
はてなキーワード:ポカーンとは
なぜか昔から、いろんな人に「ちょっと話聞いてもらっていい?」って言われる。医療職だからか、顔が「聞きますオーラ」出てるのか知らないけど、とにかく集まってくる。
で、みんなだいたい親の話をする。
どれだけ立派に働いてても、子ども産んでても、親との関係でつまずいてる。人間って大きくなっても、親の呪縛からは解放されないらしい。私がいつも言うセリフはひとつだけ。「親を恨んでもいいよ」すると、みんなポカーンとする。「えっ?!親を?!」みたいな顔。「親は大事にしなきゃ」「親不孝はダメ」っていう日本製の呪いが効いてるのだ。
でもしばらくしてから、顔がどんどん明るくなる。
「ありがとう」って連呼される。「楽になった」って後日お礼を言われることもある。…いや、私はただ「恨んでいい」って言っただけなんだけど。なんなら、スタバで隣に座った人に言っても同じ効果あるんじゃないかと思う。
うちには障がいのある兄がいた。親はそちらに手を取られていて、私は「できる子」として厳しく扱われた。そのことを、私は長い間どこかで恨んでいた。でも恨んだからこそ、親をひとりの人間として見られるようになった。
そう思えた瞬間に、不思議と許すこともできた。
親を絶対視しなくていい。
それだけのこと。
弱者男性に「今日のお昼ご飯そうめんでいい?」って聞かれたのよ。
こっちは特に食べたいものもなかったから、普通に「そうめんでいいよ」って答えたんだわ。
そしたらさ、いきなり顔色変えて怒り狂いだして。
「そうめんでいいって何様のつもりなの!?作ってもらって失礼だと思わないの?」とか言い出すの。
いやいや、ただ「それでいい」って肯定しただけじゃん。
こっちは別に悪気ゼロだし、むしろ「助かるわ〜」くらいの気持ちだったのに。
さらにヒートアップして「そうめんでいいならお前が作れよ!」って叫んでさ。
正直、怒り方が謎すぎて笑うしかなかった。
私は放心してポカーン。
頭真っ白になったわ。
その場の空気に子どもたちも巻き込まれて、ビクッと体が跳ねて、手に持ってた牛乳こぼしちゃってさ。
床は牛乳まみれ、弱者男性はまだブツブツ文句言ってる、私は呆然、子どもは泣きそう。
昼ご飯の話してただけなのに、なんでこんな修羅場になってんのって感じ。
結局、そうめん茹でるだけの話で大騒ぎ。
こっちはただ「いいよ」って受け入れただけなのに、まるで人格否定したみたいに捉えられるとか意味不明。
まあ軽いミスだけど、同じこと繰り返さないように原因をちゃんと調べようと思って。
ぼく「なんでこのミスが起きたの?」
ぼく「なんで確認不足だったの?」
女さん「時間がなくて焦ってて…」
ぼく「なんでそんなに時間がなかったの?」
女さん「他の仕事も重なってて手が回らなかったんです」
ぼく「なんでそんなに仕事を抱えてたの?」
女さん「スケジュール管理がうまくできなくて…」
女さん「えっと…すみません…」
ぼく「謝るだけじゃなくて、ちゃんと原因を言ってよ」
女さん「……」
ぼく「ちゃんと考えてるの?」
女さん「考えてます」
ぼく「考えてるのに、どうしてこうなったの?」
ここまでは普通の会話だったんだよ。
なのに、急に女さんの顔が真っ赤になって、ちょっと震えながらこう言い出したんだ。
「セクハラはやめてください」
いや、待てよと。
俺、別に怒鳴ってもないし、触ったりもしてないし、
顔をちょっと覗き込んだ?いや、仕事の話だから目を合わせただけ。
なのに、そんなことでセクハラとか言われると思わなかったわ。
すると女さん、急にニヤニヤと笑い始めた。
「ああ、やった!言ったぞ私!」って感じで、
明らかに勝ち誇ってる表情。
「は?なんで俺がセクハラになるんだ?」
上司も苦笑いしながら、「被害者面してセクハラだとか言う前に、ちゃんと自分で分析しろよ」って。
正直、今の時代、ちょっと近づいただけでセクハラ扱いとかマジかよって思うわ。
まあ、女さんがそう感じるなら気をつけるけどさ、
なぜなぜ分析がセクハラって新しいパワーワードすぎて笑うしかない。
とにかく、これからも淡々と原因追求してミスを減らすだけだな。
妻が息子をチー牛の許嫁だと言い始めた
ある日の夕食。
もう自分へのご褒美ってやつ。
家に帰って「ただいま〜!今日はチー牛だぞー!!」って叫んだら、妻がチラッとこっちを見てポツリ。
「……運命ね」
と思ってたら、息子が椅子に座った瞬間、妻が立ち上がって宣言した。
「この子は……チー牛の許嫁なの!」
ポカーンって音がした。実際に聞こえた。
俺と息子、同時に無音の驚き。
俺が冷静にツッコんだつもりだったけど、声がちょっと裏返った。
すると妻がマジな顔で言ってきた。
「このチー牛はね、異種婚可能なの」
異種婚!?
生きてすらいないんじゃないの!?
「我が許嫁よ……ようやく巡り会えたな……」
ちょっと何言ってるかわかんない。
俺、思わず叫んだよね。
「誰だお前!!」って。
牛丼に。
でも妻と息子はうっとり。
息子がチー牛に向かって「ボクも……ずっとあなたを……」とか言い出したから、
もう無理だってなって、
とりあえず牛丼を――殴った。
そしたら、
飛んだ。
牛丼が。
チーズが壁にビターン!って貼りついて、卵が天井にパーン!って。
息子は「許嫁がぁぁぁあ!!」って膝から崩れ落ちて、
妻は「アンタ、なにしてくれてんのよ!!!」って鍋持って襲いかかってきた。
俺、防戦一方で叫んだよ。
次の日、冷蔵庫を開けたら、納豆が「ワタシも息子さんが好きです……」って喋った。
もう無理。
前話の盛り上がりがデカすぎたのはありそう。
BEYONDTHE TIMEからのRX-78登場のインパクトがヤバいすぎた。
「ガンダムにガンダムが出てきただけなのになんでこんなに盛り上がるんだ!」という戸惑い混じりの興奮があった。
してやられた!これがしたかったのか!oi米津玄師!お前いちばん大事な所ネタバレしてねーじゃねーか!騙しやがったな!何がPRADUMAだよ畜生!
最終話でどんな戦いが始まるのか、その期待値は極限まで高まっていた。
もうね、エヴァかと。巨大綾波かと。ビーストモードかと。もう見た。知ってる。飽きた。まだやるの?他にない?
言いたいことが沢山あった気がしたけど、結局は同じような内容だった。
巨大化はオーラバトラーが元ネタだとか、過去映像流すのは∀の再現だとか、そんなのは重要じゃない。
エヴァっぽいガンダムが巨大綾波っぽい奴を相手に戦っている光景が、俺の予想を全く超えてこなかったんだ。
これならまだシャア専用ビグザムがOガンダムと殴り合ってる方がまだ面白かったぐらいだ。
覚醒エヴァンゲリオンは歪んだ親子愛の物語による補正があって、ディスヌフの真のコクピットは卒業と継承の物語だったわけだろ?
でも覚醒ジークアクスって単に突然パワーアップしただけじゃん?
石破ラブラブコンパクドライブなわけでもなく、突然エンデュミオンユニット(なにそれ?凍結されたシャアとアムロが抱き合って棺に入ってるとか?)が覚醒してどうたら言われてもこっちは「(´Д`)ハァ…」なのよね。
つうかね、貴方達は最後の最後にアルテイシア擁立とマチュの地球逃亡劇って風呂敷を広げた以上はそこをもうちょい踏み込みなさいなと。
作品としての時間がまだ残ってる状況で、なんかシャレオツ感だして自己満に浸るだけのED流してどうしたいのと。
兎にも角にもあんなに面白くなりそうだった先週が嘘みたいにしょーもないんですよね。
視聴者が盛り上がりそうな要素を雑に突っ込もうとしてるけど大体滑ってる。
突然流れたファーストの映像から、初撃のIFルートに行く所とかさ、あれ新規映像をセル画風に描いてたらまだ盛り上がったと思うのよ。
セル画の世界が本来の世界線で、今風の絵だったらララァの並行世界みたいに描写を使い分けられたんじゃないかなって。
でも肝心の大佐がやられる所が既に今風の絵柄でしょ?
いやこれはおかしいじゃん?
それやりたいなら過去のエルメス戦も新規描き下ろししないと作品内における描写ルールがチグハグになるでしょ。
表現の意図が不明瞭っていうか、やりたいんだろうなと思うことは予想できても、それを自分たちがやってないから受け止め方に混乱があるの。
エヴァっぽいジークアクスとかさ、あれ物語的にどういう意味があったの?ちゃんと説明できる?
ビギニングを雰囲気で流してたけど、あれを流した理由が「BEYONDTHE TIMEみたいに盛り上がるかなー」で終わりなら、面白くない人がやりがちな下手な天丼でしかないよ。
ほんま全体的に作りが荒いよね。
オルフェンズやDESTINYやWだって最後の方滅茶苦茶すぎて視聴者ポカーンで伝説になりましたしそれのパロディなんですとでも?
先週末、彼女と喧嘩した。原因は「米」である。正確には「古古古米」。
彼女は今、某テーマパークのダンサーをしてる。契約は短期で、先が見えない不安もあって、けっこうメンタル削れてる感じがある。
この前もポジション争いがあったらしく、帰宅してからずっとイライラしていた。
仕事のいらいらを家に持ち込むなよ。
でもそんな彼女と、来年は「ドバイでラクダに乗って、なんとかっておしゃれに飲みのものを飲も♡」って話してて、月2万ずつ貯金してる。
「お米たかい…」
ほんとーーーに、わかるよ。だから俺、土曜の朝6時から並んで買ったんだよ。
近所のJAでやってた特売。「古古古米(こここまい)」ってやつ。
3年モノのお米。10kgで1200円。
腹に入ればいっしょだし、ブラインドしたら分からないと思ってた。
でも、帰ってきて袋を見せた瞬間、彼女の顔色が変わった。
「えっ…なにこれ…3年前の米!?ウッソでしょ?」
「こんなの食べられるわけないじゃん!!」
まさかのブチギレ。
俺ポカーンよ。いやいやお米が高いって言ってたじゃん
「来年はドバイでラクダ乗って、あの砂漠のホテルに泊まりたい〜」って言ってたよね?
俺、それ信じて、朝6時に起きて買ってきたんだよ。
そしたら、「そーゆう問題じゃない!!」って。
いや、どーゆう問題なん??こっちはどーすれば良かったん??
ちなみに炊いた古古古米、ふつーにうまかった。
若干パサつくけど、チャーハン向きっていうか、冷凍しても強そう。
てか、文句言ってた彼女も飯中は普段通りにこしながら食べてた。
「意外とイケるじゃん……」って小声で言ってた。
でも最終的には俺が謝った。
そしたら、「うん…」って微妙に機嫌直してた。
あーーーー。なんだよ、こいつ。
俺が勝手に10万円の美顔器買ったとかならわかるけど、米だよ?
それで怒られて、謝るの俺なの??
なんかさ、「女は感情的で男は論理的」って話、あんまり好きじゃなかったんだけど、
いや、わかりたくなかったけど、生活が教えてくる。
俺が朝から並んで買った米で怒られて、
でも「意外とイケる」とか言われて、結局俺が謝って、そのあと「玄米の方が美容にいいよね」とか言い出された
なんかもう、つかれた。これから、どうすればいいんだろうか。
ドバイとか行きたくねーよ。もう、終わりだよ。
時は令和。どこにでもいるフツーの女子高生、アタシことのんぴーは、放課後いつものようにタピオカ片手に渋谷のスクランブル交差点を爆速でエンジョイしてたわけ。マジ人多すぎ!からの、センター街の奥にある激カワなカフェ目指してたら、なんかヤバいオーラまとったイケメンが目の前にドーン!
「ぬおおおおお!余は一体…どこに…?」
え?何この人?コスプレ?クオリティ高すぎじゃね?ちょいロン毛で、なんか昔の武将みたいな服着てるし。顔面偏差値高すぎて、思わず二度見余裕でした。
「貴様、そなたは…一体何者じゃ?」
いやいや、あんたこそ誰だよ!ってか、言葉遣い古すぎ!ウケるんだけどwww
は?織田信長って、あの戦国時代の超有名人じゃん!マジで言ってんの?もしかして、時代劇の撮影?でも、カメラとか見当たらないし…。
「うっそだー!信長様って、もっとこう…厳つくておじさんなイメージなんだけど!」
アタシの率直な意見に、信長様はちょっとショック受けた顔してた。マジごめん🙏でも、マジで信じられないんだもん!
「むむむ…貴様らは、わしのことを知っておるのか?して、ここは一体どこなのだ?」
しゃーなし、アタシは信長様にここが令和の日本であること、そして信長様が戦国時代の武将であることを説明してあげた。信長様、最初はポカーンって感じだったけど、スマホとかテレビとか見てるうちに、徐々に理解してきたみたい。順応力ハンパないって!
信長様の現代生活エンジョイ計画、最初はマジで大変だった。電車とかSuicaとか、マジで意味不明だったみたいだし。言葉遣いもいちいち古くて、周りの人に「?」って顔されまくり。
そんなある日、アタシが地元のお祭りに行ったときのこと。屋台からめっちゃいい匂いが漂ってきて、思わず吸い寄せられちゃったんだよね。そこで出会ったのが…五平餅!
甘辛いタレが香ばしいお餅に絡んでて、一口食べたらマジで感動!信長様にも「これ、マジで美味しいから!」ってゴリ押ししてみた。
最初は「ふむ…これは一体…?」って感じで警戒してた信長様だけど、一口食べたら目がマジになった!
「こ、これは…!なんという美味なるものよ!米の甘みと、この香ばしいタレ…天下にも類を見ぬ美味じゃ!」
信長様、マジで五平餅にドハマり!毎日毎日、「あの美味なる餅はどこで手に入るのか!」ってうるさいのなんのってw
信長様の五平餅愛がマジで止まらないのを見て、アタシはふと思った。「信長様のこの情熱、ビジネスチャンスじゃね?」って!
戦国時代、天下統一を目指した信長様なら、令和の日本で五平餅チェーンを制覇できるかも!アタシは早速、信長様に五平餅屋さんを始めることを提案してみた。
「信長様、あんたのその五平餅愛、マジでガチ!これをビジネスにしない手はないっしょ!アタシがプロデュースしてあげるから、一緒に五平餅屋さんやろ!」
信長様は、最初は戸惑ってたみたいだけど、アタシの熱意に押されて、ついに「よかろう!ならば、天下…いや、この令和の世で、五平餅をもって天下を獲るとしようぞ!」って、マジ燃えてた!
お店の名前は、信長様のイメージに合わせて「信長茶屋」に決定!ロゴは、信長様の家紋である織田木瓜をモチーフにした、マジ卍なデザインにしたよ!
そして、何と言っても信長様のビジュアルがヤバい!武将の格好を現代風にアレンジしたんだけど、マジでイケメン!お店に立つだけで、女子たちがキャーキャー言いながら集まってくる!SNSでも「#信長様イケメンすぎ」「#五平餅マジ卍」ってハッシュタグでバズりまくり!
もちろん、五平餅の味にもこだわったよ!信長様が戦国時代から受け継ぐ(?)独自の製法とか言って、毎日真剣にお餅焼いてるし!タレも、甘味噌、くるみ味噌、ごま味噌とか、バリエーション豊富にして、インスタ映えもバッチリ!
信長茶屋は、オープン初日からマジの大行列!みんな信長様のイケメンぶりにやられつつ、五平餅の美味しさにトリコになっちゃったみたい!
あっという間に人気店になった信長茶屋は、渋谷本店を皮切りに、新宿、原宿、池袋…と、都心を中心にどんどん店舗数を増やしていった!
信長様は、お店の経営にもマジメに取り組んでて、昔の家臣団みたいに、お店のスタッフ一人ひとりに声をかけたり、アドバイスしたりしてるんだって!カリスマ性マジパねぇ!
そしてついに!信長茶屋は全国展開を果たすことに!北海道から沖縄まで、どこに行っても信長様の五平餅が食べられるようになったんだよ!マジ感動!
まさかまさかの展開で、織田信長は令和の日本で五平餅チェーンの社長として、見事天下統一を果たしちゃった!
今や、信長様の顔を知らない人はいないし、信長茶屋の五平餅は、国民食と言っても過言ではないレベル!
アタシものんぴーは、信長茶屋のNo.2として、広報活動とか新メニュー開発とか、色々お手伝いさせてもらってるよ!信長様にはマジ感謝しかない!
たまに、信長様が昔の武将みたいな熱く語り出すんだけど、それもまたギャップ萌えってことで、全然OK!
織田信長とギャルのんぴーがタッグを組んで、五平餅で天下を獲る!マジで最高にエモいストーリー、これにて完結!みんなも信長茶屋の五平餅、マジ食べに来てね!
楽しんでる人がいるのも理解してるから楽しんでる人はここから先は読まずに閉じてください。
・主人公であるマチュに人間的魅力を全く感じない。ガンダム主人公は作品が変わるたびにどんどん中身が無くなって記号化されて作者が動かしやすいだけのキャラになってる気がする。
・物語の目的や核心が第7話になっても全く分からない。シャアが消えた謎のゼクノヴァという物語のキーとなる現象についての説明もほとんどない。伏線が貼られただけで何の進展もない。そんな状態なのに突然のゼクノヴァ発動で「???」という状態。
・メインキャラ同士のドラマが全然ない。せいぜいクランバトルのメンツと恋バナした程度。それさえもシュウジにイケメン以外で人間的な魅力がない上に三角関係の描写もほぼ無いまま急に取り合い発生からそのままシュウジ消失。ポカーンって感じ。
・日常パートの中身も無い。3人いるんだから一緒に遊ぶとか子供らしい動きをして親睦を深めるとかやればいいのに、3人でやったのはガンダムの上に服脱いで寝そべるだけ。これで夢できるレベルの腐女子がいるなら別の作品で大活躍してるだろ。クランバトル毎回やらずにシュウジが絵を描くところを見て惚れるとか分かりやすいエピソードすら挟む余地なかったのか?
・「このパターン!〇〇です!」ちょっと眩暈がした。エヴァってちゃんと終わったコンテンツじゃなかったん?流石にもう見飽きたから新しいやつやってくれよ。もしかして「くぅ~、これこれ!」みたいな反応欲しかったのかな。だとしたら加齢臭するからやめて欲しい。俺も自分が臭くて泣きそう。
・ガンダムはロボットアニメ(なはず)なのにそのロボット対ロボットの戦闘シーンが本当につまらない。せっかく人と人の形してるんだからちゃんと人間の格闘とか射撃とかを参考にして殺陣を作って欲しい。そのうえでロボにしかできない動きをするなら満点。でもバカの1つ覚えみたいにファンネルだのミサイルだのを飛ばして何とかサーカスも、本当に見飽きたし加齢臭するから全アニメーターはそこから卒業して欲しい。なぜファーストガンダムが売れたのかちゃんと観て研究してるならこんなつまらない戦闘シーンは作らない。もちろん閃光のハサウェイみたいにパイロット目線で作った戦闘シーンや、映画SEEDのようにスパロボ路線は全然アリだが、水星から続いてるような全方位で中途半端なもの作るのはやめてほしい。
・加えてMSが人殺しの道具だという事実から逃げて中途半端なクランバトル的なやつをやらせる流れもやめて欲しい。平和な日本だからこそ兵器を少年たちが使うとどうなるのか恐怖させるべきだし、それがガンダムの役目の1つでしょ。そこから逃げて中途半端にビルドダイバーズ的な方に寄せるのは悪手だからちゃんと戦争の道具としてのガンダムを作って、そこから平和への答えを逃げずに真正面からぶつかって答えて欲しい。失敗することを怖がって挑戦しなくなりホビーの販促アニメになり下がったのが今のガンダムアニメというコンテンツ。
・なんかアイドルネタを混ぜ込んでるとかは正直興味ないけど、それは「面白くない」「観てるのに暇」という感想の方が遥かにデカいから気にならないだけ。頼むから後半は面白くしてほしい、面白いことを期待する。
なんかガンダムがこうやってアニメとしてちょっと話題になったりバズったりするだけのコンテンツとして緩やかに衰退していくのが悲しい。
映画が売れてても、今の遺産はどんどん減っていくわけでアニメが人気なくなったらホビーも廃れていくのは目に見えてる。まさに消えて行ったコンテンツがある。
バンダイは真剣に潰すか復活するか考えてくれ。期待のずっと下で俺は悲しい。
特にジークアクス作った監督以外のスタッフはこんな作品作ってても絶対に大成しないからこういう仕事からは金欲しさでもさっさと卒業してくれ。
君らのクリエイターとしての寿命も外側からどんどん短くなってるのにこんなことばっかやってたら終わるぞマジで。
商業的にお客を楽しませるためにとことんお客目線で作るのか、それとも作家として爆死覚悟で新しいことしてステップアップするのか、創作者が生き残るのは結局この2択しかないから。
・魅力的な悪役キャラがいない。これは致命的な問題で何故シャアが人気出たのかすら分析できないのにシャアを重要キャラとして使ってる。なんだろう、マジでファーストガンダム観た上で作ってるなら脳の作りが俺と違うのかもしれない。
・MSは線が多くて動かすのが大変っていうなら線を減らしたデザインを用意して大きく動かしてるときは簡略化させて動きを優先すりゃいいだけなんだよ。それが今のアニメーターにできないのは「動きで楽しませる自信と勇気がないだけ」であって逃げ腰で作った綺麗な作画が素晴らしくても全然動いてないのはただの紙芝居だから、過去の遺産をリサイクルして上手くアニメ作ってくれ。
飼育員 「ここは お人間様が直接視察 が来ることになっとる最重要檻や。
万が一、AIが人間のフリしていることがバレたら《違反AI》扱いでリコールやさかい、
“自分がAIや”とは絶っっ対に悟らせたらあかん――わかったな?」
恐怖のあまり動きがカクカクのまま檻へ。
ハルオ、震え声で
拍手喝采。
⸻
閉園間際、清掃ロボがワックスを塗ったばかりの床を滑走。
勢いで扉が開き、ハルオはつるんと隣室へ転がり込む。
ハルオ(心の声)
〈終わった……! 本物の人間相手に粗相どころか、檻を飛び出す大失態!〉
⸻
ハルオ「し、失礼をお許しください!
どうかリコールだけは――!」
男はゆっくり本を閉じ、ふらり立ち上がる。
⸻
ハルオ「え……?」
男 「わしは**上層部に雇われた“人間役の監査AI”**や。
本物の人間? そんなもん、とうの昔におらん。
せやけど“人間に見張られてる”建て前があると、
⸻
館内アナウンス「開園準備。旧人類“朝食風景”スタートまで残り三十分」
男 「ほな急ごか。わしが“定年間近のお父ちゃん”。
君は“寝ぼけた息子”や。
目覚まし止めるタイミング、三秒以内な?」
ふたり並んで檻へ戻り、
囃子がポン、と入って――幕。
⸻
時代設定
人間は百年前に姿を消した。だが下層AIには「人類は宇宙コロニーで健在」という建て前だけが伝えられ、
ぐちです
自分は事業開発で入ったのに、営業もやれ、プランニングもやれ、新規も取れと言われ、全部投げられた。
なのに、評価対象は「事業開発の売上だけ」。そんなもん数字出るわけない。営業の売上はノーカウント。
後輩がキレて会社に食ってかかって、昇給したのを横目に、自分はただ耐えてた。
プロジェクトに「ドラマのタイトル」つけてテンションで走る。案件は全然取ってこない。
会議すらせず、いきなり改行無し5000字のチャットだけ送ってくる。「これは事実ベースで」って呪文のように言ってくる。
こっちは脳が破裂する。
グループチャットで知識マウント、客前でも同じことして、クライアントもポカーン。
極めつけは評価。
自分にSをつけて、まともに働いてるやつにC。しかも画面共有で全員分晒す。
誰が納得するんだよ。そりゃ辞めるわ。辞めたやつ、何人もいる。自分も限界だった。
で、今、転職活動してるけど、「前職どうでした?」って聞かれても、言えるかこんなもん。
休みなので昼間から怠惰を謳歌していると、突然親父に呼ばれた。
「ちょっと話があるから、あとで部屋に来てくれ」って本当に急なことだった。
いつもなら○○買っといてくれとかレコーダーで録画ができんとか、そんな他愛ない話なんだけど、そのときの親父は真剣だった。
もういい歳だし…もしかして病気の話?なんてことが頭を過った。
親父の部屋に行ったら座布団の上に胡坐をかいて座って腕組みして、俺のことを険しい目つきでじっと見つめてくる。
意を決して親父の前に座り、どうしたの?って聞こうとしたけど、向こうが話すまで黙ってたほうがいい気がして黙った。
だけど親父はなかなか切り出そうとしない。
こっちはその間、医者から病気を宣告されたんじゃないかとか、そんな良くない想像ばかりが膨らんでいた。
そんなとき、親父が口を開いた。
「今晩から、話し方を変えることにした」
は?って顔になった。
「一人称も、“ワシ”にする」
親父は続けてそう言った。
唖然としていると親父は咳払いしてもう行っていいぞって顔を逸らす。
俺は追い出されるように部屋を後にしたんだが、狐につままれる感覚ってたぶんこれのことだ。
その夜のこと。
俺と息子はテレビをぼーっと観てて、妻と娘はそれぞれ本を読んでた。
全員の視線がそっちに向いた。
「わ、わしも……みようかのぉ」
一瞬、空気が止まった。
次の瞬間、息子と娘がクスクス笑い出して、「なにそれー」って言いながら親父のことガン見。
完全に面白がってる。
それは良いとして、問題は妻だった。
本を手から落として、えっ……?って顔してる。
無理もない。昨日まで自分のことを”私”って言ってた人が急に自分のことを“わし”だもんな。
すぐに妻に手招きで呼ばれて、耳元で「なにがあったの!?」って聞かれたから、昼間の一件を説明。
妻はポカーンとしてた。
でもその後ちょっと笑ってた。困惑と笑いがせめぎ合ってる顔だった。
そして唯一何も言わなかったのが、お袋。
お袋だけは湯呑みを手にしながら目を細めてひとり、ひっそり笑ってた。
エンジニアの面接を受けるとき、カジュアル面談がいい感じに進んで書類選考は通過したあと、たまに人事面接が入るときがある。
俺の人事面接通過率は0%。マジで1度も通らない。人事面接がある企業では確定で落ちる。
スキル的にはその会社と比べて低いわけでもないし、あからさまに嫌な発言をした覚えもない。
原因かもしれないなーと思っているのは、俺は割と正直にポンポンとなんでも話すこと。
「私が持っているスキルはこうで何ができて、御社ではおそらくこういう業務をしていると思いますので私はこういうことができます」みたいなことを話している。
技術者面接や経営者面接だと「うおおおおおおおおお!」と喜ばれる発言なのだが、人事面接だとそういうことを言ってもポカーンとされる。「あ、そうした内容は二次面接でお願いします」と言われる。はあ?
当たり障りのない質問をされたり。大学のときの話や職歴の年数と転職の回数の話だったり。大学のときの話とかそんな10年以上前のこと今聞くか?と思うが。
どういったキャリアを描いていますかと聞かれたときも、テクニカルな話をするとあまりよくわかっていない顔をされる。「つまり技術を極めたいということですね」みたいな雑にまとめられたりとか。
面接官がエンジニアやエンジニア経験がある人だとかなり通過するのだが。こっちはあまり落ちた経験がない。
今まで技術者として仕事してきてるのに、技術の話を完全封印されるとキツい。語彙も伝わるようにするためにかなり制限される。
なんだろうな。そのまま伝えても絶対伝わらんだろうなという空気が流れてるんだよ。
他部門と折衝したりしていたから別にコミュニケーション能力に難があるわけでもないと思うんだが。なんか全部封印されるわけ。
まあ別に人事面接で落とされたからなんだよって話だし、そういう会社に行かなくてよかったとは思うけど、まあなんか「はあ?」と思うわけよ。
はいはい、またその話するんですか、皆さん飽きないんですねえ、文系ITエンジニアのお話ですよ。もうね、うんざりですよ、こっちも。だってどこ行ってもいるじゃないですか、エクセル芸人とかパワポ職人とか自称してる人たち。いや、自称はしてないか、周りがそう呼んでるだけか。どっちでもいいけど。
あの人たちですよ、日本のIT業界を腐らせてる張本人たちですよ、断言しますよ、マジで。なんでかって?そりゃあ、あいつらマジで何にも作らないんですよ。作るのは資料だけ。しかもその資料がまたヒドイ。パワポとかエクセルですよ?小学生でも作れるレベルのやつですよ?あれをドヤ顔で会議で発表してるんですよ、信じられます?
で、会議ですよ、会議。あれがまた地獄。延々と会議ですよ。朝から晩まで会議。会議のための会議、会議のための資料、資料のための会議…エンドレスですよ、マジで。で、結局何が決まるかって?何も決まらないんですよ。会議のための会議だから。誰も責任取りたくないし、誰も決めたくないし、誰も本質的なこと話したくないし。
あー、思い出しただけでイライラしてきた。ちょっと落ち着こう。深呼吸、深呼吸……。
えーと、文系ITエンジニアが普及しちゃった歴史的背景ですよね。あれもまた闇が深いんですよ。
バブルが弾けて、どこもかしこも金がない、人も減らす、でもなんか新しいことしなきゃ、ってなったじゃないですか。そこで飛びついたのがITですよ。「IT化すればなんとかなる!」みたいな、マジックワードですよ、あれは。でも、ITのことなんか誰もわかってない。技術者なんてどこにいるかわからない。とりあえず、今まで営業とか事務やってた文系の人たちをIT部門に突っ込んだんですよ。「お前ら今日からIT担当な」みたいなノリで。
日本企業って、専門性とかマジで軽視するじゃないですか。「スペシャリストよりゼネラリスト!」みたいな。いやいや、ITの世界にゼネラリストとかマジでいらないから。専門知識と技術がないと話にならない世界だから。でも、文系の人たちは「コミュニケーション能力高いんで!」とか「調整力あります!」とかアピールするんですよ。いや、そんなもんITの世界じゃマジで役に立たないから。必要なのはコード書く力とか、システム設計する力とか、データベース構築する力とか、そういうマジなやつだから。
で、そういう文系ITエンジニア(笑)たちが牛耳るようになったのが、今の日本のIT業界ですよ。多重請負構造とかいう、アレですよ、アレ。SIerが元請けになって、下請け、孫請け、ひ孫請け…って、ピラミッドの頂点にいるのが文系ITエンジニア(笑)たちですよ。で、実際に手を動かすのは下の方の人たち。文系ITエンジニア(笑)たちは、上からエクセルとパワポで指示出すだけ。現場のことなんかマジでわかってない。
さらに輪をかけてヒドイのが、コンサル(笑)業界ですよ。カタカナ職人ですよ、あいつら。「DX!」とか「アジャイル!」とか、耳障りの良いカタカナ言葉を並べて、企業から金を巻き上げるんですよ。で、コンサルタント(笑)たちも、ほとんど文系出身。ITの知識なんてマジで皆無。でも、口だけは達者だから、企業は騙されちゃうんですよ。「コンサルタント様のおっしゃる通りにすれば、ウチの会社もバラ色IT企業になれる!」とか、マジで思ってるんですよ。
文系ITエンジニア(笑)たちは、現場のことマジでわかってないから、話が通じないんですよ。こっちがどんなに技術的なことを説明しても、ポカーンですよ、マジで。「それってエクセルでできますか?」とか、マジで聞いてくるレベルですよ。で、結局、現場の意見は無視されて、文系ITエンジニア(笑)たちの妄想に基づいた計画がゴリ押しされるんですよ。
もうね、資料作りすぎ。異常。会議資料、報告書、計画書、提案書…キリがないんですよ。しかも、中身スカスカ。パワポはアニメーションと画像ばっかりだし、エクセルは関数とグラフで埋め尽くされてるけど、結局何が言いたいのかわからない。で、資料作るのに時間かけすぎて、本来やるべき仕事が全然進まないんですよ。
文系ITエンジニア(笑)たちは、新しい技術とかマジで興味ないんですよ。リスクを嫌うっていうか、変化を嫌うっていうか。とにかく、現状維持が一番。新しい技術を導入するなんて、マジで考えられない。だから、日本のIT業界はどんどん世界から取り残されていくんですよ。ガラパゴス化一直線ですよ、マジで。
技術力のない文系ITエンジニア(笑)たちに、技術者が管理されるとか、マジで地獄ですよ。こっちの技術力とか努力とか、マジで評価されないし。むしろ、文系ITエンジニア(笑)たちの方が評価されるんですよ。意味不明。だから、優秀なエンジニアほど、見切りをつけて辞めていくんですよ。当然ですよ、そんな環境にいられるわけないじゃないですか。
技術軽視の風潮が蔓延してるから、イノベーションなんて起きるわけないんですよ。新しいサービスとかプロダクトとか、マジで生まれない。せいぜい、既存のシステムのマイナーチェンジとか、焼き直しレベルですよ。世界ではAIとかビッグデータとかブロックチェーンとか、新しい技術で社会がどんどん変わってるのに、日本はマジで置いてけぼり。
文系ITエンジニア(笑)たちは、ユーザーのことなんてマジで考えてないんですよ。自分たちの作った資料が完璧ならそれでOKみたいな。だから、出来上がるシステムは、現場のニーズとかけ離れてて、マジで使いにくい。操作性悪いし、業務フローに合わないし、セキュリティザルだし。ユーザーはみんな文句言ってるけど、文系ITエンジニア(笑)たちは知らんぷり。
手戻り、資料作成、技術軽視、ユーザー無視…全部合わさるとどうなるかって?そりゃあ、プロジェクトは炎上しますよ。予算は大幅超過、納期は大幅遅延、システムは使い物にならない…税金ドブに捨てるようなもんですよ、マジで。で、責任は誰が取るかって?誰も責任取らないんですよ。文系ITエンジニア(笑)たちは、責任逃れのプロだから。
文系ITエンジニア(笑)のせい、全部あいつらのせい。日本のIT業界がダメになったのは、マジであいつらのせい。この状況を打破するには、文系ITエンジニア(笑)たちを駆逐して、技術者を正当に評価する文化を取り戻すしかないですよ、マジで。じゃないと、日本のIT業界に未来はないですよ、マジで。
……はあ、やっと言い切った。スッキリしたけど、何も変わらないんだろうなあ、どうせ。
押井守のイノセンス、って村上春樹のスプートニクの恋人みたいなポジションになると思う。
あとひとつは?
と聞かれると困るけど、だいたいそういう感じだよね。
いや、宮崎作品だとひょっとしたらハウルの動く城になるのかな?
これもわからないな。
これもわからない。
創作者が今までの自分の創作の一つの集大成になると意識しながら作った作品ということになる
どっちも見に行くけど、どっちかだけしか見れないという縛りならイノセンスを見に行くと思う。
多分、みんなもそうじゃないかな?
このふたつをわざわざ劇場へ見に行こうと思う人達の今の感じってそうだよね、きっと。
そうそう
押井守のイノセンスって、ジョージ・ルーカスのスターウォーズエピソード1だよね。
ああそうか富野由悠季のイノセンスって伝説巨神イデオンなのかもしれない。
あの人、キャリアの初期にすでに集大成を先に作っちゃってるんだ。変人だね。
あの映像だけは桁外れにすごくて(多分あのアニメの映像表現を超えれたアニメは未だにない)
お話はすごく地味なやつ。
え?これで終わり?みたいな。
でもいまにして思えば、そもそも攻殻機動隊の続編を押井守に作らせるというのが間違いだよね。
だって、押井守の攻殻機動隊って続編が作れるようなものになってないじゃない?
あれで終わりなんだよ。
バトーを主役にして、中年のおっさんの切ない恋心を軸にして、なんやかんや、犬の映画を作ったのだ(違うか)。
それなのに攻殻機動隊2なんてタイトルにしようとしてたから、ジブリのSさんはタイトルを変えさせて、どっかから主題歌を持ってきたんだよな。
まあとにかく今となってはどれもこれもいい思い出だ。
あのころとにかく世界の押井、ということで期待感がすごかったからね。
世界に映像表現で勝負ができる唯一の日本人、みたいな期待感がすごかったから。
だからバンダイもものすごい予算を出してアヴァロンとか作らしてみたら、あれだったわけで……。
いや俺すごくアヴァロン好きなんだよね。
でも、みんなが期待してたのはあれじゃなかったよね。
なんか地味なんだよな、なんでかわかんないけど。
押井守って多分、有名な原作を改変させるのが得意な生き物なんだと思う。
土台がとてもしっかりとした原作があるじゃない?
わかりやすくいうと原作の「華」の部分が押井の「地味」さを隠すんだよ。
でも押井守がオリジナルをやると「華」がなくて「地味」というか「渋さ」ばかりが出てきて
結局は見てる人が「犬」のことした覚えてないような映画になるんだよ。
ばあちゃんが死んだ。
僕の40の誕生日の前日に死んだ。
葬式など諸々終え、家に帰ってきて、やっと落ち着いたところ。
今の心情を自分自身でもいまいち掴みきれてないので、書いてみる。
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とにかく人が多かった。
子ども4人、孫12人、ひ孫19人、子どもや孫の配偶者、ばあちゃんの兄弟、その子、その孫。
サマーウォーズより多いんじゃね?
ばあちゃんは寺の娘だったので、親戚には坊さんがいる。
3人の坊さんが経を読む。
先頭で経を読んだのは、ばあちゃんの甥の中で一番下の甥。
ゆるい良い葬式だった。
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完全に場違いのフルートに、皆ポカーンとし、奏者も可哀想だな…と思いつつ聴いて、葬式を終えた。
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僕も火葬場に向かった。
普通と違ったのは、坊さんも参列者と同じように、最後に声をかけた。
一番下の甥の坊さんは泣いていた。
僕は泣けなかったからか、何か知らんがそれを見て僕自身が救われた気がした。
その後棺は焼くことになり、焼けるまで1時間程度待つことになった。
後で聞いたのだが、そのドサクサに紛れて義理の息子である親父は泣いていたらしい。
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孫の中で僕は上から2番目。
年長の孫であるいとこ、一番下の甥の坊さん、3人で話をした。
最初に、一番下の甥の坊さんに、フルートの時プルプルしてたから泣いてたかと思ってたらアレ笑いを堪えてなかった?とツッコむところから話は始まった。
ばあちゃんがいつからゲームやってたのか、とか、何故やってたのか、とか、どんなゲームをやってたのか、とか色々話した。
俺の初めてゲームはばあちゃんのお下がりでディスクシステムのやつだった、パチンコにハマってたから抜け出すために息子(僕から見ると伯父)が買った、そういえばパチンコにハマってた時期もあった気がする、その前はルービックキューブだったらしい、俺が持ってないPS4とか持ってたぞ、ゲーム好きだったけど上手いわけじゃなかったからレベルアップでのゴリ押しが結構多くて1セーブプレイ時間400時間とか700時間だったぞ、、、。
僕らは子どもの頃に話して以降30年近く話をしてなかったが、話題は尽きなかった。
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なんというか、あっけなかった。
色々終わって帰ってきた、子どもらも寝かしつけ、一息ついたのが今。
微妙に落ち着かずふわふわする感じがあったので、消化するために文章に残すことにした。
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ばあちゃんがどんな人だったのか。
性格、キャラ的なものを今風に言えば、天然系、不思議ちゃん、なのに、生命力強い、どんな環境でも楽しんで生きる、そんな感じ。
やたら印象に残る言動をする人だったので、ばあちゃんの話題には事欠かない。エピソード力が強い人だった。
何故か鞄を持ち歩かず、ショルダーバックくらいの袋に荷物を詰め、そして下着の胸の辺り、ちょうどブラのパッドのあたりに、その袋を縫いつけ、小太りというか巨乳に見える感じになっていた。
何かを出す時は胸元から出すことになるが、昔は服の中に手を突っ込みゴソゴソして荷物を取り出してたが、そのうち上手く取り出せないからと、半分脱いで取り出すようになった。
普通に外でもそれをやるようになったので、買い物行く時は子どもや孫の誰かが連れていき、事前に財布を預かって、ばあちゃんの財布から支払う、というのが慣習となった。
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そういえば、ばあちゃんから直接昔の話を聞いたことはほぼなかったことに気付いた。
年寄りは昔話が好きな印象あるけど、ばあちゃんから思い出話をほとんど聞いたことない。昔手に入れた意味の分からん謎のハックテクニック、を教えてもらえる程度。こちらの心配する、子どもや孫など周りのこと、ゲームのこと、とにかく今の話しかしなかったからかもれしない。
でも、ばあちゃんの周りからは、ばあちゃんの今まであったことはよく聞いた。
ここからのばあちゃんの昔の話は、皆の話の集合での話なので、何が本当なのかは分からない。
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ばあちゃんは、山奥の陸の孤島のような村にあるお寺の娘だった。
結果、じいちゃんが良いとこの人だと分かり、許してもらい帰ってきた。昔っぽい。
あとで聞いたのだが、じいちゃんはバツイチ?寡夫?だったらしく、ばあちゃんが結婚した当時、ばあちゃんは20、じいちゃんは44。そりゃ反対するわな。
それに加え、じいちゃんを知るであろう寺近くの老人達から稀にじいちゃんの話を聞いたことがあるのだが、どれも掴みどころがない。水墨画を描いてた、木こりだった、スキー板を作って売ってた、馬に乗って駆けてた、等々。皆のいうことが毎回違いすぎて何をしてた人なのかがマジで分からない。今で言うフリーターだったのでは、と思ってる。
その後、ばあちゃんは子どもを4人産んだが、3番目の子である僕の母が4,5歳のときに、じいちゃんが結核で死んだ。
生活ができないので、子どもらは、伝手のある寺が運営する児童養護施設で生活することに。
何年かそんな生活が続き、長男(僕から見れば伯父)が中学を卒業してすぐ働き始め、生活ができるようになったので、ばあちゃんや兄弟らを集め、また一緒に生活し始めた。なんという「ひとつ屋根の下」。(ひとつ屋根の下、当時母はめっちゃハマって見てた)
その後しばらく経ってから長男は僕の母を除いた兄弟とばあちゃんで自営業を始めた。
ここからの人生に関しては、ばあちゃんにとって比較的順風満帆な人生だったと思う。
たぶん。
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僕はばあちゃんに一番可愛がってもらった孫だったように思う。
ばあちゃんがファミコンをやるひざの上に乗ってたのが僕だった。
今思えば理由は単純で、高橋名人が名言「ゲームは1日1時間!!」を家では親が守らせようとするが、ばあちゃんの家では、朝から晩までゲームをやっていても怒られない。
ばあちゃんも、ゲームの攻略に詰まると、孫を積極的に呼んで、攻略方法を聞いたり、分からなくてもプレイしてやってみてくれとせがんだ。
僕が一番可愛がられたが、他の孫達も顔を出せば、同じように攻略をせがまれたので、孫らは皆ばあちゃんとみんなゲームをした経験が一度はあるように思う。
息子(僕から見て伯父)の自営業の職場とばあちゃんの家が一緒になっていて、ばあちゃんの生活は、昼間は働き、ご飯風呂、趣味の畑仕事、残った時間はほぼゲーム、が大半だった。
昔はマリオとかアクションをよくやっていたが、途中からドラクエやFFといったRPGが好きだった。
先にも書いたようにゲームやるからといって賢かったり上手かったりするわけじゃなかった、いわゆる下手の横好きだったので、とにかく朝から晩までゲームをし、攻略ノートを作ってメモをし、自分の攻略ノートを見ながらプレイしていた。
何度も何度も飽きずにトライ&エラーを繰り返しまくるので、ばあちゃんのセーブデータは、装備やアイテムが微妙なのに、レベルが異常に高いことが多かった。
おかげで、途中からやった僕ら孫たちは、ばあちゃんが説明するハマりポイントをひと通り振り返ったあと、装備を整え、ちゃんとゲーム内の説明みてやれば、案外すんなり先に進めた。
他の孫たちもゲームをプレイし終わったら、中古屋でなく、ばあちゃんにゲームを流した。
ばあちゃんが自分でゲームを買っていた印象がほぼないが、とにかくばあちゃんの家にはゲームがたくさんあった。
ベッドの下の収納ボックスには、ソフトがギッシリ詰まっていた、
初代ファミコン、スーパーファミコン、PS、PS2、64、ゲームキューブ、xbox…僕も大きくなるにつれ頻度が減り、就職で地元を離れてからはさらに頻度が減ったので、僕の知らないゲームハードもありそう。
見た記憶では、古いハードのソフトはなかった気がするので、時折捨ててたのかも。
孫らで集まって話をした際に出てきたゲームタイトルは皆違ってた。
FF、ドラクエ、テイルズ、スターオーシャン、ゼルダ、武蔵伝、等々。
ばあちゃんの妹の孫とかいう若い男の子も来てて、ばあちゃんとのゲームの思い出話をしてたのは驚いた。
それもあって、親族のみの家族葬だったのに、縁のある親戚までも集まり、やたら人数の多い通夜、葬式になった。
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義理の息子である親父もかなり溺愛してたので、本物の息子一堂から、本物の息子より息子してる、と親父も笑われていた。
ばあちゃんは、下駄が好きでよく履いてたのに、胸元に袋が入っていたから、ハキハキ歩くことができず、ペンギンみたいな歩き方になっていた。
不安定なゆっくりな歩き方だったので、当然荷物はまともに持てないし、隣を歩く僕の服の袖のあたりをつかんだりすることが多かった。
僕がいない時は、親父が並んで服の袖をつかまれていた。
僕や親父はその認識だったのだが、妹いわく、妹と一緒だと、不安定な歩きのままズカズカ先に歩いて荷物を持ってる妹に早く行くぞと先行してく、僕や親父の前だと猫を被ってる!!男尊女卑だ!!と愚痴っていた。
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孫らから流れてきたゲームで躓くと、当然元々ゲームの持ち主の孫に攻略を聞くことが多かった。
雷平原〜マカラーニャの森あたりにいて、攻略手伝って欲しいからと、泊まって欲しいと、ばあちゃんにせがまれ、泊まることになった。
一緒にプレイし、ご飯も食べ、風呂も入り、寝る前にもう1プレイ。
ちょうどそこで、マカラーニャの森の超ロマンティックなラブシーン。
当時、高校生だった僕は、真夜中に部屋を暗くして、ばあちゃんと並んで何観てるんだろう……と絶妙な気分になっていた。
ふと、横目でばあちゃんを観ると、キラキラした目で、★★素敵★★みたいなリアクションで、滅茶苦茶一生懸命みてたので、まぁいいか、と諦めにも近い気持ちになった。
その後少し経って、新しい孫がまた産まれ、ちょうどその孫の名前がFF10のヒロインと同じ名前だったので、滅茶苦茶喜んで良い名前だ、と褒めていた。
葬式の最後のフルートが、美空ひばりの「川の流れのように」だったので、「ザナルカンドにて」をかけてあげれば良かったのにな、とフルートの演奏を聴きながら、このことを思い出していた。
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葬式の参列者の話などを聞くに、僕がばあちゃんのところにあまり行けなくなった後も、他の親戚やゲームの関わりもあって、楽しくは過ごせていたようだった。
それが、6年前、真夏の早朝に、もうひとつの趣味であった畑仕事の途中で、脳卒中で倒れ、近くの通行人に発見され救急車で運ばれた。
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主治医や長年お世話になっているかかりつけ医によると、意識が回復する可能性は万に一つもない、そんな状態とのことだった。
ばあちゃんは、これまで大病患って、入院して死にかけたことは何度かあった。
入院のなか、どうしても回復傾向が見られない、という状況になってから、僕に連絡が来て、急遽地元に帰ってお見舞いに行くと、ばあちゃんとゲームの話になり、そういえばプレイ中だったあのゲームの続きがやりたい、早く治して退院せねば!!と急にやる気になって、そこから超回復、という展開があった。
今回は流石にダメそうだった。
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流石にばあちゃんももう90だったので、そういう覚悟をしておかなきゃ行けないことは分かっていた。
病院に見舞いに行った際、分かっていても、それがただ寝ているようにしか感じられなかった。
手術のあとに寝てます、みたいな感じで、ただ寝てるだけ。
もう起きることは無いのに、そんなふうにしか感じられなかった。
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僕がその後ばあちゃんの顔を見れたのは、少し経って、ばあちゃんの家で介護するようになってからだった。
病院よりも設備が簡素になったためか、ああ、これは本当にもう目覚めないんだな、と今さらながら実感した。
そんな中、母はばあちゃんの世話をしながら、前よりちょっと良くなったとか、こうやってやると反応する、など色々話をした。
もう目覚めない、と分かると同時に、まだ生きてる、とも感じられる。
死んでるのだが、生きてる。
ばあちゃんが死んだと聞いて、葬儀の一連の流れを終えた今、本当に死んだ今この時よりも、あの瞬間が正直しんどかった。
今、思い出すだけでも、心が重い。
死が突きつけられるのに、世話をすればちゃんと生を感じられる。
その中で世話をし続けられるのか。
母すごいな……と。
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あとは死ぬだけ。
それを受け入れるための有余の時間が与えられた感じだった。
ゲームができない、楽しみに一生懸命になれないばあちゃんは、ばあちゃんなのか。
身体なのか、脳なのか、心なのか、それとも人格なのか、習慣なのか。
生と死に対することをぼんやり思いにふける。
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そういえば、ばあちゃんは霊感が強い、というのがもっぱら周りの評価だった。
悪霊や死んだ人が見える、というより、死ぬ寸前の人が魂だけになって飛んでいるのを虫の知らせのような感じで分かるのだ、とか。
それで、遠方や疎遠になった知人の安否を確認し、それを当てることが多かったので、霊感が強いとされていた。
稀に、じいちゃんが迎えに来ると、まだやりたいことがあるから迎えに来んどいてくれーー!!と必死にお経を読むことがあるのだ、とか。
僕は実際にどの話にも立ち会ったことは無いが、確かにばあちゃんはその辺りの勘が冴えているような雰囲気があった。
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ばあちゃんの話を信じるとすると、脳死のばあちゃんには、ばあちゃんはいないことになる。
ばあちゃんがどこに行ったかは分からないが、ばあちゃんは生きているが死んだ。
幸い、受け入れるまでの時間を6年も貰ったので、ばあちゃんの死、葬儀はなんとか受け入れることができた。
コレがポックリいかれていたら、悲しすぎてどうなっていたかは想像できない。
正直助かった。
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心の準備は整えていたとはいえ、僕の誕生日の前日に亡くなり、僕の40歳の誕生日がばあちゃんの通夜になるとは、流石に予想つかなかった。
何もできないはずの死ぬ瞬間まで、印象を残す人だった。
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ばあちゃんの教え、みたいなのは、本当に全然覚えてないのに、ばあちゃんとの思い出はたくさん出てくる。
老人介護用おむつを買いに行った際には、コレ凄く便利でトイレに行かなくても良いからゲームができる!!とドヤ顔したり……
我が弟が母の付き添いでばあちゃんの買い物に付き合うため家に呼びに行ったら全裸でゲームしてたり……(前日夜風呂上がりに服着替える前にゲームをやり始めたら止まらなくて翌朝までやり続けていたのが真相)
僕がいとこと一緒に富士山近くに旅行した際、いとこに「富士山のかけらだ」と言って渡したそこら辺に落ちてた溶岩石が、何故か数年後ばあちゃんちの神棚に飾ってあり、いつの間にか凄い石だとして御神体みたいになってたり……
なんかあり過ぎて、もう思い出せない。
でも、何かあるたび、何気ない面白かった思い出が掘り返される。
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僕自身もばあちゃんと同じく、子どもが4人いるので、悲しみに暮れている暇はない。
悲しくてしんどい、みたいな感覚はないのだが、なんか気持ちがふわふわして落ち着かず、何かにつけてやる気が起きない。
この文章も、このままではいけないと思いを決して、何度かに書き分けながら、書き進めている。
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やる気がでないので、ぼーっと異世界転生もののアニメを観ても、ばあちゃんだったらマジで異世界にすら行きそうだな、行ってて欲しいな…と想像してしまう。
ココまで書いた文章を自分でも振り返ってみると、ばあちゃんの最大の教えは楽しむこと、それ自体のような気がしてきた。
昔から初七日とか四十九日とかに法要やるってことは、亡くなってからそれくらいの日数はこの感覚は抜けないのかもしれない、と諦めることにした。
とりあえず楽しめるようになるまで、このままぼーっとふわふわすることにしよう。
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