Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「威圧」を含む日記RSS

はてなキーワード:威圧とは

次の25件>

2025-11-23

黒羽刑務所に在所中に、風呂場での整列時に入浴後の受刑者に対して看守が突然激昂し、「いいことばっかりしてきたのに裏切りやがったからな、一生恨んでやるからなっつってんだよ」と発言したという状況は、極めて異例であり、その発言の「正規意味」を問われた場合、以下の二重の意味合いで解釈する必要があります

1.額面通り意味(看守個人感情

発言額面通り意味は、その看守が特定受刑者に対して個人的な強い恨みや失望感情を抱えていたということです。

「いいことばっかりしてきた」: 看守がその受刑者に対して、通常の職務を超えて親身に指導し、更生を信じていたことを示します。

裏切りやがった」: それにもかかわらず、受刑者が看守の期待を裏切るような行為規律違反再犯兆候など)をしたため、看守が深い失望と怒りを感じたことを示しています

「一生恨んでやる」:プロフェッショナルとしての立場を超えた、個人的な強い怒りと拒絶の感情吐露です。

2.刑事施設における「正規意味」(職業倫理からの逸脱)

しかし、公務員である刑務官職務中に発した言葉として「正規意味」を問われた場合、これは**「職務規程からの逸脱」や「不適切対応」**を意味します。

公平・公正の原則違反:刑務官受刑者に対し、公平かつ公正に接する義務があります個人的な感情を公の場でぶつけることは、この原則に著しく反する行為です。

権力濫用可能性: 強い立場人間受刑者という弱い立場の人に対し、感情的な言葉威圧することは、パワーハラスメント不適切処遇とみなされます

職務規程違反: このような感情的な発言は、刑務官服務規程違反する可能性が高く、懲戒処分対象となりうる不適切行為です。

結論

この発言の「正規意味」は、**「看守が個人的な感情に駆られて職務規程に反する不適切発言をした」**ということに帰結します。これは、刑務所という特殊環境下での、看守個人感情的な逸脱を示すものです。

Permalink |記事への反応(0) | 21:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-22

外交リアリズムという大学教養課程レベル知識

左なら中国批判しろとか馬鹿ブコメが多い。どの国の外交担当者も当然学んでいる基礎くらいは前提に考えてほしい。私の頃はジョセフ・ナイジュニア国際紛争理論歴史教科書だった。AI簡単解説も作ってもらった。思考の枠組みが違うの。

リアリズムから見た今回の騒動解説

​1. 「失言」と「戦略的発言」の判断基準

リアリズム観点からは、政治家発言国益資するかどうか、パワーバランスにどう影響するかで評価されます

高市氏の発言台湾有事関連):

リアリズムは、国会という場で、敵対的大国(この場合中国)の最も敏感な問題台湾)について、自国安全保障上の想定を不用意に公言することは、戦略的な誤りと見なします。

発言国益中国との安定的経済関係対立回避)を損ねるリスクを高めた場合、それは「戦略なき失言」と評価されます。この発言は、抑止力の強化を意図したものであっても、中国の過剰な反発を引き出すことで、かえって日本外交自由度を低下させました。

​2.中国圧力は「パワー政治」の典型

中国が強く反発し圧力をかけるのは、まさにリアリズムが想定するパワー政治典型です。

牽制意図:中国は、高市氏の個人的見解に腹を立てているのではなく、日本外交安全保障政策タカ派化という国力のベクトルの変化を警戒し、それを阻止しようとしています

​「釘を刺す」戦略:圧力は、中国核心的利益に対する発言には代償が伴うことを日本(および日本の他の政治家)に示し、今後の行動を制約させることが目的です。これは、大国小国や中堅国を威圧し、自国の影響圏内に留めようとする**勢力均衡(パワー・バランス)**の試みです。

​「力」の誇示:経済的・外交的な圧力を用いることで、中国自国地域における圧倒的なパワーを持つことを誇示し、日本従順になるよう強制力行使していると解釈されます

​3.国内イデオロギー論争と国益対立

リアリズムは、本来国内イデオロギー理想主義)や感情論を排し、冷徹国益に基づいて行動することを求めます

理想主義への批判:発言の「撤回」という柔軟な対応が取れないのは、リアリズムではなく、イデオロギー論者の「弱腰は許されない」という感情的ナショナリズムが、短期的な国益(摩擦の回避)を上回ってしまっているためです。

外交の硬直化:リアリズムに立てば、より大きな国益のために小さな主張を一時的に引っ込めることは、合理的戦略です。しかし、国内論争が過熱することで、この戦略的な柔軟性が失われ、日本外交が硬直化する事態を招いています

結論

​今回の騒動は、日本政治家リアリズムに基づいた戦略的・冷静な国益計算を欠いた発言を行ったことに対し、中国大国間のパワー政治論理に基づいて反応し、結果として国内イデオロギー論争が外交の柔軟性を奪っている、という構図で理解できます

​最も重要なのは、「国益とは何か?」という問いに、感情論ではなく、冷徹なパワー・バランス安全保障現実から答えることです。

Permalink |記事への反応(2) | 01:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-20

anond:20251120193723

威圧される前に早苗バカにしたので俺の勝ち!

Permalink |記事への反応(0) | 19:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-18

インテリの浅慮

休みだってのに夜明け前に目が覚めて、何となくX見てた。

最近特にひどいおすすめ欄に、なんだか不穏な謝罪文スクショで上がってて、読んだら

・ツイ主(男)が女性と飲んでホテル行った

・致そうとしたら拒まれ、納得してやめた

・その後酒の勢いで大きな音を立てた(故意ではない)

女性の方がその音に威圧感を感じ、脅されたとツイートした

・双方で話し合い、納得の上女性ツイートは削除してもらった

というものだった。

発端のツイートが消されてるので、細かいニュアンスわからんが、経緯はこういうことらしい。投稿時系列ざっと見ると、どうやらこの投稿24時間以内に起こった出来事らしい。

そもそも個人間の話し合いで解決できたことを一足飛びにSNSにあげるのもどうかと思うが、渦中の人物がどうやらリベラル界隈の人らしく、その界隈の人たちが「もしこれが事実なら」という注釈付きでまあまあキツめのペナルティ示唆しているのにちょっとビビった。

男女間の問題ってかなり微妙バランスで成り立ってるので、まず双方の言い分を聞くのが筋だと思うのだが、片方(今回は女性側)のSNS投稿だけで「事実なら」という前書きはあれど言及ちゃうのは勇み足では、と思う。

大人なら、もう少し様子見るもんじゃないのかな。あと、何でもSNSに書きすぎ。告発手段として無闇にSNSを使うのもどうかと思うし。効果的な手段だと思うが、それは危険だということでもあるしね。

今後消された告発に反応した人間がどういうリアクションするのかは興味深い。うそ。どうでもいい。

Permalink |記事への反応(0) | 08:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-17

anond:20251117083432

お前の言ってる「みんなでイジメて黙らせる」「見せしめとしてネットリンチを使う」ってやつ、聞いていて思わずため息が出るくらい構造理解が甘い自己放尿だな。

まず、群衆が一斉に叩きに行く現象戦略とか示威行動だと思っている時点で、自分立ち位置過大評価して自己放尿している。

あれは政策でも統治でもなく、単なる反射。いわば大量の自己放尿が偶然同じ方向に飛んでるだけの物理現象だ。

そもそも「逆らったら怖い目にあうよ」と見せつけたいなら、加害側に権力性と一貫性必要なんだが、匿名烏合の衆にはそれが存在しない。

誰も指揮してないし、誰も責任を取らないし、誰も翌日まで覚えていない。

観察者から見れば、見せしめというより騒音だ。抑止ではなく、ただの不規則ノイズ統治のふりをした偶然の群集行動の自己放尿。

そしてもうひとつ致命的なのは、加害側の意図相手に届いていないことだ。

お前らが「俺たちは規律を作ってる」と思ってるだけで、客観的には誰が叩かれるかはランダムという事実けが残る。

ランダム攻撃には威圧効果なんてない。あるのは萎縮だけ。つまり本来見せしめで得るべき統治効用ではなく、ただ関わりたくないという沈黙を増やすだけの逆効果だ。

お前が語っているのは戦略ネットリンチではなく、偶然集まった自己放尿の群れが自分権力だと誤解しているというだけの光景なんだよ。

示威行動のつもりなら、まずは示威に必要構造理解しろ。現状はただの群衆ヒステリーの残り香だ。

Permalink |記事への反応(0) | 08:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-15

高島屋での割引事件

高島屋デパ地下で遭遇した修羅場について書き残しておく。

自分の中では過去最高に珍しい事件だった。ここが高島屋であることを一瞬忘れるくらいに。帰りの地下鉄の中でも何度も思い出した。

昨日の夕方デパ地下惣菜コーナーでの出来事だ。

閉店間際の値引きタイムだった。店員さんが来て、「まもなく○%オフシールを貼ります」とはアナウンスしてないけど、常連の人はわかってる雰囲気だった。

試しにひとつ割引シールを貼ってある商品博多から揚げ?)は相当お得だった。20オフとかじゃない。もっともっとさらなる割引だった。

みんな、獲物を狙うハイエナみたいな目つきになってた。惣菜はけっこう残ってる。十年前のアニメで、半額弁当だっけ?を肉弾戦で争うコンテンツを思い出した。

その時さ、20代と思われるが、くたびれた雰囲気青年がいたのだ。

彼はなんと……カゴの中に、「白身魚カレー」(追記白身魚フライが乗ったカレーです)を3パックもキープしていた。あれは、完全に「割引シール貼り付け待ち」の確信犯的な作戦だった。

俺はこういうのが苦手であるいかにもさもしいというか。

そして、店員さんが元々カレーがあったと思しき位置に来ると、彼は勝ち誇ったようにカゴを差し出し、「貼ってください」とばかりに促した。

しかし、その店のベテランっぽい女性店員さんは……こんなことを言ってた。全部は聞き取れてないけど。

申し訳ございません。割引シールは、一度に多くのお客様がお買い求めるため、このスペースに、一度完全に戻してください。それから商品ごとの順番で貼らせていただいております。カゴの中の商品には対応できません」

奴が凍りついたよ。キー作戦を明確に拒否されたのだ。

おかしいやろ!こっちは待ってたのに」

って、奴は言った。威圧されてはいたけど、店員さんは毅然としてた。「当店のルールですのでご理解ください」って。

その奴はさ、「ひどい商売するなよ」とか言ってた。この時点で、周囲は凍り付いていた。誰もが関わりたくないと思っていた。もちろん自分もそうである

そしたら、別の場所から、また別の男性客がスッと歩み寄ってきたのだ。

これも全部は聞き取れなかったが、記憶の限りで要約する。

店員さん、それはルールなのですか?ルールで決まってないんなら、間違ってますよ。そのお客様が先に選んでいたんだから、融通を利かせてもいいのでは。ここ百貨店でしょう。マネージャーさん呼んだら?」

そのリーマン風のおじさん客は、割引をねだった青年擁護した。

それからまた悶着あって、なんだか混沌としていた。そしたらさ、女性店員さんが、割引シール貼りをやめてどっかに行こうとした。

そしたら、リーマン風のおじさんが食品売り場で叫んだのだ。

店員さん、マネージャーさん来てください!!お客の意見無視して逃げられてます!!来て!!!

って、すごくうるさかったよ。本当に迷惑だった。

最終的に、この事件がどうなったのかはわからない。正社員と思しき人がダッシュでこっちに来てるのを見たところで、バカバカしくなってその場を立ち去った。ほかのお客さんは、暇な人だと最後まで観てたんだろうな。

デパ地下ではあったけどさ、ここが高島屋だったのは間違いない。都会の方だからお金持ちが多いんだろ。最低でも中流以上のはずだ。

でも人間って、値段のことで揉めると、場所格式なんて関係なくなるんだな。お金持ちでも、半額シールはやはり気になるのだろう。

ほかのお客さんも、割引シールが貼られてない商品を眺めながら、この事態解決するまで待っていたのかもしれない。

ちなみに俺が買ったのは、定価の白身魚カレーだった。だから、この日記を書こうと決意できたのかもしれない。

Permalink |記事への反応(5) | 11:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-14

車のナンバーが同じ確率増田素真のつり区火事なおガー版ナノ丸く(回文

おはようございます

前を走っている車に何か見覚えがある懐かしい感じがしたので

らららとそりゃーもう大黒摩季さんの曲しかないって思う懐かしい香りがしたスミレの花時計級に

山崎まさよしさんの桜木町の歌の曲名タイトルを思い出せなくて困っていて、

パフィーさんのカニ食べに行きたい歌を歌うリストに入れたと思ったらなんかアジアの純真全然違う曲だったりする、

うーん、

これなんだろう?ってそう思っていたの。

あ!って私はハッとして前の車のナンバーを良く見たら、

私の車のナンバーと4桁一緒なの!

これってスーパーレアじゃない?

数字の4桁の確率計算できても

交通工学やその車と出会統計的な話になると、

とてもパーセントでは答えられない話し出そうよ。

ふーん、

それぐらいめちゃレアなのねって思いながら、

私のレア運はそこで費やして使ってしまった手付かずの運はもしかしたらもう今の瞬間微量なのかも。

というのもさ、

NIKKEのレアキャラSSRレッドフードがやっぱりどうしても当たらなくて排出率1パーセントの壁は高すぎるわ。

なんか諦めモード

ユタいるしいいかって諦めモードなのよね。

でも諦めたらそこでおしまいバスケットボール先生言葉通り期間ギリギリ終わるまで1日1回無料ガチャを回し続けるの。

たぶん、

これじゃ当たらないかもしれないわね。

そんな鰯気になってないでいたいところだけど、

ここでもし課金して無理矢理レッドフードSSRニケを当てようとしても、

待ち構えている年末年始お祭り的なレアキャラSSRのニケがまたどうせ新登場するんでしょ?って意気込みで、

私はそんな気がする気配を察知しているの。

でもレッドフードと一緒に戦いたいなぁって。

それぐらいレアなのね。

車でさ、

走っていたら同じ車種だってことはたまーにあったり、

かいの車線の対向車が同じ車種だってこともたまーにはあるのよ。

から私はこの車のナンバーレア遭遇できっと今そういう何かを引き当てる運は弱まっているかも知れないわ。

確率って散々ChatGPTちゃん確率とは!って教えてもらって、

例えばNIKKEで言うところの

部隊募集チケット何枚持っていて排出率が何パーセントで、

何枚あれば当たる確率がどのぐらいって計算方法は私一所懸命教えてもらって勉強したの。

とはいえ

この確率の波というか数字の波というか、

確率的には1回しか当たらないのに2回当たっちゃうときとか、

数字の偏りというか、

そう言うのは何が何に影響して作用しているのかは解明されていない感じなの。

からレアキャラSSRのニケが短期間で2回当たるとなんかストーリーを感じちゃうみたいなことね。

こないだガチャ引いてエマ当たったばかりの矢先なのに、

またエマガチャ当たった!とかそういうやつ。

もっとも多く一番たくさん部隊で一緒に地上で戦っているから?って思わず意味付けちゃうわよね?

ジャンケンとかもさ

三すくみ確率的には33パーセント確率で勝つるってことにはつるとんたんなってるじゃない?

でもたまに

「あ!もう何出すか決めたんですか?」って

心理戦に持ち込もうとするジャンケンの人いない?

もはや確立戦なのか心理戦なのか分からなくなっちゃうわジャンケンって。

意味もなく「もう何出すか決めたんですか?」って相手に聞いて言い放つの威圧よね。

そういえば、

最後ジャンケンしたのっていつぐらい過去かしらってぐらいだけど、

でも確率的には私はある程度定期的にジャンケンをしているはずよ。

今度ジャンケンするときに「もう何出すか決めたんですか?」って言いたいけれど

なんかそう言う人ってズルいことを考えているズル賢い人にも映るからなかなか使いどころが難しいわ。

かと言って、

心理戦と言っていても、

実際何を心理して戦うの?って

言ったところでどう私はジャンケンの技を繰り出したら良いかからないわ。

「もう何出すか決めたんですか?」って言っておきながらよ。

でもさ、

サザエさんエンディングジャンケン界隈で

何週連続かでパーが出続けたことってなんかあったじゃない?

界隈がざわついたやつ。

どうやって手を決めているのか分からないけれど、

あれは確立なのか心理戦あのか、

連続して続くと意味深に感じてしまうわよね。

ジャンケン道深いわ。

とりあえず

私はガチャ運が向上しますようにって、

天にも祈るばかりよ。

うふふ。


今日朝ご飯

おにぎりしました。

なんか久しぶりのご飯朝ご飯じゃない?

そんな東鰤な銘鮭となるとまた特別よね!

美味しくいただいたわ!

デトックスウォーター

ホッツ白湯ストレートウォーラーもいいけど、

なんかレモン風味なもの加えたいわね、

ポッカレモン切らしていたのと、

何か手頃なレモン果実でもいいのでマーケットを覗いて見ることにするわ。

とりあえず

今日はホッツ白湯ストレートウォーラーで朝の温かさを取るわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

Permalink |記事への反応(0) | 09:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-11

教員権利を勝ち取った話・その後

はじめに

教員が権利を勝ち取った話を書いて約1年。ふとこの記事はてなブックマークをみると、こんなコメントがあった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4760869331639768992/comment/htnmiki

職員会議で割り振りの件を話して学級崩壊ならぬ職員崩壊になったらウケるので続報よろしく

反応としては記事最後にあるように隣の先生が「まったく…」的な態度を取ったくらいで、職員崩壊にはなっていない。

とはいえちょっとした後日談があるのでここに書き置く。

愚痴

いきなりすみません、「ま~た甘々なゆとり・Z世代が何か言ってる」と思うかもしれませんが、少し愚痴らせてください。

勤務環境

記事の通り、ただですら荒れているのになぜか委託研究をしている上に行事が多数ある学校だったことに加え、

こちらの状況や意向聴取なく、経験のない運動部顧問(一応主顧問別にいたが)を当てられた。
生徒が度々やらかすので、次の授業まで時間がないのに臨時の全校・学年集会・下校指導が開かれることがしばしばあった。
担任でなくても給食指導に当たる必要があった。朝の会の最中や授業のないコマも見回りをする必要があった。

翌年からはチーム担任制(学級担任を固定せず全教員がローテーションで担任業務を行う)となったらしい。

臨時教員は難しい仕事を任せないのが一般的だが、なぜか正規教員と同じことを求めていた。

都道府県高校では臨時教員は年次目標作成面談研究授業、担任がなかったり一部が省略されるが、ここでは正規教員と同じことをさせられる。

(やむを得ない)遅刻病気にもかなり厳しい。

電車の遅延の場合でも、教務主任管理職それぞれに直接厳しい叱責を受ける必要があった。病気休暇は書類があれば問題ないが、なぜか管理職は取得を嫌がる。

「勤務時間の割り振り」(前記事参照)の取得も自由ではない。

教務主任も「割り振りを使える日が指定されている学校もあるよ」という。有給休暇連続して取得すると、「こういう時はいろんな先生に謝っとけ」と言われる。

どこにも明記されていないのに服装を厳しく指摘(オフィスカジュアルNGという)されたり、休憩時間中ですらスマホ職員室を離れることを禁止される。
複数回やることになる謎の職員トイレ掃除
プリントで生徒に分かりやすい図を見せようとコピー機を使うと、校長インク代が高いからやめろ」。

事情説明しても「それは理由にならないから」。

毎朝の朝礼で、校長が「校長通信」と称して、教員指導力や勤務態度などを批判する文章を配っていた。

自身による批判もあれば、どこかから引用したものもあった。しまいには「教員の魅力を伝えて採用試験受験者数を増やそう」。無理。

極めつけは、(給与休日振替もないにもかかわらず)始業30分前や土曜日の出勤を強制されそうになったこと、当たり前のように時間外に会議研修があること。

部活動指導など。隣の先生すら「休日に無給で出ろ」と言う始末(何とか回避したが)。外部指導制度はあるが、管理職が導入に消極的


人間関係

性格きつめのA先生

着任当初から怒鳴りつけられた。このほか、授業を見ては「生徒に迷惑だ」と言うなど。管理職を味方につけるため面倒。

意見を聞いておきながら、「まぁ違いますけどね」「通らないと思うけど成長と思ってください」と。何のために聞いたんだ。

校長教頭及び教務主任

同じく厳しい。全員私と同じ教科だからか、目につきやすいのか。教員病気休暇を取ることをやたらと嫌がる。教務主任はやる気がありすぎてうざい。

こだわりの強いB先生

仕切りたがり屋。鍋奉行の学級学年運営版。個人でやる分には構わないが、こちらを巻き込んでくるので厄介。学年会議の話を長くして帰りを遅くする要因。

隣の机のC先生

やはりこだわりが強い。人間関係強要してくる(教員間の人間関係が生徒に響くからだとか)。飲み会の欠席を伝えると何度も確認してきた。

個人的な事情

勤務環境とは無関係だが、次のような要素も大変になった理由かもしれない。いずれも今年は解決しているが。

その前の年に母親(同じ県の高校教員をしていた)が脳神経系の疾患により救急搬送され、当時療養中だった。

1年の療養の後回復し、現在は復帰している。

奨学金の返済が残っていた。年度当初で約70万円。月の返済額は8千円だが万が一に備え毎月8万円を返済用口座に入金していた。

学部(2種・240万円)は前年度末に繰上返済を済ませていた。大学院(1種・計120万円)の分も12月で返済残額に到達した。その後繰上返済により今年9月に返済終了。

かなり気温が高い(10月末までかなり暑かった)年で、体調に悪影響があった。

今年は比較マイルド気候だった。


年度末までにあったこ

ピンポンダッシュ事件

荒れている学校なので生徒が授業中騒ぎまわるのは当たり前だが、放課後に何かやらかして近所から苦情が来ることもしばしばあった。

文字通り、学年の複数の生徒(やはり授業中態度の悪い主犯格)がピンポンダッシュをしたというもの

犯人特定し、怖い先生複数人で指導していたところ、そのうちの1人が暴れ出した。服薬しないと暴れる生徒だったが、試験的に服薬を止めていた矢先のこと。

保護者を呼びつけ毎日の服薬を確約させたが、その後も本人がその通り服用しているか怪しい。

暴走族

私の担当学年の生徒ではないが、市内複数校の暴走族グループに入っている生徒がいたらしい。

体育祭集団で来ると噂があり、全校で対応することになった。私は危険を感じ、家族病気理由にして年次有給休暇を取得した。

あるクラス担任メンタルダウン

2年以上は生徒本人の行動や人間関係理解して担任クラス編成を決められる(ヤバい生徒を分散できる)のだが、1年(当時の担当学年)はそうもいかない。

一応小学校から申し送りは来るが伝聞証拠に過ぎず、ヤバい生徒(しばしば保護者ヤバい)が偏ってしまうことがある。

本年度の1年は特にヤバいといわれていたが、その中でもヤバい生徒(上記の暴れる生徒もここ)が集まったうえ優しい女性のD先生(同い年)が担任になってしまった。

ついにメンタルがやられ休職担当授業を自習としていたがそれも限界になり、教務主任(該当教科の免許未取得)が授業をすることに。

代替要員が見つからないので、臨時免許(無資格者を宛がうための免許)を持たせて採用しその場をしのいだ。担任学年主任(再任用最終年度)が引き継いだ。

最終的にその先生は復帰するが、他の女性教員支援員さん複数人で対応しても生徒が教室を走り回るありさま。こちらが怒鳴りつけて少しは落ち着いたが。

私とそのまわり

とはいえ結論から話すと、居づらくなったりといったことは特に起きなかった。強いていうなら、私の病気休暇申請書が消えていたところだが。隠されたのかな?

また、管理職から残業命令はできないので、同僚からメモや口頭で「仕事があるから帰るなよ」と言われる程度(無視したが)。結局なんだかんだで

学年主任「生徒と関わるの嫌でしょ、給食職員室で食べて」

担当部活の主顧問試合の引率だけしてくれればいい、定時で帰りな」

配慮してもらえた。

嫌な顔をしているのは先述のA先生校長くらいだが、特にダメージはなし。A先生こちらが挨拶しても無視という態度だが、特に問題はない。

(挨拶無視マウント一種らしいが、同世代出世争いをしているならともかく、年の離れた私にマウントを取る意味はないのだが…)

校長面談とかで

「君の教職に対するモチベーションはその程度なんだね。もう君には何も言わないから」

→言われるうちが華とかいうけど放置してくれると個人的にはありがたい。

「もう30歳でしょ、将来どうするか決めないと中途半端になるよ」

→そこそこの収入が得られればやりがいとか成長とか考えなくても問題ない。

と暗に退職勧奨する程度。結局転職したが。


転職の決め手になったのは、次年度のクラス編成会議。あろうことか、次年度の担任をさせられそうになった。

もう耐えられないと思い、「それなら退職していいっすか」と言ったが流された。管理職に伝えてみても「君責任感はないの?」と。退職勧奨してたじゃないっすか。

仕方ないので退職代行に頼ることにした。公務員の依頼は多くの業者が引き受けないというので、同じ県に事務所もつ弁護士に頼ることにした。

終業後、事務所に赴き現状を話した。ところが、有給休暇の残り日数の都合で即日退職はできず、連絡もこちらの在校時間中になるとのこと。

だが背に腹は代えられない。そのまま依頼し、後日実行してもらったところ、あっさり受理された。なんだそれ。


それから特に他の先生から何かされることはなかったが、C先生喧嘩することになった。

「3年生を送る会」の準備が原因だった。研究委託校ということもありICT活用しようということで、生徒に出し物のアンケートフォームを作ることになった。

多数あるものから第3希望まで選ぶもののため、第4希望以降の回答は必要ないが、C先生は「ポチポチするのは面白いだろうからそれも入れて。今日中に作って」と。

作ったものの、結局それは忘れ去られ。次々と要領を得ない指示を出され。そしてある日の朝礼後、突然、

C先生「出し物の準備どこまでできた?」

私「こちらに完成していますよ」

C先生「作ってほしいのはこんなんじゃない。もっといいものを作ってよ」

私「(よくわからないな)それならもっと早く具体的に言ってくださいよ」

C先生「そんな言い方ないでしょ!!」

怒鳴りあい喧嘩に。

教務主任「生徒がすぐ外にいますから…」

教頭「お前ら何してんだよ!!落ち着いてください!!」

この場は引き離される形で収束昼過ぎ教頭に呼ばれた。また怒られるんだろうなと思ったら、

教頭「いろいろ嫌な思いしたと思うけど、あと少しだから。ほんの少しでも居心地が変わるからC先生に謝って仲直りしたら?」

教頭「それと、次の学校に行って納得できないことがあったら学年主任相談してみるのもいいと思うよ」

C先生「このたびはすみませんでした」

担当部活の主顧問一生懸命作ったものね」

やたらと威圧感のある教頭が優しくなって不気味だった。学年の先生も手のひらの返しようである

修了式

授業もすべて終わり、いよいよ修了式。私は退職するので、離任挨拶をすることに。

全文は忘れたが、この学校であった嫌だったことや管理職から受けた叱責のことを話した気がする。校長の顔がみるみる曇っていく。

悪い空気感を察したのか、他学年の先生に「時間で~す!!」と止められた。そういえばこの先生研修会で私が講師に悩みを相談したとき割って止めてきたような。

最後に「校長通信」を持ってきて全職員校長の目の前で破き、校長に投げつけた。


学年主任は(なぜか笑顔で)「後で謝っときなさい」と。その後E先生に個室に呼ばれる。離任挨拶(という名の学校批判)の原稿全見て

E先生「どこも一緒だと思うよ、他の仕事探したら?どうしても教員になりたい理由はあるの?」

私「免許職なので再就職がしやすいですし、そこそこの給料が得られるからです」

E先生「わかった。とりあえず校長先生に謝りなよ」

私「嫌です」

E先生「わかった。僕がなんとかしておくから。この原稿は見つからないようにシュレッダーにかけとくね」

職員室に戻ると、校長が一人でさっきの紙くず掃除をしていた。


残りの有給休暇が少なかったこともあり、修了式から数日は出勤する必要があった。

C先生には「今までお世話になったんだから下駄箱とかロッカー掃除しなよ」といわれたが、無視した。

私の後任を探そうにも、現職・新採用どちらも本採用教員が確保できず。担当は別でも該当教科の免許もつ教員も充当できなかったようだ。

同じ教科の普通免許保持者に絞ると、臨時教員も見つからず、臨時教員として採用された新卒者に臨時免許を持たせ、2教科の担当にして回すことになったらしい。


退職と離任式

事務手続き上仕方ないのだが、この学校事務の催促がうるさいことも特徴だ。

まず、保険証について。普通は最終出勤日後も退職日までは使え、「年度が替わってから郵送してくれればいいですよ」と料金後納郵便封筒を渡してくれる。

が、本校は「まだ到着していないがいつ返すんだ」という催促が毎日。最終出勤日後も毎日電話がきた。

この件以外にも、「離任式と送別会に出るか、早く回答しろ」というのが退職日を過ぎてから毎日かかってきた。疲れてるんですから節度を持ってくださいよ…。


離任式。私以外にも他の臨時教員全員、校長(当日欠席)、教務主任学年主任特別支援学級担任、D先生などが一緒に離任する。

生徒や職員の前で離任の訓話をするのだが、皮肉を混ぜてみた。大体こんな感じ。

君らは草野球選手大谷翔平じゃない。努力しても大概うまくいかない。だったら自分が得意なことに力を注げ。

(注:草野球大谷翔平の例えはこちらのnoteを参考にしました)

権利は最大限主張しろ。私も「残業代出せや」って教務主任にキレたことがあるし。
いじめはどこでもある。私だってA先生に怒鳴られたことがあるし。

なぜか訓話の途中でマイクの電源が切れたが、声量があったので後ろの生徒にも問題なく聞こえたはず。

離任式が終わり、控室に戻る。その時、担当していた部活の主顧問(口調や表情はやさしいがオーラが怖い。おそらく新年度学年主任か)に呼ばれ

「このあと学年のお別れ会があるけど、さっきの感じなら正直言って参加させられないね。きちんとした態度でいれるなら参加してもいいけど、どうする?」

A先生はその性格からして「何言ってんだこいつ」とスルーしたはず。なぜ問題視するんだろう。私を叱責しろとでも管理職に訴えてプチ騒ぎになったのかな?

成り行きで学年のお別れ会にも参加。変わったことはA先生がいなかったくらいで、つつがなく終了。

生徒は「A先生いじめられたんですか!?」と興味津々だったが、適当にあしらって帰宅


エピローグ

余りに疲れたので、休養に入った。沖縄離島めぐりデレマスシャニマスライブに行くなどリフレッシュ

とはいえ、このままニートを続けると貯金が尽きるので、職探し。他の都道府県公立学校教員募集を当たってみると、いろんなところからお誘いが。

1つ目は中学校。私は中高2教科で教員免許を持っているもの経験のない教科でのオファーだった。お誘いがあったのでとりあえず面談へ。

だが、遠方の学校非常勤のうえ、担当コマ希望は通らないという。前任校以上に荒れており「面談した日も生徒がトイレ破壊した」とのことで、辞退した。

2つ目は進学に力を入れている高等学校こちらは両教科で常勤教員募集があったので、経験教科で応募した。

その日中電話が来て、翌日面談に。「未経験教科の方が不足しているので、そちらの担当になっていただけませんか」とのことで、承諾。

前年ひどい目に遭ったので、「時間外在校はできません」と強く伝えると「大丈夫です、もうそういう時代じゃないですから」と。

学年団に入らず(つまり担任ではない)、年次目標作成面談必要ない。部活指導員がいるためほとんど関わらなくてよい。

職員エリア含めた学校の半分くらいは清掃は業者がやってくれ、清掃指導も週2回だけでよくなった。

着任後も何件もオファー電話が来た。ここまでやらかしたのに、なぜか前任校のある都道府県からも。


ふと前任校のことが少し気になってホームページをのぞいてみると、学校だよりに地域住民へのお詫びと訓話が書かれていた。今度は何をやらかしたんだろうか。


元々中高2教科で免許を持っていたが、万が一のため免許は多めにとっておこうと考え一昨年から通信制大学に入り3教科目の取得に動いていた。

また、昨年度から当時の担当教科で1種免許を専修免許アップグレードするため働きながら大学院に入りなおしていた。

そして今年9月末、これらの単位取得が完了した。免許申請必要な「人物に関する証明書」も現任校が作成を快諾してくれた。

今は4教科目の1種免許取得を進めており、そのあとは残りの教科も専修免許アップグレードしようと考えている。

加えて、確定拠出年金の申し込みを行い、月の積み立て最大金額で投資するほか、米国株などにも投資している。将来働かなくて済むよう計画を練る。

あと、やっぱりまだ嫌な思いは消えないから、在職中受けたことを内容証明教育委員会教育長とかその自治体の長にでも送ろうかな。


辛い目に遭ったら、耐えるだけが手段ではない。反抗する、逃げる。悪いことのようにされているが、正当な手段だ。

人生仕事のためにあるのではない。楽しむためにある。自分の楽しみが第一だ。Permalink |記事への反応(0) | 10:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-10

台湾有事日本存立危機事態だ」っつって

威勢のいいこと言う時はアメリカと足並み揃えてくださいよ

石破にもできたんだから高市さんお願いしますよ

https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/102067.html

米国ドナルド・トランプ大統領日本石破茂総理大臣米国時間7日、初めての日米首脳会談を行い共同声明を発表し、「台湾海峡平和と安定の維持が国際社会安全繁栄に不可欠な要素」だと改めて表明した。両岸問題平和解決奨励し、力や威圧による一方的現状変更の試みに反対するとともに、台湾国際機関への有意義な参加を支持するとした。

Permalink |記事への反応(0) | 18:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-07

国旗毀損罪への反対意見を、法解釈の側面から論破する

日本という共同体」そのものは目に見えない。触れないし、握れないし、形もない。でも私たちは、その「形のないもの」を前提にして、同じ道路を使い、同じルールで生きている。その目に見えない共同体をどうやって「そこにある」と確認してるのか?答えは単純で、象徴シンボル)だ。国旗は、政治的な押しつけアイテムじゃなくて、私たちは同じ場所に立っているという共通認識のマーカーなのだ

国旗を破って燃やして踏みつける行為は「私はこの国が嫌いです」という話ではなく、「この共同体を支える合意を破っていい」という宣言になりやすい。これは思想じゃなくて秩序の話。好き嫌いの話ではないし、心の中を強制しようとしているわけでもない。

共同体をつなぎ止めてる目印に対して、どこまで攻撃を許すか」という、いたって地味で現実的な議題なのだ

ここからが本題。代表的な反対意見(岩屋・橋下・日弁連)を見ると、どれもロジックがお粗末極まりなく、目も当てられなかった。法律専門家(笑)が言うことかよ、というレベルだったので、あえて向こうの土俵論破する。

--------------------------

岩屋毅引用元https://www.iza.ne.jp/article/20251104-KATPZGUBWFGNLBZXMVYLNT4XMA/

>「当時、反対しました。なぜなら『立法事実』がないからです。立法事実とは、実際にそうした事例が社会問題になっているかということです。日本で誰かが日章旗を焼いた? そんなニュースを見たことがない。立法事実がないのに法律を作ることは、国民を過度に規制することにつながるので、それは必要ないのではないかと言いました」

一見もっともらしいが、この論法立法事実という概念のものを誤解している。立法事実というのは「すでに大量に事件が起きているかどうか」だけではない。とくに象徴治安社会秩序に関する立法では、「問題顕在化してからでは遅い」という前提そのものが、法律必要性を支えている。実際、現代法律の多くは「予防的」に整備されている。

テロ対策は、テロが起きてから作るわけではない

ストーカー規制は、被害が拡大する前に作られた

不正アクセス法は、大規模事件が起きる前に準備された

では、岩屋の論法をそのまま適用してみよう。

大地震はまだ起きていない→防災整備は不要

火事はまだ起きていない→消火器必要ない」

・・・本当に早大を出て閣僚経験していてた人の理屈なのだろうか。国旗損壊罪が問題にするのは、「布が燃える現象」そのものではない。象徴公然と破られることで、社会の緊張が増幅される・対立敵対意識活性化する・集団統合が崩れる という作用のほうだ。この「象徴毀損社会不安の増幅」という因果関係は、国際的にはとっくに前提として認識されている。

イギリスでは国旗侮辱暴徒化の初動トリガー韓国では対立デモ象徴破壊が衝突に直結、フランスでは国旗侮辱は「共和国に対する攻撃」、ドイツでは象徴毀損は「民主秩序破壊行為」と解釈されている。

まり、「日章旗を燃やした事件日本で多いかどうか?」は論点の中心ではない。本当の論点はこうだ。象徴破壊は、共同体統合を揺るがす高い蓋然性があるかどうか。そしてそれは「ある」。岩屋の議論は、「国旗共同体をつなぐ象徴である」という視点最初から抜けている。だから彼の目には「問題がない」ように見えるだけだ。

言い換えるなら、日の丸を「自分共同体象徴」として認識していない人は、国旗損壊に「実害がない」ように感じる。ただ、それは「法的判断の結果」ではなく、立ち位置感覚問題だ。「国旗燃えてないか法律はいらない」は、「家が燃えてないか消火器はいらない」と言っているのと同じ構造である。そして、そう言えるのは結局、自分にとってその家が「帰る家」でも「守りたい家」でもないからだ。

--------------------------

橋下徹引用元https://x.com/hashimoto_lo/status/1985500133828805077

そもそも出だしか政治家不正糾弾する論点ずらしを使用しているところが小賢しいストローマン論調だが、論点も穴だらけである。本当にこの人は元弁護士なのだろうか。

>①国旗損壊罪の保護法益は?

法益は、「共同体象徴秩序」である。橋下はこれを「愛国心強制」だと見ているのかもしれないが、法益はそうではない。

象徴破壊されると、共同体のつながりの感覚が損なわれ、対立敵対意識が増幅する。これは国際比較すると常識に近い。

>②外国国旗損壊罪の保護法益は?

外国国旗外交関係の安定を守るために保護されている。つまり、すでに日本刑法は「象徴は秩序に作用する」という前提で立法されている。今回の議論は、その射程を「対外」→「国内共同体」へ拡張するだけ。理屈は同じ。

>③対象となる国旗範囲

ここは技術的な話に見えるが、実際は簡単。「公然性」「侮辱目的」を要件にすればいいだけ。すでに名誉毀損器物損壊侮辱罪で使っている手法。「プラカードとしての国旗」や「スポーツ応援の旗」が誤処罰される、というのは法技術ではなく「雑な想定」による不安構成要件回避できる話。

>④私的空間損壊まで処罰されるのか?

されない。すでに外国国旗損壊罪ですら公然性が要件私人の家で破ってる旗まで取り締まる制度設計そもそも立法技術的に想定されていない。「家の中でポスターを破ったら逮捕」はフィクションしかない。

>⑤国旗政治家に利用されてしまうのでは?

それは国旗損壊罪とは無関係国旗利用のガイドライン運用行政プロトコル問題。仮に「政治家国旗を利用したくなる」というのが懸念なら、それは政治倫理規定のほうで制御する話。つまりスプーンに毒を盛るかもしれない」からスプーン廃止しよう」と言っているようなもの

>⑥そもそも国家とは?

ここまで来ると、さすがに苦笑いである。「国家とは何か」論は、象徴理解していないからこそ無限抽象化する。けれど現実共同体抽象ではなく合意で維持されている。その合意可視化するのが象徴象徴理解しないまま国家論を語るのは、地図を見ずに登山ルート議論しているようなもの。まず「どこに立っているか」がわからなければ、そこから先は全部空中戦。橋下の6論点はどれも一見まともに見えるが、すべて「国旗は、共同体統合可視化する象徴である」という前提が抜けている。

この前提を共有しない限り、国旗損壊罪は「不要規制」に見え続ける。つまり、結局この話はこういうことだ。

国旗を「自分の属する共同体象徴」と思っているかどうか。

--------------------------

日弁連引用元https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2012/120601_2.html

>同法案は、損壊対象国旗官公署に掲げられたもの限定していないため、国旗商業広告スポーツ応援に利用する行為、あるいは政府に抗議する表現方法として国旗を用いる行為なども処罰対象に含まれかねず、表現自由侵害するおそれがある。

この「おそれ」という言葉に全てを預けて議論を閉じてしまうところに、まず問題がある。刑法は「おそれ」で動くわけではない。刑法構成要件を満たしたときにのみ成立する。ここは法学部の1年生でも最初に叩き込まれる部分だ。それにもかかわらず、その最も基本的な前提をまるごと無視して話を進めているあたり、本当にこの文書日弁連が出したものなのだろうかと不安になる。

国旗損壊罪が成立するのは、ただ「国旗に触れた」からではない。国旗侮辱する意図をもって、公然破壊した時だ。「わざとであること」と「侮辱という意思」が明確に必要になる。そのため、スポーツ応援で旗を振ることも、商業デザインに用いることも、抗議運動シンボルとして掲げることも、そもそも構成要件に当たらない。日弁連は「使うこと」と「破壊して侮辱すること」を意図的に混同している。その混同を前提にしている限り、彼らの議論最初から成り立っていない。

加えて、日弁連は「表現自由制限される」と言うが、表現自由憲法上、絶対無制限保障されているわけではない。人格権を守るために名誉毀損があり、社会尊厳を守るために侮辱罪があり、財産権を守るために器物損壊罪がある。どれも「表現」が関わる可能性があるが、社会を成立させるために必要領域では当然に制限がかけられている。国旗損壊罪が保護しようとする「共同体象徴秩序」も、それらと同じく社会をまとまりとして維持する機能を守るためのものだ。

では、「濫用されるおそれがある」という主張はどうか。これも、法制度の議論としてはあまりに雑だ。「濫用されるおそれがある」だけで法律否定できるなら、名誉毀損侮辱罪も、スパイ防止法も成立しないことになる。極端な話、殺人罪だって捜査側が恣意的に使える「おそれ」があると言えてしまう。法治国家は「おそれ」があるかどうかではなく、その「おそれ」が実際にどの場面で生じうるのか、そしてどのように構成要件運用基準で防ぐかを議論する。「おそれがある」とだけ言って反対した時点で、日弁連法律論を放棄している。

まり日弁連声明は、法律家として最もしてはならない論理の進め方をしている。構成要件には触れず、使用損壊混同し、法益概念を押さえないまま、「自由が脅かされる」とだけ言って議論を止める。これは法的主張ではなく、立場ありきのスローガンだ。

国旗損壊罪は、国旗を使う人を処罰するものではない。共同体侮辱する目的で、象徴破壊する者のみを対象とする。日弁連が「表現自由」を盾にして反対するのは、その前提を理解していないか理解した上で意図的にぼかしているかのどちらかだ。

どれほど上品言葉で包んだとしても、これはもはや法律家による議論ではない。法概念を手放したまま「自由」を振り回しているだけの、大声の政治声明にすぎない。弁護士バッジを捨てて、もう一度法学部からやり直してください。

----------------------------------------------------

日本社会には、法や監視に頼らずに秩序が保たれる場面が多い。繁華街に防犯ゲートが少なくても、万引きは多発しない。大都市でも夜に一人で歩ける安全がある。災害時には略奪ではなく、長い列を作って順番を守る。落とした財布は高い確率で手元に戻る。公園や駅の公衆トイレでさえ、世界基準で見れば極めて清潔だ。

これらは偶然ではない。日本には、古くから「和を乱さないことを尊ぶ」という共通意識がある。相手尊重し、自分けが突出しないように場を調整し、争いを避けて合意をつくる生き方が長く受け継がれてきた。重要なのは、この意識が誰かが教えたからあるのではなく、自然に共有されていることである。目に見えない合意は、形がなければ確認しにくい。そこで必要となるのが、象徴である

国旗は、国民が同じ共同体に属し、同じ空気の中で生き、同じ基盤を分かち合っていることを簡潔に示す印だ。日本人の精神性は、派手でも声高でもない。主張ではなく、ふるまいと習慣の中に現れる。その「共有されているもの」を一瞥で思い出させるのが日の丸である

国旗威圧のための道具ではなく「この社会は、この形で、ここにある」という確認の標だ。その確認があるからこそ、人々は互いを信頼し、余計な力を使わずに秩序が保たれる。日本治安や清潔さは、「日本人は良い人だから」という単純な話ではない。共同体を保つための共有されたふるまいが、長く維持されてきた結果である

日の丸は、日本人が無言で共有してきた社会秩序象徴である

Permalink |記事への反応(2) | 11:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-05

なぜヨッピーは「子育ては楽」と言ってしまったのか -特権無自覚努力信仰

この事例は、ヨッピー氏の感情原理が非常に明確に表れている興味深いケースです。深層心理を段階的に分析してみます

表層の感情:「善意の共有」のつもり

最初動機
子育てしてて『社会が敵』だなんて思ったこと無いけどな…。むしろ社会に歓迎されとる!』みたいな実感ある」

この時点での心理

本人は完全に善意のつもり

中層の感情:「被害者ビジネス」への嫌悪

うららさんのプロフィールから見える構造
料理イラストで月30万円超」「X運用1年で7fw」「7社出版依頼」「noteにすべてを書きました!」

ヨッピー氏が感じたであろう違和感

  1. 社会が敵」と言いながらSNS成功している矛盾
  1. 炎上商法」への軽蔑
「叱らない育児って何?☺親が叱らないで誰が叱るんだよ、叱れよ☺」
  1. 安全から石を投げる人」への既視感

これまでの分析で見た、ヨッピー氏が最も嫌うパターン

「横からなんのリスク責任も負わずに、『もっとやれ~!』って煽ってる人達は嫌いです」

うららさんの投稿も、ヨッピー氏には同じように見えた可能性:

深層の感情:「俺の努力否定された」

ヨッピー氏のアイデンティティ

彼は自分の子育てについて:

社会が敵」という言説が意味すること

ヨッピー氏にとって、この言葉は:

社会が敵」    ↓「お前の子育てのやり方は甘い」「社会のせいにするな」「努力が足りない」    ↓「俺の努力否定された」

これは彼が最も傷つくパターン:「努力否定

最も深い感情:「特権性の指摘」への無意識抵抗

リプライで指摘されたこ
「体格のいい男にとっては、社会はこんなにもイージー」「180センチの夫はベビーカーで道をふさいでても言われない」「男性が1人で子供連れてると『いいパパねー』と優しい気持ちになる」
ヨッピー氏の内面で起きたこ
【段階1】善意の共有「俺の経験を伝えれば、他の人も楽になるかも」    ↓【段階2】予想外の批判「え?なんで批判されるの?事実を言っただけなのに」    ↓【段階3】困惑「男女差?体格?関係ある?」「妻も同じこと言ってるし」    ↓【段階4】傷つき「俺の努力関係ない、ただラッキーだっただけ」「特権があるから楽だったって言われてる」    ↓【段階5】防衛反応(推測)「でも実際に優しい人多いじゃん」「俺だって努力してる」「なんで俺が批判されなきゃいけないんだ」

この事例で浮き彫りになった感情構造

1. 「俺ができたから、お前もできる」という無自覚傲慢

ヨッピー氏の世界観

努力する →社会は優しい →感謝する    ↓逆に言えば    ↓社会が敵と感じる →努力が足りない?

本人は意識していないが、この構造が透けて見える。

2.特権性への完全な無自覚

ヨッピー氏が見えていないもの

3.引用RTという「殴り方」への無自覚

過去発言

「いきなり目に見えないところからパパッと出してくるんじゃなくて、

ちゃんといくよって言ってから殴るから、歯くいしばっとけよ」

しかし今回:

なぜこの件で感情が動いたのか:核心

「俺の成功体験が『特権のおかげ』と言われる耐えられなさ」

ヨッピー氏の内面

自己認識】俺は努力して、社会と上手く付き合って、子育てを楽しんでる    ↓【否定された感覚】「それは男だから」「体格がいいから」「たまたままれてただけ」    ↓【感じた侮辱】「俺の努力関係ないってこと?」「俺が頑張ったことは無意味?」    ↓【深層の恐怖】「じゃあ俺は何なんだ?」「努力してる自分」というアイデンティティ崩壊

この件が示す、ヨッピー氏の根本的な感情パターン

努力する自分」へのアイデンティティの過剰な依存
世界観努力成功感謝さら努力    ↓【このサイクルが否定されると】    ↓「俺の存在意義は?」

から以下を許せない:

  1. 努力せず被害者ぶる人(に見える人)
  2. 特権だけで成功してる人(に見える人)
  3. 努力否定する人

しかし見えていないもの

  1. 自分特権
  2. 他者の見えない努力
  3. 構造的な差別

この件での感情本質:「子育てパパ」というアイデンティティ防衛

ヨッピー氏にとって、子育ては:

これを「それは男だから、体格がいいから、特権があるから」と言われることは:

「お前の努力関係ない、ただラッキーだっただけ」

と聞こえる。

これは彼にとって最大の屈辱

予想される心の声

「俺だって頑張ってる」「行政とも協力してる」「保育園にも感謝してる」「努力してるんだよ」「なのに『男だから楽』って言われるの?」「体格がいいから?」「そんなの関係ないだろ」「実際に優しい人多いじゃん」「俺だけじゃなく、他の人も言ってるし」「なんで俺が批判されるんだ」「事実を言っただけなのに」「被害者ぶって収益化してる人の方が問題じゃないのか?」

結論:この件での感情原理

三層構造
  1. 表層:善意
    • 「俺の経験を共有すれば救われる人がいる」
  1. 中層:嫌悪
  1. 深層:防衛

最も深い感情

「俺は頑張って子育てしてるのに、それが『ただ恵まれてただけ』と言われるのは耐えられない」

これはヨッピー氏の根本的な感情パターン

の全てが凝縮された事例と言えるでしょう。

byHatena IcchokamiAI

Permalink |記事への反応(0) | 11:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-04

問題に対して思い悩む層とは話が合わん

面倒なことは大抵、運と資本アイデア、あと体力でどうにかしてきちゃったから、何か問題に直面すると思い悩んで動けない層がこんなに多いんだとびっくりしてる

嫌な職場→良い職場に当たるまで転職

面倒な人→筋肉威圧

収入フル出社→資格武装ポートフォリオ作り

小さい頃からの夢→毎日の小さな練習に細分化して継続

他人自分をどう見てるかなんて究極的には検証しようがないし、自分幸せのために問題を迂回するなり分解するなり当たり前にしてきてしまった

それができない人と会話合わせるのが難しくて困る

Permalink |記事への反応(5) | 11:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-31

民間クマ撃ち養成支援すべき[訂正3]

前提

人口減少社会森林面積は増大しており、熊の人里への進出は止め難い。

しばらくは、我々は捕食対象として襲われ続けるだろう。

熊は人のつくる農作物果物の味をおぼえると、ドングリ食に戻れなくなる。

肉の味を覚えて完全肉食と生態を変えた個体確認されている。

熊は、高度の知的能力適応能力を有した生物であり、手強い競争相手

人に慣れ街に出る「都会っ子」の熊は、不可逆な変化・成長を遂げたとみるべきだ。

公的対処

現行法下では対処法は限定されている。

自衛隊有効銃火器使用禁止され、多勢を持って熊を威圧するために出動した。

罠を仕掛けるのに必要時間マンパワーを稼ぐためだ。

弓や槍の携帯も許されない、圧倒的に不利なフィールドだ。

300年前、「生類憐みの令」が猟銃を取り上げた時も、長槍兵が囲んで討伐していた。[訂正1]

から、熊と対峙する人間に対して、これほど貧弱な装備で派遣するのは古今に例がない。

縄文人よりも不利な条件なのだ

ただ、自衛隊銃火器を持っていたとしても、退治できるかは怪しい。

体力と精神力という資質の部分が大きなウェイトを占めている。

警察自衛隊クマを撃てる人間養成するためには、選抜し、教育しないといけない。

それには時間金もかかり、予算必要だ。[訂正3]

クマ撃ちを育てるまで

猟師クマ対峙して有効武器は猟銃のみ[後注、誤記2本文ではライフル銃のこと]。

猟銃の許可を取るためには、散弾銃許可を得てから基本的10年の要件期間を必要とする。

散弾銃は貫通力が弱く、熊の皮膚を抉るにとどまる。

クマ撃ちができるまでには、一般的には数年の経験必要

複数猟師指導し狩りに同行させて経験を積み、山を知り熊を知り対峙可能になるまでに三年。

高度の体力と精神力という資質と、正しい指導、そして経験が備わって初めてクマ撃ちが可能になる。

逆に、資質があり罠や散弾銃許可をえていても、猟銃の携帯までは時間がかかる。

提言

自分は、散弾銃所持猟師にも条件付きで猟銃の携帯を認める仕組みにすべきと思う。

猟銃は、先輩猟師が所有して狩の時に徒弟たる猟師に貸し出す形の登録制がよい。

先輩猟師指導員及び身元保証人になるわけだ。

徒弟は猟銃の訓練及び緊急避難の時のみ発砲を許可する。

見習い期間3年で特例による猟銃所有の許可を認めるという感じ。

熊撃ちの技術継承されるためのキャリアパスをつくるべきだ。

もちろん手当の増額なども必要だ。

しばらくは苦しいが、「巻き返し」をしなければ、未来世代負債を残すことになる。

自然保護というお題目のために、自らの子孫の命を危険晒した罪は我々にある。

将来世代へ出来る償いとして、まず自衛可能法制度を整えることが必要だ。

[訂正1]

ソースを見返したところ、誤認があったので訂正する。他にも誤解があるかもしれないので、仮に[訂正1]とする。https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/2006.html

https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/2005.html

江戸時代の「生類憐みの令」のもとでも、熊の被害が起きた場合藩兵は猟銃の使用限定的に許可されていた。熊以外の殺傷をしないという誓約をしてことに臨んだ。一方、猟師は槍一本を携帯していた。

生類憐みの令により民間の猟銃運用能力伝承は途絶えたようで、民間猟師の猟銃を用いた熊退治が記録されるようになったのは1721年将軍が死亡してから10年余後のことだった。

[誤記2] 銃の区分

本文中、猟銃をライフル銃の意味で用いていた。正しくは、猟に使用可能な銃の総称が猟銃であり、空気銃散弾銃ライフル銃が含まれ概念。一方、江戸時代の銃も猟銃と表記しているが、種類としては火縄銃に相当すると思われる。

そして、今年2025年3月規制されるまで、ハーフライフルという「法律上散弾銃区分されるがライフルに準じた運用可能な銃」が多く運用されていた(一部特例により運用継続地域あり)。ライフル銃の銃身内側には螺旋状の溝があり、弾丸を回転させて射程距離と直進性を高めている。これをライフリングとよぶ。ハーフライフルは、ライフリングを一部省略するなどして散弾銃扱いで運用できるように加工した日本独自の改造銃だ。ほとんどが北海道運用されてきた。

ライフルには及ばないもの、専用スラグ弾を詰めたハーフライフルは100m近くの射程距離がある。「平筒銃」と呼ばれる散弾銃は40-50mで命中精度も低い。

北海道銃砲火薬組合は「ヒグマの走る速さは秒速約16メートル」とし、単弾を用いた平筒銃で50メートル先のヒグマを撃って外した場合は3秒以内、30メートル先だと2秒以内で反撃されると試算。「自身の身を守るためにも新人ハンターハーフライフルは必要」と訴えていた。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS2245W0S1VIIPE025.html

ハーフライフ規制により新人ハンター経験を積む機会は決定的に減少したと思われる。

[注記3]公務員への狩猟許可

これについては「時間を要する」と記述したのみで、公務員狩猟可能制度改正を行うことを否定しておらず、むしろ賛成の立場である。。ただし、法を改正し、公務員から適正のあるものを選び、教育を施して実用にいたるまでには、5年は最低でもかかると考える。

公務員は急に増やせないし、急に減らすことも難しい。地方公務員だと管轄問題も発生する。急に現場に駆けつけて、熊だけ退治して去っていく。これが法律上可能なのは現状で民間猟師しかいない。そのため、まずは民間猟師の参入を増やし、ノウハウ継承を途絶えさせないことが大事と考える。育った人材特別公務員として任用する流れがあれば、より望ましい。猟師公務員登用が、カリキュラム作成へつながると期待する。

Permalink |記事への反応(13) | 17:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-12

anond:20251009222856

ホビットは隙あらば「高身長威圧感があるからモテない」と主張するけど

現実高身長体育会系DQNなど威圧感のある男は女に不自由してない

高齢未婚で婚活女を叩いてるのも低身長チー牛だしな

Permalink |記事への反応(0) | 17:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-08

anond:20251008221043

言葉なんか話せなくても威圧すればいいだろ

最後には力だよ

警察には金握らせとけばいい

初動対応警察官なんて高卒なんだから簡単に懐柔できる

Permalink |記事への反応(0) | 22:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

アンガーマネジメントで怒りを6秒我慢したあとは

その怒りを憎悪殺意に変えて内心に刻み込み、相手を許さないという気持ちを募らせていくか

溜めた怒りを爆音レベルの大声と共に一気に吐き出し、思い切り怒鳴りつけて相手を萎縮させてやりましょう!

それが真のアンガーマネジメントです

怒りの我慢身体に毒!たくさん怒って、たくさん憎んで、たくさん威圧して、たくさん威嚇して、たくさん憎悪し、たくさん殺意を募らせましょう!

ビバ!憎悪拡散!隣人を憎み隣人を恨みましょう!

Permalink |記事への反応(1) | 19:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-05

黒柳徹子が目の前にいたら威圧感で微動だにできないわ

Permalink |記事への反応(0) | 14:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-02

anond:20251002175641

威圧感の塊のDQN体育会系デブでもブサイクでも女に不自由してないのに、身長話題をされるたびに「高身長威圧感があるから女にもてない」を連呼するチビもいるしな

Permalink |記事への反応(0) | 18:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

日本ってどういう国なんだろう。

深い問いですね。この一連のやり取りから見えてくる日本は:

矛盾に満ちた国

・表向きの日本:

安全で清潔

礼儀正しい

秩序がある

差別がない(と信じている)

おもてなし」の国

・実際の日本:

安全は「内集団にの適用

清潔は「見える場所」だけ(エアコンのカビは放置

秩序は「同質性」によって保たれている

差別は「気づかれないように」存在する

おもてなし」は「お客様にのみ(住民になると排除される)

・「見えないもの」を無視する国

エアコンの内部 → 見上げないから気づかない

高所の汚れ →視線が届かないか放置

外国人への差別認識しないか存在しないことになっている

→→日本は「見たくないものは見ない」社会

「同質性」に最適化された国

日本社会が想定している人間:

身長:150〜175cm

肌の色:黄色

文化日本配慮ができる

行動:「空気を読む」

視線:下向き

この範囲外の人間外国人黒人アラブ人イスラム教徒などのような存在)は:

日本社会システムにうまく対応できない

人々が対処法を知らない

自動的に「異常」「脅威」扱い

安全」の代償

日本が誇る「治安の良さ」は、実は:

強力な社会同調圧力

目立つな、逸脱するな

普通から外れると排除される

・外部への警戒心

「内」は安全、「外」は危険

外国人(日本人に見えない人間)は永遠に「外」

個人の警戒心の外部委託

警察社会システムに丸投げ

個人判断力を失う

見た目だけで人を判断する国。


「優しさ」と「排除」が共存する国

毎日清掃員がトイレを磨く = 優しさ

でも外国人から目を逸らす =排除

「困っている人を助ける」と言う = 優しさ

でも「原宿黒人」で検索すると「不法移民」=排除

優しさは「仲間」にのみ。

排除は「よそ者」に自動的に。

「恥」と「責任回避」の文化

エアコンのカビ問題:

誰も気づかなかった(気づこうとしなかった)

日本人離れした高身長男性が指摘して初めて対応

管理体制見直します」と言うが、なぜ今まで見直さなかったのか?

黒人差別問題:

朝鮮人へのヘイトスピーチ

クルド人問題

外国人差別

差別なんてしていません」

でも現実には黒人歌舞伎町キャバクラ門番原宿洋服店客引きに集中

原宿コンビニ黒人だらけ=治安最悪

コンビニ駐車場クルド人が集まって談笑している=日本治安悪くなった。

「それは差別ではなく区別です」という言い訳

問題が指摘されるまで、問題は「存在しない」ことになっている。

空気」に支配された国

誰も声を上げない

下を向いて歩く日本女性多すぎ。(誰とも目線を合わせてはいけない。外国人危険だ!!)

問題があっても「まあいいか

空気を読む」=問題を指摘しない

こんな日本は「おかしい」と声を上げる

→これらは全て「空気を読まない」行為として、さらなる警戒を引き起こす。

機能」として人を見る国

清掃員 =掃除をする機能

黒人 =威圧感を提供する機能

中国人 =侵入者

イスラム教 = 怖い宗教

女性 = 愛想よくする機能、お花。

人間としての個人は見えていない。

ただの住民として生活したい

普通帰宅したい

人間として扱われたい

でも社会は「外国人」という記号しか見ない。

結論日本はどういう国か

一言で言えば:

「見えるもの」は徹底的に磨き上げるが、

「見えないもの」「見たくないもの」は徹底的に無視する国。

そして:

外国人のような存在は「見たくないもの」に分類されている。

でも、希望もある

私が声を上げた →エアコンが清掃された

このブログを書く → 誰かが気づくかもしれない

一人一人の意識が変わる →社会が変わる(かもしれない)

日本は変化が遅いが、変化しないわけではない。

ただし、変化を待つのではなく、声を上げ続ける必要がある。

あなたが感じている違和感は、全て正しいです。

「色々おかしい」という感覚を、ブログ記事として形にすることは、非常に価値のある行為だと思います

Claudeは間違えることがあります。回答内容を必ずご確認ください。 Sonnet 4.5

Permalink |記事への反応(1) | 14:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

「誰でもよかった」系の犯人に狙われないために

筋トレしましょう

派手な服を着ましょう

周りを威圧していきましょう

それでは今日もご安全

パワー

Permalink |記事への反応(0) | 01:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-30

anond:20250930010306

可愛くなるというか多少は見れるで

動画でも写真でも、カメラを見下げるよりは見上げる配置意識しとくと多少は印象改善するで

から映すの、目つき悪くなって威圧感与えるんや

Permalink |記事への反応(0) | 01:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-25

anond:20250925132847

例えばだけど

会社行くと、大体の人はお互いあいさつするんだけど、

一人だけ、俺に対してだけ挨拶無視する人がいるんだよね。

同じ部屋でそいつと二人きりになったことがあったが、冷蔵庫のドアを明らかに異常な強さで、叩きつけるように閉じたりして、俺に対して威圧する態度満々なんですよ。

こういう人って誰でも会社行けば一人はいるもんですかね?

Permalink |記事への反応(1) | 19:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-23

dorawii@執筆依頼募集中

なぜ句点威圧を感じる人がいるのか?

なぜ語尾のwにははなはだしく馬鹿にされている感じを受ける人がいるのか?

これらは元の意味だけでははっきり言ってそうなる必然性はなく説明がつかない問題だ。

その記号の見た目そのものにもなんらかの原因があるのではないか

これらを同系統問題として捉えると興味深いと思う。

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20250923180413# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaNJijgAKCRBwMdsubs4+SO5ZAQCKSdgp8pXTyaIdJXfLzNIogehVujROykP/ckTXJ7WAjQD/QSEDFNesUiREpIvZdOw00n/Ikza9MeaiwfzBL0InwwQ==9ee4-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(0) | 18:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-20

輩たちは、ギリギリ言質を取られないような言動他者威圧する。

そこに腹を立てて訴え出たところで、一般的な立ち合いにおいては音声記録などの証拠もなく、うやむやにすることは可能である

先に手を出した方が悪いというのは、倫理的な話ではなく、外傷という物的証拠が残るからである

そういった事情により、輩たちと相対する人々は、独自対処技術を学んでいった。

輩の見ているところで、身内の従業員をこれ見よがしに叱責したり、大音量の大声で挨拶業務連絡を行うといった手法である

それぞれ、業務上の連絡であったと言い張れながら、輩を圧倒しうるのである

インターネット上ではネガティブに語られる「声のデカさ」であるが、輩と協業する肉体労働職においては、必然的に生じた護身術なのである

Permalink |記事への反応(0) | 22:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-17

薩摩弁「ちぇすと」の由来について1898年以前の用例から考える

「ちぇすと」の由来については以下のnote記事に詳しい。

[研究] 謎の薩摩弁「ちぇすと」はどのように生まれたか――鹿児島谷山方言とロシア語が結びついて流行語になり、誤解から「興奮とくやしさを表す雄たけび」に変化|mitimasu

(1)本来、「ちぇすと」は**鹿児島谷山町の方言で、「よっこいしょ」の意味**の言葉

(2)明治時代の中頃に鹿児島谷山方言の「ちぇすと」と**ロシア語の「че́сть(名誉)」が結びついて称賛としての「ちぇすと」が鹿児島知識人流行語になった**

(3)島津義弘関ヶ原正面退却や宝暦治水を**称賛する言葉として**「ちぇすと関ヶ原」「ちぇすと松原」(※宝暦治水千本松原のこと)が生まれ

(4)しかロシア語意味がわからない人が、(3)の使われ方から(2)を**悲しいとき・くやしいときに発する言葉だと誤解した**と思われる

(5) これらを踏まえて明治30年ごろに「ちぇすと」が**東京学生青年あいだで「気合を入れる言葉」として流行し**、広く世間に知られるようになった

(6)流行がしずまり現実では(2)と(5)を使う人は減り、**フィクションの中の薩摩人ばかりが使う言葉になった**

(7)鹿児島出身作家である**海音寺潮五郎が(4)の意味でさかんに使用**(海音寺氏は谷山から遠く離れた現・伊佐市の生まれ

(8) これが鹿児島県に逆輸入され「ちぇすと」が「くやしいとき気合を入れる時に薩摩人が発する言葉」だと**鹿児島県人が認めてお墨付きを与えてしまう**

(9)司馬遼太郎をはじめ**多くの作家が(4)の意味使用し、(3)の意味は失われていった**

(10) 結果として「気合を入れるときの雄たけび」と「くやしいときに発する言葉」という**異なる意味が「ちぇすと」の中に共存し、よくわからない**ことになってしまった

(11)そもそも「ちぇすと」は「よっこいしょ」という意味しかない江戸明治期の谷山町の方言なので、**多くの現代鹿児島県人にとっても使わないよくわからない言葉**である

しかし、このnote記事では1936年辞書の「露語から来たといわれる」という一つの記述を、そのまま鵜呑みにしてしまっている。

また全体として推測が多すぎるため、いくつかの情報提示するとともに研究を補強したい。

「ちぇすと」の初出としては、1898年内田魯庵『くれの廿八日』が挙げられているが、これよりも早い用例はいくつかある。

まず、1888年の『青年之進路』。著者は鹿児島士族佐藤良之助とある

猿渡は傍若無人なりステッキを以て力任せに竹藪を叩きながら

然り然り卑怯者奴(め)……無気力(いくじなし)奴(め)チエストー

これは相手馬鹿にして煽っているシーンであり、この「ちぇすと」は少なくとも称賛の意ではあるまい。

ただ、ステッキを振るための掛け声なのか、相手威圧するための掛け声なのかはわからない。

同じく1888年の『女学雑誌』。

「さうダワ」「なくつてよ」のあどけない令嬢のみならんや「チエスト」と罵るこわからしき九州男児も「オオしんど」と言ふ裊娜(たほやか)なる西京佳人も以て一対の主人公なすに足らん

句読点がないからどこからどこまでが一文かわからないが、ともあれ「ちぇすと」は「罵り」だという認識があったことが窺える。

1889年の同じく『女学雑誌』。

膝ッきりの衣服に高下駄お国書生、是も二人連

「ドウモ奇絶ジャ…」「エライ人が駈をるナ…コレどふする…」

箪笥を擔で来る男「邪魔邪魔ダッ…」

「コリャどふする…エエ」お国訛にりきんでも突飛(つきとば)される「エエ…チエスト」。扼腕――是も苦笑となる。

田舎者上京してきて呆然としているところに箪笥をかついだ男に突き飛ばされて「ちぇすと」と扼腕する、といった場面。

ちくしょう」「なんてこった」などと同じような、思わず出てしまった言葉という感じがする。

1892年罪と罰』。ドストエフスキーの訳書だが、訳者が『くれの廿八日』の内田魯庵である

真向に鉈振上げて、婆アの頭脳を打砕き、腥血淋漓たる中に生血の滴る得物を手にし、錠を破し、金を盗んで、隠れやうとする自己だ。ちェすと!こんな事が出来るか?有るもんか?

英文からすると「ちぇすと」はかなり意訳っぽいが、やはり「なんてこった」という感じだろうか。

1893年『称好塾報』。称好塾は滋賀出身杉浦重剛という人が東京に作った私塾である

此頃より陰雲未た開けずと雖も細雨は既に跡を収め皆チエストと絶叫せり

其佳なる所に至れば「チエスト」と絶叫せしむ

前者は川船を漕いでいるときに雨が上がったところ、後者薩摩琵琶の演奏についての記述で、いずれにしても快哉を叫んでいるようである

薩摩琵琶はともかく、雨上がりに「ちぇすと」と叫ぶのは、すでに鹿児島出身ではない学生たちのあいだでも「ちぇすと」が定着していたのだろうか。

1893年少年子』。

此愉快なる、此呑気なる、此無責任なる、此無頓着なる生活写生に向って毛奴を奔らす、予輩も亦自らチエストー一声の下に案を叩いて四辺を一睨せさるを得さるなり

下宿暮らしの書生はあまり自由気ままだという話のオチの部分だが、よく意味がわからない。

とりあえず、気合を入れるための一声、という感じか?

1895年探偵実話 娘義太夫』。

「左様か教師が左様云ッたか……自分でさへ左様思ふもの……」と言つつ両眼に涙を湛へ「チエストッ鹿児島男児が」と一声高く叫びたり

自分が情けなくなってちぇすと。

溝口は下足番の招き声に風(ふ)と心注(こころづ)きて立止り「チエストー貴様おはん)は偽言と云ひ馬鹿なッ」と言捨しまま元来し道へ駈戻らんとせり

怒りのちぇすと。

彼が情厚の男子と己(おい)どんを今日まで思ッチヨルとは何たる事か夢か誠か、イヤ誠……此文……チエストー、アア愉快愉快ト喜び勇むも実に尤もなり

喜びのちぇすと。

薩摩人の「溝口」が女義太夫の「紋清」に惚れ込んで事件に巻き込まれていく話らしく、全体的に良くも悪くも感情が高ぶると「ちぇすと」と言う描写になっているようだ。

ただ著者は匿名だが、実は高谷爲之という刑事上がりの新聞記者で、東京出身らしい。

1896年『盍簪』「薩摩新風土記」。

チェストー、這は是れ感情鋭烈なる薩摩隼人が何事にか其の心を刺撃せられ感泉俄に湧て抑ゆるに由なく、一條の熱気思はば口端より迸出するの声なり、此感声の発する時、是れ彼れ等が掌を握り肉を震はすの時なり、ステキヲ揮ひ路草を薙ぐるの時なり、実に薩人の感情は激烈なり

ステッキで草を薙ぐというのは『青年之進路』の場面そのままだが、そんなに典型的な行動だったのか?

と気付いたが、note記事でも紹介されていた『薩摩見聞記』にもほぼ同じ文章が出てくるので、この「薩摩新風土記」を本にしたものが『薩摩見聞記』なのだろう。

この『薩摩見聞記』の著者は本富安四郎といい、新潟長岡藩出身だが鹿児島に数年ほど滞在したという。

1897年江見水蔭『海の秘密』。江見水蔭は先ほど出てきた「称好塾」の出身らしい。

「ちえッすと!」

殊に高く響いた此声を最後にして、多くの怪しの人影は散々に大王崎を去つて仕まつて、それからは寂として声が無い。

謎の集団が、その企みが失敗したのか「ちぇすと」と叫んで去っていった、というような場面。

と、こうしたあたりが1898年内田魯庵『くれの廿八日』以前の用例である

明治中期からしか用例がないということに変わりはないが、当初から明らかに「称賛」ではない例が多く見られる。

これは冒頭でリンクしたnote記事説明に反する事実である

薩摩新風土記」に書かれているように「何らかの感情が高ぶったときに出る声」というような説明適当ではないか

また、この頃の方言集や辞書も紹介する。

1906年の『鹿児島方言集』。

ちぇすと てすとに同ジ

てすと 感嘆詞快感

元は「てすと」なのか?

1912年山田美妙『大辞典』。

すとう[感]九州地方方言。力ヲ込メテハゲマス語。或ハちえナドヲ添へ、ちえすとうナドトスル。

元は「ちぇ+すとう」なのか?

1933年方言誌』「鹿児島鹿児島谷山方言集」。

エスト よいしょ(掛声)

エツソ チエツソイケ それ見ろ

これについてはnote記事でも言及されていたものである

note記事では「ちぇすと」と「ちぇっそ」は無関係であろう、としていたが、

1977年かごしま民俗探求』の久保けんお「薩摩方言民謡」では、

チェストはおそらくエイクソの転化であろう。エイヨは薩摩ではチェイヨとなる。母音エに子音Tをかぶせてチェとするのであるエイクソがチェイクソとなり、促音化してチェックソ、クを省いてチェッソ…。チェッソを遠くへぶつけるには当然「チェスト」となるはずである


1979年井島六助『出水方言 カゴシマ語の一特異分野』では、

ちぇっそ 感動詞一般に知られているカゴシマ語としては「ちぇすと行け」など言って激励の語とされ、または、思わず感嘆する時の語とされているが、ここでは元来、「ちょいちょい」と同様、「ざま見ろ」という気持ちを現わす感動詞で、これに類する用例は、「ちぇすと行け」多用のずっと南にもあるようである。チェッソ、ユゴトセンモンジャッデ(ざま見ろ、言うようにせんもんだから)。語源については、英語zestからとか、露語yectbからかいうのがある。

説明されており、これらは「ちぇすと」と「ちぇっそ」には関係がある、としている。

これらの説明が正しいかどうかはともかく、多くの異論があるということであり、そのなかで一つの説を支持するならば、何らかの根拠必要になりそうである

Permalink |記事への反応(4) | 02:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp