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2026-01-30

【論考】リヴァイアサンの断裂力学能動性の限界システムの死 ――閉鎖系における「自由意志」の限界:内部的能動性と外部的決定要因【再考

【はじめに】

※本稿は、先に公開した同名論考に対して寄せられた批评と、それを通じて得られた理論的再検討を踏まえ、特に現代貨幣理論MMT)に対する理解を、主流的な財政論の枠組みから切り離し、より構造論的・環境依存的な視点へと修正したものである


基本的問題意識は変わらないが、いくつかの記述は、より精密な形へと再構成されている。


なお、本稿の結論──

金利上昇によって、政治裁量空間が急速に失われていく」という構造認識自体は維持されている。

今回の改稿は、その結論に至る理論的経路を、より正確な貨幣制度理解に基づいて再構成したものである


本稿は、完成された主張というよりも、

構造モデル批評によってどのように精緻化されうるかを含めた思考過程の記録として読まれたい。


本稿は、硬直化した日本政治システムリヴァイアサン)がいかにして「変化」するのか、あるいは「変化しない」のかを、構造的制約(Structure)と主体的能動性(Agency)の緊張関係から分析する。

結論から述べれば、閉鎖された均衡システムにおいて、内部の主体的行動はシステム延命メンテナンス)に寄与するのみであり、構造転換をもたらす真の変数は、常にシステムの「外部」から到来する。

なぜ内部からは変われないのか。なぜ外部ショックのみが有効なのか。本稿はその力学メカニズムを解明する。

システム内の能動性:なぜ「本気の改革者」は例外なく窒息するのか?

システム内には、現状維持を望む者ばかりではない。稀に、私利私欲度外視し、本気で構造転換を志す「確信犯改革者」が出現する。

彼らは「空気を読まない」強さを持ち、世論熱狂を背に、既得権益という岩盤突撃する。

しかし、なぜ彼らは例外なく敗北し、システムに吸収されるか、あるいは排出されるのか。

その敗因は、個人資質ではなく、リヴァイアサンが備える高度な「免疫システム」にある。


メカニズムA:時間の泥沼化

なぜ改革は「反対」されず、「手続き」で殺されるのか?

日本意思決定プロセスは、無数の承認ハンコと全会一致の慣行によって設計されている。

改革者の持つ「政治熱量」は、膨大な会議部会審議会というプロセスを経ることで、「摩擦熱」へと変換され、散逸する。

鋭利刃物も、泥沼を切り続ければ摩耗して切れなくなる。システムは「反対」するのではなく、「手続き」によって改革者疲弊死させる。

事例1:河野太郎と「ハンコ戦争」 ——手続きの泥沼化

――改革はなぜ「UI改善」で終わったのか?

河野太郎氏は「異端児」として知られ、行革担当相やデジタル相として、日本の非効率アナログ行政(ハンコ、FAX)を打破しようと試みた。彼は「岩盤規制をドリルで砕く」という強い意志を持っていた。

システム(各省庁)は、彼の命令拒否はしなかった。その代わりに、「法解釈の整理」「セキュリティ上の懸念」「関係各所との調整」という名の「手続き迷宮」を展開した。

結果として、「ハンコをなくす」ために「デジタルハンコを押すシステムを作る」といった、本末転倒解決策(システム自己保存)へと誘導された。

結果:

彼の膨大な熱量は、岩盤を砕くことではなく、岩盤の表面を磨くこと(UIの微修正)に浪費された。彼はシステムを変えたのではなく、システムによって「改革ごっこ」というガス抜き役回りを演じさせられたのである


メカニズムB:村八分による兵糧攻め

なぜシステムは「カネとポスト」で人を殺せるのか?

リヴァイアサン血液は「カネ」と「ポストである

システムに逆らう異物に対しては、派閥官僚機構連携し、この血液供給遮断する。

協力者がいなくなり、情報が入らなくなり、部下が動かなくなる。

どれほど高潔意志を持っていても、手足となる組織兵糧攻めにされれば、改革者は「裸の王様」として孤立し、機能不全に陥る。

事例2:民主党政権(2009-2012)—— 「臓器移植」への急性拒絶反応

――なぜ「政権交代」は急性拒絶反応を起こしたのか?

鳩山由紀夫および民主党は、「政治主導(脱官僚)」と「対等な日米関係(脱対米従属)」を掲げ、システムの中枢OSを書き換えようとした、極めて純粋理想主義者たちであった。

発動した免疫: 「官僚によるサボタージュ情報遮断

明治層(官僚機構)は、新参者である民主党大臣に対し、重要情報を上げない、あるいは意図的リークするという「兵糧攻め」を行った。

同時に、米国層(将軍)は、普天間基地問題を巡って「トラスト・ミー」と叫ぶ鳩山氏を「システムエラー」と認定し、徹底的に冷遇した。

結果:

官僚米国という二大免疫細胞攻撃された政権は、内部から機能不全(多臓器不全)に陥り、わずか3年で壊死した。これは、適合しない臓器を無理やり移植した際に起きる「急性拒絶反応」そのものであった。


メカニズムC:抱きつき心中

なぜ最も危険な敵ほど「中枢」に招き入れられるのか?


これは罠である要職に就けば、その省庁の官僚を守る義務(答弁義務)が生じる。

改革者は、自らが破壊しようとしていた組織の「顔」として振る舞うことを強制され、既存論理に取り込まれる(ミイラ取りがミイラになる)。

システムは、敵対者を「内部に取り込み、腐敗を共有させる」ことで、その牙を無力化する。

事例3:村山富市社会党) —— 「抱きつき」による安楽死

――なぜ「総理になった瞬間」に思想は死んだのか?

かつての日本社会党は、自民党金権政治軍拡に対抗する、強力な「システム外の対抗馬」であった。

発動した免疫:「抱きつき心中

1994年自民党は驚くべき奇策に出た。長年の宿敵である社会党トップ村山富市)を、あえて「総理大臣」に指名したのである

権力の中枢に座らされた村山氏は、システム論理に従わざるを得なくなった。彼は就任直後、社会党の党是であった「自衛隊違憲論」や「日米安保反対」を撤回させられた。

結果:

総理大臣」という最高のポストを与えられた瞬間、社会党の魂(イデオロギー)は死んだ。自民党は、敵を王座に座らせることで、敵の存在意義消滅させたのである。これは、システムが実行した最も残酷で鮮やかな「安楽死」であった。


「分配原資」の物理的枯渇とシステム栄養失調



なぜ政治システムは「イデオロギー」ではなく「会計」で死ぬのか?

政治とは、究極的には「誰からリソース税金)を徴収し、誰に配分するか」という資源配分技術である

戦後日本政治の安定性は、経済成長という「宿主」がもたらす無限果実を前提にしていた。しかし、宿主生命力限界に達した現在システムは「イデオロギーの敗北」ではなく「会計学的な死」に直面している。

メカニズムA:接着剤としての「カネ」の喪失

なぜ自民党は「配れなくなった瞬間」に崩れ始めるのか?

前述の通り、自民党には核となるイデオロギー(魂)がない。多様な派閥や、農協医師会経団連といった利害が相反する集団を一つに束ねていた「接着剤」は、ただ一つ。「国から補助金公共事業である

崩壊論理高度成長期バブル期は、パイ(財源)が拡大し続けたため、「全員に配る(Positive-sum)」ことが可能だった。しかし、ゼロ成長とインフレ常態化した現在パイは縮小している。

一人のプレイヤー利益誘導すれば、別のプレイヤーから奪わねばならない(Zero-sum)。利益分配マシンとしての自民党は、その存在意義(配る機能)を物理的に喪失しつつある。カネの切れ目が縁の切れ目となり、システムをつなぎ止める引力が消滅する。

メカニズムB:金利上昇による「チート機能」の停止

――そして露呈する、制度という名の「檻」

なぜ「国債を刷ればいい」は突然使えなくなったのか?


支配的な政策言説において、「税収が足りないなら国債を刷ればいい」という現代貨幣理論MMT)的アプローチは、ゼロ金利・低金利という特殊金融環境でのみ作動する例外措置チート)として理解されている。

この見方に立てば、MMTは恒常的な財政運営理論ではなく、長期停滞と金融緩和に覆われた日本においてのみ一時的に許容された「裏技」に過ぎない。

崩壊論理公式説明):

2024年日銀による利上げ、すなわち「金利のある世界」への回帰は、このチート機能強制終了を意味する。

金利が上昇すれば、国債残高に比例して利払い費は自動的に増大する。国債利払いは予算編成上、優先的に処理される「固定費」であり、政治裁量によって削減することはできない。

防衛費社会保障費、そして国債利払い費。

これら不可避的支出だけで国家予算限界値に達する以上、政治家が「自由意志」で配分できる裁量予算消滅する。

結果として、政治家は「利益の分配者」から、膨張する固定費帳尻を合わせるだけの「赤字管理人」へと降格させられる――

これが、金利上昇後の世界において語られる、MMT「失敗」の物語である


しかし、この物語のものが、より深い構造真実を逆説的に暴露している。


理論真意

現代貨幣理論MMT)の本質は、低金利下のチート正当化するための方便ではない。

それは、貨幣主権を持つ政府は「支出のために徴税や借入を必要としない」という、現代通貨システム物理実態可視化した理論である

MMT視点では、国債資金調達手段ではなく、民間部門供給された余剰通貨を吸収し、金利を調整するための政策ツールに過ぎない。

本来政府支出を制約するのは「財政赤字」ではなく、供給能力限界が引き起こすインフレのみである


それにもかかわらず、MMT全面的実装されることはない。

その理由経済理論の欠陥ではなく、制度設計にある。


現代金融システムは、中央銀行独立性という「防波堤」によって、政治権力通貨発行を直接統制することを禁じている。

これは、インフレ制御できない政治に対する制度的不信を前提とした安全装置である

さらに、国債は国際金融市場において「安全資産」として機能しており、これをMMT論理無効化することは、現行のグローバル金融秩序そのものを動揺させかねない。


金利上昇によって露呈したのは、MMT破綻ではない。

しろ、「貨幣主権国家理論上できること」と、「市場制度国際秩序が許容すること」との乖離である


理論上、政府は利払いのために通貨を発行できる。

しかし、それを実行すれば「財政規律崩壊」と見なされ、円安インフレ資本流出を招くという政治的・市場的制約が即座に作動する。


すなわち、MMTが示した「可能性」は否定されたのではない。

それは、我々自身が作り上げた「財政規律」という名の制度的な檻の中に、最初から閉じ込められていたのである


メカニズムC:開放系における外部強制

なぜゼロ金利という「チート」は強制終了されたのか?

日本金融政策は、国内で完結した閉鎖系ではない。円という通貨は、ドルを基軸とするグローバル金融システムの一部として循環する開放系に組み込まれている。ゆえに、「ゼロ金利を維持するか否か」という選択は、国内意思だけで決定できるものではない。


金利差という物理圧力

2022年以降、米国インフレ抑制のため急激な利上げを実施した。金利とは通貨の「魅力度」であり、高金利通貨資本流れるのは、重力や水位差と同じ物理法則である

米国が高金利日本ゼロ金利であれば、資本必然的に円を売り、ドルへと移動する。この圧力政策論争によって回避できる性質のものではない。


円安宿主耐性の限界

資本流出帰結として発生した急激な円安は、輸出企業には利益をもたらす一方、エネルギー・食料を輸入に依存する国内経済に対して、強烈な輸入インフレとして作用した。

生活必需品価格の上昇は、国民生存コストを直接押し上げ、システムにとって最も危険閾値――社会的耐性限界――へと接近させる。これは単なる経済指標の悪化ではなく、治安不安政権不安定化という「システム破壊リスク」の増大を意味する。


強制された二者択一

この時点で、システムに残された選択肢は二つしかなかった。

一つは、利上げを拒否し続け、通貨価値の下落と制御不能インフレによって通貨の信認そのものを失う道。

もう一つは、利上げを受け入れ、国債利払い費の増大によって財政運営が硬直化する道である

国家にとって「通貨の死」は即死意味するが、「財政の死」は延命可能である


したがって、日銀による利上げは主体的政策選択ではない。

外部環境によって銃口を突きつけられたシステムが、自動的に「より生存確率の高い地獄」を選ばされた結果に過ぎない。


ここにもまた、個別意思決定主体の「自由意志」は存在しない。

あるのは、開放系における外部変数によって強制的に狭められた、選択肢なき選択だけである


メカニズムD:略奪の限界と「静かなるサボタージュ

なぜ国民は反乱せず、「産まなくなる」のか?

 配るカネがなくなったシステムは、最終手段として、声の小さい層(非正規雇用者若者、そして未来世代から搾取し、コア支持層高齢者既得権益)へ移転するという「略奪的再分配」に移行する。

崩壊論理しかし、搾取される側の実質賃金生存エネルギー)が限界を割った時、宿主死ぬ少子化労働意欲の低下は、国民の道徳的退廃ではない。「これ以上搾取されることへの、Permalink |記事への反応(1) | 12:38

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2026-01-29

【論考】オートパイロット終焉能動性が消滅した国の断裂力学

【はじめに】

本稿で描写した力学は、日本固有ではなく、「長期一党優位 × 外部安全保障依存 ×人口逆転」を満たす政治体制一般可能である

本稿は、硬直化した日本政治システムリヴァイアサン)がいかにして「変化」するのか、あるいは「変化しない」のかを、構造的制約(Structure)と主体的能動性(Agency)の緊張関係から分析する。

結論から述べれば、閉鎖された均衡システムにおいて、内部の主体的行動はシステム延命メンテナンス)に寄与するのみであり、構造転換をもたらす真の変数は、常にシステムの「外部」から到来する。

なぜ内部からは変われないのか。なぜ外部ショックのみが有効なのか。本稿はその力学メカニズムを解明する。

1.システム内の能動性:「異物」に対する免疫反応と、改革者の窒息

システム内には、現状維持を望む者ばかりではない。稀に、私利私欲度外視し、本気で構造転換を志す「確信犯改革者」が出現する。

彼らは「空気を読まない」強さを持ち、世論熱狂を背に、既得権益という岩盤突撃する。

しかし、なぜ彼らは例外なく敗北し、システムに吸収されるか、あるいは排出されるのか。

その敗因は、個人資質ではなく、リヴァイアサンが備える高度な「免疫システム」にある。

メカニズムA:時間の泥沼化

現象改革者が「AをBに変えろ」と命令した瞬間、官僚機構族議員は「徹底的な検討」と「根回し」を開始する。

構造的殺害:

日本意思決定プロセスは、無数の承認ハンコと全会一致の慣行によって設計されている。

改革者の持つ「政治熱量」は、膨大な会議部会審議会というプロセスを経ることで、「摩擦熱」へと変換され、散逸する。

鋭利刃物も、泥沼を切り続ければ摩耗して切れなくなる。システムは「反対」するのではなく、「手続き」によって改革者疲弊死させる。

事例1:河野太郎と「ハンコ戦争」 ——手続きの泥沼化

能動性:

河野太郎氏は「異端児」として知られ、行革担当相やデジタル相として、日本の非効率アナログ行政(ハンコ、FAX)を打破しようと試みた。彼は「岩盤規制をドリルで砕く」という強い意志を持っていた。

発動した免疫: 「手続きによる無限ループ

システム(各省庁)は、彼の命令拒否はしなかった。その代わりに、「法解釈の整理」「セキュリティ上の懸念」「関係各所との調整」という名の「手続き迷宮」を展開した。

結果として、「ハンコをなくす」ために「デジタルハンコを押すシステムを作る」といった、本末転倒解決策(システム自己保存)へと誘導された。

結果:

彼の膨大な熱量は、岩盤を砕くことではなく、岩盤の表面を磨くこと(UIの微修正)に浪費された。彼はシステムを変えたのではなく、システムによって「改革ごっこ」というガス抜き役回りを演じさせられたのである

メカニズムB:村八分による兵糧攻め

現象既得権益攻撃する改革者は、システム内部で「調整能力がない」「独善的だ」というレッテルを貼られる。

構造的殺害:

リヴァイアサン血液は「カネ」と「ポストである

システムに逆らう異物に対しては、派閥官僚機構連携し、この血液供給遮断する。

協力者がいなくなり、情報が入らなくなり、部下が動かなくなる。

どれほど高潔意志を持っていても、手足となる組織兵糧攻めにされれば、改革者は「裸の王様」として孤立し、機能不全に陥る。

事例2:民主党政権(2009-2012)—— 「臓器移植」への急性拒絶反応

能動性:

鳩山由紀夫および民主党は、「政治主導(脱官僚)」と「対等な日米関係(脱対米従属)」を掲げ、システムの中枢OSを書き換えようとした、極めて純粋理想主義者たちであった。

発動した免疫: 「官僚によるサボタージュ情報遮断

明治層(官僚機構)は、新参者である民主党大臣に対し、重要情報を上げない、あるいは意図的リークするという「兵糧攻め」を行った。

同時に、米国層(将軍)は、普天間基地問題を巡って「トラスト・ミー」と叫ぶ鳩山氏を「システムエラー」と認定し、徹底的に冷遇した。

結果:

官僚米国という二大免疫細胞攻撃された政権は、内部から機能不全(多臓器不全)に陥り、わずか3年で壊死した。これは、適合しない臓器を無理やり移植した際に起きる「急性拒絶反応」そのものであった。

メカニズムC:抱きつき心中

現象システムにとって最も危険改革者に対しては、あえて「大臣」などの要職を与える。

構造的殺害:

これは罠である要職に就けば、その省庁の官僚を守る義務(答弁義務)が生じる。

改革者は、自らが破壊しようとしていた組織の「顔」として振る舞うことを強制され、既存論理に取り込まれる(ミイラ取りがミイラになる)。

システムは、敵対者を「内部に取り込み、腐敗を共有させる」ことで、その牙を無力化する。

事例3:村山富市社会党) —— 「抱きつき」による安楽死

能動性:

かつての日本社会党は、自民党金権政治軍拡に対抗する、強力な「システム外の対抗馬」であった。

発動した免疫:「抱きつき心中

1994年自民党は驚くべき奇策に出た。長年の宿敵である社会党トップ村山富市)を、あえて「総理大臣」に指名したのである

権力の中枢に座らされた村山氏は、システム論理に従わざるを得なくなった。彼は就任直後、社会党の党是であった「自衛隊違憲論」や「日米安保反対」を撤回させられた。

結果:

総理大臣」という最高のポストを与えられた瞬間、社会党の魂(イデオロギー)は死んだ。自民党は、敵を王座に座らせることで、敵の存在意義消滅させたのである。これは、システムが実行した最も残酷で鮮やかな「安楽死」であった。

2.外部変数A:宿主の衰弱 —— 「分配原資」の物理的枯渇とシステム栄養失調

政治とは、究極的には「誰からリソース税金)を徴収し、誰に配分するか」という資源配分技術である

戦後日本政治の安定性は、経済成長という「宿主」がもたらす無限果実を前提にしていた。しかし、宿主生命力限界に達した現在システムは「イデオロギーの敗北」ではなく「会計学的な死」に直面している。

メカニズムA:接着剤としての「カネ」の喪失

構造現実: 前述の通り、自民党には核となるイデオロギー(魂)がない。多様な派閥や、農協医師会経団連といった利害が相反する集団を一つに束ねていた「接着剤」は、ただ一つ。「国から補助金公共事業である

崩壊論理高度成長期バブル期は、パイ(財源)が拡大し続けたため、「全員に配る(Positive-sum)」ことが可能だった。しかし、ゼロ成長とインフレ常態化した現在パイは縮小している。

一人のプレイヤー利益誘導すれば、別のプレイヤーから奪わねばならない(Zero-sum)。利益分配マシンとしての自民党は、その存在意義(配る機能)を物理的に喪失しつつある。カネの切れ目が縁の切れ目となり、システムをつなぎ止める引力が消滅する。

メカニズムB:金利上昇による「チート機能」の停止

構造現実: 「税収が足りないなら国債を刷ればいい」という現代貨幣理論MMT)的アプローチは、低金利という特殊な温室環境でのみ作動する「バグ技(チート)」であった。

崩壊論理2024年日銀の利上げ(金融正常化)以降、このチート機能強制終了された。金利のある世界では、国債の利払い費が爆発的に増大する。

防衛費社会保障費、そして利払い費。これら「固定費」だけで国家予算限界値(Cap)に達する。政治家が「自由意志」で配れる裁量予算ゼロになる。政治家は「利益の分配者」から、単なる「赤字管理人」へと降格させられるのである

メカニズムC:略奪の限界と「静かなるサボタージュ

構造現実: 配るカネがなくなったシステムは、最終手段として、声の小さい層(非正規雇用者若者、そして未来世代から搾取し、コア支持層高齢者既得権益)へ移転するという「略奪的再分配」に移行する。

崩壊論理しかし、搾取される側の実質賃金生存エネルギー)が限界を割った時、宿主死ぬ少子化労働意欲の低下は、国民の道徳的退廃ではない。「これ以上搾取されることへの、生物学防衛反応である

働く人間がいなくなり、税収が途絶えれば、いかなる強固な政治権力物理的に餓死する。

【補足】なぜ「チートゼロ金利)」は強制終了されたのか?

読者は疑問に思うかもしれない。「借金をチャラにできるゼロ金利がそれほど便利なら、なぜシステムはそれを永遠に続けなかったのか?」と。

答えはシンプルだ。外部環境米国金利為替市場)が、そのチート使用物理的に許さなくなったかである

メカニズム①:「金利差」という物理圧力

外部変数2022年以降、米国将軍)はインフレ退治のために急激な利上げを行った。

システムの反応:金利とは「通貨の魅力」である米国が高金利で、日本ゼロ金利であれば、世界中のマネー日本(円)を売って米国ドル)へ流出する。これは水が高いところから低いところへ流れるのと同じ物理法則である

結果:歴史的な「円安」が発生した。

メカニズム②:宿主国民生活)の壊死

円安」は輸出企業経団連)にはプラスだが、エネルギーと食料を輸入に頼る日本国民宿主)にとっては、猛烈な「輸入インフレ」として襲いかかる。

ガソリン代、電気代、スーパー食材価格が高騰した。これは、政治システムが最も恐れる「国民生存コスト限界突破」を意味する。もしこれ以上放置すれば、暴動政権転覆リスクシステム物理破壊)が生じるレベルに達した。

メカニズム③:究極の二者択一

システムは、以下の二つの地獄から一つを選ばなければならなくなった。

地獄A(利上げしない): 円が紙屑になり、ハイパーインフレ国民生活崩壊する(通貨の死)。

地獄B(利上げする): 国の借金利払いが増え、予算が組めなくなる(財政の死)。

国家にとって「通貨の死」は即死意味するが、「財政の死」はまだ延命余地がある。

ゆえに、植田総裁日銀)が利上げを決断したのではない。「通貨崩壊」という外部から銃口を突きつけられ、システム自動的に「地獄B」へのスイッチを入れさせられたのである

ここにも「自由意志」は存在しない。あるのは、外部環境によって狭められた「強制された選択」のみである

3.外部変数B:将軍の変心 —— 「吉田ドクトリン」の強制廃棄

日本戦後構造軽武装経済優先)は、日本人の平和愛好精神が生んだものではない。冷戦構造下でアメリカがそれを「許容」し、安全保障コストを肩代わりしていたという「外部環境特異点」に過ぎない。

なぜこれが決定的なのか:

米国の国力相対低下と中国の台頭により、アメリカはもはや単独パックス・アメリカーナを維持できなくなった。トランプ現象代表される米国孤立主義は、日本に対して「安保タダ乗り」を許さない段階に入った。

構造転換のメカニズム

将軍米国)」から圧力は、日本国内政治力学護憲派 vs改憲派議論)を無効化する。

米国が「守ってほしければ、自分で槍を持て(防衛費増額・敵基地攻撃能力)」と命じた瞬間、日本国内の憲法論議は吹き飛ぶ。

システム生存のために、憲法解釈ねじ曲げ、増税を行い、強制的に軍事国家へと再編される。これは主権的選択ではなく、「属国としての構造適応である

4.外部変数C:生物学強制 —— 「消極的選択」としての保守情報環境閉鎖系

人口動態の変化は、単なる数の減少ではない。それは、異なる情報環境経済絶望を生きる世代間の断絶を意味する。

若者自民党支持を、かつての学生運動のような「熱狂的な政治参加」と誤解してはならない。それは、メディア環境経済不安によって構造的に誘導された、極めて「受動的な合理的選択である

メカニズムA:生存本能としての「現状維持Status Quo)」

現象

20代の多くは、高市早苗氏のようなタカ派自民党を支持するが、それは積極的な変革への意志というよりは、「リスク回避」の色合いが濃い。

深層分析

デフレと停滞しか知らない世代にとって、リベラル野党が掲げる「分配」や「負担増」は、高齢者への富の移転固定化する「緊縮の悪夢」として映る。

対して、自民党が掲げる「積極財政」や「強い国」というナラティブは、たとえそれが幻想であったとしても、窒息しそうな現状に風穴を開けてくれそうな「唯一の生存ルート」に見える。

彼らはイデオロギーで選んでいるのではない。「野党に任せて混乱するリスク(ダウンサイド)」を極限まで嫌い、「腐敗していても、今の生活崩壊しない程度の安定を提供してくれる自民党」に、消去法的にしがみついているのである

メカニズムB:アルゴリズムによる「政治コンテンツ化」

構造的要因:

この「消極的選択」を強化しているのが、ソーシャルメディアアルゴリズムである

TikTokYouTube Shortsといった短尺動画プラットフォームにおいて、野党の複雑な政策論争は「退屈なノイズ」として淘汰される。

一方で、「論破」や「強い言葉(国を守る、敵を倒す)」といった保守派のシンプルメッセージは、「消費しやすエンタメコンテンツ」として拡散されやすい。

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2026-01-18

あとで消す トランプ氏は自身にも制御不能な力を解き放っている NYTコラム2026年1月18日 9時00分 https://digital.asahi.com/articles/ASV1J2DFFV1JUHBI032M.html

デイビッドフレンチ

 プロイセン軍事思想家カール・フォン・クラウゼビッツは、こう記した。「戦争とは、他の手段をもってする政治継続にすぎない」。クラウゼビッツの死後、1832年出版された著作戦争論」から、ほぼ全ての陸軍将校が学ぶ一節があるとすれば、それは、武力紛争目的定義たこ言葉である

 1月3日朝、米軍ベネズエラ攻撃し、独裁者ニコラス・マドゥロ氏を拘束して米国連行刑事訴追するというニュースを耳にした時、真っ先に頭に浮かんだのが、この言葉だった。

 理由は単純だ。ベネズエラへの攻撃は、19世紀世界秩序が崩壊する前、2度の壊滅的な世界大戦が起こる前、そして米国がまさに実行したような国家の行動を阻止するために設計された国際法外交体制が生まれる前の、異なる時代を想起させるからだ。

 あらゆる国家が決定すべき最も重要課題の一つは、いつ、そしてどのように、戦争遂行するかである。ちなみに、クラウゼビッツを道徳観念のない戦争推進者と見なすのは誤りだ。彼はこの概念発明したわけではなく、当時の世界描写したに過ぎない。彼の言葉は、人類史の大半において主権国家戦争をどのように捉えてきたのかを端的に説明している。

マフィアボス」のような振る舞い

 強国が「戦争政策の延長に過ぎない」という原則のもとで行動する時には、マフィアボスのような振る舞いに陥りやすい。弱い国とのあらゆる相互作用には何らかの形で武力の脅威が伴うことになる。素敵な国ですね。もし何か起きたら残念ですね、という具合に。

 これは空想ではない。トランプ米大統領はアトランティック誌との電話でのやりとりで、マドゥロ氏の副大統領を務めたベネズエラの新たな指導者デルシー・ロドリゲス氏を脅した。「彼女が正しいことをしなければ非常に大きな代償を払うことになるだろう。おそらくマドゥロよりも大きな代償だ」と述べた。

 外交経済的圧力は、依然としてほとんどの場合、強国がとる最初手段であるしかし、意図した成果を上げられなかった場合に次に何が起こるかは、ベネズエラでの米国攻撃映像を見ればわかるだろう。

 しかし、クラウゼビッツ的な見方は、国家とその指導者たちにとって唯一の選択肢というわけではない。国際関係にはより優れたモデル存在する。それは悪の存在国家利益という現実を認めつつ、平和と人命を守るための境界線を引くものだ。

 クラウゼビッツに対するのは、トマス・アクィナスだ。

人類クラウゼビッツとアクィナスの間を揺れ動いてきたのだと、筆者は分析します。歴史を振り返りつつ、今回の米トランプ政権ベネズエラ攻撃をどう読み解くのか。「戦争政治の延長」の先にある世界とは……。

 13世紀に書かれた「神学大全」でアクィナスは、後に「正戦論」として知られる三つの基本要件提示した。

 第一に、戦争主権者合法的行使によって遂行されなければならず、野心的な個人私的冒険主義によってはならない。

 第二に、戦争は正当な大義に基づかなければならない。例えば、国家自衛集団的自衛は明らかに正当である

 第三に、正当な目的、すなわち善を推進し、悪を回避しなければならない。

 戦争形態の変遷を考える一つの方法は、人類クラウゼビッツとアクィナスの間で揺れ動いていると捉えることだ。強い国は弱い国に自らの望みを押し付け、やがては強国が互いに押し付け合おうとする。必然的大惨事が起き、アクィナスに立ち返る。

 この揺れ動きの結果は、実際に歴史の長い流れの中で確認できる。紛争による世界の死者数を分析すると、戦争は常に存在するものの、その激しさは強弱を繰り返していることがわかる。極度の苦痛と死の時代は、比較平穏時代を経て、再び恐怖の時代へと続く。

世界はどう揺れ動いてきたか

 第1次世界大戦以降の歴史を考えてみよう。塹壕(ざんごう)戦での絶え間ない殺戮(さつりく)の後、世界侵略戦争禁止し、平和を維持するための国際機関である国際連盟設立しようとした。

 国際連盟は、米国が加盟を拒否したことも一因となって失敗に終わり、さらに恐ろしい世界大戦を経て、今度は米国主導のもとで世界は再び試みた。

 アクィナス思想国連憲章の随所に反映されている。憲章第2条は侵略戦争禁止し、51条は大国抑制するための個別的集団的自衛権を認めている。そして第5章は平和維持のために安全保障理事会という機関設立した。

 この体制完璧だとは誰も言わないだろう。だが、第2次世界大戦後も侵略戦争が起きる中で、この体制は主要な目的を達成してきた。世界大戦を免れてきたのだ。

 ただ、アクィナスモデルは、二つの敵と戦わなくてはならない。権力への願望と記憶の風化だ。正戦論は、強者の自制を求めている。大国に自らの願望を押し付けることを控えさせ、短期的な国益より、国際平和正義という長期的な目標を優先させることさえ求める。

 ここで記憶の風化が作用する。人々が世界大戦記憶している間は、自制はより説得力を持つ。国連NATO北大西洋条約機構)をつくった人々は、2度の戦争経験していた。その意味で、侵略戦争に対する道徳議論は、現実的な意義を持つ。

 世界は、力への願望が国際情勢を支配する結果を目の当たりにしてきた。指導者たちは、最も壊滅的な紛争がごくささいなきっかから始まることを知っているし、知るべきである

 例えば、1914年にガブリロ・プリンツィプがサラエボフランツ・フェルディナント大公狙撃し、オーストリア・ハンガリー帝国小国セルビアに軍を動員した時、1600万人以上が命を落とす戦争になることを、いったいどれほどの世界指導者たちが察知していただろうか?

写真・図版

サラエボで起きたオーストリア・ハンガリー帝国フランツ・フェルディナント大公と妻の暗殺事件を報じる朝日新聞紙面(1914年7月30日付)

 記憶が薄れるにつれ、クラウゼビッツのモデルはより魅力的に映る。その一因は、まさにベネズエラで起きたように、即効性のある結果をもたらし得るからだ。

 とはいえトランプ氏のベネズエラ介入に激しく反対する人々でさえ、マドゥロ氏の支配を美化すべきではない。彼は腐敗した暴力的独裁者であり、国民を抑圧し、貧困に陥れた。

 経済指標がその実態物語っている。マドゥロ政権が発足する前年の2012年ベネズエラ国内総生産GDP)は3720億ドルを超えていた。それが、2024年には1200億ドル弱にまで急落した。壊滅的な崩壊だ。

 マドゥロ氏が権力を維持できたのは、民主主義無視たからに他ならない。選挙監視員たちによると、2024年選挙で、3期目をめざしたマドゥロ氏は30ポイント以上の差で負けていたとされる。対立候補エドムンド・ゴンサレス氏は65%を超える票を獲得し、マドゥロ氏はわずか30%強だった。しか公式集計ではマドゥロ氏の勝利宣言された。

 ただ、GDPの数値や得票数だけでは、マドゥロ政権が人々にもたらした苦難を語るには不十分だ。2014年以降、貧困汚職、抑圧から逃れるために約800万人のベネズエラ人が国外脱出した。これはマドゥロ氏が大統領に就く以前の人口の4分の1以上に相当する。

トランプ氏が破った三つの「正戦」の原則

 それでも、目的手段正当化するものではない。

 トランプ政権は、マドゥロ氏を権力の座から追放することが米国国益に最もかなうとの判断を下し、議会承認を得ることなく、完全に独自行動をとった。

 その行動は正義戦争のあらゆる原則を破っていた。

写真・図版

フロリダ州2026年1月3日記者会見に臨む米国トランプ大統領。後ろにいるのはルビオ国務長官=AP

 第一に、トランプ氏は、米国法の要件無視し、一方的に行動した。議会協議せず、宣戦布告も取り付けなかった。彼は、ただ自らの権限だけで、主権国家攻撃したのだ。

 マルコ・ルビオ国務長官は、政権の行動は戦争行為ではなく、「法執行活動」であり、国防総省容疑者逮捕する公務員たちを守っていたにすぎないと主張している。

 この弁明は笑えるほどにお粗末だ。この理屈では、大統領敵対する指導者起訴し、指導者逮捕必要な大規模な軍事力は単に法執行保護しているだけだと主張することで、事実上あらゆる戦争を法執行活動に変えることができる。これは議論ではない。言い訳だ。

 第二に、トランプ氏は開戦事由も、国際法国連憲章が認める正当な理由もなしに攻撃を仕掛けた。ハーバード大教授で、ブッシュ政権(子)下で司法省法律顧問次官を務めたジャックゴールドスミス氏が指摘したように、(国連)憲章の命令執行する明確な方法がないとしても、この攻撃は明らかに憲章に違反している。

 第三に、独裁者権力の座から追放することは正当な目的になりうるかもしれないが、民主的に選出された野党指導者無視するというトランプ氏の決定は、非常に問題である編集部注:トランプ氏は15日にベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と会談した。)。腐敗した政権の残党が、米国企業石油取引交渉要求に従い、依然として国を統治していることは、自由民主主義犠牲にして腐敗と抑圧を永続させる危険性がある。

突き進む「ドンロー主義

 これらは何も新しいことではない。歴史家のニーアル・ファーガソン氏は、トランプ氏のベネズエラへの攻撃は、第1次世界大戦惨事以前の時代政治外交の復活という、より大きな全体像の一部であると述べている。

 19世紀後半の南北戦争後に米経済が急発展した金ぴか時代砲艦外交は、米国中南米支配していたことを確かに意味していた。それは、この地域植民地に似た現実押し付けた。各国は少なくともある程度の米国監視の下で発展し、主権米国が認める範囲にとどまった。

 トランプ氏のベネズエラ攻撃もまた、何もないところから出てきたわけではない。昨年12月政権国家安全保障戦略文書を発表し、西半球を最優先に位置づけた。

 この文書アジア欧州中東に先立って米州を扱い、「西半球における米国の優位を回復するため、モンロー主義再確認実施する」と宣言した。

 大統領はすでに、19世紀米国外交政策を復活させる自らの政策に「ドンロー主義」という名を付けている。

 トランプ氏はドンロー主義を熱心に推し進めている。カナダメキシコに対して経済戦争を仕掛け、カナダ米国51番目の州になるべきだと発言した。NATO同盟であるデンマーク主権領土の一部であるグリーンランドにも野心を抱いている。

写真・図版

デンマークコペンハーゲン米国大使館前で2026年1月14日グリーンランドグリーンランドのものだと抗議する人々=ロイター

 ここで再び、影響圏による世界支配と、「政策の延長としての戦争」という非道徳的アプローチの致命的な欠陥に直面する。小国は強国に支配されることを望まず、強国はライバルの台頭を望まない。故に同盟を結ぶ。1914年セルビアにはロシアが、ベルギーには英国がいた。1939年にはポーランドフランス英国が味方した。

 まさにこうして、地域紛争世界大戦へと変容したのだ。

 なぜ南米諸国他国との緊密な関係を求めるのか、米国人が疑問に思うのならば、むしろ彼らと米国との歴史的経緯や、南米の人々がモンロー主義攻撃的復活をどう捉えているかを問うべきだろう。

ベネズエラ攻撃がもたらした懸念

 トランプ氏のアプローチをめぐっては二つの議論がある。

 一つは、トランプ氏がベネズエラ介入で先例をつくったというものだ。ロシア中国イランといった国々は、自らの勢力圏でその先例に従おうと躍起になるだろうし、我々が取ったのと同じ手法敵対国が自らの勢力圏で取っても、我々に異議を唱える資格はなくなる、というものだ。

 しかし、ウラジーミル・プーチン氏のロシア習近平氏の中国革命体制イランは、正戦論道徳議論などみじんも気にかけたことがない。彼らがある程度抑制されているのは、抑止力によるものであり、もし抑止力が失敗すれば、純粋軍事力による。

 もう一つの議論は、正戦論が決して全会一致で受け入れられることはないことを認めるものだ。国連憲章が往々にして実践的というより理想論的なものにならざるを得ない運命にあることを認識するものだ。

 この議論は、世界秩序の存続が強国に依存するわけではないが、米国という最大の強国には依存していることを認識している。言い換えれば、我々の国がアクィナスに傾倒していることが、クラウゼビッツを遠ざけているのだ。

 安全保障理事会常任理事国5カ国のうち、米国英国フランスの3カ国だけが国連憲章国際法に従う状況で、我々はかろうじて世界秩序を維持している。しかし、もし米国ロシア中国と同様の武力紛争国際関係へのアプローチ採用すれば、西側戦後コンセンサスは完全に崩壊する。

写真・図版

ベネズエラ首都カラカス2026年1月6日、3日前に米軍に拘束されたマドゥロ大統領解放を求めるデモそばに「トランプ:殺人者 誘拐犯」などと書かれた落書きがあった=AP

 「アメリカ第一主義」は必ずしも孤立主義ではない。主権国家指導者逮捕し、その国を「運営する」と宣言することに孤立主義的な要素はない。だが、それは短絡的で、正義平和犠牲に、国家権力の高揚感を追い求めている。

戦争政治の延長」の先にあるもの

 トランプ氏がいま、まさにその高揚感に浸っているのは明らかだ。1月4日の夜、米NBCは、トランプ氏が依然として「我々はベネズエラ運営していく」と発言していると報じた。トランプ氏は「彼らが従わなければ、第2の打撃を加える」と付け加えた。

 トランプ氏が考えていたのはベネズエラだけではない。「コロンビアも非常に病んでいる」、キューバは「崩壊しつつある」と彼は述べた。さらイラン抗議デモPermalink |記事への反応(1) | 23:06

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2026-01-04

アメリカによるベネズエラ攻撃を支持する

マイケルイグナティエフのようなリベラル介入主義者立場から——イラク戦争を人道的理由で支持し、大量の苦しみを引き起こし世界安全を脅かし、国民基本的自由否定する専制体制に対して道義的責任を持って対処すべきだと主張した立場から——私は、ベネズエラのマドゥロ政権に対する米国軍事行動を同様の理屈で支持する。イグナティエフが『より小さな悪』(The LesserEvil)などで展開した枠組みでは、リベラル民主主義国は、独裁国家が人道上大惨事を引き起こす場合特にその政権不安定さとテロを輸出する場合には、介入する責任がある。ベネズエラ場合は、組織的な抑圧、経済的破壊テロネットワークとの結びつきという証拠が、孤立主義ではなく行動を要求している。参照したベネズエラ危機に関する記事を基に、人道的緊急性、安全保障上の脅威、民主主義再生可能性に焦点を当てて、以下にその擁護を述べる。

まず、ベネズエラの人道危機は、サダム・フセイン政権下の侵攻前イラクの苦しみと同様である選挙不正司法の掌握、暴力的弾圧によって権力を固めた政権が、広範な死、移住絶望引き起こしている。マドゥロ政権は、チャベス時代から独裁主義の延長として、2024年大統領選挙を明確に野党候補エドムンド・ゴンサレス勝利した証拠があるにもかかわらず盗んだ。抗議デモは1,500人以上の逮捕と25人の死者を出して鎮圧され、非暴力による民主主義擁護2025年ノーベル平和賞を受賞したマリアコリーナ・マチャドのような人物には逮捕状が出され、潜伏を余儀なくされている。2025年12月時点で、政治犯は902人に上り未成年者も含まれるほか、拘束中の死亡報告もある。経済的には、政権の失政によりGDP2014年の5分の1に縮小し、最高13,000%のハイパーインフレーション引き起こし、食料・医薬品不足が無数の死をもたらした。ベネズエラ人の4分の1に当たる800万人以上が難民として国外に逃れ、地域的な人道災害を生んでいる。これは単なる統治の失敗ではなく、欠乏を通じて支配を維持する意図的戦略であり、サダム制裁回避国内テロ権力を維持した手法に似ている。リベラルは、国民がこのような人為的な苦しみに耐えるのを傍観することはできない——イグナティエフイラクで主張したように、苦しみの源を除去するために介入することは道義的義務である

第二に、マドゥロ政権下のベネズエラは、2000年代初頭のイラクテロ支援や大量破壊兵器でそうだったように、国際安全保障に対して明確かつ目前の脅威となっている。政権は「太陽カルテル」と呼ばれる軍・政府高官による麻薬密売ネットワークに深く関与しており、亡命した元情報機関長官ウゴ・カルバハル証言などでマドゥロ本人が直接関与していると指摘されている。イランヒズボラハマスキューバ情報機関FARCゲリラELNとの同盟関係は、ベネズエラ暴力輸出のハブにしている。刑務所発祥犯罪組織トレン・デ・アラグア(TdA)は政権と結びつき、移民ネットワークを通じて米大陸全域に広がり、殺人恐喝を繰り返しており、2023年チリでの暗殺事件マドゥロ内相と関連づけられている。米国は、フォード空母打撃群の展開、麻薬関連船舶への爆撃(2025年に80人以上死亡)、タンカー押収マドゥロへの懸賞金を50百万ドルに倍増させるなど、地上侵攻を伴わない形でこれらの脅威に対処している。これは、イグナティエフが主張したように、脅威が拡大する前に中和するための比例的な武力行使に相当する。イラク政権地域安定や西側を脅かしたのと同様に、ベネズエラの「麻薬テロ戦争」はコカインフェンタニル米国流入させ、人命を危険さらし、世界的なテロ資金提供している。これを無視することは、集団的安全保障人権というリベラル価値を裏切ることになる。

最後に、軍事介入は、イグナティエフポスト・サダムイラクで構想したように、民主主義回復と長期的な安定への最善の道である——欠陥はあるが、自決への必要な一歩だ。ベネズエラでは、選挙、抗議、交渉といった非暴力的な努力マドゥロの鉄の握り潰しによって失敗してきたが、それはサダムとの外交努力無駄に終わったのと同様である石油や金密売への制裁など米国圧力は、政権資金を枯渇させ、離反を促し、マドゥロ追放を目指しており、トランプの「果てしない戦争忌避に沿いつつ、米軍地上部隊を投入せずに政権交代を実現できる可能性がある。マチャドのような野党指導者は、これを帝国主義ではなく、テロ組織を装った国家に対する連帯として歓迎している。議会承認の欠如やエスカレーションリスク批判する声もあるが、イグナティエフイラク擁護で述べたように、ジェノサイドに近い状況では介入という「より小さな悪」が、無行動という「より大きな悪」を上回る。ベネズエラ成功すれば、さらなる難民危機を防ぎ、テロネットワーク解体し、自由選挙への移行を可能にし、ラテンアメリカリベラルな秩序を育むことができる。

要するに、このイグナティエフ風のリベラル視点から見れば、米国によるベネズエラ攻撃侵略ではなく、専制テロ悲劇に対する原則的対応である代替案——マドゥロの下での永続的な苦しみ——は、人間尊厳国際的責任というリベラリズム本質的理想嘲笑ものだ。

Permalink |記事への反応(1) | 11:55

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2025-12-17

米国のいない世界米国の対外姿勢世界のカタチをどう変えるのか杉山晋輔×佐橋 亮 2025/12/16放送<前編>【BSフジプライムニュースhttps://www.youtube.com/watch?v=MjU-D3fLwJ4

日中対立距離をとるトランプ氏】問われる高市外交の真価とは杉山晋輔×佐橋 亮 2025/12/16放送<後編>【BSフジプライムニュースhttps://www.youtube.com/watch?v=PiNfyfX-7k4

矛盾だらけ?米の国家安保戦略トランプ孤立主義”が描く世界12月16日(火) #報道1930】https://www.youtube.com/watch?v=r5a4T4MAjew

ウクライナ】"ロシア寄り"和平案の行方 ゲスト渡部悦和(元陸上自衛隊東部方面総監鶴岡路人(慶應義塾大学教授平野高志(ウクルインフォルム日本語版編集者)※リモート出演 BS11 インサイドOUThttps://www.youtube.com/watch?v=jsaJcGZ8Nrk

トランプ政権“西半球”重視の思惑▽米国の「力の空白懸念▽米中露印日の新枠組み「コア5」とは【深層NEWShttps://www.youtube.com/watch?v=ijaitJlgA5M


ようやくアメリカはもう警察官やってくれないって現実に向き合い始めたね

Permalink |記事への反応(1) | 16:05

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2025-11-30

映画インターステラー」の怒り

インターステラーって、表向きは宇宙舞台にしたSFなんだけど、よく見るとずっと「進め」「止まるな」っていう進歩主義的なメッセージが描かれている。

 

引用される「怒れ、怒れ」というディラン・トマスの詩も、本来は死に向かう父に向けた言葉なのに、映画の中では「衰退していく文明のもの」に向けた叫びに変わってる。もう終わりだって諦めるな、科学を捨てるな、進歩放棄するなと。

作物は枯れ、宇宙開発は否定され、過去の偉業はフェイク扱いされるあの地球の姿って、ちょうど現実が縮こまり始めた時代の空気と重なる。

 

重要登場人物の「マン博士」は人類最高の英雄とされていたけど、実際には恐怖に負けてデータ捏造し、仲間を裏切り、使命よりも自分生存を優先してしまう。あれは、理想を掲げてきたはずのアメリカが、いつのまにか内向きで独善的になっていく姿そのものにも見える。最大の希望象徴であった国が、別のものに変質することの現れ。

 

そうやって見ると、インターステラーは、ただ未来希望を託してるだけじゃなくて、かなり強い不安が同時に現れている。進歩を信じ続ける側に立つクーパーと、恐怖に屈して縮小へ向かったマン博士。その対比そのものが、ノーラン監督の中にある「このまま理想を失ったら、人類アメリカも終わりかねない」という怖さと、「それでも進めばまだ未来はある」という希望の両方を背負ってる…と読んでみる。

 

そうすると、インターステラー宇宙の話をしながら、実「文明理想がどこへ向かうのか」を問い続けてる映画。「進歩しなければ絶滅してしまう」という脅迫的な進歩主義と、「理想を捨て孤立主義に陥ること」への恐れ、アメリカが変質してしまうことへの強い不安、いや怒り。

理想主義が捨て去られること、進歩が捨てられ停滞することへ「怒れ、怒れ」と呼びかける。

これはNASA予算が縮小されている今現在アメリカを予期して、ブラックホールの底の4次元空間から放たれた、ノーラン警鐘だったのかもしれない… (それらしい着地)

Permalink |記事への反応(0) | 08:18

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2025-11-29

anond:20251129142151

実際、中国のクソオタどもは使えないはずのSNS出張ってきてXとかで中国語で「滅ぼしてやる!」とか息巻いてるよね

中国、もう経済的にも孤立主義だし、もう中国に閉じ止めておくしかないのかも

西側諸国中国向けファイアーウォール作れば良いよ

Permalink |記事への反応(0) | 14:25

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2025-08-08

トランプ政策の方向は、内需の拡大

関税を上げて国民消費を囲い込み

外国戦争支援金を控え、国内投資

孤立しようとしてる

前にアメリカ孤立主義になったのは

第一次世界大戦のあと、原爆とか原子力に向かうころ

内緒の開発

次世代兵器? 

AI兵器はまだ禁止されてない

Permalink |記事への反応(0) | 04:51

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2025-07-30

anond:20250728002453

この文章は、一見哲学的自由論のように見えますが、ユダヤ教視点から読むと、非常に異質であり、むしろ根本的な価値観対立が見えてきます。以下に、ユダヤ観点からこの主張を分析してみましょう。

自由とは、関係から逃れられることである

この文章では、「自由」を「関係から逃れること」「孤独を選ぶこと」として定義しています。これに対し、ユダヤ教ではまったく異なる定義します。

ユダヤ教における自由

ユダヤ教思想では、「自由」とは単なる制約からの逃走ではなく、「神の意志に従う自由」つまり、真の善を自ら選び取れる状態のことです。

たとえば、出エジプト記は「奴隷から解放」ですが、それは「無関係になる自由」ではなく、「神に仕える民」となる自由でした。

そして主はこの民をエジプトから導き出された…あなたたちはわたしにとって祭司王国、聖なる国民となる。 ―出エジプト記 19:4-6

ユダヤ思想では、関係性(特に神との契約他者との責任ある関係)が、自由の基盤であるとされます

関係性に基づく行動は予測可能であり、人間NPCである

この考えは、極端な脱構築思想ポストモダンの影響を感じさせますユダヤ的には、以下の点で問題があります

ユダヤ教では「予測可能」な行動こそが善である場合が多い

正しい人は、律法トーラー)に基づいて行動し、信頼され、愛される。それは決してNPCではなく、「神の似姿として、自律的かつ倫理的存在である証拠です(創世記 1:26)。

「裏切る自由」「孤独を選ぶ覚悟

この主張は、ある意味で「反・共同体」「反・責任」「反・関係性」の倫理です。ユダヤ教価値観とは大きく異なります

ユダヤ教では、人間関係の中でこそ成長する

あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」(レビ記 19:18)は、ユダヤ倫理の中心命令の一つ。これは関係性の否定どころか、関係性の中にこそ神的な使命があるという思想です。

ユダヤ思想が示す「真の自由

ラビたちはアヴォットの中でこう語ります

誰が賢いか?すべての人から学ぶ者である。(アヴォット 4:1)

誰が強いか自分自身支配する者である。(同上)

ここでの「自分自身」とは、欲望衝動に従う自我ではなく、トーラー関係の中で育まれ人格です。

まり、神との契約他者との責任があるからこそ、自分自身を律し、自由でいられるという考えです。

結論ユダヤ教的に見るとこの文章は?

この文章は、自由を「関係からの断絶」と捉え、結果的倫理共同体責任否定する個人主義の極地です。

ユダヤ教では逆に、「神と人との関係性」「他者との相互責任」「共同体の中での徳」が自由人間性の基盤とされます

したがって、この文章思想は、ユダヤ的には「危険孤立主義」と評価されます

Permalink |記事への反応(1) | 07:06

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2025-07-15

anond:20250715122655

国を超えた連帯みたいな地域間防衛に繋がるレフトサイドよりも、一国で孤立主義になるライトサイドの方が、第三国から見て御し易いという矛盾

Permalink |記事への反応(0) | 12:32

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2025-03-08

anond:20250307143528

元増田にも正しい部分はあるんだけど、これは理解が雑過ぎる。

アメリカ日本を守るために血を流す義務があるけど、日本アメリカを守るために血を流す義務がないんよな

これ、どう考えてもおかしくないけ?

アメリカも、もともと、日本イスラエルサウジアラビアに、「お前らもアメリカのために血を流せ」とは思っていない。

からこそ、双方の同意日米安保条約が締結されている。

農家が食い物を売るときに、相手に対して「お前は食えない日本銀行券しか持ってこないので不平等だ」とは思わないし、

客が魚を持ってきて、笑顔で「これで、俺たちは平等だな」とか言われても困る。

日米安保条約日本に求めているものは、流血ではない。

 

その上で、片務論の主張が良くないのは、なんとなくの不公平感に訴えて

「この同盟アンフェアだ。だからお前らはもっと貢献しろ

と言い出すのは、企業間ビジネス交渉術ではありかもしれないけど、国家間軍事同盟でそれをやれば信頼を損なう、という話。

企業間なら不満はあっても契約さえあれば最終的には裁判所がその履行を強制するけど、国家間にはそれが無いので、履行への信頼が失われれば同盟自体紙くずになってしまう。

同盟国との条件の再交渉はあって然るべきだけど、上述のようなトランプのやり方は間違っている。

 

とはいえ軍事的な片務性は昔から言われてきていることなので、放置すればアメリカ条約を守るかの信頼性も危うくなる、というのも事実

からこそ、たとえばアメリカの「テロとの戦い」のときには、日本もかなり早い段階でアメリカを支持した。

(その前にアメリカへの支持を表明したイギリススペインなどでは直後に大規模なテロがあったが、それでも日本は支持を表明した。結果としては、日本での流血は無かった。)

その後のアメリカさらに「孤立主義」を深めているので、日本から提供しているもの価値は低下し、他の面での貢献が求められてはいる。

その意味では、元増田の言うことにも正しさはある。

が、元増田議論は雑で、アメリカニーズを踏まえていない。

Permalink |記事への反応(1) | 11:15

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2025-03-05

アメリカ孤立主義志向は「元から」だとか「もっとも」だとかでトランプ理解を示す自称リアリスト仕草がプチ流行中だが

覇権国家として好きな時に好きなように人を殺してきたあの国

ウソでも自由主義陣営盟主ってテイを守らないと、もはや中国以下の鼻つまみモノでしかなくなってしまうんだけどね

Permalink |記事への反応(0) | 03:21

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2025-03-01

トランプ政権、ゼレンスキー会談崩壊:元オバマ政権高官が警鐘

https://www.youtube.com/watch?v=2QlFS01-dOA

ホストブライアン):今日ポッドセーブアメリカポッドセーブワールドの共同ホストトミー・ヴィエトールと一緒です。トミー、来てくれてありがとう

トミーブライアンなんて日だね。会えて嬉しいよ、buddy。

ホスト:こっちこそ。さて、今回のホワイトハウスでのトランプJDヴァンス、ゼレンスキーの間の完全な惨状を目の当たりにしたね。ゼレンスキー事実上ホワイトハウスから追い出される形になって、もちろん和平交渉なんてもう望めない。ロシア攻撃をはねのけようとしてるウクライナにとって、今この瞬間、これは何を意味するんだろう?

トミーウラジーミル・プーチンにとっては最高の一日だよね。ベン・ロードスと一緒にポッドセーブワールドYouTubeエピソードを録ったばかりなんだけど、これがアメリカ歴史の中で見たり聞いたりした最悪の会談だったかどうか議論してたんだ。たぶん閉じたドアの向こうでひどい会話もあっただろうけど、アメリカ大統領外国リーダーカメラの前でこんな風に対立するのを見たことないよ。ゼレンスキーにとっても、ウクライナの人々にとっても大惨事だった。

アメリカウクライナ今日ウクライナからレアアース鉱物を取り出すための協力について何か合意署名するはずだったけど、それは明らかに流れちゃった。でも、ゼレンスキーの今回の訪問の大きな目的は、アメリカがまだ彼らの味方だという確証を得ることだったんだ。その会議でのトランプの態度、ゼレンスキーが「プーチンが破るから停戦は望まない」と言ったとき嘲笑JDヴァンスの怒鳴り声を見ると、ゼレンスキー今日、最も重要同盟国を失ったと感じながらホワイトハウスを出たに違いないし、どうやってそれを取り戻せるのか分からないだろうね。

ホスト:これが別の形で終わる可能性はあったのかな?聞いてるのは、これが彼らが最初から狙ってたことみたいに思えるからなんだよね。つまり、これは単に物事がそう展開しただけじゃなくて、俺の見た感じでは明らかに計画的だったんだ。物事がそんなに急に崩壊することなんてないよ、それを意図してない限りは。

トミー:うん、僕も同じ印象を持ったよ。トランプJDヴァンスはカメラ国内政治的観衆のためにショーを演じたかったんだと思う。JDヴァンスが本音を漏らしたのは、ゼレンスキー10月ペンシルバニアに行ったことについて文句を言い始め、「反対派のために党派的な選挙運動をした」と非難したときだった。それがJDヴァンスが怒ってた理由は明らかだよね。

ただ、ゼレンスキー不可能な状況に置かれてるとは思う。この人は地獄経験し、疲れ切ってて、自分の国を救おうとしてる。でも、JDヴァンスと口論して、ヴァンスに挑戦し、トランプ挑発したのは戦略的ミスだったと思うよ。ドナルド・トランプがどんな人間か知ってるでしょ。いじめっ子で、あなたが彼の前にひれ伏して、指輪キスすることを要求するんだ。そしてゼレンスキーはそんな気分じゃなかったんだろうね。

ホストトミー、いわゆる穏健派共和党員(もうそんなのいるのかわからないけど)でさえ、今日早くゼレンスキー好意的に描いたツイートを削除してるのを見たよ。ロジャー・ウィッカーを含めて。もはや選出された役人だけじゃなく、共和党支持層も含めて、民主主義への忠誠をまったく捨てる世界にいるのかな?両方の派閥について、どう思う?

トミー:残念ながら、この問題を完全に政治化する方向へのゆっくりだけど着実な変化があったんだ。この戦争の初期には、ロシア侵略者で、主権国家侵入し、ゼレンスキーを何度も排除しようとして、キーウに戦車を送り込もうとしたことは誰にとっても明らかだった。これは白黒はっきりしてたんだ。侵略者がいて、不当に攻撃された側がいた。でも時間がたつにつれて、この問題党派的になっていった。

なぜかは正確には分からないけど、トランプのゼレンスキーへの電話が弾劾調査につながったという変な経緯があるよね。トランプはまだそれに怒ってるのは明らかだ。それからウクライナでの戦争、つまり全面侵攻がジョー・バイデン時代に起こったという事実もある。ジョー・バイデンはそれを彼のメッセージの特徴として、彼の最大の成果の一つだと信じてる。もちろん、ドナルド・トランプはそれを攻撃するよね。

でも、言う通り、これは今や完全に政治化されてる。ウクライナの大支持者だったマルコ・ルビオのような人たちが、今ではJDヴァンスがこの民主的に選ばれたリーダーに怒鳴り散らすのを見ながら、あのソファに座って、魂が抜け出たような顔をしてる。そして、その上で「今までどの大統領も持たなかった勇気アメリカのために立ち上がってくれてありがとうアメリカ第一に考えてくれてありがとうアメリカあなたと共にある」とツイートする厚かましさ。まさに脊椎なしだよ。

ホストトミートランプは何を得るんだろう?アメリカは何を得るんだろう?俺が思いつく唯一のことは、政治的な側面だよね。ジョー・バイデンウクライナを支持したから、ドナルド・トランプ本質的ウクライナ敵対的でなきゃいけないということ。明らかにトランプ独裁者クラブの一員になりたがってて、プーチンはその独裁者クラブの中にいるから、俺たちは世界中の民主主義を守ることを放棄したってこと。でも、それが本当に彼が得るものなの?彼はこれからどんな利益を得るんだろう?

トミー:わからないよ。でもね、俺たちが向き合わなきゃいけない暗い事実があるんだ。それは、俺たちの大統領ウラジーミル・プーチンやシー・ジンピンを見て、「あの人たち好きだな、あの人たちのシステム好きだな、あの人たちと価値観を共有してる、ヨーロッパ民主的に選ばれたリーダーたちよりもあの人たちと共通点がある」と思ってるってことだよ。それってすごく変で怖いことだよね。

これは選挙公約の一部だとは思う。ドナルド・トランプ9.11後の戦争イラク侵攻、俺たちが誤解され戦争に引きずり込まれたことにうんざりしてた多くの人を、この種の孤立主義的な「アメリカ・ファースト」で活気づけたんだと思う。彼は一日でウクライナロシアの間の戦争を終わらせると約束した。最後に彼は、ウクライナからレアアース鉱物恐喝して取引から何かお金を引き出そうという土壇場の試みをしたけど、君の大きな質問に対しては、彼が何を得るかは見極めるのが難しいね。俺の考えはどれもかなり暗いものばかりだよ。

ホストロシアが明らかに選挙干渉する意思能力を持ってるという事実もあるよね。ソーシャルメディアでやってるのか、他のもっと悪質な方法があるのかは別として。これはトランプが見返りの取引の一部を与えてるだけなのかも。彼はウラジーミル・プーチンから何を得たか知ってて、今度はプーチン必要ものを返してるんだ。アメリカウクライナへの資金提供を止め、ウクライナNATO加盟の見通しを支援するのをやめることがそれ。

これは本当に、プーチントランプの間の握手合意みたいなもので、トランプは、プーチンが彼や共和党に引き続き役立つ限り、ソーシャルメディアキャンペーンボットファーム、彼らが考え出せるどんな干渉活動でも、彼は国際的な場でプーチンが望むものを与えるんだよ。

トミー:本当に、俺の頭が2017年ミュラー調査時代に戻るのを止めるのは難しいよ。俺たちはアメリカ政治が深刻な課題に直面して不真面目でイライラすることに慣れちゃってるけど、ゼレンスキーの目を通してこれを見ると、ただ恥ずかしく思ったよ。

大局的に見ると、アメリカ第二次世界大戦後の平和を保つために設立されたすべての機関国連NATOなどの設計者だった。これらは非常にうまくいって、ヨーロッパ民主的に選ばれた同盟国と俺たちを結びつけてきた。でも今、トランプは明確にそれらから離れようとしてる。

それは彼の最初任期で少し始まったけど、ジムマティス将軍や他の国家安全保障チームのメンバーなど、トランプの周りには欧州人NATOの一部に再保証提供する人々がいたと思う。「もちろん戦争があれば支援します、もちろん俺たちはまだ第5条を信じています」って言ってた。

そして今、トランプの二期目では、トランプJDヴァンスをミュンヘン安全保障会議に送り、彼らに講義し、見下し、ドイツ極右党を後押しするのを見てる。これはすごく新しい政治的光景であり、すごく怖いものだよ。

ホスト:これはグローバルな世界秩序に対して、より広く何を意味するんだろう?俺たちが今見てるのは、世界史上最も長い繁栄の期間をもたらした戦後秩序の解体または崩壊だよね。

トミーイギリス首相キア・スターマーは今週初めにホワイトハウスにいたんだ。トランプとの会話で、トランプは再びNATO憲章の第5条から後退したり、中途半端な支持を示した。第5条は「一国への攻撃は全体への攻撃である」と述べてる部分だよ。第5条がなければ、NATOは何もない。ただの緩やかな同盟だ。

大局的に見ると、次のドイツ首相になるフレデリック・メルツのようなヨーロッパリーダーたちが「アメリカなしの未来計画する必要がある、我々は団結して何か独自のものを構築する必要がある」と言い始めてるのを見てるんだ。これはジョー・バイデンからの数年間の外交政策の劇的な変化だけでなく、第二次世界大戦以来75年間のアメリカ外交政策の劇的な変化だよ。

ホスト:それはNATOにとって何を意味するんだろう?アメリカ組織の優良会員でなければ、NATO存在できるのかな?NATOの全ポイント戦後秩序を保存することだけど、アメリカがなければ、それはまだロシアからの拡大を防ぐのに効果的かな?

トミーアメリカNATOから完全に撤退したら、絶対ダメだね。NATOアメリカアメリカ軍事ハードウェアインフラ実行機能ミサイル防衛システムに非常に依存してる。俺たちは他のどの国よりも防衛に多くを費やしてる。トランプが、ヨーロッパの国々がGDP一定割合自国防衛投資するという目標を達成できてないと批判するのは間違ってないよ。

その結果として起こるかもしれないのは、それらの国々が自国国内防衛産業はるかに多くを投資し始めることだね。再軍備化されたドイツ世界にとって必ずしも良いことではないことを知るのに歴史である必要はないよ。彼らはただ俺たちなしで進路を計画するみたいだね。

ホストNATOロシア中国拡張主義に対する防波堤でなくなれば、それらの国々が帝国主義的な姿勢に戻ろうとするよう促すんじゃないの?これがトランプが言ってることとは逆に、第三次世界大戦可能性を高めるんじゃないの?つまり、ゼレンスキーが何らかの形で第三次世界大戦引き起こしてるんじゃなくて、トランプが今やってることこそが、彼が戦おうとしてると主張してることと全く同じことじゃないの?

トミー:多くの人がそう考えてるよ。NATOポイントは、ロシア人に「もしNATO加盟国侵入したら、NATO全体からの反応に直面し、それは圧倒的であり、あなた絶対に勝てない」と言って抑止力として機能することだった。

でも、もしソビエト帝国の一部だったこれらの小さな国々が突然一人ぼっちになったら、プーチンバルト諸国侵入したり、ポーランドを見たり、ウクライナに戻ってさら領土を取ったりするシナリオ想像できるよね。弱体化したNATO特に東ヨーロッパにとって非常に危険だ。

それが俺たちが実際に懸念すべき第三次世界大戦であり、ウクライナ自国領土を守る見込みじゃないんだ。ロシアウクライナへの攻撃止めれ戦争は終わる。それだけのことだよ。ウクライナ自国領土を守るだけで敵対的なことをしてるとか、さらに悪いことに第三次世界大戦引き起こしてるという考えは完全に間違ってる。それはおかしいよ。

これが非常に不満なところだね。ドナルド・トランプは、ロシア侵略者であり、ロシアウクライナ軍をウクライナ領土攻撃してるという現実について話すことはないんだ。それは3年間続いてるんだよ。

トランプが常に持ち出す第三次世界大戦の見通しは、アメリカロシアの直接的な対立や、ロシアによる核兵器使用可能性だったと思う。それらは本当に心配すべきことだけど、ほとんどの軍事専門家は、ロシアからのその種の侵略に弱く見せることは、NATOの国々、特にアメリカから団結と強さを示すよりも、プーチンさらに多くのこと、さらに悪いことをするよう促す可能性が高いと言うだろうね。

ホスト最後に、このクリップに注目してほしい。

[クリップの内容:右翼メディア記者がゼレンスキーに「なぜスーツを着ないのか」と質問する場面]

トミー、これはブライアン・グレン、マージョリーテイラーグリーンボーイフレンドだよ。「リアルアメリカズ・ボイス」っていう素晴らしいメディア代表として話してるんだ。APロイターの代わりにこの人を入れてよかったよね。彼はこの機会を使って、ゼレンスキースーツを着てないことについて質問したんだ。オバマタンスーツ騒動時代に戻ったみたいだね。右翼メディアがこれに焦点を当ててることについて、どう思う?

トミー:もう、あなたがゼレンスキーだったらって想像してみてよ。アメリカ推定では、この戦争で7万人のウクライナ兵が殺され、10万人が負傷し、数万人の民間人が負傷し、約1万9千人のウクライナの子どもたちがウクライナからロシア誘拐されてるんだよ。そんな中、この馬鹿野郎あなたの着る服について質問してるんだ。

君と俺はアメリカ政治が深刻な課題に直面して不真面目でイライラすることに慣れてるけど、ゼレンスキーの目を通してこれを見ると、ただ恥ずかしく思ったよ。

ホスト今日見たのは国際的恥辱だよね、それを回避する方法はない。こういう状況の中でも、みんな適応して、線引きも変わってくるし、どれだけ悪くても、この種のことに慣れてしまう。それはある程度普通のことになっちゃうんだ。でも、今日俺たちが見たものの後で、「アメリカであることが恥ずかしい」と言ってきた人が今までよりも多かったよ。政治での慣れにもかかわらずね。

今見てる皆さんには、ポッドセーブワールドをチェックすることを強くお勧めするよ。今日トランプJDヴァンス、ゼレンスキーの間で見たものだけじゃなく、国際問題についてもっと深く知るために。ここに画面上にポッドセーブワールドへのリンクを表示するね。トミー時間を取ってくれてありがとう

トミーありがとう友よ。話せて良かったよ。

Permalink |記事への反応(3) | 22:30

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2025-02-22

思えばソ連崩壊しようが中国日本の国力を追い越してあの手この手威迫してこようが、常任理事国武力侵略したり大虐殺が起きてるのに国連は何もできなかろうが、アメリカ孤立主義に走ろうが、

花畑左翼の主張は一切変わらないんだからすごいよな

Permalink |記事への反応(0) | 16:47

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2025-02-08

左派ってトランプさんが大嫌いなのに

外国に援助とか投資するって話になると、そんな金あるなら日本人に使えって、日本ファースト日本孤立主義みたいなトランプさんを見習えみたいなこと言うよね。

Permalink |記事への反応(0) | 13:05

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2025-01-21

ChatGPT先生はまだ大丈夫みたい

トランプ政権危険性について、以下のポイントを軸に議論を展開します。

1.民主主義への挑戦

トランプ政権は、民主主義の基本原則である法の支配」や「権力の分立」に対して挑戦的な姿勢を示しました。

司法独立性への攻撃:トランプ氏は、自身に不利な判決を下した裁判官公然非難するなど、司法機関独立性を弱体化させる行動を取った。

選挙プロセスへの不信感の助長:2020年大統領選挙後、不正選挙説を主張し、多くの支持者に信じ込ませることで、アメリカ国民選挙制度への信頼を損なった。

2.ポピュリズム危険

トランプ氏のリーダーシップは、従来の政治的エリート否定し、支持者との直感的な関係を強調する典型的ポピュリズム形態を示しました。

「我々対彼ら」の分断の深化:トランプ氏は移民マイノリティリベラル派を「敵」として位置付けることで、社会的対立を激化させました。

情報操作フェイクニュース:伝統メディアを「敵」と呼び、SNSを通じて自身支持基盤に直接メッセージを送る戦略を用いた。

3.グローバル秩序の弱体化

国際関係観点からトランプ政権は従来のリベラル国際秩序危機さらしました。

同盟関係の軽視:NATO日米同盟などの伝統的な同盟関係を「費用対効果」の視点で捉え、盟友国との関係悪化させた。

孤立主義政策:パリ協定から離脱TPP環太平洋パートナーシップ協定交渉離脱など、国際協調を軽視する姿勢を強調。

4.国内暴力助長

議会襲撃事件2021年1月6日):トランプ氏が選挙結果を否定し、支持者に行動を促したことで、連邦議会が直接的な暴力の場となった。この事件は、民主主義国家前例のない危機として記憶されています

極右勢力の台頭:トランプ氏は、極右勢力白人至上主義者への曖昧な態度を取り、彼らの勢力拡大を助長したとの批判を受けました。

チェック・アンド・バランス限界:行政権の拡大と議会の無力化が、権力分立の理念を弱体化させました。

Permalink |記事への反応(0) | 17:45

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2024-11-12

日本アメリカ心配してる場合じゃないだろ

トランプ誕生したぐらいでアメリカがどうにかなるわけでもないのはもうわかってる

なんだかんだ官僚も軍も経済人科学者世界一優秀だから

どうせそこまで極端な政策は実行できない

まあ赤い州若者中絶とかLGBTとかでいやな思いする奴はいるんだろうけどどうでもいいよ

どうせ青い州に逃げれば何とでもなるのだから些末な話だし

大きく動くのは結局アメリカ国内ゼロサムな話であり4年8年スパンシーソーするだけ

国内治安だの薬物だの、トランプ以前どころか建国以来からずっと悪いんだから

トランプもほんとにヤバイ軍事侵攻とかをするほどの極端なバカではない

しろ孤立主義の介入嫌いであってせいぜい困るのは米国民ではなく西側軍事力の低い国

まり日本とかだ




その日本経済政治はいよいよ終わり始めている

アメリカトランプを産み出したラストベルトだが日本全体がラストベルト化して詰む未来はそう遠くない

日本IT国際競争に勝つ確率ゼロだし

頼みの綱の自動車産業国策支援している中国米国に対して無策

トヨタホンダあたりもそのうちしれっと外国に逃げ出して日本産業保護とか投げ出すだろう

まあ日産とかの弱小よりは耐えるだろうけど長期的にはもう終わりが見えている

それ以外の基礎的な工業もっと耐えそうではあるが労働者を吸収できる規模は小さくなる

今はのんきしている業界も結局は日本語圏の工業マネーを吸い上げてるだけなんだから

医療だろうが文系コンサルだろうが工業死んだら端から壊死していくしかない

そしてトランプは対中融和に走るだろうから西側工場路線で生き延びる流れも弱まって

日中共倒れになるまでデフレ輸出絶滅戦争をやる方向に行くと考えるのが自然だろう




自民長期政権の間に何もできなかったが

本質はもう日本投資を呼び込めず、国内マネーも集められず、研究インフラ投資もできないというところなので

そこに目をつむって何をやってもあまり意味はないし政権交代しても変わらなそうである

国の債務残高を増やそうが減らそうがそこまで意味はない

もう成長しないのだから

債権がある奴らは国内労働者の低料金サービスを受けられてお得な成熟した衰退国だが



移民問題米国あくま流入に苦しんではいるが呼べばいくらでも来るのだ

まり労働力不足には本質的に陥らない

日本はもうそろそろ最初の段階、サービス業がアジアと同水準になりまともな人材は呼べなくなる

なんか勘違いしているが日本はもうすでに移民国家

コンビニ介護農業もとっくに移民で持っているフェーズ

からみな呑気に暮らしているが

もしこの水準を超えたら一気に人手不足からインフレが爆発するか

もっとかき集めて治安崩壊するかの二択になる

それがいつ来るかは読めないが状況がよくなることはない

地方が壊死していくのをじりじり見ているだけ



これが日本の行き止まりであり、もう変更の余地はない

みんな薄々分かっているか人工知能世界革新レベル奇跡の逆転に祈るか

逆に陰謀論に走ってそういう新技術へのアレルギー自然カルトになるかの二択

もちろん実態はどっちも念仏を唱えているだけであり

トランプアメリカを救うのを待っている共和党信者よりよほど深刻に詰んでいるのだが

なぜアメリカ政治状況を云々するのにそんなに熱心なのかね?

いや分かっている

まだ可能性があり成長の余地があるのが米国ぐらいだからだろう

からこそみな米国政治に興味を持ち米国の株を買い米国サービスを使う

まあ投票権はない二級市民なんですけどね

Permalink |記事への反応(1) | 20:50

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2024-11-10

anond:20241110100235

まりそれ、アフガニスタン台湾って全然違うって話なんだよな

アフガニスタンアメリカにとって単なる対テロ戦争戦場だった。でも台湾は違う

1950年代からアメリカ台湾経済支援して、農業近代化して、工業化を進めて、結果として半導体産業まで育った。台湾GDP12%がアメリカ支援で、今のTSMCだってその結果なわけ

まり台湾アメリカって単なる支援国と被支援国じゃなくて、アメリカ戦略の中で一緒に成長してきたパートナーなんだよ

軍拡圧力はまあ既定路線だよな。でもそれは孤立主義トランプからってわけじゃなくて、台湾もっと自立的防衛力を持たせたいって考えからきてる

からアフガニスタンみたいに見捨てられることはないはず。70年以上の戦略パートナーシップはそう簡単には切れないって思うんだ

この当たりが推論。分かりづらい文章ですまんな

Permalink |記事への反応(1) | 10:18

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米国台湾建設支援した経緯」を見て思うこと

https://www.youtube.com/watch?v=pvAfm0VFK3s

アメリカ台湾支援歴史について勉強してたら色々と考えることがあった

まず、トランプが勝ったことで台湾への支援がどうなるかってのが気になる。孤立主義的な政策をとるって言ってるし、台湾防衛費負担増を求めてくるだろ

でも、歴史的に見ると単なる援助じゃないんだよな。1950年代からアメリカ共産主義の拡大を防ぐために台湾重要パートナーとして支援してきた

TSMCとか半導体産業も、農業から工業化への移行も、GDPの成長も、全部アメリカ経済軍事支援があってこそだった。当時の台湾GDP12%がアメリカからの援助だったんだぞ

トランプ台湾半導体産業を取られたって言ってるけど、そもそも台湾産業発展自体アメリカ支援の結果なんだよな。これって単なる援助する側・される側じゃなくて、戦略的共生関係だと思う

からアメリカ台湾を見捨てることはないはずだ。孤立主義的な政策をとっても、中国への対抗という意味での台湾重要性は変わらない

しろ台湾に求められるのは自立的防衛力の強化だろうな。アメリカ支援は続くと思うけど、その形は変わっていく可能性はある

まり、70年以上の歴史で築かれた台湾アメリカ関係は、そう簡単には変わらないってことだ

基本的関係性は維持されると思うんだよな。ただし、その在り方は変化していくだろう

これが俺の結論

Permalink |記事への反応(1) | 09:59

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2024-07-23

カマラハリス全力応援してるアカウントで「台湾有事」で検索したら台湾有事を煽る日米がフンダララーみたいなこと言ってた

アメリカ有事を煽られたくないなら孤立主義トランプ応援すべきじゃないのか?

こういう初歩の初歩で矛盾してるから日本リベラル左派は支持伸びないんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 17:34

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2024-07-20

トランプ氏 あまりまともになり過ぎるとコアな支持層が怒り出す 選挙戦略は簡単ではない

トランプ氏にとって最大の弱点である無党派層の取り込むを図るのならば、偉大なるアメリカの復活、孤立主義移民排斥などのトーンを抑えて、すべてのアメリカ人のための大統領という戦略を取るべきだが、あまりに急激な方向転換はコアな支持層の反感を買う可能性がある。だからといって、そのコアな支持層民主党候補にいれるわけでもないが投票に行かないという形で行動されては元も子もない。

無理をしても化けの皮はすぐに剥がれる。

どうせすぐに剥がれる皮ならば、被らないほうがマシという考え方もある。

トランプ氏の側は民主党候補攻撃できるが、暗殺未遂事件があったことでその逆は難しくなっている。

言うなれば俺だけTUEEEEなのでその利点を活かすのも一つの手。

Permalink |記事への反応(0) | 11:02

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2024-03-01

anond:20240229044739

全部見終わった 。まず番組の作りへの不満。30年前に書かれた本に今日的な価値を見出そうとするなら、その後の状況変化、新たに生じた条件を踏まえて今でも通用する部分・陳腐化した部分を検討するべきである。ざっくり古典としてたてまつるには早い。

オミットするべからざる状況変化の第一アメリカ孤立主義傾向であるトランプはそれを始めたのでなくその流れに乗っかりダメ押ししているだけだ。

もう一つはいわずもがなインターネットだ。特に近年目につくようになったのはいわばデマデジタル物量飽和作戦であるロシアの得意技。当局の雑すぎるウソ発表を、当初我々はナメて嘲笑していなかったかしかしその雑さは「東側」的な要領の悪さ・いい加減さの結果というよりそれ自体が場を荒らし言論のものを無力化する作戦だったのだ。今後はそれにAIが加わる。公共の「情報空間」そのもの腐海に沈む。

https://m.youtube.com/watch?v=fBiGeCxXoNI

「疑い」を輸出するロシアプロパガンダ真実よりも不信感!騙される人が続出する巧妙な仕掛け|奥山真司



第三夜以降の内容に目新しいものはなかった。エクスキューズたっぷり挟みつつ基本的チェリーピッキングリトアニア独立非暴力による成功例と言われても、そんなのいわばソ連崩壊過程余録だろう。

数々挙げられている「成功例」は、非暴力が勝ったのではなく体制が瓦解する時に民衆の側から追加の暴力はいらなかっただけだ。

独裁体制側に暴力の口実を与えないための非暴力というが、プーチンアサドみたいにヘッチャラでガンガン殺すパターンは?

「多少やられてもいずれはこっちが勝つ」その多少の死体になりたくないし近親をならせたくないのが人間本音だ。

非暴力手段に命をかけさせる煽動もまた暴力であると言える。

畢竟、独裁体制を倒す「さえたやりかた」なんかないのだ。あると思うのが思い上がりである安全から上から目線アドバイス

暴力的な独裁体制下の民衆はやり過ごし耐え忍ぶしかない。独裁体制本来的に不安定なのだから。なんかの弾みに瓦解する日を待つのだ。俺ならそうする。

シャープ理論への興味が尽きたところで思うのは「民主主義体制もまた本来的に脆い」ということだ。これぞお手本という民主主義ロールモデル存在しない。民主主義国の数だけブサイクな異形が存在する。イスラエルなんかわりとお手本に近いような先進的でシステマチックイメージもあったような気がするが今やすっかり自己コントロールを失ってひどい体たらくだ。

独裁体制民主主義体制か」が今日課題なのではないではないということだ。ポイントはそこじゃない。

今日的に重要ポイントはそれぞれにダメな国々がいかに協力して虐殺や抑圧の「悲惨」を避け得るかということ、でもそのための枠組みが死んでいるということだと思うのだが詳論は他日。

平和な国での平和運動」に、膾吹きカルチャー現実主義的なふんいきをまとわせる箔付けにはシャープ本は格好のモノだろう。

なんかずっと何かに似てると思ったら伊勢崎賢治だ。さも実務家の触れ込みで全然中身は伴わないという。

ところで「先生役」の清泉女子大名誉教授中見真理という人を知らなかったがぜんぜんダメだった。完全に仕上がった人である和田春樹とかの類。

日本人平和憲法を棚ぼたでいただいたので、外国のように自分の手で自由を勝ち取る発想がない」

コスタリカ軍隊をなくす決断をした素晴らしい国」

アメリカはそれであのー経済的観点からもね、あーの軍事的な、あのー介入を抑えていきますねこからね当然ねそういう、そこへ、日本がのほほんと、その(失笑軍事力を、増強してなんて出ていったら、ほぉーんとにバカみたいですよね」

他者に決定を委ねる方が楽だと思う人が増えているのではないかっていう気がします。独裁的なリーダーの出現を防ぐことができるかは私たち一人一人の自覚にかかっているということです」

他国に脅威を与えるような“専守防衛”になっていないかどうか。他国不安を与えるならば必ず日本不安となって跳ね返ってくるわけです」

血みどろの「今」を生きてる人の肌感覚じゃない。伝統芸能業界内でのんべんだらりとやってきて勝ち逃げ確定の人の鼻歌みたいな言論

Permalink |記事への反応(1) | 03:54

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2024-02-03

anond:20240203185040

ガチマジで仕事申し訳程度にしか人と関わりを持たない孤立主義からです

世間が同じ方向に向いているのを見てると疎外感を覚え無性に腹が立ってくるからです

Permalink |記事への反応(0) | 18:56

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2023-04-04

トランプさんのアメリカファースト的な考え

日本だとリベラルに多いのは面白いよね。

外国に金を出すと無駄から日本に出せとか外国と友好関係を築こうとすると、戦争にま込まれるとかテロの標的になるからやめろとか、孤立主義を唱えるの。

国際協調平和への道だって理解できない。

Permalink |記事への反応(0) | 11:39

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2022-12-31

日本戦争に巻き込まれる。

いまは間違いなく戦前だ。

近く日本戦争に巻き込まれる。

まず半島だ。休戦はふいに破られる。

から南へ打ち込まれミサイル無人機攻撃が始まりだ。

在韓米軍は当然対応する。北は露と握っている。米の戦争の多局面化。露の目的はそれだ。

中国は常に善意第三者バランサー仲介者の振りをする。中国米朝に核使用の自制を求める。それは北が核を使用するほど追い詰めるな、という米の枷となる。いまの露と同じ状況だ。

もちろん裏で中は北を支援する。戦況は膠着し、長引く。米は疲弊する。

続いて、露が北海道に電撃的に侵攻する。口実はなんとでもなる。対宇と同じ特別軍事作戦だ。

北海道は一時かなり侵攻される。北海道地名を、宇の地名と同じように、世界中の人が覚える。

自衛隊米軍支援のもと反攻する。中国は米露に核使用の自制を求める。米は日本支援するにとどめる。やがて露は北海道から退くが、北方領土をめぐって日露の戦況は膠着する。最終的には米は手をひく。

続いて、中が台湾に侵攻する。戦争ではない、国内問題だと中は主張し、宇・半島北海道と三つの戦場を抱える米はその主張に実質的にのる。米に台湾防衛義務はない。台湾名実とも中国に飲み込まれる。

やがて米国民の厭戦気分、(国外の)戦争への忌避感が強まる。米は宇に露との講和を促す。宇が拒否しても、米は宇から手を引く。欧州も引く。

宇は敗北に等しい状態で、ロシア講和する。日本は得るものなく露と講和する。半島は荒廃する。

内向き孤立主義の米、台湾を飲み込んで猛る中国、宇を半分飲み込んだ野心的な露、平和憲法を捨て日米同盟失望軍拡を始める日本が残る。

つぎの戦場は、どこだと思う?

Permalink |記事への反応(2) | 01:07

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