
はてなキーワード:ノベルズとは
pixivの百合文芸小説コンテストが久しぶりに開催されることになった。途中で挟まれた百合文芸マンガ原作コンテストをカウントしない場合、3年ぶりの開催となる。
協賛(共催?)社はまたもや変わっており、中でも重要なのはGCノベルズだろう。
今回の百合文芸は「大賞」枠がなくなり、主な賞は「コミック百合姫賞」(両部門合わせて1名)、「GCノベルズ編集部賞」(長編部門より1名)、「特別賞」(両部門合わせて1名)となっている。このうちGCノベルズ編集部賞は書籍化確約を掲げている。
GCノベルズとはどんな所ぞやと調べてみると、代表作としてはあの有名な『転生したらスライムだった件』があるほか、百合作品も『
「人斬り」少女、公爵令嬢の護衛になる』や『「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい』といったタイトルが刊行されているようだ。最後に挙げた『おまごと』は2026年1月8日からアニメが放送されるということで、百合方面の作品展開には乗り気なタイミングかもしれない。
こうして各賞を俯瞰してみると、今回の対戦環境は①大賞がない、②受賞枠が少なめ、③長編異世界モノの投稿がさらに増えそう、といった点に特徴づけられそうだ。
③はGCノベルズのレーベルカラーから容易に推測できることだ。
GCノベルズの刊行作品はほとんどが異世界モノで、GCノベルズ編集部賞も異世界モノから選ばれる可能性が高い。あだしまやわたなれのような青春ラノベならワンチャンなくもないが、間違っても硬派な歴史モノや純文学が受賞するとは誰も考えていないだろう。
それに加えて百合姫賞の方では第4回で異世界ファンタジーが受賞し長期連載された実績があるので、GCノベルズ編集部賞と百合姫賞の両方を視野に異世界モノを執筆する流れは出てきそうだ。
そして①、②から考えると、いくら文学的に優れた作品や文章の美しい作品を書いても大きな賞は貰えない可能性がある。コミカライズを目指す百合姫賞と書籍化確約のGCノベルズ編集部賞がカバーできる範囲はかなり狭いからだ。
さらに百合姫賞と特別賞は短・中編部門と長編部門の「両部門合わせて」1名。書泉百合部賞は短・中編部門より1名ということで、はっきり言って長編の受賞枠は少ない。また、今回、長編は8万字以上という条件が設けられて応募のハードルが上がっており、総合的に考えると長編部門は「大多数の異世界モノ」と「少数のかなり気合が入った作品」という景色になるだろう。
ぐつぐつと煮詰まったバトルが繰り広げられそうな長編部門、そして長編を断念した者が大量流入するであろう短・中編部門。
大学1年生の息子が雨穴の「変な○○」シリーズを立て続けに読んで(ちゃんと紙の本で新刊で買って読んでた)はまったらしく、こういう感じのない?と聞いてきた。
僕も最近、ああいうモキュメンタリーっぽいホラーが好きだったので数冊貸してあげたところ、読み終わっての感想に「悪くないんだけど、もうちょっとミステリーっぽいのが好きなんだと気づいたわ」と言ってきた。
うーん、そういう場合、一番最適なのはたぶん京極夏彦なんだろうけど、あいにく自分は未読で家にもない。ちょっとホラーっぽいミステリーねえ、ミステリーの文庫本はトランクルームに閉まってるか実家だなとしばらく思案。
書棚の奥の方をあさったら、島田荘司の「異邦の騎士」が出てきた。数年前に近所のブックオフで100円棚にあって買ったのを棚に刺したままにしていたやつだ。本当は「占星術殺人事件」か「斜め屋敷の犯罪」の方がベターなんだけど今、手元にはないので、まあ、これでいいかと読んでみなと渡した。
翌日、読んでる?と聞いてみたら、「100Pくらい読んだけどまだわからん、っつうか、昭和の話かあと思ったら、主人公が昭和25年生まれで、うわーとなった」 「東横線とか横浜とか高円寺とかたぶん俺の知ってるそれとは違うんだろうなとなった」 「ああ、J-POPがさげすまれてた時代ね、ジャズが人気あった時代かあと思った」とか面白い感想を言い出した。
なので、しばらくほっといたら翌日も「話がすすまねえよ。あっちこっち行きすぎだよ」と愚痴ってたが、すまん、御手洗潔シリーズって全部そんなんなんだよと返すしかなかった。
翌々日くらいに「読み終わった」と言いに来たので、感想を聞いたら「いくらミスリードといっても真ん中250Pくらいいらねーじゃねーかと思った」 「御手洗、一気に解決しすぎなんだよお前はと思った」 「いったい何を読まされたんだよ俺は」と言っていて、ああそれは御手洗潔シリーズの正しい感想だわと嬉しかった。ちなみにドラマで御手洗潔役は玉木宏がやってたぞと伝えたら「それは絶対違う」と笑ってた。うんそうだよね。
読みながらReturn To Foreverの「浪漫の騎士」をSpotifyで聞いたそうで、俺が最初に読んだ頃はそういう読み方はできなかったのでちょっと羨ましかった。活字で読んだ音楽をその場で確認できるのはほんとにいい時代だと思う。
息子に「異邦の騎士」を渡したのは、この小説は僕が父から渡された小説だったからでもある。ちょうど自分が息子と同じくらいの年齢のころ、父から気まぐれに「これ面白かったから読んでみな」と渡されたのがノベルズ版の「異邦の騎士」だった。ミステリーって探偵が出てきて、依頼者がいて、殺人事件を解き明かしてみたいなやつでしょというくらいの認識でいた当時の自分には、そういう典型ではないこの「異邦の騎士」が御手洗と主人公の掛け合いの面白さもあり、非常にはまって読んでしまい、そこから立て続けに図書館で借りたり、本屋で買ったりして読みまくったのだった。
かといって、ミステリーマニアになったりするほどではなかったのは、どちらかと言ったら、この本は"面白いミステリー"の枠ではなく”父に薦められた面白い本”の枠だったからだと思う。
父は雑食な本好きで僕が学生の頃は家に何十冊もノベルズのたぐいがあった。僕が本を読むようになった頃は架空戦記ものにはまってしまっていたので自分の嗜好とはかなり違っていたが、中高生のころは何冊かは彼に教えられて読むようになった本がある。最初に薦められたのはたぶん「ぼくらの七日間戦争」だった。ちょうど映画化するころの話。まあ、あれは息子に読ませようと買ってきたのかもしれない。あと、高橋克彦なんかもすすめられた記憶がある。
結果的に「異邦の騎士」は父から僕へ、僕から息子へと三代をつなぐ小説となったわけだ。今度、墓参りにいったら父に報告しておこう。
息子は、課題があるからしばらく小説はやめとくが終わったらまた読むわと言ってたので、今度は書庫で探すかブックオフで拾うかして「占星術殺人事件」を渡そうと思う。
【追記】
書いてなくてすまんな、親父は8年前に死んでんだわ
その上で色々な規制がある!
日本の刑法175条に「わいせつ物頒布等罪」ってのがあるの知ってるか!?
第1項
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。
第2項
こんな罪なくせよ!バカ!わいせつな物を楽しむのは基本的人権に等しいだろ!アップデートしろ!
これは1928年にイギリスで出版されたチャタレイ夫人の恋人って小説を翻訳したら、これわいせつだろって捕まった時の最高裁判断で、今もこの基準が使われてるらしい!
めちゃくちゃ抽象的だよな!普通人の性的羞恥心って?善良な性的同義観念って?
そう、こんなのは時代と共に移り変わる!今は普通にチャタレイ夫人の恋人は出版されてるぞ!
だからモザイクをかけてるAVはセーフ!白抜きや黒海苔かけてるエロ漫画もセーフ!
模型も対象っぽい!オナホならTENGAはセーフっぽいけど名器の品格はこの基準ではかなりヤバい気がする!
ジョークグッズという文言だけで一点突破してるのか!?ストロングスタイル!
OK!刑法はクリアできることは分かった!じゃあなんの心配もなく売れるね!
これは多岐に渡る法律なのだけど、その中にエロ本子どもに売んなやって条文がある!
「子どもがエッチな本読むのは良くないと思います」ってことだと思う!一理ある!
(でも現代ってインターネットあるからな〜〜〜〜〜!本だけ規制してもな〜〜〜〜〜!意味あるそれ〜〜〜〜?という気持ちはある!)
この辺がいわゆる有害図書で、東京だと8条指定図書とか呼ばれる!
「うむうむ、エロ漫画くんは弁えてゾーニングしておるな、感心感心…業界の自制が大事じゃ……
むむっ!こやつ!レーティングなくエッチなの売っている!し、しかも性的行為のページ数が多い!有害指定じゃ!!!」…ってコト!
なんかページ数とかコマ数とか色々細かい基準もあるらしい!すげー変な規制!
とにかく出版社は一般向けの方が絶対的に売れるから、規制を避けつつ一般誌で売りたい欲が多分ある!
多分それは男性向けに特化するならR-18を避けられないから!ガンガン性行為のページ入れるから!じゃあ最初からR-18だよね!
性行為のページ数が少ない!だから一般で売ることができる!そこが主流になる!のだと思う!
男性向けでもノクターンノベルズのコミカライズなんかは、ストーリー多いからか一般向けで売れてるよね!ゾンビの溢れた世界で俺だけが襲われないとかもそうじゃない?王国への道とかもそうだよね!きっと!
でもでも、有害図書かどうかの基準って結局胸先三寸な訳!調子乗ってたらお前ら全部有害です!って言われちゃう!その可能性ゼロじゃない!
でも件のnoteのような状況、BL界隈目に余る!政府は最近お前を監視!
やめろめろめろイタチめろ!
いや小説という媒体で普通に面白いのは、エロいことなら泉が尽きないあの稀有な才能をさっぴいても、実際すごいんよ。
たとえば、成年コミックだとめっちゃ面白かった人が一般に来て普通の漫画家になってしまうケースはいくつもあるじゃん。
成年コミックはだいたいが1話の中に男女が出会い、育み、出すって超短期勝負を何話も重ねてるわけで、売れてる作家はそれを打率で底堅く拾うわけだけだ。一般に来て連載になったとたん上手くいかない一因は結局そのやり方に慣れてしまったからだと思うんだよな。1話1話をとりあえずロケットみたいな打ち上げ式で加速しては失速して、みたいな。
天原さんのXみても異種族レビュアーズみてもそういうスタイルでずっと勝負してくような人だと思ってたから、小説がだいたいのノクターンノベルズよりも長く続いてる今にオォ(*˙꒫˙* )ってエラソーな姿勢で感心したんや。
最近はもうダンジョンの階層追加しなくても大丈夫になってるのは実際大きい。
温泉ダンジョンが新階層=アイディア勝負ってところはなんも変わらんのだけど、初期キャラが性格づけられたままに小説の間に少しづつ変わっていくことで、ちょっと足踏み踏んでる今でも、話がこれからどう展開してくんやろってワクワクさせる。
そういう才能は、繰り返すけどエロ漫画1話完結勝負では必要とされん能力だから、天は二物を与えるんか。。。ってワナビーの端くれとしてはそう思うんだよな。
中学からBLが好きで読んでた身からすると、とても裏切られた気分になる。
しかも小説家になろうに一度投稿したものをブクマが振るわなかったという理由でムーンに上げ直して、なろうの方は削除。そんなことされたら、なろうで読んで「好き」と思ってブクマしていた18歳未満の読者は作品を見失うし、読み返せなくなる。
そんな考えだとしたら、心のなかに住んでる中学のときの私が号泣してしまうし、BLが嫌いになる。
「BLというジャンル自体が中高生が読むべきではないからR18にする」という考え方の人が居ることも理解はできる。特に昨今のBL漫画は過激で、どうして年齢制限をかけていないんだろうと思うものも多い。そんな"全年齢"作品ばかりに触れていたらBL=成人してからという考えになることも分かる。
でも、なろうはめちゃめちゃ厳しいじゃん。
少しでもエロ要素があったら(それこそディープキスでも)怒られるらしいじゃん。
そしたら、なろうで掲載できたもの=中高生もOKと思っていいんじゃない?
それとも同性愛表現そのものが年齢制限をかけるべきと思ってる人がいるってこと?
それはそれで高校生のとき同性が好きで同性と付き合っていた私自身が全否定されてまた泣いてしまう。
45,000,000転生したらスライムだった件GCノベルズ
30,000,000ソードアート・オンライン電撃文庫
17,000,000ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかGA文庫
14,850,000無職転生~異世界行ったら本気だす~MFブックス
13,100,000ソードアート・オンライン電撃文庫
13,000,000Re:ゼロから始める異世界生活MF文庫J
既婚。生活は満足している。
が、通常よりも性欲が強いのか、
いつも持て余しているのだ。
といいつつ、別に主人もいるし、
誰かとどうにかなりたい訳ではない。
もちろん、私にとって、
すごく好きなパターンの話だ。
妄想をして寝ること、1年は経ってると思う。
なんだか無性に、
文章として残したくなってきた。
とりあえず、
私の妄想を垂れ流している。
寝る前に書いているのだが、これがとっても具合がいい。
性欲が、形になって、
昇華して行ってるような…。
7日連続続いた。
目覚めもなんだかスッキリしてる。
そして気づいたら、
7人の人がブックマークしてくれていた。
私の妄想垂れ流しが、
謎の満足感もある。びっくり。
ただ、この話をする場所がないというのが難点だったが、匿名ダイアリーに書くことで、
この欲も昇華できている。
初めて書いたから、変なとこあったら許してね。
そして、また新たな自分の場所が見つけられたことが、凄く嬉しい。
せっかく続いてるから、楽しみながら
コツコツ続けてみよう。
R18。
ガールズラブって要は百合・レズものエロ小説なんだけど、これがほんっとーーーーーに人気ない。特に、男が出てこない、純粋に女の子だけの作品はもう本当に人気出ない。
女の子同士の性描写がある作品には「ガールズラブ」のタグをつけないといけないんだけど、女の子同士の絡みを期待してこのタグで検索すると、
なんと上位は「男が主人公で、百合の間に割り込んで女の子とエロいことをする」作品か、「男主人公ハーレムもので、ハーレム構成員の女の子同士での絡みもある」作品、あとは「触手プレイなどで複数の女の子がエロいことをされる描写がある作品」で上位が埋めつくされる。本当にひどいものだから参考までに見てみて欲しい。メインキャラに男も触手も出てこない、かつ女の子同士の恋愛を描いていると言ってよさそうな作品は、なんと4~5ページ目まで出てこない。
純粋百合・レズエロが読みたい勢としては本当に困るので、「女の子同士の性行為がある作品」には何か別タグを用意して、「ガールズラブ」は純粋な百合レズ作品にのみつける方向にして欲しい、と強く主張したい。
R18。全然評価されていないというわけではなく、ランキング作品もちょくちょくあるのだが、でも筆力的にはもっと上にきていい、むしろトップレベルだろ、と個人的に思う作家を4人リストアップしてみた。
参考にしてみて欲しい。
・ノートの切れ端
幼馴染もの職人。じっくりと場面描写・背景描写を積み重ね、幼馴染同士の心理をきっちりと描き切った後に投入される綿密なエロシーンは、怒涛の臨場感と説得力を合わせもって読者の性癖に襲いかかる。
ノクタというと「最初にエロいシチュを書いて読者をがっと掴み、そこから描写を展開する」というのがひとつの定番になっているが、この人は序盤の文章力だけで十分読ませるという点で異色の存在。
代表作としては「想い想われ振り振られ」があると思う。つかず離れずのボーイッシュ幼馴染との綿密な描写から余韻をきちんと残したラストシーンの味わいは必読
https://novel18.syosetu.com/n7034gh/
・野良緑亀
「えっちな女の子」を書かせたら右に出るものがいないのではないか、と思われるシチュ設定の鬼才。ややインモラルな設定で、ゆるやかに関係を深めていって気が付くとすっかりエロいことになっている、
という作品が多く、ちょくちょく女性一人称視点も混じるところがひとつの特徴か。エロシーンはそこまでしつこくなくさらっと読めるし使える。女性が積極的に気持ち良さを感じる状況を描写させたら天下一品だと思う。
https://novel18.syosetu.com/n5218gt/
・kkn
レズもの・百合ものの匠。レズ・百合という時点で既にノクタでは十分逆境なのだが、逆にレズものが好きな人にとっては聖人とも言い得る作者だろう。
恐るべきは、その綿密な筆致とエロ描写以上に執筆速度で、とんでもない濃さのレズ小説を月一どころか週一くらいのペースで送り出している。いつ書いてるんだろうと思わされる他ない。
書くシチュエーションも多岐にわたり、催眠ものはシチュ的にやや好みが分かれるかも知れないが、緩やかに目覚めていくレズ小説には百合的な味わいもあり、こちらも一読の価値がある
個人的には「恋愛熟練者のふりをしている初心者女性が恋人の女の子との初えっちに臨んで四苦八苦しながらリードする」が一番好き
https://novel18.syosetu.com/n3728iz/
・おもち
姉物・年上女性ものが好きな人ならまず外せないだろう、と思わせる、姉性癖の鬼。オネショタから近親ものまでシチュは様々だが、どの作品も「甘えさせてくれる年上女性」はきっちりと描写され尽くしており、
濃厚で丁寧なエロシーンをじっくりと楽しめる。単に女性がリードするだけではなく、きちんと女性の快感も描写しているのが重要な味だと思う。
個人的に一番好きなのは「丁寧語姉妹との幽々自適ハーレム」。ブラコン幽霊姉妹とねっとりエロいことをするシチュに惹かれる方は是非。
ノベルスがライトノベルか否かって言われたら雑なノベルス語りをしたくなってきたぜ!!!!!
ということでしていきます
そもそも「ライトノベル」と「ノベルス」を分ける定義の人たちってのは昔から連綿と存在していて、例えばノベルスって言うとどういうものかっていうと以下のようなレーベルです
等々……
さて、ライトノベルとどう違うの?と言われると、ものすごい簡単にいうと「文庫か新書か」という分け方になる
ライトノベルは主に「文庫」で書かれているレーベルを指すことが多く、ノベルスは「ノベルス版(新書版)」と呼ばれるちょっと細長い感じの本で二段組で書かれているものを指す。
違いはそれだけか?と言われるとまあそれだけなんだが、もうちょい踏み込むにはノベルスの歴史を知る必要がある
1950年代ごろだと、そもそも日本における新書サイズの本と呼ばれるものは「岩波新書」に代表されるお堅い学術書が主だったもので、それに対して光文社が「大衆向けのもうちょいわかりやすい教養レーベルを作りたい」として作ったのが「カッパ・ブックス」と呼ばれるレーベルになる
(余談だが著者近影という文化を始めたのもこのレーベルが初らしい)
で、そこから姉妹レーベルとしてフィクションや物語を扱う「カッパ・ノベルス」が創刊された。
カッパ・ノベルスは松本清張や西村京太郎、小松右京など書いた日本のミステリやSF等エンターテイメント小説に多大な影響がある作品を出して大ヒットを飛ばした。
それを見た他の出版社もこぞってノベルスレーベルを立ち上げてそれぞれのレーベルで作品を発表していった。
これが大体1960年から1980年くらいにかけてのものすごい大雑把な流れで、ライトノベルより早い段階で日本のエンターテイメント小説にノベルスは多大な影響を及ぼした
特に、ミステリやファンタジージャンルに関してはこのノベルスの影響度が尋常じゃないほど高く、ミステリだとカッパ・ノベルスや講談社ノベルス、ファンタジーに関してはC★NOVELSなどで有名作品が数多く存在する
じゃあ、なんでライトノベル定義論でノベルス含む含まない論争になるかというと、ここからは若干雰囲気ベースになるが「出自のターゲット層」じゃないかというところになる。
ノベルスは刊行されているものを見てみるとわかるが結構ターゲットの年齢層が高い。ぶっちゃけサラリーマンとかそっちくらい向けの作品群が多いのだ
この辺りはレーベルの当初から社会派ミステリの松本清張などを使っていることからも伺えるだろう
内容としてもハードボイルドや伝綺小説などが多く、いわゆるエンターテイメントの中でも硬派でおじさん主人公のものも結構多い
対してライトノベルというものは、ジュブナイル小説と呼ばれるいわゆる青少年向けの文化に影響を強めに受けていて、ターゲット層的にも青少年ないし大学生くらいが主だったターゲット層になる
この辺りの歴史的経緯から来る文化圏の違いみたいなものが、「含まない」という人たちが多い理由のひとつだろう
では逆に、「含む」派閥がなぜいるのか。というと、そもそもノベルスの歴史を見てもカッパ・ブックスの成り立ちからして、「大衆向け」でありエンターテイメント小説の土壌としてあったのはここまで話した通り
で、ライトノベルも言ったらエンターテイメント小説の集合の一部なわけで、まあ内容的に近しい作品が多いからだ
この辺り、時代を経るにつれライトノベルとノベルスというのは似た成長を遂げた経緯を歩んだところがある
ライトノベルは様々な近傍の文化(漫画やアニメ、ゲーム、ジュブナイル小説)をごった煮でまとめていったというのだけれども、
ノベルスは時代が経るにつれて対象である「大人たち」の変化を受けて、アニメや美少女ゲームの文化、さらにその近傍の文化を取り入れていき、ライトノベルと似たような変遷を辿っていった
特にこれらを取り入れていったのが、講談社ノベルス(及び講談社BOX)とC★NOVELSである
講談社ノベルス(BOX)で言うと、西尾維新や奈須きのこ、佐藤友哉など
上記の作家たちは、ご存知の通り小説もさることながら、アニメやゲーム、漫画などにも多大な影響を与えていった(というか奈須とかに関してはゲームがそもそも出自ではある)
これらの作品群は内容的にライトノベルでも出ていてもおかしくない作風のものもあれど、ノベルス刊行になっている
また、ライトノベルにおいても、「C★NOVELSで出てそう」「講談社ノベルスで出てそう」みたいな作品は結構ある
(個人的には紅玉いづきさんとかはわりとC★NOVELS風味かなと思ったりもする)
実際「ブギーポップ」シリーズの上遠野浩平は講談社ノベルスで「殺竜事件」等の「戦地調停士シリーズ」を書いているし、ラノベ出身の作家がノベルスレーベルで書いている例も多い
こういった経緯で位置としてはめちゃくちゃ近い位置にあれど、しかし、ノベルスをラノベに入れるか?みたいなのがとても別れやすい、という妙な性質がこの二つにはある
個人的には、まあ歴史的経緯もあるし、レーベル史観でいいんじゃね?という意見なのでノベルスはノベルス、ライトノベルはライトノベルでいいかなあと思っている
ただここまでの歴史的経緯を踏まえても、現状似ている作品群も多いというのはあるので、含める気持ちもわかる
なので、もし今後議論する際には内容派閥かレーベル史観派閥かの宣言くらいはしてもいいんじゃねえかなあと思う
ただそれはそれとして、ノベルス、ライトノベル双方に面白い作品はたくさんある
ノベルスが好きな人も、ライトノベルが好きな人もそれぞれお互いに合う作品は結構あるので探してみるのもいいのではないだろうか
24/06/01
指摘があった「ノベルス」と「ノベルズ」の表記ゆれを修正。ちなみに表記は「novels」を日本語読みしたものなのでどっちもあるっぽく、出版社によっても呼び方に揺れがある。(トクマノベルズはズ、講談社ノベルスはス)。自分もなんかノベルスっていったりノベルズと混ざっていってしまうので癖です……
彼女が言葉責めが好きなんだけど、こっちはおっぱいと膣と足裏にしか興味がない。
言葉責めのレパートリーが少なくて困っているので、教えて欲しい。
「イケ」
「犯してあげる」
「かき混ぜるよ」
「何をして欲しいか言ってみて」
くらいしかない。
語彙がなさすぎる。
彼女はBL好きを公言しているけど、こちらに押し付けたりはしてこない。
そういうところから拾えばいいのだろうけど、BL興味ないんだよね。
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「がるまに(女向けdlsite)」「ムーンライトノベルズ」「BDSM」、初めて見る単語だ。
あとで探ってみるわ。
あ、おっぱいと膣と足裏の他にお顔も好きです。
本人は平凡と思っているようだけど、こちらだけが可愛いとわかっていればいいのだ。
それにしても、言葉責めって「言葉責めする自分」に化けるというか仮装しないと難しそうだなぁ。
でも相手が喜ぶなら頑張る。
Permalink |記事への反応(12) | 20:59
ムーンライトノベルズ(なろうの女性向けR-18小説)読んでると、初体験の女性に対して男性が指で膣をほぐして、指が3本入る状態になってから行為に及ぶという表現が多いんだけど、実際のところそういうことやってる人っているんだろうか?
私の実体験ではそういうことがなくて、無理やりつっこまれたので、とても時間がかかったし痛かった。途中でやめたくなるくらい。
処女と童貞の組み合わせだったので、お互い知識も経験も足りなかったのだけど。
たぶん男性向けのAVとかエロ漫画や小説なんかには、あまりそういう表現ないんじゃないかなあと想像するんだけど。
ムーンの「指3本」表現って、初体験が痛くて辛かった女性作者による「こうだったらよかったのになあ」という願望だったりするんだろうか。
どうにもこうバイアスが掛かってる感じなんよね
ただまぁ
https://note.com/nicesmell/n/n44ce8d240484
小説家になろう、ノクターンノベルズにて活動していましたが、2022年九月よりノベルピアへと「ひきこもりたい転生者、あべこべ異世界で裏社会の支配者になる」という作品の独占契約締結を機に、現在はほぼノベルピア一本で活動している者です。
その作品が人気になるのだって、なろうの集客力が必要だったろうに、その成果物だけ独占契約
作家としてはそっちに行きたいんだろうが
独占契約したらノベルピア行きます、読みたかったら来てねって作家が書いてるんだから
下品だよなぁ
それを意識してか「何も言わずに」しれっと作品削除して移籍する人も居れば
がっつりと書く人も居る
韓国発らしいけれど
なんかこう