効果選挙結果が変わった的な書き方は物凄い語弊がある。

そのとおり。心理効果は「これさえあれば選挙に勝てる」みたいな魔法ではない。ただ、この与太話で言いたいのは「全有権者政策を熟読して比較検討した上で投票している」わけではないという当たり前の話だ。出口調査SNS動画を43%が参考にしたと出ているが、10秒〜1分のショート動画再生数の7割を占めるような状況で、何を「参考」にしたのかは推して知るべしだろう。自分自身のことを振り返ってみてほしい。投票先を決めるとき、全政党マニフェストを読み比べてから投票所に行っているだろうか。お前はそうかもしれないが、俺は感覚で決めているところが正直ある。その「感覚」の部分にバイアスが効いているという話をしている。

いやいやかなりバズってたじゃん 悪い意味で どの政党よりも名前見かけたよ

見かけたのはそうかもな。ただ単純接触効果には前提条件があって、ポジティブまたは中立的文脈で繰り返し接触した場合好感度が上がるという効果だ。ネガティブ文脈での接触逆効果になることが知られている。「中道また批判してる」「立憲と公明野合した」みたいな文脈名前を見かけても、それは単純露出効果プラスに働く接触ではない。一方、自民高市ショート動画で「未来は自らの手で切り開くもの」みたいなポジティブメッセージを1億回再生させた。同じ「名前を見かける」でも、文脈真逆なのだ。

1999年都知事選では石原慎太郎告示2週間前に突然出馬表明してボロ勝ち、負けた側から後出しジャンケンでズルいとまで言われてたくらいなので、後付けの理由はいくらでもつけれる

石原慎太郎知名度の話と党名変更の話は全く別だ。石原慎太郎芥川賞作家国会議員を25年やって運輸大臣もやった人間で、出馬表明が2週間前だろうが「石原慎太郎」という名前認知度は盤石だった。中道改革連合問題は、候補者知名度ではなく、投票用紙に書く「党名」が変わったことにある。中道投票したい奴は比例代表で「中道改革連合」「中道」と書かなければならない。この新しい党名が有権者に浸透していたかという話をしている。書いた奴はそのときなんかひっかかる感じがしなかったか? 実際、中道は比例で42議席しか取れていない。石原の話を持ち出すなら、石原が「慎太郎から突然「太郎慎」に改名して2週間後に選挙に出たようなものだと思ってもらえればいい。

立憲が政策を180度曲げて(実質的な)公明入りしたのが理由の99%だわ

これは正直、相当鋭い指摘だと思っていて、事実関係だけ整理すると、中道の基本政策公明西田幹事長が「公明党の考え方をベース協議した」と認めている通り、ほぼ公明主導で作られている。安保法制は「違憲部分の廃止」→「合憲」、原発は「ゼロ」→再稼働容認憲法改正論議容認。立憲の看板政策がほぼ全部ひっくり返っているので、「180度曲げた」という表現自体はそこまで大げさではない。

ただ2点。

まず、それは中道に入れない理由にはなっても、自民に入れる理由にはならない。安保法制合憲への転向に怒った層の行き先は共産れいわ・棄権であって、自民ではないだろう。とはいえ比例代表の結果を見ると、共産は4議席(前回から半減)、れいわは1議席(前回の9議席から壊滅)で、リベラル票の受け皿として機能したとは言い難い。票が流れたのはむしろ参政党(15議席)やチームみらい(11議席)のような新興勢力だ。

もう一つ、安保法制合憲に変わったとか原発ゼロが消えたとかを認識して投票行動を変えた有権者がどれだけいるのか。中道動画は最多100万回再生綱領の全文を読んだ人間さらにその何分の一かだろう。この与太話の趣旨は「大半の有権者政策の細部ではなく印象で投票先を決めている」という話なので、あなたのような政策転換の中身を精査して投票先を変えた人は正しいかもしれないが大多数ではないだろう。



追記その2

「全部、自分たちで転んでいる」は言い過ぎだった。高市旋風、電撃解散自民党のSNS戦略のうまさ、小選挙区制の構造、後付けでいくつも外部要因は書ける。

でも中道は負けた理由を外部に求めちゃだめだぞ。「高市人気には勝てなかった」「独特の空気に左右された」「時間が足りなかった」、全部他責だ。「自分たちは正しい」と訴え続けた政党選挙のたびに議席を減らしつづけた例を直視してほしい。



追記その3

続き https://anond.hatelabo.jp/20260210195337

Permalink |記事への反応(21) | 19:11

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チームみらいの未来

9条見直しに触れたこ自体は、論理としてはわりと順当だけど、政治としてはかなり危うい一歩でもある。

右に寄ったとか、思想転換したというより、「効率化」という言葉の射程が、国家の根幹まで届いた、という感じに近い。

 

チームみらいはこれまで、左右や善悪の争いを避けて、イデオロギーじゃなくシステムとして合理的かどうかを問う姿勢を貫いてきた。

感情的ナショナリズムにも、道徳的護憲論にも距離を置いてきたからこそ、「政治疲れた人たち」の受け皿になってきた側面がある。

 

その文脈で見ると、9条見直しは意外だけど、論理的には行政効率化の延長でもある。

国家が何をやるのか、誰が責任を持つのか、どこまで権限があるのかが曖昧状態は、システム設計としては最悪に近い。今の9条体制は、実質的には自衛隊存在し、運用では軍事行動もしているのに、法理の上では軍隊ではない、という「仕様実装がズレた状態」を長年放置してきた。

設計者の目線で見れば、「これ、そろそろ整合性取らない?」と聞きたくなるのは自然だ。だからこの発言は「戦争がしたい」ではなく、「書いてあることと、やっていることを一致させるべきでは?」という問いに近い。

 

問題は、支持者の期待とのズレだ。

チームみらいを支持してきた人たちは、左右の対立うんざりしていて、憲法論争みたいな感情コストの高いテーマを避けたい人が多い。生活を少しでも楽にする改善を求めていて、「9条をどうするか」は、正直いちばん触れてほしくなかった論点でもある。論理的に正しくても、政治的には火力が強すぎる。

 

それでも今この話題に触れたのは、路線変更というより、スケールアップの副作用だと思う。

行政効率化というワンテーマ議席を得た瞬間、チームみらいは単なる改善屋や業務改革コンサルはいられなくなった。「国家をどう設計する主体なのか」という問いを引き受け始めた以上、外交安全保障憲法を避け続けるほうが不自然になる。その流れで9条に触れてしまった、というのが構造的な理由に見える。

 

では、効率化の先にどんなビジョンがあり得るのか?

鍵になるのは「設計」という言葉だと思う。人が根性で回す国から制度自動で回る国へ、国家を巨大なOSとして再設計する発想。法律行政手続きをAPI化し、縦割りをデータでつなぎ、裁量を減らす。右でも左でもないけど、確実に変化を感じさせる方向だ。

 

同時に、国民を一律に管理する国家ではなく、人生フェーズに応じて税や福祉教育、働き方を選べる「インフラとしての国家」に近づけていく。

憲法安全保障も、正しいか間違っているか平和戦争か、という道徳論ではなく、「この設計現実に耐えているか?」という問いに翻訳する。その文脈9条を、理念ではなく運用可能仕様として扱えるなら、チームみらいらしさはまだ保てるだろう。

Permalink |記事への反応(2) | 13:51

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抽象数学とか超弦理論とか

超弦理論物理として理解しようとすると、だいたい途中で詰まる。

なぜなら核心は、力学直観ではなく、幾何圏論の側に沈んでいるからだ。

弦の振動が粒子を生む、という説明入口にすぎない。本質量子論が許す整合的な背景幾何とは何かという分類問題に近い。分類問題は常に数学を呼び寄せる。

まず、場の理論幾何学的に見ると、基本的にはある空間上の束とその束の接続の話になる。

ゲージ場は主束の接続であり、曲率が場の強さに対応する。

ここまでは微分幾何教科書範囲だが、弦理論ではこれが即座に破綻する。

なぜなら、弦は点粒子ではなく拡がりを持つため、局所場の自由度が過剰になる。点の情報ではなく、ループ情報重要になる。

すると、自然ループ空間LXを考えることになる。空間X上の弦の状態は、写像S^1 → Xの全体、つまりLXの点として表される。

しかしLXは無限次元で、通常の微分幾何そのままで適用できない。

ここで形式的に扱うと、弦の量子論ループ空間上の量子力学になるが、無限次元測度の定義地獄になる。

この地獄回避するのが共形場理論であり、さらにその上にあるのが頂点作用素代数だ。2次元の量子場理論が持つ対称性は、単なるリー群対称性ではなく、無限次元のヴィラソロ代数拡張される。

理論2次元世界面の理論として定式化されるのは、ここが計算可能ギリギリの地点だからだ。

だが、CFTの分類をやり始めると、すぐに代数幾何に落ちる。モジュラー不変性を要求すると、トーラス上の分配関数はモジュラーSL(2, Z) の表現論に拘束される。

まり理論は、最初からモジュラー形式と一緒に出現する。モジュラー形式は解析関数だが、同時に数論的対象でもある。この時点で、弦理論物理学というより数論の影を引きずり始める。

さらに進むと、弦のコンパクト化でカラビ–ヤウ多様体が現れる。

ラビ–ヤウはリッチ平坦ケーラー多様体で、第一チャーン類がゼロという条件を持つ。

ここで重要なのは、カラビ–ヤウが真空候補になることより、カラビ–ヤウのモジュライ空間が現れることだ。真空は一点ではなく連続族になり、その族の幾何物理定数を支配する。

このモジュライ空間には自然特殊ケーラー幾何が入り、さらにその上に量子補正が乗る。

量子補正計算する道具が、グロモフ–ウィッテン不変量であり、これは曲線の数え上げに関する代数幾何の不変量だ。

まり理論の散乱振幅を求めようとすると、多様体上の有理曲線の数を数えるという純粋数学問題に落ちる。

ここで鏡対称性が発生する。鏡対称性は、2つのラビ–ヤウ多様体XとYの間で、複素構造モジュライとケーラー構造モジュライが交換されるという双対性だ。

数学的には、Aモデル(シンプレクティック幾何)とBモデル(複素幾何)が対応する。

そしてこの鏡対称性本体は、ホモロジカル対称性(Kontsevich予想)にある。

これは、A側の藤田圏とB側の導来圏 D^bCoh(X)が同値になるという主張だ。

まり理論は、幾何学的対象同一性空間のものではなく圏の同値として捉える。空間が圏に置き換わる。ここで物理は完全に圏論に飲み込まれる。

さらに進めると、Dブレーンが登場する。Dブレーンは単なる境界条件ではなく、圏の対象として扱われる。

弦がブレーン間を張るとき、その開弦状態対象間の射に対応する。開弦の相互作用は射の合成になる。つまりDブレーンの世界は圏そのものだ。

この圏が安定性条件を持つとき、Bridgeland stability conditionが現れる。

安定性条件は、導来圏上に位相と中心電荷定義し、BPS状態の安定性を決める。

wall-crossingが起きるとBPSスペクトルジャンプするが、そのジャンプはKontsevich–Soibelmanの壁越え公式に従う。

この公式は、実質的に量子トーラス代数自己同型の分解であり、代数的な散乱図に変換される。

このあたりから物理は粒子が飛ぶ話ではなく、圏の自己同型の離散力学系になる。

さらに深い層に行くと、弦理論はトポロジカル場の理論として抽象化される。

Atiyah公理化に従えば、n次元TQFTは、n次元コボルディズム圏からベクトル空間圏への対称モノイダ関手として定義される。

まり時空の貼り合わせが線形写像の合成と一致することが理論の核になる。

そして、これを高次化すると、extended TQFTが現れる。点・線・面…といった低次元欠陥を含む構造必要になり、ここで高次圏が必須になる。結果として、場の理論は∞-圏の対象として分類される。

Lurieのコボルディズム仮説によれば、完全拡張TQFTは完全双対可能対象によって分類される。つまり物理理論を分類する問題は、対称モノイダル(∞,n)-圏における双対性の分類に変わる。

この時点で、弦理論はもはや理論ではなく、理論の分類理論になる。

一方、M理論を考えると、11次元重力が低エネルギー極限として現れる。

しかM理論のものは、通常の時空多様体ではなく、より抽象的な背景を要求する。E8ゲージ束の構造や、anomalyの消去条件が絡む。

異常とは量子化対称性が破れる現象だが、数学的には指数定理とK理論接続される。

理論のDブレーンの電荷がK理論で分類されるという話は、ここで必然になる。ゲージ場の曲率ではなく、束の安定同値類が電荷になる。

さら一般化すると、楕円コホモロジーやtopological modular formsが出てくる。tmfはモジュラー形式ホモトピー論的に持ち上げた対象であり、弦理論最初から持っていたモジュラー不変性が、ホモトピー論の言語で再出現する。

ここが非常に不気味なポイントだ。弦理論2次元量子論としてモジュラー形式要求し、トポロジカルな分類としてtmfを要求する。つまり解析的に出てきたモジュラー性がホモトピー論の基本対象と一致する。偶然にしては出来すぎている。

そして、AdS/CFT対応に入ると、空間概念さらに揺らぐ。境界の共形場理論が、バルク重力理論を完全に符号化する。この対応意味するのは、時空幾何が基本ではなく、量子情報的なエンタングルメント構造幾何を生成している可能性だ。

ここでリュウタカヤナギ公式が出てきて、エンタングルメントエントロピーが極小曲面の面積で与えられる。すると面積が情報量になり、幾何情報論的に再構成される。幾何はもはや舞台ではなく、状態派生物になる。

究極的には、弦理論空間とは何かを問う理論ではなく、空間という概念を捨てたあと何が残るかを問う理論になっている。残るのは、圏・ホモトピー・表現論・数論的対称性・そして量子情報構造だ。

まり、弦理論の最深部は自然界の基本法則ではなく、数学整合性が許す宇宙記述の最小公理系に近い。物理数学の影に吸い込まれ数学物理要求によって異常に具体化される。

この相互汚染が続く限り、弦理論は完成しないし、終わりもしない。完成とは分類の完了意味するが、分類対象が∞-圏的に膨張し続けるからだ。

そして、たぶんここが一番重要だが、弦理論提示しているのは宇宙の答えではなく、答えを記述できる言語の上限だ。

その上限が、圏論ホモトピー論と数論で書かれている。

からウィッテンですら全部を理解することはできない。理解とは有限の認知資源での圧縮だが、弦理論圧縮される側ではなく、圧縮限界を押し広げる側にある。

Permalink |記事への反応(0) | 13:05

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anond:20260209121104

その反論も、指摘としてはそれっぽいけど、論理としては雑。

まず前提を疑うべきなのは正しい。

ただし「提示された前提を疑わない」は、批判として成立するために条件が要る。

前提には2種類ある。

1つは「議論のために一旦置く仮定」(作業仮説)。

もう1つは「結論を成立させるためにこっそり埋め込まれ仮定」(隠れ前提)。

問題になるのは後者だけ。

たとえば選挙マッチングの話で言うなら、前提はこうだ

これは疑うべき前提ではあるが、同時にかなり検証可能命題でもある。

実際、質問セットを変えたら結果が変わるのは観測できるし、重み付けが影響するのは数学的に自明

まり、ここで前提を疑うなら、疑い方は

質問設計は本当に影響するのか?」

「影響するとしてどの程度か?」

「その効果選挙結果に実質的に効くのか?」

という方向になるべき。

ところが「前提を疑わない」と言うだけで止まるのは、実質的には検証作業をせずに、態度だけで上から殴っているだけ。

これは批判ではなく、懐疑主義を装った逃げ。

さらに言うと、あらゆる議論は必ず前提から始まる。

前提を疑い続けるだけなら、永久に何も言えない。「私は存在するのか?」から止まる。

から重要なのは

この3点。

そして皮肉なのは、「提示された前提を疑わない」という批判自体が、別の前提を疑ってないこと。

その批判の隠れ前提はこう

「前提を疑わない文章は低品質である

「疑う姿勢があれば正しい方向に行く」

でもこれは正しくない。

疑うのは知性ではなく手段であって、疑い方が雑ならただのノイズ製造機になる。

「前提を疑え」は正論だが、反論として成立するには、どの前提が誤りで、どう修正すべきかまで言わないといけない。

それを言わずに疑ってないとだけ言うのは、議論ではなくポーズ。むしろ典型的マウンティングテンプレ

Permalink |記事への反応(0) | 12:13

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小沢一郎が夢見た「2大政党制」の理想論がやっと終わる

今後の日本政党制は、大きな自民党と、イシューごとに乱立した野党構成され、野党選挙ごとに選挙協力の枠組みを作ることになる。

35年前に小沢さんが、(おそらくミーハー的な英米への憧れと政治学者机上の空論に感化されて)書生的な理想論で追求した2大政党制の夢がやっと終わる。小沢さん落選象徴的。残ったのは、小選挙区制の下での議席世襲化の蔓延

野田さんも、小沢さん2大政党制の妄想無意識とらわれてしまい、道を大きく誤った。後付けで考えれば、「踏み込んだ選挙協力のために比例の統一名簿を作るための形式的新党」とだけ説明して、政党名も直截に、立憲公明連合とでもしておけばよかった。

中道はその名が示すように実質的公明党だし、解散し、公明党は再結党、その他の旧立憲の議員無所属のまま複数会派に分かれるのではないか中道という言葉は今後は政治的禁忌になる。公明党もその影響力の無さが確認されたので、主要政党としてはおしまい。他の宗教団体と同じ位置付けになる。

新しい時代に入った日本人は、政治的選好にかかわらず、皆、それぞれの現場で頑張っていきましょう。

Permalink |記事への反応(6) | 08:58

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anond:20260209072333

実質的には自民党議席もっと多かったし

コイツらは国民にNoを突き付けられたのに税金を貪るゴミ共ってコトぉ?

Permalink |記事への反応(0) | 07:24

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anond:20260209072120

実質的には自民党議席もっと多かったし

コイツらは国民にNoを突き付けられたのに税金を貪るゴミ共ってコトぉ?

Permalink |記事への反応(0) | 07:23

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148議席持っていた野党第一党が、一回の選挙実質的消滅してしまった

おそるべき手腕

Permalink |記事への反応(2) | 01:39

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2026-02-08

自民党が勝ちすぎると今度は自民党内が主戦場になる

さて、第2次高市内閣は安定政権になるのかどうか。

選挙で大勝した場合、党内の抑制勢力はむしろまり野党が弱いほど、実質的対立軸は、自民党の党内に移る。

党内を敵に回さな運用能力、これが歴代内閣に求められてきた。これは55年体制以来、普遍法則だ。

内閣改造で第二次高市政権は、政策を強く進めようとするだろう。しかし、党内で足を引っ張る勢力もこれまで以上に強くなる。

その力学典型的には人事配分のあり方に現れる。

恐らく裏金議員に見返りを与えることでそれなりにバランスをとってくるような気がしているが、予算編成でも利益分配をないがしろにし、

派閥の均衡をとった人事を行わず、自らの進めたい政策優先の人事を行うとどうなるか。

党内が反発し、党内をまとめる力がかねてから弱いと指摘されていた高市氏は、妥協することになるだろう。

そして支持層失望する、というシナリオひとつみえてくる。

強い強いリーダーシップをもって決断が早いというのは、裏を返せば、調整不足や、事前の共有が足りないリスクを伴う。

歴代政策主導型リーダー、例えば小泉氏、安倍氏を例にみるとと、幹事長官房長官をしっかり固めていることがわかる。

小泉政権では、福田康夫をはじめ、その後、細田博之安倍晋三官房長官歴任した。

高市政権が安定政権になるかどうかは、誰を側近に固めるかにかかっているように思う。

一人でなんでも決めてしまうような体制になってしまうと、恐らく短命政権に終わるだろうし、

官房長官などを通じた調整回路が確立すれば安定政権になるだろう。

Permalink |記事への反応(5) | 23:25

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相手馬鹿にするの止めようよ……

愚かな選択を諫めるにあたって相手馬鹿にするのは、実質的煽り散らかすことになり、相手に強い悪感情を抱かせて、愚かな選択正当化助長するだけではありませんか?

そもそも、己の知性を鼻に掛けてそのような行為をたびたび行なう人々は、果たして周囲から知的に見えるものでしょうか?

おそらく、内容の正しさとは無関係に、むしろ耳を傾ける人ほど、その「主張の正当性から求められるであろう使命」に反した言行から信頼をえることがなく、いっそ愚かに映るものではないでしょうか?

上記をより簡単に言えば、敵を増やして喜ぶ無能な味方が賢しらぶっている構図に見える、ということです。

それをやるのが敵であるなら、よもや願ったり叶ったりでしょうから、そんな人を打倒しようなどとは思いもしませんし、となればそんな彼は舌戦にて負け無しになることでしょう。

これやる人、そうやって遠巻きに嘲笑されてることだけは理解できたりして、結果的に売り言葉に買い言葉、侃々諤々やるうちにヒートアップしていつの間にか、なんて人も多いと思うし、どうか立ち止まって一考して欲しいんだよなぁ……

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2026-02-07

anond:20260207093137

えっと……増田先輩へ

その中途入社の子と同じアラサー女性として、増田先輩に言わせてもらいますね?




最悪最悪最悪最悪

何が「才能はあるように見受けており」だよキッッッショいからいい加減にしろ

お前のクソキモ性欲はお前が思ってる以上に筒抜けだから

あのさあ、職場だぞ??????

職場だぞ??????

職場ですら性欲抑えられねえのかお前は??????

しかもこっちは後輩で、お前との関係において明確な序列があり、しかも明確に言い寄られているわけでもない以上、社会的なふるまいとして「キメーーーーから性欲向けんじゃねえわカス!!!!!」とは言えねえんだわ

間違ってもプライベートの話なんか振るなよ、お前に彼氏の有無なんか教えるいわれないし、聞くこと自体ハラスメントから

連絡先も聞いてくんな、ランチだろうが飯にも誘うな、「職場の同僚」以外の距離感で接してくるな

馬鹿かお前は

職場には仕事しに来てんだよ

お前が何しようが「メンタル弱男の非モテ勝手恋愛感情向けられてクソムーブかまされる」というストレス要因にしかならねえわ

頼むからやめろ、お前がやろうと思っている事全てをやめろ

大豆食ってエクオール飲んで毎朝豆乳飲め、エストロゲン増えて実質的去勢になっから

あーーーーーーー朝からろくでもないもん見ちゃった

何を「悩めるボク」みたいに1人でエモがってんだよ、オナニーもいい加減にしろ

いやオナニーなんだからせめて1人でやれ

他人を死んでも巻き込むな、1ミリたりともな

あっ日和って消してる♡

職場での存在感も消しててくださいね増田先輩♡

Permalink |記事への反応(1) | 09:42

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2026-02-06

リフレ派の自己放尿で日本は深刻なインフレに直面するだろう

リフレ派の議論は、表向きは景気を回復させるための合理的金融政策を装っている。

しか実態は、貨幣価値という社会の基盤を削って短期快楽を買う、典型的自己放尿である

 

フリードマンが繰り返し言ったのは、インフレとは道徳問題でも精神論でもなく、貨幣現象だということだ。

まり物価が上がるかどうかは、根性でも国民性でもなく、制度設計インセンティブ構造帰結である

ここを理解しない政策は、どれだけ善意で飾っても経済学的にはただのノイズであり、最終的には国民購買力破壊自己放尿する。

 

日本がこれから直面しうるのは、「需要が足りないか財政で押し上げる」という単純化された世界観が、期待形成に殴られて崩壊する自己放尿だ。

インフレは静かにまり、ある瞬間から臨界点を超えて、貨幣需要崩壊とともに加速する。

そしてその時、リフレはいものように言うだろう。「想定外だった」と。

減税→国債発行→日銀が吸収→マネーサプライ増加→貨幣価値低下→物価増加

問題連鎖は単純だ。にもかかわらず、政治はこれを「景気刺激策」という包装紙で包み、国民に配布する。

減税する。税収が減る。だが歳出は減らない。むしろ選挙インセンティブのもとで増える。

次に起きるのは当然で、政府国債発行に依存する。

リフレ派は言う。「国債日銀が買えばいい」と。

そして次の段階に進む。

日銀が吸収する。つまり中央銀行国債を買い取り、政府債務を事実上マネタイズする。

ここで、中央銀行独立性という防波堤が削られる。

国債買い入れでベースマネーが増え、銀行システムを通じて信用創造が増幅され、結果としてマネーサプライ増加が起きる。

そしてフリードマン的には、ここから先はもはや議論ではない。恒等式確率世界だ。

貨幣の希少性は落ちる。つまり貨幣価値低下が起きる。

貨幣価値が下がれば、同じ商品を買うのにより多くの円が必要になる。つまり物価増加が起きる。

この連鎖は、願望で止められない。

政治家がマイクで叫んでも止まらない。新聞が「インフレ一時的」と嘘を書いて自己放尿しても止まらない。

経済感情で動かない。期待とインセンティブで動く。

インフレは「需要の増加」ではなく「通貨の信認低下」から加速する

リフレ派はインフレを「需要が増えること」として語りたがる。

だが深刻なインフレ本体は、需要増ではない。貨幣需要崩壊だ。

国民が円を持ちたがらなくなる。企業が円建て長期契約を嫌がる。労働者賃上げ要求を強める。

輸入業者が先回りして価格を上げる。資産家が外貨実物資産に逃げる。

このとき物価は上がるのではない。円の価値が下がるだけである

そして落ち始めた通貨は、期待形成によって自己増殖する。

インフレ期待がインフレを生み、そのインフレさらに期待を押し上げる。

これは合理的行動だ。誰も損したくないから、先に値上げし、先に買い、先に逃げる。

まりインフレは、心理問題ではなくゲーム理論の均衡だ。

市場参加者合理的に動いた結果として、インフレ均衡に飛ぶ。

この時点で政府ができるのは、金融引き締めか、歳出削減か、信用回復のための痛みを伴う制度改革しかない。

だが政治は痛みを嫌う。だから先送りする。

国債自国通貨建てだから破綻しない」は、破綻定義すり替えている

リフレ派がよく使う詭弁に、「日本自国通貨建て国債から財政破綻しない」というものがある。

この言い方は、形式的には正しい。日本政府は円を発行できる。だから名目上の債務不履行デフォルト)は避けられるかもしれない。

しかフリードマン的に重要なのはデフォルト形態一種類ではないという点だ。

政府が返済不能になったとき、紙面上は返せる。なぜなら通貨発行で返済できるからだ。

だがその瞬間、実質的には国民購買力毀損される。つまりインフレ税という形で、国民から徴収する。

これは「破綻していない」のではなく、破綻を「通貨価値の下落」という形で実行しただけだ。

これが金融抑圧であり、インフレ課税であり、事実上資産没収である

破綻しない?

違う。破綻形式を選べるだけだ。

財政規律なき金融政策は、中央銀行政府下請けに落とす

最大の問題はここにある。財政と金融の境界が溶けた瞬間、中央銀行は「物価安定の番人」ではなく「政府債務の処理係」になる。

これは制度劣化だ。

中央銀行国債を買い続けると、市場はこう理解する。

政府は歳出を削らない。日銀が支える。だから国債安全だ。だがその安全性は貨幣価値犠牲にしている。」

この理解が広まると、国債の信用は保たれるかもしれない。だが円の信用は落ちる。

そして本当に恐ろしいのは、インフレが進んだ後に引き締めをやろうとすると、国債金利が上がり、利払い費が増え、財政さら悪化する点だ。

まり日銀は、インフレを止めるために金利を上げると政府を殺し、政府を救うために金利を抑えると通貨を殺す。

この二択に追い込まれる。これが財政支配だ。

そしてこの状況は、政策の失敗ではなく、最初から制度設計帰結である

増税解決」はもっとダメ:歳出が固定化し、借金借金で返す構造は変わらない

ここで多くの人が短絡的に言い出す。「じゃあ増税すればいい」と。

だがそれは、火事ガソリンを撒くタイプ合理主義である

増税は、財政健全化するどころか、政治経済学的には逆の方向へ向かう可能性が高い。

なぜなら増税とは、「政府もっと使える余地」を与える行為からだ。

歳出が減らないまま増税すれば、政府はこう学習する。

「税を上げれば金が取れる。なら歳出を削る必要はない。」

すると歳出は固定化され、既得権益制度として結晶化し、公共選択論が示す通り、予算は削れない構造になる。

さらに悪いことに、増税で景気が悪化すれば税収は伸びず、結局また国債発行に戻る。つまり

増税 → 成長率低下 → 税収鈍化 →国債発行 →日銀吸収 →インフレ圧力

という形で、別ルートから同じ地獄に入る。

結局、政府債務を増やし続ける構造が変わらない限り、増税は「健全化」ではなく「延命治療」にしかならない。

延命治療医療では尊いこともあるが、マクロ政策では単に時間を買うだけだ。そして買った時間政治改革する保証はない。むしろ改革しない確率が高い。

まり増税は、政治家に「改革しなくていい理由」を与える。

これは救済ではない。制度モラルハザードの増幅だ。

日本がやっているのは「金融政策」ではなく「期待操作社会実験」

インフレを語るときリフレ派は「需要ギャップ」や「潜在GDP」を持ち出す。

だがそれらは観測不能であり、推計モデル依存の幻影でもある。そこに政策正当性を置くのは危険だ。

重要なのは政策当局コントロールできる変数と、できない変数区別することだ。

政府が確実に増やせるのは支出だ。日銀が確実に増やせるのはマネタリーベースだ。だが経済成長や生産性は、命令で増えない。

から金融緩和すれば成長する」という発想は、因果を逆に見ている可能性がある。

成長するから貨幣需要が増え、結果としてマネー供給が吸収され、インフレ抑制されるのであって、貨幣を増やせば成長するとは限らない。

貨幣供給を増やしても、資本蓄積技術革新労働供給が増えなければ、ただの通貨希薄化で終わる。

リフレ派の政策は「自己放尿」ではなく「トリプル放尿」になりうる

リフレ政策本質は、短期的な快感のために長期の制度犠牲にすることだ。

しか犠牲になるのは抽象的な制度ではない。国民生活のものだ。

実際に起きるのは、次の三重である

貨幣価値の放尿、財政規律の放尿、中央銀行独立性の放尿。つまり、「貨幣財政制度トリプル放尿」である

貨幣価値が下がれば生活必需品が上がる。

財政規律が壊れれば将来の負担が増える。

中央銀行独立性が壊れれば、インフレを止める最後の手段が失われる。

この三つは別々の問題ではない。相互に補強し合う。悪い意味でのシナジーを持つ。

そして最後に残るのは「実質賃金破壊」と「社会の不信」

インフレが進むと、賃金は追いつかない。追いついたとしても遅れる。結果として実質賃金は落ちる。生活水準が落ちる。格差が広がる。

インフレ税制上、資産を持つ者に有利で、現金労働者に不利だ。インフレは見えない再分配装置であり、政治選挙で決めたわけでもない所得移転勝手に起こす。

さらに、社会契約が壊れる。

長期雇用年金保険、貯蓄、国債家計設計。これらはすべて「通貨が安定している」という前提で成立している。通貨の信認が揺らぐと、社会の基盤が揺らぐ。

そして一度壊れた信認は、戻らない。戻すには時間と痛みがいる。これは歴史が何度も証明している。

結論インフレは「善意の失敗」ではなく「制度当然の帰結である

「減税して景気を良くする」「国債を出して支える」「日銀が買えば問題ない」

この一連のストーリーは、現実の制約を無視した願望のパッケージだ。

 

減税 →国債発行 →日銀が吸収 →マネーサプライ増加 →貨幣価値低下 →物価増加

 

この連鎖は、政策偶発ミスではない。構造帰結だ。

そして、その結果として日本は深刻なインフレに直面しうる。

だが同時に、「増税すればいい」という発想も救いにはならない。

歳出が固定化し、政治改革回避し、借金借金で返す構造が温存される限り、結末は変わらない。

問題は税率ではない。

問題は「支出を削れない政治」と「貨幣発行でそれを隠蔽できる制度」だ。

リフレ派がやっているのは、景気刺激ではない。

国家の信用を担保にした、壮大な自己放尿である

Permalink |記事への反応(2) | 19:38

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anond:20260206172603

それは昔からドル資産米国株を持ってた人だけでしょ?

日本株持ってあがったーあがったーって言っても実質的価値は変わってないんだもん

カルメ焼きや綿あめみてデカくなったーって言ってるのと同じ カロリーはかわらん

Permalink |記事への反応(0) | 17:28

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anond:20260206003544

そう、だからこそ聞きたい。改正反対派で声の大きい人は何を見てそう言えるのか。

自分理由はそれこそ、一人で勝手に死んどけだけど

改正反対は実質的に前者の立場同義では、と思っている。

から、最悪のバッドエンドを考えていますか?って聞きたい

Permalink |記事への反応(0) | 16:43

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2026-02-05

中道白紙委任状を用意してしまった

今回は「高市政権が強かった選挙」ではなく、「中道改革連合が自滅した選挙なのは自明だが、それでも300議席超の報道は予想外すぎて驚いた。

高市首相解散判断は、結果として正解だった。

相手が合流準備中で、体制がまだ固まっていない状況で、相手が整うまで待つ理由などない。

「勝てる時に戦って勝つ」というのは、選挙としては正しい。

国際社会でも同様に動けることを祈るばかり)

一方の中道側は何をしていたのか。

合流構想があったのならば「早期解散」は最初から想定すべきリスク

しかし何一つ対処できず、実質的に無策で後追いの表明をさせられる羽目に。

よく「タイミングが悪かった」「解散が早すぎた」という声もあるが、それは違う。準備できていなかっただけだ。

急にボールが来たので」とコメントするストライカーには任せられない。

そして、合併してしまたことで、選挙実質的キーポイントが「中道改革連合投票するか?」になってしまった。

選挙期間中に高市氏がいくら実現しようがドタキャンしようが、「では中道投票するのか?」という悩みが発生してしまう。

そのとき中道改革連合過去の経緯等により、高市氏や自民党と同等あるいはそれ以上に「忌避される要素」を抱え込みすぎた。

厳しい言い方をすれば、合併メリットが少ない割に、デメリットが大きすぎた。

ここを直視しない限り、次も同じ負け方をする。

「次」とやらがあればの話だが。

Permalink |記事への反応(0) | 22:35

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日本は今からでも宇宙開発に賭けるべきじゃない?

国力をかけた戦争ってことになると日本はもう厳しいのが確定してるわけだし

だったら100年後を見据えて動きたい

宇宙領有権に関する国際法なんてあってないようなもんなんだから

月でも火星でも木星衛星でも、実質的占有を主張できる既成事実を黙々と積み上げていく必要があるんじゃないだろうか

Permalink |記事への反応(1) | 10:49

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まり日本移民を減らしてなにがしたいの?

■①「社会の変化を遅らせたい」

これが一番大きいです。

日本社会歴史的

👉 同質性(文化言語生活習慣が似ている)

を前提に設計されています

移民が増えると起きる変化

宗教

価値観

労働文化

教育

言語

が一気に多様化します。

多くの日本人にとっては

✔ 変化が速すぎる

社会が分裂する不安

があります

まり日本本音はかなりシンプル

👉 「社会を急に変えたくない」

です。

■②政治的に支持を得やす

これも現実として大きいです。

移民問題は世界中

👉 不満をまとめやすテーマ

です。

特に日本では

賃金が上がらない

生活が苦しい

・将来不安

こういう不満がある時に

外国人増加」が

象徴的な説明として使われやすいです。

政治的には

👉 「移民抑制」は分かりやすく支持を得やす政策

です。

■③治安・秩序への不安

統計とは別に

多くの人が

犯罪

ルール違反

文化摩擦

心配します。

実際の犯罪率よりも

👉 「イメージ安心感

が大きく影響します。

■④本当は減らしたいわけではない(超重要

ここが日本の特徴です。

日本政府は実は

👉外国人労働者をかなり増やしています

ただし

日本戦略

✔ 「移民」と呼ばない

永住を増やさな

労働力として受け入れる

という形です。

例えば

技能実習

特定技能

留学生アルバイト

これは実質的

👉労働移民

ですが

日本

👉 「定住型移民国家」になることを避けたい

と考えています

■つまり日本がやりたいこと(本音

かなりシンプルにまとめると

理想

👉労働力は欲しい

👉 でも社会構造は変えたくない

◎言い換えると

👉 「働いてもらうけど、社会の中心には入れない」

というモデルです。

■なぜこうなるのか(歴史背景)

日本は長く

島国

単一言語

単一民族意識

国家を作ってきました。

欧州北米

歴史的移民国家なので

社会設計が違います

問題点(かなりリアル

このモデルは今、

かなり限界に来ています

理由

👉人口減少が想像以上に速い

将来的に日本

労働

納税者

社会保障維持

すべて不足します。

日本移民政策矛盾

現在日本は実質

👉 「移民を増やしているが、移民国家とは認めない」

状態です。

■かなり現実的な未来予測

日本はおそらく

短期(〜2030)

👉移民は増える

👉 でも「正式移民国家」は否定

長期(2030以降)

👉人口減で制度を変えざるを得ない可能性大

Permalink |記事への反応(0) | 07:31

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2026-02-04

港区渋谷区住民がクソダサい選挙結果を出すのは嫌だ

港区渋谷区エリアに住んでいる。

家賃は高いし、坂は多いし、夜はうるさい。

それでもここに住んでいるのは、この街価値観が好きだからだと思う。

日本の文化最先端で、クールで、多様性があって、メインストリームからは少し距離を置く文化を積み上げてきた街。オリコン1位を冷ややかに眼差しインディーズやらB面やら文脈のある表現を好んで育ててきた。 そして、結果的に数年後の日本スタンダードを作ってしまう。港区渋谷区日本の文化を牽引している。そういう自負が、この街には流れているはずだ。少なくとも私はそれに憧れて上京してきた。

そんな港区渋谷区選挙区東京7区」は衆議院選2026は6候補立候補している。

今、激しく競っているのは、自民党丸川珠代候補と、中道松尾あきひろ候補

え?マジ?

いや、私は無党派層から自民党投票することも全然あるんだけど。自民党の中でも、とりわけ裏金問題にまみれ、人権感覚アップデートされていない。そんな、いわば「既得権益象徴」みたいな候補が、このエリアで勝つ可能性あるの?

そして、松尾あきひろって誰?(あ、いや、私は前回も松尾さんに投票たから知ってはいるけど、前回投票する時に、え?誰?とは思った)

正直、もし自民が勝ったら東京7区の民として、めちゃ屈辱

港区渋谷区の民も、オリコンヒットチャート1位しか聞かなくなってしまったのかと。

そして、最先端たるこのエリアがこの有り様なら、数年後の未来はどうなる??絶望しかない。

……

ここで、正直に言う。感性だけで選ぶなら、私は「チームみらい」に入れたい。

彼らの掲げるアップデート感、イケてる空気感は、間違いなく私が憧れていた港区渋谷区バイブスに一番近い。

でも、ここで一度、立ち止まって考えたい。

都心エリアコスモポリタン自称するなら、感性だけじゃなく「票の使い道」についてもクレバーであるべきだ。

今の東京7区は、残酷なまでに二択。

自民党丸川珠代

中道松尾あきひろ

ここで「チームみらい」に小選挙区で1票を投じるのは、一見すると純粋な支持に見える。

けれど、小選挙区制というクソみたいなゲームルール上、それは実質的に「丸川珠代を助ける」行為しかならない。

自分の1票を、死に票どころか、一番入れたくない相手追い風にしてしまう。

それって、一番「スマートじゃない」選択だ。

中道が、松尾あきひろ氏が、めちゃくちゃクールかと言われれば、正直そうじゃない。

でも、彼は圧倒的に「マトモ」だ。人権派の弁護士として実績を積んだみたいだし、IT企業経営してたらしいし、毎週タウンミーティングを開いてこの街の声を拾ってきたらしい。

立憲民主にもたまにいたトンチンカン陰謀論を振りかざすようなタイプではないし、当選に慢心して仕事をしないタイプでもない。

からクレバー東京7区民になりたいなら、私のオススメはこれ。

小選挙区松尾あきひろ

比例:チームみらい

チームみらいのみねしまさんは、正直、討論とか見てても爆イケ。

絶対国会に行って欲しい。東京の名簿2位にいるみねしまさんは、今の勢いのチームみらいが比例で票を集めれば、比例復活可能性はめちゃくちゃ高い。

選挙制度理解した上で、自分の持ち票の効用を最大化する。 これが、港区渋谷区民らしい選択じゃないかと思う。

サナ活が流行っているから」「勝ち馬に乗りたいから」

そんな理由投票先を選ぶのは、この街流儀じゃないはず。

裏金人権軽視を「まあ、有名人だし」で許容してしまうような、そんな雑な感性この街ではマイノリティなはず。

ちなみに、私は節操のない無党派層

維新にも、国民民主にも投票したことある。もちろん自民党にも。立憲民主にも共産党に入れたこともある。

(さすがにN国と石某は通ってないが)

そんなゆる政治勢の私だが、今回は、現政権国民をあまりにもバカにしている態度と、無秩序経済政策が、どうしても我慢ならない。日本に壊れてほしくない。日本最先端であるべき東京7区は、少なくともそれに加担してはいけない。

そんなことを思って、港区渋谷区民のひとりごと増田に書いてみた。

バイブスとかでなく、政策や主張、人柄を比較して投票しましょう

Permalink |記事への反応(2) | 23:53

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anond:20260204182803

弱男ってメンタル普通にDV男だよな

DV男みたいに最初DVを隠すだけの擬態能力がない実質的DV

ネット言動見てたら分かる

Permalink |記事への反応(0) | 23:40

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2026-02-03

法律違反していない」という言葉が、いつから万能になったのか

最近自分勝手な人が多いように思います

より正確にいえば、社会規範を軽視した主義主張を、さも当然かのように述べて、争いに発展している人がとにかく多いとは思いませんか。


社会生活を支える規範法律だけではありません。

もちろん、法律もその構成要素であることに違いはありませんが、私たちが行動を決めるときに参照する要素は他にもあると思いませんか。

たとえば、条理、道徳、慣習、正義などがこれに該当すると思いますし、国によればここに神意といった宗教的要素も入ってくるでしょう。

これらは往々にして多義的で、その本質社会条件に依存して可変する変数のようなものです。

一義的結論を導き出せないからこそ、規範として提示することは筋が悪いという指摘はまさにその通りです。

からこそ社会規範としては法律を参照すべきで、法律違反していなければ一応の正当性があると考えることは、一見すると聞こえがよいでしょう。

このような論理依拠するような言論リアルインターネットを問わずに飛び交っていますが、私はあまり妥当とは思えません。


法律は、ある日突然生まれるわけではありません。

法律には、ある社会の中で規範として実質的機能するもの、すなわち、条理や慣習と呼べるものが、長い年月をかけて、時として判例などを経て立法に繋がるという一面があるでしょう。

法律からはお叱りを受けそうな雑な説明だと思いますが、お目溢し願いたいです)

法律は条理や慣習の具体化の一類型であり、その源泉は道徳正義だといえるのではないでしょうか。

無論、正義には悪しき慣習を否定し、断絶するための機能内包されているというべきです。

このような立法の背景を見ていくと、法律の外側にある事柄無視することができないことがおわかりいただけるはずです。


ただし、このような「広義の法」とでも呼ぶべき規範は万能ではありません。

特に、成立の初期段階において多義的であることが、広義の法の弱点といえるでしょう。

個々人が直感的におかしいと思っただけで、直ちに規範として機能するかといえば、そうとはいえいからです。

この弱点をもって広義の法は軽視されがちですが、中には社会的に反復支持され、制裁可能性を伴う非制定規範位置づけることが可能規範もあるでしょう。

これらをひとまとめにして「法律違反していない」と一蹴してしまうことに、争いの本質があると私は考えます


このように考えることで、昨今話題となっている様々な問題にも説明がつくはずです。

行き過ぎた個人主義とでも言うべき言論は、広義の法と間で摩擦を生じさせているのです。

言うまでもありませんが、個人主義主張権利保障されるべきです。

ただし、それを「当然に」とまで踏み込んで考えることが問題なのです。


誰とも接点を持たない完全な個人として生きていくならば、どのような主義主張をしても構わないでしょう。

しかし、現実論として、私たち他者と関わり合いながら社会生活を営んでいかなければなりません。

社会生活のために自己犠牲にするのかという批判が聞こえてきそうですが、そうではなく、「折り合いをつけて生きていく」ことが必要なのです。

社会調和して生きていこうとするからこそ、社会から個人として尊重されるというべきです。

個人社会から尊重されることを当然のものと考えることには、論理の飛躍があると私は考えます


このように述べると、貴様日本国憲法を読んだことがないのかとお叱りを受けるかもしれません。

しかに、我が国憲法自由権利保障個人尊重をそれなりに肯定しています

憲法憲法委任を受けた法律保障されていることを、当然のものと考えないことは筋が悪いかもしれません。

しかし、私はそれでも当然のものと考えるべきではないと強く思います


なぜならば、憲法ですら「当然に」この世に存在しているわけではないからです。

どちらかといえば、自由権利保障個人尊重といった概念を持たない社会継続していた期間の方が、人類史上では長かったことを私たちは忘れがちです。

自由権利が守られる社会は、決して自然発生的なものではなく、偉大な先人の犠牲の上に成り立つ脆弱ものといわねばなりません。

(補足すると、自然権的に、当然に認められるべき権利もあるといえますが、その保護には憲法のような実定法を要するというべきであり、実際上当然に保護されるものとはいえないと考えます

ですから私たち一人ひとりがこれを守ろうとしなければ、いとも簡単に失われてしまます

これは決して憲法法律に限ったことではなく、広義の法を含んだ社会規範全般に言えることではないでしょうか。

社会リスペクトすることで、個人もまた社会からリスペクトされるのです。


私たちは自らの主義主張社会に発信するとき社会規範を通じて共感性を獲得し、もって社会から個人として尊重されることを目指さなければならないのではないでしょうか。

言い換えれば、自己利益を最大化したいのであれば、逆説的に社会全体と調和を図るべきだと思うのです。

様々な意見を活発に交わすことが可能となった現代で、私たちはこのような視点をもって社会と向き合わなければならないのではないでしょうか。

Permalink |記事への反応(0) | 21:33

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2026-02-02

政権円安ホクホクを目指して自己放尿することが確定した

円安を成果と呼んで自己放尿し、輸出企業株価名目賃金錯覚に酔う。

ここから先は情緒ではなく、価格理論と期待形成の話だ。

通貨政策当局の美意識を映すキャンバスではない。相対価格の集合であり、資源配分シグナである

これを政治目的で歪める行為は、価格システムへの外生的ノイズ注入、しかも持続的で制度化された自己放尿だ。

 

インフレは常にどこでも貨幣現象である為替も同じ構図に従う。

拡張金融で実質金利を押し下げ、期待インフレを焚き付ければ、通貨は売られる。

短期交易条件改善に見えるものは、長期の実質賃金低下と購買力低下のダブル放尿に変換される。

名目の輸出数量が増えたところで、実質所得が増えた保証はどこにもない。

ここを混同するのは、名目変数と実質変数区別がついていない自己放尿だ。

 

さらに悪いのは、ルールから裁量への逸脱が確定的になった点だ。

時間整合性古典問題今日円安誘導は、明日インフレ期待を固定化し、将来の引き締めコストを跳ね上げる。

合理的期待の下では、民間政策当局のホクホク願望を割り引いて行動する。

結果、為替は一段と脆弱になり、金利は上昇。

自己放尿という比喩妥当なのは短期の温もりのために長期の冷却機構破壊しているからだ。

 

輸出企業保護の顔をした実質的消費者課税も見逃せない。

円安は輸入物価を通じた逆進的税だ。限界消費性向の高い層ほど打撃が大きい。

所得分配の歪みは、総需要の質を劣化させ、生産性投資を阻害し自己放尿する。

資本深化ではなく、為替歪曲に依存する企業は、競争圧力から解放され、非効率蔓延する。

これはミクロ資源配分の失敗であり、マクロの成長率を削る。

 

賃上げが追いつけば問題ないという反論は、期待と制度無視だ。

賃金は後追いで調整され、硬直性を持つ。

実質賃金回復を待つ間、家計購買力を失い、企業コスト不確実性を嫌って投資を先送りする。

自然利子率との乖離を拡大し、資産価格だけを膨らませる。これはバブル生成の教科書前兆だ。

 

処方箋は退屈なほど単純だ。安定的ルール、予見可能政策価格シグナルの尊重

為替目標にするな。物価安定に集中せよ。

市場通貨価値を決める過程に、政治的欲望自己放尿を混ぜるな。

短期円安ホクホクは、長期の信認毀損という利子を付けて返ってくる。利子は複利で効く。

 

円安を成果指標に据えた瞬間、政策自己放尿モードに入る。

温かさは一瞬、臭いは長期。

価格メカニズムを敵に回した経済が、最後に負けるのは経験則ではなく、理論必然だ。

Permalink |記事への反応(1) | 22:58

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