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2025-12-12

日本では正面から解雇規制をゆるめる動きはほとんど進まないまま、裏側では雇用の形がじわじわ変わってきている。

判例法に根づいた「解雇はそう簡単にできない」という枠は強く、政治世論もそれを大きく動かす気配が薄い。

支持基盤に反発されるリスクが大きすぎて、与党自由化には踏み込めない。

 

とはいえ現場では、雇用の硬さを周囲から崩すような制度が増えている。

ジョブ型が広まり業務が明確になるほど「その仕事がなくなったら辞めましょう」という構造が強まる。

勤務地や職種限定した正社員も増えていて、配置転換で守る余地がないぶん整理がしやすくなる。

副業兼業政策が後押ししているのも、企業が余剰人員を抱えたとき負担を和らげる方向に働く。

評価制度厳格化処遇差が広がり、退職勧奨が受け入れやすくなる流れもある。

AIやDXを理由にした早期退職常態化も、規制を変えずにホワイトカラー自然減させる手段として定着しつつある。

 

政府は「解雇規制を緩和します」とは言わないが、リスキリングや職務明確化を掲げる政策は、結果的雇用流動性を高める側に働く。

もしAI普及でホワイトカラーが本格的に余るようになれば、法改正ではなくジョブ型の加速や希望退職常態化、再教育を条件にした再配置など、企業内部の仕組みのほうが先に変わっていくはずで、これが日本流の「緩やかな失業」につながりやすい。

 

長い目で見ると、正社員範囲は細っていき、ジョブ型や専門職契約フリーランス比重が大きくなって、制度としての解雇規制は残しておきながら、実態としては欧州寄りの柔らかい雇用に近づいていく。

規制があるようで、実際には緩んでいく二層の時代に入っている、そんな空気がすでに出ていると思う。

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2025-12-10

anond:20251209235801

自衛隊処遇が酷いのが分かるな

死んだら楽になれる的な悲壮感がないか

そうだったら大変だよ

1人で処理しちゃいけない

Permalink |記事への反応(0) | 00:11

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2025-12-04

野獣先輩新説シリーズというのは往々にして陰謀論的であり嘘を嘘として楽しむレギュレーションになっているわけだ。

明確に嘘とわかる具合で言ったら鈴木福説が有力説と言われるところに象徴されている。真夏の夜の淫夢がいつの作品か知っていればほとんどだれもが嘘だと断定するだろう。

(トランプ第一政権ロシアと「共謀」して勝ち取られたものだってほうが確からしさとしてまだましになってしまレベル)

んでそういうレギュレーション文化においてもし新説ではなくガチ特定が発表されたらどうなるのか?というのが気になるところ。

特定場合その一次発信源はおそらくXとなり、動画投稿されるとしたらその内容はそのリークをたたき台特定に至る経緯の解説という形になっていることが予想される。

特定に至る経緯自体こちらの想像力貧困のため勘弁してほしい。男優捜査対象になっていてその捜査資料真夏の夜の淫夢田所浩二として出ていたという記載が含まれもの流出した、とかちょっと非現実的ものしか考えられないが、現実的特定経緯自体各自想像できるものだと思っている。

俺が言いたいのは特定となったとき、その特定を行った人間淫夢コミュニティーのなかで果たして仲間とみなされるのか、野暮なことをした敵とみなされるかどうか、ということだ。

嘘を嘘として消費していたところに、水を差したとも解釈できることを行った人は果たしてネット内でどういう処遇を受けるのか知りたいもの

dorawiiより

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Permalink |記事への反応(0) | 18:57

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証明者――父と私、そして「存在しなかった」ものたち

春の陽射しが網戸を通して差し込む。父親がレール部分を指さす。「ここが出っ張っているから削ってくれ」。私は黙って見ていた。

彼の指さす先は、網戸の可動部分そのものだった。削れば機能しなくなる。彼は「ちょっとした困難」にすぐ人を頼る。

この癖が、彼の人生を、そして私との関係を、ゆっくりと確実に蝕んでいったのだと、今ならわかる。

水に沈むラジコン

私が小学校六年生のときの話だ。何週間もかけてラジコンカーを組み上げていた。

完成間近になった夜、父は「見せろ」と言った。暗がりの中、私は車体の最終調整をし、父に送信機を渡した。「触らないで」と念を押した。

彼は触った。いや、いたずらした。車体はバックし、深い水たまりにまっすぐ入った。

防水ではない。私は固まった。父は笑っていた。彼は私がキャンキャン騒ぐのを楽しんでいた。

子どもの反応をおもちゃのように弄ぶのが好きな男だった。

後日、母の叱責で父は謝罪した。窓を開け、寝ている私に投げやりに「悪かった」と叫んだ。

謝罪というより、恥辱の表明だった。何も伝わってこなかった。

この瞬間、私は「父」という存在を、一個の「人間」として測り始めた。そして、その測定結果は惨憺たるものだった。

父は幼い子ども特に五歳くらいまでの子に強い興味を示した。無理難題を言って反応を楽しむ。

しかし、子ども自我を持ち始め、「嫌なものは嫌」と言い出すと、彼の目は瞬く間に曇り、興味は失せた。

彼が求めたのは「思い通りになる関係」だった。それは存在しない幻想だ。だが彼は、その幻想依存し続けた。

春の朝暴力と、秋の出向

春になると、父は特別なことをした。早起きして私を叩き起こすのだ。

冬はない。春の陽気が、彼の中の何かを騒がせるらしい。「五分で着替えてグラウンドに出てこい」。それができないと、真っ赤な顔をして殴ってきた。

彼は「猶予を与えないこと」が得意だった。自分が起こされるときは、そんなことは一切ないのに。

時は流れ、父は会社で「懲罰人事」と呼ばれる社外出向を命じられた。

当時はリストラ時代ではない。彼は「出向イコールクビ」と二度繰り返し、絶望した。

青森かどこかへ行かされ、そこでは何もせず、無為時間を過ごし、苦しんでいたと後で聞いた。

不思議ものだ。同じ「出向」という境遇に、私は後に立つことになる。

だが私の感覚は違った。「落ち込んでいたけど、日々の出勤があるからね。なんかできないかなー」そう思った。

二万円のパソコンと、当時としては画期的低価格ソフトを買い、独学で使いこなした。

そして自作の便利なコマンドを作り、部署のみんなに入れてあげた。面白がられた。

そこに、大手IT企業から来たという男がいた。LANケーブルのこともわからず、私に頼ってきた。仕事から逃げる人だった。

「こんなダメ人間がいるのか」と思った。肩書と実力の乖離。父が会社でやっていたことも、おそらくこれに近かったのだろう。

暴力で言うことを聞かせ、逆らうと政治をする」。そんな男が、組織の本流から「放逐」されるのは、必然の成り行きだった。

網戸と算数問題集クラシック音楽

網戸の掃除の一件は、彼の人生の縮図のように思える。

自分で見て、考えて、ためしてみる――この最も基本的プロセスを、彼は常に他者に投げた。

その癖は、家庭の隅々に染み出ていた。

一緒に旅行に行こうと言い出したかと思うと、電車の中で突然言った。「お前は算数問題集を持ってきてやる」。

アホかと思った。旅行という非日常空間に、日常課題を持ち込む。

彼の頭の中には、私という人間感情欲望存在せず、あるのは「教育する父」という自分自身の役割に没入したいという欲求だけだった。

別の日、彼はテレビクラシック音楽番組を楽しそうに見終わると、手元を指さして言った。

ハイ、ここに三十分くらいクラシック音楽」。突然の指令である。私はレコードプレーヤーを持ってくるよう命じられ、むしゃくしゃした。

だって番組を楽しんでいたのに。彼の「いい気分」は、周囲の人間を突然「自分情緒体験の延長」として召喚する許可状になった。

ゴルフ指導もそうだった。一挙一動に大声で口を出し、完全に夢中になる。

彼が夢中になっているのは、私の上達でもない、親子の時間でもない。

指導者としての自分」に酔いしれる感覚のものだった。

水泳でも「それいけ!」とプール中に響く大声を出した。

それは私のためというより、自分自身の熱狂演出するパフォーマンスだった。

「胸がいっぱいです」と、存在しない相手の家

母方の叔母の話をしよう。彼女の息子は三十五歳でようやく結婚式を挙げた。

その場でマイクを握り、「私は胸がいっぱいです」と泣きながら言った。

私は意外だった。ふつう結婚式来賓を労うものだと思うからだ。

だが、これが母方の家系の特徴なのかもしれない、と後になって気づいた。

その叔母もまた、自分の息子が結婚した際、相手の家が存在しないかのような振る舞いを繰り返したという。

母も父と「同じ」だった。私の感情意思を、一個の独立したものとして尊重するという基盤が、初めからそこにはなかった。

母方の家系には、内輪の感情に強く没入し、その外側の他者を軽視する傾向が流れているようだった。

私は、父方の「支配幻想」と、母方の「没入と無視」という、二つの異なる「他者不在」のシステム交差点に生まれ落ちた。

からこそ、私は両方のシステムから自由な、「外部の観察者」となることを運命づけられていたのかもしれない。

高校生背中と、親戚への言いつけ

高校生のある日、私はついに父に「やり返した」。長年の理不尽暴力への反撃だ。

だが私は、顔面は避け、背中から押し倒すという「優しさ」すら守った。

彼は私を殴り返さなかった。代わりに、親戚中に電話をかけ、「息子が父親暴力をふるった」と言いふらした。

そこで私は、彼の「卑怯」の本質を見た。力の論理で負けるやいなや、たちまち「世間体」や「情の政治」という別の土俵に持ち込む。

会社で「逆らうと政治をする」というのも、まったく同じ手口だったに違いない。

家庭という密室では通用たこ手法が、会社というより広い社会では通用しなくなり、彼は「懲罰人事」という形で社会から排除されていった。

死の間際の「息子、息子」

父が死の床に就いた時、彼はひたすら「息子、息子」と考え続けていたと聞いた。その話を聞いて、私はなお一層、痛々しい気持ちになった。

なぜそこまで、自分を脱することができないのか。なぜ「最初から存在しなかった幼児」への依存から、一生抜け出せないのか。

彼が求め続けた「息子」は、私ではなかった。自我を持ち、意思を持ち、彼の支配を拒絶し、一個の人間として彼と対峙たこの私ではなかった。

彼が恋い慕ったのは、彼の心の中にだけ存在した「言いなりになる幻想幼児」だった。私は、その幻想体現できない「失敗作」として、彼の人生に居続けたのだ。

「生まれてこさせてもらって感謝」という問いの空虚

世間では「生まれてこさせてもらって感謝しなさい」と言われる。だが私は思う。最初から存在していないなら、生の苦しみも何もない。

まれる前の「私」に、生まれることの恩恵不利益もない。問い自体意味をなさない。

父や母は、「子どもを作った」という事実をもって、何かを成し遂げたと思っていたかもしれない。

だが、生物学的な子作りは猫や犬にもできる。なにも偉くない。

本当に難しいのは、その子どもを一個の独立した人格として尊重し、その人生を見守ることだ。

彼らにはそれが決定的に欠けていた。だから感謝」を求めること自体が、服従要求に感じられる。

私もうつ病になり、三十年近く貧しい生活を続けてきた。その中で気づいたのは、生きて給料を得ることすら、ある種の犬や猫が「できること」に過ぎないということだ。

社会はそれを「偉さ」の基準にするが、それができないからといって人間価値がなくなるわけではない。

逆に、それができたからといって、その人が他者尊重できる人間になるわけでもない。父がそうだったように。

理想化された対象と、網戸のパーツ

から私は思う。父のような人は、理想化されたホステスさんに、自分理想女性を「乗り移らせ」て、ぼーっと依存するほうがよほど健全だったのではないか、と。

対価を払い、時間区切り無辜他者を傷つけずに、自分幻想と向き合うことができるのだから

彼はそうしなかった。代わりに、逃げ場のない家族を、自分幻想支配欲の捌け口にした。

網戸のパーツを「出っ張り」と誤認し、削るよう命じたように、彼は現実を歪めて認識し、それを修正する責任他者押し付けた。

私は彼の「人生証明者」である

彼が家庭という密室で、そしておそらく会社という社会で、いか他者尊重せず、いか自己幻想依存し、いかにして孤立排除へと向かっていったかを、誰よりも詳細に証明できる存在だ。

同時に、私は彼の「反対の証明」でもありたい。出向先でパソコンを学び、コマンドを作って笑いをとったように。

網戸のパーツを削るように命じられながら、その誤りを見抜いたように。春の朝暴力に、「背中から落とす」という自制の反撃で応えたように。

彼が「懲罰」と見た場所で、私は「自分が伸びる材料」を見た。彼が「クビ」と絶望した処遇を、私は「日々の出勤があるから」と現実として受け入れた。

彼が「息子、息子」と幻想にすがった最期とき、私は「なぜ自分を脱せないのか」と、彼の孤独を見つめていた。

証拠はすべてここにある。水に沈んだラジコン春の朝グラウンド。網戸の誤認されたパーツ。親戚に言いつけた電話

青森での無為な日々。そして、私の中に残る虚しさと、それでも尚、現実能動的に関わろうとする、かすかな手応え。

子どもはすべて知っている。思う存分にやったことを、一つ一つ覚えている。

私は父の、そして母方の家系の、その「思う存分」の人生の、生きている証明なのだ

この証明書に刻まれ文字は、時に怒りに、時に哀れみに、時に深い虚無に染まる。

だが、それが私という人間の、否定しがたい一部であることも、また事実である

私は、彼らの「不在」の証明であることと引き換えに、少なくとも自分自身の「存在」の証人ではあり続ける。

Permalink |記事への反応(0) | 17:06

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2025-11-20

岸田が総理提言した内容について

ざっくり言うと、「言ってることはだいたい正論なんだけど、ほぼ全部これまで散々聞いた話の焼き直しで、肝心な痛みの部分(国民負担・再分配・生活の実感)にはほとんど触れてない」って感じ

全体の印象

・5本柱(複数年度の視点/ヒト/カネ/マネジメント/国際連携)は、経済政策教科書どおりで、構成としてはきれい

・「AI半導体・量子・造船など17分野への官民連携投資」「責任ある積極財政」ってワードも、今の与党テンプレを丁寧に並べた感じ。

・一方で、社会保険料消費税を含む国民負担の重さ、実質賃金マイナスの長期化、格差貧困少子化みたいな、いま多くの人が一番しんどいと感じている部分への踏み込みはほぼゼロ

「成長はするから、あとは自動的にみんな幸せになりますよね?」という古い発想から抜け出せてない。

1.複数年度の視点・取組

言ってること:企業投資判断やすいように、政府予算税制を数年単位コミットしましょう。

官庁事業会社が、複数年度にわたる支援規制改革ロードマップを出すべき。

評価これは普通に良い。投資って1年ごとにコロコロ制度が変わると誰もリスク取らないから、「複数年度で見通しを示せ」はまっとう。

ただ、日本予算制度財政審の文化の中で、本当に複数年度コミットができるのかはかなり怪しい。毎年「やっぱ財政再建が~」って言い出して縮小される未来が容易に想像できる。

ここをやるなら、「中期財政フレーム自体を作り替える」「将来の支出法律レベルで拘束する」くらいの話がいるけど、そこまでは踏み込んでない。

スローガンとしては◎、実行可能性は△。

2. 成長を支える人材結集(ヒト)

言ってること:リスキリン支援大学での人材育成強化。医療介護処遇改善報酬改定を前倒し)、働き方改革を含む労働市場改革

評価:「医療介護賃上げちゃんとやれ」と明記してるのは、ここ数年の文書よりはマシな点。現場悲鳴はそれなりに意識してる。

ただし、全体としては人材の質を上げて成長分野に移動させたいという供給目線が強くて、「非正規をどう減らすか」「低所得層社会保険料負担をどうするか」みたいな、足元の生活のしんどさはスルー

リスキリングも、これまでの政府プログラムを見る限り、実効性はかなり微妙。「講座を作って自己満現場待遇はそのまま」の危険が高い。

方向性は悪くないけど、きれいな人材政策の作文の域を出てない。

3. 成長を支える資金(カネ)

言ってること:NISA企業DCを軸に「資産運用立国」を続ける。成長投資に向かう資金の流れを作る、地域金融も含めて成長資金供給

債券市場活性化投資チェーンの強化。

評価:完全に「貯蓄から投資へ」「資産所得倍増」の延長線。すでにそこそこ資産を持ってる層にはプラスだけど、そもそも投資に回せるお金がない層にはほぼ恩恵なし。

「中長期の成長投資に回せ」という発想自体は良くて、国債だけに閉じたマネーゲームよりはマシ。ただ、これも企業側・金融側の論理が中心で、家計側のリスクや損失についてはノータッチ

今の国民負担感(社会保険料消費税物価高)に対して、「じゃあ負担軽くしましょう」とは一言も書いてないのがポイント

金融市場大企業には優しいけど、手取り万年ギリギリな人にはほぼ無関係

4.企業経営力向上(マネジメント

言ってること:設備投資の即時償却研究開発減税など、投資税制を大胆に。コーポレートガバナンス・コード見直し人材資本情報開示強化。

事業再編・再構築、M&A・企業結合を促進して企業規律を高める。

評価典型的投資インセンティブガバナンス改革M&A推進セット。株主大企業経営層が大好きなパッケージ

これをやると、確かに設備投資や再編は増えやすくなるけど、その裏側で「地方中小企業大企業に飲み込まれて、雇用が整理される」パターンも増える。

内部留保を人や設備研究に回せ」という狙いはわかるけど、そこを税制だけで変え切れるかはかなり疑問。結局、需要(売上)が伸びる見込みがないと企業は動かない。

労働者側へのセーフティネット失業保険の手厚さ、転職支援最低賃金社会保険料の軽減など)をセットで書いてないのが怖い。

資本市場目線では◎、労働者地域経済目線だと「うまくやらないと切られる側が増えるよね?」という不安が強い。

5. 国際連携アライアンス

言ってること:国内だけ見てても成長は限界サプライチェーン強化やエコシステム構築を同盟国・同志国と連携してやる。

特にグローバルサウスでの新市開拓を重視し、ビジネス展開を予算で後押し。

評価:これも方向性妥当中国一極依存からの脱却や、物流リスク分散を考えるなら必須視点

ただ、ここでも企業海外展開支援しますで終わっていて、「海外生産移して、国内雇用賃金はどうするの?」という視点がない。

グローバルサウスでのビジネス展開は、うまくやればプラスだけど、失敗するとお金技術だけ出して現地での利益は薄い国内産業空洞化だけ進むパターンもありうる。

外交安全保障の流れとしては自然だけど、内需地方雇用まで含めての設計図が見えない。

政治的な読みどころ

文面に「高市内閣」とわざわざ書いてあるのが、かなり露骨メッセージ

「将来、高市政権になったとき経済運営はこの路線で行きます」と宣言しつつ、現政権にもプレッシャーをかけている感じ。

中身は安倍政権以降のアベノミクス資産運用立国+リスキリングの言い換えなので、路線変更というより「これまでをもっとちゃんとやります」という話。

まり、「今のしんどさは路線が間違ってたからではなく、アクセルが足りなかったから」という前提に立っている。

ここに同意できるかどうかで、この文書への評価はガラッと変わると思う。

結論:点数をつけるなら

経済のお行儀の良い作文としては 70点くらい。

ちゃんと整理されてるし、投資人材金融・国際連携のツボは押さえてる。

でも、「国民負担の重さ」「実質賃金の落ち込み」「生活防衛」という、いま一番ホット火事場に水をかける気はほぼないので、生活目線では 40点ぐらい。

感想

読んでて「うんうん…で、具体的に何する気なん?」ってなるね

1.名詞スローガンだけで終わってる

文書主語がほぼ全部これなんだよね:「投資を促進することが必要である」「支援を強化することが必要である」「国際連携を強化することが重要である

で、続きが「…よう検討すること」「…よう推進すること」「…にコミットすること」

みたいな動詞が全部ふんわり系。

例えば本気でやる気なら、

AI半導体関連の公的研究開発費を、5年間で現在の○倍にする」

介護職の平均賃金を3年で月○万円引き上げる。そのため診療報酬を○%上げる」

NISADCへの年間新規資金流入を○兆円、5年で○兆円の残高増加」

とか、少なくとも数字+期限を1個は書けるはずなんだよね。

この提言はそこを徹底的に避けてるから、読んだ側が結局、どのくらいの規模でやる気なのかが全く見えない。

2. 「何を」じゃなく「方向性しか」書いてない

各項目で一番で?って思うのはここ。

ヒトのところ リスキリン支援 医療介護支援パッケージ 働き方改革労働市場改革

って並んでるけど、どんなスキルを、誰に、どのくらいのコストで?

医療介護パッケージって具体的に「基本給+何%」なのか、「処遇改善加算をこういじる」のか?

労働市場改革って「解雇規制を緩めたい」のか「社会保険料を軽くしたい」のか、それとも「非正規処遇改善」なのか?

肝心な中身の選択を全部ぼかしてるから、読んでも立場が見えないんだよね。

カネのところ「NISADCを通じた家計から成長投資への流れの加速」「資本市場機能の強化」

これも、NISA課税枠をまた拡大したいのかDCの加入を半ば義務化したいのか年金資金株式比率もっと上げたいのか

どこに突っ込む気なのか書いてない。

運用立国やります!とだけ言って、リスク側の話(損したとき誰が死ぬのか)には触れてないから、どう評価していいか決めようがない。

3. 一番争いになる論点意図的に避けてる

具体性がないの、たぶん「無能から」じゃなくてケンカを避けるためにわざとって側面が強いと思う。

この文書で本当は踏み込まなきゃいけないのって、社会保険料消費税をどうするか(特に低所得層負担

財政拡張をどこまでやってもいいと考えるのか、労働市場改革企業側をどこまで自由にするか、中国依存をどのスピードでどこまで減らすか

あたりなんだけど、ここを数字制度名まで書いた瞬間に党内の財政タカ派、経団連高齢者票、中国との外交

ぜんぶと利害がぶつかる。

から方向性だけ書いて、後は官僚次の内閣に丸投げ」みたいな文章になってるんだと思う。

4. もしちゃんとしたプランなら、このくらいまでは書く

対比として、例えば同じ項目でも、「社会保険料について、年収300万円以下の本人負担を5年間で○%軽減する。その代替財源として○税を○%引き上げる」

介護離職ゼロに向け、介護職の賃金水準を全産業平均比▲○%から▲○%まで縮小する」

「対中輸入比率10年で△%→□%に低減する。そのために半導体レアアースなど5品目については…」

くらい書いてあれば、「やる気と覚悟はあるな。中身に賛成かは別として。」って評価になるんだけど、今回のはそこに踏み込まない安全運転提言

5. まとめると

フレーム(5本柱)はそれなりに整ってる

でも、中で一番えぐい論点は全部「検討」「推進」「強化」に逃がしてる

から読んでる側からすると「具体的な制度金額・痛み」が見えず、ふわふわして感じるって構造だと思う。

この文書を眺めるときは、「何が書いてあるか」より

「何が意図的に書かれていないか」を見ると、逆に色々透けて見えておもしろいかもね。

Permalink |記事への反応(0) | 22:05

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2025-11-16

追記

現実が共有できない

https://anond.hatelabo.jp/20251116111330

存立危機事態関係深い国が戦争状態になり日本も巻き込まれる状況」だから台湾適用するのは台湾独立国家だと宣言することだ!共和国への裏切りだ!」というのが奴隷サヨクロジックである

待て待て。



日本中共当局中国正式政府と認めている。これは国際的公式な取り決めである

では台湾政府ISか何かみたいな扱いであいかようになさろうとも中国様の御心のままですよと正式に認めてるのか?そうではない。

日「お互い話し合いでおさまるといいですね」

中「あ!?なに対等みたいに扱ってんだよ!?

日「中国さんのお考えは尊重しますよ」

中「台湾の奴らを力ずくでどうにかしようがこっちの勝手だと認めるんだな!?

日「話し合いでおさまるといいですね」

曖昧」が、どこまでも「正式見解」なのである

そもそもなぜ「存立危機事態」などという言葉からしていかもこなれない概念日本政府は用いているのか?

日本戦争放棄してるからである危機が迫れば自分責任判断で火の粉を払いますシンプルに言えない。

日本戦争にはゼッタイ関わらないんです。そう決めたんです」そんなこと言っても巻き込まれときはあるよねえ、じゃあどうする?しゃあないしボチボチやりまっさという、憲法には触らずに弥縫策でやりくりしますよという表明だ。

そういうあくまで内輪レベルの話と、対外的正式台湾独立国家として承認するしないという話とはレベルが違う。レベルが違う話は直接に接続しないである

例えばいち地方議会がなんかのはずみで他国主権だったり国際条約と相容れない内容の決議をしたとしよう。その決議過程において手続き上の瑕疵は一切なく、決議は決議として成立したとする。しかしだからといって国際関係上、発効はしない。

という構造が、ただただ字面に反応するだけのアホアホ奴隷サヨクにはまったくわかってないのである


例えば、日本国内に台湾大使館はないが、それっぽいものはある。それ一つ取ったって奴隷サヨクロジックでは「人民共和国に対するあからさな主権侵害であり宣戦布告に等しい」と言えば言える。

台湾パスポート入国させてるだってそうだよ。どれもこれも「台北のニセ政府独立国家の正統なる政府かのように認めている!」「偉大なる人民共和国に対するあからさな主権侵害だ!」って騒がなきゃダメじゃないか。全てがフラット字面が全てのアホアホ奴隷サヨク世界観においては看過できるものではないはずだ。

Permalink |記事への反応(4) | 19:52

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買春刑事罰化について誤解している人が多すぎる件

高市早苗買春刑事罰化について検討すると表明した件が話題になっているが、問題を正確に理解していない人が多すぎる

もっと典型的な反応は、はてなブックマークなどでもよく見られるものであるが、「売る方が捕まるのに買う方が捕まらないのはおかしい(から賛成)」というものだろう。

これは大久保公園などで立ちんぼ行為を行っている側のみが警察検挙対象となり、客待ち客引き行為に応じた側が検挙対象とならないことを指しているものと思われるが、これらの立ちんぼ行為検挙され罰せられるのは、売春防止法の第五条において、公衆面前公共の場所で勧誘や付きまとい行為をすることが刑事罰化されているからであって、売買春のもの理由ではない。

罰せられているのは立ちんぼ行為であり、売買春それ自体違法ではあるもの罰則はないため、立ちんぼ行為に応じる側が検挙処罰対象にならないというだけである法律自体には性別区別はなく、(実際に立ちんぼ行為を行うのは女性が圧倒的に多くまた売春防止法違法とするのは性交のみとはいえ)それ自体価値中立的法律である

他方、高市が実際に検討しようとしているのは、いわゆる「北欧モデル」に則って、買春行為それ自体刑事罰化して取り締まるというアイディアであると考えられ、この場合売春行為現行法同様、違法ではあるが罰則はないままとなり、他方買春行為のみ刑事罰化され罰せられることになる。つまりその意味で「買う側のみ罰する」非対称性肯定するアプローチなのだ。なお、このようなアプローチは立憲の塩村などによって「国際基準」などと喧伝されるが、アムネスティによる勧告などを見てもわかるように、およそ国際基準とは言い難い(たとえばニュージーランド2003年売買春を非犯罪化している)。

また買春刑事罰化の検討最近ニュースにもなった12歳のフィリピン人少女人身売買事件と結びつける向きもあるが、端的にこれはまったく無関係である児童買春に関する罰則は既にあるし、そもそも同意年齢未満である以上、(その構成要件を満たす行為を行っていたのであれば)より刑罰の重い不同意わいせつ不同意性交等罪によって買春者は処断されるからだ。

■で、実際に買春刑事罰化したらどうなるの?

立ちんぼを行う側が警察によって検挙され、それに応じる側が検挙されないのがおかしい(確かにそこには非対称な関係があるようにみえる)というのなら、立ちんぼ、すなわち街頭での客待ち客引き行為に応じる行為ピンポイントで罰すればよく、その点で何も問題はないようにみえる。実際、仮に法改正がその水準にとどまるなら、立ちんぼ行為が今よりも少なくなるぐらいで、日本性風俗景色が大きく変わることはないだろう。

しかし、仮に改正買春行為自体刑事罰化するものであるなら、その余波は相当に大きくなるはずである

まず、問題を整理しておくと、売春防止法において現に禁止されている「売春」とは「性交」のことであり、「性交」とは刑法上、膣性交のことを指す。つまりフェラや素股、また肛門性交のような膣性交以外の性交類似行為は「売春」ではなく、売春防止法上、これらの行為違法ではない。これが本番行為(膣性交)を行うソープと違って、本番行為禁止されているデリヘルのような一部の性風俗業が売春防止法による摘発対象とされない理由である

とはいえ現にソープランドは繁盛しているではないかと言われるだろうが、ソープランドがその存在をいちおう許容されているのは、ソープランドの施設管理者等が自身はたんに浴場施設提供しているだけであり、そこでの顧客行為については認知しないという建前によって、場の提供や周旋を禁ずる法の抜け穴を衝いているからとされる。もっともこのような建前が常に通用するかといえばそんなことはなく、警察の匙加減ひとつ摘発が行われ、現に最近女性へ高額の貸付を行うホストクラブの背後にソープへの斡旋を行うスカウトなどがいるとの見立てから売春防止法に基づく施設管理者等の摘発が行われている。

ソープについては、そこで行われている性行は当事者間の「自由恋愛」の結果の行為であり、対償を受ける目的で行われる売春ではないか合法なのだとの主張もある。ソープ店に支払われる料金はあくまで「入浴代」であり、性交の対償ではないという理屈であるもっとも、摘発が現に行われている以上、警察としてはそこで他でもない売春が行われていると認識しているのだと考えるべきだろう。ソープ嬢とそのサービス利用者検挙され処罰されないのは、売春防止法売買春行為自体罰則を付していないからにすぎない。法改正過程でもそうしたエクスキューズがそのまま是認されるとはおよそ考えがたく、論理的必然としてソープにおける本番行為違法であり処罰対象であるとの判断が導かれることになる。

むろん、ソープにおける本番行為刑事罰として罰せられるようになったからといって、あくまで本番行為は行われていないという建前があるため、ただちにソープランドの利用客が警察検挙に遭うといったことはないかもしれない。もっとも、事実として本番行為が行われている以上、ソープ利用客は犯罪者としていつでも処罰を受けるリスクを負うことになり、そのリスクを嫌う利用客がソープを利用しなくなることで、業としてのソープ廃業に追い込まれ可能性も十分考えられる。

なお、上述したように、たとえ買春行為刑事罰化したとしても、売春行為を膣性交のみに限定する現状の売春防止法定義を維持するなら、デリヘルなど本番行為を行わない性風俗産業は依然として存続しつづけることになる。もっとも、そのような定義おかしいという批判は既になされており、売春定義性交類似行為を含むもの改正することも考えられる。その場合デリヘルなど性交類似行為を業とする風俗店ソープ同様の帰結を辿ることになる。

またさら付言しておくと、現行の売春防止法の枠組みではAV合法とされる(少なくともそのような説が有力とされる)。売春防止法禁止する売春定義は「対償を受け、又は受ける約束で、不特定相手方性交すること」であり、AVはこの対償と不特定という構成要件性質を満たさないとされるためであるが(AV女優・男優はあらかじめ特定された任意個人性交し、性交それ自体ではなく「演技」を理由にその対償を受け取る)、法改正過程ではこの解釈についても問題となる可能性が高い。

■要するに

以上、ざっと日本性風俗産業買春行為刑事罰化することの関係を述べてきたが、当然こういった業としての売買春だけでなく、パパ活のような個人間の売買春においても問題は大きい。売春防止法においては、上述した不特定性の要件から愛人のような継続的関係性のある特定相手方生活費等を与えつつ性交をすることは違法ではないとされるが、果たしてそれ自体の扱いもさることながら、パパ活との線引はどう行うのか。刑罰化するとなれば、曲がりなりにも国家権力による強制力対象となり、刑法自由保証機能観点から構成要件の厳格な具体化が求められ、その作業が困難となることは想像に難くない。

要するに、日本性風俗に関する規範は、さまざまな法律とその(アクロバティックな)解釈を積み重ねた、デリケートガラス細工のような姿をしている。改正するにしても、たんに立ちんぼに群がる汚いおっさん処罰したいのか、それともソープを無くしたいのか、デリヘルAVも含めて性に関わる産業をすべて無くしたいのか、パパ活絶対に許さないのか、とりうる目標によって法改正の内容は大きく変わってくる。

そしてここには自明ことながら、自分身体をどう処分するかについて国家にどこまで介入する権利を与えるのかという、政治哲学上のリベラリズムの大問題が介在してくることになるのだ。また、刑罰化されたのちに実際のセックスワーカーたちの処遇がどうなるのか(理念とは逆にその職業は根絶されず状況は悪化するのではないか)、という帰結主義的な観点からも慎重な検討必要となる。

売春防止法改正を支持するなら、以上のことについていちおうの見解を持っておくべきであろう。

Permalink |記事への反応(0) | 16:35

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2025-11-11

SNSコメントをする時のコツ

SNSコメントって結構難易度高いよね

自分自分で考えたけど、今の若い子はリテラシー教育とかされてるんだろうか?

 

前提やソースを調べる

デマに対して真剣感想を述べるほど間抜けなことはない

知り合いがそれをやってたら「ああこの人程度が低いんだな」と思われてしま

最低限の裏取りはできたらしておきたい

 

他の人の感想を見る

前提を調べるのが難しい場合、他の人の反応を一旦見たほうが良い

これは相対的な話で、9割の人が騙されてる人に乗っかっても、一応その人はそこまで傷つかない

(もちろん残りの1割から間抜けだと思われるけど)

逆にほとんどの人が突っ込んでるのに自分だけ釣られた場合は、寄って集っておもちゃにされる

 

保険をかける

「もしこれが正しいとしたら〜だ」という前提をつける

はてなーがよくやってるやつ

俺はこれ嫌いなんだけどね、調べろやそんくらいって思っちゃう

もう少しいい方法としては「〜かもしれない」「〜と思う」「個人的に」という保険のかけかた

 

個人攻撃しない

「Aの◯◯の行為炎上」という記事

「Aは最低だ、今すぐ辞めろ」ではなく「◯◯は許されない」と言ったほうがより支持されやす

これは仕事でも使える

 

似た別の話をする

「Aの◯◯の行為炎上」という記事があったが、本当にそれをしたのかなど前提が調べても分からなかったとき

たとえば「◯◯ではないけど、俺も△△とかよくされるんだけどしんどい」のように、似てるけどちょっとずれたコメントをする手もある

「Bさんも◯◯をしたが、がっかりした」のように、もう情報が確定している話題をするのもいい

これは普通の会話でも使える

要は話を逸らしてるんだけどね

もちろんちゃん議論したい場合はこれはNG

 

かに何かの実行を強要しない

「やめろ」「しろ」「変えろ」のように、何か行動を伴わせるような命令発言は非常に強い言葉になる

この発言がなんでダメかというと

問題というのは

事実→所感→処遇

の順に明らかになるんだけど、いきなり処遇の話すると「人格攻撃」「話聞かない人」「クレーマー」のような印象を他者に与える

結果的に「何か怒ってる人いる怖い」のように見えるのでマイナスしか無い、バカに思われる

 

これは「事実課題解決」でもいい

今の話題フェーズの捉え方を間違うと、なんだコイツ?短絡的な人間だな、と思われる

 

主語を小さくする

主語デカくすると、当然反例が発生し、それで反発されることが多々ある

狙って炎上させるとき以外は主語を小さくするのが良い、最も小さいのは「自分」とか「誰か」だ

 

できればポジティブコメントをする

人間、「違っていると感じる部分」に目が行きやす

そのため油断すると全部が「それは違う」という意見だらけになる(特に日本人がそうらしい)

90点の対象に対して理想を言えば称賛が並んでいてほしいと思うだろう、しかし実際適当コメントさせると残りの10点の話ばかりになる

勇気を持って良いところを語る役割になるよう意識付けた方が、寄って来る人の質も上がる

Permalink |記事への反応(0) | 13:30

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2025-10-21

50代の早期退職能力不足が原因ではない?

日本型雇用制度構造課題と持続可能な人事戦略への転換

序論:中高年社員雇用危機とその構造的背景

日本代表する大企業において、50代の社員が直面する「無言の退職圧力」は、もはや例外的事象ではなく、構造的な問題として常態化している。長年の経験専門性を蓄積したベテラン人材を早期に手放し、その一方で育成に10年という歳月を要する未経験新卒者を採用する──この一見不合理なサイクルは、なぜ繰り返されるのか。本レポートは、この問題の背景にある経済的力学制度的欠陥を解き明かし、日本企業が直面する人事制度根本課題に対する処方箋提示することを目的とする。

この問題の核心には、見過ごすことのできない重大なパラドックス存在する。

この矛盾した人材サイクルの根本原因は、個々の企業経営判断ミスという表層的な問題ではない。それは、日本型雇用システムに深く根ざした「年功序列型」の賃金体系そのものに内在する構造的欠陥なのである。次章では、この矛盾を生み出す経済的メカニズムを詳述する。

1.早期退職優遇制度経済的合理性限界

持続的なリストラのサイクルは、経営非情さの表れというより、むしろ伝統的な日本型報酬モデルに組み込まれた、根深経済的ロジックの症状である。中高年社員早期退職を促す構造は、短期的な財務改善という抗いがたい「誘惑」を経営陣に提示する一方で、長期的な人的資本を蝕む罠となっているのだ。

問題の根源は、多くの日本企業において、中高年社員賃金水準が本人の生産性を大きく上回ってしまう「高すぎる給与」にある。具体的には、以下のような水準が常態化している。

この報酬と貢献の危険乖離は、労働経済学の「レイザー法則」によって理論的に説明できる。この法則によれば、年功序列賃金社員キャリアを二つのフェーズに分断する。

この報酬と貢献のデカプリングこそが、早期退職を促す構造の核心である壮年期以降の社員を早期に退職させることが、企業にとって「膨大な利益」をもたらす財務ロジックがここに成立する。

1.退職金のコスト:早期退職優遇制度では、退職金に「30ヶ月分」程度の給与が上乗せされるのが一般的である

2.雇用継続コスト: 一方で、高給与の50代社員を1年間雇用し続けるための総コストは、基本給(12ヶ月)に加え、賞与、高額な社会保険料、その他経費を含めると、給与の「24~25ヶ月分」に相当する。

3.結論: つまり、30ヶ月分の退職金は、実質的わずか「1年3ヶ月分」程度の雇用コストしかない。この計算に基づけば、50歳で社員退職させることで、定年となる65歳までの残り15年分の莫大な人件費を削減できることになる。この財務インパクトが、経営陣にとって短期的なバランスシート改善を優先し、経験豊富人材の維持という長期的な視点犠牲にする、強力かつ危険な誘惑となっているのだ。

しかし、この短期的な経済合理性は、深刻な副作用を伴う。かつて大規模なリストラを行ったパナソニックが、15年の時を経て再び同様のリストラを繰り返している事実は、このモデルが持続不可能であることを象徴している。この負のサイクルを断ち切るためには、問題の根源である日本給与構造のものにメスを入れる必要がある。

2.日本給与構造実態平均値の罠と年功カーブ

日本賃金に関する議論は、「日本の平均給与は低い」という、統計がもたらす「罠」にしばしば陥りがちである。本章では、この誤解を解き明かし、急峻な年功カーブが一部の大企業特有問題ではなく、日本の中堅・大企業共通する構造課題であることを論証する。

世間一般で語られる「低い平均給与」の根拠とされる統計データは、意図せずして実態を著しく歪めている。これらの数値は、人事戦略を構築する上で根本的に誤解を招くものであり、一種の「インチキ」と言わざるを得ない。

これらの統計からパートタイマー等の影響を除外し、フルタイム働く男性の賃金カーブに焦点を当てると、全く異なる実態が浮かび上がる。学歴高卒・中卒含む)や地域を問わない全国の平均値ですら、50代の平均年収は700万円に達する。これを大卒正社員限定すれば、さら100万円程度上乗せされるのが実情だ。これは、日本賃金体系が年齢と共に急勾配で上昇する、典型的年功序列であることを明確に示している。

では、この構造問題はどの規模の企業に当てはまるのか。我々の分析は、明確な境界線を明らかにしている。

この分析が示すのは、この問題が一部の巨大企業限定されたものではなく、日本企業アーキテクチャに組み込まれシステム上の欠陥であるという事実だ。したがって、この課題解決策を模索する上で、グローバルな標準との比較はもはや単に有益であるだけでなく、不可欠なプロセスなのである

3.海外賃金体系との比較フラット化された給与モデル

日本型雇用システム構造課題を克服するためには、国内常識に囚われず、海外先進的な雇用モデル比較分析することが極めて重要であるフランスアメリカの事例は、日本年功序列型とは全く異なる賃金思想を示しており、我々が目指すべき改革方向性を明確に示唆している。

フランス賃金体系は、エリート層と一般層でキャリアパスと給与モデルが明確に分離された「複線型」を特徴とする。

アメリカ賃金体系も、大多数の労働者においては同様の傾向を示す。中央値位置する労働者場合賃金の伸びは30歳から40歳までの期間に集中し、40歳以降の給与はほぼ横ばい(フラット)となる。給与青天井で上がり続けるのは、ごく一部のトップエリート層に限定されるのだ。

フランスアメリカ、二つの先進国の事例から導き出される示唆は、極めて明確である。それは、「一部のエリート層を除き、大多数の労働者賃金カーブ若いうちに頭打ちとなり、その後はフラットに推移する」という共通原則だ。このモデルは、年齢給による人件費の高騰を防ぎ、長期的な雇用安定を可能にする基盤となっている。このグローバルスタンダードを参考に、次章では日本が目指すべき具体的な人事制度改革案を提言する。

4.提言:持続可能な人事制度への移行プラン

これまでの分析で明らかになった構造課題解決するためには、小手先対策では不十分である。我々が取るべき唯一の持続可能な道は、戦略的な転換、すなわち「年功序列賃金から、成果と役割に応じたフラット賃金体系への移行」である。本レポート提示する核心的な提言は、この移行を断行することに尽きる。その具体的なモデルケースとして、「年収700万円での頭打ち」を一つのベンチマークとすることを提案する。

この新しい賃金モデルは、単なるコスト削減策ではなく、企業競争力従業員エンゲージメントを同時に向上させる、多面的メリットをもたらす。

この改革は、単なる賃金制度の変更に留まらない。それは日本人の働き方、キャリア観、そして社会全体のあり方を変革し、持続可能タレントパイプラインを構築する大きなポテンシャルを秘めている。

結論:真の「雇用安定」の再定義に向けて

レポートを通じて明らかになったように、日本の中高年雇用問題根本原因は、個々の社員能力や意欲の欠如では断じてない。その本質は、経済成長期を前提に設計され、現代環境には全く適合しなくなった年功序列型の賃金システムのものにある。

この本質的な課題を前に、我々は議論の焦点を大きく転換させねばならない。「定年後の再雇用」や「中高年のリスキリング」といった対症療法的な議論から、「そもそも定年を意識することなく、誰もが安心して長く働き続けられる雇用賃金体系をいかにして構築するか」という、より本質的な議論へとシフトしなければ、この問題解決することはない。

真の「雇用安定」とは、単に一つの企業に長く在籍できることではない。それは、年齢に関わらず、社員一人ひとりが自らの能力経験を最大限に発揮し、その貢献に対して公正な処遇を受けながら、社会の一員として長く活躍し続けられるシステムである。この新しい定義に基づき、持続可能で、かつ働くすべての人々にとって公平な人事制度を構築することこそ、現代日本企業に課せられた最も重要戦略的責務である

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2025-10-17

ドルエイジ・サラリーマン職業能力衰退現象に関する学術考察

日本型雇用システムにおける構造矛盾個人的危機の複合分析

序論

「45歳を過ぎて本当に全然仕事ができなくなった。本当の本当に何も出来ん。MTGの前日とかに間に合わせの資料必死に作ってそれでなんとか誤魔化してるだけ。あとはぼーっとしてるか頭かきむしってるだけで殆ど何もしてない。10年前の百分の1くらいのパフォーマンスしか出ない。客先がいい人で今のところ叱られてもいないけど多分その内見捨てられる。どうすりゃいいんだ」

anond:20251017145418

この実体験的証言は、現代日本のミドルエイ労働者が直面する深刻な職業能力衰退現象如実に表している。本稿では、この現象を単純な個人的問題として捉えるのではなく、日本型雇用システム構造特性組織社会学的要因、認知心理学メカニズム、および労働経済学的背景を統合的に分析し、その本質的メカニズムを明らかにする。

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1.理論フレームワーク:ミドルエイジ・クライシスの多層構造

1.1日本型雇用システム制度的制約

労働政策研究・研修機構2010)は、中年期が「仕事の負荷の増大や能力の停滞と限界感等が生じる時期」であり、これらへの対応を誤ると「諦めや思考停止」、「会社への過度の依存」を生じかねないことを指摘している。この現象は、清家(2011)が論じる日本的雇用慣行相互補完性—(1)年功賃金、(2)終身雇用、(3)企業別労働組合—が現代経済環境変化に適応できない構造矛盾として現れている。

特に重要なのは年功序列終身雇用相互補完性である。Milgrom and Roberts(1992)の内部労働市場理論が示すように、複数雇用慣行間の相互補完性は制度の安定性をもたらすが、同時に変化への抵抗力も生み出す。これにより、45歳前後労働者既存スキルセットでの成功体験依存し続ける一方で、急速な技術変化や職務要求の変化に適応できない状況に陥る。​

1.2 「42.5歳の壁」現象実証根拠

パーソル総合研究所2017)の大規模調査(n=2,300)は、「42.5歳」で出世意欲が「出世したい」から出世したいと思わない」に逆転し、「45.5歳」でキャリアの終わりを意識する転換点を迎えることを実証的に明らかにしている。さら同調査では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込み、50代前半で会社満足度が最低値を示すことが確認されている。​

この現象は、Lehman(1953)が技術者を対象とした古典的研究発見した「30歳代前半で業績がピークに達し、その後は低下していく」パターン現代版として理解できる。ただし、同一年齢内での業績評価分散が大きいことから、年齢自体自動的能力低下を引き起こすのではなく、職務関連要因(仕事の割当の複雑性と挑戦性)が業績と密接に関係していることが明らかになっている​

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2.パフォーマンス低下の多次元的要因分析

2.1認知機能組織適応の複合的衰退

パーソル総合研究所2022)は、ミドルシニア層のパフォーマンス低下について5つのギャップ特定している:​

1.意欲のギャップ役職定年などで肩書を失って意欲が落ちる

2.期待のギャップ:期待される業務理想とする業務に差がある

3.成果のギャップ:出している成果と求められる成果に差がある

4.時代ギャップ:今の時代適応できずにいる

5.評価ギャップ自己評価会社から評価に差がある

これらのギャップ相互に影響し合い、学習性無力感(Learned Helplessness)(Seligman, 1972)の状態を引き起こす。特に重要なのは、「働く意欲がない」状態ではなく「働けない状態」に陥っているという点である。​

2.2スキル陳腐化のメカニズム

橋本・玄田(2023)の分析によれば、50-59歳層では職業スキルケア科学技術分析)すべてについて負の方向に移転しており、60歳以降では前職より平均2-4ポイント低いスキル水準での就業余儀なくされている。これは単なる転職時の条件悪化ではなく、蓄積されたスキル市場価値の急速な減衰を示している。​

特に定年や家族理由健康上の理由を含む非自発的離職において、スキル水準の低下が顕著に現れることが統計的確認されている。これは、冒頭の証言にある「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という主観的体験と一致している。​

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3.組織内地位変化と心理的影響

3.1役割曖昧性とアイデンティティ危機

労働政策研究・研修機構2022)の分析では、ミドルエイジ層(35-54歳)の転職において、これまでの経験が活かせない業務や、新しいスキルが求められる環境への適応困難が主要な問題として浮上している。この適応困難は、単純なスキル不足ではなく、職業アイデンティティの再構築を伴う複雑な心理的プロセスである。​

3.2世代間格差の拡大

パーソル総合研究所2023)の調査では、ミドルシニア就業者の70.1%が「何歳になっても学び続ける必要がある時代だ」と認識している一方で、実際に学び直しを行っているのは14.4%に留まっている。この認識と実行の乖離は、金銭的・時間的余裕のなさ」(30%超)「学ぶ対象や学ぶ方法のわからなさ」(約20%)に起因している。​

興味深いことに、学び直し層の年収は平均642万円(50-54歳)と高く、「高年収職業についているため学んでいる」「過去の学び直しが年収を高めた」という双方向因果関係存在示唆されている。​

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4.制度的・構造的要因の学術分析

4.1内部労働市場理論限界

梅崎・藤本2021)は、日本的雇用システムが「継続的に長く務められる日本人男性だけにとって優位な制度」であったが、「女性外国人のような本来従業員として期待される人材を逃してきた」と分析している。この分析は、同システム特定人口動態的特性を前提として設計されており、その前提が変化した際の適応力の欠如を示している。

4.2労働市場の二重構造

厚生労働省2013)の分析では、日本的雇用システム課題として正規雇用非正規雇用二極化が指摘されている。45歳以降の労働者は、従来の正規雇用の枠組みでは価値を認められにくい一方で、非正規雇用への移行は大幅な処遇低下を伴うため、中間的な働き方の選択肢限定されている。

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5.実証データに基づく現象定量

5.1パフォーマンス低下の統計的証拠

パーソル総合研究所2017)の詳細な分析では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込むことが5つの指標(「任された役割果たしている」「担当業務責任果たしている」「仕事パフォーマンスを発揮している」「会社から求められる仕事の成果を出している」「仕事評価に直接影響する活動には関与している」)で一貫して確認されている。​

5.2学習効果年収への影響

研究所(2023)の推定では、学び直しを行わないミドルシニア正社員比較して、学び直し実施者の個人年収は平均+12万円、3年以上の継続的学び直しでは+30万円の差が生じている。この結果は、継続的能力開発の経済効果定量的に示している。

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6.組織的・社会的対応策の理論的基盤

6.1 人的資本理論の応用

Becker(1964)の人的資本理論に基づけば、45歳以降の労働者価値低下は、企業特殊技能(firm-specific skills)への過度の依存一般技能(general skills)の相対的軽視の結果として理解できる。パーソル総合研究所2024)の分析では、転機における学習度合い(「転機学習度合い」)が学歴関係なく、個人年収や職位と正の相関を示すことが確認されている。

6.2組織学習理論適用

Argyris and Schön(1978)のダブルループ学習理論観点から、ミドルシニア層の活性化には既存の行動パターン価値観の根本的な見直し必要である。パーソル総合研究所2022)が指摘するように、「管理職気合根性指導しろ」とは言えず、心理学などのロジック考慮したコミュニケーション必要である。​

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7.社会経済インプリケーション

7.1人口動態変化との相互作用

内閣府2023)の推計によれば、2025年には65歳以上人口が総人口の30%を超える超高齢社会が到来する。この状況下で、40-60代の生産性低下は国家レベル競争力低下に直結する。OECD2023)の報告書でも、中高年労働者パフォーマンス維持が先進国共通課題として位置づけられている。

7.2労働政策への示唆

労働政策研究・研修機構2022)は、ミドルエイジ層の能力開発について、「アップスキリング」(現在仕事関連)と「リスキリング」(転職キャリアチェンジ関連)の体系的な区別重要性を指摘している。前者が71.1%後者が47.0%という実施率の差は、既存職務への適応偏重した能力開発の現状を示している。jil+1

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結論:複合的危機への統合対応フレームワーク

本稿の分析により、45歳前後サラリーマン経験する能力低下現象は、以下の多層的要因の相互作用として理解されるべきことが明らかになった:

6.制度的要因日本型雇用システム構造矛盾

7.認知的要因スキル陳腐化と学習性無力感

8.組織的要因役割曖昧性とアイデンティティ危機

9.社会的要因世代間格差技術変化への適応困難

10.経済的要因:人的資本価値減衰と労働市場の二重構造

冒頭の証言にある「間に合わせの資料で誤魔化している」「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という状況は、個人怠惰能力不足ではなく、システム全体の機能不全の症状として位置づけられる。

効果的な対策には、Senge(1990)の学習する組織理論に基づく組織変革、人的資本理論に基づく継続的能力開発システム、そして社会保障制度を含む包括的制度設計の同時実施必要である特に重要なのは個人自己責任論を超えた社会システム全体の再設計である

将来の研究課題として、AIデジタル技術の急速な発展がミドルエイ労働者に与える影響の定量分析、および効果的な介入プログラム実証評価が挙げられる。

---

参考文献

  • Becker, G. S. (1964). _Human Capital: A Theoretical and Empirical Analysis_.Chicago: University ofChicago Press.

  • Milgrom, P., & Roberts, J. (1992). _Economics,Organization andManagement_. Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall.

  • Seligman, M. E. P. (1972). Learned helplessness: Annualreview of medicine. _AnnualReview of Medicine_,23, 407-412.

Permalink |記事への反応(3) | 16:15

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2025-10-13

anond:20251013095321

少なくとも「何にもならない」というのは嘘ですね。「皇室関連費用(年間約300億円)」をすべて削減した場合、他分野でどの程度のことが可能か、金額感を具体的に見てみましょう。

🏰皇室関連費用の内訳(参考)

令和6年度予算ベース(概算):

宮内庁関係予算:約126億円

皇族費内廷費皇族費):約3億円+約3億円前後

宮殿御用邸維持費、儀式関係など:合計して約200〜250億円

→ 全体で約300億円程度

💴 300億円でできること(概算)

教育分野

中学校給食費無償化

 → 全国で約900万人の児童対象。1人あたり年間平均4万円とすると、

 300億円で約75万人分(政令指定都市ひとつ分)を1年間無償化できる。

大学授業料支援

 →国公立大学の年間授業料は約54万円。

 300億円 ÷ 54万円 ≒ 約5.5万人を1年間無償にできる。

福祉医療分野

児童相談所の増設職員増強

 → 新設1か所あたり約10億円、運営費年間5億円とすれば、

 全国に10〜15か所新設+人員強化が可能

訪問介護職員処遇改善

 → 平均月収を1万円上げる場合、全国で約25万人分の上昇効果がある。

災害インフラ対策

河川改修・堤防補強

 → 中規模河川の改修(1か所あたり約50億円)を6か所実施可能

 =大洪水被害軽減に相当。

耐震事業

 →学校庁舎などの耐震補強(1棟平均2億円)を150棟分進められる。

科学文化

日本学術振興会科研費(基盤研究B)

 → 1件平均3,000万円として、約1,000件の研究プロジェクト支援可能

地方文化ホール図書館整備

 → 1施設あたり10億円として、30施設を新設できる。

生活直結の例

保育園の整備

 → 1園あたり約3億円で建設・整備できるため、100園分可能

公営住宅建設

 → 1戸あたり建設費2,000万円とすると、約1,500戸を新規建設

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2025-10-09

anond:20251009145029

しがらみが全くないとしてよ、俺が日テレニュース番組を持っていたらノーカットで流すし、徹底的に発言者探し出して

日テレ関係ではありませんでした。日テレはこんなことしません。許しません」と表明するよ

仮に記者日テレ関係者なら陳謝して記者管理監督者経営陣それぞれの処遇を明確にするよね(速報なら処遇検討だけになるかもだけど)

それができないのが今のメディアだよ

突っ込めない高市にも正直がっかりではあるけどね

Permalink |記事への反応(0) | 15:11

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2025-10-08

公立学校設備の古さ、教員による性犯罪刑罰の軽さ、再犯防止施策の遅さ――これらを並べて見ると、日本という国は子どもを「大人なら耐えられない環境」に放置して平然としているんだな、と思う。

まず物理環境の話だ。トイレが汚くて和式だらけ、夏はエアコンが入らず教室蒸し風呂老朽化した体育館給食室。これらは単なる不便どころか、子ども健康学習環境に直結する問題だ。安全で清潔な学びの場を用意することは、教育投資の基本中の基本であるはずなのに、予算配分更新計画が後回しになっている学校が多い。

次に教員性犯罪とその処遇問題だ。教育現場で起きる性犯罪は、被害者子どもであるという点で影響が甚大だ。被害の長期的な精神被害学校への信頼喪失、家庭の不安――その代償は測り知れない。しかし、発覚しても処罰処遇が緩く、再発防止策が後手に回るケースが多い。被害事実を隠そうとする組織的対応も指摘されてきた。子どもを守る立場にある者が加害者になることの恐ろしさと、それを許してしま制度的欠陥を直視すべきだ。

刑罰の軽さと再犯防止の遅さが追い打ちをかける。性的犯罪に対する量刑運用被害の重さを反映していなければ、加害者責任は軽く扱われる。しかも立件や起訴ハードル被害者が声を上げにくい現実支援制度の不足が重なれば、抑止力機能しない。再犯防止のための治療プログラム登録制度、監視支援の仕組みが不十分なままでは「また同じことが起きる」構図は変わらない。

こうした学校現場の劣悪な環境制度的怠慢は、少子化社会的背景とも無関係ではない。自分子ども時代に嫌な思いをした人間は、自分の子どもに同じことを経験させたくないと考えるのが自然だ。教育施設安全性や教員信頼性不安定な社会で、子どもを産み育てる決断をする人が増えるはずがない。つまり学校現場と国の子育て支援政策の摩耗は、少子化を加速させる構造的要因になっていると思う。

対策は単純だが緊急性が高い。施設全面的更新・衛生改善エアコン設置などのインフラ投資を急ぐこと。教員採用研修児童保護知識倫理教育を徹底し、採用時の身辺調査や定期的な監査を強化すること。性犯罪が発覚した場合の透明な処分基準被害者支援体制確立再犯防止のための医療的・心理的プログラムの導入。さらに、被害報告が無視されないよう第三者機関による監視通報ルートを整備すること。これらは全部、子ども安全と将来の社会を守るための投資であり、先送りにする理由はない。

結局のところ、子どもを「大人なら耐えられないけど子どもから大丈夫」と放置する社会は自滅的だ。教育現場に最低限の安全・清潔・信頼を取り戻せば、親たちの不安は和らぎ、子どもを産み育てる社会的条件は改善される。少子化対策福祉経済支援大事だが、まず学校から手を付けるべきだと思う。社会子どもをまともに扱わない限り、未来は明るくならない。

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2025-10-06

ほんと、氷河期50代の何者にも慣れなかった奴死んでほしい

はてなーかに良く居るけど、50代はてなーって自分が何にもなれなかったことを日本のせいにしたがるよな。

特にIT系Webエンジニアとか自称してる奴に限って、

自分処遇の悪さ、限界独身中年なのから目を背けて、

ニホンガーとか、日本がクソだから日本ITダメだとか言いたがるんだよな。

MSとかGoogleとかOSSとか大好きだけど、何も貢献はしていない

そら、はてサだけでなくはてなー老害日本衰退ポルノ好きばかりなるはずだわ

Permalink |記事への反応(3) | 19:54

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2025-10-05

国民の皆様へ(新総裁による基本方針案)

私たちは、だれもが当たり前に生きられる日本を、次の時代に引き渡さなければなりません。

そこで政府暮らしの基盤である重要8項目をユニバーサルベーシックサービスUBS)として保障していきます

海外研究機関も、UBS必要に応じ無償で利用できる公共サービスの集合と定義しており、私たちはこれを日本の実情に合わせて前進させます

日本はすでに、世界に誇る基盤を持っています1961年確立した国民皆保険、そして無償義務教育です。

これらは、世代を超えて日本の力になってきました。私たちはこの土台を、令和の現実に合わせて“広げ、深め、つなげる”。それが本方針です。

では、8つの柱について、具体策を申し上げます

1)食(フード・セキュリティ栄養

国民栄養保障を掲げ、子どもの食の機会格差をなくすため、学校地域での食支援を恒常化。地場産品の活用災害供給網の冗長化を進めます

・フードロス対策フードバンク地域ケアと一体化し、誰も取りこぼさない仕組みにします。

2)住(安心して住まえる社会

空き家公的不動産活用した良質な公的賃貸供給を拡大。入居までの行政手続きワンストップします。

住宅の断熱改修支援を強化し、災害エネルギー価格変動に強い、住まいレジリエンスを高めます

3)医療(予防から在宅まで切れ目なく)

かかりつけ医機能地域包括ケアを強化し、予防・未病に重点を移します。

電子カルテ標準化連携を前倒しし、オンライン診療・薬剤配送も含め、生活に寄り添う医療アクセスを整備します。日本の皆保険の強みを守りつつ、負担障壁にならない設計を徹底します。

4)教育学校から学び直しまで)

義務教育無償原則を堅持しつつ、教材・給食・移動など“学ぶための実費”の負担軽減を段階的に拡大します。

高校・専門・大学地域カレッジまで見通したリスキリン公共カタログを整備。誰もが職業人生の節目で安心して学び直せるようにします。

5)移動(どこに住んでも移動の自由を)

自治体連携し、生活路線医療や買い物へのアクセスを守る地域交通を基幹サービスとして位置づけます需要応答型交通(DRT)やスクールメディカル連携便を全国標準メニューします。

運賃の一体決済とMaaSの公共版を整備し、高齢者子育て世帯移動障壁を下げます

6)通信デジタルは新しい“道路”)

通信UBSの中核に据え、ユニバーサルサービス制度対象ブロードバンドへ拡充する法制検討します。全国どこでも、手頃で安定した高速接続を当たり前にします。

公共施設Wi-Fi整備、子ども・学び直し世帯へのベーシック接続提供災害時の非常通信冗長化を進めます。※現行制度は主に加入電話公衆電話・緊急通話対象としており、これを時代に合わせて強化します。

7)エネルギー暮らしの“命綱”を守る)

生活基礎エネルギー価格安定枠組みを整備し、急激な価格変動から生活を守ります

・断熱・高効率機器・再エネの地域導入を一体で進め、光熱費構造的な低減とエネルギー自立度の向上を図ります災害時には公共施設エネルギーハブとして機能させます

8)ケア育児介護障害支援社会全体で)

・待機や探し回りをなくすため、保育の受け皿拡大と利用調整のデジタル一元化を加速。病児保育・一時預かりを地域標準にします。

介護は在宅・施設医療連携を強化し、ケア労働処遇底上げ家族介護者(ケアラー支援と休暇制度実効性を高めます

まとめ

これは、国が最低限の土台をしっかり引き受けることで、民間創造性と選択肢がいっそう花開き、地域と家庭の負担が軽くなり、子どもたちが未来を描けるようにする構想です。

医療教育がそうであったように――使う時にためらわない公共選択肢が、社会全体の活力を底上げしてきた事実を、私たちはすでに知っています

暮らし安心を国の標準装備にする」これが私の約束です。ともに、次の日本をつくりましょう。

Permalink |記事への反応(0) | 13:17

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2025-10-03

anond:20251003180319

問題の核心にあるのが人手不足局所的に存在してるってことにある

本当に人が足りないのは、賃金が低く、労働環境過酷ブルーカラー現場だ。一方、ホワイトカラーは、これからAI革命で余剰人員となるだろう。

この問題解決するには、ブルーカラー待遇職場環境改善し、社会に不可欠な仕事自然と人が集まる仕組みを作るべきだ。

しかし、その根本的な改善を怠り、「日本人が就かないか外国人労働者必要だ」という議論に逃げる背景には、「ブルーカラー低賃金で当然」という根深差別意識存在する。この差別意識こそが、処遇改善を阻害してきた最大の要因だ。元内閣参与平田オリザ氏や、元静岡県知事川勝平太氏など、政治に関わる人間ですら平然とブルーカラー蔑視発言をしていたことは、この構造的な差別根深さを如実に物語っている。

Permalink |記事への反応(0) | 22:11

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2025-08-25

特殊嗜癖AI社会通念に関する一種諦観

刀剣乱舞明日までのイベント短刀部隊レベリングポイント稼ぎしながら書いてますこんばんは。

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自分の抱える特殊嗜癖(近年の一般では特殊性癖と言われるが)の特殊さを認知しながら40年近く。

まあ増田からぶっちゃけるけど、ふたなりショタが好きすぎ侍を40年やっとるわけ。

(今、愛染国俊・極のレベルひとつ上がったかスクショした)

で、最近どハマリしたコンテンツ女の子しか出てこない)のふたなりネタを渋とかでクローリングしたりするんだけど、最推し供給なんかろくろくないわけ。ン十人いる中での端っこキャラからそれはそうなんだけど、マイナー指向も極まってるなと思う。

そこへきてこのAIの波よ。

自ら筆をとるにもハードルが高く感じられるので、生きてる人が描いた絵よりは劣るものの…と画像生成なんかに手を出してみた。これなら自分の満足できる一枚が生み出せるかも?と思ってね、、、

すぐこの世界も甘くないと知ることになるんだけど。

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自分が手を出したサイトは基本、「モデル」と「LoRA」を組み合わせて使うらしい。

そこにお望みの要素をディレクションすることでAIの奴に描画してもらうという仕組み。めちゃくちゃざっくり言うと、こう。

ちなみにディレクションするワードは「プロンプト」なんだけど、これを俗に「呪文」って言ってるのは笑った。確かに理解時間がかかりそうだ。

(ちなみに自分が使えそうなLoRAはないと見られる。作るのも手段ひとつだが、サンプルを相当数読み込むことになるのでこれはちょっと抵抗がある。あくまプロンプトだけで頑張っている)

で、そのワードをとりあえず羅列してみるんだけど、まあ言うこと聞かない聞かない。もちろん、「お作法」を知らずに斬り込んできたぽっと出が簡単に結果なんか出せやしないんだけど。それはまずGrokで試し斬りして返り討ちに遭ったから分かってた。

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お察しもよくてこんなものを読んでくれる増田ラー諸兄諸姉ならお気づきのことと思うが、ふたなりショタが好きってことはちんちんに関する描写がとても大事になってくる。いやAIの描くちんちんに不満があるわけじゃないんだ。問題はその扱い方と、ちんちんがついてるヒトの形をしたものたちの処遇について、と言うべきか…?

ただちんちんついてる女の子を出力するならどうということはない、所定の呪文を唱えればアレヨアレヨとお出ししてくれる。

真髄といえる、自分特殊嗜癖の部分でどーーーーーーーーーしても越えられない壁があるみたいだと、およそ一週間にして気づいてしまったのだ。

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ちんちんといったらフェラだろう。

これが小生40年の持論である。どどん。

その中でも、「ちんちんのある人がちんちんのある人のちんちんを咥え込む」というのが刺さる。刺さっちうから仕方ない。

(お、今度は謙信景光くんのレベルが上がった)

けど、ホモとは違うんだ。いやショタ同士の場合ホモだけど。あと普通に普通に?)ふた×女とかも嗜むし。

で、どっちかっつうと「逆フェラ」というのがあたしゃ好きなクチでしてね、くちだけにね、、、

えー失礼しました。続けます

フェラっていうのは、"何らかの上下関係値のある場合において、その値が上とされる側が、下の側のちんちんを舐めたり咥えたりする"っていうことね。

ふたなりもの(なかんずく「ふた×男」)でいうと、ふたなり側がフェラされる。そのかわりフェラしてあげてる方のちんちん放置。これ。

もちろんホモセクシャルなやつでも成立する。例えば「先輩×後輩」ものだと(ここでは左右を論じないでください頼みます)、先輩がフェラ「する」側にいる。

そのときフェラ「する」側の人ももちろん興奮状態にあって、ハァハァしてると尚良いわけです。分かりますよね。あ、分かんなくても進めます

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このエントリの骨子はここからなんですよ。

AIの奴に、「年上、身長も高いふたなり」に「年下、身長も低いふたなり」のちんちんを咥えた絵を指定するんだけど一向に出してこない。

どんなにドライに、感情を排して、キーボードをたたく指を酸っぱくして打ち込んでも、おいらの望んだ構図を出してくれない。おまけに指示した髪型や目の色なんかもちぐはぐになる。

ちんちん関係なしの、ただの健全な絵なんかは普通に七割方ヨシヨシと思える絵を寄越してくれるんだけど、あと"下の子"が"上の子"のちんちんを、っていうのは何度も出てきてるんだけど。

そこで、

…あれ、これって相当「世界標準」から外れてる?

という疑念がムクムクと。もっこりと。あ、すいませんついつい。

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考えてみたらね。

日本では俗に「チンパク」だとか「尺八」とか言われて、ごくごく一般的に「女性男性器に対して口淫を行う」ってのはそこに上下関係が見られないんですよ。

でも英語スラングで何て言う?となると、これが「blowjob」なんですね。感覚としては尺八と同じような表現。だけど、それが「job」なんだよ。言ってしまえば苦行を押しつけられている。

ここに根深さを感じるに至った、という。そういう話なんですな。

よくSNSなんかで男女同権とかを主張または喧伝しているビッグボイスな皆さんが、ヤレ欧米ではソレ米国では、なんて言ってるのを聞きますが、あんなのは良くて「身近な人から聞いたサンプルにならない例」ですよ。

結局、現状で(というか将来的にも)フェラチオという行為は「上下関係が前提になっている罰ゲーム的なもの」という認識が大・大・大・主流派ぽいんだな。

(お、毛利くんもレベル上がった。御手杵ドロップしたぞ)

セックスのための用具用品を取り扱ってる女性向けのサイトでのアンケートなんかも、「支配欲が満たされる」という男性側の回答がある。しかも少なくない。多分これ国内調査なのね。これが一神教文化圏だとまた数字が違うんだろうなあ、って。

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いや、単純に気持ちいから好きっていう回答もあるし、女性側(受け側)がしたいからするっていうパターンも多いはずなんですよ。

でも、やってることの構図としては、ね。

ごくごく一般的なフェラチオ(まあフェラチオ自体も若干特殊嗜癖らしいんだけど…)っていうのは「男が女に"させる"もの」ってことになっちゃうんだな、と。

先程「欧米米国一神教文化圏」という言葉を出しましたが、これはきっとその範疇には収まらない、普遍的現象なんだろうなと考えますよ。だって男と女セックスなんて何にも特殊じゃないでしょ。それでアナタもワタシも生まれてきたんだから

同性愛ふたなり趣味なんてのは少数派。明らかですよ。遍在はすると思うけどね。

(世の中には自分特殊側の属性を持ってるけど気づけてないって人もたくさんいると思う。扉が開かれてても「自分は男だから、女だから」って見向きできないでいる、そんな人たちが)

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で、「逆レイプ」って言葉もこの世にはあるんですな。要は「女が男を犯す」という構図。創作においてであればまあそんな話、で済むけど、実際のことを考えると怖いですよね。たまーに「女性教師男子生徒に手を出してお縄」みたいな話がありますが、社会的立場だけで言えばこれも逆レイプに相当します。実際がどうあれ、ね。

ほんで、「逆フェラ」って検索かけると必ず「逆レイプ」「逆アナル」も引っかかってくる。逆アナルについてはもう察して。自分にとってはそれらはノイズしかならないんだよ。マイナス検索かけても創作物の中で連続的に行われてたら芋づる式なんだよ。種芋にもなりゃしねえよ畜生

結局「逆」なんですよ。

逆ってことは、「順」があっての「逆」なんです。主流派があっての少数派。光なくして陰はなし。与党が組まれてこその野党別に自分シスジェンダーヘテロセクシャル反駁するわけではないが。

少数派は泣くしかないのか。

逆レイプに相当する英語スラングはあるようなんだけど、逆フェラとなると創作物の情報しか出てこない。

違うんだああああああオハナシを読みたいんじゃないんだ自分AIに出すディレクションになるワードを探してるんだよおおおおおおおおお!

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誰か知りませんか…こんな悲しい獣を救ってくれる邪神託宣を…

(今はひとまず小判を消費して更に刀剣男士の育成に励みますよ…)

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2025-08-09

anond:20250809152606

4|エッセンシャルワーカーの賃上げの優先8:政府の率先が重要

英国では、スターマー労働党政権発足直後に、教師医療関係者など公的セクターエッセンシャルワーカーに対して、インフレによる生計危機(cost of living crisis)対策として前年比2割増加といった大幅な賃上げ実施している。英国はわが国ほどではないが、財政事情は厳しいが、インフレ格差の拡大など社会的問題を深刻化させる中で財政政策の優先順序を見直した結果と言える。

 

インフレ社会の最も弱い部分に悪影響を与える。エッセンシャルワーカーについては、その働き無しでは我々の生活が成り立たないのは明らかなのに、最近でも介護関係処遇悪化などが行われてしまっている。インフレさらに物品費の上昇などによっても社会セーフティネット運営に悪影響を与えている。これらの多くは公的規制公的セクターに属しており、英国の例が示すように、政府財政支出の優先順位を変えることで、給与待遇改善に率先して取り組むことができる。民間セクター賃上げを求めるのに、公的セクターでそれを実施しないのは明らかに矛盾しており、賃金上昇の模範を示すという意味でもエッセンシャルワーカーなどの待遇改善を行うべきであろう。

Permalink |記事への反応(1) | 15:26

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インフレ生活を豊かにするのか?

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=82890?site=nli

2025年08月06日

インフレ生活を豊かにするのか?-求められるインフレなき賃金上昇

 

神戸大学経済経営研究所リサーチフェロー ニッセイ基礎研究所 客員研究員 高橋

 

暮らし向きの改善には、賃金所得の増加は必須だが、そのためにインフレ論理的には必要はないし、逆に実際には暮らし向きを悪化させている。インフレ賃上げでは、優先すべきは賃上げであり、必ずしもインフレを先行させる必要はない。賃金は、企業個人の業績によって決まるもので、インフレ自体では実質賃金の上昇は望めない。

 

本稿では、好循環論などのインフレ待望政策批判的に検討するとともにインフレを伴わない賃上げの方途について考えていく。そのなかで、賃上げに対する経営責任政府自身が率先すべき賃上げ策として、エッセンシャルワーカーの処遇改善などを挙げた

Permalink |記事への反応(1) | 15:08

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2025-08-08

朗報フェミニストさん、トランス思想ボコってしま

わたし自分著作でしだいに「ジェンダー」を使わなくなっていった。代わりに、性的差異(このタームは固定した差異を前提にするものではなく、差異の働きを検討するためのものであ

る)や、歴史的に可変的な概念としての生物学セックスについて語るようになったのである。(Scott 2001, p. 34、下線引用者)

そもそも Scott において可変的でないものはいったい何なのか。

この混乱を踏まえるなら、「肉体的差異に対して意味確立する知」という Scott によるジェンダー代表的定義も、妙に曖昧に思われてくる。

どのような 肉体的差異に対する意味づけであるのかが省かれているのには、何か事情があるのだろうか。

Scott は「男女間の固定的で自然身体差異」や「身体的な性差」の実在に触れることを慎重に避けるが、これが存在したとしていったい何が困るのだろうか。

ある特定身体形質が社会的有意味差異として切り出され、その身体形質にもとづく人間の分類が異なる処遇によって特徴づけられるような社会集団として成立する。

ポスト構造主義フェミニズムにおける知としてのジェンダー概念は、本来この局面をラディカルに問いなおすはずのものであった。

それは生殖機能に関わる身体形質が社会的に意義を帯びるという普遍的と思われる事態のものを、議論の射程に含みうるだけのポテンシャルを有していた。

しかし、Scott らは意味づけの対象となる身体形質について曖昧しか語らないことによって、この優位点を掘り崩してしまっているのである

生殖機能と関わる身体形質がきわめて重要意味づけの対象として切り出されるという事態自明性を問いなおすうえで、性別生物学差異であることを否定する必要はまったくない。

それは血液型というマージナル身体形質が重大な社会的意義を帯びているという状況の奇妙さを認識するために、血液型生物学的な定義(ABO 型ならば赤血球上の抗原と血清中の抗体基準とする分類)を疑う必要などまったくないのと同様である

セックスもまたジェンダーである」のか?──ポスト構造主義フェミニズムにおけるジェンダー概念再考に向けて

https://www.jstage.jst.go.jp/article/genderstudies/26/0/26_2/_pdf/-char/ja

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2025-07-29

日本の米の貿易関税について復習しませう

日米関税交渉が一段落した。もう終わったのでただの復習になってしまうが、合意内容の「米国産米の輸入枠拡大」などで勘違いをしている人がいるのでこれまでの日本の米に関する関税政策を整理しておこう。

 

戦後農政

まず、戦後日本政府は米を含む農産品自由化をしたくなかった。海外産の米と価格競争したら農業政策の根幹の農家保護が崩れてしまう。

敗戦台湾朝鮮半島満州から大量の引揚者が戻ってきたが、この人らも農業で吸収するつもりだった。八郎潟干拓もそうだし、成田空港問題の元の三里塚引揚者に開墾させた土地だった。「先祖代々の土地じゃないから収用しても農地への執着は少ないだろう」とか思っちゃったのだな、国は。実際は死ぬ思いで引揚てきて(実際は思いどころか仲間は大勢ソ連に殺されてる)、ゼロから開墾したので猛烈に土地に執着があったんだな。

兎に角、米農家の安定は戦後農政の根幹であり、尚且つ自民党岩盤支持者だから絶対解放したくない。

 

GATTウルグアイラウンド

WW2戦後ブロック経済形成された事がドイツ日本を中心とした国を経済的に圧迫して生存圏主張→戦争に至ったので、国連GATTを発足させて関税をはじめとした先進国同士の貿易障壁を取っ払っていこうという事になった。それで工業産品の関税はどんどん撤廃されていった。

日本は焼野原のどん底からの再スタートなので復興後にこの流れに合流した。

さてそれで1986年からGATTウルグアイラウンドがスタートする。歴史とか政治経済の授業でウルグアイラウンドの名前は聞いた事あるだろうけど、それはこのラウンドが現在の状況を決定づけた重要ものからだよ。

ウルグアイラウンドではサービス農業自由化を目指したのだが、これが全然まとまらない。どの国も農業解放はイヤだったからだ。どの国も日本と同じ農政環境で、農家不安定にさせたくない。

そもそも工業家庭内手工業問屋制→資本化と進んできたのに対し、農業領地プランテーション資本化)→個人経営農家農協という風な流れなので自由化すると元の搾取構造を復活させる危険もあるワケ。共産主義がまだ死んでなかった時代プランテーション搾取構造革命の原因にもなっていたわけで。

からそういう構造の違いを無視して自由化ゴリ押しするのはグローバリズムイデオロギー化してる証左だ!という批判も出てきた。

 

そのようなわけでウルグアイラウンドは完全紛糾。

そこで農産品に関しては妥協することにした。

1.将来のラウンドで関税付き自由化を目指す

2.品目毎にミニマムアクセス(最低輸入量)を設定して各国はその量までは無関税か低関税で輸入しなければならない

3.ミニマムアクセスを超えた部分では高率関税を掛けてよい

 

これで、各国はそれまでの輸入禁止措置は出来なくなった。更に低関税か無関税一定数の農産品を輸入しなければならなくなった。

そのミニマムアクセスの輸入量は国内消費量から計算されて、最初は4%。毎年その枠を上げていって最終的には8%まで上げる。

ただ、ミニマムアクセスを超えた分には高関税を掛ける事が出来るから価格競争に晒される分は4~8%でしかない。あと、自由化と言ったって生モノなので輸送時間コストから競争にならないものもある。例えば日本であればモヤシトマト外国から海運するのは無理があるわな。

 

そういう訳で、ウルグアイラウンドの結果ミニマムアクセスなどが定められたが、それは自由化に反対する国が多くて妥協妥協を重ねた結果であるってこと。

 

MAミニマムアクセス)米の処遇

ミニマムアクセスが定められても、輸入量が伸びなければミニマムアクセス量に届かない場合も多々あある。そういうのは別に放っておいてもいい。

でも米の場合は多分そうはならずに市場価格に影響を及ぼしそうだ。

そこで日本政府ミニマムアクセス枠の米を全て買付けして枠を最初から押さえてしまう事にした。だから関税で米を輸入できる民間業者は居ない。

更に、このMA米は一粒も市場に流さずに、全量を食品メーカー飼料メーカーに売り払う。お煎餅とか柿の種とか味噌醤油の原料になってるってことだね。あと日本酒。米菓醤油味噌日本酒は日本的な食品だけど、メーカーによってはアメリカタイ中国の米が原料なのだ

実際は商社系の問屋に卸してメーカー販売という形をとってて、伊藤忠丸紅日本通運、神明の4社が長期契約してる。中小メーカーや酒蔵メーカーはそこから買う以外に月例販売という形で入札している。

 

このMA米の量なんだが、最初は42万トン、前述の通り増やしていって今は77万トンとなっている。

というわけで、これは実際は自由化押し付けられたのに国家貿易統制経済をやっているというのが輸入米の内のMA米の実情なのだ共産主義統制経済のこと知ってる人なら、中国鄧小平前やソ連計画経済の輸入公社に似てるな、と思うかも知れない。外国通貨が国内計画経済に影響を与えないように必ず国家が間に入るのとかそっくりだ。

MA枠を超えた部分の関税率は341円/1kgという高関税をかけている。因みに関税計算MA枠も玄米基準になってる。玄米を精製すると1割消える。だからカルロース米5kgは玄米だと5.55kg、これには関税が1894円かかってるってことやね。2800円だと67%が関税ってことやね

 

今回の日米合意

今回の日米合意はこのMA米の枠もMA枠を超えた分の関税率もいじらず、その枠内での米国産米比率を増やすという合意になっている。

から日本農政的には変化なし。

 

だけど海外的にはちょっと問題ある。タイ中国豪州から一定数買うという事になってるわけで、そっちに影響出るのではないか特にタイ日本米騒動になる度に大量に輸入していて、その度に悪影響を与えている。

生産者政府には金が入るから良いだろうが消費者としては市場から米が消えて高騰するのだからやってられない。って訳でその度に迷惑をかけているのでまたしわ寄せ行くのではないかと今回も心配するところだ。

あと、MA枠では一般的なうるち米の他、餅米もタイから輸入して食品メーカーに売り払っている。おかきとかああい米菓使用される。

アメリカ米に枠を取られて餅米が減ると、おかきなどの原料費が上がるかもしれない。

 

まとめ

MA枠はGATTウルグアイラウンドで決まったが農産品自由化が紛糾した苦肉の妥協

・米のMA枠は政府が全量買いして加工原料として売り払っている

・今回の交渉では日本側はウルグアイラウンドで定められたMA枠を超えて低関税で輸入せよという要求に抗った

MA枠内でのアメリカ産米の比率を上げて輸入量増やすことで合意した

普通輸出国比率自由にいじる事は出来ないが実質国家貿易なので可能

 

アメリカ政権側はどうせ国際取決めもMA関税関係とかも分かってないだろうし「増やします」と言われて日本側を屈服させたと考えているのかも。頭ハッピーセットでよろしいことである

ただ日本一見半分自由貿易、実際はガチガチ国家貿易という力技はいつまで通用するのか?というのも気になるところだ。

Permalink |記事への反応(11) | 08:09

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2025-07-28

anond:20250728095558

###概要結論

**結論**:製造子会社工場EMSElectronics Manufacturing Services/電子機器受託製造企業へ「工場ごと売却し、一定期間はOEM製造発注し続ける」取引は**実在**します。Xerox・Nortel・Renesas など複数社が実例です。ただし記事が述べる「従業員地獄」「必ず他社受注が増えない」といった断定的な記述は **一部誇張** が混じります実態企業地域労務慣行によってばらつきがあります

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## 1.実例確認できる主なケース

OEM(売り手)EMS(買い手)契約内容ポイント被雇用者の扱い
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2001XeroxFlextronics工場4拠点を約2億 USD で売却し、**5年**の製造委託契約を締結 3,650人をFlextronics転籍 ([EE Times][1])
2004 Nortel NetworksFlextronics 約6.75–7.25億 USD 規模、**4年**契約製造設備テスト・修理部門譲渡 約2,500人を転籍 ([EE Times][2])
2013Renesas J‑Devices国内バックエンド工場譲渡リリースで「**長期的かつ相互利益**のパートナーシップ」を明言 ([ルネサス][3])

これらはいずれも **「売却+中長期の供給保証」** という記事が指摘するスキームのものです。

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## 2. この記事の主張を分解して評価

主張事実関係 補足・反論
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a. 「利益率の低い事業を切り離せば平均利益率が上がる」 **概ね事実**。固定資産人件費バランスシートから外すと ROIC 向上。IR資料でも asset‑light戦略は頻出。 ただし一時的な売却益で営業CF が減るケースもある。
b. 「10年程度の製造発注保証する契約が結ばれる」 **ケースバイケース**。上表は 4–5 年が多いが、車載医療など長期供給義務が重い産業では 7–10 年契約も報告例あり(公表資料は少ない)。 条件は非公開が多く、年数を一律に語るのは難しい。
c. 「EMSコスト削減を徹底し、従業員過酷環境になる」 **部分的事実**。転籍後の賃金水準福利厚生が下がる、再度のリストラが起きる例はある。Flextronics は 2009 年に大規模リストラを発表 ([Reuters][4])。 ただし労組が強い地域日本国内案件では処遇維持・雇用維持協定が入ることもある。
d. 「優秀な人材ほどOEM に引き抜かれ、残るのは中途半端人材 **エビデンス限定的**。OEM が一部エンジニアを逆出向で抱え続けるケースはあるが、定量的データは乏しい。
e. 「リストラと報じられずメディア露出が少ない」 **概ね事実**。 ‘工場閉鎖’ より ‘事業譲渡’ の方が社会的インパクトが小さく報じられる傾向。 ただし大量解雇が伴う場合は WARNAct 等で届出義務があり報道される。

---

## 3.メリットデメリットの整理

### 3.1OEM(売り手)から見る

メリット**

コア業務設計マーケ)集中、資本効率向上

売却益で財務体質改善株主価値向上

**デメリット**

製造ノウハウ流出リスク

長期契約が重荷になる(需要減でも最低購買義務

### 3.2EMS(買い手)から見る

メリット**

受注と設備を同時取得し稼働率を即時確保

OEM の追加案件や他社案件を呼び込む足がかり

**デメリット**

初期稼働がOEM依存需要変動リスク

習熟コスト転籍社員の調整コスト

### 3.3従業員から見る

メリット**

倒産よりは雇用継続する可能

EMS 側でスキルが活かせれば国際案件に携われる

**デメリット**

賃金福利厚生の水準低下、将来の追加リストラ

本社 R\&D などへのキャリアパスが途切れる

---

## 4.情報信頼性限界

取引条件(契約年数・具体的な発注量・給与水準)は **非公開** が多く、記事のように一律に “10年”“地獄” と断定するのは根拠が弱い。

ただし複数歴史的事例で「売却+長期供給契約」「従業員転籍後の追加リストラ」は確認できるため、**記事方向性は概ね妥当** と評価できる。

個別案件労働環境労使協定地域法制で変動するため **ケースごとに検証必要**。

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## 5. まとめ(中立的整理)

観点肯定的視点否定的視点中立的見解
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経営財務改善・集中とスピード経営技術流出リスクと長期固定費産業構造の一環、M\&A戦略選択肢
労働雇用継続・新スキル獲得機会賃金低下・追加リストラ懸念法規制労組次第で大きく振れる
産業波及EMS生産効率向上で国際競争力地域雇用の質低下・空洞化産業再編不可避、政策介入余地

---

要点**:

工場EMS に売却・転籍し長期発注で縛る”スキーム複数の事例で確認

労務面の悪化人材流出は起こり得るが、必ずしもすべてのケースで同じ深刻度ではない。

本当に問題顕在化するかは、①契約内容、②労使交渉、③地域労働社会保障制度による。

必要に応じて、特定案件の詳細(契約年数・転籍条件など)を追加で調べることも可能です。

[1]:https://www.eetimes.com/xerox-sells-four-plants-to-flextronics-in-cost-cutting-move/ "Xerox sells four plants toFlextronics in cost cuttingmove - EE Times"

[2]:https://www.eetimes.com/nortel-outsources-bulk-of-manufacturing-to-flextronics-2/ "Nortel outsources bulk of manufacturing toFlextronics - EE Times"

[3]:https://www.renesas.com/en/about/newsroom/renesas-electronics-reaches-definitive-agreement-transfer-its-subsidiaries-back-end-facilities-and?srsltid=AfmBOooXR2ISAPMkouAaqnB1GyuTWt9bj--yot1VqtQ7Pom13_e9Wiaw "RenesasElectronics Reaches a DefinitiveAgreement to Transferits Subsidiaries' Back-End Facilities and Others to J-Devices |Renesas"

[4]:https://www.reuters.com/article/flextronics-idUSN1054214220090310 "Flextronics to cutjobs, close facilities |Reuters"

プロンプト

以下の様な記事があります事実ですか?

(以下コピペ

Permalink |記事への反応(1) | 17:56

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2025-07-24

anond:20250724103715

令和6年版犯罪白書における児童殺人の具体的な数値や詳細な分析は、現時点では公開されていません。犯罪白書は毎年、法務省法務総合研究所から発行されており、犯罪の動向や犯罪者の処遇状況を統計資料に基づいて紹介しています。

Permalink |記事への反応(0) | 10:42

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2025-07-21

外国人特権

外国人優遇する制度がなければ外国人特権がないとか、そういうことじゃないんだよ。

外国人特権というのは、外国生活基盤があるということ。

もちろん基盤と言っても、帰れば地元エリート一族で豪邸に住んでるというのから言葉や習慣に不自由しないだけというものまでピンキリだけど、確実にある。

この特権というのは、上級国民に残機があるのと変わらない。

例えば、上級国民は、一般市民なら逮捕されるようなことをしても、議員を辞めるなり大臣を辞めるなりで「責任を取った」ことになり、社会的処罰を受けているとして不起訴になったりする。

日本国民犯罪を犯せば、犯罪者という烙印はずっとついて回るが、外国人は、国に帰ることで簡単にそれをリセットできる。場合によっては金持ち成功者になれる。

法ですらそうだからマナーに至っては社会的制裁がないので守らないデメリットはない。

外国人にとっては、囚人のジレンマを今回限りにするのも繰り返すのも選択肢がある。「善意で」マナーを守っていても、いつでも裏切りカードを出し、ゲームを打ち切って国に帰ることができる。

これは外国人という社会的地位に付随するものから相手が誰でも変わらない。

日本人も、海外に出れば当然に外国人であり、タガが外れて平気で児童買春などをするようになる。

外国人日本国内日本人と同等の処遇ということは、それはよっぽどの特権階級ということ。

2世問題が難しいのも、アイデンティティー危機なんて言うふわふわしたものじゃなくて、親が持っていた特権がなくなるという話だから

そこんとこよろしく

Permalink |記事への反応(0) | 14:05

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2025-07-19

チームみらいと真如苑関係について

チームみらいとは

「チームみらい」は、テクノロジーの力で政治未来を良くすることを目指す新党です。2024年都知事選時に安野たかひろ氏のもとに集まった「チーム安野」を前身としています

主な活動理念としては、以下のような点が挙げられます

テクノロジー活用:政治の透明化・効率化、社会課題解決福祉教育医療など)へのAIデジタル技術活用を推進しています

実践型:理想を語るだけでなく、今すぐできることを実行する「実践型」の政党とされています

未来志向:AI時代にふさわしい日本成長戦略を掲げ、科学技術への投資、新産業の育成、文化の振興を通じて「未来は明るいと信じられる国」を目指しています

誰も取り残さな社会:福祉制度簡素化、障害者雇用支援の拡充、福祉介護現場処遇改善などをマニフェストに掲げています

真如苑とは

真如苑」は、真言宗総本山醍醐寺の伝燈を汲む在家仏教教団です。1936年伊藤真乗氏によって開かれました。東京都立川市本部を置き、世界中信徒がいます

真如苑の主な特徴は以下の通りです。

在家仏教:出家することなく、日常生活の中で仏教の教えを実践することを重視しています

接心修行」: 心のあり方を見つめ、前向きな気持ちに切り替えるための独自修行禅定行)があります

社会貢献活動:灯籠流しなどの国際的活動や、難民支援など、様々な社会貢献活動を行っています

所依の経典:大乗仏教経典である大般涅槃経」を教えの中心に置いています

これらの情報を見る限り、「チームみらい」は政治活動を行う政党であり、「真如苑」は仏教教団であるため、活動性質が異なります。両者の間に組織的連携や協力関係を示す公開情報確認できませんでした。

Permalink |記事への反応(0) | 21:59

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