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はてなキーワード:共用設備とは

2025-01-05

都心のタワマンを購入しようかと検討している

 先日、夫の直人(なおと)と私は、休日を利用して都心の大規模タワーマンション内覧会に足を運んだ。結婚して3年目を迎え、二人暮らしにもだいぶ慣れてきた。これまでずっと賃貸マンション暮らしだった私たちだが、そろそろ「マイホームを持つ」という選択肢現実味を帯びてきたのだ。周囲の友人が中古マンションを購入したり、一軒家を建てたりしている話を聞くたびに、「私たちもそろそろ動かなきゃね」と軽くは考えていた。しかし、都心に住むならば家賃並みに高額なローンが必要になるし、これからライフプランをどう描くべきかは、なかなか決断が難しい問題だった。

 都心部のタワマンは、おしゃれな外観や洗練された共有設備、そして何より抜群の立地が魅力的だ。通勤時間を短縮できるし、買い物やレストランなど、生活全般が快適になるだろう。高層階から夜景がきれいに見えるかもしれない。私が子どもの頃から憧れていた“空に近い場所”に住むという夢は、いつかは叶えてみたいものだった。一方で、タワマン管理費修繕積立金も高額になりがちで、家計を圧迫する心配がつきまとうのも事実である

 私と直人は、現在ともに都心会社電車通勤している。賃貸マンションは駅からやや離れた場所にあり、通勤時間はそれぞれ30~40分ほど。決して不便というわけではないが、残業が多い日は帰宅が遅く、そこから買い物や食事の準備をするとなると、平日の夜はかなりバタバタしてしまうのが常だ。タワマンパンフレットには、最寄り駅まで徒歩5分、会社まではドア・トゥ・ドアで20分以内と書かれている。もしそこに住めば、今よりだいぶ時間に余裕ができるのではないか、と期待が膨らむ。浮いた時間趣味を楽しむこともできるし、夫婦時間をもう少し充実させられるかもしれない。

 とはいえ、当然ながら価格は安くはない。私たちが興味をもっているのは中層階の3LDKで、価格は1億円近い。想像はるかに超える額だ。いくら金利とはいえ、二人の収入を合算した共同ローンを組んでも、月々の返済額は現在家賃の2倍以上になる見込みだ。ボーナス払いを併用するとしても、いったいどれだけ家計負担がかかるだろう。私は今の職場で働き続ける意欲はあるが、将来的に子どもを授かったときには、時短勤務や育児休業などで収入が下がるかもしれない。また、直人がもし転職を考えたり、予想外のリストラなどがあったりしたらどうするのだろう。そういった不確定要素をすべて踏まえたうえで「大丈夫」と言い切れるのか。正直、私の心にはまだ迷いがある。

 一方で、直人はタワマンへの興味を強めているようだ。内覧会で目にしたゴージャスなエントランス、大きな窓から広がる都心景色、そして各階に備え付けられたゴミステーションフィットネスルームなど、共用設備の便利さや高級感にかなり惹かれているらしい。共有スペースにはカフェラウンジキッズルームもあるので、子どもが生まれときにも重宝すると思われる。直人は「子どもができたら、ここで楽しく遊べるんじゃない? それにタワマンは防犯面もしっかりしてるから安心できるよ」と目を輝かせる。そう言われると、確かに育児のことを考えてもメリットは大きい。24時間有人管理セキュリティがあるし、近くには大きな公園図書館もある。子育て環境としては理想に近い環境だろう。

 しかし、共同ローンを組む際の不安はどうしても拭えない。私がもし退職することになったらどうなるのか、家事育児負担をどう分担するのか。夫婦共働きが前提の大きなローンを組む場合、「どちらかが働けなくなるリスク」は常に頭をよぎる。しかも、タワマンのように都市一等地にある物件は、資産価値こそ下がりにくいと言われているが、定期的にアップグレードされる設備や厳重なセキュリティの維持には、相応の管理費修繕積立金必要になる。それらのランニングコストが決して低くない点を考慮すると、ローンを完済するまでの長い道のりは、かなり堅実に家計管理しなければならない。

 それでもタワマン暮らしへの憧れは大きい。職場から近い立地に住めば、通勤ストレスが軽減されて日々の疲れも溜まりにくくなり、その分だけ時間気持ちの余裕を手に入れられるだろう。共用施設を使えば、休日にわざわざジムカフェに出かけなくても自宅内である程度完結できる。さらに、住民同士のコミュニティが活発で、イベントなどが定期的に開かれているタワマンも多いようだ。それが煩わしいと感じる人もいるかもしれないが、私たち夫婦はそこそこ社交的なタイプ。新しい知り合いができるのも楽しそうだ。

 最近では、ネットSNSでも「タワマン購入記」や「タワマン暮らしメリットデメリット」といった記事がたくさん見つかる。中には“タワマンマウント”という言葉もちらほら見かけ、タワマン住民同士の上下関係コミュニティの複雑さが取り沙汰される場合もあるらしい。そういった空気感が苦手な人にはなかなかきつい環境かもしれないが、実際のところは住んでみないと分からない部分が大きいとも聞く。私たちはそこまで他人の目を気にするタイプではないが、子育てや老後など長期的な暮らしを考えたとき人間関係ストレスは少ないに越したことはない。

 先日、私の両親にもタワマン購入の検討を話してみた。母は「いいじゃない、若いうちに買ったほうがローンも払い終わるの早いしね。でも無理はしないでね」と背中を押してくれた。一方で父は「タワマンは眺望や設備はいいだろうが、やっぱり長期的なローンは怖いぞ。中古でもいいから、もう少し手頃なところを探してみれば?」と慎重な意見を述べた。どちらの言葉ももっともで、私はますます迷ってしまった。

 私たちは、もうしばらく情報収集を続けることにした。今度の週末にも別のタワマン見学予約を入れているし、不動産会社と詳細な資金計画についても打ち合わせをする予定だ。ネットに出ている情報だけでなく、実際に足を運んで比較検討してみれば、自ずと「本当に自分たちに合った住まい」が見えてくるのではないかと思う。それでも、まったく不安がなくなることはないだろう。大きな買い物をするのだから最後まで悩むのは当然だ。

 いっそ、一生に一度の大勝負として思い切って購入に踏み切るのもありだし、もう少し落ち着いた郊外物件を探すのも手かもしれない。二人で慎重に話し合いながら、最終的に後悔のない選択をしたいと強く思う。どちらにせよ、私たち夫婦が力を合わせて幸せ暮らしていくための大切な一歩となるはずだ。二人の人生、そして将来生まれてくるかもしれない家族人生を考えて、なるべく良いスタートを切りたい。

 今夜もまた直人と遅い夕食をとりながら、あれこれとシミュレーションをすることになるだろう。毎月の返済額や管理費修繕積立金子どもが生まれ場合教育費、老後の資金……一度考え出すと尽きない不安はあるが、同時に「新生活への希望」も大きく膨らんでいる。都心のタワマンを購入するのか、あるいは別の選択肢を探すのか――どんな道を選ぼうとも、私たちは二人で協力し合い、納得のいく結論を見つけたいと思うのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 15:19

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2022-01-17

上の階の住民フリーダム

賃貸で今の住居に住んでそれなりの年数が経つのですが、上の階がフリーダムすぎるので引っ越しを考えています

軽量鉄骨で音が響きやす物件ではあるのですが、いままでは特に不自由なく生活できていました。運よく良心的な人にあたってきたのでしょう。


今回の住民はヤバめで、家にいると思われる時間はずっとドスンドスンと振動音や、床にローラゴロゴロ転がす音が響いてきます

掃除ヘタクソなのかな?

不動産会社に幾度か問題報告をしましたが「相手方はそんな音させてないと仰ってますので」との一点張り解決には至らず。

音が響いてきて、ここ数か月慢性的睡眠不足です。音だけなら耳栓で防げるのですが、振動や衝撃がヤバいです。直で伝わってきます。寝てるとき背中からズシンズシンと。

さらについ最近なのですが付帯の月極駐車場で無断駐車する始末。

たまたま自分が出かけた隙に、上階の住人の車が駐車されてました。上階の住人の本来の駐車スペースには知らない車が停まっています

まずは不動産会社に連絡してみたところ、「駐車スペースが埋まっていたから、1つ横に停めたんですかねー」との回答。

うん、そうなのかな?そうかもしれないね?というかそういう話じゃないし、それって違法駐車ですよね?

電話で話してる上階の住人+幾人かがおしゃべりしながら駐車場に現れました。知らない車に乗車して出庫、上階の住人はそれを見送った後に自分の車を本来の駐車スペースに戻して、何事もなかったかのように去っていきました。

違法駐車トラブルの話聞いたことはあるけど、まさか自分がこれ食らうとは思ってもみませんでした。

というかマンション付帯の月極駐車場でそういうことやっちゃうかーー。。。。

ああ、どうでもいいですが皆さんノーマスクでしたね。上階の人と共用設備ですれ違うときもいつもノーマスクです。

きっと彼なりのジャスティスなんでしょう。。。こっちくんな。

そのあたりのことも報告し、今日不動産会社から、少し進展があったとのことで担当者から話を訊いたところ、

「上階の方からの回答で、今後子供が生まれるなどの生活スタイルの変化も想定できるので、その時は気をつけたいとのことでした」。。。


ん-?よくわからん

「今うるさいよ」に対して「今後ライフスタイルが変化したら気をつけたい」って、何の話してるんだっけ?

斜め下からの回答すぎて、え?こっちが悪い?みたいに不安になってキョドっちゃいました。


そもそも違法駐車されてる件はどうなった?月極でそれぞれ料金払ってるのに、「空いてたから停めた」って、おかしくね?とも聞いてみたところ

「では、お出かけされるときポールでも置くようにしましょうか?」との回答

またしても斜め下からの回答。汎用的な対策を出してほしいのではなく、上階の住人の粗暴さに困っているという話なんです。伝わってないなぁ。。。


というわけで、今回の件でヤバい人は本当にヤバいってのは身をもって知りました。不動産会社含めて。

悪いことをしているという自覚がないし、そもそも話が通じてないですよね。

賃貸はいつでも引っ越せるメリットとは言うけど、こういう理由での引っ越しって少々納得いかないですね。

Permalink |記事への反応(5) | 09:49

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2020-04-05

免許合宿教習所スタッフより

私は運転免許を取るための学校で働いている一職員である

一体全体どうなってんだ。

当校では、通学以外に、短期仮免許が取得できる免許合宿生も募集している。

報道されている通り、先日山形で初のコロナ感染者が出たのだが、それが免許合宿の入校生だったとのこと(念のために書いておくが、自分とは一切関係ない学校である)。

当校は、本州にいくつか学校を抱えるグループなのだが、その報道を受け当グループ校一律で一度新規合宿免許生の受け入れを中止、今後入校予定で予約を頂いていたお客様にも今回は入校を見送って頂く措置を取った。

ここ数日は教習を行う傍で、4月に入校予定だったお客様謝罪し予約キャンセル手続きのため、受話器を握っている時間も増えた。

仕方ないとすぐに納得していただけるお客様殆どで、中には激昂されるお客様もいるが、ここまでは正直想定外

合宿を選ばれるお客様の中には、特定の日程までに免許必要で、その日までに取れるよう合宿スケジュールを組んでいるお客様が多い。それが、その日に仮免許を受け取ることができなくなりましたと告げられるわけだから、激昂したくなる気持ちもわかる。

問題は、新しく申し込もうとするお客様

先にも述べたように、現状新しいお客様を受け入れる予定はない。合宿免許受け入れ再開の見込みも決まっていないし、本来であれば夏休みの繁忙期の受け入れも始める時期だが、それすら今は予約不可となっている。

だが、春休みの予約を取り逃がした大学生から新規申し込みが止まらない。止まらない。本当に止まらない。

合宿免許学生の長期休みが繁忙期で、当校も3月末までの予約は2月ごろにはほぼ空いておらず品薄となっていたため、3月末までに卒業したいというお客様には夏休みの入校を勧めてた。それに納得いただいてたはずのお客様が、大チャンスと言わんばかりに空き状況を問い合わせてくる。

HP新規受け入れしていないことを記載しても、申し込みの電話は一切減らない。ニュースを見ても現状を理解していないお客様日本語が読めないのかもしれない。

今、日本がどうなっているのか、何が起きているのか知らないのでは?と本当に不安になる。コロナウイルス危険性がこどもにでもわかるように書かれた記事URLを送ってあげたくなる。

春休みに予約取れなかった大学生が「ワンチャン狙って」くらいのノリで電話してくるならわかる。まだ学生だもんな。ニュースなんて見ないし、難しいことあんまりからないよな。わからないのかな。

怖いのは、大学生の親が「息子・娘を入校させたい!4月中に免許を取らせたい」と意気揚々と申し込んでくる事実だ。

実際、長期休み後のシーズンは閑散期で料金も安い。ピーク時の半額並の商品が多く、長期休みに比べればお得なのである

それでも、そんな20万円ぽっちで命を投げ売るのか。そりゃ大学生であれば、健康だろうし重症化するリスクは低い。

合宿免許基本的地方活性化のために行われていることが多く、ほとんどの場合田舎教習所が他都道府県からの入校を前提として計画してる。

自身、もしくは自分の息子や娘がウイルス媒介している可能性があるとは微塵にも思っていないのだ。仮に思っていても、関係ないのだ。恐ろしい。

同業者に聞けば、中には未だに4月の予約を受け付けている学校も多くあるらしい。確かに合宿免許をやめてしまえばほとんどの教習所が潰れてしまうだろう。当校もグループであるからこそ、すぐに予約受付を中止することを決定できたのだが、そうでなければ一人でもお客様を失うのは怖かったと思う。

教習を辞めない学校問題があるのも事実だ。

そもそも、この時期に予約を申し込んでくる学生たちは、本来であれば4月免許を取得できていない方々である。つまり不要不急なのである。安さだけに目を眩ませて本当に大事ものが見えていない。

免許合宿なんて、決して広いとは言えない教室大勢が集まって授業、超過密スケジュール環境の変化でただでさえ体調を崩しやすく、そのうえ共用設備がたくさんある。

当校でもすでに合宿を開始しているお客様には毎日の検温を実施してるが、それを差し引いても圧倒的にリスクが高い。

想像力の欠如なのか、初めから覚悟の上なのか、それでも構わずコロナリスク承知しているのでそれでも免許が欲しい」「今後予約を受け付けてないなら、今なら一人だけで受けられるってことですよね?それであれば感染しないし参加できませんか?」「山形感染者の出た学校)じゃないし、大丈夫ですよね」などと呑気な電話がかかってくる。

こんな時期に感染リスクを厭わず免許合宿を申し込む人なんて、みんなどうかしてるんだろうなぁ

そう思いながら今日も、少なくとも自分が受けた分だけで40件以上4月中の合宿申込みのお客様丁重お断りした。

こんな日本感染拡大が起きないわけがないのである

早く、今合宿を行なっているお客様卒業し、自宅に引き篭もりたいなぁ。

Permalink |記事への反応(1) | 01:35

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2020-02-25

anond:20200225121211

シス女性が男の体のいるところにいたくないからこんな問題になってるのにジェンダー共用設備なんか広げてどうするつもりなのか

Permalink |記事への反応(0) | 12:14

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トランスジェンダー女性女性包摂するたった一つの方法

ネットイナゴ増田どもに第3次フェミニズムの教えの一つを授けてやろう.

百田有紀(シェンター社怪学者)※連想される実在人物とは一切関係がありません

Permalink |記事への反応(3) | 12:12

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2018-01-29

【追記しました】かぼちゃの馬車の思い出

Twitter見てたら「かぼちゃの馬車」という懐かしい単語を見た。あんまり記事はちゃんと読んでいないが、いろいろ問題が起きているらしい。

女性専用シェアハウス運営会社賃借料支払いを突然停止

http://www.sankei.com/affairs/news/180121/afr1801210005-n1.html

かぼちゃの馬車」とはスマートライフという会社が運営する女性向けシェアハウスのことだ。今からもう3年くらい前、上京するとき半年ほどお世話になった。懐かしいついでに当時の思い出をちょっと書き残したい。




契約するまで

その当時はまだ研究生として大学に残っており、ほとんどフリーターみたいな生活を送っていた。

就職するにしても実家から通えるところ、と考えていたがネサフしているときかぼちゃの馬車の広告を見つけ、「案外簡単上京できるかもしれない」と思い立った。それからは早くて東京の興味のあった企業第二新卒として応募し、面接のため上京した際に物件見学もしてきた。

まず「駅から近いところ」が条件だった。大学までは駅まで徒歩5分もないところに住んでいたので、その頃はそれより遠くまで毎朝歩ける自信がなかった。

駅で担当と待ち合わせて、電車で移動。(たまたま営業車がなかったらしい)物件を二つみた。

どちらも入社予定の会社までは1時間以内と言ったところ。どちらも新築。入居者が殺到しているので、なるべく早く決めて欲しい(契約してほしい)と言われたが、面接の結果が出るまでは待って欲しいと伝えたらこころよく応じてくれて、面接結果が出るであろう2週間までは仮押さえしておくと言われた。部屋の間取りはどれも4畳半ほど。狭い。

結局私はより駅に近く、かつ帰り道の途中に交番があって安心できるという理由で某所の物件を仮押さえしてもらった。部屋もまだその当時は結構空きがあって好きな壁紙の部屋にしてもらった覚えがある。

見学している間、担当ものすごく親切にあれこれ見せてくれた。共同生活雰囲気や、持ち込むとよい荷物なども教えてくれてイメージやすかった。

無事内定が出て本契約したいと連絡した。引越しの日に契約書を取り交わす、それまでに初月の家賃を入れてくれと言われ、入金した。この辺はもうあいまいだけど初期費用でかかったのはこの初月の家賃だけだった。礼金敷金保証金一切なし。10万以内で上京を決められた(何かキャンペーンしててそれでの金額かもしれない)


引越し

引越し家族に手伝ってもらった。車でいろいろ荷物を運びこんだが、建物の中は完全男子禁制で、せっかく手伝いに来てくれた父は一度も中を見ずじまいだった。母と私と、契約のためにきた担当荷物を運びこむのを手伝ってくれた。私はかなり荷物が多い方だったらしい。過去最高と言われた。少ない人だとスーツケース一つで入居してしまうとか。私は後から買い足すのが嫌で、カラーボックスやら衣装ケースやらとにかくいろいろ持ち込んだ。


入居してから

早速私のシェアハウス生活が始まった。

シェアハウスと言うと大体の人が「テラスハウスみたいなやつ?」と聞いてくるがそんなしゃれたものではない。

私が入居した物件は2階建て、それぞれの階に7部屋あって最大14人入居可能だった。私がいる間はほぼ常に満室だった。

物件全体の設備

シャワールームが2つ、トイレが各階1つ、洗濯機乾燥機が計3セット、洗面台は各階2つ。あとキッチンが各階にあった。ここまでが共用設備で、あとは各人個別の部屋が与えられている。イメージシェアハウスというか寮に近い。

物件によって部屋数は当然違うし、部屋数が同じでも設備の数が少なかったりということもある。

私は自炊派だったのもあってキッチンが2つある物件を選んだが、もう一つ検討していた方は1階にしかなかった。

設備面で特に面倒を感じたことはなかった。基本好きな時にシャワー洗濯機も使えるが、どうしても用事があってこの時間に入りたい!みたいなときホワイトボードを使って予約できたし、不思議と住人の生活リズム微妙にずれているので朝の準備で洗面台が占拠されているということもなかった。洗濯機も同様。キッチン自炊派が少なくてほぼ私の独占状態だった。

あと冷蔵庫各部屋に備え付けられているので「私のプリン勝手に食べた奴誰!?」みたいな事件は起きようがなかった。

それと週に2日くらい、お掃除の人が共用スペースをお掃除してくれるのでいつもきれいだった。

【部屋の設備

テレビロフトベッド(ハンガーラック付き)、ライト付きのデスク椅子冷蔵庫があった。

ものが多いので棚なしには生活できなかったが、ミニマリストたちはその備え付けの家具だけで充分生活していた。私はオタクなのでDVDレコーダーパソコンデスクトップ+ノート)なども持ち込んで、ロフト下のデスクはなんかもう大変なことになっていた。

ありがたかったのはネット使い放題、エアコン使い放題。電気代も水道代も家賃に込みなので、ここぞとばかりに空調は常に稼働させていた。wi-fi用のルーターも買って導入した。

それと個人用の設備というか備品として、折り畳み自転車があった。一度使ったが思った以上に使いにくくもう使わなかった。他の住人もみんな使っておらず、雨風にさらされてさび付いて無残な姿になってしまった。それでも一応そういった備品があるのは入居者のことを考えているなあと好感が持てた。折り畳みでなければ使ったのになあ。

人間関係

入居前の説明では結構仲良くやっていると聞いていたが、物件によりけりだなあ……という印象。

というか、基本みんな自分の部屋にこもっているのであまり交流がなかった。共用のダイニングは一応あって最初の1週間くらいは集まって食べたりもしてたけれど、共用の「リビング」はないので基本引きこもることになる。食事も私は自分の部屋で取ることがほとんどだった。

それでもやはり同じ階の入居者とはまあまあ仲良くなった。なので多少共用スペースのルール無視(洗い物を後で洗うつもりでちょっとシンクに置いておくとか、共用のドライヤー掃除機ちょっと拝借して自室で使うとか)は「お互い様精神で受け入れられたし、何ならついでに洗い物してくれたり、外出中に乾燥機に入れてた衣類を出して部屋の前に置いておいてくれるみたいなのはあった。私もした。

ただしもう一つの階の住人仲は最悪だった。何人かそういうルール無視を頻繁にする住人がいるらしく、潔癖気味の住人が蛇蝎のごとく彼女を嫌っていた。まあルール無視しているのだから悪いのは圧倒的にルールを守っていない住人なんだけど。

私の階の住人はみな朗らかで「お互い様だし~」「折角同じ家に住んでる縁だし~」ということで大目に見られていたことが、別の階ではそれが一切許されなかった。ルール無視住人は他にもいろいろ問題があったらしく、余計嫌われた。多分私の階にいても嫌われたかもしれない。

そんなこんなで別の階の住人は常にピリピリしていて、たまにその階の設備を使おうものならどんな細かいルール無視も厳しく指摘された。洗面台に髪が1本残ってる、シンクを使ったらゴミは欠片も残さず捨てろ、洗濯機使ったらゴミとりネットの中は捨てろ……いやまあ当然のことなんだけどすごい剣幕で指摘されるのでめちゃくちゃ怖かった。換気扇切り忘れて「換気扇切り忘れましたよね?」とわざわざ部屋まで凸られたこともある。怖かった。

【住人】

私は一応正社員だったが、周りの住人は派遣社員が多かった。就職した会社ビックリブラック企業病院で鬱診断をもらいかけ、入居中に強引に退社したのだが、彼女らのアドバイス経験談から派遣社員になった。

他にも仕事はないがとりあえず上京したくて来た、という人もいたし、地元バリバリ働いていたが趣味のために上京フリーターしているという人もいた。それから何か叶えたい夢(就きたい職業)があって、非正規で働きながら勉強しているという人も多かった。お金のない若い女子の受け入れ先としてはよくできたシステムだと思う。運営元の会社から定期的にお知らせのお手紙各部屋のドアに差しまれるのだが、仕事斡旋などもしていた。


退去するまで

退去しようと思うに至った事件が二つあるので言及しておく。

管理会社対応の悪さ】

ある週末、起きて部屋を出ると廊下水浸しで、どうやら洗濯機の不調で水漏れしたという事件があった。その時家にいた同じ階の住人総出で対応にあたった。一人はすぐさま管理会社スマートライフ)に電話、こっちでは対応しかねるのでサポートダイヤルの方に連絡してくれ、と言われた。そういえばそんなものがあった、とそれを受けてまたサポートダイヤルに連絡すると、「対応分かり次第折り返す」とのこと。待っているとまた管理会社から確認の連絡があり、「一体どっちが対応してくれるんですか?」と尋ねると「それも確認して折り返します」。住人一同意味が分から困惑

その内特に連絡なく、管理会社担当クラシアン的な人が来て現場確認していった。同じ階の他の住人はみんな不在になってしまったので私が立ち会う。この時点で連絡してからすでに6時間以上経過。結局クラシアン的な人たちでは対応できず、メーカーに問い合わせてくれという結論になった。その時3つある内の洗濯機の1つが既に故障中だったため、現状使用できる洗濯機が1つになってしまった。さすがにこれを14人で使いまわすのきついな、と考えているとクラシアン的な人と一緒に帰ろうとする担当者。待って待って今後の対応どうするか聞いてないし私明日以降は仕事で立ち会えない。

帰ろうとする担当を玄関で捕まえ、「今後どうなるんですか?メーカーへはこちらで連絡した方がいいんですか?」「明日こちからメーカーに連絡して、今後どうなるかはまた連絡します」「誰にですか?私?」「はい」「つまり私がしばらく窓口になって、住人みんなに周知すればいいってことですか?」「そうですね」

帰る前に、私が聞く前に教えてくれ。入居するとき担当対応が良かっただけにこの時はものすごくショックを受けた。水浸しになったおかげで洗濯機の近くにあったトイレもしばらく使えなくなったのだが、「トイレ使えません」「洗濯機使えません」の張り紙は私がした。

【変質者にターゲットにされる】

女性しかいないシェアハウスだということが周囲にバレたらしく変質者のターゲットになった。夜、家から少し離れた場所男性が立っていて、前を通り過ぎると突然卑猥言葉を投げかけられる。最初はその程度だったのがエスカレートして露出狂進化したり、家の周りというか敷地内を徘徊された。ごみをあさら生理用品を持ち去られたという事件もあった。警察が来た回数も私がいた半年で3回。交番近くにある意味パトロール強化しますと言われても変質者は減らない。複数人いるようだった。

夜窓を開けて換気しようとカーテン開けたらそこにいたとかもある。

もちろん管理会社に連絡したが、対応がびっくりするほど遅かった。窓の外に男いる事件から実に2,3週間経ってから突如玄関前に監視カメラが設置された。遅いうえに家の中に作業員が立ち入っての大掛かりな作業だったが事前の連絡はまたしてもなかった。

その他、敷地内にセンサーライトをつける、砂利を敷くなど一応対応はしてくれたが、そこに至るまでが遅く、住人への説明特になく不安は続いた。


退去しました

実に半年程度しかいなかったが、他の住人も大体半年くらいで引越し資金を貯めて普通ワンルームなどへ越していった。特に長くも短くもない入居期間だった。

もうこの頃には管理会社への不信感がMAXになっていて、退去のやり取りでもひと悶着あったがここでは割愛する。

引越しの時は業者を使った。管理会社には「男性は入れられないので荷物自分で玄関まで運んでください」と言われた。いやクラシアン的な人も監視カメラの設置の人も男性だったじゃん!引越し業者男性はだめなの!?

引越しの準備は仕事の後帰ってきて夜に少しずつすすめて1週間でできた。最後の夜、共用キッチンにある自分の引き出しの荷物を片付けていたら、仲良くしていた同じ階の住人がみんな箱詰めを手伝ってくれた上、翌日の引っ越しでは部屋の掃除も手伝ってくれて本当に人に恵まれたと思った。荷物は部屋に置いておくと私が身動きできなくなる+自室が玄関から遠くて当日全て玄関まで持っていくのがしんどいため、「明日引越しますので今日だけ許してください」という張り紙を張って共用スペースに出し、引っ越し業者にはそこまで入って運んでもらった。別の階の過激派住人には会わなかったが、穏健派住人(ただしこの子も何か一歩間違えると過激派になってしまう)に会ったので「ごめん引越し業者の男の人入ってくるけど……」と一応謝っておいたら「私入居するとき男の人の作業員だったよ!業者くらいなら別に男性入ってもよくない?気にしないで~!」と言われた。過激派だったらキレまわされていたかもしれない……ほっとした。

ちなみに鍵の受け渡しのため担当者が来るはずだったが遅刻遅刻を重ねられ、最終的に「下駄箱に入れておいてください」と言われ、下駄箱にぶん投げてかぼちゃの馬車を後にした。

その後は1Kの自分の城で悠々自適な独り暮らしを満喫している。ただ職場が遠くなってしまった上、やはり家賃光熱費シェアハウスに比べるといくらか上がってしまったので、機を見て転職しようやくまた正規雇用になった。住宅手当と通勤手当のありがたさよ。

それと一応出てくるときにかつての住人達と連絡先を交換したが、ほとんどもう連絡は取っておらずみんな何してるのかも分からない。




というわけでシェアハウスって色々とお勧めできないんだけど、貧困層女性上京するにはいシステムだったなあ、とも思う。あれがなければ上京思いきれなかったし。確かに私を都内に勤めるOLというシンデレラにはしてくれた。

それに防犯対策も今はかつてより良くなっているのかもしれないし、担当者対応もよくなっているかもしれない。あくまでも3年前の話(多分かぼちゃの馬車自体まだスタートしたばかり位の頃)ということだけ書き添えておく。質問あったら答えられる範囲で答えます





たくさんの方に読んで頂けてとてもびっくりしています

ちょっと追記書きました。→https://anond.hatelabo.jp/20180130010653

Permalink |記事への反応(8) | 12:43

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2015-12-30

板形マンション最上階に住んでるんだけど

友人がタワマン派ばかりでなんとなく肩身の狭い思いをすることがあるので、

板形マンションの利点を書いてみるよ。

 

1 管理費が安い

タワマンだと4万円くらいする管理費が、板形だと2万円くらい。

そのぶんの金を他のところにまわせるよ。

 

2 選択肢が広がるよ

タワマンに比べて物件の数が桁違いに多いので、自分に合った条件を選び放題だよ。

 

3 眺望? 全然問題ないよ

これは「2」とも関係あるけど、眺望を求めるなら眺望のいい板形マンションなんていくらでもある。

うちは10階なんだけど、うちから海までがずっと低層住居専用地域で、しかもうちの辺りだけちょっと高台にあるという絶好のロケーションなので、海も見えるし海沿いの夜景も綺麗。お盆には花火も見える。

 

4 共用設備? なくても問題ないよ

これも「2」の関係。確かにタワマンの共用設備イメージいいしなんとなくうらやましいと思ったこともある。

ただうちの場合、駅徒歩5分で駅前には大きなスーパー病院スポーツクラブある。

コンビニは真向い、保育園は3軒隣、公園もすぐ裏にあり、支援センターも徒歩3分ほど。

正直、全く困らない。使わない共用設備のために無駄管理費を払わされるよりずっといい。

 

5 安心感がある

万が一の停電があっても10階ぐらいならぎりぎり階段でもなんとかなるし、

全部で60戸程度のマンションなので、エントランスで会う住民ほとんどが、一応顔を見たことあるレベルなんだ。

 

6 ルーフテラスで遊べるよ

実は個人的にはこれが一番メリットだと思ってる。

タワマンのベランダは狭いし風強いし布団干しちゃいけなかったりするらしいが、

うちのルーフテラスはめちゃくちゃ居心地がいい。

景色がいいので夏は海を見ながらビール飲んだり、花火の日は友達読んでガーデンパーティーみたいなのが出来る。

子が小さい頃は、ビニールプールもよくやった。

もちろん布団や洗濯ものは干し放題、乾き放題である

プランター植物もよく育つ。

 

というわけで、タワマン厨の皆様も、ぜひ次の物件を買う際は、板形マンション視野に入れて欲しいなと思う。

素敵な板マンライフを!

Permalink |記事への反応(0) | 09:27

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