
はてなキーワード:失明とは
『BRIGADOONまりんとメラン』は名作よね
旧大阪万博も出てくる1969年から1970年の1年間、老夫妻に拾われた捨て子の少女まりんと、異世界ブリガドーンの戦闘用生体兵器メランの恋が描かれる
生い立ちがアレでくさくさしてる女の子のもとに「君は特別な存在で、世界の危機を救うため君が必要なんだ」と言うイケメンが現れるって少女漫画みたいですわ
でも1クール目の最後、世界を救うための特別な儀式にまりんが挑むと失敗しむしろより世界はグチャグチャになる
「君は特別な存在じゃなかった、君には世界は救えない、間違えちゃったメンゴ」という衝撃の展開である
メランはまりんのもとを離れて、世界を救う鍵であるホンモノを探しに行くことになる
人権なき生体兵器で人間離れした異形の姿を持ち精神年齢17歳だがcv大塚芳忠のメランは、それでも情緒はあり、されど任務のために心を殺して冷徹に振る舞う所作が身についていた
それが地球に降り立ちまりんと共にいるうち本来の人間性が解放されていき恋も知った
任務のためにまりんと一緒にいただけなのに、まりんが目的の人ではないと判明し別れることに耐え難い辛さを感じるようになる
まりんは世界にとって特別な存在ではなかったが、メランにとって特別な存在になっていた
いいわ〜
二人は再会を約束し、メランは両腕が銃と剣になっており指を持たないので、指切りの代わりに約束の印としてまりんの髪のリボンを腕に結んであげる
一人残されたまりんはグチャグチャな世界の中で、「お前が儀式をすれば世界が助かるんじゃなかったのかよ」と壮絶な憎悪の的となり迫害と暴力を受け栄養失調と負傷のせいで全盲になってしまう
特別な存在でないとわかる、これまでずっと一緒にいたメランと離れ離れになる、憎悪の的になる、痩せ衰え失明、この一連の流れは流石にいつ救いがくるんだよと不安になった
2クール目に入ってからのOP2が、「生まれ変わる〜♪」の歌詞と共に、「頭に天使の輪っかをつけ白い翼を生やしたまりんと、人間のような手を差し伸べるメラン」の図なのがまた怖かった
結局世界はどうにもならず、二人とも死んで生まれ変わる終わり方になるのではないかと予感させた
天使になっちゃうまりんは直球で死を思わせるし、両腕が兵器で切断されても爪が伸びるが如くまた生えてくるメランが手指を持っているのだ
あのOP絵、不穏だけど好きだ
結論から言うと、増田は感情に欠陥があるどころか、その子にとって最高の親なので安心して育児して欲しい。
うちの子は確定診断こそ無いものの、学校側からすすめられて支援級(情緒級)に通っている。増田と同じくそれに関する絶望感はゼロで、毎日育児にワクワクしている。恐らく、私と増田は認知特性がかなり近いと思う。私も自分の感じ方は一体何なのと疑問を持って調べたのでここで共有したい。
・興味のあることを調べるのが大好き、ワクワクする
・興味対象に対して興味があるので驚異的な努力量だが、本人は楽しんでやっているので努力と感じない
・自分のこと関して(増田の場合は子供が発達障害の診断を受けたこと)は感情感度が異常に低い
つまり
という認知になる。このタイプは興味対象に対しては驚異的な理解と問題解決能力がある場合が多い。歴代の天才と言われているのもこの認知タイプである場合が多い。
言わずと知れた古代の大天才数学者。ローマ軍に攻め入られ、命の危機にある状態でも研究に没頭しローマ兵に「私の円を乱すな!」と激怒!反抗したためローマ兵に殺害されてしまう。つまりアルキメデスにとって
である。
歴代数学者でも最高の数学への貢献量があると言われる数学者。「世界一美しい数学の定理」と言われるオイラーの等式を生み出したとされる数学者である(諸説あり)。オイラーは失明したが、それでも自分の手で文字を書いたり、まわりに口頭で伝えたりして数学の執筆活動を続けた。オイラーにとっても
である。
数学・数学史大好きなので例が数学者ばかりになってしまったのは容赦してほしい。このような事例は枚挙にいとまがないが、あまり書きすぎると本題とずれるのでこれくらいにする。
次に、なぜこのタイプの人が自分のことに対する感情感度が低いかというと、問題解決能力が異常に高いため「問題が発生しても、それを深く理解すれば解決できる」と信じて疑わないからである。
普通の人:自分の子供が発達障害と診断される→永遠に変えられない、またはどう対応したらわからない→絶望
増田:発達障害を深く知りたい→どうすれば最適解なのか考える→突破口がある→楽しい、ワクワク
という違いがある。発達障害の診断に関して言えば
増田:診断の前から問題を認識→診断→発達障害の診断→発達障害について深く知れば突破口が開けるとわかる→我が子の人生の最適解を考えるのにワクワク
という認知の差がある。さらに言うと、増田のタイプは興味対象だけに集中する特性があるので、興味対象外に関してはガン無視する場合が多い。しかし、増田の文章から、我が子やその特性に関しては明らかに興味対象なので、放っておいても自らあれこれ調べて我が子を最適な方向へと導いて行ける親だと言える。
子供は親の考えている事を察する能力はとても高いし、長年一緒に暮らすので、親が本当に感じていることを隠し通すのはかなり難しい。絶望を隠しながらなるべく明るく接しようとする親よりも、心の底からワクワクしながら接してくれる親の方が子供にとっても良いだろう。だから、安心して子育てを頑張って欲しい。いや、増田は恐らく頑張るって思ってないから、安心して子育てを楽しんで欲しい。
元総理銃撃犯、山上徹也の生い立ちを、証人尋問の記事などからまとめてみる。
妹が生まれる前に父親が自殺。長男は病気で失明し、開頭手術も受けるなど、健康面で大きな不安を抱えた。これを機に母の統一教会への入信で家庭は急速に崩れていく。母親は毎朝毎晩、土下座してお祈りをし、先祖の罪をはらおうとした。母親は統一教会と献金の優先度が高くなり、子どもたちは自分たちには無関心だと感じるようになった。
献金で生活は苦しくなる中で、子どもとしては「どうにもならない運命に巻き込まれていく感覚」を持ちやすい。山上の投稿にある「14歳で家庭が壊れた」という言葉は、この時期の実感だろう。
中学〜高校時代は勉強ができたらしいが、家庭の負担が重く進学も難しい。母の献金が続き、2002年には自己破産。山上の学校での成績は良かったようだが、この状況では進学することはできない。本人からすれば「努力しても報われない」「自分の人生は選べない」という感覚が根付いていっても不思議ではない。X投稿には「私は犠牲として生きている」と表現されていた。
母親の自己破産前、母親の行動に憤り子どもたちの世話もしていた祖父が他界。財産は子どもたちに残されるはずだったが、母親が献金に使用。長男も大学に進学できず、精神的に不安定になり、「死んでやる」と包丁を持って暴れるようになった。
その後、山上は海上自衛隊に入る。規律ある世界で生活を立て直したかったのかもしれないが、短期間で辞めている。居場所を見つけられなかった可能性が高い。ここで社会構造への興味が芽生えた可能性もある。
2005年に山上は自殺未遂をする。これをきっかけに教団は家族に返金を始め、経済状況はいくぶん改善。返金されたお金で山上の妹は大学へ進学した。山上は妹の進学を強く後押しした。母親は子どもたちに金の無心を続けた。
2005年以降は職を転々とし、経済的にも人間関係的にも不安定な生活が続く。家族への怒りと罪悪感のような複雑な感情を抱えていた。彼の投稿には「社会制度への恨み」「宗教と国家の構造批判」「存在意義への悩み」などが濃く出ており、孤立の中で内面がどんどん先鋭化していった。
2015年には長男が自殺。山上は「自分のせいだ」と悔しそうに泣き、それ以降は家族と疎遠になった。
2019〜22年頃はXの「silent hill333」アカウントの時期で、統一教会への強い恨みが投稿に表れてくる。ただし政治に対しては、安倍政権そのものを叩いていたわけではなく、「宗教団体と政治の結びつき」に怒りの矛先を向けていた。ここで、個人的な苦しみが「社会構造の問題」へと変換されていったように見える。
2021年頃からは犯罪の準備に踏み込む。手製の銃を試作し、資材を買い、安倍元総理の動きを調べ、長文の手紙まで残している。安倍元総理は「真の敵ではないが象徴だ」と書いていたという。つまり彼の中では、宗教被害で奪われた人生を「正義の行為」で取り返そうとする、自己物語化のプロセスが進んでいた可能性が高い。
視覚障害を持つ患者グループが、人生を変えるインプラントを眼球の奥に装着することで、再び読書ができるようになった。
ロンドンのムーアフィールズ眼科病院で5人の患者にマイクロチップを埋め込んだ外科医は、この国際的な臨床試験の結果は「驚くべきもの」だと述べた。
視覚障害者登録をしている70歳のシーラ・アーバインさんは、BBCの取材に対し、再び読書やクロスワードパズルができるようになったことは「この世のものとは思えない」と語り、「美しく、素晴らしい。本当に喜びを感じます」と語った。
この技術は、地図状萎縮(GA)と呼ばれるドライ型加齢黄斑変性症(AMD)の進行期患者に希望をもたらす。地図状萎縮は、英国で25万人以上、世界では500万人が罹患している。
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人工内耳はあるらしいけど、それは両耳ともに失聴した時にやる処置であって、片耳の場合はやらないらしいよ。
現代医学でも神経に関係する部分の病気への治療は難しそうに思ってる。
この先技術が発展していくと、不治の病も余裕で治るようになる可能性はあるけどね。
だが、最近目の血管が詰まって危うく失明しかけると言う経験※1をした。
そこで、以下の様のようにした。おまえらもこれにしろてください
これだけでかなり体調が良くなった。
入院して全部で60万ぐらい吹っ飛んだけど、半額シール品とかやっすい飯とかで節約する分の20年分ぐらい吹っ飛んだ計算になる。
コスパも悪い。
※1
出張先の駅で、何の前触れもなく突然左目が真っ暗に。痛みは全く無いのに電源を落としたみたいに何も見えなくなる。
駅員にどこに病院いったらいいか聞いたら即座に救急車で行くべきと呼んでもらって、いった先が大学病院。眼科で血栓融解療法に即応できる病院だった。
血管の中のゴミが脳に行って詰まれば脳梗塞、心臓にいけば心筋梗塞、肺に行けば肺塞栓症。で、俺の場合は目に行って、網膜動脈閉塞症になった。
2時間以内に開通させないと細胞がやられて元に戻らない。俺の場合は30分で病院にいって、病院ですぐにカテーテルで点滴治療を受けたら、元のように見えるようになった。こんなことは滅多にないらしい。
そのまま2週間入院。
医師に脂質異常症と高血圧の指摘を受けながら通院していないことを告げると絶句された。
もし出張先ではなく地元で発生していたら、近場の総合病院には高度な眼科はないので、失明していたかもしれない。
それが二ヶ月前のことです。
今は生活を改善したところ、血圧は142/95まで下がった。コレステロール値も改善方向です。
Permalink |記事への反応(22) | 17:05
仕事したまま介護するほうがいいってのが金銭的にもメンタル的にもいいっているのは分かっているんだが、それじゃ回らんのよ家が。
仕事に使っている頭と体力を家にあてんと俺がキャパオーバーすんのよ。
失明父とヘルニア母と認知症ばあちゃん支えながら客からクレーム受けんのは無理なのよ。
俺も完全無職は病むからバイトくらいはしたいと思ってる。知り合いの社長に聞いたら事務パートさん探しているそうで、来なよと言ってくれてる。
同業界だからある程度やることは分かってるし。電話取ったり創意工夫が必要ない仕事だからもうそこにしよかな。
同居だけどヘルパーさん来てくれてるのは俺が日中おらんからだし。
でも今の職場からは介護離職はやめたほうがいい人生棒に振ると猛烈に止められてる。30代だし。収入激減するし。言ってることは分かる。
でもなあ、上司は掃除も洗濯もやってくれないし睡眠時間増やしてもくれないからなあ。金は弟が送ってくれるから、後は手だけなんだよなあ。
あと俺単純にキャパ狭いから、「僕は仕事終わりにどんなに遅くなっても親を訪問してた。飲み会の後でも行った」「私は今子育てと介護を両立してさらに課長もやってる。ストレスからくる歯ぎしりで奥歯割れたけどやっていけてるよ!」みたいなの聞かされても、感想は希望じゃなくて、「アッ……ソコマデハ……デキナイデス……」なのよ。
みんな体力あんのね
つまりお前らが薬飲めとか言おうがそれは大変無責任であり相手の失明リスクを考えない烏滸がましい発言でしかないって事おけー?
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なんか糖尿病怖いと言っている人がいるけど、糖尿病人口しってる?
そのうち、失明や透析、その他重大な合併症になる人は年1万人ぐらいだぜ。0.1%だ。
全然怖い病気じゃないよ。多くの人にとっては。今めっちゃいい薬もあるし。
ただし、これは病院に通院している場合な。そうじゃ無いとそうなる確立はぐんぐんあがる。
この場合の割合ってのはガチャできまるってもんじゃない。防げるところを防ぐ事で下げる事ができ、幸いにして今の糖尿病はかなりコントロールがきくようになってる、ってことだ。
でもね「自分が糖尿病だって確定するのが怖いから病院いかない」みたいなのが最悪だからね。
ちゃんと通えばいい。
健康診断でちょっと引っかかった、ぐらいで始めれば、だいたいの人は食事療法を言われて、それに従って対応して値がよくなれば投薬が始まらない。安定すれば通院は三ヶ月に一度ってパターンになる。
食事・運動療法だけでは対応出来なくて投薬が始まっても副作用がほぼないが効果が証明されている低リスクの薬から始まる。
たとえば1日4錠で40円みたいな激安の薬で収まる事も多い。一方で変なサプリは1日分で安くても50円、高いと200円ぐらいなのでそれよりずっと安い。
(さらに実際には1割から3割負担だから自己負担はもっと安い)
数字が悪くなるときもあるけど、悪くなっても通院だけは切らしちゃだめだからね。
ここでのポイントは、できるだけ糖尿病専門医のクリニックか、糖尿病外来がある病院にいくこと。糖尿病専門医がやってるクリニックはHbA1cの検査設備を持っているし、病院の場合、初期の時点では糖尿病外来に院内紹介になるかどうかは場合によるけど、検査体制は同一なので、血を採ったらその日のうちに主要な血液検査の結果が得られる可能性が高い。
そうではないクリニックとかだと今回とった血液検査の結果が次回となってしまう。
コントロールが良好で通院が2ヶ月、あるいは3ヶ月に一度とかになっていくと、検査の結果が出るタイミングが大きくズレていくのでそこだけ気をつけて。
ただ、既に内科系の持病があって通っている病院がある場合は別な。そこは変える方がいいか、このまま同じ先生でみてもらうのがいいかは要相談だ。率直に医師に相談してみよう。
最新の糖尿病関係の話をしておくと、CGMと言う随時グルコース値(≒血糖値)を測定し続けることのできるウエアラブルセンサーが開発されていて、これを使うことで高性能に自分の状態を把握できる様になってきてる。
1型の人は、さらにこのセンサの値を自動的に取得して、自動的にインスリンを投与するインスリンポンプというものが開発されたことにより、ほとんど健常者と変わらない生活が可能になっている。元増田にもあるように、1型は原因がほとんどわかってないので防ぎようが無いところがあるが、それでもこういった方法がある。
また、薬もかなり進化していて、昔の強烈な低血糖が起きるような薬はほとんど使われなくなっており、これらの薬を使いながら、運動療法、食事療法を続ける事で相当程度までコントロールができる。
とはいえ、それでもダメなケースは沢山ある。そうなった場合でも、合併症の進行をくいとめたり、現れた合併症に対処療法を行う研究も進んでいる。
ただ、どれも病院に通っていなかったらだめだ。
糖尿病治療は怖くないよ。だから健康診断でやべっって思ったら、行こう。
先生達も継続こそが有効だということを知ってるから、変な事いわないし、やさしいよ。
Permalink |記事への反応(10) | 17:05
これな。
https://togetter.com/li/2590658
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ01435633.html
3行で感想。
といいながら、奥付にある一文を載せておく。
本文中にはかなり衝撃的な内容も一部含まれます。
何を見ても大丈夫な方以外の閲覧はこ遠慮ください。
本文で不快になった場合の責任は一切お取りしませんので
こ了承ください。
正直、結構糖尿病には詳しいと思いますが、素人の感想以上でも以下でもない事にきをつけてね☆
生活習慣病に関する基本のき。たぶん健康診断で引っかかるとパンフレットとかで保健師からいわれるやつだと思う。病院にもよく置いてあるよね。(最近中身がどうなってんのかな?は知らんけどたぶん変わってないと思う)
ただ、ここで「生活習慣病になった人が100%悪いわけではない と言うことが強調されているのが遺伝要因が強いワイとしてはありがたいなあ。
二型糖尿病の場合、アメリカ人を対象にした遺伝的糖尿病患者の推計だと、白人で3割から7割、黒人で2割から4割が遺伝的要因が強く影響しているとされている。で、実はアジア系ではよりこの率が高いと言われているが、欧米人に比べるとアジア系はその全体が二型糖尿病高リスク群になる遺伝子を持っていると言われているため、推計ができないくらいになっていると言う話もある。
一方で、生活習慣によらないイメージが強い1型糖尿病は、実は遺伝的要因はあまり関係が無いと言われている。実は原因がはっきりしている場合の方が珍しい。
そして、完全に遺伝因子の影響があると言われる糖尿病があり、MODYと言う名前で区別される。ただ非常にまれ。
そう言った遺伝とは別に、親が子どもに与える生活習慣についても触れられているのは、糖尿病本や生活習慣本では結構珍しい気がする。
また、一生薬を飲み続けるのか?と言う質問に明確にそうだ、といっているのも珍しいかも。他の本では、ちゃんと治療すれば薬をやめられる場合もあります、とだけ言って誤魔化しているものはあるけど、早いか遅いかだけだよね。
そんで、生活習慣病、糖尿病は歴史の長い病気。なので、長期に渡って副作用が小さい薬というものが既にわかっており、薬価もめちゃくちゃ安いので(血圧が、血糖値が気になる方へ、などというサプリよりよほど安い)正直、減薬はともかく休薬は目指さず、素直にお医者と相談して基礎的な薬は飲んでるのがよい、ってのがワイの意見だけど、それにも一致してる。
ここは実際のシーンを呼び出しながら、キャラとP(筆者)が対談方式でカイセツしているところで、たぶんこの本を買う人が最も期待している部分かと。
ワイも単行本と見比べながら楽しく読みました。
ドカ食いに定義があることとか、血糖値スパイクの話とか、なんで生活習慣病クラスタが騒いでいたかということが分かりやすく読めると思うよ。
また、書いてある事も王道的な解釈をきちんと沿っていて、低糖質ダイエットとかそう言う話は出てこないのもバランスが取れていると思う。
あと、帰宅してから寝る前の深夜に飯を食うより、遅くなるなら帰宅前に食べてたほうがいい、と言う話とか、お酒はいいわけけないとか。
対談方式の記述が減って、段々とマジモンに。健康診断の項目解説は、マジ分かりやすくて、世の中こええぐらい分かりやすくかいてありゃいいのになあと思いました。なんで引っかかったら受診すべきなのかが明確で若いりゃすい。
また、もちづきさんの例は若干太り始めているので、テーマとは話になってるけど、ここでちゃんと、日本人の糖尿病は肥満を伴わない例の方が多いと言うことも書かれている。
もちづきさんは暴飲暴食でなる話をテーマにしているけど、日本人は暴飲暴食など関係なく糖尿病になる人が「大半」という表現になってて、個人的にもここは強調したいと思った。
気になってるのはもちづきさん、ご家族に肥満の人がいないんだよね。太るというのは才能だとよく言われるけど、これは何故かというと太る前に内蔵がやられて太れなくなるから。
著者も触れているけど「インスリンが足りなくなると、細胞に栄養が届かなくなって痩せる」ので、もちづきさんはドカ食いを繰り返している割には急激に太っていかない、ある程度のラインから太らないのは、既に糖代謝異常が始まっているからではないかとおびえている。
まぁ漫画的な都合だろは思うが。
なので、太ってないから糖尿病と縁がない、と思うのは危ないんだよね。ちゃんと検診受けて、自分の体に敏感になってほしい。
あと、ありがちなのは、糖尿病はデブがなる病気だと思ってそれを前提に糖尿病患者に何も考えず「痩せろ」とか言うのもちょっと待ってほしい。むしろ太れなくて、筋肉がつかなくて悩んでる人の方が多いのだ。ワイもそっちのほう。最近は特に。
そして、高血圧。俺は糖尿病患者ではあって、高血圧はモニタリングしてるけど薬は飲んでないのであんまりチェックしてなかったけど、塩分量の話もキッチリ出ててすごい。
漫画の誇張表現をマジで検証しつつ、どれぐらいの問題になるかを検証しているけど、そこにさらっとベーコン2枚で塩1gとかヤバイ数字があって、もっとちゃんと気をつけようと思いました。
それから、個別化医療のことなどにも触れられていて、すげえなあと。
そして、なんだけど…。
たぶん先生、糖尿病関係で、他の病院では手の施しようがなくなった重症患者に対応するギリギリのところで活躍されているガチの臨床医なんだろうなと言うことが分かる話がこのあとゴロゴロ出てくる。
なんかやたらと糖尿病を煽った健康本を出しまくって、プレ○デントとか東洋○済とかおっさんむけ週刊誌に出てくる暇な開業医とは違って、現役バリバリ、今にも三途の川を渡りそうな人をがっちり引張り上げて、こうやって暮らせば今後も楽しい事あるよたとえばアイマスとか、ってやってる人なんだろうな。論文とかウォッチしてるとこう言う人が日本にも多くいて、活躍してくださっていることはよく分かるんだけど、一般向け(?)で出す本をこう言う人が書いていることはたぶん結構珍しくて。
たとえば、腎不全で呼吸がおかしくなってから受診するケースがあるとか、もうそういう話はたぶん、最後の最後、押し戻せるか戻せないかのギリギリのラインを頑張る先生だからこそ接している事例だと思う。
それだけでも読む価値あるよこれ。
これね、n=1だけど、ワイの体験談でもそうなんだよ。親戚で40代で糖尿病診断うけたおばあちゃん、そのあとずっと真面目に糖尿病治療を続けて、109歳で老衰で亡くなった。
ありとあらゆる病気のデパートで色々な細かい病気を沢山たくさんやったけど、いずれも早期発見ができていて、治療は大変だったけど103歳で約35年前に膝に入れた人工関節が寿命で壊れるまでは自分の事は自分でできていた。
無病息災の時代じゃなくて1病息災の時代。これだけ予防医療が発達した今、一定の年齢になって一個も持病もってないやつ、俺は病院なんていったことないぜ!っていやつは逆にヤバイと思う。どんなに本人の自認が健康でも、健康診断は嘘つかないから。
エグい。
たぶん、この本の真骨頂がこれ。
これね、非医療関係者向けの患者本じゃ絶対に、絶対にこんな風に書かれないほどエグい。
そして、残念ながら、これまじでほっとくとこうなるんだよね。「よくある」と書いてあるのは、先生がこういう事例を扱う先生だからよくあると言う事なんだと思うけど、
これはランダムにこうなる「よくある」じゃなくて、ほっとくと確実にこうなって、たまにほっとく人がいるから「よくある」と言う話だという事を認識して読むと言いと思うよ。つまりね、しっかり読んで正しく怯えることが大事だってこと。
あとね、編集者のフィルタがはいってないので「これは医療者として非常に許せない行為です。」とかズバリバリバリ書いてあって、これがちょっと凄みを感じる。
そして、121ページ…。これな。これな。
実際にはもちづきさんの世界の人間はこの世界の人間と同じ体の構造をしているかどうかは分からないとしても、漫画で日常が描かれている上で地続きにかかれているのでヤバイ。
なお、糖尿病ありとなっているのは最初だけで、残りは糖尿病以外の病気であるのにも意図を感じる。ワイは糖尿病患者だけど、それだけじゃねーぞって話である。
ネタのつもりで読み始めて、最後は健康診断ちゃんと受けよう、治療は中断しないようにちゃんとやろう、って思える本だと思います。
ページ番号、付けてください。おながいします。
Permalink |記事への反応(11) | 19:48
若いころは本を読むのに体力がいるなんて思いもよらなかった。
むしろ、疲れて体が動かない!ってときに寝転がって本を読んでいた。
今はもう、疲れたときには本が読めない。本を読むにも体力が必要なんだと気が付いた。
しかも目が悪い。視力が低いため眼鏡をかけているが、普通使いと読書用を分けているので本を読むときには眼鏡を取り換えてから読む必要がある。
そして集中力も衰えた。文書を読んでいても目が滑るだけで内容が理解できない。知っている単語であってもそうなのに、知らない単語が出てくると一気に読むのが辛くなる。
仕事を引退したら年金生活で悠々自適に読書三昧しようとおもっていたが無理そうだ。
白内障や緑内障の心配もあるし、認知症だって他人ごとではない。
もしも失明したらどうしよう?
車いす生活になっても読書ができれば老後は暇しないなとか思っていたけど、ブラインドレス寝たきり老人になったら別の楽しみを見つけないと。
PCやスマホの画面を見る時間を減らして、その分、読書に充てよう。
私が生きているうちに、義眼をカポッとはめ込むタイプの電子眼球ができてくれないだろうか(オーベルシュタインみたいなやつ)。