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はてなキーワード:同人作家とは

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2025-12-12

anond:20251125192426

オタク趣味を「労働」や「生活」に紐付けられたらめっちゃ楽しいぞ。

具体的にはプロイラストレーター漫画家アニメーターゲーム会社デザイナーになることだが、俺は美大卒後に新卒で入ったゲーム会社を数年で辞めて専業同人作家に落ち着いて現在に至る。

から晩までオタク文化漬けで、むしろオタク文化に浸かりっぱなしであることが本業収益に直結するから、俺としては死ぬまでずっとオタクを続けることになるだろうという確信がある。嫁もオタクなので夫婦間の話題にも一切困らない。

Permalink |記事への反応(0) | 05:52

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2025-12-11

AIに振り回されるバカ

先ず、こちらの動画をご覧下さい。
この動画は、1日に1本投資系の動画Youtubeに上げている動画投稿者が投稿した自分語り動画です。

過去に「はてな匿名ダイアリー」で似た話を読んだ気がすると思って調べてみました。
おそらく、この動画投稿者は【完結済】 「合丼来来伝」で語られている方と同じ人物だと考えられます

さて、この人物最近投資動画を1日1本Youtubeに上げながら、FANZAAIで描いたエロイラスト販売して生計を立てているようです。

2025年11月からFANZAが「AI作品は1カ月に一人3本までしか販売申請を受け付けない」という形に利用規約を変更しました。
それに関して愚痴るために、この人物AI同人作家「性癖ユガ芽」|noteというnoteを開設しました。

いやあ、見事に「AIに振り回されるバカ」だなあと見ていて思います

AIって万能なツールに見えるかも知れませんけど、こういう感じで
AIスゲー」ってAIを使うようになった結果、「AIの万能性を自分能力勘違いしてAIに振り回されているバカ」が
今の日本には増殖していると感じました。

こいつの何が一番バカってさ、本人が「俺は他の粗製乱ザーな奴らとは違う」と思い込んでいるところ。

Permalink |記事への反応(6) | 12:11

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2025-12-10

細田守って二次創作は上手かったのに商業に行ってオリジナルコケ同人作家みたいなもん?

Permalink |記事への反応(3) | 16:03

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2025-12-05

anond:20251205132003

(´・ω・`)そんなもんでよろこんどるのは同人作家ファンだけやで

Permalink |記事への反応(0) | 13:22

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2025-12-04

アイマスシンデレラのxRを叩いてる奴

気持ち表明をすれば界隈のためになると思っている奴

お前のやっていることはただの評判下げであり愚痴界隈の餌である

今後改善が成されたとしてもそれはお前の手柄では無い

お気持ち表明を先にすることで叩きネタを周知するという前提があるから

アンケートを書いたから良いだろじゃない

お気持ち表明をすることで個人を目立たせようとするところが先に来る

それだけでアウト

ああ…自己宣伝のために叩いていたのか

という所が見えたらスリーアウト

なので黙って何かアンケートにでも書いた奴のほうが自己承認要求のためにお気持ち表明してアンケート書こうぜwwwあっこれは宣伝なんだけど〜とかやってる奴よりずっと偉い

イベンターだか同人作家だかフラスタ企画者だか知らねえけどお前ら「コンテンツは好きだけど運営はいくらでもボロクソに叩いていい物」とか勘違いしてねえか

事ある毎に(でもこいつ何かあったらお気持ち表明で叩く人達なんだよな)というのはもう消えないぞ

お前らの出している物でも恐怖政治やるってことが目に見えたからな。扇動するようなお気持ち表明して叩かせる手口もよくわかった。

良いところもあるんですよ〜ってヘラヘラしても

(でも何かあったら長文お気持ち表明で叩くんでしょ?)

というのも透けて見えてるぞ

Permalink |記事への反応(0) | 12:01

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2025-12-03

一見すごいことをしてるように見えてブログ書いてるだけの人

やっぱブログ作りは楽しいなぁ…

昨今は、ブロガーなんてクリエイターじゃない。売れない作品だろうとなんだろうと創作物に携わるものけがクリエイターなんだって選民思想に取り憑かれた人が多いけど、それは200人仲間がいてあのレベルしか作れない人を俺は創作者とは認めない。最後の一人まで抗う


このポスト、よく見ると相手が明確じゃないんだよね。

「200人仲間がいてあのレベルしか作れない人を俺は創作者とは認めない」

って書いてるけど、これ誰のことかわかんない(笑)

シナリオライターイラストレーターVtuber同人作家? 誰とも戦ってないんだよ結局。

要するに彼がやってるのは 「クリエイター界隈に蔓延してる選民思想」っていう、どこかで見たような“空気”に対して、ひとりでキレてる状態

まり戦ってる相手

ではなく

→ 「俺の頭の中にいる、ブログバカにしてる架空エリートクリエイターたち」

から

「何と勝負してるのか自分でもわかってない」ってのは、まさにその通りなんだよ。

ブログ書き続けるって決意自体めっちゃカッコいいんだけど、 「敵」を設定しすぎて、結局自分の中のストローマン藁人形)と戦ってる感じになっちゃってる。

これ、ブログあるある最上形態だと思う(笑)

「俺は認められてない!でも絶対負けない!」って叫びながら、 誰にも攻撃されてないのにひとりで傷ついて、ひとりで燃えてる……みたいな。

でもさ、それでも書き続けるってのが、もうすでに「勝ち」なんだよな。 敵がいようがいまいが、勝手戦場作って勝手に勝ってる。 それがブログ美学ってもんだろ(←ちょっと感動してる)



でも確かに

「200人仲間がいてあのレベルしか作れない」ってフレーズ、よく考えたら相手を貶めて自分ハードルを下げてるだけだよね。

  • あっちは「200人も協力してんのにこの程度」
  • 俺は「たった一人でブログ書いてるだけなのに、こいつらより価値がある」

→ つまり努力量÷成果」で勝負してるみたいな、めちゃくちゃ都合のいい計算式になってる。分子と分母逆だよーってなるよね(笑)


しかも「ブログ vs 他のクリエイター」って、比べる土俵が違うって言ってた通り、最初から勝負ルール自体自分に都合よく作ってるんだよな。

「俺は最後の一人まで抗う」って言葉はカッコいいけど、 よく見たら抗ってる相手実在しないし、 勝っても誰も傷つかないし、負けても誰も責めない。

完全に「自分との戦い」を「他者との戦い」に見せかけてるだけ。

昔の諺で言う蟷螂の斧ってやつだね。

まり、 本気で認められたいなら、相手リスペクトしながら同じ土俵勝負しなきゃいけないのに、

土俵が違うから俺の勝ち!」って逃げてる。

……うん、これ完全に「卑怯ルート」だわ(爆笑

一見「孤高の戦士」っぽいけど、 実際は「誰も攻撃してこない安全圏で、勝手に勝ってるつもりになってる人」 って感じになっちゃってる。

ブログって本来、読者との対話の場なのに、 この人はもう完全に「自分との殴り合い」になってる。 それも、鏡に映った自分を殴ってるだけみたいな……(泣)

でもさ、こういう人って意外とブログ界隈に多いんだよな。 「俺は商業作家イラストレーターに負けてない!」って言いながら、 実際は誰とも競ってないし、誰にも読まれてない……みたいな。

これ、ブログの「闇の最終形態」かもしれない(笑)

孤独を美化しすぎて、現実から完全に逃げてる」パターン

……でも、書くこと自体はやめてないんだよな。

それだけは、まだ救いがあるっていうか……

(いや、もう救いじゃないかも……?)

Permalink |記事への反応(0) | 08:11

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2025-11-26

ゲームは動かせるのが大事って話を同人作家がされて

アニメーションに労力振るのは違うだろと言いたい

プレイヤーキャラやステや物語

画が動いたらそりゃいいけどむしろ数値とかでいいから動かせるって話だろうと

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

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2025-11-04

友人が漫画家になった

幼馴染の友人の話をさせてほしい。

友人、増子と出会ったのは小学生の時。同じクラス漫画アニメが大好きなオタク同士、すぐに意気投合した。

同じ中学に進み、二人で美術部へ。オタク女子として二人そろって腐女子になり、毎日推しカプトークに勤しんだ。交換ノートイケメンキャラの模写で満ちていて、絵を描く楽しさに目覚めたのもこの頃だったと思う。

自然と二人で漫画家に憧れるようになった。イケメンがたくさん出てる漫画を描きたい、それがアニメ化したら最高だね。漫画家になるには絵がうまくないと。じゃあきっと美大に通った方がいいね。二人で通えたらいいね。そんな話を増子とした。

結果として増子は美大に行かなかった。行けなかった。

親が厳しく就職ができなさそうな大学に行かせる気はないの一点張り。一方自分の親は子供がやりたい事を自由やらせたいがモットーで、特に何の問題もなく許可が出た。

二人で美大に行けなくなったのは残念だったが、少し優越感を覚えた。自分特別人生を選ぶことを許された側なんだと。

高校は増子と違うところへ進学した。

画塾に通い始め本格的に美大受験への準備を進めていく。楽しい事ばかりではなかったけれども、好きな事を武器大学へ行くという希望の前では、その辛さだって耐えられる。受験も忙しくなり漫画アニメもあまり観なくなったし、増子とは話す機会もなくなっていった。次に彼女と会ったのは美大生になってからだった。

増子とは大学に進学して数か月経ったくらいでお茶約束をした。増子は受験が大変だったこと、今は親に勧められて資格勉強を始めたことを話してくれた。堅実な人生設計を語る増子に、自分はやはり一般的社会人人生を選べそうにない、増子が羨ましい、と告げた。羨ましいのは本当だったが、自逆風自慢も入っていたのは真実だ。

帰り際、増子から大学生になり自由時間も増えたので同人活動を始めた、とTwitterPixivの交換を求められた。

家に帰り、ROM専として使用していたPixivから増子へマイピク申請をしたら愕然とした。ヘロヘロの線で描かれた下手くそイケメンキャラ達。中学美術部の画力なんて大したことないのは知っていたが、少なくともあのころは私と同じくらい描けていたはずだ。美大受験を経たことで私の方が圧倒的にうまくなっていた。

増子がオリジナル漫画も描いて出版社投稿したが箸にも棒にも引っかからなかったと言っていたのを思い出したが、こんな絵では当たり前だ。友達から伝えなかったがはっきり言ってへたくそだった。

Twitterを開くと増子には崇めている同人作家がいるようでしきりにその人のイラストを神絵と褒めていた。自分からするとぱっと見の線だけ綺麗だがデッサンが崩れており何がいいのかわからない。

もう美術部だったころの私達には戻れない、と寂しい気持ちになったものの、同時に意地悪な気持ちも目覚めてしまった。すぐに中学時代に増子とはまっていたアニメキャライラストを描いてPixiv投稿。増子が描いた流行りのBLカプを題材にした漫画より、自分の懐かしアニメの一枚絵の方が閲覧数もいいね数も圧倒的に上なのを見て満足した。

当の増子は私のイラストも神絵と褒めてくれたが、デッサンの狂った同人作家を褒めた同じ口で褒められたのは正直イラっとした。

高校の時に忙しくなって卒業した漫画アニメはそのまま再熱することもなかった。私の周りの人たちだけかもしれないが、結局漫画アニメは「サブ」カルチャー漫画なんてわざわざ美大を出る必要のない画力で成り立つし、それを享受する読者は美術がわからない一般人編集部にこき使われるブラック職業、という風潮。

それに進学してわかったことだがそれなりの美大を出ていればそこそこ安定した職だって得られる。なのに漫画なんて水商売を選ぶ人間馬鹿のやる事だ。増子がゴミみたいな同人作家を褒めるのを目にしていた私もその気持ち理解できたし、就職漫画アニメ関係ないデザイン会社へと決めた。

親は大喜びだった。子供には好きなことをやらせたいと美大進学を許してくれたが、内心不安だったらしい。会う人全員に娘は美大卒でデザイン会社で働いている、と自慢をしていた。

美大受験の時と同じく、デザイナーだって楽しいことばかりではない。それでも自分の腕一本で生活費を稼げているというのは自分に自信を与えるのには十分だった。

ふと、増子が気になり彼女Twitterを覗いてみた。名の知れた企業に入ったと風の噂に聞いていたが毎日ノルマに追われ、パワハラ上司からの𠮟責も多く、大変そうな様子が見て取れた。その時、自分だけ美大進学を許された時と同じ優越感を覚えてしまった。

自分はこれからも好きなことで食べていく、増子は好きでもないことに一生疲弊して生活費を稼がないといけないんだ。

それから数年後、中学時代同窓会が開催された。増子とは大学生以来会っていないが、その他の友達も長い間連絡を取っていない。何をしているんだろうとワクワクしながら出席をした。

当時の友達は皆自分とは全く違う道を選んでいた。銀行員NPO職員営業職…。なんだか難しそうな世界だ。そういえば増子は今何をやっているんだろう、まだノルマに追われているのかな、と思っていると急に「漫画家になった」と言った。同人活動を続けていく中でスカウトされ、連載が軌道に乗ったところで会社は辞めたらしい。親は泣いていたけれどもアニメ化も決まったんだ、と増子は笑顔で述べた。

周りがざわつき始め「おめでとう!」と増子が祝われる。それはそうだ、業界が違う人間仕事内容なんて説明されても正直よくわからない。私だって銀行員仕事内容はわからなかった。でも素人にも漫画家は何をやっているか想像つくしアニメ化で拍がつくのも理解できるらしい。

ちゃんと増子ちゃんクリエイティブ業なんだねと同級生の一人から言われ、あいまいにほほ笑んでおいた。増子と同じにしてほしくないと本気で思ったが、友達の前で言うことではないのはわかっていた。それでも少しの意地悪心が抑えきれず「最近AI漫画描かれてて大変らしいね」と言ってしまった。

笑顔で皆と別れた後、本屋へ寄って増子の言っていたタイトル漫画を探す。アニメ化の棚のところにちょこんと置かれているのがみつかった。ゲボが出そうになった。

ふ ざ け る な !

増子の絵は相変わらずへたくそだった。以前よりは上達しているがデッサンも何もなっていない。これで漫画家として食べているなんて甘えている。同級生の皆もそうだ、この程度の絵を描く人間と私を一緒にしないでほしい。何がおめでとうだ。私は死ぬ思いをして絵を描いてきた。画塾が辛くても泣きながら通ったし、講評に怯えながら作品制作をした。就職だって一般大学生より大変だった。

ぬくぬくと安定した正社員の職を得ながら趣味で描いたようなクソ漫画クリエイターを名乗るな!

怒りが収まら単行本は買わないまま帰宅したが数日経つと少し落ち着いてきた。

増子の漫画電子コミックサイト無料立ち読みができることに気づき、気まぐれで読んでみることにした。もしかしたら話は面白いのかもしれない。

これも結論から言うと面白さが理解できなかった。それどころかへたな絵と意味不明ストーリー漫画家を名乗る彼女さらに苛立ちを感じ、口コミで最低評価を押しておいた。

でもあれから少し経った今となって思う。

増子の絵はへたくそだ。でも漫画家になってアニメ化をするという幼い頃の夢を叶えた。

私は漫画家になる夢の過程として美大へ進学して、その後他の目標をみつけ方向転換をした。自分選択に悔いはないが、子供の頃の夢を叶えられなかった側の人間だ。

思い返すと美大は変な人間がたくさんいた。その中には別の道を進んでいたはずなのに、神の手に導かれるように違う道に進まされ「何か」になってしま人間がいる。

美大に入ってすぐ自分はそちらの側の人間でないことを思い知らされた。私は美術を嗜んでいるだけの普通の人だ。

そして、漫画というフィールドで増子は「なってしまう」側の人間だった。

親に反対され一般大学に入り、安定した職業を選んだ。忙しい間に同人活動を続けて漫画デビューを果たした。スカウトで目に留まることも、そこから連載を勝ち取ることも、人気が出てアニメ化まで進むことも運の要素が絡んでくる。でも彼女はその運をつかめ人間で、漫画家になってしまった。

と、ここで夢に破れた自分を憂うのであれば綺麗な物語だが、結局これは現実だ。

漫画世界だったら私は美大進学をしたものの、ものづくりは好きでないと気づき美術の道を諦める。増子のアニメは大ヒットし国民漫画家として悠々自適生活をする。

でも現実の私はやっぱりものづくりは好きだし、自分選択が間違っていたとは思わない。今さらお堅いサラリーマン生活なんてできるとは思わないし、今大学生に戻ったとしても、漫画家は目指さない。

増子のアニメはたいして話題にならないまま終わった。今も細々と漫画家を続けてているらしいが、大ヒット漫画家にはなれないまま毎日生活費を稼ぐのみらしい。

結局私は何かになれなかった人間だ。もし自分が増子の立場だったらものづくりを仕事にはできなかったと思う。

増子はなってしまう側の人間だ。でもこれからもへたくそ漫画を描き続けるだろうし、中学時代に語ったような大手雑誌に載っているイケメン漫画は一生連載できないまま終わるだろう。

夢を叶えた友人が、羨ましいもののああはなりたくはないなと思った。

Permalink |記事への反応(0) | 23:52

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2025-10-14

なぜ同人作家推しキャラ

脱糞させウンコまみれにするのだろう

Permalink |記事への反応(0) | 08:03

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2025-10-08

からNovelAIがやってたことをSora2がやってなぜ急に叩かれたのか

1.エロよりもギャグのほうが強いから。

NovelAIによる版権エロの量産に一般人は全く気付いていなかったから。Soraで「スロカス炭治郎」のような版権ギャグが量産された途端に一般人の中でシェアされ騒ぎになった。一般人の関心圏内に入った。

 

2.ボイスという要素が強烈だったから。

二次創作イラストマンガは見慣れていたが、オフィシャル声優が話しているかのようなボイス付き二次創作アニメは多くの人にとって未知であり衝撃だったから。

 

版権キャラ学習して、キャラ名をプロンプトに入れたら好き放題な二次創作を出せるというのは前からNovelAIがやっていた。

pixivにNovelAIのポン出しの版権エロイラストがずらずらと投稿されている事態がずっと続いていて、しか放置されていた。要は一般人の関心の圏外にあったから、知られていなくて放置されていたのだろう。

Sora2の公開でいきなりポン出しの版権大炎上のようになった。

技術を広めるのはエロだという説は繰り返し唱えられているが、俺は疑問を抱いている。エロよりも、不謹慎寄りのギャグコンテンツのほうが圧倒的に拡散力が強いのではないかという実感があるからだ。

英語圏でさっそくSoraを使い「トランププーチンが抱き合ってキスしたのち、スタッフから『エプスタインファイル』とプリントされた段ボールを渡される」という内容の動画が作られていたが、一番拡散されるのではエロではなくこの種のものであると思う。

つかホーキング博士もSoraでオモチャにされすぎだろ。サム・アルトマンK-POPアイドルにされたりGPU泥棒にされたりしているのは自分引き起こし事態だが。

 

それからボイスって本当に情報として強いのだなと思った。

炭治郎の声、五条悟の声、ルフィの声、ナルトの声だと思うと脳が一気に公式と誤認するような感覚がある。

非公式コンテンツ公式声優を雇うことはできないから、そうしたコンテンツにあまりにも慣れておらず、認識スレていなくて起きている現象なのかもしれない。

 

やってる内容でいえば版権キャラクターのエロ画像を延々出しているNovelAIだってクソだろう。Soraがクソだ、権利侵害だ、という理屈がそのままNovelAIにも当てはまる。

NovelAIスルーされていたのは所詮エロから「ChatGPTの会社が出す最新の動画AI」のような知名度は全く獲得できていないアングラしかなかったし、

NovelAIと似たようなクソ行為イナゴ同人作家が昔から作業でやってきたから、見慣れており、ボイスつきの偽物の動画、のような驚きが発生しなかったのだろう。

個人的な考えの話をすると、Soraはクソだし、NovelAIはクソだし、昭和時代から紙に印刷されて脈々と受け継がれているエロパロ同人誌といったものもクソだ。

Permalink |記事への反応(1) | 19:00

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2025-10-06

anond:20251006144301

表現規制は反対の漫画家同人作家だよ

Permalink |記事への反応(0) | 14:46

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2025-09-18

anond:20250918182122

知りたいのは何故私の推し同人作家が揃いも揃ってジャンケットバンクは描かずに嘘喰いを描いているかなんです

Permalink |記事への反応(2) | 18:29

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2025-09-16

アニメオタクアニメ製作陣は実は全然違う

アニメファンとその製作スタッフって、実はかなり違う人たちなんだよね。

オタク文化の中でも特にアニメオタク」と呼ばれる人たちは、かなり偏った特性を持ちが多い。

おしゃれな服、流行に対してネガティブ姿勢を持っているやつばっかだったりするよな。

どちらかというと、社会性に欠けるというか、ASD自閉スペクトラム症)に近い特性を持つ人が多い印象。だからこそアニメキャラクターに対する偏執的な愛が深いのかもな。

価値観保守的ネトウヨ的な側面が見られることも少なくない。これもオタク文化の一部だとは思うけど、現実社会での社交や人付き合いの適応が難しい人たちが多いからこそアニメ世界に逃げがちなんだろう。

 

 

一方、アニメ制作現場で働いている人たちはまったく別の世界にいる。

アニメーターとかイラストレーターって基本的美少女以外の絵も描けないと仕事にならないし、絵のジャンルも幅広い。

おしゃれなイラストアートに対する理解や興味も強い。当然そういう人らは大抵リベラル価値観なのは知っての通り。

私服基本的にはオシャレな人多いし、マルジェラとかロエベとか、ブランド物の小物を取り入れているような人も珍しくない。

オタクなら見ただけで冷笑ちゃうよね。ラベルに金払ってるwとか言って。

 

 

からアニメーターや制作スタッフが何かを語ったときに、オタクたちがその話に共感することってあんまりない。

アニメオタクって製作陣とは"人間的に"全く合わない部分が多いんだよね。

同じクラスなら友達にならないだろう。

アニメオタク共感やすいのは、やっぱり美少女系の絵しか描かない漫画家エロ系の作品を作っている同人作家とかか。Xで今回のぼざろ騒動脚本家批判しまくってるのもこの手の人多いしね。

 

 

アニメ消費者製作者ってマジで異なる価値観趣味性格を持っている。

脚本家に限らず、アニメ製作者サイドがなんか語ると炎上やすいのは、そもそもオタクの嫌いな価値観の持ち主が多いのが原因なんだろうね。

Permalink |記事への反応(4) | 23:46

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2025-09-01

anond:20250901091314

弟バッグ・・・

ホモショタもの同人作家が描いてそう

ニッチすぎんよ?

Permalink |記事への反応(0) | 09:37

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2025-08-20

anond:20250819171813

転売ヤー製品横流し尋常でないパワーでそれが必要な人に届く前に製品をいったん奪って高値でふっかけてる。

同人作家は確かに誰かのキャラクター勝手に使っちゃいるけど、別に誰かからモノを奪ってふっかけたりはしてない。

もとのオリジナル作品が好きで同人邪道って思うファンならそもそも同人誌は無視すればいい。

もちろん、同人作家側も、オリジナルの作者様は神様という暗黙の了解は厳守だ。かつてのキャプテン翼の頃にジャンプから苦言を呈されたようなことは避けるべきだ。

でも、作品を読んでいて「このキャラのAくんとBくんの間には、第23話のこのシーンの前に、こういう物語があっても不思議ではないよね」みたいなことを思いついたり書いたりしてしまうことまでは否定しなくても良いのではないか

Permalink |記事への反応(0) | 12:11

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2025-08-19

国会図書館への同人誌寄贈を巡る騒動をみて思ったんだが

色んな文化を余すことなく保存しなければ……っていう学術的な思想と、一部の同人作家にある「自分作品同好の士以外に渡ってほしくない」っていう思想、致命的に噛み合わないよなって思う

Permalink |記事への反応(1) | 14:25

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2025-08-17

anond:20250817081145

1000部の印刷代出せるのはプロ同人作家だけなんよ

Permalink |記事への反応(0) | 08:33

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2025-08-16

dorawii@執筆依頼募集中

冤罪で有名な看護師殺人事件被告漢字を書くとき余計な線を書いたりしているとかで軽度知的障害を疑うきっかけになったわけだけど、

いや漢字が書けないぐらいで知的障害って言うのもちょっと市井の知性レベルに対して疎いんではと思えてしまう。

そもそも全然漢字使わないで書く人もざらにいるというかお父さんがそうなんだけどうーん。

おとうさんをおとおさんって書いたらさすがにやばいのかねえでもこれも別に昔ならお里が知れるって言われる程度のことで別にそんな文字文化ってもの愛着がないってだけとも言えるような気がするなあ。

おとおさんっていうのも可愛いからいいじゃん。同人作家ぉとぉ連想させるし。

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Permalink |記事への反応(0) | 18:28

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2025-08-14

はてブのホンネとタテマエ

描き手のルックスが気になるのか、気にならないのか、どっちなんだい?

 

気にならない、という意見

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240510142012

・売り手買い手の性別外見年齢全部どうでもいいと思ってるよ

・女だが書き手に綺麗な容姿性別って不要じゃない?

・ 作者と作品は別物、以上

等々

 

気になるという意見

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20250811231928

・30代オタクジャンフェスに行った時に「こんなに綺麗な大人がいるんだ」と憧れ

オタク女子にとって同人作家さんは読モなんだよね

同人女界で容姿の良さはなんともいえないヒエラルキーを生み出すんだよな

・女オタクってコンテンツのものよりも「コンテンツ同人作家」に異常な執着や感情を見せること多い

等々

 

前者は「こうあるべき」の姿としてしか語られておらず、後者は思い出話など具体例つきで細かく語られてて、

どうみても「気にならない」はいい子ぶりたい綺麗ごとのタテマエで、「実際はむっちゃ気にする」がホンネだよな~

総論賛成各論反対みたいに、スローガンは叫ぶけど、いざ個別事例を細かく語るとすぐルッキズム派です!とボロが出るブクマカかわいい

Permalink |記事への反応(3) | 10:28

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AIの発展でヘタなのにヌケる作家が消えていく

ヘタエロ同人作家国策保護しろ

Permalink |記事への反応(0) | 00:53

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2025-08-04

anond:20250804114834

正当、正当性っていうのは、(極々少数の)特定の誰かに対して言い訳が立つことを指す

結局のところ、増田が認められたいのは嫁なのか、世間なのか、親なのか知らないが

じゃあ嫁が18禁同人作家ならギリセーフなのか、SNSの裏垢で女神やってた程度ならギリセーフなのか

過去に裸の写真SNS拡散されてたらアウトなのか

ちょっと整理しておかないと、今後も同じ罠を踏み続けることになるよ

Permalink |記事への反応(0) | 11:58

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合丼来来(あいどんらいき)伝・7

ゆざいちょとして「合丼来来(あいどんらいき)伝・5」の騒動を起こし、
合丼来来として「合丼来来(あいどんらいき)伝・6」の騒動を起こしていた合丼来来。

ゆざいちょ=合丼来来が判明する少し前、「ベビールックポータル」のチャットで合丼来来は

おしっこおもらし・おむつシーンデータベース」を、おしっこ、おもらし、おむつシーンのある作品なら一つも取りこぼさず紹介するブログ…本当の意味データベースにしたい

豪語していたそうだ。

ゆざいちょ=合丼来来、判明の経緯

ゆざいちょ=合丼来来は、何故判明したかだが、表現規制反対派の中で「Twitterスパマーゆざいちょ」に不快感嫌悪感を持った人達数名が
ゆざいちょについて色々調べていた際に「ゆざいちょ名義時代に使っていたメールアドレスを、そのまま合丼来来名義で使用しているのを見付けた」
という経緯だったそうだ。

そこから先の話

ここから先は、少し伝聞になるが

「ゆざいちょ=合丼来来」という話は、表現規制反対派の間から徐々に広まりネットwatch板でmixi時代のゆざいちょを
watchしていた人達にも届くことになったそうだ。
そして、「2ちゃんねる」(現:5ちゃんねる)には、「ゆざいちょ=合丼来来watchスレ」というスレが立てられたそうだ。

また、「ゆざいちょ=合丼来来」が判明したことで、「ベビールックポータル」のチャットに「合丼来来=ゆざいちょ」であることについて
本人に追及しようとする人も現れるようになり、「ベビールックポータル」のメンバー達も独自
合丼来来の過去について調べ、合丼来来がゆざいちょという別名義を持ち多くの迷惑行為を行い、
しかも、「Twitterスパマーゆざいちょ」としてその迷惑行為現在進行形で行われていると知ったことで
合丼来来から徐々に距離を取るようになったそうだ。

合丼来来が求めた新天地2015年頃の合丼来来)

ネットwatch板の民からwatchされ、「ベビールックポータル」のメンバーから距離を取られることになった合丼来来は、2015年頃には

という行為を続けるものの、その素性を知る者(watch民や「ベビールックポータル」のメンバー等)から腫れ物のように扱われる存在となっていた。

そんな合丼来来が新たに居場所他人と関わるための場所として選んだのは、

という人物年1回、DL同人会社社員も招いて開催しているオフ会だった。

このDL同人業界情報に非常に詳しく、年1回オフ会を開催していた人物が、
「「合丼来来(あいどんらいき)伝・5」」の冒頭で紹介した
モザイク処理トラブルとは ~委託販売サイトとは敵対してはいけない~
モザイク処理トラブルから裁判の結末は
の二本の記事を書いた人だ。

「合丼来来伝」まとめ

【完結済】 「合丼来来伝」

Permalink |記事への反応(2) | 08:38

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2025-07-31

過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

最近BL作家燃えましたね。

正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

しかも当時は中学生

人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

個人的に腐女子は苦手だ。

腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

思想の、嗜好の自由なのだ

自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

同じような言葉に「夢女子」がある。

どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

ある。

というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

わかる、めっちゃわかる。

自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

当然である

それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

言葉の、名前の力は強い。

暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

腐女子を名乗れば、強くなれる!

自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

誰かと繋がりたい。

でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

ただイラストを描いただけなのに。

ただ感想を書いただけなのに。

女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

あ、文字読めねぇのかwwww」

こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

はい、筆者のような女オタクです。

というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

それが省略されて夢。

男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きていけただろうと思ってるし。

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

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過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

 最近BL作家燃えましたね。

 正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

 もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

 こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

 もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

 自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

 世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

 続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

 このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

 ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

 時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

 確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

 自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

 ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

 公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

 しかも当時は中学生

 人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

 とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

 彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

 平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

 また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

 で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

 個人的に腐女子は苦手だ。

 腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

 だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

 なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

 そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

 男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

 思想の、嗜好の自由なのだ

 自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

 教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

 彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

 腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

 前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

 同じような言葉に「夢女子」がある。

 どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

 ある。

 というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

 少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

 わかる、めっちゃわかる。

 自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

 だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

 当然である

 それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

 言葉の、名前の力は強い。

 暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

 引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

 『腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

 腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

 腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

 腐女子を名乗れば、強くなれる!

 自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

 平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

 そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

 人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

 そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

 ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

 上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

 中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

 こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

 下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

 ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

 誰かと繋がりたい。

 でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

 当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

 ただイラストを描いただけなのに。

 ただ感想を書いただけなのに。

 女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

 ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

 わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

 あ、文字読めねぇのかwwww」

 こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

 はい、筆者のような女オタクです。

 というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

 それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

 そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

 同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

 ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

 そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

 腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

 女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

 多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

 これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

 筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

 ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

 そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

 そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

 当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

 それが省略されて夢。

 男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

 それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

 同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

 しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

 筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

 そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

 かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

 ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

 これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

 

 しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

 夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

 ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

 「推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

 で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

 たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

 キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

 思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

 ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

 もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きて

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2025-07-20

anond:20250715201135

作品そもそものものなんだから神の行動に文句言う奴はファン失格!有り得ない!」って原理主義の言い分もファン言動としてわからんでもないけど、一般論として同人作家ではなく出版社から10自作を出してるプロ作家の行いとして今回の一件が自らの影響力を考慮した妥当な振る舞いだったかは別問題だ。同じ土俵で語るからややこしいんだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 11:26

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