
はてなキーワード:バタイユとは
「イリアス」は捕虜の奴隷女の配分をめぐった交渉がこじれた結果、勇者が拗ねて戦場に出ず、味方がどんどん死ぬところからスタートするので、昨今の倫理観からは問題があり、神話初心者にはこっちをお勧めしたい。「オデュッセイア」も家で待っている妻を忘れてよその女のところで数年過ごすが、まあ魔法をかけられていたということでこっちのほうがマシだ。舞台もあちこち移動するから飽きないし。
ユニークなのは、劇中劇的にオデュッセウスが時間をさかのぼって事件の進展を語る箇所があることで、ホメロスの時代にはすでに出来事が起きた通りに語る手法が飽きられ始めていたのかな、と想像できる。
実は「ラーマーヤナ」とある共通点があるが読んでみてのお楽しみ。
聖書はなんせ二千年前以上の宗教書だから、原典に当たる前に基本的な出来事の流れと時代背景や当時の常識を理解していないと読解が難しい。当時のユダヤ民族の偏見も混じっているし。加えて、ところどころ立法全書的に当時の習慣や禁忌を延々述べる箇所があり、通読はさすがにできてない。新約聖書だけは何とか意地で読破した。
ところで、どうして「創世記」だけを取り上げたのだろう。たとえば物語として盛り上がるのは「十戒」の「出エジプト記」だ。「ハムナプトラ」とかでエジプトが悪役になるのは大体これのせい。いきなりこれにチャレンジするのなら、手塚治虫の聖書物語のほうがいいかもしれない。
犯人探しが不幸を呼ぶことから嫌ミス的な要素もあるし、ギリシア神話の「不幸な運命を避けるために必死になって行動した結果、結局その運命を呼び寄せてしまう」というアイロニーが大好きな自分としては、その典型例なので好物だ(予言を鵜呑みにした結果ドツボにはまる「マクベス」も好き)。
これが面白かったら、アイスキュロスの「オレステイア三部作」もおすすめしたい。何世代にもわたる恨みの念が恵みの女神として祀られることで鎮められるというモチーフは、異国のものとは思えない。
一般教養で唐詩の授業を取ったので岩波文庫でぱらぱらとめくった覚えがある。なにぶん昔のことなので記憶は曖昧なのだが、はっきり覚えているのが王梵志の「我昔未生時」で、天帝に生まれる前の時代の安らぎを返してくれるように願う詩だ。当時は反出生主義が哲学・思想界隈でここまでホットなトピックになるとは予想してはいなかった。
酔っ払いの詩。酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞーという内容。著者は文学者であっただけでなく天文学者・数学者としても知られるが(三次方程式を解いた実績がある)、ここで展開されている詩はひたすら現世の美しさとはかなさをうたったもので、酔っ払いは世の東西を問わず、というところか。イスラム世界の厳格なイメージをひっくり返してくれるので面白い。ガラン版のアラビアンナイトや高野秀行の「イスラム飲酒紀行」とあわせてどうぞ。
フィレンツェを追放されたダンテが苦しみの中生み出したキリスト教最高峰の文学のはずだけれど、とにかく気に食わない政敵を地獄でめちゃくちゃな責め苦に合わせているところを面白がる下世話な楽しみ方ができる。地獄にいる人物は聖書やギリシア神話、歴史上の人物も多く、ヨーロッパの歴史や文学をざっくり知っているとダンテがどれだけやりたい放題やったかがわかるので愉快。
ただし、地獄編の続きの煉獄編・天国編はキリスト教哲学をかじっていないと結構しんどく、しかも風景が山あり谷ありの地獄と比べてひたすら恵みの光が明るくなっていくだけなので、絵的に面白いのは地獄のほうだ。
ついでに、ヒロインがかつて片思いをしていたベアトリーチェという女性なので、ベアトリーチェの美しさを歌う箇所も下世話な目線で楽しめる。妻帯者の癖に未練たらたら。
未読。後述のラテンアメリカ文学とかジョイスとかは読んだんだが、そこに出てくる過剰なものや糞尿譚も結構楽しんだので、いつかは読みたいと思っている。
四大悲劇と「ロミオとジュリエット」はざっくりと読んでおくと、いまにも受け継がれているネタが結構あることがわかって楽しいし、意外と下ネタのオンパレードなので当時のイギリス人に親しみを持つことができる。ついでに上記のうち二作は黒澤明の映画の元ネタでもある。
興味深いのは、劇中劇というかメタフィクションが必然性を持って登場することだ(父を殺した叔父の目の前で、その殺人の場面そっくりの劇を演じて動揺させるシーン)。すごく先進的だ。かっこいいぞシェイクスピア。
基本的には正気を失ったおじさんが繰り広げるドタバタ劇で、下巻では著名になったドン・キホーテをからかう公爵夫妻までも出てくる。これだけだと精神を病んだ人をおちょくる悪趣味な書物だとしか思えないのだが(というか最初は時代遅れの騎士道精神を批判するために書かれた)、昨今はドン・キホーテに同情的な解釈が主流。最近テリー・ギリアムが映画化した。
自分が道を踏み外した元凶。誰だこんな子供を人間嫌いにする本を児童書の棚に並べたのは。クレヨンしんちゃんを夕方アニメにするレベルの蛮勇だ。四部作だが、最後の馬の国では人間という存在の醜悪さをこれでもかと暴き立てており、おかげさまですっかり自分は人間嫌いで偏屈な人になってしまった。作者の女嫌いの影響を受けなくて本当に良かった。
とはいえ、当時のアイルランド支配はこれほどまでの告発の書を書かせるほどひどかった、ということは知っておきたい。
夏目漱石「吾輩は猫である」に出てくる。基本的にはふざけた話であり、著者が自分の誕生から一生を語り起こそうとするがなかなか著者自身が誕生せず、しかも物語の進捗が遅いせいで半年ごとに本を出す約束なのにこのままでは永遠に現在の自分に追いつかない、みたいな語りで笑わせてくる。挙句の果てに著者が途中でフランス旅行に出かけてしまう。英文学というジャンルがまだ黎明期なのに、こんな愉快なのが出てくる懐の深さよ。
だが、これだけふざけているのに、登場人物の一人がうっとうしい蝿を「この世の中にはおれとおまえと両方を入れる余地はあるはずだ」といって逃がしてやるシーンはいい。
未読。「毛皮を着たヴィーナス」と「眼球譚」は読んだんだが。バタイユどんだけおしっこフェチなんだよ。自分もお尻とかブルマーとか競泳水着が好きだから笑わないけどさ。
個人的にはとても好き。人生できっと何かを成し遂げられるはずという万能感ある思春期に読みたい。主人公の行為は決して褒められたものではない。様々な悪事を働き、幼い少女を妊娠させたうえ捨ててしまう。このシーンのせいで、もしかしたら二十一世紀には読み継がれない古典になってしまうかもしれない。しかし、主人公が最後にたどり着いた境地の尊さの価値は失われることはないと信じている。現世で最も美しい瞬間とは何か、あらゆる物質的な快楽を手に入れた主人公が見つけた答えを読んでほしい。後半はギリシア神話を知らないとつらいかもしれないが、そのためにギリシア神話入門を読む値打ちはある。
未読。同著者の「赤と黒」は貧乏な青年がひたすらのしあがろうとする話で、あまりピンとこなかったのだが、文学サークルの友人から最近来たメールに「訳者を変えて再読したら面白かった」と書いてあった。
さえないかわいそうなおじさんが好きなので好き。ロシア文学というものは、名前がややこしいうえに同じ人物が様々に呼ばれるので敬遠されがちなのだが(イワンが何の説明もなくワーニャと呼ばれるなど)、登場人物をメモしたり、ロシア人名の愛称の一覧を頼りにしたりして飛び込んでほしい。このハードルさえ超えれば最高の読書体験が待っていることは保証する。ロシア文学はいいぞ。
ポーは大好きなんだけどどうしてこれを代表作に選んだのかはよくわからない。個人的には王道の「黒猫」とか「アッシャー家の崩壊」とかを最初に読むのがいいと思う。中学生の頃、狂気や暗鬱さにどっぷり浸っていた頃に読んだのだが楽しかったし、作中の詩が今でも世界で一番好きな詩のひとつだ。ちなみに、東京創元社のポー全集には、ポーのユーモア作品もいくつか収録されており、意外な顔を知ることができる。もっとも、今読んで面白いジョークかどうかまでは保証しないが、こじらせ文学少年・文学少女としては必読か。
最高の昼ドラにして非モテ文学。俺は愛されずに育った、俺は永遠に誰からも愛されない、だから他人の幸福を破壊してもいい、的な気分に一度もでもなった人は何としても読んでほしい。
映画「マチルダ」の中で児童書に飽きた天才少女がこれを読もうとする場面があるんだけど、これ小学生が読む本じゃないだろ。単純に難しいのではなく、とにかく話が脱線しまくる。まともにストーリーが進まずに、著者自身のクジラに関するうんちくが延々と続く箇所もある。雑学隙の自分は楽しく読んだが。
敵のクジラを殺してやろうとするエイハブ船長の狂気についていけるかどうか。
自分が人妻萌えを発症した元凶の一つであり、世界文学初のカーセックスシーンがあることでも知られている(自動車ではなく馬車でだが)。ストーリーは夢見がちな女性が夫に幻滅して若い男やチャラ男と浮気し、サラ金から借金を重ねて自殺するという「闇金ウシジマくん」的なノリ。妻の浮気を知ったさえないボヴァリー氏の哀れな反応は必見。自分が寝とられ文学が好きになってしまった元凶の一つ。
美少女おじさんを見るたび、中の人が美少女を演じて動画をアップするまでの人生を想像する。
頭の中でいろんなストーリーを描く。
大人の男性が、美少女になるために機材を購入し、カメラの前で可愛い身振り手振りを習得してみせる。それも同じ男性を喜ばせるために。
そういった背景を想像してみて度々興奮してしまう。更にその先まで。
美少女に憑依するおじさんが、視聴者(モブ)に犯される妄想とか。
「VTuberの中の人の招待暴きます」的な動画やサイトも見る。中の人が男かどうかを知るために。
- - -
親のプチウェブで「天xxxリ」や「らxxxxxxあ」を毎日のように見ては悶々と過ごしていた。
それからとうとう性の目覚めが来ず、自分が異常な性的嗜好の持ち主であることを悟ったのは高校生になってからだった。如何せん情報が少ない時代だったため確信が持てなかったのだ。
ネットで聞きかじった情報で、区役所の奥で行われていた女装イベントや、漫画喫茶の体をした女装者のハッテン場に通うようになった。
プレイルームでは犯されるのを待つ女装男性がじっと椅子に座っていたり、逆に獲物を探してうろうろする男性と目が合ったりもした。
いつぞやの男の娘ブームあたりから登場した綺麗で自信満々な子もまあ好きだが、より性的興奮を喚起してくれるのはむしろおじさんだった。
もちろんエッチをすることだけが楽しいわけではなく、化粧を始めたばかりで自信のなさそうな怯えてる女装子を女の子扱いして喜ばせることも好きだった。
ゲイバーに行った時、ママに「あんたはレズタチね」と一瞥された後言われたのを思い出した。
ブラとパンティ姿のおじさんたちが必死でメス声を上げる姿は皮肉でなくとても愛おしい。
気付いたら乱入してきた男女含め最終的に5人でプレイしたのはいい思い出である。
- - -
ところで、女装趣味の根っこにあるものはオートガイネフィリア(自己女性化愛好症)と言うものであり、
これは要するに「自分を女性だと思うことで興奮する」という性的嗜好である。
そうじゃない人からすればちょっと何言ってるかわからないとお思いだろう。
しかし「禁忌を破ることこそエロティシズム」的なことをバタイユ先生は説いており、その考えに基づけば、女装とエロとは親和性が高い。
そしてここでいう禁忌とは言うまでもなくジェンダーロールである。
強きものでなければならない、弱いところを見せてはいけない、という男性性からの解放。
そんな男性を解きほぐして内に秘めているメス性を炙り出すのが大好きだ。
男の娘ブームの時も驚いたが、今のVR美少女ブームにも驚いている。
世の中には、こんなに男の皮を捨てたい男性がいたのかと。
「バ美肉おじさん」と言うものを知ったとき、新しいオモチャを手に入れた子供のような気持ちになった。
まだ手を出せていないが、VRChatには更に美少女の形をしたおじさんがたくさんいるらしいと聞いている。
最後に。
もしこの駄文を読んでくれたバーチャル美少女男性がいれば、ぜひ女装にも挑戦してみてほしい。
http://anond.hatelabo.jp/20160904033715
選定基準は
・読みやすい
・有名で、他の本や映画に出てきがち
ド名作。読んでおくと伊坂幸太郎の『陽気なギャングが地球を回す』がもっと楽しい。
早く来てくれオーバーロード。
③永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編カント(訳:中山元)
「本邦初訳」作品。古典新訳文庫ならでは。イタリアっぽいユーモア。
エログロ。
『藤野先生』も『狂人日記』も入っていてお得。訳者の村上春樹と中国の関係についての研究も面白い。
誤訳が多いらしいが、すごく読みやすかった。他の訳では通読できなかったと思う。
訳者は元国際プラトン学会会長(2007~2010年)で、解説の量がすごい。
読んでおくと、あの映画とかあのミステリーとかのネタ元なので捗るはず。
⑩闇の奥 コンラッド(訳:黒原敏行)
『地獄の黙示録』の原作。個人的には「叡山の僧兵の大将」中野好夫の訳より好き。
―――
①グレート・ギャッツビー(村上春樹翻訳ライブラリー)フィッツジェラルド
村上春樹の訳が好き。
『英文の読み方(岩波新書)』など、英語の読み方の著作に定評のある行方昭夫の訳で。
野村萬斎が自ら演ずるために、河合祥一郎に新訳を依頼しただけあってとても読みやすい。
『月下の一群』の堀口大學の訳で。
⑨カフカ-ポケットマスターピース-01-集英社文庫ヘリテージシリーズ
小説家の多和田葉子の訳で。『変身』は先に別の訳を読んでおいた方が新鮮かも。
⑩マーク・トウェイン-ポケットマスターピース-06-集英社文庫ヘリテージシリーズ
はてな民ならハックルベリーは読んでおきたい。柴田元幸の訳で。
―――
昔は1年で300冊近く小説と経済学社会学心理学の本を読んでいたけど、
いまでは読んでもちっとも面白くない、というか読んでもどうせムダと思ってしまう。
優秀な正規社員様の世界ではそうじゃないのかもしれないが、俺の世界ではそうだ。
先月もバタイユを借りてきたけど、一ヶ月かけて半分も読めてない。過去にはありえない遅いペースだ。
元から恋愛には興味がないから、恋人や結婚や子供がいればなぁとか考えて悩んだりはしない。
ただひたすらつまらない。
兄貴の彼女に、家族みんなで出かけよ~よ~と誘われるのだが、ひたすら苦痛だ。
旨いものなんて食わなくていいのにめんどうだな〜と考えてしまう。
テーマパークにみんなで行こう〜と言われると、
家族とはいえ不快な思いをさせないように一日気を使わなきゃメンドイ〜と憂鬱になる。
多分聞いてそれをやったとしても同じように楽しくは感じられなさそうだが。
≒世界の不毛化された記憶が凝結する地下墓地=ミイラや<死者>の住処
≒社会的あるいは象徴的に交換されなかった大文字の他者の語らい
≒自己複製子の乗り物(?)
≒相互性の平面の下方に放逐された過剰な欲動の場≒バタイユのいう「呪われた部分」
≒自己幻想の世界=無条件の連帯の肯定も平等も存在しない共同体で自己愛を過剰に傷つけられ自己認識が悪くなった存在=承認の供給不足にある存在
≒権力者側の情報ネットワークからヨソモノとして外されている存在
≒仕返しを招くような親密な共同体の絆が欠けている存在
≒植民地化された地域の周縁化された存在=ほかで許されないことが許される別世界=誇大自己を持った者の自尊心の基盤
≒暴言連発したり失礼な言葉を吐いても責任をとらされる事なく看過される対象
≒パノプティコン的な匿名の不可視の視線の下で見世物化された監視付き生活を強制されている存在≒近代社会の合理的理性を自称する存在による抑圧的意志の対象
≒生政治的範例
≒排除された後も外での動きも捉えられる存在 ≒日常においては禁止され構造から排除されている部分=構造内で下層に抑圧された者
≒非差異、無差別、連続=差異の抹消=相互暴力状態=怒号と喧嘩の音
≒警察権力が市民生活の内に力を発揮する場=秩序創成暴力の対象
≒一般市民より下の階層の者として認識され、愚か者の範疇に入っており、隠している愚かな事物を暴いても重大視されていない
•理想自我=想像界=小文字の他者a=内在的な他者=生物的な世界
≒マスコミやカタログ文化でつくり出された美化・理想化された自己イメージ
≒貧しい文化や洗練されていない不自然な表現=モテない存在=影の薄い人
≒掟の門の前で衰退していく棄民=勝手に「悪」とされ共同体メンバーに愛されず衰退していく者
≒状況を自覚していない灰人と知らされている共同体メンバーとの境界線上にいる人
≒「象徴的他者」の位置より一段下の、原始的な対象の位置(想像的なもの、性的慰安の対象)に留めおこうとされた「想像的他者」。ラカンは「対象a」とよぶ。転移を拒否された患者が、分析家をおく場所も、この「対象a」としての場所である。この関係は、相手に社会的な幻想を抱いていた転移の局面と比べてはるかに不安定で、患者の攻撃性が分析家に向け、容易に発動しやすい状態
≒外部の情報が入ってこない<下>に見られた人のいる壁に囲まれた世界の外の世界を知ろうと巨人のいる世界を調査しようとする人
≒他者から尊重されたり対等な存在としてメッセージを交換する「人間」の壇上に上げないように弾圧される<生ける死者>といった世界
≒暴力誘発性、脆弱性を帯びた存在
≒「傷つけられる」という条件により発動した摸倣欲望
≒自己をそれとして措定してくれる言葉をもつ代弁者の探索にとらわれている状態
≒自己の統一を預けることのできるような相手を探してさまよう、鏡像としての他者の中への囚われの関係
≒動物のルアーへの反応をモデルにして語りうるような直接的な関係
≒理想化された鏡像として他者の表現の複製を取りこみ、融合しつづける動き
•自我理想=象徴界=大文字の他者A=超越的な他者=社会的な世界
≒文化の秩序、象徴秩序、言語的秩序としての構造=サンボリック
≒エディプス期につくられる=父、母、子どもの三者関係の中ではじめて成立する一つの小社会
≒掟によって自己中心的な万能感の感覚を否定し、その掟を守ることで成立する秩序と理念をもった世界
≒個々人の欲望や自己中心的な感情を一度克服してはじめて、確立されるような世界
≒自己中心的な個人的な自己愛を一度否定したところから成り立っている
≒万能感を捨てて入っていく世界=個人の実質、個人の存在全体の基盤
≒社会的絆であり、信頼を保証し、義務の支えとなる基本的な象徴的契約
≒共同幻想の世界=個体保存の欲望と各人のナルシシズムを言語の内に吸収し共同化された世界≒豊かな影を持った存在
≒仲間意識で連帯した世界=倫理的関心を内輪に限定する世界=感情で動く世界=ビオスの世界
≒魅力を持った生に変わらなければならない場であり、魅力による上下関係や差別や排除がある世界
≒魅力の低い者が客観的な理屈として正しいと思って主張した事も認められない世界
≒魅力の高い者が客観的な理屈として間違っている事を主張しても容認される世界
≒目に見えない効力をもつ法としての場の空気や人間関係の網の目に支配された世界
≒掟の門の門番
≒セミオティックの位置にある存在が自我理想を持った対等な「人間」であると主張すると生意気に感じて苛立ち権力や言葉の暴力を振り回し「下」に置こうとする存在
≒「下」に見られた人の過失は吹き散らすが自分達の過失は隠してしまう存在
≒長い例外的状態にある<エス>や<対象a>など存在しないという主権者
≒「小文字の他者a」を対等な人間として文字に残る形式で相手にする必要がないと判断している存在
≒近代国家の一市民の世界=国家の保護の下にある者=権力者側のウチワの情報ネットワークの中にいる存在
≒ネットの掲示板やコミュニティを教育的な豊かな知識を与える場所として使う事が禁止されている世界
≒労働や勉強で生産的な成果を挙げ社会的に評価される事が美徳であるとされる世界
≒人が自分を社会化するために選ぶ標識=名誉の対象=美徳のもとになる秩序
≒人が憧れる、かくありたい存在=モテる存在=小文字の他者aに模倣される存在
≒第三者の審級=規範的な判断の究極的な帰属先=権威を感じ自発的に従おうと思う存在
≒言語的、父権的な中心ないしコード=象徴的父の表象であり、制度であり、掟
•超自我
≒誇大自己に執着した存在=他者を非人間的に判断したりする存在=モラルのない世界
≒法の影=狂った法であり法を無視する=「享楽せよ」という命令
≒集団の「エス」や「セミオティック」の位置にある存在を徹底マークして情報を「自我理想」の位置にある存在に流している存在
≒植民地主義の国家、民族差別を容認する国家、人権侵害を推奨する国家、死刑を支持する国家、同じ国民の中に棄民を作り出す国家
≒近代社会の合理的理性を自称する存在=非理性的な「エス」とした存在を抑圧的制裁の対象としていいとしてもいいとする存在
•対象a
≒羊抜け
≒現実の領域は対象aの除去の上になりたっているが、それにもかかわらず対象aが現実の領域を枠どっている
≒犠牲のメカニズムにより歪められた表現を犠牲者よりに修正した回顧的な文章を書く暴力行為を告発する探偵
≒秘密の宝=他者にとっての私に還元されない<私> ≒象徴秩序の外
≒寄る辺ない存在
http://anond.hatelabo.jp/20141207214956
「はてなーの血肉となった3冊を教えて欲しい」
http://anond.hatelabo.jp/20141207214956
のブックマークで挙げられていた本の中から、Amazonのレビューで5つ星のものだけをピックアップしてジャンル別に並べ替えたもの。
正月暇になりそうだから読む本を探している人の参考になれば幸いでございます。
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|---|---|---|---|
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| はてブ | 検索キーワード | Amazon検索結果へのリンク | レビュー数 |
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| inmymemory | アルチュール・ランボオイリュミナシオン | アルチュール・ランボオ イリュミナシオン | 4 |
世間一般様から「読書家」とひとくりりにされ、一束十円のブックオフ価格で流通している今日このごろの読書ファッションクソ野郎どもであるけれど、その内実はピンキリで、とりあえずジャンルや内容や分量に関わらず月に三冊以上読んでいれば全国平均的に照らして「かなり読んでいる」ほうの部類に入る。
数を誇りがちなのは男だ。
数をこなしたからといって偉いわけではないと口ではうそぶきつつ、「いやあ、今年は千冊も読めなかったよ」だとか「一日頑張れば十冊は行けるね」だとか「○○の必読本リストは○冊しか読めてないな」だとかなんでもかんでも数字に還元する。
別に速読はクソだとか熟読こそ至高だとかいう議論をしたいわけじゃない。ヴォルター・ベンヤミンは生涯で1700冊しか本を読まず、一方でレヴィ=ストロースは一冊書くために7000冊を読み、イケダハヤトは年速500冊を読破し、ボルヘスは「1000冊も読める人間など存在しない」と主張した。この四人の言う「読む」はおそらくそれぞれ意味が大いに異なる。だが今はそんなことは関係ない。「本を読む、とはどういうことか」じゃない。傾向の話だ。重要なのはベンヤミンもレヴィ=ストロースもイケダハヤトもボルヘスも松岡正剛も佐藤優もそのへんのラノベ評論家もブログやってるビジネスマンもみな男だという事実だ。
男は自分についてであれ他人についてであれ、読書について言及するときに数の話をしたがる傾向にある。
数が多い方が偉くて強い。そういう世界は微笑ましい。人によっては浅薄で醜いと断じるかもしれない。けれど、浅い分理解しやすくはある。
そこに現れているのは一種体育会系的な価値観だ。どんなメガネモヤシとて鬱屈したヲタとて、オスである以上は筋肉量に憧れるのだ。私の読書冊数は十三万です。
強い。わかりやすい。
読書メーターが珍重される理由もそこに関係している。RPGみたいに、読書家のステータスを可視化してくれるのだ。今までの読書冊数がHPなら、月あたりの読書冊数がすばやさ、コメントがパワー。
既読冊数も数なら、読んだ本の内容も数だ。実のところ「読んだ本の数より、どれだけ内容を理解しているかのほうが重要だろ」と、男が言うときに使う「理解」という単語はそのまま「記憶」に置き換えうる。つまり、本の筋や要点をどれだけ他人の前でそのまま垂れ流せるか、どれだけ脳にストックしてある別の本と(それぞれの文脈を無視した上で)リンクさせられるかが男の言うところの「理解」となる。ぷよぷよとかミスタードリラーとか、そのへんの連鎖パズルゲームをやってるのとあまりかわらない。
ひるがえって、女は数の話をしない。そもそも数えない。目の前を流れてゆく本にただ好きか嫌いかのスタンプを流れ作業で押していく。
小説についての話をすると、まず自分がある登場人物をいか好きか/嫌いかを述べだす。本気で。ぼんくら男子同士が「ビッチ」だと「処女」だのとぼんくら慣れ合いのための属性を貼り付けて表面的に消費するのとわけが違う。彼女らは本気でキャラを憎み、愛している。
そして、いきなり自分語りを始める。マミさんによく似たバイト先の先輩の話を始める。そんな先輩がいらっしゃるならぜひ紹介していただきたい、というこちらの懇願を無視して、いかにその先輩とそりがあわないか、先輩がクズかをとうとうと語り、最終的にバイト先がかつてマルクスの予言し憂慮した末期資本主義的状況下にあり私はとてもつらいんです大変なんです疎外されてるんですだからマミさんは最低な女だと思います、という実に革命前夜なティロ・フィナーレに行き着く。
よくわからない。よくわからないと言えないまま、また別の本と別の現実の話題にうつる。
マミさんが嫌いな女子とは別の知り合いで、村上春樹を嫌いな女子がいる。その子は村上春樹がそりゃあもう大っ嫌いだ。春樹に関係するものすべてを憎悪していて、村上春樹本人も嫌いなら、ファンも勿論大嫌いで、村上春樹フェアをやってる書店も嫌いで、『色彩を持たない多崎つくる』が大ヒットしている現代日本社会も嫌っている。読まず嫌いというわけでなく少なくとも数冊は読んでいるはずのその子が本質的に村上の何が嫌いかはよくわからなくて、理由を訊いても「キザっぽくて嫌だ」とか「セックスだけじゃん」とか、いまいち要領をえない。だって、おまえ、バタイユとかサドとかロブ=グリエとか喜々として読んでるじゃん。
男子にも村上春樹とそのファンとその社会を嫌うやつはそれなりにいて、でもそういうやつらはなぜか「『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』だけは好きだね」などと妙に言い訳地味た予防線を忘れない。続いて、聞いてもないのに春樹論について語りだす。「俺は基本的に春樹嫌いだけど、文学性や価値は理解できるし、いいところがあれば認める度量もあるよ」と言いたいわけだ。春樹以外の気に食わない作家陣に対しても似たような態度しかとれない。嫌うのに社会的にコレクトな理屈を探そうとする。それを見つけたあとでも、けなしはしても全面的な攻撃はしかけない。そんな度胸はないんだよ。俺もお前も。
女は退かない、媚びない、顧みない。嫌った相手には容赦しない。同時に自分の正当性や正義も疑わない。よって言い訳をしない。理屈を探さない。よその基準など関係ない。私の人生が伊坂はクソだと告げている。
虚構と現実の境界線をきちんと引き、作品世界をきっちり読み込み把握したうえで、手前の価値観の物差しのみを武器に全身全霊をもって襲い掛かってくる。彼女たちは数を数えない。だから、物差しで切り捨てた数もおぼえていない。
あなたがもし男であるならば、女と本についてトークするのはオススメしない。なぜなら、あなたは弱い。あなたはその本について、内容を記憶しているだけで実は何も独自の見解を有していない。その場でとっさにひねりだした解釈に、あなたは確信を持てない。それでは耐えられない。あなたは読書を通じてコミュニケートする、ということがどんなに恐ろしいことか、リアルにオリジナルな見解を持っている人間の狂気がどんなに鋭利か、わかっていない。年間三千百冊を読了できたとしても、それらの内容を一字一句違わず暗誦できたとしても、絶対に辿りつけない彼岸がこの世界には存在するのだ。そこでは数や引用など意味を持たない。愛情と感情がすべてだ。あなたは死ぬ。死にたくないなら他人と金輪際本の話をするな。外に出ろ。ゲーセンにいけ。三鷹駅裏のゲーセンではまだ『ぷよぷよ通』が現役で稼働している。あなたの居場所はまだそこに残されている。生きて欲しい。生き延びてほしい。
対象スレ:ニャル子さん、3話でまた面白くなってきた 正式に嫌儲公認アニメにしとくか?[BE:233936 ]
キーワード:AkcgVKyVP
44名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 11:32:50.27ID:AkcgVKyVP [1/134]
>>40
予告に出てたし、来週にはでるかと
60名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 11:42:08.76ID:AkcgVKyVP [2/134]
>>58
やらおんなんて、ニャル子叩きまくってんじゃん
65名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 11:44:27.61ID:AkcgVKyVP [4/134]
>>63
なにいってんだ
ニャル子叩いてるやつこそやらチルだろうが
76名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 11:49:38.10ID:AkcgVKyVP [5/134]
>>73
アフィブログに乗るかよ
86名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 11:53:38.69ID:AkcgVKyVP [6/134]
>>84
アフィのURL貼るなよ
ノンアフィの方のURLにしとけ
122名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:05:03.98ID:AkcgVKyVP [7/134]
ニャル子さんはエクセルサーガとかのハイテンションギャグアニメの系譜と思っていたら今回は90年代テイストのギャグアニメだった
140名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:08:31.42ID:AkcgVKyVP [9/134]
>>130
ニャル子さんのパロは
他のは違うんだよなあ、評価軸が違うな。
156名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:12:47.02ID:AkcgVKyVP [10/134]
>>146
それでも7本も今スレがあるけど。
淫夢厨が嫌儲でマッチポンプでスレ乱立、ニャル子さん叩きとステマ連呼を誘導していたことがバレる
http://www.dripch.net/articles/1496.html
297名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:54:59.84ID:AkcgVKyVP [12/134]
>>295
俺すげーよりも
だれが、俺、この元ネタ知ってるんだぜ
すごいだろ、えっへんなんて威張ってるんだよ
303名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:57:42.10ID:AkcgVKyVP [13/134]
>>300
誰が威張ってんだよって聞いてんだよ
------------------------------------------------------------------------------
304名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火)12:59:10.59ID:AkcgVKyVP [14/134]
>>302
語り尽くしたレベルってどういうことよ。
俺は、ニャル子すれで、リンダ・ハッチオンのパロディ論を批判的に吟味して
パロディ論をぶちまけて、ニャル子さんのパロがいかに素晴らしいかを
論じたりしてるけど。
309名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:02:03.26ID:AkcgVKyVP [15/134]
勝手に中身を語ってないことにするなよな。
過去のギャグアニメとニャル子さんの差異を論じたりしてるんだけど
313名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:03:03.08ID:AkcgVKyVP [16/134]
>>307
316名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:05:39.65ID:AkcgVKyVP [17/134]
>>315
どこの中学生が知ってるんだよ
318名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:06:13.53ID:AkcgVKyVP [18/134]
321名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:08:10.71ID:AkcgVKyVP [19/134]
>>320
326名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[sage]投稿日:2012/04/24(火) 13:09:44.63ID:UJbYYBq10 [3/3]
おい同じIDでそんなレスすんな
バレるだろ
330名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:10:33.73ID:AkcgVKyVP [20/134]
>>325
組み合わせて、畳み掛けてネタにしてる。
お前は全然わかってないな。
332名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:11:57.25ID:AkcgVKyVP [21/134]
パロディの何たるかをわかってない薄っぺらい人間の批判には反吐がでるね
349名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:18:58.58ID:AkcgVKyVP [25/134]
>>340
用いたアニメを教えてくれよ。
まじめに使ったのじゃないのな。
354名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:21:23.06ID:AkcgVKyVP [27/134]
ワイルドアームズネタをパロディとして使ったアニメ教えてくれよ
ブライガーネタをパロディギャグとして使ったアニメ教えてくれよ
苺ましまろネタをパロディギャグとして使ったアニメ教えてくれよ
363名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:24:08.64ID:AkcgVKyVP [28/134]
ろくにものを言えなかった奴らが何を論じることができるっていうんだよ
364名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:24:53.98ID:AkcgVKyVP [29/134]
>>359
お前アホなんだな
369名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:27:20.25ID:AkcgVKyVP [31/134]
>>367
372名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:28:07.02ID:AkcgVKyVP [32/134]
>>368
わかりますか?
376名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:29:11.69ID:AkcgVKyVP [33/134]
>>370
うならせてどうすんだよ、
それじゃあギャグにならんだろ
アホなのか
378名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:29:55.69ID:AkcgVKyVP [34/134]
>>373
383名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:30:26.79ID:AkcgVKyVP [35/134]
>>380
基本じゃないけど?
名前をあげてください。
388名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:32:40.31ID:AkcgVKyVP [36/134]
>>381
限定する意味?簡単だよ。
390名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:33:25.78ID:AkcgVKyVP [37/134]
>>389
基本だというからだろ
基本でもないことを基本というから
いってやったんだよ、
天然のバカはお前
392名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:34:42.10ID:AkcgVKyVP [38/134]
>>391
教えてください
398名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:35:35.85ID:AkcgVKyVP [39/134]
>>395
基本じゃないけど?
誰が基本って言ったの?
お前が基本ってことにしたいだけだろ
399名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:36:11.37ID:AkcgVKyVP [40/134]
>>394
パロディが本来持ってる風刺の笑いというのが
403名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:36:54.64ID:AkcgVKyVP [41/134]
>>402
当たり前じゃないけど
407名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:37:53.06ID:AkcgVKyVP [42/134]
>>404
その論は認められない
410名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:38:37.91ID:AkcgVKyVP [43/134]
>>405
パロディ論になって当たり前だろ?
バカだと行ってるんだよ
415名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:39:29.52ID:AkcgVKyVP [44/134]
>>408
認めてないけど。
風刺の笑いでも笑えるけど
もちろん、ドン・キホーテで笑うことはできる。
418名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:40:01.71ID:AkcgVKyVP [45/134]
なにが基本だよ。いい加減にしろ。
---------------------------------------------------------------------------
428名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:42:39.70ID:AkcgVKyVP [47/134]
>>424
忘れた。たしかドゥルーズとデリダを読みなおした本だったはず。
442名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:48:06.61ID:AkcgVKyVP [48/134]
>>433
あるけど。
大丈夫?
450名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:49:18.13ID:AkcgVKyVP [49/134]
>>440
パロディはまさに差異と反復なわけ
452名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:50:16.76ID:AkcgVKyVP [50/134]
>>449
全然違うけど。
過去の再構成、
差異と反復
思いつくだけでも、簡単に上げられるけど
456名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:51:30.71ID:AkcgVKyVP [51/134]
クインティリアヌスも、ソクラテスもパロディを風刺という意味でなんて
使ってなかったもの。
465名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:54:19.45ID:AkcgVKyVP [52/134]
>>457
差異と反復のないパロディでも、組み合わせることによって差異が生まれ、
可笑しみを生み出し、そして文化的文脈、過去を再構成することで郷愁を呼び起こすという
470名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:56:12.44ID:AkcgVKyVP [53/134]
>>458
知らない。自分はプラトンの哲学としてのパロディには詳しくない。
473名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:56:41.58ID:AkcgVKyVP [54/134]
>>467
そうだよ、俺オリジナルの主張だよ、これは。
476名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:57:31.42ID:AkcgVKyVP [55/134]
>>471
パロディとは何かという問いに対する答え、考えとして
君大丈夫かな_
478名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 13:58:54.12ID:AkcgVKyVP [56/134]
>>475
お前、思想としての愛を論じることと
どれだけ違うと思ってんだよ。
489名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:01:28.97ID:AkcgVKyVP [57/134]
>>477
現代において再構成することがいいんじゃないか!
そうすることで現代の文脈に積極的な位置づけを与えることができもするし、
過去の作品だけではなく、現代の作品とも繋がるわけだし。
492名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[sage]投稿日:2012/04/24(火) 14:02:12.90ID:cLcClxSD0 [4/4]
ID:AkcgVKyVP (56/56) [p2]
497名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:05:25.77ID:AkcgVKyVP [58/134]
>>488
素人でもできるってのは違うと思うなあ。
懐かしいねとは言われないんだよね
499名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:06:45.02ID:AkcgVKyVP [59/134]
>>494
502名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:07:48.52ID:AkcgVKyVP [60/134]
>>484
その記号の組み合わせがいいんだよ。
わかってないなあ。
505名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:08:36.30ID:AkcgVKyVP [61/134]
>>501
510名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:10:05.73ID:AkcgVKyVP [62/134]
>>491
俺じゃないんですが?
批判するに困って知りもしないパロディの基本とか言い出した
ほうがスッカスカですね
514名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:11:34.72ID:AkcgVKyVP [63/134]
>>509
え?全然そんなこといってないけど?
差異を産み、可笑しみを生んでるから好いといってるのに
525名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:14:17.85ID:AkcgVKyVP [64/134]
>>518
カプセル怪獣 → 差異はない
ポケットモンスター + カプセル怪獣 + 巨人の星 → 差異がある
わかりますか?
532名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:17:36.38ID:AkcgVKyVP [65/134]
>>529
どこの誰が展開が違うことを差異だなんていったんだよ。
538名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:18:52.18ID:AkcgVKyVP [66/134]
>>536
お前の定義かよ
差異といったら記号の問題だろうが
ソシュール知ってるのか
544名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:21:14.35ID:AkcgVKyVP [67/134]
>>541
552名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:23:33.97ID:AkcgVKyVP [68/134]
>>543
パロディの差異の問題だろ?
557名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:25:55.89ID:AkcgVKyVP [69/134]
今までパロディの差異を論じてたのに
勝手に話の差異だとか展開の話をしだしたんだけど
おかしすぎだろ。
自分は記号の組み合わせと反復としての
それを展開がどうのこうのの問題にすり替えるのって
頭がどうかしてるんじゃないのか。
583名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:33:09.73ID:AkcgVKyVP [74/134]
>>577
ああ、そういう意味ならわかる。
自分はそのパロネタありき、いわばパロディの自己目的的生成とでも云うような
価値を尊重してるんだよね
物語内容を求めてるわけではない。
586名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です[]投稿日:2012/04/24(火) 14:34:03.73ID:AkcgVKyVP [75/134]
>>582
言語の差異の問題だと理解していたら、
記号の差異の問題だと理解できるとおもってね。
別に論文を書くというわけでは全くないのだけど、プライバシー(自分の領域)とセクシュアリティ(性・性欲・性癖)の関係を描いた学術書って何かないですか。
表現の自由に関して、セクシュアリティでどうやって表現の自由を破ることができるかいろいろ考えていたんだけど、柳美里の『石に泳ぐ魚』裁判でプライバシーが表現の自由を破れることを思い出して、「あっ、しばしばいわれることだけど、セクシュアリティがプライバシーに含まれるとかだったら、セクシュアリティによって表現の自由を破ることも可能じゃね?」と今考えているところなのです。
ということで、「セクシュアリティがプライバシーに含まれる」ということを何か説明している学者や学術書を求めています。
何かバタイユとかレヴィナスとかフェミニズムとかがそういうの扱ってそうだけど、何かいいのないでしょうか。
ググっても上野千鶴子の説とその批判が出てきたり、ホモセクシュアリティの話が出てきたりして、クエリの投げ方がよくないんだろうな。
クソワロタ。
アポリネールが、ジッドが、ナボコフが、ロブ・グリエが、バタイユが
「健全」で「ためになる」んだ。あんなの有害図書以外のなにものでもないと思うんだけど。今も尚説得力あるんだ。
なるほどなるほど、スタンダールの恋愛論を真顔で読んじゃうんだ。
歴史的選別を経てないものは芸術じゃないんだ、つまり現代「芸術」は存在しない、と。
ピンチョンやデリーロもダメか。っていうか、その理屈だと「太宰」は「健全でためになる芸術家」か。
教養なさすぎじゃない?「健全でためになる芸術」ってほとんどないと思うけど。
武者小路実篤の熱烈なファンとかそういう珍しい人なの?芸術なんてほとんどがクソの役にもたたない
不健全不健康不道徳なものですよ。ドストエフスキーが「健全でためになる」んだ。
あんなの「ロシアダメ人間全書」って名前つけた方がいいくらい、エンターテイメントだと思うんだけど。
http://anond.hatelabo.jp/20100127001517
さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。
上のエントリは,「EOEが公開された頃は今ほどインターネットが普及しておらず,情報が欲しい人や感想を言いたい人はNIFTY-Serveなどのパソコン通信で細々と交流していた」という話。この話を読んで「そういえば当時パソコン通信上でさかんに議論されてた『ラストシーンの解釈』をまとめたものがあったはず」と思ってディスクをサルベージしてみた。分量が多いので二回に分けて投下してみる。
当時から「観ると語りたくなる映画」だったんだなあとか,昔も今もみんな同じようなことしてるなあとか,いろいろ懐かしい。
首を絞められながらシンジの頬に手を添えたアスカ。このまま終わったら、アスカはただの聖人になってしまいます。(^^;アスカだって、問題のあるリアルな人間なのです。(アニメの中だけど。)それ描く為に製作者は、イメージ的には顔を「殺してやる」の時のまんまにして、アスカ側からのシンジとの不一致を出すための行為として、「気持ち悪い」の悪口を言わせたのでは無いでしょうか。ここで「バカシンジ」だったら悪口に聞こえないし。
またこれは観客に向かって庵野監督が言ってるのかなとも思いました。庵野氏はかつてEVAファンに失望しているようなことを言ってましたし、アニメから現実に戻れということも言ってたと思います。それが実写で観客をうつしたり、「現実は夢の終わり」などと言っていることに表れているように思います。ラストのセリフが駄目押しかなと・・・。
シンジが“男のくせに泣いている”ことに対する非難
あるいは、監督自身の制作後感を語っているようにも思いました。大きな期待をかけられ、やりたいことは膨らみ、当初の完成予定は遅れ、賞賛と非難が入り交じる中、ファンの期待を(たぶん)裏切らない形で作品を完結させた・・・。それは「疲れた」を通り越して「気持ち悪い」ことだったのかもしれない。
「きもちわるい」アスカにとっては、感覚的なものじゃなく、生理的にただ気持ち悪かっただけかもしんないしんですよね。
シンジや綾波はあれでいいかもしれないけど、彼女の性格からして、今までの数々の屈辱を背負ってこれからまだ生きていくってことは「気持ち悪い」そのものじゃないかなぁ…。
えっと、アスカがシンジに「加持さんはもういないんだよー(うろおぼえ)」と言われてあ然とした後で風呂のシーンになって、湯船の水面を見つめながら「ミサトやばかシンジの使ったお湯なんかに誰が入るもんか… ミサトやばかシンジの使った洗濯機なんか誰が使うもんか… ミサトやばかシンジの……・・・」で、『気持ち悪い』で、「ミサトもいや!シンジもいや!ファーストはもっといや!!…」と爆発したように思います、あぁ、うろおぼえなんすけど、すいません。あと、ここのシーンって「DEATH編」の中でもテレビにはない新作のとこだったような気もしてます、あぁ、なんせうろおぼえなんで許して下さい、あぁ。んで、そういうとこに、この『気持ち悪い』というセリフが使われていたことに、そのなんだあれです、あたくし的には興味あるです。最後のセリフのフックとして使ってるのかしら、とかとか。
つまり、あれだけ首を絞められても死ねない、という アスカの、自分自身に対する言葉かな、と思っています。 「生命の実」も取り込んだ、って事なのかな?
アスカの「キモチわるい」は、シリアスすぎる雰囲気になるのがイヤさの、テレかくし半分だと思います(^^)。
ラストのアスカの台詞ですが、案外、怪我のショック症状で本当に気持ちが悪かったんじゃないかなぐらいに思っています。アスカがまともな性格ならともかく、シンジと同じくらい壊れているアスカにいわれても、オタクのオタク批判のようなもので、まともに受け取る必要はないと思っていますから
これから二人が“アダムとイブ”として生きていかなければならないことに対する嫌悪感
この映画が凄いところは、(中略)その後の砂浜のシーンでシンジが、結局アスカに投げつけられる言葉「気持ち悪い。」が、がんばったからと言ってそんなにほいほいうまく行くものじゃない、現実は甘くない、という点を突きつけていた点にあるとおもいます。
最後のシーンについて僕は、シンジに叩き付けられた現実の世界ではないかと思います。 倒れているアスカの光を失った目、シンジの頬に触れた手とちぐはぐな「気持ち悪い」という言葉。アスカがシンジに対し「気持ち悪い」って言うのは結構普通だけど、ちょっとおかしいなと思いました。以前にキス騒動で似たようなことがあったけど、今回は首を絞められてる最中だし........。 ここで僕は自分と他人の境界がわからないLCLの世界(原始地球の海に酷似した世界。海に象徴される)から、他人との境界がはっきりし互いに気持ちを理解し合うのができない世界(海に対し陸、すなわち二人がいた浜)に戻ったら、アスカはあの戦闘で気がふれてしまっていたのではないかと思いました。(心を失ってしまった?)シンジは共に歩いて行こうと思っていた女性が以前の姿を失っていて、人形の様になっていた。彼女のことを考えいっそのこと殺そうと考えるシンジ。しかしできない。 アスカが包帯をしているのを見ると、あれはあの出来事の直後ではないですよね。(戦闘以前、戦闘中は頭に包帯をしてなかった。)となると、あれは後日、もしくは後に起こってくることの提示だと思うんですがどうでしょうか。 もしこうなると、アスカは最も嫌っていた心のない人形に自分がなってしまったというかなり皮肉な結果になってしまいますが.......。まごころを君に..... シンジのアスカへ対するものだったのだろうか。
結局ある意味でテレビと同じ。つまり、自分じゃ最後を書けない、だからそれなりのを書いて皆さんそれなりに満足(または不満)というところですかね。
22話で精神的に侵食されたアスカは、25話で今度は肉体的に侵食されてしまったわけですね。こう考えると、なんとなくラストシーンのアスカの言葉も納得がいく。「気持ち悪い」というのは、世に存在する「男」に対する嫌悪感が発せさせた、ごく自然な言葉だったのでしょう。
あれは(監督の考えている)アニメファンに対する痛烈な嘲りだと感じました。世界の全てを破壊し飲み込んだ初号機とシンジには、同時にその世界に対する全能の力も与えられました。世界をどうするかは、全てシンジにまかされました。全てを虚無へと帰すことも、虚構の世界を構築して再びそこへ逃げ込むことも、つらい現実の世界へと歩き出していくことも、すべて、彼が心を決めるだけで可能となるのです。そして同時にそれは、観客一人一人に突きつけられた選択でもありました。これはシンジの選択であるだけでなく、あなたたち自身の選択でもあるのだと。画面に現れた、実写シーンや春の映画の観客たち、パソ通上での繰り返される監督の悪口などは、そのメッセージじゃないかと思いました。当然、答えは観客の数だけあります。その中の一つの可能性をえがいてみせたのが、#26のBパートだったんじゃないでしょうか。あれは「それでもエヴァに依存しようとする人々」を象徴しているのではないかと。あれはある意味、多くのファンが予想し望んでいた結末でした。世界が変化し、その中に二人だけ生き残ったアダムとイブ。しかも、ご丁寧にもアスカにはレイの象徴である包帯と眼帯までまいてあります。しかし、そこにあるのは、おぞましいレイの死体。血の色の海。シンジの殺意。アスカの蔑みの表情。と、監督は甘い幻想を徹底的に打ち砕いていきます。そして、とどめにアスカがあの台詞をいうのです。
他者が存在する世界に戻ってきたシンジは、自分の選択に絶対の自信が持てなかったんでしょう。 あそこでアスカの首を絞めきれたら、シンジは自分の世界も終わらせていたと思う。でも、できなかった。甘い希望にすがりついたんだよね。で、自分の弱さに泣く。オイオイ泣く。 なにかわけのわかんないことで泣かれたら、きもちわるいよね。絶対、きもちわるい。 あそこでシンジを無条件に受け入れるアスカだったら、他者として成立しないと思う。
帰ってきたシンジは、体を再構成したアスカを弐号機のエントリープラグから引っ張り出し手当てをしたが、彼女は植物人間状態のままであった。 シンジは、毎日みんなの十字架を作りながらアスカが意識を取り戻すのを待っていた。 いっこうに意識の戻らないアスカを横に、途方に暮れるシンジは、ふと水面を見ると綾波の姿が、衝動的にアスカの首を締めるが、彼女の手が彼の頬に触れた。彼は、意識を取り戻した喜びと彼女を殺そうとした自分に涙した。 意識を取り戻したアスカは、生理的な不快感と、自分を見殺しにしたシンジが目の前にいることに対し「気持ち悪い」といった。 物語としてはこんな感じかなと思います。
多数の人間を犠牲にすることによって現実を取り戻した。 自分の為した罪を背負い生きることを選んだ。 飛び立つことは美しく、気持ちのいいこと。 醜いかもしれないが「気持ち悪い」かもしれないが、 本当の快楽とは、地に足を付け 他人の首を締め続けることによってしか得られないのか?
この言葉はもっと前向きに捉えて良いのでは?アスカと言えば「唯我独尊」な状態だったわけですが、彼女がシンジを見て 「気持ち悪い」と言うのは、それは彼女が本気で他人を受け入れようとし始め たからこそだと思います。 他人を自分の心の領域に踏み込ませることは勇気のいることでしょうし、気持 ちの悪いことでしょうが、それを彼女が始めたからこそ、「気持ち悪い」とい う言葉も出てきたのでしょう。 ある意味で彼女はシンジ以上にATフィールドの強い人間であったかもしれな い、その彼女が(サードインパクトによって強制的に取り払われるのではなく て)自らの意志で心の壁を開放しようとしていることが重要なことのように思 えます。
シンジはアスカを求め続けアスカはシンジを拒み続けた。最後にシンジはアスカを殺そうとした。なぜだ?でも出来なかった。殺せなかったそして、やはり最後までアスカはシンジを拒んだ。それが現実なのだ。
けど、首絞められて、そいつがいきなり泣き出したら「気持ち悪い」というか、そういう似た様なことを思うだろうね、やっぱり。
私はこのI need youのテーマをアンビバレンツと理解した。 人間の行動は大半がこのアンビバレンツの要素をおおかれすくなかれ含んでいる。 合いと憎しみ,冷たさと優しさ,強さと弱さ。恐怖と怒り。悲しみと喜び,希望 と絶望,これらはみな表裏一体で切り離す事は出来ない。 シンジとアスカの行動と言葉はこのアンビバレンツを象徴しているのではなかろう か。私にはそう思えた。 シンジの嗚咽はこのアンビバレンツの悲しみを,そしてアスカの言葉はこのアン ビバレッンツに対する嫌悪をそれぞれ象徴していたのではないだろうか。 アンビバレンツに苦しみながらシンジもアスカも生きてゆくのだ。
さて、シンジが他人との共存を選んで現実の世界に帰ってきてアスカと砂浜に寝てる訳ですが、ミサトの墓標があった事からいくらか時間の経過があった様です。 アスカが怪我をして包帯を巻いているのはアスカはATフィールドを失わなかったからLCLにならなかった様です。(レイの迎えが来てない)プラグスーツを着ている事からも説明出来ると思います。きっとあんな状態でも弐号機が守ってくれたんでしょう。(ここは希望的観測) そして戻ってきたシンジが弐号機のエントリープラグを探し出しアスカを助け出します。包帯等はきっとエントリープラグに備え付けてあるはずです。 そして砂浜、、、。 しかしアスカは自我崩壊状態。「生きる意志」を無くしてます。半ば絶望気味のシンジ。 そこにレイが現れ、そして消える。シンジは何かを悟りそして危険な賭に出ます。ここからが僕の新解釈なんですが、、、 アスカの「生きる意志」を試すために彼女の首に手をかけます。そしてシンジの願いは叶い、アスカはシンジの頬にふれ、シンジに「生きる意志」を示します。 喜びに泣き崩れるシンジ。そして最後のセリフ。アスカが元に戻った事を表してると考えたいです。
なんか、ラストの泣き虫シンジとアスカのセリフにマイナスなショックを受けているファンが多いようですが、ボクにはそれが良く理解できない。どう見てもラストのシンジはうれし(はずかし)泣きだと思うし、アスカのセリフも前向きなモノだったと解釈しました。
砂浜でアスカは無表情で寝ている訳ですがあれは再び精神崩壊にあった状態だと思います。やはり弐号機のなかでの復活はサントラのタイトルにもある「偽りの、再生」です。弐号機(母親)を失ったので元の状態に戻ったのと、エヴァシリーズによる陵辱によるところも大きいでしょう。 そんなアスカをシンジは見つけます。シンジを受け入れないアスカ。ここにシンジの成長があります。ここでアスカに「目を覚ましてよ」とか「僕を一人にしないで」とか声をかけたら303号病室の時と一緒です。成長の跡が感じられ無かったでしょう。彼は首を絞めるという行為でアスカ自身に存在の是非を問いました。 しかし、何故首を絞めたのか? 首を絞めるという行為はアスカにとって特別な意味があります。母親との事のトラウマであり、それが頭にあった為にシンジとの抗論の時、彼に首を絞められたとき抵抗できませんでした。(そう見えた) 首を絞められた事に抵抗する行為は母親のトラウマを乗り越えた事も表します。シンジがここまで考えたとは思えないのでこっちは結果論ですが。 シンジがアスカの首を絞めた真意は確信には到りませんが、結果としてシンジの成長と同時にアスカの生きるという意志表示、トラウマの克服、などアスカの補完も表したシーンに思えます。あらためて考えるとこのシーンはすごく前向きなシーンです。
アスカが「気持ち悪い」と言ったときの目は、心底嫌いなものを見るときの目に見えるんですがどう思いますか。
だがそれは、おぞましい虚偽に統合=補完されない真実へ至るユイ一の可能性 でもある。互いをさらにバラバラにしようと「噛み合う」者同士の断面が、なぜ か一致し「噛み合う」という皮肉な意図せざる結果こそが、コミニュケーション の「奇跡的」な本質なのである。(だからG.バタイユのような思想家はそのよう なコミュニケーションを「聖なる」ものと形容する。) これは「コミュニケーション=癒し」、あるいは「他者を傷つけるな(あるい は、他人を傷つけない限り何をしてもよい)」という価値観に対する、やはり根 底的な批判である。――「希望」に向けてシンジは言う。「それでもいいんだ」 ラストシーン「I needyou.」はその明確な寓意である。 ――補完という「夢 は現実の中に」意図せざる形である。互いをさらにバラバラに引き裂こうとして いる二人(アスカを絞殺しようとするシンジとシンジを「気持ち悪い」と拒絶す るアスカ)の間には明確なコミュニケーションが成り立っていた。 それは、「自分の横にいる人と普通につき合う」ことができている者なら、も っと上手にしているのとまったく同じことだ。われわれが自他を分断するべく振 るうに決まっている暴力を、相手(あるいは自分)が死なない程度に、和らげて振 るうこと。逆に言えば、もうすでに暴力が和らげられてしまっているからこそ、 われわれは今ここで生きているとも言える。 われわれは日常の中では分断の暴力を、「人の気持ちを些細に傷つける」ような 隠微な形で振るい、致命傷への短絡が「結果的に」「意図に反して」回避されてい たりもする。些末な暴力の遍在状態の中で、われわれはなぜか、「まだ生きてる」 のである。
監督「君たち…、気持ちいいの?」監督「おれは見てて、気持ち悪いと思うゾ。」 終劇
「気持ち悪い?つわりじゃないの? ちゃんと病院行って検査してもらった方がいいよ。 サードインパクト・ベビー誕生!」 ・・・・・・・なーんてね。
結局エヴァ劇場版って、エヴァという永遠に終わりそうもない物語を、完璧に終わらせることだけが目的だったような気がします。その意味でラストの気持ち悪いというのもエヴァを完璧に終わらせる為の台詞としては最高の決め台詞だったかもしれません。
あれは劇中の「気持ちいいの?」に呼応するものだと思います。そうでないと「気持ちいいの?」という言葉の出現が唐突すぎると思います。
なぜアスカの首を絞めなければならないかはわからなかったが最後一緒にいたのがアスカで最後の台詞があの台詞だったのも現実の厳しさをあらわしていて非常にリアリティがあって良かった。あれが綾波でもミサトさんでも母さんでもシンジを受け入れてしまうだろうから、あの台詞にはならなかっただろうし、やっぱり最後はアスカしかなかったんだろうな
あれほど激しく、直接ぶつかりあった2人って、あの話の中にいるかな。 そんな風に思います。 これからが、大変なんだよ、と。 あらためてひとに触れるわけで、それが初めてなんだから、 「…気持ち悪い…」というのは、仕方ないんじゃないかな、と。 まずはそれでいい、それからどうするかなんだっていうこと、かな。 シンジの髪に、頬に触れたアスカの手が、痛々しいけど、やさしかった。
ヒゲメガネが,ふられたみやむーに嫌がらせしてるだけ。
で、アスカの最後の言葉が「ありがとう。」でもなく、 「バカシンジ」でもなく、 ましてや、「あんたなんかに殺されてやるもんか」でもなかった。 「気持ち悪い」。誰に言った言葉?自分に?シンジに?それとも観ている 俺にか? 最後までアスカとシンジはわかりあえなかったんだね。 そして、唐突におわる物語。何だったんだ?気持ち悪いよ、ほんとに。 「現実を見ろ。」言いたかったことはこれか。 やっぱり大きなお世話だと思うよ。映画ぐらい現実をわすれていい気分で いたかったよ。その証拠に明日は休日出勤だ。とほほ。
最後のセリフ「気持ち悪い」は「けして〔アダム&イブ〕は、みんなが 思っている程に仲むつまじいモノではない」と言う意味かと(^^;)
「とってもきもちいいこと」。身体の、心の境界線がなくなること、とけあうこと…から、もどることをえらんだ、そして生きることを選んだシンジ。 「…気持ち悪い…」は、アスカのシンジへの嫌悪の言葉、としてではなく、シンジが、「とってもきもちいい」世界から、とけあう世界からもどってきたのだ、ということをしめす、そこが、「生きる世界」なんだということをしめす、サインのセリフではないでしょうか。
他人に触れる。それはわからない存在、「気持ち悪い」。でも、アスカのあの手は、シンジを拒んではいないから。 進んでいけると思う。もっといっぱいお互いをさわっていくとおもう。ずっと「気持ち悪い」かもしれないけれど。それでも手をのばしつづけることをやめないだろう。生きていくから、シンジはアスカを殺さなかったのだから。
拒絶も離別で辛い思いをしても人として生きたかった。だから、人として戻ってきた、アスカを連れて。人として生きるのに、1番いっしょにいてほしかった(1番好きだった)のが、アスカだったのでしょう。しかし、アスカの魂は戻ってこなかった。人としていっしょに生きることすら拒絶された。だから、シンジはアスカの首を絞めた。だけど、アスカは戻ってきてくれてた。最後の「気持ち悪い」というセリフも「心の壁を作ってくれた = 人として生きてくれた」という意味があったと考えます。
あの、ラストのアスカの台詞が「よかった」と言えるのは、そこにどんな意味が込められているからなのでしょう。僕は、何という救いのないエンディングだ・・・と思ってしまった。教えてくださーい。
ただ、ラスト。アスカの首を絞めようとしたシンジの頬をアスカがなでる。アスカが生きていることが判りシンジは涙を流す。何故かは判らない。独りでない、ということかもしれない。最後の「気持ち悪い」の一言が「アスカがアスカである」ことを物語っているのことに救われた気はする。
私はシンジはアスカの中に入ろうとしたのだと思います。 しかしアスカのATフィールドはそれを拒む。されどアスカはシンジの頬を 撫でることで、わずかながらの意志表示を示す。それにシンジは涙するも、 アスカはそれに対して一言。「気持ち悪い」と。
アスカが、シンジを罵倒し、拒絶し、否定する、その言動の端々から、アスカのシンジに対する強烈なまでの「想い(愛・・・はやめとこ(^^;)」がにじみ出ているような気がして、なんだかジーンと来るのです(←ヤバイかも(笑))。そう思えば、物議を醸しだしているあのラストにも、一筋の光明が射し込んで見えるから不思議なものですね~(←確実にヤバイかも(T-T))。
なんだか、見終わった後で妙にさめている自分を感じてます。アスカの最後のシーン、最後の言葉、それがそのまま感想のひと、結構いたりして……
あれが二人の愛情表現だったらすっごく恐い・・・。アスカは「一緒に死んでちょうだい」ってことで母親に首を絞められた事があるみたいだから、自分を愛してくれる者が首絞めてくれるのは気持ち良いことなのかとか、思ったりもして。まさに命懸けのSMだな。 って、ことは初号機が3号機(バルディエル)の首絞めたのも愛情表現(シンジ×トウジ)な訳で、首が落ちたカヲルなんかはもう、最高に愛されてたのかな。 で、ラストでアスカの首を絞めるシンジが鳴咽し、アスカが「気持ち悪い」のは、そういう歪んだ愛情表現を憂いての事なのかなぁと。
ラストの「気持ち悪い」は、私の場合は「アンタなんかに触られて汚らわしくて気持ち悪い」と「首締められて気持ち悪い」程度しか思い付きませんでした。
深手を負った状態で気絶していたのに首まで締められたら当然、気持ち悪くなる
アスカの最後のセリフは、自分自身に対してなのかと思うのですが...アスカが嫌いなシンジの頬を優しくなでている行為(矛盾した行為)がそう思わせたのですが...
うまく言えないけれど,とても嬉しかった。あのラストでシンジもアスカも,そしておそらく庵野監督も「こっちの世界」(ってどこ?(^^;))に還ってきたと思いました。それが無性に嬉しかった。
最後のアスカのセリフで、シンジとアスカは人間として認めあえるんじゃないかな?という気になりました。少なくともこれまでとは一つ違ったステージに進めたのでは?と思います。すごく暗ーい感じで終わったけど、大団円ではあると思います。
もっと救いのある,後味のいいエンディングを作ろうと思えば作れたと思います。それでもああいう終わり方を選んだところに,わたしは庵野監督なりの「誠実さ」と「正直さ」を感じました。わたしの「よかった」はそういう意味です。(でも「好き」にはなれません(笑))
ラストで描かれた少しの「前進」、その程度の変化ならば、ちょっと心の持ち方を変えるだけで十分な気がするのです。あんな経験をした後で、普通なら生きていてくれてよかったって、レイが生きてた時のように泣いてるところだと思うのですが、どうしてほんとに首を絞めたんでしょうね。僕は、ニーチェが言ったように、この世はただ繰り返す、楽しいことも苦しいことも含めて。でもそれを勇気を持って受け入れることが、人間の生きる道なんだっていうことを言いたかったのかなって思いました。
手短にいこう。俺は長編小説が読めない。
事情とはなにか。
第一に、俺は読むのが遅い。時間がない。小説は、長いというだけでハイソだ。俺はハイソじゃない。
第二に、俺は飽きやすい。「飽き」は意志の弱い人間に挫折を受け入れされるのに十分な言い訳になる。永久に。
第三に、無理をして読む動機がない。『白鯨』や『失われた時を求めて』以外にも魅力的な他の選択肢はある。
たとえば、以下にあげる50の選択肢が。あなたにとってはどうだろうか。
■海外編
「しあわせの理由」 グレッグ・イーガン★
「9マイルは遠すぎる」 ハリイ・ケメルマン★
「ライ麦畑でつかまえて」 J.D.サリンジャー
「ねじの回転」 ヘンリー・ジェイムズ
「長いお別れ」 レイモンド・チャンドラー
「地図にない町」 フィリップ・K・ディック★
「ポップ1280」 ジム・トンプスン
「99999」 デイヴィッド ベニオフ★
「眼球譚」 ジョルジュバタイユ
「虎よ、虎よ」 アルフレッド・ベスター
「無常の月」 ラリイ・ニーヴン★
■国内編
「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野 晶午
「最悪」 奥田 英朗
「バイバイ、エンジェル」 笠井 潔
「姑獲鳥の夏」 京極 夏彦
「ハサミ男」 殊能 将之
「大いなる助走」 筒井康隆
「生首に聞いてみろ」 法月 綸太郎
「百億の昼と千億の夜」 光瀬 龍
「すべてがFになる」 森 博嗣
「瓶詰地獄」 夢野 久作
謝っておかなければならない。
好きな小説を上から50数えたら、こんなに★があったわけだ。
そういう奴もいる。
あんたは俺を哀れだと思うか。
死んでる作家・評論家・哲学者等……の中で、ぜひまた地獄や天国から蘇って何か書いて欲しい人たちへのリクエスト。書いてたらキリないので限定5人で。みなさんもあったらぜひ。
※ここの部分は「ラディゲは、コクトーに招かれた夕食の席で出た牡蠣にあたり、それが死の遠因になった」のような記述を見たことがあったのを元に書いたのですが、今探してみたところそのように書いてある文献は見つからず情報の出典は不明です。僕の記憶違いかもしれません。もし混乱を招いたとしたら失礼いたしました。ラディゲの直接の死因は腸チフスだったはずです。
本当だ。消えないうちにグーグルキャッシュからサルベージしておこう。
パスカル『パンセ』
ライプニッツ『単子論』
ジェイムズ『宗教経験の諸相』
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』
ブーバー『我と汝・対話』
ライル『心の概念』
デュルケム『自殺論』
キャンベル『千の顔をもつ英雄』
ポランニー『大転換』
オルテガ『大衆の反逆』
オング『声の文化と文字の文化』
ポパー『推測と反駁』
フロム『自由からの逃走』
デリダ『グラマトロジーについて』
ペンフィールド『脳と心の正体』
ソンタグ『反解釈』
フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』
ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊』
イーグルトン『文学とは何か』
ガダマー『真理と方法』
ダマシオ『生存する脳』
クワイン『ことばと対象』
マッキンタイア『美徳なき時代』
ツリー内主要エントリ
ですねー。元増田の
「自分はマニアックで許容量もチンコも大きくて正常なんだぜ!」
という必死の叫びが見えてくるとゆーか、
「SM、スカトロで性的快感を覚えるなんてキチガイ異常者の猟奇的快楽殺人犯予備軍に違いないんだぜ!」
と言いたいだけとゆーか。性の領域化。
そもそも「○○が無理」という性的嗜好の開陳は意味がない。昔のオーストリア人の説を引くまでもなく、およそこの世の全てのモノゴトが性的対象になりうるんだし。氏賀Y太とバタイユ読んでから来い!議論はそれからだ! みたいな。なので「おれはコレとコレとコレができます」にしときましょう。その方が高校生の性冒険自慢に誤読されないですみます。
http://www.shakaihakun.com/data/vol067/main01.html
村崎▲いやあ、唐沢さん、ここんとこスゴイね。モロ皮肉で言うけど、例の盗作疑惑騒動で、一部のネット界隈じゃ完璧に“極悪人”ロードまっしぐらじゃない(爆笑)。惚れ惚れしちゃうな??。もういっそ次回からこの連載もタイトルも「ドロボーくんがゆく!」に変えちゃおうぜ、オレも現役のゴミ泥棒だし。
唐沢●最初から釣るねえ(笑)。 経緯はウチのHP(http://www.tobunken.com/)に掲載したからそこを参照してほしいんだけど、ホントウ、じらして申し訳ないがこちらもまだ条件の最後に残ってる改訂版発行が残っているんで、まだ話せないこと多々、なのよ。まあ、全部終った段階で経緯は全部発表するつもりではいるけどね。
村崎▲ネットでの一部の炎上ぶりに反して実際はどういう状況になってるかは、オレも全部聞いているんで言いたくて言いたくて仕方ねえんだけど、また前回みたいにカットされるのも会話の無駄なんでやめとくよ。それにしても、ここまで来たら唐沢さんも実刑喰らって投獄された方が、いろんな意味でスキルアップにもなって、“真摯な反省”もできるからいーんじゃねえの?
唐沢●っていうか、もはや一部では唐沢俊一は明日にでも牢屋に入れられてしかるべき人物ってことになってるんだな。あれには笑った。
村崎▲実際、この件に関しては諸悪の根源が唐沢さんにあるんだから、しょうがないよね??♪ まあ、安心してよ、世界中の誰が何と言おうと、オレだけは唐沢さんの無実を全く信じてないから(きっぱり)。
村崎▲ギャグじゃなくてフツーに本心なんだけど(笑)、まあ前回カットされたんだから、別にいま言ったっていいっしょ。それにしちゃ、あれだけ極悪人扱いされてるわりには、唐沢さんの身辺に何の変化もないのはどういうことよ?
唐沢●テレビやラジオや講演の仕事がフツーに来るのには自分でも驚いたね。マネージャーがうっかり依頼に“いいんですか?”と聞いてやがるの(笑)。自分とこのボスの潔白を信じてないんじゃねえか(笑)。
読んで吐きそうなくらい気分悪くなった。読んだ人の気分を悪くさせるのが鬼畜ってやつなんだろうけど、この文章は一見さんが読むことも視野に入れてるその計算高さが何より気持ち悪い。文章だけ読むとホント漫棚の人が悪人になっててすごい。何も知らない人がこれを読んだら、漫棚の人は頭のおかしい人で、唐沢氏にイチャモンつけていったところを唐沢&自称鬼畜にネタにされてこてんぱんにされたという認識しか残さない。しかもそう思わせる文章を書くことを漫棚の人は(自分ではそんなこと一切思ってないんだろうが)認めちゃってるし。
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_604f.html
漫棚の中の人の意思に反してようがなんだろうがこれは「唐沢氏のアクションに対して私は一切無力である」ということを公表したことと同じことだよなあ。さらに声のデカイ方の言い分が通る世の中、無理が通れば道理が引っ込む世の中で、過去ログもろくに読まれないブログにおいてこう書くことの意味はほとんど無いと思う。少なくともあれだけネットで荒れてた時も唐沢氏には順調に仕事が来ていたようで、なおかつネットでの炎上をこんな風に揶揄してるし。
村崎▲やっぱネット世論って、現実社会の世論と正比例してるわけじゃないのかね? こないだの参院選だってネット界隈じゃ維新政党・新風が大人気で、比例区では新風に入れる意志を表明した書き込みがあちこちにあったそうだけど、結局、ロクに票を集められなかったよな。あれは鬼畜的に躍進を期待してただけに非常に残念だったよ。
唐沢●ネット調査では議席数一位は自民党で、民主党は三位くらいだったっていうよね。それがフタを開けたら、“民主圧勝、自民惨敗”。
村崎▲だから、掲示板で大荒れになっているように見えて、実は同じ人間が何回もハンドルを変えて書き込んでいただけ、なんてパターンばっかりだったりするのかもな。まあ、だからといって、唐沢さんがネット住人の勘違いの被害を受けてるだけの潔癖な善人だなんていう気はオレもさらさらないし、これで腹くくって極悪人の仲間入りになったってことなら、それはそれで鬼畜的には納得できるし、もう付ける薬はねえわな。これで実刑くらってしばらく監獄生活が続くようなら、この連載はオレが一人二役で続けるから安心してよ、っていうくらいだな。
唐沢●何を安心するんだか(笑)。
村崎▲まあしかし、オレとしてはオウム事件の時の中沢新一の例があるから、たかだか一個のポカで、その人間の業績や全存在を全否定しないと気がすまないっていう人物評価の仕方には賛同しかねるよ。あの時、オレは中沢の熱心な愛読者だっただけに、オウム事件の時の中沢の対応にムチャクチャ腹が立って、マジで道歩いてて中沢に出会ったら奥歯が折れるまで全力でブン殴る気でいたんだ。それから数年はイヤミで自分の肩書きにも「中沢新一先生とオウムの関係を一刻も早く忘れる会”会長」とか書いてたくらいなんだけど、そういうオレでも、中沢の著書は別で、その後10年の中沢の学者としての仕事は称賛してもいいかなってくらい評価できるんだわ。「人間性はちゃらんぽらんで最低でも、書くものは別」っていうか、最近は「クソ真面目な学者にはとても発想できないモノの見方」ってのもあって、それはそれで貴重なもので、今となっては中沢の腐った人間性さえも「人類には必要なモノなのかも」とか認めたくなるくらいで(笑)。だから何かを全否定か全肯定しかできない二極的な発想って結果的に損だと思うのよ。唐沢さんが結果的な無断掲載みたいなことをしたのはダメだと思うし、それについてはオレもボロクソ言うけど、それは唐沢さんの部分であって全体じゃないと思ってるからこそ言えるわけで、完全にダメだと思ったら批判なんかしねえよ。今でもたまに思い出すけど、バタイユの「部分の総和が全体ではない」という言葉には、いろいろと教えられる事が多いわな。
唐沢●その辺も、「批判=自分に対する全否定」としか受け取れないネット脳の弊害なんだろうね。まあ、こちら側の誠意は尽くしたつもりなんで、あとは状況に任せるしかない。前回カットしたところも、いずれ何らかの形で公開するつもりなので、もう少しお待ちくださいということで。
村崎▲そもそもこの連載読んでりゃ、唐沢さんもオレも超がつくくらいの極悪人だってことはわかりそうなもんだし、むしろゴミ泥棒や下着泥棒の前科を偉そうに公表して威張ってるオレの方が鬼畜としてはレベルが上で悪質なんだ! ってことは強く主張しておこう。
多分漫棚通信の中の人は唐沢氏関係の文章を一切読む気が無いんだろうから、どうせ上に書いた「社会派くん」の更新も読んでないんだろうけど、これだけ読むと漫棚通信の人の全面敗北にしか見えん。今の所誰も「社会派くん」の記事をブクマしてないけど、単行本化して後の世に残る“事実”が上記の唐沢&自称鬼畜の言い分だけで通されるって事に物凄い不快感とどうしようもない無力感を覚えるのは俺だけかね。俺だけですかそうですか。そもそもこうなった原因を作ったのは漫棚の中の人が下手打ったせいだっていうのも事実だし、今更しょうがないんだろうけどさ。あれだけ盛り上がったニュースサイトも今回は一切取り上げてないし。逮捕されて箔が付くのは雑誌の編集長くらいだって言うけど、漫棚の中の人との論争も結局唐沢氏の箔になってよかったねということでよろしいでしょうか。
ただ、自称鬼畜は鬼畜のくせに自分のお友達とはきちんと仲良くするんだということがわかったのはやや収穫。楽屋裏で馴れ合ってるだけの会話をしておきながら鬼畜ですかそうですか。へー。「たかだか一個のポカで、その人間の業績や全存在を全否定しないと気がすまないっていう人物評価の仕方には賛同しかねるよ」って、問題は「人格の全否定」じゃなくて唐沢氏の対応が酷かったからだろうが!!