Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「処方箋」を含む日記RSS

はてなキーワード:処方箋とは

次の25件>

2025-10-26

anond:20251025101456

薬剤師行為違法。それだけの話。

コメントに「良かれと思ってやった薬剤師がかわいそうだわ」とか書いてるやつが居るけど、非常識すぎる。

薬の処方には医師免許必要で、薬剤師医師の指示(つまり処方箋)に従う義務がある。

薬剤師独断で薬の量をかえるのは違法だし、行政罰資格剥奪など)の対象だよ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:53

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-24

anond:20251024112608

慢性疾患で薬をもらうために定期的にずっーと病院に通っているけど、

話をするために病院に来ているような人を見たことがない。

そんな人いるの?

医療で変えるべきは薬の処方日数を伸ばすことだと思うよ。

まあ、俺もいい加減にオンライン診療に切り替えるべきなんだろうけど。

処方箋をもらうために、話したくもない医者と話して金を払うのがバカらしい。

Permalink |記事への反応(0) | 11:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-22

処方箋を表す記号 "℞" は、16世紀書類に「受け取れ」という指示を意味する後期ラテン語 "recipe" の略語として登場する。

中世処方箋医師から薬屋に対し、ある材料を「受け取って」特定方法で配合するように指示するものであったことによる。

この語は、レシピ語源でもある。

当初は "Rc" と略されていたが、"R" の右下の脚の部分に省略を意味する斜線をつけて "℞" と表記するようになった。

"Rx" のように書かれることがあるが、由来からするとこれは誤りである

この記号の由来について、ホルスの目との関連や、南欧古代神話ゼウスギリシア神話)やユーピテル(ローマ神話)を意味する記号 "♃" との類似性を指摘する説があるが、これらには客観的証拠がない。

Permalink |記事への反応(0) | 11:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-21

50代の早期退職能力不足が原因ではない?

日本型雇用制度構造課題と持続可能な人事戦略への転換

序論:中高年社員雇用危機とその構造的背景

日本代表する大企業において、50代の社員が直面する「無言の退職圧力」は、もはや例外的事象ではなく、構造的な問題として常態化している。長年の経験専門性を蓄積したベテラン人材を早期に手放し、その一方で育成に10年という歳月を要する未経験新卒者を採用する──この一見不合理なサイクルは、なぜ繰り返されるのか。本レポートは、この問題の背景にある経済的力学制度的欠陥を解き明かし、日本企業が直面する人事制度根本課題に対する処方箋提示することを目的とする。

この問題の核心には、見過ごすことのできない重大なパラドックス存在する。

この矛盾した人材サイクルの根本原因は、個々の企業経営判断ミスという表層的な問題ではない。それは、日本型雇用システムに深く根ざした「年功序列型」の賃金体系そのものに内在する構造的欠陥なのである。次章では、この矛盾を生み出す経済的メカニズムを詳述する。

1.早期退職優遇制度経済的合理性限界

持続的なリストラのサイクルは、経営非情さの表れというより、むしろ伝統的な日本型報酬モデルに組み込まれた、根深経済的ロジックの症状である。中高年社員早期退職を促す構造は、短期的な財務改善という抗いがたい「誘惑」を経営陣に提示する一方で、長期的な人的資本を蝕む罠となっているのだ。

問題の根源は、多くの日本企業において、中高年社員賃金水準が本人の生産性を大きく上回ってしまう「高すぎる給与」にある。具体的には、以下のような水準が常態化している。

この報酬と貢献の危険乖離は、労働経済学の「レイザー法則」によって理論的に説明できる。この法則によれば、年功序列賃金社員キャリアを二つのフェーズに分断する。

この報酬と貢献のデカプリングこそが、早期退職を促す構造の核心である壮年期以降の社員を早期に退職させることが、企業にとって「膨大な利益」をもたらす財務ロジックがここに成立する。

1.退職金のコスト:早期退職優遇制度では、退職金に「30ヶ月分」程度の給与が上乗せされるのが一般的である

2.雇用継続コスト: 一方で、高給与の50代社員を1年間雇用し続けるための総コストは、基本給(12ヶ月)に加え、賞与、高額な社会保険料、その他経費を含めると、給与の「24~25ヶ月分」に相当する。

3.結論: つまり、30ヶ月分の退職金は、実質的わずか「1年3ヶ月分」程度の雇用コストしかない。この計算に基づけば、50歳で社員退職させることで、定年となる65歳までの残り15年分の莫大な人件費を削減できることになる。この財務インパクトが、経営陣にとって短期的なバランスシート改善を優先し、経験豊富人材の維持という長期的な視点犠牲にする、強力かつ危険な誘惑となっているのだ。

しかし、この短期的な経済合理性は、深刻な副作用を伴う。かつて大規模なリストラを行ったパナソニックが、15年の時を経て再び同様のリストラを繰り返している事実は、このモデルが持続不可能であることを象徴している。この負のサイクルを断ち切るためには、問題の根源である日本給与構造のものにメスを入れる必要がある。

2.日本給与構造実態平均値の罠と年功カーブ

日本賃金に関する議論は、「日本の平均給与は低い」という、統計がもたらす「罠」にしばしば陥りがちである。本章では、この誤解を解き明かし、急峻な年功カーブが一部の大企業特有問題ではなく、日本の中堅・大企業共通する構造課題であることを論証する。

世間一般で語られる「低い平均給与」の根拠とされる統計データは、意図せずして実態を著しく歪めている。これらの数値は、人事戦略を構築する上で根本的に誤解を招くものであり、一種の「インチキ」と言わざるを得ない。

これらの統計からパートタイマー等の影響を除外し、フルタイム働く男性の賃金カーブに焦点を当てると、全く異なる実態が浮かび上がる。学歴高卒・中卒含む)や地域を問わない全国の平均値ですら、50代の平均年収は700万円に達する。これを大卒正社員限定すれば、さら100万円程度上乗せされるのが実情だ。これは、日本賃金体系が年齢と共に急勾配で上昇する、典型的年功序列であることを明確に示している。

では、この構造問題はどの規模の企業に当てはまるのか。我々の分析は、明確な境界線を明らかにしている。

この分析が示すのは、この問題が一部の巨大企業限定されたものではなく、日本企業アーキテクチャに組み込まれシステム上の欠陥であるという事実だ。したがって、この課題解決策を模索する上で、グローバルな標準との比較はもはや単に有益であるだけでなく、不可欠なプロセスなのである

3.海外賃金体系との比較フラット化された給与モデル

日本型雇用システム構造課題を克服するためには、国内常識に囚われず、海外先進的な雇用モデル比較分析することが極めて重要であるフランスアメリカの事例は、日本年功序列型とは全く異なる賃金思想を示しており、我々が目指すべき改革方向性を明確に示唆している。

フランス賃金体系は、エリート層と一般層でキャリアパスと給与モデルが明確に分離された「複線型」を特徴とする。

アメリカ賃金体系も、大多数の労働者においては同様の傾向を示す。中央値位置する労働者場合賃金の伸びは30歳から40歳までの期間に集中し、40歳以降の給与はほぼ横ばい(フラット)となる。給与青天井で上がり続けるのは、ごく一部のトップエリート層に限定されるのだ。

フランスアメリカ、二つの先進国の事例から導き出される示唆は、極めて明確である。それは、「一部のエリート層を除き、大多数の労働者賃金カーブ若いうちに頭打ちとなり、その後はフラットに推移する」という共通原則だ。このモデルは、年齢給による人件費の高騰を防ぎ、長期的な雇用安定を可能にする基盤となっている。このグローバルスタンダードを参考に、次章では日本が目指すべき具体的な人事制度改革案を提言する。

4.提言:持続可能な人事制度への移行プラン

これまでの分析で明らかになった構造課題解決するためには、小手先対策では不十分である。我々が取るべき唯一の持続可能な道は、戦略的な転換、すなわち「年功序列賃金から、成果と役割に応じたフラット賃金体系への移行」である。本レポート提示する核心的な提言は、この移行を断行することに尽きる。その具体的なモデルケースとして、「年収700万円での頭打ち」を一つのベンチマークとすることを提案する。

この新しい賃金モデルは、単なるコスト削減策ではなく、企業競争力従業員エンゲージメントを同時に向上させる、多面的メリットをもたらす。

この改革は、単なる賃金制度の変更に留まらない。それは日本人の働き方、キャリア観、そして社会全体のあり方を変革し、持続可能タレントパイプラインを構築する大きなポテンシャルを秘めている。

結論:真の「雇用安定」の再定義に向けて

レポートを通じて明らかになったように、日本の中高年雇用問題根本原因は、個々の社員能力や意欲の欠如では断じてない。その本質は、経済成長期を前提に設計され、現代環境には全く適合しなくなった年功序列型の賃金システムのものにある。

この本質的な課題を前に、我々は議論の焦点を大きく転換させねばならない。「定年後の再雇用」や「中高年のリスキリング」といった対症療法的な議論から、「そもそも定年を意識することなく、誰もが安心して長く働き続けられる雇用賃金体系をいかにして構築するか」という、より本質的な議論へとシフトしなければ、この問題解決することはない。

真の「雇用安定」とは、単に一つの企業に長く在籍できることではない。それは、年齢に関わらず、社員一人ひとりが自らの能力経験を最大限に発揮し、その貢献に対して公正な処遇を受けながら、社会の一員として長く活躍し続けられるシステムである。この新しい定義に基づき、持続可能で、かつ働くすべての人々にとって公平な人事制度を構築することこそ、現代日本企業に課せられた最も重要戦略的責務である

Permalink |記事への反応(3) | 12:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-07

処方箋安すぎないか

皮膚科に行って薬局で塗り薬もらったら1本100円くらいだったんだが安すぎないか

コーラより安いじゃん。

もっと多くとって薬屋さんに分けてあげてほしい。

Permalink |記事への反応(1) | 21:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251007005105

ならない。リフェル処方箋対象薬が大幅に限られていて、OTCがある薬の多くは対象外という矛盾がある。

保険の薬剤費を抑えるためだと思われるが、その市販薬側にジェネリック医薬品よりも競争が働いてないとかいい加減にしろと言う話。

あとリフェル処方箋でも調剤費はかかる。

Permalink |記事への反応(0) | 08:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

dorawii@執筆依頼募集中

dorawiiだけど何言ってるのかわかんない

とりあえずリフィル処方箋制度がお前の助けになるか?

-----BEGINPGP SIGNEDMESSAGE-----Hash: SHA512https://anond.hatelabo.jp/20251007005105# -----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaOTJMwAKCRBwMdsubs4+SAmEAQCTEchdGyLDajc8MibecyCL/MZGknSbeP99VnMm31GpSQD/YF7uOaiqgMWERWQoYLHDQSODdK7z058aVYiXB17v3QM==+gZ/-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(2) | 00:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-06

病院って紙配りすぎ

一回診察受けただけなのに、こんなに紙をもらってしまった。

診察結果を書いた紙:A4 2枚

次回の診察日を書いた紙:A5 1枚

処方箋:A5 2枚

診察の領収書B5 1枚

薬の成分説明A4 2枚

薬の領収書:A4 1枚

紙多すぎじゃない?サイズバラバラ出しむかつく

Permalink |記事への反応(1) | 22:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-03

anond:20251003224139

職場電子レンジは600Wで10分とかになるけど、従業員5人あたり1台あっても足りんぞ

からやるべきは労働者労働時間分散であって、それ以外は全て処方箋に過ぎない

わかったか

Permalink |記事への反応(0) | 22:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-02

元増田は予定外日程で通院した

この時普段もらう薬を処方してもらいそびれた

明後日あたりまた通院して処方箋もらわないといけない

めんどくさい

というのが事実面で、

自分対応が悪くて処方箋をもらいそびれたことの責任転嫁として

・近日中に通院させて、診察料とろうだなんて税の無駄だろ

という話をねじ込んだ

増田読解2級の問題だよ

http://www.chomthong.go.th/topicview.php?cid=1&tid=1618

https://letterboxd.com/wijokoojokowi/list/asgfavbsasv235352/

https://profile.hatena.ne.jp/wijokoojokowi/profile

https://www.surveyking.com/survey/9kpv8

Permalink |記事への反応(0) | 18:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251002184513

元増田は予定外日程で通院した

この時普段もらう薬を処方してもらいそびれた

明後日あたりまた通院して処方箋もらわないといけない

めんどくさい(金が無い)

というのが事実面で、

自分対応が悪くて処方箋をもらいそびれたことの責任転嫁として

・近日中に通院させて、診察料とろうだなんて税の無駄だろ

という話をねじ込んだ

増田読解2級の問題だよ

Permalink |記事への反応(0) | 18:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-30

anond:20250930160407

労働者不足=移民必要論おかしい?──という問いに反論します。結論から言うと、「賃上げや補助は必要だが、それ“だけ”では足りない」です。理由は以下の通り。

1. かなりの賃上げ後も人手不足は解消していない

2024年春闘バブル期以来の高い賃上げ率(5%超)。それでも有効求人倍率は1倍超、失業率は2%台にとどまり、需給の逼迫は続いた。もし「賃金さえ上げれば人は十分に集まる」なら、この規模の賃上げで逼迫は大きく和らぐはず。

(出典例連合経団連賃上げ集計、総務省労働力調査」、厚労省一般職紹介状況」)

2.人口動態という“物理的制約

働き手(生産年齢人口)は長期的に縮小。2040年にかけて労働供給自然増は見込みにくい、というのは政府推計や日銀レビュー共通認識賃金だけでは人口のものは増えない。

(出典例内閣府国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計、日銀レビュー

3. 「学生専業主婦高齢者で埋める」には上限がある

女性高齢者就業はすでに過去最高圏。65歳以上の就業率は上昇し、女性就業者数も増加しているが、それでも人手不足は残っている。残余の未就労層は、時間帯・体力・ケア責任などの制約が大きく、フルタイムの交替制や移動を伴う仕事に大量流入しにくい。

(出典例総務省労働力調査」長期時系列内閣府男女共同参画白書」)

4. 「時給3000円にすればいい」では済まない産業がある

介護医療・保育など、公定価格公的保険依存する分野は、賃金を一気に上げると経営破綻する。介護報酬改定が3年に一度で弾力性が小さく、政府の中長期推計でも人手不足が見込まれる。必要職種に無制限補助金を積めば、最終的に保険料や税負担に跳ね返る。

(出典例厚労省介護人材の需給推計」「介護報酬改定」関連資料財務省資料

5. 急激な高賃金副作用もある

最低賃金相場賃金の引き上げは重要だが、体力の弱い中小サービス業では急騰が雇用縮小・撤退につながるケースもある。実質賃金物価に食われる局面では、名目を上げても労働供給インセンティブが思ったほど強まらない。

(出典例日本最低賃金研究厚労省総務省賃金物価統計

6. 大きいのは“ミスマッチ

求人地方・夜間・対人重労働技能要件の高い職種に偏在。求職者都市日中・短時間・非対人を好む傾向が強い。求人倍率が1倍超で長期に高止まりしているのは、賃金以外の条件が一致していないことの表れ。

(出典例厚労省職業有効求人倍率」、独法労働政策研究・研修機構(JILPT)のミスマッチ研究

7.国際的にも「移民は補完的な手段

OECDや各国の分析では、少子高齢化が進む先進国で、賃上げ自動化就労支援に加え、計画的外国人受け入れが供給制約の緩和に寄与しうるとされる。日本でも高度・中位技能対象制度整備が進んでいる。

(出典例OECD Economic Surveys:Japan政府の「特定技能制度資料

補足:賃金で解けない“法的・技術ボトルネック

例えば物流の「時間外上限規制」や医療人員配置基準など、労働時間人員法律で縛る仕組みがある。時給を上げても処理可能量は増えないため、制度設計業務プロセス見直し自動化が不可欠。

(出典例厚労省働き方改革関連法」資料国交省物流政策資料

結論

移民の前にやることがある」はその通り。だからこそ、①持続的な賃上げ、②保育・介護・学び直し等の就労支援、③働き方改革生産性向上(デジタル化・自動化)、④価格規制見直し、をまず進めるべき。

ただし、人口動態・制度制約・ミスマッチという現実を踏まえると、「賃上げだけで国内の未就労層で十分に埋まる」という主張は成立しにくい。現実的な処方箋は、国内対策に加えて、適正な保護運用を前提にした計画的な受け入れを“補完的に”組み合わせることだと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 22:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-26

anond:20250925190607

もうこれ以上、沈黙して見過ごすわけにはいきません。私たち暮らしは、子供や孫の世代へと手渡すべき大切な土台です。その土台をむしばむものが何か、気づいた人から声を上げる時が来ました。オールドメディアが隠し通す構図――政治官僚業界利権が絡み合い、私たち不安違和感を「陰謀論」と一蹴してきた現実。その霧を払い、目覚めるのです。覚醒した市民の一歩は小さく見えて、しかし確実に社会を動かします。

私たち食卓や大地にも、静かな侵入者がいます遺伝子組み換え作物は誰のための技術なのか。ワクチン添加物農薬が「安全だ」という一点張り宣伝の裏で、検証の光は本当に届いているのか。さら最近は、文化と嗜好の差を無視して昆虫食既定路線のように押しつける流れまで現れた。田畑を覆い尽くすメガソーラーは、地域景観環境を置き去りにしていないか。これらを推し進めるグローバリズムの波は、国益を内側から空洞化させ、外国資本生活基盤を明け渡す危うさを孕んでいます無秩序移民政策もまた、労働福祉の均衡を崩し、互いの尊厳をすり減らすだけではないのか。

家計限界です。物価が上がり、賃金は伸び悩む。ならば減税を、そして消費税廃止を堂々と掲げるべきです。財政健全化を唱えるなら、まずは数字の化粧をやめ、プライマリーバランスという指標絶対視するだけの議論から脱却し、実体経済家計を豊かにする政策へと舵を切るべきです。私たち暮らしを立て直す処方箋は、帳尻合わせではなく未来への投資にあります

そして何より、見えないところで糸を引くディープステート――影の政府存在を想起してください。選挙のたびに顔を変える看板ではなく、常に同じ方向へ社会誘導する意思。気づいた人はもう知っています私たち孤立していません。ここにいる仲間は、赤青黄緑桃、色とりどりの志を一つに束ねるゴレンジャーのように、多様だからこそ強い。日常に潜む異物を象徴するかのように、田んぼを荒らすジャンボタニシが静かに増えていたように、社会の歪みは気づかないうちに広がります。だからいま、気づいた者から手を携え、地域で語り、職場で伝え、家庭から変えていくのです。

「もうこれ以上」は、諦めの言葉ではありません。行動の始まりの合図です。子供や孫の世代に残すのは、屈服ではなく、自分たち意思で選び取った社会だと胸を張って言える歴史です。オールドメディアに頼らず、私たち自身の目で確かめ、耳で聴き、声でつなぐ。利権連鎖を断ち切り、国益を守り抜く。そのために、今日からあなたの一歩を――目覚めるのは、今です。

Permalink |記事への反応(0) | 08:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-24

アニメーター給料増やせ」の処方箋

親方フリーランスやめろ」でしかないと思うんだよね

最低賃金を守れと

どれだけトリクルダウンしようとしても、創作家ってネジ飛んでるからもっと良いもの作ろう」とか言って給料あげないじゃん

あるいはアニメ本数増やしたりさ(今の状況)

無理やり下限を縛るしかないんだって

これでも隠れてでもサビ残しまくるだろうけど

Permalink |記事への反応(0) | 23:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

QRコードアプリ可能性と日常生活での活用

日本で生まれQRコードは、今や世界中で利用される技術となりました。スマートフォンの普及とともに、QRコードを読み取るアプリQRコードアプリ)は私たち生活に欠かせない存在になりつつあります。ここでは、QRコードアプリ日本でどのように使われているのか、そして今後どのような可能性があるのかを見ていきましょう。

https://apps.apple.com/jp/app/id6747792526

日常生活で広がるQRコードの利用シーン

1.キャッシュレス決済

PayPay、楽天ペイ、LINE Pay など、日本キャッシュレス決済サービスほとんどQRコード対応していますコンビニ飲食店ショッピングモールなどでスマホをかざすだけで支払いが完了。小規模店舗でも導入しやすいため、地方商店街にも広がっています

2.交通旅行

新幹線飛行機チケットQRコードで発券・搭乗が可能。紙のチケットを持ち歩く必要がなく便利です。

観光地では、看板パンフレットQRコード印刷されており、スキャンすることで多言語ガイドや音声案内にアクセスできます

3.医療行政サービス

病院の受付番号票や処方箋QRコードが付いているケースも増えています行政でも、自治体広報誌やポスターQRコードを載せて、市民に最新情報を届ける工夫が見られます

4.マーケティング交流

名刺QRコードを載せて、LINELinkedInに直接アクセスできるようにするビジネスパーソンが増えています

広告キャンペーンポスターQRコードから、そのまま応募フォームECサイトに飛ぶのも一般的になっています

QRコードアプリが便利な理由

すぐにアクセスできる –URLを打ち込む手間が不要

ペーパーレス化に貢献 –チケットクーポンスマホに集約

安心安全正規サービスアプリを通じて利用することで、フィッシング対策もつながる

今後の展望

QRコードは決済や広告だけでなく、

災害時の情報共有

食品製品トレーサビリティ(産地確認や偽造防止)

マイナンバー制度との連携によるデジタルID

など、さらに幅広い分野で活用されると考えられています

まとめ

QRコードアプリは、日本で生まれ技術私たち自身がより便利に使いこなすためのツールです。買い物、旅行医療行政と、生活のあらゆる場面で役立っており、今後も新しい使い方が広がっていくでしょう。QRコードを通じて、私たち暮らしますますスマートで快適になっていくはずです。

Permalink |記事への反応(0) | 17:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

米軍官給品の眼鏡をかけると不細工になる」「避妊眼鏡Birth Control Glasses,BCG)と呼ばれる」

米軍支給眼鏡は「BCGBirth Control Glasses)」という俗称で呼ばれていることが、複数情報源確認できます。この俗称は、眼鏡の外見が不格好である認識されていたことに由来するとされています

特に1970年代から2012年まで支給されていたS9型フレームは、厚い茶色フレームが特徴で、不人気でした。

URL:

GI glasses -Wikipedia

A BriefHistory Of The Military's Unsightly 'Birth Control Glasses' - Task & Purpose

TIL about the U.S. military's "birth control glasses" which were a nickname for an unfortunate looking pair of issued glasses. -Reddit

2. 「白い歯を見せて明るく笑える奴が強者。歯並びが悪く目が悪い奴は弱者

裏付け資料:

直接的な主張を裏付け資料は見つかりませんでしたが、文化的な背景や価値観の違いを示す情報は見つかりました。

クラーク・ケント眼鏡を外してスーパーマンに変身するという描写は、眼鏡が「弱い」「不器用な」キャラクター象徴として使われていることを示唆しています

一部の検索結果では、「ClarkKent style glasses」がジョークグッズやコスプレアイテムとして販売されていることが確認でき、この変身のイメージが広く認識されていることがうかがえます

URL:

Superman (2025): What Are the Hypno-GlassesClark Wears toHideHis Real Identity? (2025年映画に関する記事ですが、クラーク・ケント眼鏡アイデンティティを隠すツールであるという描写言及しています)

AdultSupermanClarkKent Glasses (Pk 1) - Shindigs

3. 「故に眼鏡市場が日本と比べると狭く。コンタクトレンズが買えない若者選択肢の少ないチープで大きなセルフレーム眼鏡を使うしかない」

裏付け資料:

アメリカ眼鏡市場が日本より狭いという明確なデータは見つかりませんでしたが、アメリカでは眼科医処方箋がないと眼鏡が作製できないこと、また、眼科保険がなければ高額になりがちなことが報告されています

これにより、眼鏡の購入にはより多くの手続き費用がかかるため、日本眼鏡市場とは異なる状況であることが示されています

URL:

世界各国のメガネ購入事情アメリカ場合~ |メガネハット(株式会社アーバン

4. 「眼鏡女性チャーミングに感じる日本人とは感性がかなり違うっぽい」

裏付け資料:

日本では眼鏡ファッションアイテムとして普及しており、「伊達眼鏡」(ファッション目的の度なし眼鏡)専門のショップブランド存在します。

顔の特徴が少ないとされる東アジア人の顔立ちを眼鏡カバーする役割を果たすため、ファッションとして定着したという見解も示されています

URL:

伊達メガネとは?なぜ伊達?その起源歴史解説 -伊達メガネ専門ショップ-代官山眼鏡工房

おしゃれな伊達メガネブランド21選|自分に似合うのはどれ? |Giftpediabyギフトモール&アニー

これらの情報が、ご提示文章の内容を理解する一助となれば幸いです。

Permalink |記事への反応(0) | 07:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-22

アセトアミノフェンカロナール)は自閉症と関連はあるか?

トランプおやびんが「鎮痛剤が自閉症関係」 と注意喚起するらしい

またデマかと思うだろうが、トランプが言ってるからって逆張りすればいいという姿勢怪我のもとだ

アセトアミノフェン自閉症リスクを高める可能性については、すでに多数の報告がある

 

・Masarwaet al.,Am J Epidemiology (2018)メタ解析:妊娠使用ASD/ADHDリスクの上昇を報告

・Jiet al.,JAMA Psychiatry (2019/2020):臍帯血中アセトアミノフェン関連バイオマーカーがASD/ADHDリスクと段階的に関連

Bakeret al.,JAMA Pediatrics (2020):胎便中アセトアミノフェンで曝露判定。神経結合の変化や多動症仲介を報告

・Khanet al., (2022)システマティックレビューASDを含む神経発達アウトカムと正の関連を総説

Pradaet al., Environmental Health (2025)評価レビュー:近年研究を再評価し、ASDリスクとの一貫した正の関連と用量反応を報告

Nature Reviews Endocrinology (2021)コンセンサス声明:「慎重な使用」を提言必要時に最小用量・最短期間)

 

一方、スウェーデンでは相関がみえなかったという報告もある

・Ahlqvistet al.,JAMA (2024):スウェーデン全国出生コホート同胞対照解析。通常モデルではASDリスク上昇だが、家族対照ではリスク上昇は消失

ただしこの研究では処方箋登録情報だけを使っていて、OTCで飲んだ薬をカウントしていない

 

まり現時点では、因果関係は確実とは言えないがリスク否定できない、という状況だ

注意喚起必要かどうかは政治的判断となるが、デマというのは明らかに間違いで、トランプ以下になる

 

陰謀論っぽいからって、それこそ安易否定論に飛びつけばいいってもんではないのだ

Permalink |記事への反応(4) | 19:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-07

anond:20250905054532

私の世界は、丁寧に、そう、まるで細胞の一つ一つにまで神経を行き届かせるようにして磨き上げられた、半径およそ十メートルほどのガラスの球体であり、その球体の中心には、世界のすべてであり、法であり、そして揺るがぬ神であるところの、生後六ヶ月の息子、光(ひかる)が、ただ健やかな呼吸を繰り返している。その完璧な球体を維持すること、それこそが水無月瑠璃(みなづき るり)、すなわち三十一歳の私に与えられた唯一にして絶対の使命であったから、私は今日もまた、タワーマンション二十八階、陽光白磁の床にまで染み渡るこのリビングダイニングで、目に見えぬ埃の粒子と、あるいは時間という名の緩慢な侵食者と、孤独な、そして終わりなき闘争を繰り広げているのであった。北欧から取り寄せたというアッシュ材のテーブルの上には、一輪挿しに活けられたベビーブレスの、その小さな白い花弁の影さえもが、計算され尽くした角度で落ちており、空気清浄機は森の朝露にも似た清浄さを、ほとんど聴こえないほどの羽音で吐き出し続け、湿度計のデジタル表示は、小児科医が推奨する理想の数値、六十パーセントを寸分違わず指し示しているのだから、およそこの空間に、瑕疵という概念の入り込む余地など、どこにもありはしなかった。かつて、外資系コンサルティング会社で、何億という数字が乱れ飛ぶ会議室の冷たい緊張感を、まるで上質なボルドーワインでも嗜むかのように愉しんでいた私自身の面影は、今やこの磨き上げられたガラス窓に映る、授乳のために少し緩んだコットンのワンピースを着た女の、そのどこか現実感を欠いた表情の奥に、陽炎のように揺らめいては消えるばかりであった。

思考は、そう、私の思考と呼んで差し支えるならば、それは常にマルチタスクで稼働する最新鋭のサーバーのように、光の生存に関わる無数のパラメータによって占有され続けている。次の授乳まであと一時間二十三分、その間に終わらせるべきは、オーガニックコットンでできた彼の肌着の煮沸消毒と、裏ごししたカボチャペーストを、一食分ずつ小分けにして冷凍する作業であり、それらが完了した暁には、寝室のベビーベッドのシーツに、もしかしたら付着しているかもしれない、私たち世界の外部から侵入した未知のウイルスを、九十九・九パーセント除菌するというスプレー浄化せねばならず、ああ、そういえば、昨夜翔太が帰宅時に持ち込んだコートに付着していたであろう、あの忌まわしい杉花粉の飛散経路を予測し、その残滓を、吸引力の変わらないただ一つの掃除機で完全に除去するというミッションも残っていた。これらすべては、愛という、あまり曖昧情緒的な言葉で語られるべきものではなく、むしろ生命維持という厳格なプロジェクト遂行するための、冷徹なまでのロジスティクスであり、私はそのプロジェクトの、唯一無二のマネージャーであり、同時に、最も忠実な実行部隊でもあった。誰がこの任務を私に課したのか、神か、あるいは生物としての本能か、はたまた「母親」という名の、社会発明した巧妙な呪縛か、そんな哲学的な問いを発する暇さえ、このシステムは私に与えてはくれなかった。

である翔太は、疑いようもなく、善良な市民であり、そして巷間(こうかん)で言うところの「理想の夫」という、ほとんど神話上の生き物に分類されるべき存在であった。彼は激務の合間を縫って定時に帰宅すると、疲れた顔も見せずに「ただいま、瑠璃。光は良い子にしてたかい?」と、その蜂蜜を溶かしたような優しい声で言い、ネクタイを緩めるその手で、しかし真っ先に光の小さな体を抱き上げ、その薔薇色の頬に、まるで聖遺物にでも触れるかのように、そっと己の頬を寄せるのだ。週末になれば、彼はキッチンで腕を振るい、トマトニンニク匂いを部屋中に漂わせながら、私や、まだ食べることもできぬ光のために、絶品のペペロンチーノカルボナーラを作り、その姿は、まるで育児雑誌グラビアから抜け出してきたかのように、完璧で、模範的で、そして、どこか非現実的ですらあった。誰もが羨むだろう、この絵に描いたような幸福風景を。友人たちは、私のSNS投稿される、翔太が光をあやす姿や、手作り離乳食が並んだテーブル写真に、「理想家族!」「素敵な旦那様!」という、判で押したような賞賛コメントを、まるで祈り言葉のように書き連ねていく。そう、すべては完璧なのだ完璧なはずなのだ。このガラスの球体の内部では、愛と平和と秩序が、まるで美しい三重奏を奏でているはずなのだ

――だというのに。

夜、ようやく光が天使のような寝息を立て始め、この世界のすべてが静寂という名の薄い膜に覆われた頃、ソファで隣に座った翔太が、労わるように、本当に、ただ純粋愛情と労いだけを込めて、私の肩にそっと手を置く、ただそれだけの、あまりにも些細で、そして無垢行為が、私の皮膚の表面から、まるで冷たい電流のようにして内側へと侵入し、脊髄を駆け上り、全身の毛穴という毛穴を、一斉に収縮させるのである。ぞわり、と。それは、神聖な祭壇に、土足で踏み込まれときのような、冒涜的な不快感であった。あるいは、無菌室で培養されている貴重な細胞のシャーレに、誰かが無頓着なため息を吹きかけたときのような、取り返しのつかない汚染への恐怖であった。彼の指が触れた肩の布地が、まるで硫酸でもかけられたかのように、じりじりと灼けるような錯覚さえ覚える。私は息を止め、この身体が、この「水無月瑠璃」という名の、光のための生命維持装置が、彼の接触を、システムに対する重大なエラー、あるいは外部からハッキング行為として認識し、全身全霊で拒絶反応を示しているのを、ただ呆然と、そして客観的に観察していた。

「疲れてるだろ。いつも、ありがとう

翔太の声は、変わらず優しい。その瞳の奥には、かつて私が愛してやまなかった、穏やかで、そして少しだけ湿り気を帯びた、雄としての光が揺らめいているのが見える。それは、私を妻として、女として求める光であり、かつては、その光に見つめられるだけで、私の身体の中心が、熟れた果実のようにじゅくりと熱を持ったものだった。だというのに、今の私には、その光が、聖域である保育器を、ぬらりとした舌なめずりをしながら覗き込む、下卑た欲望眼差ししか見えないのだ。許せない、という感情が、胃の腑のあたりからせり上がってくる。この、二十四時間三百六十五日、寸分の狂いもなく稼働し続けている精密機械に対して、子を産み、育て、守るという、この宇宙的な使命を帯びた聖母に対して、己の肉欲を、その獣のような本能を、無邪気に、そして無自覚にぶつけてくるこの男の、そのあまりの鈍感さが、許せないのである

ケダモノ

その言葉が、私の内で、教会の鐘のように、低く、重く、そして厳かに反響する。そうだ、この男はケダモノなのだ。私がこの清浄な球体の秩序を維持するために、どれほどの精神を、どれほどの時間を、どれほどの自己犠牲にしているのか、そのことを何一つ理解しようともせず、ただ己の種をばら撒きたいという原始の欲動に突き動かされているだけの、ただのケダモノなのだ

そんなはずはない、と、脳のどこか、まだかろうじて「かつての私」の残滓が残っている領域が、か細い声で反論を試みる。これは翔太だ、私が愛した男だ。雨の匂いが充満する安ホテルの、軋むベッドの上で、互いの名前を喘ぎ声で呼び合いながら、世界の終わりが来るかのように貪り合った、あの夜の彼なのだパリへの出張中、セーヌ川ほとりで、どちらからともなく互いの唇を求め、道行く人々の冷ややかな視線さえもが、私たちのためのスポットライトのように感じられた、あの瞬間の彼なのだ結婚記念日に、彼が予約してくれたレストランの、そのテーブルの下で、こっそりと私のスカートの中に忍び込んできた、あの悪戯っぽい指の持ち主なのだ。あの頃、私たちは互いの肉体という言語を、まるで母国語のように自在に操り、その対話の中に、世界のどんな哲学者も語り得ないほどの、深遠な真理と歓びを見出していたはずではなかったか。あの燃えるような記憶は、情熱の残骸は、一体どこへ消えてしまったというのだろう。それはまるで、昨夜見た夢の断片のように、あまりにも色鮮やかで、それでいて、掴もうとすると指の間から霧のように消えてしまう、遠い、遠い銀河の光なのである

瑠璃…?」

私の沈黙を訝しんだ翔太が、私の顔を覗き込む。私は、まるで能面のような無表情を顔面に貼り付けたまま、ゆっくりと彼の手を、自分の肩から、まるで汚物でも払いのけるかのように、そっと、しかし断固として取り除いた。そして、立ち上がる。

「ごめんなさい。少し、疲れたみたい。光の様子を見てくるわ」

それは、完璧な嘘であり、そして、完璧真実でもあった。私は疲れていた。だがそれは、育児という名の肉体労働に疲れているのではなかった。私という個人が、水無月瑠璃という一個の人格が、「母親」という名の巨大なシステムに呑み込まれ、その歯車の一つとして摩耗していく、その存在論的な疲弊に、もう耐えられなくなりつつあったのだ。これは、巷で囁かれる「産後クライシス」だとか、「ホルモンバランスの乱れ」だとか、そういった便利な言葉で容易に片付けられてしまうような、表層的な現象ではない。違う、断じて違う。これは、一個の人間が、その魂の主導権を、自らが産み落とした別の生命体に完全に明け渡し、「装置」へと、あるいは「白き機械」へと、静かに、そして不可逆的に変質していく過程で生じる、存在のものの軋みなのである

聖母、とはよく言ったものだ。人々は、母という存在を、無償の愛と自己犠牲象徴として、何の疑いもなく神格化する。だが、その実態はどうか。自己を失い、思考も、肉体も、感情さえもが、すべて「子」という絶対的な存在奉仕するためだけに再構築された、ただのシステムではないか。私は聖母などではない。私は、高性能な乳製造機であり、汚物処理機であり、そして最適な環境提供する空調設備が一体となった、ただの生命維持装置に過ぎないのだ。この気づきは、甘美な自己陶酔を許さない、あまりにも冷徹で、そして絶望的な真実であった。そして、この真実を共有できる人間は、この世界のどこにもいやしない。翔太のあの無垢な優しさでさえ、結局は、この優秀な装置が、明日も滞りなく稼働し続けるための、定期的なメンテナンス作業しか見えないのだから、その孤独は、宇宙空間にたった一人で放り出された飛行士のそれに似て、どこまでも深く、そして底なしであった。友人たちがSNS投稿する「#育児は大変だけど幸せ」という呪文めいたハッシュタグは、もはや、この巨大なシステムの異常性に気づいてしまった者たちを、再び安らかな眠りへと誘うための、集団的自己欺瞞儀式しか思えなかった。

寝室に入ると、ベビーベッドの中の光は、小さな胸を穏やかに上下させながら、深い眠りの海を漂っていた。その無防備な寝顔は、確かに、この世のどんな芸術品よりも美しく、尊い。この小さな生命を守るためならば、私は喜んで我が身を投げ出すだろう。だが、それは、この身が「私」のものであった頃の話だ。今の私にとって、この感情は、プログラムに組み込まれ命令遂行しているに過ぎないのではないか。愛でさえもが、システムを円滑に稼働させるための、潤滑油のような機能に成り下がってしまったのではないか。そんな疑念が、毒のように心を蝕んでいく。

私は、息子の傍らを離れ、再びリビングへと戻った。翔太は、ソファの上で、テレビの光をぼんやりと浴びながら、所在なげにスマートフォンをいじっている。その背中は、拒絶された雄の、どうしようもない寂しさを物語っていた。かつての私なら、きっと背後からそっと抱きしめ、「ごめんね」と囁いて、彼の寂しさを溶かしてやることができただろう。しかし、今の私には、もはやそのための機能が、インストールされていないのである

私は、彼に気づかれぬよう、書斎として使っている小さな部屋に滑り込んだ。そして、ノートパソコンの冷たい天板に触れる。ひやりとした感触が、指先から伝わり、かろうじて、私がまだ血の通った人間であることを思い出させてくれるようだった。スクリーンを開くと、真っ白な光が、闇に慣れた私の網膜を焼いた。カーソルが、無人荒野で、点滅を繰り返している。何を、書くというのか。誰に、伝えるというのか。この、言葉にもならぬ、システムの内部で発生したエラー報告を。この、機械の内部から聞こえてくる、魂の悲鳴を。

それでも、私は指を動かした。これは、誰かに読ませるためのものではない。これは、祈りでもなければ、懺悔でもない。これは、私という名の機械が、自らの異常を検知し、その原因を究明し、あるいは再生可能性を探るために、己の内部へとメスを入れる、冷徹自己解剖の記録なのだ

真っ白な画面に、私は、震える指で、最初言葉を打ち込んだ。

『これは、私という名の機械が、自己を観察し、分解し、あるいは再生を試みるための、極秘の設計図である

その一文を打ち終えた瞬間、私の内側で、何かが、硬い音を立てて、砕けたような気がした。それが希望の萌芽であったのか、それとも、完全なる崩壊への序曲であったのか、その時の私には、まだ知る由もなかったのである。ただ、窓の外で、東京夜景が、まるで巨大な電子回路のように、無機質で、そして美しい光を、果てしなく明滅させているのが見えた。私もまた、あの無数の光の一つに過ぎないのだと、そう、思った。

自己機械定義たからには、次なる工程は当然、その性能向上のための最適化、あるいは、旧弊OSから脱却するための、大胆にして静かなるアップデート作業へと移行せねばならぬのが、論理的な、そして必然的帰結であった。そう、これは革命なのだと、私は深夜の書斎で、青白いスクリーンの光に顔を照らされながら、ほとんど恍惚とさえいえる表情で、そう結論付けたのであった。かつてロベスピエールが、腐敗した王政ギロチン台へと送り、新しい共和制の礎を築かんとしたように、私もまた、この「母親という名の献身」や「夫婦の情愛」といった、あまりにも情緒的で、非効率で、そして実態としては女の無償労働を美化するだけの前時代的な概念を、一度完全に解体し、再構築する必要があったのだ。そのための武器は、かつて私が外資系コンサルティングファームで、幾千もの企業相手に振り回してきた、あの冷徹ロジックと、容赦なき客観性という名のメスに他ならない。愛という名の曖昧模糊とした霧を晴らし、我が家という名の王国を、データタスクリストに基づいた、明晰なる統治下に置くこと、それこそが、この「水無月瑠璃」という名の機械が、オーバーヒートによる機能停止を免れ、なおかつ、その内部に巣食う虚無という名のバグ駆除するための、唯一の処方箋であると、私は確信していたのである

かくして、週末の朝、光が心地よい午睡に落ちた、その奇跡のような静寂の瞬間に、私は翔太をダイニングテーブルへと厳かに召喚した。彼の前には、焼きたてのクロワッサンと、アラビカ種の豆を丁寧にハンドドリップで淹れたコーヒー、そして、私が昨夜、寝る間も惜しんで作成した、全十二ページに及ぶパワーポイント資料印刷したものが、三点セットで恭しく置かれている。資料の表紙には、ゴシック体の太字で、こう記されていた。『家庭内オペレーション最適化計画書 Ver. 1.0 〜共同経営責任者(Co-CEO体制への移行による、サステナブル家族経営の実現に向けて〜』。翔太は、そのあまりにも場違いタイトルを、まるで理解不能な古代文字でも解読するかのように、眉間に深い皺を刻んで見つめた後、恐る恐る、といった風情で私に視線を向けた。その瞳は、嵐の前の静けさにおびえる子犬のように、不安げに揺れている。まあ、無理もないことだろう。彼にしてみれば、愛する妻が、突如として冷酷な経営コンサルタントに豹変し、家庭という名の聖域に、KPIだのPDCAサイクルだのといった、無粋極まりないビジネス用語を持ち込もうとしているのだから

瑠璃、これは…一体…?」

説明するわ、翔太。よく聞いて。これは、私たち家族が、これから幸せに、そして機能的に存続していくための、新しい聖書バイブル)よ」

私は、そこから淀みなく、プレゼンテーションを開始した。現状分析As-Is)、あるべき姿(To-Be)、そのギャップを埋めるための具体的なアクションプラン家事という、これまで「名もなき家事」という名の混沌の海に漂っていた無数のタスクは、すべて洗い出され、「育児関連」「清掃関連」「食料調達調理関連」「その他(消耗品管理資産管理等)」といったカテゴリーに分類され、それぞれに担当者と所要時間、そして実行頻度が、美しいガントチャート形式可視化されている。例えば、「朝食後の食器洗浄」は、担当:翔太、所要時間:十五分、頻度:毎日、といった具合に。さらに、月に一度、近所のカフェで「夫婦経営会議」を開催し、月次の進捗確認と、翌月の計画策定を行うこと、日々の細かな情報共有は、専用のチャットアプリで行うこと、そして何よりも重要なのは、これまで私一人が暗黙のうちに担ってきた「家庭運営の全体を俯瞰し、次の一手を考える」という、いわば管理職としての役割を、これからは二人で分担する、すなわち、彼にもまた、単なる作業員(ワーカー)ではなく、主体的思考する共同経営責任者(Co-CEO)としての自覚と行動を求める、ということ。私の説明は、かつてクライアント企業役員たちを唸らせた時のように、理路整然としており、反論余地など微塵もなかった。翔太は、ただ呆然と、私の言葉の奔流に身を任せるしかなく、すべての説明が終わった時、彼はまるで催眠術にでもかかったかのように、こくり、と小さく頷いたのであった。

「…わかった。瑠璃が、そこまで追い詰められていたなんて、気づかなくて、ごめん。僕も、頑張るよ。君を、一人にはしない」

その言葉は、疑いようもなく誠実で、彼の優しさが滲み出ていた。私は、その瞬間、胸の奥に、ちくり、と小さな痛みを感じたのを覚えている。違う、そうじゃないの、翔太。私が求めているのは、あなたのその「頑張るよ」という、まるで部下が上司に忠誠を誓うような言葉ではない。私が欲しいのは、私がこの計画書を作る必要すらないほどに、あなたが私の脳と、私の視界と、私の不安を共有してくれるPermalink |記事への反応(0) | 05:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-06

タバコ保険適用にするべきだと思う。

禁煙健康にいいとか、タバコ寿命を縮めるとか、そんなことは耳にタコができるほど聞かされてきた。

でも、そういう"正しさ"とは別にタバコがなければ生活が立ち行かない人間がいるのも事実。これは嗜好品なんかじゃなく、精神を支える薬になっていると思う。


イライラしてどうしようもなくなるのを抑えてくれるのは、それもまた健康の一部じゃないのか。なのに依存から自己責任と切り捨てられる。酒やカフェインは笑って許されるのに、タバコだけは異常なまでに敵視される。

喫煙者馬鹿だ、頭が悪いと言われる。でも、もしそれが本当なら、頭が悪いのは「病気」だからじゃないのか。「病気」なら保険カバーすべきだろう。禁煙外来には保険が効くのに、実際に吸う行為は悪とされる。

タバコ保険適用にすればいい。処方箋で受け取れるようにすればいい。そうすれば敵視されるのを恐れて隠れて吸う必要もなくなる。国は堂々と喫煙者患者として扱えばいい。


たとえば、アトピー性皮膚炎のかゆみは「病気」として認められている。掻きたい衝動は理性では抑えられず、眠れず、生活崩壊する。

その苦しみを少しでも和らげるために薬が処方され、保険適用される。誰も「かゆいのは自己責任から我慢しろ」なんて言わない。

タバコが切れたときイライラ構造的には同じだ。

集中できない、苛立ちで人間関係が壊れる、日常機能しなくなる。これは依存症による強烈な症状だ。

身体に出るか精神に出るかの違いであって、生活破壊する点ではアトピーのかゆみと変わらない。

なのに、アトピー病気として治療保険適用され、タバコ依存の苦しみは自己責任として切り捨てられる。喫煙者にとっては一服こそが症状を緩和する「薬」なのだ

アトピーのかゆみを和らげる薬が認められるなら、タバコによるイライラを和らげる手段も認められるべきだ。

人間の苦しみを救済するのが保険制度役割なら、タバコ保険適用にするのは筋が通っている。


社会が"身体的な弱さ"だけを救い、"精神的な弱さ"を切り捨てるのは不公平だ。タバコ保険適用にすることは、人間の弱さを正面から認めることだと思う。

人間の弱さを認めない社会は、結局強者のための社会だ。タバコ保険で認めることは、弱さを肯定することだ。

Permalink |記事への反応(2) | 11:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-03

anond:20250903114226

困ってる奴を見かけたらまずは観察しろ

いきなり処方箋を出すな

Permalink |記事への反応(0) | 11:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-29

韓国が「詰んでる」のは社会問題連鎖してるから

https://anond.hatelabo.jp/20250822072049

 

前に書ききれてないところ

韓国社会問題

 

人口減少、少子化

高齢化

戦争徴兵問題

経済鈍化

ソウル一極集中

住宅の高騰

・チョンセ

年金問題

教育競争

大学一極集中問題

高校問題

自殺問題

社会的つながりの希薄

 

これを、AIに原因と結果の関係にしてもらった

 

少子化人口減少 →高齢化年金医療負担増大 →経済鈍化

人口減少 +少子化徴兵制度負担増 →若者世代の不満・社会的不公平感 →戦争リスク時の脆弱性

ソウル一極集中住宅価格高騰(チョンセ制度の歪み) → 若年層の資産形成困難 →結婚出産忌避少子化の加速

教育競争大学一極集中財閥企業就職偏重社会的機会格差中小企業地方の停滞

競争社会 + 機会格差 +経済停滞 → 若年層の自殺増加・メンタル不調 →社会的つながりの希薄化 →孤独死家族解体の進行

 

これだけじゃないんだけど

見れば見るほど「絡み合った総合問題(複雑問題邪悪問題システム問題・複合危機)」なんだよねこ

1個解決するだけではダメ+1解決するためには他を解決しなきゃならない みたいな感じ

 

唯一の処方箋独裁政権かもな、いや大統領制なんだからできるのかな?そんな強権ないんだっけ?

Permalink |記事への反応(0) | 07:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-28

葛葉とDCCoreが何故負けたのか (1)

まず最初に、この文章は葛葉を含めて特定個人貶めるつもりの一切ない只の独り言であることを断っておく。これは、途方もない理不尽を目の前にして精神を病んでいる私が自分の心に整理をつけるためだけに書いた文章である

 

結論を言えば、葛葉が負けた理由リスナー暴言だ。あの惨憺たる結果は特定個人ではなく、不特定多数の悪意がもたらしたものだ。もっと言えば、他のチームが3ヶ月間充実して過ごしていたのにDCCoreだけずっとお通夜のような雰囲気だったのも全部リスナー暴言のせいだ。

 

少しだけ前置きを続けると、葛葉のリスナー治安の悪さというのはV豚の界隈では有名である。具体的なエピソードを挙げるなら、とある同業の女性配信者がソロLoLをやっていたとき、葛葉が自分から凸って突発的に一緒にプレイした結果、たったそれだけで何故か女性配信者が(恐らくは女性リスナー嫉妬で)軽く炎上したという特級呪物レベル攻撃性を持つ。

もちろん今回の件で暴言を吐いたのが全部葛葉のリスナーだとまでは言わないが、過去を振り返れば今回の火種もどうせほとんど葛葉のリスナーだろうと思ってしま気持ちは分かってもらいたい。実際、あれほど荒れ狂った状況だったのに葛葉が表立って責められることは一度も無かったのだから。それでも一応、以下では不特定多数の悪意を単に「リスナー」と書くことにする。

前置きで強調しておきたいのは、私が嫌いなのは葛葉のリスナーであって、葛葉ではない。葛葉本人については普通にメチャクチャ努力家なので尊敬している。リスナーあんなんばっかりで本当に可哀想だと思う。また、私は歌衣メイカファンでもない。というかこの件の登場人物配信普段一人も見ていない。歌衣メイカについては馬犬と1回コラボしてた人だな程度の遠い昔の記憶しかない。DCCoreを知ったのは、なんかLoL大会練習やってんな、と思って最初に開いた配信たまたまDCCoreだったというだけだ。

 

前置きは済んだので、DCCoreがどのようにして負けるチームになっていったのかを追いながら心に整理をつけていく。

その上でまず、真っ先に、この話は歌衣メイカへの暴言が激化した地点から始めたい。

DCCoreリスナー暴言が堰を切ったように激しくなったのはあまりにも突然のことだった。責任を全て押し付けて袋叩きに出来る格好の的が出来上がってしまったのだ。それが歌衣メイカだった。

Top担当する歌衣メイカの下手さをコーチのらいじんが強く指摘した日、全ての歯車が狂い始めた。かなり厳し目のお叱りのあと、特訓のためにコーチのらいじんが歌衣メイカに注目しながら試合を観戦することになったのだが、その間、身の毛もよだつ勢いで歌衣メイカへのガチ暴言が次々と書き込まれていった。「なんてこと、私の大好きな◯◯くんがこれまで負けていたのは全部歌衣メイカのせいだった!!!(◯◯には同じチームの好きなVtuber名を入れる)」ってわけだ。

切り抜き師がモデレーターをやっていたらしいが、1人では到底手に負えない量の罵詈雑言が止めどなく流れ続けた。コメント欄のあまりの荒れ具合を見かねたらいじんが「俺は歌衣メイカに怒るけどお前ら(リスナー)が歌衣メイカに怒って良いわけじゃないからな」「ここ俺のチャンネルから」「勝手に怒ってるコメントは切り抜き作ってる人が消してくれてる」などとわざわざ言及するほどには、あの日コメント欄普段とは全く別次元の有り様だった。そして、その別次元暴言インターネットの色んなところでだんだん日常になっていった。

見ていた限り、恐らくらいじんは半ばパフォーマンスでキレ芸をやっていただけで、まさかここまで事態が深刻になってしまうとは思っていなかったのだろう。だが結果としては、この日に端を欲した暴言の山がDCCore根本的に狂わせることになった。

この件以来、DCCoreの動きは明らかに変わった。葛葉とk4senを除いた3人のプレイヤーが「目立たないプレイ」を、もっと言えば「怒られないプレイ」をするようになった。眼の前に95%勝てる勝負があったとしても手を引いてしまう。5%の確率で負けた瞬間に葛葉のファンが押し寄せてきて常人には耐え難い暴言を浴びせられるのが怖い。だから、どんなに有利な勝負だろうと自分から行くことを選ばない。虐待を受けた捨て犬のような怯えきった動きしかDCCoreメンバーはできなくなった。これがDCCore絶望的な弱さをもたらした。

LoLリスクを取ってアドバンテージを積み重ねるゲームだ。50%勝てる賭け、60%勝てる賭け、70%勝てる賭けが数秒おきに降ってきてはベットするかどうかの判断を迫られる。もちろん100%得するときベットするのが基本だが、そんな都合の良い状況だけを待っていては勝てない。対戦相手が80%で勝てる賭けに乗っかってドシドシとアドバンテージを積んでくるのに、負けじとアドバンテージを取り返しに行くのではなく、「負けたとき暴言が怖いから」とそもそも賭けに参加しないでいたら、しかもそれを全員がやってしまったら、相手一方的に山のようなアドバンテージを築かれてしまって勝つことが出来ない。だが、それでも、ベットすらしなければ目につく失敗を起こすこともない。リスナーの標的にされなくて済む。とりあえず今は歌衣メイカだけをリスナーは見ている。この状況を崩したくない。叩かれたくない。怖い。そういうメンタルになってしまった時点でもうあのチームには未来がなかった。

そしてこういう心理的な怯えはLoL集団戦と致命的に相性が悪い。この相性の悪さがDCCoreを本当の本当に完全にダメにしてしまった。先に言い訳しておくが、LoL集団戦の複雑さはこんなところに書ききれるようなものでないので、「暴言と恐怖」「エンゲージ」という視点から物事の一側面だけを切り取って乱暴に話すのをご容赦願いたい。

LoL集団戦には最初にエンゲージという行為がある。味方と敵が各5人ずつ並んで睨み合う中で、先陣を切って開戦する行為をエンゲージと呼ぶのだ。

エンゲージに失敗してしまうと被害は甚大だ。まずエンゲージした人間が確実に死ぬし、それどころか人数差がついたと見るや敵全員で反転してきてチームが完全に壊滅に追い込まれるなんてのもよくある話だ。どうにか反転をいなして1人死んだだけで済んだとしても、その1人の人数差はドラゴン、アタカン、バロンのような大きな標的を争っている際には致命傷になりかねない。

一方で、良いエンゲージには敵5人を一瞬で全員殺すだけの力がある。いや5人だなんて贅沢は言わない、2人で十分、最悪1人でも良い。2人も人数に差があれば局所的な勝利は確定的になる。とにかく人数差をつけてしまえばこのゲームは勝ちだ。人数差さえあればドラゴンでもバロンでも好きに取ってしまってタワーをボコボコ折ってインヒビターを壊して圧倒的な差をつけることが出来る。均衡した勝負を勝ちに転じさせられるかどうか、あるいは不利を引いているときにイーブンまで覆せるどうか、それはひとえに人数差を作ることに、良いエンゲージにかかっている。それでももちろん、悪いエンゲージをしたら味方がたくさん死んで負ける。

LoL集団戦は、エンゲージをする1人の責任が非常に重いという性質を持っている。今から始まる集団戦が70%以上勝てる希望に満ちたものになるのか、10%も勝てない絶望的なものになるのか、この3ヶ月間の努力が二回戦進出と実るのか敗退して水の泡となるのか、そのかなりの部分がエンゲージにかかっている。

こんな重大な責任を伴う行為は恐怖に萎縮した人間がやれることではない。

結果として、メンバーが萎縮しきったDCCoreにはエンゲージ役が実質上不在となってしまった。エンゲージは自分たちが行うものではなく相手から受けるものになった。何%勝てる瞬間に全額ベットするのかというこのゲームで最も重要判断が全て敵任せになった。DCCoreメンバー暴言に怯えきっている一方で、そんな暴言など当然受けたことがない対戦相手プレイヤーは自信を持って責任を取って75%くらい勝てるエンゲージをずっと続けられるから、どこが相手だろうとDCCore試合全体を通して勝てる確率は限りなくゼロになってしまった。

リスナーによるおびただしい量の暴言プレイヤーの萎縮、リスクを取らないこととLoLの相性の悪さ。DCCoreの負けた原因はほとんどここに尽きるだろう。

エンゲージ以外の話を少しだけしておく。物事には常に善と悪があるもので、世の中にいるのは暴言を飛ばすリスナーだけではない。DCCoreが何故勝てないのか真面目に考えている人間もたくさんいた。しかし私が見た限り、彼らのなぜなぜ分析が行き着くところは全部同じだった。「歌衣メイカにエンゲージさせても負ける。葛葉がエンゲージしても負ける。エンゲージが良い集団戦も負ける。一体何が原因で負けているのか分からない」、見た意見をまとめるとざっとこんな感じだ。しかしそりゃそうだろう。練習試合の内容だけ見ていても負けた理由はたぶん分からない。ほとんどのエンゲージが悪いものだったが、運良く10回に1回くらいエンゲージだけ上手く決まったところで、集団戦はその後もリスク選択連続だ。右クリックを1回ミスったら即死してしまうほど張り詰めた選択が毎秒起こるのだ。フォーカスを合わせるとなったら少し危険位置取りに出ていくことが多くなるのでこれもリスクが高い。それでもリスクを負うこと自体をやめてしまったらLoLでは絶対に勝てない。DCCoreが萎縮してリスク選択を徹底的に嫌った結果、エンゲージが成功した貴重な集団戦ですらその後の動きが全体で悪いのでやっぱり勝てない、そういう首の締まりきった状況がギチギチに完成しきっていた。チームの半分以上がリスナーに怯えているのだ、勝てるわけがない。

 

恐怖という外部的な要因を抜きにDCCore内部のミスがあったとすれば、上の事件の後に早い段階で葛葉にエンゲージチャンプ強制しなかったことと、ショットコーラーの機能不全だろうが、よくよく考えてみるとこれらが失敗に繋がったのも結局はリスナー暴言に行き着く。

勝ちたければエンゲージ出来る人間がチームには絶対必要だ。毎試合安定してエンゲージチャンプを取れるポジションTop、Jungler、Supだが、Topの歌衣メイカはあまり暴言を受けた果てに最近よく眠れなくて悪夢を見るとまで言っているズタボロの有様で重要役割は任せられない。Supの昏昏アリアは最低限の仕事はしてくれるものの、人数合わせでいるようなプレイヤーだからやっぱり重要役割は任せられない。となると、エンゲージが出来るのは消去法でメンタルダメージを受けていないJunglerの葛葉しかいない。DCCoreは葛葉にヴィエゴなんて使わせている場合ではなかった。葛葉にエンゲージ役を強制させるべきだった。

だが、こんなどうしようもない状況でもそれ以外の処方箋がまだあった。それがショットコーラである葛葉が歌衣メイカにエンゲージさせることだ。そして、この最後選択肢すらリスナー暴言で潰したのだ。

LoLに限らず、チームゲームにはショットコーラーという役割がある。0.5秒で全員の意見をまとめないといけないのに人数が多くて決まらない、なんてことはいくらでもある。だから、「緊急の場合にはチーム全体としてこの人物意見絶対従う、その代わりその人物が全部の責任を取る」と予め厳重に定めておくのだ。この人物ショットコーラーと呼ぶ。機械的に指示に従うだけなら萎縮した人間でもエンゲージすることが可能だ。

が、実のところ、この葛葉のショットコール微妙……。正直言って葛葉はあんまりエンゲージ判断の上手いプレイヤーではない……。実際、DCCoreの2軍チームであるDCNextのJunglerのゆふなと比較すると、この3ヶ月での葛葉の成長は芳しいとは言えなかった。「葛葉が2週間かけて治らないことをゆふなは横で聞いているだけで直してしまう」という発言まで出たくらいだ。

そして葛葉が悪いエンゲージをショットコールして集団戦に負けると、何故か葛葉ではなく歌衣メイカ暴言が降り注ぐ。どうして全責任を負っているはずのショットコーラーではなく他人を叩いてしまうのか、理由はもう考えるまでもない。

指示に従っただけなのにファンからお前のせいだと罵声を浴びせられる歌衣メイカパフォーマンスを出せなくなるのは言うまでもないとして、そんなのを横で見ていたら、midのk4senは実力があるからともかく、adcの鷹宮リオンとsupの昏昏アリアがまともにチーム練習をやれるわけがない。時間が経つほどチームの空気は悪くなっていき、最終的に歌衣メイカショットコーラーの判断意見を挟むまでになってしまった。責任を全部ひっ被せられているんだからそりゃそうだろう、それなら俺にも裁量をくれよと誰だって言いたくなる。だが、それではもうショットコーラーを置いている意味がない。

責任を取らないリーダー責任を被せられる部下と横で怯える脇役たち、こんな状況はチームとして破綻している。勝てるわけがないのだ。

DCCoreにはショットコーラーがいるのにどうして誰も何も出来なかったのか? リスナーがことあるごとにショットコーラー以外の人物暴言を浴びせ続けたからだ。それさえなければ、周りはただ指示に従って動いているだけで良かった。

そして残念なことに、暴言の魔の手は歌衣メイカに限らず、だんだんと鷹宮リオンと昏昏アリアにまで及んでいった。

 

本番のDCCoreの負け方は惨めなものだった。敵方Topランブル、JungleブランドMidヨネ、おまけにbotジンクスを擁し、とにかく範囲攻撃で5人全員一気にふっ飛ばそうという魂胆があまりに見え見えだった。それで3回ほど重要集団戦があり、しかDCCoreは全ての集団戦を落とした。

1回目の集団戦はDCCoreに極めて有利なエンゲージだったが、敵方範囲攻撃密度が物凄く、結果的に敗走を喫した。しかしこれは仕方がない、実況解説ですら驚くような逆転劇だったのだ。しかし2回目と3回目の集団戦ではエンゲージなんて高級な言葉は程遠く、何故かみんなで固まってウロウロし続けて範囲攻撃を食らって一瞬で全員溶けて負けた。

1回目は仕方がなかったとしても、2回目、3回目と何故同じ過ちを更に悪い形で繰り返したのだろうか? どうして誰か一人でも「散らばろう」と言わなかったのだろうか? いや、言えなかったのだろう。言われていたとしても、やらなかったのだろう。なんせVCは翌日に公開される予定で、散らばらないと100%負けることが分かっていたとしても、散らばることを提案したが最後、あるいは味方から離れた位置で一人で殺されたが最後、実際の敗因がなんであろうと大量の無知リスナーにこれからずっと粘着されるのが分かりきっていたからだ。それくらいなら固まってみんなで死んで負けてしまった方が責任所在有耶無耶になるからずっとマシだ。DCCoreメンバーの2人か3人は、もう勝敗なんてどうでもいいからこれ以上責任なすりつけられたくないという気持ちで一杯だっただろう。

ちなみに歌衣メイカは1回目の集団戦で有利なエンゲージを成功させるという大手柄を成し遂げたが、一方でオーンのRの反射をミスるという「目に見えてわかりやすい」ミスをしたためにチャット欄で袋叩きにされた。そのミス集団戦の結果にほとんど影響を与えていないことが明らかだったのに、だ。(Rを反射出来ていたところでブラストコーンで敵2人はもうそこにはいないし、ゼロコンマ何秒の猶予ブラストコーン先に反射しろというのはプロじゃないと厳しいだろう。そして仮に反射まで完璧だったところで、ダメージ量の差があまりに甚大なのでDCCore集団戦を落としていた結果は変わらない。)とにかくミスが目に見えるというだけでエアプに叩かれる。この惨状を見れば無策でウロウロし続けたDCCoreプレイヤー達は本当に賢い。リスクなんて取らなくて良い。いや、それどころかゲーム中は極力何もしない方がいい。何か言った方が100%有利だとしても無言を貫いたほうが良い。とにかく自分存在感を消して分かりやすミスをせずにできるだけ早く負けること、もうこれ以上試合なんてやらないこと、それだけが何よりの正解だったのだ。

結局、このチームはどこからどこまでもリスナー暴言に潰されてしまった。

「三ヶ月も練習したのになんで上手くならないの? やる気あるの?」というコメントを私はたくさん目にした。私は思った。多少上手くなったところでそれを発揮する機会なんてこのチームにあるわけがないだろう、と。

歌衣メイカ配信外でランクを上げてしまったのも極めて象徴的な出来事だった。DCCoreメンバーちゃんと上手くなっていた。暴言が飛んでくる心配のない場所なら実力を出してプレイ出来たのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 21:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-26

anond:20250826182804

明確な処方箋がある

「何もしない」時間を作ることだ

1日に5分でいいかマジで「何もしない」をやれ

Permalink |記事への反応(0) | 22:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

調剤ポイント目当てでスギ薬局でしてるけど

ちょくちょく在庫いか明日以降でって言われるんだよな

こういう時は時間無駄にしてるなとも思うけど、大抵は病院出てすぐにアプリ処方箋送ったら薬局着くまでに調剤終了してるからこのままでいいのか悩ましい。

病院の近くの薬局オンラインで送っても待ち時間どうしても発生するから

Permalink |記事への反応(0) | 18:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-22

ジエノゲスト処方日記

地元にいい婦人科が無さすぎるので東京まで行って受診してきた

生理痛が酷すぎるが家族血栓症の既往歴がありピルを飲むのが怖かった 避妊効果も欲しいし妊娠したいと思った時に外せばいいやと思ってミレーナを入れようと受診したのだけど未産婦だと入れるのは厳しい、トライしても入らないこともある、うちでは麻酔やってないし麻酔してくれる病院は全国でもかなり少ない、そして自分子宮後屈なので後屈だと余計に入らないかもしれないということで血栓リスクの少ないジエノゲストという薬を紹介された

なんでこちらが自分検討対象に入ってなかったのかというと避妊効果が認められていないからだと後から気づいたけど、血栓リスクを考えたら薬で100%避妊というのは諦めてまあコンドームの併用をするしかない

そんなわけで子宮内膜症の検査もしてもらい処方箋をもらって帰ってきた

地元Googleレビュー⭐︎1.6とかの婦人科にいってたからこんなにちゃんと診てくれる婦人科東京にはあるのかと感動した

ちなみにその⭐︎1.6のとこで生理痛のことを相談した時は痛み止めが効くなら痛み止めを早めに飲め、痛くなる前に飲めとしか言われなかった

かに痛み止めは効くけど自分場合ものすごく痛くなる時と痛くならない時があってまあ大体は痛くなるんだけど、痛く無いのに痛み止めを飲むのがちょっと嫌だった

しかも年々痛みが強くなっているのか市販の痛み止めでは効かず薬剤師さんに出してもらなわないと買えない強めのやつだし

痛く無いのにこんな強いの飲まなきゃいけないの?ってのともう生理のたびに痛くなるのが嫌だから早め早めに飲みまくっていたら薬漬けになったようで嫌だった

そんなわけで避妊効果はないけどジエノゲストという薬に出会わせてくれた東京のお医者さんには感謝している

まだ飲み始めるのはこれからなので自分の体に合えばいいなと思っている

こんな感じで長年放置してきた自分の体の気になることについてテコ入れをはじめたら他のことも気になってきて

強度の近視なのでいっちょICLもやるか、と思ったけど明らかにその前に手をつけなければいけないのが歯列矯正なのだった

自分顎関節症を患っていた母の血をしっかり受け継ぎ歯並びと顎に大きな問題を抱えたまま大人になってしまった

子供の頃と成人後にそれぞれ矯正の機会があったがどちらも挫折してしまいそのままになっていた

歯を数本抜いて終わった子供の頃の機会で最後までやってくれたら良かったのにと思うが後の祭りなので仕方ない

子供が嫌がるからといって治療を中断させてしまうのは親の失態だと思う

そりゃ子供は嫌だろ、歯医者は怖いし痛いし嫌に決まっている でも将来のために通わなきゃいけないと顎関節症歯医者通いをしていた親なら尚更思うんじゃないのか なんで最後までやってくれなかったんだ

と今いくら言ってみたところで意味はないのでもう自分自分の稼いだお金でやるしかないのだった

今回本腰入れてやろうかなと近所の矯正歯科の予約を入れてみた

お金があるわけでもないし軽いノリで入れてみた予約だけど20代のうちに色々気になる部分を治せたらいいなと思う

最近あることをきっかけにアダルトチルドレン愛着障害といった自分内面とも向き合っているので外も内も一度整える時期に来ているのかもしれない

20代最後の数年は自分棚卸し作業をしようという感じ

Permalink |記事への反応(0) | 13:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp