
はてなキーワード:併呑とは
日本は日清戦争で勝って台湾を中国から獲ったわけだけど(1895年)、それまでの長い間台湾はずっと中国領だったわけでしょ?
日清戦争終結(1895年)から日中戦争の終わり(1945年)までの日本の支配の120年間は
中国からすれば、わずかな期間という見方になるのかもしれない。
明治以降、中国に武力で進出してきた「憎き日本に切り取られた領土」として台湾に特別な執着を見せるのも理解できないこともない。
彼らは日中戦争で、日本を中国大陸から追い出して勝った!と認識しているわけだから台湾は当然中国に戻されるべきだと考えるのだろう。
このような歴史的経緯がまるっと抜け落ちた最近の日本の報道に違和感がある。
日本人が戦争を放棄した後も、台湾と中国の間では武力衝突があり、直近までバチバチの関係だったことも報じられていないのも心もとない。
(日本の学校の歴史教育において、近代ぽかっと抜け落ちている、
もしくは意図的に抜け落ちさせている現状が、東アジアにたいする理解の甘さを招いているんだろう)
とはいえ、台湾は80年の間何とか独立のような形を維持し、中国に併呑されるのは嫌だと継続的・明確に意思表示しているので、
その意思は最大限に尊重されるべきだし、いつかは独立国家として認められるべきだと思う。
なにせ政治体制が全然違うし、日本にとっても民主主義国家が近くにあるのは利益になる。
日本人としては中国のラインを超えない範囲でこっそりチマチマ台湾を支援していくべきなんだと思う。
そうしてのらりくらり、あと半世紀も粘れば台湾の独立は既成事実化し、中国本土の執着も薄れるんじゃないだろうか。
習近平も早晩死ぬしね。中国の新しい支配層が、台湾への興味を失うか、執着するのがバカらしいと思うようになればいいのだ。
だから日本は中国の歴史的な意識を刺激せず、のらりくらりやっていればいいものを。高市は不勉強にして挑発した。
なんというか、馬鹿だよね。浅はかだよね。中国にいじめられている台湾を助けよう!っていえば日本人はみんな喝采してくれるもの。
気持よくなっちゃうよね。でも長期的には日本の為にも台湾の為にもならない。
チズという13歳の少女は、原作においてはモテる美少女で、でも「同級生男子は性欲が透けて見えて気持ち悪い」と蔑視し、一方で担任の男性教師には「視野が広く思いやりのある特別な男性」と憧れを持っている
そこまでなら思春期あるあるだが、教師はチズの思いを受け入れて恋人同士になり肉体関係も持ってしまう
そこまでなら犯罪だけど純愛路線に行けたかもしれないが、教師はとことんヤバイ人であり、ある日のデートでいつものようにホテルに行くと、見知らぬ男が複数人待機しており、教師は「じゃ、俺デートあるから」とチズを置いて本命彼女とのデートに行ってしまう
教師は校内で見繕った容姿端麗な少女をものにしては、使いやすいようにある程度教え込んでから客に売り渡すガチ犯罪者だった
客の中には県警の偉い人もいるし、動画も撮られて脅迫されているし、チズはその後誰にも相談できないままおっさんたちの相手をさせられ妊娠
そんでこの作品は巨大ロボットもので、選ばれた少年少女が地球に次々と現れる巨大敵性物体と戦う話で、どん底の状態でチズは巨大ロボットのパイロットになる
操縦の順番が来たチズは、敵をほっぽりだして真っ先に客のおじさんを次々とロボのレーザービームで殺害していき、ロボに比して小さい人間をピンポイントで殺すなんてできないので周辺ごとふっ飛ばして無関係な人も巻き添えに殺害
チズ戦だけで数千人は人が死んでるのかな?
エロ漫画のような扇情的な裸の描写こそないが、胸糞悪い展開なので、アニメ化の話が上がった際には真っ先にチズ編どうすんのと思った
そしてアニメ第1話、オリジナル描写の中で子どもたちが海で遊ぶ姿が描かれ、なんとチズも水着で海水浴を楽しんでいる
原作ではもうとっくに妊娠に気づき、でも誰にも言えないままかねてからのスケジュール通りに臨海学校に行き、内心では絶望を抱えながら普通の子供っぽく振る舞っている時期だ
チズはお腹の子供が可哀想なので中絶なんてせず産んであげたいと思っていたが、でも教師に相談したら「出産ムービーを撮れるな、客に医者もいるし子供は死んでたことにしといてやる」と言われ、子供を守れそうにないと悩んでいた
そんなチズが妊娠初期に水泳なんてできるわけがないので、アニメではあの悲惨な展開カットでオリジナル展開になるわけねー
と思ってたのに、結局レイプ展開はなくなったものの教師との恋愛関係設定はアニメでも生きててチズはアニメでも妊娠していた
なんで妊娠設定そのまま引っ張ってきて水着着せて泳がせてんだよバーカバーカ
サービスシーンで水着カットほしかっただけでなんも考えてないバーカバーカ
舞台となる国では「国家錬金術師」という、一握りの才能ある者しかなれない、「上級魔法使い」的な資格がある
軍事国家の中で、国家錬金術師はその資格を取っただけで少佐としての地位を得られる
35歳のアレックスは名門軍人家系の長男坊かつ国家錬金術師で、階級は少佐だ
少佐といえば十分偉い人なのだが、国家錬金術師+名門軍事家系+年齢的にそれなりにキャリアを積んでいるはず、なのに少佐止まりというのは、彼のキャリアに傷がついているからだ
この国は周辺国を併呑しながら大きくなった侵略国家であり、多様な民族がいる
そのうちイシュヴァール人という中東系っぽい少数民族との対立が生まれ、軍人がイシュヴァール人をジェノサイドする内乱に発展した
イシュヴァール人は宗教的結束が強く武僧は手強い敵であるが、それ以外は非戦闘員の無辜の民であり、アレックスの錬金術(超強力魔法みたいなもの)なら数十人数百人一気に殺せるが、アレックスにはそれができなかった
結局彼は戦場でまともに戦えずお荷物になり、精神錯乱を起こして前線離脱した
アレックスは国民を守るために軍人になったのに、民族は違えどつい最近まで同じ国の中の守るべき対象だった人たちを殺せなかった
その一方、錬金術師ではないが腕のたつ軍人であるヒューズは、心痛むところはあるが同僚軍人を守るためにもイシュヴァール人を殺すことに専念し武勲をあげ、29歳で中佐になった
アレックスは内乱で虐殺ができなかったから少佐止まりで、ヒューズは虐殺したから中佐になれたのが原作設定だ
ところがアニメでは、二人の階級は維持したままで内乱での展開が変わる
アレックスは普通に錬金術でイシュヴァール人を虐殺しまくっていた
内乱に参加して精神を病んでいる友人に向かって「お前もそうなるぐらいなら俺みたいに内向きの仕事に徹すればよかった」などとのたまうデリカシーが異常にない奴になった
ちなみに原作ではその友人とは共に内乱で戦った「戦友」であるからこそ他の者とは共有できない強い結びつきがある
戦友でもなんでもないデリカシーのないカス野郎と化したヒューズなのに友情設定はアニメでは引き継がれているのもおかしい
戦争帰りに「戦争なんか行かなきゃよかったのにw」とか言ってくる奴なんか絶縁だろ
35歳+国家錬金術師+内乱で活躍、のアレックスが少佐止まりで、なんで29歳で内乱不参加で内向き仕事ばかりのヒューズが中佐にまで昇進してんの????
褐色肌であまり露出しない民族衣装を着たイスラムっぽい宗教イシュヴァールを信仰するイシュヴァール人もアメストリスの傘下に
対立がありつつも共存方向で行っていたのに内乱が起きたのは、アメストリス将校がイシュヴァールの子供を銃殺したのがきっかけ
将校は極刑となったがそれでも収まらず、結局治安維持を名目にイシュヴァール人殲滅のジェノサイドへ
実は暗躍する人外の者たちがその地に「血の紋」を刻むため虐殺が必要だからと内乱を仕組んでいた
将校はイシュヴァール人の人権を重んじる穏健派だったが、姿を変える能力を持つ人外の者がなりすまして子供を殺して冤罪をかけた
人外の者は主人公らに追い詰められ、主人公の仲間にはアメストリス軍人とイシュヴァールの生き残りの僧侶がいた
日本人が「これでもう中国は台湾侵略を諦めたはず。めでたしめでたし」と勝手に安堵する行為そのものが、中国政府には「よし、台湾侵略しても日本は動かないな」というメッセージになりかねないんだがな
というのも、在日中国公館の連中は習近平の機嫌を損ねない報告のネタ探しに今も血眼になってるから
「閣下、日本の世論は台湾への関心を失いつつあります。もはや日本政府はアメリカとの連携には動きますまい。統一の悲願を達成するならば今しかありません」と、習近平をニンマリさせる報告をどうやって作るか、連中の頭の中はそれしかないよ
実際、ロシアのプーチンがウクライナ侵略を決意したのも、クリミア半島の一方的な併合に国際社会が思ったほど反発しなかったのと、当時のゼレンスキー政権が比較的親露派だったという要因が大きかった
欧米が「クリミア半島を手に入れたのだからロシアはもうこれ以上手を出してこないはず」と勝手に納得して勝手に安堵してしまった
桶狭間度:★★★★★
海道一の弓取りと謳われた今川義元の大軍を、小勢の織田信長が打ち破った戦い。「桶狭間は谷だった」「いや山だった」「奇襲だった」「いや正面攻撃だった」など、その実態については今なお盛んに議論される。また、勝利した織田信長がこれをきっかけに勢力を拡大し、のちには天下人となっていったことから、「小大名が敵の大軍を破り、その後の飛躍に繋げた戦い」のことを「〇〇の桶狭間」と言うようになった。
桶狭間度:★☆☆☆☆
父親を殺された伊達政宗が、その弔い合戦として畠山氏の二本松城を攻めたところ、相手方の救援として駆けつけた佐竹氏・蘆名氏などの連合軍と戦いになった。兵力差四倍以上の相手に正面決戦を強いられることとなった伊達方はほぼ敗勢だったが、勝利目前の佐竹軍が急に撤退したため尻すぼみに合戦は終結した。壊滅必至だった伊達軍がそれを免れたという点では「勝ちに等しい引き分け」と見ることもできる。その後、巻き返した伊達政宗は二本松城を落とし、蘆名氏を滅ぼして南奥州に覇を唱えることとなる。
桶狭間度:★★★★☆
泥沼の争いを繰り広げていた古河公方・山内上杉・扇谷上杉らの関東勢が、勢力を急伸させた北条氏を恐れて連合し、北条方の要所・河越城を大軍で包囲した。それに呼応した今川義元も西から挙兵して挟撃の形となり、家督を継いだばかりの北条氏康は早くも絶体絶命の危機を迎えた。しかし手早く今川と和睦した氏康は、大軍に驕った連合軍に夜襲を仕掛けて撃破した。この戦いで古河公方・山内上杉・扇谷上杉はいずれも滅亡・没落し、関東は北条氏を中心として動くようになった。
桶狭間度:★★☆☆☆
甲斐に侵攻した今川の大軍を、武田信玄の父・武田信虎が迎え撃った戦い。荒川沿いの飯田河原を戦場に選んだ信虎は、数で上回る今川軍を地の利を活かして撃退、ひと月後に上条河原で再戦したがそれも打ち破り、敵の大将を討ち取った。一連の戦いにより武威を示した武田信虎は、敵対していた穴山氏などを服属させ、甲斐の統一を成し遂げた。
桶狭間度:★★☆☆☆
北近江の浅井氏は、越前・朝倉氏と南近江・六角氏という大勢力に挟まれ、当時は六角氏に従属する立場だった。父親を隠居させて浅井家の若き当主となった浅井長政は、すぐさま六角氏からの離反を表明した。それに対し、六角氏は当主・六角承禎自らが大軍を率いて攻め寄せたが、浅井長政は半数以下の兵力で迎え撃って勝利した。弱い立場だった浅井氏はこの勝利により戦国大名としての地位を固め、敗れた六角氏はお家騒動などもあり衰退していくことになる。
桶狭間度:★☆☆☆☆
備前の大名・浦上氏の家臣として頭角を現しつつあった宇喜多直家は、毛利氏に従属しながら備前へ進出しようとした備中三村氏の当主・三村家親を、日本史上初となる火縄銃の狙撃により暗殺した。怒れる三村氏は、弔い合戦とばかりに宇喜多方の明善寺城を攻め取ったが、宇喜多直家は素早く奪回し、逆にその救援にやってきた三村氏の大軍を待ち構えて打ち破った。この戦いにより影響力を増した宇喜多直家は、のちに主君に反旗を翻し、戦国大名として独立することになる。
桶狭間度:★★★☆☆
かの毛利元就の初陣。源氏の名門・武田氏の一族で猛将と謳われた武田元繁と、味方の城の救援に向かった毛利・吉川連合軍の戦い。寡兵の連合軍は劣勢を強いられたが、初戦で運良く敵方の武将を討ち取り、それに激怒して自ら前線へ打って出た武田元繁をも討ち死にさせた。この戦いにより、大内氏から独立して勢力を拡大していた武田氏は一転して衰退し、代わって毛利元就が歴史の表舞台に躍り出ることとなった。
桶狭間度:★★★★☆
毛利元就の戦いとしてはこちらのほうが有名だろう。主君・大内義隆に謀反し、大内家内を牛耳った陶晴賢だったが、その隙に離反した毛利元就によって安芸を奪われてしまう。大軍を率いる陶晴賢は要衝・厳島を拠点に安芸奪回を狙うが、毛利元就は嵐に乗じた奇襲でそれを打ち破り、陶晴賢を自害に追い込んだ。この勝利により、毛利元就は逆に大内氏を滅ぼしてその領土を併呑し、中国地方の覇者となっていくのである。
桶狭間度:★★★☆☆
肥前で勢力を拡大していた龍造寺隆信に対し、脅威を覚えた北九州の覇者・大友宗麟は大軍を率いて侵攻、数ヶ月に渡って佐賀城を包囲した。援軍の見込みもないなかで龍造寺軍はよく持ちこたえたものの、ついに大友宗麟は弟の大友親貞に総攻撃を命じる。大友親貞は総攻撃前夜に士気を高めるため酒宴を開いたが、それを見た龍造寺家臣の鍋島直茂はわずかな手勢を率いて夜襲を仕掛けた。油断していた大友軍は総崩れとなり、大友親貞も討ち取られてしまった。その後、和睦に持ちこんだ龍造寺隆信は、大友氏に従属しながら勢力を拡大し、のちに九州三強の一角に名を連ねることになる。
桶狭間度:★★★★☆
島津の当主・島津貴久が亡くなった直後、その隙を突いて隣国の伊東氏が島津領に侵攻した。伊東方が数千の軍であったのに対し、島津の軍勢はその十分の一ほどしかなかったという。だがそれを率いていたのは名将・島津義弘だった。島津軍の頑強な抵抗により、伊東軍はいったん退却して陣を立て直すことになった。しかし、島津義弘から指示を受けていた農民たちが太鼓を鳴らして伏兵を装うと、伊東軍は慌てて陣から飛び出し、そこで待ち伏せていた島津軍に四方から攻められて壊滅、総大将も討ち取られてしまった。窮地を脱した島津氏は、島津四兄弟のもと勢力を拡大し、九州を制覇していくのである。
インド太平洋地域において、台湾の占める地政学上の戦略的重要性については、多言を要しないだろう。中国はよく「第一列島線(日本列島、台湾、フィリピン、インドネシア等を結ぶ線)」によって海洋への出口を阻まれている、という。仮にもし中国が、台湾東部の港湾を自由に使用することが出来るようになれば、事前に察知されることなく、中国の核搭載潜水艦は太平洋を遊弋できるようになるだろう。切り立った断崖の続く台湾東部海岸は太平洋の深海につながっており、これら港湾を使用すれば、察知されることなく「第一列島線」を容易に突破できる。
中国共産党にとって、台湾問題は「核心的利益」の筆頭と彼らが呼ぶように、中台統一は習近平政権の最大課題の一つであることに変わりはない。これまで、中国は台湾との経済的・技術的つながりを深めることによって台湾を併呑しようと努めてきたが、台湾の人々の意識は逆に中国から離れ、蔡英文政権下で、その傾向はますます強まっている。その結果、中国としては台湾を軍事的に攻撃するという選択肢を選びつつある
これを見ると、ジャイアンとスネ夫がまだ出会ってまもないころ、
いきなりジャイアニズムを発揮すると縁を切られるので、
まずはジャイアンと一緒に行動することでさまざまな学校生活上の恩恵があることを覚えさせ、
徐々にスネ夫のおもちゃや遊び部屋を自由に使えるように策を弄したものの、
ジャイアンはそれに気づいていない。いや、いずれかのタイミングで気づいたのかもしれないが、
過去に「亡びた国」の状況を考えてみればよい。
「国」とは? 住民・領土・主権及び外交能力(他国からの承認)を備えた地球上の地域のこと。
日本列島が沈没して、日本人離散。ちょっと物理的に難しい。全土を核で焼き尽くすとかならできるか。
日本列島という領土から、日本人がいなくなる。某国が併呑した地域でやろうとしてるね。
日本という主権国家が消滅する。土地と住民は存在する。植民地とかやね。
中国でも異民族が王朝をたてると、漢民族の国は亡びてるな。古代の中国人は亡びてるのかも。
そもそも皇室は大陸から渡来した農耕・騎馬民族の子孫で、日本全土が侵略で得た征服地。
被征服民は、やがて皇室に連なる『天孫民族』と同化し農耕民族となり、同化を拒否した一部被征服民が被差別部落民となった。
中世以降も南北に着々と侵略を進めていき、明治になってアイヌや琉球王国を併呑し、内地における侵略を完了させた。
このように、日本国の歴史はまさに侵略と搾取の歴史に他ならない。
このような侵略の伝統があるからこそ、日本によるアジア・世界侵略が起こったのであり、日本の民衆も所詮は「犯罪国家・日本」の構成員にすぎず、アイヌや琉球民族の犠牲の上に生活が成り立っている。
だからまずこの邪悪な日本を民族意識・国民意識を捨て去り反日闘争を闘った同志たちが滅ぼし、反日闘争に協力しない全ての日本人を殺すことによって悪の歴史を捨て去るべきだ。そう思わないかい?
周辺諸国がそれぞれ領土を拡大する中、気がつけば増田家(三)は他家よりも増田らしく他人の足引っ張りに終止していた。
伸び悩む隣国を次の標的に定めたのは増田家(二)を併呑したばかりの増田家(一)である。
増田家を北と東から包囲する形勢になっている増田家はさらに陰謀で有利な状況をつくろうとした。
すなわち「伍徐海の計」により、敵の戦力を西と南に引きつけようとしたのだ。
増田家(三)を訪れる回船に増田家は手を回し、南の増田家(四)が侵攻の機会を伺っているとの噂をバラ撒かせた。
また、領土を失った増田家(十)の船団が大挙押し寄せてくるなどの如何わしい噂も積極的に助長させた。
複数の情報源から得られることで信頼性が高いと判断した情報が、実は同じ勢力の意図のもとに流されていたわけだ。
このような情報操作のことを最初に使った大陸の武将「伍徐海」の名を取って、「伍徐海の計」と呼ぶ。
サバ好きの父をもつ増田家の当主は戦略状況から北や東も危険だとは思っていたが、上記の計略によって本拠に兵力を集中する以上の行動を取れずにいた。
敵に二倍する領土を誇る増田家(一)はダメ押しに北から陽動攻撃をおこない、主力を密かに東の国境に集結させた。
敵の増田軍が迎撃のため本拠の増浜から出撃したと聞き、増田家当主は勝利を確信した。
だが、それは早計だった。
突然だがサバは足が早い。増田家の先代はそんなサバを滞在することのある内陸の拠点に高速で運ぶため、
増田軍は、子音四文字でしか名前を知られていない神の教えを広めるために海の果てからやってきたという
「カラトラヴァ騎士団」に北の抑えを任せると、残りの全軍をあげて東へ向かった。
その行軍速度は「本邦には手のひら返しが多い」と嘯いて、メタブ櫓からのid観察するを常とする某はてなーですら見逃すほど。
後の軍記物で伝説となる「超高速サバ返し」によって中入り策での奇襲を狙っていた増田軍は逆に奇襲を受けた。
峠道の出口を押さえられ、扇状に展開した増田軍によって先鋒を叩き潰される。
山道にあった本隊も前衛の敗走に巻き込まれて混乱してしまい、ついに増田家侵攻軍は当主が討ち取られる事態となった。
快勝をおさめた防衛軍であったが、行軍の疲れや北の敵陽動部隊の存在もあって、一挙に敵国を滅ぼすには至らない。
それでも鯖街道の力でサバイバルに成功した増田家は年内に、旧増田(二)領をほとんど平らげてしまうのである。
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