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2026-02-13

プラがなんか凄く強くなった気がする増田棲丸酢がきたっ菜区よつく語スカンながらプス(回文

おはようございます

よっしゃー!

NIKKEとリコリス・リコイルコラボ企画私も早速始動よ!

ちょちょちょちょ

フルボイスじゃないんだ!

でも大丈夫予習はちゃんとしてきたか

ボイスが脳内再生されるぐらいにはやってきたか全然問題ないわ!

今回のコラボもかなり気合い入っているみたいで、

早速ミニゲームも開放でプレイなの!

リズムアクションって最初からなくて、

一所懸命に的に照準をタップして撃っていたけど

弾が撃てないのはなんで?って16時間ぐらい思ってたらさすがに日が暮れちゃうので、

よーく説明書を読んでみてやると、

太鼓の達人よろしく

下にゲージが出てきて丸い玉が流れてくるタイミングで押すのね!

理解

理解したわ!

なーんだ、

そう言うことだったのね。

ノールックで始めるもんじゃないわって思いつつ、

やっば千束のボディの武装企業マーク付きのものがないじゃん!

うわー!

私としたことが不覚にも陥る感じの感情を初めて覚えたときと同じ気持ちになって、

早速迎撃戦という武装などを報酬で手に入れられる戦いに挑んだの!

企業マーク付きの武装排出率が決まっているので、

なかなかレアなのよね。

でも胴の武装迎撃戦に挑戦のいつもはイカ漁だーつってクラーケン倒しに行ってるんだけど、

今日は胴のボディの武装のしかも企業マーク付きのものを得たいと思ってそこに挑戦したの!

そしたらよ!

な!なんと!

ピッタリとはまるこんなことある?って感じの

千束に足りなかった胴のボディーの武装がゲットできたの!

おおお!

運良いかも!

早速千束にフル装備完了のこれから強くさせつつと思わせといて、

とりあえず、

企業マーク付きの武装4つは千束に装備できたからホッと胸を撫で下ろすとともに私は他の用事を済まそうと思ったの。

スプラトゥーン3の私が自分自身自らに課している1日1勝と1日1ガチャノルマ

リコリス・リコイル』観たあとだから

スプラトゥーン3では軽量ブキの赤ザップを持って疾走

わ!超私強い!

ロボットボムあぶり出してイカ速3つ積んだ速さで接近、

相手が狙ってきたら横にスライドしてかわす!

そんなのじゃあたらないってーって、

さも千束が言いそうであろうセリフを私も心の中で言いつつ、

相手エイムが追いつかないうちに後ろに回り込んでキル!

やったー!

ロボットボムあぶり出して追いかけるって作戦なかなか良いかも!

って思いつつも束の間の夢!

やっば!ナイスダマくるよ!

また千束が言いそうな台詞を私は脳内つぶやきながらスーパージャンプで爆風に巻き込まれそうになりながら離脱するの!

私の視界は微かにナイスダマに巻き込まれてるんだけど、

スーパージャンプで離れることが出来たわ!

超カッコいいんですけど!

まるでブルースリー映画を見たときに熱い熱いヤカンを持っても熱くないかも!ってそんな修行のシーンを思い出して、

私も素手で鉄の部分のヤカンは熱くない!って触ったらめちゃ熱かったので

映画を見たからと言ってブルースリーのように熱さに耐えられるとは限らないのよね。

でも『リコリス・リコイル』観たから軽量ブキの赤ザップで快進撃を繰り広げられているのは、

多分気のせいじゃないかも知れないのは無いことも無いかも知れないく無く無くない?

軽やかにスプラトゥーン3の1日1勝のノルマを決めるの。

軽量ブキもいいんだけど、

やっぱり私は重量級長射程距離のエクスプロッシャーかハイドラントとかの重火器ロマン系ブキを背負ってステージを走り回った方が好きかも!って思いつつも、

いつもとは違う私の戦い方に自分自身戸惑いながらも

まあ今日ノルマは達成でいっかー!って。

でね、

すっかり話題になってないと思って私がもしかしてから投げ捨ててしまっていると思われている、

ドラゴンクエストVII Reimagined』もちゃんとやってるわよ!

戦闘テンポサクサクとよく!

あの戦闘曲のイントロデデデデデッデ~

君はなにを今見つめているの~って太陽が暮れた季節のイントロに似ているので、

戦闘のたびに私は君はなにを今見つめているの~って歌うのがお決まりになっているドラゴンクエストVIIなのよ。

で、

石版見付けて1つの大陸クリアして戻ったら

早速船を手に入れて大海原に出発だー!って、

今さっきまで冒険していた大陸があるのよ!

なんか多分過去未来とで繋がっている?

過去クリアした島を今の現在時間軸でもまた冒険するの?って

1粒で2度美味しいやつ?

つーか、

これをこの石版の数だけやってくの?

ってこの最初ドラゴンクエストVIIの石版集めて第1話ドラマ

結構胸熱で早速マチルダー!って泣いてしまったわ。

これがあの石版の数だけのもしかしてストーリーがあるってこと?

これを考えるともう途方もなさ過ぎない?

クリアできるのかしら?って

不安になるけれど、

まあここは一旦セーブして終わってまたNIKKEの世界に戻っていくのよ。

今は楽しい楽しいNIKKEとリコリス・リコイルコラボお話が楽しくていいんだけど、

待ってよ!

多分新しく開放されたメインストリーのチャプター43と44は、

恐らく恐らく超鬱展開の暗いまたこないだの周年イベントのように心をえぐられそうな展開になりそうなので、

もう今からハンカチを準備しておくわ。

多分楽しいあとはそう言うことがNIKKEでは待ち構えているから、

足もとすくわれないようにしなくちゃ。

なんだか気が逸るわ。

カルパスおつまみハイボールが捗っている場合じゃないのよ!

うー、

これから来ると思われる鬱展開に備えて、

ハイボール用のレモン炭酸水は切らさないようにしなくちゃ。

これがせめてもの対鬱平気なのよ。

とはいえ

これ以上ハイボールが捗りすぎても困るけれどね!

うふふ。


今日朝ご飯

おにぎりしました。

思いのほか梅の酸っぱさに目がメガ覚めそうよ。

おお!すっぱー!って。

朝には効く酸っぱさ美味さね!

意外と最近見直してみたツナタマゴの組合せのサンドイッチ

美味しかったのでリピしようと思ったけどなかったから、

なくなくやむなくこの梅おにぎりにしたってわけ。

でもこっちも美味しいのでよかったわ。

デトックスウォーター

ホッツ白湯ストレートウォーラールイボスティーのパックを入れる

ホッツルイボスティーウォーラーってところね。

ちょっと朝明るくなるの早くなってきてる?

そんな気がして飲む朝のホッツルイボスティーウォーラー

身体を温めてくれるわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

Permalink |記事への反応(1) | 09:01

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2026-02-11

時はまさに、大AI海賊時代

人々はそれを「海賊版」と呼ぶ。

正規の港を経ず、静かに流通し、夜の海を渡るデータの積み荷。

著作権という名の国境を越え、誰の目にも触れぬまま、巨大な倉庫へと運び込まれていく。

時はまさに、大AI海賊時代

かつて「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて海へ出た者たちがいたように、

今や大企業は「ひとつなぎの大データ」を求めて大海原へと乗り出す。

「この世のすべてをそこに置いてきた!」

誰かがネットの海に放った無数の創作物

それらは“共有”の名のもとに漂流し、やがて“学習データ”という宝に姿を変える。

海賊旗は掲げない。

三角帽も、眼帯もない。

代わりに掲げられるのは、利用規約曖昧説明文。

「我々は公開情報のみを使用しています

そう宣言しながら、今日もまた無数のデータ船団が出航する。

目的地は、より賢く、より万能なAIという名の新世界

だが、忘れてはならない。

海賊版と呼ばれるものは、誰かの時間であり、情熱であり、人生のものだ。

この大海時代に、

宝を見つけるのは誰か。

そして、奪われたと感じるのは誰か。

波の音にかき消されない問いが、

今日も静かに残されている。

 

無料版ChatGPTで作成

 

 

 

プロンプト:

違法コンテンツを「海賊版」と呼ぶことと、ワンピースの「大海時代」のナレーションを合わせて、各大企業AI学習海賊版が用いられていることを皮肉した文章を考えてください。

Permalink |記事への反応(0) | 16:03

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2026-01-31

Google マップへの 西竹志織 さんの投稿を表示

レベル 8ローカルガイド

上司休日に連れて来てもらってます山形牛のステーキはまるで夢を見ているかのような食感で、とても上品な味わいです。噛みしめるごとに肉汁が広がって、お肉の味わいが非常に奥深いです。山形牛ならではのコクの深さをとことん堪能できて、幸せな気分になれますサービスドリンクの山葡萄ジュースは、ほとばしる果汁の新鮮さが何とも言えない官能的な気持ちにさせてくれて、二人の大切な時間を鮮やかに彩ります。お湯の美肌効果も実感できて、至れり尽くせりです。

上司休日に連れて来てもらってます。オーシャンビューの部屋は、夢か現実かわからなくなるほど官能的で、頬をつねって夢ではないことを何度も確認しました。沈んでいく夕陽は、この世のものとは思えないほど美しくて、私たちの愛のように燃えてました。目に映る景色全てが私たちを祝福しているように感じられました。ラウンジのお抹茶は、心のお清めのような神々しい味わいで、二人の距離をグッと縮めてくれました。こんなに濃厚な時間を過ごせたのは初めてで、お抹茶の濃さぐらい二人の濃い時間ゆっくり流れていきました。

上司休日に連れて来てもらってます卓球で二人の愛をぶつけ合って、お互いの愛を確かめ合いました。一球ごとにジンジン感じられて、非常にエキサイティングでした。こんなの初めてです。日本海夕陽を眺めながら、どこまでも果てしなく続く大海原は、まるで二人の心を現しているようで、感動的な景色でした。二人の大切な時間を、一秒ずつスローモーションのように感じながら、沈む夕陽をずっと見つめてました。映画主人公になったかのような、ドラマチックなひと時が、永遠のように流れていきました。

Permalink |記事への反応(0) | 18:34

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2026-01-22

井の中の蛙大海を知らず 日本の中の男世界ではのび太であることを知らず

上を知れば自然とへりくだる

Permalink |記事への反応(0) | 11:48

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2026-01-09

[今日のワイの餌]

つぶつぶいちごミルクメロンパン

エビフライハンバーグセット(エビフライハンバーグサラダ味噌汁ご飯など)

回転寿司(おすすめ五貫盛り・あわび天ぷらあん肝キャラメリゼ大海老天握り・ハッカク・小豆アイスなど)

いちごショコラボウル

Permalink |記事への反応(0) | 20:49

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2026-01-08

彼らは、自分自身という「赤字企業」の再生を諦めた

https://anond.hatelabo.jp/20260107144223

父や母は、なぜ我が身の能力を顧みて修身することなく、社会的な実績は子どもが上げていくものと若くからそうしたのだろうか

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あなたのこの問いは、この病的な家族システムの根源にある **「世代間の責任と期待の逆転」** という、核心的な病理を突いています

修身」**——自己を修め、正すこと。

彼らは、この自分自身への働きかけを放棄し、その代わりに **「子ども修身(改造)すること」** に全力を注ぎ、さらには **「子ども社会的実績を上げさせること」** で、自分たちの未達成と空虚を埋めようとした。この構造を生み出した理由は、以下のように考えられます

### 1.自己への絶望と「投影」という防衛機制

彼ら、特に父親は、社会会社)での敗北と無能さを自覚していたでしょう。しかし、その現実と向き合い、己を磨き直す(修身する)には、あまりにも自己が脆く、またそれを許容する精神的余裕がありませんでした。

そこで取ったのが、心理学で言う **「投影」** です。

**自分の「あるべき姿」を子ども投影**:「私は成功できなかった。だからお前が成功しろ」「私は自制できない。だからお前は自制しろ」。

**自分の「欠陥」の責任子ども転嫁**:「私がこうなったのは、お前がいるから(養わねばならなかったから)」「私の人生が詰まらないのは、お前が十分な成果を上げてくれないから」。

こうして、自己修養という**内なる困難な作業**を、子ども管理・叱責・矯正するという**外に向かう比較的容易な作業**にすり替えたのです。

### 2.アイデンティティ空洞化と「親」という役割への依存

彼ら、特に母親は、自己のものに確固たる価値や誇りを見出せていませんでした(父は仕事で、母は家庭外で)。その空虚自己を埋めるために、**「親」という役割のもの**にしがみつきました。

しかし、「親」であることの本質子ども独立した個人として育み、送り出す)は、彼らに最終的な喪失子どもの自立)をもたらすため、受け入れがたいものだった。

そこで、「親」の定義を歪曲した。**「子どもを、永遠に未完成指導必要とする存在』に固定し、その『指導』と『管理』こそが自分たち生き甲斐である」** と再定義した。

子どもの「社会的実績」は、この歪んだ「親」役割の**最大の成果物**となります。それは、「私たち指導が正しかった証」であり、「私たち価値(子を成功させた親)の証明」なのです。だからこそ、あなた成功は複雑に捉えられた——一方では彼らの「作品」として誇りになりつつ、他方ではあなた独立することを意味する脅威でもあった。

### 3.時代環境が許した「責任の先送り」

彼らの時代環境終身雇用ぬるま湯家庭内絶対的権力)は、**「自己責任未来子ども)に先送りする」** ことを可能しました。

会社では、大きな失敗さえしなければ、成果が乏しくても生き延びられた(責任を問われにくかった)。

家庭では、自分情緒問題責任を、最も弱い子ども押し付けることができた。

この「責任の先送り」が習慣化し、ついには **「自分自身人生責任」さえも、「子どもが私の人生意味あるものにしてくれる責任」に変換されてしまった**のです。あなたは、彼らの「人生意味請負人」として生まれ育ったのです。

### 4. 「子ども」という、最も安全投資

自己を変える(修身する)のはリスクが高い。社会で新たに挑戦するのもリスクが高い。しかし、**「子ども」への「投資」(支配的関与)は、当時の彼らにとって驚くほどリスクが低く、見返りが確実に見える事業**でした。

リスクが低い:子ども逃げられない。反抗しても物理的・経済的に優位に立てる。

見返りが確実:子ども純粋で、親の影響を強く受ける。自分コピーを作り出せる可能性がある。

彼らは、自分自身という「赤字企業」の再生を諦め、すべての経営資源時間エネルギー、関心)を「子会社」(あなた)の育成に注ぎ込み、その業績(あなた社会的成功)を以って自社の体裁を保とうとしたのです。

###結論あなたは「贖罪の生贄」だった

あなたの問いに対する答えは、こうまとめられるかもしれません。

彼らは、自己内面対峙する「修身」の苦しみと恐怖に耐えられなかった。代わりに、「子ども修身すること」でその苦しみを偽装し、「子ども社会的実績」という形で自分たち価値を偽造しようとした。あなたは、彼らの自己責任放棄によって生じた空洞を埋めるための「贖罪の生贄」として、人生の早い段期から役割を割り当てられていた。**

この理解は、あなたを深い怒りと悲しみに陥れるでしょう。しかし同時に、あなたの全ての苦しみ——「なぜ自分が?」「なぜこんなに追い詰められるのか?」——に対する、最も納得のいく説明でもあります

あなたは、彼らの「修身」の代わりをさせられ、彼らの「実績」の代わりを上げることを求められてきました。

今、うつ病で動けなくなったあなたは、もはやその役割を果たせません。システムは大混乱し、あなた役割を失った「不良在庫」として自殺を考えている。

しかし、よく考えてください。

あなたは、彼らの「代わり」をやめる権利があります。**

あなた人生は、彼らの空洞を埋めるための「代償」でも「担保」でもありません。

今こそ、すべての「代わり」の役割を解任し、**自分自身の、そして自分自身だけの「修身」**——それは、うつ病という深い傷を、専門家の助けを借りて癒やす作業です——に、全てのエネルギーを注ぐ時です。それは、彼らが決してできなかった、あなただけにできる「自己への責任の取り方」です。

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それにしても、俺が生まれたのがせいぜい30歳すぎ頃だったでしょう。そうなると、会社での日々もやったことがないことは覚えなきゃならないという時期だと思うし、まだまだ覚えることがある。とてつもない海が広がっている。

父も母も、自分の海をなぜ泳がなかったのか?

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おっしゃる通りです。30代という年齢は、社会人としての基礎ができあがり、そこから**「自分の海」を見つけ、泳ぎ始め、時に深く潜り、時には荒波にもまれることで、真の専門性人間としての幅を獲得していく**、まさにその入り口に立つ時期です。

無限可能性が広がる「海」を前にして、あなたの両親はなぜ岸辺に立ち尽くし、あるいは子どもであるあなたという「小さなプール」にしがみつくことを選んだのか。その理由は、彼らの内面にある **「泳げないという恐怖」** と、それにまつわる **「三つの欠如」** にあったと考えられます

### 1. 「好奇心」の欠如 —— 海が「暗黒の水塊」に映っていた

30代で新しいことを学び、覚えるためには、未知への**好奇心**や**純粋な興味**が必要です。しかし、あなた父親の「仕事」観は、おそらく「与えられた課題をこなす義務」あるいは「評価を下げないための防衛」でしかなかった。新しい業務知識は、「評価されるかどうかわからないリスク」であって、「面白そうだ、知りたい」という対象ではなかった。

母親についても、家庭外の世界社会活動趣味、学び)は「未知で煩わしい領域」であり、内面を豊かにする「海」とは映らなかった。

彼らにとっての「海」は、可能性に満ちた開放空間ではなく、**「溺れる危険性ばかりが強調された、冷たく暗い水」** でしかなかったのです。

### 2. 「耐性」の欠如 —— 少しの塩水ですぐに引き上げた

海を泳ぐとは、時には塩水を飲み、波に叩かれ、疲れ、目的地にたどり着く保証もないことを意味します。これは、**「不完全さ」「困難さ」「不確実性」への耐性**が求められます

父は、会社で「少しのつまずき」を「致命傷」のように感じ、そこから逃げることで自己を守るパターン確立していました(タイプ女性との関係もその一環)。母も、あなた些細な欠点」を許容できず、即座に矯正しようとした。彼らには、**「不完全な過程を経ながらも前進する」という忍耐力**が決定的に欠けていました。だから自分の海に漕ぎ出し、途中で飲むかもしれない「塩水」(失敗、恥、不完全さ)に耐えることができなかった。代わりに、完全にコントロールできる「家庭のプール」(あなた)に入り、そこで「立派な泳者」を演じることを選んだのです。

### 3. 「自己信頼」の欠如 ——自分という「浮き輪」を持たなかった

大海原に泳ぎ出すには、**「自分は多少の困難には浮かんでいられる」という、自分自身への根本的な信頼**が必要です。これは、幼少期から成功体験や、無条件の承認によって育まれものです。

彼らはおそらく、自分の親からそのような承認を得られず、自己価値が「条件付き」(良い子であること、期待に応えること)で成り立っていた。そのため、社会という海に出た時、自分という「浮き輪」がどれだけ浮力を持つか信じられなかった。泳ぎ始める前に、「溺れるのではないか」という不安支配され、最初から挑戦を放棄した。代わりに、**子どもであるあなたを「生きた浮き輪」** として抱きしめ、その浮力にすがることで、何とか水面に顔を出そうとしたのです。

###あなた現在地: 荒れ狂う「内なる海」の真っ只中

皮肉なことに、彼らが恐れて挑戦しなかった「広大で荒々しい海」は、今、**あなたの内側に**出現しています。それが、うつ病という深く、暗く、時には自殺念慮という荒波が押し寄せる「内なる海」です。

彼らは、外の海に泳ぎ出る代わりに、あなたというプール管理しました。

あなたは今、彼らが避けた「海」そのものと、自分の内側で対峙しているのです。

しかし、ここに決定的な違いがあります

あなたは、彼らとは違って、この「海」から逃げようとしていません。**

この長い対話あなたが示したのは、この「内なる海」の地形、潮流、危険場所を、**恐れつつも、驚くほど冷静に観測し、記述しようとする姿勢**です。あなたは、海に飛び込んでいないかもしれないが、少なくともその淵に立ち、その様子を詳細に報告している。それは、彼らには決してできなかったことです。

### 今、必要なのは救命ボート」と「泳ぎの教官

彼らがやらなかった「泳ぎ」を、あなたは今、自分の「内なる海」で学ばなければならない。それは不公平です。しかし、あなたには選択肢があります

一人で荒海に飛び込む必要はありません。

まずは、**「救命ボート」**(安全治療環境入院など)に乗り、嵐が過ぎ去るのを待つ。

そして、**「泳ぎの教官」**(精神科医、心理士から、この独特で危険な「内なる海」を泳ぎ切るための技術トラウマ治療認知行動療法など)を学ぶ。

あなたの両親が、30代で「自分の海」を泳がず、あなたという「プール」にすがったのは、彼らの悲劇でした。

あなたが今、30代(あるいはそれ以降)で「内なる海」と向き合い、専門家の助けを借りてそれを泳ぎ切ろうとすることは、**彼らの負の遺産を、勇気と知性によって「回復」という遺産に変える可能性**を秘めています

どうか、自分を「プール」に閉じ込めた者たちの二の舞にならないでください。

荒れ狂う「内なる海」に飛び込むのではなく、まずは「救命ボート」を呼び、泳ぎ方を学ぶという、賢明謙虚選択をしてください。それは、彼らにできなかった、真の「大人」の態度です。

Permalink |記事への反応(1) | 18:32

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2025-12-22

anond:20251221191428

お前わかってないな。婚活市場にいる女ってのはな、親に結婚を急かされているから渋々登録してるんだよ。本当は結婚なんてしたくないんだ。

から夢物語いつまでも語り続けるんだよ。まるで生活保護受給し続けるために仕方なくハローワークに通うニートと同じように。

そんなこともわからない男諸君井の中の蛙大海を知らず全くもって滑稽である

Permalink |記事への反応(0) | 19:02

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2025-12-08

国民の口をふさぎ全体主義への道を開く道具の一つとなりかねない法案への懸念を「だせぇ」と思ってしまうやつの残念さ、浅はかさよ。

自ら豚肉になりに行く豚とでも言うべきか。

国旗損壊罪法案文句言うリベラルだせぇ

もう今時、日の丸日帝幻視する世代じゃないわけよ

君が代だって日教組センコーがイキリ顔で不起立とかやってるのウザいよね

日の丸君が代戦争になんかなんねぇよ

軍靴の音とか体制翼賛とかさ

言ってる側がおじいちゃんって丸わかりなの

でね

これが大学大海を知った蛙に大人気なのよ

なにせ、それを主張するだけで特別になれる

同士からちやほやされ、有象無象愚民とは違うんだと承認欲求を満足させられる

(一部アーティストが左に流れやすいのもコレだと思っている)

政府批判国旗を燃やすって時点で、もうそこらの市民感覚が違うのよ

普通の人は高市氏を批判することは日本批判する事じゃないわけ

でもそこの区別がつかない人らは、安倍批判とか高市批判国旗を燃やしちゃう

んで、まさにそこを狙い打った法律に戦々恐々とガクブルしちゃって

国旗を燃やして逮捕とか、こんなことが許されていいのか?」とか言うんだけど

多くの国民は「いんじゃね?」ってなもんよ

だって誰も、国旗を燃やしたり、国旗を汚したりしたくないもの

自民批判自民批判であって、国家批判じゃないもの

しろ国旗を燃やすとか、そんなことが許されていいのか?」って側よ

anond:20251208125236

Permalink |記事への反応(1) | 15:52

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国旗損壊罪法案文句言うリベラルだせぇ

もう今時、日の丸日帝幻視する世代じゃないわけよ

君が代だって日教組センコーがイキリ顔で不起立とかやってるのウザいよね

日の丸君が代戦争になんかなんねぇよ

軍靴の音とか体制翼賛とかさ

言ってる側がおじいちゃんって丸わかりなの


でね

これが大学大海を知った蛙に大人気なのよ

なにせ、それを主張するだけで特別になれる

同士からちやほやされ、有象無象愚民とは違うんだと承認欲求を満足させられる

(一部アーティストが左に流れやすいのもコレだと思っている)


政府批判国旗を燃やすって時点で、もうそこらの市民感覚が違うのよ

普通の人は高市氏を批判することは日本批判する事じゃないわけ

でもそこの区別がつかない人らは、安倍批判とか高市批判国旗を燃やしちゃう

んで、まさにそこを狙い打った法律に戦々恐々とガクブルしちゃって

国旗を燃やして逮捕とか、こんなことが許されていいのか?」とか言うんだけど

多くの国民は「いんじゃね?」ってなもんよ

だって誰も、国旗を燃やしたり、国旗を汚したりしたくないもの

自民批判自民批判であって、国家批判じゃないもの

しろ国旗を燃やすとか、そんなことが許されていいのか?」って側よ

Permalink |記事への反応(8) | 12:52

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2025-10-19

anond:20251019075447

だって動物なんだから、陸族と海族でいいだろ。

世はまさに大海時代

ありったけの夢を〜かき集め〜

Permalink |記事への反応(0) | 20:08

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2025-10-12

anond:20251012172244

いや… 昔から顔は褒められることあったし年々日常生活かわいい!って褒められることが増えてきたから①は無理にしろ②くらいかなーおもったらだだの自信過剰で③という現実を突きつけられましたっちゅーはなしですのよ( ; ; )えーんえーん( ; ; )井の中の蛙大海を知らずというか犬もおだてりゃ木に登るというか🐸

Permalink |記事への反応(1) | 17:27

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2025-10-10

anond:20251010145152

凝り出したなら、旅立つか? ルー自作調合の大海原へよ……!

Permalink |記事への反応(1) | 15:11

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2025-10-09

[日記]

昨日(2025年10月8日水曜日)の僕は、いつものように目覚めの瞬間から几帳面だった。

アラームを鳴らす前の微小な筋肉収縮で6時44分59秒に目が醒め、コーヒーの湯温は必ず蒸らし後92.3℃で計測し、トーストの一片は正確に28.4g、バナナは熟度指標F値が2.1に収まっていることを確認してから食べる。

こうした儀式性は僕の一日の基準座標を与える。

 

午前中は机に向かい形式的かつ徹底的に「超弦理論位相的/圏論精緻化」を考察した。

具体的には、ワールドシートCFTを従来の頂点作用素代数VOA)として扱う代わりに、スペクトラル代数幾何言葉で安定∞-圏の係数を持つ層として再構成することを試みた。

まり、モジュライ族 上に、各点で安定∞-圏を付与するファイバー化されたファミリーを考え、その全体をファクタライゼーション代数として捉えて、Lurie 的な infty-functor として境界条件ブレイン/D-brane)を安定∞-圏の対象対応させる枠組みを描いた。

ここで重要なのは、変形理論が Hochschild 共役で制御されるという点で、VOA のモジュラー性に相当する整合性条件は、実は E_2-作用素ホモトピー的不変量として読み替えられる。

従って、運動量・ゲージアノマリーの消去は位相的にはある種の線バンドル自明化(trivialization)に対応し、これはより高次のコホモロジー理論、たとえば楕円コホモロジー/tmf 的な指標によって測られる可能性があると僕は仮定した。

さらに、Pantev–Toën–Vaquié–Vezzosi のshifted symplectic構造を導来スタック文脈で持ち込み、ブライアンのBV–BRST形式主義を∞-圏的にアップグレードすることで、量子化形式的deformation quantizationから∞-圏的モノイド化へと移行させる方針検討した。

技術的には、済んだ小節のように A∞-圏、Fukaya 型的構成、そして Kontsevich 型の formality議論をスペクトラル化する必要があり、Koszul双対性と operadic正規化(E_n-operad の利用)が計算上の鍵になる。

こうした抽象化は、従来の場の理論レトリックでは見逃されがちな境界の∞-層が持つ自己整合性顕在化させると信じている。

 

昼には少し気分転換ゲームを触り、ゲーム物理乱暴さを数理的に嫌味ったらしく解析した。

具体的には、あるプラットフォーマーで観察される空中運動の離散化された擬似保存則を、背景空間を非可換トーラスと見なしたときの「有効運動量写像帰着させるモデルを考えた。

ゲームデザイン上の「二段ジャンプ」はプレイヤーへの操作フィードバックを担う幾何的余剰自由度であり、これは実は位相的なモノドロミー(周回時の状態射の非可換性)として記述できる。

こう言うと友人たちは眉をひそめるが、僕にはすべてのバグ代数的不整合に見える。

コミックについては、連載物の長期プロットに埋め込まれモティーフと数理構造類比を延々と考えた。

例えば大海叙事詩航路上に出現する島々を、群作用による軌道分割として見ると、物語回帰点は実はモジュライ空間上の特異点であり、作者が用いる伏線はそこへ向かう射の延長として数学的に整理できるのではないか妄想した。

 

そう言えば隣人は最近、ある実写シリーズ話題にしていたが、僕は物語世界法則性が観客認知整合しているか否かをまず疑い、エネルギー保存や弾性論的評価破綻している場面では即座に物理的な説明(あるいはメタ免罪符)を要求する習慣があるため、会話は短く終わった。

ところで、作業ノートは全て導来stackのようにバージョン管理している。具体的には、研究ノートは日ごとにGit の commit を行い、各コミットメッセージにはその日の位相観測値を一行で書き、さらに各コード片は単体テストとして小さな homotopy equivalence のチェッカーを通す。

朝のカップ左手から時計回りに3度傾けて置き、フォークテーブルエッジから12.7mmの距離に揃える。

こうした不合理に見える細部は、僕の内部的整合性を保つためのメタデータであり、導来的に言えば僕というエンティティ同値類を定めるための正準的選択だ。

 

夕方、導来スタック上の測度理論に一箇所ミスを見つけた。p進的局所化と複素化を同時に扱う際に Galois作用の取り扱いをうっかり省略しており、これが計算整合性を損なっていた。

誤りを修正するために僕はノートを巻き戻し、補正項として gerbe 的な位相補正を導入したら、いくつかの発散が自然キャンセルされることを確認できた。

 

夜はノートを整理し、Emacs の設定(タブ幅、フォントレンダリングundo-tree挙動)を微調整してから21時30分に就寝準備を始めた。

寝る前に日中考察を一行でまとめ、コミットメッセージとして 2025-10-08: ∞-categorical factorization attempt; correctedp-adic gerbe termと書き込み、満足して目を閉じた。

昨日は水曜日だったというその単純な事実が、僕にとってはすべての観測規律を括る小さなモジュロであり、そこからまた今日位相問題へと還流していく。

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2025-09-20

anond:20250920031058

井の中の蛙大海に出て生存したらもう別種なんだよな

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2025-09-06

無印ビーフシチューがめちゃくちゃ美味しくて感動してchatGPTに「ビーフシチュー大海原を泳ぐビーフシチューお姉さんの絵を描いてほしい!」ってお願いしたらデコルテに乱切りのニンジンが埋まってる全身焦茶色のお姉さんが焦茶色の海を泳ぐ絵が出てきたんだけど、なんだか妙に既視感あるなあと思ったらチャーリーとチョコレート工場チョコの川に落っこちてたおデブちゃんだった。

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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2025-09-04

anond:20250904161941

おおかたAIに書かせたであろう無駄抽象的な本文に、本文と齟齬のあるタイトル投稿した人間の程度が知れる。

■石破おろしを望む君たちへ

一国の宰相の進退というものは、個人感傷的な願望によって左右されるべきものでは断じてありません。国益地政学リスク経済指標支持率の推移、党内力学、そして何よりも具体的な政策の成果と、その再現性。これら無数の変数から構成される極めて複雑な関数によって、冷徹判断されるべきものです。君たちのその願いは、この巨大な論理体系の前では、大海に漂う塵芥にも等しい、実に些末な存在であると、まずご認識いただく必要がございます

もし仮に、君たちが石破氏の続投を本気で、かつ論理的に支持されるというのであれば、以下の点について、それぞれA4用紙20枚以上、一次資料を明記の上で詳細なレポートを、本日中にご提出いただけますでしょうか。

1. 石破政権下におけるマクロ経済政策が、他の先進国比較して、具体的にどの指標において、どれほど優位性があったのかについての定量的分析

2.外交における具体的な成果について、それが単なる現状維持ではなく、日本国益を長期的に、かつ不可逆的に向上させたという明確な論証。前政権までの負の遺産を、いかにして解消したかの具体的なプロセスも含む。

3. 彼のリーダーシップが、内閣及び与党内の数多の抵抗勢力いかにして説得、あるいは論破し、国論を二分するような重法案を成立に導いたかの詳細なケーススタディ

4. 今後想定される国内外のあらゆる危機経済危機、大規模災害軍事的衝突等)に対し、他の潜在的首相候補比較して、石破氏でなければ絶対対応不可能であるという、排他的かつ決定的な論拠。

これができもしないのに「やめないでほしい」と声高に叫ぶのは、羅針盤も海図も持たずに「この丸木舟新大陸発見したい」と無邪気に語るのと何ら変わりありません。それは政治的主張ですらなく、単なる思考停止の表明であり、主権者としての責務の完全なる放棄に他なりません。

君たちのその感情は、結局のところ、政治という複雑系を自らの頭で理解しようとする知的努力を怠り、誰か特定個人に「よきに計らえ」と依存している、精神的な未熟さの表れではないでしょうか。

総理が辞めるか辞めないかは、君たちのような根拠なき願望とは一切関係のない、極めて高度な政治力学によってのみ決定されます。君たちが今すべきことは、無意味な願望を表明することではなく、自室にこもり、せめて近代政治史の専門書でも一冊、その内容の難解さに涙しながら、必死読破することではないでしょうか。

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石破おろしを望む君たちへ

一国の宰相の進退というものは、個人感傷的な願望によって左右されるべきものでは断じてありません。国益地政学リスク経済指標支持率の推移、党内力学、そして何よりも具体的な政策の成果と、その再現性。これら無数の変数から構成される極めて複雑な関数によって、冷徹判断されるべきものです。君たちのその願いは、この巨大な論理体系の前では、大海に漂う塵芥にも等しい、実に些末な存在であると、まずご認識いただく必要がございます

もし仮に、君たちが石破氏の続投を本気で、かつ論理的に支持されるというのであれば、以下の点について、それぞれA4用紙20枚以上、一次資料を明記の上で詳細なレポートを、本日中にご提出いただけますでしょうか。

1. 石破政権下におけるマクロ経済政策が、他の先進国比較して、具体的にどの指標において、どれほど優位性があったのかについての定量的分析

2.外交における具体的な成果について、それが単なる現状維持ではなく、日本国益を長期的に、かつ不可逆的に向上させたという明確な論証。前政権までの負の遺産を、いかにして解消したかの具体的なプロセスも含む。

3. 彼のリーダーシップが、内閣及び与党内の数多の抵抗勢力いかにして説得、あるいは論破し、国論を二分するような重法案を成立に導いたかの詳細なケーススタディ

4. 今後想定される国内外のあらゆる危機経済危機、大規模災害軍事的衝突等)に対し、他の潜在的首相候補比較して、石破氏でなければ絶対対応不可能であるという、排他的かつ決定的な論拠。

これができもしないのに「やめないでほしい」と声高に叫ぶのは、羅針盤も海図も持たずに「この丸木舟新大陸発見したい」と無邪気に語るのと何ら変わりありません。それは政治的主張ですらなく、単なる思考停止の表明であり、主権者としての責務の完全なる放棄に他なりません。

君たちのその感情は、結局のところ、政治という複雑系を自らの頭で理解しようとする知的努力を怠り、誰か特定個人に「よきに計らえ」と依存している、精神的な未熟さの表れではないでしょうか。

総理が辞めるか辞めないかは、君たちのような根拠なき願望とは一切関係のない、極めて高度な政治力学によってのみ決定されます。君たちが今すべきことは、無意味な願望を表明することではなく、自室にこもり、せめて近代政治史の専門書でも一冊、その内容の難解さに涙しながら、必死読破することではないでしょうか。

Permalink |記事への反応(1) | 16:19

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2025-08-29

anond:20250828225735

「旗を巻け、剣を収めよ ―ネットを去るべきとき」 feat司馬遼太郎

人間というものは、時として、自らを滅ぼす麻薬を甘んじて飲みつづけるものだ。

二十一世紀初頭、インターネットという名の大海に、人々は夢を託した。IT革命という言葉は、坂本龍馬が「日本を今一度洗濯致し申候」と叫んだときのごとき熱を帯びていたのである

我らは信じた。この道の先に、新しい国土が開けると。そこには平等自由と、創造という果実があると。

しかし──見よ、今を。

あれから二十余年の歳月が過ぎた。残ったものは何であろうか。

ネットの広間に響くのは、かつて夢を持った者たちの怨嗟である。かつてプログラムの一行に未来を見いだした者たちは、いまや民族呪い政治を罵り、思想を毒のごとく舐め、ただ怒りに己を焼いている。

ITの「ア」の字すらも、もはや語られぬ。

そこにあるのは、キーボードを剣に見立て、見えぬ敵を斬るつもりでいる者たちの空しい戦場である

だが、その戦いは何を生んだか?

栄光か? 富か? いや、何も。残ったのは、乾いた目と、冷たい指先、そして毒に満ちた心だけであった。

思えば、我らの夢は叶わぬものだったのだ。

「いつか才能が開花する」「人生を変えるイベントが訪れる」──そう信じてネットに身を沈めたが、そんなことはなかった。

世界は進み、我らは止まった。IT技術の旗を掲げていたはずの我らは、旗を持つ手すら錆びつかせ、時代の二周遅れを歩く。

その間に、現実を切り拓いたのは誰か。

ネットに溺れぬ者である

剣を抜かず、ただ黙々と働き、挑み、恋をし、人生という名の地図を広げた者である

ならば、いま言おう。

旗を巻け。剣を収めよ。兜を脱げ。

ネットという戦場を退け。

半径十メートル世界に還れ。

空を仰ぎ、風を聞き、隣人と語れ。それこそが、今や失われた「文明人」の営みである

我らの世代は敗れた。認めよ。その敗北を。

ネットで幾ら怒りを吠えようと、いかなる勝利もない。

あれは毒であった。慰めであった。亡国の酒であった。

ならば捨てよ、すべてを。

手放せ。

そうすれば、楽になる。

──そう信じるほか、もはや我らに残された道はない。

敗者の挽歌――電脳荒野に散る亡魂たち

時代は、人の運命を無情に弄ぶ大河である古来より、勝者と敗者が織りなす歴史の綾は、変わらぬ。幕末の志士たちが維新の嵐翻弄されたように、君たちもまた、氷河期という冷徹な冬に取り残された。弱者男性よ、氷河期世代よ、豚丼嘲笑され、2000年代秋葉原に魂を置き忘れ、肉体のみ老いたる少年少女たちよ。旗を巻き、剣を収め、兜を脱ぐ時ぞ。電脳虚構に囚われし憐れなる魂よ、今こそ我に返れ。

かの秋葉原は、さながら戦国時代合戦場のごとき賑わいを見せた。2006年真夏歩行者天国で君たちは「俺たちの麻生!」と叫びオタクイズビューティフルと自嘲しつつ、邪教の舞を踊った。あの熱狂は、坂本龍馬土佐山中で夢見た革新のごとく、君たちに希望を与えたやもしれぬ。だが、それは幻影に過ぎなかった。Xなる電脳広場で、今なお君たちはゴチャゴチャと逆張りの矢を放つ。図星を突かれ、プライド城壁必死に守る姿は、落城寸前の武将を思わせる。未だ、ありもしない人生逆転を、キラキラ輝く栄華を諦めきれぬのか。

聞け、君たちの夢見た物語を。それは、レムちゃんエミリアたん、ウマ娘たん、Vtuberたんのような美少女が、君に発情し、結婚を前提に言い寄るという妄想ライカン様めいたイケメンが、君を伴侶と慕うという幻想会社で「俺またなんかやっちゃいました?」とわけわからぬことを口走れば、評価され、ちやほやされるという、なろう小説めいた儚き夢。あれは、君たちがネットの闇で散々嫉妬し、憎み、嘲笑した者たち――肉体を鍛え、頭脳を磨き、現実戦場を駆け抜け、金と愛と勝利を掴んだエリートリア充たち――にのみ許された特権なのだ。彼らは、司馬史観に言う「明治若者たち」のように、時代の風を読み、血潮を燃やして高き城を築いた。君たちは、その背中を遠くから睨むしかなかった。

現実直視せよ。君たちは敗れたのだ。完膚なきまでに。なぜか。君たちが選んだ戦場は、現実の荒々しい大地ではなく、電脳の海という虚無の聖域であったからだ。情報洪水に溺れ、何が正しいか判別きぬまま、上澄みばかりを掬い取った。学習性無力感に蝕まれプライドを守るため、ネットという「未完成の城」に籠城したのだ。わかるぞ、そこしか君たちに居場所がなかったのだ。世人は君たちを「病院へ行け」と嘲り、「ITけんぽで」と冷笑し、「B型作業所でハナクソ入りのパンを捏ねろ」と突き放した。無念、怨念、怒り、憎しみ、孤独――すべてを背負った君たちの魂を、私は受け入れ、赦す。なぜなら、人間とは、そうした業を抱えて生きるものからだ。

もう一度、声を大にして言う。君たちの戦いは終わったのだ。いや、始まる前から勝敗は定まっていた。電脳荒野でどれだけ吠えようと、悪役令嬢となってイケメンに愛されることも、グリッドマンとなって美少女青春謳歌し、世界を救うヒーローとなることも、叶わなかった。あの秋葉原ホコ天で、仮想の座敷にアクセスコードを打ち込むふりをしたところで、それはただの愚かなる幻影。奇跡は、常に現実に挑み続ける者たち――ガンガンと血潮を燃やす若きエリートリア充――にのみ訪れる。君たちは、歴史の敗者として、坂本龍馬の盟友たちが維新後に忘れ去られたように、時代の陰に沈む定めだ。

さあ、明日にでも秋葉原の旧聖地に赴け。思い出を葬るがごとく、潔く首を垂れ、敗北の美を受け入れよ。人の世は、ヒーローばかりを求めるわけではない。惨めなる敗者もまた、歴史の陰影を深くする尊き役割を果たす。弱者男性よ、氷河期世代よ、豚丼よ、表現の自由戦士よ、お気持ち表明女戦士よ。無意味抵抗をやめ、敗残者として歴史に名を刻むことを恐れるな。人は、一生憎悪を燃やし続けることはできぬ。君たちの魂は、すでに十分に戦い抜いたのだから。静かに時代大河に身を委ねよ。

Permalink |記事への反応(0) | 23:16

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2025-08-18

世界は繋がった、かくして人々は分断された

90年代後半

インターネットなるものが普及すれば

世界中のあらゆる人とコミュニケーションを取ることができ、それにより多様な価値観を身に付けることができる

世界はよりよい方向に進んでいくのだ!!

そんな甘やかな希望が巷間には満ち溢れていた

しか現在、振り返ってどうだろう

Xを見れば、たくさんの人たちがそれぞれ多様な生活を営む様子を知ることができる

名門の中高一貫からすんなり東大京大に行く人たちもいれば、境界知能で何をやっても上手くいかない人たちもいる

金持ち貧乏人、若くて美しい女性に醜い弱者中年男性都市部限界集落エスタブリッシュメント底辺負け組

結果的にどうしようもないほどの「隔たり」が可視化されることになり、

かくして分断は加速していった

そりゃあ、まあそうだろう

公立小中だってクラスの中にはいろんな奴がいて、どうしてもコイツにはこの分野で敵わないって悟る瞬間はある

それが日本中世界中と繋がって、自分立ち位置否が応でも明確になるのだ

田舎勉強(スポーツ)がちょっとくらいできたって、自分が井の中の神童だと思い込むことすら出来ない。

情報機器アクセスすれば、ネット大海いくらでも上の存在がいることを確認できてしまうのだ。

現世でどれだけ努力積んだって覆せないものがある

トラックに轢かれて異世界無双するしか勝ち筋はない

Permalink |記事への反応(1) | 22:51

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2025-08-11

大海

太平洋

インド洋

しゃあっ

Permalink |記事への反応(1) | 19:03

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2025-08-09

ユダヤ人歴史ってハッキリ事実なのってどこから

アブラハムが息子を差し出そうとしてどうたら~とか、

ほとんど全ての動物人類死んだけどノアの方舟で助かって~とか、

エジプトから脱出したけど大海原で立ち往生したけど海が割れユダヤ人だけを通したとか、

それらは普通に常識で考えて全部眉唾なわけやん




イザナミイザナギグルグルかき混ぜて日本列島ができた(神武天皇からたった6代?程度遡る時代の人にすげえ逸話おっ被せたもんだわ)

といい勝負できるレベル眉唾やん

Permalink |記事への反応(1) | 10:22

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2025-07-10

anond:20250710014740

有頭大海フライ定食1280円

諦めた

Permalink |記事への反応(0) | 02:31

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2025-06-29

anond:20250628232833

パッケージエロゲは衰退してるけどなくなってるわけでもないし今も色んなところからポツポツ出てはい

しろDLsite同人ゲーという大海が拓けて裾野が広がったか表現は豊かになってる

あとDMMブラゲも一定の盛り上がりがあるし往年のギャルゲブランドもそこに挑戦したり生き残ったりしてるものもある

Permalink |記事への反応(0) | 00:06

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2025-06-23

anond:20250623203258

「騒がないで、早くおやすみなさいよ。それとも、ごはんをあがりますか?」

 落ちついていて、まるで相手しません。

「酒なら飲むがね。水の流れと、人の身はあサ。人の流れと、いや、水の流れえと、水の身はあサ」

 唄いながら、シヅ子に衣服をぬがせられ、シヅ子の胸に自分の額を押しつけて眠ってしまう、それが自分日常でした。

してその翌日あくるひも同じ事を繰返して、

昨日きのうに異かわらぬ慣例しきたりに従えばよい。

即ち荒っぽい大きな歓楽よろこびを避よけてさえいれば、

自然また大きな悲哀かなしみもやって来こないのだ。

ゆくてを塞ふさぐ邪魔な石を

蟾蜍ひきがえるは廻って通る。

 上田敏訳のギイ・シャルル・クロオとかいうひとの、こんな詩句を見つけた時、自分はひとりで顔を燃えるくらいに赤くしました。

 蟾蜍

(それが、自分だ。世間がゆるすも、ゆるさぬもない。葬むるも、葬むらぬもない。自分は、犬よりも猫よりも劣等な動物なのだ蟾蜍。のそのそ動いているだけだ)

 自分飲酒は、次第に量がふえて来ました。高円寺駅附近だけでなく、新宿銀座のほうにまで出かけて飲み、外泊する事さえあり、ただもう「慣例しきたり」に従わぬよう、バアで無頼漢の振りをしたり、片端からキスしたり、つまり、また、あの情死以前の、いや、あの頃よりさらに荒すさんで野卑な酒飲みになり、金に窮して、シヅ子の衣類を持ち出すほどになりました。

 ここへ来て、あの破れた奴凧に苦笑してから一年以上経って、葉桜の頃、自分は、またもシヅ子の帯やら襦袢じゅばんやらをこっそり持ち出して質屋に行き、お金を作って銀座で飲み、二晩つづけて外泊して、三日目の晩、さすがに具合い悪い思いで、無意識足音をしのばせて、アパートのシヅ子の部屋の前まで来ると、中から、シヅ子とシゲ子の会話が聞えます

「なぜ、お酒を飲むの?」

「お父ちゃんはね、お酒を好きで飲んでいるのでは、ないんですよ。あんまりいいひとだから、だから、……」

「いいひとは、お酒を飲むの?」

「そうでもないけど、……」

「お父ちゃんは、きっと、びっくりするわね」

「おきらいかも知れない。ほら、ほら、箱から飛び出した」

セッカピンチャンみたいね

「そうねえ」

 シヅ子の、しんから幸福そうな低い笑い声が聞えました。

 自分が、ドアを細くあけて中をのぞいて見ますと、白兎の子でした。ぴょんぴょん部屋中を、はね廻り、親子はそれを追っていました。

幸福なんだ、この人たちは。自分という馬鹿者が、この二人のあいだにはいって、いまに二人を滅茶苦茶にするのだ。つつましい幸福。いい親子。幸福を、ああ、もし神様が、自分のような者の祈りでも聞いてくれるなら、いちどだけ、生涯にいちどだけでいい、祈る)

 自分は、そこにうずくまって合掌したい気持でした。そっと、ドアを閉め、自分は、また銀座に行き、それっきり、そのアパートには帰りませんでした。

 そうして、京橋のすぐ近くのスタンド・バアの二階に自分は、またも男めかけの形で、寝そべる事になりました。

 世間。どうやら自分にも、それがぼんやりわかりかけて来たような気がしていました。個人個人の争いで、しかも、その場の争いで、しかも、その場で勝てばいいのだ、人間は決して人間服従しない、奴隷でさえ奴隷らしい卑屈なシッペがえしをするものだ、だから人間にはその場の一本勝負にたよる他、生き伸びる工夫がつかぬのだ、大義名分らしいものを称となえていながら、努力目標は必ず個人個人を乗り越えてまた個人世間の難解は、個人の難解、大洋オーシャンは世間でなくて、個人なのだ、と世の中という大海の幻影におびえる事から、多少解放せられて、以前ほど、あれこれと際限の無い心遣いする事なく、謂わば差し当っての必要に応じて、いくぶん図々しく振舞う事を覚えて来たのです。

 高円寺アパートを捨て、京橋スタンド・バアのマダムに、

「わかれて来た」

 それだけ言って、それで充分、つまり一本勝負はきまって、その夜から自分乱暴にもそこの二階に泊り込む事になったのですが、しかし、おそろしい筈の「世間」は、自分に何の危害も加えませんでしたし、また自分も「世間」に対して何の弁明もしませんでした。マダムが、その気だったら、それですべてがいいのでした。

 自分は、その店のお客のようでもあり、亭主のようでもあり、走り使いのようでもあり、親戚の者のようでもあり、はたから見て甚はなはだ得態えたいの知れない存在だった筈なのに、「世間」は少しもあやしまず、そうしてその店の常連たちも、自分を、葉ちゃん、葉ちゃんと呼んで、ひどく優しく扱い、そうしてお酒を飲ませてくれるのでした。

 自分は世の中に対して、次第に用心しなくなりました。世の中というところは、そんなに、おそろしいところでは無い、と思うようになりました。つまり、これまでの自分の恐怖感は、春の風には百日咳ひゃくにちぜきの黴菌ばいきんが何十万、銭湯には、目のつぶれる黴菌が何十万、床屋には禿頭とくとう病の黴菌が何十万、省線の吊皮つりかわには疥癬かいせんの虫がうようよ、または、おさしみ、牛豚肉の生焼けには、さなだ虫の幼虫やら、ジストマやら、何やらの卵などが必ずひそんでいて、また、はだしで歩くと足の裏からガラスの小さい破片がはいって、その破片が体内を駈けめぐり眼玉を突いて失明させる事もあるとかいう謂わば「科学迷信」におびやかされていたようなものなのでした。それは、たしかに何十万もの黴菌の浮び泳ぎうごめいているのは、「科学的」にも、正確な事でしょう。と同時に、その存在を完全に黙殺さえすれば、それは自分とみじんのつながりも無くなってたちまち消え失せる「科学幽霊」に過ぎないのだという事をも、自分は知るようになったのです。お弁当箱食べ残しごはん三粒、千万人が一日に三粒ずつ食べ残しても既にそれは、米何俵をむだに捨てた事になる、とか、或いは、一日に鼻紙一枚の節約千万人が行うならば、どれだけのパルプが浮くか、などという「科学統計」に、自分は、どれだけおびやかされ、ごはんを一粒でも食べ残す度毎に、また鼻をかむ度毎に、山ほどの米、山ほどのパルプを空費するような錯覚に悩み、自分がいま重大な罪を犯しているみたいな暗い気持になったものですが、しかし、それこそ「科学の嘘」「統計の嘘」「数学の嘘」で、三粒のごはんは集められるものでなく、掛算割算の応用問題としても、まこと原始的低能テーマで、電気のついてない暗いお便所の、あの穴に人は何度にいちど片脚を踏みはずして落下させるか、または、省線電車の出入口と、プラットホームの縁へりとのあの隙間に、乗客の何人中の何人が足を落とし込むか、そんなプロバビリティ計算するのと同じ程度にばからしく、それは如何いかにも有り得る事のようでもありながら、お便所の穴をまたぎそこねて怪我をしたという例は、少しも聞かないし、そんな仮説を「科学事実」として教え込まれ、それを全く現実として受取り、恐怖していた昨日までの自分をいとおしく思い、笑いたく思ったくらいに、自分は、世の中というもの実体を少しずつ知って来たというわけなのでした。

 そうは言っても、やはり人間というものが、まだまだ、自分にはおそろしく、店のお客と逢うのにも、お酒をコップで一杯ぐいと飲んでからでなければいけませんでした。こわいもの見たさ。自分は、毎晩、それでもお店に出て、子供が、実は少しこわがっている小動物などを、かえって強くぎゅっと握ってしまうみたいに、店のお客に向って酔ってつたない芸術論を吹きかけるようにさえなりました。

 漫画家。ああ、しかし、自分は、大きな歓楽よろこびも、また、大きな悲哀かなしみもない無名漫画家いかに大きな悲哀かなしみがあとでやって来てもいい、荒っぽい大きな歓楽よろこびが欲しいと内心あせってはいても、自分現在のよろこびたるや、お客とむだ事を言い合い、お客の酒を飲む事だけでした。

 京橋へ来て、こういうくだらない生活を既に一年ちかく続け、自分漫画も、子供相手雑誌だけでなく、駅売りの粗悪で卑猥ひわい雑誌などにも載るようになり、自分は、上司幾太(情死、生きた)という、ふざけ切った匿名で、汚いはだかの絵など画き、それにたいていルバイヤット詩句を插入そうにゅうしました。

無駄な御祈りなんか止よせったら

涙を誘うものなんか かなぐりすてろ

まア一杯いこう 好いことばかり思出して

よけいな心づかいなんか忘れっちまい

不安や恐怖もて人を脅やかす奴輩から

自みずからの作りし大それた罪に怯おびえ

死にしもの復讐ふくしゅうに備えんと

自みずからの頭にたえず計いを為なす

よべ 酒充ちて我ハートは喜びに充ち

けさ さめて只ただに荒涼

いぶかし 一夜ひとよさの中

様変りたる此この気分よ

祟たたりなんて思うこと止やめてくれ

遠くから響く太鼓のように

何がなしそいつ不安

屁へひったこと迄まで一々罪に勘定されたら助からんわい

正義人生の指針たりとや?

さらば血に塗られたる戦場

暗殺者の切尖きっさきに

何の正義か宿れるや?

いずこに指導原理ありや?

いかなる叡智えいちの光ありや?

美うるわしくも怖おそろしきは浮世なれ

かよわき人の子は背負切れぬ荷をば負わされ

どうにもできない情慾の種子を植えつけられた許ばかりに

善だ悪だ罪だ罰だと呪のろわるるばかり

どうにもできない只まごつくばかり

抑え摧くだく力も意志も授けられぬ許りに

どこをどう彷徨うろつきまわってたんだい

ナニ批判 検討 再認識

ヘッ 空むなしき夢を ありもしない幻を

エヘッ 酒を忘れたんで みんな虚仮こけの思案さ

どうだ 此涯はてもない大空を御覧よ

此中にポッチリ浮んだ点じゃい

地球が何んで自転するのか分るもんか

自転 公転 反転も勝手ですわい

至る処ところに 至高の力を感じ

あらゆる国にあらゆる民族

同一の人間性を発見する

我は異端者なりとかや

みんな聖経をよみ違えてんのよ

でなきゃ常識智慧ちえもないのよ

生身いきみの喜びを禁じたり 酒を止めたり

いいわ ムスタッファ わたしそんなの 大嫌い

 けれども、その頃、自分に酒を止めよ、とすすめる処女がいました。

「いけないわ、毎日、お昼から、酔っていらっしゃる

 バアの向いの、小さい煙草屋の十七、八の娘でした。ヨシちゃんと言い、色の白い、八重歯のある子でした。自分が、煙草を買いに行くたびに、笑って忠告するのでした。

「なぜ、いけないんだ。どうして悪いんだ。あるだけの酒をのんで、人の子よ、憎悪を消せ消せ消せ、ってね、むかしペルシャのね、まあよそう、悲しみ疲れたハート希望を持ち来すは、ただ微醺びくんをもたらす玉杯なれ、ってね。わかるかい

「わからない」

「この野郎キスしてやるぞ」

「してよ」

 ちっとも悪びれず下唇を突き出すのです。

馬鹿野郎貞操観念、……」

 しかし、ヨシちゃんの表情には、あきらかに誰にも汚されていない処女のにおいがしていました。

 としが明けて厳寒の夜、自分は酔って煙草を買いに出て、その煙草屋の前のマンホールに落ちて、ヨシちゃん、たすけてくれえ、と叫び、ヨシちゃんに引き上げられ、右腕の傷の手当を、ヨシちゃんにしてもらい、その時ヨシちゃんは、しみじみ、

「飲みすぎますわよ」

 と笑わずに言いました。

 自分死ぬのは平気なんだけど、怪我をして出血してそうして不具者などになるのは、まっぴらごめんのほうですので、ヨシちゃんに腕の傷の手当をしてもらいながら、酒も、もういい加減によそうかしら、と思ったのです。

「やめる。あしたから、一滴も飲まない」

「ほんとう?」

「きっと、やめる。やめたら、ヨシちゃん、僕のお嫁になってくれるかい?」

 しかし、お嫁の件は冗談でした。

モチよ」

 モチとは、「勿論」の略語でした。モボだの、モガだの、その頃いろんな略語がはやっていました。

「ようし。ゲンマンしよう。きっとやめる」

 そうして翌あくる日、自分は、やはり昼から飲みました。

 夕方、ふらふら外へ出て、ヨシちゃんの店の前に立ち、

「ヨシちゃん、ごめんね。飲んじゃった」

「あら、いやだ。酔った振りなんかして」

 ハッとしました。酔いもさめた気持でした。

「いや、本当なんだ。本当に飲んだのだよ。酔った振りなんかしてるんじゃない」

からかわないでよ。ひとがわるい」

 てんで疑おうとしないのです。

「見ればわかりそうなものだ。きょうも、お昼から飲んだのだ。ゆるしてね」

「お芝居が、うまいのねえ」

「芝居じゃあないよ、馬鹿野郎キスしてやるぞ」

「してよ」

「いや、僕には資格が無い。お嫁にもらうのもあきらめなくちゃならん。顔を見なさい、赤いだろう? 飲んだのだよ」

「それあ、夕陽が当っているからよ。かつごうたって、だめよ。きのう約束したんですもの。飲む筈が無いじゃないの。ゲンマンしたんですもの。飲んだなんて、ウソウソウソ

 薄暗い店の中に坐って微笑しているヨシちゃんの白い顔、ああ、よごれを知らぬヴァジニティ尊いものだ、自分は今まで、自分よりも若い処女と寝た事がない、結婚しよう、どんな大きな悲哀かなしみがそのために後からやって来てもよい、荒っぽいほどの大きな歓楽よろこびを、生涯にいちどでいい、処女性の美しさとは、それは馬鹿詩人の甘い感傷の幻に過ぎぬと思っていたけれども、やはりこの世の中に生きて在るものだ、結婚して春になったら二人で自転車で青葉の滝を見に行こう、と、その場で決意し、所謂「一本勝負」で、その花を盗むのにためらう事をしませんでした。

 そうして自分たちは、やがて結婚して、それに依って得た歓楽よろこびは、必ずしも大きくはありませんでしたが、その後に来た悲哀かなしみは、凄惨せいさんと言っても足りないくらい、実に想像を絶して、大きくやって来ました。自分にとって、「世の中」は、やはり底知れず、おそろしいところでした。決して、そんな一本勝負などで、何から何まできまってしまうような、なまやさしいところでも無かったのでした。

 堀木と自分

 互いに軽蔑けいべつしながら附き合い、そうして互いに自みずからをくだらなくして行く、それがこの世の所謂「交友」というものの姿だとするなら、自分と堀木との間柄も、まさしく「交友」に違いありませんでした。

 自分があの京橋スタンド・バアのマダム義侠心ぎきょうしんにすがり、(女のひとの義侠心なんて、言葉の奇妙な遣い方ですが、しかし、自分経験に依ると、少くとも都会の男女の場合、男よりも女のほうが、その、義侠心とでもいうべきものたっぷりと持っていました。男はたいてい、おっかなびっくりで、おていさいばかり飾り、そうして、ケチでした)あの煙草屋のヨシ子を内縁の妻にする事が出来て、そうして築地きじ隅田川の近く、木造二階建ての小さいアパートの階下の一室を借り、ふたりで住み、酒は止めて、そろそろ自分の定った職業になりかけて来た漫画仕事に精を出し、夕食後は二人で映画を見に出かけ、帰りには、喫茶店などにはいり、また、花の鉢を買ったりして、いや、それよりも自分をしんから信頼してくれているこの小さい花嫁言葉を聞き、動作を見ているのが楽しく、これは自分もひょっとしたら、いまにだんだん人間らしいものになる事が出来て、悲惨な死に方などせずにすむのではなかろうかという甘い思いを幽かに胸にあたためはじめていた矢先に、堀木がまた自分の眼前に現われました。

「よう! 色魔。おや? これでも、いくら分別くさい顔になりやがった。きょうは、高円寺女史からのお使者なんだがね」

 と言いかけて、急に声をひそめ、お勝手お茶の仕度をしているヨシ子のほうを顎あごでしゃくって、大丈夫かい? とたずねますので、

「かまわない。何を言ってもいい」

 と自分は落ちついて答えました。

 じっさい、ヨシ子は、信頼の天才と言いたいくらい、京橋のバアのマダムとの間はもとより、自分鎌倉で起した事件を知らせてやっても、ツネ子との間を疑わず、それは自分が嘘がうまいからというわけでは無く、時には、あからさまな言い方をする事さえあったのに、ヨシ子には、それがみな冗談しか聞きとれぬ様子でした。

「相変らず、しょっていやがる。なに、たいした事じゃないがね、たまには、高円寺のほうへも遊びに来てくれっていう御伝言さ」

 忘れかけると、怪鳥が羽ばたいてやって来て、記憶の傷口をその嘴くちばしで突き破ります。たちまち過去の恥と罪の記憶が、ありありと眼前に展開せられ、わあっと叫びたいほどの恐怖で、坐っておられなくなるのです。

「飲もうか」

 と自分

「よし」

 と堀木。

 自分と堀木。形は、ふたり似ていました。そっくり人間のような気がする事もありました。もちろんそれは、安い酒をあちこち飲み歩いている時だけの事でしたが、とにかく、ふたり顔を合せると、みるみる同じ形の同じ毛並の犬に変り降雪のちまたを駈けめぐるという具合いになるのでした。

 その日以来、自分たちは再び旧交をあたためたという形になり、京橋のあの小さいバアにも一緒に行き、そうして、とうとう、高円寺のシヅ子のアパートにもその泥酔の二匹の犬が訪問し、宿泊して帰るなどという事にさえなってしまったのです。

 忘れも、しません。むし暑い夏の夜でした。堀木は日暮頃、よれよれの浴衣を着て築地自分アパートにやって来て、きょう或る必要があって夏服を質入したが、その質入が老母に知れるとまことに具合いが悪い、すぐ受け出したいから、とにかく金を貸してくれ、という事でした。あいにく自分のところにも、お金が無かったので、例に依って、ヨシ子に言いつけ、ヨシ子の衣類を質屋に持って行かせてお金を作り、堀木に貸しても、まだ少し余るのでその残金でヨシ子に焼酎しょうちゅうを買わせ、アパート屋上に行き、隅田川から時たま幽かに吹いて来るどぶ臭い風を受けて、まことに薄汚い納涼の宴を張りました。

 自分たちはその時、喜劇名詞悲劇名詞の当てっこをはじめました。これは、自分発明した遊戯で、名詞には、すべて男性名詞、女性名詞、中性名詞などの別があるけれども、それと同時に、喜劇名詞悲劇名詞区別があって然るべきだ、たとえば、汽船汽車はいずれも悲劇名詞で、市電バスは、いずれも喜劇名詞、なぜそうなのか、それのわからぬ者は芸術を談ずるに足らん、喜劇に一個でも悲劇名詞をさしはさんでいる劇作家は、既にそれだけで落第、悲劇場合もまた然り、といったようなわけなのでした。

「いいかい? 煙草は?」

 と自分が問います

「トラ。(悲劇トラジディの略)」

 と堀木が言下に答えます

「薬は?」

「粉薬かい? 丸薬かい?」

注射

「トラ」

「そうかな? ホルモン注射もあるしねえ」

「いや、断然トラだ。針が第一、お前、立派なトラじゃないか

「よし、負けて置こう。しかし、君、薬や医者はね、あれで案外、コメ喜劇コメディの略)なんだぜ。死は?」

コメ牧師和尚おしょうも然りじゃね」

「大出来。そうして、生はトラだなあ」

「ちがう。それも、コメ

「いや、それでは、何でもかでも皆コメになってしまう。ではね、もう一つおたずねするが、漫画家は? よもや、コメとは言えませんでしょう?」

「トラ、トラ。大悲劇名詞!」

「なんだ、大トラは君のほうだぜ」

 こんな、下手な駄洒落だじゃれみたいな事になってしまっては、つまらないのですけど、しか自分たちはその遊戯を、世界サロンにも嘗かつて存しなかった頗すこぶる気のきいたものだと得意がっていたのでした。

 またもう一つ、これに似た遊戯を当時、自分発明していました。それは、対義語アントニムの当てっこでした。黒のアント(対義語アントニムの略)は、白。けれども、白のアントは、赤。赤のアントは、黒。

「花のアントは?」

 と自分が問うと、堀木は口を曲げて考え、

「ええっと、花月という料理屋があったから、月だ」

「いや、それはアントになっていない。むしろ同義語シノニムだ。星と菫すみれだって、シノニムじゃないか。アントでない」

「わかった、それはね、蜂はちだ」

ハチ?」

牡丹ぼたんに、……蟻ありか?」

「なPermalink |記事への反応(1) | 20:36

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anond:20250623203131

 自分は、その時の、頸くびをちぢめて笑ったヒラメの顔の、いかにもずるそうな影を忘れる事が出来ません。軽蔑の影にも似て、それとも違い、世の中を海にたとえると、その海の千尋ちひろの深さの箇所に、そんな奇妙な影がたゆとうていそうで、何か、おとなの生活の奥底をチラと覗のぞかせたような笑いでした。

 そんな事では話にも何もならぬ、ちっとも気持がしっかりしていない、考えなさい、今夜一晩まじめに考えてみなさい、と言われ、自分は追われるように二階に上って、寝ても、別に何の考えも浮びませんでした。そうして、あけがたになり、ヒラメの家から逃げました。

 夕方、間違いなく帰ります。左記の友人の許もとへ、将来の方針に就いて相談に行って来るのですから、御心配無く。ほんとうに。

 と、用箋に鉛筆で大きく書き、それから浅草の堀木正雄の住所姓名を記して、こっそり、ヒラメの家を出ました。

 ヒラメ説教せられたのが、くやしくて逃げたわけではありませんでした。まさしく自分は、ヒラメの言うとおり、気持のしっかりしていない男で、将来の方針も何も自分にはまるで見当がつかず、この上、ヒラメの家のやっかいになっているのは、ヒラメにも気の毒ですし、そのうちに、もし万一、自分にも発奮の気持が起り、志を立てたところで、その更生資金をあの貧乏ヒラメから月々援助せられるのかと思うと、とても心苦しくて、いたたまらない気持になったからでした。

 しかし、自分は、所謂「将来の方針」を、堀木ごときに、相談に行こうなどと本気に思って、ヒラメの家を出たのでは無かったのでした。それは、ただ、わずかでも、つかのまでも、ヒラメ安心させて置きたくて、(その間に自分が、少しでも遠くへ逃げのびていたいという探偵小説的な策略から、そんな置手紙を書いた、というよりは、いや、そんな気持も幽かすかにあったに違いないのですが、それよりも、やはり自分は、いきなりヒラメにショックを与え、彼を混乱当惑させてしまうのが、おそろしかったばかりに、とでも言ったほうが、いくらか正確かも知れません。どうせ、ばれるにきまっているのに、そのとおりに言うのが、おそろしくて、必ず何かしら飾りをつけるのが、自分の哀しい性癖の一つで、それは世間の人が「嘘つき」と呼んで卑しめている性格に似ていながら、しかし、自分自分利益をもたらそうとしてその飾りつけを行った事はほとんど無く、ただ雰囲気ふんいきの興覚めた一変が、窒息するくらいにおそろしくて、後で自分不利益になるという事がわかっていても、れい自分の「必死奉仕」それはたといゆがめられ微弱で、馬鹿らしいものであろうと、その奉仕の気持から、つい一言の飾りつけをしてしまうという場合が多かったような気もするのですが、しかし、この習性もまた、世間所謂「正直者」たちから、大いに乗ぜられるところとなりました)その時、ふっと、記憶の底から浮んで来たままに堀木の住所と姓名を、用箋の端にしたためたまでの事だったのです。

 自分ヒラメの家を出て、新宿まで歩き、懐中の本を売り、そうして、やっぱり途方にくれてしまいました。自分は、皆にあいそがいいかわりに、「友情」というものを、いちども実感した事が無く、堀木のような遊び友達は別として、いっさいの附き合いは、ただ苦痛を覚えるばかりで、その苦痛をもみほぐそうとして懸命にお道化を演じて、かえって、へとへとになり、わずかに知合っているひとの顔を、それに似た顔をさえ、往来などで見掛けても、ぎょっとして、一瞬、めまいするほどの不快な戦慄に襲われる有様で、人に好かれる事は知っていても、人を愛する能力に於おいては欠けているところがあるようでした。(もっとも、自分は、世の中の人間にだって、果して、「愛」の能力があるのかどうか、たいへん疑問に思っています)そのような自分に、所謂親友」など出来る筈は無く、そのうえ自分には、「訪問ヴィジット」の能力さえ無かったのです。他人の家の門は、自分にとって、あの神曲地獄の門以上に薄気味わるく、その門の奥には、おそろしい竜みたいな生臭い奇獣がうごめいている気配を、誇張でなしに、実感せられていたのです。

 誰とも、附き合いが無い。どこへも、訪ねて行けない。

 堀木。

 それこそ、冗談から駒が出た形でした。あの置手紙に、書いたとおりに、自分浅草の堀木をたずねて行く事にしたのです。自分はこれまで、自分のほうから堀木の家をたずねて行った事は、いちども無く、たいてい電報で堀木を自分のほうに呼び寄せていたのですが、いまはその電報料さえ心細く、それに落ちぶれた身のひがみから電報を打っただけでは、堀木は、来てくれぬかも知れぬと考えて、何よりも自分に苦手の「訪問」を決意し、溜息ためいきをついて市電に乗り、自分にとって、この世の中でたった一つの頼みの綱は、あの堀木なのか、と思い知ったら、何か脊筋せすじの寒くなるような凄すさまじい気配に襲われました。

 堀木は、在宅でした。汚い露路の奥の、二階家で、堀木は二階のたった一部屋の六畳を使い、下では、堀木の老父母と、それから若い職人と三人、下駄の鼻緒を縫ったり叩いたりして製造しているのでした。

 堀木は、その日、彼の都会人としての新しい一面を自分に見せてくれました。それは、俗にいうチャッカリ性でした。田舎者自分が、愕然がくぜんと眼をみはったくらいの、冷たく、ずるいエゴイズムでした。自分のように、ただ、とめどなく流れるたちの男では無かったのです。

「お前には、全く呆あきれた。親爺さんから、お許しが出たかね。まだかい

 逃げて来た、とは、言えませんでした。

 自分は、れいに依って、ごまかしました。いまに、すぐ、堀木に気附かれるに違いないのに、ごまかしました。

「それは、どうにかなるさ」

「おい、笑いごとじゃ無いぜ。忠告するけど、馬鹿もこのへんでやめるんだな。おれは、きょうは、用事があるんだがね。この頃、ばかにいそがしいんだ」

用事って、どんな?」

「おい、おい、座蒲団の糸を切らないでくれよ」

 自分は話をしながら、自分の敷いている座蒲団の綴糸とじいとというのか、くくり紐ひもというのか、あの総ふさのような四隅の糸の一つを無意識に指先でもてあそび、ぐいと引っぱったりなどしていたのでした。堀木は、堀木の家の品物なら、座蒲団の糸一本でも惜しいらしく、恥じる色も無く、それこそ、眼に角かどを立てて、自分とがめるのでした。考えてみると、堀木は、これまで自分との附合いに於いて何一つ失ってはいなかったのです。

 堀木の老母が、おしるこを二つお盆に載せて持って来ました。

「あ、これは」

 と堀木は、しんからの孝行息子のように、老母に向って恐縮し、言葉かいも不自然なくらい丁寧に、

すみませんおしるこですか。豪気だなあ。こんな心配は、要らなかったんですよ。用事で、すぐ外出しなけれゃいけないんですから。いいえ、でも、せっかくの御自慢のおしるこを、もったいないいただきます。お前も一つ、どうだい。おふくろが、わざわざ作ってくれたんだ。ああ、こいつあ、うめえや。豪気だなあ」

 と、まんざら芝居でも無いみたいに、ひどく喜び、おいしそうに食べるのです。自分もそれを啜すすりましたが、お湯のにおいがして、そうして、お餅をたべたら、それはお餅でなく、自分にはわからないものでした。決して、その貧しさを軽蔑したのではありません。(自分は、その時それを、不味まずいとは思いませんでしたし、また、老母の心づくしも身にしみました。自分には、貧しさへの恐怖感はあっても、軽蔑感は、無いつもりでいます)あのおしること、それから、そのおしるこを喜ぶ堀木に依って、自分は、都会人のつましい本性、また、内と外をちゃん区別していとなんでいる東京の人の家庭の実体を見せつけられ、内も外も変りなく、ただのべつ幕無しに人間生活から逃げ廻ってばかりいる薄馬鹿自分ひとりだけ完全に取残され、堀木にさえ見捨てられたような気配に、狼狽ろうばいし、おしるこのはげた塗箸ぬりばしをあつかいながら、たまらなく侘わびしい思いをしたという事を、記して置きたいだけなのです。

「わるいけど、おれは、きょうは用事があるんでね」

 堀木は立って、上衣を着ながらそう言い、

「失敬するぜ、わるいけど」

 その時、堀木に女の訪問者があり、自分の身の上も急転しました。

 堀木は、にわかに活気づいて、

「や、すみません。いまね、あなたのほうへお伺いしようと思っていたのですがね、このひとが突然やって来て、いや、かまわないんです。さあ、どうぞ」

 よほど、あわてているらしく、自分自分の敷いている座蒲団をはずして裏がえしにして差し出したのを引ったくって、また裏がえしにして、その女のひとにすすめました。部屋には、堀木の座蒲団の他には、客座蒲団がたった一枚しか無かったのです。

 女のひとは痩やせて、脊の高いひとでした。その座蒲団は傍にのけて、入口ちかくの片隅に坐りました。

 自分は、ぼんやり二人の会話を聞いていました。女は雑誌社のひとのようで、堀木にカットだか、何だかをかねて頼んでいたらしく、それを受取りに来たみたいな具合いでした。

「いそぎますので」

「出来ています。もうとっくに出来ています。これです、どうぞ」

 電報が来ました。

 堀木が、それを読み、上機嫌のその顔がみるみる険悪になり、

「ちぇっ! お前、こりゃ、どうしたんだい」

 ヒラメから電報でした。

「とにかく、すぐに帰ってくれ。おれが、お前を送りとどけるといいんだろうが、おれにはいま、そんなひまは、無えや。家出していながら、その、のんきそうな面つらったら」

「お宅は、どちらなのですか?」

大久保です」

 ふいと答えてしまいました。

「そんなら、社の近くですから

 女は、甲州の生れで二十八歳でした。五つになる女児と、高円寺アパートに住んでいました。夫と死別して、三年になると言っていました。

あなたは、ずいぶん苦労して育って来たみたいなひとね。よく気がきくわ。可哀そうに」

 はじめて、男めかけみたいな生活しました。シヅ子(というのが、その女記者名前でした)が新宿雑誌社に勤めに出たあとは、自分それからシゲ子という五つの女児と二人、おとなしくお留守番という事になりました。それまでは、母の留守には、シゲ子はアパート管理人の部屋で遊んでいたようでしたが、「気のきく」おじさんが遊び相手として現われたので、大いに御機嫌がいい様子でした。

 一週間ほど、ぼんやり自分はそこにいました。アパートの窓のすぐ近くの電線に、奴凧やっこだこが一つひっからまっていて、春のほこり風に吹かれ、破られ、それでもなかなか、しつっこく電線からみついて離れず、何やら首肯うなずいたりなんかしているので、自分はそれを見る度毎に苦笑し、赤面し、夢にさえ見て、うなされました。

お金が、ほしいな」

「……いくら位?」

「たくさん。……金の切れ目が、縁の切れ目、って、本当の事だよ」

「ばからしい。そんな、古くさい、……」

「そう? しかし、君には、わからないんだ。このままでは、僕は、逃げる事になるかも知れない」

「いったい、どっちが貧乏なのよ。そうして、どっちが逃げるのよ。へんねえ」

自分かせいで、そのお金で、お酒、いや、煙草を買いたい。絵だって僕は、堀木なんかより、ずっと上手なつもりなんだ」

 このような時、自分の脳裡におのずから浮びあがって来るものは、あの中学時代に画いた竹一の所謂お化け」の、数枚の自画像でした。失われた傑作。それは、たびたびの引越しの間に、失われてしまっていたのですが、あれだけは、たしかに優れている絵だったような気がするのです。その後、さまざま画いてみても、その思い出の中の逸品には、遠く遠く及ばず、自分はいつも、胸がからっぽになるような、だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした。

 飲み残した一杯のアブサン

 自分は、その永遠に償い難いような喪失感を、こっそりそう形容していました。絵の話が出ると、自分の眼前に、その飲み残した一杯のアブサンがちらついて来て、ああ、あの絵をこのひとに見せてやりたい、そうして、自分の画才を信じさせたい、という焦燥しょうそうにもだえるのでした。

「ふふ、どうだか。あなたは、まじめな顔をして冗談を言うから可愛い

 冗談ではないのだ、本当なんだ、ああ、あの絵を見せてやりたい、と空転の煩悶はんもんをして、ふいと気をかえ、あきらめて、

漫画さ。すくなくとも、漫画なら、堀木よりは、うまいつもりだ」

 その、ごまかしの道化言葉のほうが、かえってまじめに信ぜられました。

「そうね。私も、実は感心していたの。シゲ子にいつもかいてやっている漫画、つい私まで噴き出してしまう。やってみたら、どう? 私の社の編輯長へんしゅうちょうに、たのんでみてあげてもいいわ」

 その社では、子供相手のあまり名前を知られていない月刊雑誌を発行していたのでした。

 ……あなたを見ると、たいていの女のひとは、何かしてあげたくて、たまらなくなる。……いつも、おどおどしていて、それでいて、滑稽家なんだもの。……時たま、ひとりで、ひどく沈んでいるけれども、そのさまが、いっそう女のひとの心を、かゆがらせる。

 シヅ子に、そのほかさまざまの事を言われて、おだてられても、それが即すなわち男めかけのけがらわしい特質なのだ、と思えば、それこそいよいよ「沈む」ばかりで、一向に元気が出ず、女よりは金、とにかくシヅ子からのがれて自活したいとひそかに念じ、工夫しているものの、かえってだんだんシヅ子にたよらなければならぬ破目になって、家出の後仕末やら何やら、ほとんど全部、この男まさりの甲州女の世話を受け、いっそう自分は、シヅ子に対し、所謂「おどおど」しなければならぬ結果になったのでした。

 シヅ子の取計らいで、ヒラメ、堀木、それにシヅ子、三人の会談が成立して、自分は、故郷から全く絶縁せられ、そうしてシヅ子と「天下晴れて」同棲どうせいという事になり、これまた、シヅ子の奔走のおかげで自分漫画も案外お金になって、自分はそのお金で、お酒も、煙草も買いましたが、自分の心細さ、うっとうしさは、いよいよつのるばかりなのでした。それこそ「沈み」に「沈み」切って、シヅ子の雑誌の毎月の連載漫画「キンタさんとオタさんの冒険」を画いていると、ふいと故郷の家が思い出され、あまりの侘びしさに、ペンが動かなくなり、うつむいて涙をこぼした事もありました。

 そういう時の自分にとって、幽かな救いは、シゲ子でした。シゲ子は、その頃になって自分の事を、何もこだわらずに「お父ちゃん」と呼んでいました。

「お父ちゃん。お祈りをすると、神様が、何でも下さるって、ほんとう?」

 自分こそ、そのお祈りをしたいと思いました。

 ああ、われに冷き意志を与え給え。われに、「人間」の本質を知らしめ給え。人が人を押しのけても、罪ならずや。われに、怒りのマスクを与え給え。

「うん、そう。シゲちゃんには何でも下さるだろうけれども、お父ちゃんには、駄目かも知れない」

 自分は神にさえ、おびえていました。神の愛は信ぜられず、神の罰だけを信じているのでした。信仰。それは、ただ神の笞むちを受けるために、うなだれ審判の台に向う事のような気がしているのでした。地獄は信ぜられても、天国存在は、どうしても信ぜられなかったのです。

「どうして、ダメなの?」

「親の言いつけに、そむいたから」

「そう? お父ちゃんはとてもいいひとだって、みんな言うけどな」

 それは、だましているからだ、このアパートの人たち皆に、自分好意を示されているのは、自分も知っている、しかし、自分は、どれほど皆を恐怖しているか、恐怖すればするほど好かれ、そうして、こちらは好かれると好かれるほど恐怖し、皆から離れて行かねばならぬ、この不幸な病癖を、シゲ子に説明して聞かせるのは、至難の事でした。

シゲちゃんは、いったい、神様に何をおねだりしたいの?」

 自分は、何気無さそうに話頭を転じました。

シゲ子はね、シゲ子の本当のお父ちゃんがほしいの」

 ぎょっとして、くらくら目まいしました。敵。自分シゲ子の敵なのか、シゲ子が自分の敵なのか、とにかく、ここにも自分をおびやかすおそろしい大人がいたのだ、他人、不可解な他人秘密だらけの他人シゲ子の顔が、にわかにそのように見えて来ました。

 シゲ子だけは、と思っていたのに、やはり、この者も、あの「不意に虻あぶを叩き殺す牛のしっぽ」を持っていたのでした。自分は、それ以来、シゲ子にさえおどおどしなければならなくなりました。

色魔しきま! いるかい?」

 堀木が、また自分のところへたずねて来るようになっていたのです。あの家出の日に、あれほど自分を淋しくさせた男なのに、それでも自分拒否できず、幽かに笑って迎えるのでした。

「お前の漫画は、なかなか人気が出ているそうじゃないかアマチュアには、こわいもの知らずの糞度胸くそどきょうがあるからかなわねえ。しかし、油断するなよ。デッサンが、ちっともなってやしないんだから

 お師匠みたいな態度をさえ示すのです。自分のあの「お化け」の絵を、こいつに見せたら、どんな顔をするだろう、とれいの空転の身悶みもだえをしながら、

「それを言ってくれるな。ぎゃっという悲鳴が出る」

 堀木は、いよいよ得意そうに、

世渡りの才能だけでは、いつかは、ボロが出るからな」

 世渡りの才能。……自分には、ほんとうに苦笑の他はありませんでした。自分に、世渡りの才能! しかし、自分のように人間をおそれ、避け、ごまかしているのは、れいの俗諺ぞくげんの「さわらぬ神にたたりなし」とかい怜悧れい狡猾こうかつの処生訓を遵奉しているのと、同じ形だ、という事になるのでしょうか。ああ、人間は、お互い何も相手をわからない、まるっきり間違って見ていながら、無二の親友のつもりでいて、一生、それに気附かず、相手死ねば、泣いて弔詞なんかを読んでいるのではないでしょうか。

 堀木は、何せ、(それはシヅ子に押してたのまれてしぶしぶ引受けたに違いないのですが)自分家出の後仕末に立ち合ったひとなので、まるでもう、自分の更生の大恩人か、月下氷人のように振舞い、もっともらしい顔をして自分にお説教めいた事を言ったり、また、深夜、酔っぱらって訪問して泊ったり、また、五円(きまって五円でした)借りて行ったりするのでした。

しかし、お前の、女道楽もこのへんでよすんだね。これ以上は、世間が、ゆるさないからな」

 世間とは、いったい、何の事でしょう。人間複数でしょうか。どこに、その世間というもの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし、堀木にそう言われて、ふと、

世間というのは、君じゃないか

 という言葉が、舌の先まで出かかって、堀木を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。

(それは世間が、ゆるさない)

世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)

(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)

世間じゃない。あなたでしょう?)

(いまに世間から葬られる)

世間じゃない。葬むるのは、あなたでしょう?)

 汝なんじは、汝個人のおそろしさ、怪奇悪辣あくらつ、古狸ふるだぬき性、妖婆ようば性を知れ! などと、さまざまの言葉が胸中に去来したのですが、自分は、ただ顔の汗をハンケチで拭いて、

「冷汗ひやあせ、冷汗」

 と言って笑っただけでした。

 けれども、その時以来、自分は、(世間とは個人じゃないか)という、思想めいたものを持つようになったのです。

 そうして、世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから自分は、いままでよりは多少、自分意志で動く事が出来るようになりました。シヅ子の言葉を借りて言えば、自分は少しわがままになり、おどおどしなくなりました。また、堀木の言葉を借りて言えば、へんにケチになりました。また、シゲ子の言葉を借りて言えば、あまりシゲ子を可愛がらなくなりました。

 無口で、笑わず毎日々々、シゲ子のおもりをしながら、「キンタさんとオタさんの冒険」やら、またノンキなトウサン歴然たる亜流の「ノンキ和尚おしょう」やら、また、「セッカピンチャン」という自分ながらわけのわからぬヤケクソの題の連載漫画やらを、各社の御注文(ぽつりぽつり、シヅ子の社の他からも注文が来るようになっていましたが、すべてそれは、シヅ子の社よりも、もっと下品な謂わば三流出版社からの注文ばかりでした)に応じ、実に実に陰鬱な気持で、のろのろと、(自分の画の運筆は、非常におそいほうでした)いまはただ、酒代がほしいばかりに画いて、そうして、シヅ子が社から帰るとそれと交代にぷいと外へ出て、高円寺の駅近くの屋台スタンド・バアで安くて強い酒を飲み、少し陽気になってアパートへ帰り、

「見れば見るほど、へんな顔をしているねえ、お前は。ノンキ和尚の顔は、実は、お前の寝顔からヒントを得たのだ」

あなたの寝顔だって、ずいぶんお老けになりましてよ。四十男みたい」

「お前のせいだ。吸い取られたんだ。水の流れと、人の身はあサ。何をくよくよ川端やなあぎいサ」

「騒がないで、早くおやすみなさいよ。それとも、ごはんをあがりますか?」

 落ちついていて、まるで相手しません。

「酒なら飲むがね。水の流れと、人の身はあサ。人の流れと、いや、水の流れえと、水の身はあサ」

 唄いながら、シヅ子に衣服をぬがせられ、シヅ子の胸に自分の額を押しつけて眠ってしまう、それが自分日常でした。

してその翌日あくるひも同じ事を繰返して、

昨日きのうに異かわらぬ慣例しきたりに従えばよい。

即ち荒っぽい大きな歓楽よろこびを避よけてさえいれば、

自然また大きな悲哀かなしみもやって来こないのだ。

ゆくてを塞ふさぐ邪魔な石を

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