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2025-08-14

森川ジョージ先生ツイート

AI著作権自身立場について

画像生成AIをめぐる議論が白熱する中、自身プロ漫画家として40年以上、現行の著作権法の恩恵を受けてきた。

「無断学習問題について、安易規制既存クリエイターを困らせるとし、まずは「人間学習」と「機械学習」を切り離して考えるべきだと主張。

AIは道具であり、その性質と成り立ち、使用する人間所業こそが問題だと考えている。

AIは新しい道具の一つであり、拒否反応は過去の新しい技術スクリーントーンデジタルツールなど)導入時にも見られた歴史の繰り返しだと捉えている。

「無断学習」に対する憤りは、学習元に尊敬感謝がない点にあるとし、自身倫理観感情論であることを認めている。

議論への関わり

自身が「画材AIでもいい」とSNS投稿したこと炎上したことが、この問題に関わるきっかけとなった。

その後、被害者弁護士開発者など、多岐にわたる関係者を集めた勉強会主催

法律を作る側(政治家)の考えを知るため、議員会館に足を運び、現状を訴えた。

当時は自分自身勉強不足であり、様々な意見を聞いて判断する段階だったと述べている。

提案と今後の展望

AIとの共存のためには、「データセットの情報開示義務」「簡単オプトアウトシステム」「AI生成のラベリング」が必要ではないか提案

今後、AIを使った漫画が多数現れるだろうが、それは新しい技術を持った作家だと捉え、プロ同士の切磋琢磨を楽しみたいとしている。

自身の考えは、あくま漫画家としての個人的な心境であり、他業界に押しつけるものではないと断っている。

全体を通じて

技術進化とそれに伴う摩擦を冷静に見つめ、感情論だけでなく、法制度や倫理歴史的背景を交えて多角的考察している。

安易規制感情的対立ではなく、対話を通じて解決策を探っていく姿勢を示している。

原文

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1954901931203428818

2024年3月漫画家のHさんに話しかけられました。

画像生成AI使用被害に遭っている、なんとかかならんか?」との内容でした。

ココが自分にとっての事の始まりだったかと思います

この時点で自分はうっすらとしかこの話題認識していませんでした。

前年に漫画家協会内でも議題となりましたが「詳しい人に任せよう」というノリでした。

4月漫画家志望の若い方へ呼びかけるポストをしていたときでした。

「たくさん漫画描いて投稿してね」という内容でその中に

画材はなんでもいいよ、AIでも」と書きました。

画材AI」という単語が並んだから一瞬で炎上しました。

どうやら地雷を踏み抜いたようです。

自分はすぐに炎上に慣れていて、

「今度はなんだー?」くらいの鈍感さでしたが

立場がある人間がそういう発言を無神経にするな」という意見があまりにも多く

Hさんに話を聞いていたのもあり、「どうやら深刻そうだ」と調べてみることにしました。

まず自分炎上に加担していた人達を呼んで事情を聞くことから始めました。

意見が偏らないように自分のツテで

[被害者とその周辺の方、弁護士政治関係者アニメ業界の方、声優さん

漫画家イラストレーターAI開発者の方々、等]

多岐に渡る業種の方に集まっていただき勉強会しました。

当然業種により賛否があり、答えが出るハズもなく、主に話し合ったのは

「今何ができるのか?どこを目指せばいいのか?」でした。

自分ロビーイングというものに多少慣れていて

「よしっ立法人生を合いに行こう!」と提案しました。

法律を作る側は今何を考えこ問題がどんな状態なのか知りたくて、

まずは議員会館へ何日か渡り数名で出向きました。

帯同した者達は被害の深刻さと今後どうしてほしいかを訴えていましたが自分はほぼ黙っていました。

この時Hさんと作ったチラシを持参していました。

自分でも首を傾げる内容は部分的にありましたが

「とにかく言いたいことを盛り込みなさい、後から引き算すればいい」と作ったものです。

それと並行して現状を訴えて政治家さんがどんな反応をするのか、

どこまで把握されているのかを見ていました。

自分はまだ勉強不足で、出会った人たち全ての意見を聞いて反応を見て

判断しなければいけない段階だったからです。

勉強不足と書きましたが自分なりに本を何冊か買って読んでみたのです。

学術書研究書みたいなものも読みました。

文字が多く、読む作業より単語ググる作業時間が費やされ、

読了する頃には最初のを忘れていました。

遁辞の意味自己理解すれど 1/100 も理解できません。

すがやみつき先生にいただいた本が一番わかりやすかったんです。

(ありがとうございます)

「なんで? どうして?」というスタンスから炎上しながらも、沢山の情報が入ってきました。

6月くらいにはずいぶん自分の中で整理できていたように思います

・どんな性質を持っていても機械は道具

・扱いによって道具は凶器になる

その性質が劣る方面では著作権侵害の塊とみなされますが、自分はそれを断定できません。

プロ漫画家として40年以上現行の著作権法の恩恵を受けてきました。

法に則り違反咎めてきたこともあります

創作した瞬間から自然発生する日本著作権法は素晴らしい。

それを守りそれに助けられてきた立場から越境する発言はできません。

現行の著作権法の範囲対応することを自分は考えます

そこは徹底的にドライです。

技術対応する法はまだありませんから

足りないと思われる方は範囲を拡大する努力必要となります

自動的に新法、新条項罰則されます

手続と窓口を間違えそれがらが必要判断される程の声を届けることが重要なのかと思います

何故それをしないのか甚だ疑問です。

未だバフコメ以上のものは見えず、疎情報自体も知られていません。

政治家さん達の動きが鈍く感じられるのも当然です。

他責にするな、他力にするな』

コレを自分ドライ言い回しポストするので反感を買う一因となっているのかもしれません。

規制を求めるとして、考えねばならないのは

「本当に必要なのか?」だと思います

自分の得が誰かの損になる可能性は大いにあります

良かれと用意し立法したもの現場活動邪魔になる例はあります

一度立法された法、条例撤廃するのは並大抵のものではありません。

慎重に議論を重ねる必要があります

恐らく一番危惧されているであろう『無断学習問題

コレに安易規制をかけようと既存クリエイターも困ることになります

人間学習」と「機械学習」を感情論抜きに切り離すロジック確立しなければならないとは思います

自分は先輩達の漫画を数々無断学習してきた身です。

その量を棚上げして、現行の著作権法に抵触していないもの人間であれ機械であれ咎めることはできません。

(わししか法や条項機械学習ダメとされたらその時は堂々と咎めます)

そうこう考えている間に並行して色々なことが起きました。

自分以外の炎上を見て胸が痛みました。

特に声優さんが決起した『NOMORE 無断生成AI』は大拍手で、

タイトルに「無断」と入っているところにグッときました。

無断でなければ共存共栄していきましょうという意味と受け取りました。

声の著作権現在ありません。

その業界の方々が最大譲歩した呼びかけをしたのです。

感動しました。

一人ユースプメントになると思いました。

業界も続く可能性も考えられました。

ところがこうしたすぐ手の甲が上り

規制を求める味方のはずの人達から責められトーンダウンすることになります

「いつでも譲歩してはいけなかったのですか」ね。

知り合いの声優さんが心無い言葉を浴びせられているのを見て、

できればその炎上代わってあげたいと思ったものです。

(しかしこの活動たまたましく継続されていると思います)

日本漫画家協会は何もしない」という意見散見されます

著作権者が自らの著作物AI学習にさせたい場合には、その意向尊重される仕組みが必要である

と考える(要約)』というクリエイターに寄り添った内容のパブリックコメントを提出しています

2024年2月の「文化庁パブコメ結果(団体)」のP175に記載されています

「外部に声明を出すべき」との意見もよく見ますが、省庁内で各著作権団体の集まる会議に参加し

て内部で発言しているので、外部から発信する必要がないのです。

自分はよく道具の進化について話をします。

スクリーントーンが登場した1960年代に「楽してる」とスミ指定時代の誰かが言ったそうです。

初期は糊面に印刷がされていて、表からホワイトグラデーションをつける作業必要でした。

そののち表面印刷になり、削りが可能になった時、やはり「楽してる」と思った人はいたようです。

(ここまでが伝聞です)

当時トーンは高価だったためか手描きのカフアウゼが正義とされる風潮もありました。

ミリペンコマ割をするようになった時は「カラスロを使え」と言われ、

コピック登場の際には「今の若い連中は筆も使えない」と言われ、

そしてデジタルツールが劇的に業界を変えていきますが、

それも当初「ペンや紙の使い方知らない」と言っていた人もいます

新しい道具の出現は少なから拒否反応を伴います

それは歴史的に綿々と繰り返されてきたことです。

一方でで多くのこれまでの漫画家は道具の進化を歓迎し今に至りました。

生成AI現在最も新しい道具の一つですから拒否反応もあるのでしょう。

しか機械であり道具であることは間違いありません。

問題視するとしたら、その性質と成り立ち、使用する人間所業かと思います

嫌悪となりますが「人間の無断学習」は多くの場合そこに尊敬感謝が含まれます

学習元にリスペクトの無い「機械の無断学習」に憤りを感じるのは当然です。

ここから自分倫理感と感情論になります

才能の民主化等と軽々しく言わないでいただきたい。

常識しかないと申しつけますが、先人の積み重ねを瞬時に手に入れられると仮定して、

その学習元を見下す発言冷笑嘲笑悪用する手法諸々、あっていいことではありません。

この問題がここまで拗れた原因の一つがコレなのだと思います

ここまで読んでいただいた方はすでにわかおりだと思いますが、

自分は生成AIを語る上でまるで知識が足りません。

足りないなりに導き出した「あったらいいな」が以下です。

データセットの情報開示義務

簡単オプトアウトシステム

AI生成のラベリング

ここが整えば、少しは混乱が減るかなと思います

(今年1月に出席したMANGA議員の場でも生成AI話題は出ており、

気にかけている議員さんは少なくないです。広く深い議論を期待します)

提案していてズッコケなのですが、自分積極的に動く覚悟はないのです。

答えが出せないことが多いのです。

何故なら自分自作ファンの方の二次創作

「楽しんでね」と黙認しており、それは使用道具がなんであれ同じと考えるからです。

当然【人間でも機械使用でも一線を越えたものには強い処分】を考えます

しかし多少の緩さがないと後に続く文化裾野が広がらないと思うのです。

このへんとても難しいですね。

すでに存在はしていますが、この先、生成AI使用した漫画も多く見かけることになるでしょう。

自分の横に並ぶかもしれません。

或いはもう並んでいるかもしれません。

それは新しい技術を携えた作家新人だと捉えます

同じ土俵に立つプロ同士の切磋琢磨を楽しみます

その最中できっと多くの学びがあるはずです。

若い作家にもこれまでずいぶん勉強させてもらいました。

その繰り返しと積み重ねです。

負けたら勝つ方法を考えればいいし、必要とされない時代がきたら去るだけです。

ずっとそういう業界に身を置いてきました。

これからも僕がやるべきことは変わりないのです。

ツラツラと書き続けましたが、漫画業界と、アニメイラスト等の隣接する業界似て非なるものです。

自分の考えが通用されるものではありません。

押しつけるものでもありません。

あくま漫画家としての自分個人のだけの心境です。

色々な人と出会って今後も考えは変わると思います

現在、2025/8/11までに考えたことです。

長文読了ありがとうございました。

森川ジョージ

Permalink |記事への反応(0) | 18:41

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2025-08-13

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1954901931203428818画像OCR

2024年3月漫画家のHさんに話しかけられました。

画像生成AI使用被害に遭っている、 なんとかならんか?」 との内容でした。

ココが自分にとっての事の始まりだったかと思います

この時点で自分はうっすらとしかこの話題認識していませんでした。

前年に漫画家協会内でも議題となりましたが 『詳しい人に任せよう』 というノリでした。

4月漫画家志望の若い方へ呼びかけるポストをしていたときでした。

「たくさん漫画描いて投稿してね」 という内容でその中に

画材はなんでもいいよ、AIでも」 と書きました。

画材AI』という単語が並んだからか一瞬で炎上しました。

どうやら地雷を踏み抜いたようです。

自分はすでに炎上に慣れていて、

「今度はなんだー?」 くらいの鈍感さでしたが

立場がある人間がそういう発言を無神経にするな」 という意見があまりにも多く

Hさんに話を聞いていたのもあり、『どうやら深刻そうだ』 と調べてみることにしました。

まず自分炎上に加担していた人達を呼んで事情を聞くことから始めました。

意見が偏らないように自分のツテで

[被害者とその周辺の方、弁護士政治関係者アニメ業界の方、声優さん

漫画家イラストレーターAI開発者の方々、等]

多岐に渡る業種の方に集まっていただき勉強会しました。

当然業種により賛否があり、答えが出るハズもなく、 主に話し合ったのは

『今何ができるのか? どこを目指せばいいのか?』でした。

自分ロビーイングというものに多少慣れていて

「よしっ立法の人たちに会いに行こう!」と提案しました。

法律を作る側は今何を考えこ問題がどんな状態なのか知りたくて、

まずは議員会館へ何日かに渡り数名で出向きました。

帯同した者達は被害の深刻さと今後どうしてほしいかを訴えていましたが自分はほぼ黙っていました。 この時Hさんらと作ったチラシを持参していました。

自分でも首を傾げる内容は部分的にありましたが

『とにかく言いたいことを盛り込みなさい、 後から引き算すればいい』 と作ったものです。

それを渡して現状を訴えて政治家さん達がどんな反応をするのか、

どこまで把握されているのかを見ていました。

自分はまだ勉強不足で、出会った人たち全ての意見を聞いて反応を見て

判断しなければいけない段階だったからです。

勉強不足と書きましたが自分なりに本を何冊か買って読んではみたのです。

学術書研究書みたいなものも読みました。

文字が多く、 読む作業より単語ググる作業時間が費やされ、

読了する頃には最初の方を忘れていました。

鶏頭自分には難解すぎて1/100も理解できていません。

すがやみつる先生にいただいた本が一番わかりやすかったです。

(ありがとうございます)

『なんで?どうして?』というスタンスですから炎上しながらも、 沢山の情報が入ってきました。

6月くらいにはずいぶん自分の中で整理できていたように思います

・どんな性質を持っていても機械は道具

・扱いによって道具は凶器になる

その性質がある方面では著作権侵害の塊とみなされていますが、自分はそれを断定できません。プロ漫画家として40年以上現行の著作権法恩恵を受けてきました。

法に則り違反咎めてきたこともあります

創作した瞬間から自然発生する日本著作権法は素晴らしく、

それを守りそれに助けられてきた立場から、 越権する発言はできません。

現行の著作権法範囲対応することを自分は考えます

そこは徹底的にドライです。

技術対応する法はまだありませんから

足りないと思われる方は範囲を拡大する努力必要となります

自動的に新法、 新条項は附帯されません。

手順と窓口を間違えずそれらが必要判断される程の声の塊を届けることが重要なのかと思います。 何故それをしないのか甚だ疑問です。

未だパブコメ以上のものは見えず、陳情団体も知られていません。

政治家さん達の動きが鈍く感じられるのも当然です。

他責にするな、 他力にすがるな』

コレを自分ドライ言い回しポストするので反感を買う一因となっているのかもしれません。

規制を求めるとして、考えねばならないのは

「本当に必要なのか?」 だと思います

自分の得が誰かの損になる可能性は大いにあります

良かれと用意し立法したもの現場活動邪魔になる例はあります

一度決議された法、条例撤廃するのは並大抵のものではありません。

慎重に議論を重ねる必要があります

恐らく一番危惧されているであろう『無断学習問題

コレに安易規制をかけてしまうと既存クリエイターも困ることになります

人間学習」と「機械学習」を感情論抜きに切り離すロジック確立しなければならないと思います自分は先輩達の漫画を散々無断学習してきた身です。

その事を棚上げして、 現行の著作権法抵触していないもの人間であれ機械であれ咎めることはできませ ん。(しかし法や条項機械学習ダメとされたらその時は堂々と咎めます)

そうこう考えている間に並行して色々なことが起きました。

自分以外の炎上を見て胸が痛みました。

特に声優さん達が決起した 【NOMORE無断生成AI】 は大拍手で、

タイトルに『無断』 と入っているところにグッときました。

無断でなければ共存共栄していきましょうという意味と受け取りました。 声の著作権現在ありません。

その業界の方々が最大譲歩した呼びかけをしたのです。

感動しました。

一大ムーブメントになると思いました。 各業界も続く可能性も考えられました。

ところがコレにすぐ火の手が上がり、

規制を求める味方のはずの人達から責められトーンダウンすることになります

一つでも譲歩してはいけなかったのですかね。

知り合いの声優さんが心無い言葉を浴びせられているのを見て、

できればその炎上代わってあげたいと思ったものです。

(しかしこの活動はたくましく継続されていると思います)

日本漫画家協会は何もしない」という意見散見されます

著作権者が自らの著作物AI学習にさせたくない場合には、その意向尊重される仕組みが必要である と考える(要約)』というクリエイターに寄り添った内容のパブリックコメントを提出しています2024年2月の 『文化庁パブコメ結果 (団体)』のP175に記載されています

「外部に声明を出すべき」 との意見もよく見ますが、 省庁内にて各著作権団体代表が集まる会議に参加し て内部で発言しているので、外部から発信する必要がないのです。

自分はよく道具の進化について話をします。

スクリーントーンが登場した1960年代に 「楽してる」とスミ指定時代の誰かが言ったそうです。 初期は糊面に印刷がされていて、表からホワイトグラデーションをつける作業必要でした。

そののち表面印刷になり、 削りが可能になった時、 やはり 「楽してる」 と思った人はいたようです。 (ここまでが伝聞です)

当時トーンは高価だったためか手描きのカケアワセが正義とされる風潮もありました。

ミリペンコマ割りをするようになった時は 「カラス口を使え」と言われ、

コピック登場の際には 「今の若い連中は筆も使えない」 と言われ。

そしてデジタルツールが劇的に業界を変えていきますが、

それも当初「ペンや紙の使い方も知らない」 と言っていた人もいます

新しい道具の出現は少なから拒否反応を伴います

それは歴史的綿々と繰り返されてきたことです。

一方で多くのこれまでの漫画家は道具の進化を歓迎し今に至りました。

生成AI現在最も新しい道具の一つですから拒否反応もあるでしょう。しか機械であり道具であることは間違いありません。

問題視するとしたら、その性質と成り立ち、使用する人間所業かと思います

雑感となりますが 「人間の無断学習」は多くの場合そこに尊敬感謝が含まれます学習元にリスペクトの無い 「機械の無断学習」 に憤りを感じるのは当然です。

ここから自分倫理感と感情論になります

才能の民主化等と軽々しく言わないでいただきたい。

常に感謝しろとは押しつけませんが、 先人の積み重ねを瞬時に手に入れられると仮定して、 その学習元を見下す発言冷笑嘲笑悪用する手法諸々、 あっていいことではありません。 この問題がここまで拗れた原因の一つがコレなのだと思います

ここまで読んでいただいた方はすでにおわかりだと思いますが、

自分は生成AIを語る上でまるで知識が足りません。

足りないなりに導き出した 『あったらいいな』 が以下です。

データセットの情報開示の義務

簡単オプトアウトシステム

AI生成のラベリング

ここが整えば、 少しは混乱が減るかなと思います

(今年1月に出席したMANGA議連の場でも生成AI話題は出ており、 気にかけている議員さんは少なくないです。 広く深い議論を期待します)

提案しておいてズッコケなのですが、自分積極的に動く覚悟はないのです。 答えが出せないことが多いのです。

何故ならば自分自作ファンの方の二次創作

「楽しんでね」と黙認しており、 それは使用道具がなんであれ同じと考えるからです。

当然 【人間でも機械使用でも一線を越えたものには強い処分】 を考えます

しかし多少の緩さがないと後に続く文化裾野が広がらないと思うのです。

このへんとても難しいですね。

すでに存在していますが、この先、 生成AI使用した漫画も多く見かけることになるでしょう。自分の横に並ぶかもしれません。

或いはもう並んでいるかもしれません。

それは新しい技術を携えた作家新人だと捉えます

同じ土俵に立つプロ同士の切磋琢磨を楽しみます

その最中できっと多くの学びがあるはずです。

若い作家にもこれまでずいぶん勉強させてもらいました。

その繰り返しと積み重ねです。

負けたら勝つ方法を考えればいいし、必要とされない時代がきたら去るだけです。

ずっとそういう業界に身を置いてきました。

これからも僕がやるべきことは変わりないのです。

ツラツラと書き続けましたが、漫画業界と、アニメイラスト等の隣接する業界似て非なるものです。

自分の考えが適用されるものではありません。

押しつけるものでもありません。

あくま漫画家としての自分個人だけの心境です。

色々な人と出会って今後も考えは変わると思います

現在、2025 8/11までに考えたことです。

長文読了ありがとうございました。

森川ジョージ

Permalink |記事への反応(1) | 02:16

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2025-07-11

あくまSNS眺めてた限りの感想だけど、この人が目指してるの、共存共栄というより支配だよなあって人が多すぎる

責任を負わない独裁者」になりたい人ばっかって感じる

まあ、そのSNSが、過激発言奨励して、そういう人が現れやすくなるよう設計されてるってのはあるけどね

からこそ自分は流されないように気をつけたいね

あい過激意見に染まっちゃうと、ネット外の実生活まで滅茶苦茶な見え方になってしまいそうだし、ネット内外のギャップさらおかしくなったりしそう

Permalink |記事への反応(0) | 06:33

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2025-05-22

anond:20250522162258

みてる世界が違うからのひとことで終わるわな。こればっかりは

 

ただ、スキルとしては無価値だけど、人間力ポイントは居座る能力として強力だぞ

から院に行きなおすよりもずっとコスパいいので

人間力ポイント行使精神負担にならないやつはこれから社会で強いぞ

ワイはめっちゃAI好きなんだけどさ(共存共栄したい)、

◯◯(業種名)のバカどもがクライアント情報ガンガンAIに投げたなって気付いた一端はさ、

ネットにその情報は落ちてないでしょ」って回答をAIがすでにするのよ

 

えっ、それ◯◯◯◯◯◯◯するか、契約/構築/提供してる側じゃないと、知らない情報だよね?みたいなのをヌルっと答えてくれちゃう

(なんならケースによっては契約/構築/提供してる側も名ばかり冗長化をみなかったことにしてる)

ググってみたけどやっぱこの情報ネットに落ちてなかったぞ

 

 

なので、下記のどちらかで戦うしかなくなる可能性を考慮した方がええやで

まぁずっと言われたベーシックインカム時代の到来ですわな

A:人間力ポイント共感力)(健康福祉教育)(物語を作る)(非効率開き直りで押し通す圧倒的な属人化力)(お山の大将力)(詐欺師力)(コネ)
B:高度人材論理筋肉で戦うか物理筋肉で戦うかは好きな方を選んで。どっちも高度な認知能力必要)

Permalink |記事への反応(0) | 16:27

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増田のお前らだけに言っておくけどさ

ワイはめっちゃAI好きなんだけどさ(共存共栄したい)、

◯◯(業種名)のバカどもがクライアント情報ガンガンAIに投げたなって気付いた一端はさ、

ネットにその情報は落ちてないでしょ」って回答をAIがすでにするのよ

 

えっ、それ◯◯◯◯◯◯◯するか、契約/構築/提供してる側じゃないと、知らない情報だよね?みたいなのをヌルっと答えてくれちゃう

(なんならケースによっては契約/構築/提供してる側も名ばかり冗長化をみなかったことにしてる)

ググってみたけどやっぱこの情報ネットに落ちてなかったぞ

 

 

なので、下記のどちらかで戦うしかなくなる可能性を考慮した方がええやで

まぁずっと言われたベーシックインカム時代の到来ですわな

A:人間力ポイント共感力)(健康福祉教育)(物語を作る)(非効率開き直りで押し通す圧倒的な属人化力)(お山の大将力)(詐欺師力)(コネ)
B:高度人材論理筋肉で戦うか物理筋肉で戦うかは好きな方を選んで。どっちも高度な認知能力必要)

 

 

関連増田:いわゆる職場無能YouTubeなどの動画コンテンツ異次元コメントする人たち

https://anond.hatelabo.jp/20241130183328#

 

anond:20250525021034

Permalink |記事への反応(0) | 11:52

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2025-05-18

参政党の憲法案がむかつく上に画像化されていたので文字起こしした

https://sanseito.jp/new_japanese_constitution/

前文

日本は、稲穂が実る豊かな国土に、八百万の神祖先を祀り、自然の摂理尊重して命あるもの尊厳を認め、徳を積み、文武を養い、心を一つにして伝統文化継承し、産業を発展させ、調和のとれた社会を築いてきた。

天皇は、いにしえより国をしらすこと悠久であり、国民を慈しみ、その安寧と幸せ祈り国民もまた天皇を敬慕し、国全体が家族のように助け合って暮らす。公権力のあるべき道を示し、国民を本とする政治の姿を不文の憲法秩序とする。これが今も続く日本國體である

国民生活は、社会公益が確保されることによって成り立つものであり、心身の教育食糧の自給、国内産業の育成、国土環境保全など、本憲法によって権利の基盤としての公益を守り、強化する。

また我が国は、幾多の困難を乗り越え、世界に先駆けて人種平等を訴えた国家として、先人の意思を受け継ぎ、本憲法によって綜合的な国のまもりに力を尽くし、国の自立につとめる。あわせて、各国の歴史文化尊重して共存共栄を実現し、恒久の平和に貢献する。

日本国民は、千代八千代繁栄を達成し、世界に真の調和をもたらすことを宣言し、この憲法を制定する。

国歌 (1)

君が代

千代八千代

さざれ石の厳となりて

苔のむすまで

第一天皇

(天皇)

第一日本は、天皇のしらす (2) 君民一体 (3) の国家である

2天皇は、国の伝統祭祀主宰 (4) し、国民統合する。

3天皇は、国民幸せを祈る神聖存在 (5) として侵してはならない。

(皇位継承)

二条皇位は、三種の神器をもって、男系男子皇嗣継承する。

2皇位の安定継承のため、皇室は、その総意として皇室典範を定める。

3皇族宮家は、国が責任をもってその存続を確保しなければならない。

(天皇権限)

第三条天皇は、全国民のために、詔勅 (6) 共の利益のためを発する。

2天皇は、元首として国を代表し、内閣責任において、以下の事項を裁可 (7) することができる。ただし、同じ事項につき内閣から重ねて奏請があったときは、これを裁可する。

内閣総理大臣、国務大臣国会議長及び最高裁判所長官の任命

憲法法律政令及び条約公布

国会召集衆議院解散及び国政選挙公示

条約批准外交使節に対する全権委任国賓の迎接

大赦特赦減刑刑の執行の免除及び復権認証並びに栄典の授与

六 その他国政に関し重要ものとして法律で定めた事項

3摂政 (8) は、皇族に限り、皇室典範に基づき権限行使する。

第二章国家

(国)

四条 国は、主権を有し、独立して自ら決定する権限を有する。

2 暦 (9) 及び元号は、天皇がこれを定める。

3国号日本国語日本語、国歌君が代国旗日章旗である

4公文書は、必ず元号及び国語を用い、国民理解し易い文章 (10) で記さなければならない。

(国民)

五条国民要件は、父または母が日本人であり、日本語を母国語とし、日本を大切にする心 (11) を有することを基準として、法律で定める。

2国民は、子孫のために日本まもる義務 (12) を負う。

(公共利益)

六条 国は、この憲法に定める国民の権理 (13) 及び公共利益(以下「公益」という。)を国政において常に維持し、擁護する義務 (14) を負う。

2 前項の公益は、次の二章及びこの憲法全体を通じ、国民生活の基盤確保及び国のまもりを目的として規定される。

3公務員は、専ら公益の維持及び増進に従事する責務を負う。

4個人や団体の利益は、健康安全環境文化等、将来の世代にわたって必要公益のもとに得られることに留意し、その追求は、公益配慮して行うことを要する (15) 。

第三章国民生活

(家族)

七条家族社会の基礎であり、思いやりの心をもって互いに助け合う。

2子供は国の宝である。親は、子供の成長及び教育責任を負い、国は、その責任を補完する。

3婚姻は、男女の結合を基礎とし、夫婦の氏を同じくすることを要する。

4 家庭、地域社会及び学校は、相互連携して、国民の健やかな精神を育むものとする。

(国民基本的自由と権理)

八条 すべて国民は、主体的に生きる自由 (16) を有する。

2国民は、健康文化的な尊厳ある生活を営む権理 (17) を有する。

3 権理には義務が伴い、自由には責任が伴う。権理及び自由は、濫用してはならない (18) 。

4国内活動する全ての者、法人及び団体は、法律に基づき納税の義務を負う。

(教育)

第九条国民は、自ら学び自ら考える力を基本とする教育 (19) を受ける権理を有する。

2 国は、義務教育において、個性能力に応じた多様な選択肢 (20) を設けなければならない。

3国語古典素読歴史神話修身武道及び政治参加の教育は必修とする。

4教育勅語など歴代詔勅愛国心、食と健康地域祭祀偉人伝統行事は、教育において尊重しなければならない。

5学校給食は、健康配慮し、地域食材を用い、国内における調達に努める。

(食糧生活基盤)

第十条食糧は、主食である米作りを中心に、種子肥料も含めて完全な自給自足 (21) を達成しなければならない。

2 国は、農林水産業及び国民生活基盤となる産業従事者を保護育成する。

3農林水産業は、自然との調和を重視し、健康文化継承国土保全、食料安全保障等、国の重要な基盤として尊重されなければならない。

(健康医療)

第十一条国民健康に関わる情報は、医薬品食品添加物農薬遺伝子組換の安全性を含め、国がすべて国民に開示する義務を負う。

2国民は、必要医療選択する自由 (22) を有し、その選択をもって差別されない。

3 国は、国民食生活睡眠、適度な運動など心身の健康配慮し、疾病の予防や根本治療に努めるものとする。

(環境保全)

第十二条国民は、自然が命の源であることに思いを致し、生態系保護し、次世代美しい国土を引き継ぐよう努めなければならない。

2 国は、人口一極集中を避け、各地域経済的発展を支援する国土計画を作成し、災害時にも互いに助け合える体制を築くものとする。

(政治参加)

十三条国民は、政治に参加する権理を有し、義務 (23) を負う。

2 十六歳以上の国民選挙権を有し、十八歳以上の国民被選挙権を有する。

3 国は、報道等により、候補者情報国民に公平に分かりやすく知らせなければならない。

4選挙のための供託金は、国民の平均年収の十分の一を超えない。ただし、候補者となる権理を濫用してはならない。

5候補者及び議員本名帰化の有無 (24) 、収支等の情報は公開される。

(地方自治)

十四条地域風土信仰及び文化を護り、住民意思政治に反映させるため、地方自治体を設置し、その仕組みを法律で定める。

2地方自治体は、住民自律的意思に基づいて首長及び議員を選出し、条例を制定し、予算執行することができる。

3 国は、地方自治に対し、外国または国際機関から干渉を受けないよう措置を講ずる。

Permalink |記事への反応(2) | 16:12

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2025-04-24

anond:20250424040734

人類相互理解包摂性に基づき、社会的経済的文化的諸側面において調和バランスを保ちながら、持続可能共存共栄を実現することだよ

Permalink |記事への反応(0) | 04:10

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2025-02-14

anond:20250209011350

これで書籍っぽくなりますかね?

 

 

# 前提条件:

# 実行指示:

{書き手ペルソナ}が

{読み手ペルソナ}に対して、

{書籍ジャンル}である{書籍タイトル}の書籍作成するために、

{本の目次}の{今回作成する章}の内容{今回作成する章の内容}を、

[#出力フォーマット]を参考に、{スタイルトーン}で執筆してください。

各セクションは最低でも{各セクションの最低文字数}文字以上で記述してください。

#情報:

読み手ペルソナ="

年齢:28-35歳

性別:男性

職業:戦略コンサルタント投資銀行家起業家などエリートビジネスパーソン

興味関心:世界史地政学テクノロジービジネス戦略未来社会

読書レベル: 専門書、学術論文ビジネス書を頻繁に読む

"

書き手ペルソナ="

名前: Dr.知的 啓史 (ChitekiKeiji)

性別:男性

職業:歴史哲学者科学思想史家、数理生物学者計算論的精神医学研究所所属

専門知識:歴史学(世界史文明史)、地理学生物学進化生物学疫学)、数学数理モデル複雑系)、哲学科学哲学歴史哲学)、社会科学政治学経済学社会学)、計算論的精神医学(知能モデル

補足:ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」の議論を基盤としつつ、最新の研究成果と批判視点を取り入れ、より厳密で多角的、かつ未来志向文明論を展開する。数理哲学的な厳密さと歴史学的な実証性を重視し人間の知能を問い直す。

"

書籍タイトル="文明の興亡:地理病原菌技術、そして社会構造進化"

書籍ジャンル="文明論、歴史学、社会科学未来学"

ターゲット層="知的好奇心旺盛なビジネスエリートグローバル企業リクルーター"

本の目次="

序章**

* なぜ今、文明の興亡を再び問うのか?

* 本書の目的構成:銃・病原菌・鉄を超えて

第一部:文明の基盤**
第一章:文明とは何か?**

*文明定義多角的視点

*文明構成要素:共通価値観社会システム技術文化

*文明多様性普遍性比較文明史の視点

第二章:地理環境の制約と可能性**

*地理が知能、農耕、家畜化、資源分布に与えた影響

*気候変動と文明の盛衰

*海洋河川山脈地理障壁交流の促進

第三章:病原菌文明の変遷**

*感染症歴史文明史におけるパンデミック

*病原菌文明間伝播と影響

* 衛生、医療公衆衛生進化

第二部:文明ダイナミクス**
第四章:技術革新と社会変革**

* 知能の差異が農耕技術社会構造の変化に与えた影響

*金属器、文字貨幣発明とその波及効果

第五章:社会構造制度重要性**

*政治制度経済システム社会階層の多様性

* 法、倫理道徳文明を支える規範

*教育知識イノベーションを生み出す社会システム

第六章:文明間の相互作用と衝突**

*交易文化交流技術移転文明の融合と発展

*戦争征服植民地主義文明間の衝突と影響

第三部:文明未来**
第七章:21世紀文明課題**

*環境問題、資源枯渇、気候変動

*格差貧困紛争文明内部の矛盾対立

第八章:持続可能文明への道**

*多様性と包容性:共存共栄文明

*グローバルガバナンス国際協力必要性

終章**

* 「銃・病原菌・鉄」は何を間違えていたのか?

*文明の興亡から何を学び未来に生かすのか?

"

序章と終章以外の各章の最低文字数="2000"

スタイルトーン="

"

# 出力フォーマット:

第{章番号}章:{章タイトル}

章の概要:** {この章の主題と、読者がこの章から得られる主要な学びを簡潔に記述する。}
章の目的:** {この章が書籍全体の中で果たす役割、読者に提供する価値を具体的に記述する。}

{章番号}.{セクション番号1} {セクションタイトル1}

セクションの概要:** {このセクションで扱う内容と、読者が得られる情報を簡潔に記述する。}

{このセクションが章の中で果たす役割、読者に提供する情報を具体的に示す。}

{章番号}.{セクション番号1}.{小見出し番号1} {小見出しタイトル1}

{小見出しの内容}

{章番号}.{セクション番号1}.{小見出し番号2} {小見出しタイトル2}

{小見出しの内容}

{章番号}.{セクション番号2} {セクションタイトル2}

(上記 {セクション番号1} と同様の形式記述)**

# 補足:

Permalink |記事への反応(1) | 11:06

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2025-02-09

子無しと子有りは協力して共生するべし

子無しは生活制限がある子ありにはできない働き方ができる。子あり親では入れないシフトに入ったりとか

また、子無しは金銭的に余裕があるので経済も回せる。

子ありは子供大人に育てることで子無しの老後の年金を稼がせるし、子無しが高齢になっとときに子無しの生活を支えるのは子ありが育てた子供たちだ。子無しが高齢になったときスーパーで働いてるのも、コンビニで働いてるのも、市役所で働いてるのも、家に荷物を運んでくる配達員も、子ありの親が育てた子供

子無しと子ありの大人たちはうまいこと協力して共存共栄しなきゃいけない

Permalink |記事への反応(3) | 18:00

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2024-12-24

ライオン社会はメスがコミュニティ運営者だ。

狩り(食料調達)も育児もメスがやり、オスはメスにとって繁殖用に必要な単なる精子製造機といってよい。

しかチンコの先から精子をぴゅぴゅっと出す以外役立たずの穀潰しなのだから健康で頑強な1頭がいれば十分だ。

選ばれし種オスは一見ハーレムを築いているように見えるが、老いて力衰えれば若いオスにその場を奪われ、

一人寂しく野に捨てられる精子奴隷なのである

これはニホンザルでも似たようなものであり、チンパンジーボノボではもう少しオスがコミュニティに混じってくるが、

コミュニティ運営者はやはりメスで、オスは子育てに参加するでも、メスのために食料調達を担うわけでもない。

しかしそれでは、オスは常に精子奴隷地位を争い合い、弱オスは子孫を残せぬまま独りで自分のために食料を探し、

食って糞して死んでいくだけだ。

だがそんな中で知恵のあるオスが、一人より二人、二人より三人で協力すれば生存確率が上がり、

屈強な1頭の種オスを倒して、精子奴隷地位シェアできると考えたのかもしれない。

しかしメスコミュニティにとって精子チンコの先からぴゅぴゅっと出す以外脳のない穀潰しのオスは何匹もいらない。

そこで知恵のあるオスが、「姉さんたち、オレたちが狩りして食料調達してくるから子育てに専念してくれていいぜ。

その代わり、これからもずっとオレたちに精子をぴゅぴゅっとさせてくれ。」と頼んでコミュニティに残ったのだろう。

そういった複数のオスたちによる共存共栄戦略サル人間へと進化させたと考えられないだろうか。

その結果、世界中殆ど文明で、男が外で働き、女が家事育児を担う性的分業が生まれたのだろう。

それはやがてコミュニティ運営者としての地位を女から男へと移行させ、男が支配する社会スタンダードとなった。

人類社会コミュニティの共栄のため、様々な支配体制やコミュニティの拡大を繰り返し、

その過程でいわゆる理系男子たちが道具や技術を発展させ、生活環境を改善効率化させてきた。

その中には家事子育てグッズの発展や効率化も含まれる。

特に近代以降、産業革命資本主義経済により、技術進化経済利益追求ガッチリと噛み合って、

社会は急速に発展した。当然家事効率化も金になると判断した男たちは様々な家電機器を生み出し進化させた。

その結果、洗濯板でゴシゴシ体力と時間を浪費していた女たちはボタン一つで洗濯ができるようになり、

炊飯器電子レンジガスコンロ簡単調理掃除もホウキチリトリから掃除機やルンバに替わって時短され、

余った時間で男と同等の社会活動可能となった。女性解放したのは経済利益を追求した男たちなのだ

また、こういった家事効率化は、結果として男も仕事と両立して簡単にこなせるようにした。

もはや家事を男女で分業する必要性は全くなくなってしまったのである

子育ても、もともと哺乳類としてはメスたちがコミュニティで担っており、母親一人でやらなければならないものじゃなかった。

現代人間社会では保育園学校といったシステムで、社会子育ての多くの部分を担うようになっている。

会社産休・育休といった仕組みを工夫し、仕事効率よくシェアできる環境作りをしていけば、

性的役割分業の必要性はどんどんなくなっていくだろう。

チンコの先から精子をピュピュっと出す以外役立たずの穀潰しだった精子奴隷のオスたちが、

生き残り戦略として知恵を使って共存共栄社会を築く人間へと進化し、メスが運営者のコミュニティから

男中心社会へと逆転させた。しかし更なる社会効率化と技術進化、そして経済利益の追求によって

女たちを時間的拘束から解放し、再び社会運営者として参入する道を開いたのである

もはや男女の社会平等必然的結果で、繁殖活動は個々に納得する男女がつがいとなるのが当然の成り行きだ。

社会としては変わらず共存共栄のために、平等な男女が生きやす子育てやすシステム技術進化

知恵を絞ることになるのだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 17:06

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2024-09-05

CONCORD爆死を嗤うな

“開発に8年かけて2週間でサービス停止となった新作ゲームコンコード」のキャラクターデザインリーダーがやばすぎた・・思想強すぎて完全に…”

https://htn.to/2PbJZZEB44

WOKEでなくてもクソだった映画とかと違ってWOKEで無ければ良作だったって実例が来てしまって、今のWOKEに文化を牽引する力が無いってのが明確になってしまった感があるね。

というか、日本オタクが牽引する市場って、今でも50億ドルに届かない程度の規模感でしか無いのに、その4倍の額突っ込んでなお一般人を惹きつけないんだから相当無理だろ……

ブラウニーポイント一般人に訴求ポイントとして有効に働いていないだけならまだしも、優遇されている各属性の人々に対してすら全く響いていないってのは根本的な間違いがあると思う。

DEI推進は目的化しちゃダメだな、やっぱり。

よく考えたら、オタクだってオタクに媚びたようなムーブメント嫌悪感を示しがちだったしな……

オタクは媚びられることに喜ぶのではなく、媚びた結果だろうが媚びずに出てきた結果だろうが、対象に興味関心、趣味嗜好、性癖などを刺激されるかどうかで判断するし、その辺割とシビアなので結果が伴わなきゃダメなんだよね。

一方で、「媚びた時点でブラウニーポイントが稼げて目的が達成されるDEI」は品質向上に寄与しない。

オタクは「被差別属性顧客目線を併せ持つ多々買う人々」という、かなり特殊存在なんだなとあらためて思う所。

内輪ウケで終わらない活動大事

WOKEはWOKEに媚びられただけで喜ぶステージを脱して価値創造を始めるべきなんだろうな。

そのためにマス・マーケット進出から始めてる辺りが構造的にイビツ過ぎる。

オタクのように同人誌Web小説といった所から裾野を広げていくプロセスを欠いた結果、WOKE的価値から創出されるあらゆるモノは「踏襲するモンが何も無いぽっと出状態」に陥っているんではと思われる。

なろう系と呼ばれるジャンルが成立するまでワナビーたちが屍山血河を築くほどに試行錯誤を繰り返してきたように、WOKEを代表するジャンルが成立するまで試行錯誤を繰り返す必要があるんだろうな。

こういった屍山血河を築くにあたって唐突集団製作から取りかかる体制デカすぎるんよ、やっぱり。

こういうこと言うと軍師気取りとか言われちゃうんだろうけど、そもそもの話をすればWOKEのためを思ってのことではなく、オタクとWOKEが文化的に共存するにあたっての個人的な願望から来る提案に過ぎんのよ。

侵略的な活動、ほんとよくない

オタク文化侵略支配して何かを成そうとしているようにしか見えない現状では、対立するしか無くなっちゃってるからねぇ……

オスに生殖を禁じた上でメスを外来種と交配させ続けると現地の固有種が消滅するのと同じように、一部要素の継承を断たれてプロパガンダ押し付けられた文化もまた変容という格好で消滅するんですよ。

WOKEがやろうとしていることはこう、往々にして虐殺の要素を含むものなんで、今の路線でヨソの文化と仲良くできることはあり得ないんだよね。

融和に必要なこと、その取り組みは既に始まっている。

WOKEが抱えがちな「理解されれば受け入れて貰える」って思考は、その一方で受け入れて貰う側のことをどれほど理解をしているというのか。

自分相手のことを理解する気がサラサラ無いのに、一方的に受け入れ、愛されて当然だと思える思考は、駄々を捏ねる幼児のそれと変わらんのよね……

オタクの側は実際「WOKEな人に喜んで貰えるかな?」っていう試行錯誤を既に始めてると思う。

オタク根本的に喜ばれることを好むからね。

そもそもオタクオタクだけにウケる作品で満足しないんですよね……

漫画なんかだと、古くは子供に喜ばれるために試行錯誤し、婦女子に喜ばれるために試行錯誤してて、それらを受け取った少年少女はいしか大人となり、描き手になった。

結果、大人が喜ぶ少年漫画や男が喜ぶ少女漫画、果てはノンケが喜ぶホモ百合漫画が生まれるほどの多様性を獲得して今に至るわけでして。

そうした流れの中で、今だって何が喜ばれるかを試行錯誤してる真っ最中だと思うのよ。

ポリコレとかDEI推進って聞くと拒絶反応が見えるけど、男女平等とか自由主義とか性的指向多様性なんかの各要素は寧ろ積極的に取り込んでるでしょ。

既にそうした課題に対する改善意識が作劇上の必然として巧妙に練り込まれて来てたから、実はオタクほどフェミニズムやDEI推進と親和性が高かったりするんです。

男女の不平等は「登場人物が遭遇する障害」として登場し、反自由主義は「ディストピア」として書かれ、性的嗜好多様性キャラクターの造型として実装される所を飛び越えて、一部はBL百合など分類可能ジャンルにすらなっている。

何事につけ、自分と同じ考えに至って当然って考えは捨てた方がいい。

こう、かつての作家達がこれまで積み上げてきた試行錯誤努力の結果を、「そこに至って当然の、必然しかない」と勘違いしてる輩はけっこう混じってるんでないかねぇ……

ンなワケ無いんだよなー……

WOKEとかパヨクは融和に向けた努力を続ける人々のやわらかな物腰を弱みと勘違いしてるのか、強権的な支配を試みるんだよな。

この手の人らは根本的に、支配されるか反発するかの二択しかない中で、「尊重」とか「寛容」といった共存共栄に欠かせない要素を学び損ねてるフシがある。

これらは纏めて「多様性尊重」と呼ばれる概念になるわけですが、相手尊重するためには相手への理解必須なので、多様性尊重とはただの妥協我慢ではないんです。

我慢を強いられる事を唯唯諾諾と受け容れるのは「妥協」であって、それは寛容でも尊重でもねえのですよ……

この辺を履き違えてるから多様性への尊重を呼びかけながら、

「今度は俺たちが支配する番だ!」

ってムーブになってしまうんじゃないかと疑ってる。

歩み寄りの話に戻る

ネトウヨわからんけど、多くのオタクはWOKEを観察し、理解しようと頑張ってます

新規ジャンル開拓とか商売する上での下心があるにせよ、理解しようとしてるんです。

WOKEはオタク理解しようとしているかといえば、欠片も理解する気は無さそうだった。

これがなぜ過去形かって、オタクゲーマーが好む要素をきちんと分析して実装していたからこそクソゲーでは無かった「コンコルド」という実績が生まれたからです。

非常に悲しい話ですが、結果的作品ヒーローシューターという飽和市場に生まれ落ちてしまい、たとえWOKEで無かったとしても爆死濃厚な作品となってしまたこと……

クオリティを高めるために必要だったのでしょうけど、企画からリリースまで8年てのはあまりにも長すぎた……

ぼく、コンコルドバカにする気は全然無いのよ……

ただ悔しいし、作り手の無念は想像し得ませんよ実際……

ぼくはリベサヨとして、コンコルドが雑な作りのクソゲーでは無かった事実GeekNerdに対するWOKE側の歩み寄りであったって可能性を、どうか頭の片隅に置いてて欲しいと願う……

雑にそれっぽいものでっち上げるだけなら時間費用もここまでのことにはなってないハズだからね……

逆に、コンコルドの失敗からWOKEの側も学んで欲しい。

個人的には、漫画が獲得出来ている多様性から考えると、先に挙げたように漫画小説などの個人製作からジャンル確立を目指すのがもっとも穏当かつ確実だと思う。

この形態は「支持者が買い支えやすい」という草の根活動的に最も重要ポイントを抑えているのがデカいです。

コンコルドはおそらく、一般人おいてけぼりのオタ向け路線で同じ事しても、同じ失敗をしていることでしょう。

ヲタを巻き込まないと成立しない分野に手を出すのが時期尚早なんですね……

たかだか4000円ぐらいでハードルとかwwww」

って思われるかもだけど、コンソールやゲーミングPCが既に手元にあるおめーらと一緒にすんなって話で、そもそもPS5もゲーミングPC全然安くねえのですよ……

トータル10オーバーハードル普通にクソ高えのです。

どんな方面であれ、侵略を伴わない本気の取り組みが報われないことは悲劇です。

さいごに

CONCORDをただただ笑い者にすることで、逆にオタク品性が問われる状況にあると認識した方が良いとすら思います

WOKEの本気を見て、手触りは悪く無いと感じるプレイヤーが多かった事実は決して軽く無い。

それになにより、WOKEが既存ラインナップと肩を並べて困るオタクは居ないだろ。

それはノンケオタクがことさら百合BLを叩いたりはしないのと同じ事だもの

WOKEジャンル確立すれば、一々既存シリーズ侵略しに来ることも無くなるだろうからWinWinだと思うね。

一々買って応援しろとは言わない(なんならぼくも買ってない)けど、生暖かく見守るに留めたってバチは当たるまいよ。

ここまで読んでくれてありがとナス

Permalink |記事への反応(12) | 11:53

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2024-08-21

アラブ諸国パレスチナ難民を受け入れない理由

アラブ諸国イスラエルガザ侵攻でパレスチナ支持を表明している

しかし決してパレスチナ人を難民として受け入れようとはしない


これには理由がある

中東でお人好しやってると付け入られるのだ


ヨルダンは受け入れたパレスチナ難民(PLO)に好き放題された

そして、ついにはPLOハイジャック犯まで匿う事態となった

国際的非難を浴びたヨルダンPLO排除に乗り出し、内戦となり

シリア軍事介入まで招いて危うく国が崩壊しかけた


かつて、レバノン複数宗教共存共栄する国だった

繁栄する首都ベイルートは「中東パリ」とも呼ばれた

しかし、ヨルダン追放されたパレスチナ人が大量に流入

宗教バランスが崩れ内戦が起き、今や無政府状態


アラブ諸国にはスンニ派が多いが、同様にスンニ派の多い

ウイグル人クルド人を助けないのも同じ理由

大国中国イランと揉めたくないのもあるが

それ以上に難民を受け入れたくないのが本音

Permalink |記事への反応(1) | 08:45

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2024-08-16

anond:20240816170949

薄い本読んで、原作にはまる人もわりといるか共存共栄なんじゃないん?

Permalink |記事への反応(1) | 23:00

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2024-06-14

anond:20240614204056

マジレスすると

コロンブスの上のカトリック両王がクソだから

グラナダとの共存共栄を終わらせた汚物

Permalink |記事への反応(0) | 20:48

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2024-05-11

anond:20240511080434

ベストセラー本を並べるような図書館はまさに司書が弱い図書館だよ

良い司書は、ちゃん書店との共存共栄意識してるし、スペースや予算に限りがある中で蔵書に厚みを持たせる選書をする

先入観をもって見てたら目に入っても気付かないだろうけど、選書、除籍、配架企画展示、イベント資料の修理、などなど、そこかしこに差が出る

良い図書館は色々工夫してあるよ

利用者がそこまで気付く必要はないけど、自分に見えないからといって専門職仕事を軽んじるのはやめてほしいな

Permalink |記事への反応(0) | 08:41

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2024-05-05

anond:20240505084038

🐧「八百万のゴッズと共存共栄するほうがえらい!」

Permalink |記事への反応(1) | 08:44

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2024-04-02

anond:20240402155931

あなたの感じていることについて、まずは理解を示したいと思います労働組合集団行動に対して否定的感情を持つことは、個々人の価値観経験によって異なるため、決して珍しいことではありません。あなたが述べたように、「徒党を組んで戦う」というアプローチが、個々の自由選択合意形成プロセスを重んじる立場から見れば、疑問を感じることもあるでしょう。

労働組合集団による交渉は、個人では力が及ばない場合に、より良い労働条件待遇を求めるための一つの手段として存在します。この背景には、労働市場における権力の不均衡があり、個々の労働者よりも組織されたグループの方が交渉において有利な立場を得やすいという実情があります

しかし、あなたが指摘するように、個人自分利益価値観に基づいて職場選択し、働く場所自由に選べる状況が理想的であることも確かです。経営者労働者間の利害が一致し、共に目標に向かって努力できる環境があれば、対立することな共存共栄できるかもしれません。

労働組合集団交渉アプローチに対して異なる見解を持つことは、多様な意見価値観があることの表れであり、それぞれの立場や考え方には一定正当性があります。また、労働組合に対する批判的な意見を持つ人々もいれば、労働組合の果たす役割を高く評価する人々もいます

重要なのは、異なる視点理解し、それぞれのメリットデメリット考慮に入れながら、より良い労働環境社会を目指していくことでしょう。そして、個々人が自分にとって最適な選択をできるよう、情報選択肢を広げていくことも大切です。

Permalink |記事への反応(1) | 16:08

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2024-02-17

anond:20240217201219

包丁作ってるメーカーガーとか言い訳きそうだけど、おそらく加担具合(主に犯罪者予備軍への精神に対する影響か?)がその比じゃなんだよね

第二の低能先生が出てきても絶対懲りずにサービスするんだろうな

サステナビリティとかCSRとかから一番遠いところにあるだろはてな企業体質って。

共存共栄とかない。自分さえよければいいんだ。

Permalink |記事への反応(0) | 20:18

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2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3)格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題Permalink |記事への反応(1) | 18:32

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2023-10-25

anond:20231025070943

今は秋田県には4000頭を超える熊が居る計算になってるそうだな

繁殖力もそれまで想定していたよりずっと高いとか

人が安全に暮らすエリアを確保するなら、共存共栄を目指すならある程度は殺さないと危険だね

さないなら繁殖力が高いので県ごと無人にして明け渡すとかも

Permalink |記事への反応(0) | 07:18

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2023-10-18

毒キノコをリスやシカが食べる映像ニュース

この前、リスが毒キノコを食べてる映像が撮れたってニュースを見た。

専門家が、きのこは胞子を運んでもらえて共存共栄なのではないか解説してたけど、今朝続報のニュースを見たらエゾシカ毒キノコを食べる様子が映像に残されたって話だった。

毒が人間以外には効かないとしたらのこキノコはなんのために毒を持ってるんだ。

そんなに人間に食われないことが生存競争に有利だったのか。

Permalink |記事への反応(1) | 10:01

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2023-08-21

anond:20230821151903

アンチって言ってるんだし言っても良いのでは?共存共栄を願うならアンチとか言わない

Permalink |記事への反応(0) | 15:42

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2023-05-27

ダイバーシティとは何なのか

時代の流れに合わせて生まれ変わる言葉の一つ、「ダイバーシティ」。それは一体何を指しているのだろう。今回はその「ダイバーシティ」の意味について深堀りする。

初めに、その音色に耳を傾けてみよう。「ダイバーシティ」。独特の響きがあり、切れ目のない流れるような音列が特徴的だ。この言葉は、まるで自然の流れ、風の音、流水の音を思わせる。

次に、その言葉の形状に目を向けてみよう。「ダイバーシティ」。一つの言葉だが、「ダイバー」と「シティ」という二つの要素に分割することもできる。それぞれどのような意味を持つのだろうか。

ダイバー」は、深く潜る者を示す。見知らぬ世界を探索し、自身を未知の領域に投じる。これは探求心や冒険心、未知への挑戦を表現していると考えられる。

一方、「シティ」は都市を思い起こさせる。人々が集い、さまざまな文化や考えが混ざり合う場所。それは人々の集まりであり、一つの場所に多くの要素が混在する状態を示す。

それぞれを見てみると、「ダイバーシティ」は「未知への挑戦」と「多くの要素が混在する状態」の二つの要素を持つと解釈できる。未見の世界への探求と、そこに存在するさまざまな要素が混在する状態、それが一つの全体を形成するという考え方を含んでいる。

しかしながら、「ダイバーシティ」が本当に指すものは、単純な二つの要素の組み合わせ以上のものかもしれない。それぞれの要素が交錯し、融合することで新たな意義を生む。未知の世界に対する挑戦と、そこに存在する多くの要素を受け入れること。「ダイバーシティ」は、この二つの概念統合した挑戦的な思考や行動を表現しているともいえる。

このような視点からダイバーシティ」を捉えることで、その深い意味が見えてくる。それは私たちが遭遇するさまざまな事象に対する新たな視点提供し、私たち生活に新たな色彩をもたらす。そしてこの言葉理解し、行動に反映することで、私たちはより豊かな人生を歩むことができるだろう。

言葉は、その形成進化を通じて、私たち意識に強力な影響を及ぼす。そして、「ダイバーシティ」はその良い例である


考察を深めることで、この言葉内包する本質は、「未知への挑戦」そして「多くの要素が混在する状態であることが明らかになった。しかし、それだけではなく、これら二つの要素が相互作用し合うことで生まれる新たな価値もまた、「ダイバーシティ」の一部と考えられる。未知への挑戦が多くの要素の混在を可能にし、その混在が新たな挑戦を生む、この循環こそが「ダイバーシティ」の真髄である

これは、何か新しいものを追求し、その過程でさまざまな要素が交錯する経験を重ねることの重要性を私たちに教えてくれる。また、新たな挑戦が更なる混在を生み出し、その結果として生まれる新しい価値が、次の挑戦への道筋を示す。この循環的なプロセスは、私たちが日々の生活の中で経験し、学び、成長するための鍵となる。

私たちが「ダイバーシティ」を理解し、その思考を行動に反映することで、私たち自身視野を広げ、新たな価値を見つけ出すことができる。また、それは他者との関わりの中で生まれる新たな絆や共感可能にし、共存共栄社会の実現へとつながる。つまり、「ダイバーシティ」は新たな挑戦と多様な要素の混在を通じて、私たち個々の成長だけでなく、社会全体の発展をも促進すると言えるだろう。

私たちは日々進化し続けるこの世界で生きていく中で、新たな言葉出会い、その意味理解することで自己成長を遂げる。そして、「ダイバーシティ」は、その一つの言葉として私たち生活に深い影響を与え、私たち思考や行動に対する新たな視点提供してくれるのだ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:57

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2022-12-19

anond:20221219231247

今や反日朝鮮カルト共存共栄を望む政党日本与党国民の大半が、朝鮮カルトウェーイって状態から末期。親韓どころか支配下にあるようなものだし。

Permalink |記事への反応(1) | 23:20

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2022-12-18

anond:20221218124629

反日カルト国家与党共存共栄を望むとか、そんな政党民主主義で選んでいる事実世界では結構衝撃的で、日本人愛国心の低さがテレビなどで取り上げられてるけど、愛国心って何?愛朝鮮カルト心とか愛自分しか自民党にはなくない?

Permalink |記事への反応(0) | 12:53

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