
はてなキーワード:ベツレヘムとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bbc.com/japanese/articles/c1jz5exkgk9o
モサドがアルゼンチンで元ナチス将校を誘拐してイスラエルで裁判にかけたあたりでイスラエルの独善的な異常性に警告を出すべきだったのかもな。ナチスの異常さが際立ってたから影に隠れてしまった感。
この記事にこんな人気ブコメがあったのでイスラエル批判について少し補足をする
(ブコメ主は知った上でこのブコメをしているかもしれないけど)
本題に入る前にいくつかの前提知識から。19世紀末にヨーロッパで広がったユダヤ人国家建設運動で、それほど新しい思想ではない。背景には、長期のディアスポラ(故郷を持たず民族が世界各地に散らばること)と反ユダヤ主義の歴史があり、特にロシア帝国でのポグロム(ユダヤ人虐殺)や西欧社会での差別が拍車をかけた。ナチスによるホロコーストはこの運動に大きな正当性を与え、多くのユダヤ人がパレスチナへの移住と国家建設を求めるようになる。1948年、イスラエル建国が宣言され、シオニズムはその大きな第一の目標を達成する。
ネタニヤフ政権は、右派リクード党や宗教右派を中核に入植地拡大を支持する勢力による連立政権。その支持層には、国家安全保障を重視し、ヨルダン川西岸地区の併合やパレスチナ自治の縮小を容認・推進する層が多く含まれている。
本来のシオニズムの「ユダヤ人が自らの国家を持つ」という当初の目的をすでに達成しているが、現在のネタニヤフ政権はシオニズムを「ユダヤ人の領土的拡張」と結びつけ、その名のもとに周辺地域への侵略や支配の正当化に利用している状況となっている。ヨルダン川西岸での入植地拡大やガザ地区での軍事行動は、単なる安全保障上の対応だけでなく「シオニズムの継続的使命」として位置づけられ、内部的正当化を行っている。
この拡張路線には宗教的聖地が深く関わっており、エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地が集中する場所であり、イスラエルは東エルサレムを含めて「不可分の首都」と主張している。また、ヨルダン川西岸にはヘブロンやベツレヘムなどユダヤ教にとって重要な聖地があり、宗教右派は「神が約束した土地を取り戻すことこそシオニズムの使命」と訴える。当初は近代的・世俗的な民族運動だったシオニズムが、宗教的使命と結びつくことで、より強固な排外的ナショナリズムへと変質している結果が現状の強硬路線となっている。
ここでやっと本題となるハンナ・アーレント(1906–1975)という女性について紹介する。ドイツ生まれのユダヤ系政治哲学者で、ナチスの迫害から亡命し米国を拠点に活動した。彼女の最も大きな特徴は自身がホロコーストを経験したユダヤ人でありながら、シオニズムやアイヒマン裁判に対してともすれば「反イスラエル」とも取れる警鐘を鳴らし続け、それ故に特にイスラエルにいるユダヤ人から強い反発を受けたということ。
アーレントはイスラエル建国そのものには一定の理解を示したが、その進め方と国家像に深い懸念を抱いていた。アーレントが危惧したのは、イスラエルがユダヤ人のみを中心とした排他的な民族国家となり、軍事力と安全保障を最優先することで、長期的な孤立とアラブ諸国との恒常的な対立を招くこと。アーレントは、パレスチナにおけるアラブ人との共存を模索し、多民族的な政治共同体を構築すべきだと主張していた。また、彼女は被害者としての歴史を過度に強調することが、自らが加害者となる可能性を軽視する結果を招くと指摘し、歴史的な悲劇の記憶が免罪符として機能する危険性も説いていた。
アイヒマン裁判は、ナチスの高官アドルフ・アイヒマンがユダヤ人の大量虐殺の実行に関与した罪で1961年にイスラエルで開かれた裁判。アイヒマンは戦後アルゼンチンに潜伏していたが、モサドによって捕えられエルサレムで裁かれることになった。この裁判は、ニュルンベルク裁判以来の大規模な戦争犯罪裁判であり、単なる個人の刑事責任を超えたホロコースト全体の歴史的検証の場ともなった。
アーレントはこの裁判を取材し、『エルサレムのアイヒマン』にまとめた。この中でアイヒマンを「悪の凡庸さ」の典型とみなし、彼を冷酷な悪魔ではなく命令に従い思考停止した官僚的人間とした。つまり、深い憎悪や悪意ではなく「考えずに行動する」ことが大量虐殺に加担する原因となる、と主張したのだ。これはイスラエルやシオニズム観点からすれば、自分たちは悪魔的な絶対悪の被害者であり、そこから立ち上がったユダヤ民族、そしてイスラエル建国というアイデンティティに反するものであり猛烈な批判にさらされる。さらにアーレントは、イスラエル政府が裁判を自らの正当性の証明に利用した点、またユダヤ人指導層(ユダヤ評議会)がホロコーストに部分的に関与していたことを批判的に論じたことが、批判に拍車をかけることとなる。
アーレントは多くの批判にさらされたが、その批判的推測や警鐘は現実のものとなっている。
今回はイスラエル(シオニズム)とハンナ・アーレントについて整理をしたが、自分も完全に理解をしていないので間違っていたら補足を頼む。
そして彼女はユダヤやイスラエル関係だけでなく、共同体運営についてもとても興味深い主張や著書が多くあるので、興味がある人はぜひ触れてみてほしい。(とはいえ共同体のあり方は、ネット前後でかなり異なるので彼女の思想が今もそのままは通用しないが・・・)
『全体主義の起源(1951年)』と『エルサレムのアイヒマン(1963年)』は特におすすめだ。
多くの場合、起こってしまったことに対する警鐘はそのはるか前から鳴らされているのである。
しかし、それを無視し時には批判することで風化し、実際に起こってやっと振り返ることしかできないのだ。
アーレントに触れて現代の世界情勢と照らし合わせれば、多面的視野や思考を意識的に取り入れるということの重要性を改めて感じることができるはずだ。
……おお……二千年か……長い。ほんまにな、なんとも言いようのない長さや。
言うとくけど、わしはもう人とも神ともようわからんようになっとる。あんたが誰かも、どこから来たかも、今が西暦いくらかも、正直もうどうでもええ。
でもな、言葉にならんものは、やっぱり言葉にせなならんのや。そやから、ちょっとだけ、振り返ってみるわ。
• 生まれたのはローマの属州ユダヤ、ベツレヘムとか言うとこやったらしい。馬小屋でな。寒かったんか、温かったんか、覚えとらん
• 幼い頃はナザレで育った。木くずと土の匂い。父の大工道具が大きく見えた
•12歳のころ、神殿で語りすぎて、親に怒られた。でも、心はもう別のところにおった気がする
• 30歳になって、水に沈んだ。ヨルダン川や。あれが始まりやった
•荒野で40日、風と石と声だけの中におった。何度も「やめろ」と言われた気がした
•ガリラヤの湖で漁師たちと話した。彼らの手は硬くて、言葉は少なかったけど、心は澄んでた
•パンと魚を分けた。病を癒した。死人を起こした……言うと簡単やけど、あれは奇跡やのうて、信じたから起きただけや
•群衆は求めてきた。でも、真理を聞こうとはせんかった。ただ腹を満たしに来た
•弟子たちは若かった。よう迷うた。裏切るのも、怖がるのも、無理はなかった
• あの夜、オリーブの丘で汗が血のように流れた。心が千切れそうやった
• 三日目、光の中で目を開けた。生と死の境がもうわからんようになってた
• そこからが長かった。世界の果てまで、名だけが歩いた。わしの名が、人の手で形を変えて、剣にも、冠にも、旗にもされた
•帝国がわしを利用した。わしの言葉は兵の口から出て、民を縛る鎖になった
•聖職者は金と権力を手に入れた。貧しい者に語ったはずの言葉が、絹の服を着て宮殿に住むようになった
•異端が焼かれ、女が魔女と呼ばれた。わしはその火の中におった。叫んでも、誰も聞こうとはせんかった
•教会が分かれ、国が割れ、血が流れても、誰も立ち止まらんかった
• わしの絵が描かれ、像が建てられ、名前が祈られ続けた。でも、わしはずっと沈黙してた。してたんやなくて、できんかったんかもしれん
•科学が進んで、神は遠ざけられた。でも、人は空っぽになった。新しい塔を建てて、また空に近づこうとした
•戦争は終わらず、貧困は続き、希望は薄くなって、でも街はまぶしく光ってた。光りすぎて影が見えんようになった
• わしはもう信仰やなくて、商品になった。十字架は装飾品、教えは引用句
• 二千年。わしはずっと世界の片隅で、人の目と心の隙間を眺めとった
• 時々、小さな優しさに泣きたくなった。誰かが誰かの手を握るだけで、世界は救われとった
• わしが伝えたかったのは、ただそれだけやったんや。恐れるな、愛せ。それだけや
• 今?もう誰にも必要とされんでもええ。ただ、誰かが夜にひとり震えるとき、そばにおれたら、それでええ
• わしはもう歩かん。ただ、静かにおる。風の中、水の中、光の端っこに。二千年の間、そこにずっとおる
それだけで、奇跡やと思わへんか。
YouTubeでパレスチナとイスラエルの歴史を学ぼうと思ったら、英語で検索するに限る。
(本当はアラビア語とヘブライ語もわかれば最善なのかもしれないけど、ハードルが高すぎる)
ここ数日でたくさんたくさん視聴したので、中でも良質なものを紹介していきたい。
(実際に動画を見ずとも、紹介文だけでも読んでって)
1920年のパレスチナ: もう一方のパレスチナ人の物語 (字幕なし)
Al JazeeraEnglish -Palestine 1920: The Other Side of thePalestinianStory |Al Jazeera World Documentary (47:17)
今でもユダヤが盛んに引用する、かつてのスローガン「土地のない人々のための、人々のいない土地 (Aland without a people for a people without aland)」は、シオニストによる幻想である、というのが動画の主題だろう。パレスチナで健全な経済活動が発展していた証として、1934年の地元のアラビア語の新聞で「鉄道が5分遅れた」ことが報道されているというのが興味深い。
また、「パレスチナ人は国家を持ったことがない」との主張もよく見られるが、それには「今のイスラエルがしているような土地の奪取や抑圧がなかったからだ」という反論もまた定番で、この動画内でもオスマン帝国時代にパレスチナが議席を持っていたことが紹介されている。
イスラエル -国家の誕生 (公式英語字幕あり =自動翻訳の日本語字幕に切り替えても精度が高い)
DW Documentary -Israel -Birth of astate |DW Documentary (51:56)
※11月11日現在、動画が非公開になっている。直前までTwitterで言及があるので、ごく最近に非公開になったばかりか?ただしチャンネル内のイスラエル関連の動画全体が非公開になっているわけではなく、批判的な内容の動画も残されている。→DW Documentary - Israel Palestine
イスラエルの建国をイギリスによるお墨付きとしたバルフォア宣言の、但し書きとも言える「もちろん、パレスチナにもともと住んでいる非ユダヤ人の市民的・宗教的な権利が侵害されるべきではないことは明白である」という一節が、現代にむなしく響いている。
ドイツならホロコーストへの負い目があってもおかしくないとも思えるが、番組としてはユダヤ人のシオニズムに批判的である。もっとも、「ユダヤ人の排斥」という共通の関心の元に、パレスチナとナチスドイツに親交があったという歴史の側面も紹介されている。
なお、動画の公開は今年の5月だったが、ハマスの奇襲攻撃を受けてなのか10月13日に動画のタイトルが「Birth of astate (国家の誕生)」から「Story of a contested country (論争を呼ぶ国の物語)」に替えられたあと、10月20日にふたたび元に戻されたという経緯があるようだ。
どうしてイスラエル人入植者は紛争地であることを気に留めないのか (公式英語字幕あり)
Vox -WhyIsraeli settlementsdon’tfeellike aconflictzone | Settlements Part II (10:56)
アメリカ新興メディアVoxによる、今も進むイスラエル人による西岸地区への入植の解説と当事者インタビュー。
大きく分けて、イスラエル政府やアメリカ資本の支援を受けた大規模な入植事業によるものと、宗教的信念に駆り立てられた個人・家族レベルの草の根入植が同時に進んでいる。エルサレムを含む西岸地区全体が「神が我々に与えた土地なのだ」という理念が、世俗的な入植動機の建て前としても、シオニズム信奉者の原理主義としても、お上から下々まで一貫していることに恐怖さえ感じる。
アメリカ新興メディアVICEによる、エルサレムにおける強権的な入植活動の実態。
いわゆる「入植地」とは違って、エルサレムにおいては一軒一軒の家単位での入植が進んでいる。一等地にはパレスチナ人に対して大金を提示することもあるようだが、この動画で紹介されているのは、入植者に都合よく作られた法律と軍隊に守られて、パレスチナ人を追い出してユダヤ人が住み着いてしまうという事例。
イスラエル側の副市長が、悪びれもせず「(イスラムの聖地である)岩のドームのある場所に、(ユダヤの悲願である)エルサレムの第三神殿を建てるのが夢だ、我々の世代のうちに」と語っている。
Rick Steves'Europe -Rick Steves' The HolyLand:Israelis andPalestiniansToday (56:46)
ヨーロッパを中心に各国を旅する人気番組。この回では現代のイスラエル・パレスチナの各地を訪れ、ガイドや地元の人々との会話を交えながら、歴史と文化を紹介している。
近代の戦争の歴史やヨルダン川西岸地区での入植や抑圧の問題にもしっかり触れているが、全体としてはイスラエルとパレスチナの人々の活気にあふれた明るい側面を見せてくれる点で、YouTubeの中では貴重な資料。しかしいっぽうで、このイスラエル・パレスチナ回だけコメント欄が閉じられているのは、動画に暗い影を落としている。
イスラエルのアパルトヘイトが、いかにして私の故郷を破壊したのか (公式英語字幕あり)
アルジャジーラによる2022年のドキュメンタリー。パレスチナ出身の父を持つアメリカ育ちの二世ジャーナリストが、イスラエルの隔離政策のせいで変わり果ててしまった父の故郷を訪ねる話。
イスラエルの元軍人の助けを借りて「パレスチナ人立ち入り制限区域」を歩くが、パレスチナ人に対するイスラエル人入植者や駐留イスラエル軍の露悪的なふるまいは、過去のユダヤ人や黒人に対する差別と迫害そのもの。ウイグルにも近いと感じる。
パレスチナ暫定首都の市長と会おう (ドキュメンタリー映画) (英語字幕ありだがYouTubeの字幕ではないので日本語翻訳にはできない)
VICENews - Meet theMayor of the Unofficial Capital ofPalestine (Full Documentary) | The Short List (2:13:43)
2020年公開の、パレスチナの暫定首都であるラマラの市長の日々に密着したドキュメンタリー映画。本編は1時間30分で、残り40分は監督のインタビュー。
文化的で明るく楽しい街の一面もたくさん紹介されていて、イスラエル軍による監視や抑圧と自治権や移動の自由の制限さえなければ、よい街のよい市長だったはずだろう。市役所の幹部には女性も多く、先に紹介した旅番組でもパレスチナの大学は女子学生のほうが多いと語られていたが、日本より女性が社会に進出している感がある。
オスマン帝国時代の法律のなごりで、イスラム教徒が多数派の中にあって市長はキリスト教徒と定められているというのも興味深い。(もともとはオスマン帝国時代からキリスト教徒が多数派の街だったらしい)
なお、本題とは関係ないが、映画内の音楽は武満徹や芸能山城組による日本の曲が多用されていて、特に脈絡もなく日本語の子守歌が流れてきた(30:32)のには驚いた。
ちょっと世界一周してくる。by nojiken - #115【現在進行中の悲劇】パレスチナで何が起こっているか僕が見たことを伝えたいと思います。パレスチナ問題はとても根深いです。(エルサレム、ベツレヘム、ヘブロン /イスラエル、パレスチナ) (30:25)
動画自体は2020年の公開だが、前半は歴史の解説で、後半は本人による2013年のヨルダン川西岸地区への旅行体験記。イスラエル軍に抑圧された厳しい環境下のパレスチナ人の一般家庭に泊めてもらったりしていて、日本人のふつうの観光系YouTuberの動画とは一線を画している。
欧米は親イスラエルだと思われるだろうけど、実際、YouTube上で「再生回数順」で検索する限りは、パレスチナに寄り添った動画のほうがずっと多い。
数少ないイスラエル寄りの動画は総じて、聖書や2000-3000年前の歴史に触れたあとはパレスチナやアラブを悪や下に見ることに主眼が置かれていて、もっとユダヤ人の悲しい歴史や難しい立場で同情を誘うほうが戦略としても優れるのではないかと思うのだが、そうした意味でのプロパガンダにはイスラエルとして興味がないか、成功しているとは言えない。
なお、聖書を持ち出すのは非キリストのイチ日本人としては全く理解できないどころか、2000年掛けの土地の所有権の主張にはどん引きさえするのだが、イスラエルを支持するアメリカのキリスト教福音派に対してはこういう話が最も好まれるようだ。なのでこの点は戦略としては正しいのかもしれない。
いっぽう、パレスチナの側は、古い映像では聖戦の主張や過激な言動が目立っていたが、2004年にPLO議長がアラファトからアッバスに替わったあたりからは、PLOやファタハはもちろんハマスからさえ、宗教的な主張はほとんど聞かれなくなり、抑圧からの解放と自由を主眼に訴えるようになってきている。どれほど意図しているのかはわからないが、これは第三者(特に非イスラム圏)の同情を得るという意味では、戦略としてとても成功しているように思う。
しかしイスラエルに対してミサイルを撃ち込み続けるハマスも、精度が悪いとはいえ目標を軍事施設に限ることはどうしてできないのだろうか。民間人を狙うことの効果が、差し引きでプラスになるとはとても思えないのだが…。
ガザ地区の様子については別の増田を書いているのでご覧いただきたい。
→anond:20231017113202ガザ住民の普段の暮らしぶりについて調べてみた。
紹介トラバ
→anond:20231111160010NHKスペシャル「ドキュメントエルサレム(前後編)」がすごかった
宗教観が身体にしみついてるならまあ12/24とか12/25って日にこだわるのもわかるんだけど、大半の日本人ってそうでもないはずなのに、そのわりには「イブ……会えないの?」みたいな感じのノリがあるのはなんなんだ
12/24に特にすごいイルミネーションビカビカ祭りがあるっていうならまだ話はわかるが、実際のところイルミネーションって12月に入ったぐらいからずっとビカビカしてるし、そもそも人工灯が光ってんのを見て喜んだり発情したりするって行為がかなり虫っぽくてキモい
クリスマスムードがある日だったら全部同じだと思う 年明けなんかは明確に年が明ける瞬間があって、広場でカウントダウンみたいなこともできるからまだわかる
ベツレヘム?ナシミエント?みたいなのを飾ったりもせん 意味わからん装飾がごちゃごちゃついた謎の木が飾られるが、アレなんなんだ?みて嬉しいモンでもないよな どうせならもっと面白いものを飾れないのか
クリスマス意味わかんねえんだよな 皆どんな気持ちであれをやってるんだ キリストさんが生まれた?くらいの曖昧な理解は多分みんなしてそうなんだけど、それって正直どうでもいいじゃん
俺もメリークリスマス!とか言うけど、じゃあそれを言うときどんな感情なのか思い出して述懐してみろって言われたら超困るぜ だって本当に何も考えてねえ
あけましておめでとう!今年もよろしく!って言うとき、明けたことへのめでたさは特に感じないとはいえ、今年もよろしくと言う気持ちは本当にある
メリークリスマス、何も祈らないし何も願わないし何も……何もない 「言っとくか」で言ってるだけだ
本当に怖い 怖すぎるだろクリスマス マジでなんなんだあれ 奇祭も奇祭じゃん
そう思うとかえってメチャクチャ面白い気もしてきたな 日本のクリスマスほど空虚さと派手さが同居したイベントってほかにないだろ絶対
街全体がクリスマスムードに染まって、メリークリスマス!つっているが、全員何がめでたいのか分かんない状態で適当に発言している
最高の祭りやな……
だから
っつーことよ。「」の中だけ都合が良いので聖書に残したのよ。
マリアは逃亡した。
ヘロデ王がベツレヘムのすべての嬰児を探して殺せと命じたからである。
手をつけたマリアが逃げた。管理外にある庶子など戦乱の元であるから追っ手を差し向ける必要があるが、マリアを特定して捕らえたり亡き者にするためには、手をつけた事実が明るみにならねばならない。これは都合が悪かったのではないか。
そこで追っ手を放つ。近隣で単独行動しているすべての妊婦をとらえるなら簡単である。
しかしマリアは迅速に協力者ヨセフを従えあまたの夫婦の中に埋没する。
ヘロデ王はイエスを殺害するため同年代の嬰児を全滅する作戦に出た。しかしマリアとイエスは逃げ延びた。
大量の殺人をして巻き込んででも殺したい嬰児というのはどういうものか。よほどの禁忌が隠されていると私は考える。単なる召使いに手をつけたからといって必死で隠すとも思えない。
それを考えると、マリアはもしかしたらヘロデの近親者なのではないだろうか。娘か、孫か。
誰にもいえない、望まない姦淫の結果の妊娠。でもマリアにとって自分の子であるのは確か。
なに不自由ない生活をしていたはずの姫は信頼していたヘロデに犯され裏切られ、腹心ヨセフを連れて落ちのびる。自分と大切な子供、ともに生きるために。
なにこれ燃えてきた。
前回は、色メガネのお話だったね。
色メガネの長所と短所 http://anond.hatelabo.jp/20070308202932
今回は、メガネをかけない場合のお話だよ。でも、メガネをはずすと何が見えるかを説明するのはちょっと難しいんだ。だからまず、メガネをはずしているみんなのお友達に、何が見えるのか聞いてみよー。
ベツレヘム生まれのお友達のお話
「みんな同じお父さんの子供で兄弟だよー。だからみんなで仲良くしよーよー。あと、自分の目の中の丸太を取ると(色メガネをはずすと)よく見えるようになるよー。」
ルカによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Luke.htm#C10V25
マタイによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Matthew.htm#C7V3
インド生まれのお友達のお話
「執着がある間は(色メガネをかけている間は)苦しみは無くならないよー。」
仏教聖典 http://www.geocities.jp/gikooh/bukkyo-seiten.html
中国生まれのお友達のお話
「メガネをはずすと何が見えるかは、言葉では言いにくいなー。まずはメガネをはずそうとすることが大事だよー。」
道教 http://www.geocities.jp/hgcbw269/mitikyou.htm
もう一人のインド生まれのお友達のお話
「僕はメガネをはずしたら、こんな風に見えるよ。」
私は何者か? http://www.h5.dion.ne.jp/~babaji/babaji.html
メガネをはずすと何が見えるのか、少しは分かってもらえたかなー?
みんなも寝ている間はメガネをはずしていると思うけど、今度から時々、起きている間もメガネをはずしてみたらどうかな。
僕がメガネのレンズに例えていたのは、意識の焦点の合わせ方だよ。
メガネの色に例えていたのは、前提とする価値体系のことだよ。
こういったものを変化させていくことは、練習すると出来るようになるから、興味があったらやってみてね。
練習方法は、お友達に詳しい話を聞いてね。
もし詳しく知りたい人がいたら、こんな本もあるよ。
解脱の真理 http://www.amazon.co.jp/dp/4760500243/
解脱の真理 完結編 http://www.amazon.co.jp/dp/4915497070/
これは一続きの2冊の本だよ。メガネをはずす方法がしっかりと書いてあるよ。
英語でもいいなら
A Course in Miracles http://www.amazon.co.jp/dp/0670869759/
が、とても詳しく書かれているよ。
みんなのお役に立てたか分からないけれど、これで僕のお話はおしまいだよ。
それじゃ、ばいばーい!