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2025-07-31

過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

最近BL作家燃えましたね。

正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

しかも当時は中学生

人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

個人的に腐女子は苦手だ。

腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

思想の、嗜好の自由なのだ

自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

同じような言葉に「夢女子」がある。

どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

ある。

というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

わかる、めっちゃわかる。

自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

当然である

それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

言葉の、名前の力は強い。

暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

腐女子を名乗れば、強くなれる!

自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

誰かと繋がりたい。

でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

ただイラストを描いただけなのに。

ただ感想を書いただけなのに。

女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

あ、文字読めねぇのかwwww」

こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

はい、筆者のような女オタクです。

というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

それが省略されて夢。

男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きていけただろうと思ってるし。

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

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過去腐女子嫌悪していた女オタの視点

 最近BL作家燃えましたね。

 正直、自分としては「ざまぁみろ」という感情がどうしても拭えない。

 もし腐女子を自認し、かつ炎上を起こしたくないとか、何が問題なのかわからないけど理解したい、という気持ちでこの記事が目に留まった方がいるなら嬉しい。

 こちらも可能範囲言葉を尽くすので、「腐女子功罪」について共に今後も考えて欲しい。

 もちろん、腐女子でない人…男性とか、非オタとか、自分みたいな女オタクだけど腐女子とは(物理的にも)距離を置いてる、って人にも一考してもらえる機会になるなら幸いだ。

0.著者は何者だ?

 自分世紀末平成を生きた女オタクであり、いわゆる「男女カプ」や「世界観」「物語構成の美しさやテーマ描写」に重きを置く、考察厨、世界観厨と呼ばれてきた人種だ。

 世紀末アニメ漫画キッズ向けであろうと平気で世界が滅んで主人公も死んだ。

 続編のために主人公が生き返り、感動を台無しにされたこともあった。

 このため「設定やキャラクター感情の辻褄が合っているかどうか」はかなり上位に食い込む判断基準であり、「好きなキャラクターではあるが生き返った(台無しにされた)からこのコンテンツはクソ」が共存し、作者への愛憎を募らせることも珍しくない。

 ライブ感優位の物語摂取できるようになったのは、かなり年齢を重ねてからだ。

1.そもそも腐女子って何だ?

 時代と共に定義が揺らいだり移り変わることもあるが、ここでは平成初期〜中期の認識を元に「男同士を(公式非公式わずカップリングさせ、恋愛エッチなことをさせたいと思う女性」とする。

 確か「腐女子」という言葉が生まれたのは2000年以降であり、それまでこの属性の人々の呼称が安定しなかった記憶がある。

 自分テニプリ個人ファンサイトで初めてこの呼称を知ったので、インターネットの普及もあってこの頃が「腐女子」という言葉黎明期だったのではないか?と見ている。

 ボーイズラブBL)、というジャンル名が普及したのは更にその後だ。

2.なんで腐女子嫌悪したんだ?

 公式コミックだと思って購入したマンガ18禁シーン入りアンソロジーだったからですけど?

 しかも当時は中学生

 人間関係を拗らせていた筆者は「男の肉体(性欲)は汚い」という認識があった上に、「公式恋愛関係結婚関係のあるパートナー女性がいるのになんで浮気みたいなことを平気でやってんだコイツらは?」という設定至上主義が組み合わさり【腐女子氏ね】に速攻で傾いた。

 とはいえ、当時数少ない仲の良かったクラスメイトがまさにデビューしたての同人作家腐女子だったため色々もどかしかった。

 彼女のくれたカラー便箋クラピカは未だに覚えている。

3.腐女子って変化してんの?

 平成の30年間だけでも初期〜中期〜後期とかなりの移り変わりがあった。

 また、生まれる前にその手の話題で盛り上がっていたキャプ翼聖闘士星矢などが晴海同人即売会でやり取りされてた時代を知っている「腐女子という言葉が生まれる前から活動していた女オタク」とも知り合いだったため、昨今の若い腐女子よりは『腐女子と呼ばれる人々の生態と歴史』は知ってる方だと思う。

 で、その視点からすると昨今の「腐女子」という言葉は「オタク」同様、命名初期よりも一般化に浸透し、良くも悪くも多様性が生まれたと思う。

4.腐女子が生まれて良かったことってあんの?

 個人的に腐女子は苦手だ。

 腐女子を名乗っている人を見ると身構えてしまうし、炎上している腐女子を見ると胸のすく思いがする。

 だが、現在の親しくしている友人にも腐女子はいるし、彼女たちの研ぎ澄まされた語彙力からしかまれないパワーワードは「腐女子がイヤ」という嫌悪感を軽く吹き飛ばししまう。

 なんだよ「結腸ウェディングキッス」って。

 そして昨今、「腐男子」という言葉が生まれてかなり見方が変わった。

 男性ながら家事や服飾を好む「オトメン」や、女性的な身なりを誇る「オネェ(オカマニューハーフ)」といった存在を経て、こんなにもカジュアルに「同性愛的な楽しみ方が好き」と言える男性が世に出てこられたのは「オタク犯罪者予備軍」と言われていた時代から考えたらとんでもなく素晴らしいことなのだ。

 思想の、嗜好の自由なのだ

 自分の好きではない属性だが、男優位と言われてきた社会から飛び出した女性表現力が、巡り巡ってマイノリティ男性を救う連鎖を生み出している。

 教室の隅っこで落書きをする事でしか満たされなかった小学生女児の魂が、なんとなく救われた気がした。

 彼らのような人たちが心地よく受け入れられる社会になっているのなら、自分のようなオタクだって場所はあるのだと。

5.でも腐女子ってダメだよね?

 腐女子、と一括りに否定すると混乱の元になる。

 前述の通り「腐女子」は、その言葉の持つ意味や人々の属性がすっっっっっごく混沌としていて、この言葉自体が割と取り扱って注意となっている。

 同じような言葉に「夢女子」がある。

 どうしても個人的な腐女子論を語る上で外せない概念なので、脇道にそれるが言及しておきたい。

5.1.夢女子腐女子って関係あんの?

 ある。

 というか、「腐女子」という言葉が生まれから、そこをもじったように生み出された概念が「夢女子」だ。

 少なくともこれらの言葉の発生には3〜5年のタイムラグがある。(それは絶対に違う、と仰られる有識者がいたら当時通っていた個人サイトジャンル変容を添えて教えて欲しい)

6.そもそも「腐」女子って名称はどうなわけ?

 わかる、めっちゃわかる。

 自分もその名称どうなんと当時からずっと思ってはいた。

 だが平成終盤以降のインターネットではたまーに「腐女子って呼び方をやめよう!!」みたいな声かけが発生するが、それがうまく行った様子はない。

 当然である

 それまで「女オタクなんて存在するわけないだろ(vs即売会見ろや)」というムードだった平成初期〜中期に「女オタク!!!!!いまーす!!!!!!!」と認知させたのが『腐女子』という言葉の力であり、女オタク達がこぞって名乗り始めた理由なのだ

 言葉の、名前の力は強い。

 暴走族珍走団になって弱体化させられたように。

 引きこもりという言葉が生まれて、苦しむ若者を受け入れる社会になったように。

 『腐女子』という言葉発明は、存在を透明化されてきた歴戦の女オタク達にとってむちゃくちゃ存在感のあるパワーワードだったのだ。

 腐女子を名乗れば、女オタクという自分存在証明になる。

 腐女子を名乗れば、汚いヤリモク目当ての男から距離を置ける。

 腐女子を名乗れば、強くなれる!

 自分腐女子が苦手だったが、腐女子を名乗りたがる女オタク達の気持ちは痛いほど理解できた。

 平成初期、まだ昭和価値観は色濃く「女は男に従うものであり、勝つ事などありえない。オタクでも男の方が偉いのであり、女はその格下。というか、そもそもいるわけがないっしょw」というのが漠然蔓延っていたのがオタク世界インターネット黎明期であり、2ちゃんねるの「俺」文化の背景であり、オタクオフ会に参加する時の覚悟であったのだ。

 そもそもPCという高額商品インターネットに月額課金」という特殊環境を整えられたのはプログラマーなど、ごく一部のIT知識と金銭の整った富豪しかいなかった。

 人数的には30人に1人いるか居ないか程度だったんじゃなかろうか?

 そんな時代オフ会をすれば男5:女1みたいなのはザラにあったし、女オタク同士で集まる流れになると1:1になるジャンルとかもあって両極端だった。

(参加した事ないけど一緒にtalk時代ガンパレ辺りの女性ユーザー認知の火力は凄かったと記憶している)

 ついでに、当時のオタクは男女問わず大変拗らせていたので「オタクという属性しかアイデンティティがない陰キャ男子」のマウントが取れる相手というのが「自分達男オタクよりも少なくて力も弱い女オタク」だったというのは背景分析として間違っていないと思う。

 上澄はとことん品位があったものの、底辺マジで救いようがなかった。

 中間層という存在がすっぽ抜けていたのを、更に加速させたのが2ちゃんねる黄金時代インターネッツだ。

 こういう世界で「女」という属性を見せるのは女性器を晒したかのごとく好機の的にされた。

 下ネタで絡まれマウントを取られ、嘲笑を浴びるのが「女オタク」のポジションであり、彼女たちが個人サイトに引きこもっても男たちはそれを匿名掲示板に貼り付けて、笑いものにしながら荒らし行為を繰り返した。

 ポイピクなどで見られる「パスワード機能は、当時の女オタクたちが心無い男オタクから身を守るために必要とした防衛機能の名残である

 誰かと繋がりたい。

 でも、イタズラに傷付けてくるような人に近寄られたくない。

 当時、「女オタク」というだけで様々なセクハラ人権無視の扱いをされてきた彼女達にとって『腐女子』という忌み名は魔除け効果を持つとても心強い言葉だったのだ。

 ただイラストを描いただけなのに。

 ただ感想を書いただけなのに。

 女という要素が少しでも嗅ぎ取られれば、匿名掲示板で集まってきた男達が下ネタ嫌がらせコメントを、ありとあらゆる手段で繰り返してくる。

 ブロックしても無限湧きしてくる捨て垢で、毎日何十件と粘着され続けてきたらそりゃ心も荒む。

腐女子気持ち悪ぃw」

「そりゃ腐ってるんだから当然だろ?

 わざわざ書いてやってるんだから腐ってる女に寄って来んなよw

 あ、文字読めねぇのかwwww」

 こうやって彼女たちは心と尊厳を守るために「"腐"女子」という一見不名誉アイデンティティを鎧に選び、下ネタセクハラ男達を彼らの嫌う男陵辱ハードプレイ下ネタで遠退けたのだ。

7.しか腐女子の敵は男だけではなかった

 はい、筆者のような女オタクです。

 というか、この『腐女子』という言葉インパクトと浸透力は当時かなり目覚ましいものがあった。

 それまで「えーと、ほら、男同士の関係が好きな女の人…」みたいな感じで、どう呼べば良いのか、そもそもその趣味嗜好についてどう触れたら良いのか、良識あるオタクですらかなーり扱いには迷っていた。

 そこに「はいはい!私は腐女子です!男同士のエッチな絡みが大好きです!」と聞いてもいないのに名乗ってくるコミュ障が大多数突撃してきたので、やんわり〜厳しく注意する人間もいれば、同担拒否よろしく締め出したり、まぁ同じ土俵に上がって焼け野原になったり、それはそれでまぁまぁ問題にはなった。

 同時期に、インターネットの敷居が下がり「女オタク腐女子」と勘違いした一般層がかなり生まれしまったのも痛かった。

 ちなみに筆者も、実の父親や仲の良い男子に「腐女子なんでしょ?」とナチュラル勘違いされたので猛烈に反発してブチ切れたことがある。

 そう、BLが好きじゃない女オタクだっていたのである

 腐女子サーガ第二幕、女オタク同士の殴り合いである。

8.男の子女の子幸せにするためのパートナーなんです!

 女児向けコンテンツの男キャラってのは「王子様」でなきゃいけない。

 多少は本命女の子にいじわるしても、危機があれば命をかけて救いに行き、言葉にならない女の子の苦悩を解決し、最後にはキスをして救済してくれる…

 これが平成初期女児向けコンテンツスタンダードであり、多少女主人公が死んだりしてもそこら辺の「相手役」の王子様力は落とさなかった。

 筆者はこういった女児向けコンテンツ出身で、男女の恋愛というのは子を残す(続編の予知)も含めて当然の帰結だろうと思っていた。

 ディズニー黄金期のリトル・マーメイド美女と野獣アラジンの3コンボ派生作品を喰らってたので、「子を残す必要性」というのを続編への前振りとして考えていたし、ウテナウテナで後になって振り返ってなるほどねと思っていたし、現在も男女カップリングからの子世代妄想や作者の性癖推測とかやるし、オリジナル子供キャラかめっちゃ捏造して遊んでた。

 そういう人間にとって「男同士の恋愛関係」は子世代存在否定するものであり、何なら男キャラに恋している女性キャラクター女性読者との関係否定するものであり、公式の男女関係への崇拝が強固であればあるほど「腐女子原作の敵」に見えてしまうのである

 そこで反発して生まれたのが『夢女子』という言葉であったと、筆者は認識している。

 当時は個人サイトで「ドリーム小説」というジャンルがあった。

 それが省略されて夢。

 男子キャラと擬似的な恋愛を楽しめる…ユーザー名に自分名前を入れ、あだ名も呼んでくれて…といったときメモのような遊びが、インターネットホームページ制作ツール進化によって可能になった。

 それがケータイの普及によって更に手軽に実現可能となり、好きなジャンプキャラゲームキャラとの疑似恋愛を楽しむ女オタクじわじわケータイサイトを中心に姿を現し始めた。

 同人誌を作って即売会に参加するほどではないが、自分の恋心をイケメンに受け止めて欲しいと思うお姫様女児から進化したオタクが、テニプリなどの社会現象と共に広まったのが『夢女子』の発端だったと記憶している。

 しかもこの自称は「私は"腐"女子なんかじゃありません!」という攻撃性を含んでいる物もあった。

 筆者が当時、強めのアンチ腐女子だったというのもあるが「腐女子呼ばわりされてムカつく!」というお姫様女子は間違いなく存在した。

 そりゃ乙女ゲーに出てくる男子を他の男とくっつけたらコンセプト全否定なんだから当然である

 かくして一部の夢女子は、我が愛しのイケメンをメス堕ちさせた憎たらしい敵として腐女子を嫌っていた。

 ちなみにこの手のお姫様精神の人が拗らせたまま歳を重ねると、ツイフェミと呼ばれるようになるっぽい。

9.女子腐女子って敵なわけ?

 これはもう、個々の相性やポリシーからケースバイケースとしか言いようがない。

 

 しかも夢女子腐女子ほど定義が強固ではなく「ドリーム小説を楽しんでいた女オタク」というふわっとしたものである

 夢小説を作った人間はたまに但し書きに「男の子名前を入れないでください」とか書いてたくらいには何かあったんだろうなと思う。

 ちなみに自分は、夢小説はまったく通っておらず子世代妄想公式カプ小説といった「筆者の存在しない自前の二次創作」を楽しんでいた。

 「推し」が居なくてもコンテンツを楽しめるタイプなので、昨今の「推し」ありきの流れにはちょっと乗り切れていないオタクである

 で、その視点から見ていて夢女子腐女子も「推しキャラ」という存在めっちゃ入れ込むタイプオタクという点では似てるよなぁと感じている。

 たまに「推しキャラを好きな自分の方が、公式より偉いと思ってるんだろうな」と感じる人もいる。

10.結局どっちもキモくね?

 キモいと感じる心を否定する気は無いし、でも疑似恋愛や愛玩感情などは多くの人間に備わってるものなので、否定しても意味いかなとは思う。

 思うのは仕方ないし、内心の自由だし。

 ただ個人的には、BLだろうと18禁要素や肌色多めのコンテンツ年齢制限なしに買えてしま状態はどうかなと思っている。

 もしもあの書店の中で立ち止まらず歩いていたら、BLへの嫌悪感など知らずに生きて

Permalink |記事への反応(2) | 19:26

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2025-04-08

夢小説好きと夢女子は違うという話

夢小説を嗜んで20余年の者です。

夢だけでなく、腐の見る専で同人誌買ってた事もあるし、男性向けジャンルに居た事もある。

Xで夢男子ポスト見て思った事考えた事書こうと思う。

ただ最近は古いジャンルばかり漁ってるから最近の界隈の雰囲気について知らない事も多いのでそこは大目に見てください。

夢小説とは何か

まず夢女子語源となった夢小説とは何なのかという話からしたい。

おそらく、夢小説を読まない人にとっての夢小説とは「原作キャラクターではない人物を登場させ、自分名前をつけるなどして、キャラクターとの恋愛を楽しむ小説」という認識ではないだろうか。

長年の夢小説に慣れ親しんできた人の中には、この定義ちょっと合わないなと感じる人もいるだろう。

そもそも夢小説定義書き手読み手の間でも長年フワッフワの状態のまま宙を漂っていたし、夢小説がそうなのだから夢主の定義もまたフワッフワだ。

ある人は夢主は自分から個性でなくては認められないと言う。自己投影する。

ある人は夢主は単なる舞台装置にすぎないので、性格はどうでもいいし、自分とも思っていないと言う。感情移入はしても投影はしない。

ある人は疑似恋愛を楽しみ、ある人は原作にはあり得ない状況(非恋愛多数)を楽しむ。※1

しかしどちらも読み書きして嗜むのは同じ「夢小説である

まり夢小説定義づけるにあたって「夢主や小説の内容、自己投影の有無は基準にならない」。

我々が楽しんでいる小説共通するのは「夢主の名前が変更できる(名前変換)」または「夢主の名前を登場させない(ネームレス)」という機能だけなのである。※2

よって夢小説とは、「名前変換」あるいは「ネームレス」を機能として有する小説総称である。というのが私の認識している夢小説定義だ。夢小説とは文庫本ウェブ小説に近い言葉だと思っている。

※1両極端に書いたが、多くの人はグラデーションである

※2補足。この前提があるので、「名前変換機能がある乙女ゲー」の乙女ゲー主人公主人公とした「名前変換なしの二次創作小説」は夢小説ではなく、カップリング小説であると見る向きが強い。なお、名前変換機能がある乙女ゲー名前変換ありの二次創作小説原作準拠カップリング小説、もしくは夢小説であるこちらは書き手認識による。

女子という言葉はどこから来たのか?

初出は定かではない。

ドリーム小説スレを遡ったら2015年に「夢女子」という言葉が使われている。一応2010年まで遡って検索したけど0だった。

吐き捨てスレでは2012年に1件書き込みがあった。こちらは2008年まで遡った。

少なくとも2012年には存在していた言葉のようだ。有識者求む。

なお、2016年のスレには「夢女子って自称しにくいよね」という話題が出ており、夢女子という言葉が頻出している。

この当時の認識としては、夢女子は以下のような人を指すための言葉だったようだ。

夢小説を読んでいる、または書いている人

・夢絵や夢漫画を描く、見る、読んでいる人

キャラにリアコしている人

私が初めて「夢女子」という言葉を強く意識したのは、2014年頃アニメイトで「夢⭐︎恋-ドリコイ」を見た時。「商業もついに腐女子のみならず夢まで手を伸ばしてきたか……」と思った。

ただ「夢女子とは二次元キャラに本気で恋するオタク女子」という説明には違和感があった。それが夢の全てじゃないと感じてたんだと思う。友達夢小説ゆの字を出したら蔑みの視線を向けられるような時代だったのもあり、ドリコイを手に取る事はなかった。

その頃まで、夢小説読み友達個人サイトブログからも「夢女子」という言葉はあまり見聞きした覚えがない。

では、現代の夢女子という言葉は何を意味するのか

言葉意味は変化するものだ。夢女子という言葉もまた2016年頃の定義から変化してきた。

現代では「夢女子」とはほぼ「リアコ」と似た意味を持つ言葉になったのではないかと思う。(なぜ変化したかについて詳しくないので記述できないが、最近の使い方を見るにこの定義に間違いはないのではないかと思う)

2016年当時の3種類のうち、「キャラにリアコしている人」という意味特に強くなり、他の意味付属品のような扱いになったように感じる。

夢小説に絡めて言う「夢女子」とは、「リアコなので夢小説という疑似恋愛も嗜む」という認識なのではないか

しかし前述の通り、夢小説を読み書きする者(以下夢小説好きと呼称する)は必ずしもリアコではない。夢小説好きには、自己投影する人もいればただ物語として楽しむ人もいる。

よって現代の「夢女子」は「夢小説好き」を完全にカバーした言葉ではなくなった。

男性向けジャンルと夢女子的な思考について

男性オタクは「全員」夢女子的な思考がある。は主語が大きすぎるので否定するとして。

「多くの男性オタクは夢女子的な思考をする傾向があるか?」を考えてみると、そもそも夢小説や夢女子定義曖昧なので、人によって真にも偽にもなるとしか言えない。

女子=リアコと考えるのであれば「男性オタクは全員夢女子的な思考をしている」という認識を受け入れられないのは当然。

一方、夢女子=「キャラと関わる「何者か」に感情移入しがちである」という認識であれば、男性オタクはかなり近い思考マジョリティではないかと思う。

数年ほど艦これ提督やらせていただいていたのだが、男性向けジャンルでは「何者か」を登場させて感情移入する楽しみ方を否定しない傾向があると思った。カプ者とTヘッド(オリキャラ提督)と画面の向こうの提督※3など別々の楽しみ方が共存していた。まぁ水面下での争いはあったのだろうし、それぞれ嫌う人もいただろうけど、少なくとも「何者か」に感情移入している人達を明確に気持ち悪いと言ったりとか、蔑みの視線を向けたりとか、そういうことはなかった。「推し」という言葉が登場する前はキャラは「嫁」だったし「ママ」だった。自分主体キャラとの関係性を考えるというのは夢女子的な思考ではないかと思っている。ただ男性向けはそこをはっきり区別したがらないという印象がある。本気で嫁と思っててもいいし思ってなくて純粋ネタで言っててもいい。そういうグラデーションを許容していたように思う。だからこそ居心地が良かったのだと思っている。

ラブプラスキャラ×自分典型的ゲームなので現代的な「夢女子」という言葉にばっちり該当すると思う。

※3 画面の向こうの提督は「何者か」に該当する。役職立場のみ決まった「何者か」である

補足:夢主とは

ここまで語ってきて、ちょっと夢主について整理したくなった。計画性なく書いててごめん。

私が思う「夢小説」の「夢主」とは、即「自分」(=読み手書き手)を意味するわけではない。もうワンクッション置いた存在で、「何者か」と言うのがいいのではないかと思ってる。あくまで私視点の話であって、夢主=自分認識している人も勿論いる。

書いてる時は個性意識するし名前も固定で書くんだけど(名前変換の準備の手間が減るし)それでも夢主は「何者か」であってキャラクターではないし自分でもない。読み手キャラクターとして読みたいならキャラクターに、自分として読みたいなら自分になる。そういう存在だと思っている。

おわりに

夢というジャンル存在感が大きくなりすぎて、夢、夢女子夢小説といった言葉曖昧定義肥大化したり、完全にとまでは言わないもの語源夢小説から意味が離れてきてしまった。

人によって定義が異なり、かなりブレブレである。だからこそ夢男子ポストは様々な意見が集まった結果バズったのでは?と思う。

現在の私の認識としては、以下の通り。

夢:キャラや誰かと恋愛する二次創作妄想活動などを指す

女子キャラリアルに恋してる人物を指す

夢小説:「名前変換」「ネームレス」という機能がある小説の事

夢主:キャラクターにも読み手にもなれる「何者か」

夢小説好き:夢小説を読み書きする者

現代の「夢女子」という言葉は「夢小説好き」とかぶる部分はあっても、イコールではない。なので2025現在では夢女子夢小説好きは違う。という話でした。

ちなみに蛇足として、私の夢小説の原点は「ピカチュウ現実にいたらいいのになぁ」です。

ピカチュウ恋愛したいとは特に思ってないけど、一緒に遊んだりバトルしたりしたい。そういうのも私の認識する「夢」に含まれる。でも世間一般では「夢」はほぼ確実に恋愛を含む言葉なっちゃったから「夢」「夢女子」って言葉は使わないようにしてる。

以上です。乱文失礼しました。

Permalink |記事への反応(1) | 22:15

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2022-06-07

anond:20220607122651

基本、男はドリーム小説しまないんだよ

ないとは言い切れないけどジャンルとして成立できないほどのニッチなんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 12:34

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anond:20220607121425

BL界隈というか女オタク界隈特有文化ドリーム小説ってのがあるんよね

なんか関係あるのかしら

Permalink |記事への反応(0) | 12:20

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2019-04-28

[今日知った言葉]メアリー・スー

1.「スタートレック」の二次創作小説「A Trekkie's Tale」に出てくるオリジナルキャラクター

2.1を元とする、ある種のキャラクター造形を指す創作用語。転じて、夢主(ドリーム小説主人公原作キャラ恋愛する自己投影キャラ)や痛い最強オリキャラなどを揶揄していう言葉

Permalink |記事への反応(0) | 11:24

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2018-10-18

名前だけでシコれるエロい女は文字列だけでもエロい

性的搾取してしまってすまん。文字列

しかし、マジなんだ。

第一段階

の子を思い出しながら シコる

第二段階

の子に似たAVとかファッション雑誌とかの情報収集して シコる

第三段階

の子ドリーム小説を書く

第四段階

名前文字列だけでシコれるようになる

ちなみに名前が変わってるとか、名前かわいいとかそういうのではない

Permalink |記事への反応(0) | 18:23

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2016-11-26

#夢小説あるある

みんなの黒歴史

夢小説あるあるwww

夢の世界へようこそ……貴女は114514人目の……
夢小説
夢の世界
夢小説サイト
ようこそ
来てくれてありがとう
貴女は114514人目の……
アクセスカウンタ

これ雰囲気づくりだよ。夜景の綺麗なレストランデートの締めにすると見せかけて、よい雰囲気になったらホテルしけこむみたいな(実際そんなことするのか知らないけど)。今から夢小説に没入する人のための雰囲気づくり。わかるか。

「きみの名前を教えて」

名前変換を促すポップアップウィンドウやらのアレ。

これも雰囲気づくりだよ。自己紹介だよ。ここから夢小説を読む心の準備をさせてくれてるんだよ。大方の夢小説は(偏見に満ちているだろうけれども)二次創作で、既存の(原作の)キャラクターとの恋愛なんだろ? 好きなキャラクターから名前を聞かれてなにが悪い。歴代ポケットモンスターでも主人公博士から名前を聞かれるんだからな。あれで(あっ、わたしポケモントレーナーになるんだ)みたいな気持ちになるんだよ。促しているんだよ!わたしは今からこのキャラクター恋愛するんだよ!

「ほう……おもしろい」

夢小説の)主人公が、なにか(主人公のかけ算の)相手にとって「おもしろい」行動をとったときに言われるやつ。

主人公補正だよ! 「名探偵コナン」ではコナンくんが行く先々で(あるいはどこにも行かずして)事件に遭遇するだろ。あれはそういう物語なんだよ。事件に遭遇しなきゃコナンくんは「名探偵」にはなれないんだ。いくら名探偵といえど事件をかけらも知らなきゃ、解決のしようもないだろ。恋愛もの夢小説で、主人公相手と両想いになるためには、相手主人公を知らなきゃいけないんだよ。きっかけだよ。「ほう……おもしろい」はきっかけだよ! 主人公を知らずして、相手を知らずして、どう両想いになるんだよ!

主人公の外見や性格や強さのこと

美人すぎる強すぎる完ぺきすぎる胸が大きすぎる性格がよすぎる云々。

これも主人公補正だよ! 言わば(もしかしたら作者の)理想の姿(かもしれないもの)だよ!

コンプレックスないの? かわいくない弱い賢くないなにもできない胸が小さい性格が悪いって、実際にどうか知らないけど、なにがしかコンプレックスありませんか? わたしにはあるね。胸が小さいし小さなブラジャーがないし「お客さまのサイズに合うブラジャーのとり扱いはございません」って大人になっても言われるし。夢小説を書く(読む)ときくらいボン・キュ・ボン美人でもいいじゃないか! って思うね。

それでなくたってだな、キャラクターとの釣り合いのことを作者が考えたかもしれないんだぞ。完ぺきすぎるキャラクターに、あまり凡庸すぎるキャラクターは似合わないみたいな。ハリー・ポッターの宿敵の闇の魔法使いヴォルデモートなんか若いころは「ホグワーツ開校以来の秀才」で超絶美形で人心掌握もできて、つまりなんでもできるんだよ。(おそらく)唯一の欠点といったら「愛を知らなかった」ことだよ。そんなキャラクターに「おもしろい」と思われるには(愛を教える……なんて傲慢! でも教えたいし助けたい! あわよくば交際したい!)、よほど人間ができている(性格がよい)とか同じくらい頭がいいとか人心掌握最高とか美形とか、そういう特別な設定が必要だとは思わないか? 繰り返しになるが、わたしは思う。

主人公強いのにいざというときに力を発揮できなすぎ

そのまま。こういうとき主人公女性のことが多い(偏見だけど、もしかしなくても夢小説二次創作であったりその主人公女性であることが多いんだな)。

ヒロイン補正だよ! ヒロインつったけど別に男でもいいんだよ。でもヒロイン補正だよ。劇場版名探偵コナン」を見たことがあるか? 蘭ちゃん、空手強いよな。てかあの世界のメインキャラクター武術嗜みすぎよな。それはおいといて、都大会優勝レベルかいって、拳銃かなんかの弾を避ける程度には強いんだよ。実力者だよ。でも、いざというときには油断したりしてなかったりして、敵に捕まったりにとり残されたりしたんだよ。こういうの、物語の展開のためっていったらそのとおりだけど、そんなもんだし、やっぱりヒロイン補正なんだよ。いいじゃん、好きな相手に助けてもらえるんだよ。強すぎると助け甲斐がなさそうだけど、ギャップ萌えとかあるじゃん。たまに見せる弱い一面にドキっとさせられるんだよ。素直に受けとろうよ。

主人公弱いのにでしゃばりすぎ

戦力として数えられないほど弱いのに前線に立ちたがるみたいな。拒否されると、こっそり前線の近くまで行くみたいな。そんで、そのせいで(主人公の)味方の勢力が不利になったり主人公が捕まったりするんだな。

これもヒロイン補正だよ! 主人公補正でもあるよ! なにがどれがとか言えないけど、「できないからってあきらめるわけにはいかない」とか、なんかそういうことあるじゃん。やっぱり物語の展開には必要だったりして、これをきっかけに主人公が成長したりしなかったりするんだよ。失敗は成功の元って言うじゃん。見てるとイライラするけど、あとあと「おまえ成長したな」って思えるときがくるかもしれないんだよ。それに弱くてでしゃばることが、必ずしも悪いことになるとは限らないんだよ! 物語の展開にもよるけど。

主人公過去が壮絶すぎる

悲劇的な殺人事件の唯一の生き残りだとか、殺人犯の子どもだとか、ロミオとジュリエットだとか、あまりの美しさに嫉妬した継母に家を追い出されたとか。なんか壮絶な過去

これも主人公補正だよ! (夢小説の)物語の展開には必要になる(かもしれない)んだよ! ハリー・ポッター過去は壮絶だぞ。史上最悪の闇の魔法使いヴォルデモートに両親を殺されたばかりか、そのヴォルデモートを赤子の時分に撃退したんだぞ! 親は友だちに裏切られてるし、なにかあるたびに額の傷は痛むし。でも、そんな過去がなかったら『ハリー・ポッター』の主人公にはなれなかったんだぞ。その過去が壮絶な(夢小説の)主人公だって、もしかしたらその壮絶な過去がなかったら、その夢小説主人公じゃなかったかもしれない!

主人公独り暮らししすぎ

小学生中学生や、それなのに、両親が海外で働いていたり亡くなってたりしてて、たくましく一人で暮らしてて、生活力がすごい。ことがある。みたいな。

知るかよ! たぶん主人公補正だよ! 少年マンガとかで、親が出てこないことあるだろ? 子ども物語を描きたいときに、(言っちゃ悪いけど)両親という小道具邪魔になることもあるんだよ。都合がいいんだよ! 作者に!

主人公キャラクターと仲よすぎ

二次創作で、既存キャラクターと……ってことが多い。過保護なまでに友愛を注がれていたりいなかったりする。

主人公補正だよ! 主人公はなにの主人公かって、夢小説主人公だよ! 実在しない(悲しい!)キャラクターと、せめて夢小説のなかでくらい仲がよくたっていいじゃん! こんな友だちいたらいいなーとか、思わないの?

世界トリップものとかで主人公未来を変えすぎ

二次創作で。「未来を知っているわたし未来を変えるわけにはいかないの」と悩んでいることもある。

あなたなにを読んでるの? 夢小説だよ? 異世界トリップもの! ほかのなにより明白に「その世界存在しないもの」が紛れこむんだよ。てか異世界トリップものじゃなくてもだね、夢小説主人公って、そういうものじゃないの? なにかしら変えちまうんだよ。こういうものなんだよ。だって原作に、あなたいないでしょ? でも夢小説主人公っていうのは、たいていあなたで、原作にいなかったキャラクターなんだよ。いいじゃん、未来を変えたって。わたしハリー・ポッターに倒されるヴォルデモートの未来を変えたいというか過去から変えたいというか、そもそもヴォルデモートになってしまうこと自体を変えたいというか、そういう気持ち、あるよ。

神さまノリ軽すぎ

「ごめんね☆ ぼくのミスでうっかりきみをあれこれしちゃったから、お詫びに異世界へ連れていってあげる」とか。

あなた「神さま」を笑うの? 笑えるの? ノリ軽すぎとか突っこんでよいお立場ですか? 創造物ヒトだよ。脆くも儚い、神の創造物だよ。どんな態度で主人公に接したっていいだろ。これは神さまの、いわば気遣いだよ。創造物ヒトが怖がらないように発狂しないように、精神の安寧をすら気遣って、それでいろいろしてくれるんだよ。

宗教とか勧誘とか、そういう怪しい意図は、ここには一切ございませんし、わたくしそういうのの一員ではない。

黒歴史っていつのこと?

夢小説あるあるwww じゃねーよ。

夢小説あるある」はネタなんだけど、使うひとにとっては、おおむね三種類それぞれの意味合いがあると思う。

そして、それを見たひとの楽しみ方は、おおむね二種類だとも思う。

夢小説あるある」というネタである。使うとき、「こういうことがあった」「こんなんなんだろうな」「これあるある」という感情がある。それを、懐古や侮辱共感を狙って、Twitterなどで発信する。

わたしネタにする。ここであげたものは、わたしが通ってきた道で、歩いている道だ。現役の身としては、「こんなことがあったよね」という懐かしさを抱く。そして、これがすべてではない。

ところで、夢小説を好きだったことのないだれかは、どうやってこんな「夢小説あるある」を知るんだろう。まあ偶然にも夢小説サイト出会った、なんてことはあるかもしれない。あるだろう。WWWは広く開かれているから。でも、だ。わたしは「夢小説あるあるネタで「夢小説あるある」を知ったひとも、いると思う(それが「#夢小説あるある」の形をとっていたかは知らないけど)。そして、それをそのまま、偏見とともに受け入れ、侮辱意味で(無意識かどうかを問わず)使ったり使わなかったりする。

使われ方には三通りあると言った。黒歴史偏見、そして現在だ。この道を、まだ歩んでいるひとがいる。わたしもその一人だ。一例を挙げたけれど、あんもの、ありふれているんだ。黒歴史と感じて恥じ入ることはあるかもしれない。かつての自分の作文を、目の前で読みあげられたら、あるいは自ら読み返したら、恥ずかしくもなるだろう。こと年を経るにつれ(幼稚園やら小学校で書いた作文は、大人になってみたら、支離滅裂だったり言葉が滅茶苦茶だったりするだろう)。そんなものだと思う。夢小説だけじゃなくて、文章だけじゃなくて。あんな下手な料理を人に振る舞っていたのかとか、あん掃除でやり遂げた気になっていたのかとか、あんボールの蹴り方をしていたのかとか。この日記だってわたしの恥ずかしい思い出の一つになるかもしれない。

夢小説あるある」が黒歴史意味を持っているあなたに聞きたい。その黒歴史、いつのお話ですか? その黒歴史を歩いていたときあなたはおいくつでしたか? あなたは今おいくつですか? 黒歴史黒歴史って言うけど、作文だって下手な作文をめいっぱい書いてうまくなるんだよ。幼稚園児に、「きみはいつか大学研究論文を発表するんだよ」って言ってごらんよ。わたしは信じられないよ。わたしはその黒歴史(下手だったり恥ずかしかったりするやつ)を積み重ねて、今はかつての面影もないようなウェブサイトをつくった。今ネタにされているホームページの面影なんかないからな(いにしえのホームページが悪いわけではない。ただわたしの好みの問題です)。「ほう……おもしろい」は、古今東西、あらゆるところで使われているんだ。なにも夢小説だけじゃない。プリキュアでも仮面ライダーでも、ちょっと自分にたてつくやつには「ほう……おもしろい」で余裕の笑みを浮かべるんだよ。わたしは今も使っているけど、昔よりはうまくなったと思うよ。

あなた黒歴史は、あなた過去だ。いろいろな人に黒歴史はあるかもしれない。けれど、それは今じゃない。スマートフォンOSメジャーアップデートの頻度をみてみろ。VRが家庭にやってきた。HTMLCSSバージョンを重ねたし、ウェブサイト文字コード指定の主流はUTF-8になった。というか、ガラパゴスケータイじゃないんだよ、今は。スマートフォンだよ。かつて(もしかしたらそうかもしれない黒歴史をつくっていた人たちが、今まで(夢小説を)つくるのを続けてきて、どうして変わらないと思う? 実際、JavaScript仕様変更にともなって、元祖(おそらく)ドリーム小説用変換ツールDreamMaker」は、あまり推奨されなくなったよ。でも、同じJavaScriptでありながら現代基準aliceもあるし、PHPを使うdream.phpというツールもでてきた。名前変換機能のついた投稿サイトpictMalFemBLGLに特化した姉妹サイトあり)もある。初めがどうだったかなんて知らないけど、夢小説は「キャラクター♂×自分♀」だけじゃない。今はいろいろな楽しみ方がある。二次創作けが恋愛けが自分♀だけが夢小説じゃない。

笑わないでほしい。侮辱しないでほしい。夢小説に、こんなあんまり偏見を向けないでほしい。たとえ今つたなくとも、続ければうまくなる。再三になるが、人は進歩する。成長する。成長しうるんだ。続ければ。はじめたばかりのひとが、いきなり職人レベルのものをつくれるなんてことは滅多にない(あれば、それはそれでおめでたいことだと思うけど)。たいていは、つくり続けて、こつこつと上達していくんだ。けれど、笑われたり侮辱されたり、偏見を向けられたりして、「夢小説を好きでいること自体が、書くことが、読むことが、恥ずかしい」と思うひとがいる。わたしは「夢小説あるある」をあげたけど、雰囲気づくりだし、お化け屋敷におどろおどろしいキャッチコピーがつくようなものだし、あるいはありふれた要素だったりするんだよ。ちっとも恥ずかしいことではない。でも、恥ずかしいと思って、やめてしまったら、それ以上うまくなることはないし、それ以上楽しむことも、夢小説自体を楽しむひとたちと楽しみあうこともできなくなる。

夢小説について偏った知識しか持たないひとには、侮辱するのではなく、今の夢小説のことを知ってほしいし、できれば読んでほしいとも思う。夢小説が気になっているひとも、恥ずかしがらずに、まず読んでみてほしい(書くことから始めるのでもいいけれど)。

夢小説は、侮辱されるべき創作ではない。恥ずかしいものでもない。

Permalink |記事への反応(0) | 14:54

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2016-11-23

自己投影女子に告ぐ

   11/24 長すぎて入らなかった部分を別記事で追記

腐女子こそ夢小説を書くべき論」が話題になって「よくぞ言ってくれた」と喜んでいる人と記事自体に怒っている人がいた。

記事自体に怒っている人、とりわけ「腐女子こそ夢小説を書くべき論」を読んで欲しい層として想定された(と思われる)「腐女子」以外の人について考えてみた。

腐女子こそ夢小説を書くべき論 - 模索中

腐女子以外で、この記事に対して怒っている人たちに、自分たちを「自己投影勢」と自称している人たちがいる。

自己投影勢」とは?

夢小説を愛好する方の中で、主にガチ恋勢などと言われる人たちのことだ。

彼女らは、夢小説に出て来る名前変換が可能な「主人公」に自分だと思いながら、夢小説を読む。

私は怒っているので、キツイ言い回しになっているかもしれない。

この記事を書いている私は、彼女ら「自己投影勢」の「腐女子こそ夢小説を書くべき論」に対する反応に怒っている。

私が怒っている対象は「自己投影勢の肩身が狭くなるから、こういった記事を書いて腐女子が書く夢小説を増やしてほしくない」と言っている人たちだ。

自己投影全般に怒っているわけでもないし、嗜好について私の理解が及ばないと思っていても馬鹿にもしていないし、気持ち悪いとも思っていない。

彼女らに私の嗜好を貶され、排除しようとされない限りは、はっきり言って、彼女らがどう思っているかは興味がない。

嗜好を名指しして「布教をするな」と言われたのでなければ、この記事を書くことはなかった。


上記の自己投影勢の説明ではあまりにいい加減なので、ある程度、前提条件を絞りたいと思う。そのために私の自己投影名前変換に対する考えを記述する。

私と同じ考えだと自信のある方は飛ばしていいと思う。

目印として本題に入る部分に矢印をいっぱい付けておくのでそこまでスクロールして欲しい。


私のスタンスとしては、他人が書いた小説主人公自分だと思いこむことは特殊技能であると思っている。


これは、キャラ恋人自分だと妄想することとは別の話であることを留意してもらいたい。

誰かの恋人になった自分空想すること自体は、誰もが抱くことのある欲求ひとつであると私は思う。空想し、それを作品アウトプットすることもまた、ありふれた行動であると思う。

しかし、小説という作品媒体になったものを読むとき登場人物が「自分だ」とはっきり信じることのできる人は多くないだろう。

これは感情移入とは異なるものだと私は思う。

映画や本を読むときに、話者となる登場人物感情移入してストーリーを疑似体験する。これは基本的エンターテイメントだと思う。

感情移入する登場人物主人公に限らない。幼少の頃に見ていた映画大人になって見ると、幼少の頃に思い入れ登場人物とは別の人物気持ちになって泣いてしまった、ということはよく耳にする話だ。

さて。このとき観客あるいは読者は、登場人物登場人物であって、自分とは別の個体であることを認識している。境遇自分に重ねることはあっても、自分ではないと分かっているはずだ。

ここでいう感情移入共感意味だと思う。

腕にひどい怪我をした人物を見て、自分の腕が痛い気がして顔をしかめる。怪我一つない自分の腕を押さえる。これが共感だ。多かれ少なかれ、誰しもが持っている感覚だといえる。

共感」は人間社会生活を円滑にする上で欠かせないものだ。一説では、サイコパス共感的な感覚先天的に欠いているのだという。共感が出来ないからと言ってその人がサイコパスであるとは限らないことに気をつけたい。

この共感が強すぎることで、映画テレビを見るのが苦痛だという話が、しばらく前に話題になったと思うので、「共感」というものがピンとこない方はそっちを覗いてみるのがいいかもしれない。

"恥をかくシーン"が苦手な人たち

話は戻って、名前変換によって、いくら登場人物自分名前を冠しているからといって、主人公自分だと思い込む、ということは「共感」ではなく「同一化」に当たるのではないだろうか。

サイコパスの話を持ち出してしまったが、専門用語としての話ではないのでその点はご理解いただきたい。

自己投影と称している人の中で完全な「同一化」ができる人はそう多くないのではないだろうか。多くの人が、夢小説の中で恋愛をしているのは小説の中の「わたし」であって、今この世界にいる「わたし」でないものだと折り合いをつける。

自己投影ってなんだっけ - めもかん。

この記事を書いた方も、おそらくそうだろう。

2は、1よりちょっとだけ現実の私と切り離されている。 なんというか、原作世界二次創作世界パラレルワールドだと認識しているのはこの層が多いんじゃないかなあ。 その世界の「私」となって、キャラと接するのがこれに当たる。

「同一化」と書いたものをこの方のいう1とするならば、2は「折り合いをつけている」人たちのことだろう。3の話はここではしない。

この折り合いが付けられた状態は、映画を見て登場人物共感して涙することと差がないように私は思う。


余談 コンピュータ名前変換 ゲーム夢小説

夢小説は、コンピュータインターネット回線の普及によってもたらされたジャンルであると思う。

それまでは小説といえば紙の書籍主体で、印刷物として市販されている小説主人公たちの名前は変えることができなかった。

それが、コンピュータの普及によってテキストの一部を自分名前に変えることができるようになった。これを女性向けとして利用した人が現れる。これが夢小説のはじまりだと思う。

夢小説の出現よりもひと足早く、ゲームでも主人公名前自分名前に変えることができることが「普通」になっていった。その片手で、インターネット上に公開された名前変換可能テキスト群が夢小説と呼ばれることになった。

一見違うもののように見えるが、双方デジタル化によって生まれユーザビリティの結果であり、本質的には同じものであると思う。

そこで、ゲームをしているユーザー自分名前のついた主人公を「自分だ」と思い込むことができるだろうか?

これは、できる人もいる、が正解だと思う。自分選択によって動きを変える主人公が、自分であると思う人もいれば、画面の中で動く人型のイラストを、自分が操っている操り人形だと思う人もいるだろう。

後者については、海外に多い「プレイヤー視点が画面になるタイプゲーム」のユーザー間では減少する可能性がある。ゲーム内のアバターアバターだと認識することは、ゲームプレイヤー自身アバター俯瞰する形になる、多くの日本産ゲーム特有感覚かもしれない。長くなりそうなので、ゲームでの視点の話はこの程度にしたい。

余談の余談

余談の最後に、私が思うゲーム夢小説の違いをまとめて、話を「自己投影」についてに戻していこう。

ゲームには操作性の問題がある。主人公の行動を自分で操る事ができる。この点が、ただ与えられたテキストを読むだけの「夢小説」とは大きく異なる点だろう。

夢小説の中に出てくる登場人物の行動を、読者は変えることができない。

夢小説の中に出てくる登場人物セリフを、読者は変えることが出来ない。

繰り返しになるが、自分意思とは違う行動を取り、違うセリフを喋る主人公に「共感」するのではなく、「自分だ」と思い込む、「同一化」する事ができるということを、私は特殊技能であると思う。

私の一歩先を行っているのかもしれない、とも思う。


同担拒否」を自称する方たちに対して、いくつかの疑問がある。

まず、私が思うのは彼女らは何を読んでいるのだろう?ということだ。

人が書いた小説を読めば、必ず違和感が生じるだろう。お母さんが枕元で、主人公名前子供名前に置き換えて読んでくれることとはわけが違う。クラスメイト貴方主人公小説を書いてもらい、プレゼントしてもらうのとも違う。

ただ、スクリプトを使って文字列自分名前に置き換えているだけだ。

好きな食べ物も、癖も、言い回しも、得意な教科もすべて変換するわけにはいかない。そんなに違う「わたし」とどのようにして「同一化」するのだろうか。

そして、彼女らは自分で書いた小説を公開するのだろうか?

自分恋人の話を綴った物語を公開して、自分と同じように彼を恋人だと思いこんでいる人が読んで、自分体験他人のものにされることが不愉快ではないのだろうか?

このあたりの感情の処理が、私には理解しがたい。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

本題にうつる前に周りくどく鬱陶しい話をしたのは、前提条件をはっきりさせておきたから、と断っておく。

本題はその「自己投影勢」がなぜ「腐女子こそ夢小説を書くべき論」に怒っているか

なぜ、私が「自己投影勢」が怒っていることに対して怒っているか

という話だ。

私がTwitter観測した限り、怒っている理由には大きく分けて2つあったように思う。私が見かけた2つの理由について話をしたい。

怒っている理由その1

自己投影勢」が馬鹿にされたと感じたか

だそうだ。

これは見当違いな怒りであると私は思う。「腐女子こそ夢小説を書くべき論」の中で、たしか

夢小説ってキャラ×自分なんでしょう」「わたし夢小説自己投影しないし」

など書かれている部分はある。

しかし、これは、この記事を書かれた方の意見ではないのだ。少なくとも私にはそう読める。

私が読むところによると、これは、世間から夢小説」に対して向けられている一般的感想だ。

偏見としてあげられる言葉を持ち出すことすら許さないならば、許さない人が偏見を持っている人にやめてくださいと訴えるべきだ。怒りを持っていく場所が違う。

誰が発言するかによって怒りが違うならば、それは貴方の心にある差別が原因だろう。胸に手を当てて心当たりを探ることをおすすめする。

そういうのもあるけどそれだけじゃないよ!


としているが、自己投影的な考え方を否定しているわけではない。むしろ、全体を通して自己投影は誰もが持ち得るものだと書いているように私には読める。

そもそも、「それだけじゃないよ!」は嫌っている人に嫌いなものをそのまま食わせる馬鹿はいないので「夢小説あなたが嫌いだと思っているものよりもずっと多様なものですよ」と話しかける言葉だ。自己投影を貶めることは書いていない。

行間から書いていない言葉を読み取るのはやめたほうがいいと、老婆心ながら言わせていただこう。

そのうち行間から呪詛を感じ取ってこの記事のせいで呪われたなんていい出しそうだ。

ちなみに今わたし貴方呪詛をかけている。嘘だけど。

怒っている理由その2

夢小説から自己投影勢が追い出される、

というものだ。


はっきり言おう。私にはこの感覚がまったく理解できなかった。そして、これを理解したことによって怒っている。

夢小説のはじまりは、自己投影にある、と言っている人がいた。これは当初のことがわからないので、間違っているかあっているか問題にしない。

私がこれに対していうことがあるとすれば「だから何?」だ。

から? 幼稚園児が遊び場の権利を「すべり台わたしが先に使っていたのでわたしのものです」と主張するくらいにどうでもいい。

余談としてゲーム夢小説の部分で触れたが、主人公名前を変えるという考え方自体は珍しくない。それを二次創作に使うことは、誰にでも思いつく可能性があったことだと私は思う。

夢小説流行り始めた当初、このスクリプト自分で書くことのできる人は少なく、多くの人が他人からこれを借りた。

その借りた先の人が「夢小説」あるいは「ドリーム小説」と読んでいたのなら、これは自己投影云々についていた名前ではなく、名前変換というシステム自体につけられた名前であると私は思う。

異論はもちろんあると思うが、自己投影がたしか原初であったとしても「だから何?」と私は返すだろう。

夢小説ルーツでの幼稚なマウント以外に、私は「追い出される」という感覚理解できなかった。なぜなら、10年以上も前から自己投影勢もあったし、オリキャラ勢もあった。共存していたのだ。

古の超大手夢小説検索サイト「ワンドリサァチ」さんのキャッシュからも、当時から細かく別れていた傾向のチェックボックスを見るとわかるのではないかと思う。

ちなみにワンドリサァチさんがページ消失したのはかなり昔のことだ。ワンドリサァチさんの消失夢小説界隈を、まるで神に言語を乱され方方に散ったバベルの塔逸話のように、引き裂いた。

夢小説史はさておき。なぜ突然、オリキャラ勢が押し寄せてきて……なんていいはじめたのか。

しかに数年前から「夢主はオリキャラです」と発言やすくなったことは感じているが、これはオリキャラ夢主で夢小説を書く人たちが、仲間を募り、自身創作を楽しんだ結果であると思う。彼らは自分たちで、自分たちの楽しむ場を作った。これに嫉妬しているとしたら、理解に苦しむところだけれど、同担拒否です!この小説は私じゃないので読めません!なんて言って、他人牽制しまくっている人がいるのなら、仲間が増えないのは当然だろうと思ったのでこの点は言及するのはやめておこうと思う。

私にとっては、自分の好みではない作品が増えたところで、自分の好きなもの絶対数が変化しなければ、どうでもいいことだったのだが、彼女らにとってはそうではなかったらしい。

問題になった「腐女子こそ夢小説を書くべき論」では、腐女子BL主題として扱った夢小説を書くことを勧めている。

このことに対してアレルギーを起こしたように反応している人たちがいた。

腐向け」という言葉が目に入るだけで、不愉快なのだそうだ。

そもそも、オリキャラ夢主と自分の推しが恋愛しているという情報自体が気に入らないのだそうだ。

腐女子が参入することによって、腐向けでもあり夢小説でもあるものや、彼女らにとって不快ものが増えることによって、住処を追われるのだそうだ。

先述の通り、昔からオリキャラ主人公とする夢小説存在していた。

夢小説を愛好する人の中には「腐向け」を嫌う人は多い。しかし、夢小説の中には「腐向け」の夢小説BLDと呼ばれるものもある。BL夢小説彼女らが何を思うことにも関係なく、すでに存在する。

はっきりいいたい。「何様のつもりだ」

インターネット上は公共の場所だ。不愉快ものを見ることもあるだろう。しかしながら、貴方にとって不愉快ものは、誰かにとっての大切なものだ。それを見て貴方が気分を悪くするだけならいい。

気分が悪くなるから、遠慮しろ、肩身を狭くしていろ、というのは傲慢がすぎるのではないか

腐女子も好きなジャンルで、自分が好きなカップリングとは受け攻めが逆のカップリングが増えてしまうこともあるだろう。逆CPは見るだけでイヤだという人も多いだろう。しかし、だからといって自分の気に入らないCPをの悪口を言ったり、そのCPが増えてほしいという人に、私の地雷から布教活動をしないで下さい、と訴えることを考えて欲しい。

私なら人混みで鳩尾に肘を入れるし、靴を踏む。(暴力はよろしくないと思うがそれくらい腹立たしい)

貴方自身の当然の権利と思って言っているそれは、これと同じことだ。恥を知るがいい。


マナーやら何やらで加工して訴えようと、本質は変化しない。貴方自分不愉快からと、他人活動制限しようとしているのだ。いかなる理由をつけようと「布教活動するな」と訴える行為正当化されないことを覚えておくべきだ。


腐女子の人が「自分の好きなものではないので書かない」ということとは、わけが違う。

自分の好きでないものに増えてほしくない、という権利貴方にはない。

そして、自分の好きなものが数で負けるなら、その分は貴方がかけばいい。貴方布教して増やせばいい。貴方夢小説を読んで楽しいと思った人が、同じような小説を書くように努力すればいい。

他人の足を引っ張るだけの行為生産性がない。

あと、検索で引っかかって云々とか言うな軟弱者。心を鍛えろ。

自分の行動の責任自分で背負え。

蝗に怯えて耕作を怠るな。実りのない田畑では人も増えない。

心優しい私は、対処法をあなたに教えてあげようと思う。心して聞くがいい。

Webブラウザ上の文字列検索して非表示にするNGワード導入しろ。それくらい自分で調べろ。

最後に、そんな発言をしている人が存在するのか疑問に思う人もいるだろう。それでもツイート引用することは控えたことの意思は汲んでいただけたらと思う。

この長ったらしい文章攻撃目的ではない。軽はずみな発言をした人に自分発言を省みてもらうことが私の望みだ。

Permalink |記事への反応(2) | 19:16

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2015-11-30

オタクの男だけが特別スケベじゃないのと同様に、女性の中で腐女子や女オタクけが特別スケベなはずないから彼女たちが描くエロ漫画ぐらいのスケベさを一般の女性も持ってるはずだって考えると夢が広がる

中学生女子が書いた稚拙エロドリーム小説だってそうだよね

あの程度のエロ発想力を世の女性も持ってるはずなんだ

ただしどちらにせよ主役が自分ドリーム小説場合は相手が好きな男(アイドルだったり二次元キャラだったり)だし、腐女子場合は好きな男キャラと好きな男キャラホモ設定なわけだから、結局女性は好きな男だけがエロ対象なんだろうなあ

男の場合は「普段は気に入らないあの女を裸に剥いて俺のちんぽでメスにしてやる!」みたいなやつもあるもんね

女性向けではそういうの人気なさそうじゃん

Permalink |記事への反応(0) | 22:53

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2014-10-04

小説投稿サイト一覧

サイトジャンル作者登録ルビ挿絵アクセス解析EPUBPDFモバイルSSL料金開始
作家でごはん!自由不要-------無料1998年
ノベリスト.jp自由必要-----無料2009年
星空文庫自由必要-無料2010年
ふみふみ自由必要----無料2008年
dNoVeLs自由必要----一部有料2008年
FC2小説自由必要------無料2008年
のべぷろ!ライトノベル必要----一部有料2009年
小説家になろうライトノベル必要--無料2004年
アットノベルスライトノベル必要----無料2009年
ライトノベル作法研究所ライトノベル不要-------無料2004年
ラノベジェネレーションライトノベル必要------無料2010年
Arcadiaライトノベル不要-------無料2000年
小説カキコライトノベル
二次創作
不要------無料2007年
SS投稿速報二次創作必要------無料2014年
すぴばる小説部二次創作
ドリーム小説
必要-----無料2011年
QBOOKS短編必要------無料1998年
jyunbun純文学不要------無料2010年
幻創文庫官能小説必要-----無料2004年
PiPi's World『投稿小説』官能小説不要------無料2002年

Permalink |記事への反応(3) | 00:36

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2013-06-08

ねとぽよさん、知ったかぶり勝手なことを言わないでください


夢小説JavaScriptによる”圧倒的な不可能性”の実現だった | POYONETねとぽよhttp://news.netpoyo.jp/2013/06/646

があまりにも現実から離れていたので我慢できずにいくつか突っ込みをいれていきたいと思います

夢小説とはなにか

もちろん、こんなもの脳内にとどまるべき、ちょっと恥ずかしい妄想なのですが

妄想はしている人の勝手です。それを書き出すのも書き手の勝手です。

脳内にとどめるべき」だなどと外野から言われたくありません。

BL vs夢小説!?

夢小説HPには「BL読者の方は回れ右で」と書かれていることが多く、逆もまたそうです。

ドリーム小説 サーチ」で検索するとトップに結果が出るサーチサイトDream Scope - 夢小説(ドリーム小説/名前変換小説)非公式サーチさんで調べてみました。

50個の個人サイトさんの注意書きをすべての読みましたが、「BL読者の方は回れ右で」に類する文章を掲載しているサイトさんはひとつもありませんでした。

また、逆のBL二次創作でも、pixivざっと見ればわかるように、「ドリーム小説読者の方は回れ右です」などと書かれているところには、少なくとも私は遭遇したことがありません。

実は、自分名前を入れるだけではありません

実際、夢小説はどんな女の子名前入力しても良いように、主人公は無個性場合が多いです。

個性ドリーム小説主人公もいますが、きちんと設定されたプロフィールを持つ主人公も少なくないです。これについては統計しませんでしたが、「夢主人公交流」と呼ばれる、書き手さんがお互いのヒロイン交流を描くような作品もあります。「主人公が無個性場合が多い」が間違いなのはある程度ドリーム小説を読めばわかることです。ドリーム小説シチュエーションを重視するものばかりであれば無個性主人公でもかまわないでしょうが、実際には物語としての魅力がたっぷりドリーム小説のほうが多く、そのような場合、無個性主人公ではストーリーが成り立ちませんし、キャラクター主人公に惚れることに説得力を持たせようと思えば、無個性主人公ばかり書いていられないでしょう。

ちなみに、腐女子の中には、好きな男性キャラクター名前入力して、マイナーCPを求める気持ちを夢小説で紛らわしていた人もいるようです。

ここまで調べておいて話に出てこなかったのはすこし不思議なのですが、きちんとした「BLドリーム小説」というものがあります一言にすれば男主人公ドリーム小説です。つまりドリーム小説を読む人がBLも読む場合も確実に存在するわけです。

腐女子過去語りをしたり同性カップリングへの嫌悪を語ったりするだけであれだけ話題になるはてなですから腐女子に謎のフェチというか、オリエンタリズムでも感じてるんでしょう。ドリーム小説についても同じこと。また、女子による女子の内輪の内部告発を好む、趣味の悪い方も少なからずいらっしゃるようですね。

ですが、腐女子についてはそれこそpixivでいくらでも誰かのフィルターを通した過去語りではなく実際の二次創作が見られますし、ドリーム小説だって検索すればいくらでも読むことができます。実態を知ることは簡単です。でも、それだけのことすらしようともしないで、目についたというだけで例の過去語りやらなにやらを読んだだけでお手軽に意見を言うくらいの人には、腐女子ドリーム小説のことにはほんとうは興味なんてないのでしょう。そんな完全に外野にいる人たちに腐女子ドリーム小説のことを知って欲しいとは思わないし、外野からねとぽよさんが言うところの「女の子文化」に対する勝手批評も批判も欲しくありません。

今回のねとぽよさんのドリーム小説についての記事も、実態を知ってもらうという点では悪くないでしょうがドリーム小説カップリング二次創作に対して一人一人が持っている感情は違うのに、それを無理やり実情とは離れた不確かなひとまとめにして上辺だけなぞった記事として発信するのはいかがなものかと思います

Permalink |記事への反応(1) | 15:35

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2013-06-06

ヲタク腐女子百合厨と以下略(なんか追記)

以下の3件の記事を読んで、ふっと自分のヲタク腐女子)の遍歴ってどうだっけと思ったのでチラ裏

オタク女子中学生の「エロドリーム小説」文化http://anond.hatelabo.jp/20130603001406

オタクが抱える闇 http://anond.hatelabo.jp/20130605031038

ホモの嫌いなヲタク女子 http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881

あっちこっちに話題が飛ぶうえに、特にこれといった主張もなく長い。やまなしおちなしいみなし。

※旧タイトルヲタクと百合厨と腐女子以下略」の語呂が悪かったので改題しました(6/7)


ヲタク」と「腐女子」と「百合厨」と「ドリーマー」と「乙女ゲーマー」とを比較考察してるとかでもなく、

そのすべての属性を微妙に拗らせてしまった雑食腐女子チラ裏です。

寝てなくてテンションおかしいです、気にしないでください。

「三行でくれ」って書かれたので一句、「腐女子にも いろんな属性 あるんだよ」



ヲタク腐女子なのか、腐女子ヲタクなのかいまいちわかっていない。

カテゴライズに関しては「まあ、腐女子いいんじゃない? BL好きなのは事実だし」くらいの認識。

でもこのチラ裏書いてたら腐女子っていうよりどう考えても百合厨。


元から素質はあったんだろうけど、ヲタクに目覚めたきっかけは「劇場版機動戦艦ナデシコ」だと思う。

これの公開年が1998年なので、まだ私が小学生の頃ですね。

とはいえ、うちの家庭はマンガとかアニメとかに厳しいどころか寛容な家庭だったし、

小学校に入ったあたりから、毎月、月刊少女マンガ雑誌を買ってもらっていたので元々ヲタクだったのかもしれない。

小学生の低学年の頃は「なかよし」を読んでいて、ちょうどその頃にセーラームーンが連載されていた。

応募者全員サービスセラムンネックレスとか親にねだって応募して貰ったよね。

先日、ちょうど私等世代向けのセラムンコスメが出たけど幼心にセラムンは憧れだったよね。

憧れだったとかいうわりに、好きだったキャラ蛍ちゃんなあたりに、

その十数年後に「ルリルリかわいいよルリルリ」とか言い出すロリコンの片鱗が窺えるのだけども。

未だに私のヒロイン不動の一位は電子の妖精ホシノルリですよ。

ルリルリはマジ電子の妖精。


覚えている限りだと、私の小学生時代に放映してたアニメといえば、

セーラームーン赤ずきんチャチャケロケロちゃいむ魔法少女レイアース、とかそのあたり。

弟がいたのでドラゴンボールジャングルの王者ターちゃん南国少年パプワくんあたりも見てました。

魔方陣グルグルとかね、クラスの男子とマンガの貸し借りしてたな~っていう懐かしさ。

GS美神とかスラムダンクとかるろうに剣心とか、アニメ関係はあげるとキリがない。

飛べ!イサミなんかも大好きでしたね。

NHKの公式youtubeで配信してくれないかなって思ってるんですが難しいのかな…

らんま1/2再放送で見てたんだっけどうだっけ。覚えていない。

少女マンガは最終的に白泉社系に、少年マンガはWJとサンデースクエニに落ち着きました。

あとは作家買いで、自室の本棚の統一性が皆無です。おもしろければなんでも読みますよ。

まあ、とにかく、マンガアニメで育った自覚はある。


劇場版機動戦艦ナデシコ」は、本当に印象に残っている。

ヲタクに関しての「原体験」の作品といっても過言ではないと思います。ほんっとにね、好きだったの。

劇場版を見たその日に、小学生女児のなけなしのお小遣いで角川から出版されてた、

機動戦艦ナデシコ ルリの航海日誌(上/下)」を揃えたのも懐かしい思い出。

アニメ版を見ずに劇場版を見るという、今では考えられないような暴挙だったのだけど、

その後にアニメ版は母親にねだってレンタルビデオを借りてもらって全話観ました。

アキトさんの印象が劇場版と違い過ぎてびっくりしたり、「明日の『艦長』は君だ!」のノリにぽかんとしたり。

アニメ版劇場版の空白の二年間をOVA化してくださいと願い続けて早15年、未だに願いは叶っていない。

空白の2年間の小説版(「機動戦艦ナデシコ ルリ AからBへの物語」)は読みましたが、やはりアニメで観たい。

あ、同監督の「モーレツ宇宙海賊」の第4話の電子戦のシーンが佐藤竜雄監督節炸裂で大好きでした!

モーパイの細かいテンポがナデシコのテンポで、なんかすごく嬉しくなりながらアニメ観てました。

戦うヒロイン茉莉香はかっこいいし、ツンデレなチアキちゃんもかわいいしね!

原作の「ミニスカ宇宙海賊」は途中まで読んで止まって、いま、す…

閑話休題


ヲタクを自覚しても、生活が変わるわけでもなく、普通にマンガ読んでアニメ観てました。

スレイヤーズは観ていないんだけど、セイバーマリオネットシリーズバトルアスリーテス大運動会とが妙に印象に残っている。

バトルアスリーテス大運動会、ほんと視聴者置いてけぼりの超展開だったけど今見てもたぶん超展開なんだろうな。

ナデシコと同時期に放映してたエヴァンゲリオンリアルタイムではなく、

中学生になってから友だちに借りたビデオで旧劇場版まで含めて全話観ました。

新劇場版はCG技術が進歩しててエヴァと使徒の動きがぬるぬるでテンションあがるのだけど、

ストーリーがかなりはしょられてて「シンジくん…」となるので、うん…アニメ版が好きか、な…


腐ったのは、中学生に入ってから。中学一年生

たまたま本屋で手に取った雑誌が「COMIC BOXジュニア」というありがちな罠でした。

このトラップに引っ掛かって腐女子に目覚めたパターンって多いと思う。知り合いにもけっこういる。

折りしも、フジリュー版の封神演義が腐の全盛期で、そっから転がり落ちるように腐女子に……

なったかと思いきやなぜか初っ端から女体化を拗らせました。未だに女体化厨です。三つ子の魂百まで。

ちょうど腐った時期とネットが普及し始めた時期が重なってしまって、

ずぶずぶとそのまま腐女子沼にはまり、未だに抜け出せずにいますが、

別にもう死ぬまで抜けださなくてもいいかなって思ってます。ヲタク腐女子)生活、楽しいし。


ホモ嫌いのヲタク女子の方(http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881)が、

「ノマカプは少ないんだよ!」って憤ってらっしゃったけど、それはよくわかる。

腐ってたわりに初めて開設したサイトがWJの男女カプサイトだったのだけど、圧倒的少数派でしたね。

サーチとか「腐向け>(越えられない壁)>男女カプ」だったけど、

少ない男女カプのサイト管理人さんとわいわいやっていた記憶があるので、少数派も少数派でけっこう楽しかった。

そういえば、初めて行ったイベントも男女カプのオンリーイベントだったな。まったりしてました。

根っからの雑食性というかこだわりがないというか、

CPも固定ではないうえ男女カプも腐向けも夢小説も読むし書くしなので、

腐女子」だとか「女ヲタク」だとか、そういうカテゴライズ関しては何も思ったことはない。腐女子だし。

そして、男女カプもいける腐女子であるうえに、けっこう重度な百合厨でもあるんですよね……。

ホイッスル!の有紀ちゃんと麻衣子ちゃんとか、NARUTOサクラとイノの関係がすごく好き。

テニプリだと桜乃ちゃんと朋ちゃん

BLEACHの夜一さまと蜂砕ちゃんはいい百合でした、久保先生本当にありがとうございます

WJは何気に良質な百合が転がっているので侮れない。

百合に関して語り始めると、明治大正の女学校の「エス」から語り始めるのでちょっとお口にチャックしますね。

「エス」って何?という方は、wiki先生でざっくり調べてね!吉屋信子さんの「花物語」が代表的だよ!

エス (文化) -Wikipediahttp://j.mp/1b8ivVQ

あまり商業誌の百合は好きではないのですが、宮木あや子さんは好きです。

「花宵道中」の中に収録されている百合の話がとても好き。「雪紐観音」の緑と三津。

マリアさまがみてる」は「お釈迦さまもみてる」とセットで楽しんでます。

初代?白薔薇さまロサ・ギガンティア)こと佐藤聖さまが好きですね。祥子さまと祐巳ちゃんの姉妹は微笑ましい。

腐女子とか言いながら腐った話より百合の話の方が長いですね…好きだからしょうがない…

CPにしろ男女カプ/腐向けカプにしろ「○○じゃなきゃだめ!」というこだわりがないと気楽なもので、

その時その時の流行に手を出して楽しんで生きてます。

無節操と言われても、楽しめる範囲が広いとやっぱり楽しい


ニコ動がγになった(07年かな?)くらいからニコ動にいるけど、

アイマスとかボカロとか東方とかも視聴する方で楽しんでる。

え、アイマスアニメでゼノなんとかさん? そんなのなかったよ?

あれはあれでオリジナルでやればおもしろかったと思うんだけど、なんでアイマスでやったんだろう。

東方はシューティングゲーム苦手すぎて挫折しました。

EASYモードすらクリアできないゲーム音痴の悲しさに泣きながら、東方二次聞いたり見たり。

東方もいい百合っぽいからゲームストーリー把握したいんですけど、ゲーム苦手すぎて(以下略

ボカロはミクさんが発売されてランキングで見掛けるようになった頃から知ってるけど、

ここまで発展するとは思わなかったな~っていろんなメディアミックス展開を見掛けるたびに思う。

既にまったく付いていけないのでつまみ食いです。

MikuMikuDanceから派生した、MMD界隈は別のジャンルでも見ますが、ほんと凄いですね…



「女ヲタクが抱えている闇」で「エロゲ」を好きになって~とあったけど、

腐女子で男性向けも好きな女ヲタクって、そこそこいますよね。

あと、腐女子界隈の一部もけっこうえぐいの好きだったりするから、

痴漢・搾乳・孕ませ・NTR・近親相姦・欠損・カニバ もさして抵抗がなかったり。

二次創作におけるSM好きとかやたらと多いんですけどなんでなのか。

Fate/Stay nightプレイした時に、友だち(腐女子)から「沙耶の唄」を薦められて未だにプレイしていない。

Fate/Stay nightは素晴らしかったです。百合厨なんでセイバールートの初っ端エロシーンに

「キタワァ.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*☆」ってなりました。

凛√(UBW)がのトゥルーエンドが好きでしたね。凛ちゃんが好き。

最近だと「小説家になろう」さんの男性向け18禁小説サイトノクターンノベルズあたりでちまちま男性向け読んでます。

個人的に、歳の差が好きなのもあって、年の離れた近親相姦ものが好きなのですが(特に兄妹もの)、

近親相姦醍醐味は幼女の調教だと思うので、妹が女子高生設定だったらしょんぼりします。軽くキレます。

わかってねぇよ!近親相姦ものの醍醐味は幼女の調教だろ!性的知識どころか一般常識すら知らない幼気な幼女を自分色に染めてこそだろ!

と呟いたら、同好の士に「わかる、すごくよくわかる」って納得されました。

幼女が!好きです!でも、Yesロリータ、NOタッチ!現実でお触りはだめ!幼女は愛でるもの!

幼女といや「COMIC LO」だと関谷あさみさん好きです。「YOUR DOG」とか。

メガストアだと米倉けんごさん、竹村雪秀さん(字間違ってましたすいません)

男性向け成人マンガといいながら、女性の作家さんが好きなのは、作風の関係だと思います。

あとチョイスが古いのは購読してるわけじゃなくて読みたくなったらその時人気のを読んでただけだから。

たまに読みたくなるんですよね、男性向け成人マンガ

成人マンガじゃないけど、フェチものとしてはSMの「ナナとカオル」が素晴らしいですね。


ヲタク腐女子、百合厨、男性向け、と来て残るは乙女ゲー属性なんですが、これもまた普通にやります。

私の場合は、キャラクターに恋をする(入れ込む)というよりも主人公との男女カプ的に楽しんでます。

もちろん、「○○かわいい!」っていう贔屓なキャラはおりますが。

今だと「うたの☆プリンスさまっ♪」のアニメが毎週おもしろくて本当に腹筋が辛い。毎週超展開。

ゲームのrepeatだけプレイして残り積んでるけど、repeatもかなりの謎展開でした。わけがわからない。

twitterでHE★VENSの3人の声が、グリリバ小野D・代永と流れていたけど真偽はいかに。

あとコナミの無料ソーシャルアプリゲームの「ときめきレストラン☆☆☆」が時間泥棒で困ります。

課金しなくても楽しめる高クオリティ無料ゲームお薦めです。透担。少年が好き。

こうやってひとはダメになっていく。

あ、「三国連戦記 思い出がえし」の発売(6/6)おめでとうございます。PSP版になったら買います。


ここまで手を広げてしまったので、財布的な意味で

特撮沼と2.5次元だけにははまるまいと思っていたのにテニミュには落ちました。

1stの全立が好き。兼ちゃん真田が好きで好きで。変な声が出る。

くぼべはスルメ。噛めば噛むほど味が出る。ドリライ7で雌猫ってくぼべに呼ばれたかった(´・ω・`)


年齢が近いこともあって、

オタク女子中学生の『エロドリーム小説』文化(http://anond.hatelabo.jp/20130603001406)」は、

黒歴史がりがり掘り起こされるくらいにまんま辿ってきた道なので読んだ同年代腐女子たちと

「こwれwはw死ぬwwwwww黒歴史過ぎて辛いwwwwww」

「Pixivに名前変換機能付いたら今の子もガンガン黒歴史量産するのにねwww」

黒歴史量産して十年後にのた打ち回ればいいのにねwwwwww」

と笑っていました。Pixivに実装されないかな、名前変換機能。

今なら黒バスになるのかな。私の頃はホイッスル!テニプリだったけど。



寝れてないテンションでつらつらつらつら思い浮かんだことを書き殴ってみたけど、

何が言いたいのかさっぱりわかりませんね。自分でもわかりません。

脳内がぐるぐるしていたので、とりあえず吐き出したかっただけです。


腐女子」と一括りにされる界隈も、突っ込んでみればそれぞれ属性があったり、

その属性があちこち重なってたりで、食わず嫌いせずに関わってみるとかなりおもしろいです。

気を抜くと相手の守備範囲の沼に勢いよく引きずり込まれかけますが、堕ちても楽しい、よ……



【追記】

追記なのに長いよ!

以下のメインは、チラ裏というか、私の周囲の腐女子の方々についてというか。


日常生活においては「ヲタクであることはカミングアウトしてません。

腐女子趣味たるや言わずもがな、です。別にtwitterとかあるからまったく困らない。

有川浩さんとか小野不由美さんとか宮木あや子さんとか、一般文庫も読むので「本が好きです」くらい。

まあ、実際は十数年来のコバルト文庫電撃文庫愛読者なんですけど、

日本人のお得意な「本音と建前」というやつです。

有川浩さんなんかはドラマ映画化されているので、

今なら「『空飛ぶ広報室』の作者さんですよ」で終わりますしね。

残念ながら、非リア臭は隠せてませんが非リアなのは事実なのでいいです。

恋愛する暇あったら本読むかアニメ観るか寝ていたい。まるでダメなヲタク


ちょうどネットが普及し始めた頃にヲタク腐女子)になったので、

これといって飢餓感を覚えることなく生きて来てます。

類は友を呼ぶらしく、気付けばヲタク友だち(腐女子仲間)も年々着実に増えますし…

そしてその影響でまた新しいジャンルに手を出してどんどん広がっていく守備範囲

風の噂で腐女子は「逆CPで戦争を起こす」とか、「ジャンル浮気は叩かれる」とか聞きますが、

私のタイムラインはものすごくゆるいので、自ジャンル(これ腐女子特有の用語らしいですね)をホームに、

その時の盛り上がっているジャンルでけっこうみなさんわいわい楽しんでいます。

去年末あたりはFate/Zeroの影響からFate/Staynightプレイ者続出でした。

200人弱のフォロワーなのに、軽く片手以上がプレイしてました(全員女性です)

今だと黒バスと進撃とうたプリとときレスかな。

同時並行でジャンルを2,3掛け持ちとか多いです。


私のフォロワーさんは、基本属性腐女子」なのですがその中でさらに細かくカテゴリを分けていくと、

アニメ

マンガ少女マンガ少年マンガ青年誌問わず)

・小説(ラノベ、一般文庫)

ゲーム戦国BASARAテイルズアトラス系、乙女ゲー音ゲーアイマスとか)

声優ファン

三次元(洋画、芸能、舞台、男性/女性アイドル

・2.5次元(テニミュとか忍ミュとか)

・特撮好き

・MMDなんかの動画系

ローラン(サンホラー)

把握しているだけでこんな感じでしょうか。

当然、単一特化ではなく複数項のカテゴリに足突っ込んでる。ニコ動は最早嗜み。


それぞれ特化しているものものは違いますが、ゆる~く繋がってます。

ちなみにジャンル柄、ガチのミリヲタと歴史ヲタ(世界史/日本史問わず)もいます。

私は歴史もの好きだけど、詳しくないので観るだけですが「坂の上の雲」は素晴らしかった。軍艦かっこいい。

評判よくなかったですけど「平清盛」も私のタイムラインでは人気でしたね。ほら、ライバルってBLの王道ですし…

三次元は、KABファンとハロプロヲタ、モノノフがいます。ジャニ好きとかも。他は把握してない。

私はももクロちゃんが好きです。みんなかわいいので箱推し

改めて書き出してみるとカオスだな…と思いますが、特に衝突もなくゆるゆるっとやってます。

「○○興味あるな」って呟くと、「○○いいよ!」「××からがお薦め!」と

それぞれの沼に引きずり込もうとあちこちから手が伸びてくるので誘惑を振り切るのに必死ですが。

たまに、引き摺りこまれます。そして、悔しいので別のところに引きずり込みます。


最初に挙げた増田の記事を読んでいると、他人事ながら「生き難くかろうな」と思います。

他人の萌えと自分の萌えが完全に一致するわけないとわかっていると、わりとなんでも楽しめます。

数学の集合みたいに、一致して重なった部分で盛り上がれればそれでいいというスタンスだと気が楽。

同じジャンルにいるのに逆カプの人とかよくいますし、それで揉めたこともない。

数年くらいジャンル被らないとかもざらです。

でもそういう人ともゆるくどうでもいい日常の話題で繋がってます。

ジャンルの切れ目が縁の切れ目になっていた昔と違って、

ジャンル違っても緩く繋がれているtwitterは本当にありがたいものです。



読んで「あるある」おもしろかったので忘備録程度に↓

少女漫画脳だから恋愛に興味が持てない」(あるいは神風怪盗ジャンヌの背中)

http://mogmog.hateblo.jp/entry/20120601/1338560962

この記事おもしろかったんですよね、すごくよくわかる。

恋は二次元のもの三次元は、ぶっちゃけどうでもいいよ。




いいからお前は来週末〆切の夏コミ原稿やれよ。

Permalink |記事への反応(3) | 14:18

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2012-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20120115021001

腐女子はほぼ必ずホモBL乙女ゲードリーム小説意味はggr)・テニミュに代表されるミュージカル系・ジャニーズ・その他男性アイドルが好き。

これは微妙

ナマモノ(3次元)は一切受け付けないのもいるし、ドリー夢NGって人もいる。

妄想甚だしく、自分の認めたカップリングに対して盲執的かつ排他的なのが一番の特徴だと思う。

Permalink |記事への反応(1) | 02:20

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腐女子という生き物

http://blog.livedoor.jp/nicovip2ch/archives/1737372.html

自分腐女子」と自認している腐女子像:やおい意味はggr)が好き。自分達の趣味世間で受け入れられないのを理解しており、公共の場では慎むのが最上マナーとされている。やおいBLが好きではない(あるいは嫌っている)女オタは腐女子に含まれない。

まとめブログコメント欄等で蔓延している腐女子像:気持ち悪いオタ女腐女子はほぼ必ずホモBL乙女ゲードリーム小説意味はggr)・テニミュに代表されるミュージカル系・ジャニーズ・その他男性アイドルが好き。

こんな感じか・・・

腐女子定義って非モテ定義と同じくらい説明しにくいわ。

Permalink |記事への反応(1) | 02:09

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2010-03-29

自分までは正常だと思ってる

男版

エロなんか興味ねーよ!スケベ野郎きんもーっ☆(ノンセクではなく厨二の場合が多い)

          ↓dis

三次エロは見るけど二次エロなんて普通見ねーよ二次オタきもっ

お前らよく絵に興奮できるよなw萌え絵ってデフォルメされすぎててキモい

          ↓dis

二次エロは見るけど二次ロリエロなんて普通見ねーよロリオタきもっ

フィクションとはいえ子供に興奮するなんて人道的に間違ってるとは思わんの?

          ↓dis

二次ロリエロは見るけど三次ロリエロなんて普通見ねーよ犯罪者死ね

二次に被害児童は居ないけど、三次には明確に被害児童が居るから許せない!

          ↓dis

三次ロリエロ好きだけどなんか文句あっかクソボケが!

ロリコンは男の本能ロリ万歳!

 

女版

女なのに少年漫画なんか読んでるの?変わってるね…

          ↓dis

少年漫画読むけど、同人とかは私興味無い。

自分の作品を勝手にいじられるなんて、原作者が可哀想じゃん!

          ↓dis

主人公×ヒロイン同人萌え~w

この男女カプは作者公認だから萌えていいけど、ホモカプは明らかにキモいよね

          ↓dis

主人公×ライバル萌えライバル男はどう見ても誘い受です本当にありがとうございました

BL自己投影じゃないからキモくないけど、ドリーム小説とか乙女ゲー投影しすぎでキモいよね

          ↓dis

乙女妄想大好きなキモ女ですけど何か?

私ら何か人に迷惑かけましたっけ???^^

Permalink |記事への反応(1) | 13:05

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2010-03-25

自分までは正常だと思ってる

男版

エロなんか興味ねーよ!スケベ野郎きんもーっ☆(ノンセクではなく厨二の場合が多い)

          ↓dis

三次エロは見るけど二次エロなんて普通見ねーよ二次オタきもっ

お前らよく絵に興奮できるよなw萌え絵ってデフォルメされすぎててキモい

          ↓dis

二次エロは見るけど二次ロリエロなんて普通見ねーよロリオタきもっ

フィクションとはいえ子供に興奮するなんて人道的に間違ってるとは思わんの?

          ↓dis

二次ロリエロは見るけど三次ロリエロなんて普通見ねーよ犯罪者死ね

二次に被害児童は居ないけど、三次には明確に被害児童が居るから許せない!

          ↓dis

三次ロリエロ好きだけどなんか文句あっかクソボケが!

ロリコンは男の本能ロリ万歳!

 

女版

女なのに少年漫画なんか読んでるの?変わってるね…

          ↓dis

少年漫画読むけど、同人とかは私興味無い。

自分の作品を勝手にいじられるなんて、原作者が可哀想じゃん!

          ↓dis

主人公×ヒロイン同人萌え~w

この男女カプは作者公認だから萌えていいけど、ホモカプは明らかにキモいよね

          ↓dis

主人公×ライバル萌えライバル男はどう見ても誘い受です本当にありがとうございました

BL自己投影じゃないからキモくないけど、ドリーム小説とか乙女ゲー投影しすぎでキモいよね

          ↓dis

乙女妄想大好きなキモ女ですけど何か?

私ら何か人に迷惑かけましたっけ???^^

Permalink |記事への反応(0) | 16:37

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2010-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20100321081014

女性向け同人世界にはドリーム小説という

既存の作品世界自分の分身を登場させて男キャラにちやほやしてもらうという趣向ものがあると昔聞きました。

なんか男ってテンプレエロゲ主人公とかでも気にならないって言うか

興味あるのはヒロインなので男はどうでもいいと感じるけど

女性自分がちやほやされたくて

自分ではない女性がちやほやされるのに感情移入できない、

だからドリーム小説のように自分の分身キャラを創設するか

いっそ女性を排除して敢えて男キャラホモ化して自分の代替にするのではないか、

という説を昔どこかで読みました。

でもそれは違う、みたいな意見もあったかもしれません。

女心は達人の戦い並に難しすぎると思います。

ともあれ少なくとも母性愛はねーだろwww性愛だろwwwというのが僕の意見です。

Permalink |記事への反応(0) | 14:23

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2009-11-03

http://anond.hatelabo.jp/20091102180558

理想の異性を、そこに見出すということについては、たしかに私にも『るろ剣』の操ちゃんが理想女の子だった時期があったんですよね。高校時代あたりまで(スイマセン、古い話です。。。)そりゃ現実にはモテませんでしたし、勢いでできた他校の彼女さんも何回かデートしたらいつの間にかいなくなり、っていうどんよりとした青春でしたからね(笑)ルサンチマンを抱えつつ、脳内でそれで癒されてたり元気をもらってたんだなと。想像する材料が、原作テレビアニメを除くと、圧倒的に大きなお姉さん向けのドリーム小説アンソロジーマンガみたいなのしかなかったんで、仕方なくそれ読んでね。ときどきページをめくると腐女子向けの描写のほうが多くて泣きそうでしたけども(苦笑)それは誰にも言ってはいけない、隠しておくべき秘め事だったわけですよ。だっていくら脳内自分だけの物語シチュエーションを展開しても、所詮は二次元の住人なんですから。当時は脳内妻、という本田透が言い出した便利な言葉もまだなかったですしね。ああ、なんか初めてこういうこと書いた気がする(苦笑)

Permalink |記事への反応(1) | 23:53

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2009-09-11

二次元フィクション現実逃避??

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090910/1252545023

ラブプラス」に感じるごく私的な違和感

というエントリから。

前提の部分でアレ?と思った箇所

まず前提としてえろげだろうがギャルゲーだろうがなんだろうが、とにかく二次のすべては現実逃避だということだ。俺がそれ言うのはどうかと思うんだけど、とにかくすべては現実逃避だ。


なんかピンとこないんだよなあ

ギャルゲエロゲ乙女ゲ(ギャルゲの女ver)ドリーム小説と、その手の奴ばっかり私はやってるんだけど、現実逃避のつもりでやってるわけじゃない。

というか現実逃避には、どうやったってならないのではないかと思う

乙女ゲをやってるとき、それは紛う事なく乙女ゲをやってることひっくるめて「現実」であるのだから、どうしたって私が存在するのが「現実」である以上、現実逃避なんて成立しないんじゃなかろか。

私は現実から逃避するために乙女ゲをやってるわけじゃなく、乙女ゲをプレイするという現実を全力で生きているだけ。

耐性無い人には気持ち悪い発言が以下続きますが

二次元キャラに恋してますけど、それは現実から逃避してるわけじゃなく(まあ、別に逃避なんだといわれたら、それでもいいし、逃避と言われて腹が立つわけじゃないんだけど)現実として二次元キャラに恋をしている。恋をしている「私」は現実に存在している。「想い」も存在している。その「想いを向けた相手」が、我々と同じ肉体を持たない、というだけで、私が恋をしていることは寧ろ、どうあがいても現実でしかない。んじゃないかなあ…

前から疑問だったんだけど、どうして恋をする相手が二次元になるだけで、「現実でない」「現実逃避」となるのか。三次元に恋するのと、どう違う?相手が肉体を持っていないだけである。思考などはもともとどの道、三次元だろうが考えてることなんてわからないし、考えているかどうかさえ、実は証明できないのでは?

相手が二次元か、三次元か、ということは、別に相手が男か女か、とか、相手がドレッドヘアーか、坊主か、とか、相手がセロリが好きか、嫌いか、とか、そういう次元と同じ、些細な問題なんじゃないかと思う。

結局どれも、対象が違うだけで、自分が思いを抱いている事は同じ。自分に起きてる現象は同じ。全部現実に起きてる現象。

ただ相手の肉体がないだけで。

なぜかといえば、たった一人のたいせつな女性がいれば生涯を生き抜くことは難しくないのに対し、二次だけでは、人は生きていくことがかなり難しい。

これは私の読解力ちゅーか頭が悪いんだと思うけど、これが「なぜか」の理由にどうなってるのかイマイチ分からない……

もちろんそれが現実逃避であることをわきまえたうえで切り抜けることはできる。しかし、二次を、いやここではフィクションといおう、フィクションを完全な現実の代償として把握したとたん、おそらく精神は死を迎える。俺はそれをやろうとして失敗した。なぜ失敗したか。理屈としてはあたりまえの話で、フィクションキャラクター価値のあるものとするならば、現実に存在するものはすべて価値がないものになるからだ。そしてすべてが価値のない世界では、自分もまた無価値なものになる。自分が無価値であれば人は長くは生きられない。

太字は勝手につけました。

これも、太字部分のところが、よくわからない。

フィクションキャラクター価値のあるものとすると、どうして、現実に存在するものは全て価値がなくなるのか、が。

フィクションキャラクター価値があるし、現実のものも価値がある、という共存は充分可能だと思うのだが…というか、事実この世は今そうなっていると思うのだけども。

だいたい、フィクションキャラクターは、「現実」に存在しているんじゃないのか??寧々は、肉体(脳含め)を所持していないだけで、寧々という「キャラクター」は実際存在してるんじゃ。

もう10年も同じキャラクターにわき目も振らず恋をし続けているんだけどさ、

逃避というより、自分としては、励みになってるんだよね。

まあ、片思いだからさ。彼にみっともない姿は見せられない、的な感じで。彼にふさわしい人間に1歩でも近づきたい、みたいな感じで。

時には、永遠に叶わないということで絶望しかけたり死にたくなることもあるけど、それでも「じゃあ想うのやめますか」って言われたらそれは絶対に嫌だ。でも楽になれるだろうなとは思う。

実際に肉体も何もないことを考えると若干の空しさがないわけではないけど、でも人間だっていつか死んで、人間っていう種族自体いつか滅んでそれを構成してた原子がまた違うものを構成するだけで、その繰り返しがある中、結局宇宙もいつか消滅することを考えると、肉体が無いだのなんだのいうのは些細な問題に、思える。

現実なんていうけども、この世自体、逆に言えば虚構みたいなものじゃないかな。どうせこの人生も一瞬しかないんだよね。しかも、特に何の意味もないわけで。そうすると、世間とか社会というものの方が、時に、寧ろ虚構のようにもみえる。

何にせよ別に三次元の恋だって辛さは多かれ少なかれあるわけだし、辛いからといって投げ出すわけにもいかない。

肉体がなく呼応してくれないことは辛いけど、それでもその辛さを傍に抱えながら、想い続けるしかないんだろうな。

Permalink |記事への反応(3) | 00:56

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2008-12-24

今、ここにあるオタクの危機……でも、大丈夫

思うところがあったので書いておく。

オタク文化大勝利!!

http://anond.hatelabo.jp/20081220191940

それなのに最近なんだか様子が変だ。特にオタクを自負する人たちがおかしい。こんな素晴らしい状況に水を差そうと頑張っている人たちがいる。

「そんな奴らはオタクじゃない」「ゆとり」「ニコ厨」「ぬるい」と言ってせっかくやってきた人たちを馬鹿にして排除しようとしている。いったい何を考えているんだろう? さっぱりわからない。


この危機への恐怖を体現しているんじゃないかという発言を見つけた。DJ TECHNORCH氏のブログでのエントリー『自分語り133 - DENPA!!! 「超ライトオタク」 言説』への有村悠氏のコメントだ。

Yuu Arimura |2008年12月23日 09:46 | 返信

ユリイカ共著者のぼくが申し上げるのもなんですが、どうにもついていけないというか肩身が狭いですね、こういう人々に対しては……。岡田斗司夫ロールモデルとして人生の半分を生きてきたぼくは、滅び去る種族なのかもしれない。


このコメントの「肩身が狭い」に全てが集約されているような気がする。「居心地が悪い」にも言い換えられる。

そしてこのコメントに対してDJ TECHNORCH氏は『もしよければ具体的に「肩身の狭さ」について教えて頂けませんでしょうか。』と返している。

この「肩身の狭さ」の理由を考えることがそのまま現在オタクの危機を炙り出すことになるのではないだろうか。

肩身の狭さは「秘密基地少年」に例えられる。

数人の気の合う仲間だけで作り上げた秘密基地。仲間以外に教えず秘密を共有しながら遊ぶのはそれはそれは楽しいだろう。

しかし、ある日少年秘密基地に遊びに行くと何故か基地を知らないはずのそんなに仲良くないクラスメートたちが基地内で遊んでいるのを目の当たりにしてしまう。

誰が教えたのか発見したのかはわからないが、クラスメートたちに知られてしまったのだ。この時やってきたクラスメートが「ここすごい楽しいな」と言ってきて素直に「うん!」と答えて一緒に遊べないのがオタクなのである。

「僕たちが作った基地なのに……」「僕たちだけの遊び場だったのに……」という思いが湧いてきて「盗られてしまった」と感じるのだ。

素直に一緒に遊ぶことができず、下手したらやってきた人間に対して楽しみを取られたと怨嗟の念を抱いてしまう。

このような反応をしてしまうのは非モテ非コミュ人間です。オタクコミュニティ非モテ非コミュの受け皿としての役割がありました。しかし、今それが崩壊しようとしている。

オシャレな人がやってくることによって「ダサくてもいい」という機能が失われ、きちんと異性と恋愛関係が築けている人がやってくることによって「恋愛できなくてもいい」という機能が失われ、美形な人がやってくることによって「ブサイクでもいい」という機能が失われ、コミュニケーション強者がやってくることで「話すことが苦手でもいい」という機能が失われる。

オタクには「遊び場」と「逃げ場」が同時に失われてしまうという危機がやってきているのです。

そう考えると誰よりも先に危機に瀕していた、いや常に危機状態にあったのは女性オタクの皆さんではないかとも思う。身なりを整えろ、女性らしく振る舞えという圧力は男性のそれの比ではないだろう。そして、実際に現れ始める身なりの綺麗さとオタク趣味を両立させる人間たち……未だにコミケなどに行くと「ださい」「もさい」女性がいるがこの危機をどう乗り越えたのか非常に興味がある(私の周りにも女性オタクはいるが、完全に男性オタクコミュニティに溶け込んでいるか、サブカル系しかいないのでサンプルにならない)。

それが「ボーイズラブ」「ドリーム小説」というジャンル誕生ウェブサイト引きこもり状態化と関連があるのではないだろうか、とも思ったがあまり詳しくないのでやめておく。

さて、タイトルの「でも、大丈夫!」は何の根拠もない希望的観測である。しかし、先人たちが「オタク文化」を発見し作り上げたように、これからの世代が新たなる非モテ非コミュの受け皿を発見してくれると信じている(それは「再発見」かもしれない)。

今、危機感を感じ肩身の狭い思いをしている人間コミュニケーション能力を磨いて迎合するよりも全力で新天地を探そうではないか。そう提案したい。

それが新たな文化の形成・発展に貢献すると私は強く信じている。

ところで今、一番危機に瀕しているのかは誰なんだろうかと考える。それはおそらく若い世代でありながら新たな潮流に馴染めず、新天地を探すような余裕もなくオタク業界に既に片足を突っ込んでいる人物……そう、有村悠氏(id:y_arim)のような人物になるんだと思う。

有村悠氏の今後の身の振り方は新潮流に馴染めなかったオタクライターがどうサバイブするかの優良なサンプルになるだろう。

有村悠が一番危ない。そのうちテロに走り出すのではないだろうかと見ていてとてもヒヤヒヤする。

Permalink |記事への反応(5) | 09:59

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2008-12-22

男性向け)ネット二次創作SSでの人気作品の移り変わり

http://anond.hatelabo.jp/20081221032005ネット小説サイトの紹介がありましたが

もっと二次創作SSサイドストーリー)の話を取り上げて欲しい、と思ったので書いてみました。

人気のあった作品SSジャンルについてを紹介してみます。

記憶違い、観測範囲の限界があるのでトラバブコメ突っ込みを入れて下さい。

ネット以前

好きな作品サイドストーリーを書くということは同人誌パソコン通信といった媒体上で昔から活発でありました。

私が二次創作SSを読み始めたのはパソコン通信からネットへの過渡期だったと思います。

そのころはセーラームーンFFSSと呼ばずにFFファンフィクションと呼んでいたことが多かった)が流行しており、

書かれるジャンルとしては、まさしくファンフィクションとして好きなキャラを活躍させたり、ギャグストーリーが中心となっていました。

新世紀エヴァンゲリオン

ネット時代の始まりはエヴァから始まった、と言ってもいいでしょう。

今から考えれば単なる投げっ放しですが、アニメ劇場版と謎が謎を呼び、考察サイトでは真剣に議論が交わされていました。

当然SSの題材としても大人気でしたが、主人公シンジ君の性格がいろんな作者を引き付けてしまったようで新しいジャンルSSが広まりました。

最強主人公

主人公がとにかく最強になっています。エヴァSSでは使途を素手で倒したりと強けりゃいいという。

中二病患者が好んで読みあさり、さらには作者になる患者まで。いい年して最強SS書いても楽しいからいいよね!という雰囲気でした。

この最強主人公はこれから幅広い作品ジャンルに組み合わされて普及していきます。

ヘイト系

原作キャラで(作者が)嫌いなキャラを苛めます。

ミサトヘイト・ゲンドウヘイト・アスカヘイトなど各作者の嫌な思い出を投影しているようなジャンルでした。

エヴァ以降はそこまで憎むようなキャラが現れなかったようで、あまり広まらず。

逆行系

世界が終わったり、死んだキャラ記憶等を引き継いでストーリーをもう一回なぞるジャンルです。

引き継ぐのは記憶だけで、立ち回りで頑張るSSもあれば、

何故か神の力を引き継いでいる主人公が好き放題する最強系も入ったSSなどあり、今も人気です。

機動戦艦ナデシコ

エヴァに続いて広く人気を集めたのが、ナデシコSSです。

アニメ劇場版の差に驚いたファンも多かったですが、劇場版ストーリーヒロインと結ばれた主人公が妻を誘拐され復讐の鬼と化す)は

中二病な人にとってれ琴線に触れるものがあったようです。

時間移動できる技術設定が作中に存在したのもあって、逆行最強SSが人気でした。

三次創作

三次創作とは、二次創作を基にした創作です。

Actionで掲載された、逆行ハーレム最強主人公SS時の流れに」が大人気となり

その設定を使って様々な三次創作SSが生まれました。今でもActionなどのサイトで日々更新されるなど人気の息が長いのが特徴です。

TS(Trans Sexual)

いわゆる性転換物です。性転換なのでMtFFtM両方あるのが普通ですが、美少女を活躍させたいのか

主人公女性になって活躍するSSが大部分を占めます。性差による葛藤なんてスルーです。

同じくActionで掲載された「ROSE BLOOD」が代表作でしょうか。

Kanon

大人気となった美少女ゲームですが、何故か二次SS界ではバトル物SSの土台とされてしまうことが多々ありました。

主人公相沢祐一は元々強いわけではないのですが、SSでは作者によって異様に強化されて神のような存在にされていることもしばしば。

あんまりに強化された祐一はもう祐一ではなく「U-1」だ、と表記を変えて説明されている場合もあります。

クロスオーバー

他の作品と組み合わせて書かれるクロスオーバーSSですが、これ自体は以前から書かれていました。

しかしKanonではあまりに強化され作者と同一化した主人公が、その強さを示すため組み合わせた先のキャラを踏み台としていく作品が多く書かれました。

主人公が他作品ヒロインに微笑んだだけで相手が惚れるというシーンの多さから「ニコポ」なんて呼ばれた場合もありました。

TYPE-MOON月姫Fate

同人ソフトから人気が出たTYPE-MOON、設定などが作者に人気でバトル物という元のジャンルもあってSSも大流行しました。

最強主人公クロスオーバーといったジャンルが特に人気でした。

召喚物

Fate主人公サーヴァントと呼ばれる過去の英雄を召喚して戦っていくストーリーなのですが、

この仕組みを借りて自分の好きな他作品キャラを呼び出していくSSが広く書かれました。

クロスオーバーの一種ではあるのですが、話の整合性を保つのが面倒な通常のクロスオーバーに比べ

作品シナリオで行っていることをなぞればいい召喚物は書きやすいというメリットがあります。

ネギま

ラブひなハリーポッターを合わせたような本作ですが、「ネギまベル」や「風牙亭」といった大手投稿サイトSSが多く投稿されました。

特にクロスオーバーSSでは勢いがありました。

また登場するヒロインの数が非常に多かったため、作者が好きなヒロイン主人公(時には特殊能力プラス)したスピンオフ的なSSも多かったです。

現在ネギまベル」と「風牙亭」は閉鎖してしまいました。

投稿サイト揉め事盗作コメント欄での批評・中傷)が多いため閉鎖の割合が高いという印象があります。

ゼロの使い魔

世界に現代人の主人公が召喚されて使い魔となるストーリーなのですが

SS元としては現在自分の好きなキャラクター中世ファンタジー魔法世界で活躍させるためのフレームワークと化しています。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ - トップページでは

仮面ライダーからプロアクションリプレイまで、様々なキャラや物が召喚されています。

また、今までの人手での更新ではまとめることが不可能だった量のSSWikiの本格的な活用により、手間をかけずまとめているのが特徴です。

召喚物以外のSSももちろんあるのですが、少々影が薄くなっています。

東方Project

同人ゲームから人気が出て、ニコニコ動画で人気が加速した東方ですが、二次創作界隈では他の作品とは違った空気が流れています。

公式設定、または長い時間をかけて東方サークル間で共通認識となった二次設定以外の設定を持ち出すことを二次創作界隈の人々は非常に嫌います。

東方SSで最大手の投稿サイト東方創想話では

空気を読まずクロスオーバーSSを投稿してコメント欄でボコボコに叩かれるケースが多々ありました。

この界隈の雰囲気を読んだ人はブログを開いてそこでクロスオーバーSSなどを連載しているケースが多いようです。

一周してネット以前のファンフィクションのような雰囲気を感じます。

 

ドリーム小説

ちょっとそれますが、興味深いジャンルなので。

女性向け二次創作SSで特徴的なドリーム小説主人公名前を変更できる小説サイト

物凄く排他的

など非常に探しにくいので、まとめるのが大変難しいです。

一応ドリーム小説での人気ある作品

があると思いますが、何が流行しているか正直分かりません。

ハリーポッターといった児童文学が何故か強いのが面白いところです。

またドリーム小説の特徴として、登録制の検索サイトが繋がりのメインという所があります。

投稿サイトに投稿するよりは、自サイトを作りそこにドリーム小説を連載していく傾向があります。

登録制の検索サイトの興味深い点としては、検索条件を非常に細かく指定できる場合が多いことです。

例としてDreaming REBORN! > サイト検索では多くの条件がチェックボックス式で指定でき、

また各条件がそれぞれカテゴリとなっています。

今は下火となっているディレクトリ検索エンジンが、登録制検索サイトでは主流となっています。

手動登録のメリットを生かしている、注目すべき例です。真似できる場合は少ないでしょうけど。

 

長々と書いてみましたが、「この作品は流れを紹介する上で入れるべき」という作品もあると思われますが、

ちょっと読んでいないので、補足していただけるとありがたいです。(GS美神FFサモンナイト等のPSゲーム等)

追記

コメントありがとうございます

Leafが抜けてる気がする。アニメ系からえろげ系へ移るきっかけ的ジャンル

Leafも多かったですね。正統派から葉鍵ロワイヤルというお祭りまでありました。

上手いことこの移り変わりの中に入れられませんでした、ごめんなさい。

ネットの二次SSって男性向けより女性向けの方が遥かに多いのに、ドリーム小説以外は完全無視というのが偏りすぎ。

女性向けの世界が分からないのなら、いっそドリーム小説も無視して「男性向けのネット二次SS」と限定した方が良いのでは。

これはもっともだと思ったので、タイトル変更しました。

ブコメでも指摘があった(今は消えている)のですが、ドリーム小説入れておいてその他の女性向けを入れないのは良くなかったですね

コーエー女性向けゲームというジャンルもあるようです。知らなかった。

観測範囲って難しい。私では無理。

なので、ぜひともどなたか女性向けネット二次創作SSの移り変わりを書いていただけないでしょうか。

Permalink |記事への反応(2) | 11:28

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2008-12-09

ウェブカレリアルカレ

http://twitter.g.hatena.ne.jp/ka-na-ta/20081130/p1

http://twitter.g.hatena.ne.jp/ka-na-ta/20081130/p2

ちょっと待って!皆そんなに二次元は「それはそれー」なのか?

私はガチに好きになってしまうんだけど。

でもこの反応が女性の大半の反応だとするなら、女性同人界での「同人二次元だけに熱いれすぎてる人は痛い。ワタシはリアルでもちゃんと充実してますよ」的反応が多いのも納得がいくなと思った。あとガチ二次元キャラ好きな人に対する女性同人界の視線は痛い。「俺の嫁」の女バージョンってないんだよね。女性同人界では、誰と誰がどうこうっていうあくまで二次元界での話は盛り上がるけど、「キャラと私」みたいな話はほとんど盛り上がらない。ていうか、「痛いよ…」って嫌悪される。オタ界ですら。「リアルである自分キャラとって……大体、図々しくない?自分だったらとてもそんなキャラとはつりあえないと思うから、実際仮にキャラリアルに出てこられてもちょっと」的意見を見たんだよなついこの間。

ドリーム小説っていうまさしくキャラ自分ギャルゲーの女バージョンみたいなのがあるけど、あれも女性同人界じゃ一番位が低いんだよね…まあ一番最近に出来上がったジャンルってのもあるだろうけど。男同士だろうが男と女だろうが二次元中のカップルに萌えるのが基本なんだよな。それって「自分リアル)とキャラなんて全然有り得ない」ってことに起因するのかもしれない。

二次元キャラマジで恋したことあるやつ集合みたいなスレがあるんだけどほとんどが男性(まあ正確にはどうだか勿論わからないけど)。女性オタ間では、「キャラに恋するなんてせいぜい中学生までだよねー!キャハハ」て雰囲気がある。

それがずっと解せなかった。なんでよ!?じゃあ「どう」キャラを好きになってるの?!っていう。

そもそも、ファンタジーリアルの区別をつけるっていうのはそういう事なのか?

ファンタジーリアルの区別をつけられていない、というのは、たとえば二次元であるキャラ現実にも存在するとマジで思いこむといったようなことであって、空想上のキャラクターに恋をする、というのは区別をつけてないわけじゃないと思うんだけども。

恋をしたけど二次元キャラ存在しないことを当然ながら知っているよ。区別ってそういうことではないのかな。存在しないし会えない事を知ってるけどそれを承知の上で尚ほれているだけだよ。

恋をしないことが区別していることではないと思う、ていうか、区別してないといわれても恋なんてしてしまうものだから、いくら「リアルファンタジーは別」とか分かっていても恋してしまうときにはしてしまうってだけではないか?

めちゃめちゃ身も蓋もない表現すると、「彼女」を単に性欲の対象として捉えるなら2D3Dも変わらんのです。

寧ろこの文に共感する。

いや、もしかしたら、この人と解釈は違うのかもしれないけど。

私も、別にそもそも、二次元だろうが三次元だろうが、変わらないと思うんだよね。想いを向ける相手としては。そういう対象にするという意味では。だから、寧ろ三次元で恋ができる人が、なぜ「二次元でなぜできるのかわからない」と言うのかが、わからない。

今ちゃんと考えようと思っても理解できないもん2Dに恋するってどゆこと?

と上の文の前に別の人が言っているのだが、この言葉がそもそも私は理解ができない。「二次元に恋をするってどういうこと?」って、何故そこで「二次元に」と分けるのか意味が分からない。どういうこともなにも三次元と同じなんですよ。恋をしているその主体は二次元に恋をしようが三次元に恋をしようが変化はないわけですよ。恋をするってのはあくまである人間がそういった感情を抱くことであって、別にその相手が何であろうが、それはたいした問題ではないのではないかと。何故次元で分ける必要があるのか、むしろそこが理解できない。「A君に恋をするのは分かるけど、B君に恋をするってどういうこと?」と言われているような違和感。(A君は恋をするほど立派だから分かるけどB君てどこがいいの?的な意味でなくねw)どういうこともなにも恋をしているその人自身はその人自身なわけで、SさんならSさんなわけで、Sさんの恋愛感情が誰に向かっていようが現象としては、それは同じ事でしょう。なぜ次元が違っただけで分からなくなるのかが分からない。そういう人は、その考え方だと、同性愛者にも「同性に恋をするってどういうこと?」って思っているのでは?異性だろうが同性だろうが次元が異なろうが関係ないんですよ、ある人が恋愛感情を誰かに向けているという現象においては。些細な問題でしかない。仮に、「二次元に恋をするってどういうこと?」と言ってる人が、「いや、同性愛者にそんなことは言わないけど」というんだったら、余計に不思議。それなら二次元だって理解できると思うんだけども。自分恋愛感情を抱かない相手に抱くということを理解できるわけなんだから。

で、というか、だから、というべきか、これもちょっと理解しがたい。

少女マンガ読んでキュンキュンするほうが近いよね?? だってあんなことリアルな男に言われたら、「ハァ!?うっせ!」っつって、ぶんなぐりたいもん★

ああいうことをほんとの彼氏が言ったら、やっぱ、ひく、っていうのおおいよねっ あ、言って欲しい単語集は個人的にあるけど!

確かになんかいきなりキスしてきて「いいからついてこいよ……」とかいう少女漫画は「ハァ!?氏ねよ!」と思うんだけど、それはリアルな男がやったらとかじゃなくて、そもそも漫画読んでる時点でそのキャラに引いてる。私の場合。二次元だから萌えるとかじゃなくて。

リアルな男に言われたらウザイ台詞・行動は二次元でもやはりウザイ

好きなキャラが言ってる台詞は、仮にそのキャラリアルで吐いたとしてもやはりときめく。(といっても実際にやったわけではないのであくまで思考実験上の話だけど)

二次元でときめいた台詞リアルでもやはりときめく。

だから「二次元だからいいけどリアルじゃね」って気持ちが分からない。

本当に女性の多数がそうなのかはわからないけど、なんかなあ、逆に私は、なんでわざわざ分けちゃうんだろうと思ってしまう。好きなら好きでいいのではないの?それをわざわざ「二次元は違うよー」ってす意味も必要性もわからない。

ただもともとの話の出発点は

ウェブカレの展開について妄想してみた」

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20081127/p3

に対する違和感であって、それは私も分かる。

ウェブカレやってる最中リアルの男とコミュニケーションして彼氏作りとか全く意味が分からないよ、っていうそれは分かる。

ただそれは「別に彼氏作りたいからやってるんじゃなくて、癒しを求めてるからやってるだけ」という切り口ではなく「そもそもそのウェブカレが好きなのに、なんでその恋愛真っ最中に他の男とアレコレする意味があるんだ」という意味で、であって、反論の内容は違うんだけども。

ウェブカレリアルカレ・カノジョ作りの窓口にする意味は確かに全然分からない。それは「彼氏が欲しいけどいないから代わりにウェブカレで…」って人がいること前提だけどそんな人いるか?そもそも彼氏が欲しいという漠然とした欲求がわからないけど(誰かを好きになるんであって彼氏が欲しいってなんか本末転倒じゃね)

二次元にマジ恋してる人ほどウェブカレを窓口にリアルカレ作り、は共感できないよ、寧ろ。だから「男は私達と違ってリアルファンタジーがつながってるのかな」的なことをいってるけど、仮に男オタがそうだとするなら男オタこそウェブカレの展開妄想は理解できないと思う。「いや俺は長門自身が好きなんであって、リアルカノジョがいないから長門を代わりにあてがってるわけじゃないよ!」って。「仮にそうだとしたら」だけど。

てか、だから「別に彼氏とかそういうのとは別腹で楽しんでるだけ」って人ほど、寧ろまだ上記ウェブカレの展開についていけるんじゃないかと思う。「二次元二次元リアルリアル」って思っているんだから、寧ろ「ウェブカレでキャッキャしつつ、リアルカレを探す」なんてことができるのはそういう人たちの方ではないのだろうか。

二次元ガチ惚れだからこそそういうことは出来ないよ。ある人に恋をしていたら、「そいつはちょうどいい!」と別の人を紹介されて「この人に惚れろよ」とか言われたようなわけ分からん気分。

Permalink |記事への反応(1) | 06:52

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2008-09-14

腐女子とか女オタとか、思うんだけども、オタクはそもそも男女別に分けるんじゃなくて、

「単体派」「関係性派」とかにわけたほうがいいと思う。

「単体派」に属するのは、いわゆる男性向けエロ同人を買うような男オタ・女オタ、別にエロじゃなくても単体に萌えている派跋がここ。ギャルゲーエロゲードリーム小説派などもおそらくここ。

関係性派」に属するのは、腐女子腐男子百合オタ、ノマカプ好きなど。

関係性派は、自分がどうこうするとかいうのは一切考えない、ある特定の二人(ないしはそれ以上)のキャラクターをくっつけることに精を出す人達。自分はあくまで「見てるだけ」で、そのキャラにかかわろうとは考えない。(自己投影などはひとまず置いておく)

単体派は、「○○は俺の嫁」とか「ちゅっちゅしたいよぉー」「飛影はそんなこといわない」とか割りと自分がどうこうしたい、その○○というキャラクターがとにかく好きである、という人達

これはおおざっぱな分類であって勿論他にも世界観萌え、無機質モノ萌えなどあるのだが……オタの主流を占めているのは人間型のキャラクターに対する愛情であるように思うのでひとまずこう分類する。

腐女子と女オタの間には……ってより、そもそも根本的に、単体派と関係性派の間に、大きな溝があるのだ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:29

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2008-08-27

理想キャラが自分に惚れてくれると思えるほどお気楽ではないので

http://anond.hatelabo.jp/20080826211923

女子は、むしろドリーム小説メアリー・スーにはしるのではないかと。

Mary Sue - Wikipedia

棚からぼた餅恋愛展開を妄想できないのは、セックスにおいてリスクを負担する性の防衛本能でしょうかね。

Permalink |記事への反応(0) | 01:19

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