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はてなキーワード:先生とは

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2025-12-13

anond:20251213162753

園の先生が怪しいと思う

Permalink |記事への反応(0) | 16:58

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善人しか出てこない話です

Aさんというママ友がいる。

誰にでも感じがよくて、声が柔らかくて、よく気がつく人だ。

雨の日は傘を余分に持ってきて、忘れた人に貸す。

子どもが熱を出したと聞けば、買い物のついでにゼリー差し入れる。

「無理しないでね」が口癖で、悪口を言っているところを一度も見たことがない。

園でも評判がいい。

「Aさんがいると空気が穏やかになるよね」と先生まで言う。

最初は、すごい人だなと思っていた。

違和感を覚えたのは、ほんの些細なことだった。

私が「最近ちょっと寝不足で」と言った翌日、

「昨日は何時に寝た?」と笑顔で聞かれた。

たまたまだと思った。

次は、私が夫の愚痴を少しだけ言ったとき

数日後、別のママから

「ご主人、お仕事大変そうですね」

と声をかけられた。

あれ、と思ったけど、偶然だと思うことにした。

Aさんは、決して秘密を漏らさない。

直接的な言葉は使わない。

ただ、「心配してる人がいるよ」とか

「みんなあなたのこと気にかけてる」とか、

そういう形で、少しずつ情報が“共有”されていく。

気づいたら、私の体調、夫の帰宅時間子どもの癇癪の頻度まで、

園の何人かが知っていた。

でも、誰に聞いてもこう言う。

「Aさんから直接聞いたわけじゃないよ」

「みんなで心配してただけ」

Aさんは今日も親切だ。

私が疲れて見えると、子どもを少し預かってくれる。

大丈夫大丈夫」と笑う。

断ると、悲しそうな顔をする。

「頼ってくれないの、寂しいな」

最近、園で私だけ誘われないランチがある。

理由は誰も言わない。

でもAさんは、帰り道で必ず声をかけてくれる。

「無理して輪に入らなくていいよ。

あなた、繊細だもんね」

その言い方が、どうしても引っかかる。

Aさんは、何もしていない。

怒らないし、責めないし、嘘もつかない。

ただ、善意で、人と人をつないでいるだけ。

なのに私は最近

Aさんの前では、何も話せなくなった。

それでもAさんは、今日も優しい。

「何かあったら、すぐ言ってね」

その“何か”が、

もう私の中にしか残っていない気がして、

少しだけ、怖い。

Permalink |記事への反応(2) | 16:27

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普通」の女の子になった話

父は瞬間湯沸かし器みたいな人で、些細なことですぐキレて手が出る。

私も物心ついた頃から殴られたり床に倒されて踏まれたりしていた。

父は人とのいざこざで殴ったり恫喝したりしたこと武勇伝としてずっと話していた。

小中学生スポーツチームの指導なんかもやっていて、今だったら問題になるレベル体罰の話も自慢げにしていた。

父の友人達もそれを持ち上げ、「さすがだなあ」「それが正しい」とかっこいいことであるかのように扱っていた。

私は幼少期からから殴られ、暴力自慢話を聞き、周囲の反応を見ていたので、力で相手ねじ伏せることはかっこいいことで、ためらわないでよいことだと思い込んで育った。

それから色んなマンガで男よりケンカが強い女キャラを見てかっこいいと思い、ごくせんドラマ流行っていたので「男を殴れて勝てる女はかっこいい」とどんどん思い込んでいった。



漫画ドラマでは「女を殴るなんてありえない」というシーンがあったりするので、女の子暴力をふるおうとは思わず男子とよく取っ組み合うようになった。なぜか女である自分が殴られることに抵抗はなかった。

取っ組み合いにきっかけや理由なんてない。小学生男子なんて暴れたい盛りだし、意味もなく突進してくるやつとか、私がすぐ手が出るのをわかっててからかいに来るやつが同級生にたくさんいて、私はいちいち応戦していた。

父は人を殴って相手の歯を折った時の傷が指に残っており、それを勲章のごとく自慢していたので、私は男がケンカで体や顔に傷をつけることはかっこいいことだと本気で思っており、男子と取っ組み合うと顔面にも容赦なく蹴りを入れたりしていた。

休み時間放課後にはだいたい男子たちと暴れ、殴ったり殴られたりする毎日で、これが普通だった。ドッチボールとかサッカーとかで遊ぶのと同じ感覚ケンカして遊んでいた。

ある日の休み時間、いつも通りに男子たちと取っ組み合う中で1人の男子の頬に回し蹴りを入れた。結構クリーンヒットだった気がする。

特に気にせず他の男子さらに取っ組み合っていたら、数分後「何やってんの!!!」という担任の金切り声が響いた。

当時の担任先生20代後半~30代くらいの女性だった。

いつも「危ないよ!」くらいの注意しかしなかった担任だけどその日は様子が違った。

担任の横にさっき私が回し蹴りをくらわした子がいて、泣いているので「え、何?何?」と手を止めて近寄ると

「何じゃないよーーー!!もういやーーー!!!」と担任が泣き叫び、膝から崩れ落ちた。

担任の横で泣いている男子の口内が血まみれになっていた。

それから校長室に呼ばれ校長事情を話し、それぞれの保護者を待ち、帰った。

日登校したら担任に呼ばれ相談室のようなところで「これを読みなさい」と手紙のようなものを渡された。

私が回し蹴りした男子のお母さんが担任に宛てたもののようで、口内を切ったのと歯茎への衝撃?で出血が多かったがとりあえずは大けがではないこと、

けがではなくてもどうしてうちの息子がこんな目に遭わなければならないのかということ、男の子相手ならやんちゃ同士で許せるかもしれなかったが女の子にやられたなんて信じられないということ、

相手の親から謝罪がないことなどが書かれていた。

担任は私が手紙を読んでいる間ずっと泣いており、その後数日学校に来た後は長期の休みに入ってしまった。

手紙に書かれていた通り、私の父親は件の当日に私を迎えに来たけど、担任から事の顛末を聞いたくらいで後は私に何も言ってこなかった。

怒るでもなく慰めるでもなく事情を聞くでもなく。ガストで夕飯を食べて帰った。その日も帰宅してから別件でキレられ、殴られた。

数日後、男女数人で公園鬼ごっこか缶蹴りかをして遊んでたと思う。

1人の女子を後ろから手で目隠しし数を数えていたら、知らない女の人がすごい剣幕でやってきて「やめなさい!」と怒られた。

危ない遊びはやめて!こないだの〇〇くんの時もだけどあなた暴力性は信じられない!あなたおかしい!女の子にも乱暴する気!?

みたいなことを言われ、めちゃくちゃ怒られた。

私は知らない人だったけどたぶん同級生母親とかだったんだと思う。私がクラスメイトにケガをさせたことを知っているようだった。

取っ組み合いのような遊び方よりははるかに優しい遊び方をしていたと思うんだけど、自分が少し相手に触れるような遊び方をしているだけで大人はこんなに取り乱すんだ、と少しショックだった。

危険人物である、悪である、と人に思われていることを急に自覚して、なんだかとんでもない気持ちになった。

今考えたら子どもを育てている親からすれば暴力的な子が自分の子の近くにいれば怖いし叱るべきなのはわかる。

どう考えてもあの頃の私はおかしかった。

それから私は取っ組み合いや殴り合いをやめて、普通の子どもになったと思う。(体育や休み時間にやるスポーツは派手にやっていたけど、普段生活では大人しくなった)

腹が立つことや納得いかないことも話し合いでなるべく穏便に解決することを学んで、大声を出して主張する人や嫌なことがあると物にあたる人、手が出る人を見ると嫌だなあと思うようになった。

子どもながらに自分のしてきたことを棚に上げたり棚から下ろして飲み込んで吐きそうになったり、ぐるぐる悩みながら中学生になった。

小学校には私以外にも男勝りをアイデンティティーにしているような女子が数人いたけど、中学校にはボーイッシュな子はいてもそんな暴力的な子はいなかった。

制服スカートのままで毎日男子とのケンカを楽しんでいる豪快な女子なんてマンガ世界しかいなかった。

中学校までは同じ小学校出身も多かったが、高校はなるべく遠く、同じ小学校の人があまり受験しない学校を選んだ。

穏やかでにこやかに、口の悪いこともなるべく言わないように過ごし、友人も文化部帰宅部の和やかな雰囲気の子が多かった。

父は相変わらずスポーツチームの指導に勤しみ、家にはたびたび非通知で電話がくるようになった。

「うちの子がそちらのコーチに殴られて倒れた後蹴られたそうですが」

「1人だけグラウンド20周以上走らされ吐いたと聞いた。家に帰って来ても体調が戻らず、もうクラブ練習行きたくないと言っている」

知らずに電話を取ってしまった時は人の憤りと恨みを直に感じてしまい1人で泣いた。

父はそもそも電話が鳴っても取らない。家主は家では自分の席から動かず、家族は家主が動かないでいいように働くべきだそうだ。

鳴る電話は父が暇で電話の一番近くにいても必ず誰かが取らされ、電話が取れなかった時ややむを得ず父が取った時などは殴られた。


大学進学を機に家を出て、就職実家から離れた場所でした。

偶然小学校同級生男子会社で同期となったので、2人で飲みに行った。

当時殴り合いをしていたうちの1人だったので、お互いに「お前落ち着いたなあ」と言いながら飲んだ。

私が男子を流血させて担任を取り乱させたことも覚えていたし、今でもその男子と交流があるという。傷は残っていないし、私の話が悪い意味で出ることもないらしい。

それでも「あの時はごめん」と謝った。涙が出た。

何と言っても私がしたことやあの時の自分の考えが変わるわけじゃないのに、女の私が泣くのはずるいと我ながら思った。

「俺も暴れる問題児だったかお互い様だ」と言われた。今度は件の男子も連れて飲もうと言ってくれた。

同期は父の教えていたスポーツチームにも所属シバかれていたので、「父は理不尽に怒るし体罰もするし嫌いだったでしょう」と聞くと、苦そうな顔で「ま、あの頃は子どもから……」と言われた。

私も父を好ましく思っていないはずなのに、そう言われて少し胸が痛かった。



父は父母の署名により数年前にスポーツチームの指導者を辞めさせられた。

誰に言うということでもないので、増田に書き捨てておく。

Permalink |記事への反応(1) | 11:49

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anond:20251213021432

😟バカバカ先生だ、師走

Permalink |記事への反応(0) | 02:48

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2025-12-12

日銀の利上げ「リーク」

けしからん氏ね文句をつけているのが非業界匿名)や田中秀臣先生とご意見の近いアカウントで、ビジネス直結リフレエコノミスト片岡さん会田さん村上尚巳さんらが賛否いずれもポストしないのが良いですね

Permalink |記事への反応(1) | 22:38

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多く書いて削ぎ落す、ができる人が正直うらやましい…😟

打ち切りがどうとか編集?に言われてるけど、少なくとも多作の才能はあるわけで、

多作自分のようなバカにも思い付く、ヒットする条件のひとつです、うらやましい!😟

富野とか、ファーストガンダムとか、削ぎ落し工程あったんだろうか…😟

ないにしても、思わせぶりな演出をするのが上手かったし、

ファースト特に打ち切りとか上からの都合が功を奏してしまって、

没になった、アムロが死んで、そのあとクルーが頑張る、みたいなのとかも、没で良かったわけで、

運とか偶然もあって、ラストシューティングだの、僕には帰るところが、だのになったわけで、

余計なことを多いページ数で書いちゃったのは、御大に失礼だけど、安彦先生ですよ、

ORIGIN特にアニメになってしまったキャスバルアルテイシアの幼少期みたいなのは

本当に富野ファーストがあるから我慢して観てる、感じになってしまって、

あー、こういう同人誌もありだよね、みたいな微笑ましさで観るから耐えられる、

失礼ながら、ジークアクスも同じだった、

こういう同人誌もありだと思うけど、敢えて空白にしたところを埋めるなよ、

という感想自分の中では一貫してる…😟

空白を埋めるのって、同人誌では面白いんですよ、

この描かれてない空白の間、キャラの~は何をやってたか、みたいなの描くと面白いじゃないですか…😟

でも、そこは敢えて空白にしたのであって、埋めたら蛇足なんですよ

ブコメにある、打ち切りにならないと判断した途端に、長い回想が、みたいなもんですよ、

作者自身も補足したくなるんだろうけど、そこは描き足さない方が良かったのでは、と思うことありますよ、ええ…😟

Permalink |記事への反応(0) | 22:33

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ロイカの感想2026年1月号 No.573)

元即席チーム 対 即席チーム

であると、言われるまで気づかなかった

キングローズチームは1勝したばかり(vsグローブチーム)だが、連勝もありえる…のか?

しかハイライトは間違いなく

スペシャルウェポン

デコイチラシ

であろう

ライダーさんチームの3連トルネードは過去のものとなり

ジェッパ王国も滅んだ

(話は逸れるが、ノーレースくんがシャーカー持ちなのも

先生が何か(?)あったときのために(当時)ジェッパ持ちにさせといたからではなかろうかとか思っている)

最近どっちが勝つかわからん試合が多くて

「勝ってマルノミくんと戦うのはどっちのチームかな…?」状態であるナイトビジョンくん)

ごちゃまぜ杯って、最後はやっぱり

マルノミブルーチーム…ですよね?違う…?

あと例外はあるけどもリーダーの人には「くん」「ちゃん」がつかない傾向って何なんでしょうね…?

Permalink |記事への反応(0) | 21:56

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anond:20251212164053

教え方がかしこすぎる!

こういう先生だったらよかった

Permalink |記事への反応(0) | 17:05

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精神科先生家庭内暴力の大半の両親は暴力振るってないし、何もしてないとかいうけど、マジか!?

仮に暴力は振るってないにしても、金切り声とか火力の強い言葉は割と使ってるような気がするけど、どーなんだろう…

あと、家庭内暴力被害に遭ってる両親、子供の表情とか正しく読めてないし、子供の指摘をガン無視して、謝らない傾向もあるように思う。

母親「間違って出すべきでない日に缶の袋出しちゃった」

俺「前日ぐらい大丈夫でしょ?」

母親「ここは厳しいから無理なんだよ」

俺「(苦笑いしながら)戸建てはご近所ガチャがあるからなぁ…」

母親「(なぜか誤解して)茶化してるんじゃないんだよ!」

俺「茶化してないよ」

母親「口答えするな」

俺「ふざけるなよ!」

母親キチガイ!二度と帰ってくるな」

俺「リスパダール飲んでなかったら、殴り殺したくなるんだけど!」

母親「褒めてほしいと思ってるの!」

俺「思ってない。そういう金切り声出してると、いい加減、首絞めたくなるんだけど」

母親「どうせ金切り声だよ!キチガイ!」

Permalink |記事への反応(0) | 11:17

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今更10数年ぶりにふと思ったんだけど

藤子・F・不二雄先生も悩んでたのかな?

ご都合春菊なんてアイテム出すなんて。

それともあれはほかのクリエイターへの皮肉

そろともアニオリ?

Permalink |記事への反応(0) | 08:59

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さようなら福沢諭吉先生 日銀が旧紙幣の発行を実質終了

https://mainichi.jp/articles/20251211/k00/00m/040/216000c

Permalink |記事への反応(0) | 07:31

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2025-12-11

anond:20251211224126

しかにな〜女は信頼関係築いたらコロリな気がする。

学校、塾の先生とか頼りになった人を好きになりがち。ただ信頼関係を築くまでが長いから、報酬の欲しい男は距離を見誤って信頼が落ちて立ち去られて行くのかも?

Permalink |記事への反応(0) | 23:06

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anond:20251211170221

garbage ingarbageoutそのまんまな奴だな

AI関係先生と話しても、生成AI使うだけの馬鹿学生と、

きちんと生成AI議論、壁打ちして成果物改善できる学生二極化してるという話しよく聞くわ

ほんと、オッサンでもまんまそうだな

クソつまんないから、せめてクソつまんないプロンプト何書いたのかも投稿に入れておけよ

あー、プロンプトを馬鹿なんだなーと思うようにするから

Permalink |記事への反応(1) | 20:56

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和人主義キャンセルカルチャーだった!?-與那覇潤の経過観察-

https://note.com/yonahajun/n/n9f8fac28b86e

久しぶりに與那覇を見たけど「令和人主義」がキャンセルカルチャーだったんだよ!と言っていた。

な、なんだって!?

さすがはホンモノ與那覇さんだぜ!すげー!

んなわけあるかい

はい、今回も来ました與那覇妄想コーナーです。とうとうここまで来ました。

一つ聞きたいんですけど令和人主義という言葉を発した谷川さんって誰をキャンセルしたんですか?

もうこの人にかかれば気に入らない奴らを全部ぶち込むのがキャンセルカルチャーなのだろう。

キャンセルカルチャーとは、だれかを恣意的に失職させたり、退場させることをいうのだが、與那覇妄想連想ゲームにかかれば令和人主義キャンセルカルチャーらしい。

バカ休み休み言えと言いたい。こんな妄想だらけの連想ゲームに付き合う者など誰もいないだろう。

ちなみに、與那覇連想ゲームにかかれば與那覇懇意にしている上野千鶴子宇野常寛キャンセルカルチャー一派ということになる。

すでに周知の通りかの草津町冤罪事件には上野にも責任の一端がある。

宇野は何を隠そう與那覇が愚弄する谷川と一緒に仕事をしている。

https://x.com/i/status/1998497915803947190

那覇に言わせれば谷川なんていうケシカランやつと一緒に仕事してる宇野キャンセルカルチャー同業者だろう。それくらい與那覇議論杜撰ものである

このように究極のキャンセルカルチャー事件当事者である上野を與那覇が崇めるのは不可解であるし、谷川懇意にしている宇野と絶縁しないのも不可解だ。

まり、與那覇にとってはもはやキャンセルカルチャーすらも自分地位を示す道具に過ぎず、その中に思想も考えもまるでないのである

誰かと誰かが仲良くしたり、絶賛したらその一派として罵倒する。こんな妄想に付き合っているほど普通の人はヒマじゃない。

那覇谷川を「実際にSNSが始まった平成期に比べても、「令和人主義」の担い手異論への耐性が低いらしい。違う感性の人は "いない" ことを、内心で前提にしていれば、批判への免疫ができず、ブロックして引きこもることにもなる」と愚弄している。ここからは與那覇がフェアな言論であると誤認しそうになるが、すでに何度も繰り返したとおり批判に対して全く応答しなかったのは他でもない與那覇自身である

https://kscykscy.exblog.jp/18241381/

https://watashinim.exblog.jp/18496216/

すでに繰り返してきたことだが與那覇他人批判に対する態度を論難する資格は全くない。

ちなみに、與那覇支離滅裂ぶりについては向野正弘が痛烈に批判しているので、こちらをご覧いただきたい。

https://researchmap.jp/kouno-masahiro/misc

「与那覇氏(原文ママ)の到達した境地は、私がかつて危惧した「非実証歴史学」の段階を離れて、反実証的は神秘主義的な段階にあるように思われるのである」(「インターネット論壇における「非実証歴史学」「反実証歴史学」の行方」p.36)とまで言われて一切反論しない與那覇妄想に引きこもっていると言われても文句は言えまい。

当然、與那覇はこの向野の批判無視している。谷川ももし與那覇反論するなら「與那覇さんのやり方をリスペクトしているだけです」と返せば仕舞である。與那覇は返す言葉もないだろう。

もし與那覇が「ホンモノ」を自称するならまずは『中国化する日本』で受けた批判から遡ってなぜ自分今日まで批判黙殺してきたかあるいはブロックしてきたかを釈明してもらいたいところである

ちなみに、與那覇には天敵がいる。yunishioという人物である

https://bsky.app/profile/yunishio.bsky.social/post/3lhvappgeo22r

與那覇潤さんについては、デビュー作『中国化する日本』を出したときから、あれをインチキだと見抜いたオレがえらい。🥳

歴史学会は、あれを「賛否両論」とか「稀代の怪作」とか、暗にインチキだと匂わせつつ表面的には好意的に見えるような紹介をしていたのが、のちのちの災いの種を育ててしまった責任があると思う。

歴史を知らない各メディアに取り上げられ、好意的書評をもらい、與那覇潤さんを増長させてしまった。あのとき息の根を絶つべきだったと思うね。🙂

「息の根を絶つ」とまで言われているにもかかわらず與那覇はこの発言に一切反応していない。というのも、このyunishioは與那覇twitterの時に相当やりあっていたようである

ちなみに與那覇は嶋理人のbuleskyの投稿批判していたから、この投稿を知らないなどとは考えにくい。つまり知っててあえて無視したのである

yunishioと與那覇のやり取りは與那覇アカウントを閉じてしまったので復元が難しいが、断片的にやり取りは確認できる。

「「アカデミズム」に命令ですか、随分お偉いんですね。RT @yunishio 與那覇先生に怨みでもあるんか、みたいに思われそう。苛立つのは與那覇先生のことじゃなく、あんな若手研究者の粗雑な立論をアカデミズムが無邪気に称揚しちゃってていいのか?いやもうちょい距離置こうよwwって感覚

https://twitter.com/#!/jyonaha/status/195724094082256896

kscykscyのブログより引用。「アカデミズム」に命令ですか、随分お偉いんですね。というのは與那覇発言であるが今とは隔世の感すらある。今與那覇にこれを言ったら彼は何というだろうか。

結局與那覇はyunishioにかなわなかったようで、今でもyunishioのことは避けているようである

しかもこのポストには與那覇不倶戴天相手嶋理人がいいねを付けているにもかかわらず、である

かつて小谷野敦が與那覇の本に上野が推薦文を書いたことを「独ソ不可侵条約」になぞらえたことを、自分ヒトラーになぞらえるとは!と激怒したほどの與那覇が、である

https://note.com/kakio_ja/n/n3a3ec24a03be

普通なら嶋もまとめて「私に死ねというのかああああえええええ!?誹謗中傷かああ!?」とぶちぎれてもおかしくはないのだが。

ここから分かることは「ホンモノ」とは他者をかつての「中国化」「江戸化」のようなテキトー概念に放り込んで罵倒して愚弄し、自分存在意義証明しようとする哀れな独り言を弄する人間に過ぎないということである。そして核心的な批判意見は一切無視するのがホンモノ流である。よく覚えておくように。これから批判無視するな!」と與那覇攻撃してきたらみんなであのブログを引っ張り出して「ホンモノリスペクトです!」と言えばいい。與那覇は何も言い返せないだろう。

そのような人物をまともな批評家として扱うこと自体そもそもおかしいのかもしれない。

那覇がこの記事反論することは決してないと確信をもって言える。なぜなら、ここには與那覇が「ブロック」してきた都合の悪い事実が横たわっているかである

さいごにもうひとつ那覇キラーのyunishioの投稿を紹介しておく。

https://bsky.app/profile/yunishio.bsky.social/post/3lhvbtrrjfk2s

バカげた主張には、その場その場できちんと「バカにする」ことが大切だなと。

バカげた主張を放置すると、あとあと手が付けられなくなるほど繁殖蔓延するよ。

バカげた主張がなされるバカげた状況をバカにせず、誠実に「バカにする」姿勢を保つの大事。😊

今の與那覇にはバカにする価値があるかどうか。今の與那覇は手が付けられなくなっているが、はたしてどこまでいくのだろうか。ちなみにこのyunishioの愚弄も與那覇は一切無視している。無視したということは事実と確定したということでいいのだろうか。

キャンセルカルチャーとまでは言わないが、この與那覇惨状を見てもまでこの人と仕事がしたいと思う人は果たしてどれほどいるんだろうか。自分自分の評判を下げ続けている奇妙なホンモノであった・・・

Permalink |記事への反応(0) | 17:21

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anond:20251211155825

https://b.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/

地下猫先生過去の人扱いするな😡

まだ活動してるぞ!

Permalink |記事への反応(0) | 16:01

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そういえば、大学時代ぐらいからの溢れ出るコンプレックスを生成AI愚痴りまくってた時期が最近あって、

大学時代からプログラミングとか、電子回路とか、金属加工とか、凄い人が周囲にいっぱいいたけど、

自分は何者にもなれなかったけど、最近中国とか見てると、二足歩行ロボット楽しそうすぎるし、

そもそもプラレス三四郎とか、メダロットがやりたかったはずなのに、今の俺は何やってんだろう、みたいに愚痴ったら、

複雑な制御系とか、レベル高いのは難しいけど、意外と市販の基板の組み合わせとかでなんとなかるもんです、

箇条書きズラズラ、やってみたら意外とできるかもしれませんよ、みたいに言われて、

まあ、でも、なんとかならんかったんよね…😟

3Dプリンタで出力して、サーボ組み込んでロボットっぽいものまで作ったら、それでもう疲れちゃって…😟

大分日数が経って、忘れたぐらいに改めて自分が作ってたものの残骸を見て、あー、意外と良くできてたな、みたいに思ったりもしたんだけど…😟

そういえば、大学時代に、今みたいな便利環境のない時代でのマイクロマウスの本、

トラ技ムック本?みたいなの読んで、こういうのできたらなあ、みたいに思ったんだけど、

比較最近で例えるなら、まずCPUトランジスタで作って、そのCPUを使ったコンピュータを作って、

そのCPU動作するOSを作って、そのOS動作するプログラミング言語とかも作って、

みたいなのは、まずレイヤーごとに作れば、なんとかなるのかもしれない、

いや、自分レイヤーごとでも厳しいわけだけど…😟

でも、その当時のトラ技の本とか、最近でもそういうことができる人いるけど、

レイヤーから坦々と組み上げていくわけですよ、まるで一人でピラミッド建造するみたいな、

それだけの能力と、そもそも体力がある、精神力がある、

から今の自分まで、一貫して自分に足りないのは、その体力というか、胆力だと最近も思ってる

そこが圧倒的に足りない…😟

自分浮気性なので、集中して何かやっても、なんかこれは線形とか比例して成長していけそうだな、

と思ったところで、ダレてしまったりして、要は、これってもう努力と結果が比例するだけなんだ、と思っちゃうと駄目…😟

それより、あー、これは努力では突破できない、これを最初に思い付いた奴はスゲーな!みたいなのが好き、

所詮、私はワナビーの驚き屋のままなのでした…😟

そういえば、ワナビーじゃなくてウォナビーズの出来の酷さは、キャラデザ園田健一先生もずっと根に持っていたんですね、

今更、なんかで見たけど、たしかにあれは酷かった…😟

なんの話だったっけ…😟

Permalink |記事への反応(0) | 15:23

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anond:20251211112438

その点キクマコ先生見習いたい

Permalink |記事への反応(1) | 11:25

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anond:20251209214215

やっぱ手塚治虫先生描写が印象的だな (っ´∀`#c)

ブラックジャック自動医療タウンとか、火の鳥復活編だね (っ´∀`#c)

Permalink |記事への反応(0) | 10:24

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ワイズ先生が凍結されてしまった

先生・・・俺悲しいよ

Permalink |記事への反応(0) | 06:59

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anond:20251211013411

ハリー・ポッターと頂き女子の秘宝

──ホグワーツ頂き魔法学校物語 全7巻を1本に凝縮した狂想曲──

約5500字

第1巻 ハリー・ポッターと奢りの石

1991年

ハリー・ポッター11歳)は、

叔母ペチュニア叔父バーノンに

家事残業」をさせられながら育っていた。

ある日、フクロウ手紙を運んでくる。

ホグワーツ頂き魔法学校 入学許可証

貴女魔法使い(女子)です。

 男子生徒は全員貴女に奢る義務があります

9と3/4番線から特急ホグワーツエクスプレスに乗ると、

同じ車両にいた赤毛ロン・ウィーズリー

「俺の弁当、全部食っていいよ……」

差し出す。

ハリー「え、いいの?」

ロン「女子から当然だろ……」

第2巻 秘密の頂き部屋

組分け帽子

組分け帽子が叫ぶ。

スリリン! ……いや待て、貴女

 『頂きリン』に配属だ!」

新設された第5の寮「頂きリン」の特徴

・寮監:ダンブルドア(実は女子

・寮生:全員女子

・寮の合言葉:「私、女子なので♡」

ハリーはすぐに人気者になる。

グリフィンドール男子は全員

ハリーちゃんバレンタインチョコ代出させてくれ!」

争奪戦

第3巻 アズカバンの奢り囚人

3年生の時、

アズカバン刑務所から脱獄した

シリウスブラックハリー名付け親)が現れる。

シリウスハリー……俺はお前に何も奢れなかった……

 許してくれ……」

しかし実はシリウス女子だったことが判明。

「私、女子なので出所できました♡」

第4巻 炎の頂きゴブレット

4年生になると「三大魔法学校頂き対抗試合」が開催。

ルール

男子生徒は女子のために命を賭ける

女子は見てるだけでいい

優勝した女子は「永遠に奢られ権」を得る

ハリー名前がゴブレットから飛び出す。

ハリー「え、私出てないのに……」

ダンブルドア女子から自動エントリーです」

第一の試練:ドラゴンから金の卵」を奪う

男子生徒が全員でドラゴンを倒し、ハリーは卵をゲット

第二の試練:人魚から「大切な人」を救出

→ ロンが人質にされ、ハリーは泳がず待ってるだけ

第三の試練:迷路

セドリックが道を開き、ハリーはゴール

優勝。

でもヴォルデモートが復活。

第5巻 不死鳥の頂き女子

アンブリッジ教授魔法から派遣)が着任。

アンブリッジホグワーツは甘すぎるわ!

 女子も少しは自分魔法を使いなさい!」

生徒全員が反発。

ハリーを中心に「ダンブルドア軍団」結成。

しかし内容は

男子にどうやって奢らせるか実習」

アンブリッジ、1ヶ月で更年期障害理由退職

第6巻 謎の頂きプリンス

スネイプ先生が実はハリーの母リリー片思いだったことが判明。

スネイプ「リリー……俺はお前に一度も奢れなかった……

 だから一生黒いローブを着てるんだ……」

ハリー先生、それただの引きこもりでは……」

そして私は男です」

スネイプ「え?」

実はハリーは「女装して入学していた男子」だったことが発覚。

大混乱。

第7巻 頂き女子と死の秘宝

最終決戦。

ヴォルデモート卿(本名:トム・リドル)登場。

実はヴォルデモートも元・頂きリン生だった。

ヴォルデモート

「私は『見せないことで永遠の美と権力を得る』

 死の秘宝を手に入れた!!」

つの秘宝

ニワトコの杖 → 男子を操る杖

蘇りの石   → 元カレを呼び戻す石

透明マント  → 残業しているフリができるマント

最終決戦@ホグワーツ

ヴォルデモート「アブラカダブラ……じゃなくて

 アタシ女子なので戦闘はしたくないです♡」

ハリー(素顔は男子

エクスペリアームス!!」

杖が跳ね返り、ヴォルデモート消滅

エピローグ 19年後

キングスクロス駅。

ハリー(もう素顔で生活)は

ジニー子供たちを見送る。

次男アルバス・セブルスが言う。

「パパ、僕スリリンに行ったらどうする?」

ハリー「いいんだよ。

 でも頂きリンだけは絶対に行くんじゃないぞ」

その時、

ホームの向こうで

白いドレス少女が微笑んでいた。

「私、女子なので

 切符代出してもらえますか?♡」

男生徒たちが一斉に財布を出す。

ハリーため息。

「頂きは……終わっていなかった」

遠くで、

組分け帽子の声が聞こえる。

「頂きリン!!」

──頂きは続くよ、どこまでも。

終わりなき魔法は、

今日ホグワーツで紡がれている。

(了)

ハリー・ポッター男子でした」

という衝撃の真実誰も知らないまま、

頂き女子伝説永遠に続く。

Permalink |記事への反応(1) | 01:45

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anond:20251210132853

そんなもんだよ

ピアノ先生とか

そろばん教室とか

Permalink |記事への反応(0) | 00:58

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保育士さんに言いたい事

間もなく卒園なので、可能ならそれまでに伝えたいけど多分言えないのでここで置いておく。

通ってる保育園では連絡帳に子供の前日の様子や近況を゙書く欄があって、そこに親は記載し登園時に先生に渡す。お迎えの時にはその連絡帳に先生からコメント毎日添えられている。こちらが書いた内容への返信だったり、その日の子供の様子だったり書いてある。

時々、先生コメントに「お母さんすごいですね!」とか「(子供わがままがひどいぜみないなこちらの記載内容に対して)ちゃんと聞いてあげるママ、優しい!」とか書いてある。これがほんとうにありがたい。

子育てしてて、こんなド直球で褒められることはほぼないのでほんと、ほんとうにありがたい。

さらに登園した時に、着替えやらなんやらを子供の引き出しにしまっていると「毎日お着替えご用意ありがとうございます!」と声をかけてくれる。歯の浮くようなセリフに見えるが、こんな言葉に本当に救われる。

保育士さんの何気ない言葉に本当に救われて生きていると伝えたい。

恥ずかしくて言えなさそうだけど、私が優しい言葉に救われたように、保育士さんを救う言葉になればいいな。

Permalink |記事への反応(2) | 00:45

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anond:20251210120615

あんなあ先生、そういう時のためにわしら郵便屋さんがおるやんか

宛名もパーってパッションで書いてくださいよ

そしたらこっちも人力AIで読み取るもんで

あかんこの町内には栗林さんなんておらんやんか、多分また東崎さんとこやな、あすこのご長男はえらいおっきくなっても悪筆なおらんな、今度ユーキャンのチラシ一緒に入れといたろか…とこのようになんとか見つけますさかい

正確には頑張るのは配達先のエリア担当者だもんでわしはなんも偉そうにもでけんけどまあ大目に見てもろて

ちうわけでぜひ気楽に投函してくれろな

Permalink |記事への反応(0) | 00:23

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2025-12-10

最近小学生

幼い頃からジェンダー人権教育がしっかり行われているので、「デブ」「ブス」などのわかりやす暴言や「いーけないんだ!先生に言ってやろー!」のような煽りはだいぶ減った。

代わりに、ニヤニヤしながらふくよかな子に「あれ?〇〇、痩せた?スタイル良くていいなーw」「褒めてるだけですけど?w」みたいなのや、失敗した子に「うわー!お前、やってんなw 良くないな〜w これは(親に)通報かなー?先生ー!通報してくださーいw」「〇〇はひまわり学級で『ゆっくり勉強』できていいなー(ニヤニヤ)俺も行きてー、あっ間違えた!『遊びに』行きてえなーwww」みたいのが現れて、今日今日とてめちゃくちゃキレてきた。最果ての小学校より

Permalink |記事への反応(0) | 23:20

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ミソフォニアのみっちゃん

まるで世界彼女の神経に直接ワイヤーを繋いでいるかのようだった。14歳の“みっちゃん”——本名は美都。

中学二年生。軽く猫背で、前髪は少し長め。クラスでは特別目立たない。目立たないように、いつも慎重に息をしている。

けれど彼女の耳だけは、どこまでも正直だった。

休み教室は、みっちゃんにとって戦場だった。

机を叩く指。ビニール袋のくしゃりとした音。誰かがスナック菓子を噛む湿った衝撃。

特に最悪なのは、背後の席の男子が時おり鳴らす「口を開けたままの咀嚼音」だ。

音が空気を伝う前に、まるで皮膚の下から湧き上がるように、怒りとも嫌悪とも区別できない灼熱が身体を駆け抜ける。

みっちゃんは、横顔ひとつ動かせずにいた。

「また変だと思われたくない」

その恐れが、彼女を席に縛りつけていた。

放課後図書室の隅でようやく呼吸を取り戻した。

本棚の陰に隠れるように座り、イヤホンを耳に差し込む。

ピアノの柔らかな旋律が流れ込み、世界ノイズが一枚薄い膜の向こうへ追いやられていく。

その瞬間だけ、みっちゃん身体彼女自身のものになった。

“ミソフォニア”という言葉を知ったのは、数か月前の深夜、眠れないままスマホを眺めていたときだった。

特定の音が引き金となり、強烈な苦痛や怒りが生まれ現象――

画面に映る説明は、彼女の内側を正確に、少し残酷なほど明晰に写し取っていた。

自分が「変」なのではなく、名前を持った現象なのだと知ったとき、みっちゃんは声にならない安堵を感じた。

それから彼女は、耳の奥に巣くう怪物と“共存する技術”を、少しずつ学び始めた。

深い呼吸。

前兆に気づいたら席を離れる勇気

イヤーマフポケットにしのばせ、必要ときにそっと装着するための小さな決断

どれも派手ではなく、みっちゃん存在を変えるほどの劇的な力は持っていない。

けれど、それらは確実に世界輪郭を柔らかくしてくれた。

ある日のこと、背後の男子がまた口を鳴らし始めた。

震える指先を握りしめながら、みっちゃんは静かに席を立った。

保健室へ行きます

声はかすれていたが、確かに彼女自身意思で発されたものだった。

担任は、不思議そうに眉を寄せたが、止めようとはしなかった。

保健室は薄暗く、外の喧騒とは別の世界のようだった。

ベッドに腰を下ろすと、養護教諭先生が穏やかな声で尋ねた。

最近教室がつらいようね。何か気になる音があるのかな?」

その言葉は、まるで鍵のかかった扉にそっと触れる手のようだった。

みっちゃんは、胸の奥から少しずつ言葉を取り出し、ミソフォニアについて話した。

先生は黙らず、驚かず、否定しなかった。

ただ「それは苦しかったね」と言った。

たったそれだけで、みっちゃん世界は一気に広がった。

人は自分の痛みを説明するとき、その痛みが本当に存在するのかをどこかで疑うものだ。

だが他者がその痛みに名前を与え、輪郭を認めてくれた瞬間——

孤独密室空気が流れ込み、呼吸が可能になる。

みっちゃん物語は、治癒物語ではない。

怪物は今も消えていないし、咀嚼音はあいかわらず世界のあちこちで息づいている。

けれど彼女は、もう目をそらすだけの存在ではない。

自分感覚説明できる。

対策を持っている。

必要なら大人に助けを求められる。

世界彼女を苦しめる音で満ちているけれど、

同時に、彼女の苦しみを理解しようとする人もまた、

少しずつではあるが増えていく。

帰り道、夕陽に照らされた電柱が長く影を伸ばしていた。

みっちゃんは立ち止まりイヤーマフに触れる。

掌の中のその小さな道具は、彼女自分生き方を選びとった証のように感じられた。

世界の音は、まだうるさい。

けれど、その中でどうやって息をするかを、みっちゃんは確かに学びつつあった。

苦痛の正体に名前を与えることは、自分自身を救うためのもっとも静かな革命だ。

物語はここでいったん区切られるが、

みっちゃんの“耳の世界”は、これからも複雑に、そして少しずつ優しく変わり続ける。

Permalink |記事への反応(1) | 21:07

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