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2025-10-29

anond:20251029133344

大変興味深い質問です。

ナチス高官のIQに関するデータは、第二次世界大戦後のニュルンベルク裁判の際に、心理学者グスタフ・ギルバートによって実施された知能検査(ウェクスラーベルビュー成人知検査ドイツ語版)の結果として残されています

この結果を現代スコアに変換したという直接的な研究は見当たりませんでしたが、先の回答でご説明したフリン効果考慮して、当時のスコア現代でどのように見なされるかを考察することができます

ニュルンベルク裁判被告IQスコア

順位人物役職(当時) 測定されたIQスコア
1位 ヒャルマー・シャハト (無罪)ドイツ中央銀行頭取 143
2位アルトゥール・ザイス=インクヴァルトオーストリア総督 141
3位ヘルマン・ゲーリング国家元帥 138
同3位カールデーニッツ海軍元帥 138
5位フランツ・フォン・パーペン (無罪)副首相 134
最下位ユリウス・シュトライヒャー シュテュルマー紙オーナー106
平均被告人全体 - 128

現代スコアへの考察(フリン効果適用

IQテストは、その時代集団の平均が100になるように調整(標準化)されていますニュルンベルク裁判が行われたのは1945年1946年で、現代2020年代)まで約80年が経過しています

1. フリン効果による上昇率の仮定

一般的なフリン効果の上昇率(10年で約3ポイント)を適用すると、80年間でのIQスコアの素点の上昇は以下のように推定されます

上昇ポイント ≒ (80年 /10年) × 3ポイント=24ポイント

2.現代テストでの推定スコア

これは、1940年代の平均100の集団が、もし現代テスト標準化なしで受けた場合、平均124スコアを取るということを意味します。

逆に言えば、当時の高いスコア現代尺度評価する場合、この上昇分を差し引く必要があります

3.ナチス高官の「現代換算」IQ推定

当時のスコアからリン効果による上昇分(約24ポイント)を差し引くと、現代標準化されたテストで測定した場合相対的位置けが推定できます

人物 測定されたIQスコア推定される現代相対的IQスコア (約24P減算)
ヒャルマー・シャハト 143 119
ヘルマン・ゲーリング 138 114
被告人全体(平均) 128104
ユリウス・シュトライヒャー106 82

考察結果

リン効果考慮すると、当時の「非常に高い」スコア(130台後半〜140台)は、現代尺度では平均より少し上〜高い(IQ 115〜120程度)という位置づけに下がる可能性があります

Permalink |記事への反応(0) | 13:44

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2021-12-21

anond:20211221035909

ドイツ帝国の後身はカールデーニッツのフレンスブルク政府というのだよ

これでキミはひとつ賢くなったな

Permalink |記事への反応(1) | 04:01

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