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はてなキーワード:ロシア軍とは

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2025-11-25

日本台湾有事に関わるべきでないことを簡潔に説明しよう。

ロシアウクライナ侵略に対し、西欧諸国日本は「武力による領土拡張は認められない」と抗議の姿勢を表明しているが、自衛隊ウクライナ派遣してロシア軍と交戦している訳ではない。

全く同じ理由で、仮に(実際にそれが起こる可能性は低いが)中華人民共和国台湾武力併合しようとしたとしても、日本は同様に「武力による領土拡張は認められない」と抗議の姿勢を表明するに留め、自衛隊を参戦させる必要はない。

米軍が参戦する可能性も低い。アメリカ研究では中国近海戦闘になっても米軍中国軍に勝てないという報告が主流であり、日本自衛隊などでは全く対抗できないことは明らかだ。

今の日本日中戦争を始めたら短期間で惨敗するし最悪の場合日本の主要各都市中国核ミサイルで壊滅するだろう。

もちろん、中華民国台湾)と中華人民共和国比較したら中華民国台湾)の方が明らかに民主的体制だ。だが、今の中華人民共和国はかつての毛沢東政権文化大革命のような異常な全体主義社会ではない。中国都市部の人たちは物質的には豊かで、ある程度の自由生活をしている。台湾中国の内陸部に比べれば全体的に都市化している。仮に非常に残念なことだが台湾中国領になったとしても、台湾人がガス室強制連行されるような事態にはならない。

から仮に台湾中国武力制圧されたとしても、日本は「武力による領土拡張は認められない」と抗議の姿勢を示すに留めるべきであって、参戦はするべきでは無い。

ネトウヨどもはは台湾が堕ちたら次は沖縄がやられると騒いでいるが、その可能性はゼロに近い。かつて日本侵略しようとしたアジアの国はモンゴル帝国のみであり、漢民族中華王朝日本領土に含める気は一切無かった。今の中華人民共和国も同様で、日本侵略する気は一切ないと考えて良い。

Permalink |記事への反応(4) | 03:08

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2025-11-18

映画ランボー2 怒りの脱出を見た

一体俺は何を見せられたんや……27点。

 

ランボーじゃない映画として見るなら57点くらいつけられるかもしれないけどさ。

ランボーってこういう映画だったっけッて感じでめちゃくちゃ微妙映画だった。

 

まずあいかわらずスタローンはよかった。前作のヒットを受けて作られた作品からしょうがないけど、ランボーをやってるランボーみたいなカリカチュアされた感じが気にはなったけど、悲哀と怒りを顔で表現できるアクション俳優ってやっぱ貴重やなと思った。これがシュワちゃんとの違いだよね。あと身体全体が明らかにバルクアップしてて草。収容所肉体改造に励んだのだろう。

次にアクションは……派手でよかったんじゃないかな、うん。サイレントキル、ド派手な銃撃戦、船、ヘリレパートリー豊富だし火薬シマシで見てて楽しくはあった。でも今基準で見たら「昔のアクションってこんな感じだよね~」くらいの印象だったので特に加点対象にはならない感じ。

 

問題ストーリーだよね。

 

収容所強制労働してるランボートラウトマンCIAにそそのかされてまたベトナムに戻って捕虜写真を撮るミッションアサインされる。輸送機から降下する際にうっかり弓矢とナイフ以外の装備を失ったランボー美人情報員と協力しながらいろいろあって写真撮らずに捕虜を救出。それを知ったCIAランボーの救出を中止。敵地に取り残されたランボーソ連率いるベトナム軍に捉えられるもなんだかんだあって捕虜と一緒に脱出美人はうっかり死ぬも頑張ってアメリカ軍基地に戻ってM60を乱射するのだった。

 

ストーリー、見せ場のための強引な設定が多すぎる。

1.最新鋭の機器の失い方がバカすぎる

CIAランボーに最新鋭の装備を渡すんだけど降下の際にベルトが機体に引っかかる。機体に引っかかってぶらぶらして「うわあああたいへんだぁ!」ってなってランボーナイフで装備を切り離す。そしてランボーは弓矢とナイフだけ持って戦場を駆け巡るのだった。

そうはならんやろ。

超高度で飛行機に引っかかってブラブラする危機的状況!ドキドしまっしゃろ!って言われてもバカなの?としか思わんよ。素人かよ。

 

2.ランボーを見捨てる見捨てない問題ガバ

無能ランボーCIAのおかげで不規則降下したランボーに対してCIAの偉い人が死んだと判断して、作戦中止終わり終わりって言い出す。トラウトマンは当然認めないがCIAは「生きてたら連絡来るやろ。来なかったら死んでるってことで」と救出を打ち切ろうとする。

一方その頃ランボーは現地の美人情報員と接触し、捕虜収容キャンプへ向かっているのだった。

情報員は連絡手段持ってないんか?おそらくCIAが仕込んだ情報員だと思うんだが、まず降下成功、合流成功したら一報入れるやろ。軍隊CIAって報連相とかない世界なんか?

その後、ランボー捕虜を救出して脱出。救助に向かっていたヘリがそれを発見基地に伝えるとCIAは沸き立つ軍人を指令室から締め出し極秘指令として彼らの救出の打ち切りを指示し、トラウトマンを除く軍人2名がそれに従いランボーは取り残される。

さっきまで必死ランボー救出しようとしてた軍人CIA命令されたら急にスンってなるのも意味不明だし、基地にいた捕虜が生きてることを知ってる軍人ランボー捕虜も乗ってないヘリが帰投したら不審に思うだろ。

その後、基地トラウトマンCIAが大声で口論してるけど誰にも聞こえんかったんか?

不審すぎる。

 

3.強引な死亡フラグと回収

美人情報員が「私アメリカ行きたいんすわ!」とランボーに話しランボーも行けるさ!って言った直後、気を抜いてぼーっと立ってた美人情報員はちょっとランボーが目を離した隙にベトナム兵に射殺されてしまう。

ニコレ。

その後、ランボーの手の中で「アメリカに行きたかった」とさっき聞いたなぁみたいなことを言いながら息を引きとる美人情報員。さすがにこれで泣けないだろ。戦場で気を抜くなよアホたれ。

 

4.ラストシーン意味不明さ。

なんだかんだあってロシア軍ベトナム軍を蹴散らし帰投したランボーはM60を手に司令部に戻り、司令部に並べられたコンピューターに向けて乱射する。ランボー特有の口を歪ませながら叫ぶ。ウオオオオオオ!

いや、なんでだよ。

今回の件はCIAおっさん世間捕虜救出捕虜救出うるせーから捕虜いなかったよ」っていうアリバイ作りのために捕虜がいないキャンプランボーを送り込んだら、たまたま1年間の強制労働を経て捕虜が帰ってきちゃってたので逆に面倒だなと思ってランボーもろとも捕虜殺しちゃお☆ってしたのが全部悪いって話であって、別にコンピューターは悪くねぇだろ。

仮にランボー捕虜を見捨てる判断を「コンピューターによると生存率は×%、割に合わない」とか判断して「戦場コンピューターじゃ測れねえんだよ!」みたいな展開があったんなら、人間のあるべき姿VS冷徹コンピューターって図式が成り立つけど、今回悪いのは全部CIAおっさんじゃんねぇ!

おっさんに全弾ぶち込めよ。

 

5.殺されるためだけの敵

今作の本筋は「金がかかるから捕虜を見捨てたいCIAおっさん」VS「捕虜を助けたい正義軍人ランボー」の構図なんだけど、実際に戦うのは捕虜を捕まえてるベトナム軍&なんかいてるソ連軍&金で動く船員でランボーは彼ら相手無双する。

ランボー1であんだけ銃撃たれまくってもなんとか殺しだけは避けていたランボーとは思えない容赦のなさである。金で動く船員なんかランボーソ連軍に売ろうとしただけなのに(いや、ダメだけど)ショットガンでぐちょぐちょに殺される。お前そんな奴だっけ?

ベトナム軍とソ連軍も「捕虜収容してる奴ら」ということ以外のバックボーンが一切描かれないので本当に銃撃ちカカシみたいに撃たれて死ぬためだけに大量に投入され実際に殺される。

あとどうでもいいけど、領空とか領土とかそういうものがない世界線なんだろうか。ベトナム(タイだったかな?)でベトナム兵やソ連兵をぶち殺しまくったら普通に国際問題になると思うんだけど。強いアメリカプロパガンダシコりファンタジーアクション映画と化しててランボーってそういう話だっけ?ってげんなりしちゃった。

こんな一人でほぼ1日で100人以上殺すスーパー殺人兵器奴が何人もいたであろうグリーンベレーがいたのにベトナム戦争で負けたってマジ?アメリカ無能すぎない?という皮肉は置いておいても「ベトナム戦争の悲惨さ」をむしろ矮小化する存在に堕してると思う。

ロシアウクライナ侵攻で「もしかして映画みたいなスーパーソルジャーって存在しない?」みたいなくだらないジョークがバズったりもしたけど、明らかにそれの先駆けだよね。1は存在しないから苦しんでるって話だったのに。

 

そんなこんなでランボー1見てから2見たら頭おかしくなると思う。

当時の基準ですごいアクションしてることは時代性を考慮すれば加点すべきなんだろうけど、ランボー1を前日に見た俺が期待したランボーのよさをむしろアクションがかき消してる部分が多すぎるのでプラマイゼロ、ややマイナスくらいにせざるを得ない。

そりゃラジー賞取るよ。はっきりゴミ映画だと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 09:43

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2025-11-16

ウクライナ戦

ゼレンスキー撤退示唆してる劣勢の戦線について

反撃のために一時撤退して戦力温存!くらいに主張してるやつらはまあ分かるんだが

ウクライナ防衛成功ロシア軍壊滅!みたいにゆってるやつもいて

それウクライナ公式発表と全然ちがうじゃんもうデマじゃん、みたいな

でもそういうデマのが受けてんだよな、事実じゃなくても

AI適当に作ってもバレなそう、というかもうやってるんかもな

Permalink |記事への反応(0) | 01:36

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2025-11-13

当選する理由がないのでロシア入国禁止リスト確認していなかった増田氏。

しかしある時、ふとロシアとの国境線をフル装備で踏み越えようとしていると、ロシア軍に囲まれしまい?

から始まるWEB小説ください。

Permalink |記事への反応(0) | 08:29

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2025-11-09

anond:20251109170539

そこも大本営気味と言うか報道が言うほどロシア軍被害受けてるかと言えば怪しい部分があるわけじゃん

どっちかというと削ってるのはロシア側で、ロシアは強烈な反撃が発生したら無理攻めせずに火点を潰していくのはこの2年でよくわかってるわけで、

ロシアの消耗を期待している」の報道は同じかそれ以上にウクライナ軍が消耗してておかしくない訳よ

そこも含めてCNN大本営発表になってる

Permalink |記事への反応(2) | 19:40

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CNNって戦争報道だけ大本営発表になるよな

ウクライナ戦争とか特に酷くて、ウクライナ単語ロシアに置換してんじゃないかって記事すら出てくる

ポクロウスクに拘泥していたのはウクライナ軍で、都市部どころか後方12km辺りまで半包囲状態になってる

そこにひたすら増援補給を送り続け、特にこの3週間では街道全部がロシア部隊の射程に入ったことでことごとくが襲撃されて損耗した

NATOも引けつってんのにウクライナ政府は何を求めてるのか市街地の死守にこだわり続けてる

もっと合理的に動けるはずの軍に余計な制約課してるのは、ロシアもそうかもしれんけどウクライナも同じなんだよ

結局アメリカも現政体が倒れないような支援報道してるし、誰のために戦争してんのかわかんなくなるわ

国体護持がウクライナ国民利益イコールになることを願ってます

Permalink |記事への反応(3) | 15:38

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ポクロウシク陥落で

ロシア軍出血を強いるボーナスタイムだって喜んでるヤツいて

ウクライナ軍は包囲下でドローンに追われながら撤退しなきゃならんワケなんだが

何かを勘違いしてるのか?🤔

Permalink |記事への反応(1) | 14:30

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2025-11-02

finalvent爺について「このひとの思想わからん右派っぽいけど左翼っぽいこと言ってる」みたいにコメントしている人を見た

左翼っぽいことというのはウクライナ戦争でロシア軍有利な見方をしている点。

最近ネット論客は「リアリスト」って言葉を知らないのかな

00年代辺りのネットでは「リアリズム」という言葉ネット右派代名詞のように使っていたのだが、最近はすっかり聞かなくなってしまったね

安倍政権の中盤くらいまでは、まだ「右派リアリスト」のイメージで、「左翼現実主義じゃないか選挙に勝てない」なんて腐されていたものだけど、

コロナウクライナ戦争の頃からリアリズムはすっかり鳴りを潜めてしまったね

Permalink |記事への反応(1) | 22:27

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anond:20251102151600

ウクライナ侵略されるまではロシア軍問題ではなかったろうね。

Permalink |記事への反応(0) | 16:24

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2025-10-31

日本人ロシア軍経済支援しないためにはオール電化しか無い?

東京ガスロシアからガスを2031年まで(あと6年)買い続ける気らしい

6年後には戦争終わってるでしょ、EU,米国はもう辞めるらしいから、戦争中、最もロシア経済支援したのは日本でした、というような不名誉事態になるかもしれない

発電所LNGを使うならオール電化にして自家発電するしか無いのか?

Permalink |記事への反応(4) | 23:23

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2025-10-25

ロシア軍NEC製の海底通信ケーブル軍事転用した疑いがある問題で、日米欧にまたがる秘密調達網のトップロシア人経営者NEC本社2018年訪問していたことが24日、同社への取材で分かった。

https://www.47news.jp/13343362.html

安倍ちゃんさあ・・・

Permalink |記事への反応(0) | 21:12

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2025-10-17

anond:20251017084932

公明党仏教だけど従軍慰安婦解決を支持してる

しか左翼系国交大臣になることになった

韓国ドイツ労務協力してきたので、ドイツにも慰安婦像が建った

他方、出版会では、2014年南ドイツ新聞社日本臨床社を買収(売上月2500万円はありそう)

さて公明党が連立辞めるとなるとドイツ裁判所慰安婦像撤去命令をした

自公連立は、韓国ドイツ日本医療業界の連立でもあったようだ

さら韓国ロシアとも軍事的関係がある

ロシアではオウム統一教会活動してた

自民ピンチ北朝鮮ミサイルは常だったが

からロシア軍の近海演習になりそうだな

日韓左翼の泥沼

Permalink |記事への反応(0) | 11:59

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2025-09-20

一番星はての「チェスのようですわ」

Permalink |記事への反応(1) | 14:53

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2025-09-16

[B!]ロシア派兵が指摘される北朝鮮、すでに現地で指導も 深まる軍事協力:朝日新聞

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/digital.asahi.com/articles/ASSBN3HGHSBNUHBI014M.html

[B! military]北朝鮮捕虜ウクライナ残留希望 「実戦形式の訓練と認識」:時事ドットコム

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.jiji.com/jc/article?k=2025011300293&g=int

[B!BBC]北朝鮮部隊ロシアクルスク州の前線から撤退か ウクライナ特殊部隊BBCに語る -BBCニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bbc.com/japanese/articles/cre83ge4v78o

[B!]ロシア語に堪能でない北朝鮮兵が、ウクライナ戦争で果たす役割佐藤優

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/diamond.jp/articles/-/355227

[B!]ロシアクルスク州全域「奪還」と発表 北朝鮮兵参戦を初めて認める:朝日新聞

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/AST4V3SLRT4VUHBI01ZM.html

[B!ウクライナ]ロシア軍「クルスク州の奪還完了」、北朝鮮兵士存在認め「高い専門性を発揮」…ウクライナ側は否定

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.yomiuri.co.jp/world/20250426-OYT1T50137/

[B!ロシア]北朝鮮ロシア西部戦闘に軍参加発表 キム総書記派兵決定 |NHK

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014791521000.html

Permalink |記事への反応(0) | 09:43

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2025-09-06

anond:20250903004439

SAS教官のひとりから授かったという「ディフェンサ・ナイフ」を、彼は宝物のように抱き、短い映像に収めて私に見せてきた。

短い動画の中で彼は、その稚拙ながらも覚え込んだ技を披露してみせ、こちらに向かって「ベルくんみたいだろ」と言った。

その刃を振るう所作稚拙ではあったが、彼にとっては一つの儀式であり、そこには世代特有真剣夢想が宿っていた。

その言葉には、彼自身人生を重ねようとする無邪気さと、同時にどこか運命への挑発めいた響きがあった。

しか歴史は、その夢想を待たない。

ヘスティアナイフ」と呼び、女神加護胸の谷間象徴される豊饒を手に入れると信じたその刃は、ロシア軍の砲火の前に一片の鉄片にすぎなかった。

夢は夢のまま、戦場暴力のただ中で砕け散ったのである

彼はまた、自衛隊で鍛えた「ミニミ軽機関銃」を抱き、腹ばいになって構える姿を残している。

その姿は、自衛隊時代からの得意技の延長にすぎなかったが、本人にとっては己が未来を切り開く武器であったのだろう。

しかし、現実は彼の思い描いた冒険譚とは程遠く、待ち受けていたのは国家軍事機構が生み出す冷酷な暴力にほかならなかった。

その姿は誇らしげであったが、銃口の先にあったのは、彼が憧れたレムやウマ娘美少女たちが微笑む理想郷ではなく、なろう小説美少女でも、電光超人グリッドマンでもなく、ただ国家という巨大な装置が生む冷酷な暴力であった。

――ここに、文明の落差を見る。

西欧が二度の大戦を経てなお近代国家暴力を脱しきれぬことは、ロシアの侵攻において改めて露わになった。

一方、日本若者は、国家への不信と虚構世界への耽溺との間に漂い、その反動として「自らを物語主人公とみなす」ことで現実を切り拓こうとする。

だが歴史物語法則を受け入れない。

物語の中の英雄は、決して勝てぬ敵には出会わず甲斐性のない男であっても必ず美少女が寄り添い、死んでも蘇る。

しか戦場には「死に戻り」もなく、奪われた命はそのまま冷たい土に吸い込まれる。

鉄と火薬暴力は、一個人激情夢想を顧みることなく、無慈悲に呑み込む。

国家とはそのような暴力組織し、正当化する仕組みであった。

彼は防弾チョッキに身を包み、刃と銃を携え、「自分ゴブリンスレイヤーだ」と笑って言った。

ロシアゴブリンどもは皆殺しだ」と。

その言葉の軽やかさは同時に、彼自身激情の深さを証していた。

ウクライナ行きは、彼にとって、社会から嘲笑を跳ね返すための、そして己を英雄に仕立てるための、一世一代舞台であった。

だが現実戦争は、虚構法則を受け入れはしない。

――戦場の敵はゴブリンではない。

彼を呑み込んだのは、帝政ロシア以来の専制伝統を背負った巨大な国家機構であり、そこにこそ歴史必然があった。

近代以降の国家という存在は、個人意志物語を徹底的に無視し、ただ統計的に、数として人間を処理する。

彼はその数の一つにすぎなかったのである

結局、彼の敵は「ゴブリン」ではなく、鉄と火薬を扱う兵士であった。

国家という巨大な制度が生む暴力は、一個人夢想を顧みることなく、容赦なく押し潰していった。

振り返れば、彼の魂は烈しく、同時に滑稽ですらあった。

烈しさゆえに滑稽であり、滑稽さゆえに哀れであった。

だがその烈しさと滑稽さこそ、歴史の奔流に抗おうとする若者の証でもある。

坂本龍馬近代国家の創出に情熱を注いだ時代から百五十余年、国家はなお個人を呑み込み、浪費する構造を脱し得ていない。

人間の夢は、歴史の巨大な奔流の前では、いつもあまりに小さく、脆く、そして悲しい。

私はそのことを、ウクライナの土に消えた彼の姿を思い返すたび、痛切に噛みしめざるを得ないのである

Permalink |記事への反応(0) | 14:24

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2025-09-04

anond:20250904152356

夜を超える夢、夢を超える夢――その言葉を、私はいまも生田緑地の丘に立つとき思い出す。

 小田急線が丘のふもとを走り、その向こうに新宿摩天楼が霞む。春や秋の宵には、武蔵野台地のはてに東京の灯がちらちらと瞬き、湾岸の明滅と重なって、まるで大きな銀河のように見える。あの夜、彼はそこに立っていた。

 「この光を見ろよ。世界を照らすんだ」

 彼は烈しい声でそう言った。社会に侮られたと感じる魂の奥底から、どこか英雄の夢を引きずり出そうとするように。

 やがて彼は、その烈しさを収めきれず、ウクライナへ渡った。

 南ウクライナの大地は、春になれば黒々としたチョルノーゼム(黒土)の平原が続き、空はどこまでも広い。その平原に彼の姿はあった。SAS教官から授けられたと信じたナイフを携え、自衛隊で扱った軽機関銃を構え、そしてアニメ小説に見た幻影を己の背にまとっていた。

 「ベルくんみたいだろ」

 と笑いながら刃を振るう姿を、彼は動画にして送ってきた。その映像のなかの表情は、秋葉原の雑多な軍用品店で玩具の銃を抱えていたときの無邪気さと、なんら変わらなかった。

 だが、現実戦場は烈しい魂を顧みはしなかった。

 ロシア軍砲撃は、彼の信じた「死に戻り」を許さず、ナイフも、機関銃も、ただ鉄と火薬の奔流のなかに呑み込んだ。ニュースには「抵抗なく制圧」とだけ、冷たく記されている。

 思えば――この平和日本のなかで、烈しい魂はしばしば行き場を失う。多摩丘陵一角夜景を前に語った夢は、黒土の大地で炎となり、そして燃え尽きた。

 彼は誤ったのか。あるいは私たちが誤っていたのか。

 その答えを私は持たない。ただ、あの夜、丘の上から見た東京の光が、いまも私の胸の奥に残っている。世界を照らす灯だと信じた彼の言葉とともに。

ウクライナ多摩江ノ島相模湾箱根

地名を列挙しただけのようであるが、そこにはひとりの若者の軌跡が、まるで風土歴史に導かれるようにして刻まれている。

生田は、小田急線新宿国会議事堂といった政治経済の中枢に三十分もあれば届く近さにありながら、背後には江ノ島の白砂、さら箱根の峻嶺をひかえる

この「都会と牧歌結節点」ともいえる地で、彼は夢想したのである――己が「ロシアを倒し世界を救う電光超人グリッドマン」に変じる姿を。

多摩は古来、武士団発祥地でもあった。

坂東武者がここから都をにらみ、時に反抗し、時に吸収されながら歴史をつくっていった。

その風土が彼にとっての原風景となったのは、偶然ではあるまい。

彼は、東京の光の海を遠望しながら、そこに「なろう小説」の主人公栄光――極上の美少女たちに慕われ、社会を見返す人生逆転の物語――を幻視した。

同時に背後には、古き自然神秘を湛える箱根の山がそびえている。

権力牧歌文明自然未来過去。その境目に立たされるのは、若者の魂をして、しばしば極端な夢想へと駆り立てるものである

だが、夢想の果てに彼が選んだのは、ウクライナという「現代史のただなか」であった。

そこで彼は、自衛隊で鍛えた技能も、地下格闘技ジムで培った肉体も、また国内戦闘スクールで学んだ秘術も発揮できぬまま、砲弾の一撃に倒れた。

近代軍隊というものは、個の技を圧倒する巨大なシステムである

その前に人間は、藁束が風に刈りとられるように消えていく。

彼は「槍の勇者のやり直し」を夢み、「盾の勇者の成り上がり」を志し、グリッドマンとして悪のロシアを討つと信じた。

しか現実は、近代国家という冷たい怪物であった。

彼が嫌った官僚主義のものの鉄鎖の網にかかり、物語主人公ではなく、歴史の一頁にすら記されぬ無名兵として死んだのである

人はしばしば「なぜ彼はそこまで零落したのか」と問う。

だが問う者自身もまた、会社という装置にすり減らされ、生活に押し潰されているではないか

墜ちていく彼を笑うことは、結局は自らを嘲うことに等しい。

彼は、大人になることを拒んだ。

夢や野心を手放し、現実に折り合いをつけることを「成熟」と呼ぶならば、彼は永遠に子どものままでいたいと望んだのである

だが時は残酷で、人を少年の心のまま中年にしてしまう。

その矛盾の痛みが、彼を戦場へと駆り立てた。

私は友人として思う。

彼は夢に殉じて死んだのではない。

彼は、時代のもの矛盾を背負わされ、その果てに命を燃やし尽くしたのだ。

そう信じるほかに、友として彼を悼む言葉を持たない。

Permalink |記事への反応(1) | 22:02

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2025-08-19

アメリカウクライナ戦争に軍事介入すると思う

ロシアは一度手に入れた領土は、何があっても絶対に手放さない。

ウクライナ自国領土割譲することも出来ない。

アメリカ仲介している交渉も行き詰まっていて、膠着状態になっている。

アメリカによる軍事介入可能性が現実味を帯びてきている。

ロシアとの全面戦争核戦争を誘発するので、ウクライナ東部に展開しているロシア軍を限定攻撃することになるのではないか

もちろんそれでロシアウクライナ東部から撤退する保証はないが、これ以上の交渉では事態は動かないと思う。

Permalink |記事への反応(2) | 11:25

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2025-08-15

「二度と戦争をしない」ってどのくらいの覚悟で言ってる言葉なんだろ

無抵抗の結果として、子供たちが相手国に拉致されて再教育されて戦争の道具にされるなんてこともありえるよね

ウクライナロシア軍がやってるし、闇バイトで脅されて強盗殺人やっちゃう青年もいるわけでそこまで荒唐無稽でもない

かに自分日本も手を汚してはいないけど、子供たちが他国の人々を殺さなきゃいけなくなる

そうなるくらいならいっそ一家心中でもした方がマシかも

Permalink |記事への反応(0) | 23:42

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anond:20250815191122

なんかロシア軍が不意を突かれたとか、ウクライナの手薄なところが突破されたとか言うのを聞いてると、用兵や戦術のうまさみたいな司令官個人資質が、まだまだそれなりの比重を占めてるんやろなぁ(ウクライナ側に優秀な人材がたくさん出てくればいいなぁ)などと思った

Permalink |記事への反応(0) | 19:58

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2025-08-10

anond:20250810224653

はてなー戦争研究所ソースにしてロシア軍は侵攻ペースが遅く夏季攻勢は失敗つってて見えてる世界が違うんやなって

もし侵攻ペース早ければ、無理に攻めて損害多数、夏季攻勢は失敗ってことになってたんだろうな

Permalink |記事への反応(0) | 23:54

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2025-07-17

ロシア軍財務省は両方とも「Z」と呼ばれています

Permalink |記事への反応(0) | 13:43

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2025-06-06

anond:20250606000026

そういえばロシア軍学校からウクライナ人児童2万人!を拐っていった、てニュースあれその後どうなったんやろうな🤔

Permalink |記事への反応(0) | 00:02

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2025-06-01

ウクライナ軍自爆ドローンによるロシア軍基地破壊工作大成功して盛り上がっている

これが見られただけでウクライナ侵攻の意味はあったな

戦場の主役がドローンになった歴史的戦争として教科書に載るだろう

Permalink |記事への反応(0) | 23:32

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2025-05-08

anond:20250508224223

元増田です。

私は自分感情で手一杯でロシア軍の話とか制度まで考えが及ばなかったんだけど。

彼はあまり発言をしなかったからパーソナルなことはよく知らなくて、そもそも軍人だったのかも。軍にスマホとか持ち込めるかは分からないけど。

もし昨日の話が全部嘘なら、彼が何事もなく生きているなら私はすごく嬉しい。

その可能性に気づかせてくれてありがとう

Permalink |記事への反応(1) | 22:53

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2025-04-19

社会保障費の支出が歳入をめっちゃ超えてる件

社会保障費の年間支出が137兆円(2024)

GDP比22%。

一方で歳入は113兆円。

社会保障費だけで国は差し引きで26兆赤字になっている。

国の歳出では37兆円を社会保障費に振り分けているので、単純に社会保障費は100兆円の赤字が次の年に乗るというわけだ。これは毎年乗り続ける。

26兆円というのはドコモ時価総額2個分、100兆円はドコモ時価総額8個分ぐらいに相当する。簡単にいうと社会保障費の支出だけで日本は毎年ドコモ2個分以上が吹き飛んでいる。

日本名目GDPは600兆円で、ドイツに抜かれて世界第4位。また金額的にはこれはドコモ50個分。イーロン・マスク9人分である。意外とだいぶ少ないのである。我々1.2億人の力結集して、毎年イーロン・マスク9人分の売上しか出していないわけだ(売上であって利益ではない)

まあ資産と売上を比較するのはちょっと違う気もするが、数値としてわかりやすいとは思う。

それで、思ったのだが社会保障費がGDP比22%というのは異常だ。歳出の内訳が22%なのではない。GDP比22%なのだ

繰り返すがGDPというのは国内の全企業の総売上高合計。利益ではない。売上なのである

防衛費GDP比2%で教育関連の支出GDP比4%である。我々は防衛費1%から2%に上げるとかでガタガタ騒いでいたが、どちらかというと社会保障費の比率の方がエグいのだ。

これは雑に言うと、中国ロシア軍よりも、その11倍老人の方が脅威であるということになる。(もちろん社会保障費は老人だけのものではないが)

いわば社会保障支出は老人年金軍に対する防衛費みたいなものだ。

老人 >>>>>中国ロシア北朝鮮

これが我々の脅威である

政府増税社会保障費を少し削るとかでその場しのぎの方策を続けているが、問題を先送りしているだけではないのか。

社会保障費を歳入とトントンにすればGDP比は18%になる。

なので個人的社会保障費はGDP比4%削るべきなのではないかと思うが、どうだろうか。(雑な計算なので実際は緻密にやる必要がある)

単純に年金がガクンと下がり、医療費がグンと上がり、介護額がグンと上がるわけだが。

まあ政治家は誰もやりたがらないだろうしできないだろうな。反発が凄まじそうだ。

ただやらなければどんどん悪化していくだけだ。

もしくは俺たちが一刻も早く毎年ドコモ2個分を稼がなければならない。

頼んだぞドコモ

Permalink |記事への反応(5) | 17:24

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