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はてなキーワード:二馬力とは

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2025-11-19

anond:20251119174304

いや二馬力の既婚が一番金持ってるし幸せ

Permalink |記事への反応(0) | 18:05

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2025-11-13

会社の子持ち女性社員の穴埋めでハードワークした子無し女性金銭的に報われるようになれば、

子無し時代に子持ちを助けてハードワークした子無し女性がそのお金結婚して子供を産んで、

ワーママになったら今度は子無しに助けてもらい、助けた子無しがまた結婚して子供を産んで……

という良い循環が生まれると思うんだけど。

実際には今の日本では子持ちと子無しは完全に分断されていて

産めない女は一生非正規低賃金酷使されて使い潰され、産める女は旦那との二馬力正社員悠々自適優雅子育てという格差社会からな。

子無しは永遠に子無しのまま搾取されるんだから、そりゃあ文句も出ようというもの

Permalink |記事への反応(1) | 13:25

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N党と兵庫県国策捜査

立花孝志をやることは最初に決まっていた。だいぶ前に閾値を超えたと判断されており「いつやるか」ということだった。

対外的にはドバイ逃亡ということだが「高市政権後ろ盾ができた」と動画ではしゃいだのがトリガーだったのはないか

立花一定周期でのアップ&ダウンはよく知られていて、MAハイとき伊東市長選に突入

高市政権後ろ盾二馬力やり放題」と大騒ぎを始める直前で拘束というところではないか

斎藤健一郎はホリエモン傀儡というか操り人形。今回、斎藤から会派離脱を表明したとき裏では相当な恫喝があったと見る。

実際に刑務所に入ったホリエモン国策捜査の恐怖が体に刻み込まれているので立花斎藤)の切り捨てを秒で判断

メルチュはじめ細かな告発が十把一絡げで不起訴となった。

無罪放免とはしゃいでいるのは折田社長だけで、知事記者会見は一転、動揺と怯えが見られ鉄面皮がはがれる寸前のように見えたのはなぜか?

今後のヤマ場は立花が完落ちしてガサが入り、知事案件の物的証拠が出たとき。一斉に本丸知事に向けて動くことへの恐怖ではないか

立花自宅に知事とのつながりを示す証拠が隠れている可能性が高いと見た。

捜査当局にとって無敵の人バンダナ教授捜査シナリオがどうであろうと空気を読まずに戦いを続けるから

政権参政党も公明党もつぶしたいので維新の比例削減に乗る。

立花社会問題を契機として二馬力SNSデマなどの大衆先導洗脳のような手法厳罰化国会で審議。比例頼りの風を吹かせずに選挙突入

Permalink |記事への反応(0) | 13:24

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2025-11-11

anond:20251111220617

それは間違いない

子供を作るというのが優先にならないんだよなあ

嫁さんと2人で十分楽しい二馬力だと余裕あるし

Permalink |記事への反応(0) | 22:19

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2025-11-10

anond:20251110014345

刑事司法手続きで「遠因」なんて曖昧恣意的運用余地が残る判断があっちゃダメなの

新聞社がそれを容認するようなことを書くのは論外だと言うてるの

SNS二馬力選挙での「誹謗中傷」も罪に問われるべきだ、と毎日新聞提言したいのであればはっきりその旨を書けば良い。

 

立花党首逮捕容疑は街頭演説での発言が中心だが、SNS動画投稿サイトでも誹謗中傷があり今後の捜査でそれらも併せて立件されることを期待したい」

これならわかるの、OK

俺は別に立花擁護したいわけじゃないのよ。

マスコミの質の低さ、言語感覚の甘さを指摘してんの

 

「遠因」で逮捕が認められるなら別件逮捕容認ってことになるよね?

そんなもんは建前上はあってはならない、新聞社が口にしていいロジックではない。

 

いや正直毎日新聞意図はわかるのよ

街頭演説だけではなく方々で誹謗中傷をしており、逮捕判断に「量」が考慮されたのだろうという意味での「遠因」であろう

そりゃ警察裁量でも実務的には認められてる

 

だけど司法手続きの建前ではダメ

「遠因」なんてものを表立って認めちゃダメでしょ?

 

かに(あらゆる)刑事裁判において「量」は考慮される、悪質性、反復性の証拠としてどれだけ繰り返されたか提示される

だけどその扱いは「遠因」ではない。

 

国政政党党首逮捕という非常にセンシティブ報道において言葉が軽すぎるって指摘です

Permalink |記事への反応(1) | 02:48

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anond:20251110012634

斎藤支援のために“二馬力選挙”を展開したこと逮捕の遠因】【兵庫県知事選発言したこと逮捕の遠因】と読んだんだろ。文盲が。

兵庫県知事選という“時と場所”においても被害者中傷するデマを吹きまくったことを言ってるんだよ。今回の逮捕の直接の罪状として挙げられていなくとも同工の余罪は山ほどあるという意味で「遠因」と言っている。常習犯逮捕時に全ての罪状を漏らさず列記なんてできないからな。

新聞記者は大概馬鹿だけどお前みたいな糞馬鹿よりは遥かに賢いんだよなあ…

Permalink |記事への反応(2) | 01:43

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2025-09-25

anond:20250925110958

二馬力なら月給13万円でも十分子育てできるのにモテない少数派がギャオってるだけなんだよな

Permalink |記事への反応(1) | 11:15

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2025-08-19

anond:20250819105522

子供って博打すぎるから増田の言ってる事普通だと思うよ そこまで責任持てないし面倒くさくなる未来いか子供いらない男もいるとだけ 二馬力大人2人で自由に生きるほうが楽

Permalink |記事への反応(1) | 11:36

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2025-08-13

anond:20250813152132

なるほど、あなたは働かなくてもよい社会しろと言いたいわけだ。その切り口からいくと同じかもしれない。


俺はそもそも現実問題労働力不足はあるし、ひとりあたりの購買力は下がる一方なので二馬力で働くのがデフォになるのは仕方が無いと考える方。

問題はその労働環境労働力供給ばかり重視されて労働環境が悪いままの方にあると思っている。


あとそもそもの誤解としては、正社員長時間労働必須時短パートタイム非正規雇用しかない、と言う認識があるかと。これは誤解で強い先入観であると同時に、問題本質だと気づいてほしい。


俺も目にするまでは信じられなかったが、大企業先進企業はこの図式は当てはまらない。

子育て時短勤務は法律では3歳まで(それも中小企業最近まで免除)になっているが、大企業では小学校卒業までは時短が当たり前で、積立休暇(用途限定有給)や子育て休暇(無給だが欠勤にならない)は子どもの年齢関係なく取得できる。

業種によってはテレワークも併用できる。さらにこの制度一朝一夕で始まったものではないから、既に子育て制度を利用したがキャリアストップさせずに伸ばしている事例も山ほどある。


ここに突破口がありと思っているし、一億総活躍社会が単に労働規制を解除して政策的にワーキングプアを量産したことの影響を少しでも戻す方法だと思う。

Permalink |記事への反応(2) | 15:54

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2025-07-28

anond:20250728051752

年収2000万ごとき都内タワマン暮らしとか憧れすぎじゃ無い?

二馬力3000万なら世田谷に一軒屋買ってたが

Permalink |記事への反応(0) | 22:22

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anond:20250727195347

住宅新築建売住宅土地付きで二千万円以下が主流。これも夫婦二馬力で何とか買うか、小梨単身者養育費を生贄にして償還する感じ。駐車場デフォで2台。最近は真四角の高断熱高気密住宅に、太陽光パネルがついて南側を向いた一枚屋根がある、という住宅があるが、これがこれぐらいの価格

さすがにこれは5年以上前の水準だよ

今は2000万以下は単身~子無し世帯向けの間取りしかない

3LDKなら2500万前後、それ以上なら3000万超える

Permalink |記事への反応(0) | 11:32

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2025-07-27

中年になって地方→東京の2拠点生活になったリアル

スペック

この生活を始めて4年たった。

勤めていた工場事業ごとEMS会社に売却→特殊チート能力があったため、親会社から転籍オファーと、お客さんからオファーをもらって、天秤にかけてお客さんである東証全部上場大企業異世界転生した。

学校地元だったので生まれから外で暮らしたことがないという箱入り息子。

地方東京給与水準だと世界が違って見える

多分元増田はもともとの生活水準と賃金をもったため地方移住たかあんまり金がかからないように見えるんだろうけど、わいからする全然違う。

地元の40台平均年収は額面で400万円とどかない。男性フルタイム限定して、ようやく420万円をこえるくらい。

わいの前職はそれでも500万円弱まで届いていたのでもらえていたほうだが、残業まみれでこれだった。

で、異世界転生したら、年収が800万円を超えて、今年はランクアップもあって950万円ぐらいになりそう

これぐらいになると、統計上は地元だと上位1%に入る富裕層で、住んでいる町の副町長よりも年収が上である


こんな状態なので、元増田から違うところだけ書いておくと

仕事

チート能力様様である

通勤時間ゼロになって一日の実質拘束時間が13時間ぐらいで済むようになった。あ、昼休みを除けば12時間か?

出勤するときは5時起きの0時帰宅だけども。

東京について

何をするにも金がかかりすぎ、人多すぎ。ちょっと動くのにぐんぐんお金が飛んでいく。

スーパー価格水準が2割ぐらい高い。こっちじゃ120円で売ってるしめじが160円とかそんな感じで地味に高い。

何でもそろうといわれるが、都会に出るようになって明らかに都会のほうが不便じゃんと思うようになった。こっちはイオンに行けばホムセンからジンズからユニクロから映画までなんでもワンストップだけど、都会不便すぎる。特殊ものネットで手に入るし。価格も都会と同額か安い。

かにかい特殊専門店はないけど、そんなのは東京に遊びに行って寄ればいいだけであって、普段時間のロスを考えればこっちのほうがずっと効率的

都会の人は地方のことを知らなすぎるというのをつくづく感じる。

今後について

地方から都会でリモートしているという立場から、この状況をいつまで維持できるのかという不安は常にある。

それは事実で、そのための活動をいろいろやっていかなきゃなとは思っているのは多分立場は同じ。

わいはいざとなったら東京に安いアパートでも借りて自費でに拠点生活してもいいかとおもってる。 意識して生活水準を上げないようにしてるので金ならあるんや!状態にあるのでそれぐらい自費で払ってもよいと思ってる。

どうせわいが死んでも相続するやつなんぞおらんし。

Permalink |記事への反応(8) | 19:53

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2025-07-13

就労30時間×二馬力やってるけどかなりいい感じに回ってる

やあ (´・ω・`)

ようこそ、バーボンハウスへ。

このテキーラサービスから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このタイトルを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい

そう思って、この増田を作ったんだ。

じゃあ、政治への注文を聞こうか。

Permalink |記事への反応(0) | 23:16

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2025-06-23

anond:20250623110130

公約を掲げるとそれに反発する人は投票しない、

から公約を掲げない、

というトンデモ政党

二馬力もそうだけど選挙というシステム問題点を突いただけで他に何も無い

Permalink |記事への反応(0) | 11:04

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2025-06-13

年金底上げパート厚生年金大通っちゃったんだ!

もう進次郎の備蓄米がこれを隠すためにしか見えない。

  

こうしたら国民はたくさん働くとか思われてるのかな?鞭打って働く的な?

  

これからは働き控えか、ものすごく働くか、なんだろうけどこれから子育てな人がものすごく働くことなんてできないので控えた結果二人目は望めない人が出てくるだろうし、産む前に夫婦検討して常時二馬力じゃないと無理だったらそもそも産まなくなるんじゃないかな。

国の政策は全て少子化を促進してるんだね。

移民中国人日本を明け渡すのかな。そのとき原住民いたら邪魔だもんね。今から減らしたかないとね。クソだな。

Permalink |記事への反応(1) | 18:27

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2025-05-12

妻と離婚したい

バツイチ10個上と結婚したのは間違いだった

の子どもが欲しい

同僚が子どもの話するたび疎外感がある

高校生の連れ子の世話したくない

二馬力の同僚が羨ましい

専業主婦養うのやめたい

みんな外ランチなのに俺だけ弁当でみじめ

からどうやって軌道修正すればいいか誰か教えてくれ

高齢専業主婦養分にされて死にたくない

Permalink |記事への反応(1) | 09:05

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結婚することによる金銭デメリット

1位 子供(年間100万円~250万円程度)

圧倒的出費。優良企業による扶養手当でも覆せない絶望コストが待っている。

いるだけで食費がかかり、子供用の服や家具玩具必要になり、そして手間がかかる。

ベビーシッター幼稚園も当然金がかかり、共働きをしていても引き取りのために残業なんてできなくなる。扶養手当貰ってるはずなのになんか収入減ってるなあというマジックが発生するわけだ。

出費は増えて収入は減る。マジでヤバイ。金がないのに子供が産まれたら赤ちゃんポストに投げ込まない限り人生終了が今の日本だ。

玉無しや同性愛者でもない限りは結婚をした時点で子供を産まれリスクが発生することから目を逸らしてはいけない。

パートナーが「ゆうて子供欲しいやん」と言い出して止めきれなかった場合養子を拾ってくるリスクもあるので、「結婚した時点で子供が出来るリスクが発生する」と言い切って良い。

2位 こどおじ・こどおばが出来なくなる(年間100万円程度)

子供が産まれるとか産まれないとか関係なく結婚した時点でほぼ確実に家から出ていく必要がある。

現状においてこどおじ・こどおばをしている人は結婚することで確実に家賃光熱費・出費が増える。

実家に金を入れているのだとしても、入れていた金は一時的に親の財布に入っていくが、将来的には介護費用遺産として還元されるわけだから介護貯金のようなものである

親の介護必要なり本当に困ったとき、親が「まーちゃん増田)がずっと入れてくれてたお金があるけえ、安心しい」と言ってもらえるかどうかの差はデカイぞ~~~。

3位 転勤・寮生活が難しくなる可能性(状況次第だが、年収が大幅に減る可能性あり)

こどおじ・こどおばでない未結婚層の中に結構割合でいるのが寮生活者・全国転勤である

寮生活コスパがいいだけでなく「寮生活に耐えることが出来る人材」という条件があるおかげで本人の能力レベルに対して待遇が高くなることも多い。これは全国転勤も同様だ。

これらの人間が「結婚したので転勤や寮生活は無理になりました」と言った時、それを条件に今いる会社をクビになることは少なくとも、同業他社への転職において条件が下がるリスクは否めない。

パートナーの転勤に合わてジョブホッパーをしたり、パートナーのところの社宅に入ったりした場合、それはジワジワと自分人生を蝕んでいくことになる覚悟をしたほうが良い。

もちろん、相手にそれを強要する側になった場合、それに伴う責任のしかかってくることは覚悟しなければいけない。

他にも色々とあるのだが、この辺がとにかくこの3つが圧倒的にヤバい

というか、この3つのヤバさがマジで人生が終わるレベルだ。

「一緒に住めば家賃とかも効率的だよね」→え?子供が産まれデカイ家に引っ越したりしたら結局結構しますけど?つうか、子供部屋に比べたらシェアハウス状態でも普通に高いっすよ?

共働き二馬力だよね」→え?片方の転勤に合わせたせいで今いる地位を失って再起不能とかありますけど?まあ結婚するだけして夫婦別居でもいいですけど、それってもうあんまり意味ないですよね?

子供がいないと将来介護誰に頼むの?」→え?そもそも自分の子供を介護させるためのケア奴隷として産むんすか?それって労働力徴収する時期が違うだけで発展途上国が水汲みさせるために子供産んでるのと変わらないのでは?

いやーマジで完全論破ですよね。

メリットがあるよ→え?それってちゃんとよく考えて喋ってます? この流れでだいたい終わりなんですよね。

結局、結婚ってのは「それ相応のコストを払ってでもメリット享受したいかどうかが問われる選択」でしかなくて、「やれるなら絶対やった方がいいこと」ではないんですわな。

Permalink |記事への反応(0) | 01:03

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2025-05-01

妻側の転職により年収が妻>夫となった家庭。

まれた瞬間から男女平等インストールされた夫にとっては何の問題もないはずだった。夫は諸手を挙げて歓迎し、妻の新しい仕事が始まった。

あるときふと妻は思う。……(どうしてこの男と私は結婚したのだろう?私はこの男よりも年収が高く、すなわち能力が高いのに。)女の悲しき性、負の性欲だ。

はいしか夫に体を許すことが嫌になってきた。自分よりも「劣った」男の精を受け入れるのが心底嫌になったのだ。

心底、というのは文字通りの意味だ。心の底でだけ拒否している。妻の理性はそれを理解できなかった。妻の意識は、そもそもその可能性を検討しなかった。

劣った男の精をも受け入れる度量が自分にはあると思っていた。……というより、そのように自己性的欲望分析したこと自体が無かった。

妻の人生においてそのような行為必要性は皆無であった。今となっても、妻にとってはあのときの「冷め」が理解不能なままである

夫が求めても断られる日が続く。

夫の方は妻がどうして豹変したのかわからない。妻もわからないので当たり前だが。

もともと二馬力夫婦生活、それが更に世帯年収UPとなったのだ。通常、金銭的な余裕はほとんどそのまま精神の余裕に直結する。実際、転職して1年間ほどはそうであった。

それに妻は仕事自己実現もできているようだ。順風満帆、という言葉をそのまま体現したような夫婦になるはずだった。

夫は忙しい中尽くした。家事をし、マッサージを申し出(断られ)、アロマを炊き、少しいいディナーをサプライズで予約してみた。

……妻は冷ややかだった。根本的に「劣った」オスが、何をどうしようと妻の女には響かない。むしろその頑張りが、妻にとっての夫をよりいっそう惨めに見えさせた。

なにせ「年収が妻>夫」という根本問題が未解決である。それが解消されない限り妻の性欲は夫に向くはずがない。しかしその真実は十重二十重と積もった体裁ポリコレヴェールに覆い隠され、見えなかった。

まあ、仮にこの夫婦にこの真実を教えてやる奇特紳士が現れたとて、男女平等インストール済みの夫にとってはなおのこと理解できず、どころか夫婦そろって怒り出したかもしれない。

ポリコレ倫理観は、それが真実と相反するとき、あたかカルト宗教教義のようにふるまう。自己動物本能否定し、自己客観視することを許さない。夫婦にとってはいわば遅効性の毒であった。

セックスの機会はついに2年に1回未満に減少した。夫は妻を誘うことを辞め、妻は夫から誘われることを期待することを辞めた。

夫は不能になった。

夫は自分分身がもはや機能を失ったことを自覚こそすれ、落胆することは無かった。

男女平等は夫の精神去勢していた。去勢された彼氏は優しく魅力的に見えた。妻はその後夫になる男の、去勢された姿にこそ惚れたのである

夫は家庭にフルコミットすることにした。勇気決断だ。言葉を選ばずに言えばヤケクソだ。

よりによってプロジェクト炎上している中で定時退社を切り出す。帰る背中には物理的に冷ややかな視線が突き刺さるような気がした。

気がしただけだ。

……やってみればあっけないものだ。無能烙印を押されたところで、それがどうした。たか仮想烙印だ。焼き印を押される訳でもあるまい。夫は、締め切りの近すぎる仕事無視するようにした。

今期の査定はB-であった。最低である昇給ゼロだ。夫の居場所職場ではなくなった。

夫は家庭にフルコミットすることにした。

……妻が夫を叩くことが増えた。物理的な意味だ。もはや妻の中で、夫は人間ではない。睾丸を取られた犬である。犬は叩いて躾けなければならない。

「私の方が稼いでいるのよ。」いつからそうなったか、妻の口癖である

実際に妻は優秀であった。実は、激務の夫よりも多くの家事をこなしていた。なにせ夫よりも通勤時間が短く、無能烙印を押される前の夫よりも仕事時間が短いのである生来の容量のよさも相まって家事は8割がた妻であった。

「フルコミット」を決めた夫が奮起しても、せいぜい五分五分といったところであった。こうなると養っているという表現がふさわしい。

妻は疲弊していた。働きもせず家事もしない穀潰しを養っていることは妻を極端に疲弊させた。疲れた私に何もしてくれない。ゴミのような奴だ。姿を見るだけで腹が立つ。

妻には夫を叩く権利があった。最近仕事も忙しくなってきたし、叩かなければやっていけなかったのだ。

妻の行為は、本邦においてDVとみなされることはない。妻を失望させた夫が悪いのである。夫もそう思い甘んじて叩かれた。叩かれたことを反省し、家庭を切り盛りしていこうと考えた。

劇的な転機は唐突に訪れた。

はいものように夫の頭を叩いて叱っていた。

夫はペアローンを組んで入手した高気密高断熱一軒家の、Low-Eの窓ガラス自分から頭を打ち付けた。

夫は妻に手を出すことは無い。その発想さえないほどに夫は男女平等であるしか暴力的衝動だけは胸の奥深くで燻っていたのかもしれない。

文字通りの「やり場のない怒り」の奔流はついに堰を切り、しかし妻には向かわず、夫自身に向かったのである

化学強化されたガラス映画のように粉々に砕け散った。夫の頭は血まみれだ。

妻は泣いた。かように自分言動が夫を傷付けていたことをいまさらながら自覚したのである。夫も泣いた。痛かったし、叩かれたことも痛かった。

夫婦は抱き合って泣いた。救急車を呼ぶ発想に至るまで10分以上かかった。

夫は入院し、そして退院した。

会社に復帰の連絡はできなかった。しようと思って携帯を手に持つと、力が入らず滑り落とした。震えて焦点が定まらない。困ったものだ。

会社への連絡は妻にしてもらった。退職手続きも妻がやるしかなかった。

夫の精神はもはや修復不可能であった。

妻は自分が夫を叩いたことが直接的原因だと思った。夫を「手の届かないところ」に遠ざけなくてはならなかった。夫の為にだ。

幸い妻は最近忙しくなっていた。家に帰らないことにした。

職場男性Aは妻の指から結婚指輪がなくなったことに気付いていた。職場男性Aは妻のことが好きであった。妻もAが好きであった。二人はいしか恋に落ちる。

最終的に夫婦離婚。妻は有能であった。Aと恋仲になると同時に弁護士をつけた。

夫には財産分与を争う気力は無かった。妻の不貞はもはや公でさえあったにも関わらず、夫が得た慰謝料財産分与ゼロであった。厳密には、夫にはペアローンと高気密高断熱の一軒家が残された。

夫は仕事も辞めたし精神がぶっ壊れて終了。廃人になって実家に帰りますバイバ~イ

Permalink |記事への反応(0) | 03:40

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2025-04-01

発達障害女の出産子育てレポ①(妊娠編)

出産子育て発達障害、それぞれ単独属性レポは色々見てきたけど、発達障害者の出産子育てレポはあまり見た事が無かったので書いてみる。

発達障害持ちで出産子育てしたいけど不安、といっている増田を見かけた事もあったので、一例として。

増田について

精神障害者手帳3級持ち(ADHD,ASD併発)

・30代

でき婚

正社員クローズド就労。同じ位の年収の人と二馬力暮らしています

妊娠について

ピルを貰いに産婦人科に行ったら妊娠が判明。

手帳持ちで未婚、近くに親族もいなかったため、役所保健士さんにも病院のお医者さんにも警戒されているのを感じたが、

心配してくれる人が多いのは助かるので、色んな助言に素直に従う事を心掛けた。暫く心掛けていたら、みんな優しくなって、色々助けてもらえて有難かった。

一方で、厳しさと悪意をごっちゃにしてそうな様子の人からの助言・指導に対しては、表面上「うんうん」と言って聞き流す事も心掛けた。

素直さと聞き流しを両立するトレーニングは、出産育児に限らず、仕事でも役に立って、いい経験になった。

・当時の反応

計画妊娠でも、友人とか職場の人、精神科かかりつけ医産婦人科家族義理のご両親と親族の方々、沢山の人が助けてくれたり、応援してくれて有難かった。

職場妊娠を報告したところ、現場仕事を他の人にやってもらうことになり、妊娠中はデスクワークに移れて、定時帰宅するように言われ、職場理解に本当に救われた。

とても有難かったので、職場組合意見を求められた時に、「産休介護休暇等、休職する職員の分の仕事を肩代わりする職員に肩代わり手当て等を出す事を検討してほしい」

という案を増田から出した。肩代わりする職員よりも、産休を貰う側の職員提案した方が理解が得られやすいと思ったから。

妊娠中にやってよかったこ

資格取得

 私の職種資格取得を促されがちな職種だったので、残業が無くなった妊娠間中資格勉強出来て良かった。

水泳

 妊娠が分かって5ヶ月目くらいまでやってた。妊娠前は21時まで残業デフォだったので、水泳教室に通える時間に帰れるようになって助かった。

 ヨッピー育児本に「体力をつけろ!」ってアドバイスあったけど、妊娠中のスポーツとして水泳おすすめ

社食定食を3食たべる

 勤め先の社食は安くて栄養満点だったんだけど、男性職員用のボリュームだったから、妊娠前は2食しか食べてなかった。

 妊娠後、甘い物とか外食我慢して社食3食食べる形で体重管理してたら、栄養管理の面を含めて病院に褒められた。

料理練習育児本を読むこと

 妊娠7ヶ月頃までは社食を食べていたけど、退職して、それ以降は交際者と結婚、同居を始め、料理練習をするようにした。

 出産後に料理練習をするのは大変なので、この間に献立を考える練習をして良かった。

 夫婦で食べるご飯と、一人で食べるご飯、小さい子供が居る時のご飯、それぞれ方法や最適解が異なる。

 小さい子供に手軽に栄養取らせるご飯の作り方については、ヨッピー育児ハック本が役にたった。

 総合的なおすすめ本、ダントツNHK出版の「最新科学ハッピー子育て」という本。夫婦で読めて本当に良かった。

 NHKスペシャルママたちが非常事態! ?』(2016年1・3月放送)を本にしたものなんだけど、

 猿や人間の長い歴史においては集団での育児が基本となっていて、ワンオペ育児がどれだけ異常な事かとか、

 女性からホルモンのおかげで育児に向いているという事はなく、男性育児を行うとオキシトシンが分泌されるから

 男女差が育児の向き不向きに繋がる訳ではない事とかが短いページの中でまとまってて、初めての妊娠不安がかなり軽減された。

 お母さんお父さんどちらにも寄り添っている本で、スタンスも良かった。

 配偶者に本を読んでもらうのがハードル高い場合DVD版の「NHKスペシャルママたちが非常事態! ?」を一緒に見る、というのも手だと思う。

 この本を読むと、母親だけとか、夫婦だけで乗り切ろうとせず、地域親族みんなを上手く巻き込んで頼る事を頑張ろう!と思えるし、

 夫と協力して頑張ろう、と思えて、出産あるあるとしてよく言われる夫にイライラ、は全くなく済んだ。

 夫婦お互いが相手のやり方に口出しせず家事育児出来てるのは、夫のおかげが一番だけど、この本のおかげも大きいと思う。

転職活動

 配偶者と同居するには転居・転職せざるを得ない状況だったので、出産後のタスクを減らすために、妊娠中に転職活動を行った。

 お腹が大きい状態転職活動すると、「人間関係等が嫌になって転職活動しているのではなく、家庭の事情転職活動している」事が

 説得力を持って伝わるみたいで、受けた所は全て内定を貰えた。

交通ルール再確認運転練習

 妊娠子育ても、車の運転が出来ると本当に便利。

 増田は以前から運転していたけど、交通ルール再確認出産前に改めて行った。

 増田運転役を買って出る事で、実際にママ友親子や友達家族を乗せる場面が増えて、一人っ子のわが子にも色んな繋がりが増えてよかった。

 電車とか公共交通機関の子供が発端のトラブル、よく炎上してて、社会理解が求められる、というのは確かにそうなんだけど、

 車で移動すればそもそも災難やトラブルに巻き込まれる場面がぐっと減るし、子供ものびのび過ごしやすいので、おすすめしたい。自転車に比べて天候にも左右されないし。

 あと、寝ずに泣き続けがちな子も、車に乗せると輸送反応の影響か、寝てくれる事が多くて、夜泣き対応時は車にお世話になってた。

義実家積極性に関わること

 妊娠が分かってから、私の方で主導して母を連れて義両親に挨拶を行った(母ありがとう!)。

 義理のご両親・ご家族がとても素敵で優しい方々だったので、義理親族の勧めのおかげで里帰り出産が出来た。

 増田地元無痛分娩を追加費用無料で24h体制で行っている病院があって、スタッフの方が皆優しくご飯も美味しくて、出産後の回復が早く済んだ。里帰り出来て良かった。

 義理のご両親・親族に里帰り出産を勧めて貰えたおかげで、「子供の顔を見せるために、出来るだけ早く帰って夫と義両親に会いに行こう!」という気持ち自然となって、お互いに良かった。

 最近核家族化が進んでいるけど、子供が色んな人と接点を持つためにも義理のご両親・親族との交流大事にしたり、手を借りる事ってかなり有用だと思う。

 上手く手を借りれたら、こっそり「皆の手を借りれる自分、偉い!」と思うようにしてる。

 ネットでよくある 「発達障害持ちは育児家事仕事能力が無いから産む資格なし!」みたいな声を鵜吞みにせず、

 自分の欠けてる能力を他に頼って補完する事が出来れば問題ないし、

 寧ろ、誰でも完璧ではないのだから、足りていない所を色んな手を借りて解決する事は、普遍的有用スキルだと思う。

 一方で、パートナー親族は選べないのは事実なので、自分は運が良かっただけ、とも思っている。

 義理のご両親や親戚と上手くいっていない人の話は、その人に共感して聞くようにしている。

実家より夫を優先する事を夫と実家に伝わるように過ごすこと

 義実家配偶者のうち、義実家の方ばかり大切にされて辛い、という人を男女問わず沢山見て来たので、

 私の方から進んで「基本的に夫君を優先するね」と夫と両親両方に伝えて、その態度を続けた。

 でき婚、正直親御さんは相手の人を不安に思いがち。

 親御さんの気持ちはごもっともなので、実家でも義実家でも「夫を一番大事にしています」という態度を一貫するように心掛けた。

 すると、夫も私を優先しています、という態度を示してくれるようになり、私が発達障害由来のフラッシュバックメンヘラになって夫に迷惑がかかったときも、

 夫はどちらの両親にも「増田さんはとても頑張っています。上手くやっていきたいので見守ってください」と言ってくれて助かった。

 トラブルがあった時も、両親が「増田が、夫君を大事にして遠い所でよく頑張っていて、お父さんお母さんはとっても嬉しい。いつも応援してるからね」

 と言ってくれて、私は発達障害を持ってしまうとしても、もし、もう一度産まれてくるなら、両親の元に生まれたいと思った。



妊娠中大変だったこ

・薬とカフェイン摂取が出来なくなった

増田コンサータのおかげで仕事中寝ずに働けるんだけど、(薬が無いと前日9h寝てても会議中寝てしまう)

コンサータインチュニブもカフェインも取れなくなって仕事に支障が出た。

気分調整には漢方を処方してもらって、眠気問題は、つわり理由にして、時々休憩室で10分寝たりしてた。

眠気問題解決出来なかったけど、自分に出来るアウトプットを出す事は諦めないようにしていた。

みんなが放置してた炎上案件を自ら立候補して完遂したりとか。

家に帰っても、期限が迫った仕事の事は次の日にすぐ取り掛かれるように段取りだけ考えたりとか。

出産後も授乳するなら薬が飲めないから、発達障害持ちの妊娠出産で一番苦労するのはこの点だと思う。

WHOも言ってるんだけど、免疫効果とか、様々なリスク軽減において母乳育児って子供にとって大きな効果がある。

から職場復帰するまでの7か月は母乳育児してたけど、復帰後は薬飲むためにミルクに変えた。

寧ろこれ以外の悩みは些細だった。

勿論、出産直後の授乳とか、出産後のダメージ便秘になったりとか大変な事はあったんだけど、

「お父さんお母さん~人に聞いた!子育てで一番大変だった時期は?」みたいなネット調査記事で、殆どの回答が「出産後1か月」だったのを読んで、

「今が一番大変なんだから、これ乗り切ったらどんどん楽になる!」と思えたのが大分救われた。

寧ろ、自分普段から自身の機嫌のコントロールに苦労しているからこそ、わが子が泣いていても「頑張っていて励まされる・・・」と思ってわが子を尊敬してた。

実際、1か月過ぎたら、夫と合流して母と離れても、自然家事とか買い物とか出来るようになってて、かなり楽になった。

子供個体差も大きいだろうから、一概に「子育ては良い!」とか思わないけど、私個人としては、学生時代よりずっと楽しい生活だった。

発達障害の診断もない時代に、クラスでただただ浮いていて、受験勉強が大変だった中高時代の方がしんどかった。



その他:育児家事に役に立ったグッズ・サービス

本やブログによく載っている定番ではないものを中心に。

子供大人どちらの衣類も洗える衣類洗剤(例:ヤシノミ洗たく洗剤 無香料・無着色のやつ)

 →赤ちゃん大人の衣類を分けて洗うのは面倒だったので、最初赤ちゃん用衣料洗剤で全部の衣料を一緒くたに洗ってたんだけど、

 赤ちゃん用洗剤って一回の洗剤使用量がすごく多くて、2週間に一回洗剤を買わないといけなって費用が嵩んでた。

 ので、子供用も大人用も一緒に洗えるヤシノミ洗剤に変えたら、濃縮洗剤で買い替え頻度がぐっと減って経済的になった。

②非接触型体温計(例:シースター社 ベビースマイルPit)

 →うねうね動く赤ちゃんのわきに体温計を挟むのは大変なので、精度の高い赤ちゃん用の非接触型体温計があれば瞬時に体温が測れる。

  保育園に預けるなら毎日登園前に体温を測る必要があるので、使用頻度が高く、贈り物にもおすすめ

  出産を控えた友人に贈った所、出産後、毎日使っていて重宝していると言ってもらえた。

  万が一、出産トラブル等があって、お子さんが・・・、という事があっても、体温計なら大人も使えるので、贈りやすい。

  コロナ流行時に買っているご家庭もあると思うので、家に非接触型体温計があるかどうか確認の上、贈るようにしている。



長くなってしまった。出産後について、②に続く

Permalink |記事への反応(11) | 17:15

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2025-02-23

棄民 ~善き制度こそ、持続可能医療の礎~

僕は今、講演会ホールエントランスで入場の順番待ちをしている。

セラミックの刃は金属探知機にも検知されないだろう。ギプスに偽装している得物は誰にも見つからない。

飯山さん、ご無沙汰です。うちの市でも先生講演会を開いていただいてありがとうございます。楽しみにしておりました。」

飯山さんからは左腕の骨折についての調子を聞かれ、小気味よく事故の失敗談をでっちあげて笑い話のように話した。

警備員もこのやり取りで怪しむことなく、荷物もギプスも入念に調べることなく入場を許してくれた。

独り身の中年はそれだけで怪しまれる。

僕が幼いころ、元総理や現役総理暗殺襲撃事件が続いたため、この手のイベントは入念な警備がされるようになった。


から、近しい地方議員のつてを頼って『先生』に近づくために、この市に越して熱心な支持者を数年間演じてきた。

飯山県議選挙地元小選挙区議員選挙にもボランティアで協力した。

先生』は隠居をしているが依然党内での発言力は高い。そういったチルドレンたちが国政、県政問わず多くいるのだ。



ついにこの時が来た。積年の恨みを果たすときが来た。

恨み。『先生個人に恨みがあるわけではない。

先生』はよく話を聞いてくれて、実際に困りごとの解決真摯に考えてくれる。

善人だと思った。

ただ、当時の改革音頭を取ったのが誰なのかを考えれば行きつく先は『先生なのだ



『善き制度こそ、持続可能医療の礎』講演会入口に張ってあるポスターを見て、持続のための犠牲になった妻のことを思い出していた。

青天の霹靂だった。妻の体を進行性の病魔が蝕んでいた。

当時、お互い若く将来起こる病気など気にも留めていなかった。もっと早くリスクを考えておくべきだったが、病が発覚してから入れる保険などないのだ。

何年も前に結婚をして僕と妻は二馬力で働いていた。

まだ子供は生まれていなかったが、子育て住宅資金をためて、マンションの購入もした。人生設計を考え始めたばかりの、そんな折の悪い知らせだったのだ。



医療制度国民皆保険を死守するため、高額医療制度から手を付けた。

高額な医療費がかかった場合に、上限を超えた分の医療費が戻され負担が軽減される制度だ。

増税と同じく、一度手が入ればだんだん負担を大きくすることに政府抵抗が無くなる。

今後の治療プランを聞かされたが、到底負担額は払えるものではなかった。

二馬力で働いていた家計一馬力になり、一馬力分の負担さらにかかるのだ。



「そんなに悲しい顔をしないで、ちゃんと元気になるから

心配かけまいと笑顔を作っていたが、妻の前では見透かされてしまう。

「今回は赤ちゃん諦めなくちゃだめだったけど、私まだあきらめてないからね。ちゃんと勝って3人、いや4人で、もっとでもいいけど住もうね」

僕は、「そうだね」としか言えなかった。



妻も、負担額が多大になることは知っている。あえてそのことを考えないようにしているようにみえた。

もちろん民間医療保険も入っていた。入院費の幾ばくかは給付金でまかなえている。



だが、医療制度改革公的民間も質が悪くなった。

医療費の支出が減るということは、病院収入が減るということだ。

健康保険で賄えない人が諦めることが増えたので収入が減ったからかもしれないが、診療報酬改定され、医療費が上がった。自己負担率も上がっているので以前よりも負担が大きくなった。

これも皆保険を持続させるためなのだ

そして、この状況をカバーするために民間保険も様々なプランを出してきた。

だが、以前の健康保険のように民間保険給付金を出せるわけでもなく、細かい条件で給付を渋ることが常態化されるようになった。

妻が入っていた民間保険ではこの病魔のカバーはしてくれなかった。



普通商品なら金額が上がれば買わない選択肢はできるが、生活必需品ならそうはいかない。需要が見込まれれば殿様商売ができる。

そして命は誰もが何よりも変えがたい。貧乏人は殺して、金持ちからお金を取る、究極の殿様商売ができるのだ。

僕らはどんなにクソでもクソにしがみ付かなければ生きられないのだ。


「ところでさ、親父から聞いたんだけどさ、今後も安心して治療を受けるためにさ、形だけなんだけど」

ズルや不正を嫌う妻に正面切って言うのは辛い。『形だけ離婚をしてくれないか

そう言いたいが言えない。

離婚をして収入が無くなったていで生活保護を受ける。医療費を無料にする。庶民が最終的にやる手段だ。

「…いわないで、貴方の妻でいさせて…」

察した妻が先に言ってくれた。

「いや、形だけだよ。生活保護に頼ってさ」

「違うの……私は貴方がいないと一人なんだよ。分かるのもう長くないって……だから貴方奥さんのまま死にたいの」

『生きるためには…』そう否定言葉を言いたかったが言えなかった。

婚姻届を出したとき、その帰り道ささやかながらおいしい料理を食べた日のことを思い出した。その日の思い出を解消するかのような届け出は出せない。



ほどなく、自宅療養になり、つかの間の平穏な日々を二人で過ごし、そして僕は独りになった。

妻は持続のために生贄にされたのだ。



「ごめんね。もう少し長生きすれば長生きできたのにね。」妻は独り言のように僕に謝った。

「なんだよそれ。」

僕はナンセンス文章ジョークのように軽く笑って聞き流した。

だが、心の底では笑えなかった。


そう文字通り、『長生きすれば、より長生きできる権利が得られる』のだ。

後期高齢者まで長生きできれば、負担金も少なくもっと長生きできる権利が得られたのだ。


こんな世の中にしたのは『先生』一人ではない。だが生贄だって復讐をすることを教えてやる。

何が善い医療制度だ。

善いという言葉が頭で木霊する。



妻が旅立つ数日前だ。

「私ね。生まれてよかった。貴方と会えたこともそうだけど、世界が綺麗だってわかったから」

「綺麗なのか?」

多くを諦めさせられてきた妻からそのような言葉が出るとは思わなった。

「そう。キラキラしている。健康な時は気づかなかったけど、引いてみるとみんな善いことをしようとしてるってことがわかったの。善意であふれているのよ。だからね。絶望しないでね。世界は善いところなのよ。貴方には幸せになってほしいの。」



遺言意味理解はできなかった。

旅だった日からずっと恨みだけが残った。



妻が愛した世界を僕は恨んでいる。

先生』を殺したら、その愛と決別することになるのではという想いが急に胸にいっぱいになった。

だが、落とし前は付けなければならない。

でなければ生きさせて上げられなかった僕の心が救われない。



ギプスから刃物を出し、それを自分首に当てた。

悲鳴警備員の緊張感ある声、飯山さんのなだめるような混乱しているような声がする。

次第にそれらの喧騒は遠くなり、首に当たるセラミックの冷たい感触と、

妻の「貴方には幸せになってほしいの」という声だけが聞こえるようになった。


僕は「もう手遅れだよ」と呟くしかなかった。

Permalink |記事への反応(0) | 01:10

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2025-02-18

anond:20250217202848

借金癖は治らないしお金貸して返済させるのって一番やっちゃいけないやつでは?

あと、この人と結婚したい

じゃなくて

もう年だから結婚したい

なら、こんな高リスクな人とよく考えられるね?と

ずっと使い道よくわからないお金の返済に追われる生活になるし、多分相手住宅ローン無理だろうし、そもそも結婚式挙げるとして規模・開催地によってはあなた借金背負うかも?

結婚生活全て+αを自分が背負うぜ!の心意気があればイケるかもね

二馬力になった分借金も額が増えてって、っていうホラーになるから本当におすすめしないし同棲も早いうちに解消して相手の親に全部話してお金返してもらう一択

年齢で焦って選択するには不良物件過ぎる

Permalink |記事への反応(0) | 20:44

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2025-02-10

anond:20250210223204

うちの親は二馬力30万円くらい年金貰ってるやで

未だに俺に小遣いくれようとするやで

Permalink |記事への反応(1) | 22:37

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2025-02-09

anond:20250208210826

二馬力選挙ダメじゃん

Permalink |記事への反応(0) | 00:21

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2025-02-06

13歳の息子へのメッセージ

本稿は、13歳になった君にこれから人生を生きる上での考え方の土台や心の支えとなる思考的枠組みを網羅的に記したものである

観念的でメタな内容が多く具体的なことについてはあまり書いていないが、それは君の人生選択肢を狭めないためである

具体的なことについてはその時々に応じて人に教わったり、自分で文献に当たったりしながら方策模索して欲しい。

もちろんお父さんも協力は惜しまない。

目標の話

人生を過ごすとは「何か」を成し遂げることである。まずは「目標」を持つこと。目標があれば「何をすべきか」=「手段道筋」は自然と定まる。

歴史上、偉人と呼ばれる人々は皆、高い理想と大きな目標を抱き、それを目指して全力で努力をした。目標は、その時点で可能な限り高く大きく設定すること。最初は、例えば「貧困をなくす」「世界平和を実現する」「地球温暖化を防ぐ」「子どもたちを笑顔にする」などの抽象的なもの漠然としたもの、夢のような目標で良い。後から変わっても構わない。というより、人生において目標はどんどん上書きされるものからである

ポイントは、まず「自分想像する理想未来目標ビジョン」を思い描き、そこからそのための「手段ミッション」を考えることである。(これを上から下への思考法という)

ビジョン」は感覚的、直感的、創造的なものなので右脳で捉えるものと言える。一方で「ミッション」は、抽象的でぼんやりとしたビジョンを具現化するための方法を、左脳を使って計算分析論理的思考精緻に組み立てていくものである

多くの人は与えられた「手段から始めてしまう。とりあえず言われたから「勉強」する。とにかく「お金」が必要から働く。なんとなく環境に悪そうだからビニール袋」を使うのをやめてみる。などである勉強も、お金も、ビニール袋をやめることもすべて「手段」であり、それ自体が「目標」ではない。

電気自動車があれば地球環境が良くなるかも?」ではなく、「地球温暖化を止める、そのためには何をすべきか?」という問い(イシューから入る習慣を身につけること。これはすべての課題解決のための基本的姿勢である

そのためには、視野を広く大きく持たなければならない。物質(モノ)、出来事(コト)、人間(ヒト)などはすべて、「多面的」、「俯瞰的(ふかんてき)」、「時間的」にとらえるクセを付けること。その裏側や側面はどうなっているのか、他のモノやヒトとの関係は? 昔はどうだったのか、10年後にはどうなっているだろうか? 世の中の多くの物事は複雑で、いろんなものと影響し合っており、時間とともに変化する。一義的一面的一時的見方で正しい評価はできないと常に肝に銘じること。

受験就職、大きな買い物、仕事恋愛結婚など人生重要決断をする時は、一歩引いて、客観的に、様々な立場や状況からモノ・コト・ヒトをとらえ、十分に考えること。

その際、ひとつ注意すべきなのは人間物理感覚時間的感覚記憶はとにかくあいまいでいい加減なものだということである。『10cm』は自分が思ったより短かく、『10分間』は長い。その逆もある。人の『過去記憶』は都合よく修正される。正しい判断のためには科学的、客観的な「根拠」に立脚することが求められる。日記をつける、ちょっとしたメモを残す、時間度量衡(どりょうこう)は道具を使って正確に測る、何かを分析する際は統計データに当たるなど、簡単なクセをつけるだけで結果は大きく変わる。

先に述べたように、目標は変化してもいい。というよりも変化すべきである。13歳の時にしか見えない、感じられないことがある一方、20歳になれば見えてくることも、40歳、60歳でしかできないこともたくさんある。重要なのはいつも目標を設定し前進し続ける、上を目指すという「姿勢である

人生は長い。5〜6歳で天才的な才能を発揮する子どもも、20代、30代で活躍するスポーツ選手も、70歳で功績が認められる科学者もいる。良いことだけではない。人生のどこでどんな不幸やトラブルに見舞われるかは予測できない。人生には浮き沈み、山も谷もある。どんな天才にも挫折はある。災害戦争など自分では回避制御できないことも起きる。

『良いことばかりは続かない』という覚悟必要だ。しかし『悪いことばかり起こるわけでもない』。現状を悲観してばかりではダメだし、現状が順調であってもそれに安穏(あんのん)としていてはならない。常にトラブルに備えつつ、そして決して希望は捨てないこと。

おそらく、君の人生はお父さんやお母さんが生きてきたそれより厳しい時代を生きることになる。しかし、目標を一段高いところに置けば、現状に迷い悩んだ時にもぶれることはない。未来を信じて、希望を持って進むことができる。

人間関係の話

成功」への最大の近道は「人間関係(人脈)」だと断言できる。「実力」でも「運」でも「お金」でもなく「人脈」である。いい学校に行く、いい会社に勤めるのもすべていい人に出会うためであると言って良い。

成功の最大の秘訣は「人脈=人の縁」であり、人と人が出会って起きる化学反応「奇跡」を起こす。

重要なのは奇跡自分で起こすことはできないが、奇跡が起きる「確率」を上げることはできるということである。単純な話、「機会」が増えれば「確率」は上がる。サイコロで六の目を出すのに一回振るのと六回振るのとではどちらの可能性が高いかは考えるまでもない。

人との良いつながりを広げるための小さな可能性を積み上げることがチャンスを引き寄せる。良い人には出向いてでも会いに行くこと。無駄かもしれないと思うような「小さな機会」を大切にすること。

『人は環境によって作られる』これは絶対的な真理である。高尚で、得るものが多く、社会的に正しい環境や居場所に自らを置くよう意識して行動しなさい。善良な人間と付き合えば善良になるし、朱に交われば赤くなる学校には「校風」、会社には「社風」がある。

自身意図しないこと、コントロールできないことで大きく運命が変わることもある。それを完璧に防ぐことは難しいが、「確率を下げることはできる」。

気をつけなければならないのは、「人としての善悪」は頭の良さや肩書金持ちかどうかとは関係がないという点である会社社長にも教師にも医者にも政治家にも科学者にも宗教家にも、悪人変人はいる。それを見抜く眼力は、多くの人間を実際に見ることで養われる。つまり「機会」が重要だ。おそらく君が想像する以上に人間は「多様」である。良い方にも悪い方にも突き抜けたとんでもない人間存在するという現実認識しておいた方が良い。

出会人間を自ら選ぶことは難しいが、付き合う「距離感」は自分コントロールできる。付き合う人や、身を置く場所環境自分で決められる。できるだけ「良い環境」で時間を過ごし、おかし場所コミュニティには近づかないこと。

たった一滴の赤いインクが落ちてピンク色に染まった水を元に戻すことはできない。大切なのは自分のコップにインクを落とさないように気をつけることだ。

エントロピー増大の法則熱力学の第二法則)」というものがある。エントロピーとは「無秩序さの度合い」を示す尺度である。放っておくとエントロピーはどんどん増大し元に戻らなくなる。これは物理空間森羅万象すべてに当てはまる普遍法則とされる。水に拡散したインク自然に水とインクに分離されることは絶対にない。トランプシャッフルするのは容易だが、偶然きれいカードが揃うなどということはまず起こり得ない。机の上や部屋はどんどん散らかるが、自動的に整理されることはない。社会的な混乱の広がりもエントロピーの増大であるエントロピーの増大を制御し「秩序」を保つためには人の意志と行動と力が必要である

人と人との関係も同様で、意識して制御する必要がある。良い人と出会うことが良い環境への扉を開く鍵であり、良い環境に身を置くことがより良い人に出会う条件である。この好循環を自ら意識して作り出すこと。

井の中の蛙は池を知らず、池の小ブナ大海を知らない。大海原や大空に出て様々な出会いを経験することは君を大きく成長させる。

もう一度言う。『人は環境によって作られる』

お金仕事の話

お金がある事は必ずしも人を幸せにしないが、お金がない事は確実に人を不幸にする。そういう意味お金重要である

その日その日の生活がやっとという状態では先のことが考えられなくなり目標を見失なう。そうするとどんどん人生選択肢が狭まっていく悪循環に陥る。

金はどん欲に稼ぐ必要がある。ただし「正しい心」は忘れずに。

お金を稼ぐときには、ギャンブル宝くじのような一攫千金は「まず起こり得ない」と肝に銘じること。0%ではないがあまりにも期待値確率が低く、選択肢に含めて物事を考えるには無理がある。確率論に基づいて冷静に考えれば理解できることである。一攫千金を前提に物事計画を立ててはいけない。

怪しげな儲け話も同様である。誰かからうまい話」を持ちかけられた時は、それは「あなたのことを思って」の話ではなく、相手が「自分のために考えた」話だと受け止めること。うまい話の裏には必ず別の悪い話、ヤバい話、落とし穴がある。

かに成功し、大金を手にした」という人は世の中に多数存在する。だがそれはほとんどの場合「塵(チリ)が積もって山になった『結果』」である。着実に金を稼ぐには「塵のような稼ぎをどん欲にかき集める」ことが必要だ。1円、10円のような「塵のような稼ぎ」を生み出すことはそれほど難しくはない。ただしそれを「どん欲にかき集める」ためには知恵と努力必要になる。

100万円の商品を1個売る』より、『100円の商品を1万個売る』方がビジネスとしては堅実である100万円の商品が1個売れなかったらそこで終わりだが、100円の商品が9,999個しか売れなくてもあまり影響はない。『100円の商品を1万個売る』より『100万円を一発で当てる』ことの方が何倍も難しいが、多くの人はそれを逆に考えてしまう。『一発当てる』ためには運が必要で不確実性が極めて高い。しかし「塵をかき集める」ことは自分努力でなんとかなるということを理解すること。

近い将来、君は世の中に無数にある仕事事業の中から何かを選んで生活の糧を得ることになる。何をすべきか迷ったら「人から感謝」を対価として得る仕事を選ぶと良い。

野菜が欲しいと思っている人に野菜を作ってあげることは素晴らしいことである。困っている人を助けてあげれば感謝されるだろう。スポーツ芸術で人々に感動を与えることも意義のある仕事だ。それが「世の中の役に立つということ」である。『いい世の中』はそうやってできている。

しかし、投資ギャンブルで稼いでも誰から感謝されることはない。つまりそれらは「仕事」にはならない。ギャンブルは論外としても、投資は今の時代には資産形成のために必要(そういう仕組みが前提の社会になってしまっている)なので否定はしないが、少なくとも「生業(なりわい)」にすべき仕事ではないことは知っておいて欲しい。

お金を「貯める」ことも同様に大切である

人間欲求には際限がない。1万円あれば1万円使うし、1億円あれば1億円使いたくなるのが人間である。これは抑えることが難しいし、無理に抑えこむと精神的にも疲弊QOL(Quality ofLife生活の質)が低下する。

この課題に対する古来より解決策はただひとつ収入から天引き」することである給料であれ何らかの収益であれ、収入があったらその10~25%くらいをすぐに使えないような形で貯蓄に回しておく。

天引き」が蓄財のための最も効果的な方法であることは、ユダヤ人イスラムメソポタミア文明華僑日本本多静六という人物明治造園家であり東大教授)も提唱している「お金を貯めるための基本中の基本」である。(逆説的だが、租税公課組織必要費用の類はだいたい給料から天引きされる。その理由をよく考えるべきである

人間は9000円しかなければ9000円しか使わないし、1万円あれば1万円使ってしまう。その理由消費社会の仕組みがそうなっているからだ。時計には1000円から1000万円以上するものである自動車も同じ。毎日飲むお茶毎日使う紙にもいくつもの価格が設定されているように、世の中のありとあらゆるものには価格の上中下(日本では松竹梅)が存在する。お金があるからといってその分高いものを買っていると際限がなくなる。この欲求お金がある限り続く。それが人間本質なので努力気合いで抑制するのは難しいし、何より楽しくない。だから欲求」を抑え込むのではなく、「お金」の方を制限しなければならない。

そのために最も有効方法が「天引きである人間は9000円しかなければその内でやりくりをするのである。それで困ることはほとんどない。資本主義とはよくできたもので、モノ・コトの価格には上には上があるように下には下もあるからである

天引き」のための具体的な方法は色々ある。最も簡単方法は「定期預金」や「財形貯蓄」を銀行に申し込んでおくことである。今の時代なら「(安定した)投資信託」も選択肢に入るだろう。初任給をもらうと同時に始めることを勧める。

次に、天引きした後のお金で「やりくり」をするための基本的な「生活の知恵」を記しておく。

高額のものを買う時は、その価格に「本質的な価値」があるかどうかを見極めること。

高級車も普通車も、飛行機エコノミークラスビジネスクラスも、「移動する」ための時間は変わらない。どんな時計も「時刻を知る」という性能はほとんど同じである。どんなカバンでも「物を運ぶ」という役割は変わらない。もちろん機能以外に別の価値デザインなど)を認めることは人間文化的な営みを行うために必要なことだが、消費社会においては高価な価格価値の大部分は「欲望」=「欲しいと思う気持ち」を揺さぶるために人為的に生み出されたものだ。

その価格差は、機能や性能によって生じているものなのか? 人間心理的欲望を巧みに刺激するために付けられたものなのか。物を買うときは「本来機能目的」を基準にして価値判断するとぶれない。

基本的日常生活品を買うときは「今ある物を使い切ってから買う」こと。流通が高度に発展した現代日本においては(災害などの例外的事象別にして)無くなってから買っても不自由することはない。

経営学における重要概念として、「在庫」と「廃棄」には「維持」と「損失」という大きなコストがかかっているという考え方がある。物は「置いておくだけ」でお金がかかっているという感覚を徹底して身につけることが重要である

特売だからとか念のためにとかい理由安易に「在庫」を増やしてはいけない。「無くなってから買う」が原則である。1日程度のブランク(空白)が生じたとしても、ほとんどの場合なんとかなる。文房具も、食料品も、日用品も、服も、本も、ゲームも、前のものを使い切り、無くなってからのものを買う。これで無駄遣いは随分と減るはずだ。(繰り返すが非常時への備えは別である

それからこれは私の経験則だが、衝動的に「欲しい!」と思ったけど買うかどうか迷ったものは、1週間〜一か月程度我慢してみる。ほとんどのものは熱が冷めたように関心がなくなる。ただし「売る側」もしたたかで、「期間限定」や「数量限定」といった手法こちらに考える隙を与えない。冷静な判断のためには、やはり「それをいつ、どこで、どのくらい使うか」という「在庫管理」を常に正確に行うことが肝要だ。

あらゆる在庫管理するためには「整理整頓」が重要である身の回りのもの整理整頓に努め、いつでも数量や状態を把握できるようにしておくこと。

整理整頓には各分野に体系化された「技法」がある(代表的ものとして図書館の本の分類法である日本十進分類法(NDC)や日本工業規格(JIS)、ISO公文書管理規則生物の分類と同定法、見える化など)。早いうちに機会を作り、習得しておくことを勧める。

ちなみに、このような「一生使える知識技能」は習得が早ければ早いほど人生において得られる利益が大きくなる。大人になってから「こんな便利なもの方法知識があるとは知らなかった」と後悔することは多い。

金銭出納帳を付けることも重要である。帳簿をつけない企業組織など存在しないことを考えれば、出納管理必須Permalink |記事への反応(0) | 21:00

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2025-01-27

anond:20241115224723

よーし便乗して我が家の話もするぞー。

アラフォー年収700万フルタイム フルリモート

アラフォー年収450万フルタイム フルリモート

子1人(保育園児)

都内在住。双方ともに祖父母は遠方かつ高齢なので手伝ってもらえない。

ざっくりした1日の動き

8時

俺妻: 起床。

俺:朝ごはんの用意(トースト OR自家製バゲット

妻: 着替えの用意、洗濯ドラム洗濯乾燥機

9時

俺: 登園、晩御飯材料買い出し。

妻:仕事開始

10

俺:仕事開始

12

俺妻:適当に外でランチ

17

妻:業務終了し子のお迎え。

18時

俺: 朝仕入れ食材晩御飯作り(半分趣味

妻: 子の勉強ひらがなカタカナ、足し算引き算、文章問題

19時

全員: 夜ごはん

子はほぼお米と肉(特に刺身しか食べない。野菜食べてくれない。

19時半~21時

俺子: お風呂。平日はこの時間帯にYouTube解禁。

妻:食器洗い(食洗器)

妻子: 子の髪の毛乾かす。

21時

子: 就寝

俺: 寝かしつけ

妻: お風呂

21時半~24

俺妻:自由時間

仕事リアル

俺:子供が生まれから1年間は在宅をさせて貰っていた。からの、コロナでフルリモートへ。裁量労働を生かして深夜以外の時間にちまちま業務をこなしている。

妻:子供が生まれて2年間育休。からコロナでフルリモートへ。定時出勤定時退社を基本としつつフルフレックスで柔軟に。

これがリモートワークで無かったら尋常でなく大変だったろうな、と思っているので言及元の増田尊敬している。

休日リアル

普通にしていると自分時間なんてほとんどないので、週替わりとかで子供を一人で連れて行ったり、一人で外出したりする時間を作っている。

出不精な我が家は家にいるとゲームをやりがちなので、土日のどちらかで体操教室のようなものに通わせている。運動音痴な両親なので運動絡みの教育はアウトソースするのだ。

周囲の人間リアル

ママ友パパ友がなぜかできてしまっているのだが、話を聞くと家庭によって特色があって、パパ側が本当に全く何もしない家庭もあれば、パパ側がほとんどを負担している家庭もある。

ただ、まだまだ女性側の負担が多いように感じる。

一方で、金に物を言わせてシッターに大部分を任せている家庭もあって割と衝撃を受けたことも。

おかねのちからってすげー。

共働きの家庭へ

共働きの家庭はお金解決できることに対して積極的お金使っていくと良い。折角二馬力なのだから

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