
はてなキーワード:女子ボクシングとは
柴田英里
@erishibata
すごい。身長体重の中央値から違うという事実や統計とかをまるっと無視だ。
2C1Pacific
@2C1Pacific
岡田桂教授「体力とは、男性が有利になるものだけを測ってきた、文化的に偏った概念」
立命館大学産業社会学部スポーツ社会専攻、すごい。ツイッターのネタでなく、こういう講義が実在するとは。
*マジキチ
オリンピックなど、世界的な大会でこれまで物議を醸(かも)してきたことの一つに、トランスジェンダーなど性別をめぐる問題があります。パリ五輪でも、男性ホルモンとも呼ばれるテストステロン値が高い女子ボクシングの選手が出場し、物議を醸しました。立命館大学産業社会学部の授業「スポーツとジェンダー」は、こうしたスポーツにおけるジェンダーの課題など、近現代のスポーツのありようと社会とのつながりについて、「性」に関わる視点から検討しています。
産業社会学部は2007年にカリキュラム改革を行って現代社会学科の1学科制となり、現代社会専攻、メディア社会専攻、スポーツ社会専攻、子ども社会専攻、人間福祉専攻の5つの専攻を設置しました。「スポーツとジェンダー」の授業を開講した経緯について、スポーツ社会専攻の岡田桂教授はこう話します。
「他大学のように体育学部やスポーツ科学部などに設置されているスポーツ専攻と違って、立命館大学の場合は、産業社会学部の中にスポーツ社会専攻があります。社会におけるスポーツを学ぶので、ジェンダーの視点というのは欠かせません」
授業を担当する教員は年度によって異なり、全15回の授業内容は教員によって違いますが、主軸となるのはこれまでスポーツにおいてジェンダーがどのように問題となってきたのか、歴史や事例について学ぶことです。
「必ず学ぶのは、近代スポーツが生まれた経緯です。なぜなら、スポーツという文化はもともと男性だけが行う前提でつくられたものということを知る必要があるからです」
岡田教授によると、近代スポーツの発祥は19世紀で、エリート教育を行うイギリスのパブリックスクール(男子校)で、課外活動の一つとして取り入れられるようになり、発展していきました。
「スポーツは男性のほうが有利と、一般的には認識されています。しかし、そもそも男性の体の資質に合ったものが選択され、男性が有利になるように制度化されてきたものが近代スポーツなのです」
「男性の体の資質に合ったものが選択され、男性が有利になるように制度化されてきたものが近代スポーツ」完全にウソですね。だから男性の方が体力があるというのは嘘ということにはならない。計測やルールは公平性や正確性を持っており、男性が有利になるという目的は意識的無意識的にかかわらず存在しない。ジーン・キング時代みたいな古い例しか出せないのは、その後ルールやトレーニング法が整備されて対抗できなくなったとい事実を無視するためで、似非科学です。
確かに、体力は女性より男性のほうがあると、当たり前のように認識されています。実際に小学校や中学校で行われる体力テストのスコアは、男子のほうが女子を上回りますが、岡田教授はその理由を次のように説明します。
「学校で行われる体力テストは、文部科学省が定めている体力の基準8項目(握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20mシャトルラン、50m走、立ち幅跳び、ボール投げ)をテストします。このうち7項目は筋力によって左右されるので、男性が有利になります。一方、柔軟性をみる長座体前屈は、女性のスコアのほうが上回ります。つまり、男性が有利となるような項目が、体力を測る物差しになっているのです。そもそも体力とは何かを考えると、実は科学的なものではなく、男性が有利になるものだけを測ってきた、文化的に偏った概念だということがわかります」
まずこの表現自体が被害妄想でWokeですね。アメリカでは一笑に付される。文化じゃなくて科学の問題。だから文系は科学が理解できない野蛮人しかいない。
「スポーツというと、アスレチックな競技だけを指す傾向がありますが、イギリスではスポーツは気晴らし全般を指すので、チェスやビリヤード、トランプなども含まれます。スポーツにおいて完全な男女平等は難しいことですが、できる部分は平等にしつつ、スポーツに関する新たな価値観を広げることは、男性も女性も生きやすくなることにつながると思います」
それならマラソンもスポーツなので、楽しむという意味ではスポーツです。
スポーツ社会専攻には保健体育の教職課程があり、スポーツでの成功体験を積んだ学生が多くいます。「そうした学生だからこそ、スポーツとジェンダーを学ぶ意義が大きい」と岡田教授は話します。
「特に男子学生は自分が有利になるような条件の中で成果を得てきたということを、最低限知ってほしいですし、教員になるのであれば必ず知っておかなければならないことです。女子学生は、スポーツをしてきた中で自分が不利な立場になった経験があるなど、問題意識を持つ学生が多いように感じます。知識を得ることで、こうした問題意識を言語化できるようになってほしいと思います」
中学校の保健体育の授業では、男女別の授業があり、自分の性に違和感がある生徒にとっては着替えの問題などが出てきます。
「保健体育の現場では性に関わる問題に対応しなければならない場面が出てきやすいのですが、中学校の教員も十分に対応できていないというのが現状です」
一方で、中学校の保健体育でダンスが必修化されるなど、性差が出にくい種目を増やす動きも出ています。岡田教授はこう話します。
「学生たちの意識にも変化が見られます。男子学生は自分たちが特権的に持っているものを否定されたように感じるのか、以前は私の授業に対して拒否反応を示すことがありました。この10年くらいで学生の意識は急激に変わり、男子学生も受け入れなければならないと感じているようです」
男子が精神がおかしくなりがちなのはこんな押し付けという虐待を大学で平気で講義でやっているからのようです。
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-111243/
Permalink |記事への反応(19) | 16:40
「スポーツはフェアじゃなければならない」って、そもそもスポーツにおける「フェア」とは何かをちゃんと考えたことある? 単に「生物学的に男だったやつが女子スポーツに出るのはズルい!」って感情論を「フェア」の定義みたいに言ってるけど、現実には競技ごとに細かいルールや規定があるわけで、「フェア」の概念も一律じゃないんだよなぁ。
「しまいにはアメリカ議会で女子ボクシングにトランス女性を参加させるか議論まで始まって~」って、それ単に議論が始まっただけで、結論も出てないのに「トランス女性の女子スポーツ参戦は女性の命を危険にさらす暴挙!」って決めつけるの、ただの極端なレッテル貼りじゃん。仮にそんな事態が起こるなら、ルール調整や安全策を議論するのが先で、「全部禁止しろ!」って短絡的すぎるだろ。
で、「世界水連がトランス専用部門を作ったのにエントリーがなかった」って、それ、ただの「最初からトランスを排除するための見せかけ措置」だったのがバレバレだから誰も乗らなかっただけだろ。競技人口が少ないのに突然「お前ら専用の枠作ったから、ほら行け!」って言われても、誰が得するんだよ。何の準備もサポートもなしに「これで公平だ!」とか言われても、実態はただの隔離政策でしかないの、わからないの?
「トランス女性レズビアンに代表を奪われ、一緒の更衣室で裸になるのを強要されて~」って、そもそもその「強要」って具体的に何? 普通の女子アスリート同士でもレズビアンの選手はいるし、性指向を理由にロッカールームから排除するなら、それこそ「お前はストレートじゃないから入るな」って話になるけど、そんなことが許されると本気で思ってる?
で、「トランス女性が女子スポーツで活躍して、他の女子選手をせせら笑った!」って、それどこのソース? 一部の例を針小棒大にして「ほら、だから全部ダメ!」ってやるの、典型的な印象操作だよなぁ。結局お前、事実ベースで議論してるんじゃなくて、ネットで見た都合のいい話を集めて「ほら、俺の言ってることが正しい!」って自分に酔ってるだけじゃん。
最後に「誰が見てもおかしい!」って、いやいや、お前みたいに感情論でしか話せない奴が「誰が見ても」とか言い出すと、逆に「まともな議論ができない人の意見ですね」って証明になっちゃってるぞ?
スポーツはフェアじゃなければならないんだよ。
男の体で女子スポーツに出るのは、女子が危険だしアンフェアにも程がある。
しまいにはアメリカ議会で女子ボクシングにトランス女性を参加させるか議論まで始まって、もしもマイク・タイソンが女性自認になったら、当然女子選手と戦わせるべきだとまで言い出し、女子チャンピオンが私の命が危険にさらされるとポストせざるを得なくなった。
トランス女性の女子スポーツ参戦は女性の命すら軽視する暴挙だ。
https://posfie.com/@eihiku/p/oYoBdKt
世界水連が競泳W杯にトランス専用の新部門を作ったのにエントリーしたトランスが一人もいなかったり、とても卑怯な人々に見える。
https://www.sanspo.com/article/20231004-752QMIN7GJLLHLCOP3W7ULCHGY/
トランス女性レズビアンに代表を奪われ、一緒の更衣室で裸になるのを強要されていた女子選手達が辛さを訴えたら、トランス達が激しくバッシングしていたり、トランス女性の女子スポーツ参戦はトランスへの憎悪や偏見助長にしかなってない。
トランス女性が女子スポーツで活躍して「何で他の女子選手があんなに弱いのか理解できない、私は練習してるから強いけど」と女子選手達をせせら笑い、代表を奪われた女子選手がそれに怒ったら差別主義者としてバッシングされるのは誰が見てもおかしい。
スレタイ:【パリ五輪】トランス女さん、女子ボクシングで無双、相手は棄権wwwww
というスレがあったとする
【Lv1の例】
【Lv2の例】
「ポリコレって本当糞だよな」、「いい加減女湯とか女子トイレとかの問題は生まれた時の性別で決めろよ」
【Lv3の例】
「まず主語は何?」、「オリンじゃなくてゴリンな オリンピックの語源はオリンピアで~~」
これ循環論証だろ、詭弁を平気で言えるような議論の作法もわかってないお前の言うことは間違ってるんだから聞く価値がない」
とにかく長文なくせに中身がなく、なんなら相手への批判がブーメランになっている
どんな話題でも言う事がほぼ変わらない
【Lv4の例】
「トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う」
↑調べるのもだるいけどニュース記事によるとこれがこの話題に対する西村の言及らしい
つまりこのレベルの具体例を知りたければabemaの論破王という番組の西村とかsc騒動の時のscの管理スレの西村のレス見ればいいし
【Lv5の例】
「この選手はXY染色体を持ってるけど生まれつき女性と認められており、戸籍やパスポートも女性と登録されてるからややこしいよな(URL) 女と社会的に認められているのと、XY染色体で筋肉が男性並みに付きやすい体質なのは違うだろ」
「男性器がなく、女性器はあるが精巣が体内にあるという書き込みもあるね(URL) ソースはこれしか見つからなかったから本当かわからんが、もしチンコがないのが事実なら女性として扱うのが筋なんじゃないの?」
とにかくエビデンスのある事実とそれに基づく意見を列挙するので、前提の異なる意見は駆逐される
「フェミニズムの起こりは~~であり(URL)~~現代フェミニズムはミサンドリーに言い換えることが出来る(URL) どちらにせよ今回の話題には関係ない事だろ、元は>>nの~~という内容が主題で~~」
【Lv6の例】
「何が~~だよお前ツイフェミと同レベルの〇〇だな(場の雰囲気的に受け入れられそうな程度の罵倒語) 男のヘビィ級は命懸けだろうが パンチの威力はnトンで体格が一定以上なら耐えられるなんてレベルじゃない 格闘技の選手としてかわいそうとか言うほうがよっぽど女性差別だろ」
文章の読めないバカにはわかりやすい罵倒をわかりやすくパンチのある文中に挟むことで圧倒していることをアピール
同じ側の主張にも複数の観点を持ちそれぞれが一貫した意見を展開することで、どのレベルのギャラリーにもレスバに勝っている印象を持たせる
また“Xポーズ”…性別騒動の台湾ボクサーに敗れた相手が侮辱行為 繰り返される問題抗議に愕然「勝利が台無しに」【パリ五輪】
https://news.yahoo.co.jp/articles/123a4fa3673e860de0e0d4d1481816ae9d7d98af
試合後に抗議のXポーズをとったエシュラ・ユルドゥズカフラマンを、記事はフルマークでの敗戦の腹いせか。と批判している。
https://x.com/rosarinn/status/1821418550772568399?t=62lUoYE88YiH3HADVIcziQ&s=19
その試合でXY染色体持ちの選手は、エシュラ選手の首がロープにかかった状態で、頭を後ろから殴りつけていた。
ラビットパンチは不幸な事故も多数起こしているとても危険で悪質な反則のはずだが、審判は何故か止めず反則も取らずXY染色体持ちの選手はフルカウントで勝利した。
その試合も見ていたはずの記者が、そのエグい相手選手への殺意すら感じられたXY選手の勝利は褒め称え、抗議をした選手を貶める記事を書くのはエグい。
ジジェクのWOKE左翼批判は相変わらずぼんやりしてて何言ってるのかよくわからなかったけど、女子ボクシング問題でクリアになったわ。
ボクシングで考えるべきことは選手の安全性とフェアネス、これだけ。
アルジェリアの選手が女性として育てられたとかどうとか、そういう個人のアイデンティティは関係ないんだよね。
個人的背景なんてすべての選手にあってそれぞれ大事で、XY選手のアイデンティティだけを特別扱いするべきではない。
まともなボクシングファンや女性は、ドーピングと同じように遺伝子検査も必要だよね、としか思わない。
特定の属性のアイデンティティに固執して、もっと重要な安全や公正さを軽視する、これがWOKE左翼と右翼の共通点。
これに関してはジジェクの慧眼といわざるを得ない。
今のところ一番科学的背景もしっかり書かれていて参考になる記事
なぜ彼女たちの女子カテゴリーへの出場資格が問題になっているのか?
国際ボクシング協会(IBA)は7月31日に声明を発表し、「認められた」テストにより、ケリフと林が女子競技の資格基準を満たしていないことが証明されたと説明した。IBAによれば、これはテストステロン検査ではなく、遺伝子検査のことだという。
2023年3月24日、IBAは林玉婷選手とイマーヌ・ケリフ選手をIBA女子世界ボクシング選手権ニューデリー2023から失格とした。この失格処分は、IBA規則に定められた女子大会への参加資格を満たしていなかったことによるものである。綿密な審査の結果下されたこの決定は、競技の公正さと最大限の完全性を維持するために極めて重要かつ必要なものであった。
注目すべき点は、選手たちはテストステロン検査を受けたわけではなく、別途認められた検査を受けたことである。この検査は、両選手が必要な資格基準を満たしておらず、他の女子競技者よりも競技上の優位性があることを決定的に示すものであった。
2023年3月24日にIBAが下した決定は、その後2023年3月25日にIBA理事会によって批准された。この決定の公式記録は、IBAのウェブサイトからアクセスできる。
失格処分は、両選手に対して行われた以下の2つの検査に基づいている:
林玉婷はIBAの決定をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴しなかった。イマネ・ケリフは当初CASに上訴していたが、途中で上訴を取り下げたため、IBAの決定には法的拘束力がある。
IBAの関係者は別途、両選手がXY染色体を持ち、テストステロン("高T")レベルが高いことを付け加えている。
「高T」とは、女性カテゴリーに属するアスリートについて語るときに、女性の範囲を逸脱したテストステロン値を表現する方法のひとつである。すぐ下の図1からわかるように、男性と女性のTレベルは13歳くらいで分岐します。下の図1と図2の両方から、思春期初期以降は男性と女性のTレベルに重なりがないことが明らかである。ドーピングと男性であることは、成人アスリートが "高T "である可能性のある2つの方法である。
5-ARDおよびPAISのアスリートは、XY染色体補体を持っており、精巣があり、精巣は正常な女性の範囲外のテストステロンを産生し、アンドロゲン受容体はその「高T」を読み取り、処理する。その後、彼らの循環Tレベルは、通常のパフォーマンス向上効果を持ち続けます。
言い換えれば、5-ARDのアスリートとトランス女性および性的に標準的な男性・女性を比較した以下の図3に示すように、男性標準からの変化(外性器の未発達など)は競技パフォーマンスには無関係である。彼女たちが女性の競技に参加するときは、男性の優位性を発揮する。
ひとつは、IOCが信頼性に欠けると主張するIBAのもので、ケリフとリンにはDSDがあり、不適格であるというものだ。つまり、IBAまたはその代表者は、彼らが男性優位の遺伝的男性であると言っている。後者は一般的に、彼らのTが生物学的に利用可能であることを意味し、アンドロゲン不感症ではないことを意味する。
もうひとつは、ソーシャルメディアや一部の報道でトレンドになっている、ケリフとリンはXX染色体、卵巣、すべてにおいて完全に女性であるという、根拠もないコメントである。選手たちの表現型が男性的であるという点は認めるが、多くの女性(彼らはトランス女性を含むと広義に読む傾向がある)が男性的な表現型を持っており、これはその前提を受け入れるだけの問題だと言う人もいる。
3つ目は、IOCの高度に暗号化された声明を注意深く解析すると、IOCの現在の立場であるように思われる。ケリフとリンには男性優位のXYDSDがあるかもしれないが、彼らは生まれたときに女性として識別され、現在もそのように識別され続けているため、女性なのだ。
IOCはここ数日、ケリフとリンへの攻撃を嘆くことに多くの時間を費やしている。本当にひどいことだ。しかし、この不安定な状況は、ほとんどIOC自身が作り出したものだ。スポーツにおけるセックスとジェンダーとの複雑な関係を考えれば、予想されたことではあるが、どうしようもなく複雑なメッセージを送っている。
IOCは6月、大会における選手の表現に性別に基づく表現を使用することを禁止し、女性であることを自認する性別多様性XYアスリートの扱いを明確にするよう求める言語ガイドを発表した。
この言語ガイドは、2021年にIOCがとった、性別が多様なXYアスリートは、男性であるという理由だけで、アリーナで男性優位とみなされるべきではなく、男性のTレベルは、最高の男性と最高の女性の間のパフォーマンスギャップの主な原動力として、科学的によく理解されている役割にもかかわらず、失格とされるべきではないという立場から導かれたものである。
このアイデアは、キャスター・セメンヤやリア・トーマスのようなXYのアスリートに関する論争を、関連する生物学と、それについて話すために私たちが使う言葉を消すことによって、女性カテゴリーから消し去ることだった。
もちろん、IBAがケリフとリンを女性カテゴリーに入れたことをIOCに指摘した時点で、IOCはこのまま逃げ切るつもりはなかった。しかし、IOCは事前に自らの手を縛っていたのである。そのため、IOCの広報担当者の口から語られたことの多くは、「内部事情」と「手品」の組み合わせであると私は思う。
それでも、『Insidethe Games』のアレックス・オラー氏による8月2日付の優れた記事は、この質問に対する2つのXYDSDバージョンの答えのうち、どちらかを選んでいる知識豊富な記者たちが間違っていない可能性が高いことを物語っている。Oller氏のレポート全文(およびInsidethe Games全般)を読むことをお勧めするが、要約すると次のようになる:
形式的には、IOCはケリフとリンのパスポートに記載されている性別を採用している。これはIOCの現在の性別テストと考えることができ、法的な性別を性別および/または女性カテゴリーの資格の代理として使用している。
IOCはまた、ケリフとリンのパスポートに記載されているものが性別と一致していないことを示すものは何も見ていないと述べている。もちろん、IBAの声明はそうではないと述べているが、IOCは、IBAの声明が「恣意的」な手続きによって得られたものであるため、IBAの声明は信用できないとしている。
同時にIOCは、木曜日にケリフが初優勝した後、自らのウェブサイトから、少なくともケリフは-林もそうでないにせよ-T値が高いという表記を削除したことを認めている。その説明のために、T値は関係ない、女性でもT値が高い選手はたくさんいる、と一部で述べている。
T値が高い女性アスリート(多嚢胞性卵巣を持つアスリートを含む)は、T値が女性の範囲外でもなく、男性の範囲内でもなく、女性の範囲の上部にある。彼らの性別は疑わしいものではない。上で説明したように、女性のカテゴリーで競技しようとするアスリートの「高T」は、国際的なスポーツでは、外因性アンドロゲンによるドーピングか、生物学的に利用可能な内因性アンドロゲンによる男性であることを意味する。ケリフもリンもドーピングをしているという事実はない。
余談だが、多くの連盟やIOCが長年にわたってTを性差の代用として使ってきたのは、それが優れたものだからである。法的な性別よりも生物学的な性別を求めるのであれば、パスポートよりも正確であることは間違いない。
IOCはまた、実用的かつ無差別的に正しく判定する方法がないこと、そして科学的にケリフと林が女性であるというコンセンサスが得られていることから、性別判定を断念したと述べている。
ここでのIOCの発言を整合させることは、内部の人間であっても不可能である。専門家に選手のファイルを見させたのか、そうでないのか。もしそうでなければ、科学的なコンセンサスを得ることはできない。
オリンピック・ムーブメントの政治は、少なくとも2つの点で、この物語に大きな影響を与えている。
その第一は、IOCとIBAの戦いである。IBAは偶然にも、ドーピングやウクライナ戦争に対するIOCの姿勢に敵意を抱いている。
もうひとつは、IOCがトランス権利擁護派と協調し、性差に基づく女性カテゴリーを擁護する人々に反対するという政策的選択をしたことだ。ここでIOCはIBAだけでなく、世界陸上や世界水泳といったオリンピックムーブメントで最も重要な連盟とも対立している。IOCとは異なり、これらの連盟は、女性アスリートのための公正さと女性カテゴリーの維持を優先することを決定している。
それでわけると
見てる人→だいたい女子ボクシングを支持しているので件のXYの参加は認めない
見てない人→女子ボクシングすら支持してない、そもそもボクシングを、オリンピックを、スポーツを支持していない場合もあり
オリンピック自体どうでもいいやんって思う人は参加したらいい派が多いし
見てるヤツのなかでは参加反対派が多いという印象
ちなみに俺はスポーツ自体やめてまえ派なのでこれで女子ボクシングというひとつのスポーツが崩壊したらいいと思ってるので実に都合がいい
人類の進化や多様化にたいしてスポーツという社会や規範となったものが対応できていないならもうスポーツという概念は古いものとして捨てていこう
そうですね、XY染色体がある選手が女子ボクシングに参加することが問題になるという主張はおもしろいですが、それってあなたの感想ですよね。
IOCの方針に関しては、確かにトランスジェンダー選手が公平に参加できるような基準を設けているという側面があるんでしょうけど、それが本当にスポーツの公正さを損ねているのかという議論は、一概に結論を出せるものではないと思うんですよね。
出場資格としては、テストステロンのレベルなどで具体的な基準を設けているっていう話もありますし。この問題をどれだけ議論したとしても、最終的には各スポーツ組織がどう判断するかにかかっているわけで、それを「トランスが捻じ込まれてくる」と断言するのはちょっと考え過ぎじゃないですかね。言ってみれば、未然の不安に基づいた議論で実際の問題に対処しようとするのは、あまり建設的ではないと思いますよ。
トランス関係ないっていうけど、要は染色体がXYで筋力が男性でも、法的に「女性」だったら女子ボクシングでいいってのがIOCの方針だろ
つまりこれ、トランス女性を参加させるための基準になってるよね
染色体と内分泌で区別するのが差別だというならスポーツなんて成り立たない
個体差がある人間を競わせて順位つける事がそもそも多様性じゃないんだから
生来の資質が違う人間に優劣をつけることがアンフェアだからこそ、フェアネスの線引きが必要だったのに
それすらしないで平等を叫ぶならもうスポーツなんてやめちまえよ
●イマネ・ケリフ選手(アルジェリア代表)178cm66kg級
●女の子がボクシングなんて、という父親の反対を押し切り2018年から選手へ。2019年時点ではIBA世界選手権33位。
●2020年IOC東京オリンピックに出場。準々決勝で金メダル選手に敗戦。5位。
●2022年IBA世界選手権へ出場し銀メダル。アルジェリア初の決勝進出者。
●2023年3月のIBA世界選手権決勝進出。その前にDNA検査で失格。この結果は2022年の検査と、2023年の検査2回によるものであり性分化疾患の疑いが浮上した。
●この性別審査は2023年から導入。危険性が伴うスポーツであり他競技より早い決断。スポーツ界には人権的観点で問題視する声も大昔からある。
●この結果を受けスポーツ仲裁裁判所にケリフともう一人、台湾のリン・ユーティン選手(パリ五輪にも出場)が控訴したが、取り下げた。
●リン・ユーティンは台湾での再検査でパスしている。IBAにより金メダルが剥奪されている。
●両選手ともトランスジェンダーではない。女性として生まれ、女性として育っている。
●アルジェリアでは性転換できない。
●もちろん出場者はこれを知っており、対戦した選手も試合前はインタビューでは自分が判断することではないと批判スタンスはとらなかった。
●「相手が性分化疾患の可能性があり試合において遺伝的優位性を持っている」と知った状態でボクシングで戦うのは今大会がオリンピック初となるため、選手たちの心理的な負担など予想がつかない状態。
●IBA=国際ボクシング協会をめぐっては、審判の不正疑惑や不透明な財政管理など組織運営の問題が相次ぎ、IOCは去年6月国際競技団体としての承認を取り消した。また2028年のロサンゼルスオリンピックはIBAの加盟国は参加できない。
●IBAを追放したのは政治的背景が影響するという見方が強く、資金支援をロシアの国営ガス企業から受けており、ロシア寄りの団体になったとみられたため。
●今大会はIBA世界選手権によるシード権が適用されず強さマチマチになり波乱状態。
●IBAはIOCに出場を認めた論拠を示せと声明文を発表。IOCはなにもだしてません。
●IBAは真っ黒な団体だが当然IOCも真っ黒なことは東京五輪で日本国民が知っているとおり。
●ひろゆきがケリフ選手を元男性と言いふらしているので、ケリフ選手は日本でひろゆきを訴えることができる。
●この件について批判的意見を書くと高速でコミュニティノートがつく。コミュニティノート自体も頭に血が上っているのか推測されますとか言ってるので落ち着くべきとイーロンに助言。
●男性と女性の力の差は明確にあり、ボクシングにおいては非常に危険である。
●ケリフ選手は○○病〜と断定している人がいるが、詳しいことは本人でないと判断できない。IBAも疑いあり、基準を満たさないとしたまで。そもそも病気と症候群は厳密には違う。本人がオリンピックに出れるくらい元気なら病気というのは憚られるがバッシングで心の病気を発症しかねないので、ネット民は今一度過去のいろんなことを思い出すべき。
Permalink |記事への反応(10) | 04:02
ネットじゃ「トランス」だの「元男」だのめちゃくちゃな誹謗中傷の洪水だけど
当該の選手は別にトランスでも元男でもなくて、生まれた時から生物学的に女性として生きてきて
さらに言えば、過去オリンピックも出場しているし、性器は女性器がついているわけだ。
これからは、染色体で決めるわけ? その場合、男性器が付いてて染色体が女性型の選手がいたらどうすんの?
根本的に、性別というものの境界は生物学的にも曖昧になりうるってことを理解すべきだ。常に境界線事例は出てくる。
お前らが望んだ世界じゃねーの?
差別なくといいつつ女→男はOKで男→女はだめとか成立しえないってバカでもわかると思ってたけど
注目の女子ボクシング
試合終わりました。
酷すぎました。
アンジェラは序盤から涙目で(命の危険を感じたのか)結局すぐに棄権しました。
試合後も泣いていました。
私も観ていて涙が出ました。
XY染色体の勝ちです。
こんな事が許されて良いのですか?https://t.co/ZQHUDL1BsWpic.twitter.com/VoB9kc6FbV— Rosarinn (@rosarinn)August 1, 2024
【前提】
・ネット上では「トランスジェンダーが女性競技で無双するのは許されない」と炎上している。
・XY染色体の選手は性分化疾患と思われ、産まれたときから外観は女性である(直接的に言えば女性器がついている)。
・よって、いわゆる性別違和・性同一性障害・トランスジェンダーとは別の問題として扱うべきである。
※筋力等の差異から、女性競技への出場は許可すべきではないという観点はあり。念のため。
【この件を知った経緯】
・最初にこの件が目に入ったとき、私も「元男が女性殴るのは悪質だ」と思った。
・そこでこの選手について調べると、「DNA検査で女子ボクシングから排除された過去がある」との情報が出てきた。私は「DNA検査しなければわからないなら、元男ってわけではないのでは」と考えた。
・そこでさらに深く調べると、上記の性分化疾患について情報が出てきた。「安直に判断できる問題ではない」と理解した。
【ネットリテラシーについて】
・ある情報が目に入ったとき、脊髄反射で判断できるほど単純な状況か考える必要がある。
・また、そもそも脊髄反射で正解を選べるほど自分が賢いか考えておいた方がよい。
・過激なデマを混ぜ込むインフルエンサーには注意が必要である。ひ◯ゆきとか元から金玉ついてないこと本人は知ってるだろ絶対。
・自分が周囲から情報弱者と思われるような振る舞いをしてないか注意すべきである。情弱はSNS上では恥ずかしいことなんだよ。はてなはSNSではないからセーフ!!