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はてなキーワード:動物とは

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2025-12-14

anond:20251213001421

増田彼女との噛み合わない関係清算できたことを喜ばしく思う。

「そろそろ同棲」の次には、「いいかげんに結婚」が控えているからだ。

とにかくセックスをしたくない女性結婚願望を持つだろうか?と思うだろう。

日本人カップルは、結婚後高い確率セックスレスになることが知られている。「セックスをしなくても仲のいい夫婦」になれると彼女は信じているのだろう。

しかし、結婚生活を経て結果的セックスレスになることと、はじめからセックスをしないつもりで結婚することは根本的に異なる。

ヒトは動物である動物としてのヒトのオスは、欲求の上位に性欲があり性欲を切り離して生きるのは難しい。若く、性ホルモンの多い時は特にそうだ。

彼女は自他境界曖昧なのだろう。他人自分とは異なる認識、異なる原理ものを考えていることへの理解が薄い。

こういう人物結婚するとどうなるか。

セックスはしたくない態度を示したままで、子どもはほしいと言い出すだろう。高い確率で。

生殖年齢の限界が迫る頃には、「人工授精はどうか」、「養子はどうか」と迫られることになる。

自分が、セックスもさせないような基本的信頼感のない相手と見做されていることへの理解がない。

氏が言うような「バケモノである

言葉を話す魔物である

それに気づいて、縁を切るに至った氏を心から祝福する。

おめでとう。これから自分人生を生きていってくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 07:27

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2025-12-13

ズートピア2が普通だった

改めてズートピア1って良作だったんだな、と思い知らされたというか

2を見て1の面白さが良く分かる、という感じだった

1って「動物社会が作られるとどうなるか」を丁寧に説明しつつ

人間社会課題をそこに織り込んでいくっていう面白さがあったんだけど

2はそういう側面が無いというか、1でやってるからそりゃ2ではできなくて

じゃぁ別のことをやるかっていうとそうでもなかったか

単にキャラクターとしてのズートピア、って感じだった

つまんなくはないんだけど、期待が高すぎたっていうか、まぁこんなもんだよね、って感じかな

とはいえトイストーリーも同じように2だと「こんなもんか」からの3が傑作だったか

ズートピアも3は傑作になるかもしれないか

Permalink |記事への反応(0) | 23:22

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犬を外飼いすんなとか以前に動物を飼うなよ

そもそもペットとして犬を飼ってる時点で外だろうと中だろうと非道では?

お前は家の中ならペットとして飼われても良いんか?

食料だったり狩に使ったり

人間利益のために飼うならエゴとしても分かるけど

ペットなんてマジで必要なのに一番動物愛護面してんのがおかしいって

Permalink |記事への反応(1) | 13:34

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彼女セックスの話をしたらバケモノになってしまった

https://anond.hatelabo.jp/20251210211739

続き

一度ミスって消してしまった

気付いたら想像以上に反応をもらっていたので最後まで書く。

タイトル通り

木曜の夜に彼女の家に泊まる約束だったので行ってきたら彼女バケモノになってしまった。もちろん比喩だけど俺の彼女バケモノだった。

俺が彼女とびっくらをポンしていると彼女は「そろそろ同棲とかしてみない?」と俺に提案した。衝撃を受けてしまった。たしかに俺も年明けには28になるし彼女も26になった。付き合って3年半ともなれば正直妥当なのかもしれないが俺たちはもう4ヶ月セックスをしていない。なのになぜ次のステップに向かおうとするんだ。意味わからん。お前、彼女の偽物か?



彼女曰く、掃除洗濯絶対自分でやりたい。その中に俺の物が混ざる事に抵抗はないので任せて欲しいが料理に関しては俺の仕事柄任せたいとのこと。お前マジでなんなんだ。お前、彼女型のバケモノか?料理人は家で料理をしたくない。たまにだったのとお前が好きだから作っていたんだ。言ったはずだぞ。




ムカつくのと埒があかないのでこの機に話し合う事にした。セックスについて。もう4ヶ月セックスをしていない事はどう思っているのか。


結論から書く

セックスは嫌じゃないがセックスをする意味がわからない。自分でするのではダメなのか」

セックス気持ち良いが眠いのにセックスを優先する意味もわからない」

セックスをしなくても仲のいいカップル夫婦もいる。そうなりたい私の意見無視するのか」

彼女意見だった。


本当にいい加減にしてくれ。俺は何度もお前と話し合いをした。セックスについてだけでも何度もしたはずだ。本当に嫌じゃないのか、頻度は決めたがいつが良いのか、今夜セックスをしても良いというサインを決めるのはどうか、どういうセックスが良くてどういうセックスが嫌なのか。話し合いの度に俺はお前の要望を聞いた。お前は嫌ではないと言った。生理後が体感普段より気持ちが良いと言った。サイン自分で出すと言った。出さないまま2年経ったが。




ロマをたくのはどうだ、少しでも痛みが出ないようにゼリーをつかうのはどうだ、ラブホテルに行くのはどうだ、部屋をほかほかに暖めてからするのはどうだ、オモチャを使ってみるのはどうだ。話し合いの外でも俺はいくつもの提案をした。いくつかを試していくつかは良かった。




何故俺はセックスをしたいのか、それはお前が好きだったかなのだ。なぜ浮気をしなかったのか、それはお前が悲しむからだ。なぜ風俗に行かなかったのか、それはお前じゃないかなのだ。俺はお前が浮気風俗が嫌だと言ってなくてもしなかったし行かなかっただろうよ。本当にそうなんだ。



なんでお前は最初からセックスをしたくないと言わなかったんだ。本当になんでだ。お前が最初からあなたの事は好きだがセックスは嫌いだからしません」と言っていたらこんな事にはなっていないだろ。お前が「元彼のせいでセックスはあまり好きではないけどあなたセックスは優しくて少し気持ち良かったから月に1回か2回ならしても良い」と言ったから俺は愛情表現としてのセックスを心がけて居たんじゃないか。だから騎乗位という名前のお前の振動に「上手になったね」なんて言っていたんだ。なんで3年半たった今なんだ。



俺はどうしていたら良かったんだ。お前はココで発達障害だと言われている。俺は性欲に支配された動物だと、縋るしか能のない非モテの弱男だと、乳首専門の色盲だと言われている。乳首専門の色盲ってなんだ。というか色盲乳首が何色に見えているんだ。焼肉とかどうしてるんだ。勘か?



お前の言う通り抱き合うのもキスをする事も愛情表現だろう。実際に抱き合って寝れば安らいだしメイク直後のお前の唇が俺の唇をテカテカにする度に俺はドキドキしていた。でも俺にはセックス愛情表現なんだ。お前の好物でコース料理ごっこをしたのも愛情表現で一切の興味もないK-POPコンサートに着いて行ったのも愛情表現なんだ。寝る間も惜しんで会いに行くのも5時間かけてシチューを煮込んだのも愛情表現だ。でも今の俺はまだ若くてセックスで満たされる物があるんだ。でも動物じゃないから大切にセックスをしていたんだ。

本当になんなんだお前は。なぜショックを受けられるんだ。なぜ涙を流せるんだ。俺の事が好きだからなら何故もっと早く言ってくれなかったんだ。俺の方が泣きたいくらいだ。でも俺は泣かない。俺は動物じゃないからだ。

お前はしゃーなしで膣を貸していたのかもしれない。本当に悪かった。俺は俺のせいにして生きていくがお前も出来ればお前のせいにして生きていってくれ。やっぱ好きにしてくれ。

Permalink |記事への反応(28) | 00:14

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2025-12-12

ASD長男思考はやっぱりオカシイ

知的障害ASD長男、ヒトの気持ちとか全然読めない。

いや、読めないかASDなんだけど。

こないだ、子供嫌いで威嚇してくる認知症老人にニコニコ絡んでいった。

悪意に悪意で返すとか、好意好意で返すとかがなく、ホント自分がどう感じるかだけで動く。

なにかされても、やり返すこともない。

弟にセーブデータを消されても、大作の工作を壊されても、ほとんど全くやり返すことはなく。

たぶん、「○○のせいで」っていう、誰の責任っていう発想がない。

壊されたのはわかってるけど、あくまで原因と結果っていうだけしか認識してなくて、ペットになにか壊されても、動物に恨みの感情を持ったりしないみたいにな感じなんだと思う。

楽しいか悲しいかとかはあるけど、それより複雑な、対人間嫉妬とか恨みとか、そっちがまるっきりない。

昔はもっと、怒られてるのすら気づかない、気付いていても自分感情じゃないって感じだったけど、最近はやっと、すげー怒られると、「こわいよー」って言うようになった。

でも、それ以上でもそれ以下でもなく、付随する人間関係の恐怖、嫌われて辛いとかそういうのが一切ない。

普通あるじゃないですか?

言葉通じない赤ん坊でも怒ると理解するのって、親に嫌われる恐怖みたいなのがあって、なんで怒られてるのかわからないけど怒られてることくらいわかるもんで。

基本的に、人間ってサルから進化してるんで、サル山の論理で生きてる。

毛づくろいし合ってコミュニケーションし合った延長が言語で、コミュニケーションとか上下関係とかどれが敵対グループでどれが友好グループで、みたいなのに敏感に感じ取って、マウンティングしたり媚つらったりするのが本能

文字より動画動画より対面で話したほうが伝わったりするのは、人間って勢いで押されると、わかった気になったりするから

良くも悪くも、頭でなく空気判断してる。

国民の1人1人が法律とか会計とか理解しなくても、世の中が回ってるのは、とりあえず右に倣えで空気読んで行動するから

もちろん、空気よりも理屈ってタイプもいるし、白か黒かじゃなくてグラデーションだ。

たぶん、自分なんかどっちかというと鈍いほう。

それが、うちのASDっ子は突き抜けて鈍い。

から、滅茶苦茶怒られた直後でも、面白いものをみつけるとすぐキャッキャできる。

反省してないわけじゃない。

怒られたことと関係ないことで楽しくするぶんには、口を出すことじゃないのだけど、もうちょっとシュンとしろよって思ってしま自分がいる。

Permalink |記事への反応(2) | 11:00

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なんで世の中セックス嫌いとセックス好きがマッチングしまくるんだよ

世の中のエンタメセックスだけではないので

日常会話とか趣味とか生活リズムがあって

男女が意気投合からセックスレスで片方だけが苦しむ現象多すぎるよ

それから、まだ結婚してないなら、結婚してても子供がいないならサッサと別れて次にいってしまいなよ

セックス断られまくって傷つくことがずっと続くんだから

産後、妻の性欲が下がってしまってセックスレスになるのはわかるよ

だって性欲満たすよりも赤ちゃん育てる方が動物本能として優先されるし

私も子供ができたら性欲が下がりまくって、産後まんこも引き攣れて痛いし

ここまで性欲が下がるとは!とビックリしたよ

もうね、子供いないならサッサと別れてしまえよと思う

同性同士の関係だったら不思議セックスレスで苦しんでますという話は聞かないな

レスしてる側が条件の良いパートナー配偶者を手放したくないという話もよくあるが

セックスに応じないのならその愛しい配偶者パートナーと別れて、サッサと自由にしてやれよと思う

でも、相手よりも自分の方がかわいいからできないんだよね

からセックスを断って平気で相手レスを強いる

レスしてる側はセックス嫌いなのに、セックス好きな相手自分に縛り付けたいワガママなんだよ

これが、育児ストレスまりまくってセックスなんかしたくありませんという事情があるなら、相手にも落度があるので「わかる⋯」となる

Permalink |記事への反応(1) | 04:57

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2025-12-11

犬猫赤ちゃんを会わせてみました」みたいなやつ、あれ何考えてんの?

知り合いの家がそれやってたんだけど、普通に危険じゃない?

世の中的にもSNSとかユーチューブとか、そういうのあまりにも溢れてるよな。

「ウチの犬は優しいか絶対大丈夫から」とか思ってんのかね?

どんだけ優しかろうがどんだけ厳しく訓練してようが動物動物じゃん?

猫なんてマジで訓練もクソもなくて純粋狂気を秘めた存在しかないのによう大事赤ちゃん近づけられるよな。

普通に「犬 乳児 かまれ」とかで検索したらバチボコに喰われて死にまくってて更に何考えてんだってなった。

どんだけ優しかろうと小型犬だろうと赤ちゃんに近づけるって論外じゃない?って思うわー。

Permalink |記事への反応(1) | 23:22

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“piggyback”の「piggy(ピギー)」は「豚」ではありますが、この表現の由来に豚の尻が関係しているわけではありません。“piggyback”の「piggy(ピギー)」は、単に豚という動物を指しているだけです。

PiggyBacは、遺伝学や分子生物学の分野で使われる特定の種類のトランスポゾン(transposon)の名前です。この場合、「PiggyBac」はDNAの「ジャンプする遺伝子」として知られ、ゲノム内でその位置を移動できる能力を持っています

1. PiggyBacトランスポゾンとは

PiggyBacは、特に昆虫ゲノム発見されたトランスポゾンの一種で、遺伝子の転送遺伝治療ツールとして広く使われています。もともとは、イモムシトウモロコシ害虫)などの昆虫から発見され、その後、哺乳類や他の生物に対する遺伝操作技術でも利用されています

2.トランスポゾンとは

トランスポゾン(transposon)は、自己複製できるDNAの断片で、ゲノム内で異なる位置に移動することができます。このプロセスを転座(transposition)と呼びますトランスポゾンは、遺伝子の操作遺伝治療において非常に重要役割を果たすことがあり、特に遺伝子導入や遺伝編集に利用されます

3. PiggyBacの特徴

1. 高効率遺伝子導入: PiggyBacは、その高効率遺伝子導入(遺伝転送能力によって注目されています。従来の方法と比べて、高い精度で遺伝子をターゲット位置に挿入することができるため、遺伝治療細胞研究などで非常に有用です。

2. 広範な宿主細胞使用可能: 他のトランスポゾンと比較して、PiggyBacは哺乳類細胞やヒト細胞でも効率的に使用できるため、医学生物研究の分野で非常に重要です。

4. PiggyBacトランスポゾンの応用

1.遺伝治療: PiggyBacトランスポゾンは、治療目的で新しい遺伝子を患者細胞に導入するために使用されています特に遺伝子を安定的に挿入できる能力重要視されています

2.遺伝子改変動物の作製: PiggyBacを用いることで、遺伝子改変動物(例えば、トランスジェニックマウス)を作製する際に使われます

3.遺伝子発現の調整: PiggyBacトランスポゾンは、特定遺伝子の発現を長期的に調整するためのツールとしても利用されています

5.名前の由来

PiggyBacという名前は、このトランスポゾンが「ピギーバック」に似た形で、ゲノム内で他のDNAの上に乗っかるという性質に由来しています。具体的には、PiggyBacは特定DNA場所に移動する際に、特定遺伝的な配列(「TIRs」:末端反復配列)を利用して移動するため、「ピギーバック」という名前が付けられました。

まとめ

PiggyBacは、トランスポゾンの一種であり、遺伝転送遺伝治療研究重要役割果たしてます。この名前は、DNAが「ピギーバック」で乗るように遺伝子を転送する特性に由来しています遺伝学や分子生物学の分野での応用が進んでおり、遺伝子導入の効率を高めるための強力なツールとして広く使われています

Permalink |記事への反応(1) | 12:12

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チンパンジー扱いは良くないが被害にあった奴は救われない

チンパンジー動物扱いは良くないがチンパンジー被害にあった奴は救われない

縁故採用されたメンバープロジェクト荒らしたという不可抗力に耐えた人間さらに鞭打つ世の中

Permalink |記事への反応(0) | 00:27

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2025-12-10

髪の毛が床に散乱しないように工夫してること

ある人いる?

髪を剃るとかでなくいい案が欲しい。

増田の家は独立洗面台がないので髪を乾かす場所もよくわからんし髪がかなり長いしとっ散らかっている。

掃除機で吸うと後々カッターでブラシをガシガシする必要あるし、クイックルですまないくらい凹凸がある床(散らかってる)し、コロコロでも限界だ。

部屋が汚いのが悪いな…。

本当は浴室手前のコンロ前の通路で乾かすべきなのかもしれない。しんどいな…

今は部屋に敷いてるヨガマットに座って乾かしながら書いてる。すぐコロコロをすればとりあえずはいいかもしれない。乾かす時以外にも髪が抜けるのが困るんだがな…ああ、たすけてくれ…動物飼ってる人とかも気にしてることあれば教えて…

Permalink |記事への反応(1) | 23:07

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anond:20251210140758

あの記事擁護は無理かなって思っている

人間動物に置き換える事は文化だ、みたいな意見も見られたけど

チンパンはまずい

チンパンが背負ってるイメージ日本に住んでて知らんって事はないでしょう


そして、とにもかくにも予防線がマズイ

あれを置いたことで、マズさを筆者が認識していた感じになってしまっている

【気を悪くした方がいたらごめんなさい】と言うくらいなら、書かない方がいい

一定の人の気分を悪くさせたとしても伝えるべき真実とかではないんだから

【「このチンパンジー/マネージャーは俺のことを指しているのでは」と思う人がいるかも分からないですが】と言うくらいなら、書かない方がいい

私はそれらを含めて、むしろ「そっちの意図で書いているな」と感じたよ

予防線を張って、違うよと言いながら、ネタですよーって誇張して

でもこれが受けたなら、「いますねこういう奴」みたいな事を裏で言うような

もちろんこれは私の単なる妄想で、筆者の内面をなんら表すものではないし、誰かを傷つける意図は欠片もないですよ

ただただ、私はそう読んだというだけの話です

Permalink |記事への反応(0) | 17:21

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例のチンパンジー記事への批判について思ったことを書く

深夜につけたコメントが思いの外伸びてしまったので、

誤解のないように書いておく。

(念のため付け加えるが、今回話題になっている企業とは一切の利害関係はない。)

1.批判記事論理構造について

批判記事構造を、おおむね以下のように読んだ。

1. わざわざ「チンパンジー問題社員として入ってくる」表現必然性がないのに展開したことには「人を動物に喩える」意図がある

2. なぜ人を動物特にチンパンジーに喩えてはいけないのか、国際的ガイドライン等の提示

3.HR会社が取り扱うべき話題ではない

4.社会的責任として、記事削除と謝罪だけではなく、今後このような記事が出てこないようにガイドラインをつくるべき(このスタンスが自社のPRにもなり得る)


2.件のチンパンジー記事への私から評価

1. 「チンパンジー」という比喩をわざわざすることには同意しない。

2. 社内ブログアドベントカレンダーはチェック体制脆弱になりやすい。

3.執筆者はおそらく「ベロシティの安定」等のフレーズからエンジニアPM視点であり、HR文脈理解していない可能性がある。

4. すでに削除と謝罪対応完了しているので、社名を挙げて断罪する必要性はない。

他でも指摘されているように、

「社内の労力を使う割には、色々な危険性を孕むアドベントカレンダーという文化をやめるべき」

というのが、本件に関する総括としては充分だと思っている。


3.「国際基準」は、本当に国際基準

今回の記事と同じような皮肉表現する言葉として、

メテオフォール開発」という言い回しがある。

↑「現場レベルでは存在すらよくわからないが、とても偉いステークホルダー」の一言で、何度もひっくり返るシステム開発プロジェクトのこと


隕石を降らせる神様」と「チンパンジー」のどちらも

仕事を円滑に進めたいが、それの障害となり得る人や事象冷笑的に揶揄しているわけだが、

前者が問題とされたことは、私の観測範囲では存在していないように思う。

隕石を降らせる神様」は許されて、「チンパンジー」は許されない

という価値観は、西洋歴史宗教差別観を背景にした価値観じゃないのか。

価値観アップデートをするべきとか、

倫理基準底上げするべきという物言いは、そんなに正しいことなんだろうか。


4.企業批判の裏にいる「個人」が今どんな思いでいるか想像するべき

忘れてはいけないのは、批判されている企業の奥に、

記事を書いた一人の執筆者がいるということ。

その人は、

エンジニア的な文脈で書いた可能性が高く

HR意図ではなかったかもしれない

・ すでに謝罪もしている(多分注意もされている)

「何も間違っていない・むしろ正しいと評価できる文章」で、

彼・彼女を吊るし上げることになりかねないことを、

「自社のPR」にもなり得る文脈の中で第三者しか法人が行うのは、醜悪ですらある。

本件では、社名を出さず、ガイドライン作成の呼びかけなどもせず、

「人を動物に喩えると国際基準上どのようなリスクがあるのか」

という観点だけで文章を出す分には、誰も傷つけず、多くの人の学びになったのではないか

こちらからは以上です

Permalink |記事への反応(2) | 14:07

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anond:20251210130024

会社全体に及ぶリスク考慮しない個人ブログで載せるような偏重した記事

・単に面白くないか最後まで読まれチンパンジーまりの指摘を受けやす

・文中チンパンジーは人を指し示すという余白を残したこと肯定され得る内容

人を傷つけるために故意フィクションを利用する意図が隠せてないし、どうしようもないね

動物は要因であれ表層問題であり、これを永遠に擁護しても倫理観の無さに油を注ぐだけなのにバカだと思う。マネージャー新人、それぞれウマとシカにでもしときゃ良かったのにな。

Permalink |記事への反応(0) | 13:11

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SmartHR またはチンパンジー問題

あの記事を読んで、どう読んでもチンパンジーの事例としか読めないという擁護一定数ある

こういう擁護って、現代国語の敗北って気がするよね

業務外の事態でも、それが業務に影響しそうならマネージャ対応範囲内だよ

的な事を語りたいだけなら、事例は機械でも良いわけですよ

動物にしたって全然アリエナイもの

例えば、象とかキリンでよかった

会話の成立しない言動のオカシイ無能チンパンジーと呼ぶことはあっても象だキリンだとは呼ばない


でもあの記事では、あえてチンパンジーを選んで

そいつ業務やらせ

そいつ機械を壊すし、いう事聞かないし、現場人員を滅茶苦茶にして、職場を成立不可にする

そこに

話してるのはチンパンジーの事だろ、書いてあること以外を読み取るなよとか

もう義務教育の敗北だよね

書いてる本人でさえ「予防線」を張り巡らせる記事で、書いてないことを読み取るなと言い出す

つかさ、まず予防線から入って、締めにも予防線必要だと思うって事は、銀魂レンホーで「この作品フィクションです怒らないでね」みたいな奴やん

書いてる本人も意識してるわけよ

チンパン事象しか読めないなら予防線なんて要らないんだよ

チンパンを断れない筋に押し付けられた知的障碍者かに置き換えたら、成功例は悍ましいよね

繰り返すけれど「くどいほどの予防線必要だと思った」時点で無理なんだよ

書くなよ

Permalink |記事への反応(3) | 13:00

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優秀な人間を「チンパンジー」と嘲る者どもについて

端的に言えば彼らは他者貶めることでしか自尊心補填できない欠陥品であり、その振る舞いは倫理的にも職業的にも致命的な無自覚自己放尿でしかない。

お前らがやっていることは単なる悪口ではなく合理性を欠いた防衛機制であり、嫉妬という原始的感情正当化するために語彙を貧しくし、他者動物貶めるという最も安易で卑しい手段に訴えて自己放尿しているにすぎない。

優秀な存在を異物と見なし排除したがるその発想は、自分自身能力不足や評価されない焦燥を外在化し、組織生産性士気劣化させる致命的な自己放尿である

職場における真の成熟とは、優れた人材存在を脅威として扱うのではなく、彼らの強みを如何に再現可能にし、チームの資産へ変換するかにあるのに対し、嘲りと陰口と内部監視に勤しむ連中はその逆を行い自らの存在価値を日々劣化させている。

さら問題なのは、こうした人間所作が往々にして合法性や倫理境界線を跨ぎ、監視個人情報暴露、虚偽の申告、同僚の名誉毀損など実務上の重大な過失へと転化して自己放尿する点である

貴様らは自分たち行為正義リスク回避と称するだろうが、実態は単なる暗闘であり、組織に対する背信行為であり、発覚すれば管理責任法的責任を負う可能性が高い。

ここで冷徹に突きつけておくが、他者を貶すことで得られる即時的な満足は持続せず、自己欺瞞の累積が最後には本人を破綻させる。

虚勢を張り続ける者は、他者を押し下げるたびに自分能力のなさを露呈し、周囲には自己放尿のような醜い痕跡を残す。

言い換えれば、あれこれと卑怯手段を並べて相手を追い詰める様は、嫉妬劣等感ダブル放尿が示す通り、見苦しく不衛生であり、最終的には自分自身組織評価を下げるだけだ。

組織感情ゴミ捨て場ではない。優秀な人材に対する嫉妬を燃料に他者貶める者は、まず自己を省みて能力の不足を正面から補完しろ

具体的には技術的な学習プロセス改善提案、明確な成果指標の設定に時間を割け。

そうすることでしか嫉妬合理的競争に変わり得ない。

念押ししておくと、誰かをチンパンジーと呼んで笑っているうちは勝者でも正義でもない。ただの卑怯者だ。

卑怯手段で得た優位はいつか必ず割れるし、その瞬間、周囲の信頼は瓦解する。優れた人間を敵視して排除しようとする者は、自分存在いか脆弱空虚かを自ら証明しているに過ぎない。

そういう連中には同情の余地はないが、組織が持続的に健全であるためには、その自己放尿を放置してはいけないというだけの話だ。

Permalink |記事への反応(3) | 07:28

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2025-12-09

anond:20251209203504

現代人は空想を膨らませる余裕がなくなってるんだと思う。だから動物を射殺」という物語を目にしたときパニックになりヒステリーを起こして炎上させてしまう。

Permalink |記事への反応(1) | 20:42

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anond:20251209173327

こういう動物セックスって病気もらったりしないの?

Permalink |記事への反応(1) | 17:34

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anond:20251209165155

今回のネット炎上フィクション動物愛護が行き過ぎてる感はあったね。

動物が酷い目にあう話なら「カチカチ山」の時点で既に実例がある。

「さるかに合戦」「舌切りスズメ」とかもそう。

女性を…攻撃するポルノフィクションはたくさんある、許されてる

かに外国に比べると、女性尊厳を侵す表現に関して日本自由過ぎではあるかも。

Permalink |記事への反応(0) | 17:23

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チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

画像

​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

画像

学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

画像

​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

画像

​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

画像

​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体Re:チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1.身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

画像

学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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酔って警察沙汰、一生の禁酒を決めた友人にこっそり酒を盛る獣医師。この倫理観マジでヤバいだろ。

おい、ちょっと聞いてくれ。X(旧Twitter)でとんでもないポストを見てしまった。

これ獣医師を名乗ってるアカウント投稿

引用ポスト

酒で暴れて警察に捕まり一生の禁酒を決めた後輩と飯を食う時に、事前にマスター(仲良い)に

ワイ「あいつたぶんウーロン茶頼むんで、焼酎ちょっとだけ入れてあげてください」

マスター了解!』

ってお願いしてたことを思い出した。

これ、頭おかしいんじゃないの?

まず、前提としてこの後輩が禁酒を決めた理由は何だ?「酒で暴れて警察に捕まった」だろ。普通の失敗じゃない。人生ターニングポイントになるような、マジモンの深刻な問題があったってことだ。

それを受けて一生の禁酒という、どれだけの覚悟必要決断をしたのか。アルコール依存症治療かもしれんし、暴行事件を起こしたPTSDかもしれん。そのくらい重い話なんだよ。

それをだ、「ウーロン茶ちょっとだけ焼酎を入れてあげてください」って、何を粋がってるんだ?

相手真剣努力を、自分の気の利いた悪戯とでも思っているのか?もし後輩が気づかずに飲んで、そこから依存が再発して、また警察沙汰になったらどう責任取るつもりだ?ちょっとしたジョークで済むレベルの話じゃないんだよ。マジで相手人生ぶっ壊しかねない行為だろ、これ。

命を扱うプロとしての資質ゼロ

さらに腹が立つのが、こいつが獣医師だということ。

命と健康を預かるプロフェッショナルだろ?

飼い主の決意(この場合は「禁酒」)を尊重しない。

相手に害になる可能性のあるものアルコール)を、本人の意思に反して密かに投与する。

そして、その行為を発信する。

もし自分の飼い犬が病気特定のフードを禁止されてるのに、獣医がこっそりその禁止フードを混ぜて「ちょっとしたサプライズ」とかやってたら、どう思う? 即刻、免許剥奪レベルの信用問題だろ。

人間相手ならOK」というダブルスタンダードが、職業倫理としてありえない。人の心身の健康に対する想像力がこの程度なら、動物に対してもどこかでおざなりな扱いをしてるんじゃないかと勘繰ってしまう。

SNSで流れてくる「武勇伝」の中には、洒落にならないレベル倫理観欠如が潜んでいる。

これは単なるやらかしじゃなくて、プロフェッショナルの倫理崩壊だ。獣医師会とか、この手の問題について何も言わないのかね。

この投稿拡散されて、この獣医師がどういう意図でやったのか、本当に反省してるのか、世間ちゃん議論されるべきだと思うわ。

Permalink |記事への反応(2) | 12:49

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anond:20251209121411

情報共有が生み出す三つの有害効果

チューリッヒ工科大学実験が明らかにしたのは、情報共有が集合知に与える三つの具体的な有害効果である

第一効果社会的影響による多様性喪失人間社会的動物であり、他者意見無意識に影響される。実験では、他者の回答を知った参加者意見が徐々に収束していく様子が観察された。この収束は、表面的には「合意形成」として肯定的に見えるかもしれないが、実際には多様な視点消失意味している。多様性喪失は、集合知根本的な前提を破綻させる。

第二の効果推定範囲の縮小他者意見を知ることで、個人推定範囲が狭くなる現象確認された。これは認知アンカリング効果一種であり、最初提示された情報が後続の判断に過度な影響を与える心理的バイアスである。結果として、正解が推定範囲境界近くにある場合集団全体がその正解を見逃すリスク高まる

第三の効果確信度の誤った上昇 最も興味深く、同時に最も危険効果が、参加者たちが自分の推測により確信を深めたこである他者意見を参考にすることで、自分判断に対する自信が高まったのだ。しかし、この確信度の上昇は実際の精度の向上を伴っていない。むしろ、誤った確信修正機会を減少させ、集合知さらなる悪化を招く。

Permalink |記事への反応(0) | 12:32

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スロースリップと言われると、

どうしても、鳥山明ドクタースランプアラレちゃんタイムスリップが頭に浮かぶだけど…😟

昨日、海外オタクマニア収集してる鳥山明の昔の第二次大戦兵士の絵とか観てたんだけど、

当たり前だけど、上手いというかいいよね、動物が兵装してるの宮崎駿ともダブる、改めて、こういう絵もいいよなあ、

自分の中ではドラゴンボールというより、子供の頃に地元イトーヨーカドー本屋で読んでた、

この時期の鳥山明イメージが強いんだよね、スターウォーズとか、タミヤ兵隊手に入れて、

ダグラムの多脚戦車の横のバルコニー土のう設置して、タミヤ兵隊置いて、

学校とか習い事とか外の世界地獄だったけど、あれはあれでいい時間だったんだなあ…😟

Permalink |記事への反応(0) | 05:16

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2025-12-08

エッセイ的な動物漫画好きだけど

昔あった動物四コマとかSNS動物エッセイ漫画好きだけど個人的に絵柄に思うこと

絵がリアルすぎ→一部を除いて大抵は写真の方が可愛い漫画じゃなくて写真でそのシーンを見せて欲しい

絵がデフォルメキツすぎ→アニメハム太郎プリキュア妖精くらいデフォルメきついと事前知識なしにその動物として認識できないし、動物よりも作者自身分身押し付けられている気分になる

程よくリアルシンプルデフォルメ大人も使える感じの雑貨原作初期のハム太郎くらいのデフォルメだと現実動物と同じくらい愛おしい。

Permalink |記事への反応(0) | 23:21

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