
はてなキーワード:介護離職とは
ざっくり言うと、「言ってることはだいたい正論なんだけど、ほぼ全部これまで散々聞いた話の焼き直しで、肝心な痛みの部分(国民負担・再分配・生活の実感)にはほとんど触れてない」って感じ
・5本柱(複数年度の視点/ヒト/カネ/マネジメント/国際連携)は、経済政策の教科書どおりで、構成としてはきれい。
・「AI・半導体・量子・造船など17分野への官民連携投資」「責任ある積極財政」ってワードも、今の与党のテンプレを丁寧に並べた感じ。
・一方で、社会保険料や消費税を含む国民負担の重さ、実質賃金マイナスの長期化、格差や貧困・少子化みたいな、いま多くの人が一番しんどいと感じている部分への踏み込みはほぼゼロ。
「成長はするから、あとは自動的にみんな幸せになりますよね?」という古い発想から抜け出せてない。
言ってること:企業が投資判断しやすいように、政府も予算や税制を数年単位でコミットしましょう。
官庁や事業会社が、複数年度にわたる支援・規制改革のロードマップを出すべき。
評価:これは普通に良い。投資って1年ごとにコロコロ制度が変わると誰もリスク取らないから、「複数年度で見通しを示せ」はまっとう。
ただ、日本の予算制度・財政審の文化の中で、本当に複数年度コミットができるのかはかなり怪しい。毎年「やっぱ財政再建が~」って言い出して縮小される未来が容易に想像できる。
ここをやるなら、「中期財政フレーム自体を作り替える」「将来の支出を法律レベルで拘束する」くらいの話がいるけど、そこまでは踏み込んでない。
言ってること:リスキリング支援、大学での人材育成強化。医療・介護の処遇改善(報酬改定を前倒し)、働き方改革を含む労働市場改革。
評価:「医療・介護の賃上げをちゃんとやれ」と明記してるのは、ここ数年の文書よりはマシな点。現場の悲鳴はそれなりに意識してる。
ただし、全体としては人材の質を上げて成長分野に移動させたいという供給側目線が強くて、「非正規をどう減らすか」「低所得層の社会保険料負担をどうするか」みたいな、足元の生活のしんどさはスルー。
リスキリングも、これまでの政府プログラムを見る限り、実効性はかなり微妙。「講座を作って自己満、現場の待遇はそのまま」の危険が高い。
→方向性は悪くないけど、きれいな人材政策の作文の域を出てない。
言ってること:NISAや企業型DCを軸に「資産運用立国」を続ける。成長投資に向かう資金の流れを作る、地域金融も含めて成長資金を供給。
評価:完全に「貯蓄から投資へ」「資産所得倍増」の延長線。すでにそこそこ資産を持ってる層にはプラスだけど、そもそも投資に回せるお金がない層にはほぼ恩恵なし。
「中長期の成長投資に回せ」という発想自体は良くて、国債だけに閉じたマネーゲームよりはマシ。ただ、これも企業側・金融側の論理が中心で、家計側のリスクや損失についてはノータッチ。
今の国民負担感(社会保険料+消費税+物価高)に対して、「じゃあ負担軽くしましょう」とは一言も書いてないのがポイント。
→金融市場と大企業には優しいけど、手取りが万年ギリギリな人にはほぼ無関係。
言ってること:設備投資の即時償却や研究開発減税など、投資税制を大胆に。コーポレートガバナンス・コード見直し、人材資本の情報開示強化。
事業再編・再構築、M&A・企業結合を促進して企業の規律を高める。
評価:典型的な投資インセンティブ+ガバナンス改革+M&A推進セット。株主と大企業経営層が大好きなパッケージ。
これをやると、確かに設備投資や再編は増えやすくなるけど、その裏側で「地方の中小企業が大企業に飲み込まれて、雇用が整理される」パターンも増える。
「内部留保を人や設備・研究に回せ」という狙いはわかるけど、そこを税制だけで変え切れるかはかなり疑問。結局、需要(売上)が伸びる見込みがないと企業は動かない。
労働者側へのセーフティネット(失業保険の手厚さ、転職支援、最低賃金、社会保険料の軽減など)をセットで書いてないのが怖い。
→資本市場目線では◎、労働者・地域経済目線だと「うまくやらないと切られる側が増えるよね?」という不安が強い。
言ってること:国内だけ見てても成長は限界。サプライチェーン強化やエコシステム構築を同盟国・同志国と連携してやる。
特にグローバルサウスでの新市場開拓を重視し、ビジネス展開を予算で後押し。
評価:これも方向性は妥当。中国一極依存からの脱却や、物流リスク分散を考えるなら必須の視点。
ただ、ここでも企業の海外展開を支援しますで終わっていて、「海外に生産移して、国内の雇用や賃金はどうするの?」という視点がない。
グローバルサウスでのビジネス展開は、うまくやればプラスだけど、失敗するとお金と技術だけ出して現地での利益は薄い国内産業の空洞化だけ進むパターンもありうる。
→外交・安全保障の流れとしては自然だけど、内需・地方雇用まで含めての設計図が見えない。
政治的な読みどころ
文面に「高市内閣」とわざわざ書いてあるのが、かなり露骨なメッセージ。
「将来、高市政権になったときの経済運営はこの路線で行きます」と宣言しつつ、現政権にもプレッシャーをかけている感じ。
中身は安倍政権以降のアベノミクス+資産運用立国+リスキリングの言い換えなので、路線変更というより「これまでをもっとちゃんとやります」という話。
つまり、「今のしんどさは路線が間違ってたからではなく、アクセルが足りなかったから」という前提に立っている。
ここに同意できるかどうかで、この文書への評価はガラッと変わると思う。
経済のお行儀の良い作文としては 70点くらい。
ちゃんと整理されてるし、投資・人材・金融・国際連携のツボは押さえてる。
でも、「国民負担の重さ」「実質賃金の落ち込み」「生活防衛」という、いま一番ホットな火事場に水をかける気はほぼないので、生活者目線では 40点ぐらい。
読んでて「うんうん…で、具体的に何する気なん?」ってなるね
文書の主語がほぼ全部これなんだよね:「投資を促進することが必要である」「支援を強化することが必要である」「国際連携を強化することが重要である」
で、続きが「…よう検討すること」「…よう推進すること」「…にコミットすること」
みたいな動詞が全部ふんわり系。
例えば本気でやる気なら、
「AI・半導体関連の公的研究開発費を、5年間で現在の○倍にする」
「介護職の平均賃金を3年で月○万円引き上げる。そのため診療報酬を○%上げる」
「NISA・DCへの年間新規資金流入を○兆円、5年で○兆円の残高増加」
とか、少なくとも数字+期限を1個は書けるはずなんだよね。
この提言はそこを徹底的に避けてるから、読んだ側が結局、どのくらいの規模でやる気なのかが全く見えない。
各項目で一番で?って思うのはここ。
ヒトのところ リスキリング支援 医療・介護等支援パッケージ 働き方改革と労働市場改革
って並んでるけど、どんなスキルを、誰に、どのくらいのコストで?
医療・介護パッケージって具体的に「基本給+何%」なのか、「処遇改善加算をこういじる」のか?
労働市場改革って「解雇規制を緩めたい」のか「社会保険料を軽くしたい」のか、それとも「非正規の処遇改善」なのか?
肝心な中身の選択を全部ぼかしてるから、読んでも立場が見えないんだよね。
カネのところ「NISA・DCを通じた家計から成長投資への流れの加速」「資本市場機能の強化」
これも、NISA非課税枠をまた拡大したいのかDCの加入を半ば義務化したいのか年金資金の株式比率をもっと上げたいのか
どこに突っ込む気なのか書いてない。
運用立国やります!とだけ言って、リスク側の話(損したとき誰が死ぬのか)には触れてないから、どう評価していいか決めようがない。
具体性がないの、たぶん「無能だから」じゃなくてケンカを避けるためにわざとって側面が強いと思う。
この文書で本当は踏み込まなきゃいけないのって、社会保険料・消費税をどうするか(特に低所得層の負担)
財政拡張をどこまでやってもいいと考えるのか、労働市場改革で企業側をどこまで自由にするか、中国依存をどのスピードでどこまで減らすか
あたりなんだけど、ここを数字や制度名まで書いた瞬間に党内の財政タカ派、経団連、高齢者票、中国との外交
ぜんぶと利害がぶつかる。
だから「方向性だけ書いて、後は官僚と次の内閣に丸投げ」みたいな文章になってるんだと思う。
対比として、例えば同じ項目でも、「社会保険料について、年収300万円以下の本人負担を5年間で○%軽減する。その代替財源として○税を○%引き上げる」
「介護離職ゼロに向け、介護職の賃金水準を全産業平均比▲○%から▲○%まで縮小する」
「対中輸入比率を10年で△%→□%に低減する。そのために半導体・レアアースなど5品目については…」
くらい書いてあれば、「やる気と覚悟はあるな。中身に賛成かは別として。」って評価になるんだけど、今回のはそこに踏み込まない安全運転の提言。
フレーム(5本柱)はそれなりに整ってる
でも、中で一番えぐい論点は全部「検討」「推進」「強化」に逃がしてる
だから読んでる側からすると「具体的な制度・金額・痛み」が見えず、ふわふわして感じるって構造だと思う。
ブコメやトラバに散見される「外国人を入れるから日本人の賃金が上がらない」「そんな会社は潰れればいい」といった主張。率直に言って、それ、経済としてかなり雑。
制度運用のまずさや個別の不正はもちろん是正すべきだけど、議論を“原理”レベルにまでざっくり落として整理してみる。
単純な時給の見比べで「安い」と即断するのは間違い。企業が負担するのは賃金だけじゃない。実務で発生する総コストはだいたい次の足し算だ。
・就労資格管理・法令対応(書類、更新、監査対応の事務コスト)
・言語・業務トレーニング(OJTの延長、通訳配置、マニュアル整備)
・離職・帰国リスク(短期で入れ替わると採用・教育が再度かかる)
時給が同じでも、これらを積み上げると総コストはむしろ割高になる局面が珍しくない。
にもかかわらず企業が受け入れるのは、「人が来ない(応募ゼロ)」という数量制約を解消できるから。
価格(賃金)より数量(確保できる人手)のボトルネックが効いているという理解が先。
「淘汰されるべきゾンビ企業」をなくせば生産性は上がる、という話はマクロの教科書にある。
ただし現実の現場は、介護・建設・農業・外食・物流のような需要が日常的で代替しにくい分野が多い。ここで雇用を一気に消せば何が起きるか。
・介護:入所待ちが延び、家族の介護離職が増える(世帯所得の目減り)
・農業:収穫期の人手不足=出荷量減→価格上昇(食品価格の押し上げ)
要するに、企業の退出は「価格上昇」や「サービス縮小」という形で私たちの生活に跳ね返る。
退出を促すのが正しい分野もあるが、「人手が足りないから外国人に頼っている」タイプの仕事は、退出=社会的機能の喪失になりやすい。
“いつでも”そうなるわけではない。給与は「生産性×交渉力×市場の需給」で決まる。外国人の増加が賃金に与える効果は、代替関係か補完関係かで変わる。
・補完の例:
介護現場で基礎業務を担ってもらう→日本人職員は記録・家族対応・加算取得など高付加価値業務の比率が上がる→組織全体の生産性が上がり、昇給余地が生まれる。建設でも同様に段取りや重機オペに日本人が集中できる。
・代替の例:
完全に同じ仕事を同じ条件で取り合うなら下押し圧力が出る。ただしこれは“違法・不適正な低賃金”が放置されている場合に強い。
対処法はシンプルで、同一労働同一賃金の厳格運用、最低賃金・労基法の監督強化、仲介手数料の透明化・上限など「ルールの執行」。受け入れ停止ではなく、待遇の底上げと平準化が筋。
現実には、人手不足が恒常化している職種では、受け入れによって「賃金は維持〜やや上昇、サービス崩壊は回避」という結果になりやすい。賃金を押し上げるには、受け入れを止めるより、付加価値を高める投資(DX・装備更新)とルールの下支えのほうが効く。
厳密な統計は置いて、粗いマクロの感触だけ掴むための思考実験。以下は“仮定”の数字。
仮定A:外国人労働者のシェアを全就業の3%とする(実際は職種によって偏在)。
仮定B:該当職の労働供給の賃金弾力性を0.2(賃金10%上げて労働供給が2%しか増えない、というイメージ)と置く。高齢化が進む現状では保守的に低めの値。
目的:同じ生産量を保つために必要な賃金上昇率(Δw/w)をざっくり求める。
必要な賃金上昇率 ≈シェア ÷弾力性 = 0.03 ÷ 0.2 = 0.15(=15%)
→物価やサービス価格に広く押し上げ圧力。とくに人件費比率の高いサービスは直撃。
必要な賃金上昇率 ≈ 0.15 ÷ 0.2 = 0.75(=75%)
→現実的にそこまで上げても人が来ない可能性が高い(地理・時間帯・体力要件)。結果はベッド削減・待機増・家族負担増に。
必要な賃金上昇率 ≈ 0.10 ÷ 0.2 = 0.50(=50%)
波及:
物流・建設の遅延=あらゆる産業のコスト増 →さらに価格へ。賃金は名目で上がっても、実質所得(物価を差し引いた手取り感)はむしろ悪化しうる。
1.同一労働同一賃金の徹底+監督強化(違反には実効ある罰則)。
3.日本語・技能トレーニングへの公的支援(現場の生産性を直に上げる投資)。
4.自動化・省力化投資の加速(“人にしかできない部分”を厚くする)。
5.在留資格の明確化とキャリアの見通し(短期回転を減らし、教育投資が回収できる関係に)。
受け入れを「止める/入れる」の二択にせず、“入れるなら同じ土俵で”を徹底しつつ、同時に生産性を底上げする。これが賃金を上げつつ、サービスの崩壊も避ける、一番現実的な線だと思う。
まとめると――
「安いから使ってる」ではなく「人が来ないから使ってる」が先にあり、ルールの執行と投資こそが賃金とサービスの両立を可能にする。
仕事したまま介護するほうがいいってのが金銭的にもメンタル的にもいいっているのは分かっているんだが、それじゃ回らんのよ家が。
仕事に使っている頭と体力を家にあてんと俺がキャパオーバーすんのよ。
失明父とヘルニア母と認知症ばあちゃん支えながら客からクレーム受けんのは無理なのよ。
俺も完全無職は病むからバイトくらいはしたいと思ってる。知り合いの社長に聞いたら事務パートさん探しているそうで、来なよと言ってくれてる。
同業界だからある程度やることは分かってるし。電話取ったり創意工夫が必要ない仕事だからもうそこにしよかな。
同居だけどヘルパーさん来てくれてるのは俺が日中おらんからだし。
でも今の職場からは介護離職はやめたほうがいい人生棒に振ると猛烈に止められてる。30代だし。収入激減するし。言ってることは分かる。
でもなあ、上司は掃除も洗濯もやってくれないし睡眠時間増やしてもくれないからなあ。金は弟が送ってくれるから、後は手だけなんだよなあ。
あと俺単純にキャパ狭いから、「僕は仕事終わりにどんなに遅くなっても親を訪問してた。飲み会の後でも行った」「私は今子育てと介護を両立してさらに課長もやってる。ストレスからくる歯ぎしりで奥歯割れたけどやっていけてるよ!」みたいなの聞かされても、感想は希望じゃなくて、「アッ……ソコマデハ……デキナイデス……」なのよ。
みんな体力あんのね
一億総活躍社会国民会議→関連規制解除が2016年。働き方改革関連法案は2018年で政権末期。一億総活躍社会と働き方改革が同時に行われたというのは、流石に解釈違いにしても事実と違いすぎるかと。
当時の安倍総理が一億総活躍社会と言ったのは、2015年の総裁選が最初。政治主導で生煮えのまま一億総活躍社会社会国民会議ができて、そこには一応働き方改革と介護離職ゼロ、希望出生率1.8が掲げられたが、瞬時に規制解除がまずは閣議決定、政令の改正という形で進み、その後に続くはずだった働き方改革は政権末期で各種政治問題で支持率が下がってきた頃にようやく行われた。
介護離職ゼロも、希望出生率1.8も数字達成できず終わっている。
もっと言えば、介護離職ゼロと希望出生率1.8については、結局かけ声だけで、具体的に大きな施策が行われた形跡が無い。
ただ、労働参加率は達成された。
それらに比べれば働き方改革は関連法案が成立しただけでもマシかもしれないけど、この働き方改革関連法案は、中小企業と大企業で内容が異なるとか事実上の強制度合いが違うとか、さらに既に作られたワーキングプアに対して手当てをするような法案でもないので、さらに踏み込む必要がある。
お互い仕事が忙しいからセックスレスだし、育児の際にお互いの両親を頼れない首都圏住みな上にお互いの両親が貧乏だから仕送りしないといけない。
仕事が忙しい割に共働きで世帯年収1000万程度なので、現時点でもすごく余裕がある生活をしているわけでもない。
周りでも介護離職や休職の話も聞くし、正直子供どころではないよなあと思う。
そのうえ自分たちの老後資金も貯めないといけないでしょ?むりむり
私の会社はそこまでお給料が良くないんだけど、子供を産んでる人は大体どちらかの親が裕福な気はする。
自分は低賃金でも親が金持ちや専業主婦なら子供作る気になるんだろうな。
そういう意味では経済的理由で子供を諦めてると言えるのかもしれない(お金さえあれば色々なことをお金で解決できるからね)
一人暮らしで似たようなひきこもり労働生活してた45歳おじさんだけど、一念発起して婚活したら奇跡的にいい人と出会えて結婚できたよ。
35歳以下ならそこまで大変ではないらしいし、アプリかマッチングパーティーか相談所かやってみてはどう?
おすすめはマッチングパーティーかな。会場に行く予定があるから自然と街に出て行くことになるし、相手にされなくても外出でどこか寄ったりして気分転換でちょうどいい刺激になる。
できればそれ以外にも週一回は外出すると決めてどこか行くと、話題も増えやすくて単純に自分も楽しめていいかもね。
あと実家暮らしでお祖母さんと二人暮らしってのは、将来介護が必要になったときにどんな行政サービスを利用できるのか、金銭や時間や介護対応でどう対応すべきか十分考えておきなよ。最悪、介護離職で人生破綻するからね。婚活はもちろん、将来一人で生きていくにしても家事とかをお祖母さんから学んでおかないと詰むよ。
婚活でも介護の可能性がある人が居るというのはマイナスだけど、そこを増田が責任を持って面倒見ることを真摯に考えていれば大丈夫と言ってくれる相手もいるだろうし。
マッキンゼー時代、自分にはモチベーションのアップダウンがあるがどうしたら良いかと先輩に相談したら、怪訝な顔で私を見て、「その問題は自分で解決してね」って冷たくスルーされたことがあります。
そこでハッとした私は、その日からずーっと、自分の体調について、ひいてはモチベーションが上がるだの下がるだのってことは、絶対言わないようにしてきました。
(中略)
そうですね、自分ではやっぱり口にはしないと思うけれど、周囲や自分のモチベーションに配慮するようになりました。
だって実際には、モチベーションが高いときも低いときもあるじゃないですか。体調のアップダウンもある。口にするかどうかは別として、認めて対処してもいい。
体調が悪い人がいれば助ける。その人がありがたいと感じたら、自分の調子の良い時に他の人を助ける。やっぱり人間は人間であると認めて、そのダイナミズムの中で助け合ったほうがしなやかで自然なんです。
マッキンゼーに10年以上いた私は、これに限らずプロフェッショナリズムで凝り固まっていたと思います。なんというか、プロフェッショナリズムの「仮面」を絶対剥いではいけない、みたいな感じ、ありましたね(笑)。
でも、実際は、プライベートと仕事が不可分のときが、人間、一番良い仕事をしますよね。調子の良し悪しだけじゃなくて、人の興味や関心も、個性も、もっと自然に仕事にべったり出てきていいかもしれない。
はてブで伸びている記事は2016年の記事(元は2015年らしい)でこれは2019年1月の記事なので数年で翻意したことが分かる。
事実として南場さんの言葉に泣いた人がいて、影響力ある立場で公言していたのだから、過去の発言とはいえ2016年の記事を批判することを否定するつもりはない。とうに捨てた意見に対してであってもだ。
だが、既に翻意済みの10年ほど前の発言を批判したいがために、家族の看護で役職から退いたのを指して仕事を放り出したとこの2025年現在に言い出すのはマジなんですか。普段、「家庭より仕事」みたいな発言はボッコボコにされているイメージがあるが、はてなーの相当数の本音はこれなの?介護離職者なんかにも「仕事を放り投げやがって…」と思ってたりするわけ?それとも経営者に人権なしってこと?
極端なところでは親の危篤でも舞台に立ち続けたって話が美談になって、これぞプロって褒め称える話も世間にはあったしプロフェッショナルをそう理解する感性を否定するつもりはない。が、普段の空気とあまりにも違うんじゃないか…。
と、しょうもない個人的ショックを深掘りしても仕方ないので気になることを1つ。何で南場さんは考えを変えた(変えることができた)んだろう。マッキンゼー時代からとすれば、かなり染みついた感覚だったはず。2015-2016年の間に氏の同様の発言は何度も記事になっているので、若者とのジェネレーションギャップに驚き強く「おかしい」と思っていたのは間違いない。間違いないのに2019年にはこうなので、柔軟といえばそうだけど…。
認知症の介護って徒労感半端ないし、してはいけないことを勘違いしてすぐしようとするから気が休まらないし、ボケ方が盗んだだろ系だとメンタルにくるしで自分の認知能力も落ちるんだよな。介護の間は意識より目の前の病人に意識取られて大事なことをわかっていても理解できない。
うちも寝たきり認知と認知相手に3年介護離職中だったが、自分がもうすぐシニアになるし貯金も尽きたから再就職しないといけない、というのをわかってはいたが意識できずにいた。親が死んで少ししてようやくもうすぐ55だ、やばいって自覚できたよ。
できてももう遅いけどw
これ、会社の為にプライベートを捨てたらパフォーマンスが上がった、というストーリーに「介護」というキーワードを付けた釣りだと思うんだよ。そのために介護そのものを批判するような事を言わないように言葉を選んで作ってある。
で、キーワードを「子育て」とか「趣味」とか「社会貢献」とかにしたら、真っ先に批判される話だよね?
あと、介護する人間は不幸であったと言うような事を大前提にして批判してるよね?
釣られた人間は自分の中にあるバイアスを直視して反省してほしい。
仕事に生きるために生涯独身を貫くのも、結婚するのも、子どもを沢山つくるのも、田舎に引っ込んで狩猟生活するのもそれぞれのライフスタイルで多様性だというのが2020年代の価値観になりつつあるのに、
そこで介護を選ぶとそれは不幸なことであると扱って良いって、そんな訳ないんだよ。
被介護者と残された日を一日一日大切に生きることを選択しても悪い事じゃないんだよ。介護離職とか致命的な事が起きている訳じゃないしな。
エピソード9では障害を持つ弟との向き合い方に悩む冨永さんの話しが少し入ってた。
自分の境遇と似てるなぁと思いつつあと何十年かすると親が高齢になったり他界していなくなり、障害者の弟の後見人になるんだよなと俯瞰して思ったりね。
私が小学二年生のとき弟がうまれた。先天性の障害があり、家庭が弟中心になった。
家族で障害児のケアをしなければ…みたいな事になり自立が早かった気がする。
両親2人で世話ができるようになってからは家を出てやっと平穏になった。
けど、母が末期癌で倒れたときは、迷わず弟が生涯暮らせる施設をなりふり構わず周りを頼って探し回って入居させた。
父が倒れた時も行政にいくら頼っても私1人では介護出来ないし、介護離職だけは避けたかったので実家の不動産を売却して介護施設の入居費を作った。
父が他界したあと、施設で寂しかったかもなと多少は思ったけど良い施設で贅沢出来たのではないかと思う。
介護そのものはしなかったけど、よく通ったし元気だった時は外食や買い物へも連れ出すなど、かなり時間を割いた。いつ急変するかわからないと思うと旅行にも行かなくなった。
実家を売却した資金だけでは心許なかったのでわたし自身もたくさん拠出した。
そんな生活が6年続いて、数年前に父も他界して自分の役割は終わった。
でも弟の成年後見人をしている。時々施設に同意書の書類を送ったり、年に一度は家庭裁判所に資産の報告書を提出している。
会ったとしても「久しぶり」とか「元気?」などいう会話ももしかしたら感情もないので必要とも思えない。
御上先生がいってた「弟さんが応えてくれるとは限らない」はほんとにそう。
成年後見人として、戸籍上の姉としてするべきことはするけど、姉と弟という関係は築けなかったせいか「家族」とか「弟」に向ける愛情はほとんどない気がする。
「わたしの家族である両親」と「弟の家族」と分かれていて隣の家庭の人というイメージなのだ。
両親がわたしに愛情を注がなくなったとかはなく、何不自由なく育ててもらったし感謝しているし今も他界した両親を愛している。
介護離職の予定はないし、大した相続財産はないから、うちとは大分違う感じだ…。
私の金融資産が先月ついに1億円を突破した。内訳は下記の通りだ。
・確定拠出年金: 300万円
・現預金: 2200万円
この数字を見て「勝ち組」と思う人もいるかもしれないが、私の人生には明確な敗北がある。35歳で婚活を諦め、38歳で介護離職し、今は老いた猫と賃貸マンションで暮らしている。
・友人との飲み会代より配当金の再投資を優先した結果、人間関係が砂漠化
・親の介護で気づいた「お金で買えない時間」の残酷さ、認知症の母が私を「銀行員さん」と呼ぶ日々
「4%ルール」に従えば年400万円で生きられるが、その前提は「健康的な体」と「消費欲のない心」。先月、人間ドックで「ストレス性胃潰瘍」と診断された夜、高級寿司を一人で頬張りながら気付いた
子どもの運動会を写真で眺める時間も、父の最期の言葉も、消せない過去を塗りつぶすために資産を増やしていた。
2.婚活サイトの「年収600万」フィルターより、図書館で本の背表紙を揃える人の手を見よ
今、私の唯一の贅沢は、介護施設で認知症の母に毎日届ける200円のプリンだ。彼女は私を娘とも銀行員とも思わないが、プリンを舐める笑顔だけは40年前の記憶と一致する。
| 順位 | はてブ数 | リンク | 備考 |
|---|
別の増田が介護離職するなと書いているのを読んだのを思い出した。
正直増田の収入だけで夫婦二人生活していけるだけの算段がないとまず結婚は無理だとと思う。
そして、自分の親の介護は自分がするつもりとのことだけれど、増田が介護に割かれることで、夫婦の時間、家事や育児にかけられる時間は必然的に減る。
時間だけではなく、増田の体力もそれだけ減った状態でのスタートになる。
いくら増田が自分で面倒を見ると言っても、それで無理なところが出てきて、どうしても結婚相手に迷惑をかけることになると思うんだよな。
何十年も連れ添った末で結果そういうことになるとか、増田嫁が全く働かないでいいほどの収入があるとかなら、介護が必要な親がいる増田との結婚はあり得ると思う。
そうじゃないと、増田みたいな条件は普通ははじくんじゃないかなーと思った。
本当にこれ
親の年金暮らし子供部屋介護おじさん結構いるんだけどガチ引きこもりはそんないなくて大抵介護離職
言いたいことはサブジェクトだけ。判断は不要。絶対介護離職なんかするな。
なんだけど、悪い見本として話しておく。
元々ワイの所は祖母が要介護で、母と父で見ていたんだけど、母が脳出血で倒れて、母と祖母のダブル介護になった。
そこで、父が介護を担うようになって、この時点では介護を手伝いつつ仕事をしていたんだが、この頃は社歴が10年ぐらいで一番仕事が楽しいころでもあって、あんまりしっかり手伝えていたとは言えない。
そうこうしているうちに、父が仕事中に高所作業用の三脚から落下して骨折して、入院。
緊急処置で母を病院のショートステイに預かってもらったが祖母は要介護1だったためにそう言う処置がとれず、定時退社や休暇を駆使してなんとかしようとするがなかなか上手くいかず、
そうこうしているうちに仕事も旨く回せなくなって欠勤が多くなって首が回らなくなり同僚や客に迷惑をかけるようになり、上司に呼び出されて、年寄りなどは施設に預けて仕事に専念しろと言う趣旨の説教を3時間ほど喰らって、その後ワンオペでめんどうみてたシステムが大規模トラブルを起こし(RAIDが死んでたのに気づけなくて、両方飛ばした)なんとか復旧したものの設計生産指示システムを一週間止めて、更にバックアップ書き戻しまでの1週間分のデータを吹っ飛ばして、対応したものの、その最中に退院してきていた父が家の上がりかまちから落下して骨折はしなかったがまた入院し、心身のバランスを崩して会社にいけなくなって介護離職して今に至る。
今になって思えば、上司を飛ばして人事にちゃんと相談すれば良かったと思うし、誰か別の人を付けてもらったら良かったと思う。
もう早めにギブアップして会社に言えばなんとかなった気がする。
当時の同僚に聞くと、あの後それなりに問題になって、今では介護離職防止のプログラムが会社でも走っているらしいと聞いたし、今ならやりようはある。
きっかけにした転職はありかもしれないが、それは介護のことだけを考えてするな。
そのまま勤めて介護の方は仕事と両立できる範囲で施設いれるとかしたほうが、施設やサービスに金払っても良いんじゃないかとか考えてるんや
正しい。超ただしい。