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はてなキーワード:写楽とは

2025-04-23

anond:20250423114301

客はラーメンではなく情報をくってる。オリジナルをみたっていう情報お腹を満たしてもらえばそれでいい。

わかってるのになんでわざわざ回りくどいことをするんだ?

「へー、これが小芝風花ちゃん瀬川かぁ」

「これが教科書でみた写楽かぁ」

みたいな感想でも持ってもらって、プロジェクターに映し出された巨大な写楽の絵の前で記念撮影でもして、物販で図録買って帰って貰うのなにが悪いの?

オンラインで高解像度画像が公開されてるのに、図録買うというのはだな、雰囲気含めてのレジャーで、そのとき体験を思い出すために図録買うんだぞ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:01

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anond:20250422144401

元増田です。

結局、自分でも答えはわからんかった。

限られたスペースで、たくさんの人々に楽しんでもらうためには、これが最大公約数なのかなと思うのだが、あえて、「自分ならこうする」という展示を考えてみたい。

結論は、一般公開レプリカでよくないか

ということ。

歴史資料としては、収集すべきだけど、見せ物としてはレプリカでいい。

事前に理解しておく基礎知識文脈が多すぎる。

そして、まずもって殆どの入場者にオリジナルレプリカの違いを見極める目がない。

教科書でみたアレ、ドラマで出てきたアレ、くらいの感想で、「本物はこうなってた」みたいな感想があったとしてと、素人が感じ取れる写真との違いは、レプリカでも十分わかる。

それに、オリジナルは褪色していて、作られた当時の意匠を留めてない。

神社仏閣だって当時の色を再現する修復をしてるんだから、こういう美術品、とくに浮世絵なんてのは商業印刷なのだから、派手でケバケバしい猥雑な色を再現して展示したほうがよいだろう。

というわけで、

「ぼくのかんがえたさいこうの蔦屋重三郎展」

を述べてみる。

第一蔦屋重三郎時代

江戸メディア王となった男の展示であるからには、江戸後期におけるメディアについて入場者に知って帰って貰わないと意味がないと思う。

江戸も中期まで、絵や本というのは大半が注文生産だった。

まり、この屏風にこういう絵を描いて欲しい、誰々の肖像をこんなふうに描いて欲しい、という依頼に応じて制作したものだった。

それが、蔦屋重三郎時代には、木版によるカラー印刷という技術発明されたことと、貨幣経済が発展したことにより、需要を見越して出版活動を行うようになった。

王侯貴族ではなく、庶民が店先で本や絵を買う時代がやってきた。

本や絵のテーマになるのは、山水画花鳥風月じゃなく、もっと庶民の娯楽に直結したもの、芝居、女、旅行etc

それぞれについて掘り下げておく。

例えば芝居なら、芝居小屋でみる歌舞伎は照明演出蝋燭と窓の開閉でしか調整できないから、まず薄暗い。

毎月演目が切り替わっていたこと。

俳優一年ほぼ固定で、「うちは今年一年この顔ぶれでやって行きますよー」という俳優の紹介があったこと。

みたいなことを触れておく。

第二部 江戸メディア役割

蔦屋重三郎ら、メディア役割について学ぶ展示にする。

例えば役者絵なら、役者絵は芝居に乗っかって売るものから、上演期間に合わせて売り出す必要がある。

観劇して、印象に残ったところをスケッチして、それをもとに一年かけて一枚絵に仕立てる。などというやり方はありえない。

ここで、入場者にいくつかの問いかけに考えてもらう。

例えば、役柄に寄せて描くべきか、役者がわかるように描くべきか?

実写版白雪姫ポスターを作るとして、アニメ白雪姫に寄せて描くべきか、俳優の特徴に寄せて描くべきかに置き換えるとわかると思う。

もちろん正解はない。

例えば、舞台のものを描くべきか?話の世界観で描くべきか?

俳優は厚化粧しているが、それを描くべきかとどうか、芝居小屋は薄暗いがそれも描くべきかどうか、これだって答えはない。

どの問いも答えはない。

しかし、商売である以上、決断して絵を作る必要がある。

この部では、蔦屋重三郎を忘れて、バリエーションかに当時の解答例(作品)を提示すればいい。

写楽と春章と国貞あたりを並べるといい。

役者絵だけでなく、全ての出版物についてそうだ。

ソープランド写真指名用のパネルを作るとして、無加工ってありえないだろう?

吉原年齢ではなく実年齢を載せるのも野暮だろう?

かといって、加工されほぼみんな同じ顔になったとして、指名したくなる推しポイントは含めないといけないだろう?

写真加工には流行りがあって、流行は抑えないといけない。

例えば、素人っぽさ、生活感がある日常を切り取った普段着のほうが萌えるって流行もあるだろう?

それだって素人っぽく、普段着っぽく、日常っぽく加工してるだけで、本当の素人でも普段着でも日常でもない。

江戸時代のそれが、つまり美人画だよ。

煌びやかな花魁が描かれてるだけじゃなく、女郎日常が描かれたり、女郎じゃなく茶屋娘の絵が売り出されたりしてたわけ。

次の展示の前に様々なバリエーションを並べて、当時の価値観について理解の分解能をあげておく。

第三部革新者蔦屋重三郎

ここがメインで、蔦屋重三郎足跡を辿る展示に入るわけだけど、どこで生まれ最初に出したのがこれで、みたいなのはまり重要ではないと思う。

研究としては大事だろうけど、知識がない一般人にとっては、蔦屋重三郎がなにをどう変えたのか?どこが革新的だったのか?だけ覚えて帰ってもらえば十分。

例えば、スティーブ・ジョブズ展をやるとして、学生時代ヒューレットパッカードバイトしてたとき記念品とか、要らないと思うんだ。

出した製品が、世界をどう変えたか?それが重要で、例えばiMacなら、そのころ主流だったPCと外観がどんなに違うか、並べたらいいと思うし、iMac模倣して作られた他社製品を並べてやるのもいいと思う。

同じことを、歌麿写楽でやる。

歌麿の登場の以前と以後で、画風の流行がどう変わったとか、写楽の絵はあまり売れなかったけど、一部に熱狂されてインスパイアされた絵師が出たこととかね。

ただし、歌麿展でも写楽展でもない。

もちろん蔦屋重三郎を語る上で、歌麿写楽重要だけど、版元の関与、つまりアイデア、コンセプトがどう革新的だったか、そういう見せ方をするべきだね。

例えば、写楽の大首絵は背景がガンメタリックのように黒光してる。

同じ絵に違う背景を複数作って、この背景色を選んだのが必然であったのを理解してもらうのがいいと思う。

その数だけ複製版画を用意する。

それから写楽の大首絵の輪郭線は薄墨で目立たなく、最小限の線だけど、効率的デフォルメされている。

3Dモデリングしたり、3Dモデリングから作ったフィギュアを展示して、線は最小限なのに顎や小鼻の丸みがちゃんとわかる確かなデフォルメなことを理解できる展示にしたらいいと思う。

黄表紙本なんかは、どれだけふざけた内容で絵が多いかわかるように、写真から製本して触れるようにしちゃったらいいと思う(できればこれも木版で印刷して製本して欲しいが、コスト的にキツいしね)。

わざわざ美術館にこなくても、デジタルアーカイブとしてみれるんだけど、製本したもののページをめくることができたら、また印象が違うと思う。

四部 メディアを支えた印刷技術

今回の展示で最後オマケ程度に現代職人仕事ぶりや制作過程が紹介されてたけど、あれをもっと広げてやる。

手に持って鑑賞できる触り放題な複製版画を大量に用意する。

第三部までの知識インプットしたあとに、手に持って鑑賞するのがミソで、これ以上ない体験になると思う。

ここでアピールして、物販コーナーで複製版画がたくさん売れた方が、文化の保存に貢献できる。

承認欲求モンスターばかりなんだから写真撮影可能な複製版画コーナーは大変重要

第五部 オリジナルの展示

さすがにオリジナルの展示もいるだろうなと思うので最後に設ける。

客はラーメンではなく情報をくってる。オリジナルをみたっていう情報お腹を満たしてもらえばそれでいい。

「さっきみた複製とはここが違うね」

と通ぶってくれてもいい。

建設的な意見なら職人たちの叱咤になる。

「さっきの複製のほうが好きだ!」

と感じてくれたら、職人たちへの激励になる。

追記 木版印刷物の写真と実物、オリジナルと複製違いについて

当時、本も絵も、木版印刷なわけだが、写真と実物、複製の違いについて軽く触れる。

油絵油絵具で光の屈折が関係するので、写真では伝わらない部分があるが、その点では木版画フラットでマットなので、概ねかわらない。

雲母のような、光の反射を使った技法については写真ではなかなか伝わらないし、版木が押し当てられたことによってエンボスになってるようなのは写真になるとわかりにくいが、それこそ手に持ってこそなので、ガラス越しでみてどうなんだろという感じはある。

うまい例えができないが、ビックリマンシールシルクスクリーン印刷は、触ってこそだよ。傾けて覗き込んでみて反射や屈折を楽しんで、手触りまでがワンセット。

複製については、当然複製なので、いい複製、悪い複製があるはずなのだけど、これを論じるのはなかなか難しい。

これだけ写真印刷ができる時代に、わざわざ彫って摺ることに意味があるかと言われても、木版印刷だけの味わいがあると断言できるのだけど、そこから先のいい複製については正解がわからない。

例えば、褪色した今現在を複製するか、制作当時の色を再現すべきか、オリジナルにある制作上のミスは複製でも模倣すべきか、ベスト状態の摺りを再現すべきかという議論がある。

私は、絵そのものよりも、その背景にある表現したいモノを形にするのがいいと思うので、当時の色を再現し、ミス修正したほうがいいと思うし、ベストな仕上がりを想像して作るべきだと思う。

また、制作方法材料は当時の方法材料踏襲すべきか?という議論もある。

これについて私は、絵を通じて表現たかたことが大事だと思っていて、当時のなかった便利な方法材料も使っていいと思う。

当時の職人だって、もしそれを知ってたら喜んで使ったはずだ。わざわざ制作ハードルを上げて、彫り摺りのレベルを落としたら本末転倒だと思う。

一応、私見は上のようではあるが、あくま私見だ。

結論としては、やっぱり答えはない。

ただ、手にとって楽しめるのは複製の利点なので、ぜひ触るべきだと思う。

追記追記

世界で一番ゴッホを描いた男」というドキュメンタリー作品がある。

10万枚も複製画を描いた男が、ゴッホオリジナルをみるためオランダに行き、初めてみたホンモノにうちひしがれる話だ。

取引先の画商は、

そっくりだ。ホンモノとすり替えてもわからないよ」

というけれど、本人には悔しくてたまらない。

たぶん、画商の言葉はお世辞じゃなくて本当にそっくりだと思ってるんじゃないかな。

ホンモノは、こういう人にだけ鑑賞させてやって、一般人は複製画で十分だ。

美術館でありがたく鑑賞する程度では、ホンモノとニセモノを見分けるような目は持てない。

Permalink |記事への反応(4) | 11:43

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2024-11-12

三つ目が通るの48話youtube無料配信してたから見た

全部見るになかなかしんどいなこれ

でも写楽くんはやっぱりかっこいいよ

Permalink |記事への反応(0) | 21:09

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2023-10-02

anond:20231002150257

写楽は生まれながらの三つ目族の生き残りだけど

ルーシェは魔族の転生体だから

Permalink |記事への反応(0) | 15:05

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2023-04-22

anond:20230422151010

プラベになったのは去年の10月半ばからだけど、その前の1年くらい前から写楽アイコンじゃなかった?

そういや彼の「ブログはやらない」という趣旨コメントについたメタブ(https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/4705056151217504098/comment/memorystock)においてid:Silicaさんがid:ketudanブログURLを指して暗に当て擦っているけど転生前アカウントってこと?

ヲチ歴浅くて事情に疎いから誰か教えてくれると有難い

Permalink |記事への反応(1) | 16:36

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2022-03-27

OSK日本歌劇団を見た

 OSK日本歌劇団レビュー「春のおどり」を見てきた。こういうの。 https://enterminal.jp/2022/03/osk100th-harunoodori-tokyo/

 かげきしょうじょとかスタァライトとかでアニメでも宝塚っぽいのが最近よく出てくるから、ここらで一丁レビューってのはどんなものなのか見ておくのも悪くないかなという気持ちで見に行った。なお自分は、かげきしょうじょもスタァライトも序盤だけ見て合わないなと思って投げた。

 OSKの存在自体よく知らなくって、宝塚以外のなにかが存在するらしいというのだけはうっすら知っていた程度。今年創立100周年らしい。調べてみるとだいぶ紆余曲折というか艱難辛苦を乗り越えてきていて、一度は完全に潰れたりもしていた模様。そもそも少女女性歌劇というジャンル自体絶滅危惧種で、宝塚は相当に特殊な事例らしい。

 今回の場所新橋演舞場。ここは銀橋はもちろんないけれど、その代わりちゃんとした花道のある舞台花道あるなぁと思っていたらレビューガンガン花道活用しててびっくりした。渡辺さらさはこっちに来ればよかったのでは。

 レビューは2部構成で、前半が和風、後半が洋風になっていて、特に前半の和風レビューは印象が鮮烈。日本舞踊から始まって吉原舞台歌舞伎の名場面をモチーフにした殺陣集団での群舞と続く。舞台衣装歌舞伎のようなしつらえなのに、かかってる音楽はわりとロックで、しかも当然全員女性。なんだかとても不思議ものを見ている気がして面白かった。花道はしごを二つ組んで脚立状にして、その上に登って見得を切るのとか派手で良かったし、途中で「しゃらくせえ」が口癖の写楽が出てくるのだけれど、そのあたりはちょっとストーリー仕立てになっていて飽きさせない工夫を感じた。

 個人的には踊りだけをずっと見続けるのはちょっと飽きるので、多少お芝居的な要素がある方が好きだなと思う。後半はほぼ踊りだけだったので、少し退屈さも感じてしまった。

 お客さんはわりとご高齢女性が多い印象。ただこれは行ったのが平日だったからかも。あとは本拠地関西から、そっちではもっと若いお客さんも多いのかも知れない。

 100周年のチラシで昔の写真見ると、若い子をたくさん並べて当時にしては露出多めな感じのショーも見せるような雰囲気もあって、昔はちょっと前のAKBポニーテルとシュシュとか、ヘビーローテーションとか、下着みたいな衣装MV作ってた頃)みたいな雰囲気だったのかも。実際、浅草本拠があったSKDなんかはセクシー路線に傾倒した結果、女性人気が獲得できずに解散したってウィキペディアには書いてあったりしたし(youtubeで探してみると、こんな感じ https://www.youtube.com/watch?v=-kfAuAzmG_Q)。ラインダンスは今回もやっていたけれども、あれって本当に今でもやる意味があるものなのだろうかとも思ったりした。まあ、バニーガールっぽい衣装で踊る人たちは迫力があって、それはそれでよかったとは思う。

Permalink |記事への反応(0) | 00:12

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2021-09-30

anond:20210930142042

たとえばこれも俺が書いたことだが絵を誰か描いたものかそれとなく分かってしまとき根拠他人理解できるように言語化するのって難しい。

(折しも昨日写楽の絵の特徴を目や口等の三点のパーツの角度が分析するということをテレビでやっててなんか関連ありそうだなと思ったけど)

https://anond.hatelabo.jp/20210929165009#

あとこれは性転換した人の身体についての所感。一応言語化はしたわけけどまとまりが悪い感じがして納得がいかない。

https://anond.hatelabo.jp/20210929125915#

Permalink |記事への反応(0) | 14:34

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2019-12-20

歌詞の歌い出し

小説の書き出しを愛でる、という趣向がある。例えば、フランソワーズ・サガン悲しみよこんにちは』の書き出し、

 

ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しい、りっぱな名をつけようか、私は迷う。 」

 

であれば、楽曲の歌い出しを愛でる風潮があってもいいじゃないか。というわけで、いくつかいろいろな意味で気に入っている歌い出しを挙げていく。

 

スピッツ運命の人

バスの揺れ方で人生意味がわかった日曜日

 でもさ君は運命の人から強く手を握るよ」

 

平易な文だが、わけがからない。「バスの揺れ方で」「人生意味がわかった」「日曜日」。それぞれの繋がりに全く論理性がない。飛躍も飛躍。猛スピードで爆走するバスが聴き手を置いてけぼりにしている。行間を読む力が試される。

さら難解なのは、次段である。「でもさ」と逆説になっている。そこにいるのは「運命の人である運命に対して逆説で語るかね。ちょっとした諦めみたいなものさえ感じられる。果たしてこれはラブソングなのか?

だいたいにして、歌詞の序盤で唐突に出てくる「運命の人」という重要且つ雑なフレーズについて、以降の歌詞で全く説明されない。繊細な歌詞を書くスピッツのことだから、これは意図的にやっているとしか思えないのだけれど、だとすればますます謎は深まるばかりだ。

スピッツ屈指のポップな名曲だが、歌い出しからしてわけがからない。それを含めて名曲たる所以なのかもしれない。

 

aiko「星のない世界

「あたしの髪が伸びて驚くほど久しぶりになってしまわぬ様に

 昨日より少しだけ多めにあたしのことを考えてほしい」

 

aikoは曲も素晴らしいが、歌詞も素晴らしい。一番好きなのがこの曲である

歌い出しの部分、要するに「ずっと好きでいて」ということを言っている。西野カナならそのまま「ずっと好きでいて」と歌うか会いたくて震えるだろう。だが、aikoはたったそれだけのことを、これだけの文量で詩的に語っている。胸に迫る。

 

その続き、

「初めて逢った日にもう一度逢いに行って そしてまた同じ様に

 ぎこちなく合った目の奥にいるあたしを愛して欲しい」

 

これは要するに「ふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね」ということを言っている。実際に西野カナは「トリセツ」で「ふたりが初めて出逢ったあの日を思い出してね」と歌っている。しかaikoはたったそれだけのことについて、何でこんな奥行きのある言葉が思いつくのだろう。

ちなみに、私は西野カナのことが嫌いなわけではない。西野カナメロディーにいい感じの歌詞を乗せる技術に関しては天才的だ。BGMとして心地よく聴ける。

 

LOSTAGESF

「酒、飲ます

 

アルバム『GO』一曲目の歌い出しでいきなりこれである。聴きながら「おや、歌い出しが『酒、飲ます』って聞こえるな」と空耳かと思って歌詞カード確認したところ、紛れもなく「酒、飲ます」であった。助走もなくいきなり飲んでる。

ついでに言えば歌詞の続きは「学校最近どう?」であり、誰に酒を飲ませているんだ。

 

ももすももす「Confession

「海から巨大生物が現れて僕を襲うときには

 あらゆる絶望に食い尽くされているか

 もう食べられるところはないんだ」

 

最近一番インパクトがあったのはこれである爆笑した。巨大生物って何だね。メロウバラードと言ってもいいほどの楽曲で、タイトルに「Confession」とか仰々しく付けられているにも関わらず、歌い出しでこれ。

ももすももすという人は、メランコリック写楽というバンドの元ボーカルももすのソロ名義であるメランコリック写楽時代を含めてほぼ全ての楽曲作詞作曲編曲をこなしている。それにしたってメランコリック写楽とは何だ。ももすももすってなんだ。ロンゴロンゴかよ。

余談だが、相対性理論以降、ポップな楽曲かわいい系のボーカル意味不明な歌詞を乗せることを特徴とするアーティスト散見される。最近だとネクラトーキーとか。もしや遡れば椎名林檎丸の内サディスティック」に行き着くのかもしれない。何だ歌い出しの「報酬入社後」って。

こういうジャンルにそろそろ名前が欲しいと思うものの、名前をつけてしまったら陳腐だなとも思う。

 

THE BEATLESHello,Goodbye」

Yousay yes, Isay no,

 You say stop and I saygogogo.」

 

ポール・マッカートニー作品である。甘くポップな曲調に、上記のような特に意味のないような平易な歌詞が乗せられる。

この曲に対してジョン・レノンが「君の曲には主義主張ってものがないからだめなんだ」みたいなことを言ったらしいけれど、個人的に、音楽主義主張を抜きにしてポップであればあるほど好ましいと思っているので、この曲は私の中でポップ賛歌みたいな位置づけとなっている。

歌詞も気が抜けていていいじゃないか。ゴーゴーゴー。何も考えずに聴けて幸せになれる珠玉一曲である

 

 

この歌い出しが好き、意味わかんない、笑える、などあれば教えてほしいです。

Permalink |記事への反応(10) | 18:58

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2019-08-13

anond:20180812200713

国分町写楽って寿司屋美味しいよ

あとは油そば最近アツいかオススメ

Permalink |記事への反応(0) | 11:46

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2019-07-27

anond:20190727184909

写楽

Permalink |記事への反応(0) | 18:55

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2018-12-16

anond:20181216155247

過去サブカルチャー現在ハイカルチャーとして認められてる浮世絵なんか例にすると分かりやすいと思うけど

これが浮世絵ですって露出できるのはだいたい北斎広重風景画とか写楽役者絵とか歌麿エロなし女の絵であって

きったねえヨイヨイのジジイがスボケ魔羅おったてて近所の夫婦の覗きしてる絵なんて表に出せないわけで

100年経ってこれが漫画ですって出てくるものはだいぶ漂白されてるだろうね

Permalink |記事への反応(0) | 16:02

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2018-10-18

anond:20181018002626

写楽くんはなんて言ってたか

Permalink |記事への反応(0) | 00:28

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2018-05-20

804

1977

幸福の黄色いハンカチ

青春の門 自立篇

竹山ひとり旅

八甲田山

はなれ瞽女おりん

1978

事件

愛の亡霊

鬼畜

サード

柳生一族の陰謀

1979

復讐するは我にあり

あゝ野麦峠

衝動殺人 息子よ

太陽を盗んだ男

もう頬づえはつかない

1980

ツィゴイネルワイゼン

父よ母よ!

動乱

二百三高地

遥かなる山の呼び声

1981

STATION

ええじゃないか

日本の熱い日々 謀殺・下山事件

泥の河

遠雷

1982

蒲田行進曲

鬼龍院花子の生涯

疑惑

未完の対局

誘拐報道

1983

楢山節考

家族ゲーム

細雪

戦場のメリークリスマス

南極物語

1984

お葬式

おはん

瀬戸内少年野球団

天国の駅

麻雀放浪記

1985

花いちもんめ

恋文

Wの悲劇

それから

ビルマの竪琴

1986

火宅の人

植村直己物語

キネマの天地

新・喜びも悲しみも幾歳月

人間の約束

1987

マルサの女

竹取物語

ハチ公物語

夜汽車

吉原炎上

1988

敦煌

異人たちとの夏

ダウンタウンヒーローズ

華の乱

優駿

1989

黒い雨

あ・うん

社葬

本覺坊遺文千利休

利休

1990

少年時代

櫻の園

死の棘

白い手

1991

息子

あの夏、いちばん静かな海

大誘拐 -RAINBOWKIDS-

八月の狂詩曲 (ラプソディー)

無能の人

1992

シコふんじゃった。

いつかギラギラする日

青春デンデケデケデケ

遠き落日

ミンボーの女

1993

学校

月はどっちに出ている

虹の橋

僕らはみんな生きている

わが愛の譜滝廉太郎物語

1994

忠臣蔵外伝 四谷怪談

居酒屋ゆうれい

119

四十七人の刺客

ラストソング

1995

午後の遺言状

きけ、わだつみの声

写楽

Love Letter

1996

Shall we ダンス?

学校II

スーパーの女

スワロウテイル

わが心の銀河鉄道宮沢賢治物語

1997

もののけ姫

うなぎ

東京日和

誘拐

ラヂオの時間

1998

愛を乞うひと

踊る大捜査線

学校III

カンゾー先生

HANA-BI

1999

鉄道員 (ぽっぽや)

菊次郎の夏

金融腐蝕列島 呪縛

御法度

梟の城

2000

雨あがる

十五才学校IV

バトル・ロワイアル

ホワイトアウト

Permalink |記事への反応(0) | 08:05

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2018-04-05

目の数に比べて耳の数は軽視されている

ひとつ目の巨人サイクロプスとか

全身に目がたくさんある怪物アルゴスとか

最近の有名どころでも三つ目の写楽天津飯、飛影とか

エヴァリリスにはキモい目がたくさんついてたし

それに比べて耳の数が普通じゃないやつって芳一くらいしか思いつかない

やっぱりぱっと見た目でわかりやすいからなのかなぁ?

ていうか人間に限らず耳が3つ以上ある生き物っているのか?

Permalink |記事への反応(0) | 15:56

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2017-06-16

https://anond.hatelabo.jp/20170616152155

鉄腕アトム死ね

写楽死ね

ブラックジャック死ね

レオ死ね

火の鳥死ね

Permalink |記事への反応(0) | 15:24

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2016-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20160907221358

伝えたいことが上手く書けてない気がするので、もうちょっと追加で書く。

そもそも、美人画美人というのはちょっと違って、ちょっとじゃないか、まるっきり違って、美人画特殊

まず、こちらを見てほしい。

浮世絵ではない。

http://matomame.jp/assets/images/matome/a2f5a8f6d583b7edb8b6/3af36ecb543fa90797327156c02cc630.jpg?t=1439249638

この女性の顔の立体構造想像できる?

眼球をおさめる眼窩のくぼみ、頬骨、顎の丸み、それを想像できるのはもはや特殊能力だと思う。

描いてる本人だってからないんじゃないだろうか。

からフィギュアを作る造形師というのは、絵師以上の才能だと思うんだよ。

https://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E6%B3%95%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%8B%E2%98%86%E3%83%9E%E3%82%AE%E3%82%AB-%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-~%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E~-%E5%A1%97%E8%A3%85%E6%B8%88%E3%81%BF%E5%AE%8C%E6%88%90%E5%93%81%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2/dp/B01BBLVGM2/ref=sr_1_3?s=hobby&ie=UTF8&qid=1473334711&sr=1-3

そんなわけで、次にやっぱり浮世絵世界でも美人画特殊という話につなげていきたいのだけど、そもそもウキヨエって時点で特殊に思われてしまうので、まずその色眼鏡を外してもらいたい。

じゃあ、下の写楽の絵を見てほしい。(浮世絵の中でも写楽特殊と言われりゃそれまでだが)

https://data.ukiyo-e.org/bm/images/AN00521343_001_l.jpg

ディプレイに表示されたら、右手の親指と人差し指リングを作り、リングの中に口元だけが見えるようにサイズと手の位置を調節する。

鼻のライン、口のラインから、小鼻の膨らみ、顎にかけての丸みがちゃんと理解できるのがわかるだろうか?

そこからリングを大きくしていって、視野を顔全体に広げる。

線一つない白塗りの頬に、頬骨がせり出して涙骨とつながってるのが見えてくるだろう。

なんといっても鼻の線どりが見事だ。

最小の線で、小鼻の膨らみを画面につくってる。

小鼻の丸みの中の小さな平面、小さな平面と丸みの連続を見事に!

その線を脳内補完して、延長すると、頬骨、顎、おとがい、すべての凹凸が見えてくる。

いやはや、いやはや、これが写楽

輪郭線が薄墨色でかなり薄い。

バックは黒なのに、光っている(画面ではわからないが、雲母(ようするに微細な天然ガラス)を砕いたものを敷き詰めてる)。

薄い色の輪郭線と、黒なのに光るバック、これが意味するところは、つまり

スポットライトがない時代、薄暗い芝居小屋役者が登場したところ!

から光が差す。光を浴びて白塗り役者の顔がハレーションを起こしてる。その瞬間!

どうだろうか。

恐ろしく写実的であるのに、禍々しく怪しい力を放つ手元、感情がにじみ出た表情、素晴らしく感じないだろうか。

他方、歌麿を見てみよう。

https://data.ukiyo-e.org/aic/images/79632_350913.jpg

どうだろうか?

ちょっとこれは立体造形が難しい。

しかし、これが美人だ。

美人画だ。

アニメの絵のつぶれた鼻を、薄すぎる唇を、あれが実物だったら美人と呼べるだろうか?

否!

同じように、目が大きいほど、二重がはっきりしているほど美人というのは間違いだ。

ところで、この手の記事を書くたびに、浮世絵への情熱に驚かれてる人がけっこういるけど、知り合いのオーディオマニアもっとすごいよ。

あれは魔道。沼。

Permalink |記事への反応(0) | 22:16

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2016-01-11

成人式に出なかった人がオススメする酒(1/4)

http://anond.hatelabo.jp/20160107125638

暦の上では今日成人の日なので、「成人式って出た方がいいの?」のはてブコメントで酒を勧めているコメントを抜き出して簡単に検索できるようにしてみました。検索GoogleAmazon。例によって、全ての検索結果を確認している訳ではないので、見つからなかったら検索ワードに酒とかを加えてみてください。本当は、Amazonリンクアフィリエイトを貼りたい。でも、やっぱり人の褌で相撲を取るようなイメージがあるのでやらないことにしています増田文字数制限に引っかかっているので4部構成です。では、どうぞ。(プレビューだと2分割でいけたのだが、登録すると文字数制限に。というわけで4分割に。ちょっと迷惑?)

はてなIDコメント検索ワードGoogle検索Amazon検索
天覧山古酒(G)(A)
黒よかいち芋(G)(A)
ブラックニッカディープブレン(G)(A)
ピーチツリー・フィズ(G)(A)
百十郎(G)(A)
富久(G)(A)
パンクIPA(G)(A)
シーバスリーガル12(G)(A)
志賀高原ビール山伏(G)(A)
秩父錦しぼりたて(G)(A)
写楽日本酒(G)(A)
福寿日本酒(G)(A)
南部美人 糖類無添加梅酒(G)(A)
ペールラバブラン(G)(A)
シャーリテンプル(G)(A)
電気ブラン(G)(A)
オールドエズラ12(G)(A)
而今特別純米(G)(A)
金鼓濁酒(G)(A)
ウメッシュ(G)(A)
人気一(G)(A)
鳳凰美田(G)(A)
而今(G)(A)
薩摩宝山 福寿(G)(A)
スピリタス(G)(A)
(G)(A)
シャルトリューズ(G)(A)
ストリチナヤ(G)(A)
キャプテンモルガン(G)(A)
やまとしずく純米吟醸(G)(A)
能古(G)(A)
天吹大吟醸(G)(A)
新政 26BY(G)(A)
ラフロイグ(G)(A)
宮城日高(G)(A)
高知酔鯨(G)(A)
秋田 春霞(G)(A)
秋田 翠玉(G)(A)
楢の露(G)(A)
ZIMA(G)(A)
鳳凰美田 燗酒(G)(A)
佐渡ヶ島真綾(G)(A)
スミノフアイスグリーンアップル(G)(A)
醸し人九平次純米大吟醸・別誂(G)(A)
大吟醸北雪(G)(A)
白岳しろ(G)(A)
七本槍(G)(A)
松の司(G)(A)
モスコミュール(G)(A)
プレモル(G)(A)

Permalink |記事への反応(0) | 16:06

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2015-09-13

二次萌え日本人アイデンティティ

昨年急に浮世絵に目覚めた人です。

http://anond.hatelabo.jp/20150815210249

日本では西洋風の写実的な画風が育たなかったのはどうして?

若冲みたいな、鳥単体とかなら写実的な描画スタイルもあったとは思うけど。

ガラパゴス的な、進化の経路の違いということなのかな。

これに対して、

http://anond.hatelabo.jp/20150816024827

こんなエントリを返してみたのだが、風景画などに比べると、人物画は、少なくとも浮世絵というジャンルにおいては、日本は独特の様式進化してるように思う。

ここで、それについて説明していきたい。

日本人アイデンティティに関わる部分が多く、絵だけでなく、できれば安保やSEALsにも話を展開できればなんだが、とりあえず筆にまかせて書き綴っていく。

スーパー歌舞伎2 ワンピース

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E6%AD%8C%E8%88%9E%E4%BC%8E&espv=2&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAmoVChMIkcCEjNTzxwIVg-CmCh294A4a&biw=1920&bih=955#imgrc=V6YCFKaDZ9-V7M%3A

ここで、見てもらいたいのは、ルフィ市川猿之助に似ていないこと。

なぜだろう?

「なにを言っているんだ?」「ワンピースの絵でありゃよくて、役者に似せる必要などないだろ」

その通りだ。

ワンピースであることが大事であり、尾田絵であることが大事であり、役者の顔など関係がない。

ナミもロビンもオッサンが演じるわけだが、オッサンにする必要はないのだ。

浮世絵で、顔が似ていないという根本理由はここにある。

役者絵とは、舞台看板に由来するため、元来似せる必要がなかった。

歌舞伎であることが重要である

歌舞伎であること、それがわかるのが重要である

初期の役者絵を一つ、初代鳥居清倍から一つ紹介する。

初代鳥居清倍「市川團十郎

http://data.ukiyo-e.org/ritsumei/images/Z0163-028.jpg

歌舞伎看板絵は代々、今でも鳥居派の絵師が描いている。

狭い意味で言えば、鳥居派の絵こそが公式な絵、ワンピースで言えば尾田の絵であり、この後隆盛を誇る勝川派や歌川派の役者絵は、非公式アンソロジーみたいなものである

絵はすなわち、歌舞伎様式美世界観江戸空気体現したものではならない。

ゆえに、役者絵に描かれる人の顔は、あのように似ていなかったのである

この、様式美に反旗を翻したのが勝川春章と一筆斎文調である

似絵、似顔絵という、役者に似せた絵にたどり着き、2人の共著の一冊の絵本世界を変えた。

勝川春章

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E5%B7%9D%E6%98%A5%E7%AB%A0#/media/File:SHUNSHO-Nakamura-Nakazo.jpg

この二名のうち、勝川春章のほうは歌舞伎世界観様式美との調和成功し、商業的にも成功、多数の弟子をとり、勝川派という一派が出来る。

http://data.ukiyo-e.org/aic/images/95101_482279.jpg

顔のみならず、肢体まで正確なデッサンを基本に描いているのがよくわかる。

歌舞伎雰囲気をそのままに、デッサンは正確、一世を風靡する

彼は印に「画中造化」(造化とは造物主、天地の法則のこと)を用い、絵の中に神を宿すという気概があったんじゃないかと俺は思う。

ちなみに、葛飾北斎勝川春章の弟子であり、若い頃は勝川春朗を名乗っていた。

面白いことに、この顔を対象に似せて描くというムーブメントは、男性の顔に対してだけである

谷風となには屋おきた」勝川春潮画

http://ginjo.fc2web.com/208sanoyama/tanikazw_otaki.jpg

歌舞伎の女役ならば、オッサンにするわけにいかないのはわかるが、町娘書く場合であっても、テンプレ顔。

正確にはテンプレ顔のなかにも表情はあるのだが、男性デッサンを基づく顔で、立体造形は可能なのに対し、女性の顔はおそらく3D化できない。

スネオ髪型カイジのの顎ほどではないが、この顔は立体造形が難しい。

女性の顔については、この後に続く喜多川歌麿については外すことができないのだが、こんかいエントリでは男性の顔に主題を起きたい都合上、また別の機会にかかせてもらう。

続いては、やはり東洲斎写楽と歌川豊国について触れないわけにはいくまい。

先に写楽に触れよう。

東洲斎写楽、聞いたことはあってもなにがどう凄かったのかを説明できる人は少ないと思われる。

http://data.ukiyo-e.org/aic/images/97845_505370.jpg

http://torinakukoesu.cocolog-nifty.com/blog/photos/uncategorized/2010/03/13/sc153602fpxobjiip1.jpg

最初に感じるのは明らかな異質である

Webで調べると、「強烈なデフォルメ」と表現されるが、簡素な線は実は正確に人の顔を捉えている。

小鼻の膨らみから、顎の厚みから、少し線を書き足すだけで全て補完可能で、輪郭線の修正必要ない。

芝居小屋の闇を表現たかのような黒バック。この黒バックは光を当てるとキラキラと光る仕様になっていて、芝居小屋の闇の中で白塗り人間スポットライトがあたったような臨場感を醸し出している。

実際、写楽は売れなかったらしい。

なんの実績もないし素性がわからない新人が豪華なデビューしかも大コケしているにも関わらず次々と新作発表。

いわゆる写楽の謎というものである

よくみると上手いのにぱっと見で下手、よくみると下手なのにぱっと見では上手い、正確なデッサンの部分があるのに、全体だと崩れた感じ、当時の常識ではありえない色彩感覚、いまだに正体は謎である

ところで、写楽商業的には失敗だったが、画家たちへの影響は確かにあった。

写実とデフォルメの高次元の融合、舞台化粧、舞台の緊迫感を受け継いだのは、たとえば

歌舞妓堂艶鏡

http://nichibi.webshogakukan.com/yorozu/kabukido_350.jpg

http://dejimashoten.sakura.ne.jp/bookimages/359787.jpg

明らかに写楽意識してる。

さて、東洲斎写楽と歌川豊国のうち、次は後者について。

歌川豊国役者絵とは、ひらたく言えば二次元絵、アニメ漫画の絵の祖になる。

勝川派の始めた写実の路線から、再び二次元絵に舵を切ったとも言っていい。

http://data.ukiyo-e.org/ritsumei/images/Ebi0124.jpg

歌川派の役者絵は、わかりやすく言えば、たとえ横顔だろうと、正面から見た顔のパーツをつける。

弟子歌川国政だが

http://data.ukiyo-e.org/mfa/images/sc214417.jpg

この流れは、幕末までずっと加速し、圧倒的な作画量を誇る国貞(実質の三代目豊国自称二代目豊国)、幕末豊原国周まで続く。

末期がどんなになったかといえばこんなだ

http://data.ukiyo-e.org/mfa/images/sc169830.jpg

大衆は、写実より二次萌を選択したということ。

さてさて、文明開化で圧倒的な強さを誇っていた浮世絵様式、というより歌川派の様式の人気に陰りがでる。

人物画にふたたび写実との間でゆれうごく。

ここでは月岡芳年をあげぬわけにはいくまい。

最後浮世絵師と言われた彼の晩年は、西洋画の技法を消化し、浮世絵にした。

晩年ともなると、このような感じ。

http://data.ukiyo-e.org/scholten/images/48cf87c54075046c12f9df3e790f5dd9.jpg

しかし、画家ではなく浮世絵であり続けたというのが面白い

一枚の画中に両方の様式で人の顔がかかれてる面白い絵がある。

http://data.ukiyo-e.org/metro/images/1594-C051.jpg

絵の上半分の人物の顔は、見えるであろうその通りに描かれている西洋式の絵。

下半分の人物の顔は、正面から見た目や口を横顔に貼り付ける歌川派の様式

どちらかと言えば、下の絵のほうに力強さ、人間らしさを感じるならば、我々はなんだかんだいっても二次萌えの血が流れる日本人である

まとめると、漫画歴史とすごく似ている。

そもそもデフォルメ絵があり、それを元に進化が始まった。

写実的な絵が入り、そこから劇画調な漫画が始まる。

劇画調の漫画は、写実から離れ、劇画という絵のジャンルが出来る。一見すると写実的なようだが、立体造形は不可能

人物の描き分けも出来ているようで出来てない。あるいは意図的にしない。例を上げるとシティーハンター

再び、コミカルデフォルメ絵にシフト

デフォルメしつつも、デッサンもしっかり、例を上げるとドラゴンボールか、であったが、デフォルメだけを受け継ぎ、骨格はデタラメOKになる。

人物はデフォルメでも、背景描写パースを重視するのも浮世絵的。

っと、ここまで書いてみたものの、安保につなげられる気がしねぇのでここまで。

ちゃんとした美術史や絵の解説から学ばずに、webの知識と年表と絵の印象だけで語ったんで、間違いもあると思うんで、指摘してくれると嬉しい。

Permalink |記事への反応(2) | 20:23

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2014-12-31

年の瀬だけど乳首が取れかかっている

28歳女。飲食店勤務。年の瀬だけど乳首が取れかかっている。佐村河内風に言えば、3年前から少しずつ取れかかっていた。28年間、舐められもせず、吸われもせず、一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べてきた私がなぜこんなことになったのだろうか。今流行妖怪のせいだろうか。一大事なのは確かである。そんな思いを抱えながら、これまで保湿クリームを塗ってニプレスを貼り、どうにかこうにか凌いできた。ニプレスを剥がすとき、私はいつも『三つ目がとおる』の写楽保介を思い出す。これは私の第三の目なのだ。そう思うことで少しだけ強くなれた。しかしニプレス剥がして出てくるのは痛々しい乳首。『三つ目がとおる』というより『乳首が取れる』である。そんな私の乳首も今年に入りとうとう限界に近づいてきた。干しぶどうを通り越して今や落ちかけの線香花火最後の一葉、あるいはクリフハンガーである。薄皮一枚でどうにかぶら下がる様は、このままリポビタンDCMに使えそうな画であるファイト一発!私はそうやっていつも乳首を励ましていた。

世間では女性乳首さくらんぼに例えられることもあるが、私のそれは実ではなくヘタ(茎・軸)のほう、より専門的に言えば果柄である。口の中で結べるとキスが上手いと言われるアレである。仮に私が大塚愛ばりに「私さくらんぼ!」と乳首を出そうものなら、男性にぎゃあと叫ばれた挙句大塚愛法廷で戦うことになるだろう。もし徳永英明が私の乳首を見たら『取れかけのChikubi』というバラードを歌い上げるだろう。スピッツなら『乳首ポロリ』、コブクロなら『取れそうで落ちそうな乳首が今年も春を待っている』、一青窈なら『薄紅色可愛い君のね、乳首がちゃんと終わりますように』、いくつもの乳首J-POPが頭をかけ巡る。もういっそのことすべてを諦めて、ありのままに任せたらいいのではないかと思うこともある。しかありのままやっていたら私の乳首十中八九レリゴーしてしまうだろう。もちろんこれはMay J.責任問題であり、法廷で戦うことになるのは必至だ。もちろん黒幕松たか子である

とにかく私の乳首は無事に年を越せるか分からない。仮に年を越せても再来年は分からない。遠から乳首が離れるときがくる。子が親から巣立っていくように、いずれ別離ときがくる。だけどそのときは涙は見せず、笑って見送りたいと思う。ぽとりと落ちた乳首はきっと大地で芽吹き、いつか綺麗な花を咲かせるだろう。木になる果実さくらんぼ。そのとき大塚愛とのさくらんぼ裁判が幕を開ける……。

Permalink |記事への反応(6) | 22:45

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2014-05-14

http://anond.hatelabo.jp/20140514024917

あるんじゃない、絵師さんとか、どうしてもピカソを見たい、ゴッホを見たい、とかさ。

まあピカソ都市部にいたって見られないが、歌麿見たいとか写楽見たいとかならやっぱ都市部住んでれば見に行けるし。

物見ないと絵はだめだしねえ。

でなくても美術館博物館楽しいしね。

でもスケートリンクの方が楽しいって人もいるからその土地の人が何を求めるかだけど。

Permalink |記事への反応(0) | 04:19

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