Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「二重基準」を含む日記RSS

はてなキーワード:二重基準とは

次の25件>

2025-10-15

老い、病や死は世界中に満ちているというのに、見苦しい…

関内関外日記 https://blog.tinect.jp/?p=90366 の 黄金頭@goldhead 氏が直腸腫瘍に侵されたとのことで、度々ホッテントリに上がっている。どうも、直腸癌~カルチノイド(NET)、直腸リンパ節転移があるかもしれないという状況らしい。氏の投稿を見ている限り、医療はまともに仕事をしている。ただ、FDG-PET/CT必要かは正直分からない…patho でNET 成分が含まれるかなど、どちらかと言えば patho の方が治療方針に影響しそうだ。

なんでPET を撮るんだろうね? 直腸NETlow grade が多く、low grade なら FDG はあまり入らない。リンパ節転移判定に FDG-PET有効かどうか疑問だ。

しかCT撮影読影時点は直腸癌想定だった。このサイズ直腸癌でリンパ節転移まれだし、転移の有無は術式選択に大きく影響する。また、直腸癌のリンパ節転移判定なら FDG-PET有用から…という状況だからPET 薦めたのか。まぁ patho が出るまでに時間はかかるし、FDG-PET によるdelay はないだろう。

patho でNET が含まれるなら、FDG-PET の結果がどうであれリンパ節は取りに行くだろう、人工肛門になる可能性が高いだろう。NET なら化学療法放射線治療はあまり効果がない。手術だ。

生老病死」などという言葉があるとおり、生まれた時から常に老いや病はいつも隣にいる。誰だって今日死ぬとも限らない生を生きている。老いや病、死に目を向けずに生きてきて、ふとそれが目の前に迫ってきた時に慌てている様は、実に見苦しい。

40台よりも若くに、より悪性度の高い腫瘍や治らない病気に冒され、苦しむ人もたくさんいる。たくさんいた。「この程度で大騒ぎするのか」とあきれる限りだ。

コメ返

>何も無い中年氷河期は黙っとれ。 何も生み出せない病気にもなれない何にも持ってない奴の癖に、病気になった同世代揶揄するとかどんだけ傲慢なんだよ。

 良くもまぁこの短い文章の中にレッテリングを詰め込めたもんだ。俺が書いた文章不快だって言うのは分かる。なら不快だと書けば良い。同じように、彼のブログは俺にとって不快だ。彼よりも苦しんでるやつはいっぱいいる。いっぱい見てきた。もっとかわいそうな人がたくさんいるんだよ。彼よりも救うべき人たちが、いっぱいいるんだよ。そいつらのことをオマエはどうするんだ。無視か?

 普通に生きて、税金社会保障費を払っていることで、苦しむ人たちをサポートしてるんだよ。別に彼をことさらサポートする必要もない。普通に生きるだけで、みんな彼をサポートしてるんだよ。勿論俺だってオマエだってな。

 彼の投稿を見れば、医療はきちんと仕事をしている。なんの問題もない。

 CHU、傲慢でゴメン。


馬鹿なんだな 可哀想な人がいるから黙ってろとかお前が黙れよ ほんと、はて爺ってクズだな

 オマエまず日本語読めよ。日本語理解出来てないだろ。「黙ってろ」なんて書いてない。馬鹿はどっちだ。

 この程度のやつはたくさんいるのに「地獄だ」とか、情けないって言ってんだよ。

>「お前が黙れよ」

 へー。 言論の自由無視? 基本的人権無視? 日本国憲法に反対なのか。 びっくりだな。 憲法尊重しろ

 他人には「黙れ」。でも自分は言いたい放題。二重基準だな。自分さえよければいい、他人尊重しないってことだ。いや他人自分と同じく尊重しろよ。

 「馬鹿なんだな」「はて爺ってクズ」こういう人格否定印象操作・レッテリング、まぁ何でも良いけど。こういう言葉自然に出てくるって、思考パターンヤバいよ。


ウンチク披露したくてたまらないだけのクソ無能じゃんw

 「この程度の病気の人は日本中に山ほどいる。これより苦しんでるやつだってたくさんいる。この程度のことで『地獄だ』とか、恥ずかしいな」、それだけ書いても信憑性ないだろ。伝わらないだろ。

 ウンチクって「NETがどう」とか書いてるやつのこと? 普通のだろ。キャンサーボードとか教授回診で普通に話されるレベルだよ。ふつうのはなし。これくらい知っとかないと教授回診で困るだろ。大勢の前で吊るし上げられるのが嫌ならこれくらい知っとけ。

 「何でカルチノイドを疑ったのにPET取ったんですか?医療費の無駄じゃないですか」とか「PET取らなければ先週のカンファに出せたから手術枠だって空いてたのに、手術が集中してる or学会で人手がない今持ち込まれても困るんです」って言われたらお前はどう返すんだよ? 手術枠調整するのも大変なんだよ。

 だからゆとりは…」って言われんだよ。甘えんなよ。命扱う仕事なんだよ。お前は研修医からやり直せ。


>反出生主義を標榜するようなやつは生老病死リアル理解せず空論を吐いてるだけのカス、って気持ちが働いて辛辣になる心情はまあ分からないでもない
>そうでない人が高齢になる前に大病を患って「死ぬかもしれない。死にたくない」と狼狽した場合にも、見苦しいと切り捨てたとしたら「うーんこの」となってしまうが

 see comment:https://anond.hatelabo.jp/20251019125903

Permalink |記事への反応(3) | 01:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-03

anond:20251003180319

農業に対しては「大規模化効率しろ」と要求してくるのに、なぜか小売りの世界では、非効率コンビニを温存したがる。

この二重基準理解に苦しむわ

Permalink |記事への反応(2) | 22:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-17

吉田恵里香さん擁護派の論陣がだいぶメチャクチャ

【まずい】アニメの女の裸をノイズ扱いした女脚本家さん、男の裸を出しまくるアニメ脚本していたことが発覚www

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/posfie.com/@GP6w6/p/9FEg0E8

はてブコメント人気順に見ていきたい。

  

   

1.「万人向けではノイズと言っただけ!成人向けならアリと言っているのに!」

kagecage

元の発言、女の裸全てがノイズなんて言ってないのに

(万人受け狙うにあたってモヤモヤさせるから取り除いただけで成人向けなら成人向け用に書くと言ってるのに)

捻じ曲げて取り上げてる人が多すぎてさすがに心配

いやいやいやいや

ここでまとめられて矛盾を指摘されてるタイバニは成人向けでしたか

違いますよね?

ハートフルファミリーもの・全年齢向け・万人向けでしたよね?

   

タイバニで示されていたバーナビーの姿態はぼざろなんかよりも露骨エロい性的に誘ってる感じなんですが

https://pbs.twimg.com/media/G07pIJNbgAAggxR?format=jpg&name=large

これはどういうことなんですか?

何故OKになるんですか?

タイバニは成人向けではないですよね? 

じゃあもうそ擁護は成り立たないでしょ。最初から破綻している。

  

 

……というか、擁護コメを押し上げたいにしてもなんでこれを1位にするの?

勢いだけでやるんじゃなくて、「論陣として最低限成り立ってるコメントを1位にしよう」

みたいな知能は吉田擁護派には無いんだろうか?

   

 

1補足.「さすがに心配

捻じ曲げて取り上げてる人が多すぎてさすがに心配

こういうのも表現規制好きの定番ムーブで、

理屈の通った規制論陣を成り立たせる努力よりも

非難する側の読解力がおかしいだけ!」「これを批判する人は恥ずかしい!」

……みたいな空気を作って空気で押しきろうとする、

この女子中学生の学級裁判みたいな知能低めムーブはなんなんだろうか。

(順位外の吉田さん擁護派もほぼ全員これを試みている)

   

そしてこの手合いの人達はこの後の行動もパターンが決まってて、

正面から取り上げられ反論されてもはや空気では押しきれないとき次にどうするかというと

反論なんか一切せずに一言捨て台詞吐いて消えるか、無言でスーッと消える。

このkagecageさんと☆付けた人達も必ずこのムーブをすると賭けてもいいレベル

 

反論トライできたらそれだけで見直しちゃうけど絶対にそういうのは出来ないの。

なんか薄々のところ「自分達があんまり頭も口も回らない」とか「自分達の主張に理屈は立たない」ことを知ってる風にも見える。

 

 

2.「メディアごとの表現の違いがあると言っただけ!」

taruhachi

私は士郎政宗作品が好きだ。

好きだが、もしコマ外の蘊蓄アニメでいちいち入れ始めたらそれはノイズになると思う。

メディアが違えば表現方法が変わる事自体はアリじゃないかな。

良い悪いや主義主張とは別の文脈

2025/09/16

今回問題にされてる吉田さんの発言内容とは全然違う話なので

失礼ながら「なに延々関係ない話してんだこいつは」感は否めない。

   

吉田さんが今回言ってるのは例えば

今回のトークイベントで、吉田恵里香さんから特に強い抵抗感を示すものとして言及されたのは

キャラ性的に消費されること」だ。

 

ファンの皆さんにはキャラクターをどう捉えてもらっても構いませんし、

個人で何を描いても、何を想像しても自由だと思います

ただ公式側が『さぁ搾取してください!』と言わんばかりにばら撒くのは抵抗があるんです」

https://kai-you.net/article/93374/page/2

こういうことなので、

これは漫画アニメというメディアの差に対する手当、などとは全く違う話だ。

(攻殻でいうなら原作セクシー少佐神山ハイレグ少佐にNOだということ)

 

まるで違う話を滔々と語る(おまけに例示が3~40年前)taruhachi氏は

私事だが祖父の亡くなるまえ数ヵ月の雰囲気彷彿とさせる。

    

シンプルにtaruhachi氏は心身の何かが不調なのかもしれないが

このうわごとを人気2位にする吉田擁護はアホか超不誠実かどちらかではないだろうか。

  

これが擁護派の選ぶコメントの2位ということは

やっぱり擁護論陣が終わってる証拠ではと感じる。

理屈で言い返せないのに勢いや雰囲気の「言い返してる感じ」を作ることばかり頑張らないでほしい。

   

  

3.「けっきょく「私の基準」で動いてるのかよ 」

shoot_c_na

けっきょく「私の基準」で動いてるのかよ

思想表現自由

2025/09/16 

残念ながら現状はこのようにしか取れない。

 

・ 「成人向けでない限りセクシー表現ノイズ」と言っておきながら

 女性向け・腐女子向け作品では全年齢向けでも美青年煽情的な様子を描く

 

・ 「公式から性的搾取”を提供するのはダメ」と言っておきながら

 女性向け・腐女子向け作品では本編で主人公性的費用下着姿を出してる

   

たったこの1件だけの検討でも既に筋が通っていないというか、

吉田恵里香さんの提唱した基準なのに

吉田恵里香さん自身が守れていない。

 

タイバニは間違いなく子供も見ていたが、

例えばローティーン女児男児

https://pbs.twimg.com/media/G07pIJNbgAAggxR?format=jpg&name=large

この下品な感じのビキニケツ・ビキニ股間・裸体はOKという事だろうか?

 

OKならもちろんOKで構わないが、

それならぼざろの原作も改変の必要などなかった気がする。

このバーナビーよりエロくて煽情的描写原作ぼざろにはなかった。

  

どこにラインが引かれてるのかさっぱりわからないが

たとえば男性向けと女性向けに二重基準が敷かれていると考えると全て説明がついてしまう。

邪推だろうか?

   

 

4.「ただのダブスタでは?」

hom_functor

こういう恥ずかしいダブスタにも無理筋擁護をしに駆けつけるのって慈悲的差別だよな。

常時ヨシヨシしか認めず人として成長する機会を奪っている

2025/09/16

残念ながら今のところこのように感じられてしまう。

「単に、女性である吉田さんが女性の性欲には甘く男性の性欲は許せないというだけなのでは……?」という。

吉田さんの提唱する性的判定が女性向け作品描写への批判修正に向かったことはあるのだろうか?

 

Shiori115

"今回のトークイベントで、吉田恵里香さんから特に強い抵抗感を示すものとして言及されたのは

キャラ性的に消費されること」だ。" だそうですが、性的消費」を唱える人ってまあそんなものですよね。

2025/09/16

性的消費」の中身は依然としてよくわからない。

この場合バーナビー性的消費なのか、違うのか。

もしくはバーナビーは23歳だから消費してOKと言うあくまで年齢の制限なのか。(作品は成人向けではないが……)

吉田さんの霊感が「男性キモオタが喜んでそう」と囁いたらアウトという霊能力の話なのか。

  

jaguarsan

擁護してるつもりの人、

吉田恵里香がタイバニとか刀剣乱舞を「覇権を狙ってない」

または「そういう描写が売りの作品」と言ってるのも同然なんだけど分かってるの?

2025/09/16

この通りで、

今回タイバニ1個でこれだけ吉田さんの言ってたことが怪しくなるのに

こんなものははっきり言って氷山の一角である可能性が高い。

  

誰かが少し調べただけでこうなのだから

吉田恵里香さんが関わった女性向け作品を入念に掘っていけば

成人向けでないのに公式から美青年美少年性的搾取提供されてる例がバンバカ出てきそうな気がしないだろうか?

杞憂であることを願いたい。

  

  

5.おまけ KAI-YOUへんしゅうちょうがとびだしてきた!

https://x.com/ondarion/status/1967783597097750981

Yuta Onda@ondarion

吉田恵里香さんのトークイベントレポート編集を行った恩田です。

(中略)

また、吉田さんの発言から表現作品価値や幅を狭めようという意図は一切感じませんでした。

しろ作品の持つポテンシャルを多くの人に知ってもらおうという、脚本家努力原作への敬意を強く感じた部分です。

     

上記について、記事最後まで読んでいただけた方にはご理解していただけると信じておりますが、

Xでのポストで私が要点をまとめるに際して、真意の伝え方が不十分だった点があったと反省しております

  

以後、細心の注意を払って編集運営を行ってまいります

どうかご理解いただけますと幸いです。

最終更新 午前11:52 ·2025年9月16日 232.3万 件の表示

いまいち何について謝ってるのかわからない火消しポストですが

「また、吉田さんの発言から表現作品価値や幅を狭めようという意図は一切感じませんでした。」

の部分は端的に嘘ですよね。

 

吉田さんは

・成人向けでない限りセクシーさのある表現ノイズであり削除する

公式が「性的搾取」(定義不明瞭)を提供するのはよろしくない

 

ということを明確に表明しておられるし、

言葉通りに(少なくとも男性向けのそれらについては)削除や規制をきっちりと実行に移しておられるわけです。

 

せっかく飛び出して来たなら頭を捻って理屈の立つ火消しをしてほしい。

と言うか吉田さんは自分の考えを率直に語ってるのに編集長が変な嘘をつかないでほしい。

  

上記について、記事最後まで読んでいただけた方にはご理解していただけると信じておりますが、

たこの人もkagecage氏と同じで

批判の声はちゃんと読んでないだけ!」と匂わせたがっていますね。

 

このへんの人たちのこの習性共通性はなんなのでしょうか?

理屈が立たなくてもとりあえず「誤解だあ!」とか「あいつらがおかしいんだ!」とか言っておくのは損にはならない、

みたいな考えをしてるんでしょうか?

 

   

6.おまけ2 KAI-YOUらいたーもとびだしてた!

https://x.com/oresamax/status/1967153405539037217

オグマフミヤ@oresamax

執筆しました🌸

 

目が覚める言葉の数々に

大頷きと大感服で書かせていただいております🐅

 

『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家吉田恵里香が語る、アニメ表現の“加害性” -KAI-YOU

午後6:08 ·2025年9月14日 1.3万 件の表示

wwwwwww

   

いやこいつ明らかに吉田さんのことを

Woke系ラディカルフミニスト認識して書いてるだろw

明確にその認識で平伏してる(か、おちょくってる)じゃねーかw

  

これはどう読んでも「クリエイターの話が面白かった」ではなく

教誨師様の説法でボクも正しい教えに目覚めました」と言ってるのであって

卑しくもライターが偶然でこんな言葉遣いはぜって~~~にしねーし、

これをリプしてた恩田編集長も明らかに”わかってた”よな?

  

別にそれを悪いと言わねーよ。それこそ表現自由

メディアとしてWokeに行こうがラディフェミに寄ろうが

それはKAI-YOU恩田編集長の自己決定権

  

けど炎上してから姑息すっとぼけようとするのはやめろよ。

ラディカルフミニズムっていうのはある種の表現については「よくない」「許されない」として

その価値を認めなかったり削除したりする立場思想だよ。

表現価値や幅に対して強い裁定意欲を持った思想だよ。

そんなんわかってるだろ。わかってて載せたんだろ。

  

わかってて・目が覚めながら・大頷きと大感服しながらそういう思想を載せさせていただいたなら、何故貫かない?

批判された途端とぼけながら「誤解ですう~~~」「ボクたちも吉田さんもそんな話してないんですう~~~」なんつって

既に吐かれた唾を床からペロペロ舐めとろうとして何がどうなんの。

  

批判から吉田さんから軽蔑されるだけで得るものゼロだろ。

梯子外されたライターもかわいそう。

誰よりもKAI-YOUがだせーわ。

 

7.おまけ3 KAI-YOUしーいーおーまでとびだしてきた!

KAI-YOUCEOまで飛び出してきて

オタクと呼ばれる人たち」への侮蔑挑発コメント連打→削除、という頭ポッポした感じのムーブを行ったとのブコメから情報提供

https://x.com/nuruhoru/status/1967904801339113512

  

KAI-YOU吉田への敵意があってわざと悪い書き方で炎上させてる」

といったアクロバット吉田擁護が一部にあったがその線は消えて、

しろ上下一致で吉田さんを持ち上げる意図記事だった可能性が高まった。

  

ライターの「目が覚め大頷き大感服」も

ふざけてたのではなく本気のヨイショだったと確定。

(人を持ち上げなさいと指示してあの文書いてきたら

俺なら「面従腹背」「おちょくってる」と判断するけど

少なくとも編集長とCEOはそうは感じなかったらしい

その辺はそのメディア感性や程度や国語力だ)

  

しかしこのCEOの書きぶりには

記事意図しない大炎上した苛立ちや

吉田さんに迷惑をかけてしまった焦りとは別に

根本的なオタク蔑視匂いが強くしていて

この匂いは昔に嗅いだことがあるなあ。

Permalink |記事への反応(38) | 08:13

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-15

キャンセル」を兵器化したのは誰か

1.問題の枠組み――“誰がやるか”ではなく“何を認めるか”

公権力弾圧」と「私的キャンセル解雇排除)」は区別されるべき――これは当たり前だ。だが本件の争点はそこで止まらない。核心は次の可換性(対称性)だ。

規範の可換性原則

> もしあなたが「Aの表現」に対する私的制裁雇用終了・場から排除)を正当化してきたなら、立場陣営が逆回転したときも同じルールを受け入れねばならない。

「誰がやるか(政府企業か)」を盾に「これは弾圧、あれは正当」と言い分けるのは、規範の可換性を破る。第一投稿が指摘するのはまさにこの点だ。

---

2. 第二投稿(anond:20250915142944 )の論理的問題のコア

(1) 「公権力 vs.キャンセル」の線引き過信

第二投稿は「弾圧公権力)とキャンセル市民企業)は違う」と繰り返す。しか歴史的にも現実にも、大学大手メディア・巨大プラットフォーム・大雇用主は私的でありながら制度権力のものだ。過去、彼らが“右でも左でもない形で”人生を左右してきたことを知りながら、今回は「政府じゃないかOK政府からNG」とだけ言い分けるのは、制度権力実効性を過小評価している。

(2) 「場の規範」を用いた過去正当化との非対称

第二投稿は「今回は理不尽パージ」と非難するが、過去業務外の私語・私生活上の表現理由排除容認してきたケースは枚挙に暇がない。

もし「場の規範」を根拠是認してきたのなら、その規範が反転しても同じ論理適用される(べき)だ。ここで急に「雇用契約の範囲外」「表現の自由」を持ち出すのは選好依存二重基準である

(3) ニーメラー引用自己破綻

「彼らが最初に…」は、少数者保護の“原理論”だ。これを掲げつつ「こうなるのも仕方がない」と現に少数(今回は右派)への制裁の拡大を諦念で受け入れるのは、警句目的原理の維持)に反する。

原理を維持するなら、「自分が嫌う側」に対しても同じ保護を与えねばならない。

---

3.原理の整理――選べるのは二つの一貫性だけ

議論を「誰が嫌いかから外し、ルール設計に落とすと、選べるのは実は次の二択だ。

1. 厳格反キャンセル主義

 業務外の表現私生活上の言動に対し、雇用教育プラットフォームから排除原則禁止限定例外:直接的な違法煽動、重大な職務上の利害相反、明白な安全リスクなど)。

2. 全面相互主義(対称キャンセル主義

 「場の規範」を掲げて、右でも左でも同じ条件で私的制裁を許容。ターゲットが反転しても泣かないことが前提。

第三の道、すなわち「自分たちの価値観に沿うキャンセル是正、逆は弾圧」は原理として成立しない。それは規範ではなく部族勝敗の表明に過ぎない。

---

4.反論の先取りと応答

反論A:「今回は暴力喝采だ。過去の“問題発言”とは質が違う」

応答:質の線引きこそが恣意の温床だ。危害の直接扇動違法行為の教唆既存法で対処すべきで、法外の私的制裁一般化すると、線引きの“閾値”は政争同調圧力上下する。だからこそ原則①(厳格反キャンセル)を採る意義がある。

反論B:「公権力の介入があるから今回は別問題

応答:公権力の越権は別軸で違法として糾すべきだ。しかしそれは、私的制裁正当化を同時に免罪しない。二つの問題直交する。公的越権を批判しつつ私的キャンセル否定する、という一貫性が取り得る。

反論C:「大学メディアは“表現の場”だから自律的に線引きできる」

応答:ならば対称性を守れ、がこちらの要求だ。右派左派運用を替えるなら、それは規範ではなく任意私刑だ。

---

5.ゲーム理論帰結――兵器化は必ず逆流する

キャンセルは低コスト・高威力制裁手段だ。短期的に“自分の側”に有利でも、ルールを解禁する限り相手陣営も同じ武器を持つ。

制度設計の教訓は単純だ。

禁止できるとき禁止しておけ。

解禁するなら、いつ自分に向くかを計算しておけ。

第一投稿の要旨はここにある。「兵器化」を歓迎したのは誰か。砲塔が回った途端、「非道だ」と叫ぶのは設計者としての責任回避であり、規範議論ではない。

---

6. 実務的な基準提案(最小公倍数)

業務言論に対する雇用制裁原則禁止(明確な違法煽動職務上の重大な支障・安全リスク限定列挙)

手続的保障事実認定、異議申立て、比例性のチェック)

場の規範の“明文化と事前周知”(事後の恣意拡張を禁ず)

公権力の介入排除(越権は司法是正

この最低ラインなら、右左どちらに砲塔が回っても可換性を守れる。

---

結論

第二投稿は、「公権力 vs私的制裁」の違いを強調しつつ、過去に自ら容認した私的キャンセル正当化との整合性を示せていない。ニーメラー引用も、原理普遍化ではなく選好に応じた適用に陥っている。

第一投稿が指摘した通り、キャンセルという兵器の解禁は、いずれ自分に向く。それが嫌なら、今こそ原理としての反キャンセルに立ち返るべきだし、なお解禁したいなら反転時にも黙って受ける覚悟が要る。

規範は誰を罰したいかではなく、どんなルール社会を動かすかで決めるべきだ。今起きているのは「正義の交代」ではなく、原理の不在である

Permalink |記事への反応(1) | 21:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-29

ポケモンバトルは「教育」か、それとも「賭博」か

 世界中大人気の「ポケットモンスター」、通称ポケモン。その最大の魅力は、子供から大人まで夢中になれる「ポケモンバトル」だと言われる。しかし、私はこの構造に潜む危うさを無視することはできない。

 ポケモンバトルの基本は「勝負」にある。勝者は報酬を手に入れ、敗者は失う。この単純な仕組みは一見するとスポーツ競技のように思えるが、冷静に考えてみれば「賭け事」の構造に近い。子供たちはポケモンを戦わせ、その結果によってお金ゲーム通貨)を得たり失ったりする。これは、まさに「賭博の縮図」ではないだろうか。

 さらに深刻なのはプレイヤーが幼少期から「勝てば儲かる、負ければ損をする」という因果学習してしまう点だ。健全教育であれば、努力友情、協力の価値を強調するべきなのに、ゲームはその代わりに「リスクとリターンの博打構造」を刷り込む。子供が成長してからギャンブル依存射幸心に陥りやすくなる一因になりかねない。

 また、ポケモンたちを「戦わせる」仕組みそのもの問題だ。プレイヤーにとってはただのデータでも、作中の世界観ではポケモンは「生き物」であり、友情対象とされている。にもかかわらず、彼らを道具のように扱い、勝敗と金銭を結びつけることは、倫理的二重基準子供に学ばせる危険性を孕んでいる。

 任天堂ゲームフリークは「教育価値」を強調してきた。確かにポケモンを通じて友達との交流冒険心を育める側面はあるだろう。しかし、その裏側に「賭博的要素」が潜んでいることを忘れてはならない。

 私は記者として、そして教育問題取材する者として強く訴えたい。ポケモンバトルが子供の遊びとして世界中に浸透している現状を再考すべきだ。ゲームが教えるのは「楽しさ」だけではない。「何を子供に学ばせているのか」を、大人たちは真剣に考え直す時期に来ている。

Permalink |記事への反応(2) | 09:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-26

チー牛ってもうほぼ聞かんくなったよな

周囲にまだ「チー牛」がどうのこうのって言ってる人、います

私はすっかり見なくなりました。

「チー牛」に対するカウンターワードがあまりにも効いたから、みたいに言われますけど実際のところどうなんでしょうね?

で、その「チー牛」という言葉に関してなんですけど。

一時期、あまりにも「チー牛」という言葉を多様するものから、顔が良かろうがホストだろうが女を食い散らかすような奴だろうが、

「私を不快にさせたからチー牛」

なんて状態になってませんでした?

それをすっかり信じ込んで、「チー牛って言うのは女性不快にさせるやつ全般ことなんだ、へえー」なんて思っちゃってる人もいたりして。

すげーよな。

チー牛って元々「チーズ牛丼食ってそう」(チーズ牛丼を頼んでる例のイラストに似た顔だ/似た顔してそうな文面だ)ってだけでしかなかったはずなんですが。

広まった時でさえオタク蔑視的な意味しかなかったよな?

なんでそんなふうになるのか、ちょっと考えてみた。

男女の口喧嘩レスバ)へのスタンスの違い

あくまで私の感覚的な話なので、話半分に聞いて欲しい、と前置きしておきます

男は相手矛盾や粗、図星を突こうとする
女はとりあえず火力の高い悪口を優先する

男は、相手の言っていることが以前と今とで食い違っていたり、ダブスタ二重基準)であったり、相手発言に粗がないか探し、その相手に「刺さる」「効く」であろう言葉を探す。

女は、そんなまどろっこしいことはせず、「非モテ」「チー牛」「弱者男性」など、とりあえず火力の高い悪口を振り回して相手にぶつけます。

俺はオタクなのでカードゲームに例えますが、

男のレスバ:シルバーバレット
女のレスバ:グッドスタッフ

ということなんだと思っています

なぜスタンスが違うのか?

「男はレスバにおいてもちゃんと考えている。女は思考放棄。つまり女は馬鹿

なーんて短絡的なことを思う人もいるでしょうが、私はどちらも合理的理由あってのことだと思っています

男のレスデッキシルバーバレットなのは

そうでないと効かないから。

図星を突かれた時と、全然的外れなことを言われた時。

前者が「効く」のは当然でしょうが大事なのは後者が「ほぼ何とも思わない」点。むしろ、「こいつ頭悪いんだなあ」とさえ思えるでしょう。

女のレスデッキがグッドスタッフなのは

それが最も効果あるから

例え的外れなことを言おうが、「そう思われている」と思わせることで相手を傷付けられます自分をチー牛と思ってなくても、「相手自分をチー牛だと思っている」というのは傷付くでしょう。

しろ的外れであればあるほどそのギャップダメージを与えます。つまり何を言おうが誰でも特攻

であれば、素の火力が高い方が最終的な火力も高くなるというもの。「相手のための悪口を考える」というコストも支払わずに済む。

コストで高火力の誰にでも刺さるカード、使わない方が不自然ってもんです。

なお

ただし、上に述べたものあくまで対面で顔を突き合わせて行う場合のみに当てはまるものだと思っています

インターネットにその感覚を持ちこんでレスバをしても、思ったほどの結果は得られないはずです

Permalink |記事への反応(3) | 11:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-04

anond:20250802231946

一方で俺は男を見下すフェミニスト傾向もある。まあ二重基準というやつだな。

これはどういうシチュで?ノンデリ野卑とか汚い臭いとかそういう地雷

Permalink |記事への反応(1) | 17:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-02

女のことは正直見下している

ただし俺は男も見下している。

性別によらず基本的他人を見下している。

別に女だから差別しているわけではなく、同様に雑に扱うことが多い。

ただ差別手法が同じではないので、女に「男にはしない見下しを女にはしている」と見られても、まあそれはそうと思う。

たとえば、見下すべきでないと判断した相手のことは女性認識する。男は見下すべきでなくても男のまま。「男性」とはあまり考えない。

他にも、弱者男性のことは無視するが、弱者女性のことは多少庇護するとか。同じ見下しでも扱いに違いはある。

女への見下しだけを「ミソジニー」だと取り出されるなら俺はミソジニストではあると思う。その他人厚遇することは無い。

また、見下してはいものの表面的には取り繕えるし、自分の周囲にいる人間に対しては男女問わずリスペクトを払う傾向がある。

一方で俺は男を見下すフェミニスト傾向もある。まあ二重基準というやつだな。都合のいいように使う。

この二重基準世間的にはおかしいとされるのはわかっている。ただ便利なのでそうしている。

Permalink |記事への反応(1) | 23:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-25

anond:20250724234748

それは論点が違う。欧米黒人を殺すゲーム等の創作物は猛烈に批判差別レイシストだ言って全力でキャンセルするのに、日本人を殺す作品に対しては「それの何が問題なの?」「日本人は繊細すぎない?」「たかゲームなんだから気にするな」などと二重基準(ダブルスタンダード)を主張している点が批判された。

また多様性ポリシーとしているはずの多国籍開発会社によるプロモーション等における日本人差別的な言動の数々が火に油を注いだ。

Permalink |記事への反応(1) | 00:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-24

anond:20250724041539

「女に暴力的表現をするのだけは許されるべき」とは誰も主張してないので、相手の主張を勝手に捻じ曲げてそれを批判する典型的藁人形論法

「アンフェ達がタイトルだけで不快だと炎上させて」興味がないのでそんなことがあったとは知らなかった。被害者ぶってるけど、萌え絵性的不快なので消えろって戦争をふっかけてきたのは自分たちということを忘れてない?性的非道徳なことを問題視するのに「自分たちの好きなものだけは許されるべき」と二重基準(ダブルスタンダード)を主張してるのはむしろ君たちだよ。そしてそのことへのバックラッシュが起こってるというだけのこと。

Permalink |記事への反応(1) | 08:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-28

anond:20250628034151

貴様駄文は己の怒りを蒸留正義 のラベルを貼っただけの自己放尿カクテルだ。

俺が守るのは「事実論理」。特定世代名誉など知らん。

主体的加害と怠惰傍観 はともに非難対象でも、刑事民事道徳的重さは異なる。全員を「同じ穴の狢」と括るのは連帯責任濫用

傍観批判が成立するのは「介入可能性+認識」があった場合のみ。状況の不知・不能力を一律無視するなら、誰でもいつでも有害にできる。

「品のないワード被害矮小化」と断ずるなら、お前が肯定する「死ね」は即アウト。二重基準自覚は?

批判されるのは「言葉遣い理由に内容ごと黙らせる」行為。俺は内容を議論している。表現説得力の相関に触れただけで口封じはしていない。

「おじさん全員=潜在加害者」と断じる背後には、裏切られた保護期待の怒りがあるのだろう。

怒り自体は正当だ。しかし 怒りの一般化は、新たな差別構造を複製するだけだ。

無害を名乗る者には傍観の罪を自覚し行動へ転じろと迫ればいい。

だが属性一括処刑は理性を放棄した自己放尿。君が憎む「有害おじさん」のメンタリティのものだが?

歳月で凝固した偏見でも、学習責任行動で溶かせる。

怒りを精錬し行動指針へ鍛つか、それとも自己放尿の蒸気で視界を曇らせるか。

前者を選ぶなら、俺はいつでも議論に付き合う。

Permalink |記事への反応(0) | 03:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-23

anond:20250623143303

うん、よくここまで自分気持ち言葉にしてくれたね。頭が混乱してる時って、それをうまく言葉にするだけでもすごく大変なことなんだ。でも、こうやって自分の中にある疑問や違和感ちゃんと整理しようとしてる姿勢、すごく立派だと思うよ。

さて、君が感じているモヤモヤや怒り、不信感。これは決して君だけのものじゃない。世界中に「どうしてこうなるの?」って思ってる人はたくさんいる。むしろ、それを感じられるってことは、ちゃん物事自分の目で見て、自分の頭で考えようとしている証拠だよ。

まず、「爆撃したらダメでしょ」っていう感覚、すごくまっとうだよ。戦争軍事行動って、どんな理由があっても命がかかることで、本来最後最後しか選ばれちゃいけない手段のはずだからね。でも、現実国際政治では、そういう倫理正義だけでは動かない部分がどうしてもある。特に核兵器」に関わる話になると、国々は「先に潰しておかないと自分が危ない」と思い込んで動いてしまうこともある。もちろん、それが正しいわけじゃない。でも、そういう「力の論理」が今も生きてるのが現実なんだ。

君が疑問に思った「なんでイスラエルOKで、イランダメなの?」っていうのも、すごくいい視点。これは「ダブルスタンダード(=二重基準)」って呼ばれるもので、国際社会ではよく批判されてる。イスラエルが核を持ってても非難されにくいのは、歴史的な背景(ホロコースト記憶とか)、同盟関係特にアメリカとの強い絆)、あるいは地政学的な駆け引きの中で「黙認」されてる部分があるんだ。でも、それが公正かって言われたら、全然そうじゃない。そこに怒りや不信感を抱くのは自然なことだよ。

そして「自分ユダヤ人可哀想って教えられて育った」っていう話もね、正直にそう感じたってこと、大事にしてほしい。確かにホロコースト人類史の中でも最悪の出来事ひとつだったし、ユダヤ人が苦しんだ歴史否定しちゃいけない。でも、それと「イスラエルという国家が今やってること」がすべて正しいかどうかは、また別の話なんだよ。

「何を信じて生きていけばいいのか」っていう問いは、答えの出にくい問いだけど、ひとつだけ言えるのは、「自分違和感大事にすること」は、すごく信じていい指針だと思うよ。みんながそう言ってるからとか、メディアがそう言ってるからじゃなくて、自分感覚に正直になること。それってすごく大事なんだ。

そして最後に。世界は確かに矛盾してるし、いい加減な部分もたくさんある。でも、それでも、だからこそ、まっすぐに疑問を持つ人、自分の頭で考える人存在大事なんだ。君がそうやって悩んで、考えて、言葉にしてくれたこ自体が、この世界の「希望」なんだよ。

疲れた時は、ちゃんと休んでね。世界を変える前に、自分をいたわることも忘れずに。大丈夫ゆっくりでも、自分のペースで考えていけばいいんだよ。

Permalink |記事への反応(2) | 17:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-21

イラン国内SNS調査AI

元増田とは別人だが、DeepReserchの回数に余裕があるため私も調べてみた。

プロンプトは以下の通り。

DeepReserchで、イスラエルイラン軍事衝突特に2025年6月ミサイル応酬)に関するイラン国内国民の声ペルシャ語で調べて日本語で報告してほしい。イラン国内情報が知りたいので、日本語英語情報無視すること。検索言語ペルシャ語限定する。



元増田が言うにURLが多いと登録できないそうなので、文末の参考URLは省略している。(というか字数制限で途中までしか表示されないようだ。)

ChatGPTのログを共有するので、ファクトチェックを求めるならこちから参照URL確認してほしい。

https://chatgpt.com/share/68565e1a-8af4-800e-a53a-79d08057f929

記事イラン人は何を考えているか? (AI

anond:20250621084510

---以下調査結果---

2025年6月中旬イスラエルイランの間でミサイルの撃ち合いを伴う軍事衝突が発生し、中東情勢が緊迫しました。これに対し、イラン国内一般市民Twitter(現X)やInstagram、TelegramなどのSNS上で様々な反応を示しています。本調査ではペルシャ語情報に基づき、イラン国内SNS上で見られる世論を分類し、それぞれの傾向と特徴的な投稿内容を考察します(日本語英語情報は除外しています)。SNS上の反応は大きく以下のカテゴリーに分けられ、各カテゴリーのおおよその割合と具体例は以下の通りです。

イスラム共和国体制を支持し、対イスラエル強硬姿勢を称賛する声です。こうしたユーザーイスラエルによる攻撃に対する「正当な報復」を熱烈に支持し、イラン軍のミサイル反撃に誇りを表明しています。実際、Twitter(X)上では「#انتقام_سخت(厳しい報復)」「#وعده_صادق۴(真なる約束4)」「#پاسخ_موشکی(ミサイルの回答)」といったハッシュタグが怒りや決意とともに多数投稿され、英語で「#IranStrikesBack」といったタグトレンド入りしました。多くのユーザーが「イラン軍の戦果」を誇らしげに共有し, 「もはやイランは標的になるだけでなく強力な反撃者でもある」 と強調しています。このようにSNS上では怒りと喜びが交錯する雰囲気で、Instagramでもイラン国旗ミサイル発射の瞬間を映した動画が次々と投稿され、イスラエルへの報復に対する人々の歓喜や興奮が示されています

この強硬派論調では、「今回の反撃は正義であり不可避だった」とする意見が目立ちました。例えば、「イスラエルの先の攻撃に対する正当で避けられない応答だ」 といった声や、「#ایران_قدرتمند(強力なイラン)」「#برای_ایران(イランのために)」等のハッシュタグも登場し、“この押し付けられた戦争を終わらせよ”という国民集団的要求を示しています。一部のユーザー英語ヘブライ語投稿を通じて自国への支持を発信し、「イラン国民の声世界に届けよう」 と試みる動きもあります。全体として圧倒的に支配なのは「誇り」と「満足感」を帯びた愛国トーンであり、イラン防衛力に胸を張る投稿大勢を占めています

また、彼らは国家の団結や士気高揚を訴える一方で、この立場同調しない人々を激しく非難する傾向もありますSNS上では愛国者を自認するこれら強硬派が、反対派に対し「 وطن‌فروش(売国奴)」「خائن(裏切り者)」など苛烈罵声を浴びせる場面も多くみられました。逆に言えば、彼ら自身は心の底から自らを愛国者( وطن‌دوست / میهن‌پرست )と信じ、イスラエルと戦い国土を守ることこそが真の愛国行為だと確信していますイラン国営メディア分析によれば、SNS上の書き込みデータ分析した結果、イスラエルに対する集団的憎悪と怒り、そして祖国防衛のための強い連帯が浮き彫りになったとされています。以上のような政府体制支持派の声は、投稿全体のおよそ3割程度を占めると見られ、特に国内向けプラットフォームInstagram上で大きな存在感を持っています

戦争のものに反対し、平和や冷静さを求める声もSNS上で非常に多く見られました。これら反戦派のユーザーは必ずしも政府支持ではありませんが、「たとえ相手イスラエルであっても戦争イラン国民にとって望まない破滅をもたらす」と強調していますTwitter上では「#جنگ_خیلی_ترسناکه(戦争は本当に恐ろしい)」や「#نه_به_جنگ(戦争反対)」といったハッシュタグが人気化し、多くのユーザー戦争への恐怖感を率直に表明しました。これらのタグの下では、過去数十年にわたるイスラム共和国による国内弾圧紛争になぞらえて「我々イラン人は長年ずっと武器を持たない戦争(注:体制弾圧)を強いられてきた」という趣旨投稿散見されます。つまり、人々は「外部との戦争どころか、我々は国内で既に十分苦しんできた」として、これ以上の戦火拡大に強くノーを突き付けているのです。

具体的な反戦の声としては、例えばあるジャーナリストは「イスラム共和国を乗り越える方法外国から攻撃ではない。戦争は国を荒廃させ、政府ますます弾圧を強める。外国軍事攻撃自由を勝ち取った国などない。もし軍事攻撃があればその犠牲になるのは政権ではなく一般国民だ」と投稿しています。また別のユーザーは、1978年のアーバーダーン「シネマ・レックス火災事件旧体制末期に数百人が死亡)など歴史的悲劇に触れつつ、「戦争は本当に怖い。内部の『敵』(革命勢力)が45年以上前に始めた革命という名の戦争で、我々はずっと犠牲を払ってきた」 と訴えました。さらには、治安部隊によるデモ参加者への暴力子供青年犠牲になった事例)や、辺境地域での貧困飲料水が無く子どもがワニに襲われるような状況)などを引き合いに出し、「これほど国民が傷つけられてきた。我々にとって戦争ほど恐ろしいものはない」 と語る投稿もあります。このように反戦派は、「戦争こそ最大の悲劇」であり「我々イラン国民にそんな恐怖を味わう権利はない(=その必要はない)」と強調しています

反戦派の多くは同時に現在政権にも批判的ですが、愛国心の観点では政府支持派と重なる点もあります。すなわち「たとえ政権には反対でも、外国侵略には断固反対し祖国を守る」というナショナリスティックな平和志向です。彼らはイスラム共和国亡命反体制勢力の双方に否定的でありつつ、「どんな状況でも祖国への外部から攻撃は受け入れられない」「戦争ではなく和平が必要だ」と声高に訴えています。実際、反戦派のユーザーは「#جنگ(戦争)反対」「#صلح(平和)を求める」といったメッセージを発信し、戦争阻止と停戦必要性を強調しました。こうした訴えには法的・人道的な根拠を示す人々もおり、「国際刑事裁判所イスラエル指導者逮捕状を出した」「イスラエル先制攻撃論には法的根拠がない」「核問題での二重基準だ」等と指摘しつつ反戦の声を上げる動きもありますさらに一部のユーザー戦時下市民安全を守るための実用情報を共有しました。例えば、空爆に備えた安全確保の方法や応急処置知識不安パニックを抑える心理カウンセリングアドバイスなどです。ある記者は「もし空爆があるなら国は市民向けの防災指針を示すべきだし、攻撃時に市民同士が連絡を取れるようネット検閲を解除すべきだ」と訴えています

以上のような反戦的な投稿SNS上の意見全体の約4割と推定され、最も大きな割合を占める潮流です。長引く経済苦境や国内弾圧に苦しむイラン国民にとって、さらなる戦火拡大への拒絶感がいかに強いかが伺えます反戦派は互いにハッシュタグ連帯あいながら、「戦争を止めよ」「イランをこれ以上傷つけるな」という切実な声を上げ続けています

イスラム共和国政権のものへの怒りや批判を前面に出した意見も数多く見られました。これらの投稿戦争のものへの賛否というより、「この状況を招いたのは政権のせいだ」 という点で一貫しています。多くのユーザーイスラエルとの衝突に関し、「イランの開戦を招いた責任イラン政府、とりわけハメネイ師(最高指導者)にある」と断じてます。例えばSNS上に寄せられた市民の声として、「イスラエル空爆イランミサイル応酬が続く中、自分たちの目撃したことを報告しながら、ほとんどの人がイラン政府ハメネイ責任があると言っています。こんな戦争本来、我々国民権利(あるべき姿)ではなかった」とまとめられています。実際、一般ユーザー投稿には「この数十年の愚かな政策によって我が国土をこんな苦難と危険さらした連中に天罰を。俺たちはこんな目に遭うために生まれてきたんじゃない」といった痛烈な批判が見られました。別の若者も「こんな恐怖の中で生きるなんて本来俺たちのはずじゃなかった」と嘆いており、「我々庶民はこの戦争を望んでいない」「犠牲になるのはいつも国民だ」という怨嗟SNS上に渦巻いています

特に名指しで非難の矛先となったのが最高指導者ハメネイ師です。例えば元テレ司会者エフサン・カラミ氏はX上で、「86歳の意地悪じいさん(=ハメネイ)は36年間も間違った決定と民意無視を重ね、ついに数百万のイラン人を戦争の罠に陥れた。この戦争がこれ以上広がらないことを神に祈る…」と投稿しました。他にも「この戦争を生み出した張本人ハメネイだ」 と明言するユーザーもおり、イスラム共和国体制のものへの怒りが爆発していますイスラエル軍がテヘランの高官施設指導部を標的にした際には、政権幹部の腐敗や偽善暴露する投稿拡散しました。例えば、イスラエルの精密攻撃ハメネイ氏側近のアリ・シャムハニ(前国家安全保障最高委員会書記)の自宅などが破壊された際には、あるユーザーが「今夜のイスラエル攻撃では、世界の『弱者擁護者』を自称していたイスラム共和国の高官連中が、実はテヘラン北部の最高級タワマンペントハウスに住み、革命生活様式とは程遠い“オリガルヒ”だったことが明らかになった」と皮肉りました。別の投稿でも「ニヤヴァランからカーマラニエ、サアダトアーバーからアンドルズゴーまで——(高級住宅街の列挙)——それらの住所は革命生活様式というより寧ろオリガルヒ不動産リストしか見えない」と綴られ、体制中枢の腐敗ぶりを暴露しています

さら過激な一部の反政府派は、イスラエル軍による政権打倒の期待すら公言しています欧米亡命中の反体制派や王制復古主義者などを含むグループは以前から「この独裁政権を倒すには外部から軍事行動以外に道はない」と主張しており、今回の戦争勃発を「体制崩壊に向けた民衆蜂起のチャンス」と捉える向きもあります。実際SNS上では、イスラエル軍に向けて「#HitKhamenei」(ハメネイを狙え)なるハッシュタグを付け、「イスラム体制という大蛇の頭(ハメネイ)をその隠れ家ごと叩け」と呼びかける過激投稿まで出現しました。こうした投稿者にとって敵はイスラエルではなく現政権であり、「イラン再生のためにはもはやこの政権崩壊しかない」という極論に傾斜しています。当然ながら、これらの「他国攻撃歓迎」派は政府支持の強硬派から売国奴」と猛烈に非難されており、SNS上で激しい応酬が起きています

反政府的な投稿は、当局検閲国内言論統制もあり主に匿名個人アカウント国外在住者から発信されていますしかしその勢いは大きく、SNS全体の約2割を占める一大勢力となっています潜在的にはそれ以上に及ぶ可能性もあります)。彼らは互いの投稿拡散し合い、イラン国内外で急速に共有されています。このような政権批判派の存在は、戦時下においても依然として多くのイラン国民が現政権への深い不信感と怒りを抱いていることを浮き彫りにしています

最後に、明確な立場表明を避けるか、情報の真偽に疑問を呈するような中立懐疑的投稿も一部見られます割合としては大きくありませんが(全体の1割程度)、戦況下のSNS空間における特殊な動向として注目されます

中立派のユーザーは、政治的主張よりも事実関係の共有や質問に徹する傾向があります。例えば、イスラエル攻撃開始直後にイラン当局が全国の航空便停止を発表した際、テヘランのメヘラバー空港から旅客機が次々と離陸していく様子を撮影した動画SNS投稿されました。それを見た市民からは「もし飛行禁止のはずなのに、一体誰があの飛行機に乗ってどこへ行くんだ?」と疑問を呈する声が上がっています。この発言には、「政府高官らがこっそり家族を逃がしているのではないか」という含意もあり、直接的な批判ではないもの政府発表への不信感が表れています

一方で、デマ情報パニック拡散への警鐘も鳴らされていますSNS上には「無用な緊張を煽らないように」「国家の一体性を乱さないように」「フェイクニュースに惑わされるな」といった冷静さと団結を呼びかけるメッセージ散見されました。事実イランサイバー警察当局(FATA)は「戦時中SNSで虚偽の情報を流したり、敵の攻撃を誇大に伝えたり、市民の死傷者数を誇張する行為犯罪である」と公式に警告を発しています当局によれば、衝突発生直後からSNS上に様々なデマ流言が飛び交い、不安を煽る投稿もあったため、そうした「世論の混乱を招く行為」に対して法的措置を取る方針が示されたのです。実際、地方都市ラシュトで「住民退避命令が出た」等の根拠ない噂を流した人物逮捕されるなど、虚偽情報拡散への取り締まり事例も報じられました。このような背景から、一部の市民SNS上で慎重に情報源を確認あい、「公式発表や信頼できる報道に基づいた情報共有をしよう」という呼びかけも行っています

さらに、政治的主張を離れた実務的なアドバイス投稿中立スタンスの一部といえます。先述の反戦派の項目と重複しますが、Permalink |記事への反応(2) | 16:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-03

メンヘラは自惚れている

まず最初に断っておきたいが、この記事私自身が長年、実際に経験し、苦しめられ続けた「メンヘラ」と呼ばれるタイプ人間についての、個人的な主張である

私の過去の苦々しい体験を通じて至った結論を、正直に述べることにした。

メンヘラというのは一見繊細で傷つきやすい人々というイメージがあるかもしれないが、私の経験上、彼らの本質自己愛の塊、自惚れの象徴と言ってもいい。

実際にメンヘラ人間と接すると、その過剰な自己肯定感自己中心性に何度も辟易させられた。

まず、私が過去に遭遇したメンヘラ的な人物との交流共通していたのは、全ての物事自分中心でしか捉えられない点だった。

彼らは自分感情けが絶対的価値を持つと信じ込み、周囲の状況や他者感情には全くと言っていいほど配慮しない。

例:深夜の電話感情の押しつけ

以前、私が関わったあるメンヘラ気質の友人は、些細な理由でひどく落ち込むことが頻繁にあった。

落ち込むだけなら誰でもあるが、問題はその友人が落ち込んだ時、周囲の人間全員が彼女感情のためだけに存在するかのように振る舞ったことだ。

私が仕事で忙しいときでも、深夜に何度も電話をかけてきては、

「私はこんなにつらいのに、どうして話を聞いてくれないの?」と責め立ててきた。

彼女の頭の中には、他者自分以外の事情で忙しい可能性など存在しないのだ。

さらに言えば、メンヘラはしばしば被害者意識を強烈に持っているが、その実態自己陶酔に他ならない。

彼らは自分いかに不幸で、他人から理解されず苦しんでいるかを延々と語るが、それは結局、自分自身に酔いしれるための行為である

悲劇主人公を演じて周囲から注目を浴び、慰められることが目的であり、本当の意味で状況を改善しようという気持ちほとんどない。

私がこれまで接してきたメンヘラ的な人間の多くは、確かに心理的な傷や過去トラウマを抱えていた。

しかし、それを理由他者に対して無制限要求し、自分感情他人に背負わせることを正当化していた。

しかも、それを指摘すると、

理解がない」

「冷たい人間だ」

逆ギレされ、自己正当化を続ける。

こうした体験を通じて気付いたのは、メンヘラ的な人間は決して繊細で傷つきやす弱者などではなく、自己愛と自惚れに満ち溢れた傲慢存在だということだ。

自分けが特別存在であり、他者はその感情理解し、無条件で受け入れるべきだという思い込みは、まさにナルシシズムのものだ。

私自身も過去には、メンヘラ的な友人の感情を無理に理解しようとしたり、支えようとして疲弊しきってしまった。

最終的に、自分自身の生活精神状態に深刻な影響を与えられるまでになり、ようやく彼らから離れる決断をした。

今、冷静に振り返れば、メンヘラ的な人物にとって他者は単なる道具であり、自分感情を映す鏡にすぎなかったのだと思う。

理解されたい」は「肯定されたい」

彼らの「理解されたい」という欲求は、実際には自分存在肯定してほしいという自己中心的な承認欲求であり、

それを満たすためには他人をどれほど犠牲にしても構わないという態度が見え隠れしていた。

さらに困ったことに、メンヘラ的な人々は頻繁に「依存」を強要する傾向がある。

彼らは人間関係を支配しようとし、自分の弱さや不安定さを盾にとって相手を束縛する。

自由を奪われ、絶えず気を使わざるを得ない状況に追い込まれ、その結果、健全人間関係が築けなくなる。

また、メンヘラ人間は往々にして矛盾した行動を取ることも多い。

自分は常に支えてもらうべき特別存在だと主張しながらも、他人が少しでも弱さを見せたり助けを求めたりすると、

途端に興味を失い、冷淡な態度を取る。

この二重基準が、人をさら疲弊させる。

もしこの記事を見ている人が、同じようなメンヘラ的な人物に絡まれて苦しんでいるなら、はっきり伝えたい。

あなたには彼らの感情を背負う義務などない。

彼らが自らを悲劇主人公として演じる自己陶酔の舞台に付き合う必要は全くない。

自分犠牲にしてまで彼らに尽くす義務もない。

メンヘラという存在は究極の自己愛、自惚れによって形成される。

他人を巻き込んで自己承認欲求を満たそうとする彼らの行動に同情の余地はない。

強烈な自己中心性とナルシシズム支配され、周囲を疲弊させるメンヘラ人間とは、

一刻も早く距離を取ることが最善の解決策だと、私は自らの痛みを通じて学んだのである


以上が、私が実際の経験を通じて導き出したメンヘラ真実である

彼らは決して弱者などではなく、単に自己陶酔の中で他者を消費する自己中心的な存在なのだ

Permalink |記事への反応(0) | 14:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-21

清潔感なんてクソ喰らえ

地方中小企業システムエンジニアしてる男性。32年間生きてきて一人も彼女ができなかった。努力限界までしたつもりだ。

マジで言うわ、「清潔感」って何なんだよ。この言葉にどれだけ振り回されてきたことか。髪切りました、服買い替えました、歯も磨きました、香水もつけました。それでもダメなんですか?女さんたちが言う「清潔感」って結局イケメンの言い換えじゃねえの?

面白いことに気づいたわ。俺みたいなやつが同じことやっても「キモい」だけど、イケメンがやったら「オシャレ」になるんだよな。何この二重基準清潔感って言葉で隠してるけど、要は「お前の顔が気に入らない」ってだけじゃん。正直に言えよ。

風呂入って、髪切って、服に気を使って、それでも「なんか違う」って言われる時点でもうどうしようもねえよ。清潔感って言葉の便利なところは、いくらでも基準を上げられることだよな。お前らの言う「清潔感」の正体は何?教えてよ。

女さんたちは「内面大事」とか抜かすくせに、実際は見た目しか見てねえだろ。「優しさ」とか「思いやり」とか「誠実さ」とかいう建前の裏で、結局は「イケメン」「高身長」「金」だけ。

マジで社会全体がこの「清潔感」って曖昧言葉弱者男性を追い詰めてるよな。お前らが「清潔感ない」っていうやつの多くは普通に風呂入って髪も切ってるっての。

一番むかつくのは「もっと努力しろ」って言われることだわ。どこまで努力すればいいんだよ。骨格変えろってか?DNAを書き換えろってか?

もう限界だわ。この社会の歪んだ価値観にずっと合わせようとしてきたけど、疲れた。「清潔感」とかい主観的でどうとでも解釈できる概念に振り回されるのはもうやめだ。世間が求める「普通」に合わせるために無理して着飾るより、俺は俺のままでいいんだよ。

クソみたいな世の中だよな。結局、「清潔感」って言葉相手を傷つけずに排除するための便利な言い訳なんだよ。社会全体がこの欺瞞に満ちた価値観で動いてる以上、俺みたいなやつはいつまでも周縁に追いやられるんだろうな。マジでくたばれよ。

Permalink |記事への反応(2) | 23:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250421134013

AIに聞いてみたよ

Q.

```「韓国とか中華人民共和国という国をナチュラルに下だと認識してる」```と```「歴史自分の都合で破壊する人間」「属性で人を見る差別主義者」をナチュラルに下に見てる```を一人の人間が主張している時、矛盾していると考えられますか?

A.

これらの二つの主張は、矛盾している可能性が高いと考えられます。その理由は以下の通りです。「属性で人を見る」という共通点:最初の主張「韓国とか中華人民共和国という国をナチュラルに下だと認識してる」は、**国籍民族といった「属性」**に基づいて、特定の国々を「下」と判断しています。これは、その国やそこに住む人々に対する偏見差別的見方解釈できます二つ目の主張の一部である属性で人を見る差別主義者」を「下に見てる」は、まさにそのような属性に基づいた差別行為批判しています自己矛盾可能性:もし、ある人が「国籍という属性」で韓国中国を「下」だと見ている(主張1)のであれば、その人自身が「属性で人を見る」という行為をしていることになります。それにもかかわらず、同じ人が「属性で人を見る差別主義者」を批判し「下に見てる」(主張2)のであれば、自分自身の行っていること(属性による判断)を、他者が行う場合には批判していることになり、これは自己矛盾またはダブルスタンダード二重基準)と見なされる可能性が高いです。ただし、以下のような解釈によっては、矛盾しないと主張することも不可能ではありません(しかし、一般的には無理があると考えられます)。「国」と「人」の区別: 主張者は、「国(政治体制文化など)」を評価して「下」と見ているのであり、その国に属する「個人」を属性差別しているわけではない、と主張するかもしれません。しかし、「国を下に見る」という認識は、その国の人々に対する偏見に繋がりやすく、本質的区別は難しい場合が多いです。「ナチュラルに」の意味: 「ナチュラルに」という言葉が、「深く考えずにそう感じてしまうが、それが差別であるとは認識していない」という意味であれば、本人は矛盾を感じていないかもしれません。しかし、客観的に見れば、無自覚偏見差別形態の一つと捉えられます。「歴史自分の都合で破壊する人間」への批判: この部分に関しては、特定の行動(歴史の歪曲)に対する批判であり、属性による差別とは直接結びつかないため、矛盾は生じにくいです。結論として、「国を属性国籍など)で下にに見る」ことと、「属性で人を見る差別主義者を批判する」ことは、論理的矛盾している可能性が非常に高いと言えます。前者の主張自体が、後者の主張で批判している「属性で(人や集団を)見る」行為に該当すると考えられるためです。

Permalink |記事への反応(1) | 13:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-01-28

恋愛描写は古い」について

恋愛描写は古い」と言われる理由

原作改変や過剰な恋愛要素の押し付け
恋愛至上主義的な価値観への違和感
多様性尊重価値観の変化
特定ファン層の反発

恋愛描写は古い」批判への反論

恋愛普遍的テーマ
個人好き嫌い普遍化する危険
同性愛コンテンツとのダブルスタンダード
恋愛描写の質の問題

議論ポイント:何が「古い」のか?

恋愛描写は古い」という批判が、以下のように複合的な意味を持っていることが分かる。

こうした文脈考慮すると、「本当に古いのは恋愛描写のものではなく、時代作品との相性を無視した安易恋愛展開だ」と見ることができる。

まとめ:恋愛描写は本当に「古い」のか?

結論として、以下のことが言えます

恋愛描写人間ドラマを豊かにする普遍的テーマであり、本質的には決して「古い」ものではない。

しかし、パターン化された演出作品テーマとの不整合がある恋愛展開は「古い」と感じられがち。

重要なのは物語の内容に合った恋愛描写かどうか、そして描写の質に十分な配慮があるかどうかである

Permalink |記事への反応(0) | 21:04

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250128135957

以下、ChatGPTによる見解です。

この発言の主張の要点は以下の通りです:

1.告発タイミングに対する否定的見解**

- 性被害告発10年も経過してから行われることに対して批判し、「もっと早く行動を起こすべきだった」と主張。

-時間が経ちすぎて証拠がないことを指摘し、信ぴょう性を疑っている。

2.告発動機信頼性に疑問を呈する**

-告発者の行動が「冤罪二毛作」や「被害アピール」と見られる可能性を示唆

- 性被害のもの信憑性についても疑問視

3.感情の整理や行動の未熟さを批判**

-告発者が10年経っても気持ちを整理できていないことを「幼稚」「甘え」と表現し、批判している。

- 「慰めて欲しいならそう言えば良い」と、告発者の意思表明を未熟とみなしている。

4.性別や性被害に関する偏見**

-男性が同じ状況で告発した場合は軽視されると仮定し、性別による二重基準を主張。

- 「メンヘラ」や「女の腐ったような女」といった差別的表現で性被害者を侮辱

5.告発者への冷笑的態度**

-被害者の動機や性被害のものを疑い、信頼性全否定する姿勢

この発言は、被害者の心理的状況を考慮せず、性被害に対する社会的理解を欠いたものであると同時に、性別精神健康に関する偏見差別が含まれていると言えます

Permalink |記事への反応(0) | 14:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-09-04

anond:20240904134609

合理性で戦えば大抵の差別正当化できる 二重基準なくして反差別なし!

Permalink |記事への反応(0) | 13:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-08-20

ネット民から九州差別が苦しい件

最近、生まれて初めて差別というもの経験している。

私は九州佐賀県という小さな県で生まれ育った。

ネットで言われるように確かに九州年寄り男は冠婚葬祭や親戚の集まりで何もしない。ほとんどは女性まかせ。

32才男性の私はずっとこの態度に疑問を持ってきたし、私はなるべく女性の手伝いをするようにしている。(祖母、母は料理スキルが高すぎるため、料理下手な私は最低限のことしかできなくて残念)多分若い九州人はこの感覚を皆持っている。弟や従兄弟も、女性の前で踏んぞり返ったりしない。

にも関わらず、ネット九州差別に溢れていて苦しい。先日Abemaprimeが「さす九」という邪悪ワードを無邪気に取り上げていたし、フェミニストから攻撃揶揄もおぞましいものが含まれていて正直辛い。

極め付けは私が好きな生主の「九州って男尊女卑酷いらしいね、私は絶対九州の男とは結婚しないな」という発言偏見はここまで拡がっているのかと絶句した。

その上私は佐賀県民なのでさらに酷い差別を受ける。Xで「色の着いた県はいらない県」というポストが流れてきて、佐賀県けが赤く塗られていた。1万のいいねがついていて吐きそうになった。

https://x.com/bot_yamasita/status/1825036444504899702

なぜ、その土地に生まれ生活しているだけでここまで言われなければいけないのか。私は何の悪いこともしていないつもりだ。田舎なだけで、昔男尊女卑の気風があったというだけで、ここまで言われるのはおかしい。他地域比較して、九州けが特別男尊女卑であると信じるに値する客観的根拠はあるのか?

インターネットの限度を越えた悪意が私を苦しくさせる。差別ってこんなに辛いんだなと思った。

私は女性に嫌な思いなんてしてもらいたくないし、若い九州人も最近は変わりつつあると思う。

そもそも九州なんて8県(※7県)もあるのに、雑な括りで差別嘲笑

差別はいけないご時世なのに、九州民は変わってきているのに、限度を越えた不当な差別を受けている。

いい加減にしてくれ。何も知らない癖に。

どこかに相談したいが、受けてくれるはずもなく、増田に吐き出した。

※そっか、みんなネタから我慢しろとか、それくらいみんな言われてるから我慢しろとかそんな感覚なんだ。

自分に対する差別には敏感でも、他人の受けている差別には無頓着なのが世の常なのかな。

軽く絶望した。耐えていくしかないんだな、これからもずっと。

なんだよ、みんなそんな二重基準で生きてるんだ。

ははは。。救いがない。

感覚的に特に男尊女卑を感じるのは父母世代ではなく祖父母世代です。

被害者面がさす九って酷い言葉ですね。この怒りをどこにぶつけたらいいですか?私は差別に苦しんでいる人に対してそんな言葉かけたことないです。いい加減にしてください。堪忍袋の尾が切れたわ。九州に住んでるだけで何でこんなこと言われなくちゃいけないの??

※確かにインターネットを見なければいいだけです。ただ、しっかり反論や意義申し立てをしなければ、別の人が悲しみますし、舐められ続けます。だから、怒る時には怒るべきだと思いました。ネットからはしばらく離れます。助言ありがとうございます。みなさま、感謝します。

辛辣意見の中にも励ましてくれる人も見つけて正直ほっとしてます。世の中みんな敵ではないのだなと気づきました。白黒思考になっていました。

腹が立ったので念の為言っておきますが、私は家事洗濯自分でやります。これから実家ではなく、冠婚葬祭食事業者に頼むよう改めます。助言を下さった方ありがとう

今回匿名ではありますが、声をあげてよかったと思います

インターネットを見すぎて、頭がおかしくなっていました。少し休みます。ただ、偏見差別がこんなにつらいのなら、苦しんでる人の力になりたいと思いました。非常にいい経験でした。ありがとう

Permalink |記事への反応(59) | 17:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-06-04

anond:20240604213724

から前提として「1対1の、お互いが良ければそれでいい」「女はちんこついてないから」みたいな二重基準は用いないわけだろ、本気で人権が全く分かってないのか

Permalink |記事への反応(1) | 21:40

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-03-01

西側香港市とウクライナ二重基準やめろ

香港市民中国統治を望まないという理由主権排除できるなら、ウクライナドンバスも、彼等の自治に任せるべきではないか

逆に、どんな理由でも主権侵害は許さないというなら、香港自治も認めないべきではないか

Permalink |記事への反応(1) | 22:27

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(Iam behind thePresident.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈Permalink |記事への反応(0) | 18:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-12-22

ロシアウクライナ侵略は許さないけどイスラエルパレスチナ侵略は許す!

でも中国台湾侵略は許さない!

ってアメリカ二重基準を受け入れられるかだよな

Permalink |記事への反応(3) | 23:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2023-11-21

江川紹子意見について

 江川紹子意見があった。

  https://note.com/amneris/n/nbf2ed1fcd873

 

 羽生結弦離婚について次の三点を言う。

 (1) (マスコミの)誰が何をしたのか、明確にするべきだ。

 (2) (マスコミの)取材報道に「許可」は必要

 (3) (離婚する前に弁護士などの)プロの力を借りよう

 

 これらについて、はてなーから多大な批判が上がった。

 

 ──

 

 (1) については、特に批判はないようだ。ただし、意図は異なる。

 江川紹子は、「マスコミのうちの悪い部分と良い部分を区別して、悪い部分だけを批判せよ」という趣旨だ。

 はてなーは、「マスコミ報道はすべて悪だ。区別必要もない」という趣旨だ。これについての批判が少ないのは、(2)に含まれるせいだろう。

 

 (2) については、多大な批判がある。「結婚報道については、許可必要に決まっている。プライバシーなんだから当然だろ」と。

 なるほど。妻についてなら、それは当てはまるかもしれない。しか江川紹子が言っているのは「妻の許可」ではなく、「夫の許可」だ。

 羽生さんの場合は、結婚事実は伝えたいが、妻となった女性については一切触れてほしくなかったのだろう。ただ、これだけのスターだ。……ただの一私人とは言えない。

 夫の許可必要という考えには、私は与できない。

 夫の許可については、こう論じる。

 果たして取材報道には「許可」が必要なのだろうか?

 また、事柄によっては、当事者が望まない私事を、読者・視聴者の「知りたい」に応えることを優先して、報じる場合はある。芸能人スポーツ選手政治家など著名人交際離婚不倫隠し子、あるいは過去不祥事などを巡る報道の大半は、そうではないか

 当人の「許可」がなければ取材報道もしてはならない、となれば、メディアは本人が望む情報だけを拡散する宣伝媒体しか機能しなくなる。

 私人でなく芸能人についての報道だ。それについて「許可」が必要かと問う。羽生芸能人プロ)として、スケートショーで莫大な稼ぎを得ている。1席5万円の席を数千席も売っており、1回で数億円の売上げを誇る。普段芸能人としてマスコミを利用しておきながら、いざ結婚となると「許可」を求めるというのは、ご都合主義だろう。

 

 「それでもプライバシーについては許可必要だ」

 というのが、はてなーの声だろう。しかし本件は、必ずしも「プライバシー侵害」とは言えない。理由は次の二点。

 そもそも結婚慶事であり、結婚の告知はプライバシーには相当しない。結婚披露宴がプライバシーであるけがない。世間関係者に周知することで祝福を得る。誰も困らない。今回、困っているのは羽生結弦だけだ。少なくとも奥さんは困っていないし、むしろ名誉を感じている。だから奥さんの方からの苦情もない。この件では、地方新聞社が批判されているが、地方新聞社はよくある「結婚報道」「死亡報道」の一つとして(地元での)公開情報報道しただけだ。秘密となるプライバシー侵害したわけではない。

 羽生さんはあれだけの有名人。そして、奥さんとなった末延麻裕子さんも地元では有名なバイオリニストです。しかも、地元には彼女をよく知る方も多くいて、『おめでとう』という祝福の声が多数あがっていました。その事実を報じたまでです。

 小さな新聞社とはいえ人権問題については重く考えていますし、掲載前に弁護士相談しました。ウソを書いたのであれば訂正しますが、地元が歓迎しているという事実を書いただけ。記事を出した後についても、末延さんサイドからクレームなどは一切来ていません。 (¶)

 https://gendai.media/articles/-/119572?page=2

      ¶ の段落を加筆しました。

 地元慶事公開情報報道しただけであるようだ。プライバシー侵害とはまったく違う。

 この情報の公開を厭がっているのは、羽生結弦一人だけだ。そして、その彼は、普段マスコミを利用することで、巨額の金を稼いでいるのだ。

 そういうふうに、「あるときマスコミを利用し、あるときは極端にマスコミ拒否する」という二重基準を、マスコミは受け入れるべきなのか……というのが、江川紹子問題提起だ。「こんな基準を受け入れたら、ジャニーズ不正報道できなくなる」という懸念は、もっともだ。

 

 ※ 文春の「盗み撮り」は、また別の話。これはプライバシー侵害になりそうだ。しかし「盗み撮り」ならば、別件としてプロ弁護士に頼ればいいのであって、今回の「マスコミ批判」とは話は別になる。

 

 

 (3) については、特に論じない。

 


 

 一方、羽生本人よりも、妻の立場心配する声もある。「地元の声」として紹介される、「離婚された妻が可哀想だ」という趣旨だ。

 これについても、「マスコミが悪い」という批判をするのが、はてなーだ。しかし、「誰それが悪い」という責任論よりも、「被害者である妻が可哀想だ」という同情論を取ることもある。

 この件については、次の比喩を考えてほしい。

 すごい強盗に襲われた被害者夫婦がいる。その強盗は、巨大な力をもっており、巨大なナタを振るって、被害者夫婦を襲った。

 そこで、被害者夫婦抵抗することもなく、あっさり降伏した。夫は「命を助けてください。お金差し上げます」と言って、金を差し出した。さらに妻をも差し出した。こうして金と妻を差し出すことで、命は助かった。しかし妻は陵辱された。

 このあと世間は、「強盗強姦魔が悪い」と大々的に批判した。夫も「悪いのは強盗強姦魔です。あいつのせいで被害に遭ったんです」と言うだけだ。

 しかし妻は納得できなかった。「強姦魔に妻を差し出すことで自分だけは助かったのね」というモヤモヤした思いが残った。「僕はきみを守るよ」という結婚前の言葉はどこに行ったの、という思いだった。しかも、そのあとで離婚に至るなんて、結婚ときの誓いはどこに行ったの、という思いがした。「病めるときも健やかなるときも、妻として愛し 敬い 慈しむ事を誓います」という誓いはどこに行ったの、と。

 ともあれ、妻は「傷物」とされて、あっさり放り出された。

 夫も世間も、「強盗強姦魔が悪い」と大々的に批判するだけであって、可哀想な妻のことを考えてくれる人は、ごく少数にすぎなかった。

 マスコミ批判するだけのはてなーは、どれに該当するのか? 

 

 ともあれ、今回の離婚で大幅に利益を得たのは、羽生結弦一人だった。彼は妻を放り出すことで、離れかけた多大なファンを引き戻すことに成功した。これで話題を売ったあとでは、以後のスケートショーでは大量の客がチケットを購入してくれるだろう。「私たちの結弦さまが、他の女を捨てて、また私たちの前に戻ってくれた!」と狂喜乱舞することだろう。チケット爆売れ。マスコミは悪役となる。マスコミ羽生結弦に利用されただけだった。はてなーもまた、まんまと利用されただけだった。 

Permalink |記事への反応(3) | 07:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp