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はてなキーワード:ポスト真実とは

2025-12-07

ジェネレーション〈P〉

ロシア作家ヴィクトルペレーヴィンVictor Pelevin) の小説ジェネレーションP』(原題:Generation «П»、1999)は、

1990年代ロシア資本主義化・メディア化・消費社会の到来を、ブラックユーモアポストモダン手法で描いた作品です。

ペレーヴィン作品の中でも特に世界評価が高く、現代ロシア文学代表作の一つとみなされています

以下、あらすじ・登場人物テーマ構造象徴性などを総合的に詳説します。

■ 1.概要

ジャンル風刺小説ポストモダン文学サイバーパンク風味の社会批評

舞台ソ連崩壊後の1990年代ロシア

主題

広告現実を上書きし、イメージが「神」になる世界

人間市民)が「消費装置」へ変質していく過程

資本主義メディア産業政治癒着

アイデンティティ喪失虚構

■ 2. あらすじ(ネタバレを最小限にして要約)

主人公は、元詩人若者 ヴァヴェノス(ヴァヴァ)。

彼は市場経済化によって地位を失い、広告代理店でコピーライターとして働くことになる。

90年代ロシアでは、外資系商品を売り込むため、

アメリカ式イメージ」**が爆発的に導入される。

ヴァヴァは広告仕事を通して、メディアが人々の欲望価値観現実のものを「創造」する様を体感していく。

その過程でヴァヴァは、広告の背後にある

巨大な操作システム政治ビジネス芸術の混合した虚構装置

に触れていく。そして最終的に、国家イメージ操作を担う存在へと昇華していく――。

小説は、

広告とは何か」「現実とは何か」「アイデンティティとは何か」

という哲学的宗教的問いを、ユーモア皮肉で包みながら展開する。

■ 3.登場人物象徴

● ヴァヴェノス(ヴァヴァ)

• 元詩人コピーライター

• 詩という「真実言語」を捨て、広告という「虚構言語」へ

現実操作する側へ移っていく存在

旧ソ連インテリが、90年代資本主義社会適応して変質する象徴

アナスタシア

モデル存在であり、メディアが作る「女性像」そのもの

イメージとしての人間

広告代理店の面々

外資系ブランドイメージロシアに注入する役割

→ **西側資本の「文化的侵略」**を象徴

● 霊的な存在・神々

作品の後半には、古代メソポタミア神話イシュタルなど)が絡む

消費社会の“神々”=ブランド

というテーマを強調

■ 4.主題の詳説

▼ 4-1. 「現実広告によって作られる」

作品の中で広告は単なる宣伝ではなく、

社会価値観政治制度人間欲望すら構築する技術として描かれる。

商品ライフスタイル世界

へとイメージ連鎖し、人はそのイメージ信仰するようになる。

ペレーヴィンはこれを

ロシア資本主義宗教化”

と捉える。

▼ 4-2.ロシアの混乱と「意味崩壊

ソ連崩壊後のロシアは、

• 旧社会主義イデオロギー喪失

西側価値観の急速な流入

経済格差暴力の横行

という混乱期にあった。

小説はこの不安定性を、

過剰なイメージ虚構ニヒリズム

として描く。

▼ 4-3.メディア政治癒着

物語が進むにつれ、広告政治が一体化していることが明かされる。

政治家は「存在」ではなく

CGで作られる“映像パーソナリティ

であり、国家イメージ広告代理店が管理する。

いわば

ポスト真実時代

を先取りした構造になっている。

▼ 4-4.宗教神話消費社会

ペレーヴィン資本主義

“新しい神話を作る宗教

比喩する。

ブランドロゴシンボルとなり、

マーケティング効果は“魔術”として描かれ、

消費者儀式に参加する信者である

■ 5.形式的特徴(ポストモダン手法

パロディ

神話の再解釈

メタフィクション(作中でメディア操作構造が語られる)

• ニヒリスティックユーモア

言語遊戯広告スローガンと哲学の融合)

90年代ロシア混沌文学形式のものに組み込んだ作品

■ 6.国際的評価と影響

ロシア国内外ベストセラー

映画化2011年, Viktor Ginzburg監督

• 「消費社会」「情報操作」「ブランド宗教化」というテーマ普遍的で、21世紀メディア文化を先取り

特に

広告政治を上回る権力を持つ世界

現代SNS時代と強くリンクするとされ、西欧でも研究対象として扱われる。

■ 7. まとめ

ジェネレーションP』は、

イメージ現実支配する社会」**を、

ロシア歴史的転換点を舞台に描いた鋭利風刺小説

広告宗教

ブランド神話

政治演出

人間=消費システムの一部

という構図が、ユーモラスかつ哲学的に展開され、

ポスト真実社会の成立を予言した作品とも言われる現代文学の名作です。

Permalink |記事への反応(2) | 09:50

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2025-06-15

新型コロナ禍における、イベルクチンとは何だったのか

ベルクチン――

新型コロナ禍におけるこの薬は、科学メディア政治世論陰謀論希望的観測が複雑に絡み合った「20世紀パラダイム崩壊」と「21世紀情報戦象徴」でした。

一言でいえば、それは**「パンデミックにおける“知のカオス”」を凝縮した鏡**です。

基本情報:イベルクチンとは?

■ なぜコロナ治療薬として注目されたのか?

2020年4月オーストラリア研究

「イベルクチン試験管内でSARS-CoV-2の増殖を99%阻害する」との**in vitro研究試験管内の細胞実験)**が発表。

→ この結果が瞬く間に拡散され、「特効薬が見つかった」と期待が爆発。

■ 期待の爆発と科学批判乖離

期待現実
安全安価既存薬でコロナを治せる!有効血中濃度に達するには人間にとって危険な高用量が必要
ノーベル賞受賞者の薬だ、効かないはずがない動物実験や観察研究での相関関係は、因果関係保証しない
治験の中には「効果あり」と言っているものもある! 多くの研究は質が低く、バイアスや偽造も存在(後述)

■ 信じた人たち:なぜ熱狂が起きたのか?

1.政府製薬会社WHOへの不信

「高価な新薬(レムデシビル、モルヌピラビル)ばかり推されるのは製薬利権のせいだ。イベルクチンは安すぎて儲からいか無視されている」

2. “庶民の味方”という物語

SNSYouTubeでは「医者真実暴露」「WHOは嘘をついている」などのヒーロー物語構造流行

→ 「正義の薬 vs権力支配された医学」という二項対立型の陰謀言説に。

3.情報過多と知識非対称性

一般市民医学論文を正確に読むのは困難。

• 結果、「効果がある」と断言する医師(多くは動画SNS活動)にすがる構図に。

■ イベルクチン支持派の代表

米国の一部医師グループ。「政府効果を隠している」と主張。

→ 例:長尾和宏医師、尾身茂氏への疑義厚労省への嘆願書など。

■ その後の展開:大規模RCT(無作為比較試験)で否定的結果が相次ぐ

→ 中等症コロナ患者に対するイベルクチン効果プラセボ有意差なし

■ 決定打:データ捏造の発覚

WHOCDC厚労省立場2025年時点)

結論:イベルクチンとは何だったのか

それは、「希望」「怒り」「不信」「過去の栄光」「ポスト真実」「情報戦争」が交錯する“社会的現象である

医学的には「現時点で明確な有効性は確認されていない」が、

社会的には「人々の不安と信念がいか現実を形作るか」を見せつけた象徴である

■ 補論:なぜ「効いてほしい」という信仰が生まれたのか?

心理 内容
支配されている感覚への抵抗ワクチンを打て」「新薬を買え」という指示に反発したい
知識エリートに対する嫌悪医学会、大学メディア上級国民への疑い
人間の“簡単な答え”への渇望安価既存薬で治る」は分かりやす希望に満ちている
成功体験再利用ベルクチン過去人類を救った薬 → だから今回も、という神話

Permalink |記事への反応(0) | 02:22

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2025-06-05

anond:20250605151740

匿名掲示板における「AIによる情報整理投稿」への罵倒否定的反応は、単なる感情的反応だけではなく、いくつかの客観的な要因や背景が絡み合っています。以下、主要な観点から客観的解説します。


✅ 1.文化的背景:匿名掲示板価値観
オリジナリティと"人間性"の重視

匿名掲示板文化では、

が重視される傾向があります

そのため、整った情報形式的投稿は「場のノリを理解していない」とみなされやすく、

AI由来の文体=冷たい/堅苦しい量産型という偏見も働きがちです。


✅ 2.技術不安・反発心
● 「AI人間領域侵食する」感覚

これが「AIくせえ書き込み」「ChatGPT帰れ」などの罵倒に変換されることがあります


✅ 3.AIによる投稿判別困難性とノイズ扱い
● 見分けがつかないことへの警戒
  • 実際にAIが書いたかどうかは文体や内容から完全には判別できないため、 「それっぽい文」があると疑いの目が向けられます
掲示板の「雑談性」とのミスマッチ

この場合、「情報として有用かどうか」よりも「場の調和を乱しているかどうか」が反発の主眼になります


✅ 4.匿名性ゆえの攻撃的反応
コストのない攻撃が容易


✅ 5.ポスト真実時代知識観の変化
● 「何が本物か」を問う時代


📌 まとめ:なぜ罵倒されるのか(総合
要因カテゴリ 内容
文化的要因自発性即興性を好む匿名文化に整ったAI文体が合わない
心理的要因AI自分の居場所を侵される不安・反発
機能的要因 会話や雑談の流れにそぐわない投稿が“異物化”される
社会的要因AI人間区別曖昧になることへの警戒
構造的要因匿名ゆえの免責構造攻撃が加速しやす


☑ 補足:建設的な対処法はあるか?

Permalink |記事への反応(0) | 15:27

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2025-05-26

カバラ観点から現代の悪しき文化に対してコメント

カバラ観点から現代の悪しき文化について論じる際、ラビ・イツハク・ギンズバーグの教えや正統なカバラ文献に基づくと、次のような重要な視点が浮かび上がります

1.真実の分裂と相対主義文化

現代の「ポスト真実文化では、客観的真理が相対化され、感情主観的意見事実よりも重視される傾向があります

これはカバラ的には器の破壊現代的反映とも言えます

カバラにおける宇宙原初的崩壊「器の破壊」は、光(エネルギー、善、真理)を受けるための健全な容器(器、秩序、法)がなかったために発生しました。

現代相対主義もまた、「器の欠如」絶対的価値倫理の不在によって、個人社会が真理の光を保持できない状態です。

2.性的逸脱と「創造秩序」の混乱

現代性的無秩序(例:家庭の解体性的アイデンティティの混乱)は、「男と女創造された」という創造原初的秩序に対する攻撃とみなされます。これは混沌現代現象です。

混沌」は秩序のない状態であり、カバラでは創造以前の段階です。

創造目的は、「秩序ある世界」を築くことです。

性別や家庭の秩序を混乱させる文化は、創造目的に対する破壊と見なされ、修復を必要します。

3. 分裂の文化アマレクの霊性

ギンズバーグ師はたびたび、現代の「分断」「対立」を煽る文化アマレクの力の表れである説明します。

アマレクとは「偶然」を信じて神的摂理否定する勢力

彼らは常にイスラエルに背後からいかかるように、現代では社会信仰統一目的意識を分裂させようとします。

これがSNS政治的過激主義アイデンティティ戦争の形で現れています

4.情報過多とクリポットの増大

現代インターネット社会は、光のように見えても、その多くは真理に到達できないクリパー(殻)の層で覆われています

知識の木」と「命の木」はカバラ的には完全に異なります

現代人は情報を得ても、命に到達しない。

まり、魂を生かすような知恵ではなく、魂を混乱させる情報洪水です。

結論

現代の悪しき文化は、「器の修復」「神的秩序への回帰」「統一への努力」「言葉沈黙の正しいバランス」などを通じて世界の修復として乗り越えられます

ラビギンズバーグはこのティクンの方法として、

を強調しています

Permalink |記事への反応(0) | 02:04

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2025-03-21

インターネット上での発言倫理

インターネット上での発言倫理について分析すると、いくつかのテーマが浮かび上がる。

特に言論責任真実性、沈黙価値自己表現の自由とその限界といった視点

1.箴言解釈:「愚者沈黙すれば賢者に見える」

この箴言(例:「愚か者でも黙っていれば知恵ある者と見なされる」—『箴言17:28)には、少なくとも2つの哲学的含意がある。

1. 外見と実際の知性のギャップ

何も言わなければ、他者はその人の知性を推測するしかない。そのため、沈黙は賢く見せる戦略になり得る。これはプラトン的な知の理想(知者とは慎重であるべき)とも関連する。 逆に、発言することで愚かさが露呈する場合がある。

2.沈黙倫理

ソクラテスが強調した無知自覚に通じる考えでもある。自分が愚かである可能性を認めることが知の第一歩ならば、軽率発言せず、学び続けることは倫理的にも重要

しかし、沈黙は常に良い選択肢とは限らない。例えば、不正義に対する沈黙道徳的責任を伴う(ハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」など)。

2.インターネット上での発言倫理

現代デジタル空間にこの考えを当てはめると、次のような問いが生じる。

(1)自由 vs.責任言論自由限界

ジョン・スチュアート・ミル自由論では、他者に害を与えない限り、人は自由であるとする危害原則(Harm Principle)を提示した。しかし、インターネットでは誤情報中傷が容易に拡散し、他者に害を与える可能性がある。

これはカント定言命法(「汝の意志格率が、常に普遍的法則となるようにせよ」)とも関わる。もし誰もが無責任発言をしたら社会はどうなるか?

(2)インターネットと「ポスト真実」の問題

インターネットでは、情報が氾濫し、ニーチェ的な真理の死の現象が起きやすい。何が正しいかより何が広まるかが優先され、感情的発言知的対話を圧倒することもある。

これはソクラテスゴルギアス批判した修辞術の危険性に通じる。つまり議論は真理を探究する手段ではなく、聴衆を動かすための道具になり得る。

(3)沈黙するべきか、発言するべきか?

功利主義視点ベンサムミル):もし沈黙することで害が減るなら、それは道徳的に望ましい。しかし、沈黙不正助長するなら、発言義務である

倫理視点アリストテレス):ただ黙るのではなく、適切なときに、適切な方法発言することが重要。例えば、Twitter議論する際、冷静かつ理性的であることが徳として求められる。

3.結論

沈黙は金とは限らない。 愚かな発言を避けるための沈黙賢明に見えるが、道徳的には正しいときに正しく語ることが求められる。

インターネット時代には熟考する沈黙と適切な発言バランス重要

発言責任を持つことは、哲学的倫理的に不可欠。 これには、真実性、害の回避、適切な文脈理解が伴う。

したがって、「愚者も黙っていれば賢者に見える」は単なる処世術ではなく、適切な知的謙遜と慎重な発言重要性を示す哲学的メッセージといえる。

Permalink |記事への反応(1) | 13:24

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2023-05-18

津田大介

@tsuda

ツイッター見てるとそれっぽく書かれてる世に倦む日日の悪意あふれる記事を丸ごと鵜呑みにしてる人が(著名な言論人の方でも)多いようで、ネットリテラシーについて考え込んでしまう。危ないっすよマジで

高知カフェの件(マンガ)は、わかりやすいが故にかなり一方的記述が気になったのは確かで、相手方名誉毀損で訴えてきたら微妙だなとは思ったけど、すべてが利権捏造構成されていたとも思えない。土佐市NPO側と、カフェ側それぞれに主張や文脈があって、その中間グラデーションの中にしか「真実」はないんだと思いますね。

https://twitter.com/tsuda/status/1659006099255877632

津田大介

@tsuda

まあでも「ひろゆき嫌い」がある種のポリティクス磁場になっているのだな、と確認できた感じ。単純な左右ではもちろんなく、woke / 反wokeという軸だけでもない、ネット上の言論空間の歪さがよく現れてますね。そういう中で妄想陰謀がまた力を得ていて、ある種ポスト真実2.0になった感もある。

https://twitter.com/tsuda/status/1659040052201271297

Permalink |記事への反応(0) | 15:40

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2021-09-11

鴻巣友季子の時評は何が問題だったのか

 『文學界2021年9月号に掲載された桜庭一樹少女を埋める」を取り上げた、鴻巣友季子による朝日新聞文芸時評に対して、桜庭が抗議の声をあげ、記事の訂正などを求めた(文中敬称略)。

 この問題に関して筆者は「鴻巣友季子の時評は何が問題なのか」に始まる3本の文章投稿した。その後、桜庭の求めに沿う形で、9月1日に朝日新聞デジタル版の時評で文面が修正され、9月7日付朝日新聞本紙および朝日新聞デジタルに、両者と時評担当者見解掲載された。

 この記事では総括として、両者の見解検討するとともに、時評担当者が「期待」しているという「文学についての前向きな議論」のために、この一件にまつわる諸論点を、桜庭鴻巣が直接言及していない点も含めて挙げる。なお、はてな匿名ダイアリー仕様URL掲載可能数に制限があるようなので、最小限に留めている。

見解検討

 両者の主張は、以下のように整理できるだろう。

桜庭文芸時評の評者の主観的な読みは、その読みが合理的であるか否かによらず、実際に作品にそう書かれていたかのようにあらすじとして書いてはならない。

鴻巣文芸時評の評者の主観的な読みは、その読みが合理的であるならば、あらすじとして書いてもよい。

 桜庭は主張の根拠として、そのようなあらすじの書き方が「これから小説を読む方の多様な読みを阻害」し、「〝読者の解釈自由〟を奪」うことを挙げている。

 一方で鴻巣自身の主張を、「あらすじも批評の一部なので、作者が直接描写したものしか書かない等の不文律を作ってしまう事の影響は甚大」であり、「読み方の自由ひいては小説可能性を制限しないか」という懸念により根拠づけている。

 では鴻巣は「あらすじも批評の一部」であるという主張をどのように根拠づけているか。これが不明瞭なのである

 鴻巣は「あらすじと評者の解釈は分けて書いてほしいと要請があったが、これらを分けるのは簡単そうで難しい」と書くが、その後に続くのは、作品創造的な余白を読者が埋めるという、読解についての文章である文学解釈にそのような性質があったとして、それがあらすじと解釈の分離の困難とどう関わるのか、説明されていない(まさかテクストに書いてあることと、書いていない部分から自分想像したこととが融合してしまって分離できないというのだろうか。テクストは目の前にあるのに)。つまり鴻巣は、「書く」ことについて言及していないである解釈批評の一部でしかない。当然ながら、読んだ=解釈しただけでは批評は成立せず、「書く」ことが必要不可欠である。だからこそ桜庭の主張は鴻巣の読みの否定ではなく、「分けて書いてほしい」というものだったのだ。分けて「書く」ことが「読み方の自由」を否定することにはなるまい。そして実際にデジタル版の時評の文面を「修正」できたのだから、分けて書くことはさほど難しくはないはずである

 鴻巣は「合理性」や「妥当性」にこだわりを見せるが、この見解文章がそれらを備えているとは言い難い。また、鴻巣見解を発表する段になっても、そもそも桜庭に何を問われているのか理解していないふりをしている、あるいは単に理解できていない。

 繰り返しになるが、問題は「書く」ことなのだ私小説フィクションからどのように読んでもいいとか、誤読される覚悟もなしに私小説など書くなとか、私は鴻巣評のように読んだとか、信用できない過去語りだとか、あるいは鴻巣誤読しなければこんな事態にはならなかったとか、そんなことは関係ない。どう読んだっていい。批評家が誤読することもあるだろう。批評家が作者の意図しない優れた読解をすることもあるだろう。ただし、自分の読解が生み出しただけの出来事を、実際に作品にそう書かれていたかのようにあらすじとして断定で書くべきではない。

繰り返しになりますが、
作品からの読み、想像であり、実際のテキストには書かれていないストーリーを、主観的な読みではなく実際にそう書かれていたように紹介する」
のは一線を超えていると思ったのです。
作者だからではなく、他の方の本でも同じように疑問を持ったと思います
(この部分です)pic.twitter.com/vFmVBO6fhC桜庭一樹 (@sakurabakazuki)August 27, 2021

いえ、また繰り返しになりますが、どう評しても自由とは言っておらず、
「読まれ方は自由だが、実際の描写にはないストーリーを、読み、想像で考えたとき、それを主観的解釈として書くのはよいが、実際にそう書かれていたように客観的事実として書くのは一線を超えている」
と考えています。(続)—桜庭一樹 (@sakurabakazuki)August 27, 2021

 ただそれだけのことを、桜庭は何度も何度も直接本人に訴えかけた。にもかかわらず、鴻巣がその声が受け止め、真摯に答えたとは思えない。

 この文章を書いている最中に、『現代ビジネス』上に、飯田一史による記事「「少女を埋める」論争が文学史上「奇妙」と言える“3つのワケ”」が掲載された。そこで名古屋大学大学院教授日比嘉高モデル小説研究フロントランナーと言ってよいだろう)は、「作家である桜庭さんの方がTwitter上で『私小説』『実在人物モデルに』と事実立脚している点を強調している」と述べているが、桜庭は慎重に「テクストという事実」と「現実事実」の問題を切り分けている。

この記事でご紹介いただいたのですが、わたし原稿に〝介護中の虐/待〟は書かれておらず、またそのような事実ありません。わたしの書き方がわかりづらかったのかもしれず、その場合は申しわけありません。影響の大きな媒体であり、とても心配です。否定させてください。https://t.co/HdC6Cb8g7b桜庭一樹 (@sakurabakazuki)August 24, 2021

(強調は引用者。これは桜庭が声をあげた最初ツイートだ)

また今回は自伝的随想」としてご紹介くださったこもあり登場人物を離れ実在家族に言われなき誤解が降りかかることを危惧したため、わたしはこのように必死になって訂正をお願いすることになりました。それは確かに、評者の方には関わりのない事情ではありますが…(続)pic.twitter.com/8rixc3Ot4c桜庭一樹 (@sakurabakazuki)August 27, 2021

(強調は引用者)

 桜庭実存にとって「現実事実」がいかに重大なものであったとしても、桜庭あくまでそれを「テクスト(に書いてあるか否か)という事実」と「あらすじの書き方」との問題の下位に位置付けている。主張の動機と主張の根拠を分けるべきである飯田は、「作家が「トラブルを予防する」ために「事実の側に立つ」点でまず「少女を埋める」はきわめて珍しい事例なのだ」と書いているが、「トラブルを予防する」のは主張の根拠ではなく動機である。この一件を「論争」と表現するのであれば、作家動機ではなく、作家根拠フォーカスするべきであるこの記事のまとめ方に〝私は〟断固抗議する。

 とはいえ桜庭見解にも問題点が指摘できる。それも踏まえて、以下、「文学についての前向きな議論」のための論点を、差し当たり三つ挙げる。 

文芸時評というジャンル

 今回の一件に際して、文芸時評不要説や批評の死が取り沙汰されもした。桜庭ツイートで「批評ではない未熟な文章」などの表現を使い、鴻巣見解において「批評」という言葉を用いている。

 だが、文芸時評批評しかないのだろうか? 文芸時評英語ならliteraryreview(あるいはbookreview)やliterary commentary、フランス語でならchronique littéraireなどと言うだろう。批評critiqueと時評は同一視してよいのか? 批評の要素を備えているとしても、時評には時評に固有のジャンル特性があるのではないか

新聞というメディア

 文芸時評新聞という巨大メディア掲載されている点をどう捉えるか? 桜庭見解において朝日新聞の「影響力は甚大」としている。また桜庭は「これから小説を読む方の多様な読み」について言及するが、「これから小説を読まない方」が時評だけを読む可能性も大いにありうるだろう。あるいは前項と関連づければ、文芸誌などの批評は全く読まないが時評は読むという新聞読者はいるだろう。つまり文学の読者と時評の読者は必ずしも重ならない。

 文学の読者であれば私小説で描かれたことが現実でもその通りに起きたと断定できないと承知しているが(あるいは、そのような認識の者を文学の読者と呼ぼう)、時評の読者がそのような前提を共有しているとは限らない。桜庭新聞の影響力への言及の直後に「私は故郷鳥取で一人暮らす実在老いた母にいわれなき誤解、中/傷が及ぶことをも心配し」たと述べている(繰り返すが「をも」という表記に注意。その一点だけで抗議しているのではない)。今回の問題(ここでは主張の論理ではない、現実現象レベルである)はそもそも、「文学についての」「議論」だけに収まらないものをも含んでいるのではなかったか

 以上の論点を踏まえて、時評担当者見解検討することもできるだろう。

書いてあればよいのか

 桜庭見解は冒頭、「私の自伝的な小説少女を埋める』には、主人公の母が病に伏せる父を献身的に看病し、夫婦が深く愛し合っていたことが描かれています」と書く。鴻巣評の印象を覆すためにあえて母の献身夫婦の愛を強調したのだろうが、このまとめ方については異議もあった。文芸評論家藤田直哉が端的に指摘しているのでツイート引用しよう。

夫婦が深く愛し合っていたかどうか」を確定する根拠は、虐/待があったかどうかを確定する根拠と同じぐらい、作品テクストにはないのではないかな。母親がそう言っている、語り手がそう推測したようだ、というところまでは書いてあるが、しかしそれが「作中の事実」かどうかはサスペンドじゃないかな—藤田直哉@新刊『シン・エヴァンゲリオン論』河出新書 (@naoya_fujita)September 7, 2021

 つまりあらすじに書いてよいのは、「作中の事実であるべきではないか 今回であれば、あくまで一人の人物視点に立って、「私の自伝的な小説少女を埋める』では、病に伏せる父と、献身的に看病した母とが深く愛し合っていたことを、主人公が見て取ります」くらいが妥当なのではないか言うなれば、「夫婦が深く愛し合っていた」というのも、「愛しあっていたのだな」という文字列テクストに書いてあるとはいえ中人物の「主観的解釈なのだから、〈そのような解釈が書いてある〉という形であらすじを書くべきではないか

 あるいは、そもそも事実」と相容れない表現というものもある。極端な例を挙げれば、自分幸せだと信じ込みながらオンラインサロン主宰者に投資し続ける人物のことを「幸せ生活を送り」などと書くのは、たとえ作中に「幸せである」と書かれていたとしても、おかしいだろう。幸せ事実ではなく評価からだ。書かれていないことを想像するとともに、読者は書かれていることについても想像し、評価する以上、書いてあれば何でもあらすじに含めてよいとは限らないのではないか

参考になりそうな文献

 最後に、「文学についての前向きな議論」に役立ちそうな文献を、備忘録も兼ねてリストアップしておく。

Permalink |記事への反応(0) | 10:43

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2021-07-20

探偵小説研究会ミステリを編みたいっ!」リスト

ジャーロ』誌(光文社)で連載中の、架空アンソロジー叢書を作る持ち回り企画書籍化希望

No. 55 (2015 Autumn-Winter) 第1回千街晶之戦争ミステリ傑作選」

No. 56 第2回 鷹城宏「異論図書館(ビブリオテカ・パラロジック)」

No. 57 第3回巽昌章「死のカードあわせ――可動式アンソロジーのすすめ」

No. 58 第4回千野帽子ミステリフロンティアはここだ――K文社ミステロイド文庫・創刊!」

No. 59 第5回蔓葉信博ライトミステリーの源流と現在

No. 60 第6回法月綸太郎パリンプセストの舟――メタハードボイルド全集第一期)」

No. 61 第7回並木士郎映画原作短篇十選」

No. 62 第8回小田牧央「ポスト真実現代本格ミステリ

No. 63 第9回 波多野健「暗号解読――ミステリ現実

No. 64 第10回 廣澤吉泰「昭和五十年代アンソロジー国内編)傑作選」

No. 65 第11回 羽住典子「春を売る本格ミステリたち」

No. 66 第12諸岡卓真「『そして誰も』系ミステリ世界

No. 67 第13回横井司「墓場へ持ちこまれた謎を解く」(テーマ…未完作品

No. 68 第14回市川尚吾「海底ミステリ全集

No. 69 第15回 浦谷一弘飛行機ミステリ全集第一期)」

No. 70 第16回円堂都司昭ベスト本格ミステリ21世紀

No. 71 第17大森滋樹「『人面瘡』幻想ミステリ全集

No. 72 (2020Summer) 第18回佳多山大地鉄道ミステリー選集(二巻本)」

No. 74 (2021January) 第19回小松史生子ミステリの中の『忘れえぬ女(ひと)』名場面傑作集(クラシック編)」

No. 75 第20笹川吉晴世界UMA小説(ミステリー)大図鑑第一期)」

No. 76 第21回末國善己歴史時代小説作家ミステリ傑作選【戦後篇】」

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2018-08-31

anond:20180831220838

ポスト真実ってやつだ

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2018-08-19

Twitterも5chもめんどくさい

Twitterは「放射脳」とか「バカッター」といって笑ってたころが最後で、それ以後はイデオロギー的な対立デマ、深刻な誤解に基づく罵倒(→ポスト真実)が増えた気がして嫌気がさしている。

5ch……2chは、おーぷんとか.net/.scとかもうワケワカメ

意識の低い情弱はてなーから、こうやって増田で糞エントリ投稿することしかできないんだよね。。。

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2017-11-09

アウフヘーベンへの道 ~H2研究所員たちの挑戦と足跡

とある農村さら郊外地元の人々すらも近づかない山奥の一角に、その施設存在していた。

H29超高次先端技術研究所

ここで過去300日以上に渡り極秘裏に進められてきた、ある革新的理論実証実験は、今まさに最終段階を迎えようとしていた。

 

主任! AIスピーカー現象における藤井フィーバー忖度は、現在35億前後安定的に推移しています

結構ユーチューバー刀剣乱舞監視しつつ、線状降水帯を抜けるまでは睡眠負債の超過にも十分注意を払っておきたまえ」

GINZASIXの設定はどうしますか?」

ワンオペ育児ファースト継続する」

「ワ、ワンオペ育児ファースト!? しかし、それでは共謀罪に……」

人生100年時代常識から言えばその通りだ。しかし我々はポスト真実のためには炎上ひふみんすらも辞さない。そう働き方改革したはずではないか

「わ、分かりました。確かにこの研究が完成すれば、空前絶後プレミアムフライデーがインスタ映えすることは間違いありません。人類は飛躍的にアウフヘーベンするでしょう」

「そうだ。この研究人類アウフヘーベンするのであれば、我々はたとえ人々からけものフレンズと呼ばれようとも……」

ちょっと待って下さい! 主任ユーチューバー刀剣乱舞に異常が発生!」

睡眠負債か?」

「いえ、これは……Jアラート!?

「なんということだ。こんなときに魔の2回生が……」

主任! うんこ漢字ドリルハンドスピナーが、間もなく9.98(10秒の壁)を突破します!」

いかん! GINZASIXの電源をすぐに落とすんだ!」

「無理です! GINZASIXはすでにワンオペ育児ファーストに設定されています

「な、なんてことをしてくれたんだ!」

主任の指示です!」

「この、うつヌケ!」

「ひ、酷い……! だって主任が……」

「ちーがーうーだーろー!」

だって……」

「ちーがーうーだーろー!」

だって……」

「」

 

…………。

 

翌朝。地方新聞の片隅に掲載された「無人山中に大型隕石落下」のフェイクニュースは、大きな話題を生むこともなく、やがて人々の脳裏からも完全に消失した。

しかし、私たちは知っている。

人類アウフヘーベンを目指し、志半ばで炎上ひふみんした幾人かの者たちの挑戦とその失敗を。

我々は彼らの犠牲を決して無駄にしてはならない。

彼らの志は後世の人々へと受け継がれ、やがて人類アウフヘーベンへと至るべきなのだ

研究は続く。いつの日か、人類が真にアウフヘーベンを果たすその日まで。

その日まで……。その日まで……。

  

止まるんじゃねえぞ……。

 

おまけ(去年の)

https://anond.hatelabo.jp/20161203164152

Permalink |記事への反応(7) | 23:55

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anond:20171109161817

ポスト真実以外は聞いたことあるし今年は割と妥当選考

Permalink |記事への反応(0) | 20:10

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[流行語大賞]2017新語・流行語大賞ノミネート解説

アウフヘーベンドイツ語で「拾い上げる」「廃止する」などの意。哲学用語としては「止揚対立する諸要素を発展的に統一すること)」と訳される。小池百合子都知事が会見で用いた。
○○ファースト「○○第一」「○○優先」といった意味特に都民ファースト」は小池百合子都知事スローガンとなり、政党名にも使われた。
インスタ映えSNSInstagram」に写真投稿したときに見栄えがする、いかにも注目を集められそうだ、といった意味
うつヌケ同名の漫画のこと。漫画家・田中圭一作品で、うつから脱出した人たちの体験談を描いてヒットした。
うんこ漢字ドリル全ての例文に「うんこ」という単語が用いられている小学生向けの漢字ドリルで、その奇抜な内容から大ヒットした。
炎上○○炎上商法」「炎上芸人」など、インターネットでの炎上逆用する諸行為のこと(…か?)。
AIスピーカーインターネット接続され、音声操作AIを利用できるスピーカーのこと。Amazon EchoGoogle HomeApple HomePodといった商品が発売・発表されている。
9.98(10秒の壁今年9月桐生祥秀が出した男子100m走タイム。これまでの日本記録を上回り、日本人で初めて9秒台に突入した。
共謀罪テロ等を未然に防止するため、組織犯罪計画した段階で処罰できるとする法律のこと。多くの反対意見もあったが今年6月国会で可決された。
GINZA SIX今年4月開業した銀座複合商業施設のこと。
空前絶後お笑い芸人サンシャイン池崎ギャグ。昨年末の「絶対に笑ってはいけない科学博士24時」に出演したことブレイクした。
35億お笑い芸人ブルゾンちえみギャグ世界中男性の人数を指している(70億の半分)。
けものフレンズ同名のアニメのこと。同プロジェクトゲームが既に終了するなかで今年1月から放送され、クチコミにより広まり大ヒットした。
刀剣乱舞同名のブラウザゲームのこと。2015年流行語大賞でも「刀剣女子」がノミネートされている。
Jアラート全国瞬時警報システム通称北朝鮮ミサイル発射実験により発動したこと話題となった。
人生100年時代100年後には平均寿命が100歳になっているとの予測を受けて、日本政府が今年9月に「人生100年時代会議」を開催した。
睡眠負債スタンフォード大学研究者提唱したもので、少しずつの睡眠不足が積み重なることで大きなリスクとなっているとする考えのこと。
線上降水帯積乱雲が次々に発生して長さ数十から数百kmに及び線上に連なる現象のこと。ゲリラ豪雨の原因とされる。
忖度他人の心情を推し量ること。森友学園問題に際して「上役の心情に配慮すること」というやや違った意味人口膾炙した。
ちーがーうーだーろー!当時衆院議員だった豊田真由子氏が秘書へ放った暴言ひとつ秘書への暴行報道されて責任問題となった。
魔の2回生2012年初当選し、2014年に再選された自民党の2回生議員のことで、不祥事が多いためにそう呼ばれるようになった。
働き方改革日本政府が推進する改革で、日本労働環境や慣習を抜本的に見直そうとするもの長時間労働の解消、非正規雇用解決などを目指す。
プレミアムフライデー個人消費喚起するため政府および経済界提唱したもので、毎月末の金曜日は午後3時に終業するよう企業に求めるキャンペーンのこと。
ハンドスピナーボールベアリングに「羽」を付けた玩具で、基本的には回転させるだけの手慰みとして使う。
ひふみん将棋棋士加藤一二三ニックネーム。今年6月プロ引退した。その特異なキャラから人気となり、バラエティ番組などにも出演している。
藤井フィーバー将棋棋士藤井聡太が史上最年少でプロとなり、デビューから無敗のまま公式戦最多連勝記録を打ち立てたことで話題となった。
フェイクニュース虚偽の情報を多分に含むニュースのこと。特にアメリカ大統領選において様々なフェイクニュースSNS拡散されたことが問題視された。
ポスト真実客観的事実よりも自身感情に訴える虚偽を信じやすい状況のこと。アメリカ大統領線やイギリスEU離脱にまつわる中でよく用いられた。
ユーチューバー動画投稿サイトYouTubeから広告収入生活をする動画投稿者総称ヒカキンはじめしゃちょーなどが著名。
ワンオペ育児ワンオペ」とはもともと飲食店を一人で回している状態(ワン・オペレーション)のことを言い、転じて夫もしくは妻が一人で育児を行っている状況を指す。

Permalink |記事への反応(5) | 16:18

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流行語大賞ノミネート

アウフヘーベン/インスタ映え/うつヌケ/うんこ漢字ドリル炎上○○/AIスピーカー/9.98(10秒の壁)/共謀罪GINZA SIX/空前絶後の/けものフレンズスプラトゥーン/35億/Jアラート人生100年時代睡眠負荷/線状降水帯忖度(そんたく)/ちーがーうーだーろー!/刀剣乱舞/働き方改革ハンドスピナーひふみんフェイクニュース藤井フィーバープレミアムフライデー伊藤直也ポスト真実/魔の2回生/○○ファースト/ユーチューバ-/ワンオペ育児

Permalink |記事への反応(0) | 15:28

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2017ユーキャン新語・流行語大賞ノミネート!!

さあ!自分がこの言葉をどれ位知っているのか?!


アウフヘーベン⇒……ピ、ピアニスト

インスタ映え⇒自分もインスタ使っていますはい

うつヌケ⇒……う、うつもの現代語?

うんこ漢字ドリルツイッターのRTでよく回ってきた

炎上○○⇒炎上商法以外にあるの?炎上漬物

AIスピーカー⇒凄いうっすらと知ってる。スピーカーAIなんでしょ

9.98(10秒の壁)⇒日本人選手誰かが始めて10秒切ったんだよね

共謀罪逮捕者ってまだ出ていないんだよね

GINZA SIX⇒全くの謎。初めて見た。

空前絶後の⇒……わ、わかりません

けものフレンズ⇒アラフェネが好き

35億⇒ブルゾン

アラート⇒怖すぎ。なんだっけ。アホカブトガニサウンド?みたいで怖い。

人生100年時代⇒これもなに??初めて知った。

睡眠負荷⇒これも初めて知った!

線状降水帯⇒これも初めて知った!

忖度(そんたく)⇒阿部さん

ちーがーうーだーろー ⇒ピンク議員

刀剣乱舞日本刀擬人化

働き方改革⇒こんなのあったっけ?

ハンドスピナーちょっと欲しい

ひふみんお疲れ様でした

フェイクニュース友達がRTしてた時ちょっとしかった

藤井フィーバーホットホット

プレミアムフライデー国民全員が見せられた幻

ポスト真実イミフ

魔の2回生⇒これまた初めて見た

○○ファースト都民以外あるの?

ユーチューバ-⇒今年なんだ

ワンオペ育児⇒家庭を持って子供を作ることに対して年々良いイメージを持てなくなるね


増田達はどの位知っているかな?

Permalink |記事への反応(1) | 14:51

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2017-04-02

けものフレンズ考察を装ったアニオタ批判

自分ブログに書くとなんだか炎上しそうなのでここに書くことにする。

けもフレ人気が各地で大爆発を起こしているが、さすがに褒められすぎ、評価されすぎ、持てはやされすぎである

この作品はどう評価しても100点満点中あげられるのはせいぜい30~50点くらいである。

アニオタ界隈のけもフレを評価する声として「安心してみていられる」「脚本がよくまとまってる」「やさしいキャラが魅力」などという言葉が交わされているが、これらは全て嘘っぱちのように聞こえてならない。

こんな薄い言葉表現される毒にも薬にもならない作品は、「よくできましたね」くらいの評価を得ることはありえるが、猛烈に人を惹き付けて心を揺さぶる名作にはなりえない。

本当に人の心をガッツリと射貫く作品というのは、たとえガタガタでブサイクな出来だとしても、何か一つくらい魂に響く「核」のようなものがあるはずだ。

「けもフレ」に心を揺さぶられた人間などきっとほとんどいない。そう言っている人間がいたとしたら、熱狂的な空気につられて思い込んでいるだけなのだ

その証拠にきっと「けもフレ」はすぐ忘れ去られる。あと一か月もしたら、おそらくこの作品には誰一人言及しなくなるだろう。

***

「けもフレ」人気のインフレーション理由は、基本的ネット空間における「極性化現象」であるといえる。

アニオタコミュニティという空間の中では、アニメ評価を巡ってぐるぐると再帰的な「言語ゲーム」を続けていく内に、しだいに表現に尾ひれがついて妄想が膨らんでいく傾向がある。

その中では、凡百のストーリーが「絶巧の脚本」になり、平坦な芝居が「神演技」になり、チープな謎が「深遠な哲学」になる。

このような現象は、ネット炎上などでよく観測されるメカニズムである

ちょっといたずらをしただけの大学生や、何気ない発言をしただけの女性が、集団極性化した暴徒によって糾弾されまくる構図は、ネット上で毎日のように見られる風景である

ネット上の言語ゲームというのは、往々にしてこのような「過剰」に至るのだ。

***

基本的アニオタというのは、他者媒介しないと何も考えられない、何も感じられない存在である

どんなアニメ面白いのか、どんなアニメ自分が好きなのか、そのアニメ自分にとってどういう価値を持つのか、一人では判断がおぼつかず何かを基点としないとリアリティを感じられない。

人間とは多かれ少なかれこういう側面を持つ動物だが、アニオタはこの性質がむき出しの形で露わになった存在である

アニオタは、基本的自分欲望することを欲望している。アニメを楽しみたいというよりは、アニメを楽しんでいる自分を楽しみたいのである

なのでアニオタにとって重要なのは作品のものではなくてその作品を取り巻く「人々」や「言葉」や「その評価」、いわば「アニメコミュニティ」という場そのものである

この「場」に埋め込まれることによって、アニオタは初めて作品に対して欲望を抱くことが可能になるのだ。

このことは、アニオタを語る上で押さえておきたい重要ポイントである

***

アニオタたちが「けもフレ」を担ぎ上げる理由、「けもフレ運動」の意図を強引に深読みしようとすれば、次のようにも解釈できる。

昨今のランキング市場は狂っている。

そこで上位を占めているものは、メディアSNSを通じてステマ的に人気を煽りブーストを仕掛けた「張りぼて」の作品ばかりと言っていい。

アニオタたちはこのランキング市場にどっぷりと身を浸し、どっぷりと依存しつつもキレている。

メディアに対してももちろんキレているが、それにまんまと乗せられている自分自身にもキレている。

その鬱々と溜め込んだ感情が、今回突発的に「けもフレ」を通じて連結した。

「けもフレ」という作品は、徹底的に薄味で、徹底的に無難で、徹底的に空っぽであり、「本当に売れたいのか?」と問いかけたくなるような、いかにも「ステマーケティング」と縁のなさそうな装いをしている。

神輿は軽いほど良い」という言葉があるが、「けもフレ」こそはアンチステマ運動アイコンに相応しい空虚作品であった。

アニオタたちは「けもフレ」を神輿として担ぎ上げて、自分たちを操縦しようとするランキング市場のかく乱を目指すための意味不明舞踏を開始した。

これは江戸時代流行したとされる「ええじゃないか運動」を彷彿とさせるものである

アニメ評価をかく乱せよ」

アニオタたちの目論みは、自分たちに向けられた圧力を全く同じ方法相手オウム返しにすること、「張りぼて」に対して「別の張りぼて」を擁立して推し上げることであり、これは俗にいうミラーリング作戦というものである

この作戦は幸か不幸か一定の成果を上げていて、アニメ関係者や一部のマーケッターたちは、なぜ「けもフレ」がこれほどまでにウケているのかを理解できずに、困惑の表情を見せているという。

真実などどこにもない。ウソを倒すのはまた別のウソ

ポスト真実時代の戦い方が、まさにここにはある。

***

アニオタたちがもし上記の行動を「自覚的」にやっているのだとしたら、それはいかにもオタクらしく捻くれていて、しかし少々のユーモアも感じさせる、気の利いたいたずらのようにも思える。

しかしもし無自覚的・無意識的にそれをやっているのだとしたら、それは鬱々とした大衆の暗い感情病理的に発露してしまたかのような、なんだかこれから先が心配になってしまう「症状」だともいえる。

このような運動は秩序を打ち壊しカオスしか生み出さない。

このような運動アニメ界隈を通じて別の空間に波及してしまわないことを祈っている。

Permalink |記事への反応(11) | 17:13

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2017-03-27

どうして自民党が籠池氏の証人喚問を、突然自分から提案したのか

この点がずっと不思議だったけど、やっと納得いく理由が浮かんだので、長文だらだらと書いてみる。

自民党(=安倍総理)の狙いは

・籠池氏を完全な悪者にし、籠池氏だけの責任にすること

・「野党4党は籠池氏と手を組んでる、グルだ」という印象を振り撒くこと

・そのイメージ戦略のもと、解散総選挙に打って出て大勝する事

だったのだと思う。

特に有権者へ「野党悪者の籠池氏とグル共犯者」というダーティイメージを抱かせて、解散総選挙で勝つことが一番の目的

以下、そう考えた理由

証人喚問が決まったタイミング

籠池氏の証人喚問は、それまでずっと自民党参考人招致にすら慎重だったのが、一挙に全てひっくり返る形で唐突に決まった。

この決まったタイミングは、3月16日参院調査会野党4党が籠池氏の自宅を訪問して話を聞いた数時間後のことだった。

証人喚問が決まるまでの国会では、総理夫人の昭惠氏が小学校名誉校長である上に、

籠池氏は安倍総理稲田大臣と同じ日本会議役員だったから、安倍内閣は籠池氏と同じ側としてずっと防戦一方の立場に置かれていた。

これは完全な推測だが、そこで3月16日野党4党が籠池氏を訪問したテレビ映像を見て

「これは、『野党=籠池氏とグル』というイメージに使える!

 野党悪者で、総理である自分夫人の昭惠は被害者正義の側という構図にして、一気に攻守逆転できる!」

と閃いて、いきなりの証人喚問を決定したのでは。

証人喚問での質問内容

自民党西田議員と葉梨議員が行った質問から野党に関する質問ピックアップする。

西田議員10時35分ごろの質問

あなたは、3月16日予算委員会調査のあと、野党議員だけを自宅に集めて話しをした。これ非常に中身がわからない。

 なぜ野党議員だけを集めて、そこで話をするとかいうことをされたのか。

 なぜ予算委員会とか、もっと開かれた場、与党側もそうだが、野党議員だけではなく。

 ここ私は非常に私は疑問を、不透明感を感じる。なぜ野党議員だけだったのか?」

(籠池:私が招いたわけではないので、私にはわからない)

葉梨議員:15時25分ごろから連続質問

あなた国会お話ししたいという事を最初におっしゃられたのは、3月16日大阪で4人の野党議員と面会したあと。

 そのとき野党議員に窮状を訴えられたことは間違いないか

(籠池:私が招いたわけではないが、ハシゴを外されて大変なことになっているという事は話した)

「そのときに4人の国会議員から、籠池さんの学園を応援したいとか相談にのりたいとか、そういう話を誰かしたか?」

(籠池:記憶にございません)

国会で籠池さんが説明することについて、何らかの示唆はその4人からあったか?」

(籠池:今日証人ではないが、参考人として出させてもらってもいいという話はした)

「それは籠池さんの側からか?議員の側からか?」

(籠池:あうんの呼吸)

「籠池さんの方から積極的に出たいというわけではなく、阿吽の呼吸

 相手は出てほしい、こちらとしても出てもいいかなと、そういうことと解釈していいか

(籠池:おっしゃる通り)

「そのときに、籠池さんが捜査対象になったとか、そういう話は無かったか?」

(籠池:捜査対象の話については、ございません)

大阪府から監査を受けることについての、危惧をしているという話はあったか?」

(籠池:はっきりと覚えてないが、身の回りのこととしてそのような話はした気がする)

「その話については、何か反応は?」

(籠池:特段ございません)

「それはまさに忖度という事で、特に何の反応もなかったという事でよろしいですか?」

(籠池:おっしゃる通りです)

「じゃあその点についてはまた、あのー、議員の方もいらっしゃる訳ですから 関係者もいらっしゃいますので、

 しっかりと確認していただいたほうがいいのかなあ というふうに思います

 えーとそれでですね、あとあの(次の質問話題へ)」

以上の通り、自民党議員は二人とも、野党との会合について繰り返し聞いている。

それも、さも鴨池氏と野党議員の間に何らかの陰謀相談があったかのように匂わせつつ。

これらの質問は、籠池氏の行為の法的な問題点事実追及からは外れた間抜け質問のように受け止められており、要旨まとめからも省略されていたりするけれど、

質問目的が、特に「籠池=犯罪者で、野党は籠池とグル共犯)だというレッテル貼り」を目的としていたとするならば、全て説明がつく。

特に葉梨議員質問などは完全に共犯者を聞き出す時のそれで、気付きにくい形で「忖度」という言葉を入れていたり

相手の話は聞かず、事前に決めた「ストーリー」だけに沿ってそれに使える言葉誘導しようとする、冤罪事件問題視された警察検察の取り調べ方法のように映る。

籠池氏の逮捕起訴というインパクト

籠池氏が悪人だという事をアピールする視点で考えると

テレビ新聞画像からは、籠池氏を何らかの罪で逮捕起訴することが最も効果的。

から偽証罪告発するために証人喚問だったのだと思う。(本来目的である事実の解明のためでも 法的問題議論のためでもなく)

特にテレビでは、証人喚問の日までの報道は、殆ど籠池氏一人だけが悪人かのような報道だったので

「籠池氏、〇〇罪で逮捕!」「いま警察の車で××警察署に到着!」

といった映像が、もしテレビ新聞で繰り返し流されたら、

NHKニュースしか見ないような普通のおじさんおばさんは、裁判での証拠とか推定無罪とかなんて考えずに

やっぱり籠池氏が悪者だった、と疑いもせずに終わっていたと思う。

こんな状況になれば、解散後の選挙活動街頭演説やチラシ配り等の会話時に

「籠池さん?やっぱりとんでもなく悪い人だったわねえ。

 昭惠さんと安倍総理はあの籠池に巻き込まれ被害者だったのね、かわいそう。

 え、民進党共産党などの野党はあの籠池氏とグルだったの?やっぱりねえ・・」

など、「野党悪者安倍総理夫妻と自民党正義(少なくとも被害者)」の構図を作って、野党に対して攻勢で進められる。

ただ、当日に籠池氏が挙動不審にもならず淡々と回答して悪人らしく見えなかったことに加えて、

内容面では証言どころかFAXという総理夫人関与の物証が示されるなど 反論どころか手痛いカウンターパンチに遭ったために、

結果として自民党側の目論見が崩れているだけの状況では。

(この視点は、弁護士や元政治家など法律国会プロも気付いてない気がする。

 事実の解明や法的問題点検証といった本来目的からかけ離れ過ぎてるから・・なのか?)

総選挙をやりたい理由動機

いま総選挙をすれば、衆院任期2021年春以降までになるので

2020年東京オリンピックまで衆院選心配をせずに、首相を続けられるようになる」

ことが、安倍総理にとって最大の理由では。

他にも、総選挙をすることによって

森友学園スーダンPKOなど不祥事の禊ぎ(を済ませたと言い張れる)

共謀罪など問題法案にも信任(を得たことにできる)

などのメリットもあるが、一番は東京オリンピックだと思う。

安倍総理は、以前から東京オリンピックまでは絶対に続けたいと 並々ならぬ思い入れを示しているから。


まあ、さすがにちょっと荒唐無稽陰謀論かもと思ったけど、

実際に週末に入ってから解散総選挙の話が出たり、籠池氏の代わりに野党辻本議員悪者にするようなイメージ戦略が出てきている。

安倍総理には、実際に「菅首相海水注入デマを振り撒き、次の総選挙では政権交代を実現した」という”ポスト真実成功体験”もあるから事実無根デマであっても躊躇する事はなさそうだし・・

ということで、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思います

Permalink |記事への反応(1) | 02:47

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2017-02-04

ポスト真実貧困JK

⇒実際にはそれなりに散財しているにも関わらず

キーボードだけ買って練習というお涙頂戴エピソードを強調し

⇒「事実かどうか」をとりあえず不問とした上での擁護の声もそれなりに多数

あんまり手厳しく言ってやるなよ

Permalink |記事への反応(0) | 17:59

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2017-02-03

恋愛工学興隆リベラルの敗北。「正しさ」はどこに行くのか

http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602

 

ここで主張されていることは全面的に支持する。

では、なぜ「恋愛工学」に陥る男性が後を絶たないのか、考えてみた。

 

最も重要なことは、倫理的に正しく、敬意を持って誠実に好きになった人と向き合っても、叶う恋なんてそうそうあるものではない、ということではないかしかも、本人がそう思ってるだけではなく、仮に真理的にそういう状態だったとしても叶わない恋はあるし、逆に不誠実に向き合っても愛されてしまうこともある。誠実・敬意・倫理は、人から愛される十分条件ではない。

 

誠実に向き合ったのに恋が叶わなかった場合、多くの人はブルゾンちえみ宜しく「女なんて35億もいるんだから、次に行こう」となる。泣きながらも、未練を抱えながらも、諦めたり妥協したりして、他の女性を好きになる。また、相手から先に好きになられて、自分も知らないうちに相手を好きなってたりする。

 

一方でそれができない男性がいる。

しかし、マトモな恋愛指南者は、元記事のように、誠実であれ、相手に敬意を抱け、倫理的であれ、それこそが幸せへの近道だとしか言わない。いまそこに現前として、どうしても叶えたい、切実で、個別具体的な恋愛を叶える特効薬でもないのに。

 

恋愛工学」は、そういった葛藤を抱える「非モテ」達には福音になる。落としたい女性がいる男性には、一見すぐ使えそうなテクニックが数多く紹介される。恋敗れた男性には、いままでの思考は間違っていた=自分は悪くなかった、と感じることが出来る。

 

 

それを考えていたら、多様性とか、ポリティカル・コレクトネスとかが、現に貧困などに直面している人たちにそっぽを向かれて、ポスト真実政治に流れていくのと構図としては同じなのかもしれないと思った。「正しい」ことは、個人個人の、今、目の前にある問題解決できない。

その先はほんとうのデッドエンド、行き止まりになっていることを知ってほしい

いずれにせよ、彼らは今既にデッドエンドにいるのだ(少なくとも彼らはそう思っている)。それならば、その先がデッドエンドであろうと、先に進める手段を取るのは自然のことだ。「恋愛工学」にせよ政治にせよ、「正しさ」以外のアプローチを見つけないと、彼らには声が届かないのではないだろうか。

Permalink |記事への反応(1) | 01:29

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2017-01-26

はてブ非表示にしてるユーザー一覧

ココらへんを消しとくとだいぶブコメが見やすくなる

※私は”はてなーの中では”右寄りなのでそのことを念頭において読んで欲しい。

あとめんどいのでID:は省略。

aflat_1000dai4

MermaidSong

TJATS4G

frothmouth

quick_past

taka18782

buhikun

minoton

white_rose

kcolmun

IkaMaru

houyhnhm

popoi

dd369

kowyoshi

scopedog

hatehenseifu

haruhiwai18

toshi20

Fushihara

inumash

Arturo_Ui

www6

zyzy

agathon

pismo

Gl17

kyo_ju

usi4444

unkosama

trade_heaven

a-lex666

coper

kyoumoe

zions

chinu48cm

cu777

aodifaud09

myjiku

tokatongtong

pansmez

zhy

D_Amon

kako817v002

gurgle

wumf0701

daishi_n

Matsuriame

blueboy

syu614

bogus-simotukare

hiccha-ya-re

yoko-hirom

fujiyama3

Cunliffe

zakinco

royaltouch1297

masasia0807

japonium

screwedup

tomozo3

ksaitou

tanzmuzik

kuborie

chaorbing

mekurayanagi

fujioka223

shigeto2006

nao_cw2

m-hyodo

以上!

-----------

コメ返

ID:type100 さんへ 確かにそれはあるから過激でない人達は残してるよ。ここに載せた人達のホトンドは批判じゃなくって暴言ばかり吐いてる人が多いよ。ただの罵倒は考えの違い以前にノイズしかないもの

"口汚いのと内容の真偽・価値関係無い、という主義です。"意味のある過激発言批判ってのはありだよ。(前言をちょっと訂正)それでも、「アベは死ね」や「韓国人日本に来るな」などの罵倒は真偽以前にヘイトスピーチしかないし、その意見を受け入れる価値は一切ないと思ってる。少なくとも私が非表示にしてるの多くのユーザーは”そのようなこと”を行ってきてるユーザーから非表示にしている。だから、左巻きでも非表示にしてる人は数多く居る。

ID:QJV97FCr さんへ zionsさんは確か何かで「ダメだこりゃ」って感じた事があったからかも。非表示解除するなら多分第一候補

ID:komamix それ、保守速報ヤフコメに対しても同じこと言えるの?

ID:nennoyuraku 私は5年ほど前からはてブを見てるけど、それこそ当時のはてブは”蛸壺に引っ込んだ”状態だったが?あなたブコメを多少読ませてもらったけど、あなたみたいな一方的な考え方しかしない人にポスト真実、蛸壺云々は言われたくないわ。

Permalink |記事への反応(8) | 10:11

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