Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「再犯防止」を含む日記RSS

はてなキーワード:再犯防止とは

次の25件>

2025-10-08

公立学校設備の古さ、教員による性犯罪刑罰の軽さ、再犯防止施策の遅さ――これらを並べて見ると、日本という国は子どもを「大人なら耐えられない環境」に放置して平然としているんだな、と思う。

まず物理環境の話だ。トイレが汚くて和式だらけ、夏はエアコンが入らず教室蒸し風呂老朽化した体育館給食室。これらは単なる不便どころか、子ども健康学習環境に直結する問題だ。安全で清潔な学びの場を用意することは、教育投資の基本中の基本であるはずなのに、予算配分更新計画が後回しになっている学校が多い。

次に教員性犯罪とその処遇問題だ。教育現場で起きる性犯罪は、被害者子どもであるという点で影響が甚大だ。被害の長期的な精神被害学校への信頼喪失、家庭の不安――その代償は測り知れない。しかし、発覚しても処罰処遇が緩く、再発防止策が後手に回るケースが多い。被害事実を隠そうとする組織的対応も指摘されてきた。子どもを守る立場にある者が加害者になることの恐ろしさと、それを許してしま制度的欠陥を直視すべきだ。

刑罰の軽さと再犯防止の遅さが追い打ちをかける。性的犯罪に対する量刑運用被害の重さを反映していなければ、加害者責任は軽く扱われる。しかも立件や起訴ハードル被害者が声を上げにくい現実支援制度の不足が重なれば、抑止力機能しない。再犯防止のための治療プログラム登録制度、監視支援の仕組みが不十分なままでは「また同じことが起きる」構図は変わらない。

こうした学校現場の劣悪な環境制度的怠慢は、少子化社会的背景とも無関係ではない。自分子ども時代に嫌な思いをした人間は、自分の子どもに同じことを経験させたくないと考えるのが自然だ。教育施設安全性や教員信頼性不安定な社会で、子どもを産み育てる決断をする人が増えるはずがない。つまり学校現場と国の子育て支援政策の摩耗は、少子化を加速させる構造的要因になっていると思う。

対策は単純だが緊急性が高い。施設全面的更新・衛生改善エアコン設置などのインフラ投資を急ぐこと。教員採用研修児童保護知識倫理教育を徹底し、採用時の身辺調査や定期的な監査を強化すること。性犯罪が発覚した場合の透明な処分基準被害者支援体制確立再犯防止のための医療的・心理的プログラムの導入。さらに、被害報告が無視されないよう第三者機関による監視通報ルートを整備すること。これらは全部、子ども安全と将来の社会を守るための投資であり、先送りにする理由はない。

結局のところ、子どもを「大人なら耐えられないけど子どもから大丈夫」と放置する社会は自滅的だ。教育現場に最低限の安全・清潔・信頼を取り戻せば、親たちの不安は和らぎ、子どもを産み育てる社会的条件は改善される。少子化対策福祉経済支援大事だが、まず学校から手を付けるべきだと思う。社会子どもをまともに扱わない限り、未来は明るくならない。

Permalink |記事への反応(0) | 11:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

児童ポルノ児童への性加害を野放しにしてきたツケが回ってきている。日本では「児ポ男が多すぎて警察対応しきれない」みたいな説がネットで回ってるけど、そんな説を笑って済ませられる段階はもう終わっている。

フランス性犯罪児童保護管理で具体的な仕組みを持っている。たとえば、性的暴力犯罪加害者登録・追跡する全国的ファイル(FIJAIS)が運用されており、再犯防止捜査のために活用されている。こうした制度被害予防のツールとして機能している。

具体策のイメージは単純だ。

入国禁止一定期間)、

未成年に関わる活動禁止一定期間)、

性犯罪登録検索監視可能データベース)——

これらをセットで運用すれば、加害の“機会”そのものを減らせると思う。フランス児童保護情報削除、コンテンツ監視法律を相次いで整備してきており、単なる合憲討論に終わらせていない。

「でも日本じゃ無理だろ」という悲観論には反論が要る。確かに制度を作るだけでは意味がない。登録の精度、個人情報の扱い、誤認逮捕人権問題への配慮運用する人員技術の確保——これらを同時に設計しないと逆効果になる。それでもやる価値はあると思う。被害児童未来を守るほうが優先順位は高い。

それから現実的な話。上級国民にも犯行者が紛れているとか、警察捜査しきれないとかいう“説”が出るほど問題が深刻なら、制度を強化して透明化し、第三者監視民間通報の仕組みを整えるしかない。情報を握るのが特権階級だけ、って構図を放置する余裕はない。検挙力を上げ、被害の報告が埋もれない仕組みを作ることが先だと思う。

最後一言厳罰化だけ叫べば済む話じゃない。だが「入国禁止未成年関与禁止登録制度」の三本柱現実的で即効性がある対策だ。フランスが既に取り入れている制度運用研究し、速やかに導入していくべきだと思う。草を生やしてる場合じゃない、被害児童が実際にいる。

Permalink |記事への反応(0) | 11:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-07

性犯罪への刑罰はあまりに軽い

日本は、性犯罪に対してあまりに寛容すぎる国だと思う。

盗撮痴漢児童への性加害といった事件が、もはや日常的にニュースで報じられている。にもかかわらず、刑罰は軽く、再犯率も高い。社会が「性犯罪は軽い過ち」程度に扱っている現状は、被害者尊厳を踏みにじる構造のものだと思う。

たとえば、刑法176条の「強制わいせつ罪」は、6月以上10年以下の懲役と定められている。

しかし、実際の量刑は初犯なら執行猶予がつくことも多く、被害者が受けた精神的苦痛に対してあまりに不釣り合いだ。

また、盗撮痴漢といった「迷惑防止条例違反」扱いの犯罪では、罰金数十万円や数日〜数か月の懲役で済む場合もある。

これは「運が悪かっただけ」と言い訳する余地を残す量刑であり、犯罪の重大性をまったく反映していない。

性犯罪の特徴は、被害者身体だけでなく「心」を長期的に蝕む点にある。

被害者は、事件後も社会的な羞恥自己否定PTSDに苦しみ続ける。

一方で、加害者は数か月〜数年で社会に戻り、再犯を繰り返すケースも少なくない。

この非対称性放置している時点で、司法被害者の側に立っていないと言わざるを得ないと思う。

欧米諸国では、同様の犯罪に対して日本よりはるかに厳しい刑罰が科されている。

たとえばアメリカでは、児童への性的接触は州によっては20年以上の禁錮、あるいは終身刑に相当する場合もある。

再犯防止の観点からGPSによる行動制限や、性犯罪登録制度なども導入されている。

日本ではようやく「性犯罪情報登録制度」の検討が始まった段階だが、実施までにはなお多くの抵抗がある。

性犯罪に「更生」を優先する思想が根強いこと自体問題だと思う。

もちろん、更生の機会を否定するつもりはない。

だが、被害者人生を踏みにじった加害者が、あまりにも容易く社会復帰できる現状には、明らかな不均衡がある。

刑罰社会が許容できる「線引き」の表現である以上、被害者が納得できるだけの重みを持つべきだ。

それがなければ、司法への信頼も失われる。

日本社会は、「性」に関する議論を避けてきた。

その結果、「どこまでが犯罪か」「何が被害か」を理解しないまま大人になる人が多い。

その無理解が加害を生み、軽い刑罰がそれを助長している。

もはや教育だけでは間に合わない段階に来ていると思う。

今こそ刑罰の重みを通じて、社会全体に「性犯罪人生を壊す行為である」という明確なメッセージを示すべきだ。

性犯罪に対しては、もっと重い刑罰必要だと思う。

それは復讐ではなく、社会を守るための最低限の自衛だと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 11:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-21

anond:20250821092709

あちらは別にそれで法律犯しても大した罰則もなければ再犯防止策もないので、気にしていないらしい、とは聞いた

中国はやるときガツンとやって、普段はダラーっとしていてもいいって感じかな?

Permalink |記事への反応(1) | 09:33

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-26

anond:20250726194440

再犯防止カウンセリングはいいけどそこで言ったって結局単なる言い訳に変わりないんじゃないかと思うけどな

Permalink |記事への反応(1) | 19:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-24

anond:20250724104452

再犯防止ポルノ規制を両立させると、現実の子どもたちを守るための警察リソースポルノ規制に割かれ、結果として現実の子どもたちが巻き込まれ犯罪の減るスピードが遅くなりますね。

欧米の一国であるスウェーデンでは、警察がこのことを述べています

スウェーデンで「非実在青少年」裁判、マンガ翻訳家が児童ポルノ罪に問われる 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 一方、児童ポルノ摘発に力を入れるスウェーデン警察は、「性的虐待さらされる恐れのある子どもたちを、空想イラストと同レベルに扱うべきではない」と批判。既に警察虐待加害者の取り締まりで手一杯で、同裁判の焦点は児童ポルノ対策から外れているとして、「イラストまで捜査対象に加えれば、被害に遭っている子どもたちを助けるための時間が削られてしまう」との見解を示している。

Permalink |記事への反応(1) | 10:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-24

anond:20250623112251

性犯罪再犯が減れば性犯罪件数も減るのに、性加害者認知行動療法への理解は深まっていないからね。

「魂の殺人」と呼ばれる性犯罪、再犯防止には「反省」だけで十分なのか 嫌がる相手は「喜んでいる」?正しい“解釈”のため、求められる治療とは | 47NEWS

金谷さんは「日本加害者反省を求め、被害者のことを考えさせる感情論が強く、再犯防止の効果がある臨床(治療)への理解が不十分だ」と話す。

性的コンテンツ規制話題が集中してしまうことも、性加害者認知行動療法への理解が深まらない原因のひとつと思っているよ。

Permalink |記事への反応(1) | 00:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-18

anond:20250418033641

どっちかというと再犯防止する気がない行政側の責任じゃね?

長期間管理下に置いといて何してたんって話にならん?

Permalink |記事への反応(0) | 03:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-03-12

anond:20250311185006

再犯防止ならシンガポール実施されている鞭打ち刑を導入すべき。壮絶な痛みと傷跡でもうこんな目にはあいたくないというトラウマが強力な抑止力になるそうな。

Permalink |記事への反応(1) | 11:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-07

anond:20241207052917

米兵は住人ではないので個人問題になりがち

隊の制約にはあるとおもうけど行動について違反個人独断によるものでほぼ間違いはない

違法滞在住民としての外国人個人違反をしたとしても

生活基盤と人間関係をもっていてその上での犯罪行為とその後の身元の引き取りが問題

再犯防止に取り組むべき教育存在していない人間集団を隣人にもつことと基本的厳罰対処による抑止効果を狙うべきかどうかで相手単位が異なる

米兵は個を叩けば基本的改善を期待できる

住民集団はもぐらたたき

Permalink |記事への反応(1) | 16:17

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-10-03

児童への性犯罪を減らせない日本版DBS【再犯率調査

2024年6月に成立した日本版DBS。学校保育園などの職員職員希望者の性犯罪前科を調べることを義務付ける制度です。

目的はもちろん教員等による性犯罪から児童を守ることです。

性犯罪者が子どもたちに近づけないようになる。なんかすごくいいことのように聞こえる。

でもふと疑問に思った。

日本版DBSって本当に児童への性犯罪を減らせるの?というか他人前科を調べられるような制度を作っていいの?」

一応言っておくと、私自身は性犯罪前科前歴はない(というか前科自体ない)。だから日本版DBSができたとて、メリットはあれど困ることは一切ない。

でもどうしてもモヤモヤするので、そのモヤモヤの原因も含めて色々と思うことを書いていきたい。

※実際書いたらめっちゃ長くなったので、モヤモヤの原因は別の日記にまとめました。

性犯罪者への再犯防止策にモヤモヤを感じる【日本版DBS】

https://anond.hatelabo.jp/20241003193025


性犯罪再犯率は高いのか?

日本版DBSで対象となるのは性犯罪再犯者のみ。

そもそも再犯率が低ければ、対象者も少なくなります。当然、日本版DBSの効果も期待できなくなります

ところで性犯罪全体については、すでに↓である程度議論しつくされています

性犯罪の「再犯率」が高いという印象操作

https://anond.hatelabo.jp/20230628095342

なのでここでは「小児型の性犯罪」に限定して調べてみたい。

ちなみにデータほとんど平成27年犯罪白書ソースです。なぜ平成27年度かというと、この年に性犯罪特集があって、色々なデータが公開されているから。

https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/mokuji.html

1.小児わいせつ・小児強姦再犯率

性犯罪特に子供に対する性犯罪は何度も何度も繰り返し行う、いわば依存性のある犯罪であるというイメージはないだろうか。

もし依存性のある犯罪であるならば、再犯率は当然高くなる。そこで再犯率確認したい。

小児わいせつ型…約9.5%

小児強姦型…約5.9%

https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_4_4_2.html

※小児とは13歳未満を指すので、だいたい小学生卒業までの子ものこと。

※この再犯率裁判確定の日から5年の間に、再び性犯罪を犯した人の割合のこと。

最も再犯率が高いのは痴漢型で36.7%にもなる。他の性犯罪類型比較しても、子供への性犯罪再犯率が高いとは言えない。

ちなみに性犯罪全体の再犯率が13.9%です。

残念ながら性犯罪以外の犯罪再犯率データは見つけられなかった。

だが子ども家庭庁の「「性犯罪再犯に関する資料」で下記の記載があったから、おそらく他の犯罪比較しても、子供への性犯罪再犯率が高いとは言えないだろう。

一般的に、再犯を繰り返すことが多いと認められる他の犯罪として、薬物犯や窃盗犯が主に挙げられる。これらの犯罪より再犯率が高いわけではないとしても…」



2.小児わいせつ・小児強姦再犯者率

よく「再犯率」と間違えられる「再犯者率」

再犯率検挙等された者が、その後の一定間内に再び犯罪を行うことがどの程度あるのかを見る指標

再犯者率…検挙等された者の中に,過去にも検挙等された者がどの程度いるのかを見る指標

まり再犯率は「犯罪者が未来において、犯罪を行うか?」を見る指標です。繰り返し同じ犯罪を行うと、再犯率は上がります

それに対し再犯者率は「犯罪者が過去において、犯罪を行ったか?」を見る指標です。再犯率が高い場合や初犯が減ると、再犯者率は上がります

日本版DBSは再犯を防ぐ目的なので、本来再犯率を見るべきだと思います

一方でもし性犯罪再犯者率が高い(=初犯が少ない)とするならば、再犯防止に力を入れるのは合理的であると言えるでしょう。数の多いところに対して、対策を打つというのが最も効果的だからです。

では再犯者率はどうか。

小児わいせつ型…14.6%

小児強姦型…12.2%

https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_4_3_3.html#n2_6_4_3_3_2_03

85%以上は性犯罪前科がなかったようです。再犯者率は高いとは言えません。

ちなみに刑法犯全体の再犯者率は47.9%なので、他の犯罪比較しても高くないです。

https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/70/nfm/n70_2_5_1_0_1.html

3.教職員性犯罪

いくら再犯率が少ないといっても、再犯者のうち教職員の占める割合が高いなら、日本版DBSは効果的かもしれない。

ところが性犯罪者の教職員の占める割合なんてデータは見当たらなかった。せめて子供がどういう経路で犯罪被害を受けたのか(SNS、親、見ず知らずの人、教員)というデータがあればよかったのだが、見つからない。それに、そろそろ探す気力もそろそろ尽きてきた。

一応、公立小学校高校までの教職員懲戒処分等の状況はあった。

児童生徒等に対する性犯罪・性暴力により懲戒処分を受けた者は96人」

https://www.mext.go.jp/content/20221222-mxt-syoto01-000019570_00.pdf

……いや結構多いやんけ。

まあ全教員数のうち0.02~0.01%くらいなので、割合としては少ないのですが。教員けが再犯率が高いとは考えにくいから、小児わいせつ型で約10%の再犯率になるだろう。96人の内、10%なので約10人。

日本版DBSで防げるのは、この10人の内、再び教員に就こうとした者のみ。ということは、防ぐことができる再犯者の数は数人程度ということになる。

ちなみにこの懲戒免職は「強制性交等、強制わいせつ児童ポルノ法第5条から第8条までに当たる行為公然わいせつわいせつ頒布等、買春痴漢のぞき、陰部等の露出青少年保護条例違反不適切な裸体・下着姿等の撮影隠し撮り等を含む。)、わいせつ目的をもって体に触ること等」をした人が対象になっています。肌感覚しかないですが、盗撮痴漢が多そうな気がします。

4.調査期間を20年まで伸ばしたら

再犯の9割は20年以内に起こっています。だから日本版DBSで確認できる前科の期間も20年なんですよね。

性犯罪前科調査対象者 初回の性非行性犯罪からの経過期間

https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_4_5_2.html



再犯率を調べる時に、5年ではなく、調査期間を20年まで伸ばすとどう変化するのか分かれば、もっと性犯罪再犯実態が見えてきそうな気がしました。

残念ながら、20年まで伸ばしたデータはついぞ見当たらなかったのですが、5年未満でも、5年以上10年未満でもほとんどその割合は変わらないから、おそらく再犯率20年まで伸ばしても変わらなさそう。

以上、調べたデータたちでした。

結論日本版DBSって効果あるの?

私が調べた限りでは、効果はかなり限定的。

理由そもそも再犯率が低いから、性犯罪前科者を弾いても、犯罪は減りにくい

理由②小児への性犯罪再犯者の占める割合が低い。つまり初犯の方が圧倒的に多いから、たとえ日本版DBSで性犯罪者の前科のある者を弾いたとしても、効果は薄い

↑に加えて、日本版DBSの対象者は「教職員」に限定される。これでは対象者が少なすぎて、効果を出しようがない。

日本版DBSは水が下に落ちるの止めるために、ザルを使っているようなものだ。目が粗すぎて、ごく一部しかふるいに引っかからない。

ちなみに「だから再犯防止策を講じなくていい」とか「日本版DBSはいらない」とか言うつもりはないです。子供への性加害は深刻な被害をもたらすので、根絶を目指した方がいいと思っています

ただ日本版DBSが再犯防止である以上、再犯率の低い犯罪に対しては効果的ではなく、相変わらず教育現場では性犯罪が起き続けることになるだろうなあと。

冒頭に書いたように性犯罪者が子どもと関われないようにする、という意見一見すごく正しく聞こえます。だから日本版DBSのような法律を作ることに誰も反対しない。むしろ、この法律を作った政治家の評判は上がり、親や学校経営者は喜ぶ。その正しそうという感覚こそが罠で、効果がないのにやっている感、対策している感が出てしまう。

でも相変わらず性犯罪は起き続けるから子どもたちだけは苦しむことになる。

世知辛いなぁ…。

補足1

この日記では「小児」に対する「強制わいせつ強姦」のみ検討している。

13歳~17歳以下については、その年代を抜き出したデータはないので、詳しく調べることは出来ない。調べるとするなら、大人の女性も含めたデータ再犯率再犯者率を調べる必要があるだろう。

強制わいせつ強姦」以外の性犯罪についてはどうか。

圧倒的に再犯率が高いのは痴漢であるが、通常、教育現場において痴漢型の犯罪が発生するとは考えにくい。なので日本版DBSについて考える時には痴漢型は考慮する必要はないだろう。

その次に再犯率が高いのは盗撮型で、これは教育現場でも発生し得る犯罪だろう

※ここでいう盗撮型は条例違反のみが対象学校トイレ更衣室で盗撮をして裸体が映っていた場合児童ポルノ法違反になるのでここではカウントされない。

かにこの部分については日本版DBSが一定程度効果を発揮するかもしれない。

だが盗撮を防ぐために、性犯罪前科を調べるという手法合理的であるとは思えない。教室内に防犯カメラを設置するというやり方の方がよほど効果は高いだろう。

教室内で着替えをする場合は、そこを狙われやすくなるだろうから更衣室での着替えを徹底する、更衣室とトイレ入口防犯カメラを設置するというやり方が学校学習塾などにおける盗撮型の犯罪防止には効果的ではないか

Permalink |記事への反応(2) | 20:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

性犯罪者への再犯防止策にモヤモヤを感じる【日本版DBS】

2024年6月に成立した日本版DBS。これは学校保育園などの職員職員希望者の性犯罪前科を調べることを義務付ける制度です。

要は性犯罪から子供を守ろうということですね。性犯罪再犯防止に関しては、TwitterYouTubeコメント欄ではかなり過激意見が出てくる。

GPSを付けろ、顔写真を公開しろ去勢しろetc

実際、韓国などでは↑に書かれたことはすでに行われている。

日本版DBSによって、性犯罪前科のある者が子どもに近づけなくなるわけで、凄く正しい事のように聞こえる。

しかし一方で「そんなことしていいのか?」とどうもモヤモヤしてならなかった。

そこで自分の内にあるモヤモヤの原因について整理して書いてみようと思う。

性犯罪再犯防止の何が問題

世の中には数多の犯罪があるが、特に過激意見が出やすいのが性犯罪についての再犯防止策だ。性犯罪被害者に深い傷を負わせる卑劣犯罪であるからヘイトが集まりやすいのだろう。あるいは再犯率が高いというイメージがあるからかもしれない。

ではどうしてそのような過激再犯防止策をとってはいけないのか。

1.人権日本国憲法保障されているか

↑で挙げた再発防止策は言うまでもなく日本国憲法保障された基本的人権侵害するものです。

例えば日本版DBSを例に考えると、性犯罪前科のある者は教職等に就けなくなるので、職業選択の自由制限しています

日本国憲法第22条1項 何人も、公共の福祉に反しない限り、職業選択の自由を有する


また前科という人間にとって最も知られたくない情報他人強制的に公開されるので、プライバシー権侵害です。

日本国憲法第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命自由及び幸福追求に対する国民権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重必要とする。



被害者人生を壊しておいて、何が基本的人権じゃ!」とか「犯罪を犯さな一般市民を守るためなら、別に性犯罪者がどうなろうとどっちでもよくない?」という声が聞こえてきそうです。しかし、そういう人が実際に権力を持った時に、好き勝手法律を作らないように政府を縛るのが憲法です。

これらの基本的人権はたとえ子ども性犯罪を行った犯罪者であっても保障されるものです。

日本国民であれば、須らくこの日本国憲法恩恵を受けているはずです。

最近Twitter炎上なんかを見ていると、本当に悲しくなる時がある。その事件とは全く無関係な人が、インフルエンサーに対して批判し、暴言を浴びせ、人格否定までする。中にはそれで自殺を選んでしまった人もいる。それでもやめない。

個人の思いとしては、そんな奴らは全員、刑務所にぶち込んでしまえと思っている。しかし、そうならないのは憲法によって表現の自由保障されているからだ。

憲法恩恵を受けている人が、自分の気に食わない人たちに対しては基本的人権を取り上げてもいいという発言をする。これは一貫性がないのではないでしょうか。

ここが私にとってもモヤモヤポイント一つ目でした。

もし納得できないなら頑張って憲法改正をすればいいのです(もしくは日本脱出だよね)。

2.未来は未確定だから

日本版DBSを含む、性犯罪再犯防止策は刑罰ではありません。刑罰は↓の6種類です。

刑法第九条 死刑懲役禁錮罰金拘留及び科料主刑とし、没収付加刑とする。



刑罰というのは過去に犯した犯罪に対する報復で、「お前は悪いことをしたから、こっちだって嫌なことをしてやる」というものです。悪いこと(=犯罪)をしたから、嫌なこと(=基本的人権制限)が許されるわけです。

しか日本版DBSは再犯防止のための制度です。

過去犯罪行為に対する報復ではなく、未来において犯罪をやりそう、やるかもしれないという理由基本的人権制限をかけるのです。まだ犯罪を犯していないのに。

疑惑だけで基本的人権制限をかけられるなんて、たまったもんじゃありません。もし犯罪を犯すかもしれないという理由だけで、基本的人権制限が許されるなら、そんな権利はあってないようなものです。誰であっても未来において犯罪を犯さな証明なんてできないのだから権力者に「こいつ犯罪しそう」と思われたら、人権制限される国なんて私は嫌です。

こういったところに日本版DBSに対するモヤモヤがあったのだなと思いました。

とはいえ憲法には「公共の福祉に反しない限り」という条件が附されています性犯罪再犯防止というのは公共の福祉ためになりそうです。

なので再犯防止のために基本的人権制限をかけるのも許されるわけですが、しかし確定していない未来のことを理由人権侵害をするわけですから、最小限度の範囲で、かつ緩やかな手法で行うべきなのではないかと思います

しか再犯率の低い性犯罪GPS顔写真・住所の公開、化学去勢はやりすぎだなと思いました。

なぜ再犯率が低いと言えるかは↓で詳しく調べているので、そちらを見てみてください。

児童への性犯罪を減らせない日本版DBS【再犯率調査

https://anond.hatelabo.jp/20241003203847

性犯罪の「再犯率」が高いという印象操作

https://anond.hatelabo.jp/20230628095342

Permalink |記事への反応(1) | 19:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-06

anond:20240805233106

令和4年のデータ

https://www.moj.go.jp/KANBOU/KOHOSHI/no80/6.html

平成29年出所者の出所後5年以内の再入所率は37.2%

再入所でこれだから入所を伴わない再犯人数はもっと多いと考える

増田のような考えの人がいても不思議ではない


刑務所刑罰にはなる

しか認知改善教育、個々人に合った犯罪背景の把握・指導支援など再犯防止への取り組みが不十分(一部に留まっている)だと考える

Permalink |記事への反応(0) | 11:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-04-05

謝罪文反省文を弁護士が作文することについて

今は刑事事件やっていないが、登録してから数年は国選を年20件くらいやった。最初就職地は首都圏ではあるが支部管轄だったので国選がかなり回ってきて、民事が手薄な新人には重要収入源だった。

被疑者国選のほとんどは自白事件なので情状弁護をすることになるが、過去は変更できないから犯情事実でできることは少なく、したがって理論上は量刑に与えるインパクトが最も小さい一般情状の、さらにその中でも示談環境調整・反省仕事の中心になる。示談によって被害回復を図り、環境調整と反省によって再犯防止を図り、これらの事情起訴・不起訴判断量刑に反映させるのが仕事である

謝罪文反省文というのは、被害者を慰撫して示談可能性を高めるツールであると同時に、本人の反省の深化・具体化を促すとともにそれを証拠化するツールでもある。というか、すばらしい謝罪文があるから示談できたなどということはまず無いので、主な目的反省の深化・具体化と証拠である

さて、そこで被疑者反省文を書いてもらうのだが、累犯前科者でもない限り、初めはまず非常に薄っぺら反省文が出てくる。多少文字を書ける人でも、書いてくるのはせいぜい「反省しています」を「海より深く反省しています」と修辞しただけのものに過ぎない。

そこでより深く具体的な反省を促すために、被疑者課題を与える。たとえば被害や影響をもっと具体的に想像させる。被害者への言及がなかったなら被害者はどう感じたと思うかを書かせ、「被害者は怖かったと思います」と書いてくるならその恐怖を味わった人はその後その時間その場所を避けて生活するといった行動の制約が出てくるんじゃないか想像させる。そういう形で、犯罪者自分本位視野を広げるとともに、より被害者の視点に立った再発防止策を考える手伝いをする。

こうして深化した反省を、十分に反映された反省文として証拠化する。普通の人は、書くべきポイントリスト化して良い順番で並べて網羅的かつ繋がりの良い文章を書くことはできないので、弁護人の方で草稿を作ってあげる。だいたいの被疑者弁護士文章を書き換えずにそのまま清書するので、弁護士の草稿はそのまま反省文の原稿となり、反省文は弁護士の作文という状況が出来上がる。

弁護士の作文ではあるのだが、基本的には被疑者本人の反省の内容と水準を反映したものになる。弁護士が考えた最高の反省文を書き写させたところで、被疑者本人の理解と実感が伴わなければ取調べや公判での被告人質問に到底耐えないし、反省文に含める具体的な再発防止策は被疑者本人の同意のもとでなければ外に出せないからだ。被疑者に全文を自書させるのは、反省文の内容を本人に内面化させるための手続きでもある。

被害者との関係でいうと、反省文というのはさして意味はない。だいたい犯罪被害者というのは犯人のどんな反省文を読んでも薄っぺらものしか感じないもので、示談ポイント基本的示談書に書く内容、すなわち示談金と再発防止(特定場所への接近禁止など)だ。

ただ、これは私自身が一度失敗したことでもあるのだが、比較的出来の良い謝罪文を書く被疑者について、被疑者自身言葉反省を伝えた方が良いのではと思い、ほぼ修正無しの謝罪文被害者に渡したところ、こんな汚い文章のまま出すなんて反省が見られないと立腹されたことがある(まぁそうは言っても示談は成立したのだが。)。謝罪文の出来が良いことで示談できることは無いのだが、謝罪文の出来が悪いのはリスクかもしれない。

 

謝罪文の作文のことを書いているのは、これを生成AI作成した弁護士の話が読売新聞の記事になったかである

弁護人被疑者について「反省気持ちはあると感じたが、(男は)文章を書くのが苦手で、とても被害者側に渡せる内容ではなかった」という状況下で、生成AIに「「改善策も盛り込んで」と繰り返し指示し、被害者の心情に配慮しつつ、男から聞き取った反省言葉も盛り込んだ」謝罪文を起案させたというのは、背景事情善意解釈記者の悪意を斟酌)するならば、通常の謝罪文作成プロセスとそう異なるものではなかったのでは無いか刑事弁護人被疑者に「反省気持ちはあると感じ」るハードルはわりと高い。口や文章では立派な反省を述べる累犯者をざらに目にしており(累犯者の方が謝罪文を書き慣れていて、充実した反省文を書く。)、反省文の出来の良さと内心の反省に相関が無いことをよく了解している。

そんな謝罪文量刑に影響を与えるなんてけしからんと憤る人もいるようだが、謝罪文量刑理論の中でも最下層に位置付けられており、かつその内実も上記のとおりであることを実務家はよくわきまえているから、謝罪文それ自体で軽を軽くする効果はまず無い。

それでも弁護人謝罪文を書かせるのは、その作成プロセスを通じて具体的・客観的な再発防止策や真摯反省を促すことで、考慮に値するレベル一般情状を作るためだ。手書きさせたのはロンダリングかという批判もあるが、本人という出力装置を介すことで本人に対する感銘力を企図していることは、大抵の被害者にも感じていただけていると思う(し、「弁護士の作文でしょ?」と聞かれた時に説明やすい。)。

Permalink |記事への反応(9) | 21:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-30

anond:20240130113545

元は地下鉄サリン事件再犯防止としてゴミ箱撤去が始まったんだし

模倣犯があれから全然発生せず、リスクガソリンとかサラダ油時代に移り変わったことを受けて

地下鉄サリン事件再発防止策を止めればいいだけ

Permalink |記事への反応(2) | 16:28

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-19

anond:20240119153647

ロリコンの遺伝子が残らないよう隔離するのが正解。

入れ墨入れられないだけ、感謝しろ

アメリカでは再犯防止の為、GPS埋め込まれてる

Permalink |記事への反応(1) | 15:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20240118212509

ちなみに、なぜ近年になって政府捜査機関(処遇機関ではない点に注意)が再犯防止を叫ぶようになったのかというと、犯罪が激減してるからなのよ。

ただでさえ少子高齢化で初犯者予備軍が減ってる上に、犯罪率のコホート分析を見れば分かるとおり後に生まれ世代ほど犯罪を犯さなくなってきてるから、初犯者がどんどん減ってる。(それ故に、再犯数や再犯率の低下にも関わらず再犯者率は増加している。)

好意的に見れば初犯が減って再犯防止に手を入れられるようになったと言うのかもしれないけど、再犯率の低下を無視して再犯者率の増加を悪し様に言い立ててることから予算維持のために民衆を欺こうとしてるというのが大方の見方

だいたい、再犯者率の増加はおおむね治安改善(初犯の減少)を意味するからな。

Permalink |記事への反応(1) | 00:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-18

性犯罪再犯率についてのコミュニティノート

真っ向から対立する2つの増田が急浮上した。この2つの主張についてソースを調べてみた。

便宜的に前者を増田A、後者増田Bと呼ぶ。

性犯罪の「再犯率」が高いという印象操作増田A】

https://anond.hatelabo.jp/20230628095342

性犯罪の「再犯率」が低いという印象操作増田B】

https://anond.hatelabo.jp/20240117123723

増田Aの要旨

  1. 同一人物が何度も性犯罪を犯す、また性犯罪を犯すのではないかという懸念再犯率ではなく同種再犯率でみるべき。再犯率窃盗でも再犯カウントされるからである
  2. H19犯罪白書ベースにした日本刑事政策研究会(刑政研)のレポート(出典1)によると性犯罪(強姦強制わいせつ)の同種再犯率は5.1%で他と比べて低い
  3. 再犯率比較すると同種再犯率は格段に減る(強姦32.0%→3%、強制わいせつ24.3%→6.5%)
  4. 性犯罪の再入率は法務省のR4再犯防止推進白書(出典2)によると性犯罪の同種犯罪による2年以内再入率はR2で5.0%で出所者全体の15.1%に比べて低い。最新(出典なし)でも同様
  5. 性犯罪の「再犯率」は高くない ②昔より再犯率、同種再犯率ともに下がっている ③デマを流して悪魔化するのは社会復帰の妨げになるので止めるべき と結論付けている

増田Bの要旨

  1. 増田Aは刑政研H19レポート根拠だが刑政研H27レポート(出典3)の「平成7年から26年の再入者の前刑罪名別の累計」では強姦で27.7%(強制わいせつを加えると35%),強制わいせつは32.3%(強姦を加えると45.5%)と跳ね上がる
  2. 1犯目の犯罪性犯罪でないものは同種再犯率ではカウントされない点が増田Aと異なる
  3. 性犯罪の2年以内再入率は低くても、強姦再犯期間は2年以上が70%なのでもってくる理由が謎
  4. 増田Aの統計には痴漢などは含まれていない
  5. 他の犯罪と同列に語る事が難しいのが性犯罪(カウントされていないものがある)

出典1http://www.jcps.or.jp/publication/1903.html

出典2https://www.moj.go.jp/hisho/saihanboushi4/r04/html/nt112000.html

出典3http://www.jcps.or.jp/publication/2701.html

用語説明

犯罪白書は毎年発行されて統計を載せているが、H19の副題は「再犯者の実態対策」、H27の副題は「性犯罪者の実態再犯防止」でテーマが若干異なる。まず、以下に主要な用語をまとめる。

同種再犯率とは
再入率とは
再入者の前刑罪名別構成比とは

出典4https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_2_6_2.html#h6-2-6-03

増田Aの問題

増田Aの出典は2つあるが、出典1では刑法犯(強姦強制わいせつ)のみを対象としており、出典2は性犯罪定義を「強制性交強姦強制わいせつ」としており、迷惑防止条例違反(痴漢盗撮等)が含まれていない。

従って、増田Aが結論づけている性犯罪の「再犯率」は高くありません。」については性犯罪定義一般認識よりも狭いといえる。

最新でも同様と言っているが、同種再犯率再犯ではなく再入で計算されており、実刑判決を受けず有罪判決のみのものが含まれていない。分母も出所者なのでH19データとの比較するのは不適切。加えて出典不明確で覚せい剤取締法違反出所不明である(ただしH25-H30は当方発見しており値としては近いものであることは確認できている)。

増田Bの問題

1.で「跳ね上がる」と表現しているがそもそも比較可能ものでない。同種再犯率も再入率も分母に再犯しなかった者の数が含まれているが、再入者の前刑罪名別構成比は再犯者のみが分母なので前2つよりも相対的に大きく評価される。跳ね上がった原因として「同種再犯率が1犯目が窃盗であるケースをカウントしないことによる過小評価がある」ことを挙げるなら、分母の差異による影響を何らかの形で除去しておく必要がある。

強姦再犯期間は2年以上が70%を占めるので2年以内再入率を使用することが謎という指摘をしているが、自身引用した刑政研H27レポートにおいて20年間の推移についても考察され、初入の者の割合が顕著に高いと言及されている。

5.について他の犯罪比較した場合性犯罪特有事情としてカウントされない泣き寝入りがあることを指摘している。人口あたりの発生件数のような評価指標で他の犯罪比較する場合においては過小評価考慮すべきものである。ただし、分母に罪名別有罪確定者や出所者をとっている増田Aの指標において泣き寝入り暗数の影響は分母・分子相殺されるとも言え、暗数再犯率過小評価させているという明白な根拠がない。

その他

再発防止推進白書性犯罪(痴漢盗撮は含まれていない)の再犯率について、高いとまでは言えないが再犯率の高低にかかわらず根絶は喫緊に取り組むべき課題と述べている。

性犯罪の2年以内再入率は2020年(令和2年)出所者で5.0%となっており、出所者全体(15.1%)と比べると低く、再犯率が高いとまでは言えない(特1-2-1参照)。しかし、その一方で、性犯罪は、「魂の殺人」と言われるように、被害者尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼすことから再犯率の高低にかかわらず、その根絶は、喫緊に取り組むべき課題といえ、性犯罪再犯防止に積極的に取り組んでいく必要がある。

結論

Permalink |記事への反応(6) | 21:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-17

性犯罪再犯率は言うほど高くないが、再犯者率は高いので、対策再犯防止に絞るのは悪くないのでは

Permalink |記事への反応(1) | 17:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-10-05

anond:20231005075556

からこそ事務所権力が強い従来型からエージェント契約型に変えようとするのは再犯防止意図を感じるけどな

本人たちの強い思いというよりどこかの業者の入れ知恵だろうけど

Permalink |記事への反応(1) | 08:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-09-03

ジャニーズ事務所再犯防止を求めるのって

校長の件で文科省知事教育委員会再犯防止を求めてるような意味のなさを感じる

明らかに個人問題では?

Permalink |記事への反応(1) | 12:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-07-20

(再投稿するぜ)ジャニーズ再犯防止特別チームは意味ない

設置すべきは「性加害全容解明特別チーム」だろ

  

主犯はもうこの世にいないんだからな。適当に誤魔化そうとするなよ

  

いかこれは、何度も再投稿するからな(甘えじゃねえぞ)

Permalink |記事への反応(0) | 08:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-07-19

(再投稿するぜ)ジャニーズ再犯防止特別チームは意味ない

設置すべきは「性加害全容解明特別チーム」だろ

  

主犯はもうこの世にいないんだからな。適当に誤魔化そうとするなよ

  

いかこれは、何度も再投稿するからな(甘えじゃねえぞ)

Permalink |記事への反応(0) | 22:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-07-18

anond:20230718133618

生き返ったら、再犯防止委員会の面目丸つぶれ

Permalink |記事への反応(0) | 13:42

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-07-05

何度も何度も何度も言うが、ジャニーズ廃業しかないよ

稀代の性加害者ジャニーズ喜多川性犯罪環境を作り保ち擁護してきたわけだから

再犯防止」の意味がない。

もう無理、無理

Permalink |記事への反応(0) | 18:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp