Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「人口ボーナス」を含む日記RSS

はてなキーワード:人口ボーナスとは

次の25件>

2025-12-16

anond:20251216003134

これもっと知られるべきと思うんよなあ

Goodhart & Pradhan(2020)

The Great Demographic Reversal: Ageing Societies, Waning Inequality,and an Inflation Revival” を、学術的に・構造的に解説します。

少子高齢化は前期デフレ、後期インフレ」という命題を最も明示的に提示した代表的著作です。

1. 著者と位置づけ

Charles Goodhart

イングランド銀行BOE)副総裁

金融政策ルール(Goodhart’s Law)で有名

中央銀行実務と理論の両方に深い影響力

Manoj Pradhan

マクロ経済人口動態の専門家

新興国労働市場分析が専門

📌中央銀行の内側にいた人物が「インフレ復活」を真正から論じた点が、この本の重みです。

2.問題設定(何に反論しているか

彼らが反論している通念はこれです:

高齢化需要減・人口減少=デフレ技術進歩永遠低インフレ

Goodhart & Pradhan はこれを

過去40年の特殊人口ボーナスを普遍法則と誤認している」

批判します。

3. 核心概念

グローバル労働供給ショックは一度きりだった」

1980年代以降の世界は、

中国

東欧

新興国

女性労働参加

によって、

数十億人規模の労働供給が一気に市場に参入

📉

これが

をもたらした。

👉 この現象こそが“グローバルデフレの正体”

4. 核心概念

人口動態は「U字型」でインフレ作用する

フェーズA:高齢化初期(デフレ

労働人口はまだ多い

高齢化意識した貯蓄増

若年層が少なく需要が弱い

➡ 貯蓄超過

➡ 低金利

デフレ圧力

フェーズB:高齢化後期(インフレ

労働人口絶対的に不足

高齢者が貯蓄を取り崩す

医療介護社会支出が爆発

賃金上昇

コストプッシュ・インフレ

財政主導インフレ

📌彼らは明確にこう述べます

“Demographywill turn frombeing disinflationary to inflationary.”人口動態はデフレ傾向からインフレ傾向に変わるだろう。

5. 核心概念

労働力不足は「景気循環」ではなく「構造問題

重要ポイントです。

通常の経済学:

不況失業賃金低下

好況 →人手不足賃金上昇

Goodhart & Pradhan:

高齢化後期では不況でも人が足りない

賃金は下がらない

インフレ圧力が「粘着的」

これは中央銀行にとって非常に厄介。

6. 核心概念

財政支配(Fiscal Dominance)の復活

高齢化後期では:

年金

医療

介護

社会保障

を削れない。

国債増発

中央銀行金利を上げにくい

実質的財政ファイナンス

彼らは、

独立した金融政策形骸化する可能

を強く示唆します。

7. なぜ彼らは「インフレ一時的ではない」と言うのか

理由は3つ:

労働力不足は不可逆

高齢者の取り崩しは継続的

社会支出政治的に減らせない

一時的ショックではなく

体制のものインフレ

8.日本への含意(彼ら自身評価

日本は「最初デフレ経験し、最初インフレに向かう国」

日本の長期停滞は人口動態の前半戦

2020年代以降は後半戦に入りつつある

📌この本は、のちの

日本サービスインフレ

賃金上昇の持続性議論

理論的に先取りしています

9.流派経済学との関係

重要なのは

彼らは

新古典派否定していない

金融政策全否定していない

ただし、「人口動態という制約条件を無視したモデル現実を誤る」と主張します。

これはDSGEモデルへのかなり痛烈な批判でもあります

10.限界反論もある

学界での主な反論

技術進歩AI労働不足を相殺するのでは?

移民で調整可能では?

高齢者は本当に取り崩すのか?

👉Goodhart & Pradhan は

「完全には相殺できない」

反論しています

まとめ(超要点)

この本は

過去40年のデフレを“例外”と位置づけた人口動態はデフレインフレへ反転する日本はその最前線

Permalink |記事への反応(0) | 00:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-18

anond:20251118173632

人口ボーナス期に咲いた徒花を天才と持ち上げるのをやめよう

Permalink |記事への反応(0) | 17:41

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-16

なぜ威勢のいいリーダースローガン正反対の結果を招いてしまうか

トランプ

関税を上げれば、奴らは頭を下げてくる」

 → 「撤回する。レアアース売ってください」

「1週間でウクライナガザ戦争を終わらせる」

 → プーチンネタニヤフ「俺の条件を呑め」トランプ「聞いてないよ・・・

「エプスタインファイルを公開すれば民主党は終わりだ」

 → 「エプスタインファイル公開法に賛成した奴は、裏切り者でMAGA失格」

ヒトラー

「優秀なアーリア人種が、栄光第三帝国を築く」

 → 「優秀な人間は死んだ、戦後に残るのはどうせ劣った人間だけだ、帝国内の資産をすべて破壊せよ」

毛沢東

「ぼくのかんがえた さいきょうの農法なら、3年間で大躍進、アメリカに追いつける。スズメを殺せ、密植しろ

 → イナゴ大発生、3000万人餓死スターリンスズメ送ってくれ。

 → 工業でも銑鉄を大量に作らせ、むしろ逆効果

 → 「誰かが妨害たから失敗した。紅衛兵犯人を探して吊るせ!」

 → 粛清の嵐。共産党粛清文化天安門現代にまで繋がる。

チェ・ゲバラ

流通土地制度? 知らん。人間精神力経済が変わる。新しい社会主義人間を創る」

 → キューバ砂糖生産計画が大失敗。

 → コンゴボリビアでのゲリラ戦地元支持を獲得できず、捕縛処刑

ボルソナロ

「腐敗を一掃し、アマゾン経済成長に利用、ブラジルを強い軍事国家にする」

 → コロナ対策否認南米最大の死者数。

 → 開発促進により国際批判貿易投資で不利に。

 → 選挙で負けたら軍部と支持者が暴徒化、退任後ブラジリア連邦議会襲撃。

 → クーデターを試みたとして禁錮27年3カ月。

エルドアン

「強いトルコを蘇らせ、世界の中心に返り咲く」「金利は悪。利息を禁止する」

 → 中銀総裁連続解任、トルコリラ暴落。国際孤立

高市早苗

世界の中心で咲き誇る日本外交」「台湾有事存立危機米軍と一緒に台湾を守る」

 → 薛剣発狂トランプ同盟国も友人じゃないが?」

どうしてこうなる?


右や左の問題じゃない。知性や道徳問題でもない。

これら威勢のいいリーダーポピュリスト、もう少しはっきり言うなら「デマゴーグ」たちが、スローガン真逆の結果を招いてしまう原因は、大きく分けて4つある。

1. 複雑な世界社会を、単純化して語る。複雑系に単純な力技は逆効果
2. 強い言葉は、強い政策遂行能力意味しない。期待だけ上げてむしろ実行困難になる。
3. 脅威と反作用過小評価し、悪いニュースから目を逸らす。
4.スローガンが実現しないと、最後は味方を攻撃し始める。


この4つのメカニズムが、スローガン正反対の結果を引き寄せる。

1. 複雑な世界社会を、単純化して語る。複雑系に単純な力技は逆効果


デマゴーグは、複雑な世界社会理解できない支持者を狙って、単純なスローガン世界を動かせる、社会を変えられる、と主張する。

だが現実非情である

国内社会制度であっても、複数変数相互作用で動いている。

単純で強い指示ほど、副作用を爆発的に増やしてしまう。

外交においてはさらに顕著となる。

デマゴーグ相手国の都合を無視しがちだが、威勢のいい言葉は、相手から反動を必ず引き出す。

どれだけ威勢よく言おうが、相手自分利益で動く。

複雑系に単純な力技を当てると、構造的に必ず、反作用が跳ね返ってくる。

外交戦争経済などは、制度や前史・資源の制約によって決まり、威勢のよさと結果は全く別物である

2. 強い言葉は、強い政策遂行能力意味しない。期待だけ上げてむしろ実行困難になる。


政治学ではよく知られているが、強い言葉で得られるのは支持ではなく「期待値の上昇」である

デマゴーグは人気を得て政権を取りやすいが、取った後のハードルは上がり、実現はかえって難しくなる。

例えばトランプは、実現不可能政策をぶち上げてはそれを引っ込めることを繰り返し

TACO(TrumpAlways ChickensOut.) と言われるようになった。

支持率は上昇も下降も早い。

支持率が高ければ高いほど、期待値けが肥大化し、必ず失望へ転化する。

結果としてスローガンと反対の結果になる。

3. 脅威と反作用過小評価し、悪いニュースから目を逸らす。


デマゴーグとその側近は、必ず敵をあなどり、過小評価する。

ロシアウクライナを3日で下せると高を括って無理攻めしたことで、ウクライナはゼレンスキーの下で結束してしまった。

プーチンはゼレンスキー政権ネオナチと呼んだが、皮肉にも、プーチンナチスドイツと同じ失敗を繰り返した。

ヒトラー東部戦線ソ連過小評価したことで、逆に総力戦動員を引き出してしまった。全く同じだ。

ウクライナは弱い、とプーチンは信じていた。

イエスマンで固めた側近、自分古巣である諜報機関からの報告を信じた。

だが、側近や諜報機関は、敵よりも上司を恐れており、プーチン弱気の報告を上げる方がよほど怖いと考えたのだ。

威勢のいいリーダーは周囲に、本当の悪いニュースが上がらない、現実乖離した仕組みを作ってしまう。

4.スローガンが実現しないと、最後は味方を攻撃し始める。


威勢のいいスローガンは、熱狂とともに共通の敵を作り、仲間を結束させる。

だが、敵を倒しきれないと熱狂が冷める。

イラクには戦争大義であった大量破壊兵器は、最初から存在しなかった。

ブッシュ・ジュニアは、史上最低の支持率とともに退任した。

ディープステートのように、存在しない敵であればなおさら、倒すことも証明することもできない。

陰謀論で台頭した政権には、失敗が約束されている。

最終的に、デマゴーグは側近への信頼を失い、支持者を恐れるようになり、味方の中から裏切り者を探して攻撃し始める。

毛沢東スターリンポルポト、みな粛清に明け暮れた。

ヒトラーは「国民こそ裏切った」「生き残っているのは劣等民族」として最後焦土作戦命令した(ネロ指令)。

トランプはちょうど、自分に票を投じたMAGAの人々を敵と呼び始めたところだ。

5.そもそも、威勢のいいリーダーを信用するな。


・・・でもな、実は5つ目の原因がある。

地球上にこれだけ「威勢のいいリーダーほど逆の結果を招く」例があるのに、

それでも強いリーダーを求め、わかりやすい嘘をつくデマゴーグを求めてしま主体は、国民だ。

「こんなことになるとは思わなかった」と言い、デマゴーグのせいにしたり、反対者のせいにしたりしながら、

また次のリーダーを探してしま・・・そんなお前ら=俺らが何とかしないといけない問題だよ、これは。

SNSが発達して、このビョーキは以前よりひどくなってしまった。

興奮と熱狂政治家を選ぶな。威勢のいいリーダーほど、疑いの目で見ろ。

11/1620:57追記


乱文をそれなりに読んでもらえてありがたい。

高市批判サヨク認定されているのは笑ってしまった。俺は筋金入りの自民党員なんだがな。

AI認定は外しすぎ。全篇手打ちだ。

俺が、冒頭の失敗例にスターリンポルポト習近平を挙げていないのは、

この3名が「威勢のいいリーダー」に数える価値もない、保身だけの凡愚だからだ。

プーチンに関しては、正直、最後まで迷った。

他方で、威勢のいいリーダーの中には、ごく少数、成功した者もいる。

その点について以下に追記する。

正反対の結果を招かなかった威勢のいいリーダー希少種)。

俺が個人的に認めうるのは、チャーチルと、リー・クアンユーの2名だけだ。

日本では吉田茂アメリカではFDRが、最も惜しかった。

アタテュルクドゴールベングリオン鄧小平朴正煕などがそれに次ぐ水準にあると考えている。

だが、この7名は大きな失敗を挽回できずに終わり、その失敗はその後数十年たった今でも、国の行く末に影を落としている。

7名の失敗が何であったかは、ここでは触れない。それぞれの国の歴史を学べばわかるはずだ。

これら計9名のリーダーは、非常に複雑で困難な政策に取り組み、粘り強く達成した。
政治信条の異なる国内外の敵対勢力とも手を結んだ。
そのせいで国民理解を超え、現役時代支持率はしばしば低迷した。評価は死後に高まった。
そして例外なく、人口ボーナス恩恵を受けていた。

この4点が、スローガン正反対の結果を招かずに済んだ原因だ。

これらのリーダーにあって、威勢のいい言葉は常に「国民一時的負担負債我慢させるための嘘」として使われた。

彼らのほとんどが、生前そのことを正直に認めている。

国民の多くがその嘘を、嘘と知りながら渋々従った、あるいは軍事力で抑え込まれた、という面もあったろう。)

威勢のいいリーダーを強いリーダーと見なすのは誤りだ。

それは百害あって一利ない。

威勢のよさは、リーダーの弱さをこそ、表している。


俺は個人的に、高市軌道修正に期待している。

威勢のいい台詞、うすら寒いスローガンは要らん。

参政党やへずまりゅうなんて真似するな。

人口オーナス期で苦しいのは皆わかってる。

日本メローニになってくれ。

Permalink |記事への反応(26) | 13:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-12

写真業界にいる俺たちは、本当は何を失っているのか

2025年11月スレッズを開いたら、また新しいスタジオオープンの報告を見た。

出張やってた奴が場所を借りて、ちょっと機材を揃えて、夫婦スタジオ運営を始めた、みたいな投稿

そういうの、この半年めっちゃ増えた。正直、見るたびにモヤモヤしている。

なぜかというと、俺もこの業界いるからだ。記念写真スタジオ勤務。経営も少しは見てる。

から内情を知ってる。人口は減ってる。需要は縮んでる。

市場規模2025年の927億円から2030年には895億円まで落ちるって言われてる。

スマホ一台で撮れる時代に、プロ写真を頼むやつは減り続けてる。この業界斜陽産業

それなのに、なぜみんなスタジオを開くんだろう。

戦後写真ブームとの違いを誰も語らない

戦後写真館がバンバン開業した時代がある。ベビーブーマーが生まれ団塊世代が育ち、記念写真プロに撮ってもらうのが当たり前になった時代だ。

人口は増えてた。文化として「写真プロに」という認識が浸透した。そりゃあ、その時代スタジオを開けば商売になった。

でも今はどうか。人口ボーナスはもう終わった。逆に人口オーナスの真ん中にいる。記念写真の「プロ頼み」文化は薄れた。

スマホ家族写真を撮って、Instagramに上げるのが普通だ。七五三成人式婚礼——確かに需要はまだある。でも数は明らかに減ってる。

それでもスタジオを開く奴がいる。SNSで「新しくスタジオオープンしました」と堂々と言う。

俺はその投稿を見るたびに、別の映像が浮かぶ10年後、その投稿者が「元カメラマン失業者」になってる光景だ。

俺の父親の話

写真業とは関係ない話だが独立という点である意味トラウマになっているのかもしれないが、父親建設業をやってた。

1990年代後半から2000年代初頭、建設ブーム最後の波に乗って、小規模の施工店を営んでた。需要がある。仕事がある。儲かる。そういう時代だった。

でもリーマンショックが来た。一気に消えた。人口減少の波も来た。その後、建設需要は二度と戻らなかった。

父親選択肢を間違えた。ブームの時に「ブーム永遠に続く」と思い込んだ。ブームが終わってからも「また戻る」と信じた。結果、失敗した。

写真業界を見てて、同じ構図に見える。出張フォトグラファーブーム2020年から2023年くらいがピークだった。

コロナ禍で外出できないから、ロケーション撮影需要が爆発した。確かに稼げた時代がある。

でも今は? その波は終わった。なのに今ごろスタジオを開く奴は、俺の父親と同じ思考回路だ。

「もう一度ブームが来る」と思ってるのか。それとも「ブームはまだ続いてる」と錯覚してるのか。

いずれにせよ、10年後は悲劇だ。

市場規模の話、個人事業主の話、統計に載らない現実

フォトスジオ市場2030年に895億円になると言った。これは統計で見える部分だ。でも実は、もっと厳しい現実がある。

現在個人スタジオを営む奴らの大多数は法人化していない。年間売上1000万円未満の小規模事業が大半だ。

これらは統計に組み込まれにくい。つまり統計が示す「市場規模895億円」の中には、

本来なら入るべき失敗事業体や赤字オペレーションが含まれていない可能性が高い。

実際には、市場は895億円より小さいかもしれない。あるいは、895億円の中での競争が、想定以上に激しいかもしれない。

新規参入者の多くは、個人事業主として細々と営む。月の売上50万円あれば上出来。

月の営業日数は15日前後。時給に換算すれば、下手したらコンビニバイト以下だ。

それでも「スタジオオーナー」という肩書きのために頑張る。

正気か?

なぜ、それでもやるのか

ここが一番の謎だ。データは明白。市場は縮小。人口は減少。競争は激化。収入不安定。それなのに、なぜスタジオを開くのか。

恐らく、理由は3つだ。

1つ目:夢。

写真への情熱自分スタジオを持ちたいという夢。これは強い。人間を動かす。論理を超える。

からデータなんか見ない。市場分析なんかやらない。「自分なら上手くやれる」という根拠のない自信を持って、スタジオを開く。

2つ目:選択肢がない気がする現象

出張でやってた人が、スタジオを持つというのは、一種の「昇進」に見える。場所を持つ、ブランド化する、単価を上げる——こういう「次のステップ」の選択肢に見える。

でも、実は罠だ。市場が縮んでるからスタジオを持つことが「昇進」ではなく「沈没」になる可能性が高い。

3つ目:統計の遅延性と肌感覚のズレ。

SNSを見ると、新規スタジオの報告はいっぱい見える。スレッズ、Threads、Instagram——みんなが開業してる。

から市場はまだ成長してる」と錯覚する。でも統計が示す市場規模は縮小。この矛盾は何か。

簡単だ。個人事業主新規参入廃業スピードが速すぎて、統計追いつかないだけ。

SNSで見える新規オープンの数だけカウントすれば、当然「市場は成長してる」に見える。

でも、その裏では同じくらいの数の廃業者が出ている。統計はそれをキャッチするまでに1年~2年かかる。

まりSNSの肌感覚は、実は統計よりも遅れた情報なんだ。

10年後のこいつらはどうなってるのか

率直に言う。ほとんどが失業者になってる。

フォトスジオ開業成功率は15%程度だと言われてる。つまり100人中85人は失敗する。失敗の定義は「経営継続不可」。廃業

2025年スタジオを開いた奴が、2035年まで生き残ってる確率は低い。単価は下落する。競争は激化する。

新しいカメラマンは入ってくる。AI画像生成も進化してる。そんな中で、「自分スタジオ」を守り続けるのは、想像以上に難しい。

で、どうなるか。40代になった元カメラマンが、転職活動をしてる。でも40代での転職成功率は、30代より落ちる。

新しい業界に入るなら、給与も下がる。家族がいれば、その低下を説明するのは辛い。

バンドブームを思い出してほしい。音楽やってた奴らの多くが、結局は別の仕事をしてる。

でも20代の時は、「絶対にこれで食ってく」と思ってた。現実は厳しかった。

写真業界も同じになる。

俺はどうするのか

正直に言う。俺も怖い。この業界にいて、毎日経営を見てて、人口減少の波を感じてる。

俺は30代だ。妻と娘がいる。スタジオ給与をくれるが、それが10年後も保証されるとは思わない。

から、俺は動いている。副業検討スキル習得転職活動の準備。小さく、慎重に、でも着実に。

父親の失敗を見てるから、同じ轍は踏まない。ブームが続くなんて思わない。市場が戻るなんて期待しない。

今この瞬間が、決断タイミングだと理解してる。

スタジオを開く奴を否定する気はない。でも、それが最適な選択か、本当に考えたのか、という疑問は残る。

最後

この記事を読んでる人の中に、スタジオ開業を考えてる奴がいたら、ちょっと待て。

市場規模人口推移、個人事業主成功率10年後のキャリア。これらを冷徹分析してから、決めろ。

夢は大事だ。でも夢の代価を払うのは、お前だけじゃない。妻もいるなら、妻も払う。子どもがいるなら、子どもも払う。

から現実を見ろ。データを見ろ。10年後を想像しろ

その上で、本当にそれが最適な選択か、判断しろ

俺はこれ以上、同じ構図の失敗を見たくない。

Permalink |記事への反応(0) | 10:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-09

日本人ってだけですげえんならとっくのとうに日本世界1になってるだろ

結局日本先行者ボーナス人口ボーナスでバフしてただけなんだよね

日本って世界でも先進国だった中国おこぼれにあずかり、西洋中心の世界になって中国後進国になってからはなんだかんだで欧米おこぼれにあずかって欧米の次には産業革命してっていう2番手集団にいられた幸運

敗戦してから人口ボーナス高度経済成長期を迎えられたって大バフ時代があったか世界の上位に食い込んでたんだよな

Permalink |記事への反応(0) | 05:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-29

経済政策少子化は止まらないよ

「カネがないか結婚しないし子もできない」みたいな単純な話じゃないんですよ、少子化って。

価値観多様化たから結果として生まれてくる子どもが減ったんです。

 

かつては価値観画一的でした。お見合いでもなんでもして多少気に入らない相手とでも結婚して子どもは2人以上作る、という価値観社会支配していて、独身のままでいることや子を持たずにいることへの風当たりは現代とは比較にならないほど強かった。つまり同調圧力出生率を維持できていました

そのシステム機能してたのは経済成長期かつ人口ボーナス期だったからだ、と言われるかもしれないけど、戦中戦後経済どん底にあった時期だって日本は「産めよ殖やせよ」のスローガンのもと驚くほど多産だった。まともに食べ物もないのにポロポロンと4人も5人も子ども産んでたんですよ。

これには社会福祉基盤も関係します。社会福祉基盤が脆弱だった時代には、親は子を産み育て、子は親が老いたら面倒を見るというサイクルが必要でしたし、子はまた重要労働力でもあったでしょう。ぶっちゃけそれらのために子どもを産んでいたようなものです。

まりかつての日本は貧しくても子どもを産んでたんです。子を産み育てることのプライオリティがとても高かった、と言い換えることもできます

 

ひるがえって現代社会構造の変容につれて家族観も変容していきました。

まず社会福祉基盤が整備されたこと。老人は子どもの世話にならずとも年金やさまざまな福祉生活できるようになりました。将来世話してもらうための子を作る必要性が薄くなったのです。

また、女性社会進出が進んだこと。さまざまな法整備価値観アップデートがあって男女間の社会的地位の格差が縮まり、「寿退社」は働く女性の唯一の選択肢ではなくなりました。自立やキャリアに重きを置く女性が増え、そうした女性たちの中にはひとまず結婚出産先延ばしにする人もいるでしょう。プライオリティが下がったのです。

生き方暮らし方の価値観多様化しました。個人主義が広まり結婚しない・産まないという選択自発的にする人も許容される世の中になりました。LGBTQという、子孫を残さない前提の生き方さえ肯定されています

また、今の生活レベルを下げたくないとか都心に住みたい、自由時間がほしいといった理由出産を控える夫婦もあるでしょう。子育てにはお金時間もかかります。そうしたリソースをどう振り分けるか、これもプライオリティ問題しかありません。

 

このように、少子化社会構造が変容する過程で人々の選択肢の中で相対的出産プライオリティが下がっていったことが原因のひとつなのです。社会前近代的伝統的価値観を捨てて、個人権利尊重する近代的な価値観を手に入れたことの副作用だった、と言ってもよいでしょう。先進国が軒並み少子化しているのも同じような近代化の過程を歩んだからで、構造的に不可避だったわけです。

 

ちなみに、先進国の中で一国だけ、例外的に突出して出生率の高い国があります。それはイスラエルです。特殊出生率は「3」に迫る高さです。ユダヤ教社会伝統的・宗教的価値観を非常に重んじる社会で、ユダヤ教は多産を奨励しているのです。

Permalink |記事への反応(42) | 22:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-20

お前らがナイジェリアについて知るべきこと

爺いどもは日本だけでなく世界認識二十世紀で止まってるので、そんなことでは今世界で起こっていること、日本政府や経団連が何を考えているのかなんて何も理解できないと知らなければならない。

 

事実

 

一人当たりのGDPはそれほど変わっておらず、豊かになっているとは言いがたいが、人口ボーナスがもたらす経済的機会はすさまじいものになっている。

まり日本政府や企業はそこに入り込むことを狙っていろいろしているのであって、慈善事業みたいに捉えてギャーギャー言ってるやつらの愚かしさ。

え? それが自分たち日本人の役に立つのか? それはお前ら次第。

お前らが戦うべきは、新興国投資の分け前を(それ以外の儲けと同様に)国民還元する気がない利益独占の上級組合なのに、『外国人に優しくするな』とか頓珍漢なことを言ってるうちは絶対に状況は改善しない。

 

いい加減バカ老人は、自分が口を出せば出すほど自分の状況を悪くするほどのバカであることに気づけ。

Permalink |記事への反応(0) | 17:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-14

anond:20250814123446

人口ボーナスのしばきをしつけと勘違いしてるアホっているよな

Permalink |記事への反応(1) | 19:00

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-03

anond:20250803210202

人口ボーナス期やったからなあ

Permalink |記事への反応(0) | 21:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-26

今の参政国民10年後は若者に支持されずに今のれいわ・維新みたいな扱いになるだろうし、

次の反シルバー民主主義政党参政より苛烈になる。

維新れいわがさざ波。

参政国民小波

次はもっと高い波になる。

政党とかあんまり関係なくて、人口ボーナスの後始末をやってるにすぎない。

Permalink |記事への反応(0) | 10:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-24

anond:20250724083650

法人税増税賃金減少につながるし消費税減税は金持ちほど減税額が大きい

法人税増やして消費税減らすのが再配分強化につながるかは自明ではないよ

現状認識が数十年前の昭和のままアップデートせずに

人口ボーナス期に低負担福祉を充実させれたのが今でもできると思い込んでるようにしか見えんのよなあ

Permalink |記事への反応(0) | 08:59

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-30

生産年齢人口が減りすぎて「パワハラ」「カスハラ」は増える

パワハラにならないように指導するのは無理」とかいうてる昭和の人は自分たち人口ボーナスを得ていただけの無能である自覚する必要があるわけ

人口ボーナス期に他人を蹴落として競争するのを過学習してしまった人には難しいことですが

Permalink |記事への反応(1) | 23:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-29

anond:20250628233758

そもそも馬鹿教育によって改善できるというのが幻想だったんじゃないか

民主制がうまく行っていた時代はみんな賢かったのかというと、そんなことはなく

高度成長期なんて大学進学率は1020%台だ。

それでもうまく行っていたのは、人口ボーナス経済成長と豊かさからくる余裕が

すべての問題をうやむやにしていたから。

それらの余裕がなくなってきて、

人類知的能力限界という根本的な問題が露呈しつつあるんだと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 17:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-19

今の高齢者人口ボーナスを得ていただけで何の実力もない

現場にいたはずの高齢者に定年後再雇用として現場やらせてみたら今では通用しないことばっかりやりやがる。

定年後再雇用はこんなのばっかりで新卒より使えない。

Permalink |記事への反応(2) | 20:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-17

定年前後クズみたいな爺さん達が羨ましい

現代に生まれてたらほぼ確実に結婚も出来ずまともな職に就けないような無能怠惰な爺さんが高給貰って悠々自適なの羨ましい

戦後冷戦構造人口ボーナスに加えてバブル

歴史大河個人は無力だよな

せめて謙虚に生きて出来る限り早死にしてくれと願う

Permalink |記事への反応(0) | 22:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-22

人口ボーナス世代はつまり人が多いので

治験に応募しても落選ばかり

Permalink |記事への反応(0) | 19:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-26

片仮名だと1文字違いだから英語でも何か対になる単語なのかと想像したけど、全然違った。

人口ボーナス英語: demographic dividend)

人口オーナス(onus)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9

Permalink |記事への反応(0) | 05:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-24

anond:20250223235917

驚くほど的外れな、ご指摘ありがとうございます

これが、例のお気持ち表明というやつでしょうか?

文盲の方にも真意が伝わるように、一応反論しておきます一般の方々はお気になさらずに。

>女に加害するのはいつもお前みたいな男やで

さて、私の様な人間がどのような人間であって、どのように女性を加害するのでしょうか?

「お前みたいな」が何を指すのかが分かりませんが、もう少し具体的に定義をなされてから言及した方がよいかと思います

人間家畜扱いして憚らないクズ犯罪を起こし、性被害矮小化して、社会劣化させる

私が述べているのは、人間家畜扱いしているのは投稿であるという指摘でありますからあなた非難しているのは私ではなく、投稿であるということになりますね。

従いまして、後半の性被害矮小化や、社会劣化に関しては、枝元の投稿主に対するご指摘ということですね。擁護していただきありがとうございます

精子腐ったような男がいるか子供は減るし、社会は貧しくなっていく

人口ボーナスはどこの国でもそう長く続くわけではありません。フランスは割とうまくいっていると目されていますが、その他各国似たような状況です。

また、レイプ日本よりもはるかに多いと思われるインドなどでは、人口はるかに増えています

このことからも分かるように、男性能力価値観とは無関係人口は減少します。

社会の貧しさに関しては、格差について言及しているのか、国の経済力、或いは、精神的な充足、いずれについて話しているのか、明確にしなければ話しようがありません。

>お前みたいな産廃日本社会の癌なんですよ

私が産廃であるか否かは、私自身が判断するものではありませんので言及はしかますが、少なくとも、あなたがそこに当てはまっていないことを願うばかりです。

産廃日本社会の癌ということに関しましては、産廃定義がわかりませんが、仮に無能力な者に対する別称として用いるのであれば、

つの時代にもそのような者はおりますし、それを前提に社会は回っておりますので、産廃社会の癌とすることはできないと思います

見方によっては、産廃とは決して言えないであろうトップクラス富裕層が、一般市民にとって、経済的に癌のようになっているという見方もできるわけですし。

劣化遺伝子去勢されて然るべき

かに優生学的な考えの優位性が完全に死んだわけではないと思います

しかし、現状はそれとは逆の方向で社会は進んでいますし、多くの人々は、スパルタの様な極度に節制的で奴隷を有している優生的な社会よりも、劣った遺伝子も保存する現代のほうを選ぶでしょう。

おわりに

もう少し精神に余裕を持った方が、人生を楽しめますよ。

Permalink |記事への反応(0) | 00:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-18

anond:20250218073040

から望んだ通りの社会になったんだから喜べよって話だな

産みたい人が産みたいだけ産むばかりでは人口増に転換しない

爆発的な人口増加は人口ボーナス期である事だけではなく望まぬ出産も多数あったと考えるべきだよな

Permalink |記事への反応(0) | 07:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-02-14

anond:20250214145459

人口ボーナスの時期と一致するね

中国の発展と最近の退潮を見るに、やはり文化人口だな、と思う

Permalink |記事への反応(0) | 15:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-28

経済の強さ=人口

アメリカ移民を受け入れて人口が増えるから、これから経済が延びると言われている。

中国好調のころは、なぜ中国がすごいかって論評がさかんにされてたけど、人口ボーナスが終わって高度成長は終わったと観測されてる。

日本バブルのころはジャパン・アズ・ナンバーワンかいうなぜ日本は強いかという分析した本がベストセラーになった。

経済が強い国は、国民性がとか、教育の質とか、制度がどうとか、国土がどうとか、いろいろ語られるけど、結局人口が増えるかどうかにかかっていて、ああい分析ってなんやねんって感じ。

Permalink |記事への反応(3) | 11:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-23

anond:20250123233943

人口動態と経済成長タイミングについては、タイはちと間に合わなかった。もう人口オーナス期に入ってる。

ベトナムはまだ人口ボーナス期にあって、あと10から15年くらいは続く。隣国からの侵攻を受けるなどマクロ環境の激変が無いのであれば、ベトナムは有望。

Permalink |記事への反応(0) | 23:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-04

くりらじ雪国雑話

武勇伝語る老害テンプレすぎて笑い転げた。

この人たちって自分が頑張って長時間残業たから金を稼げてたとか思ってたのか。

人口ボーナスを得てただけなのに。

お前らは7人で1人の老人を支えてた余裕の世代ボーナスにも税金社会保険料かかってないだろう。

退職金もたんまり世代だ。

これからは1.5人以下で1人の老人を支える地獄世代がはじまるのに若者説教できる立場なのか。

なんで昔こいつらの番組聞いてたんだろう。

Permalink |記事への反応(1) | 00:20

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-12-01

anond:20241201011030

さらそんなことで一発逆転できるってマジで言ったり信じてたりするやついるの?

人口ボーナスピークの終わりとバブル崩壊が重なった時点で沈むのは確定で、この30年は沈み幅をどれだけ抑えられるかの勝負をずっとやってるだけだろ

ガンが治らないなら緩和ケア延命なんか無意味だと言ってるのと変わらない

Permalink |記事への反応(0) | 01:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-11-17

兵庫県は終了しました。

兵庫県は終了しました。

民意です。民主主義です。それが全てです。

およそ90年前と何も変わっていません。何も変わりません。

そして誰も責任を取りません。楽しく工作員やっていた連中とその意見鵜呑みにする連中は誰も責任を取りません。その大多数は戦後人口ボーナスぬくぬく過ごしてきた連中と、その後の氷河期を管巻いてまごまご過ごしてきた連中です。

ま、いいんです。私は兵庫県民ではありませんし、妻の実家兵庫県ですが、県庁から見向きもされない過疎地ですから

Permalink |記事への反応(1) | 22:07

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp