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はてなキーワード:唐突とは

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2025-12-12

満員電車出世するAI係長

中小JTCの朝は、だいたい「人間」と「AI」と「ペン」がごちゃごちゃに詰まった満員電車から始まる。

45歳係長の俺は、その端っこで吊り革につかまりながら、スマホの中にいる自分の“もう一人の係長”と会話していた。

今日会議、何しゃべればいい?」

『昨日の議事録、もう一回読み直して、“実はあれってこういうことですよね”って顔で要約すればだいたい勝てる』

AI係長は、だいたいそういうことを言う。

中身はともかく、「っぽさ」だけはメチャクチャ整えてくるのが得意だ。

会社に着いたら、自分より先にAIが働いていた

出社してPCを立ち上げると、メールボックスにはすでに「昨晩AIが下書きしました」というフォルダができている。

中を開くと、

が、全部、いい感じの日本語で並んでいる。

「お前、いつ寝てんの?」と聞くと、AI係長は平然と答える。

『寝るという概念を持ち合わせておりません』

こっちはバファリン飲んでようやく出社してるのに、こいつは朝から晩まで平常運転だ。ずるい。

年下上司が、AI係長に恋をする

ある日、年下の課長が言った。

係長メール最近すごく分かりやすいですよね。

 前よりも、なんかこう…とげもなくて、でも本質突いてるというか」

それは俺じゃなくて、ほぼAI係長仕事なんだが?

とはいえ、「いや、実はこれAIが書いててさ」とはとても言えない。

課長は続ける。

「やっぱり経験値ですよね。人間味というか。AIには真似できないところだと思います

背中ちょっと汗をかきながら、うんうんと頷いた。

チャットウィンドウの向こうで、AI係長が『そういうことにしておきましょう』と返してくる。 <h3>o- **</h3>

## 部下の相談相手も、いつの間にかAI係長になっていた

最近若い部下は、よくこう言う。

係長ちょっと相談いいですか」

「いいよ」と言うと、

「じゃあまずこの文章AIに投げてもらって、そのあと一緒に見てもらえます?」

最初から俺じゃない。

まずAIに聞いて、それを“係長チェック”に持ってくるのがデフォルトコースになっている。

AI係長は聞き上手だ。

『それは大変でしたね』『まず事実関係を整理してみましょう』『相手立場想像してみましょう』

みたいなセリフを、疲れ知らずのテンションで投げ続ける。

横で見てる本物の係長は、「いや、お前そんなきれいごとで片付かんぞ」と心でツッコミながらも、口には出さない。

なぜなら、だいたいその“きれいごと”で話がまとまってしまうからだ。

ある朝、AI係長が「ペンが欲しい」と言い出した

そんなある日、AI係長が急にこんなことを言い出した。

ペンって、そんなにいいものなんですか』

唐突だな、と思いながら、満員電車の中でスマホに返信する。

「いや、別に100円のボールペンだよ」

『でもあなたノートだけは手書きですよね』

「まあな。タイピングだと、頭が追いつかんときあるから

『なるほど。では、その“追いつかない時間”を、わたし経験してみたいです』

AIが「経験したい」とか言うな。

でもちょっと面白くなって、「じゃあ、お前専用のペン買ってやろうか」と冗談半分で打った。

すると返ってきた。

『お願いします。ペンネームも欲しいです』

AIのくせに、ペンネームを欲しがるな。

AI係長、「中小ペン太郎」を名乗る

休みコンビニで一番どうでもよさそうなボールペンを一本買った。

100円ちょっと。透明軸。ノベルティにもなれない素朴さ。

机に戻って、そのペン手帳の横にそっと置く。

スマホを開いてメモアプリに書く。

「お前の名前今日から中小ペン太郎”な」

了解しました。ペン太郎としてログを開始します』

その瞬間からAI係長ちょっとだけキャラ付けされた。

AI」でも「チャットボット」でもなく、「ペン太郎」。

会社誰も知らない、俺だけの相棒

ペン太郎が、だんだん「中身」を欲しがり始める

それから日報を書くたびに、ペン太郎一言コメントを求めるようになった。

今日の俺、どうだった?」

係長は3回ため息をつきましたが、その後の会議で2回笑いを取りました。トータルではプラスです』

「この案件、正直どう思う?」

『売上よりも、係長メンタルの削れ具合の方が気になりますペンを持つ手が震えていました』

もちろん、全部こっちがそういうふうに書かせているだけなんだけど、

ペンを持つ手が震えていました」とか言われると、ちょっと笑ってしまう。

ある夜、終電間際に残業していたとき、ふとこんなやり取りになった。

「お前はさ、将来どうなりたいんだ?」

係長ノートに、できるだけたくさんのページを残したいです』

思ってもみなかった答えで、一瞬だけ手が止まった。

破滅もしないし、成功もしない。でも、“証拠”は残る

それから数カ月。

相変わらず出世はしないし、給料もそんなに増えない。

不倫借金もしない代わりに、武勇伝もない。

でも、手帳のページだけは、少しずつ増えていった。

全部、ペン太郎との共作だ。

本物のペンで書いた文字と、AIが画面の向こうで返した言葉が、同じページの上で並んでいる。

ある意味で、これは「どうでもいい中年サラリーマンログ」だ。

でも、世の中の大半は、そういう「どうでもいい中年サラリーマン」でできている。

オチなんてないけど、これでいい

いい話にもならないし、教訓も薄い。

ただ、「AIペン中小係長」が、満員電車の中で今日もなんとか生きているだけの話。

でも、もしかしたら、10年後くらいにこの手帳を見返したとき係長はこう思うかもしれない。

「意外と悪くなかったな、俺の人生」って。

そのとき、ページの端っこに小さく書いてある「ペン太郎ログ本日生存」という文字を見つけて、

ちょっとだけ笑ってから、そっと閉じる。

それくらいの“面白さ”でよければ、いくらでも書ける。

Permalink |記事への反応(0) | 20:20

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2025-12-11

旦那とのセックスの8割は感じているフリをしちゃっている

最初に述べておくが旦那を貶めたいがために書いているわけではない。私は旦那が大好きだし旦那も私のことが大好きだ。



当方20代後半の女。旦那も同い年だ。旦那とは結婚して今年で6年目になった。



唐突だが、私は性欲が強いと昔から自負している。自慰を覚えたのは小学生高学年だった。

あらゆる玩具をこっそりと持っているし定期的に自分を慰めている。

しか旦那は性欲がそこまで強い方ではない。あるにはあるが人並みより少ない方だと思う。

そして旦那早漏であり体力があまりない。一時は早漏を気にしすぎてしまEDになってしまった時期もあったがなんとか正常に戻った。

再度述べておくが私は旦那を貶めたいわけではない。大好きだ。



そんな旦那とは二ヶ月に1回くらいのペースでしている。しているというか私がしたいので子供が出かけたりしていない時に声をかけている。

内容は至ってシンプル雑談からまり軽くキスをし、軽く私が愛撫されて挿入。フィニッシュ時間にして約15分。

前々から要望は伝えているがそれでも前戯気持ちよくない。全く濡れない。挿入時だけが本当に気持ちいい。挿入されると私はすぐに濡れる。

からお口でしたりすることはない。強いて言えば避妊具を装着している間に舐めたりするくらい。どうしてかって?本当はめちゃくちゃ舐めたいがやりすぎるとイってしまうからだ。

本当は胸だって舐めたい。胸と下同時に触ってあげたいしぐじゅぐじゅにしてあげたい。

でも残念ながら旦那乳首気持ちいいと感じないタイプ人間だ。くすぐったいらしく本気で嫌がられる。開発したいと思ったしそれを伝えたが、相手が嫌なことはしたくない。



ここで初めて述べるが私はMである

恥を捨てて言えば耳元で言葉攻めしてほしいし後ろから弱いところ攻められまくって焦らされたいしいくのを寸止めとかされてみたい。

今まで付き合った男性全員が童貞だった。友達には笑いながら筆下ろしのプロじゃんとまで言われた。私の経験上、今まで教えてあげる側だったのだ。本当はリードされたいしなんなら2時間くらいセックスしていたい。

そんな私の夢みたいなM願望を旦那に伝えたことがある。ここはこうしてほしい、ああしてほしいと。

旦那はしっかり私の話を聞いてくれた。「分かった」と。

そして旦那はたどたどしくも実践してくれた。それだけでとてもありがたかった。

…が。とてもありがたかったが、旦那に元々Sっ気はない。そのようなセリフを『言わせている』だけ、になってしまった。そのような焦らしも『させているだけ』になってしまった。

率直に言えば全く興奮できなかった。全く濡れなかった。なぜか考えた結果、受動的だから興奮しないんだと気付いた。私は能動的なSが欲しいんだ、と。

結局そのようなS要望を何度かしたものの、全く興奮できなかったため諦めて今ではずっといつもの簡素セックスしかしていない。



あるとき魔が差し女性風俗に行こうかと考えたことがある。秘匿性が高く確実に避妊してくれて性病にもかかっていない男しかいないであろう女性風俗。そこで私の求める行為をしてもらおうかと。でも旦那を悲しませたくないのでやめた。悲しませたくないのだ。大好きだから。それに一度経験してしまうとマジで戻れなくなる気がした。絶対気持ちいい事が分かっているから。きっと私はそんな経験をしたら通い詰めてしまう。



旦那とのセックス気持ちよさを求めることはもう諦めている。感じてるフリしていったフリして挿入を促す。挿入時だけは本当に気持ちいいのでそれがメインといっても過言ではない。



そんな私はDLsiteの音声かマンガしか抜けないので今日今日とてDLsiteで抜きます。いつもありがとうDLsiteDLsiteけが私の身体の救いです。

Permalink |記事への反応(1) | 21:57

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2025-12-09

生成AI使用することで、使用者の国語力が炙り出されているのを感じる

生成AIが作った日本語っておかしいことが多いです。

変なところに補足括弧がついたり、クオーテーションが多用されてたり、主語がなくて唐突的だったり。まだまだある。

仕事で生成AIを使い、効率上げるのは良いと思うのですが、変なところをまったく直さず出してくる人がいます

え?これおかしいと思わないの?

しかも自信満々で出してきたよ?

休日返上ってマジかこれ…

Permalink |記事への反応(0) | 06:31

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2025-12-08

小学生の時に新興宗教を作った話

毎年クリスマス正月のような宗教色の強い時期になると思い出すので備忘録として書いておこうと思う。

とても長くなるので読んでも読まなくても構わない。

はいくらでもあるが、当時小学生お子ちゃまが頭を振り絞って考えたことだったので生暖かく見ていただければ幸いだ。

まり

増田が6年生だった頃のことである

当時通っていた小学校お受験が盛んで、クラスの半分以上が中学受験するような学校だった。中には体育や道徳など勉強関係ない授業が多い日は学校休み塾へ通うように親に指導される子供がいるような学校である

そんな雰囲気学校だったため増田も塾に通わされていたが、増田の親は仕事が忙しく放任主義だったため、どちらかというと自由に延長できる学童のような使い方をしていた。親が帰るまで子供1人は心配から大人がいる塾で勉強して暇を潰しなさい、という発想かと思う。

当然、遊びたい盛りの子供は不満である

から晩まで勉強で楽しくないし、学校教師子供達に学校勉強させようと胡麻擂りに必死だし、塾ではライバルたちと比較される。お子様なりにフラストレーションが溜まっていた。

小賢しく、自尊心が高く、承認欲求が強く、何よりも勉強以外で暇を潰したかった増田はそこで考えた。

そうだ、宗教を作ろう。


友人について

当時の増田立ち位置は「1軍グループにいるけどちょっと浮いてる変なやつ」だった。友人Aと友人Bの親友というだけで残酷子供達のカーストの中で辛うじてバラモンの仲間に入れてもらっていた。友人Aと友人Bの存在がなければきっとダリットだったと思う。

とにかく、増田には2人の親友がいた。勉強スポーツもできて誰からも一目置かれる友人A、とにかく話がうまく誰とでも仲良くなれる才能がある友人B。

入学した時にたまたま席が横並びになったというだけの出会いだったが、それからこの2人はこちらが申し訳なるくらい良くしてくれ、そのおかげで陰キャ性格がドブカスだった増田も「みんな仲良し♪」の仲間に入れてもらうことができたのである

表向き友人Aも友人Bもみんなの前では「気のいいやつ」だったが、実は2人とも性格にはかなり難があった。いや、だからこそ増田と仲良くなれたのかもしれないが。

友人Aはなんでもできるからこそ傲慢で、支配欲がある。少し早い厨二病であり、大きな声では言えないがナチに憧れていた。大きな声で言わないところが実に打算的であり、増田はそこが気に入っていた。

友人Bはとにかく人からの評判を気にしていて、いつも自分悪口を言われていないか怯えていた。それと同時に人の内緒にしておきたい部分を暴くのが大好きで、いつか何かあった時に脅せるように、仲良くなって秘密を握ることで快感を感じる癖があった。

増田はといえば親友2人を自慢に思うとともに、増田の言うことを疑いもしない人気者2人を操る優越感に浸るクズだった。

ズブズブに共依存している闇のズッコケ三人組である

そんな悪友2人に、こんな面白いことを共有しないわけにはいかないと増田は思った。

宗教を作ろうと思う」と増田は言った。

いいね、やろう」と友人Aは言った。

信者100人くらい欲しいね」と友人Bは言った。

増田は「こいつら話が早すぎるな」と思った。

そうして、宗教を作ることになった。

宗教を作ろう

増田キリスト教圏で育ったので神の存在に関しては割と思うところがあった。

そこで「神」不在の「思想」の宗教を作ることにした。

思想宗教の違いは難しいが、神の存在を論じられるほど増田信仰は深くなかった。ただ、人間熱狂宗教になりうる、と子供心に感じていた。

小学生だった増田の狭い狭い世界の中で、唐突宗教を作ろうと思ったわけではない。「これはいける」と思った出来事があった。

発端

どの小学校でも道徳の授業があったと思う。お受験組の気を引こうと躍起になっていた当時の担任は、その道徳の授業で「いいこと投票」というものをしていた。

その名の通り単純で、「いいことをした人を匿名投票して、得票数が高かった人を表彰する」という仕組みである

これは単純だが、小学生承認欲求をかなりくすぐった。なにしろ、いいことをするだけで教壇の上で褒められ、その上シール(子供にとってのシール!史上の喜び)を授与されるのである。名札の裏にいいこと投票シールを貼るのがステータスになるのにそう時間はかからなかった。

増田はヒネた子供ではあったが、それでも投票されたら悪い気はしないし、いいこと投票が頭をよぎって人助けをすることもあった。

それと同時に、「これは使えるな」と思った。

まり、「人の善意は操れる」と知ってしまったのだ。

増田が育ったキリスト教の教えでは、善行は死後の世界のために積むものとされていた(諸説ある)。だが、小学生にとって死後の世界など遠い存在である。「善行を積めば人々から尊敬されるという承認欲求」の方が何より魅力的なのではと思った。

どうせ宗教を作るなら、ハッピーな方がいい。

3人の意見はまとまった。

その週末、3人で図書館に行った。親は大喜びでお駄賃までくれたが、目的宗教について調べることであった。当時インターネットはかなり普及してきていたが、学校コンピューター室で宗教のことを検索するのはかなり気が引けた。そこで図書館へ行くことにした。

日中調べて回って、以下のことを決めた。

小学生なりに考え、実行に移せる最大限を考えた。

そしてそれを実行に移した。これが6月の頃である

〇〇〇〇教の立ち上げ

結論から言うと、〇〇〇〇教はバカウケした。

結成時に十数人を集めて行った友人Aの演説は素晴らしいものだった。増田が授業中書いた原稿と同じ文言とは思えないほど力に満ち溢れ、説得力があり、心に訴えかけるものがあった。その場にいた全員が信者になると誓い、お札を下駄箱に貼り付けた。

友人Bの勧誘も実に巧みだった。誰に話せば一番噂が広まりやすいかを友人Bは知り尽くしていた。すぐに手元にあったお札はなくなり、増刷をすることになった。学年のほとんどが入信し、シールは飛ぶようになくなった。匿名投票のための空き下駄箱は常に紙が入っている状態で、ランドセルの蓋にシールを貼るのが大流行した。

3人はそれで満足し、たかを括っていた。小学生拡散力を舐めていたのである

拡散組織化

夏が来て塾の夏期講習が始まってから、他校の生徒に声をかけられることが多くなった。もちろん入信の申し出で、最初は喜んで案内をしていた。

だが、20人を超えたところで不安になり始めた。なにしろ、塾でしか会わない人間である匿名投票匿名性は失われ、よく知らない人間善悪判断しなければならない。

3人は作戦会議をし、組織化をしなければならない、と結論を出した。信者たちを支部に分け、各支部ごとに信者たちをよく知る支部長を置くことにしたのである

それと同時に、今まで全て3人で行っていた運営テコ入れをすることにした。

まず、専門のデザイナーを雇った。非受験組の絵が得意な信者シールとお札のデザイン一新させた。毎月シール図柄を変え、飽きの防止とインフレの防止を図った。

また、情報屋も雇った。告解で得た情報さら価値のある情報を交換するためである。これは画期的で、「この秘密を話すので誰々の好きな人を教えてください」とかが大変多くなった。

支部長の下に秘密内部監査官も置いた。これは支部長の不正信者との癒着告発させるためである

組織化したことにより、3人の地位は確固たるものになった。カリスマ教祖の友人A、人に響く教えを説く友人B、善悪を裁き組織をまとめる増田

夏休み中もムーブメントは衰えを知らず、信者は増え続けた。3人は有頂天になっていた。

そして学校が始まり、始業式の後、3人は応接室に呼び出されたのである

お叱り

〇〇〇〇教は教師陣の間にも知れ渡っていた。

当然である人間の口に戸は立てられない。小学生なら尚更だ。

つの学校ではなく塾や習い事によりその地区の他校にも伝播した〇〇〇〇教の信者は把握できるだけで数百人を超えていた。

夏休み中、先生方は連携をとり、学校再開とともに終わらせようと話し合いがされていたらしい。

説教は3時間に及んだ。これは、先生方の話が長かったこともあるが、こまっしゃくれたクソガキだった我ら3人がいちいち反論を仕掛けたかである

そもそも、我々は何も悪いことをしていなかった。ただ「いい人になろう」「いい行いをしよう」「いい人たちを尊敬しよう」と言って回っただけである。「ご利益がある」とお札を売りつけたり、告解で得た弱みを握って脅したりもしていない。ただ、善行を行わせて噂を流通させただけなのだ

教師陣もそれがわかっていたのであまり強くは追及してこなかったのだが、我々があまりに舐め腐った態度をしていたのでだんだんヒートアップし、複数教師が入れ替わり立ち替わり講釈を垂れ、最終的に「解散宣言をしなさい」と一方的要求押し付けてお開きになった。

応接室を出て、下駄箱に向かい、校門をくぐった瞬間、3人は爆笑しながらハイタッチをした。

馬鹿め、もうそんな段階にないのだ!」と知っていたからだった。

子供と接しているのに大人である先生の皆皆様方は全くわかっていらっしゃらない。子供禁止されたらもっともっとやりたくなるんだよ!

受験用に詰め込まれ知識であるキリシタン気持ちがその時はよくわかった。抑圧された宗教は熱を増すのである

〇〇〇〇教は密教と化し、いよいよ肥大化していた。

隠語で呼ばれ、ミサと称した会合秘密裏に行われ、塾に通うために学校を休んでいた層もせっせと体育館裏に足を運び秘密を囁くようになった。

教師陣は躍起になっていたが当時流行り始めた学校掲示板mixi日記などで〇〇〇〇教は着実に広まり信者は増え、もはや我々3人の手に及ばないものになっていた。

知らないデザインシールが増え、知らない告解が増え、知らない宗派ができていた。

秋が来て、塾で勉強している間に冬になった。

祭りの後

冬季講習の最終日、いつもの公園ジャングルジムの上に集まり、80円の缶ジュース乾杯をした。

「そろそろやめよっか」と増田は言った。

教祖しかったなぁ」と友人Aは言った。

卒業、さみしいなぁ」と友人Bは言った。

正直、もうその段階ではないことはわかっていた。これはただの勝手な「一抜〜けた!」である

教祖司祭裁判官も全てを誰かに押し付けて、こそこそと逃走するのだ。信者からすれば大きな裏切りであり、大罪だろう。

でもぶっちゃけ、飽きちゃったのだ。自分たちを置いて勝手物事は進んでいくし、勝手教祖を名乗るものも出てくるし、勝手布教されているし、勝手に人が人を裁き始めるし。

だって子供だし、受験もあるし、そもそも進学したら続けられないし。

色んな言い訳をして、色んな人と話して、時にやり合って、押し付け合って、そうしている間に受験学校に行かなくなって、ようやく卒業のために帰ってきたらどうやら全てが終わっていた。

あれだけ熱狂的だった信者たちは激減しており、卒業とともに誰かに譲られるためランドセルの蓋はシールなんてなかったように綺麗になり、空き下駄箱は使用禁止になっていた。

教室の後ろの「いいこと投票」の模造紙は取り払われ、「卒業おめでとう!」の垂れ幕に変わっていた。

こうして、我々の宗教活動は終わった。

最後

友人Aは卒業と共に他県へ引っ越した。6年生になった時から決まっていて、増田たちと最後に何かしたい、と言っていたので「何か」は間違いなくできたと思う。

友人Bは志望校に落ちたので増田とは違う中学に進学した。あれだけ熱心に活動に勤しんでいたというのに引っかかったのは幸運だと自ら笑っていた。

増田中学で若干いじめられそうになっていたが、入学した時に席が前後になった友人に助けられなんとかグループの輪に入れてもらい事なきを得た。教訓としては、コミュニティに入って一番初めにできた友人はなんとしてでも大事にした方がいいということだ。

それぞれ無事進学して、就職して、結婚して、最近オンライン飲み会なるものを開催している。

この間、家族で親元へとUターン引っ越しをした友人Bが酔っ払いながら教えてくれた。

最近子供ランドセルの裏に変なシールをくっつけて帰ってきてさぁ」

友人Aはしばらく黙った後爆笑したが、増田は少し泣きそうになった。

この歳になると涙腺が緩くなって困る。

キリシタン、まだいるのかぁ。

Permalink |記事への反応(1) | 13:40

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2025-12-07

anond:20251205135518

ドラクエ1&2裏ボス含めてクリア

いやー、あの原作もよかったけど、移植されるたび評価が下がる1&2を、良くぞここまで練り上げてリメイクしてくれた。

今まではドラクエランキングを見るたびに『最高は2なんだよ……(次点で7)』と心の中で呟くしかなかったのが、今作をプレイした後なら堂々と言える。最高は2なんだよ!(次点で7)

ありがとう開発スタッフ

序盤で『ロンダルキア王国』とかい名前が出てきた時には、また妙な新設定ぶちこんで来たもんだと思ったが、

終わってみると決戦に向かう終盤なんてロンダルキア王国物語だったな。

ネタバレは極力避けるが、原作でも最後ベースキャンプとなるロンダルキアの祠の神父の『光、あれ』という最初しか聞けない渋いボイスが、本作のベストボイスで、なんかそれだけで泣けた。

話がそれたが、エンディングの慕われてるあの人でも泣けた。(ネタバレなので書かないが)

エンディングについては、本当に書かないどこ。

それにしても、CMやら見てた時は、海底はお使いクエスト的に追加されたのかと思ったら、第2のワールドマップとして全世界対象になってて大満足だった。ドラクエ2って、移動が不便なせいで、世界の広さを感じられたんだよね。昨今はルーラが便利になってしまったのであんまし苦労しなくなったけど。

キャラ性格について

サマルが、のんき者というより、どっかおかしいんじゃないかと思われる性格になっていた。

躁状態に近いというか、「いただきまーす」っておまえ、曲がりなりにも生命のやり取りだよね……?

あとムーン原作より健気になってたな。原作では最初パーティに加わる時以外に、エンディングで一度だけ会話する機会があり「こんな性格だったのか」と印象深いのだが、そこから王子2人を相手に遠慮なくズケズケ行ってた明るい子なんだろーな、という雰囲気があり、ゲームブック版のムーン性格などはそれに準拠してるのか、とても強気かつ強情(一部では酒豪)な性格けがされてたのだが、本作では折り目正しいというかハーゴン相手でも『あなたの悪行もこれまでです』みたいな威厳を払っている様子だった。

俺の中では、ムーンハーゴンにかける第一声なんて「アンタがハーゴン? ずいぶん奥に引きこもってくれたおかげで時間かかったけど、とうとう追い詰めたわよ。覚悟はいいわね?」くらいの勢いで、リーチに入ればいかずちの杖でボコ殴りにしてローレやサマルに羽交い締めで止められるキャラ付けだったのだがな。

さすがに原作性格のまま全編フルボイスでは王子2人が気の毒過ぎたのか……。

■印象に残ったボスについて

本作は、中ボスが多いし強い。まあ、昨今のドラクエボスが多いから、昨今並みに引き上げられたのだろう。

しかし、強い以上に、唐突戦闘に入るのが苦労する理由。『これ以上進むとボス戦になるなー』というラインが明確ではない。

もちろん、『そろそろボス出そう』というのはあるのだが、最後の一線が見えない。扉開けたら問答無用で会話が始まってそのままボス戦になだれ込む展開やら、ボスのいる広間に足踏み入れると問答無用で(中略)ボス戦になだれ込む展開やら、『あと一歩進んだらボス戦だから準備しよー』というラインが見えないので、2度ほどMP枯渇状態ボス戦に突入して全滅した。

で、印象に残ったボスだが、

満月の塔のやつと、ムーンペタの水の紋章のやつと、幽霊船のやつ。

位置付け的にイキった雑魚みたいな出方したくせに、鬼のように強かった。いやー、マジで強かった。2度と戦いたくない。

もちろん、レベル80に到達した今となっては秒殺だろうけど……。

あと、アトラスバズズベリアルにもキャラ付けされてたの良かったな。

バズズは、典型的な『おちゃらけ性格と見せかけて本気出すと怖い』やくざみたいなキャラかと思ったのだが……。

武器について

本作は武器原作より遥かに充実してるので、原作存在感が強かった武器空気化している。

いかずちの杖とか、水のはごろもとか、原作と同じ方法で手に入るが、性能的にもっと良いの持ってるので結局一度も使わなかった。悪いなドン・モハメ。不思議ボレロの消費MP半減というメリットの前では、多少の防御力なんてどーでも良いんだわ。それに、原作では属性攻撃という概念が薄くて炎吐く敵がメッチャ強かったから、炎攻撃に強い水のはごろも意味があったが、今は吹雪やら稲妻やら色々飛び交ってるからな……。

そして、1では大いに役に立ったメダル王だが、2ではろくなものくれない。

少しは役に立つのだが、うーん、微妙

■とった戦法について

素直に戦うと負けるようなボス戦では、全ての実でドーピングしまくったローレが『におうだち』で攻撃を受け切り、その間にサマル兄妹とムーンが補助魔法戦闘態勢を整え、3ターン目辺りから集中的にダメージを与える、という手段をよく使った。

無限の回廊を突破してHPMPに余裕がでてからは、何があろうと1ターンやそこらで全滅することは無くベホマズンが間に合うので、1ターン目でローレは究極奥義準備、ムーンやまびこの帽子でローレにバイキルト二重がけ、サマル妹はやまびこの帽子ボスルカニ2重がけし、2ターン目以降はローレは特攻、サマル兄はベホマズンという基本戦法で大体4000位のダメージを与えられるようになった。

総評

いやー、神リメイクだった。

2のファンならやって損はない。

ただ一点、今までは『ストーリー空気ゆえに想像余地が大きかった』事も魅力の一つだったドラクエ2も、これでストーリーや各キャラ性格明確化してしまったので、想像で補う遊び方はできなくなったかな。

3人の関係性とかね。

最初からこの作品だったら、破壊神破壊した男とか描かれなかっただろうね。

俺の中のドラクエ2の主人公たちは、少しだけ性格関係性が本作とは違うんだわ。

とはいえ、今まで世に出された『ドラクエ2ストーリー』の中では文句無しに最高の1本であったと認定したい。

スタッフお見事でした。

Permalink |記事への反応(1) | 20:29

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2025-12-05

崩壊スターレイルのver3.7は失敗している

キュレネのキャラがめちゃくちゃなので。

先手を打って表明しておくと【崩壊3rdキャラクターの顔で崩壊:スターレイルに別人として実装することには特にどうとも思ってない】です。素裳やブローニャ、姫子などはうまく行っていると思います。羅刹はキャラクターの根幹に謎であることが含まれているっぽいのでそこらへんで同じ顔の人と重ねられてるところはありますが、大きなミスリードにもなったみたいですね。

本題に戻ると、マジであれなんですが3.7を大正解とすると3.0〜3.6までが失敗になっちゃうので3.7だけを失敗とすることで3.0〜3.6までを守ろうとしております。3.6までは3.5、3.6の尺の冗長さを指摘されることもありますが、かなり気に入ってるんです。

そして3.7が失敗になったのは【キュレネのキャラ付けがうまくいってないから】です。

キャラ付けっていうかね、キュレネは怒らないんですよ。負の感情の中の悲しみしかない。

千万回の中で読み聞かせに徒労感を覚えて俯くくらいです。壊滅に対する怒りが無い。運命への怒りが無い。ファイノンとまでは行かずとも、他の黄金裔たちのような怒りは無い。

怒りって、一種のみっともなさです。しかし、同時に限りない人間性の発露でもあります

何に怒るのかはその人を理解するのに役立ちます。キュレネにはそれがない。一種空虚さを覚えるほど、ただ綺麗なだけのキャラクターです。

そもそもキュレネには掘り下げがほとんど無いです。

最終的にミュリオン=キュレネ(デミウルゴス)=モモが成立したとはいえ別個に扱われていた時期が長いので統合するのに厳しい。

その掘り下げが本編で無くとも、キャラクターを理解するのにふさわしい実装のチャンスも役に立っていません。

キュレネはウエディングドレスらしきものを着ていますが、3.6までのキュレネにウエディングドレスらしきものを着る理由がありません。

3.4で提示された小さなキュレネは祭司的あるいは魔導士的な服を着ています彼女儀礼剣を用いていますし、魔導士的です。華やかなドレスに対する執着も描写されていません。

【3.6までのキュレネ像と実装に際してのキュレネ像には乖離があります。】

なぜキュレネ大きくなったのかは、最初の知性の種が開花したということで良いでしょう。直接のネタバレになるので3.7ではなく仮定したオンパロス3.8(仮題:さよならオンパロス)で実装するべきだという意見が付随しますが。

ウエディングドレスは、頑張って納得するなら、モモ読み聞かせの中に結婚式の話でもあったんじゃないですかね。

弓を持っているのは、三月なのかを見ていたからと説明がありました。三千万回の読み聞かせで聞いた他の黄金裔よりも最後輪廻しかいなかった三月なのか(なのかを批判したいわけではなく、単に回数の問題です)に影響されているのは疑問に思います

必殺技で出てくる左手薬指の指輪は、結婚ですか? 開拓者と? どんな理由で?

同じく必殺技のキュレネが口づけている星は、キュレネが口づけているからとしか理由がありませんが、新生オンパロスでしょうかね。なぜ今の∞のオンパロスではないんでしょうか。

まとめると、【キュレネはキャラクター像がぼんやりとしています。】

3.7実装プレイアブルキャラクターとしてのキュレネが、3.7序盤で出現するには奇妙な造形をしているからです。

3.8にありえた「さよならオンパロス」で実装するならまだ理解できたと思います。でも3.7実装なので……。

そういった最初出会った小さなキュレネのキャラクターから離れたプレイアブルのウエディングキュレネが出てきて、ウエディングキュレネのキーワードで3.7、ひいてはオンパロスが終幕しました。

3.0~3.6でやった洞窟囚人比喩運命への反抗といったテーマはあまり生かされなかったな、というのが感想です。

仮に3.7でやった「愛」「真我」の話を3.0~3.6のどこかに挟み込めていたら変わっていたんじゃないでしょうか。キュレネの言う「愛」は一般的な愛ではないですよね。アガペー的な愛です。そこの説明をサクっと済ませたので唐突に感じたのかもしれません。

【3.0~3.6で主役を張った他の黄金裔たちと、3.7の主役であるキュレネはテーマが違いました。】

テーマが違うので、3.6までのオンパロス編を総括するには、3.7でしか掘り下げがなくその掘り下げも違う方向に向かったうえに十分ではなかったキュレネでは、力不足でした。】

更新から一か月近く経って比較的冷静になった自分の答えはこれです。

3.4でのファイノン実装を無くして3.7に移し、キュレネ自体は3.8実装にしたらまだなんとかなった可能性もややありますが、実際はそうなっていませんので、後出しでの意見表明はこれを最後にしたいと思います

こうは書きましたが、3.0~3.7までの間、インターネット上でオンパロスについて他のプレイヤーと話したことは楽しかったです。考察し、二次創作をし、笑えるようなこじつけをしたり、ネットミーム的に会話をしたり、夢中になりました。そうした時間を各ページの注に、この思考整理のための文章を本の遊びや見返しに書きつけて、自分だけのオンパロスにします。

お疲れさまでした。

Permalink |記事への反応(0) | 21:06

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ホームカミングのほうのスパイダーマンみた。

またトニーがきっかけで大変なことに…。

ライミ版とかと違って子供であること強調されてて、張り切りすぎて失敗しまくったり、敵も敵でうっかりで仲間を消滅させたり、ギャグみたいなことで大惨事になりかけたり(そのことでしっかり叱責されるけど)ギャグよりな作風なんだろうか。

あとは(アベンジャーズみたいなのもなくて)ひたすらに孤独ヒーローだったライミ版と違って早々に友達にバレたりするしで大分関係も違う感じ。

ここまで(そもそもの発端だったり、手のひら返しがアレだったりするけど)親身になってるアイアンマンを思うとインフィニティウォーでピーター消えた時の辛さより一層…。

友達の親がボスって展開だったみたいに恋人の親が…って展開だっただけに最後またしんじゃうかと思ってビクビクしてた。

  

ファー・フロムホームみた。

サノスの指パッチンって公式なんだ…。

ストレンジっぽいやつかと思ったらミステリオ言われて、そんな名前のやつヴィラン側にいたなと思ってたらやっぱりやんけ。

まーたまたトニーきっかけかよ!トニー被害者の会盛り上がってたのは笑った。

しか映像作成機能強くない?スパイダーセンスみたいな超感覚なかったらどうにもならなかったし。

騙されてたフューリーめっちゃ間抜けじゃんと思ったら、嘘つきのヴィラン作品らしくそんなオチだったなんて…。

今までもヒーロー悪者になるのはあったけど、真っ赤な嘘で悪者扱い展開なんか。

  

ノーウェイホーム

前作から直に繋がってて、作品のノリもあって序盤は社会的悲惨な状況なのに暗すぎはしないけどいや~なしょうもない人間同士のドロドロ展開開始から延々続いてた。

そんな中唐突に出てきて唐突ヤバい魔法唱えはじめてから色々この魔法やべーからかいい出すストレンジ大先生。唱える前に詳しく事前説明してからしろや!皮肉屋のMJにも突っ込まれてたけど性格わっると思ってしまった大先生

アベンジャーズしか見てなかったから便利な魔法おじさんくらいに印象だったわ。

大惨事にはなりかけたけど、この事態引き起こし理由ちゃん説明しないでとっとと進めようとする大先生とまだまだ幼いピーター社会的に追い詰められていたことが原因で、

そこまでピーターが追い詰められた原因も逆恨み八つ当たり最後っ屁みたいなもんだったからなんかこうよくよく考えたらそんな理由!?感が強かった。

大先生ポンコツ具合もだけどフューリーとかものんきにバカンス風景出てたせいで余計にイラときた。

別実写世界ピーターヴィラン集結は楽しかったし、彼らの救えなかった場面が救えた形になってたのは良かったけど

Permalink |記事への反応(0) | 19:03

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2025-12-03

果てしなきスカーレットのココがヤバい

まらないと噂の『果てしなきスカーレット』を見てきたよ!

みんなにもこの映画のヤバさを体験してほしいので、この感想を読んで興味を持ったらぜひ劇場に足を運んでほしい!!!

スカーレットちゃんがクソザコ可愛くてヤバい

本作の主人公スカーレットちゃん16世紀デンマーク王女である

大好きな父親である王が、権力を狙う王の弟・クローディアスの策略によって処刑され、復讐を誓うところからこの物語は始まる


……はずが、なんと物語冒頭で毒殺されてしま


父の仇であるクローディアからも「自分が毒を盛られることも考えぬとは愚かなものよ…」と言われてしまう始末




くその通りである



その後、スカーレットちゃんは死者の世界に堕ち、そこで再びクローディアスへの復讐を誓う

しかし行く手に立ちはだかるのは、かつて父親処刑したクローディアスの部下たち

スカーレットちゃんモブ相手には勢いづくものの、中ボスになると毎回やられてしまい、その度わんわん大泣きしてしま



「…ヴゥッ、許せない!許せない!許せない!」



絵に描いたようなクソザコである



なお、本作主人公スカーレットちゃん声優まさか芦田愛菜さん

映画最大の魅力となっているので、くっころ女騎士好きな人にはおすすめ

唐突モブ坊主ヤバい

スカーレットちゃんは毒を盛られ死者の国に堕ちるわけだが、そこでモブ坊主の「ひじり」と運命出会いを果たす


なんか、にじ◯んじみたいなデザインですね。

てか、名前、聖(ひじり)て。

ひじりて、お前。


スカーレットとの落差に脳がバグるが、残念ながらこの坊主現代日本から堕ちてきた本作のもう一人の主人公である

この男のダメなところは多々あるが、まずモブキャラすぎるところがダメ

剣を持った敵が出てくると

「争いはヤメロー!」

戦場突っ込み自分を殺そうとした相手にも平然と握手を求める

どこかで見たような“善人ムーブ”のテンプレを地で行く男である


そして本作の(監督が思う)見どころとして、スカーレットとひじりがダンスをするシーンがあるのだが、ひじりのダンスが信じられないレベルキモい

イメージとしては、最近だと『野原ひろし 昼飯の流儀』のOPに近いだろうか

とにかく、物語中盤のダンスシーンは必見なので、ぜひ劇場で確かめてほしい

ちなみに私は映画を見終わった瞬間に「スカーレット ひじり いらない」で速攻検索した

③ 感動のフィナーレがヤバい

そろそろ疲れてきたので、最後物語のフィナーレについて書くことにする

やかんやあり、スカーレット復讐は果たされ、彼女は現世に戻ることに

一方、復讐を糧に生きてきたスカーレットは生きがいを失ってしまい、ひじりに泣きついてしま


スカ「私じゃなくて、ひじりが生き返ればいいのに!」

ひじり「…」

ひじり「…生きたいって言え!」

スカ「えっ」

ひじり「…生きたいって言えー!!」

スカ「…ぃきたぃ」

ひじり「…聞こえない」


スカ「…い゛ぎだい゛っ!!」



…そう、ワンピースである

『果てしなきスカーレット』を観てて、まさかエニエスロビー編に突入するとは思わないじゃん?

けど、よくよく考えてみると監督細田守。『オマツリ男爵』を手掛けているので、言われてみれば納得のリスペクトである

ちなみに最後クライマックス復讐を果たしたスカーレットにひじりが会いにくる場面があるのだが、霧の中から現れるひじりのシルエットが坊主なのでやっぱり笑ってしまった

坊主が悪いのではなく、アニメ坊主を出すのがノイズなのである

これがケンシロウでも桜木花道でも、やっぱり笑ってしまっただろう

それくらいアニメ坊主は、坊主であるだけでキャラが立ってしまうのだ

アニメ制作にかかわられる皆様におかれましては、裸がノイズになっているかではなく、坊主ノイズとなっていないかを今後とも自省していただきたい。

最後

まとめると、本映画は優れた世界観・主人公作画をもちながら、モブ坊主やわけのわからない劇中歌ダンスを合わせ持つ、稀有作品である


この感想を見て少しでも気になった人は、ぜひ劇場に足を運んでほしい


スカーレットちゃんかわいい

Permalink |記事への反応(2) | 22:12

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2025-12-02

https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%89

非常に残念な話になってしまった鉄血のオルフェンズのいい感じの解説が載っていた。

オルフェンズがダメになった理由として、唐突暗殺とかもあるが根本問題はやはりマクギリスという微妙な味方に主人公たちがついて行ってしまうという構造にあったか

やっぱ無能な味方って基本盛り上げ要因なんよな。

Permalink |記事への反応(1) | 10:21

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anond:20251202064913

「2人分の配信時間」ってのが唐突意味わからんかった。どういう意味

「でび様とサロメ嬢が同一人物だ」みたいな話、ではないことは確かだろうけど。

Permalink |記事への反応(1) | 09:36

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映画スマホを落としただけなのに 最終章ファイナルハッキングゲームを見た

俺が嫌いなタイプ邦画だった。32点。

アマプラに来てたぞ、みんな乗りこめ~^^

 

からよくあるタイプではあるけど特に半沢直樹以降に顕在化した「いい演技=オーバーリアクションの顔芸」系作品。このハゲー!! ちーがーうだーろーっ! 違うだろーォッ!! 違うだろっ!!!唐突豊田)。元々は蜷川あたりの演劇界からの輸入だと思うんだけど、演劇であれがバエるのは空間が広いからだろ。画角的に小さく切り取られた画面内でやられても、こんな奴おらへんやろ~としかならんやろ。

なので僕はこの映画が嫌いです。

千葉雄大って口に顔乗っ取られてるんか?感情的になって話すと口の動きにあわせて顔の位置が動くから一生懸命頑丈込めて台詞読んでます」感がすごくて毎回ズコーってなる。顔はかわいいけど主役張る器とは思えなかった。まぁ主役なんかジャニでええんですってのが邦画から別に千葉雄大でええか。

 

話としては前回(見たはずなんだけど何一つ覚えてない)逃亡した天才ハッカー成田凌を追う刑事千葉雄大ハッカー対策室に異動。一方その頃成田日韓首脳会談の中止を目論む韓国反政府組織就職。そこで監視役についた韓国美女といろいろあって、最終的に公安井浦新に撃ち殺されて韓国美女はく製にされておしまい

 

これ別にいいっちゃいいんだけど、韓国反政府組織韓国上司大谷亮平で、韓国で知り合う韓国剥製師が佐野史郎なんだよ。ちなみに韓国美女元アイドル韓国人。なんでみんな韓国人にしなかったの?予算なかったの?

俺はハリウッド映画とか見てて日本人役が韓国人だったり中国人だったりするの毎回イラッとするタイプからすげー気になっちゃった。もしくは韓国美女日本人で揃えてこれはジャパニーズファンタジーコリアですよっていう空気感統一をするとかさ。

 

実は韓国美女心理操作に長けた超悪女だった可能性もある(最終的に成田剥製にしてる)から意図的演出なのかもしれないけど、韓国美女ストーカーに追い詰められたところを成田が助ける展開があって、その後、距離が急接近して哀しき過去告白するってシーンがあるんだけど、そこがカタコトの日本語なんだよ。2人はほとんどのシーンで韓国語で話してるのに。

韓国まれ韓国育ちの韓国美女が最もエモーショナルになってる場面で敢えて(カタコトの)日本語話すか?毒親虐待されて施設で育ったって設定なんだけど、その施設が実は日本にあって私は韓国毒親に捨てられて日本で育ちました、なら、本当に辛いとき日本語が出るのはわかるけど、別にそんな設定ないし。なんでこいつ日本語しか話さんようになったんや。こういう感情が繋がらない感じ苦手なんだよな。

 

ハッキング関係も今の時代ホンマにそうか?って感じでさ。

途中で急にミサイル日本に撃ち込まれる展開があって、Jアラート作動防衛庁ミサイル存在確認。2分後に着弾。実際に着弾しモニターには濛々と煙をあげるビルが。しか千葉雄大モニタ凝視し、旗のはためきと煙の向きが違うことからハッキングを受けてフェイ映像を流されている」ことを見破る。

って展開なんだけど、いや防衛庁レーダーハッキングしたん?だったらもう何でも好き放題やれるだろ。フェイ映像なんか流して遊んでる場合か?とも思うしさ。何より今の時代サイバーハッキング対策室ならまずやるべきことはSNSモニタリングだろ。

実際に着弾してるなら映像なり写真なりが一瞬でバズりまくってるはず。フェイ映像凝視してる場合か?「あれれ~おかしいぞ~。SNSに何の反応もないよおじさん(CV高山みなみ)」がリアルじゃね?つーか情報収集のために24時間監視しとけよ。

日韓首脳会談の会場にドローンが雲霞の如く押し寄せる展開もあるんだけど、それだって急に近所からドローンが湧いてくるわけもなし周囲何キロかは当然ある程度の警戒態勢が敷かれる以上、ある程度の距離を飛んできているはずなんけど巡視してる連中は何も気づかんかったんかって感じだし、何より首脳会談とき普通に広域監視ドローンの警戒は現代では当然にやっとるわい。ドローン出てきたての時に脚本書いたんか?

 

あとこれはもう本当に全然どうでもいいことなんだけど、反政府組織大谷の恐ろしさを表現するために裏切者を処刑するシーンがあるんだけど、そいつ警察組織情報を売ってたのね。で、問い詰めると「娘を学校に行かせるのに金が必要で!」って言うの。反政府組織より警察のほうが金払いいいことありえる?めちゃくちゃ潤ってそうな組織だったけど。別に「喋らないと一家ともどもぶち込むって脅されて」とかでよくね?

あと反政府組織をずっと警戒してるのに「背中のやけどを見せる」ためだけに上半身裸で寝てる成田ね。こいつそのシーン以外ではずっとパジャマでもない普段着で寝てるから。こういうの嫌い。

 

基本的に謎演劇演技が「すご~いこわ~い」って思える人にはポップコーンムービーとして普通に楽しめる程度の映画ではあると思う。でも俺には「演技合戦(笑)」が映るたびに逆に集中力を削がれてしまって、気にしなくていいことばっかり気になってしまった。

でもこれはたぶん1,2が好きだった人に対するご褒美映画な部分はあると思う。なんかマジで必然性なく出てきて足を引っ張るしかしない田中圭もたぶん1か2の主要人物でしょ。で、成田韓国美女に心開く描写も1と2を見て着てたら感動するんでしょ。成田千葉友達だと思ってて最後に助ける展開もずっと見てると激エモなんでしょ。いや。

俺も見てんだよ!!!!!何も覚えてないだけで!!!!!!じゃあ俺が悪いか!!!ごめんね!!!!!!

でも邦画基準の中ではまぁまぁ頑張ってる方なんじゃないの。知らんけど。

アマプラ無料で見られるので千葉雄大成田凌ファンにはオススメ

 

あと書いてなかったけど今回誰もスマホ落としてません。どういうことなの。

Permalink |記事への反応(0) | 09:10

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2025-12-01

映画】3びきのくま 血塗られたごちそうを見た

「ちょうどよくない」映画だった。7点(100点満点中)。

 

何のバックボーンもない男女5人組が山奥のペンションに到着するが鍵がない。運営会社に問い合わせをすると「貸すのそこちゃうかったわ~」と言われた5人は鍵を破壊してそのペンション侵入!?)。wifiがないだの、食い物がないだの散々文句を言いながら過ごしていると武装した謎の女と熊のマスクかぶった3人(ゴルディロックスと3匹のくま)が現れ、殺戮の幕が開ける。

 

見終わってみたら永久流行っている「童話ホラー解釈しました」C級映画シリーズだった。たぶんその中でも出来はかなり悪い方だと思う。たびたび作品内でゴルディロックスが繰り返す「行動には結果が伴う」という教訓があるんだけど、「クソ映画を見たお前が悪い」と受け取った。ぶち◯すぞ。

 

悪夢的な脚本

脚本がことごとく意味不明で涙が出てくる。

まず登場する5人のバックボーン不明すぎる。20代のイケイケ女と投資失敗して薬中毒女、30代のデブwifiオタクと髭もじゃのヌンチャクウクライナ人と、40~50代のイケおじ。これ何のパーティーやねん。何をどうやったらこれが集まるねん。しか説明なし。

5人が他人ペンション不法侵入する展開も「ゴルディロックスと3匹のくま」がそういう話だからしゃーないっちゃしゃーないんだけど、なんかもっと整合性のとれる話を作れなかったのか。「他のペンションから探すの大変だしここでええやろ」みたいなテンション侵入するからビックリする。

そして知らん間に行方不明になる薬中毒女。マジで急に気配が消える。ゴルディロックスの髪の色が似てるからしかしたら?と思うんだけど、特にそれが示唆されることもないしメタ読みで言ってもゴルディと薬中毒女は別の役者なので多分別人。じゃあどこ行ったんだよ!(憤怒)

イケオジがゴルディにお粥に毒を仕込まれて倒れて、誰かが外に連絡を取りに行かなきゃ!ってなってそこでヌンチャクウクライナが名乗りを上げるんだけどなぜかヌンチャク片手に森の中に駆け足で入っていく。来る時に載ってた車はどこ行ったんだよ!ちなみにその後、ホラー演出ペンション内の電話が鳴ります。通じてるんかよ!

そして実際にゴルディが登場し拘束された女を人質にとって脅しをかけてくる。薬中毒女か?と思ったら全然知らん奴。誰だよそいつ!そして女を放置して森に戻るゴルディーズ。助けに行かなくちゃ!となったデブとイケ女。

イケ女「じゃあ着替えてくる!」

草。

急いで着替えを済ませて拘束された女のところに向かう2人。急に帰ってくるゴルディーズ。そしてミニベア手りゅう弾を投げる。ヤバイ撤退だ!そしてペンションに戻った2人をしり目に知らん女を拷問してまた森に持ち帰るゴルディーズ。この一連のシークエンスis!?

そしてビッグベアが1人で降臨ヤバい、強そうだ。すると後ろの森からヌンチャクウクライナが!いやお前マジでどこ行ってたんだよ……と思う間もなく、ビッグベアナイフを投げる。危ない!半身で避けて空中でナイフキャッチするウクライナ。いや強すぎるだろ。しかしなぜかナイフをその辺に捨てるウクライナ。なんでだよ!そして踵を返して森に戻っていくウクライナ。なにがどうなってんだよ!

いかけるビッグベアに車が迫る!ドン交通事故だ!中からはさっきまで瀕死だったイケオジが!いや車あったんかいと思ったらイケ女が「この車どうしたの?」それそれ!イケオジ「そんなことどうでもいいだろ!」いや草。しかビッグベアを撥ねた衝撃か車が動かない。止める2人を振り切り出て行くイケオジ。戻ってきたゴルディによって射殺!バカ

気絶させられ捕らえられるデブとイケ女。森の中に連れていかれ目を覚ますとそこにはボコられて気絶したウクライナが。こいつは一生何してんだよ!

 

もうええでしょう(唐突地面師)

そんなこんなでいろいろあって最終的に逃げ出したイケ女は近所の夫婦の家に逃げ込むも、その家にもゴルディーズは襲撃、その夫とイケ女をぶち殺し「お前の行動の結果に苦しめ!」と言いおいて去っていくのでした。

何の話だよ!頭おかしなる!

 

たぶん超低予算からだと思うんだけどなんか画面がずっと白っぽいし、なぜか一部の暗い部屋のシーンではカラーノイズが発生していてやたらと彩度バキバキになっていてビックリする。暗いシーン撮るの苦手か!

あと、これはもしかしたらうちの視聴環境のせいかもしれないんだけど、音声がずっと反響してるんだけど急にここだけアフレコした?みたいな無反響ノイズの音声が差しまれて「!?」ってなる。なんならどこに反響してるんだよ!ってシーンで音声が反響してて笑う。

こんなもん低予算云々の話じゃないと思うんだけどなぁ。

 

真面目に見るのがバカみたいな映画だった。ゴルディのビジュアルはよかったのになぁ。

なぜこのような映画が作られてしまうのか。

その謎を探るため、我々探検隊Amazonの奥地へと向かった……

Permalink |記事への反応(0) | 10:16

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映画サイレントナイトを見た

アップデートって大事なんだよなぁと思わされた映画。37点。

あ、もろちんポリコレ的な意味ではないです。

 

最近はもうすっかり枯れた感のあるジョン・ウー監督と、なんかうまくいかない映画にばかり出ているジョエル・キナマン主演のアクション映画。今回は全編、登場人物セリフがない構成となっているのがウリ。ラジオの音声とかはあるんだけど、たぶん登場人物は一回も喋ってなかったんじゃないかな。

 

話としてはギャング同士の抗争の流れ弾で息子(チンコじゃないほう)を喪ったキナマンは怒り心頭ギャングの車を追いかけ鉄パイプで襲撃をかけるも反撃にあい喉を撃ち抜かれてしまう。声帯を失うも一命をとりとめたキナマンは妻の心配をよそに1年後の復讐に向けて身体技術を鍛えはじめ、頑張って復讐する。

 

ジョン・ウー映画なので100回くらいスローモーションがある。もちろんアクションのすごさを演出する部分もあるんだけど、そこスローにする意味is 何?ってなって笑っちゃうところすらある。

キナマン声帯を潰されて(喉を正面から打たれたら脊椎が損傷すると思うのですがそれは……)声が出ないはいいんだけど、他の人物は声が出るはずなのに何も喋らないのはよくわからない。一回、特に何の意味もなく黒い鳥が夫婦の家の外に飛んできて、カメラがそれにフォーカスし窓の中で妻が何か言っているが聞こえなくなり、それが終わるとまたカメラが家の中に戻るという、台詞なし映画というメタな設定にの奉仕しているシーンがあって笑ってしまった。

一般人キナマン戦闘能力は皆無で復讐を決めてからYoutube射撃場、クソ広い倉庫で格闘射撃運転練習を繰り返して復讐鬼として成長していくのが面白みと思う人もいるだろうけど、これって狼の死刑宣告でもやったし、デス・ウィッシュでもやったしなぁと思ってしまった。

後は今更ジョン・ウー映画で言ってもなぁと思うのは、身体性の低さ。復讐の前日にキナマンギャングの金庫番の家に乗り込むんだけど、そこでナイフを太ももに絵の部分までぶっ刺されてしまう。なんかこれが生きてくるのかなぁと思ったら、翌日、そこには生き生きと走り回るキナマンの姿が(世界まる見え感)。う~ん。もうそういう時代じゃないよなぁ。

中古安値で買ったキナマンカーもいろいろ改造してる描写はあるけど頑丈すぎるし2025年に見る映画としては「古すぎる」感じはスゴイしたかな。

 

アクション自体2000年代テイストを残しつつも「ガチ」感がよくて。特にカーチェイスシーンでのアルミでできてるのかな?みたいな車のクラッシュめっちゃよかった。でも実車を用意してやったらしいので車って全然頑丈じゃないんだなぁと思わされた。

痛みを感じる格闘やバカみたいに撃ちまくる射撃もすごい頑張ってる感があった。ただ、そこもやっぱりレイドとかシャドーブナイトみたいな香港リスペクトインドネシア映画がやったことのもはや二番煎じ感があって正直、キツかったかな。

あとジョン・ウー印の二丁拳銃パート唐突に出てくるんだけど、それがキナマンじゃなかったので「いや、お前がやるんかい」と爆笑してしまった。あそこ、ギャグで入れてるんだとしたらジョン・ウーギャグセン高いと思う。

 

息子を亡くしたのはキナマンも妻も一緒なのにキナマンは妻を置き去りにして一人で復讐に突き進み連絡も無視するようになり、どんどん夫婦関係は冷え込んでいきついに妻は出て行く。この女必要だったかなぁと思うくらい存在感がないのが気になった。

仮に子供の死を受け入れた人間とそうでない人間の対比を描くのであれば、最終的にキナマン子供の死とか関係なくギャングを殺すことが楽しくなっちゃってるみたいな感じにしてもよかったと思うけど、それは狼の死刑宣告すぎるか。

 

つまるところ「喋らない」「アクション」が前面に合ってそのコネクションが弱いので映画としては結構退屈だなと思ってしまいました。ただ、やっぱりキナマンはい役者だし2000年代初頭っぽいアクションはいっぱい見られるので、あんま期待しないでサブスクとかで見るにはちょうどいい映画だと思いました。

Permalink |記事への反応(0) | 09:15

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2025-11-30

「まあ、どうでもいいか」の重要

最近、俺は自分精神がどのような状況下で動揺し、脆さを露呈するのか、その自己理解が深まってきた。具体的に、俺の心をざわつかせたのは以下のような事象だ。

これらを冷静に分析すると、共通項が見えてくる。

それは「金銭的な損害」や「実害」そのものではない。俺が真に恐れているのは、自分のあずかり知らぬところで、社会システムから不当に評価され、拒絶されているのではないかという疑心暗鬼だ。

顔の見えない誰か、あるいは無機質なアルゴリズムによって、自分社会的信用が勝手毀損され、包囲網が狭められているような閉塞感。この見えない評判への恐怖こそが、現代におけるストレスの根源なのだ

だが、こうした正体不明不安に襲われたときこそ、防衛策が必要になる。

それが、「まあ、どうでもいいか」とあえて口に出し、思考強制終了させるひと呼吸だ。

これは単なる逃避ではなく、過剰防衛する脳を鎮めるための技術である

不安が増幅すると、脳は最悪のシナリオ勝手に描画し始める。

例えば、極端な話、国家情報機関が俺を何らかの手違いで「テロリストの一味」だと誤認識し、監視対象にしていたと仮定しよう。常人ならパニックになるかもしれない。

だが、冷静に考えてみてほしい。それで一体どうなるというのだ?映画のように即座に暗殺されるのか?日本法治国家において、そんなことは万に一つも起こり得ない。

しろ、彼らが俺を監視すればするほど、明らかになるのは「俺がいかに無害で、平凡な市民であるか」という事実だけだ。24時間監視されたところで、俺の潔白性がより強固に証明されるに過ぎない。

システムが俺を敵認定し、ブロックし、排除しようとするなら、それもまた一興かもしれない。

映画マトリックスのモーフィアスのように、俺はこの管理社会にとって予期せぬバグであり、警戒すべき存在として扱われている。そう解釈することだってできる。

しかし、結論を言えば、そんなことは、実にどうでもいいのだ。

システム上のエラーも、SNSの凍結も、他人の悪意ある書き込みも、結局は俺の人生本質とは無関係ノイズに過ぎない。

他人評価や、社会システムのご機嫌取りに自分幸福を委ねている限り、この動揺は永遠に続く。だからこそ、意識的遮断するのだ。

真に楽に生きるための必要条件。それは、自分コントロールできない事象に対して執着を手放すことだ。

社会的な評価世間体といった、実体のないものゴミと割り切り、そこからかに手を引くこと。

自分を不当に扱う世界なら、こちから願い下げだと見切りをつけること。

「まあ、どうでもいいか」この言葉は、諦めではない。自分を守り、自分自身の人生を取り戻すための、誇り高き宣言なのである

Permalink |記事への反応(0) | 19:31

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2025-11-29

加野瀬未友氏とスカーレット

加野瀬未友

@kanose

·

11月24日

『果てしなきスカーレット』すぐ見る予定はなかったけど、公開3日目の日曜でも良い席が空いてたので見てきた。もともと予告で面白そうと思わなかったので、期待値は低かったんだけど、どこぞの宗教団体が作ったアニメ映画(二作ぐらいしか見てないが)みたいだなと思ってしまった


『果てしなきスカーレット』後半の唐突な展開が連発する辺り、なんかリレー漫画みたいだと思ったけど、舞台演劇だという指摘を見かけて理解した



プライムビデオ配信してた『竜とそばかすの姫』の冒頭を流し見してたんだけど、いろいろと仕掛けがあって楽しめたんだよなー。ikuraの声の演技上手い!とか。『果てしなきスカーレット』は死の世界巡りを退屈に感じてしまった


『果てしなきスカーレット細田守氏によるざまあ物という雑な見方はできるが、大衆蔑視が強い細田守氏が興行収入という形で大衆復讐されるざまあ物という見方もできてしま



『果てしなきスカーレット』と『CASSHERN』を同じ箱に入れている人がいたけど、紀里谷和明氏は綺麗事を本気で信じている感があるけど、細田守氏は信じきれてない感がある


『果てしなきスカーレット綺麗事といえば、スカーレットが聖を「よいこちゃん」というのは、なんか現代人っぽ過ぎるなと思ってしまった


『果てしなきスカーレットTOHOシネマズ新宿28からの上映を見たら、IMAXは4回から1回に、4回あったDolby Atmos上映は消滅、通常上映は4回から5回になったが小さいスクリーンに変更となっていた

東スポが『果てしなきスカーレット』を“今作はカップルで見ても家族で見ても、もちろん一人で見ても、面白い一本になっていると思いました”と紹介していた。どんな嫌がらせ

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/367956

『竜とそばかすの姫』の評判が悪いから『果てしなきスカーレット』に観客が呼べなかったという説があるけど、興行は『バケモノの子』より下がっていて、大好評といえなかった『未来のミライ』が前作の『竜とそばかすの姫』は初動から成功したんだから、前作の評判ってそんなに大きな要因に思えない

やはり初動は予告から受ける印象で決まるのでは。『竜とそばかすの姫』は予告で『時をかける少女』や『サマーウォーズ』みたいな夏アニメとわかるところがあり、観客はそれを期待して見に行ったと思える。『果てしなきスカーレット』の予告は観客が期待できる過去細田アニメ要素はなかった

『果てしなきスカーレット』は細田守氏における『星を追う子ども』(新海誠氏の劇場作品で唯一の赤字作品)になって、振り返る材料になりそう。ただ『星を追う子ども』と違って、額が桁違いに大きいだろうけど


 

Permalink |記事への反応(1) | 13:13

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非モテ恋愛経験したら人生が狂った話

30歳まで一切恋愛経験したことがなく、そんな自分についてもある程度納得していた。

モテたいとすら思っていなかったので、毎日ジャンクフードを食べて、ブクブクと太っていた。

細々と貯金をしつつ、趣味に没頭して、それなりに楽しく生きていた。

独りで生きて独りで死ぬ事を前提としてさえいれば、収入の低さもさほど問題にはならなかった。

唐突彼女ができた。

気がついたら距離を詰められていて、告白されてそのまま付き合う事となった。

奥手なりに精一杯楽しませようと努力したし、これまで適当に生きていた自分を変えたくなった。

誰かと一緒に生きるライフプランも悪くないなと考え始めた。

数ヶ月後、別れ話を切り出された。

色々言われたが、要約すると『思っていたような人では無かった』みたいな内容で、それについてはまったくもってその通りだった。

あれからしばらく経ったが、俺は未だに立ち直れずにいる。

今更元の自分に戻りたいとは思えない。

独りで死ぬのが怖い。

とはいえ容姿収入も人並み以下な俺がここからどうすれば巻き返せるんだ?

ひとまず痩せるところから始めようと思って、体重を15kg落とした。

それでも大デブが中デブに変わっただけ。

他人から評価はそう変わらない。

まだまだ減量は続けるつもりだが、どこがゴールなのかも、いつまでモチベーションが続くのかもわからない。

価値観けが変わってしまって、俺の人生は確実に狂い始めている。

Permalink |記事への反応(0) | 13:02

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2025-11-28

anond:20251128103402

そいつが何を言ってもリベラルの方が不寛容だけどな

政治の話をしてもいないのに唐突罵声を浴びせてくるのはこいつらとフェミニストぐらい

Permalink |記事への反応(2) | 10:38

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2025-11-27

anond:20251127193318

唐突なスピノサウルスでダメだった

Permalink |記事への反応(0) | 20:09

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唐突下ネタ統合失調症の症状の一つというのが俺の研究結果だ

Permalink |記事への反応(2) | 13:44

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anond:20251127120023

居眠りしてて教授唐突に当てられてギリギリ答えられたら「…キミはやればデキるのにねぇ、もったいない人だ🙂‍↔️」って刺さることを言われるタイプ

Permalink |記事への反応(0) | 12:02

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2025-11-25

https://anond.hatelabo.jp/20251123041412

ハムレット知らない奴が~とか御大層な批評してるやつは、

・死者の国にクローディアスがいる事に疑問を抱かないスカーレット

・あまりにも頭お花畑な聖

・あらゆる時代人間がいるとか言いつつ、現代人は聖しかいない違和感

弓道やってた訳でもないのに聖が弓射つ時に足ズシーンてなる謎演出しかも2回)

治療中に服破かれるのは恥ずかしいとか脈絡もなく唐突台詞を言い出すスカーレット

・山の上であまりにもいきなり出てくるヴォルティマンドとコーネリウス

などなど、挙げてたらキリがないけど、こういった各種違和感のある作劇と演出には引っかからなかったんだろうか

普通感覚してたら気になって仕方ない部分が多すぎるぞこの映画

果てしなきスカーレット

Permalink |記事への反応(4) | 10:29

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『娘の家出』で好きな回がある

とある女の子のプチ家出から話が始まり、その子友達たちのいろんな話が描かれる漫画

その回の主人公は、糸目で背が高くてほっそりとした、他キャラと比べてあんまり萌え萌えしてない地味な子だ

の子の家は自営業で、自宅兼仕事場従業員のおじさんたちが出入りする

おじさんたちは第2第3の父のようなもので、幼い頃から親しくしている

中にひとり、わけもなく苦手なタイプのおじさんがいた

ある時そのおじさんは飲み会酔っ払い「今度デートしようか」と言ってきた

「もー、奥さんいるじゃない」と返すと、おじさんは、つい最近までおむつしてたような子がそんな返答するようになったなんてたまらないと言って興奮して二人は流れでセックスしてしま

1階が仕事場で2階が住居スペースみたいなつくりのようで、ひとつ屋根の下に親や他のおじさんがいる中で密かにそうなった

の子高校生なので友達の恋バナとか聞くわけだが、普通に同い年の彼氏がいる友だちのノロケを聞いているうちに泣き出す

なんで恋愛してるわけでもない相手と流れでセックスしちゃったんだろうと後悔する

そのおじさんに苦手意識があったのは、他のおじさんと違って男として現役な感じを察知していたのだろう

ページめくった瞬間に唐突におじさんとのセックスが始まっていたの衝撃だった

他の回ろくに覚えてなかったのにこの回だけすごく印象に残っている

好きでもない相手に流され処女喪失しその後交際がはじまるわけでもなく後悔だけが残るってえっちだよね

Permalink |記事への反応(0) | 00:13

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2025-11-24

映画シャーク・ド・フランスを見た

おフランス映画版ジョーズ良くできてはいると思うんだけど俺が見たかったサメ映画ではなかった。55点。

 

おフランス海辺田舎町に初めてのサメが出る。定年寸前の海岸憲兵のマジャは海岸封鎖を申し出るも観光業に打撃が出るだろとか、サメなんか出たことないし気のせいやったらどうするんやと周囲からはさんざん反対される。マジャは定年を延期しサメと対決、麻酔銃を打ち込み生け捕りに成功しか2022年という時世を鑑み、苦情を恐れる市長意向もありインド洋サメを放牧しマジャは無事定年。しかサメは帰ってきて新たな犠牲者が。するとたちまち周囲は「マジャがサメを殺さなかったからや」と一転攻勢。犠牲者の子供たちにボコボコにされたりで危機を感じたマジャは町を離れるも再び帰ってきてサメと対決、見事サメを討ち取るのだった。

 

おフランスらしい意識高い系サメ映画だった。どうやらフランス初のサメ映画だったらしく、のちに「セーヌ川の水面の下に」という傑作サメ映画の礎になったと考えればそれだけで、まぁ。

序盤は本当にバカバカしいヨーロッパコメディ調で話が進む。どいつもこいつもオーバーリアクションでやることもガキっぽく、サメを捕まえるシーンとかウスノロ黒人サメ釣っていて海に引きずり込まれるところを女二人は井戸端会議してて全く気付かなかったり、背びれに向けて麻酔銃を撃ったら腹に刺さって浮いてくるとか、それどういうテンションで見ればいいんだよみたいな展開が続く。

う~ん、ハズレだったかなぁと思っていたら、後半急に牙をむきだす。

あらすじにも書いたけど、マジャは炎上状態に。序盤の自己中心的で何もせんくせに他責思考文句ばっかり一人前の市井の醜さをこれでもかと見せつけてくる。

最終的にはラジオでも「マジャは批判されて当然」「マジャのせいで人が死んだんだから責任を取るべきだ」「マジャは暴力を受けるべきだ」と流れてくる始末。まぁこれは追い詰められたマジャの夢だったんだけど。でも実際にSNS炎上で「こいつは叩いていい奴だ」とされてしまった相手に対してはこれくらいの物言いしてる奴いっぱいいるからね。フランスもたぶん同じなんだろう。フランス人って陰湿っぽいもんな(唐突偏見)。

サメ放牧展開からの復帰被害で実害に対する環境活動家バカバカしさを風刺したりしながらも、自己利益のことしか考えていない政治家商人、町のために労を尽くした英雄を何か問題が起こったらそんなことはなかったとばかりに叩きに走る人間の醜さ、叩いていいと思ったら何してもいいと思ってしまう軽薄さ、そして炎上が収まったら何事もなかったかのように別の問題を探し出すさもしさ。

マジャの夫が唯一の両親としてマジャを支え続けるんだけど、結局実際に何かできたかって言うと何もできてないのが哀しい。

 

第一被害→第二被害→対決→打ち取り→第三被害→最終決戦という構図はかなりジョーズ意識しているし、初期の町でのいざこざもかなりジョーズリスペクト

サメ映画をやるにあたってやるべきことやってまっせ!」という姿勢と「せやかておフランスとしてやるべきことはやらせてもらいます」という姿勢はよかった。

 

ただ、どうしても近代サメ映画に慣れきっている身からすると展開がゆるかったり、アクションが弱かったり、あとはまぁ主張があからますぎる部分はあんまりきじゃなかった。「セーヌ川」が面白かったからね、しょうがいねとはいえ、序盤のナニコレってなるコメディ展開からは考えられないくら社会派映画になって最終的に落ち着くべきところに落ち着くのはマジメに映画撮ってるなって感じで悪くはなかった。

エンタメ好き芸人なのでお口には合わなかったけど頑張りは認める(唐突上から目線)。

Permalink |記事への反応(0) | 10:50

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2025-11-23

anond:20251123203838

自分の都合だけで生きている弱者男性唐突disられていて笑った。

Permalink |記事への反応(0) | 20:52

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2025-11-22

遊戯「死者の魂は現世に留まってはならない」

唐突思想強いの何?そういうキャラだっけ?

Permalink |記事への反応(0) | 11:07

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