
はてなキーワード:倶楽部とは
dorawiiより
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歌野晶午著の長編推理恋愛小説(2003年刊行、文藝春秋)。第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞するなど、数々のミステリ賞を総なめにした名作。表向きは中年の元探偵と女性の恋愛物語に見えるが、叙述トリック(読者の誤認を誘う描写手法)を駆使したどんでん返しが最大の見どころ。物語は過去と現在を交錯させ、保険金詐欺や不正受給の犯罪を軸に展開。タイトル自体がトリックのヒントで、「葉桜の季節」(桜の散った時期=人生の晩秋、つまり老境)を示唆し、登場人物の年齢を若く誤認させる仕掛けが秀逸です。
#### 主要登場人物
- **久高隆一郎**:愛子の祖父。さくら(節子)が蓬莱倶楽部の指示で殺害に関与した被害者。
- **世羅元輝・田辺賢太・小暮明里**: 将虎の過去の探偵仕事(ヤクザの覚醒剤密売事件)に関わる人物。世羅の殺害事件がフラッシュバックで描かれる。
- **蓬莱倶楽部**:悪徳霊感商法集団。高額な「霊水」(ただの水)を売りつけ、借金漬けにした被害者を保険金詐欺に利用。
物語は非線形に進行し、将虎の視点を中心に過去(50年前のヤクザ事件、2年前のパソコン教室、1年前の安藤自殺)と現在が交錯。読者は将虎やさくらを30-40代の若者と誤認するよう誘導される(例: 性描写、トレーニングシーン、デジタル機器の扱い方)。
将虎はフィットネスクラブで汗を流す日常を送る。後輩の清から、愛子の相談を持ちかけられる。愛子は祖父・隆一郎の轢き逃げ事故が、蓬莱倶楽部の保険金詐欺によるものだと疑い、将虎に調査を依頼。将虎は元探偵の見栄を張り、引き受ける。
帰り道、地下鉄駅で自殺を図るさくらを助け、連絡先を交換。二人はデートを重ね、急速に惹かれ合う。将虎はさくらに過去の探偵エピソード(ヤクザの覚醒剤密売事件で世羅を殺した小暮の自殺)を語り、さくらは将虎の優しさに心を開く。さくらは実は蓬莱倶楽部の被害者で、借金返済のため倶楽部の指示に従っていた。
2. **中盤:調査の深化とフラッシュバック(過去と現在交錯)**
- **蓬莱倶楽部調査**: 将虎と清は埼玉の本庄にある倶楽部の無料体験会に潜入(妹の綾乃とその孫・美波が囮)。事務所から電話番号を入手し、詐欺の実態を暴く。倶楽部は高額商品を売りつけ、借金被害者を「偽装結婚」や「保険金殺人」に利用。隆一郎の事故は、さくら(節子)が倶楽部の指示で轢き逃げしたものだった。
- **安藤の過去(1-2年前)**: 将虎はパソコン教室で安藤と知り合い、娘・千絵の写真を撮る依頼を受ける。安藤は自殺し、将虎は遺体を山に埋め、安藤の年金・保険金を不正受給。毎月、千絵に匿名送金している。将虎自身も過去に離婚し、娘を失ったトラウマを抱える。
- **さくらの正体(フラッシュバック)**:さくらは本名・古屋節子。買い物癖で借金を作り、蓬莱倶楽部に嵌められる。倶楽部の指示で隆一郎を殺害(保険金目的)。次なるターゲットとして、将虎の持つ「安藤の保険証」を狙うが、将虎を安藤本人と誤認(将虎は安藤の身分証を使っていたため)。さくらは将虎に近づき、偽装結婚を画策。
さくらは将虎の保険証を盗み、偽装結婚を強行。自分の生命保険の受取人を「さくら」に設定し、将虎の自殺を誘う(保険金詐取)。しかし、将虎はさくらの本性を察知。将虎の生命保険の受取人が実は「さくら」になっている事実が発覚(将虎がさくらを本気で愛したため)。
蓬莱倶楽部のボスが逮捕され、さくらの過去の犯罪(複数回の不正受給、隆一郎殺害)が明るみに出る。将虎は安藤の身分を明かし、さくらに「本当の自分」を告白。さくらは将虎を愛するあまり、詐欺計画を断念。
これらのトリックが連動し、再読を促す構造。賛否両論あるが、「綺麗に騙された」と絶賛される理由です。
#### 結末
さくらは逮捕を免れ(将虎の証言で情状酌量)、将虎と本物の恋に落ちる。将虎は安藤の身分を清算し、千絵に真相を告白(彼女は将虎の送金を感謝)。愛子と清は結ばれ、蓬莱倶楽部は壊滅。
最終シーンは、葉桜の季節。将虎とさくらは老いた体で寄り添い、「君を想うということ」を実感。感動的なハッピーエンドだが、犯罪の代償を背負った切ない余韻が残る。恋愛とミステリの融合が、読者の心を掴んで離さない。
※今回の「合丼来来(あいどんらいき)伝・6」で話すことは、「合丼来来(あいどんらいき)伝・5」の裏側で起きていた出来事です。
「アフィリエイトブロガーのゆざいちょ」が「都条令改正反対運動に参加するゆざいちょ」となり、更に「Twitterスパマーゆざいちょ」へと進化していたのと同時期の話。
2008年頃から、「BabyLook Portal - おむつ情報サイトベビールックポータル」というニッチな性癖(オムツ・おもらし性癖)の人達の集まるサイトのチャットに、
元々そのチャットにいたメンバーからの紹介される形で「合丼来来(あいどんらいき)」という名前の人物が出没するようになっていた。
最初にチャットに現れた頃こそ丁寧な口調と低姿勢な言葉遣いだった彼は、チャットに現れる様になってから1年と少しが過ぎた2010年頃には、
チャットで周囲の人が引いている事にも気付かず「都条令に賛成する奴は表現の自由の敵だ」のような政治的な発言もするようになっていた。
この「合丼来来(あいどんらいき)」という人物の正体が「ゆざいちょ」であることに気付いている者は、2010年まで一人も居なかった。
活動を開始した時期がmixi騒動の直後であることから、過去の素性を隠して活動するために、過去の活動範囲と重ならない範囲で別名義を名乗り始めたのだろうと推察される。
なお、備考として述べておくが、mixi時代にゆざいちょとリアル付き合いのあったグループはmixi騒動後、ゆざいちょと絶縁した(ゆざいちょを自分達のグループから追放した)と聞いている。
ここからは、ある人物(ベビールックポータルのメンバー)から受け取った時系列メモをそのまま書き写す。
これが、ベビールックポータルのメンバーの視点から見た、合丼来来の動き関連の流れだそうだ。
<注1>
ブログで書かれた作品紹介記事には、ブログの開設から年を経るほどに「紹介している作品を購入して読んでいれば間違えるはずのない間違い」が増えていき、
記事で紹介された商業作家の中に「訂正を求めたものの聞き入れてもらえなかった」と後に証言した作家もいる。
また、「紹介している作品を購入して読んでいれば間違えるはずのない間違い」が増えていくことから、
次第にベビールックポータルのメンバー内でも、本人がいないところで
「合丼来来は作品紹介記事を書くのに、サンプル部分や無料部分とサムネイルだけに目を通して記事を書いている」
という評価が出るようになる。
<注2>
編集長は、合丼来来には「書くペースは速いよね」と、「自分で書いた作品を自分で読み直して推敲する癖を付けて欲しい」をオブラートに何重にも包んで言っていた。
しかし、合丼来来は、それが何重ものオブラートに包まれた言葉だと気付かず「編集長から、書くのが早いと誉められた」と、
その裏にある意味を全く考えず称賛の言葉として受け取っていた。
掲載された小説を読み返していれば、本人が出した原稿と掲載されている内容が違う事に直ぐに気付けるぐらいに修正がされていたので、
読んだ上で「自分の小説のクオリティが商業レベルに達してないと気付いて落ち込む」か「勝手に修正されていることにキレる」かのどちらかの反応が
生じることを周囲(ベビールックポータルのメンバー)は期待し、どちらかの反応が生じた場合「編集長が半分近く修正している」という事実を明かして、
本人に自覚と向上心を植え付けたいという意図での「自分で書いたものを後から読み返した方が良いよ」だった。
こうした流れがある中で、「合丼来来(あいどんらいき)伝・5」で書いた通り「ゆざいちょ=合丼来来」という事実が判明し、
合丼来来は「ベビールックポータル」のメンバーから干される(距離を置かれる)ようになる。
高谷功@滋賀 6.1
BSジャパネクストがリニューアルBS10の無料放送側で日曜昼などに放送中
見られなかったケーブルテレビ局でも見られるようになったので要確認
つながるジャパネットアプリで放送同期・スマートテレビや4月からtverを含め見逃し配信あり
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・03 [3択](2) 番
・0410(種目
・02 わし 座
・03ロバート・デ・ニーロ
・04 [3択]2 番
・05 気(門
・08鶏飯 けいはん
・09太川陽介 たがわようすけ
・13新潟(県
・14 WEST.
・15 [3択][いくつ]3 6
・16有吉佐和子 ありよしさわこ
・18執権
・21 18(番
・22大久保佳代子 おおくぼかよこ
・23 [2択]縦 笛
・25熊本(県
・26用言
・32 消費 税
・34 3(分
・35 『コーラスライン』
・36eメキシコ
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(日曜本放送)このあとは「BS10からのお知らせ」→ジャパネットたかたテレビショッピング→ジャパネットたかたのテレビショッピング
っていう名前だから我が国の学術を司り日夜学術的な会議してるすごい何か
って前提で、アベがかいにゅうシターっていまだに(!)アカが騒いでるけど
いやただの名士倶楽部やろがい。
「アガリ」の学者がいっぱいおかねもらって余生を過ごすための。
既得権益と戦う姿勢:斎藤知事は知事選で「天下りの規制」や「行政改革」を掲げ、既得権益に挑む意図を示したのは事実です。これは彼の公約や初期のメッセージからも読み取れます。
なので、「斎藤元彦兵庫県知事は既得権益と戦って天下りをなくそうとしたのは事実だが、既得権益と牛タン倶楽部の仲間に便宜を図っている」という話になるということなのかもしれない。
ヤクザ神システムは高額手形を降り出して働かせて回収するかのようだな
紙のデジタル化とともに、通常ではありえない市民に便利なアマゾン箱の需要が拡大されている
きっと世界的に同じことだろう
日清戦争では、外務省担当の霞倶楽部、陸軍省・参謀本部担当の北斗会(のち辛酉倶楽部)が設立された。
1915年(大正4年)には大蔵省の財政会、大審院の司法記者倶楽部、文部省の竹橋倶楽部、農商務省の産業研究会、逓信省の逓信記者倶楽部、商工時事問題を扱う千代田倶楽部、株式市場の兜会、米穀商品取引所の瑞穂会、宮内省の菊花倶楽部、内務省担当の大手倶楽部、中正会担当の中正記者会など、組織別・政党別の記者クラブが存在した。日露戦争に伴い、海軍省を担当する黒潮会が創設された。その他、憲兵担当の茜倶楽部が存在した
ワイ、兵庫県民
「曇らせ展開だけが続き旨味がないサンドバッグ要員」「他のHOと比較して活躍できるシーン量に大きな差があり、かつそれが事前に明示されない」「NPCの下位互換である」など。
自身が遊んだ感想、友人知人から口頭で聞いた話、某所にて書かれていた意見を未通過KPをする際のヒントとしてまとめています。複数意見があったものは併記しました。
あくまで個人の感想です。よりよいセッションのための参考程度でご覧ください。
(50音順)
HO1
HO3
HO2
全員
NPC中心
HO1
全体的に秘匿の意味を感じない
NPC中心
NPC中心
HO3が虚無りがち
HO1もいらない
HO3が虚無、全部虚無
HO2ややマシ
HO2は陣による
HO2
HO1
HO2もやや虚無
HO3
NPC中心
HO2
HO2
全員
HO3
HO3疎外感あり
HO1
HO4
HO2もやや虚無
全員
HO3
HO2
偏りありかつPL会議不可
HO4
HO4
HO3曇らせばかり
魔女は出目次第で虚無
偏りあり
NPC中心
HO2
HO4もやや虚無
HO3
HO2
HO3も不遇寄り
HO4
HO3
HO4
HO2も楽しくはない
梟の断罪
NPC中心
陣により星、吊るされた男、愚者、女教皇、力、皇帝、魔術師、世界、節制など
HO3
NPC中心
NPCが主役
ハートがやや薄味
柳最優遇
桜と藤も出番あり
他は微妙
全員
全員自由度がない
色欲が一番薄い
午が後半虚無になりかねない
HO4
HO1
HO3
HO3
HO4も薄め
HO3
狗の役割を活かせないことはありうる
NPC中心
HO3
HO2も虚無より
HO1
ややNPC中心
HO1以外の全員
HO2はやや疎外感
HO1
HO2虚無
HO3救われない
HO2
HO2
HO1やや虚無
HO4
お助けNPCっぽい
HO2も虚無
哀
HO喜以外
HO2
HO4も虚無りがち
全員
HO2
HO3
HO2が一番虚無?
HO4も虚無
色欲強欲
怠惰も虚無より
NPC中心
野狗子
HO2
HO4
火力バランスが悪い
HO1
HO2もやや虚無
HO4
NPC中心
HO1
HO3
HO2
落語家も楽しくはない
「もう読まない」とか言う奴は元から読んでないみたいな話あるけど、実際のところどうなんだろうね。
例えば自分はスケットダンスも彼方のアストラも好きだったしウィッチウォッチも好きで全部コミックスで集めてたけど、ウィッチウォッチの途中で作者の思想に違和感が生じてコミックスを買うのはやめた。内容自体は面白いから本誌は読んでるけど。サムライうさぎのころから応援してた福島鉄平も放課後ひみつ倶楽部の途中で漏れ出てくる作者の思想に冷めて買うのをやめた(これは読むの自体もやめた)SPY×FAMILYも作者ではなくアシスタントに応援してたけど問題のある発言を見かけた人がいて、コミックスを買うのをやめた。
自分はこういうのがわりとある。何年も大好きで新刊が出るたびに買っていた作家が陰謀論にハマって名前を見るのも辛くなって買わなくなったというのもある。逆に、考え方に好感を持ってコミックスを集めた漫画家もいるし、何となく読まなくなっていたのを最近のインタビューを見て「こんなことを言うようになったんだ」と再び読むようになった作家もいる。政治的なスタンスが好ましいから高いけど頑張って優先して買ってるブランドとかもある。
兵庫県知事にまつわる色々なニュースを読んだんだけど一通りまとまったのでメモっとく。
一言でいうなら「斎藤元彦知事とその周辺の人々の能力不足」。行政で働く人というのは手続きを重んじ、ルールを守ることを何より優先しないといけないのだけどその辺が全然駄目。公務員・特別公務員に求められる能力って何個かあると思っていて。
斎藤元彦知事とその周辺はビジョンは示しているけど他の2つが全く駄目。元々兵庫県政は井戸知事が長期政権を築き、長期に渡ってトップに居続けた結果誰よりも県庁業務に詳しくなり誰も井戸さんに文句いえない状態に。その上で井戸ビジョンが迷走し始めていて突っ走ると財政破綻するような状態に至っていた。森林事業や県庁の建て替えで莫大な金を使おうとしていたのがその典型。
斎藤元彦氏は井戸県政が作った/作ろうとした負の遺産を精算するために箱物行政の見直しやらOB天下りの廃止やらを掲げて当選。ある種既得権益でがんじがらめになっていた兵庫県にとっては新たなビジョンを示すリーダーが生まれたように見えた。
ビジョンを示すことはとても大事ではあるものの行政なんてのは夢語ってるだけでは動かない。これは民間でも同じ。夢を語る能力だけに長けているリーダーは実務に長けた腹心を置くと上手くいくし、夢を語りつつ味方を増やしていくことに邁進しないといけない。行政組織はトップが夢を語ってサブリーダーがバリバリ実務をこなすと言うパターンが多いと思う。
ただ、斎藤元彦氏の周辺は実務能力に長けた人が多くはなかった。片山副知事は長く県職員をやっていたのでプロセスは理解していたのだろうし業務自体は回せていたのだと思う。一方で行政職に求められる基本的な倫理観に欠けていた。個人情報保護の観点から言ってはいけないようなことを百条委員会で述べるし、元県民局長の作った文書の出所を探すために公益通報者保護法を無視するような動きをした。本当に基本的なことができていない。
これは牛タン倶楽部のメンバーにも言えることであるし、維新の県議会議員にも言える。倫理観に欠けていてやってはいけないことをやってしまいプロセスを軽視して大事故を起こす。少なくとも仕事ができる人の動きではない。百条委員会でオフレコになった音声を公開するために、その手段としてN党の立花氏を選ぶところなんて愚の骨頂の極み。公益通報者を探すために手段を選ばず犯人探しをして、文書の出所を探すためにPC押収するという強硬策に出て、そのPCの内容は牛タン倶楽部のメンバーが第三者に流通させる。その一連の流れだけでもクソすぎてお腹いっぱいなのに秘匿性の高い情報を「公益のため」とか言いながらN党に流すあり得なさ。立派なことを言うだけで倫理観に欠けたリーダーがやらかす事故の典型です。
あとリーダーは味方を増やす努力をし続けないといけないんだけど、パワハラで職員が萎縮するとかYESマンばっかり集めるとかも駄目。敵を味方に変えていくとか、敵勢力を数で潰す努力が必要なのにその辺も全然駄目ですね。夢語るだけでは人は引っ張れません。
上述の理解に至った結果斎藤知事を擁護する人たちも理解できるようになった。斎藤知事擁護勢は”夢を語ること”の重要性が身に染みているベンチャー企業のトップのような人が多い。そう言う人からみると斎藤元彦氏は頑張っているように見えるだろう。でも一緒に働いたら嫌いになると思います。距離が離れているから擁護できるんじゃないですかね。
井戸県政を止めたいと思っていた県民の皆さんは何も悪くないですし、選択肢としては仕方ないんじゃないでしょうか。となると今やるべきは百条委員会の結果を使って県知事の姿勢を正させて、今度こそ実務能力とちゃんとした倫理観を持った人で周囲を固めることになるかと思います。とはいえ斎藤元彦さんは何で自分がこうなったのかを理解してない気がするなあ…。この文章であげた問題点が当人に届くことを期待して筆を置きます。
アニメの方
先日実に7年ぶりに風邪をひいて弱ってひとりで寝ていたとき、いつか弱ったときに見るかもしれないと漠然と考えて録画しておいた「映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ」を見たらまんまと面白かったのだ
弱っていた心身に何らかが刺さってしまい、特に本編の直前のストーリーである短編「映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部対かいとうU」でなぜかぼろぼろに泣いてしまった
キャラクターの子どもたちのかわいさ素直さこういう喜びやただただ楽しいだけの時間が確かに自分にもあったみたいな、なにかきらきらした純度の高いなにか、ぴったりのものを探すと「銀のロマンティック…わはは」の最後のスケーティングプログラムで描かれてるあの感じが作品につまっていて、それにやられてしまった
セリフなし音楽だけで「とっくん」の日々が描かれていくシーンが特にそれだ
長編の方にしても絵も造形も動きもいいしキャラクターが変顔になる演出も好きだし必殺技もストレートなおかしみがあってなんか妙ででもキュートで、あとおしりたんてい、あれで30過ぎてるんだな…大学のミステリ研かいなみたいなリアリティを入れてくる意外さもあり素直に笑えて素直に楽しくて寝込んでいる間に4回見た
回復したあとでもう一回見てもやっぱり面白くて、NHKでやっているテレビシリーズの方も見てみたけどやはり面白かった
この20年ずっと弱ってはいるといえばまあそうだが、なにも特別弱っているときだけに楽しく思えたものってわけじゃなかったらしい
テレビアニメのOPは本来エンディングに入るはずのクレジットも入るためか、もしかしてフルサイズか?というやたらな長さの明るいとんちきなプログレって感じの歌にあわせてやたら気合の入った作画と演出のCGダンス映像で妙なみごたえと中毒性があり何度も繰り返し見てしまう
謎解きは子ども向けに単純で荒唐無稽なところもあるけれど、キャラクター同士の関係性や演出に洒脱なところやなかなかピリッとしたところもあり全体のバランスがよくて楽しすぎる
これはもうハマッたと言っていいような気がするのでとりあえずアニメを見るのと同時に原作にも手を出そうと思ったのだが、調べてみるとアニメではかなり改変要素があるみたいで迷っている
オリジナルキャラクターが結構いっぱいいるみたいだし、原作とアニメーションはかなり別物だと考えていいのだろうか、というかその方がいいのだろうか
アニメの方を先に見てアニメの方を好きになってしまったタイミングで原作改変についての諸々の話題をまたはてなで見かけたので、色々考えてしまった
○ご飯
朝:朝マクド。昼:カレー。夜:人参、キャベツ、シメジ、餃子の鍋。間食:小魚ピーナッツ。柿の種。
○調子
むきゅーはややー。おしごとは、やすみ。
○ポケットモンスター銀(あくポケモン旅)
アカネに苦戦。補助技もないし、ドーピング積むターン稼ぎもできないし、素直にレベル上げかなあ。
○五十嵐律人「幻告」
とある過去の事件に冤罪の可能性を見出した裁判所書記官の主人公がタイムリープをして歴史を変える、特殊設定ものの法廷ミステリ。
有罪となった裁判をタイムリープの力で無罪にするのだが、さらにそこからストーリーが広がっていく。
タイムリープという現実には起きえない事象を扱うことで、一つの裁判の結果によって被告人の人生がどう変わるのかを浮き彫りにしていくのは物語として読み応えがあった。
特にそれら有罪と無罪どちらの判決を踏まえた上での作中における結論はシンプルながら納得でき、優しい良いお話だった。
ただ、その事件の真相にまつわる謎の提示と解決の部分はスマートとは言い難い段取りの悪さを感じてしまった。
タイムリープで有罪を無罪に変えるところまでは良いのだが、有罪でも無罪でも罪の連鎖に終わりがなく続いていく物語のために、どうにも都合の良い、悪い意味で対話不可能なだけの登場人物が出てくる。
更にタイムリープのルールを把握してからは、それありきの法律を無視した証拠や証言集めが多く、真実を見抜くだけではないその先をやりたい物語とのバランス感覚が不均等に思えた。
特に本当の実行犯を対話不可能な反社会的な人間と、短い対話の中で思わせるためのやりとりは、段取りの悪さを一番感じた部分だ。
また、真犯人の心情も理解できるだけに、彼の立場上丁々発止の議論ができない場面で、上から勧告のように言いくるめるだけなのも残念。
現実にはありえない超能力であるタイムリープを駆使する主人公よりも、それを持たないまま目的を幾度も完遂し、かつ自身の職にプロとしての矜持も魅せる真犯人に、対話の機会がないのは勿体ないと思った。
それと、タイムリープにまつわる観測者の姿勢もしっくりこなかった。
幾つかの確定しなかった可能性の世界を見続けてきた主人公の自我からすると、最終的な世界においては非常に孤独な存在になるはずだ。
そこへの恐怖や、それでもやるんだ、という気持ちの描写が薄かった。
この辺も最終的な結論が優しいが現実的には厳しいこともあるものだけに、それを実体として体験できないことへの葛藤はもっとある方が僕の好みだったかもだ。
とはいえ、そこでない部分をキャラクタの心情をしっかり書いてはいるので、優先度の話なんだろう。
ストーリーの筋は面白かったが、謎解きの方法、特殊設定の工夫などの個性はこまれていなさがあった。
二十年ほど前に実在した名探偵「神薙虚無」の活躍を描いたノンフィクション小説、そのシリーズ最終巻に残された謎を巡って名探偵倶楽部に所属する大学生達が各々の推理を持ち寄り議論を繰り広げる本格ミステリ。
から多大な影響を受けており、作中作の中に残された謎に納得のいく解決を見出す構造はそのものだ。
そして謎解きを通じて描かれる名探偵の苦悩とその救済、そんな今作のテーマについても、城平京自身がライフワークとしてデビュー作以降延々書き続けており、押さえるポイントを押さえている感はある。
更にそこに流水や西尾などのケレン味や奇を衒う作風もミックスされており、なるほどミステリオタクらしい作品になっている。
この点をミステリの袋小路に自分から入ろうとしていると批判するのもまたミステリオタクらしい態度であり、事実メタ的に作中人物達も述懐している。
という周辺情報を踏まえると内輪ネタのオタク向け小説のように思えるが、そこにエンタメらしい男女のラブコメ要素が入ることで、それなりに脱臭されていると思った。
ただ、その上で今作をどう評価するのかは非常に悩ましい。
特に悩ましいのが、提示される大きな謎とその解決が、多重解決ものの最後に扱われるほどの意外性や奇想も無いと感じることだ。
「4人乗りのエレベーターに何故5人乗れたのか?」との謎だが、そもそも「作中作内の人物達にとっては自明であり、乗れるかどうか躊躇しない」という時点で、数多の前例があるあのトリックを思いつく。
トリックに前例があること自体を揶揄する気はないが、残念ながら多重解決のトリにはふさわしくない上、一つ目の解決だとしても薄さを感じるほどに薄かった。
根本的にこのトリック自体をアンフェアであると大上段に切っても良いぐらいには賛否両論の仕掛けだし。
(僕個人としては一般的には一人称ならあり、三人称ならなし。今作は作中作として作中のミステリ作家が騙すために書いてかつその謎を明かさずに書き終えたわけだから、フェア/アンフェアの軸でなく、単に面白い/面白くないの軸で面白くないと思った)
また、名探偵の苦悩もの部分も、名探偵自体が何人も出てくるわりに議論らしい議論がなく、ベタな理想論を掲げるだけで、過程や段取りが欲しかった。