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2025-07-15

マイノリティの友人たちが羨ましい

性的マイノリティでないと生きづらいと思うことがすごく多い。わたしが親を大切にしていたり、家族に言われたことをきちんと大事にしたり、その範囲内で自分気持ちを考えているときに、家族価値観全否定するクィア友達がいて、わたしの大切な家族のことを否定しないでくれ、と言ったら、今度は私のことを悪者と見做して非難し始めた。

そんなことが何人かと続いて疲れている。わたしはどうしてノンバイナリーではないのだろう。わたしはどうしてトランスジェンダーでもMtFでもバイセクシャルでもジェンダークィアでも無いのだろう。知人の1人はコミュニティを優先してbioをクィアに変えていた。わたしもそう出来れば良かった。人間関係大人になればなるほど消えていくから、今のうちに必死に縋りつかないといけないのに、頑張って努力しても性的マイノリティとしてのアイデンティティが肌に合わないし、なぜマイノリティでないといけないのかがわからない。でも皆の望むようにマイノリティで居ないと、嫌なことを言われたり、大切な人たちのことを無碍にされてしまう。

マイノリティを守るぞ!と立ち上がる人を見るたびに、あんなに守られてるのに誰が守るの?という気分になる。わたしおかしいのだろうか。ジェンダーアイデンティティで集まったわけでは無い集団にLGBTQの圧力が加わっていくのがとてもしんどいけど、そんなことを言えばまた差別主義だ、わたしは傷ついたと言うのだろう。あなたが傷ついたのはわかったけど私には仕事があるし、皆だって学校がある。社会があり、社会に払う責任がある。わたしだって嫌な思いしたり、無視されて泣いたこともあるけど、わたしを守ってくれる人間フェミニズムの本も一つもなかった。今日バトラー明日バトラー。その信仰を信じないと友達で居られないらしいから、頑張って読むけど、全然逃げじゃんって思ったし、何も共感できなかったし、仲間がいていいなと思う。

何年も努力してもわたし排除される側なのに。社会で辛いな、苦しいなと思うことがあって、自分が気に入らないことを排除理由にするマイノリティは大層なご身分だと思う。わたしもなれるならそうなりたかった。どうすればなれる?あの女の子みたいに趣味を全部捨てて、生活を全て活動に捧げれば良かったのかな。何がだめだったんだろう。

そんなことを悩んでいたら、同じコミュニティの人たちとまだ仲の良い知人が、LGBTQコミュニティにおける強力な加害性や、傷ついたを言うためにはなんの罪もないその辺の人を殴っても良いと思っている、悲しいね、と言う話をしていて、うんうんとなってしまった。でも居場所があって良いなと思う。ポリアモリーもできないし、パンセクシャルにもなれないし、アロマンティックじゃないし、そもそもみんなほどお化粧も話すための振る舞いもうまくない。わたしわたしであり、借りた言語に属そうとするとわたしになってしまうだけなのに、いくら嫌なことや性加害があってもマイノリティにはなれないのだ。いいな、いいな。ゲイバーに通う女性コミュニティ侵犯だというのはその通りだと思うが、普通に生きていたところがLGBTQコミュニティ化して家族や私の思考や在り方を否定されるようになるのって、もう絶望しかない。本を読み続けて数年。

どうすればみんなに守られて、否定されなくなるんだろう………どんなにつらくても絶対わたしけが対象外マイノリティ擁護賛同したくないよ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:04

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2025-07-14

anond:20250714160722

中国的人权问题正受到国际社会的广泛讨论。中国政府声称其通过国内保障人权,但各种人权组织和国家都对这些法律的解释和实施提出了批评。尤其值得一提的是,中国政府侵犯新疆维吾尔自治区维吾尔族人的人权、镇压香港民主运动以及限制言论自由等行为受到了批评。

中国人权的主要问题:

维吾尔族人权:

中国政府被指控在新疆维吾尔自治区强迫维吾尔族人劳动、不公正拘留,并压制他们的文化和宗教。

国际社会也将此事描述为“种族灭绝”。

中国政府否认这些指控,并解释说这是其反恐措施的一部分。

香港民主运动遭受打压:

2020年生效的《香港国家安全法》因侵犯香港自由自治而受到批评。

该法因限制言论自由集会自由,以及压制政治活动而受到批评。

言论自由的限制:

在中国,言论自由受到严格限制,包括互联网审查和新闻报道的限制。

批评政府的观点可能会被迅速删除,或发表者可能受到惩罚。

少数民族的歧视:

中国有许多少数民族,但由于以汉族为中心的政策,歧视和弱势群体的情况有所增多。有人指出,中国人民正处于弱势地位

尤其是在西藏和内蒙古文化和宗自由据称受到限制。

其他:

器官移植的强制性以及对人权活动人士的打压也是问题所在

中国政府立场:

中国政府承认人权具有普世性,但同时强调,各国对人权的解读和优先次序因历史、文化和发展阶段而异。

中国重视人民生存权和发展权,并将经济发展和减贫视为人权保障重要内容。

在联合国人理事会中国将其努力宣传为“人权发展的成就”。

国际社会反应:

许多国家和人权组织对中国的人权状况提出批评,并呼吁其改进。

另一方面,一些国家由于经济和外交关系的原因,不愿批评中国的人权问题。

在联合国人理事会,许多国家支持中国,有关人权问题的决议有时被否决。

Permalink |記事への反応(0) | 16:07

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2025-07-10

人工子宮が間に合わない以上、代理母は正しい選択

ノアスミス女性差別が高い出生率のカギってこと?」(2025年7月8日) –経済学101

https://econ101.jp/noah-smith_is-sexism-the-key/


人工子宮国家プロジェクトにでもせんかぎり、出生率回復からの税収拡大なんて無理なので。

そうなると「金で腹を借りる」代理母地位向上を狙うしかねぇんじゃねぇの。

人権蹂躙なんてヌケサクなこと言ってねぇで、金で代替できるというのはちゃんと回せば意味がある。

勿論国家の許認可商売にして、闇ビジネスも出来るようにしておく。

ジャップランドはそういう真っ黒グレーゾーンがないとハッスルしないからね(笑)LUUUP見ろよ。真っ黒グレーゾーン警視総監天下りだ。何人人が死のうが関係ない。

代理母をわざと国家許認可にして、闇商売が出来るようにすれば、天下り先も確保できて役人ハッスル財務省20年後には税収拡大できてハッスル(待て待て。成人を16歳からにすれば税収サイクルが早まるぞ!(笑))。

貧困女子共も金儲けに参与できてハッスルハッスルヤクザ半グレ女衒商売復活でハッスルハッスル

金は天下の回りもの子供がそれを生むんだから何の問題がある?


これに反対するのは「武士は食わねど高楊枝(笑)」が出来るエスブリッシュと、天賦人権主義の奴らぐらいだろうよ。俺は人権は「擁護するだけの権威権力介入がされない限り、承認してない」側の人間なので、ジャップランドには人権が無いと思ってるよ。

なんで人権侵犯されてから回復するのに二年も三年も掛けて、鼻くそみたいな金(500万円以下。酷いと10万以下)もらって「人権回復させました(笑)」じゃねぇんだよ。

ジャップランドには人権はない。だったら代理母社会承認して、国家隆盛プランに持っていった方がより良い世界だろうに。

Permalink |記事への反応(0) | 17:14

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2025-07-09

中国人有人

中国的人权问题正受到国际社会的广泛讨论。中国政府声称其通过国内保障人权,但各种人权组织和国家都对这些法律的解释和实施提出了批评。尤其值得一提的是,中国政府侵犯新疆维吾尔自治区维吾尔族人的人权、镇压香港民主运动以及限制言论自由等行为受到了批评。

中国人权的主要问题:

维吾尔族人权:

中国政府被指控在新疆维吾尔自治区强迫维吾尔族人劳动、不公正拘留,并压制他们的文化和宗教。

国际社会也将此事描述为“种族灭绝”。

中国政府否认这些指控,并解释说这是其反恐措施的一部分。

香港民主运动遭受打压:

2020年生效的《香港国家安全法》因侵犯香港自由自治而受到批评。

该法因限制言论自由集会自由,以及压制政治活动而受到批评。

言论自由的限制:

在中国,言论自由受到严格限制,包括互联网审查和新闻报道的限制。

批评政府的观点可能会被迅速删除,或发表者可能受到惩罚。

少数民族的歧视:

中国有许多少数民族,但由于以汉族为中心的政策,歧视和弱势群体的情况有所增多。有人指出,中国人民正处于弱势地位

尤其是在西藏和内蒙古文化和宗自由据称受到限制。

其他:

器官移植的强制性以及对人权活动人士的打压也是问题所在

中国政府立场:

中国政府承认人权具有普世性,但同时强调,各国对人权的解读和优先次序因历史、文化和发展阶段而异。

中国重视人民生存权和发展权,并将经济发展和减贫视为人权保障重要内容。

在联合国人理事会中国将其努力宣传为“人权发展的成就”。

国际社会反应:

许多国家和人权组织对中国的人权状况提出批评,并呼吁其改进。

另一方面,一些国家由于经济和外交关系的原因,不愿批评中国的人权问题。

在联合国人理事会,许多国家支持中国,有关人权问题的决议有时被否决。

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中国人有人

中国的人权问题正受到国际社会的广泛讨论。中国政府声称其通过国内保障人权,但各种人权组织和国家都对这些法律的解释和实施提出了批评。尤其值得一提的是,中国政府侵犯新疆维吾尔自治区维吾尔族人的人权、镇压香港民主运动以及限制言论自由等行为受到了批评。

中国人权的主要问题:

维吾尔族人权:

中国政府被指控在新疆维吾尔自治区强迫维吾尔族人劳动、不公正拘留,并压制他们的文化和宗教。

国际社会也将此事描述为“种族灭绝”。

中国政府否认这些指控,并解释说这是其反恐措施的一部分。

香港民主运动遭受打压:

2020年生效的《香港国家安全法》因侵犯香港自由自治而受到批评。

该法因限制言论自由集会自由,以及压制政治活动而受到批评。

言论自由的限制:

在中国,言论自由受到严格限制,包括互联网审查和新闻报道的限制。

批评政府的观点可能会被迅速删除,或发表者可能受到惩罚。

少数民族的歧视:

中国有许多少数民族,但由于以汉族为中心的政策,歧视和弱势群体的情况有所增多。有人指出,中国人民正处于弱势地位

尤其是在西藏和内蒙古文化和宗自由据称受到限制。

其他:

器官移植的强制性以及对人权活动人士的打压也是问题所在

中国政府立场:

中国政府承认人权具有普世性,但同时强调,各国对人权的解读和优先次序因历史、文化和发展阶段而异。

中国重视人民生存权和发展权,并将经济发展和减贫视为人权保障重要内容。

在联合国人理事会中国将其努力宣传为“人权发展的成就”。

国际社会反应:

许多国家和人权组织对中国的人权状况提出批评,并呼吁其改进。

另一方面,一些国家由于经济和外交关系的原因,不愿批评中国的人权问题。

在联合国人理事会,许多国家支持中国,有关人权问题的决议有时被否决。

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中国人有人

中国的人权问题正受到国际社会的广泛讨论。中国政府声称其通过国内保障人权,但各种人权组织和国家都对这些法律的解释和实施提出了批评。尤其值得一提的是,中国政府侵犯新疆维吾尔自治区维吾尔族人的人权、镇压香港民主运动以及限制言论自由等行为受到了批评。

中国人权的主要问题:

维吾尔族人权:

中国政府被指控在新疆维吾尔自治区强迫维吾尔族人劳动、不公正拘留,并压制他们的文化和宗教。

国际社会也将此事描述为“种族灭绝”。

中国政府否认这些指控,并解释说这是其反恐措施的一部分。

香港民主运动遭受打压:

2020年生效的《香港国家安全法》因侵犯香港自由自治而受到批评。

该法因限制言论自由集会自由,以及压制政治活动而受到批评。

言论自由的限制:

在中国,言论自由受到严格限制,包括互联网审查和新闻报道的限制。

批评政府的观点可能会被迅速删除,或发表者可能受到惩罚。

少数民族的歧视:

中国有许多少数民族,但由于以汉族为中心的政策,歧视和弱势群体的情况有所增多。有人指出,中国人民正处于弱势地位

尤其是在西藏和内蒙古文化和宗自由据称受到限制。

其他:

器官移植的强制性以及对人权活动人士的打压也是问题所在

中国政府立场:

中国政府承认人权具有普世性,但同时强调,各国对人权的解读和优先次序因历史、文化和发展阶段而异。

中国重视人民生存权和发展权,并将经济发展和减贫视为人权保障重要内容。

在联合国人理事会中国将其努力宣传为“人权发展的成就”。

国际社会反应:

许多国家和人权组织对中国的人权状况提出批评,并呼吁其改进。

另一方面,一些国家由于经济和外交关系的原因,不愿批评中国的人权问题。

在联合国人理事会,许多国家支持中国,有关人权问题的决议有时被否决。

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中国的人权问题正受到国际社会的广泛讨论。中国政府声称其通过国内保障人权,但各种人权组织和国家都对这些法律的解释和实施提出了批评。尤其值得一提的是,中国政府侵犯新疆维吾尔自治区维吾尔族人的人权、镇压香港民主运动以及限制言论自由等行为受到了批评。

中国人权的主要问题:

维吾尔族人权:

中国政府被指控在新疆维吾尔自治区强迫维吾尔族人劳动、不公正拘留,并压制他们的文化和宗教。

国际社会也将此事描述为“种族灭绝”。

中国政府否认这些指控,并解释说这是其反恐措施的一部分。

香港民主运动遭受打压:

2020年生效的《香港国家安全法》因侵犯香港自由自治而受到批评。

该法因限制言论自由集会自由,以及压制政治活动而受到批评。

言论自由的限制:

在中国,言论自由受到严格限制,包括互联网审查和新闻报道的限制。

批评政府的观点可能会被迅速删除,或发表者可能受到惩罚。

少数民族的歧视:

中国有许多少数民族,但由于以汉族为中心的政策,歧视和弱势群体的情况有所增多。有人指出,中国人民正处于弱势地位

尤其是在西藏和内蒙古文化和宗自由据称受到限制。

其他:

器官移植的强制性以及对人权活动人士的打压也是问题所在

中国政府立场:

中国政府承认人权具有普世性,但同时强调,各国对人权的解读和优先次序因历史、文化和发展阶段而异。

中国重视人民生存权和发展权,并将经济发展和减贫视为人权保障重要内容。

在联合国人理事会中国将其努力宣传为“人权发展的成就”。

国际社会反应:

许多国家和人权组织对中国的人权状况提出批评,并呼吁其改进。

另一方面,一些国家由于经济和外交关系的原因,不愿批评中国的人权问题。

在联合国人理事会,许多国家支持中国,有关人权问题的决议有时被否决。

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2025-06-29

杏の枝を打った話

実家の杏の枝が隣家に張り出してしまった。梅雨の時期になると、この枝に実がつく。一本の枝に二つ三つという次元ではなく、何かが炸裂して狂ったように生る。

枝が隣家侵犯しているから、実も隣の敷地に落ちる。迷惑になるから枝を打つことになった。実家の両親は70前後でも全然元気だが、さすがに炎天下に木に登って作業させられないので、先週、たまたま実家に戻る機会があって俺がやった。

今年の梅雨はどこかに行ってしまって、土曜は連日の晴天の何日目かだった。腰に下げられる蚊取り線香帽子軍手とノコギリを装備して杏の木を登った。

木登りなんて子どもの頃以来だ。いま40手前なので、かるく20年はやった記憶がない。木の表面を蟻んこが忙しく行き来している。虫は平気なので嫌ではないけど、軍手で覆いつぶしてしまうのは気の毒なので、どこに手を置くかふらふらするから、手つきが結局危なっかしくなる。

蟻に気を遣って落下、重傷とか不随じゃシャレにならないな、と思いながら木を登って、打ちたい枝にノコギリを入れるのに適当ポジションを探す。特に肥沃でもないだろう庭の一画に適当に植えて何も施していない杏が、なんでこれだけの栄養を吸い上げることができるのか。発狂したように生った橙色の実もそうだが、樹皮のあちこちから樹液が吹き出してコハク色のかたまりになっていた。

酒に漬けるために、実もできれば無傷で回収したい。下には母が待機していて、俺が手の届く範囲でもぎった実を拾ってくれる。なんとなく、ものすごく幼い頃に読んだ『やまなしもぎ』という昔話を思い出す。あれも母親のために子ども(たち)が大きな木に登って果物を取る話だった。

あの実にも手が届きそうだ、という感じで茂った枝葉の中をかき分けるので、木の表面を行き来している蟻だけじゃなく、住み着いていた虫どもが慌てて活発になり、視界の端っこでちらちらするカメムシとか。ヨコバイの幼虫とか。こいつらはたぶん、植物の汁を吸って生きている。

ザワザワうごめく無数の生命ほのかに杏の甘い香りがする。もうこの一本の木が一つの世界だな、と思う。住人がいて資源があり、交通がある。そういう生態系

たぶんこの思い付きは、たまたま読んでいる本で複雑系の話が出ていたところから来ている。本で言及された例は気候変動なので、スケール全然違うが。

本は『カオス帝王』という「市場は特大の混沌を早かれ遅かれ、しかも繰り返し起こすものである。そして、サイクルに一度加速がつくと人智では制御できない」という経済投資の内容であり、異常気象については余談に変に筆が乗ってしまっている感じだったが、まあ、本で読んだことと実体験が接続されるのはうれしい。

虫どもがピンピンと跳ねて服の上に乗ってくる。木に帰れよ、と手で払って戻したい。でも、姿勢を崩すかもしれなくて事故のもとだな、とも思う。もともと、肉体労働はもちろん体を使う作業経験もないし、たぶんこういう素人適当に危なっかしいことをして、世界の至るところで死んでいるんだろう。

落下死だけはするまい、と思う。炎天下で焼かれて疲れる上に普段使わない筋肉を変な姿勢で動かしているせいか思考がぽんぽん飛ぶ。今度は心理学者であるキューブラー・ロスの『死の瞬間』という本のことを思い出す。

確か、農夫が木から落ちて死ぬエピソードが出てきたのだ。この本を学生のころに読んで、机の上に置いていたら、親がそれを見て心配したことがあった。つまり、息子が妙に死に関心がある、自殺する気じゃないか、と思ったらしかった。いま木の下で俺が落とした杏の実を拾ってくれている母親だ。

実際のところ、自殺の願望なんてこれっぽっちもなかった。でも、なんとなく、長生きはしないで若いうちに死ぬ気がしていた。死ってなんだ? ということを今のうちに考えたかった。

結局、早死にすることはなかった。俺は30後半のだいぶ健康おっさんになった。

ここだ、と定めたところにノコギリの刃を入れて引く。ちゃんと考えずに、ただ力を加えやすポジションだけを優先して作業するから、かなり危うい姿勢になる。いつのまにか、万が一枝が折れたら落下する側に体重の大部分を預けていたりしてゾッとする。

気晴らしに隣家の庭を見ると、隅の少しじめっとしたところに、申し訳ないことに杏の実がたくさん落ちている。一部は熟すのを通り越して緑色のカビを吹いている。

生態系といえば、あれもそうだよなと思う。一本の木がたくさんの実と樹液のかたまりを持って無数の虫がうごめく一つの世界なら、あの実一つもミクロで見ればカビが巣食う一つの世界だ。

複雑系というのは、多くの要素によって構成される全体だが、同時に、レイヤーを区切るというか、「これについてはここからここまで」という焦点をどこにするかで全然違うものが見えて、多層になっているのだろう。

なるほどなあ、と思うが、思索でもなんでもなく、ただ考えに落ち着きがないだけだ。子どもの頃からそうだった。意識が次々に変遷していくことを自分コントロールできない。うんざりさせられる性癖だが、目の前の嫌なことから意識を飛ばせるので、気分の逃避にはなった。

割と助かることも多かったけど、年をとって仕事とかもややこしくなってくると、だんだんそうもいかなくなってきた。例えば、一本の木はそのまま一つの生態系、とか一つの実も一つの世界、とか、なんならビジネス一本槍とか、そういう個別観点というか世界観だけに集中して暮らせたら、と思う。そういう専門性のようなものにあこがれる。俺にはできなかったので、ただあちこち思考が散らかるのを誤魔化しながらなんとか事務をこなして生活するおっさんになった。

なんとか落下死することなく枝を落とし、母親が冷やしておいてくれたお茶を飲んで、夕方になったらまだ現役で働いている父親が帰ってきて、久しぶりに三人で夕飯を取った。

枝は打ったが、植物からそのうちまた伸びる。何年後か知らないが、またやらないといけない。

そのとき両親は生きているだろうか。

生きていて欲しい。なんならいつまでも生きていて欲しい。これがもうすぐ不惑人間だろうか? と思う。自分でも嫌になるくらい幼い。

昔は、俺は若い年で「そのうちに死ぬ」と思っていた。「そのうちに」死なないまま中年になった。そういえば、若いころにもう一つ考えていたのは、人はなんで死ぬんだろう? ということだった。

これは30半ばを過ぎてもいまだに、なんでだろう? と思っている。生物としての死がどうこうという話ではなくて、「なんで生まれてきたんだろう?」の死のバージョンという感じで、なんかあんまり意味もなく生まれることと同じくらい、あんまり意味もなく死ぬこと、それ自体不思議だった。

この疑問のヘンテコさは自分でも意識しているつもりで、それは即物的に考えたら無意味に生まれ無意味に死に、個の意識永遠に消滅する(そして宇宙最後死ぬ)以外のなんでもない。それでも、感覚的に腑に落ちないものは落ちない。しかたがない。

そういえば、枝を打つ作業をしたのは夏至の日だった。この日を境にこの年の日照時間は短くなっていき、ある意味では一年の盛りを過ぎる。なかなかシンボリックな気がするが、人生や季節が何かの時期を過ぎようと、わからないものはわからない。

明日は収穫した杏の実を酒に漬ける。黒糖焼酎黒砂糖という、ちょっと挑戦的な材料を買ったのでそれを試す。

飲めるのは3ヶ月後からだ。それはまあ楽しみ。保険としてホワイトリカーと氷砂糖無難バージョンも用意するのは、俺という人間が身に着けた数少ない成熟である

Permalink |記事への反応(4) | 01:17

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2025-06-07

舞妓告発記事への反応に見る日本狂気的な思考停止

https://www.bengo4.com/c_1009/n_18913/

舞妓として働いていた女性実名顔出しで舞妓労働環境問題告発した記事弁護士ドットコム掲載された、女性は以前にも週刊誌などで告発を行っていたが、再度の告発になる。


告発内容の国際人道上の扱い(chatGPT 4o による)

✅ 前借金で拘束され、未成年で、酒席に出され、性的含意のある接待を行う

児童買春・児童ポルノ禁止法児童福祉法違反

労働基準法職業安定法違反(年少者保護義務強制労働禁止

人身売買刑法226条・国際条約

児童性的搾取および虐待に関する国際条約違反

まり、**これは「文化」ではなく「重大犯罪」**です。

日本以外における類例とその反応(chatGPT 4o による)

✅ 1. 「文化」や「伝統」では擁護されない

欧米では、仮にどれほど長い歴史がある慣習でも、それが「児童権利」に反すると判断された場合、即刻批判制度対応が始まります

たとえば:

イギリスパブリックスクール制度上流階級男子校)における児童虐待隠蔽

 →議会調査公聴会校長の辞任・訴追

カナダ先住民寄宿学校における児童虐待同化政策

 →カトリック教会政府教育機関謝罪賠償真相究明委員会設立

アメリカカトリック教会神父による児童への性暴力マサチューセッツなど):

 → 数千件の訴訟教会破産バチカンによる制度改革

このように、「伝統」「宗教」「名門」という看板言い訳にならず、むしろ責任が倍加されるのが欧米です。

✅ 2.メディア世論による糾弾が即時発生

主要報道機関(NYT,BBC,CNN など)は、「構造的な人権侵害」として大きく報道

特に未成年女性」「前借金」「酒席での接待」「性暴力黙認」「脱出困難な拘束構造」などが揃えば、

 → 即「現代人身売買」「封建的性奴隷制度」と糾弾されます

✅ 3.法改正刑事捜査の即時化

被害証言が1件でもあれば、司法当局が即捜査着手・強制捜査もありえる

特にEU諸国では「児童保護」が明確に法体系に組み込まれているため、

 → 加担した大人運営者だけでなく“黙認した行政”も責任追及の対象

✅ 4.政治家企業文化団体関係断絶・謝罪資金停止

例:もしロンドンに「名士の通う未成年ダンサー文化」が存在していたとしたら、

 →政治家が1回でも訪問しただけで辞任圧力

 →企業スポンサー即時撤退寄付金返還要求

✅ 5.国際的波及と「恥の輸出」

アメリカイギリスフランスドイツなどで起きた場合他国人権団体NGOが一斉に声明を出す

国連人権理事会EU委員会などから「早急な是正措置」を求められる

人権国家”としての信用が失墜し、外交教育文化交流にも悪影響

✅ 総括:欧米なら「崩壊事態」になる

同じ構造西洋先進国暴露されたら:

社会的スキャンダル

法的な緊急介入

制度廃止改革

被害者支援の大規模展開

関係者の社会的失墜と刑事責任

が一気に進行し、「文化」の名で免責される余地は皆無です。

代表的はてなブックマークの反応とそれに対する筆者から批判

id:h22_Funny_Bunny未成年を親元から離して芸を仕込んで着飾らせて接待させる」って、性接待がなくてもエグい児童労働なのに、社会が見ないふりしてるの気持ち悪いなあって舞妓について調べた約30年前から思ってる。Jと似てると思う。

気持ち悪いなぁ、では済まない。苛烈人権侵害および刑事犯罪である

id:moandsa 実際15,16歳の子を酒席に侍らす時点でアウトだし、借金背負わせて旦那紹介はパパ活と変わんないなと思う。せめて20歳から舞妓25から芸妓にしたら。相撲と並んで二大時代錯誤制度

パパ活という自発的売春行為と並べている時点で問題矮小化している、本件は児童に対する強制売春であり人身売買である

id:gaikichi 「世の中の建前はともかく水商売世界はそんな物」とか「実際に10代で水商売世界で食ってく以外にない子もいる」みたいな意見もあるだろうけど、問題はこれに観光地京都伝統名物という美名がついてる欺瞞

問題伝統名物とい美名がついていることではなく、長年に渡って、おそらく今も児童人権が踏みにじられ続けていることそのものである

id:unnmo こういう「人生のものを捧げるよう求められる仕事」が個人的にどうにも恐ろしくて苦手。業界のしきたりが法に優越するのもさもありなんって感じ/それはそれとして労働環境くらい整備すればいいのに。

苦手、さもありなんって感じ、労働環境くらい整備すれば、などという問題ではない。このような反応は告発された人権侵害構造の加担とすら言える。

id:mame_3舞妓さんちのまかないさん」とか物語としてはとてもよくできていたけど「労働契約」の観点からは????ってところが度々あったな。日本って、法律よりも伝統が優先されるようなところなのかね?

本件は労働契約の問題ではなく、法の最低基準すら満たしていない重大犯罪である

id:filinion日本文化結構だけど、違法な部分を除いて存続して欲しいよなあ…。「奴隷性的搾取がなきゃ存続できない」っていうなら廃れてもやむを得ないのでは。

廃れてもやむない、ではない即刻廃れさせなければならない重大な人権侵犯である

まとめ

告発弁護士ドットコムという法曹専門サイト掲載された重大な人権侵害に対する勇気ある実名での告発であり、そのタイトル最初にも"現代奴隷"という惹句が踊っている、極めて深刻な刑事犯罪に対する告発である

にもかかわらず、それに対するはてなブックマークの人気コメントの反応が、あまりにも能天気矮小化、ピントずれを起こしており、日本社会の異常性を浮き彫りにしていると考えこのようにまとめてみた。

なぜ日本社会はこうまでして正義倫理について考えるという構えを持てないのか?このような世間の狂った反応と狂った舞妓文化シンコペーションのように響き合っていると思えてならない。

Permalink |記事への反応(1) | 06:39

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2025-04-17

anond:20250416215118

俺が「財務省解体を支持する」理由は「省から降格させたいから」と「歳入庁・歳出庁で殺し合いさせたいから」なんだよ。

政府の隷属化に置き「そもそもの省の独立性を侵犯できるようにしておく」ことが大事だと思っている。

金の出し入れを「杓子定規バカ役人共」より「法律のグレーを踏み抜いても金の出し入れを握る政府」の方がマシだと思っている。

俺は「真っ黒であっても法に穴があるんだったら、抜いた奴は無実」ってタイプから、アベ妻の学園土地払下げは「無罪」だと思ってる。

金を持ち、影響力を持ってる奴が力を行使するのは問題ない。殺人以外では何の問題もないんだよ。

国民資産(笑) バカいえ。国家資産国家のものであって、誰のものでもない。国土であればなおのこと。

から毛唐チンチョンの連中の土地買付も「法律改正評価地価強制接収」すべきだと思ってる。

オマエラと違って国家や法に関しての考え方、プライオリティが違うってのは理解している。

でも所詮法律国家も「人が作ってる」んだから、人が都合よく使えるようにして、命を奪ったら容赦なく殺す、ってのがいいと思うんだよ。

岐阜知事と元副知事と他応援団全員死刑でいいよ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:39

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2025-04-01

マゾリックスエロテッド

古城の一室。空気は濃密で、まるで呼吸するのを躊躇うかのように重く、深紅ベルベットは光を貪欲に吸い込み、室内を不道徳なまでの薄闇に閉ざしていた。トリニティは、黒曜石が汗をかいたかのように鈍く光るテーブルの前に、逃れられない運命のように座らされていた。皿の上には、完璧すぎて悪夢的なチョコレートケーキ漆黒グラサージュは粘性を帯びた光を放ち、添えられた深紅ベリーは熟れすぎた傷口のようだ。それは呪われた聖遺物のように蠱惑的で、視線だけで精神の鎧を剥ぎ取り、剥き出しの本能を直接焼くような、危険まりない引力を放っていた。

対面の男、メロビンジアンは、猫のようにしなやかな動作で脚を組み替え、トリニティの魂の奥底まで見透かすような、冷たく愉悦に歪んだ視線を送っていた。指先がワイングラスの曲線的なふくらみを、まるで生きているもののように撫でている。「どうした、マドモアゼル。ただの0と1の虚構だ。だが君の肉体の奥底、最も渇いている場所が、これを求めて叫んでいるのが聞こえんかね?」

彼の声は、低く、湿り気を帯びた響き。それは鼓膜を震わせるだけでは終わらない。皮膚の下を這い、神経線維に直接触れ、脊髄をぞくりとさせるような、侵食的な親密さがあった。トリニティは革のコートの下で、内臓が冷たく収縮する感覚に耐えながら、かろうじて背筋を保っていた。ネオとモーフィアスは、この迷宮のような城で、別の形の拷問を受けているのかもしれない。分断され、試されている。この男は「原因と結果」の鎖を操り、生物としての最も原始的衝動――生存本能支配欲、そして理性を焼き切るほどの快楽への渇望――を弄び、その破綻を観察することに神にも似た悦びを見出すプログラムなのだから

あなたの歪んだ好奇心を満たすために、私はここにいるわけじゃない」トリニティの声は、鋼のように硬く響かせようとしたが、語尾が微かに掠れた。

「歪んでいる、かね? 私からすれば、快楽を拒絶する君たちの方がよほど歪んでいるように見えるが」メロビンジアンは喉の奥で、粘つくような笑い声を立てた。「これは好奇心ではない。実証だ。君という、あの『救世主』をも堕としかねない女が、このコード化された『原罪』の味にどう反応するか。このケーキはね、かつてマトリックス深淵狂気に触れたプログラムが、存在のものを溶解させるほどの『絶対的な受容』を強制的に与えるために創り出したものだ。口にした者は、自我という檻から解き放たれ、快楽の奔流の中で形を失う」

彼は、毒蛇が獲物を狙うように、ゆっくりと銀のフォーク差し出した。その先端が、微かな光を反射して鋭く光る。「さあ、味わうがいい。君の信じる『意志』とやらが、この甘美な暴力の前で、どれほど無力か」

トリニティフォークを睨みつけた。ザイオン灰色現実が、このケーキの放つ圧倒的な色彩と官能の前で、急速にリアリティを失っていく。これは単なる誘惑ではない。それは魂への侵犯であり、存在の根幹を揺さぶ冒涜であり、抗いがたいほどに甘美な汚染だった。

「……やめて」声にならない囁きが漏れた。

「やめろ、と本気で言っているのかね?」メロビンジアンは、トリニティの瞳の奥に宿る、恐怖と好奇心の危うい共存を見抜いていた。「君がネオと交わす熱、肌と肌が触れ合う瞬間の電流、互いの存在が溶け合うかのような錯覚…それらと、このケーキがもたらす、理性の枷を打ち砕き、存在深淵にまで届く絶対的感覚津波と、一体何が違う? どちらがより深く、君という存在を根こそぎ満たすと思うかね?」

彼の言葉は、鋭利な楔のようにトリニティ自己認識を打ち砕こうとする。ネオへの愛、それは彼女の全てのはずだ。だが、その愛を構成する身体的な渇望、触れられたい、一つになりたいという根源的な欲求は、このケーキ約束する、境界線なき快楽の暗い魅力と地続きなのではないか

息詰まるような沈黙トリニティ心臓が、肋骨の内側で激しく打ちつけている。メロビンジアンは、獲物の最後抵抗が潰えるのを待つ捕食者のように、静かに彼女を見つめていた。

一口でいい。舌の上で溶かすだけでいい」彼の声は、もはや囁きではなく、脳髄に直接響く命令のようだ。「君自身身体が、魂が、この快楽の前にどのように崩れ落ちるのか、共に観察しようではないか

抗えない衝動。それはもはや好奇心ではない。自己破壊への、暗い引力。あるいは、この男の言う通り、自分自身の最も深い場所にも、この禁断の味に呼応する闇が存在するのかもしれないという、絶望的な確信

彼女は、まるで操り人形のように、震える指でフォークを握りしめた。指先は燃えるように熱いのに、背筋には冷たい汗が流れていた。ケーキフォーク差し込む。それは熟れきった果肉のように柔らかく、濃厚でむせ返るような香りが、トリニティの理性を麻痺させた。

息を殺し、ほとんど無意識のうちに、フォークを唇へと運んだ。メロビンジアンの目が、爬虫類のように細められた。

舌に触れた瞬間、トリニティ意識は爆散した。それは味でも感覚でもない。存在の根幹を揺さぶる、甘美な暴力。脳髄を直接鷲掴みにされ、強制的快楽の回路を開かれるような衝撃。全身の筋肉が弛緩し、腰が砕け、内側から込み上げるような熱い波が下腹部から全身へと広がっていく。呼吸は喘ぎとなり、視界は赤と黒の閃光で明滅した。思考は完全に停止し、自己輪郭が溶け出し、ただただ押し寄せる快楽の奔流に身を委ねるしかない、絶対的受動性。それは恐怖と恍惚が混じり合った、底なし奈落へ落ちていくような感覚だった。ネオの顔も、ザイオンも、自由への戦いも、全てがこの圧倒的な「今」の前では意味をなさなかった。制御できない痙攣にも似た震えが、彼女身体支配していた。

「…………感じるかね?コードが君の存在を……書き換えていくのを」メロビンジアンの声が、快楽の霧の中から悪魔の囁きのように響いた。

トリニティは、どれくらいの時間が経ったのか分からなかった。喘ぎながら、かろうじて目を開けると、世界が歪んで見えた。快楽の余燼が、まだ身体の深部で燻り、疼き、微かな痙攣を引き起こしている。だが、その焼け野原のような意識の片隅で、消し炭のような意志が、弱々しくも瞬いていた。

(違う……これは……私を壊すものだ)

この快楽絶対的だ。抗う術はない。だが、それは外部から与えられた、魂のない侵食だ。ネオと分かち合う、痛みさえも愛おしいと思えるあの繋がり、互いの欠落を埋め合うような一体感とは、本質的異次元のものだ。あれは築き上げるもの、これは破壊するもの

彼女は、全身の力を振り絞り、震える手でフォークテーブルに落とした。カラン、という乾いた音が、異常なほど大きく響いた。口の中に残る、濃厚で背徳的な甘さは、もはや快楽残滓ではなく、魂に刻まれた汚点の味だった。

「……あなたの……勝ちかもしれないわね」声は掠れ、ほとんど息のようだった。だが、瞳には、地獄の淵から生還した者の、狂気にも似た光が宿っていた。「でも、私は……これを選ばない」

彼女はメロビンジアンを睨み据えた。その視線は、折れてはいない。「あなたがどれほど深く私を侵食しようと……私の選択までは奪えない」

ロビンジアンの表情から、全ての感情が消え、能面のような無表情が浮かんだ。彼はトリニティ言葉意味咀嚼するように数秒間黙考し、やがて微かに唇の端を上げた。それは嘲笑とも感嘆ともつかない、奇妙な表情だった。「……興味深い。実に興味深い反応だ。快楽という絶対的な力の前に、なお『選択』を主張するか。その非合理性、その矛盾こそが、人間という存在の…あるいは君という女の…核心なのかもしれんな」

トリニティは、壁に手をつきながら、ゆっくりと立ち上がった。足元がおぼつかない。食べかけのケーキは、まるで彼女の魂の一部を抉り取ったかのように、テーブルの上で静かにしかし不吉な存在感を放っていた。

「……これで、終わりにして」懇願するような響きが、彼女の声に混じった。

ロビンジアンは、ワイングラスに残った液体をゆっくりと飲み干した。「ああ、今日のショーは、な」彼は立ち上がり、トリニティのすぐそばまで歩み寄ると、彼女の耳元で囁いた。その声は冷たく、蛇のようだった。「だが、勘違いするなよ、マドモアゼル。この味は、もう君の一部だ。君の細胞が、君の神経が、君の魂の最も深い場所が、これを記憶した。それは消えない刻印だ。これから君がネオを抱く時、あるいは一人で闇の中にいる時、不意にこの感覚が蘇るだろう…そして君は、自分が本当に何を求めているのか、自問することになる」

トリニティは何も言えず、ただ彼を睨みつけることしかできなかった。そして、よろめきながらも背を向け、部屋を出た。城の廊下の冷気が、火照り、そして今は冷え切った肌を刺した。身体の奥底で、まだあの甘美で冒涜的なコード残響が、疼き、蠢いているのを感じた。それはもはや単なる記憶ではない。彼女の中に植え付けられた、異物であり、毒であり、そして抗いがたい誘惑の種子

彼女の胸の内には、ネオへの想いと自由への渇望が、以前よりもさらに切実に、しかし同時に、この新しい闇によって汚染されたかのように複雑な色合いを帯びて燃えていた。あのケーキ記憶は、彼女存在に深く食い込み、おそらく生涯、彼女を内側から苛み続けるだろう。それに抗い続けること、その疼きと共に生き、それでもなお「自分」であり続けること。それが、彼女に課せられた新たな戦いであり、彼女が「リアルであることの、あまりにも重い代償なのかもしれなかった。彼女が歩き去るその後ろ姿には、以前にはなかった深い影が、まとわりつくように落ちていた。

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マゾリックスエロテッド

古城の一室。空気は濃密で、まるで呼吸するのを躊躇うかのように重く、深紅ベルベットは光を貪欲に吸い込み、室内を不道徳なまでの薄闇に閉ざしていた。トリニティは、黒曜石が汗をかいたかのように鈍く光るテーブルの前に、逃れられない運命のように座らされていた。皿の上には、完璧すぎて悪夢的なチョコレートケーキ漆黒グラサージュは粘性を帯びた光を放ち、添えられた深紅ベリーは熟れすぎた傷口のようだ。それは呪われた聖遺物のように蠱惑的で、視線だけで精神の鎧を剥ぎ取り、剥き出しの本能を直接焼くような、危険まりない引力を放っていた。

対面の男、メロビンジアンは、猫のようにしなやかな動作で脚を組み替え、トリニティの魂の奥底まで見透かすような、冷たく愉悦に歪んだ視線を送っていた。指先がワイングラスの曲線的なふくらみを、まるで生きているもののように撫でている。「どうした、マドモアゼル。ただの0と1の虚構だ。だが君の肉体の奥底、最も渇いている場所が、これを求めて叫んでいるのが聞こえんかね?」

彼の声は、低く、湿り気を帯びた響き。それは鼓膜を震わせるだけでは終わらない。皮膚の下を這い、神経線維に直接触れ、脊髄をぞくりとさせるような、侵食的な親密さがあった。トリニティは革のコートの下で、内臓が冷たく収縮する感覚に耐えながら、かろうじて背筋を保っていた。ネオとモーフィアスは、この迷宮のような城で、別の形の拷問を受けているのかもしれない。分断され、試されている。この男は「原因と結果」の鎖を操り、生物としての最も原始的衝動――生存本能支配欲、そして理性を焼き切るほどの快楽への渇望――を弄び、その破綻を観察することに神にも似た悦びを見出すプログラムなのだから

あなたの歪んだ好奇心を満たすために、私はここにいるわけじゃない」トリニティの声は、鋼のように硬く響かせようとしたが、語尾が微かに掠れた。

「歪んでいる、かね? 私からすれば、快楽を拒絶する君たちの方がよほど歪んでいるように見えるが」メロビンジアンは喉の奥で、粘つくような笑い声を立てた。「これは好奇心ではない。実証だ。君という、あの『救世主』をも堕としかねない女が、このコード化された『原罪』の味にどう反応するか。このケーキはね、かつてマトリックス深淵狂気に触れたプログラムが、存在のものを溶解させるほどの『絶対的な受容』を強制的に与えるために創り出したものだ。口にした者は、自我という檻から解き放たれ、快楽の奔流の中で形を失う」

彼は、毒蛇が獲物を狙うように、ゆっくりと銀のフォーク差し出した。その先端が、微かな光を反射して鋭く光る。「さあ、味わうがいい。君の信じる『意志』とやらが、この甘美な暴力の前で、どれほど無力か」

トリニティフォークを睨みつけた。ザイオン灰色現実が、このケーキの放つ圧倒的な色彩と官能の前で、急速にリアリティを失っていく。これは単なる誘惑ではない。それは魂への侵犯であり、存在の根幹を揺さぶ冒涜であり、抗いがたいほどに甘美な汚染だった。

「……やめて」声にならない囁きが漏れた。

「やめろ、と本気で言っているのかね?」メロビンジアンは、トリニティの瞳の奥に宿る、恐怖と好奇心の危うい共存を見抜いていた。「君がネオと交わす熱、肌と肌が触れ合う瞬間の電流、互いの存在が溶け合うかのような錯覚…それらと、このケーキがもたらす、理性の枷を打ち砕き、存在深淵にまで届く絶対的感覚津波と、一体何が違う? どちらがより深く、君という存在を根こそぎ満たすと思うかね?」

彼の言葉は、鋭利な楔のようにトリニティ自己認識を打ち砕こうとする。ネオへの愛、それは彼女の全てのはずだ。だが、その愛を構成する身体的な渇望、触れられたい、一つになりたいという根源的な欲求は、このケーキ約束する、境界線なき快楽の暗い魅力と地続きなのではないか

息詰まるような沈黙トリニティ心臓が、肋骨の内側で激しく打ちつけている。メロビンジアンは、獲物の最後抵抗が潰えるのを待つ捕食者のように、静かに彼女を見つめていた。

一口でいい。舌の上で溶かすだけでいい」彼の声は、もはや囁きではなく、脳髄に直接響く命令のようだ。「君自身身体が、魂が、この快楽の前にどのように崩れ落ちるのか、共に観察しようではないか

抗えない衝動。それはもはや好奇心ではない。自己破壊への、暗い引力。あるいは、この男の言う通り、自分自身の最も深い場所にも、この禁断の味に呼応する闇が存在するのかもしれないという、絶望的な確信

彼女は、まるで操り人形のように、震える指でフォークを握りしめた。指先は燃えるように熱いのに、背筋には冷たい汗が流れていた。ケーキフォーク差し込む。それは熟れきった果肉のように柔らかく、濃厚でむせ返るような香りが、トリニティの理性を麻痺させた。

息を殺し、ほとんど無意識のうちに、フォークを唇へと運んだ。メロビンジアンの目が、爬虫類のように細められた。

舌に触れた瞬間、トリニティ意識は爆散した。それは味でも感覚でもない。存在の根幹を揺さぶる、甘美な暴力。脳髄を直接鷲掴みにされ、強制的快楽の回路を開かれるような衝撃。全身の筋肉が弛緩し、腰が砕け、内側から込み上げるような熱い波が下腹部から全身へと広がっていく。呼吸は喘ぎとなり、視界は赤と黒の閃光で明滅した。思考は完全に停止し、自己輪郭が溶け出し、ただただ押し寄せる快楽の奔流に身を委ねるしかない、絶対的受動性。それは恐怖と恍惚が混じり合った、底なし奈落へ落ちていくような感覚だった。ネオの顔も、ザイオンも、自由への戦いも、全てがこの圧倒的な「今」の前では意味をなさなかった。制御できない痙攣にも似た震えが、彼女身体支配していた。

「…………感じるかね?コードが君の存在を……書き換えていくのを」メロビンジアンの声が、快楽の霧の中から悪魔の囁きのように響いた。

トリニティは、どれくらいの時間が経ったのか分からなかった。喘ぎながら、かろうじて目を開けると、世界が歪んで見えた。快楽の余燼が、まだ身体の深部で燻り、疼き、微かな痙攣を引き起こしている。だが、その焼け野原のような意識の片隅で、消し炭のような意志が、弱々しくも瞬いていた。

(違う……これは……私を壊すものだ)

この快楽絶対的だ。抗う術はない。だが、それは外部から与えられた、魂のない侵食だ。ネオと分かち合う、痛みさえも愛おしいと思えるあの繋がり、互いの欠落を埋め合うような一体感とは、本質的異次元のものだ。あれは築き上げるもの、これは破壊するもの

彼女は、全身の力を振り絞り、震える手でフォークテーブルに落とした。カラン、という乾いた音が、異常なほど大きく響いた。口の中に残る、濃厚で背徳的な甘さは、もはや快楽残滓ではなく、魂に刻まれた汚点の味だった。

「……あなたの……勝ちかもしれないわね」声は掠れ、ほとんど息のようだった。だが、瞳には、地獄の淵から生還した者の、狂気にも似た光が宿っていた。「でも、私は……これを選ばない」

彼女はメロビンジアンを睨み据えた。その視線は、折れてはいない。「あなたがどれほど深く私を侵食しようと……私の選択までは奪えない」

ロビンジアンの表情から、全ての感情が消え、能面のような無表情が浮かんだ。彼はトリニティ言葉意味咀嚼するように数秒間黙考し、やがて微かに唇の端を上げた。それは嘲笑とも感嘆ともつかない、奇妙な表情だった。「……興味深い。実に興味深い反応だ。快楽という絶対的な力の前に、なお『選択』を主張するか。その非合理性、その矛盾こそが、人間という存在の…あるいは君という女の…核心なのかもしれんな」

トリニティは、壁に手をつきながら、ゆっくりと立ち上がった。足元がおぼつかない。食べかけのケーキは、まるで彼女の魂の一部を抉り取ったかのように、テーブルの上で静かにしかし不吉な存在感を放っていた。

「……これで、終わりにして」懇願するような響きが、彼女の声に混じった。

ロビンジアンは、ワイングラスに残った液体をゆっくりと飲み干した。「ああ、今日のショーは、な」彼は立ち上がり、トリニティのすぐそばまで歩み寄ると、彼女の耳元で囁いた。その声は冷たく、蛇のようだった。「だが、勘違いするなよ、マドモアゼル。この味は、もう君の一部だ。君の細胞が、君の神経が、君の魂の最も深い場所が、これを記憶した。それは消えない刻印だ。これから君がネオを抱く時、あるいは一人で闇の中にいる時、不意にこの感覚が蘇るだろう…そして君は、自分が本当に何を求めているのか、自問することになる」

トリニティは何も言えず、ただ彼を睨みつけることしかできなかった。そして、よろめきながらも背を向け、部屋を出た。城の廊下の冷気が、火照り、そして今は冷え切った肌を刺した。身体の奥底で、まだあの甘美で冒涜的なコード残響が、疼き、蠢いているのを感じた。それはもはや単なる記憶ではない。彼女の中に植え付けられた、異物であり、毒であり、そして抗いがたい誘惑の種子

彼女の胸の内には、ネオへの想いと自由への渇望が、以前よりもさらに切実に、しかし同時に、この新しい闇によって汚染されたかのように複雑な色合いを帯びて燃えていた。あのケーキ記憶は、彼女存在に深く食い込み、おそらく生涯、彼女を内側から苛み続けるだろう。それに抗い続けること、その疼きと共に生き、それでもなお「自分」であり続けること。それが、彼女に課せられた新たな戦いであり、彼女が「リアルであることの、あまりにも重い代償なのかもしれなかった。彼女が歩き去るその後ろ姿には、以前にはなかった深い影が、まとわりつくように落ちていた。

Permalink |記事への反応(0) | 22:45

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2025-03-19

ネトウヨたちは杉田の「人権侵犯認定は受けてません!」が嘘だとわかると人権侵犯認定の仕組みそのもの文句言い出しやがったぞ

Permalink |記事への反応(0) | 13:38

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法務局による人権侵犯認定とは

そもそも何?

https://www.asahi.com/sp/articles/AST3L3JDFT3LUTIL015M.html

杉田水脈は全く支持してないが、法務局ってただの事務手続き窓口じゃん。

なんで法務局がその発言ダメですとかジャッジする権限があるんだよ。

いや、実際ダメ出しと言えるようなものじゃないんだろう。でも語感的にそんなふうに聞こえるからみんな勘違いしてくれるだろうという「仕掛け」なんだよな、どうせ。

かつて「内閣法制局憲法の番人」とかい寝言広めていたのとと同じ手口だろ。

民主国家においては手続き的正しさがすべてなんで、そんな独立独歩正義の味方が居たら困るんだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 09:10

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2025-02-15

エロってみんながみんな専門家ぶれてしかも互いの領分侵犯しない平和で素敵な話題だと思う

Permalink |記事への反応(0) | 16:51

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2025-01-27

anond:20250127143103

チー牛によるAED訴訟捏造女性救命が阻まれたとしても差別には当たらないので、今回の件も問題ありませんよね

被害妄想表現の自由侵犯しないでもらえますか?

Permalink |記事への反応(1) | 14:34

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2025-01-22

anond:20250122193319

男の仕草からの逸脱を許さないか女子トイレ侵犯するのでは?

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

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2024-11-26

ブクマカ世間知らずっぷりは異常

いや、「高市氏、闇バイト対策通信傍受強化検討を」というエントリで「憲法違反だ」というコメントがあまりにも多くてな

おまえ、今さらか?と

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.47news.jp/11815837.html

  

通信傍受法 

日本には既に「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律通信傍受法)」というのが24年前からあってな

さんざん議論されてるし批判もされてるし裁判にもなってるんだわ

法文 https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000137

  

犯罪捜査のための通信傍受に関する法律案Q&A

https://www.moj.go.jp/houan1/houan_soshikiho_qanda_qanda.html

  

脳みそシンプルな人でも分かるよう説明すると重大な組織犯罪通信傍受を行わないと真相解明が困難な場合限定

それを担保するために裁判所の令状を必要とする流れになってる

暴対法ヤクザ人権制限してるのと同じような建付けだ

通信傍受法も暴対法と同じく組織的犯罪対策三法の1つとされてる

犯罪者人権より「平穏かつ健全社会生活」の方を優先するという理念

反対してる弁護士憲法21条通信の秘密を侵してはならない)よりも憲法31条(適正手続き保障)第35条(令状主義)が

ちゃん運用できるのか?勝手拡大解釈しないか?といった疑念から反対してる人が多い

逆に言うと運用ちゃんとやるならどうせ対象はクソ犯罪者だし人権侵犯大目に見てやろうという具合でここまできてる

「何の罪もない市民の命よりも闇バイト強盗やらせ悪党人権の方が大事か?」と言われたら多くの人は答えに窮するだろう

さらか?というのはそういうこと

     

資料は毎年公表され国会でも報告される

資料には傍受令状の請求件数・発行件数罪状・傍受する通信手段の種類・傍受実施回数・逮捕人数などが整理されて記載されてる

公表資料なので読め。過去分も検索すれば出てくる

ちゃん運用できてるのか?という疑問に対する国の宿題提出みたいなもん

  

令和5年中の通信傍受実施状況等に関する公表

https://www.moj.go.jp/content/001411756.pdf

見れば分かるようにこの法律運用で、詐欺覚醒剤麻薬取締法銃刀法組織犯罪処罰法・殺人監禁窃盗など22件が摘発されてる

  

ここまで大丈夫か?ならば最後にこの質疑を読め  

この通信傍受法の適用拡大の可能性については平成27年の第189回国会法務委員会議論されてる

今野智博議員の質疑が必読の良質疑なので絶対読め

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/000418920150731034.htm

  

  

あくま

素人がド素人にも分かるような感じで解説したので、法律プロの目から見るとツッコミどころもあるかと思います

そこは大目に見てください

今なお反対する法曹関係者がいることも知ってます

  

関係ないけど

今野智博議員、名義貸しして弁護士違反6月逮捕されましたね

Permalink |記事への反応(1) | 09:33

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2024-11-06

自他の境界を引くコツは、不健全関係を1つ用意することではないか

自他の境界を引くコツって、自他の境界がデロッデロに溶けるほど不健全関係友達を1人作っとくことなのかなーと思い始めている。

おそらく私は生来自他の境界曖昧人間なんだけど、1人ニコイチ的な人を作れたおかげでそれ以外には被害を広げずにいられてる……と、思う。

今回は不健全関係ニコイチをつくってみて自他の境界改善したってことを書いてみたい。文章子供ぽいんだけどメンゴ。

元々、他人に嫌われることは元々そんなに気にしてなかった。でもニコイチを作ってもっと気にしなくなった。

他人気持ちが私に分かるわけない。逆も然り。合う人と合う範疇においてだけ楽しくお付き合いできればいいやって思えてる。

相手に嫌われたとしても、私は私の人生を続けていく。そりゃ好きだった子にTwitterリムられたり、LINEを消されたりしたら悲しい、めっちゃ悲しい!!! ただそれも含めてご縁なんだろうなって、2日後くらいにはどうにか心に折り合い付けられてる。

それから、私は困っている相手を無闇に助けようとしちゃう傾向があった。そして途中で「何こいつうっっっざ!!」となって放棄ちゃう。そういう経験を3回くらい経て、最後まで責任持てない援助は始めないことにしようとやっと学んだ。

私に支援なんて向いていなかった。

コンビニのお釣りの端数を募金箱に入れたり、景品目当てで献血をして、これで救われる人がもしかしたらいるかもーって妄想し、それでちょっと気持ちよくなって終わる。この程度がウィンウィン、丁度いいってやつだと気づけた。

あとは、自他の境界以前に自分境界がどこに引かれてるのかも結構知れた。相手との関わり云々にかかわらず絶対的に許容できない領域というか。ニコイチにやられて嫌だと思うなら、たぶんそれは自分絶対的に嫌なことなんだろうから

で、相手に嫌なことをされた時に取れる行動って、縁を切る or 主張するしかない。

私は基本縁を切って解決ちゃう人なんだけど、ニコイチと縁を切るって有り得ないから主張することになるじゃん。「ここ領域侵犯なのでどかしてくれー」って。それを伝えるためにはどこが気に障ったのか明示しないといけないし、自分なりの理由も添えとくべきかなってなって考える。

内容は「私の前で他の友達の話しないでー」みたいな感じで不健全まりいからこのぐらいにしとくけど、これまでふんわり「なんか領域侵犯された! なんかやだ!」で縁を切っちゃってた私からすると、自分限界と真面目に向き合う機会を得られたのもニコイチを作ったおかげだと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 21:21

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2024-10-11

なぜ、人権侵害認定された議員処罰されないのでしょうか。

議員人権侵犯認定されても処罰されない理由には、現行の法律規則が影響しています法務局による「人権侵犯認定」は法的拘束力がなく、行政指導勧告にとどまることが多いためです。また、議員に対する処罰や辞職などの判断は、政党内部の規律政治的判断に委ねられています

対策としては以下のような点が考えられます

1.法律の整備:人権侵犯に関する法規を強化し、違反者に対する明確な罰則を定めることで、抑止力を高めることが重要です。

2.政党内部での規律強化:政党自主的に厳格な倫理規定を設け、違反があった場合には迅速かつ厳格な処分を行う体制を整える必要があります

3.社会的監視と透明性:メディア市民団体監視を強化し、議員発言や行動を公にし、透明性を保つことで、社会的批判が直接的なプレッシャーとなるようにすることが有効です。

これらの対策を通じて、議員人権侵害行為を防止し、倫理的な行動を促すことが求められます

Permalink |記事への反応(0) | 12:02

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2024-09-24

anond:20240924200828

まず、いつ自衛隊他国領土侵犯したのか教えてくれ

Permalink |記事への反応(1) | 20:10

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自衛隊他国領土侵犯したときの態度」と「他国日本領土侵犯した時の態度」が違いすぎる奴多くね?

敵国の戦闘機戦艦領空領海に来たら「これもう戦争だろ。警告無しで殺していいよ」って言うのに、自衛隊がそれやったら「この程度で処罰は厳しくない?自衛官減ってきてるんだから反省文提出ぐらいでいいでしょ」とか言う奴ら、流石にポジショントークがひどすぎるって自分で思わないのかな?

もしかして俺の民度が高すぎるだけ?

Permalink |記事への反応(1) | 20:08

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2024-09-22

35歳以降も勉強を続けるコツは?

中高年期の勉強の続け方のコツ、仕事しながら大学で学んでる人などのコツを教えてほしい。

最初大学卒業した後、通信制大学社会人向けの修士課程などを経て、35歳までに学士3つ、修士1つ、博士1つを取得した。学士文系が2つだが、残りは理系である趣味人文学領域の学びを継続している。

自分仕事ホワイトなので、仕事関係しない分野で学びを深めていこうと思い、学部修士レベルの学びを続けていこうと思っているが、35歳を超えた辺りから、明らかに文系の本や論文を読む体力が衰えた。

普通に運動習慣を作れば読書などの体力も戻るかもしれんと考え、スパルタレースに出るようになって、毎日高強度インターバルをやっているが、文学部的な学びをちまちまと続けていく意欲は戻らない。

きっかけかどうかは分からないが、これまで年に10本ぐらい観た映画批評を書いてきたが、ここ最近箸にも棒にもかからない映画批評が多く、これと同じレベルのことをする意義を感じなくなり、批評映画鑑賞も辞めたところ、他の領域にも無気力侵犯してる気もする。6年以上、通信制大学などを活用して人文学を学んできたが、これ以上は時間無駄で、もっと社会の役に立つ学問転向した方が良いのかとも悩んでいる。

学び方のスタイルについて、こうしてる、ああしてるなどの体験談が欲しい。

Permalink |記事への反応(5) | 13:26

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2024-08-28

>「え、まだ日中友好とかほざいてる政治家がいるの!?日本領空侵犯してるのに?」

いいぞ!戦争しようぜ!俺もう中年で後は死ぬまで暇つぶしだし、全然やってくれて構わんぞ。ドンパチしようぜ!

Permalink |記事への反応(3) | 15:31

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2024-08-21

anond:20240819122148

多分これが本当だし、元増田には申し訳ないけど、離婚しか無いと思うよ。

慮っての発言も結局は「元増田への侵犯」としか思えなかったし。

尊重ってのが無いもの

ウチの妻にも読ませたけど「これは旦那が酷い」と。俺も同意する。

個の幸せが、誰かの隷属でしかなし得ないなら、奴隷になるぐらいの覚悟生殺与奪を含む)ってことなので。

そして、あなた旦那は隷属とは別の回答=別離を望んでいるとしか思えん。

Permalink |記事への反応(0) | 12:39

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