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2025-11-26

映画復讐したいを見た

人生には「予感」というもの存在し、それを信じていれば、あの時あそこで立ち止まっていれば、引き返していれば、こんなことにはならなかったのに人はなぜ時にその理性の本能とでも呼ぶべき"それ"を無視してしまうのだろうか。そういうことを考えさせられた映画だった。13点。

 

引き返すタイミングは何度もあった。「復讐法」を報じるニュース映像が終わった後のタイトルの上に「YUSUKE YAMADA」の文字を見た時に確かに嫌な予感がした。流れ出すビジュアル系ロックバンド風の曲もクソダサい。嫌な予感がする。ここで引き返せばよかった。

 

その流れで始まるコスプレをした犯人と遺族が復讐法の元対峙し、

遺族「よくも娘を!」

犯人裁判受けさせてくれよォ!俺病気なんだよォ。だから罪には問えないはずだろォ」

バキューン

犯人「ぐえー、死んだンゴ」(言ってません)

という、え?中学生脚本書かせたん?というセリフ応酬を聞いた時にも引き返せた。

 

その次の4人組の男がまるで万代ロピアの中でも中型のスーパーマーケット爆弾を4個も仕掛けて爆破して

「俺たちアースウイング地球を守るためにエネルギー政策に反対する云々」

という犯行声明を発表した時にも引き返せた。環境保護活動家エコテロリストがなんで地元密着型っぽい主婦の味方のスーパーを爆破するんや、こんな場所にいられるか!俺はもう帰らせてもらう!とできたはずだったのに俺はそうしなかった。

 

からこの作品最後まで見てしまった俺が悪い。俺が「間違った映画」を見てしまったのだ。

なのでこの作品のいいところをたくさん挙げたいと思う。

 

その前にあらすじ。

特定の島に犯人復讐者を放ち100時間以内に犯人殺害できれば復讐達成。できなければ無罪放免という復讐法。妻をフリーターに殺された教師は両親の反対を振り切り復讐を選ぶ(裁判復讐を選べる)。今回はフリーター以外にも逮捕されたエコテロリストら、他3件の復讐も同時に行われることに。様々な思惑が入り乱れる復讐が今幕を開ける。

 

まず、わかりやすさは◎

台詞で全部説明してくれるので頭を使わなくて済む。

教師が参加した復讐回で最初に行われる復讐シーンはこんな感じ。

遺族「よくも俺の幼い妹を無残にも殺してくれたな!」

犯人「でけぇ声上げるからだよ!静かにしてれば命まではとらなかったのによ!」

なるほど、遺族は幼い妹を殺されて妹は暴行されて大声を上げたから無残に殺されたんだな!と一発で理解できる名シーンである。俺が遺族だったら自分の殺された妹を「俺の幼い妹」などと言わず1000%名前で呼ぶだろうけど、そんなことは俺が間違っているに違いない。

そしてその後もこのレベルの「あれは盗まれパレスチナ製の核爆弾です!」とか「俺はお前が憎くて仕方なかった。でもお前の顔を見た時に迷いがよぎった」とか、日常シーンで突然テレビフォーカスされて「パレスチナ核爆弾が紛失されましたがアメリカテロリストの手に渡った可能性は低いと見ています」って喋り出すとか、台詞を聞いているだけであらゆることが理解できるので大変助かる。

は?

 

次にテロリスト犯行が斬新。

冒頭で主婦の味方のスーパーを爆破し、その他いろいろな罪で逮捕されたエコテロリストの4人が復讐対象として参加しているんだけど。逮捕まで計画的だったのかどうかは不明だが、仲間が復讐島に核爆弾を持ち込んでおり自爆テロを目論んでいることが後半で発覚する。

彼らは復讐島のシステムハッキング犯行声明を出すのだが彼らはなんと原発事故家族を亡くしており、その復讐心でテロリストに堕していたのだった。テロリストに哀しき過去。そしてその復讐のために復讐島で核爆弾を爆発させると宣言復讐島は別に発電島でもなければ管轄法務省担当職員法務省職員なので原発事故にはまったく無関係なのだそんなの関係ねぇはいオッパッピーである

ちなみに、その爆弾テロで幼馴染を失った大学原子力を学んだ復讐者によってサバイバルナイフ一本で解体され彼らのテロ計画は阻止されます。まぁサバイバルナイフがあれば核爆弾なんか簡単解体できるよな。できない他の映画の奴らが悪いよ。

 

音楽がいっぱい聞ける。

タイトルから一連のシークエンスビジュアル系ロックバンド風の楽曲が流れたように、エモいシーンや戦闘シーンになると必ずビジュアル系ロックバンド風の楽曲がかかる。毎回違うアーティスト楽曲なんだけど全部似たような曲なので統一感があってよい。

まるでニチアサ戦隊もの仮面ライダーみたいでワクワク感を盛り上げてくれる。エンドロールで見たら10曲くらいかかってた。100分くらいの作品から10分に1曲かかってた計算になる。人によっては戦闘シーンでエレキギターメインの楽曲かけるだけでダサいと感じるのに、それにゥェェェェみたいなビブラート聞かせたりデスボきかせたボーカルまでのってたら壊滅的だと思う人もいるかもしれないが、それはその人が間違ってる。

 

主人公聡明

妻を刺殺したフリーターは実は別の看護師に「お前の母親心臓移植の順番変えたるから女を殺せ」と命令されており、看護師は別の黒幕に「お前の毒親殺したるからその女を殺させろ」と命令されていた。そして看護師黒幕を親殺しの復讐対象指定し、しか復讐しないことで無罪放免にするという作戦だったことがわかる。

それはそうと教師としては実行犯フリーターはぶっ殺しといて、看護師もついでに撃つ。

黒幕に「彼女は殺しをゲームか何かだと思ってたのよ!」と言われ「なんてヤバい奴なんだ!!」と納得したかに見せかけて、最終シークエンス主人公黒幕を撃つ。

教師「なぜ看護師は妻を殺させたんだ」

黒幕「だから彼女は殺しをゲームだと思ってたから!」

教師ゲームならもっとスコアプレイヤーがいるはずだ!(それがお前だ)」

?????

主人公聡明すぎて何を言ってるかはよくわからないが、主人公聡明だったおかげで黒幕は殺され最終的に主人公によってナイフで面の皮を文字通り剥がされみんなスッキリするのだった。よかったよかった。

?????

 

テーマの深遠さがすごい。

全ての復讐を遂げついでに核爆発の脅威から国を守った(実際に守ったのは学生だけど)主人公は帰還するも、その際の大怪我入院する。すると病室に謎の女が。包丁を取り出し語りだす女「私はフリーターの母、よくも息子を殺してくれたな!」グサーッ!ぐえー、死んだンゴ!(言ってません)

そしてニュースでは復讐法に反対していた主人公父親が「裁判は受けさせません!息子を殺したあの女に復讐します!」と宣言エンドロール復讐連鎖の哀しさを描く強い展開である

そもそも増田に棲息するような人間を除く多くの人間には大切な人がおり、復讐法で殺害された犯人の遺族が殺害した復讐者を恨み犯行に及ぶなんてことは重々考えられることで、類似事件は多発していると考えられるのに復讐法が維持できるわけないやろアホなんか、などと考えてはいけない。それはお前が間違ってる。

またテロリスト原発事故家族を失ったことの復讐だったし、彼らの(ガチ論理理解できない)復讐殺害された遺族によってまた復讐が生まれるという展開も趣深さがある。

 

バカ作品原作としてバカ脚本を書いてバカが撮ってなかったらこ映画もっといい作品だっただろう。

演技もひどかった。ろくなディレクションがなかったんだろう。彼らも被害者なのだ

 

から俺は俺の大切な時間を殺したこ作品に対して復讐しようとは思わない。

復讐連鎖はここで断ち切る。

Permalink |記事への反応(0) | 09:20

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2025-11-13

バイトを甘く見すぎ

未成年の子供がいる親、全員読め。

バイトが本当に巧妙になっている。

バイトなんか絶対怪しいし引っかからないと思う大人が沢山いる。

ハッキリ言って甘い。

身分証明証家族情報を囮にした脅迫なんて一昔前の手口。

今の闇バイトは、イベント世論調査交通調査など普通短期バイトを装っている。

そして普通を装った仕事の中に、こっそり汚いお金や危ないクスリ関係雑務が入ってて実行犯に仕立て上げられる。

親の目が届かない世間知らずの真面目な大学生とかが次々これに引っかかってる。

捕まったらその子だけ「実行犯」として懲役喰らって人生終わり。

6年前の時点で、JR東日本の管内に2万台以上の防犯カメラが設置されている。

その大半は都内

防犯カメラ映像集約 JR東、駅・線路常時監視

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42078600V00C19A3CC1000/

私鉄や他の大規模商業施設を含めるともっと膨大な数。

もはや池袋新宿の駅には、ほぼ死角がない状態監視カメラがあると思っていい。

もう日本中刑事は立ち番や聞き込みなんかしていない。

毎日のように駅や施設監視カメラ監視しているだけ。

これでばっちり特定されてめちゃくちゃ効率よく悪事を働く実行犯が捕まってる。

現実の正解でも労働者不足が叫ばれる中、裏社会でも一番足りていないのが実行犯

この実行犯を本人の自覚なく、お手軽に顔を晒したままいつでも切り捨てられる実行犯に仕立て上げられるのが闇バイト

普通の子特にコミュ力中途半端に高く自分から積極的に周囲に溶け込もうとする少し頭が悪い子とか一番ターゲットにされる。

バイト絶対に信用できる企業で(プライム企業など)。

ウザがられても親しか止められないから。

Permalink |記事への反応(1) | 09:52

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2025-11-10

anond:20251110150543

基本的に太古の昔から金持ち小金持ちの方がヤベェぞ

旗本奴、カラーギャング私立校のやつが多い)、ホームレス殺害などなど

庶民立場が弱いか助け合い必要だし、痛みを学ぶ機会が多いから、人を人と思わないヤツは少ない

庶民いじめとかするヤツはヤベェ母親https://anond.hatelabo.jp/20251110144412#)と同種族で獣だから関わったらダメだね

 

学芸大附属高校偏差値74)でいじめ

セミの幼虫なめさせ、骨折...2人を書類送検

国立東京学芸大学附属高校東京都世田谷区)でいじめがあり、男子生徒1人が手首を骨折したり、

脳振盪を起こすなどの被害に遭っていた。

  

青山学院中等部偏差値64)でいじめ

陰湿いじめ」の主犯格・有名女優の娘らは全て初等部卒業生。「日本一セレブ校」の病根は深い。

女子トイレに閉じ込め服を剝いで写真撮影主犯格の大物女優の娘」(『週刊文春』)――。集団レイプまがいのいじめ事件を起こした青山学院中等部が揺れている。「なぜ、喧嘩両成敗で、被害者の女子生徒まで停学なのか。このままでは子ども安心して預けられない」と、保護者不安を隠さない。

 

喧嘩両成敗」でもみ消し

冒頭の週刊誌が報じた事件5月下旬に起こった。「中2のいじめっ子5人が、同じ学年の女子生徒をトイレに閉じ込め、男子生徒が個室に乗り込み、制服を脱がして、泣き叫ぶ姿を携帯カメラで写し、同級生に見せたのです。有名女優の娘と東京新橋の老舗すき焼き屋の娘が、男子生徒をけしかけたと聞いています」(初等部関係者被害者の両親が学校に怒鳴り込み大問題になったが、学校側の処分が腑に落ちない。実行犯男子こそ退学になったが、残りの4人は3日間の停学。驚いたことに、被害者の女子も3日間の停学。

https://facta.co.jp/article/201210043.html

 

2016年9月兵庫県加古川市で当時中学2年生の女子いじめを苦に自らの命を断った。
この時<加害生徒>として認定された12名のうちのひとりが、事件から7年目に実業団スポーツ選手として活躍していることを偶然遺族が知ってしまった。なお、謝罪はないまま

 加害生徒らの卒業が間近に迫っていた。両親は「反省もないままに進学してしまうのではないか」と焦りを感じていた。そうした疑念の中で持ち上がったのが学校推薦の問題だ。スポーツなど特定の分野に優れている生徒を学校として進学先に推すことが多いが、何よりもこれまでの学校生活から生徒の「人格が優れている」と認められることが前提のはずだ。

 「まさか推薦してないでしょうね」。18年3月、弁護士事務所で両親は関係教員や市教委職員に問いかけている。だがその時に回答はなく、市教委側は年度が変わった4月になって推薦した事実正式に認めた。面談の場で「加害者から推薦しないという基準はない」と伝えてきた。

 加害側が堂々と人生を歩んでいる事実に納得できるはずがなかった。当時の音声データには母親の悲痛な叫びが記録されている。「人を死に追い詰めた人をどうして推薦するの?」「どこまで私たちを苦しめたら気が済むの?」。父親も「(加害者)本人のためにもよくないでしょう?」とたまらず諭している。当時の校長は「中学卒業したら終わりとは思っていない」と、この先も加害者への指導を続けるかのような発言をしているが、その後、学校からさらなる指導について何も報告はない。

 あらためて今年6月、市教委の担当者にどう指導してきたのか取材したが、裁判係争であることを理由に「答えられない」とし、推薦については「具体的に誰とは答えられないが、総合的に判断して出す人には出したということです」と答えた。

 

  数カ月に1度やってくる裁判の期日が近づく度に精神的に追い詰められる。父親は「裁判に集中する」と自分に言い聞かせ、少しでも事態を前に進めるために加害生徒のことはなるべく考えないようにしてきた。

 しかし、スポーツ選手として活躍していた生徒がいたと知り、怒りに震えた。加害生徒への思いは断ち切れるものではないのだと悟った。

 父親は言う。「謝罪してほしいとは思わない。謝罪は生きている者にするのであって娘には謝罪できない。せめて娘が抱えた当時の苦しみ、そして遺族が今も苦しんでいること、つまり自分たちがしたことの重大さを知らしめたい」

 

いびつな「成功体験」にならないか

 教育評論家の武田さち子さんによると、いじめ自死遺族の多くは加害側の言動に長く苦しめられる。一度、謝罪を受け入れても、その後、反省の色が見えなければ「穏やかになりかけた気持ちが後戻りしてしまう」ことがあるからだ。

 加害生徒が推薦で進学するケースは多いのか。武田さんは「万引などの犯罪や有形の暴力場合は推薦が取り消される可能性が高い。でも、言葉や態度による暴力は相当悪質でも許されてしまう現状がある」と指摘する。

 進学先にいじめ情報が伝わらなければ、加害生徒を注意する人がいなくなる。何のペナルティーも受けぬまま、自身行為反省する機会が失われてしまうと、同じことが繰り返されることにもなりかねない。「相手が死んでさえ、大したことはないという、いびつ成功体験になってしまう」。

 加害生徒に当事者としての自覚を促し、いじめを繰り返さないようにすることが大切であり、教育機関責任だと考える武田さん。推薦に際して遺族側に許可を求めるなど、何らかのハードルがあってもいいのではないか、と提唱した。

https://gendai.media/articles/-/134359?imp=0

Permalink |記事への反応(0) | 21:50

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2025-11-04

映画日本短編映画2作見た

・悲しみと怒り

39点くらい。

ほぼ全編、モノクロ静止画ナレーションで作られた映画

本当に申し訳ないんだけどこの手法日本一般的感覚の観客からすると「ボラギノール」すぎるんだよね。

その感覚監督にはなかったんだろうか。

展開としては田舎いじめ事件取材する女性記者。しらばっくれる担任、3人のいじめ実行犯もしかして他殺では。凶器発見する女性記者女性記者も昔いじめられており復讐を決意する。おわり。

主犯格父親警察署長事件握りつぶすという「5億回は見たやつ」でウンザリ

記者主人公ということで「こんな何でもない日常場所が不幸につながっているんですよ」という事件関連場所風景写真キリトリはある程度効果的に機能していたと思うが、後半の復讐を決意する部分が急カーブ切ったな~って感じで逆に作品を"浅く"してると感じた。

 

あの日私たちにあったこ

24点くらい。

若い女とおばさんが踏切を挟んで電話で喋る映画

何が起こったんやと思って見ているとどうやら女は過去元カレの置いていった犬を飼っていたらしく、おばさんはパン屋店員で犬も懐いていたらしい。おばさんが踏切前を挟んで手を振ったところ、犬が走り出し女はリードを離してしまい、アワレバカ犬は電車に轢かれて死んでしまったとさ。

おばさんは罪悪感を抱え謝罪しようとするも女は拒否を続けていたが女は拒否してた。

女が謝罪拒否し続けていた理由は、女は「元カレの犬」を内心では憎んでおり「敢えて」離してしまったのではないかと悩んでいたからで。実際犬が轢かれるのを見ている女の顔は笑っているのか泣いているのかよくわからない顔をしていたのだった!

おばさんは女を優しく抱きしめて話は終わる。

うん、女の笑い泣きのロングショットはよかったよ。この演出はよかった。人の心の機微ってやつがよく撮れてた。

でもさぁ!こいつの坊主袈裟のせいでおばさんは犬殺しの罪悪感に苛まれ電車は止まり、清掃員は肉塊を掃除したんやろ。それはさぁ、さすがに倫理的に看過できんよ。

あと、めっちゃかいことだけど電車が通ってる踏切前で携帯電話しても何も聞こえんよ。

全編理解した上で「で?」ってなっちゃった

 

短編映画って難しいよね。

まぁ細かい設定詰めて行ったら撮れなくなっちゃうんだろうから撮りたいワンテーマで「ええいああ!」で撮るしかないんだろうけど、熟考って大事だと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 08:35

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2025-09-29

anond:20250929073925

A級戦犯さえ分祀すればいいってのも変な話で虐殺実行犯BC級戦犯ならOKでええんか?と思うし

もっと言うと戦犯として裁かれなかった軍人ならOKと言えるのかって問題もある

最近中国映画になった731部隊は免責されて戦犯ではないけど一般中国人は問題視してるし自分問題視されて当然だと思う

自分侵略された側なら一般兵士を美化すること自体不快から

分祀して日本軍兵士慰霊するのが当たり前みたいになるくらいなら分祀せず問題がくすぶり続けてた方がいいとさえ思う

Permalink |記事への反応(0) | 20:51

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2025-09-27

昔の同人サイト荒らし犯人は男オタクじゃなく「同族」だった説

現代ネットでは「2000年代個人サイト時代同人サイト2ちゃんねるの男オタクに荒らされまくった」という話がよく語られる。でも、当時を知る者として、その記憶には少し違和感がある。

かにVIPPER同人サイト突撃したりブログ炎上させた事件はあった。しかし、当時無数に存在した、一日数十PVしかないような弱小同人サイト荒らしていたのは、本当に外部の男オタクだったんだろうか?むしろもっと根深い「内部抗争」が原因だった。当時のネット構造から、そう結論付けられる理由説明したい。

1.昔のネットは「鎖国された島宇宙」だった

まず前提として、2000年代初頭の個人サイト文化特にジオシティーズ代表される世界は、現代SNSとは全く違う。

発見が極めて困難Google検索は今ほど万能ではなく、サイトURLランダム文字列に近い。アルゴリズムによる「おすすめ」なんて存在しない。

孤立した文化サイトを見つけるには、特定ジャンルに特化した「リンクサイト」や、サイト同士で張り合っていた「リンク集」をたどるしかなかった。つまり、そのジャンルに詳しい人間しかそもそもサイトにたどり着けなかった。

この環境は、外部の人間(例えば、なんとなくやってきた2ちゃんねらー)に対しては、事実上「不可視」だった。しかし、同じジャンルを愛好し、アクセス方法を知っているファン同士にとっては、お互いの存在は筒抜けだった。この構造が「蛇の道は蛇」――つまり荒らしは内部の人間だった、という仮説の土台になる。

2.「2ちゃんねらー犯人説」の矛盾

世間で言われる「2ちゃんねらーによる襲撃」は、その性質が弱小サイト荒らしとは根本的に異なる。

目的は「祭り:彼らの「突撃」は、大企業有名人など、話題性の高い相手を標的にした「お祭り」だった。参加者が一体感を楽しむためのパフォーマンスであり、誰も知らない個人サイトを叩いても、彼らにとっては何の面白みもない。

女性オタク一方的に弱くなかった歴史的事実として、VIP板やおい板(801板)に戦争を仕掛け、返り討ちにあった事件がある。801板の住人たちは、暴力的言葉ではなく、VIPPERを題材にしたBL妄想即興で展開するという「文化的な攻撃」で相手を混乱させ、降伏させた。これは、彼女たちが独自の結束力と強さを持っていた証拠だ。

VIP板女性向けまとめブログ攻撃した事例(第一ブログ戦争)もあったが、これも標的は「ある程度有名なサイト」だった。無名個人サイトを狙う動機が、彼らにはない。

3.本当の地獄は「カップリング戦争」という内ゲバ

では、誰が荒らしたのか? 答えは、同じジャンル内にいた、解釈違いのファンたちだ。

当時の同人界隈では、「カップリング論争」が今よりもずっと先鋭化していた。

固定 vs リバキャラの攻め受けが固定か、リバーシブルか。

解釈違い原作解釈を巡る対立

これらは単なる好みの違いではなく、自分の信じる「正史」を揺るがす「異端」との戦いだった。自分解釈と違うサイトは、コミュニティの秩序を乱す悪であり、それを攻撃することは浄化として正当化され得た。

この内部の人間こそが、荒らし実行犯として最も合理的だ。

1. 同じジャンルファンから専門用語検索して同人サイトを見つけられる。

2.コミュニティに詳しいので人伝に同人サイトを知れる。

3. どのサイトがどんなカップリングを扱っているか、詳細に把握している。

4. そして、そのカップリングがなぜ自分たちの思想にとって「許せない」ものなのかを理解している。

外部の人間には到底不可能な、極めて精密なターゲティングができるのは、内部の人間だけ。「蛇の道は蛇」とは、まさにこのことだ。

まとめ:二つの現実と、単純化された記憶

結論として、2000年代ネットには二種類のハラスメント共存していた。

1.外部からの襲撃2ちゃんねらーによる、有名サイトを狙った派手な「祭り」。

2.内部のハラスメント:同ジャンルファンによる、解釈違いを理由とした陰湿個人攻撃

日常的に多くのサイト運営者を苦しめていたのは、後者だった可能性が極めて高い。

では、なぜ現代では「犯人2ちゃんねらー」という話ばかりが残ったのか? それは、歴史単純化された結果だろう。「外部の敵」という構図は分かりやすく、劇的で記憶に残りやすい。一方で、ファン同士の醜い内ゲバは複雑で、語りにくい。

そして決定的なのが、ジオシティーズの閉鎖によって、一次資料である無数の個人サイト永遠に失われてしまたことだ。証拠が消え去った今、よりキャッチー物語けが生き残り、史実とは異なる認識が広まってしまった。

更に言えば、今現在SNSなどで繋がっている相手が当時の対立相手だった可能性が捨てきれないので、この内ゲバ記憶封印し、残った2ちゃんねらー突撃記憶だけを語るようになった。

この事実は当時の801板過去ログdatでも確認できて、自分同人サイトが荒らされている理由として男性VIPPERなどという言葉は出てきておらず、犯人として別カプや他ジャンル名前を挙げている書き込み殆どであることから伺える。

追記

この記事Google Gemini 2.5 ProDeep Search(課金版)で作成されました。

どうやらGeminiは「なんでB×Aなんて描いてるの?気持ち悪い。原作読めばA×Bが公式だってわかるでしょ。サイト閉鎖しろ。」とか「ここは私のサイトです。どのカップリングを描こうと私の自由です。このような書き込みは今後削除します。」とか「最近、他サイト様の日記で名指しはされていないものの、明らかにうちのことを指していると思われる批判を見かけました。『節操がない』『キャラへの愛がない』といった言葉は、とても悲しいです。」のようなやり取りもURLと共にそのデータベース保有している模様。

すごいね過去インターネット歴史ちゃん証拠とともに残されているんだなぁ。

Permalink |記事への反応(4) | 17:38

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2025-09-11

首相(及び経験者)へのテロまとめ

首相(経験者)の暗殺実行犯

 伊藤博文安重根大韓帝国民族運動家

 原敬/中岡良一(右翼との繋がりが疑われる。出所頭山満とも親交、満州渡り陸軍司令部に勤務。)

 濱口雄幸/佐郷屋留雄(右翼活動家

 犬養毅黒岩勇(海軍予備少尉国家社会主義?、五・一五事件

 高橋是清/(陸軍青年将校皇道派二・二六事件

 齋藤實/(陸軍青年将校皇道派二・二六事件

 安倍晋三山上徹也(統一教会二世

首相経験者)の襲撃と実行犯

 大隈重信来島恒喜(玄洋社右翼団体社員

 西園寺公望/「少年血盟団」を称する少年職工9人

 若槻禮次郎野口進(ライオン野口プロボクサー愛国社(右翼団体同人

 田中義一暴漢理由不明、経緯から陸軍寄りの人間による犯行可能性)

 岡田啓介/(陸軍青年将校皇道派二・二六事件

 平沼騏一郎右翼団体から狙撃されて重傷

 鈴木貫太郎/(陸軍青年将校皇道派二・二六事件

 吉田茂大日本愛国党員(極右団体)による官邸侵入大日本生産党員(右翼団体)による官邸侵入

 鳩山一郎暴漢右翼団体構成員

 岸信介暴漢右翼団体構成員

 池田勇人暴漢右翼青年

 三木武夫大日本愛国党員(悟空団体)に顔を殴られる

 大平正芳青年(元暴走族右翼青年

 宮澤喜一/(自称)ジャーナリスト営利目的?背景不明

 細川護熙男性右翼団体構成員から発砲される

 岸田文雄木村隆二(無職、3世議員への反感か?)

Permalink |記事への反応(0) | 11:01

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2025-09-08

IT企業経営者の兄が首を吊って自殺した③

https://anond.hatelabo.jp/20250908163905

善意呪詛、獣欲の悪意

俺は大学生の時、予備自衛官補の訓練で銃を撃ったことがある。64式小銃という銃だ。狩猟スポーツのためではない、純粋に「人を撃つために作られた、戦争をするために作られた軍用銃」だった

その銃床を肩に当て、撃った瞬間、日本人が考え得るもっとも強力な「戦争と殺しの道具」を手にしたと錯覚した。

…あの時は、それ以上に強い武器はないと思っていた。だが、人間人間を苦しめる手段に限りがないことを今知らされている。人は、人を軍隊武器で殺すばかりではない。視線と、言葉と、善意ですら、人を壊すのだ。

14歳の兄の娘は、俺がかつて持った64式小銃よりも恐ろしい武器をその小さな心に浴び続けた。それは悪意と性欲という視線心臓を撃ち抜かれ、言葉ナイフが幼い心を裂き、さらには善意や親切でさえ…猛毒の毒矢となって彼女に降り注いだのである彼女が生まれる遥か前、俺が4歳や5歳の頃、オウム真理教というテロ組織世界初首都圏化学兵器テロを実行した。その時、俺のよく知る秋葉原駅オウム実行犯の一人はサリンを散布したという。彼女にとってはそれをも超える「視線言葉善意化学兵器」が小さな体に降り注ぎ続けたのだ。

兄の娘は、母親容姿を引き継いでいる。今となっては、その美貌は、彼女にとって祝福ではなく災厄であった。俺が見ているウマ娘というアニメ、その中のトウカイテイオーという少女面影も立ち振る舞いも似ていると感じていた。

まだ14歳の幼い彼女をその獣欲を満たそうと、有象無象無頼の輩がやってきていた。それは、昔教科書で見た百鬼夜行絵巻を俺に想起させた…人間は時に、妖怪よりもよほど醜悪である

悪意ある大人たちは、艶めかしい視線と卑しい言葉彼女に浴びせ続けた。その感情は毒であった。幼い心は、その毒に壊されていった。俺も父も、完全にそれを防ぎきることはできなかった。

悪意ある「大人」たちに艶めかしく気持ち悪い性欲のこもった眼と言葉感情を向けられ続け、彼女の心は壊れた。

だが、何も悪意と性欲だけが兄の娘の心を壊したのではない。転校する前の私立、そして小学校時代の学友や友人が、彼女心配したのだろう。クラスで書いた寄せ書きを持ってきたことがあった。思えば、代わりに俺かルカねえが受け取るべきだった。

それを見た彼女は、半狂乱で泣きわめきながらそれを引き裂いた、破いた。布団に伏し、捨てられた小動物のようにおびえて泣いた。彼女にとってもはやクラスメイトの向ける善意純粋心配好意は、彼女の心を引き裂く研ぎ澄まされた言葉ナイフに変わっていたのだ。

俺は内心悲しみを隠せなかった。「また遊ぼうね」、「元気?」…子供らしい無垢な励ましの言葉だ。数々の言葉彼女の心を締め上げる呪詛呪文以外の何物でもない。感受性の強い彼女の壊れた心は、もはや善意幸せを受け止める器の形を保っていなかったのかもしれない。

兄は娘と伴侶の心さえ破壊していく毒を残していったのだ。あまりに業の深い行為である

補導した警察官の話によれば、彼女――兄の娘はトー横でさえ価値観や会話がかみ合わず容姿ゆえの性欲しか年代落ちこぼれたちからさえ向けられなかったらしい。

同性からは「見てくれのいい生意気な女」、異性からは「エロい女」、救いを求めて流れ着いた場所でさえ、彼女の前に待っていたのは俺達が防ぎきれなかった悪意と性欲のねばついたマナコと、悪意と嫌悪の眼だけだったようだ。

彼女が求めた救済の場は、結局、欲望嫌悪の眼が渦巻く修羅の巷であった。

兄が望んで往った「キラキラした人生」…見栄と虚栄と虚位と、嫉妬と悪意と打算と性欲が渦巻く世界に、行きたくもないのに叩き落とされたのだ。感受性の強いその娘が、望んでではなく、強いられて。

俺は兄の位牌を蹴り飛ばしたい衝動かられた。どこまでも身勝手自分勝手だった兄の残した業と毒…身勝手で、他者を顧みぬ男の残した毒は、一人の少女の心を取り返しのつかぬほど破壊してしまったのだ。

…兄の娘の心が再びその瑞々しさと平穏を取り戻せることを、俺と父はその祈りにすがるしかないのである

記憶の旅の終わり、西武新宿のReゼロのレム・ラム姉妹エミリア、そしてなろう小説トー

Xを覗くと、思いがけず俺の書いたものが拡がり、人々の口端にのぼっていた。

群れをなすオッサン達の姿は、かつての兄に重なった。彼らは互いに「自分は違う」と言い訳しながら、同類であることを確かめ合っている。肩書を飾り立て、やれどこぞの企業社長だ、案件募集だ、AIがどうとか…

実体の乏しい言葉を繰り返すだけで、そこにあるのは哀れにも似た虚ろさであった。恐らくAI意味も分かっておらず、それを錦の御旗にすればルカねえや俺の様なIT音痴人間がすごいと思って枕詞につけているのであろう。一抹の哀れさすら感じる連中である

俺はそれを見て、葉の裏にくっついて擬態しなければならぬ雑虫の輩の羽虫が、アスファルトにへばりついて隠れているかのような場違いな滑稽さを感じた。

だが、それを笑えるであろうか?彼らの有り様は、兄と同じだ。都市の灯に集う羽虫に似ている。かつて昆虫が森の落葉の陰に潜み、その自然の中で調和していたように、彼らもまたあるべき場所を持つはずであった。しかし今はアスファルトに貼りつき、光に惹かれ、Xの上をただ滑稽に舞う。

そう思えば、彼らの姿は羽虫に似ている。自然の中で葉裏に潜む虫であれば、まだ調和がある。だが都市の舗道に貼りつき、光に群がる姿には、どこか場違いな痛ましさがあった。兄の変貌もまた、その群れの一つに数えられるべきものだったのであろう。

俺みたいな人間から見れば、虫と同じだ。虫マニア昆虫学者ならナントカムシだのウンタラムシだの名前と種類が違うことがわかるのだろうが、俺から見れば兄と同じくネット虚妄自尊心毒虫の様に肥大化し、ITという腐葉土に群がる虫の様にしか映らない。そこには嫌悪侮蔑感情すら感じていた。

俺と父が見た、傷心のルカねえや兄の娘に群がっていった、性欲に狂った目でイチモツをオッ勃たせる事も気にせず…いや、寧ろ見せつけて嫌がる様に性的興奮すら感じているのであろうとしか思えない程の下劣教養のかけらもない言葉遣いと毒笑を浮かべた自称IT企業社長」、「ITコンサルタント」、「芸能界関係者」、「スポーツ関係者」と同じにしか見えない、日本社会の闇に蠢く虫の様な輩の姿を再び見て、俺は暗い気持ちを抱えざるを得なかった。

―――これを見て、折に触れて思い出すことがある。トー横で兄の娘が補導され、俺と、そしてルカねえが引き受けに行った時の光景だ。

西武新宿から降りてすぐ左手パチンコ屋に、姉妹メイドと一人の王女が映ったアニメキャラの大きな看板がある、なろう小説の有名なアニメ、Reゼロキャラクターだという。

その看板の下で兄の娘とルカねえと俺は合流した。

生前、兄もこのなろう系というものを好んでいた。そこには性格がひん曲がった社会負け組中年引きこもりが、タナボタチートなるパワーを得て死んだ先の世界無双し、美少女に囲まれるという、あまりにも惨め過ぎる夢物語の内容が主で、兄と同じく氷河期世代中年男性に人気だと聞く。

自業自得の自らの業と虚栄により、人生を自ら追い込み、ありもしない一発逆転に縋って、それでも「馬鹿にされる」、「男のメンツ」とくだらないプライドを持ったまま憐れに、惨めに、そして滑稽に独り相撲を続ける兄の姿を、兄自身も歪んだ認知の中で重ねていたのだろうか。少なくとも俺には、兄が彼の好むスバルだのカズマだのゴブリンスレイヤー何某だの、ロードウォーリアーズだかオーバーロードだとか、転生スライム男だという何某の様なキャラクターにダブって見えた。

ああ、空想の中の異世界では自尊心毒虫の様に肥大化した彼らの他責思想と無法を通したとしても、都合よく逆転し、美少女に愛され、英雄になれるのであろう。だが現実は冷たい経済機構歯車が迫る経済大国の社会の枠組みの中だ。そんな人間は、社会から「いらない存在」として排斥される。兄の憧れた彼らなろう主人公にも、ルカねえや娘、俺達に忍び寄る「社会底辺と闇の世界の住人」達の世界で生きることもできないだろう。

その末路は兄と同じなのやも知れない。

思い出す。京都アニメーション放火テロ事件主犯である青葉真司という氷河期世代中年男性がいた。彼も熱心に「小説家になろう」に投稿していた男だったと裁判証拠として提出されている、とニュースで見た。

そんな彼は狂って自らと無関係大勢他者を燃やして死んだ。実に身勝手な男だ。いつか兄が見ていたどこぞのなろうアニメの様にエクスプロージョンなどという魔法でも放ったつもりだったのであろうか?身勝手にクソをヒリ出し首を吊って死んだ兄も同じではないであろうか。ガソリンをぶちまけて火を放って焼け死のうとした青葉、身勝手に首を吊り糞と精子をヒリ出し死んだ兄。炎か汚物かの違いでしかない、俺はそう思っている。

もしくはすべてを投げ出して生きている俺達に迷惑をおおかぶせたまま、兄は自ら命を絶ち、勝手に「異世界転生」をしたつもりなのかもしれない。

…だがその先に、美少女を抱く未来も、英雄となる舞台も、永遠に訪れることはない。現実は冷酷であり、兄の望んだ「なろう」の世界は、永遠に来ないのである

みずいろ

――あれは兄の娘が中学受験に受かった翌年の夏だっただろうか。

音楽関係仕事についていたルカねえの血を継いでいるのか、兄の娘は感受性が強い子だった。

兄の家族と俺とで、片瀬江ノ島にいった夏の事だった。成層圏の黒みがかったほどの抜けるような青空入道雲が眩しい日の事だった。

――思えばそのころにはすでに破滅足音家族にも忍び寄っていた。それを幼い感受性で感じ取っていたのだろう。受験で塾通いで詰め詰めだったと言い訳をしながら、兄の娘の無邪気なはしゃぎぶりは今でも記憶に強く残っている。

…それは、終わりゆく夏と自分人生のこれからの先を予見して、一秒一秒、終わりゆく夏の光を記憶琥珀に、粒に封じ込め、未来の闇に消えぬように思い出を刻み込もうとしている様だった。砂を蹴って無邪気に走り回る姿が、今なお俺の記憶を去らない。

すでに破滅足音は背後に忍び寄っていた。その予兆を、彼女の鋭い感受性は察していたに違いない。当時はまだ13歳になる手前の12歳頃であっただろうか。年の割に無邪気にあふれる様な歓喜をしめしていたのも、せめて一刻を永遠に刻もうとする幼い魂のあがきであったかもしれない。

…今思えば彼女は知っていたのだ。この夏が家族の、ひいては彼女自身人生の、ひとつの終幕であることを

俺とルカねえはその光景悲しくて居た堪れなくて見ていられなかった。憔悴しきっている兄は、娘のその機微にすら気が付いていない。その鈍さが、憐れで腹立たしくてしょうがなかった。

江ノ島神社で、お参りをした時、彼女は俺達よりずっと長く目をつぶって祈っていた。彼女の小さな肩は震えているように見えた。強く強くと神様に願いをかける様に。ルカねえと俺は彼女に聞いた、そんなに長く何をお祈りしてたの、と

彼女は壊れそうな程儚い笑顔でこう言ったのである

「みんな仲良くこれからも暮らせますように」、「今の私が大切に思ってることが消えてしまわないように、消えてしまってもぎゅって守っていられるくらいの強さをくださいって」

…あの頃を思い出すたびに俺は自分のふがいなさと弱さに泣きそうになる。胸の奥底で嗚咽をかみ殺した。世の非情さを思い知らされたかである。だが、彼女は違った。あの瞬間、彼女はすでに、世の無常をその小さな胸で受け止めていたのだ。心が壊れ、すべてが崩れ去ろうとするなかでさえ、彼女は自らの「大切に思っていること」を決して手放さなかった

ーー兄の娘は、祈った。今でも忘れえぬことは、心が壊れてしまってもなお、彼女は自らの「好きな色」を忘れず、強く固執していた。

好きな色を聞けば必ず彼女は答える。

好きな色は、「みずいろ」と

…それは夏の空の色であり、壊れ行く者が最後に抱きしめる儚い希望の色だった。心が壊れてしまった彼女が胸の奥にひそかに抱いていた、あの淡い祈りの色である

… 兄の業に翻弄され、家族が砕け散るなかで、彼女はこの「みずいろ」だけを守ろうとした。

滅びゆく者が抱きしめる色――それが、みずいろであった。

…今も俺の机の上、地獄入り口PCブルーライトの光に照らされ、小さな球体の中の「みずいろ世界」に抱かれて泳ぐ小さな鯨とともに、その色は俺に語りかけている。その色は、淡く、だが確かに輝き続けていた。

AM2:00 東京都郊外某所 Xにて

兄の人生をたどる旅を終えて今わかった。兄の姿は彼らの現身なのだ。彼ら、彼女らの飾り立てるIT技術で変わる世界美辞麗句にどこか詐欺師の語るような違和感を感じざるを得ない理由も、今ならわかる。

彼らは本当は、ただ自身毒虫の様に肥大化した自尊心と、自己顕示欲、性欲、俺だけが主人公、それ以外はモブ、そんなあまりに幼稚で下劣すぎる欲望を満たしたいだけなのだ。力も度胸もないかテロリストや反社にでもなることもできず、またその方法もこの天下泰平の法治国家日本でわかるわけがなく、それを叶える魔法の道具に「IT」を選んだだけにすぎない。

彼らのいうAIだとかiPhone何某だとか、LLMだとかい言葉を「拳銃」や「爆弾」と言い換えて見よ、何も矛盾することはないではないか…彼らの中に「自分」以外の存在は介在していない。かつての兄と同じである

思えば、人類歴史とはかくのごとき欲望の繰り返しである古代に鉄剣がそうであり、中世には火薬がそうであり、近代機関銃戦車がそうであった。令和の世においては、それが「ITであるというだけのことだ。

だが彼らの願いが叶うことは永遠にこないと思う。その末路は令和の世に入ってから幾らでも例があるではないか孤独業火に焼かれた青葉、狂気の刃を振るった平原、性欲と憎悪欲望に溺れた和久井――いずれも同じ末路に至った。兄の姿もまた、その一つにすぎなかった。

IT神輿美辞麗句を飾り立てる彼らも兄と同じく、一皮むけば糞と小便と涎とザーメンの混合物…汚物の様な感情だけで動くそれらが詰まった肉の袋、人とは言えぬ何かでしかないのだ。

今では、ミサイル爆弾を落とすにもスマホ写真を撮ってSNSで座標を知らせる、ということまでウクライナで行われ、かつてのアフガニスタンでは行われていたらしい。IT世界は確かに変わった。だがそれは悪い方向に、でしかない。

――窓の向こうで、東京の都会の灯がうっすら見えている。

ルカねえや兄の娘、そして兄と見た府中分倍河原の夜の様な星空は、その虚栄の光に隠れて見えなくなっている。

羽虫の様に光に集まる人々たち、欲も善も悪も聖も全てのみ込んで、東京の夜は深まっていく、田舎と都会の合間に住まう窓の外を見て、何とも言えない兄と、人の業の深さを感じている。

窓外に目を転ずれば、府中の夜空に瞬いた星は、もはや東京の灯にかき消されていた。星が見えぬということは、文明の光に包まれているということである。だがその光は、羽虫の群れをも包み込み、欲も善も悪も、すべてを呑んでしまう。

兄はなぜ首を吊らなければいけなかったのか。なぜ変わってしまったのか、ルカねえと兄の娘はなぜあんな目に合わなければならなかったのか。なぜヒーローは助けに来なかったのか。

星空も夜も、そして東京の光も、この苛立ちとも悲しさとも怒りともつかない感情の疑問に、答えを出してくれない…時は、ただ深夜二時の時間だけを静かに刻んでいる。

Permalink |記事への反応(7) | 16:42

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『なっくり』考察感想 第4話 後編

これは何ですか?

 

 カクヨムにて7月8日から公開・連載されている『成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~』についての感想考察を書いています

 通称『なっくり』。

 こちらは第4話 覚醒の王 についての後ろ半分です。

 匿名はてな文字数制限にひっかかってしまったようなのでパート分けします。

 第1話こちら↓

『なっくり』考察感想 第1話

https://anond.hatelabo.jp/20250904223228

 第4話 前編はこちら↓

『なっくり』考察感想 第4話 前編

https://anond.hatelabo.jp/20250908093628 3

第4話 覚醒の王 について

第4話覚醒の王

https://kakuyomu.jp/works/16818792436194059031/episodes/16818792436376167778

 さて。パートを区切ってから、今度は圭祐が桐島弁護士に会いに行くシーンからまります

 昼過ぎ玲奈に教えてもらった住所を頼りに、俺はタクシーで桐島弁護士事務所へ向かった。窓の外を流れる都会の景色を眺めながら、俺は佐々木美月のこと、田中雄大のこと、そしてあの二人の背後にいるであろう「クロノスインダスリー」という存在を、改めて頭の中で整理していた。

 もう破綻がひどい……

 田中雄大という名がいきなり出ていますが、修正前では田中は圭祐と同じ製氷工場に務める従業員でした。そして圭祐の炎上の原因たる爆破予告実行犯でもあるのですが……そのくだりは全て削除変更されています。どこにもない。

 クロノスインダスリーについても同様です。圭祐の頭を整理するより作者の頭を整理してください。

お嬢様たちが来るまで、まだ少し時間がある。よければ、昼飯でもどうです? 近くに、美味い手打ちうどんの店があるんですが」

 と、桐島に誘われ、圭祐は二人でうどん屋に向かいます昼過ぎに向かってたけど、ランチはまだだったんすね。

 

「ところで神谷さん。玲奈様とは、うまくいってるんですか?」

「え? ああ、まあ…昨日は、別々の部屋で寝てました」

 俺は恥ずかしさで頭の後ろを掻いた。俺の庶民的感覚では、一緒に寝ないのが当たり前だった。

 微妙質問の受け答えがズレてる圭祐。よっぽど頭の中で気になっていたのでしょう。

 本当に当たり前と思ってるならそこまで気にする必要は無いでしょうに。

 一応圭祐は天神家も公認した恋人らしいので、この態度には桐島も呆れている様子。まあ言うていきなり手を出すのもそれはそれでどうかって話でもあるし……

 

「…よくスーツ、汚さずに食えますね」俺が感心して言うと、桐島は顔も上げずに答えた。「仕事の合間に食べるのが日常ですから。汚さずに食べるのが、プロというものです」その、あまりにも当然で揺るぎない正論に、俺は何も言えなくなった。彼のプロ意識は、俺の甘い考えを、冷徹に指摘しているようだった。

 プロ意識がそこまで関係あるかはわかりませんが、圭祐に足りないのは『腹をくくる』姿勢であることは確かです。このように自分が苦手な話になりそうになると、相手の外見や所作について話して話題を逸らそうとする特性はずっと描写されていますある意味では圭祐の美点ですが、人の話にちゃんと向き合えないという欠点でもあります

神谷さんへの誹謗中傷に関する発信者情報開示請求は、すでに着手しています田中雄大IPアドレス佐々木美月との通信記録も、すべて確保いたしました」

 田中は圭祐へ誹謗中傷を行っていたようです。佐々木もまた、何かしらの形で田中と関わっている様子。

 繰り返しになりますが、二人が具体的に何をしたかはまだ語られてません。いきなり名前が出ています。だからなんでだよ。

 帰り際、俺は尋ねた。「爆破予告犯人って、わかりますか?」

 桐島は、黒縁メガネの奥の瞳を光らせた。「心配はご無用です。…抜かりはありません」その言葉には、絶対的な自信と、天神財閥の底知れない力が隠されているように感じられた。

 だから読者はその爆破予告があったかどうかもよくわからないんですけど……

 事務所からの帰り道、俺はタクシーを呼ぼうとする莉愛の手を制した。

「もう、逃げる必要はないだろ? 三人で、手を繋いで歩こうぜ」

 俺が手を差し出すと、玲奈と莉愛は幸せそうに微笑んでそれを握った。

 圭祐が真ん中になって玲奈と莉愛と手を繋いでいる感じでしょうか。

 いいけど……桐島の話だと爆破予告の件もケリがついていないんだからわざわざ目立つようにしなくても……

街の雑踏の中、「Kさんですか?」と声をかけてきた女子高生ファンと、俺は気さくに握手を交わし、一緒に写真を撮った。「アンチに負けないでください!」という声援に、俺は少し照れながら手を振る。

 でもこの状態天神姉妹ではなく圭祐の方を応援する女子高生がいるようです。

 ……元は圭祐は零細のゲーム実況投稿者のハズですが、写真まで撮ってくれるようなファンはどこから湧いて来たのでしょうか。フォロワー天神姉妹の方が多いハズですが、なぜか姉妹にはノーリアクションです。なんで……? 天神姉妹女子高生には人気無いの……?

絶対こっちのストリート系が似合うって! Kくんは、もっとカジュアルでしょ!」莉愛は、流行りのファッション雑誌を俺に見せつける。

「いいえ、莉愛。神谷さんには、もっと落ち着いた、知的スタイルの方がお似合いよ。大人男性の魅力は、隠すことで引き立つものだわ」玲奈は、海外ファッション誌を広げる。

 そのまま三人は高級ブランドブティックへ向かい、圭祐の新しい服を選びます

 なんか途中で圭祐の服がTシャツジーンズになってたりする点はスルーするとして。莉愛と玲奈がコーディネートについて意見を交わします。

 そこに立っていたのは、もはや製氷工場で働いていた頃の、陰鬱オーラをまとった男ではなかった。体に吸い付くようなシルエットの、上質な黒のセットアップインナーには、遊び心のあるプリントTシャツを合わせ、足元はシンプルな白のスニーカーで外している。自信のなさを隠すように丸まっていた背筋は堂々と伸び、何かに怯えていた瞳は、今は、全てを見透かすような鋭い光を宿していた。その変化は、玲奈や莉愛が持つ「神眼」にも匹敵する、俺自身の『神眼』による「調律」が、無意識のうちに行われた結果だった。それは、まさに、これからエンタメ業界に君臨する、若き「王」の風格そのものだった。

 結局黒のセットアップになるのか……とはともかく。

 玲奈や莉愛も『神眼』があったんだ。割と身近にあるんだね神眼。

 そして王です。この作品の大きなテーマの一つになります

 玲奈と莉愛は、そのまま勢いで圭祐に雑誌モデルを勧めます。惚れりゃあばたもえくぼ……ではなく、圭祐は実際にモデル並みの容姿を持っているようでした。すげえな!

あの頃は、誰にも見向きもされなかった俺が、今、天神姉妹によって、全く新しい世界へと引き上げられようとしている。この違和感と興奮こそが、俺の「神眼」が引き起こす、世界の「ズレ」なのかもしれない。

 なんでも神眼と言っておけば通ると思ってる?

 圭祐自身にも神眼はあるのに、どうしてこれまで埋もれたままだったんでしょうか不思議ですねえ。

 その時、俺の口から無意識言葉がこぼれていた。それは、俺自身の「神眼」が、彼女たちの「本質」を見抜いた結果だった。

「…玲奈さん。あなた普段スカートが多いけど、その服も素敵ですが、あなた本来の魅力を、少しだけ隠してしまっている気がします。あなたは、もっと…強くて、華やかな色が似合う。こういう…」

 俺が選んだのは、深紅生地に金の刺繍が施された、大胆なオフショルダーのロングドレスだった。玲奈は試着室へと向かった。出てきた彼女は、まるで「月」から「太陽」へと変貌したかのように、圧倒的なオーラを放っていた。その深紅ドレスは、彼女の白い肌を際立たせ、金の刺繍が、女王としての気品さらに引き立てていた。

 そして今度は圭祐が姉妹プロデュースを始めます

 月から太陽。というのはTPO問題じゃない? 時と場合によっては月になることも良いと思うけど。

「莉愛も。制服可愛いけど、君の元気さを活かすなら、もっとポップな色使いで、少しボーイッシュな要素を入れた方が、ギャップで可愛さが際立つと思う。例えば、キャップを逆さにかぶって、ショートパンツ健康的な脚を見せるとか」

 制服姿の莉愛も、俺のアドバイス通りに着替えて試着室から出てきた。淡い水色のショートパンツに、ビビッドなイエローTシャツ、そして逆さまに被ったキャップが、彼女の天真爛漫な魅力を最大限に引き出していた。

 莉愛も別に制服は便利だから着てるだけで、モデル仕事私服なら、似たような服も普通に持ってそうだけど……なんか別に姉妹イメージと極端に変わるようなコーディネートってわけでもないんですよね。なんなら二人とも100万アカウントインフルエンサーで、セルフプロデュースは元から上手く行ってるし。

 喜んでるなら、それも良いですが。

 これまで俺がネット世界で、何千、何万というコンテンツを見てきた経験。その膨大なデータが、俺の脳内プロデュース能力として蓄積されていたのだ。それだけじゃない。今時の流行りにうるさい、妹の美咲あいつがいつもリビングに置きっぱなしにしているファッション雑誌が、自然と目に入っていた。そのページで、莉愛が特集されている記事を偶然見つけて、『このモデル、すごいな』と呟いたら、『お兄ちゃん、今さら!?超人気じゃん!』と、美咲に呆れられた記憶が、不意に蘇る。俺は、美咲とのくだらない口喧嘩に負けたくない一心で、流行りの服や、コーディネートの基本を、こっそり勉強していたんだ。

 そんな大変な能力を得たきっかけがこんなくだらないエピソード一本で本当にいいのか?

 いや、なんかこう、もっと……血筋とか誰かの弟子とか、他人が容易にはマネできないようなことでセンスが目覚めるとか……というかこの話の限りだと美咲にも神眼がありそうっすね。

 莉愛は興奮した様子でスマホを取り出すと、変貌を遂げた俺たち三人の姿を撮影し、こう呟いてSNS投稿した。

新生Kスケ、爆誕プロデューサーは、神でした。#KスケPの神コーデ』

 圭祐のハンドルネームはKだよお! Kスケだとほぼ本名だよお!

 それにしても埋もれ過ぎた才能です。コンピュータ専門学校中退し、バイト転々として製氷工場に勤め、ゲーム実況動画もとくに伸びず、くすぶり続けた圭祐。それが天神姉妹と関わり、自分自身を含めてプロデュースして絶賛されるほどのファッションセンスを持っていたのです。

 お前進選択から盛大に間違ってたよ。服飾系の専門学校行くべきだったよ。

運命の夜】

 夜。リビングでは、玲奈ノートパソコンに向かい、驚異的な速さでキーボードを叩いていた。その指先は、まるで流れるような音楽を奏でるピアニストのようだった。その隣で、俺と莉愛は固唾を飲んで画面を覗き込んでいる。

 カタカタカタ…ターン!

 カタカタ……ターンを真顔でやるやつ久々に観たな。

 

 モニターに映し出されていたのは、洗練されたデザインと、俺たちの理念完璧表現された、Kスケ『ガチ恋彼女オーディション特設応募サイト、だった。サイトの背景には、俺が莉愛を救い出した精神世界デパートイメージが、美しくグラデーションとなって溶け込んでいた。

 おい。未来の話を混ぜるのやめろ。莉愛を精神世界から救う話はもっとずっと後のことだ。

 どうもこの小説修正をする過程で最新話の設定をベースにしているようです。それも整合性を合わせるのは必要なことですが、このように過去エピソード未来の設定が混ざる次元の混乱があります

 滅茶苦茶じゃないか世界をひっくり返すとは因果律を逆転することなのでしょうか。

 

 俺と莉愛は、思わず感嘆の声を漏らした。玲奈プロデュース能力は、俺の想像を遥かに超えていた。

 webサイト作る程度ならデザイナーの話だし、そこはコンピュータ専門学校通ってた圭祐がやりゃいいだろ……

 莉愛は名残惜しそうに立ち上がると、俺に向かって悪戯っぽくウインクした。「オーディションの報告、楽しみにしてるからね!」

 そう言い残し、彼女は上機嫌で玄関へと向かっていった。その軽やかな足取りは、まるで夢の世界へ帰っていく妖精のようだった。

 よくわかりませんが、莉愛はガチ恋オーディションの開催に好意的で意欲的なようです。

 何か莉愛にとって楽しいとか利益になるというようなことは一つも無さそうなのですが……自分好きな人が人気者になるのが嬉しいタイプでしょうか?

 一人残された俺は、広すぎるソファに深く腰掛けテーブルの上に無造作に置かれていたゲーム雑誌を、夢中になって読み漁った。まるで、自分の部屋にいるかのように。莉愛の手料理玲奈とのキス、そして今日一日の出来事。天神姉妹との交流が、俺の凍りついていた心の奥底に、ゆっくりと、しかし確実に、温かい光を灯し始めていた。

 作業していたのは玲奈なんだから、お前はずっとゴロゴロしてただろ。

 何一仕事を終わったぜみたいな雰囲気出してるんだよ。

 SNS熱狂を背に、玲奈サイトを公開する。その瞬間、世界中の「K-MAXファン、そして天神姉妹ファンが、一斉にこのサイトアクセスしていることが、玲奈の表情から読み取れた。

 K-MAXなんてグループ名はここが初出だと思いますが……

 つまり天神姉妹ファンではなく、ほかならぬ圭祐のファンが。彼のガチ恋オーディションのために盛り上がってるということなのですね。

 ……だから元は零細ゲーム実況動画投稿者じゃなかったの?

 ピコン、と静かな通知音が響く。サイト公開と同時に、一件の応募通知が届いたのだ。

 その応募者のプロフィール画面を開いた玲奈が、息を呑んで俺にモニターを向けた。その瞳には、驚きと、警戒の色が入り混じっていた。

 ボルテージ上がった割に、届いたのは一件なんだ。

【氏名】佐々木美月

【応募動機神谷さんの切り抜きを見て好きになりました。私を覚えてますか?

 そこには、スーツ姿で控えめに微笑む、佐々木美月顔写真があった。美月、か。忘れもしない、俺を炎上爆破予告濡れ衣社会的抹殺しようとした、あの女。

 なんと応募してきたのは、圭祐をかつて陥れた佐々木美月でした。

 圭祐の炎上爆破予告彼女仕業……であるそうです。

 そう。ここに至るまで一つも。佐々木が圭祐を陥れたという証拠の話はしていません。桐島弁護士発信者情報開示請求をしていますが、圭祐はそれ以前にアタリをつけている様子でした。

 でもなんで佐々木が怪しいのかは誰も何も言ってません。いつから疑ってたの? 彼女は製氷工場に来てただけの、保険セールスじゃなかったの?

俺の「神眼」は、佐々木の応募動機が、あまりにも巧妙に偽装された「悪意」の塊であることを、はっきりと見抜いていた。

 まあ……とあえず圭祐にとって佐々木はクロであると話を進めるとして。佐々木になんらかの悪意があることは神眼無くてもわかると思います。むしろ神眼で佐々木悪者だと見抜いたって話がある方がわかりやすかった……

「…オーディションに、呼んでくれ」

 そして圭祐は佐々木オーディションに呼ぶことを決意します。

 直接対決の構えです。

「俺は、もう誰かの犬にはならない。俺が、俺の物語の舵を切るんだ」

 どっちかというと圭祐は誰から相手にされない野良犬って感じだったけどな。

玲奈さん。俺は、あんたたちを、世界一のアイドルにしてみせる。だからあんたも、俺を世界一のプロデューサーにしてくれ」

 俺の言葉に、玲奈は一瞬目を見開いた後、満面の笑みで、まるで太陽のように、美しく微笑んだ。その笑顔は、これまでのどの表情よりも、俺の心を強く打った。

「――ええ。喜んで、プロデューサー」

 なんで?

 天神姉妹は100万超えのセレブアカウントであり、莉愛はモデルもやってるけどアイドルではありません。別にそれを目指していたわけでもありません。

 そして世界一のアイドルにする気があるなら、オーディション開いて他の女の子を集めてる場合じゃないと思います世界一のアイドルグループを作るならともかくですが、そもそも募集要項は『ガチ恋』でしょう。

 全体的に圭祐のやりたいことがよくわかりません。

 彼女の瞳には、俺の隣に立ち、共に世界を創り上げていくという、女王としての揺るぎない覚悟が宿っていた。新たな城で最強すぎる共犯者と共に。俺の世界をひっくり返すための最高に甘くて最高に過激な反撃が今始まった。このオーディションは、始まりに過ぎない。俺と玲奈、そしてK-MAXが、世界に新たな秩序を創り出すための、最初の「創世記なのだ

 これが成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~ 第4話覚醒の王でした。

 世界をひっくり返すという圭祐の目標手段が明らかになり、それを阻む敵の存在も浮上しています

 なんだかそれに伴い構成破綻矛盾が目立ってきていますが、物語は始まったばかりです。

Permalink |記事への反応(1) | 09:40

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2025-08-19

投資詐欺に引っかかって数千万送金とか言うニュース

そんなアホが何で大金持ってるのか疑問だったが、相続だとかで自分では何の苦労もせずに手に入れた金なのかもね

でもそういう想像も、詐欺実行犯が罪悪感を消すための理屈でも同じこと言ってそうって思った

Permalink |記事への反応(0) | 10:54

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2025-08-18

靖国は駄目だが千鳥ヶ淵ならいいみたいな風潮あるけど

A級戦犯けが悪いんです」なんて政治的外交的な都合でそうなってるだけであって

個人思想信条までそれに合わせる必要は全くないはずなんだよなあ

侵略先で嬉々として虐殺強姦やってた兵士なんか珍しくもなんともないし

226や515見てもわかる通り政治家や軍上層部が独走して侵略戦争に突き進んでいったってのは説得力がない

天皇A級戦犯が悪いという事と一般庶民や末端の兵士も悪いという事は二者択一ではなく両立する話

「でも国民も悪いんですよ」なんて政治家が言っても責任逃れに見えるし不人気で選挙に勝てなくなるからだんまりだし

外国もそんな事言ったら外交に支障があるから責任者を限定してる

占領統治の都合で天皇無罪放免にしてるのと同様の建前でしかない

昭和天皇A級戦犯と同様に死刑になるべきだった」「侵略戦争実行犯一般兵士も追悼すべきでない」くらいはそろそろ一般常識になってほしい

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2025-08-13

SNSでの炎上誹謗中傷問題、悪いのは誰か?

そもそもなぜ最近になって増えてきたのか?

って考えるとさ

 

1.SNSに誰かが告発する or週刊誌などで、何かがバレる

2.第一次反応+拡散

3.SNSYoutube個人メディア対立煽りをする

  メディアがとりあげる

4.情弱が騒ぎ出す

5.誹謗中傷

 

これって実行犯が3で、悪いのが2だよね?

この10年で「目立ったもん勝ち」「煽ったもん勝ち」のビジネスが台頭したおかげでこうなってるんだと思うんだけど

 

むかしなら3はワイドショー週刊誌だったんだけどな

 

なんか最近SNSが悪いって言われてるけど、SNSって前からあったよな、でもここまで酷くはなかった

とするとSNSの使い方と言うか、狙ってバズろうとする個人メディア、あるいはそれを拡散する動画サイトYoutubeTikTokなど)の仕組みづくりの問題だと思うんだよね

ただプラットフォーマーPV商売から止めないっていうのが困った所

 

これ一昔前ならこのポジションってまとめブログだったんだよ

それを個人が担いやすくなった、まとめブログはまだ専門性や労力が必要だったんだけど

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2025-08-11

仕方ないことなのは理解しつつも

いじめとかで「学校全体」が処分対象になるのはなんか釈然としないな

実行犯以外にも塁が及ぶことになるし、極論いじめられた側も処分対象ということになりかねない

広陵の件はバレたら公式戦がなくなるぞという脅しで隠蔽しようとしたという噂も出ていて

本当だったのかは検討余地があるのかもしれないけど

いじめが表に出たら加害者以外も連帯責任処罰されると言う「伝統文化」が隠蔽の要因になっているのだとしたら、

その伝統のまま全員を処罰するやり方を継続するのは

反省の色がない要素の1つとも取れるのではないかと思ってしま

まあ流石に悪意的に取りすぎかもしれんけど

Permalink |記事への反応(0) | 15:58

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2025-08-08

anond:20250808073424

不同意性的接触をされない当然の権利があまりにも弱くて

他人性的に扱うことを権利勘違いする男が多すぎた

 

性欲無罪で好き勝手に振る舞い環境セクハラもしてきたし

会社学校では性加害が絶えず

機会があれば痴漢盗撮覗き

実行犯でなくともおこぼれで犯罪の成果を貪り犯罪者を守るために通報もしない

有名人にはセクハラリプを送るし

実在する未成年少女性犯罪被害者までエロいものとして消費してきた

セクハラセクハラと怒られ外からの目を意識してやっと社内で他人性的に扱わない練習を始めたレベル

他者人権侵害する欲求であれば表に出すのは悪だろう

Permalink |記事への反応(0) | 20:38

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2025-07-21

anond:20250721064747

正直そういう論調飽きた

騙されるやつも悪い

バイトでも実行犯実刑受けてるだろ

騙されましたも悪いんだよ

Permalink |記事への反応(2) | 06:49

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2025-06-25

anond:20250624165709

尊厳死議論については、現状について知識がない人が参加しても混乱を招くだけなんだよな。少なくとも以下の論点理解してないと。

 患者本人の意思家族同意治療担当医師判断の全てがそろうことで現在日本では実質的合法医師刑事告訴されないという意味で)。

 実質的合法とされるこの「尊厳死」に対する論点は、「黙認状態じゃなくて正式法律規定すべし」くらいしか残ってないのではないかな。

 なお、延命治療を中断した場合健康保険負担緩和ケアを受けることが可能

 自宅またはホスピス苦痛の緩和を目的とした投薬を受け、そのまま最後まで過ごすことになる。

 日本では非合法医師幇助罪で逮捕されるやつ。この制度で有名なのはスイスよね。

 スイスでは患者本人の服用と医師診断が絶対条件なんだけど、末期疾患と身体苦痛だけでなく、精神疾患でも許可が降りることがあるため、世界で最も寛容な自殺幇助制度と言われている。

 海外の人が利用できることもあり、それをサポートするNPOなども出現したことで、安楽死ツーリズムという言葉ができるくらい話題になった。

 日本では完全に非合法医師殺人実行犯逮捕されるやつ。スイスはこれを認めてないけれど、カナダオランダスペイン合法

 この制度問題点医師負担が大きすぎること。死刑囚に対する死刑執行ですら大変な負担なのにそれを医師押し付けるのはどうなんだという論点

 その点で、医師側の拒否感の方が大きいのではないかな。

以上3点の違いと、尊厳死はすでに日本でも合法という点を踏まえた上で議論しないと不毛だよな。

たとえば、残る医師幇助自殺積極的安楽死医師投薬安楽死)まで日本合法にする必要があるのか。

もし認めるにしてもどういう制度設計にするのかという議論なら建設的だと思うよ。

Permalink |記事への反応(1) | 18:08

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2025-06-06

anond:20250606093300

矛先が女性とも限らないよ

あいうのは現状の自分人生が上手くいっていないタイプからというのも大きいと思うよ

 

それなりの年齢になっても人生がうまくいかない人は一定数出るよね?

他人が当たり前に手に入れているもの自分はつかめない、欲しかったのに、

どんな層にも一定数こういう感情を持っている人間はいるが、さらにその一部はそこに強烈な不平不満を抱き、ストレスを溜め続けている

そしてそのせいで他人攻撃的になる

自分の不遇は自分のせいじゃない、自分を正当に評価しなかった社会のせいだ、という恨みを持つようになる 

  

特にわかりやすいのは中高年になっても定職家族を持てなかったようなタイプ

何年か前に余命3年という輩が扇動して大量に弁護士懲戒請求事件を起こした

唆されて鵜呑みにし、実行犯となって訴えられたやつの大半は「50歳男・派遣」とか「45歳女未婚・パート」みたいな属性だったという

自分底辺から社会正義」を実行することに熱心になる

やることといえば粗さがしし続けて瑕疵を見せた他人理不尽攻撃するだけだが

 

他の事件でも同じような動機属性人間一定数いる

そういう人間は「他の属性」に対して攻撃的だというだけだ

女だけがターゲットでもない

外国人や老人あるいは若年層、皇室自衛隊、目立つ属性はなんでも攻撃対象になる

 

こういう不満を持つのは男のほうが多く、女は異性愛者の男にとって性的対象なので攻撃されやす

女性人権無視するとはつまり女の意思とか都合などなしに「自分が好きなだけセックスできる」という強烈な魅力があるわけだから

Permalink |記事への反応(2) | 09:51

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2025-06-03

ゴミ箱の話になると湧いてくる「地下鉄サリン事件も風化したんだな」とかしたり顔で言う馬鹿

千代田線我孫子代々木上原行き)

マスク姿の林郁夫は千駄木駅より入場し、綾瀬駅北千住駅時間を潰した後、先頭1号車(クハ202-107)に北千住駅(7時48分発)から乗車した。8時2分ごろ、新御茶ノ水駅への停車直前にサリンのパックを傘で刺し、逃走した。

丸ノ内線池袋荻窪行き)

広瀬は2号車(02-216)に始発の池袋駅(7時47分発)から乗車し、茗荷谷駅後楽園駅停車時に3号車(02-316)に移動、ドアに向かって立ち、御茶ノ水駅到着時サリンを散布した

丸ノ内線荻窪池袋行き)

横山は5号車(02-550)に新宿駅(7時39分発)から乗車し、高架駅である四ツ谷駅進入時にパックに穴を開けサリンを散布した。

日比谷線中目黒東武動物公園行き)

豊田先頭車両(28811[注24])であった。 )に始発の中目黒駅(7時59分発)から乗車し、ドア付近に着席、恵比寿駅進入時サリンのパックを刺した

日比谷線北千住中目黒行き)

彼は北千住7時43分中目黒行きの3号車(03-310)[注 30] に上野駅から乗車した。そして、秋葉原駅実行犯のうち最も多くの穴を開けサリンを散布した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6


Permalink |記事への反応(2) | 20:10

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2025-05-30

社不を世の中はどうしたいんだろうな

社不の行き先どんどんなくなってるよな

 

作家も、芸人も、ヤクザも、ネット

みんなみんな高学歴が席巻して、どこもかしこマナーで雁字搦め

社会の枠に収まれない奴らをとりあえず放り込んでおく場所がどんどんなくなって

今では外国人の手足となって詐欺やら強盗やらの実行犯にさせられてる

 

今こそ小林一茶のこの句を思い出すべきだと思う

白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき

Permalink |記事への反応(1) | 11:08

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2025-05-11

anond:20250511104259

実行犯逮捕されるのは当たり前だが

犯罪予告をしていた多数の利用者も全員逮捕してほしいよね

Permalink |記事への反応(0) | 10:49

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2025-05-10

暴力絶対に許されない」の思考停止

子供を守る」って視点で考えたら、暴力をチラつかせるのはけっこう有効な手だと思うよ。学校相談しようが相手を訴えようがいじめが終わらないケースなんていくらでもあるじゃん

(本当にいじめられてた、って前提の話ね。実はただのちょっとした喧嘩だったみたいなケースはこの話では想定してない)

今後母親がどうなるかはわからんけど、実行犯より重い罪になることもなさそう?だし、「この子に手出すと輩が襲撃に来る」って学校中に知れ渡ったからたぶん今後腫れ物扱いになるでしょ。まあ転校しちゃうかもしれないけども。

腫れ物扱いされるのが健全学校生活とはとても言えない気がするけど、少なくともいじめに苦しむよりマシな気もする。

まあ選ばれた手段が最適解だとは思わないし、その手を打つのが早すぎるとは思う。

ただ核兵器は「抑止力」なんて言われてるけど、アメリカ日本原爆ブチ込んだから「核はやべえ」って世界中に知れ渡ったわけでしょ。

暴力が別の暴力抑止力になることは否定できないと思う。

自分の子供を守るためなら親はなんだってやるよ。そんな相手に「いかなる場合暴力は許されない!」なんて言ったって「そうですね。それで? じゃああなたがうちの子を守ってくれるんですか?」って思われて終了でしょ。

挙げ句「これだから公立校は怖い。私立に行かせます」だもん。あ~あって感じですね。

anond:20250509182134

Permalink |記事への反応(9) | 13:35

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2025-05-09

立川襲撃事件実行犯の2人は現行犯逮捕したけど招き入れた指示役の母親逮捕されてないのに普通に登校してるってマジ?

女割すげえ

Permalink |記事への反応(1) | 15:21

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2025-04-25

万博でのコスプレをやめさせたいならコスプレをして問題を起こせばいい

実際にコスプレをして万博問題を起こせばおそらく万博コスプレ禁止するからコスプレをやめさせるという目標を達成できる。

実行犯は逃げ切れなければ叩かれるがやるならそれぐらいは覚悟してもろて。

Permalink |記事への反応(1) | 23:14

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2025-04-24

anond:20250424115903

???私たち実行犯をさせられた!!!

Permalink |記事への反応(0) | 12:15

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女性だと判決が緩くなるのを利用して女性実行犯に使う手口が整ってきてない?

女性実行犯にして裏から手をまわしてお金を稼いだりすることが常態化してきつつある。

今まで単に風俗に回す感じだったけど、詐欺とかの実行犯やらせるのが常套手段になってきつつある。

ちょっとまずい感じするね。

Permalink |記事への反応(5) | 11:59

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