Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「地殻変動」を含む日記RSS

はてなキーワード:地殻変動とは

次の25件>

2025-10-10

高市総裁誕生前夜、石破首相最後の一手

電撃解散がもたらす政界地殻変動シナリオ

公明党自民党との連立を正式に解消した

十月上旬

党内ではすでに総裁選が行われ、高市早苗

総裁に選出された。

しかし、臨時国会での首班指名はまだ行われて

おらず、石破茂は「職務代行」として内閣

維持している。

そのわずかな空白期間――政権の座にとどまれ

数日の間に、石破が何を決断するかが永田町

焦点となっている。

高市誕生自民党は再び保守強硬路線

舵を切るとみられていた。

改革派小泉進次郎河野太郎らは危機感

募らせ、官邸での非公式会談が重ねられた。

小泉が「このまま高市政権が始まれば、自民党

終わる」と語ると、石破は静かに頷いたという。

「ならば、国民に信を問おう。私の最後

仕事だ」

十月十三日、官邸では極秘の解散日程が

検討されていた。

総務省の一部職員非公式の照会が入り、

最短で十一月十七日投開票可能との報告が

上がる。

同時に石破は、公明党維新幹部接触

重ね、「選挙後の政策協定」について話を

進めていた。

それはすでに、新党構想に近い内容だった。

十四日、高市総裁記者会見で「臨時国会

首班指名を受け、新内閣を速やかに発足させる」

宣言した。

政権移行は目前。

だが、その裏で石破は最後の準備を整えていた。

夕方には「石破首相、電撃解散検討か」と

報じるニュースが流れ、永田町は騒然となる。

十五日、臨時閣議

河野太郎牧島かれんらが解散案に同意し、

閣議はぎりぎりでまとまった。

十六日午前、臨時国会召集される。

本来ならここで高市早苗首班指名を受け、

首相誕生するはずだった。

しかし、開会直後、石破が演壇に立つ。

場内は静まり返る。

国民に信を問う時が来た。政治を立て直す

ため、衆議院解散する」

次の瞬間、議場は怒号に包まれた。

高市派、茂木派が抗議の声を上げる中、詔書

公布され、衆議院正式解散

憲法上、首班指名前に解散が行われた極めて

異例の事態となった。

石破は、退陣寸前の立場で「最後解散権」を

行使したのである

翌十七日、石破と小泉河野、牧島らが

共同会見を開いた。

国民のための政治を取り戻す」として、

新党の結成を発表。

党名は「日本再生党(仮)」とされた。

公明党は「是々非々協議する」と応じ、

維新も「政策協定を前提に連携検討」と

表明した。

これに対し、高市総裁は「党の信義を裏切った」

と激しく批判し、離党を認めた。

およそ五十名の議員自民党を離れた。

解散選挙事実上政界再編選挙となった。

石破・小泉公明維新連合勢力は、

およそ220〜250議席の獲得が見込まれ

中道改革ブロックとして有利に立つ。

一方、高市自民は130〜160議席にとどまり

保守右派のみが残る状況。

立憲・国民連合都市部議席を伸ばすも

90前後に留まり共産れいわなどは20前後

議席分散する形となる。

事実上都市部無党派層地方改革派

取り込んだ石破連合が優勢に進み、政権再編が

現実のものとなった。

十一月下旬、石破・小泉公明維新

正式に連立協定を結び、新政権が発足する。

首相石破茂副総理には小泉進次郎

維新馬場代表行政改革担当相、公明から

厚労相入閣した。

政権名は「改革連立内閣」――。

こうして、高市総裁首相就任を目前にして

政権を失うという、前代未聞の結果となった。

石破にとっては、退陣寸前の最後の一手。

その一手が政権交代を生み、戦後政治の構図を

根底から変えた。

歴史に残る「首班指名前の電撃解散」は、

憲政史上の大事件として語り継がれることに

なるだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 19:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-28

俺がマグニチュードになるしかない

世の中がいつから面白くなくなってしまった。

流行物事や日々対峙する人間たちに全く魅力を感じない。決定的に自分の方がズレてきている感覚無視できなくなってきている。

かといって自分価値観を共有し切れる友人やコミュニティもないし、日々孤独に「自分はこれオモロいけどな〜」と自家発電的に誤魔化し続けるという次第である

多分これは自分自身が相当面白くなくなっている証左である。思い返すと、昔の記憶というかかつて自分が好きだったものを擦り続けている現実もあるし、何か未来に向かっていっていない回顧主義的な感覚が強くなり過ぎている。

昔は万物カルチャーに詳しい自分、というのがアイデンティティめいたものであったが、最近マジで知らないことが増えたし、知らないからといってそれをディグるようなモチベーションも沸かないのが現実である

興味のアンテナの感度が大分薄れてきているのであるイコール単純につまらない人間になってしまったのかもしれない。多分これからどんどんそんな機会が増え始めて、どんどん面白くなくなっていくのであろう。

なんというか目に見えて人生終わっている訳でもないのが辛い。ある程度一般社会人としては卒なくこなせつつあるが、その中でも特化して凄い訳でもない。仕事はまあ最低限こなせてると思うが、仕事以外の人間的な充足度が異常に欠乏し切っているという状況に恐れを感じている。

二十代の頃はガムシャラというか仕事悩殺されていても、「今は若手時代のそういう時期」と納得できる感覚もあったが、そんな青春期も頭に過ぎ去り、ちゃん人生経験重ねて「仕事プライベートも卒なくこなしてる大人」というある種のチェックポイント永遠に追いつけないようになってしまっている気がする。

そして脳の調子がすこぶる悪い。一回抑うつ休職してしまっているので、この体調悪さの段階がなんとなく読めてしまっているのだが、だからと言った休んでもそこに救いは無かったという事実過去経験から理解してしまっている。

要するにちょっと辛くても走り続けなければ根本的に詰みゆ事実理解している。現状の生活怠惰でやっぱり辛いながらも気に入ってたりするのだが、このまま何もせず10年ぐらい平然と過ぎていくのももっと恐ろしいだろなと自覚している。

今は酒を飲みまくり現実逃避しているのが実態であるが、これもいつか無理が来て崩壊していく未来も見えつつある。この年代差しかるとこれまで全く意識していなかった「肉体の健康」という指標が重視されてくる。「精神健康」は大分危ういなと過去から理解し、ケアに努めようとしているが、肉体面まで包括的に守っていけるようなキャパティは持ち合わせているのだろうか?

結論としては自分内面的な部分を維持しようとかなりのリソースを使い果たしていて、それ故に世の中や他人への関心が向かずに「面白くなくなった」という事実である。本当はもっとお気楽人間だったんだよなあと理解しながらも、今の世界はそのお気楽さを許してはくれない恐ろしい状況に今の自分には見える。それは世の中が変な方向に行ってるのではなく、単に自分が弱り果ててしまっているのだろう。

逃げたとこで救済はないだろうし、何か絶妙な変化で自分に潤いを与え続けるしかない。多分受け身で何か地殻変動を期待し続けているという状況が良くないのだろう。俺がマグニチュードになるしかない。

Permalink |記事への反応(2) | 14:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-04

関係によって変わる」というより「関係によって“正体”が露わになる」という倒錯的な逆転。

それこそが関係萌え一過性で終わらず、地殻変動のような余震を伴いながら読み手感性更新し続ける理由

Permalink |記事への反応(1) | 12:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-07

日本メディアEV減速」報道を読み解く

記事紹介と概要

本稿の出発点はcarview掲載記事

https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/ec539aee5b7853ee6a7ea8df41dd8231123b0632/

記事は「減速報道的外れ」と結論づけ、上記数字根拠世界需要の拡大基調を強調している。

補足:BEVPHEV を分けて見ると何が見えるか

データを BEVPHEV に切り分けると様相が変わる。

2025 年 1–5 月の構成比は BEV 64 %、PHEV 36 % であり、中国は NEVクレジット制度の後押しで BEV比率が 70 % を超える。一方、欧州では CO₂規制が BEV を押し上げつつ、法人減税がPHEV を温存し約 25 % が残存する。北米ではIRA 税控除の原産地要件PHEV に相対優位を与え、BEV の伸びが鈍る。

日本は 2030 年CAFE 25.4km/L(WtW)をHVクリアできるため、メーカーユーザーも BEV必須と感じにくい。充電口は 4 万口あるが BEV 9 台で 1 口を奪い合う計算になり、基礎充電の不安拍車を掛ける。

このように BEVPHEV市場力学を切り分けることで、国・地域ごとに異なる「伸び」と「鈍り」の背景が明確になる。

なぜニュースは「EV減速」を強調するのか

主要メディアニュース面は速報性と話題性を重んじるため、単月の在庫調整や補助金縮小といったネガティブ要素を見出しにしやすい。クリックを稼ぐ構造が背景にあり、「減速」という言葉は読者の関心を即座に引き寄せるからだ。一方、日本経済新聞の社説(例:2024 年 9 月 16 日付「逆風下のEVは長期的な視点戦略を」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK139VU0T10C24A9000000/ ) は産業政策技術ロードマップを論じる場であり、脱炭素シフトの不可逆性を前提に「長期ではEV 化が避けられない」と訴える。編集局(ニュース)と論説委員室(社説)は時間軸も読者層も異なるため、同じデータを扱っても論調が食い違うのは必然だ。

総括

carview記事の数値は一次統計整合し信頼できる。ただし BEVPHEV峻別しないままでは「世界は堅調、日本は減速」という単純な図式に陥りかねない。ニュース短期の体温を映し、社説は長期の地殻変動を語る。

読者はこの温度差を意識し、両者を重ね合わせて立体的に状況を把握する必要がある。日本が BEV 普及で周回遅れを脱するには、政策で BEV を不可避にし、充電インフラの質と密度欧州水準へ引き上げることこそが前提条件となる。

Permalink |記事への反応(0) | 08:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-29

「改心」なんてするわけない

「改心」という言葉には、そもそも論理的な、ある種のスピリチュアルな響きがある。過去自分を悔い改め、心を入れ替える。まるで宗教的儀式か何かのようだ。実際、語源をたどれば宗教的文脈と結びついているし、人が人を評価する際に「改心したかどうか」を判断基準にすること自体理性的というよりは感情的信仰的な行為だと思う。

人間の行動は環境と利害によって動く。態度や振る舞いが変わったからといって、それを「改心」と呼ぶのは誤解だ。むしろ単なる学習適応、あるいは世間体への配慮と見るべきで、内面的な価値観まで変化したかどうかは他人から確認しようがないし、本人ですら錯覚している場合もある。そういう意味で、「改心しました」と自分で言う人ほど信用ならない。

「改心」が本当にあったとするなら、それは理屈ではなく、人生のどこかで起きた内的な揺らぎや断絶、いわば精神地殻変動のようなもので、他人がそれを見て「改心したね」と言えるような単純な現象ではない。たいていは、本人にも説明できない。ただ、なぜか以前とは同じことができなくなる。怒鳴ることも、騙すことも、殴ることも、どうしても身体拒否するようになる。そういう変化があったときにだけ、改心という言葉が、ほんの少しだけ現実味を帯びる。

けれど多くの場合、それは起こらない。そして人は変わらない。だから「改心」という言葉を信じること自体が、非科学的で、スピリチュアル希望にすぎないと考えている。少なくとも、自分人生に関しては。

Permalink |記事への反応(0) | 01:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-12

マレリ破産みずほ債権回収不能が示すサプライチェーン地殻変動

マレリ破産みずほFG債権回収不能

 マレリが米国連邦破産法11章を申請し、みずほフィナンシャルグループ保有する2,376億円の債権について「回収不能・遅延のおそれ」と公表した。負債総額約6,500億円の再編案に債権者の約8割が同意し、11ドルDIP融資が確保されたが、短期間で二度目の法的整理という事実サプライチェーン全体へ強い警鐘を鳴らした。

https://www.sankei.com/article/20250611-MUOLDG2JZ5L77NLEGYHWXHKHVU

EVシフトと高金利が突きつける三つの現実

影響が及ぶ五つの方面

今後のイベントカレンダー

まとめ

 EV化、高金利OEM戦略の変化という三重苦が、ICE依存度の高いサプライヤー事業縮小かビジネスモデル転換へ追い込む構造が鮮明となった。金融側は部品セクター全体の与信査定厳格化し、OEMは複線的な調達戦略を加速する局面に入った。雇用地域経済・信用市場へ多層的な波及が今後1〜2年で顕在化する見通しだ。

Permalink |記事への反応(0) | 05:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-07

ラングランズプログラムを「小学生向け」「大学院生向け」「廃人向け」の3つのレベルに分けて説明

小学生向け

数学には「数の世界」(足し算や掛け算など、数字計算する世界)と、「形の世界」(丸や三角ドーナツみたいな形を研究する世界)があるんだ。

ラングランズ・プログラムは、この二つの世界をつなぐ「秘密辞書」や「翻訳機」みたいなものだと思ってみて。

数の世界で、とても難しい問題があったとする。まるで、誰も知らない外国言葉で書かれた暗号みたいだ。

この「秘密辞書」を使うと、その難しい数の問題を、形のせかい言葉翻訳できるんだ。

すると不思議なことに、形のせかいでは、その問題が意外と簡単パズルに変わることがある。

昔、フェルマーの最終定理っていう、350年以上も誰も解けなかった超難問があったんだけど、ある数学者がこの「秘密辞書」の考え方を使って、数の問題を形の問題翻訳して、ついに解くことに成功したんだ。

ラングランズ・プログラムは、この「秘密辞書」を完成させるための、壮大な計画なんだよ。

大学院生向け

ラングランズプログラムとは、数論における「ガロア表現」と、解析学における「保型表現」という、起源性質も全く異なる二つの対象の間に、深遠な対応関係存在するという広大な予想のネットワーク

この対応は、それぞれの対象から定義される L関数という分析的な不変量を通して記述される。

1.ガロア表現 (数論側)

体の絶対ガロア群 Gₖ =Gal(K̄/K)から複素一般線形群への準同型写像

ρ: Gₖ →GLₙ(ℂ)

これは、素数の分解の様子など、体の算術的な情報を捉えている。

2. 保型表現 (解析側)

数体 K のアデール環 𝔸ₖ 上の一般線形群GLₙ(𝔸ₖ) の、ある種の無限次元表現

π = ⨂'ᵥ πᵥ

これは、保型形式理論から生じる解析的な対象で、スペクトル理論と関連。

ラングランズ対応の核心

n次元の既約なガロア表現 ρ と、GLₙ(𝔸ₖ) 上のカスプ的な保型表現 π が、それらのL関数が一致する

L(s, ρ) = L(s, π)

という形で、1対1に対応するだろう、と予想されている。

この予想は、n=1の場合類体論によって確立されている。

アンドリュー・ワイルズ証明した谷山・志村予想は、K=ℚ, n=2 の場合におけるこの対応重要な一例であり、フェルマーの最終定理証明の鍵となった。

このプログラムは、数論の様々な問題統一的に理解するための指導原理と見なされている。

廃人向け

ラングランズプログラム? ああ、それは数学という世界の異なる大陸、数論(ガロア群)、解析(保型形式)、そして幾何代数多様体)が、実は一つの巨大な超大陸の一部であったことを示す、壮大な地殻変動の記録だよ。

その核心は「関手性の原理」に尽きる。全ての根底にあるのは、簡約代数群 G とその L-group (ラングランズ双対群) ᴸG = Ĝ ⋊Gal(K̄/K) だ。

ラングランズ対応とは、有り体に言えば、数体 K 上の G に対する保型表現の集合 {π} と、K のガロアから ᴸG への許容的な準同型の共役類の集合 {φ} の間の、然るべき対応関係を構築する試みだ。

φ:Gal(K̄/K) → ᴸG

この対応は、局所体 Kᵥ における局所ラングランズ対応(LLC) の貼り合わせとして現れる。

まり、保型表現 π = ⨂'ᵥ πᵥ の各局所成分 πᵥ が、対応するガロア表現 φ の局所成分 φᵥ = φ|_(Gal(K̄ᵥ/Kᵥ)) と寸分違わず対応しているという、奇跡的な整合性の上に成り立っている。

しかし、真の深淵は「幾何学的ラングランズ」にある。ここでは数体を関数体に置き換える。代数曲線 X 上の G-束のモジュライ空間Bunᴳ(X) を考える。

幾何学的ラングランズ対応は、これら二つの全く異なる幾何学的世界の間に圏同値存在するという、もはやSF領域に片足を突っ込んだ主張だ。

これは物理学のS-双対性とも深く関連し、数学の異なる分野が同じ一つの構造を異なる言語で語っているに過ぎない、という真理の一端を我々に見せてくれる。

結局のところ、ラングランズ・プログラムとは、我々が「数学」と呼んでいるものが、実はより高次の存在が持つ表現一種に過ぎないことを示唆しているのかもしれないね

Permalink |記事への反応(0) | 22:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-04

今日の調整がどれほど重要なのか分かってない人が多過ぎる

ストリートファイター6をご存じだろうか?

格闘ゲーム金字塔ストリートファイターシリーズの最新作だ。

2023年に発売されたばかりだが、その完成度と革新性で、ここ最近格ゲーの中ではぶっちぎりの注目度を誇っている。

盛り上がりの中心にはYouTubeTwitch配信者たちが居り、プロゲーマーとしての肩書を持たない一般YouTuberがランクマッチで奮闘する様子を毎日のようにアップして、数万回再生されることもザラにある。

ウメハラがが動画真剣に語れば、コメント欄は即座に熱気で満ちる。

それほどに今スト6の人気と注目度は高い。

それだけじゃない。普段格ゲーをまったく触ってなかったようなバラエティ系の配信者やVTuberたちまでがスト6をきっかけに参入し、初心者なりの目線遊んだり、視聴者参加型の大会を開いたりするようになっている。

格ゲーって難しそう」っていう先入観を超えて、見てて面白いから自分でもやってみたい!という空気醸造されているほどだ。

実際売上も伸び同時接続も増え、SNSでも日々ハッシュタグが賑わっている。

eスポーツとしても急成長中で、賞金総額数億円クラス大会が年に何度も開かれている。

まりスト6というタイトルは、単なるゲームを超えて、一つのムーブメントになっているわけだ。

そんなスト6、今日大型バランス調整が入った。

ここからが本題だ。

多くの人は気軽にアップデートを受け取ったかもしれない。

だがこの調整こそが、プレイヤー未来を分ける分岐点だったりする。

ちなみにカプコンカップの賞金は200万ドル(約3億円)

普通に仕事辞めて専業になる人が出てもおかしくない額だ。

そういった人たちにとって調整とはルールブックが突然書き換えられたくらいの衝撃がある。

たとえば、今まで「この戦法が鉄板」って言われてた部分が、今日から全部見直しになる。

対策が通じなくなる。コンボが繋がらなくなった。

一部の技が発生遅くなった、無敵が消えた、ヒットバックが変わった。

まり、これまでの努力が無に帰す世界になった。

これを例えるなら、将棋プロ将棋から今日から角はL字にしか動けません」とか言われるレベルの話なんだよ。

「は!?」ってなるじゃん。でも、それがスト6では今日現実に起きた。

しかも、こういう調整って、ただ技の強さだけじゃない。

メタが変わる。

まり、誰を使うのが勝ちやすいか?とか、どの距離で戦うのが強いかとかの、全体の環境ごと揺らぐ。

インキャラを変える選手も出てくる。練習方向性も、立ち回りも、全部見直し

で、怖いのがここ。

この数週間、あるいは数ヶ月の対応の速さが、直接、収入知名度人生に影響するってこと。

スポンサーがつくか、オファーが来るか、大会で勝って賞金が得られるか。それ全部、今日から対応力にかかってる。

もちろん、ガチ勢だけじゃなくて、カジュアル層にも影響は大きい。

「いつも使ってた技が使えなくなった」とか、「推しキャラが弱くなった」とか、「ランクマで勝てなくなった」って話は、普通にやってるプレイヤーにもダイレクトに来る。

からこそ、ジャスパ仕様変更をはじめとするこれらアプデはもはや地殻変動なんだよ。

今この瞬間、世界中で、何百人、何千人っていうプレイヤーがトレモ(トレーニングモード)でデータ取りしてて(オンラインは今できないから)研究してる。

その積み重ねが、数ヶ月後に大会で爆発する。

から言いたい。

今日の調整は、ただのアップデートじゃない。未来を変える“分岐点”だ。

その意味に気づける人が、次の環境を制する。

皆もこんなところで油を売っている場合じゃない。

早く調整表を確認しに行くんだ!!!

Permalink |記事への反応(1) | 13:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-28

anond:20250428132202

――かくして私は、牛乳という小さな目的を携え、経済地殻変動の波間へと一歩を踏み出した。

かつて徒歩3分で手に入った液体カルシウムは、今や20分の行軍の果てにしか得られぬ贅沢品となりつつある。これは単なる不便の発生ではない。局地的供給網の希薄化、すなわち「マイクロデザート化現象」とも呼ぶべき事象の萌芽である

都市という巨大な生命体において、毛細血管たるコンビニの閉塞は、やがて組織の壊死をもたらす。

もはや問うべきは「なぜ消えたか」ではない。

「次に消えるのはどこか」なのだ

スーパーへの道すがら、私は思う。

アスファルトの裂け目に根を張る雑草のように、経済の裂け目から新たな商業形態は芽吹くのか。

それとも、乾いた風が吹き抜けるだけなのか。

いずれにせよ、私の手には、牛乳という明快な未来像がある。

さな一歩、小さな選択。だが、あらゆる変動は、きっとそんな一滴から始まるのだ。

――歩を進めよう。変動の只中へ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-03

そもそも遺跡ってなんで埋まってんの?

縄文時代とかのものはもう果てしなく昔で地殻変動とかで埋まるし

集落消えて無人になったりするから土が積もっていくわな

でも平安時代とかのやつってもう大抵が集落がずっと続いてるでしょ

どうなってんの

ワイが埋めたからやで

Permalink |記事への反応(11) | 16:49

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-24

いい加減に、最近少子化の原因はスマホ(携帯)だと気づいて欲しい

仕方ないかデータをまとめる

 

人口増加率ランキングトップ10合計特殊出生率

2010年 → 2022年

 

シリア 3.40→2.70

ニジェール 7.48→6.75

シンガポール 1.15→1.04

カザフスタン 2.59→3.05 増加

コンゴ民主共和国 6.59→6.11

アンゴラ 6.19→5.21

ソマリア 7.30→6.20

チャド 6.99→6.22

マリ 6.58→5.87

ウガンダ 6.07→4.47

タンザニア 5.29→4.66

 

ほらな?

人口爆発してるとか言われてる国においてすら少子化は進行してるんだよ

一回でいいから、どこかの国の合計特殊出生率を見て欲しい

2010年から急激に下がってるから

2010年代に世界中で同時に起きたことってスマホ(携帯)=インターネットしか無いんだよ

 

なぜ世間がこの大きな地殻変動に気づかないか

といえば、人口の増減というのが遅行指標から

亡くなる人数>生まれる人数 とならないと人口減少は起きないし、すると人口増加の鈍化に無頓着になる

 

例えば日本だって、本当は出生数のピークは1920年あたりで、団塊の世代が生まれたことは既に少子化は半分くらい進んでいた

1920年の出生数は202万人だが、1940年の出生数は211万人、1951年が213万人なんだ、わかるだろうか?既にここらへんで「人口維持」レベルまで少子化が進んでいた、1960年は160万人で既に危機的なんだ

しか人口ピークに到達したのは2008年なので、世間が慌てるまで半世紀もかかっている

中国一人っ子政策のおかげでたまたま顕在化が早かったけどね

 

世界はあと50年、少子化の原因を間違い続けるんだろうか?

 

___

 

ちなみに韓国は正確に影響が出ていて、2015年まではまだ1.24日本と同じくらいだったんだが、今は0.78だ

そして韓国といえばインターネット大国

中国2018年まで顕在化しなかったんだが、これは2015年末に一人っ子政策を辞めたからだと思われる、2年耐えたんだ

なお2016年は2人っ子政策で、2021年夏に3人っ子政策になった、2024年に若干回復したのはこれだろうが、今年はまた下がるだろう

Permalink |記事への反応(3) | 21:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-18

銀杏亭の謎

深夜23時、原稿の締切に追われる私のスマートフォンが震えた。編集者荒木さんからLINEだった。

「今回の連載『東京グルメ迷宮案内』、読者から描写淡白』って苦情が来てるんだ。明日までに食べログ5つ星レベル文学性ぶっ込んだ文章を書いてくれない?」

冷や汗が背中を伝う。パソコンの前で12時間カップ麺の残骸が積み上がるデスク。窓の外で救急車サイレンが遠吠えする。

ふと目に留まったのが、亡き祖母がくれた手帳。革表紙の隙間から銀杏の葉の標本がはみ出している。あの秋の日、認知症が進んだ祖母最後に連れて行ってくれた老舗洋食屋記憶が蘇る。

「そうだ…『銀杏亭』なら」

銀座駅から歩いて15分の路地裏。ネオンの海から漏れ月光が、ひび割れ看板を撫でる。「洋食銀杏亭」の文字昭和レタリングで、金箔が剥がれた部分から下層の青が滲んでいた。

ドアを開けるとベルではなく実際の鈴の音1920年代蓄音機から流れる銀座の恋の物語」が、ハムスター小屋のようなカウンター席を包む。店主・岩崎老人の背広には、長年の油煙が抽象画のように染み込んでいる。

親子丼は終わったよ。今日デミグラスソースが深いかオムライスお勧めだね」

声の主は厨房の影にいた。白髪交じりの頭髪を七三分けにした老紳士が、銅製のフライパン錬金術師のように操っている。卵を割る音が教会の鐘のように清冽だ。

現れたオムライス生物学標本のようだった。半熟の黄身が薄絹をまとった古代都市ドームか、地殻変動で現れた黄金の泉か。ナイフを入れると、記憶封印が解ける。

トマトの酸味とフォアグラの深みを併せ持つ謎のソースが、舌の上でフラメンコを踊る。中から現れたのは、松茸と謎の赤い実のコンフィ。突然、祖母が病床でつぶやいた言葉を思い出す。

「あのソース秘密はね…」

厨房から聞こえる岩崎老人の咳払いが、チェロの重低音のように響く。窓ガラスに映る自分の目が、なぜか少年時代祖母に似ている気がした。ふとテーブルの下を見ると、銀杏の葉が一枚、消えかけたインクで「1946.11.3」と記されていた。

帰り道、スマホ食べログを開く。銀杏亭のページは存在しない。いや、正確には検索結果が常に波打ち、星の数が4.8と3.2の間を振動しているのだ。近所のコンビニで買ったブラックコーヒーが、突然、あのデミグラスの余韻を帯びてきた。

荒木さんへの返信欄に指をかざす。「今回の原稿たっぷり文学性を仕込みました。でも本当の謎は、私がいつからこの店の継承候補になったのかということです」

送信ボタンを押す直前、画面が銀杏色に輝いた。ふと気付けば、手の甲にシミのように滲んだソースの跡が、月齢図のように瞬いていた。

Permalink |記事への反応(1) | 03:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-30

基本的自民党政権過半数議席をとらせないことは国を不安定にするという選択

ということだけは頭の隅に入れておいたほうがいい。

そして基本的に国が不安定になるとあまりろくなことは起きない。

ここ数年の世界趨勢を見るに、世界秩序の大地殻変動が起きていくであろう、このときに国がゴタゴタするような選択をするのは得策ではなかった。

Permalink |記事への反応(0) | 19:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

X見てるとこの三連休もあちこちイベントやるみたいで

弱男としてはすべてのイベントが天候不順と地殻変動人身事故で開催中止になってほしいと願っている

全員不幸になれ

Permalink |記事への反応(0) | 10:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-28

週刊少年マガジン史上最も重要マンガ20

anond:20241012181121

マガジン20選を決める際、一人一作しばりを外した。ちばてつや梶原一騎(高森朝雄)はどうしても二作選ばなければならなかった。週刊少年マガジンちばてつやに育てられ梶原一騎に鍛えられた。特にちばてつやがいなければ今日マガジンはない。

『ちかい魔球』1961-1963『ハチのす大将』1963『紫電改タカ』1963-1965『ハリスの旋風』1965-1967『あしたのジョー』1968-1973『おれは鉄兵』1973-1980『あした天気になあれ』1981-1991『少年よラケットを抱け』1992-1994

と三十年以上に渡りマガジンを牽引してきた生き神様のような存在だ。新人発掘のちばてつや選考委員として世に送り出した漫画家たちも数多い。Wikipediaを見るとあの人もこの人もちばてつや出身だったのかと驚く。漫画家初の文化勲章受章者になったのも当然すぎるほど当然の偉人

梶原一騎は他誌でも書いているがマガジンでのヒット作が多い。『空手バカ一代』も『愛と誠』もマガジン連載作。

1ちばてつやハリスの旋風』1965-1967

部活漫画開祖。ガキ大将剣道ボクシングサッカー等様々なスポーツに挑戦する。後世への影響力は『あしたのジョー』以上ではないだろうか。アニメ化の際はガキ大将大山のぶ代メガネくん小原乃梨子という配役だった。後のドラえもんコンビの原点という意味でも重要だ。

 

2水木しげるゲゲゲの鬼太郎』1965-1969

墓場鬼太郎から改題。マガジン発ではないがマガジン連載で有名になり今もアニメリメイクされる国民キャラクターになった。

 

3梶原一騎川崎のぼる巨人の星』1966-1971

後世への影響力は間違いなくマガジンNo.1。苦悩する主人公、激しい特訓、写実的な絵でスポ根というジャンル確立した。漫画界に地殻変動を起こした。その分パロディ対象にされることも多い。夏目房之介『消えた魔球 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか』と斎藤貴男『夕やけを見ていた男 評伝梶原一騎』を読むと理解が深まる。

 

4高森朝雄ちばてつやあしたのジョー』1968-1973

奇跡の名作。二つの異なる才能がぶつかり合い、週刊連載による偶然が積み重なり、梶原一騎世界ともちばてつや世界とも違う唯一無二の作品が完成した。日本漫画史はここで一つの頂点に達する。

 

5永井豪デビルマン』1972-1973

日本最高の漫画を選ぶなら『あしたのジョー』と『デビルマン』は有力候補になるだろう。この二作が同時に載っていた当時のマガジンの恐ろしさ。永井豪は週刊少年漫画誌5誌全てに連載を持っていた。

 

6矢口高雄釣りキチ三平』1973-1983

アウトドア漫画の魁。前代未聞の高度な画力釣り啓蒙した。梶原一騎時代の影響で暗くなっていたマガジンから明るさを取り戻す好機にもなった。当時10年間連載というのは非常に稀なことだった。

 

7柳沢きみお翔んだカップル』1978-1983

少年誌ラブコメの基礎を築いたというだけでも偉大だが、その後深刻なメロドラマへと変貌する。今の瀬尾公治流石景はこの流れの中にある。柳沢きみお過小評価されている。永井豪同様5誌全てに連載を持っていた。

 

8小林まこと『1・2の三四郎』1978-1983

熱血の時代から熱血を笑う時代へのパラダイムシフト象徴する一作。小林まこと島本和彦は熱血する自分を高らかに笑いながらまた熱血し続ける。三四郎は『ハリスの旋風』のようにスポーツ転々とする。『青春少年マガジン 1978〜1983』を読むと壮絶な舞台裏垣間見える。

 

9蛭田達也コータローまかりとおる!シリーズ 1982-2002

かつてマガジン最長連載を誇っていた。超巨大学園の抗争から異種格闘技になったかと思えば突然ロックバンドをやり出して最終章ではどシリアスな展開に突入し「新」では柔道漫画に様変わり…と融通無碍作風マガジンカラーのものだ。「L」連載中マガジンSPECIALに移籍2004年に中断。

 

10しげの秀一バリバリ伝説』1983-1991

峠の走り屋だった高校生世界的レーサーへと成長するまでの物語楠みちはるあいつとララバイ』と共に80年代バイクブームを盛り上げた。『バリバリ伝説』をバイブルと呼ぶバイク乗りは多い。後の『頭文字D』の布石にもなった。

 

11森川ジョージはじめの一歩』1989-

森川ジョージちばてつやの正統的後継者だ。『ハリスの旋風』を読んで漫画家を志し、ちば先生が描いているからという理由マガジンに持ち込みデビューちばてつや世界平成風にアップデートした『はじめの一歩』は途轍もなく面白い漫画だった。そんな時代があった。

 

12石垣ゆうきMMRマガジンミステリー調査班』1990-1999

世間への悪影響ではトップクラス。今でこそ「な、なんだってー!」をネタにしていられるが当時1999年人類滅亡に本気で怯えた子供は多い。70年代五島勉記憶が薄らいだ頃に再びノストラダムス予言の恐怖を植え付けた。山本弘トンデモノストラダムス本の世界』『トンデモ予言の後始末』は解毒剤として有効後者でのMMR批判は傑作。

 

13佐木飛朗斗所十三疾風伝説特攻の拓』1991-1997

ヤンキー漫画集大成。同時期の『湘南純愛組!』『カメレオン』等と共にマガジン治安の悪さに貢献した。これ以上不良を熱く描くのはもう不可能かもしれない。

 

14天樹征丸金成陽三郎さとうふみや金田一少年の事件簿シリーズ 1992-2001,2004-2017

1億部を超えるマガジン最大のヒット作。推理漫画というマイナージャンルを一気に隆盛へと押し上げた。雨後の筍のように模倣作が乱立しその中から名探偵コナン』というもう一つの巨星が生まれた。影響力では『巨人の星』に次ぐNo.2だろう。福井健太本格ミステリ漫画ゼミ』は推理漫画歴史概観した労作。これを読むと『金田一少年の事件簿』以前以後で全く景色が違うのがわかる。

15藤沢とおるGTO』1997-2002

湘南純愛組!』の主人公の一人だったヤンキー教師になって大暴れ。マガジンジャンプを破り日本一の発行部数に君臨する立役者にもなった。TVドラマも大ヒット。反町隆史松嶋菜々子ビッグカップル誕生きっかけになったという意味でも影響力は大きい。

 

16赤松健ラブひな』1998-2001

萌えマガジンに定着させた。雑誌カラーを変えたという点でかなり重要。これ以後の『スクールランブル』等の恋愛漫画もつながる。一方でヤンキー漫画は減っていった。

 

17寺嶋裕二ダイヤのAシリーズ2006-2022

正確なスポーツ描写時代象徴する一作。同時期の『あひるの空』はスポーツ弱小校を描くことによって、『ベイビーステップ』は現実的トレーニング理論を取り入れることによってリアリティを追求した。梶原一騎根性主義は完全に過去のものになった。

  

18鈴木央七つの大罪2012-2020

70年代しかあり得なかったはずの週刊少年漫画誌全誌連載が10年代に甦った。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』『FAIRY TAIL』『魔法先生ネギま!』等のファンタジー漫画隆盛の象徴としても挙げておきたい。

 

19大今良時聲の形2013-2014

障害いじめという深刻な問題を描き大反響を呼び様々な議論を巻き起こした。マガジン塀内夏子以来女性漫画家が多い。(最初里中満智子だが流れを作ったのは塀内夏子)『シュート!』の大島司、『HarlemBeat』の西山優里子、『ゴッドハンド輝』の山本航暉、『トッキュー!!』の久保ミツロウ、『ベイビーステップ』の勝木光、『ヤンキー君とメガネちゃん』の吉河美希、『ドメスティックな彼女』の流石景等。

 

20和久井健東京リベンジャーズ』2017-2022

今、不良は現実でも漫画でも下火になっている。その状況で不良漫画を描くにはどうしたらいいかタイムリープで不良が盛んな時代に行けばいい!という発想の転換で大ヒットになった。時代の移り変わりを象徴する一作。

 

天才バカボン』も『男おいどん』も『野球狂の詩』も『三つ目がとおる』も『ミスター味っ子』も『シュート!』も『BOYS BE…』も『サイコメトラーEIJI』も『エア・ギア』も『FAIRY TAIL』も『五等分の花嫁』も『ブルーロック』も選外になってしまったが、マガジン歴史の流れを重視して選んだ。

 

 

 

追記・返信

今回の20選は「後世への影響力」「時代象徴」という観点から選びました。

>”柳沢きみお過小評価されている。” 同意なのですが、すっきり終わるのがないからでしょうか。

今の流行と合わないというのもありますが、本人が自分ブランド化に失敗してる感じもします。

 

ミスター味っ子グルメ漫画演出にだいぶ影響を与えたのではないだろうか。むしろアニメ版が大きいのか?

そうですね、『ミスター味っ子』の影響力はアニメ今川演出によるところが多く、原作は割と普通なので。

 

巨人の星あしたのジョーの連載時期が重なっていることを再認識して呆気にとられる

本当に恐ろしい。よほどマガジンの風が合ったのか。

 

>90〜ゼロ年代の読者には「週刊少年キバヤシ」みたいな印象があるが、こうして列挙されるとそこまででもない、のかな。いや

週刊キバヤシあながち間違いではないと思います

 

バリ伝が入ってるのは嬉しい。イニDキャラクターに感じられなかった生気のようなものがまだあった。

バリバリ伝説』は絶対入れようと思ってました。『頭文字D』よりこっちですね。

 

七つの大罪ってそんなか?とか所々疑問はある。

うーん確かに。『FAIRY TAIL』の方がよかったかもしれません。

 

>「コータローまかりとおる!」途中で訳が分からなくなって、読むのを止めた。それまでは楽しみに読んでたよ。私は20選に選ばない

まあ名作というわけではないけど、あのなんでもありな感じが実にマガジンらしいと思います

 

味っ子IN大罪OUTだな、スーパードクターK面白いけどブラックジャック北斗の拳悪魔合体だし

うーんやっぱり『七つの大罪』は外そうかな。Kを入れなかったのはまさにその理由です。

 

つのだじろう「うしろ百太郎」は外せないのではないか。当時恐怖オカルトマンガブーム立役者の一つだったよ。

そう『うしろ百太郎』も重要……。重要作品が多すぎる。

 

> 私は良き読者でないのでどれを落とせとは言えないのだけど『天才バカボン』を外すのは納得できん。友人は「当時のマガジンガロなんかよりよっぽど前衛的だった」と言っていた。ていうか全般赤塚評価低すぎん?

天才バカボン』も本当は入れなきゃいけないんですが……。かなり悩みました。赤塚作品サンデー10選にもりぼん10選にも入ってるので全般的に評価が低い訳ではないと思います

 

>「ミスター味っ子」は良くも悪くも王道少年グルメ漫画なので、個人的マガジンならではって意味では「将太の寿司」の方が重要かな。

同感です。入れるなら味っ子より将太。しかしただでさえ90年代が多いのでこれ以上入れるのは難しかった。

 

ミスター味っ子料理漫画としてエポックメイキングだったし、オフサイド女性作家の描くスポ根漫画としてエポックメイキングだったと思う。

塀内夏子マガジン漫画家20選なら入ると思います。かなり重要作家。ただ作品で見ると20選は難しいかと。

 

>概ね同意ではあるんだが、さすがに真島ヒロが居ないのはおかしい。 迷うが、七つの大罪FAIRY TAILはしないといけないかと。

そうですね。真島ヒロはここ四半世紀のマガジンには欠かせない……。『七つの大罪』と『FAIRY TAIL』を入れ替えるか。

 

Twitterでの反応も

https://x.com/FUNDOSHIMASK/status/1851540864256065548?t=4HG7KChe6go4rpZiQoj5uA&s=19

しかジャンプ版でもサンデー版でもそうだったけど、通史で語るとどうしても21世紀が弱くなっちゃいがち。というか流石に21世紀マガジン作家として、ばっちょ>真島ヒロは無くない?

通史という性格上今が弱くなるのは仕方ないかと。しかし確かに鈴木央を入れて真島ヒロを入れないのはおかしいか

 

https://x.com/renge_kick/status/1851544678833025184?t=5xA6twKuvH1r8CV6s02t7g&s=19

RAVEマガジン史においてかなり重要だと思う(ヒット規模はFAIRY TAILのほうがデカいけどマガジン能力バトルが増えたのはRAVEからだと思ってるので)

https://x.com/renge_kick/status/1851601194126614683?t=n_MMf633SxuDnTGjJXmTUQ&s=19

>厳密にはRAVEよりも先にゲトバKYOが始まってるんだけど、人気に火がついた早さやその後のネギまツバサなんかのファンタジーバトルもののノリを見るとやっぱ重要なのはRAVEだよなーって

RAVE』の方が重要という意見。なるほど。

  

https://x.com/npeofnpe/status/1851570584460910706?t=ZqperbBdCK13dY0B_N36cg&s=19

>ごとよめって確か巻割100万いってましたよね?ラブコメ史上最強といえるので入ってない方が変かな

聲の形は単発でパッとあたったけどマガジン史においてなんか重要かと言われると別に…

聲の形OUT『五等分の花嫁』INという意見。うーん。

 

というわけで改訂版を出します。00年代漫画が一作だけなのも気になっていた。

 

改訂版

18真島ヒロFAIRY TAIL2006-2017

驚異的な執筆量で21世紀マガジンを牽引する真島ヒロ。本作は海外人気も非常に高い。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』『魔法先生ネギま!』『七つの大罪』等のファンタジー漫画隆盛の象徴としても挙げておきたい。

Permalink |記事への反応(0) | 21:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-26

花とゆめ」史上最も重要マンガ10

10/27 27時ごろまでにいただいたブコメトラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。

anond:20241028032312

<以下本文>

集英社別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。

美内すずえガラスの仮面』(1975~)

和田慎二スケバン刑事』(1975~82)

 2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタートコンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。

魔夜峰央パタリロ!』(1978~)

 主人公マリネラ王国国王パタリロに次いで2番手キャラクターはMI6少佐バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。

 作中に「ドイツギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初アニメ化

(ここまでが集英社移籍組)

川原泉甲子園の空に笑え!』(1984

 どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが

 ・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある

 ・甲子園という制度批評視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。

日渡早紀ぼくの地球を守って』(198692)

 メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝

 『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10少女)は魅了された。

 「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。

佐々木倫子動物のお医者さん』(1987~93)

 こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキーブーム」がありました…。

 ※飯森広一『ぼくの動物日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます

(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ時代終焉したと思っている)

羅川真里茂赤ちゃんと僕』(1991~97)

 続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラー立場に置かれた小学5年生が主人公90年代父子家庭活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。

中条比紗也花ざかりの君たちへ』(1996~2004)

 2006年台湾ドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国ドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。

高屋奈月フルーツバスケット』(1998~2006)

 アラサーアラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。

 2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブック認定されているそうで2001年アニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。

(ここから00年代デビュー漫画家が飛んでしまます申し訳なし…)

師走ゆき多聞くん、今どっち!?』(2021~)

 連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品アニメ化も決定。男性アイドルキャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ推し甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である

 ※「創刊50周年記念花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている

三原順はみだしっ子』(1975~81)

 選外ってありえないですよね。すみません…。

高口里純『久美と森男のラブメロディ』シリーズ(1979~82)

 『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家

 1985年角川書店(当時)がコミック進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。

酒井美羽『マンハッタンサンセット』(1980)

 この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリーサスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。

柴田昌弘『第三の娘』(1980)

 別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズ別マから移籍なので、あえて本誌掲載短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。

河惣益巳ツーリングエクスプレス』(1981~87)

 ヨーロッパ舞台にした華やかな作風。ほかの作品海外モノ多し。

野間由紀パズルゲームはいすくーる』(1983~90)

 制服高校生ミステリもの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイクメディアミックスに縁がなかったのが不思議表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。

星野架名『緑野原学園シリーズ』(1983~92

 「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶

那須雪絵『ここはグリーン・ウッド』(1986~91)

 代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。

山口美由紀プリンセス症候群』(1988)

 1巻完結の表題作かわいい短編集。所収の『月光夜曲ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。

山内直実なんて素敵にジャパネスク』(1988~93)

 氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。

由貴香織里天使禁猟区』(1994~2000)

 すごく売れてた!世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。

山田南平紅茶王子』(1996~2004)

 代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生小学男子カップル物語大人になった坂田小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。

鈴木ジュリエッタ神様はじめました』(2008~16)

 いずれ『推し甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化聖地巡礼企画も出ていました。

安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(2020~)

 こちらも「推しもので、実写映画化が決定しています

<番外・別冊花とゆめ枠>

都戸利津『嘘解きレトリック』(2012~18)

オリジナルコミックス「環状白馬車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさか月9原作。やはり時代は変わった。

明智抄サンプル・キティ』(1993~95)

ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。

近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田知識アンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ動物のお医者さんまでは不動かな、と。

もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。

※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。

Permalink |記事への反応(16) | 15:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-29

anond:20240627045444

7つの海の怪奇⑦ 消えた船から届く手紙!?

 

怪奇⑤で紹介した『魔のバミューダ三角地帯から、そう遠くない海上に、コロンブス時代から“呪われた島”として船乗り達に恐れられている島がある。

セントクリストファーネビス。神をも恐れぬ海賊達も、その名を聞いただけで震え上がったという、幾多の船乗りの血を吸ってきた島だ。

ここは、正確にはセントクリストファー島とネビス島という二つのからなっていて、前者はこの未開の地を最初に踏破したコロンブスファーストネームからつけられている。もう一方のネビスの由来にはさまざまな説があるが、ポルトガル語の雲(nuvens)が転じたというものが有力だ。というのも、ネビス島には常に山頂を雲で覆われている活火山・ネビス山があり、原住民ですら一生のうちにその山頂を見ることはない。言い伝えでは、山頂は「天に消えた大陸」に繋がっていて、それを目にすることは即ちその大陸への移動(つまりは死か)を意味するという。場所柄、怪奇①の『アトランティス大陸』を思わせる伝説でもある。

どんなに周囲が晴れていても、どんなに風が強くても、この雲は消えない。また、時折島全土を丸ごと覆うほど雲が巨大化する時もある。

そして、最も厄介なのが、この雲の一部がちぎれ、海上に漂い出す時なのだ

 

1777年7月ジョーンズ船長率いる英国公認海賊船「黄金の猟犬」号は、アフリカ大陸奴隷仕入れを終えてジャマイカに向かう途上にあった。

カリブ海に入る直前、航海で三度目の嵐に襲われたものの大きな被害もなく切り抜けた。とはいえ航路の大幅な変更を余儀なくされ、寄港予定のセントルシア島よりかなり北寄りの「風下の島々」に辿り着くこととなった。呪いなどを信じない英国人のジョーンズ船長は次の寄港地をセントクリストファーネビスに決める。

こうした寄港地の変更は、当時はよくあることであり、敵国船などに出会わない限りは大きな問題とはならない。しかし「黄金の猟犬」号とその乗組員にとっては、この決断が致命的となった。

“呪われた島”に近づいた時、数人の乗組員は既に異変に気づいていた。ネビス島はすべてが雲に隠れて姿が見えず、雲の一部は巨大なジニー(風の精霊)が伸ばす手のように船に忍び寄ってきていた。しかし、必死進路変更を訴える乗組員の声を聞き入れず、ジョーンズは船を伸びてきた雲を掻き分けるようにしてセントクリストファー島の港に入港させた。

この時点で、既に積荷として船内に詰め込まれていた奴隷ほとんどが変死している。脱水症などで奴隷輸送中に死ぬことは日常茶飯事ではあるが、入港の前は100人弱の生きた奴隷がいたというから、それがいっぺんに死んだとするなら異常な数だ。

入港後、船から降りた者は誰一人船に戻らなかった。そう大きくない港の集落の中でほとんどが行方不明になり、稀に遺体発見される場合は全て無惨な姿に変わり果てていた。いずれも同じく上半身下半身が真っ二つにちぎれたまま事切れていたという。

船も港から出ることはできなかった。どういうわけか一夜にして港は封鎖された池となり、日を追うごとに干上がって塩湖となった。船に残った乗組員は船から出ることも叶わず飢えと渇きで死んでいった。

まり黄金の猟犬」号の乗組員(と奴隷)は全滅したわけだが、ここまで詳細な死の記録が残ってるのは、なんと英国王室宛に乗組員からの救助要請手紙が届き続けていたかなのだ手紙1777年8月から翌78年の11月にかけて、7回にわたって届けられている。この文書英国王立古文書館に現存していて、他の文書と筆跡などを比較・鑑定した結果、間違いなく当時「黄金の猟犬」号に乗っていた記録官の文字であることが確認されている。

手紙は誰がどう届けたのか。そもそも書いた乗組員はどうやって(少なくとも1年強)生き延びていたのか。謎は尽きない。

 

最後に筆者の想像を述べておこう。

ネビス島の“雲”は噴煙なのではないだろうか。ネビス山は活火山であり、規模の差こそあれ、絶え間なく噴火を続けていた、その噴煙が多い時、つまり大きな噴火の時に島に近づいてしまった「黄金の猟犬」号は、噴火に起因する大規模な地殻変動に巻き込まれて、再び出港できなくなったのではないか。船体に積み込まれていた奴隷から先に死んでいったのは、噴煙による酸欠あるいは一酸化炭素中毒であろう。

セントクリストファー島には「大塩池」という湖のような大きな池が存在する。かつて湾であった場所が隆起して海から隔絶されたような場所だ。筆者はこの池の底に、かの船は眠っているのではないかと考えている。

Permalink |記事への反応(1) | 03:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-03-11

anond:20240311110609

それは2000年頃にスマホ登場レベル地殻変動少年漫画誌にもあってファンタジーが急に売れなくなった、という証明をしなきゃいけないな。

現実にはむしろハリポタブームファンタジー大人気だったわけだがハリポタは「中世」じゃないから都合よく除外かな?(笑)

Permalink |記事への反応(0) | 11:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-02-15

anond:20240215005258

バカには難しい話だったのかも知れないんだけど

俺がしてるのは断定じゃねーんだわ

さらに言えば地殻変動などの大きいスケールは我々人類ではまだ予測の付かない因果関係というのはあるもの

今回の地震噴火関係がないとは必ずしも言い切れない

そこで、ひょっとしたら「https://anond.hatelabo.jp/20240215005258」←コイツみたいなバカもいるような増田でも

多少は知見を得られるレスポンスがあるかもなあと思って投げたわけだが

やっぱりかかったのはバカだけだったわ

次はもう少しマトモなところに投げてみることにしよう

Permalink |記事への反応(0) | 01:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-10

大地震大津波国生み神話と関連がある可能性は低い、という意見がこの論文では書かれているようだ

加藤茂弘「淡路島の地形と地質 砂嘴・砂州の形成と神話との関わりの背景「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産

神話の成立時期が1~2世紀編纂されたのが7世紀

淡路島周辺で地震による陸地の隆起は最近2000年では発生していないらしい

しろ大津波砂州などが消失することの方が多いだろうから国土の増大を語る神話にそぐわない現象の方が多く発生しているという見方

とはいえ

大地震に伴う地殻変動大津波によって、沿岸部の隆起・沈降や砂嘴砂州消失が生じる例も知られている。これらのことからすると、砂嘴砂州を含む海岸地形の急速な変化が古代人の思考に少なからず影響した可能性を、完全には否定できないだろう

とも冒頭に書かれている

日記

Permalink |記事への反応(0) | 10:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20240109191155

「動かざること山のごとし」という格言もあったけど、あれもウソだったよね。

山や陸地なんて地殻変動簡単に動く。

Permalink |記事への反応(0) | 09:12

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-01

推し」が何故ここまで大きくなったのか

ちょっと考えてみたけどまとまらなかった

誰か頭良い人まとめてほしい

 

ライブ配信一般的になったっていうのはあるんだよね

あとキャラクタービジネスIPビジネスが上手くなった

「誰を推しいるか」がアイデンティティになるようになって、それによってその人の色も見えやすくなった

ブランディング一種な気もする、地殻変動はそこらへんで動いている気が

昔よりもブランドに対する忠誠心が高いんだよね

特にZ世代α世代で顕著

 

うそう、独り身が増えたのも原因かもしれない

恋人友達を作るのよりも、推しを作ることにシフトしつつある

と考えれば、「オタク一般化」であり、後押ししたのはやはりスマホの普及なのか

Permalink |記事への反応(3) | 22:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-11-06

【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

選抜条件



上記の条件のうち、いくつかを満たしているもの作家ごとに紹介する。

作品オチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。

記憶を頼りに書いているので誤っているかも。

グレッグ・イーガン

思い入れが多い。ただ、近年のイーガン長編自然科学素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇から入るのがオススメ人類寿命が実質無限大なので、天文観測のために2人きりで宇宙に出て平気で数万年かけて工事するなんてエピソードもあったりするんだけど、わかりやす宇宙ヤバい系だったら「ワンの絨毯」かな。この長編版のディアスポラは未読。イーガン大好きなんだけど、たまに作者の顔がちょっと透けちゃう

アンディ・ウィアー

火星の人」はなぜか「オデッセイ」の邦題で公開された映画原作で、火星にたった一人取り残された男が持ち前のオプティミズムで生き延びていく話だ。不足する酸素を作り出し、糞便からジャガイモを育て、何とか地球コンタクトを取り、必死地球への帰還を目指す。コンタクトを取れた瞬間に希望が開けていく様子が素晴らしい。

気温の低い火星で暖を取る意外な方法に注目。

プロジェクト・ヘイル・メアリーは、基本的ネタバレなしで読んでほしい。冒頭は記憶喪失の人物意識を取り戻したところからまり振り子の周期から重力加速度を割り出すことで自分地球にいないことを悟る。そして、ご地球外のミッションに送り出された理由を思い出す(ブクマの指摘でネタバレ削除)。

仲間の二人が死んでミイラ化しているという絶望的な状況からスタート。この作品も、サイエンスに対する信頼が読んでいて楽しい

上田早夕里

「オーシャンクロニクルシリーズおすすめ

近未来スーパープルームで海面上昇と地殻変動が起こり、人口が減少した世界日本列島さらに小さな島嶼の群れになっている。この世界には現生人類に似た陸の民と、魚のような生き物と双子として生まれ、その魚を肉親・パートナーとして暮らす海の民がいる。短編長編もあり、海の民と交渉する陸の民の物語もあれば、やがて次の訪れるであろう、人類滅亡クラスさらに大きなスーパープルームから人類を何とか生き残らせようと健闘する人びとが主役の話もある。なんとか宇宙進出するとか、人類を海に適応した海生生物にしてしまうとか、核融合炉で地下都市建設するとか、その絶望的で悲痛な努力が胸を打つ。作品によっては「異形コレクション」にも収められている。ある意味では「日本沈没」の精神的な続編でもある。

イヴィッド・ウェリントン

最後宇宙飛行士」は後述の「宇宙ランデブー」にプロットが似ていて、太陽系に未知の物体侵入してくるんだけど、オウムアムアの正体に対する考察にもなっていて面白い。また、主役がどうしても宇宙に出たいんだけど、ミスで同僚を死なせてしまったがゆえに長らく宇宙とは無縁の生活を強いられているところからスタートする。挫折したヒーロー、いい意味映画的で、リーダビティが高い。ややホラー寄り。

H・G・ウエルズ

古典のはずなんだけど児童書をのぞいて意外と読めていないなって作家。なんだけど、自分タイム・マシンという小説で「複数の種に分岐してしま人類」「知性を失った人類の子孫」「太陽が死んで滅亡に瀕する地球」という趣味を開花させてしまった。そういう意味では自分読書傾向に決定的な影響を与えたと言っていい。

円城塔

言語数学モチーフにした幾分難解な作品が多いのだが、最初作品の1つである「Self ReferenceEngineは少し肩の力を抜いて読める。舞台現実改変能力を手に入れてしまったAIの発生により、無数のパラレルワールドに分裂してしまった宇宙で、AI同士が互いの存在物理法則もろとも演算して書き換えようと争っている。壮大な世界観だが、22の断章の中ではシリアスありユーモアあり小噺あり抒情的短編ありと、何でもありだ。とにかく翻弄される人類おかしい。

小川一水

この人は「天冥の標」で有名なんだけど、長すぎるし自分も未読だ。「老ヴォールの惑星とかフリーランチ時代とか、短篇集も面白いのが多くて、特に「老ヴォールの惑星」はエイリアンの生態ものでは特に面白かった。上記の条件を満たす作品じゃないけど好き。

オキシタケヒコ

この人はどちらかと言えば筺底のエルピスで有名かもしれないけど、僕が好きなのは短編連作「What We Want」「平林君と魚の裔」「止まり木暖簾だ。これは銀河系が巨大な通商連盟支配されているという設定で、アメリカ大統領契約違反国民ごとエイリアンに売り飛ばされている。主人公必死になって地球に帰還した関西弁日系アメリカ人特に面白かったのが2作目の「平林君と魚の裔」で、この通商連盟の究極の目的が明らかになる。

問題なのは、この短篇集があちこちアンソロジーバラバラに収録されていることかな。せっかくなのでそれぞれ購入したうえで他の作品も読んで、お気に入り作家を増やしてほしい。僕も河出書房の「NOVA」とか東京創元社の年間傑作選とかでお気に入り日本人作家を増やした。後者新人賞作品も載ってるしお得だよ。

A・C・クラーク

幼年期の終わりについては一度ここに書いたけど、人間進化していって人間の形を失っていく未来が好きだ。それでも残る人間らしさとは何だろうか。共感だろうか、知識だろうか、はたまた血縁だろうか。

2001年宇宙の旅キューブリック映画で有名で、「ツァラトゥストラかく語りき」のパロディが笑えるほど量産されているんだけど、これもまた人類進化を扱った作品なのでオススメというか、進化ものでは避けて通れない作品。悪役である人工知能HAL9000がなぜ狂ったのかは「2010年」で明かされるんだけど、理由がわかるとちょっとかわいそうになる。「3001年」は「ぼくのかんがえた最強の未来社会」っぽくてそういう楽しみがある。

あえて注意することとしたら、解説で紹介されているキューブリック映画に関するブラッドベリクラーク発言現代価値観では不穏当な個所があることかな。

あとは宇宙ランデブー太陽系侵入してきた物体を探査するという一直線のプロットなんだけど、とかく未知のものに触れる驚きがいい。人物描写が浅いと批判されるのもわかるんだけど、人類が訳の分からないものに触れて戸惑うのが好きなんだからしょうがない。

意外とクラークを読んでいないことに気づく。

小松左京

「果てしなき流れの果に」については前に書いたね。基本的小松左京作品の傾向は宇宙人類日本人運命テーマらしいので、「三体」が好きだった相性がよさそう。実は残念ながら長篇は日本沈没しか読めていない。と言うか三体は宇宙人類中国人運命テーマだよね。

続きはこちら

Permalink |記事への反応(5) | 08:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-05-09

Twitterダメそうだな

自分直観結構当たると思ってる

ちょっとしたことですぐ終わるだのなんだの言う人はバカだと思ってるが

Twitterから衰退期の始まりあたりの雰囲気は感じる

まだ2年は顕在化しないだろうけど

 

もちろん原因はイーロン・マスクなんだけど

イーロン・マスクあくまトリガーであり、元々問題Twitterに合ったんだと思う

というかTwitterももレガシーなんだ

よくも長い間攻めた、がもう無理そうなので売ったんだろう

今後は回収期でありどんどんつまらなくなっていく(ただし利益は出る)

そうなると若者から逃げていく

 

問題は今逃げる先が無いってことなんだけど

このゾンビ状態がいつまで続くかっていう時期に入っていくと思う

これがいつまでかってのがいまいちからない

若者オープンSNSよりクローズドSNSにご就寝だ

でもそれも高校生まで、となるとTwitterを使うか他を使うかという選択が入ってくる

動画サービスSNSとしては貧弱だ、インスタも今はクローズドで使われているがTwitterほどの汎用的オープンSNSとして使うには弱い

行き場がない

じゃあ起業家はチャンスか、といえばそうでもない

SNSの難しさと限界はもう分かってしまっている

次が出てこない

こっからが読めない

 

__

 

自分用に書いた駄文を伸ばすなよ

何も言ってない文章の何が面白いんだ?馬加じゃねーの?

 

せっかくだから具体的なことを書く

買収前、Twitterはひたすら規模拡大に勤しんでいた、売上を伸ばし従業員数を増やし、赤字を垂れ流してた

参考 https://www.ohmae.ac.jp/mbaswitch/twitter_financial_results

まり上場してるにも関わらず、上場前のベンチャー状態だったわけ

今だと出前館みたいな感じ

んでこっからどうするんだという状況で現れたのがイーロン・マスクかいバカ

なんかまるでTwitterを乗っ取ったような見られ方をしてるが、よくよく見たら単なるバイアウトだろ

彼がTwitterを買ってから従業員をひたすら解雇したり有料化を進めてるのは黒字化のためであって

経営者としてはすごく真っ当なことしてる

からTwitter社はビジネスとしては終わらない

元々コストかかるようなビジネスじゃないんだから、規模は変わろうが潰れることはない、潰したら無能無能

 

話題にしてるのは、世間でのTwitterというポジションを保てるかどうかと言う話

若者の各サービスの利用率見ると、Twitterガチで安泰だったんだ

参考: https://www.ohmae.ac.jp/mbaswitch/twitter_financial_results

ただ、上場バイアウトなどと言うタイミングでは色んな面で変化がある、コスト人材リソース思想とか

から伸びるか、維持できるか、落ちるかが決まるわけ

特にバイアウトは変化が大きい、5年くらいの成長途上のサービスなら変わらないだろうし、リクルートみたいに今更上場するのかみたいな会社でも変わらない

ただTwitterのように、17年もやって散々あがいた挙げ句初期メンバーが「もう無理だー」となって逃げ出して挙げ句競合サービス作るみたいな状況だと

結構壊れる可能性があったと思う

からTwitter大丈夫かな?」と思ってみていた

 

こういうバイアウト後の変化で見るべきところは、サービスのコアとなる部分を変えてしまわないか、維持できるかだと思う

せっかく世間に受けてる部分できてるのを壊れちゃったら、他社参入の隙を作る(去年までは隙なんてまったくなかった)

それで最近の変更、特に「休眠アカウントが消える」を見て「ダメそうだな=コアに手を入れそうだな」と思ったってだけの話

ただこういう地殻変動は起きないし、特にネットワーク効果が効きすぎるSNSでは、たとえサービスがクソになっても当分動かない

それにSNSというジャンルは大体やり尽くされているし進化も終わってる認識なので、果たして他社参入の余地があろうが変化はいつどうやって起こるのかが読めない

ていうか読めるなら億万長者になれる

 

特のテキストにおけるSNSは、どんどん単文化・軽量化していった進化の流れがあって、Twitter臨界点だったと思う

ここから先ってなくない?新生サービスがどうTwitter領域を取るんだろう?想像ができない

 

パターンとしては

・ある日あたらしいやり方がでてきて、大移動が起きる

・皆がTwitter文句言いながら使い続けるゾンビ状態になる(ニコニコとか2chがそうだった)

動画サービスクローズドSNSなどの別ジャンルが、間接的にTwitterを削っていく

くらい?

ちなみに「Twitterに似た、少し改善したSNS」では絶対に取れないと思う

それって2ch民が「おーぷん2ちゃんねるとかしたらばに移動しようぜ」って言って結局出来なかったやつでしょ?不可能なんだよ

からMastodonも無理だし、Blueskyも、よっぽどのことがない限り無理

ただ、「そういうのに移動したい層がいる」っていうのは一個のフラグだよ、そういうのが何回か起きると突然サービスオワコン化する

 

現状、噂レベルだけど若者10代)はクローズドSNSでワイワイやってるらしい、特にインスタで

インターネットおっさんしか居ない気がするのはそのせい

まあ変な黒歴史を公開するリスクもないしその方が良いんだろうけど、気になるのはZ世代α世代大人になってもそれが続くのか?という点

から読めない

 

ていうかアクティブユーザー数は伸びてるんだから普通にコストカットするだけで良いのに

余計なことばっかしてるよなイーロン・マスク

参考 https://service.aainc.co.jp/product/echoes/voices/0014

 

繰り返すけどTwitterは潰れないし無くならない、mixiニコニコも5chも潰れてないだろ

ただ2,3年後若者が使ってるのかはわからない、お前らみたいな運営にとってはうざいアーリーアダプターどもが使ってるかもわからない

アカウントが消えるかもしれないSNS積極的に使う理由ってどのくらいある?特にコンテンツ生み出してる側

Permalink |記事への反応(20) | 10:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-02-22

物価高で今年から色々地殻変動がありそうだな

サービス事業者的にはチャンスなんだけど

シェアリングエコノミーさらに先は貧テックくらいしかないんだよなあ

Permalink |記事への反応(0) | 18:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp