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「売春防止法」を含む日記RSS

はてなキーワード:売春防止法とは

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2025-11-16

買春刑事罰化について誤解している人が多すぎる件

高市早苗買春刑事罰化について検討すると表明した件が話題になっているが、問題を正確に理解していない人が多すぎる

もっと典型的な反応は、はてなブックマークなどでもよく見られるものであるが、「売る方が捕まるのに買う方が捕まらないのはおかしい(から賛成)」というものだろう。

これは大久保公園などで立ちんぼ行為を行っている側のみが警察検挙対象となり、客待ち客引き行為に応じた側が検挙対象とならないことを指しているものと思われるが、これらの立ちんぼ行為検挙され罰せられるのは、売春防止法の第五条において、公衆面前公共の場所で勧誘や付きまとい行為をすることが刑事罰化されているからであって、売買春のもの理由ではない。

罰せられているのは立ちんぼ行為であり、売買春それ自体違法ではあるもの罰則はないため、立ちんぼ行為に応じる側が検挙処罰対象にならないというだけである法律自体には性別区別はなく、(実際に立ちんぼ行為を行うのは女性が圧倒的に多くまた売春防止法違法とするのは性交のみとはいえ)それ自体価値中立的法律である

他方、高市が実際に検討しようとしているのは、いわゆる「北欧モデル」に則って、買春行為それ自体刑事罰化して取り締まるというアイディアであると考えられ、この場合売春行為現行法同様、違法ではあるが罰則はないままとなり、他方買春行為のみ刑事罰化され罰せられることになる。つまりその意味で「買う側のみ罰する」非対称性肯定するアプローチなのだ。なお、このようなアプローチは立憲の塩村などによって「国際基準」などと喧伝されるが、アムネスティによる勧告などを見てもわかるように、およそ国際基準とは言い難い(たとえばニュージーランド2003年売買春を非犯罪化している)。

また買春刑事罰化の検討最近ニュースにもなった12歳のフィリピン人少女人身売買事件と結びつける向きもあるが、端的にこれはまったく無関係である児童買春に関する罰則は既にあるし、そもそも同意年齢未満である以上、(その構成要件を満たす行為を行っていたのであれば)より刑罰の重い不同意わいせつ不同意性交等罪によって買春者は処断されるからだ。

■で、実際に買春刑事罰化したらどうなるの?

立ちんぼを行う側が警察によって検挙され、それに応じる側が検挙されないのがおかしい(確かにそこには非対称な関係があるようにみえる)というのなら、立ちんぼ、すなわち街頭での客待ち客引き行為に応じる行為ピンポイントで罰すればよく、その点で何も問題はないようにみえる。実際、仮に法改正がその水準にとどまるなら、立ちんぼ行為が今よりも少なくなるぐらいで、日本性風俗景色が大きく変わることはないだろう。

しかし、仮に改正買春行為自体刑事罰化するものであるなら、その余波は相当に大きくなるはずである

まず、問題を整理しておくと、売春防止法において現に禁止されている「売春」とは「性交」のことであり、「性交」とは刑法上、膣性交のことを指す。つまりフェラや素股、また肛門性交のような膣性交以外の性交類似行為は「売春」ではなく、売春防止法上、これらの行為違法ではない。これが本番行為(膣性交)を行うソープと違って、本番行為禁止されているデリヘルのような一部の性風俗業が売春防止法による摘発対象とされない理由である

とはいえ現にソープランドは繁盛しているではないかと言われるだろうが、ソープランドがその存在をいちおう許容されているのは、ソープランドの施設管理者等が自身はたんに浴場施設提供しているだけであり、そこでの顧客行為については認知しないという建前によって、場の提供や周旋を禁ずる法の抜け穴を衝いているからとされる。もっともこのような建前が常に通用するかといえばそんなことはなく、警察の匙加減ひとつ摘発が行われ、現に最近女性へ高額の貸付を行うホストクラブの背後にソープへの斡旋を行うスカウトなどがいるとの見立てから売春防止法に基づく施設管理者等の摘発が行われている。

ソープについては、そこで行われている性行は当事者間の「自由恋愛」の結果の行為であり、対償を受ける目的で行われる売春ではないか合法なのだとの主張もある。ソープ店に支払われる料金はあくまで「入浴代」であり、性交の対償ではないという理屈であるもっとも、摘発が現に行われている以上、警察としてはそこで他でもない売春が行われていると認識しているのだと考えるべきだろう。ソープ嬢とそのサービス利用者検挙され処罰されないのは、売春防止法売買春行為自体罰則を付していないからにすぎない。法改正過程でもそうしたエクスキューズがそのまま是認されるとはおよそ考えがたく、論理的必然としてソープにおける本番行為違法であり処罰対象であるとの判断が導かれることになる。

むろん、ソープにおける本番行為刑事罰として罰せられるようになったからといって、あくまで本番行為は行われていないという建前があるため、ただちにソープランドの利用客が警察検挙に遭うといったことはないかもしれない。もっとも、事実として本番行為が行われている以上、ソープ利用客は犯罪者としていつでも処罰を受けるリスクを負うことになり、そのリスクを嫌う利用客がソープを利用しなくなることで、業としてのソープ廃業に追い込まれ可能性も十分考えられる。

なお、上述したように、たとえ買春行為刑事罰化したとしても、売春行為を膣性交のみに限定する現状の売春防止法定義を維持するなら、デリヘルなど本番行為を行わない性風俗産業は依然として存続しつづけることになる。もっとも、そのような定義おかしいという批判は既になされており、売春定義性交類似行為を含むもの改正することも考えられる。その場合デリヘルなど性交類似行為を業とする風俗店ソープ同様の帰結を辿ることになる。

またさら付言しておくと、現行の売春防止法の枠組みではAV合法とされる(少なくともそのような説が有力とされる)。売春防止法禁止する売春定義は「対償を受け、又は受ける約束で、不特定相手方性交すること」であり、AVはこの対償と不特定という構成要件性質を満たさないとされるためであるが(AV女優・男優はあらかじめ特定された任意個人性交し、性交それ自体ではなく「演技」を理由にその対償を受け取る)、法改正過程ではこの解釈についても問題となる可能性が高い。

■要するに

以上、ざっと日本性風俗産業買春行為刑事罰化することの関係を述べてきたが、当然こういった業としての売買春だけでなく、パパ活のような個人間の売買春においても問題は大きい。売春防止法においては、上述した不特定性の要件から愛人のような継続的関係性のある特定相手方生活費等を与えつつ性交をすることは違法ではないとされるが、果たしてそれ自体の扱いもさることながら、パパ活との線引はどう行うのか。刑罰化するとなれば、曲がりなりにも国家権力による強制力対象となり、刑法自由保証機能観点から構成要件の厳格な具体化が求められ、その作業が困難となることは想像に難くない。

要するに、日本性風俗に関する規範は、さまざまな法律とその(アクロバティックな)解釈を積み重ねた、デリケートガラス細工のような姿をしている。改正するにしても、たんに立ちんぼに群がる汚いおっさん処罰したいのか、それともソープを無くしたいのか、デリヘルAVも含めて性に関わる産業をすべて無くしたいのか、パパ活絶対に許さないのか、とりうる目標によって法改正の内容は大きく変わってくる。

そしてここには自明ことながら、自分身体をどう処分するかについて国家にどこまで介入する権利を与えるのかという、政治哲学上のリベラリズムの大問題が介在してくることになるのだ。また、刑罰化されたのちに実際のセックスワーカーたちの処遇がどうなるのか(理念とは逆にその職業は根絶されず状況は悪化するのではないか)、という帰結主義的な観点からも慎重な検討必要となる。

売春防止法改正を支持するなら、以上のことについていちおうの見解を持っておくべきであろう。

Permalink |記事への反応(0) | 16:35

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2025-11-13

anond:20251113100149

不同意性交等罪というものがありまして、

増田さんのいうのは性交等の等に含まれます

性交性交等は違います

売春防止法が、性交禁止するのか、性交等を禁止するのかが分かれ目になると思います

もちろんそれは、理解した上で法律を定めているので。

Permalink |記事への反応(0) | 10:07

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性器挿入だけが性交渉なのか?

日本では一定の条件を満たす性風俗業は合法です。

ただし、売春行為性交渉を伴う対価の提供)は違法とされています

売春防止法では性交渉を対価として提供する行為は、個人間の合意があっても違法とされます

売春勧誘、周旋、場所提供なども処罰対象です。

では性交渉とは何かというと性器の挿入(膣性交)なのです。

オーラセックスアナルセックスは、法的には「性交渉」に含まれないとされる場合が多く、摘発対象とはならないことがあります

そのため、男性同士でのアナルセックスによる買売春売春防止法適用されません。

これは異性愛男性中心の視点に偏っており、世界的にも遅れた判断基準です。

性交=膣性交」という定義は、異性愛男性中心的な視点に基づいており、女性の性の多様性性的少数者現実無視しています

法制度が性的行為多様性対応していないことは、人権保護観点から見直しが求められる重要課題です。

性交渉性器挿入を意味するという貧しい思考は、性的表現性交渉貧困にし、特に男性の半数が特定パートナー外との性交渉金銭において売買する日本では、通常の男女の性的関係にも悪影響を及ぼします。

性の定義男性中心から脱却し、より包括的・対等なものにすべきでしょう。

Permalink |記事への反応(2) | 10:01

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2025-11-12

禁酒法売春防止法も同じだと思う

全部禁止したら地下に潜るんだよ。

世界最古の職業といわれる売春が、法規制したら全部なくなるとは思えない。厳しく取り締まれば表向きは無いように見えるかもしれないが、無くなることはないと思っている。

禁酒法時代アメリカで、非合法なもぐり酒場で大儲けしたのは、アル・カポネ代表されるマフィアだったが、中には粗悪な酒を出す店も多数あったらしい。売春も、非合法になれば(本来売春防止法のある本邦で非合法くそもないのだが)そこで働く女性は今よりもっとひどい環境になるだろう。

売買春がなくなればいいってのはまあその通りなんだが、そうなってる(それに近い)国がどんな感じかというと、まああんまりいいとも思えないのよね。日本にはAVエロ漫画市場結構あるので、そこで満たす人がいるか売春規制してもワンチャンいけるかもだけど。

Permalink |記事への反応(3) | 22:23

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anond:20251111222428

しょっちゅう立ちんぼ捕まってるのに何いってんだはお前じゃー!

売春防止法でも迷惑防止条例でも捕まえ放題なのに警察普段忖度してるだけ

Permalink |記事への反応(1) | 20:44

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anond:20251112151549

売春防止法では売春買春違法です

Permalink |記事への反応(0) | 15:16

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2025-09-17

anond:20250917121641

性的搾取弱者たる女性を守るためにつくられた概念

具体的に言うと売春防止法女性側のみ罰されることへの抵抗運動から広まった

金銭を介さな関係 未成年 男性 写真 マンガ アニメ と拡大してきたが

勝手に成年を除くのは本末転倒

Permalink |記事への反応(0) | 18:26

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2025-08-08

anond:20250808152539

売春防止法第3条は「何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。」と規定しており、売春行為買春行為の両方を禁止しています

Permalink |記事への反応(0) | 15:29

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2025-08-02

AV女優が着たドレスが「嫌だ」と言ったら叩かれた。それ差別なの?

SNSで「このドレス、元AV女優が着てたかちょっと嫌」と言った投稿が、「職業差別だ」と激しい批判さらされている件。

 

もちろん、SNSという場で発言すれば、反応があるのは当然です。

思慮が足りなかったかもしれないですし、感情的だったかもしれない。それでも、それが本当に「差別」だったのでしょうか?

 

投稿内容を見ると、実際は次のようなものでした

 

国内の後撮りで着ようと思ってたドレスAV女優イベントで着てて最悪。このドレスとあるスタジオオリジナル衣装からここでしか着られないし、本当に楽しみにしてたから靴とか小物自分で揃えてコンセプトも練ってたのに。AV女優に貸すって知ってたら契約しなかったんだけど〜どうしよ。 」

この投稿がここまで強い批判さらされるほど、問題のある内容だったのでしょうか?

私は、そこまで強い批判を受けるような内容には思えないと考えています

 

この違和感から、いくつかの論点を考えてみたく以下に列記します。

 

 

■「嫌」と感じることすら許されないのか?

消費者が、ある商品に対して嫌悪感を抱くこと、それ自体はごく自然なことではないでしょうか。たとえば、ある芸能人インフルエンサーが着用しているブランド商品を「嫌だ」と思う人は少なくありません。むしろ広告プロモーションというのは、その“誰が着ているか”を含めてブランドイメージ形成しているわけです。

 

それを「元AV女優が着ていたから嫌だ」と感じた途端、「職業差別だ」と糾弾するという構図は、少し違和感があります。なぜAV女優けが感情的忌避を表明された瞬間に「差別」という言葉封殺されなければならないのでしょうか。

 

■「AV売春」とは言えない。でも構造無視しすぎていないか

根本的な論点として、「AV売春ではないのか?」という論点があります

AV出演そのものは建前上は合法労働です。売春防止法に違反しているとは言えません。

芸能」や「演技」の名の下で、売春ではないと形式的には整理されています

ただし、形式上は「撮影」であっても、AVの多くが実際の性行為を含む撮影であり、実際には金銭を受け取りながら性行為をしており、「買春構造」に近いし、実質的には売春に類する営みと見なされても仕方がない部分があります

 

もちろん法的には、売春防止法の抜け道を通して成立している業界ですが、その建前と実態乖離違和感を持つ人がいるのは自然なことではないでしょうか。

 

AV売春だ」と断定するものではなくとも、あくま倫理的構造的に“買春に似た側面がある”と感じる消費者がいたとして、それは法的な誤解ではなく、価値観感受性問題として理解されるべきではないでしょうか。

そこに忌避感を持つのは「職業差別」ではなく「違法行為に対する嫌悪」とも言えるかと思います

 

パチンコ三店方式自由恋愛スキームと同じ構図

合法とされているが実態はグレー」という構図は他にもあります

 

たとえば、パチンコ三店方式は、景品を第三者が買い取るという建前でギャンブル性を隠しています

また、風俗業界では「入浴介助」「自由恋愛」などと称して実質的売春に近い行為が行われるケースがある。

 

形式を整えさえすれば実態は問われない――というロジックが成立している分野において、その実態に着目して拒否感を示す人々の感覚を「差別」と決めつけてよいのでしょうか。

 

純粋まっすぐな純情君かよ、世の中そんな綺麗事で成り立ってないよ~」という向きもあるだろうが、だったらなおのことグレーを忌避する毀誉褒貶

殊更に「職業差別女」とあげつらうのは何なんだよとなると思うが、いかがかなと。

 

 

職業差別日本で法的に「反社会的勢力」として存在する

そもそも職業差別は許されない」は、正論に見えて実際には例外があることを失念してないか

 

暴力団排除条例では、反社会的勢力関係のある職業個人契約から除外される。これは法的に正当な「職業差別」だといえる。

この暴力団排除条例は、暴力団関係であることを理由に、銀行口座の開設、保険契約不動産賃貸結婚式場の利用まで制限できる。これはれっきとした「職業属性による差別的取扱い」だが、社会的には正当化されている。

 

そして現実には、風俗AV業界も、過去には反社との結びつきが問題視された歴史がある。

業界の大多数の人がそうではないとしても、かつ、現時点では業界健全に努めようとしているとしても、かつて「関係があるかもしれない業界だった」と思って忌避することを、一律に「差別」と決めつけるのは、あまり乱暴ではないか

まだ払拭しきれていないそれらの背景をもったイメージによって反社と同様に警戒や忌避されるのは、他のブランドイメージ嫌悪とは一線を画す部分もある。

 

まあ、何にしろ現在日本基本的人権すら制限反社に対して架す職業差別合法という犠牲の上に築かれている安寧があるという状況をみんな忘れて議論するなよ、と。

 

AV出演者の子どもが差別はされてはならないとおもうけど、現状だと反社はその子もも差別的な扱いの犠牲に巻き込まれているのだから

今回「職業差別」だと言う言葉批判する側の発言した人は、忌避感表明程度で強い言葉を使うなよ、とも思う。

現在日本には法的に規定されたガチ職業差別憲法第14条「法の下の平等」との関係問題視している考えだってあるんだぞって。

職業差別ゆるさんと吐いた人は、暴対法暴力団排除条例どうおもってるのかな。

 

売春する側を忌避ことは職業差別にあたるのか?

近年、「売春する側を責めるのは職業差別」という意見も出てきている。

しか経済的理由選択せざるを得なかった人もいるだろう。

しかし、違法行為である売春を、“職業として肯定すべき”とまで主張することには疑問が残る。現在日本には公娼制度はないのだから

 

私は男性で、買春行為に手を染めたこともないし、それは避けてきた。

その立場から見ると、法的には売春行為は明確に禁止されているにもかかわらず形式を整えて実態正当化する人などが、忌避されてるので「職業差別だ」と反論しているのだとすると、その構図には違和感がある。

違法性のある行為に対する批判すら封じようとする」主張になってないか

 

ある特定信条からすると蔑まれ行為を行った人への社会的批判忌避感情は、差別とは別次元倫理的・法的なフィードバックだと考える。AV出演者の子が「親の因果が子に報い」的な蔑視を受けるなら差別だけど、本人の責任ある行為の結果で第3者に好悪の感情をもたれるのは

一定社会人としたのこれまで歩んだ道の評価でしょ、と。

 

とはいえ建前であれ適法運用されており、かつ、法的な反社組織と何ら関係のない人が職業門地によって、銀行口座の開設、保険契約不動産賃貸結婚式場利用制限とかが起きそうになっているならそれは明確に阻止する側でありたい。

 

 

職業としてのAV出演を隠して一般社会人として活動している状況で、過去を暴かれて叩かれるのは問題があると思う。

AV出演歴を隠さず、同一名義でキャリア継続するのは勇気のあることだと思う。

隠してないのはある意味ではとても誠実かもしれない。

 

例えば、声優エロアニメに出るときに別名義を使ったり、漫画家エロ同人を別ペンネームで出すことも、「見られたくない、でも仕事としてやった」ことを社会がある程度容認してきた例だと思う。

 

一方で、同一名義で堂々とAV出演歴を公開し続けるなら、過去仕事によって起用された商品作品に対して生まれたその人物の“イメージ”で忌避されるのも、ひとつ社会的反応であり、それをただちに差別だ」と糾弾するのは、やはり無理があると思うよ。

AV女優が同一名義で芸能モデル業に進出し、過去仕事を隠していない場合なのだから、それを理由消費者側が忌避することは「職業差別」ではなく、パブリックイメージの受け止め方の違いとして普通にありうる。

 

抱かれたくない芸人とかで、ある意味お笑い要素に本人達がしているから許されているかのような印象をもっているかもしれないが、芸人特定ブランドを愛用しているとかに対して心ない発言はこれまでよく見たはず。それを「芸人に対する職業差別だ」とか批判したことないでしょ。

 

芸能表現者として過去活動現在活動が地続きである以上、「ブランド全体」として評価されるのは避けられない。

からといってその人の人格まで否定するのは行き過ぎだが、関連した商品が「選ばれないこと」まで否定するのは、やや一方的に思える。

 

消費者忌避感を持つのは当然の自由だし「(元)AV女優モデルに使われた」という情報を知って、その商品距離を置く。

それは“職業”を理由差別しているというより、過去の出演歴が与えるイメージによって「自分が身につけるには合わない」と判断しているだけだとおもう。

 

たとえば「ジャニーズ(旧ジャニタレントCMに出ていたから不買する」という行動や、「インフルエンサーが紹介してると逆に買いたくなくなる」といった反応だってある。

これを「職業差別だ」と言う人はいない。

 

では、なぜAV女優の起用だけが“聖域化”されているのか?

 

■「それは職業差別だ」と言えば、どんな違和感も封じ込められる――

そんな風潮が広がっているように見えてならない。

 

でも本当にそうだろうか?

 

ジャニー喜多川の件で、忌避されるのは事務所のものだった。広告タレントを起用すること自体批判対象にもなった。

芸人が出ているだけで「買いたくない」と思われることもある。タレントインフルエンサーが身に着けている商品に「ステマだ」「信用できない」と不信感を持たれることもある。

 

それでも誰も「芸人差別だ」「インフルエンサー差別だ」とは言われていない。

 

実際、最近オープンしたテーマパーク「ジャングリア」でも、インフルエンサーによるPRや発信が議論を呼んでいる。

彼らの投稿嫌悪感を抱いた人は批判的なコメントしている。しかし、その際「インフルエンサー批判するのは職業差別だ」といった声はほとんど見なかった。

 

感情に基づく忌避や好感は、どの職業にも付きまとう。特に芸能表現者として舞台でやっていく場合は、消費者への好悪の感情ブランディング資するBtoB商品でもあるのを理解して表にでているのだから

それらを“ブランディング”としてどう受け止めるかは企業消費者自由であり、「嫌」という感情のものまで規制しようとする空気は、むしろ自由社会”とは言えないのではないか

 

それなのに、AV女優だけを「特別扱い」して、少しでも違和感を示しただけで「差別だ」と決めつけるのは、公正な姿勢と言えるのだろうか?

それは“平等”ではなく、“過剰な規制”ではないのかな、と。

 

 

■「表現の自由」と「批判されない自由」は別の話

最近では、表現規制についてもクレジットカード決済会社が「性的」「暴力的」「フェティッシュ」なコンテンツへの決済を一律に禁止しようとする動きが問題になっていて、多くの人が反対していると思う。

 

私は、表現の場は確保されるべきだと考えています

 

ただし、その表現内容が社会からどう見られるか、という評価毀誉褒貶)まで「規制だ!差別だ!」と主張するのは違う。

表現した以上は、批評批判されることは避けられない。批判が来たら再反論すればいい話で、それは健全言論空間のあり方の一部だと思う。

 

批判された=規制された」「不快に思われた=差別された」という論法は、言論空間をかえって狭めてしまうのではないでしょうか。

 

嫌悪感情はAVに限らないし、なぜこのケースだけ「差別」なのか?は明確に批判者側が自省して向き合うべきだと思う。

この「嫌だ」投稿差別だと断じる人たちは、AVというカテゴリにだけ特別保護を与えようとしていないでしょうか。

 

結局、芸人でも、インフルエンサーでも、タレントでも、商品ブランドを「誰が着たか」「誰が使ったか」で好悪を判断するのは消費者自由です。AV女優という存在に限ってその“好悪”の表明を封じようとするのは、むしろ自然ではないでしょうか。

 

発言を「差別」のレッテルで封じる風潮こそ危ういと思います

ジャニー喜多川問題のように、過去問題のある人物と結びついた企業ブランドを避けるという行為は、フジテレビを例に出さずとも、今や一般的になっています広告に誰を使うか、商品に誰を起用するか、広告媒体側の評価、というのは消費者の印象形成に大きく関わるものです。

 

それに対して「嫌だ」と感じた人が、それを素直に言葉にしたとき職業差別という重いレッテルを貼って糾弾するやり方は、本当に健全議論なのでしょうか。

 

表現者には表現の自由があるように、消費者にも感情価値観を持つ自由があります感情違和感があったとき、それを表明することが即座に「差別だ」と決めつけられる空気は、言論空間の萎縮に繋がると感じます

 

表現規制を過剰に求めたフェミおかしいとか言っていた人が、今回の件では同じような行動をとってトレースしてないか

ジャニー喜多川問題の時に暴れたジャニオタを嗤っていた人が、「職業差別だ~」で同じような行動に陥ってないか

 

 

差別という強い言葉を乱用しない

「嫌だ」と感じた個人感情をすぐに「差別だ」と糾弾するのは、本当に守るべき“差別されている人”への関心すら薄める危険があるとおもう。

 

個人感情には多様性があり、その中には好みも忌避もある。

それを「思ってもいいけど、言ったらアウト」と言う社会理想だろうか?

 

差別とは、もっと構造的で、もっと暴力的で、もっと絶望的なもののはずだ。

 

内心の自由とそれを発言することは分けて考えろとか、言ってる向きの人は、クレカ表現の自由規制問題になんてコメントしてるの?

職業差別女って強い言葉レッテル貼って発言者を潰せれば、表現規制が達成できれば満足なのか?

 

 

■余談

職業の貴賎はあるとおもうよ

医療介護福祉系の家族・親類が多いなか、いわゆるエンタメ系の業界で働いてるから思うけど

やっぱり、エッセンシャルワーカーの方が偉い職種だと思うよ

 

エンタメなんて別に存在しなくても人の生活は成り立つし。

 

それでもエンタメの笑いや感動が勇気希望を与えるんですって思うのは良いし、それでプライドを保つの勝手だけど、エッセンシャルワーカーの人らに劣らず偉いんですって思ってるならダサいし、恥ずかしいからってだけ思う。

面白いと思ってもらったら勝ちとか、笑わせたら勝ちとか、歌や演技で感動を起こせればそれでいいとか

ある意味そういう別ルールゲームじゃん。

社会的地位をもとめるのは基本的人権とか自分家族プライバシー必要最小限で守られてればよくない?

差別ってそういう領域まで踏み込んでくるものであって、人権確保された上での毀誉褒貶はつらいけどあるよね。社会人なんだし。

 

あと、職種自体が偉くたって、その中にはクズい人もいるし、Permalink |記事への反応(4) | 20:33

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anond:20250802162702

自分も疑問

産業として成立してしまっている」「労働に対し賃金が支払われている」という意味では職業なんだろう

 

でもソープランドを「たまたま風呂ベッドつきの個室で出会ってすぐの自由恋愛です」というタテマエを作ってお目こぼしされてるのと同じで、

AV女優売春防止法におもいきり引っかかるけど可愛い女のセックスを見て楽しみたいおと…大人の都合で見て見ぬふりをされている、

そういうもんじゃないのかという疑問がある

Permalink |記事への反応(0) | 16:33

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2025-07-20

anond:20250720095858

ちゃんと読めよゴミムシ

罰則がないだけで犯罪行為だろ死ね犯罪者

金品の受け渡しを条件に性行為をする売春買春行為について、日本では「売春防止法」という法律で取り締まられています

Permalink |記事への反応(1) | 10:03

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2025-05-19

最近犯罪者ってビジネスモデルの構築上手だよな

5日でおよそ45人、10日で100人-。高校生だった少女2人が見知らぬ土地で強いられた売春相手の人数だ。大阪府警売春防止法違反容疑などで男3人を逮捕東北北陸を車で連れ回し、女子高生が「帰りたい」と訴えても過酷環境売春を続けさせた。捜査で明らかになったのは出会い系サイトを通じて綿密にスケジュールを組み、短期的に利益をあげる巧妙な手口だった。

 

大阪グリコの下で言葉巧みにJK2名を誘い込み、出会い系サイトでがっちりスケジュールを組んで

ラブホテル、移動中の車内でプレイをさせ集金、深夜に次の町へ移動

2人のうち1人は東北6県と新潟県を次々と車で移動して10日間で約100人、もう1人も北陸を回って5日間で約45人の相手をさせられた。

1日平均9~10人(しかもおそらくタイマン)でスケジュール組むの相当大変だよ

俺も営業職やってたけど近い地域でまとめて対応するでも7件以上回ったら

そうとう頑張ったわ~今日は!ってかんじだったもん

JK達には「(たぶん月)100万は余裕」って言ってさそいこんだらしいけど、

1日10件取らせる予定だったらそりゃ100万は余裕だろうよ

スケジュールなすのに忙しすぎて飯は1日1食しか食えなかったらしい

Permalink |記事への反応(2) | 09:33

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2025-05-18

anond:20250518150111

Q.

買春を行った人間悪人だと断ずるのは間違いですよね?

A.

買春を行った人間を「悪人」だと断じることの是非については、様々な意見があり、一概に「間違いである」または「間違いではない」と断言することは難しい問題です。なぜなら、その判断個人倫理観社会的規範、そして法律的観点など、多くの要因に左右されるからです。***「悪人だと断じるのは間違い」と考える立場からの主な論点としては、以下のようなものが挙げられます。**** **個人自由自己決定:** 成人同士の合意に基づく行為であれば、他者道徳的善悪一方的判断すべきではないという考え方。** **社会構造経済的事情:**売春に至る背景には、貧困や機会の不均等といった社会的問題が潜んでいる場合があり、個人資質だけに責任を帰するのは短絡的であるという指摘。** **需要供給:**買春という行為存在するのは、それに対する需要があるからであり、需要側だけを一方的断罪するのは公平性に欠けるという見方。** **法律との関係:**買春合法とされている国や地域もあり、法に触れない行為「悪」と断じることへの疑問。***一方で、「悪人だと断じても間違いではない」あるいは「問題のある行為だ」と考える立場からの主な論点としては、以下のようなものが挙げられます。**** **搾取人権侵害可能性:**売春は、弱い立場にある人々(特に女性子ども)の搾取人身売買につながる危険性をはらんでおり、人権侵害であるという考え方。** **性的対象化:** 人を性的対象としてのみ捉え、金銭で買うという行為は、人間尊厳を傷つけるという倫理的批判。** **社会への悪影響:** 性産業社会健全な発展を阻害したり、性犯罪助長したりする可能性があるという懸念。** **道徳的倫理的観点:** 多くの文化宗教において、買春不道徳行為と見なされている。***法的な側面から見ると、日本法律では売春防止法により、売春助長する行為場所提供することなどが禁じられていますが、単純な買春行為自体を直接罰する規定限定的です(ただし、児童買春は厳しく罰せられます)。**しかし、法律で罰せられないからといって、倫理的問題がないとは限りません。***結論として、買春を行った人間を「悪人」と断じるかどうかは、個々人がどのような価値観倫理観を持つかによって大きく異なります。** 一つの側面からだけで判断するのではなく、行為の背景にある複雑な要因や、それが社会他者に与える影響など、多角的視点から考えることが重要です。この問題について、より深く理解するためには、様々な立場から意見情報に触れ、ご自身考察を深めていただくことが大切です。

Permalink |記事への反応(0) | 15:04

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2025-02-27

anond:20250227144128

女衒を叩きつつも何故か性風俗AV肯定している男のダブスタの方が異常でしょうに。

男性普通に正常です。

彼ら男性肯定している性風俗AVは、一般に、風営法などの法律に基づいて監視の元実行されている”まともな”性風俗AVとその関係者を指しているのに対して

否定問題を指摘されている女衒とやらはそのような”まとも”を担保する法律監視確認されていない犯罪者やその容疑者を指しているからです。

これは法律警察行政監視を受けているかそうでないか判断する基準があって成り立つ話です。よってダブルスタンダードではありません。

夜職のスカウトに対する法律条例については各都道府県迷惑防止条例売春防止法6条などを参照すると良いでしょう。

Permalink |記事への反応(3) | 20:09

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2025-02-14

anond:20250214215329

Permalink |記事への反応(0) | 22:01

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anond:20250214213243

お得意の売春防止法二条に”売春とは性交することをいう”ってしっかり書いてあるんだが

Permalink |記事への反応(1) | 21:43

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anond:20250214213713

Permalink |記事への反応(1) | 21:38

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anond:20250214212655

Permalink |記事への反応(3) | 21:32

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2025-01-15

anond:20250115000537

昭和日本婦人会の抗議運動により売春防止法が制定されているので全裸で外走ってきてください

Permalink |記事への反応(1) | 00:12

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2024-12-21

anond:20241221042018

一年前くらいか逮捕されまくって、もうどこもそんな取り立てやってないよ。

今の状況はこの記事がわかりやすい。

https://www.asahi.com/articles/ASSCF2PXKSCFUTIL00GM.html

新宿区の吉住健一区長2023年11月歌舞伎町ホストクラブ側に売掛金自主規制を求める方針を表明。ホストクラブ側は、244月から売掛金廃止20歳未満の新規客を断る▽客に性風俗などの仕事あっせんする犯罪グループとの関係を絶つ――といったルールを定めた。

売掛金廃止後も「売春に追い込まれ実態変わっていない」

ホストクラブ「GRAN」のホスト売春防止法違反困惑売春未遂)の疑いで逮捕された。このホストは「稼ぎが少ないと会えない」などと女性メッセージを送り、来店する前に多額の現金女性に用意させ、全額使わせていたという。

沼にハマるのは自由、で済ますつもりはないようだから対応に無理やり感も出てきてる。

被害者支援団体を支えてるのがキリスト保守なので、パターナリズム全開になるのは仕方ないんだろうけど。

Permalink |記事への反応(0) | 06:11

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2024-12-05

anond:20241205134832

売春防止法違反だろうが

単なる客引き迷惑防止条例

頭悪過ぎる

Permalink |記事への反応(0) | 13:56

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anond:20241205134203

売春防止法違反現行犯逮捕されてるから

頭悪過ぎる

Permalink |記事への反応(1) | 13:47

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2024-11-14

納得できない警察おかしルール

三店方式

実質賭博になってるのに取り締まられない。見てみぬふり

風俗店での本番行為

店内で恋に落ちたということにして売春防止法から免れてる、ということにしてる

車の時速オーバー

10km/hオーバーくらいなら見逃してる。少しくらいのオーバーも取り締まって欲しい

逮捕による勾留期間延長

逮捕して勾留をめちゃくちゃ長引かせる手法はなしだと思う

人質司法

長期勾留自白させようとするの人権侵害だろ

取り調べの可視化の不足

可視化されつつあるとはいえ、されてないことがほとんど。全部やってくれよ

別件逮捕

別の軽度な犯罪逮捕し、その中で大きな犯罪の取り調べをする。ズルいと思う

任意同行捜査

任意と言いながら実質強制に近い。断ったらめちゃ疑われる

交通違反ノルマ制度

ノルマとかじゃなくて、ちゃん毎日取り締まってほしい。無理くり違反にする場合もあるし

交通違反待ち伏せ

イジワルだし卑怯だと思う

マスコミへのリー

いや隠すべきだろ。マスコミ懇ろ関係になるな

取り調べ中に食事睡眠制限する

そうやって自白させようとするのは卑怯


他にある?

Permalink |記事への反応(2) | 12:52

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2024-08-14

anond:20240814091806

肛門性交促進法と言っても良い位のアダルト関連の法案なんなんだろうな。

売春防止法にしてもわいせつ頒布等の罪にしてもマ〇コはNGアナルOKとかおかしいだろ。

Permalink |記事への反応(1) | 10:14

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2024-07-04

anond:20240704063138

スナッフフィルムっていうのは犯罪行為映像を娯楽目的流通させるやつで、見つかったら即アウトじゃん?

AVは確かに限りなく黒に近い場合もあるけどグレーだから検挙されたりしないわけじゃん?

別に行為自体法律禁止されてるわけではない。

まあ厳密に言うとAV売春防止法には引っかからないのか?っていう話があるから微妙なんだろなとは思う。

モザイクの有無はそれとはまた別の話じゃないか

Permalink |記事への反応(0) | 06:44

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