
はてなキーワード:君の名はとは
住田町の種山ヶ原から国道397号をちょっと西に行くと奥州市に入る。まあ奥州市観光にこのルートを取る人はたぶんほとんどいない。通る人がいたとしても帰り道だ。奥州市は水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村が合併して出来た自治体で、大抵は花巻・北上方面から南下するか、一関・平泉方面から北上して入ってくる。
5つの市町村が合併しているけど、まあ中心部は水沢、それから江刺という感じ。この中でもこのへんは盛岡に負けず劣らずの"偉人の産地"ということをPRしていて、実は奥州市には偉人の記念館が山程あるという特徴がある。問題はその偉人が"その分野を知っている人には有名"くらいの有名人であるところで、なので不特定多数の人にはお勧めしづらいのだ。一応記念館のある人の名前を挙げておくと、高野長英(幕末の蘭学者)、斎藤實(2.26事件で暗殺)、後藤新平(台湾開発で活躍)、菊田一夫("君の名は"の作者)、木村榮(Z項の発見)、佐々木精治郎(パステル画の巨匠)と言った感じ。だいたいこの名前で検索すればどの記念館に行けばいいかはわかるし、この名前で分かる人はたぶん最初からそれ目的で来るはずなのでここでおすすめするまでもない。まあもしかして検索で分からないかもしれないということで、木村榮がらみの場所だけ紹介しておく。水沢には緯度観測所という国立天文台の中では最も古く現存する観測所があって(現在は名前が少し変わっている)、そこの旧館を記念館奥州宇宙遊学館として公開している。で、実はここは宮沢賢治絡みの施設でもあるという話もあったり。
あ、誰でも知ってる有名人1人増えたね。大谷翔平。彼は水沢の出身で、毎月17日は市役所の人たちが全員17背番号のシャツ着て仕事してる。本人の手から肩を取って真鍮で作った実物大の握手できる手が市役所ともう1ヶ所に常設している(時々イベントで出稼ぎに消える)。菊池雄星の話の時にちょっとだけ話した大谷翔平マンホールは水沢江刺駅の駅前にある。さらに彼ゆかりの地は市役所がマップを作って公開しているのでそれを見て周るといい。
水沢についてはあと2つ紹介しておかないといけないものがある。1つは南部鉄器。日本の北部なのになんで南部鉄器なのか、しかもここは南部藩じゃなくて伊達藩なのに、という謎には回答があるのだが、それは忘れて南部鉄器を探すといい。水沢の南部鉄器は手頃に買えるものが多いし、そもそも明日明後日は奥州市南部鉄器まつりで即売会も行われる。第二会場は新幹線水沢江刺駅のそばにあるし第一会場の周りには駐車場も多いので存分に見るといいと思う。この"周辺に駐車場が多い"はちょっとした伏線で、もう1つの水沢で紹介すべき施設水沢競馬場には駐車場が存在しない。競馬場自ら「車で来る場合は近隣の私設駐車場を利用してください」と案内するくらい。まあこの駐車場思ったよりも安いのであんまりこだわらないで使えばいい。おそらく水沢競馬場は日本で一番ひなびた競馬場で、でも季節の関係もあって岩手競馬はこっちでの開催のほうが盛岡競馬場よりも断然多いという、よく使われている競馬場でもある。そしてこの競馬場、桜の名所でもある。競馬場の向正面に桜並木があって、これが桜の季節だけ一般公開されて入ってお花見を楽しむことが出来る(カラオケは禁止)ので、4月中旬に岩手に来る場合はこれを検討するのもあり。
江刺はえさし藤原の郷という施設がまあ一番の観光地。ここは戦国時代より前の時代劇では頻繁にロケ地に使われるので、大河ドラマのロケ地巡りをしている人にはまあ必見ではある。それ以外には市街地中心部に蔵を保存利用した蔵まちモールというショッピングモール街があって歩くだけでも楽しい。サブカル的には江刺にはテクノワールドというゲームセンターが生き残っている。情報発信頑張ってるけど、結局インカムがなければどうにもならないので言ってコインを入れて遊んで欲しい。
胆沢は、実は胆沢ダムが微妙に注目されている。まあこの夏貯水量が少なすぎた、ってところで注目されたやつなので別に見に行かなくてもいい。それよりもその下流にある円筒分水工。こっちがたぶん大事。この辺は水争いで揉めた歴史があるところで、それを避けるために丸い筒の中から水を出して、その丸を等分に割って水が計算通りに分配できるようにしたという、その設備が今でも残っている。これは見ておいたほうがいい。
前沢は、その名の通り前沢牛が有名で、牛の博物館がなかなか見応えがある。まあ大体の人は「どうせ牛だろ」とたかをくくって見に来るからその落差ですごく見える、という点はあるかもしれない。前沢牛を買って帰りたいなら牧場直営店の「おがた精肉店」で買えばいい。実はこの牧場、前沢牛のほかに小形牧場牛というほぼ同じようなブランド牛を飼っていて、こっちの肉は前沢牛より5%くらい安かったりする。たぶん大抵の人はこの5%の味の差はわからないと思うので配る用はこっちでいいと思うのだけど、よく考えたら生肉をお土産に配るってそんなにやらないね。
前沢牛をその場で食べたいなら、このおがたが前沢の駅前で焼肉店をやっているのでここで食べられる。そう言えば食べるもの何も紹介してなかったね。胆沢ダムはダムそのものよりも胆沢ダムカレーがあちこちで展開されている。江刺はミートショップ小野寺の唐揚げ(チューリップ)の評判がいい。水沢といえば焼肉龍園なんだけど、ここはグルメ番組で擦られすぎて最近は予約でいっぱいらしい。
あ、衣川について説明していなかった。衣川は岩手初の落語真打・桂枝太郎の出身地。別に彼の生家が記念館になっているということはないんだけど、平泉前沢インターを降りる時に城が見えて、これは彼が地元に落語を定着させようと有名落語家を山程呼んだ落語会をやったホテルの跡地。そのうち再活用されるらしいのでその時に見に行くといいかも。あと、ここの"大森"地区がマンガ"リトル・フォレスト"の舞台"小森"となった関係で、公開後にロケ地巡りをする人がそれなりにいた。
結局、Blu-rayの性能とコストに見合うコンテンツがなかった、ってことだよね。
Blu-rayで4Kで観なきゃ、って思えるのハリウッドのアクション大作や戦争モノ、新海誠作品(君の名は のUHD版で、流れ星や日差しがHDRでキラキラしてたのは感動した)ぐらいしかないじゃない。(これぞ、ってオススメあれば聞きたいわ)
あと、再生までの操作が面倒すぎる。再生時の注意やらパブリッシャのロゴやらなんやら見せられてから、ようやくもっさりとしたメニュー画面とかもうね...。こっちは途中までみた続き再生したいだけなのにさ。HDD/SSDでキャッシュできればもっと改善できるだろうけど、権利者が許さないわけでしょ?
挙句、オンデマンドの申し子みたいなNetflixやアマプラと勝負して勝てるわけないよね。で、配信が終わった旧作は急速に忘れ去られる時代、ってか。
鬼滅や君の名はだって普通に性的なシーンは挿入されていたが、普通に幅広い層に人気を得た。そういうシーンが"ノイズ"に感じていた人間なんてほんの僅かだという事だ。結局は作品が面白ければ見るし、つまらなかったら見なくなるだけ。
Xやはてなではフェミや左翼かぶれのオタクが多いから性的な描写があるとすぐにお気持ち表明して、「もう見れない」とか馬鹿げた事をぬかす奴がまるで大多数を占めているかのように感じるが、実際はそんな瑣末な事でアニメを見なくなる人間なんてほとんどいない。一部の声のデカい馬鹿に惑わされているだけだ。
だからぼざろがヒットした理由は演出や曲が良かった(あるいは、脚本の纏め方が上手かったのは事実かもしれないが)のであり、決して性的な"ノイズ"を削除したからではない。
それを思想の偏った脚本家がさもそれを本質かのように喧伝するから変な話になる。勘違いも甚だしい。
断言するが、ぼざろアニメで裸のシーンがあろうと、キャラクターの胸について言及しているシーンがあろうと、それで見なくなるのは一部の拗らせたオタクだけであり、一般人にはほとんど影響なく今と同じくらいの人気を博していただろう。フェミや拗らせたオタクは物事の本質を履き違えている。
あれの男性版が「深夜に一人で残業中にカップ麺を食べる」というシチュエーションなのに対し
女性の方は「推しの?映画を観ながら楽しむお供としてカップ麺を食べる」というシチュエーションだった事
暗に男=仕事で多忙、女=夜に余暇を楽しむ(余裕のある)、といったイメージが描かれている事
そして恐らく少数派ではあると思うけど、「深夜に一人で残業しながらカップ麺食べてた」自分の存在を
透明化されている様に思えたのが悲しいなと思った
隙あらば自語りだけど、20代の頃はそんな感じで仕事ばかりしてた
月~土は仕事で、22時過ぎて帰れれば早い方、大体終電間際まで仕事して土曜日も仕事
日曜は溜まった家事を何とかこなしてから寝て、それで一日が終わる
それでも「女の子だから」と終電までには帰らされていたからまだマシで
男性陣はそのまま泊まりで仕事で次の日おはようございます、なんてのもザラだから、文句も言えなかった
マジで仕事以外何も出来なかったし、今でこそ当時の蓄積で、ゆるく働いてもそれなりに稼げる様にはなったけど
好きで選んだ仕事だったのもあって、愚痴る事も辞める事も出来ず、辛かった思い出
そんな自分が、自分で言うのも何だけどそこらの男性よりよっぽど働いてきた自分が
何となく透明化されている様に思えたのが、例の炎上CMで気になった所だった
(勿論ネットで一々叩いたり公式に凸したりして、CM止めろとまでは全く思わないけど)
あと個人的雑感としては、あのCMや企業を叩いたり、絵師個人を中傷している人のプロフ見ると
「また」腐女子がコンテンツ炎上させてると思われるし、実際そういう事を言っている人も見かけてしまっている
そういう事をするのはごく一部の、言っちゃ悪いが界隈でも過激で嫌われてる様な人が大半なんだよ~
ってなるけど、ごく一部の主語がデカい人に限って声が大きいんだよなぁ……
(売れないレディコミ作家もけしからん派に参加してたみたいだけど、あれもあれで女性や男性を性的搾取しているだろうに)
件のCM、内容自体は君の名は的なアニメの三番煎じぐらいのよくある感じで
あんな程度で(当事者は大変かも知れないけど)クレーマーみたいな事をしていたら
いつか本当に酷い表現があった時に声を上げても、それすらも悪質なカスハラを思われて
会社の周りにはチェーンの牛丼屋やラーメン屋が立ち並んでいるんだけど、そういうのはもう飽きた。せっかくなら誰も知らないような穴場を見つけて「ここ、美味いんだよ」とか言ってみたい。そんな野望を胸に日々彷徨っていた結果、最近通い始めたのが居酒屋のランチ営業。
夜は普通の居酒屋なんだけど、昼は定食屋みたいになっている。味は普通に悪くないし、何より空いているのが良い。混んでいる店はそれだけでストレスになるし、昼休憩なんて限られた時間しかないんだから、さっと食べてさっと帰れる方がありがたい。
今日もその居酒屋に足を運んだんだ。店内に入ると、寒いせいもあってか予想通り誰もいない。でもすぐあとにおっさん一人が入って来た。サラリーマン風のどこにでもいる普通のおっさんだ。
おっさんも席につき、店員が注文を取りに来る。俺はA定食を注文して、客が少ないからか店員さんはそのままおっさんの方にも注文を取りにいってて、おっさんはB定食を注文したようだった。
でも目の前に置かれたのはB定食。
え?と思っておっさんの方を見ると、おっさんの前にはA定食が置かれている。
目が合う。
「……」
「……」
いやいや、そんなことある?まさかの君の名は。現象。おっさんも俺も一瞬フリーズして、ちらちらとお互いの定食を見比べる。そしてどちらからともなく立ち上がり、無言のまま定食を手に取った。
店員さんは奥に引っ込んでしまっているし、大声を出すほどのことでもない。こういう時、人間は言葉を交わさなくても通じ合うものがあるらしい。俺とおっさんは無言で席を移動し、無言で定食を交換した。
たったこれだけのことなのなんだけど結構ドキドキした。普段の生活の中で、こういう体験って滅多にないし。おっさんもなんとなく気恥ずかしそうな表情を浮かべていた。