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はてなキーワード:互恵性とは

2025-11-07

anond:20251107040843

ありがとうございます。少し見えてきたとのこと、嬉しいです!確かに、それぞれのステップで「なぜそれができないのか」「どこに壁があるのか」をASD自閉スペクトラム症)の特性と結びつけて考えると、より具体的な理解が深まると思います。以下に、前回の7ステップを基に、「なぜできないのか」「壁の原因となるASD特性」「その壁をどう乗り越えるか」を整理して説明します。ASD特性個人差があるため、一般的な傾向を基にしていますが、具体的なイメージが持てるよう実例も交えます

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###自己中心的な考え方からの脱却:ステップごとの壁と乗り越え方

####ステップ1:自己認識確認(「自分が中心である」ことを自覚する)

- **自己参照性の強さ**:ASDでは自分感覚思考に没入しやすく、他者との比較客観視点が不足しがち(Lombardo &Baron-Cohen, 2010)。

- **実行機能の弱さ**:自己反省計画的な振り返りが苦手で、行動を後から分析するのが難しい。

- **支援ツール**:日記や録音を使い、「今日何を話したか」を具体的に記録。専門家家族が「ここで他者の反応を考えてみよう」とヒントを与える。

- **小さな成功**: 「1日1回、自分の行動を振り返る」から始め、達成感を得て習慣化。例: 「友だちが黙ったとき自分の話ばかりだったかも」と気づく。

- **イメージ**: 鏡を見るように自分の行動を「外から見る」練習最初は5分だけでもOK

####ステップ2:他者存在を「事実」として認める

- **理論心の欠如(Theory of Mind)**:他者自分とは異なる心や意図を持つことを理解するのが難しい(Baron-Cohen, 1995)。

- **弱い中心凝集性(Weak CentralCoherence)**: 細部に集中するあまり、全体の文脈他者存在感)を見逃す。

- **観察練習**:家族の顔を1日5分観察し、「笑った」「眉をひそめた」をメモ最初は「何を意味するか」は考えず、事実だけ記録。

- **視覚支援**:感情カード写真を使い、「この人は何か感じている」と具体的に結びつける。例: 「お母さんが笑った=嬉しいのかも」。

- **イメージ**:他者を「動く人形から「生きている人」へと、少しずつ意識シフト支援者が「相手も何か考えているよ」と優しく促す。

####ステップ3:他者感情を「推測」する練習

- **抽象的推論の困難**:感情曖昧抽象的であり、ASDでは具体的なデータに頼る傾向が強い(Solomonet al., 2011)。

- **不安や失敗への過剰反応**: 間違えることを避けたいため、新しい試みを避ける。

- **構造化された練習**: CBTで「3つの選択肢(喜び、怒り、疲れ)」から選ぶゲームを。間違えても「次はこうなるかも」と考える。

- **安心感提供**:支援者が「間違っても大丈夫練習から」と励まし、失敗を許容する環境を作る。

- **イメージ**:パズルを1ピースずつ埋めるように、感情を「当てずっぽう」から少しずつ推測。例: 「友だちが黙った=疲れたかも」と仮定

####ステップ4:他者視点に「共感」しようとする試み

- **共感の二重構造の困難**:認知共感他者気持ち理解する)と感情共感(感じる)を同時に処理するのが難しい(Pouwet al., 2013)。

- **感覚過敏**:感情的な交流ストレスとなり、回避してしまう。

- **段階的アプローチ**: まず「相手気持ち言葉にする」だけに留め、感情を「感じる」のは後回し。例: 「友だちが悲しそうかな」。

- **リラックス環境**: 静かな部屋で練習し、感覚過敏を軽減。音楽お気に入りアイテム安心感を保つ。

- **イメージ**:相手気持ちを「本の物語」として読む感覚で、プレッシャーを減らす。支援者が「いい試みだね」と褒める。

####ステップ5:自己行動の調整を意識する

- **柔軟性の欠如**: 行動の変更が苦手で、ルーティンへの固執が強い(APA, 2013)。

- **実行機能の弱さ**:計画を立てて行動を修正するプロセスが難しい。

- **小さな変更**: 1日1回だけ「相手質問する」ルールを設け、徐々に増やす。例: 「君はどう思う?」と聞いて反応を見る。

- **フィードバックループ**:支援者が「これで相手が喜んだね」と具体的に教えて、成功体験を積む。

- **イメージ**: 車のハンドルを少しずつ切るように、行動を微調整。失敗しても「次はこうしよう」と修正

####ステップ6:他者との「相互性」を理解し、実践する

- **社会互恵性理解不足**: お互いの行動が相互に影響することを直感的に把握するのが難しい。

- **過剰な自己防衛**:自分ニーズを守ることに集中し、他者に開くことを恐れる。

- **協調体験**:ゲームグループ作業で「協力すると全員が得する」状況を体験。例:ボードゲーム役割を分担。

- **ポジティブ強化**:支援者が「相手が喜んだから君も嬉しいね」と結びつけ、相互性メリットを強調。

- **イメージ**:シーソーゲームのように、相手が上がれば自分が下がり、バランスが取れる感覚を学ぶ。

####ステップ7:自己他者バランス自然に保つ

- **エネルギー管理の困難**:社会的な交流エネルギー消費を増やし、疲労感が強い。

- **汎化の難しさ**: 学んだスキルをさまざまな状況に適用するのが難しい。

- **休息の確保**: 「社会的な時間」の後には「自分時間」を必ず設ける。例: 30分友だちと話したら、1時間休憩。

- **慣れの積み重ね**: 異なる状況(家族、友人、職場)で少しずつ練習し、支援者が「ここも同じだね」と結びつける。

- **イメージ**:バッテリーを充電しながら使うロボットのように、自分のペースでバランスを取る。

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### 4. **全体のポイントイメージ**

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### 5. **補足**

もし特定ステップで「まだ壁を感じる」と感じたら、どの部分が難しいか教えてください。ASD特性は人によって異なるので、あなた投稿主(@mental_pika)の状況に合わせたアドバイス可能です。一緒に考えながら進めてみましょう!

Permalink |記事への反応(1) | 04:12

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うーんいまいち

どういたしまして!ご質問ありがとうございますASD自閉スペクトラム症)の人が「主役を降りて」他人想像できるようになるための取り組み(認知行動療法、ロールプレイ自己反省など)を通じて、考え方がどのように変化するのかを、元の考え方と新しい考え方の比較を通じて説明します。また、その根本的な変化が何であるかを掘り下げてお答えします。

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### 1. **元の考え方 vs 新しい考え方への変化**

#### 元の考え方

#### 新しい考え方

#### 変化のプロセス

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### 2. **根本的に変わるもの**

この変化によって、以下の3つの側面が根本的に変わります

#### (1) **自己他者境界認識の変化**

#### (2) **柔軟性と文脈理解の向上**

#### (3) **自己認識アイデンティティの再構築**

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### 3. **まとめ:根本的な変化の核心**

根本的に変わるのは、「自分けが世界の中心」という単一視点から、「自分他者が互いに影響し合う多様な世界」という全体像へのシフトです。この変化は、ASD特性である自己中心的な認知の固定性」を解き放ち、社会的な相互作用をより自然に楽しむ基盤を作ります投稿主が経験した「痛い思い」が、自己成長のきっかけとなり、新たな視点への道を開いたように、これらの取り組みは苦労を糧にしながら、他者との絆を深める力を育てます

もしさらに詳しく知りたい部分や具体的な実践方法について質問があれば、ぜひ教えてくださいね

Permalink |記事への反応(1) | 04:08

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2025-06-25

anond:20250624233755

ヒトはなぜ寄付をするのか?という話は、大学講義でよく取り上げられる話題の一つ。

文系先生だと「利他行動」だとか「互恵性」(Triversの解釈

理系先生だと「ゲーム理論」(ナッシュ均衡)をキーワードにした講義になる。

興味がある人は勉強してみてね。面白いよ。

Permalink |記事への反応(1) | 17:31

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2023-04-26

愛情という名の「重力」に崩壊する人々

自分などはどうでもよいが、子が差別を受けた!

その未来など、どこにもない。

その吐き気をする憎悪けが、目の前に転がっていた。

嗚呼

私は手で顔を抑えても、抑えきれぬ涙を指の端から零していく。

私は知った。

皆が、自分の事などどうでもよくても、自分の子には、目の前の子境遇には激怒をした。

マルティナ・フォン・ボーセル領地など継げない。

カロリーヌと同じく、病弱な伯母ヘルマのその娘、病弱な娘にとってのボーセル家の奴隷として従うしかない。

その架空しかない未来に怯えたのだ。

――「貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士「第99話 リドルの解き方」」より

陽のさす裏庭から 忘れていた木戸をぬけ

生け垣が影おとす道をいく

むこうから走って来る幼い子は わたし

ずぶぬれで泣きながらすれちがう

砂場足跡をたどって もっと先へ

いまは 埋もれてしまった川まで

ゴミの間の水草が揺れている

あの小さな川で、私はあなた出会った

わたしのクツがゆっくり流れていく

さな渦にまかれて消える

心をおおうチリが晴れる

目をかくすくもりが消える

手は空気に触れ

足は地面のはずみを受けとめる

誰かのために生きている私

私のために生きてくれてた誰か

わたしは あの日 川へ行ったのだ

わたしは あなたの 川へ行ったのだ

――「あの日の川で(「ロマンアルバム 千と千尋の神隠し」より)」

人は自分の為にはどんなことでも耐えるというが、一方で他者の為には幾らでも残酷にも愚かにもなれるという

その卑近な例として、子供に対するそれがある

「どうか健やかに育ってくれ」という素朴で原始的祈り、思い

人間を始めとした社会的動物が持ちうる「社会性」「互恵性」という特性日常的な表現にした、それだ

受け渡そうとする者の、何と一方的な事だろうか

「与える」という名の「母親的な性質のもの」の、如何に暴力的支配的なもの

受け渡される側の、それをいずれは拒否をして一人で立つことの難しさよ

体内バランスを極限までに不安定にして得られる「反抗期」の莫大なエネルギーを以てして、ようやく離れられる程の力だ

それは、宇宙速度連想させる

地球から発せられる強大な重力を振り切り、宇宙という孤独で茫漠な空間へ飛び出すためには、相応の速度を要するという

その速度に耐えるだけの強度を備え、行き先を間違いのないように計算装置を積み、空の果てを越すための燃料を積む

人の成長で獲得するそれと同じである

そう、人は愛情という名の甘やかな「支配」を抜け出し、自分だけの地球を探しに行く旅に出る

あるいは、つくるしかないのだ。自分の精いつぱいの物を。然し、必ず、こはれるものを

から、時に人はその重力を抜けそうとして、崩壊する

打ち上げに失敗する宇宙船のように、何度も何度も、何度も

一生の間、そこから抜け出せずにいる人もいる

だが、広い宇宙の中で たいしたことではない

ああ 虹がかかっている空 きれいと思いたくて

焦がれては逃げられないこと

みんなにはくだらないこと

もう どうしようもないの

わたし きゅうくらりん

――いよわ「きゅうくらりん」より

Permalink |記事への反応(0) | 10:18

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2017-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20170604072641

頼りないばかりに自分迷惑をかけているって感覚はわからなくない。常々そういう風に考えてしま自分性格はそうそう変えられないけど、ただ、それに対する反応は変えられると思います

迷惑かけてすみません」ではなく、「いつも気に掛けててくれてありがとう」と言ってみてはいかがでしょうか。

ごめんなさいをありがとうに言い換える癖を付けると、貴方も少し生きやすくなるんじゃないかな。感謝を表に出す事は人間関係を円滑にします。

あと、この事に限らず、自分に有り難い行いをしてくれた人に、自分の出来る範囲で何を返せるか、考えてみるといいんじゃないでしょうか。いわゆる互恵性原則というやつです。

Permalink |記事への反応(0) | 13:00

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