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はてなキーワード:デフとは

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2025-11-12

お前らほんとにマムダニ市政が成功すると思ってる?

はてな民が絶賛してるのでこれはやばそうだぞって思って調べたけど

当選直後のマムダニ批判的なアメリカ人のまとめ(つまり執政前の批判論陣まとめ)はこんな感じ。

    

   

問題発言

1.警察治安関連

2020年6月

 X投稿:「NYPDを解体せよ(Defund & Dismantle theNYPD)」

 →選挙中も削除せず残したまま   

2021年7月

 X投稿:「NYPDは人種差別主義者ホモフォビアトランスフォビアだ(TheNYPDis racist, homophobic, and transphobic)」

 →選挙戦で共和党が全米CM使用

2024年10月市長選討論会

 「私はNYPDを敵視していない。個々の警官謝罪する」

 →過去発言との矛盾を突かれ「フリップフラッパーご都合主義)」と批判殺到

   

2. 9/11関連

2021年9月11日

X投稿:「私は9/11の日に父の親友を失った」

 →2025年10月NYポストが完全否定報道

・父の親友存在せず

「父が語った話」と後で訂正したが、完全に虚偽と確定

  

3.イスラエルパレスチナ関連

2023年11ホワイトハウスハンガーストライキ

 「ガザで起きているのはジェノサイドだ。アメリカ共犯だ」

 →ユダヤ系団体から血の中傷」と猛反発

2024年3月

 X投稿:「シオニズム白人至上主義と同じだ」

 →ADL(反デファメーション連盟)が「反ユダヤ主義教科書的例」と指定

2024年6月

 ラジオインタビュー:「パレスチナ自由が訪れるまで武装抵抗を支持する」

 →共和党が「テロ支持」と全米広告拡散

  

4.過激スローガンラップ時代2010年代

2017年ラップ曲『Kill Your Landlord』

 歌詞抜粋

 「家賃を払うな、大家を殺せ/燃やせ、破壊

 →選挙中もYouTubeに残っており、共和党が「暴力扇動」と攻撃

 

5.移民国籍関連

2025年10月討論会

 不法移民ニューヨーカーだ。運転免許投票権も与えるべき」

 → クオモ陣営が「アメリカ市民権破壊する」と反撃

   

6. その他の暴言

 •2022年ブルックリンユダヤ人地区占領地だ」

 •2023年:「イスラエルアパルトヘイト国家であり、存在する資格がない」

 •2024年:「トランプ支持者は全員ファシストだ」

選挙後の最新発言2025年11月5日)

   

勝利演説で突然穏健化

「私はすべてのニューヨーカー代表する。ユダヤ人警官も含めて」

過去発言とのギャップから当選した途端に偽善者になった」とXでトレンド1位に

  

 

所感

個人的には1と5があまりにもヤバい社会破壊するものだと思う。

けどアメリカでは2の911で嘘ついてたのが心象的にでかいらしい。

  

意味がある可能性があるのは4で、

家賃があまりにもどんどん上がって悪い資本主義から殺せってなるのは

支持者の気持ちはよくわかる気がする。

  

とはいえ家賃抑制ものすごく難しくていろんな国で失敗してるのはご存知の通り。

そこに対してなんか実行可能アイデアがあるように見えない。

現実的な腹案を述べてるのが見つからない)

     

金持ちユダヤをあまりにも真っ向敵に回して調停的な施策も打てない・打たないのだろうし

有言実行の男なら南アフリカみたいに社会ぶっ壊しながら富裕層資産没収して追放

めげる男なら不法移民呼び込みとか警察解体とか比較的実行難度軽いことだけ実行になるのでは。

 

どっちにしても退任後に残されるのは第三世界っぽくなったニューヨークだと思う。

 

はてな民はこういう破滅ではない、ニューヨークアメリカにとってより良い未来ルートを考えられるからマムダニを褒めてんの?

それとも単に、「希望戦争。」みたいなノリでカタストロフの予感に拍手してんの?

意見を聞きたい。

  

  

イスラエル関連

あとはてな民は3と6を褒めたたえるのだろうけど

この論点は市政の能力と直接関係ないので

ここについてのスタンスで票が増えたのだとすれば

しろその分だけ市長としての能力適性に疑問点が増えるやつだと思う。

 

またそもそもはてな民て5年前なら

イスラエル批判(昔から全然行方正な国家でも民族でもねーと思う)なんて許さずに

批判した側を差別主義者として石打刑にして善人顔作ってたと思う。

 

はてな民のそういうスタンスって大した思考検討があるわけでもなくて

端的に無価値だよね。

 

Permalink |記事への反応(10) | 12:58

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2025-07-31

全国ご当地凶悪犯(AI調べ)

以下の表は、戦後現代までに「歴史に残る」と評されることが多い凶悪事件被疑者犯人を、出生地都道府県)で整理したものです。

(※人物は “代表例” であり、網羅リストではありません。事件性・社会的影響の大きさ、学術報道での言及頻度などを勘案して選定しています。)

都道府県氏名〈生年‐没年〉/主な事件(発生年)事件概要位置づけ参考
北海道永山則夫〈1949-1997〉/永山連続殺人(1968)10代で拳銃強奪し4人射殺。死刑適用基準を示した「永山判決」で刑法学にも影響。 ([ウィキペディア][1])
青森代表的全国級事件なし ― 該当例が少ないため空欄)
岩手 同上
宮城 同上
秋田
山形
福島
茨城
栃木小平義雄〈1905-1949〉/小平事件(1932, 1945-46)終戦直後女性連続強姦殺害戦前の軍歴と戦後混乱が背景とされる。 ([ウィキペディア][2])
群馬大久保清〈1935-1976〉/1971年連続強姦殺人上州のスケコマシ” と呼ばれた。8人を短期間に殺害 ([ウィキペディア][3])
埼玉全国的特筆される出生犯人は少ない)
千葉
東京 宮﨑勤〈1962-2008〉/幼女連続誘拐殺人(1988-89)オタク殺人事件報道社会に衝撃。 ([ウィキペディア][4])
神奈川植松聖〈1990-〉/相模原障害者施設殺傷(2016) 死者19名・負傷26名、日本最悪の大量刺殺事件 ([ウィキペディア][5])
新潟
富山
石川
福井
山梨松本智津夫は出生は熊本
長野
岐阜
静岡中村誠策〈1924?-1944〉/浜松連続刺殺(1938-42)浜松デフ連続殺人”。聴覚障害少年が9-11殺害 ([ウィキペディア][6])
加藤智大〈1982-2022〉/秋葉原無差別殺傷(2008)トラック突入と刺殺で7名死亡、11名負傷。 ([ウィキペディア][7])
愛知
三重
滋賀
京都
大阪宅間守〈1963-2004〉/池田児童刺殺(2001)小学校内で児童8名殺害学校安全政策転換の契機。 ([ウィキペディア][8])
西口彰〈1925-1970〉/連続詐欺・5人殺害(1963) “名義貸し殺人” などで全国指名手配逮捕劇が「重要指定事件制度導入のきっかけ。 ([ウィキペディア][9])
兵庫佐川一政〈1949-2022〉/パリ留学生食人事件(1981)海外犯行後に日本で不起訴となり「カニバリズム報道」と社会議論を誘発。 ([ウィキペディア][10])
奈良
和歌山林真須美〈1961-〉/和歌山毒物カレー事件(1998)地域夏祭りカレー鍋砒素、4名死亡・63名中毒 ([ウィキペディア][11])
鳥取
島根 (著名出生例なし)
岡山都井睦雄〈1917-1938〉/津山30人殺し(1938) 猟銃・刀・斧で村人30名殺害自殺単独銃撃として日本最多死者。 ([ウィキペディア][12])
広島日高広明〈1962-2006〉/売春女性4人殺害(1996)タクシー運転手連続絞殺事件 ([ウィキペディア][13])
山口山地悠紀夫〈1983-2009〉/母親殺害(2000)+大阪姉妹殺害(2005)少年刑務所出所後に再犯死刑確定。 ([ウィキペディア][14])
徳島
香川
愛媛
高知
福岡松永太〈1961-〉/北九州連続監禁殺人(1994-98)家族ぐるみ洗脳拷問で6人殺害+1人過失致死。 ([ウィキペディア][15])
佐賀
長崎
熊本松本智津夫〈1955-2018〉/地下鉄サリンほか(1994-95) Aum真理教教祖化学兵器テロで14名死亡・6,000超負傷。 ([ウィキペディア][16])
大分
宮崎日高広明出生は宮崎 ※犯行地は広島 上表参照(出生:宮崎県、犯行広島県)。 ([ウィキペディア][13])
鹿児島
沖縄 ―(戦後凶悪事件はあるが全国的知名度の高い出生犯人限定的

Permalink |記事への反応(2) | 15:27

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2025-07-24

anond:20250724114351

デフハゲブサメン割合身長帯でと変動しないのに、婚活市場チビ男性けが余り、婚活業者が「婚活女性高望みせず身長妥協しろ」と年中訴えていますよね

Permalink |記事への反応(0) | 11:54

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2025-04-28

鹿児島弁で煮えない芋のことをデフドンイモと言うそうだがスペルを知りたい🤔

Permalink |記事への反応(0) | 23:42

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2025-04-08

世界陸上デフ「盛り上げを」 室伏スポーツ庁長官新年度抱負

デブ

https://www.47news.jp/12420209.html

Permalink |記事への反応(0) | 15:52

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2025-04-05

[映画]『ベテラン』2015、韓国

たぶん舞台リアルタイムの2014か2015。風景微妙過去。①HV,EVがない!一台も ②アイフォンはある。指紋認証だけど。モブスマホケースにペコちゃん/milky(不二家)があった ②スタバはある ④バットマンダークナイトのある世界 ⑤ロシア人盗難中古車ビジネスをしている

広義の韓国ノワールで、悪役のワルさが高カロリー 

トップヴィラン財閥御曹司クズさが極まってるんだが(映画の悪役に欠かせないアイデンティティ飲食物を粗末にする」アピールも派手よ!あと動物イジメる)、そっちサイドの人々(親、従兄、悪徳下請け社長他)も誰も改心しない。悪役サイドに玩具にされ妊娠を鼻で笑われ、面と向かって啖呵を切ったので反旗を翻すかと期待させて結局仕事契約欲しさに悪役の前にひざを屈する女優

理不尽暴力折檻オンパレード。無理やり殴り合いをさせられた挙句歯を折られて血だらけ、バカ息子が不始末をした責任で(御曹司ではなく)フォロー役の従兄を親父が尻バット乱闘ナイフで腹を刺され、総合格闘技骨折ドロップキックカーチェイスお約束バイク転倒etc.etc.

 

主人公たちは事件隠蔽をめぐって殺人未遂殺人教唆で立件しようと立ち上がるんだけど財閥たちにあの手この手で(悪徳弁護士、妻への賄賂活動に釘を刺すための警察内部監査派遣マスコミ箝口令、直接の暴力など)阻まれたりしつつもついに勝利を掴む、と。

 

 

…なんだけど、見終わってみるとどの人も「死んでない」 (首絞められて命乞いをした前述の女優麻薬強制的にうたれて昏睡状態になりながらも一命を取り留めている)

韓国ノワールだとコンクリートスムージーとかの暴力でホイホイ人が死ぬのが普通、なのでこれは意図的に避けてると思われる。

マ・ドンソクの「犯罪都市シリーズと、敵の凶悪さではタメを張る。そっちは警察チームの原動力に対する怒りを引き出すために「無辜市民の死」が投入される。んだがそこの違いがR18 かどうかなのかね。 コメディ色も若干「犯罪都市」より濃いめかな。警察署内で、捜査を進捗させるための情報を引き出す目的で手がかりとなる小悪人を殴る蹴る。その際記録を撮られちゃまずいから、掃除と称して箒でカメラの目隠しをする。「犯罪都市」で毎回やってる"真実の部屋"ギャグが本作にも。

増田たちは興味ないだろうけど俳優陣がたまらない。主演:目が笑ってないガレッジセールゴリファン・ジョンミン。わきを固めるのが、ごつい渡辺謙似チョン・マンシク、オ・ダルス、ペ・ソンウ、ユ・ヘジン、ヒョン・ボンシク、オ・デファン(デビルズゲーム)、キム・ミンジェ犯罪都市)といった「良い顔のおっさん」。このときはまだ若者だが犯罪都市4でサブヴィランスネ夫顔イ・ドンフィもこの列に加えてもいいかもしれない。 これに出てない良い顔のおっさん俳優と言えばあとはチョ・ジヌンとキム・サンホくらいしか思いつかないくら目白押し

というわけで来週は続編「ベテラン凶悪犯罪捜査班」公開です。

Permalink |記事への反応(1) | 21:21

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2025-02-21

【続続】犬をもっと撫でてもらうにはどうすればいいのか?

anond:20250124111428

anond:20250210115853

の続き。

 

いつもの公園に行く。

犬はベンチの前でスタンバイすると高確率で撫でられが発生することを学習済みなので、

このくっそ寒い冬日の早朝でもベンチの前に座り込み動かない。

勘弁してくれ。歩いてないと寒くて死ぬ

しか今日幸運なことに、顔見知りのウォーキング夫婦が犬を見つけてくれて、

かわいいねえ大きいねえと言いながらもみくちゃにしてくれた。

犬ご満悦。

したらそれを観ていた初見さんが「撫でてもいいですか」と言ってくださって(たぶん近所の人かも)

ラッキータイム継続

そしたらそれを観ていた通勤途中のおねえさんがさらにちょっろっと頭をなでて「かわいいねーおりこうさんだねー」と言ってくれた。

確変ナデナデフィーバータイム。

帰り道もご機嫌さんだった。

よかったね。また散歩行こうね。

Permalink |記事への反応(1) | 10:07

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2024-12-17

結局のところ、ビジネスとは問題解決じゃなくて定義なんじゃないか

自然言語で述べられる曖昧多義的欲求をきっちりと定義していく。

定義さえできてしまえば、大抵のことは解決できる。

問題っていうのは、未定義から起きるんだ。

デザイナーでもリゾルバーでもなく、デファイナーだったんだよ、俺たちは。

Permalink |記事への反応(0) | 17:20

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2024-10-02

九  与次郎が勧めるので、三四郎はとうとう精養軒の会へ出た。その時三四郎は黒い紬の羽織を着た。この羽織は、三輪田のお光さんのおっかさんが織ってくれたのを、紋付に染めて、お光さんが縫い上げたものだと、母の手紙に長い説明がある。小包みが届いた時、いちおう着てみて、おもしろくないから、戸棚へ入れておいた。それを与次郎が、もったいないからぜひ着ろ着ろと言う。三四郎が着なければ、自分が持っていって着そうな勢いであたから、つい着る気になった。着てみると悪くはないようだ。  三四郎はこのいでたちで、与次郎と二人で精養軒の玄関に立っていた。与次郎の説によると、お客はこうして迎えべきものだそうだ。三四郎はそんなこととは知らなかった。第一自分がお客のつもりでいた。こうなると、紬の羽織ではなんだか安っぽい受け付けの気がする。制服を着てくればよかったと思った。そのうち会員がだんだん来る。与次郎は来る人をつらまえてきっとなんとか話をする。ことごとく旧知のようにあしらっている。お客が帽子外套給仕に渡して、広い梯子段の横を、暗い廊下の方へ折れると、三四郎に向かって、今のは誰某だと教えてくれる。三四郎はおかげで知名な人の顔をだいぶ覚えた。  そのうちお客はほぼ集まった。約三十人足らずである広田先生もいる。野々宮さんもいる。――これは理学者だけれども、絵や文学が好きだからというので、原口さんが、むりに引っ張り出したのだそうだ。原口さんはむろんいる。いちばんさきへ来て、世話を焼いたり、愛嬌を振りまいたり、フランス式の髯をつまんでみたり、万事忙しそうである。  やがて着席となった。めいめいかってな所へすわる。譲る者もなければ、争う者もない。そのうちでも広田先生のろいにも似合わずいちばんに腰をおろししまった。ただ与次郎三四郎けがいっしょになって、入口に近く座を占めた。その他はことごとく偶然の向かい合わせ、隣同志であった。  野々宮さんと広田先生あいだに縞の羽織を着た批評家がすわった。向こうには庄司という博士が座に着いた。これは与次郎のいわゆる文科で有力な教授であるフロックを着た品格のある男であった。髪を普通の倍以上長くしている。それが電燈の光で、黒く渦をまいて見える。広田先生坊主頭と比べるとだいぶ相違がある。原口さんはだいぶ離れて席を取った。あちらの角だから、遠く三四郎と真向かいになる。折襟に、幅の広い黒襦子を結んださきがぱっと開いて胸いっぱいになっている。与次郎が、フランスの画工は、みんなああいう襟飾りを着けるものだと教えてくれた。三四郎肉汁を吸いながら、まるで兵児帯の結び目のようだと考えた。そのうち談話だんだん始まった。与次郎ビールを飲む。いつものように口をきかない。さすがの男もきょうは少々謹んでいるとみえる。三四郎が、小さな声で、 「ちと、ダーターファブラをやらないか」と言うと、「きょうはいけない」と答えたが、すぐ横を向いて、隣の男と話を始めた。あなたの、あの論文を拝見して、大いに利益を得ましたとかなんとか礼を述べている。ところがその論文は、彼が自分の前で、さかんに罵倒したものから三四郎にはすこぶる不思議の思いがある。与次郎はまたこっちを向いた。 「その羽織はなかなかりっぱだ。よく似合う」と白い紋をことさら注意してながめている。その時向こうの端から原口さんが、野々宮に話しかけた。元来が大きな声の人だから、遠くで応対するにはつごうがいい。今まで向かい合わせに言葉をかわしていた広田先生庄司という教授は、二人の応答を途中でさえぎることを恐れて、談話をやめた。その他の人もみんな黙った。会の中心点がはじめてできあがった。 「野々宮さん光線の圧力試験はもう済みましたか」 「いや、まだなかなかだ」 「ずいぶん手数がかかるもんだね。我々の職業も根気仕事だが、君のほうはもっと激しいようだ」 「絵はインスピレーションですぐかけるからいいが、物理実験はそううまくはいかない」 「インスピレーションには辟易する。この夏ある所を通ったらばあさんが二人で問答をしていた。聞いてみると梅雨はもう明けたんだろうか、どうだろうかという研究なんだが、一人のばあさんが、昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるにきまっていたが、近ごろじゃそうはいかないとこぼしている。すると一人がどうしてどうして、雷ぐらいで明けることじゃありゃしないと憤慨していた。――絵もそのとおり、今の絵はインスピレーションぐらいでかけることじゃありゃしない。ねえ田村さん、小説だって、そうだろう」  隣に田村という小説家がすわっていた。この男は自分インスピレーション原稿の催促以外になんにもないと答えたので、大笑いになった。田村は、それから改まって、野々宮さんに、光線に圧力があるものか、あれば、どうして試験するかと聞きだした。野々宮さんの答はおもしろかった。――  雲母か何かで、十六武蔵ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、水晶の糸で釣るして、真空のうちに置いて、この円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、この円盤が光に圧されて動く。と言うのである。  一座は耳を傾けて聞いていた。なかに三四郎は腹のなかで、あの福神漬の缶のなかに、そんな装置がしてあるのだろうと、上京のさい、望遠鏡で驚かされた昔を思い出した。 「君、水晶の糸があるのか」と小さい声で与次郎に聞いてみた。与次郎は頭を振っている。 「野々宮さん、水晶の糸がありますか」 「ええ、水晶の粉をね。酸水素吹管の炎で溶かしておいて、両方の手で、左右へ引っ張ると細い糸ができるのです」  三四郎は「そうですか」と言ったぎり、引っ込んだ。今度は野々宮さんの隣にいる縞の羽織批評家が口を出した。 「我々はそういう方面へかけると、全然無学なんですが、はじめはどうして気がついたものでしょうな」 「理論上はマクスウェル以来予想されていたのですが、それをレベデフという人がはじめて実験証明したのです。近ごろあの彗星の尾が、太陽の方へ引きつけられべきはずであるのに、出るたびにいつでも反対の方角になびくのは光の圧力で吹き飛ばされるんじゃなかろうかと思いついた人もあるくらいです」  批評家はだいぶ感心したらしい。 「思いつきもおもしろいが、第一大きくていいですね」と言った。 「大きいばかりじゃない、罪がなくって愉快だ」と広田先生が言った。 「それでその思いつきがはずれたら、なお罪がなくっていい」と原口さんが笑っている。 「いや、どうもあたっているらしい。光線の圧力は半径の二乗に比例するが、引力のほうは半径の三乗に比例するんだから、物が小さくなればなるほど引力のほうが負けて、光線の圧力が強くなる。もし彗星の尾が非常に細かい小片からできているとすれば、どうしても太陽とは反対の方へ吹き飛ばされるわけだ」  野々宮は、ついまじめになった。すると原口が例の調子で、 「罪がない代りに、たいへん計算がめんどうになってきた。やっぱり一利一害だ」と言った。この一言で、人々はもとのとおりビールの気分に復した。広田先生が、こんな事を言う。 「どうも物理学者は自然派じゃだめのようだね」  物理学者と自然派の二字は少なからず満場の興味を刺激した。 「それはどういう意味ですか」と本人の野々宮さんが聞き出した。広田先生説明しなければならなくなった。 「だって、光線の圧力試験するために、目だけあけて、自然を観察していたって、だめだからさ。自然献立のうちに、光線の圧力という事実印刷されていないようじゃないか。だから人工的に、水晶の糸だの、真空だの、雲母だのという装置をして、その圧力物理学者の目に見えるように仕掛けるのだろう。だから自然派じゃないよ」 「しか浪漫派でもないだろう」と原口さんがまぜ返した。 「いや浪漫派だ」と広田先生がもったいらしく弁解した。「光線と、光線を受けるものとを、普通自然界においては見出せないような位置関係に置くところがまったく浪漫派じゃないか」 「しかし、いったんそういう位置関係に置いた以上は、光線固有の圧力を観察するだけだからそれからあとは自然派でしょう」と野々宮さんが言った。 「すると、物理学者は浪漫自然派ですね。文学のほうでいうと、イブセンのようなものじゃないか」と筋向こうの博士比較を持ち出した。 「さよう、イブセンの劇は野々宮君と同じくらいな装置があるが、その装置の下に働く人物は、光線のように自然法則に従っているか疑わしい」これは縞の羽織批評家言葉であった。 「そうかもしれないが、こういうことは人間研究上記憶しておくべき事だと思う。――すなわち、ある状況のもとに置かれた人間は、反対の方向に働きうる能力権力とを有している。ということなんだが、――ところが妙な習慣で、人間も光線も同じように器械的の法則に従って活動すると思うものから、時々とんだ間違いができる。おこらせようと思って装置をすると、笑ったり、笑わせようともくろんでかかると、おこったり、まるで反対だ。しかしどちらにしても人間に違いない」と広田先生がまた問題を大きくしてしまった。 「じゃ、ある状況のもとに、ある人間が、どんな所作をしてもしぜんだということになりますね」と向こうの小説家が質問した。広田先生は、すぐ、 「ええ、ええ。どんな人間を、どう描いても世界に一人くらいはいるようじゃないですか」と答えた。「じっさい人間たる我々は、人間しからざる行為動作を、どうしたって想像できるものじゃない。ただへたに書くから人間と思われないのじゃないですか」  小説家はそれで黙った。今度は博士がまた口をきいた。 「物理学者でも、ガリレオ寺院釣りランプの一振動時間が、振動の大小にかかわらず同じであることに気がついたり、ニュートン林檎が引力で落ちるのを発見したりするのは、はじめから自然派ですね」 「そういう自然派なら、文学のほうでも結構でしょう。原口さん、絵のほうでも自然派がありますか」と野々宮さんが聞いた。 「あるとも。恐るべきクールベエというやつがいる。v※(アキュートアクセント付きE小文字)rit※(アキュートアクセント付きE小文字) vraie. なんでも事実でなければ承知しない。しかしそう猖獗を極めているものじゃない。ただ一派として存在を認められるだけさ。またそうでなくっちゃ困るからね。小説だって同じことだろう、ねえ君。やっぱりモローや、シャバンヌのようなのもいるはずだろうじゃないか」 「いるはずだ」と隣の小説家が答えた。  食後には卓上演説も何もなかった。ただ原口さんが、しきりに九段の上の銅像悪口を言っていた。あん銅像をむやみに立てられては、東京市民が迷惑する。それより、美しい芸者銅像でもこしらえるほうが気が利いているという説であった。与次郎三四郎九段銅像原口さんと仲の悪い人が作ったんだと教えた。  会が済んで、外へ出るといい月であった。今夜の広田先生庄司博士によい印象を与えたろうかと与次郎が聞いた。三四郎は与えたろうと答えた。与次郎は共同水道栓のそばに立って、この夏、夜散歩に来て、あまり暑いからここで水を浴びていたら、巡査に見つかって、擂鉢山へ駆け上がったと話した。二人は擂鉢山の上で月を見て帰った。  帰り道に与次郎三四郎に向かって、突然借金言い訳をしだした。月のさえた比較寒いである三四郎ほとんど金の事などは考えていなかった。言い訳を聞くのでさえ本気ではない。どうせ返すことはあるまいと思っている。与次郎もけっして返すとは言わない。ただ返せない事情をいろいろに話す。その話し方のほうが三四郎にはよほどおもしろい。――自分の知ってるさる男が、失恋の結果、世の中がいやになって、とうとう自殺をしようと決心したが、海もいや川もいや、噴火口はなおいや、首をくくるのはもっともいやというわけで、やむをえず短銃を買ってきた。買ってきて、まだ目的遂行しないうちに、友だちが金を借りにきた。金はないと断ったが、ぜひどうかしてくれと訴えるので、しかたなしに、大事の短銃を貸してやった。友だちはそれを質に入れて一時をしのいだ。つごうがついて、質を受け出して返しにきた時は、肝心の短銃の主はもう死ぬ気がなくなっていた。だからこの男の命は金を借りにこられたために助かったと同じ事である。 「そういう事もあるからなあ」と与次郎が言った。三四郎にはただおかしいだけである。そのほかにはなんらの意味もない。高い月を仰いで大きな声を出して笑った。金を返されないでも愉快である与次郎は、 「笑っちゃいかん」と注意した。三四郎はなおおかしくなった。 「笑わないで、よく考えてみろ。おれが金を返さなければこそ、君が美禰子さんから金を借りることができたんだろう」  三四郎は笑うのをやめた。 「それで?」 「それだけでたくさんじゃないか。――君、あの女を愛しているんだろう」  与次郎はよく知っている。三四郎はふんと言って、また高い月を見た。月のそばに白い雲が出た。 「君、あの女には、もう返したのか」 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」  のん気な事を言う。三四郎はなんとも答えなかった。しかいつまでも借りておく気はむろんなかった。じつは必要な二十円を下宿へ払って、残りの十円をそのあくる日すぐ里見の家へ届けようと思ったが、今返してはかえって、好意にそむいて、よくないと考え直して、せっかく門内に、はいられる機会を犠牲にしてまでも引き返した。その時何かの拍子で、気がゆるんで、その十円をくずしてしまった。じつは今夜の会費もそのうちから出ている。自分ばかりではない。与次郎のもそのうちから出ている。あとには、ようやく二、三円残っている。三四郎はそれで冬シャツを買おうと思った。  じつは与次郎がとうてい返しそうもないから、三四郎は思いきって、このあいだ国元へ三十円の不足を請求した。十分な学資を月々もらっていながら、ただ不足だからといって請求するわけにはゆかない。三四郎はあまり嘘をついたことのない男だから請求理由にいたって困却した。しかたがないからただ友だちが金をなくして弱っていたから、つい気の毒になって貸してやった。その結果として、今度はこっちが弱るようになった。どうか送ってくれと書いた。  すぐ返事を出してくれれば、もう届く時分であるのにまだ来ない。今夜あたりはことによると来ているかもしれぬくらいに考えて、下宿へ帰ってみると、はたして、母の手蹟で書いた封筒ちゃんと机の上に乗っている。不思議なことに、いつも必ず書留で来るのが、きょうは三銭切手一枚で済ましてある。開いてみると、中はいつになく短かい。母としては不親切なくらい、用事だけで申し納めてしまった。依頼の金は野々宮さんの方へ送ったから、野々宮さんから受け取れというさしずにすぎない。三四郎は床を取ってねた。  翌日もその翌日も三四郎は野々宮さんの所へ行かなかった。野々宮さんのほうでもなんともいってこなかった。そうしているうちに一週間ほどたった。しまいに野々宮さんから下宿下女を使いに手紙をよこした。おっかさんからまれものがあるからちょっと来てくれろとある三四郎講義の隙をみて、また理科大学の穴倉へ降りていった。そこで立談のあいだに事を済ませようと思ったところが、そううまくはいかなかった。この夏は野々宮さんだけで専領していた部屋に髭のはえた人が二、三人いる。制服を着た学生も二、三人いる。それが、みんな熱心に、静粛に、頭の上の日のあたる世界をよそにして、研究をやっている。そのうちで野々宮さんはもっと多忙に見えた。部屋の入口に顔を出した三四郎ちょっと見て、無言のまま近寄ってきた。 「国から、金が届いたから、取りに来てくれたまえ。今ここに持っていないから。それからまだほかに話す事もある」  三四郎ははあと答えた。今夜でもいいかと尋ねた。野々宮はすこしく考えていたが、しまいに思いきってよろしいと言った。三四郎はそれで穴倉を出た。出ながら、さすがに理学者は根気のいいものだと感心した。この夏見た福神漬の缶と、望遠鏡が依然としてもとのとおりの位置に備えつけてあった。  次の講義時間与次郎に会ってこれこれだと話すと、与次郎はばかだと言わないばかりに三四郎をながめて、 「だからいつまでも借りておいてやれと言ったのに。よけいな事をして年寄りには心配をかける。宗八さんにはお談義をされる。これくらい愚な事はない」とまるで自分から事が起こったとは認めていない申し分である三四郎もこの問題に関しては、もう与次郎責任を忘れてしまった。したがって与次郎の頭にかかってこない返事をした。 「いつまでも借りておくのは、いやだから、家へそう言ってやったんだ」 「君はいやでも、向こうでは喜ぶよ」 「なぜ」  このなぜが三四郎自身はいくぶんか虚偽の響らしく聞こえた。しか相手にはなんらの影響も与えなかったらしい。 「あたりまえじゃないか。ぼくを人にしたって、同じことだ。ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」  三四郎は返事をしないで、講義を筆記しはじめた。二、三行書きだすと、与次郎がまた、耳のそばへ口を持ってきた。 「おれだって、金のある時はたびたび人に貸したことがある。しかしだれもけっして返したものがない。それだからおれはこのとおり愉快だ」  三四郎まさか、そうかとも言えなかった。薄笑いをしただけで、またペンを走らしはじめた。与次郎それからはおちついて、時間の終るまで口をきかなかった。  ベルが鳴って、二人肩を並べて教場を出る時、与次郎が、突然聞いた。

anond:20241001234545

「あの女は君にほれているのか」

 二人のあとから続々聴講生が出てくる。三四郎はやむをえず無言のまま梯子段を降りて横手玄関から図書館わきの空地へ出て、はじめて与次郎を顧みた。

「よくわからない」

 与次郎はしばらく三四郎を見ていた。

「そういうこともある。しかしよくわかったとして、君、あの女の夫になれるか」

 三四郎はいまだかつてこの問題を考えたことがなかった。美禰子に愛せられるという事実のものが、彼女の夫たる唯一の資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である三四郎は首を傾けた。

「野々宮さんならなれる」と与次郎が言った。

「野々宮さんと、あの人とは何か今までに関係があるのか」

 三四郎の顔は彫りつけたようにまじめであった。与次郎一口

「知らん」と言った。三四郎は黙っている。

「また野々宮さんの所へ行って、お談義を聞いてこい」と言いすてて、相手は池の方へ行きかけた。三四郎は愚劣の看板のごとく突っ立った。与次郎は五、六歩行ったが、また笑いながら帰ってきた。

「君、いっそ、よし子さんをもらわないか」と言いながら、三四郎を引っ張って、池の方へ連れて行った。歩きながら、あれならいい、あれならいいと、二度ほど繰り返した。そのうちまたベルが鳴った。

 三四郎はその夕方野々宮さんの所へ出かけたが、時間がまだすこし早すぎるので、散歩かたがた四丁目まで来て、シャツを買いに大きな唐物屋へはいった。小僧が奥からいろいろ持ってきたのをなでてみたり、広げてみたりして、容易に買わない。わけもなく鷹揚にかまえていると、偶然美禰子とよし子が連れ立って香水を買いに来た。あらと言って挨拶をしたあとで、美禰子が、

「せんだってありがとう」と礼を述べた。三四郎にはこのお礼の意味が明らかにわかった。美禰子から金を借りたあくる日もう一ぺん訪問して余分をすぐに返すべきところを、ひとまず見合わせた代りに、二日ばかり待って、三四郎は丁寧な礼状を美禰子に送った。

 手紙文句は、書いた人の、書いた当時の気分をすなおに表わしたものではあるが、むろん書きすぎている。三四郎はできるだけの言葉を層々と排列して感謝の意を熱烈にいたした。普通の者から見ればほとんど借金の礼状とは思われないくらいに、湯気の立ったものであるしか感謝以外には、なんにも書いてない。それだから自然の勢い、感謝感謝以上になったのでもある。三四郎はこの手紙ポストに入れる時、時を移さぬ美禰子の返事を予期していた。ところがせっかくの封書はただ行ったままであるそれから美禰子に会う機会はきょうまでなかった。三四郎はこの微弱なる「このあいだはありがとう」という反響に対して、はっきりした返事をする勇気も出なかった。大きなシャツを両手で目のさきへ広げてながめながら、よし子がいるからああ冷淡なんだろうかと考えた。それからこのシャツもこの女の金で買うんだなと考えた。小僧はどれになさいますと催促した。

 二人の女は笑いながらそばへ来て、いっしょにシャツを見てくれた。しまいに、よし子が「これになさい」と言った。三四郎はそれにした。今度は三四郎のほうが香水相談を受けた。いっこうわからない。ヘリオトロープと書いてある罎を持って、いいかげんに、これはどうですと言うと、美禰子が、「それにしましょう」とすぐ決めた。三四郎は気の毒なくらいであった。

 表へ出て別れようとすると、女のほうが互いにお辞儀を始めた。よし子が「じゃ行ってきてよ」と言うと、美禰子が、「お早く……」と言っている。聞いてみて、妹が兄の下宿へ行くところだということがわかった。三四郎はまたきれいな女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となった。日はまだまったく落ちていない。

 三四郎はよし子といっしょに歩くよりは、よし子といっしょに野々宮の下宿で落ち合わねばならぬ機会をいささか迷惑に感じた。いっそのこと今夜は家へ帰って、また出直そうかと考えた。しかし、与次郎のいわゆるお談義を聞くには、よし子がそばにいてくれるほうが便利かもしれない。まさか人の前で、母から、こういう依頼があったと、遠慮なしの注意を与えるわけはなかろう。ことによると、ただ金を受け取るだけで済むかもわからない。――三四郎は腹の中で、ちょっとずるい決心をした。

「ぼくも野々宮さんの所へ行くところです」

「そう、お遊びに?」

「いえ、すこし用があるんです。あなたは遊びですか」

「いいえ、私も御用なの」

 両方が同じようなことを聞いて、同じような答を得た。しかし両方とも迷惑を感じている気色がさらにない。三四郎は念のため、じゃまじゃないかと尋ねてみた。ちっともじゃまにはならないそうである。女は言葉でじゃまを否定したばかりではない。顔ではむしろなぜそんなことを質問するかと驚いている。三四郎は店先のガスの光で、女の黒い目の中に、その驚きを認めたと思った。事実としては、ただ大きく黒く見えたばかりである

バイオリンを買いましたか

「どうして御存じ」

 三四郎は返答に窮した。女は頓着なく、すぐ、こう言った。

いくら兄さんにそう言っても、ただ買ってやる、買ってやると言うばかりで、ちっとも買ってくれなかったんですの」

 三四郎は腹の中で、野々宮よりも広田よりも、むしろ与次郎非難した。

 二人は追分の通りを細い路地に折れた。折れると中に家がたくさんある。暗い道を戸ごとの軒燈が照らしている。その軒燈の一つの前にとまった。野々宮はこの奥にいる。

 三四郎下宿とはほとんど一丁ほどの距離である。野々宮がここへ移ってから三四郎は二、三度訪問したことがある。野々宮の部屋は広い廊下を突き当って、二段ばかりまっすぐに上がると、左手に離れた二間である。南向きによその広い庭をほとんど椽の下に控えて、昼も夜も至極静かである。この離れ座敷に立てこもった野々宮さんを見た時、なるほど家を畳んで下宿をするのも悪い思いつきではなかったと、はじめて来た時から、感心したくらい、居心地のいい所である。その時野々宮さんは廊下下りて、下から自分の部屋の軒を見上げて、ちょっと見たまえ、藁葺だと言った。なるほど珍しく屋根に瓦を置いてなかった。

 きょうは夜だから屋根はむろん見えないが、部屋の中には電燈がついている。三四郎は電燈を見るやいなや藁葺を思い出した。そうしておかしくなった。

「妙なお客が落ち合ったな。入口で会ったのか」と野々宮さんが妹に聞いている。妹はしからざるむねを説明している。ついでに三四郎のようなシャツを買ったらよかろうと助言している。それから、このあいだのバイオリン和製で音が悪くっていけない。買うのをこれまで延期したのだから、もうすこし良いのと買いかえてくれと頼んでいる。せめて美禰子さんくらいのなら我慢すると言っている。そのほか似たりよったりの駄々をしきりにこねている。野々宮さんはべつだんこわい顔もせず、といって、優しい言葉もかけず、ただそうかそうかと聞いている。

 三四郎はこのあいだなんにも言わずにいた。よし子は愚な事ばかり述べる。かつ少しも遠慮をしない。それがばかとも思えなければ、わがままとも受け取れない。兄との応待をそばにいて聞いていると、広い日あたりのいい畑へ出たような心持ちがする。三四郎は来たるべきお談義の事をまるで忘れてしまった。その時突然驚かされた。

「ああ、わたし忘れていた。美禰子さんのお言伝があってよ」

「そうか」

「うれしいでしょう。うれしくなくって?」

 野々宮さんはかゆいような顔をした。そうして、三四郎の方を向いた。

ぼくの妹はばかですね」と言った。三四郎はしかたなしに、ただ笑っていた。

「ばかじゃないわ。ねえ、小川さん」

 三四郎はまた笑っていた。腹の中ではもう笑うのがいやになった。

「美禰子さんがね、兄さんに文芸協会演芸会に連れて行ってちょうだいって」

里見さんといっしょに行ったらよかろう」

「御用があるんですって」

「お前も行くのか」

「むろんだわ」

 野々宮さんは行くとも行かないとも答えなかった。また三四郎の方を向いて、今夜妹を呼んだのは、まじめの用があるんだのに、あんのん気ばかり言っていて困ると話した。聞いてみると、学者だけあって、存外淡泊である。よし子に縁談の口がある。国へそう言ってやったら、両親も異存はないと返事をしてきた。それについて本人の意見をよく確かめ必要が起こったのだと言う。三四郎はただ結構ですと答えて、なるべく早く自分のほうを片づけて帰ろうとした。そこで、

「母からあなたにごめんどうを願ったそうで」と切り出した。野々宮さんは、

「なに、大してめんどうでもありませんがね」とすぐに机の引出しから、預かったものを出して、三四郎に渡した。

「おっかさんが心配して、長い手紙を書いてよこしましたよ。三四郎は余儀ない事情で月々の学資を友だちに貸したと言うが、いくら友だちだって、そうむやみに金を借りるものじゃあるまいし、よし借りたって返すはずだろうって。いなかの者は正直だから、そう思うのもむりはない。それからね、三四郎が貸すにしても、あまり貸し方が大げさだ。親から月々学資を送ってもらう身分でいながら、一度に二十円の三十円のと、人に用立てるなんて、いかにも無分別とあるんですがね――なんだかぼくに責任があるように書いてあるから困る。……」

 野々宮さんは三四郎を見て、にやにや笑っている。三四郎はまじめに、「お気の毒です」と言ったばかりである。野々宮さんは、若い者を、極めつけるつもりで言ったんでないとみえて、少し調子を変えた。

「なに、心配することはありませんよ。なんでもない事なんだから。ただおっかさんは、いなかの相場で、金の価値をつけるから、三十円がたいへん重くなるんだね。なんでも三十円あると、四人の家族半年食っていけると書いてあったが、そんなものかな、君」と聞いた。よし子は大きな声を出して笑った。三四郎にもばかげているところがすこぶるおかしいんだが、母の言条が、まったく事実を離れた作り話でないのだから、そこに気がついた時には、なるほど軽率な事をして悪かったと少しく後悔した。

「そうすると、月に五円のわりだから、一人前一円二十五銭にあたる。それを三十日に割りつけると、四銭ばかりだが――いくらいなかでも少し安すぎるようだな」と野々宮さんが計算を立てた。

「何を食べたら、そのくらいで生きていられるでしょう」とよし子がまじめに聞きだした。三四郎も後悔する暇がなくなって、自分の知っているいなか生活ありさまをいろいろ話して聞かした。そのなかには宮籠りという慣例もあった。三四郎の家では、年に一度ずつ村全体へ十円寄付することになっている。その時には六十戸から一人ずつ出て、その六十人が、仕事を休んで、村のお宮へ寄って、朝から晩まで、酒を飲みつづけに飲んで、ごちそうを食いつづけに食うんだという。

「それで十円」とよし子が驚いていた。お談義はこれでどこかへいったらしい。それから少し雑談をして一段落ついた時に、野々宮さんがあらためて、こう言った。

「なにしろ、おっかさんのほうではね。ぼくが一応事情を調べて、不都合がないと認めたら、金を渡してくれろ。そうしてめんどうでもその事情を知らせてもらいたいというんだが、金は事情もなんにも聞かないうちに、もう渡してしまったしと、――どうするかね。君たしか佐々木に貸したんですね」

 三四郎は美禰子からもれて、よし子に伝わって、それが野々宮さんに知れているんだと判じた。しかしその金が巡り巡ってバイオリンに変形したものとは、兄妹とも気がつかないか一種妙な感じがした。ただ「そうです」と答えておいた。

佐々木馬券を買って、自分の金をなくしたんだってね」

「ええ」

 よし子はまた大きな声を出して笑った。

「じゃ、いいかげんにおっかさんの所へそう言ってあげよう。しかし今度から、そんな金はもう貸さないことにしたらいいでしょう」

 三四郎は貸さないことにするむねを答えて、挨拶をして、立ちかけると、よし子も、もう帰ろうと言い出した。

「さっきの話をしなくっちゃ」と兄が注意した。

「よくってよ」と妹が拒絶した。

「よくはないよ」

「よくってよ。知らないわ」

 兄は妹の顔を見て黙っている。妹は、またこう言った。

だってしかたがないじゃ、ありませんか。知りもしない人の所へ、行くか行かないかって、聞いたって。好きでもきらいでもないんだから、なんにも言いようはありゃしないわ。だから知らないわ」

 三四郎は知らないわの本意をようやく会得した。兄妹をそのままにして急いで表へ出た。

 人の通らない軒燈ばかり明らかな路地を抜けて表へ出ると、風が吹く。北へ向き直ると、まともに顔へ当る。時を切って、自分下宿の方から吹いてくる。その時三四郎は考えた。この風の中を、野々宮さんは、妹を送って里見まで連れていってやるだろう。

 下宿の二階へ上って、自分の部屋へはいって、すわってみると、やっぱり風の音がする。三四郎はこういう風の音を聞くたびに、運命という字を思い出す。ごうと鳴ってくるたびにすくみたくなる。自分ながらけっして強い男とは思っていない。考えると、上京以来自分運命はたいがい与次郎のためにこしらえられている。しかも多少の程度において、和気靄然たる翻弄を受けるようにこしらえられている。与次郎は愛すべき悪戯である。向後もこの愛すべき悪戯者のために、自分運命を握られていそうに思う。風がしきりに吹く。たしか与次郎以上の風である

 三四郎は母から来た三十円を枕元へ置いて寝た。この三十円も運命翻弄が生んだものである。この三十円がこれからさきどんな働きをするか、まるでわからない。自分はこれを美禰子に返しに行く。美禰子がこれを受け取る時に、また一煽り来るにきまっている。三四郎はなるべく大きく来ればいいと思った。

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2024-08-19

クルド問題で良くやり玉にあがる解体トラックの積載とヤード問題に就いてパート1

産経新聞が報じているクルド人ヤードで大騒ぎ問題に関して。因みに本稿では記事事件のものには触れない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20240818-Q7DJ43L7IVGBVIXACY4JX5FRBY/

 

トラック制裁制限

産経記事では冒頭に「過積載の(解体業)トラック」の写真掲載されている。Xでもよく同じような写真が「クルド人解体屋の過積載トラック」として掲示され「何故か警察検挙しない!」と指弾されている。

これらは違法積載なのだろうか?

 

道交法は近年改正され、車両からのはみ出しの制限が緩和された。

後方については車両長の20%以下となった(はみ出しが後方だけの場合)。これはいすゞエルフ2t積みの場合全長が4.7mなのではみ出しの最大は940cmとなる。写真トラックはそんなにでっぱっていない。

 

側方については片方10%づつの両方で20%までが可能になった。

産経写真トラックは上の方が広い積み方がされている。一番上に畳が2枚並んであるのでこれを基準に幅を考えてみる。

畳は地方により寸法が違うが関東で使われる江戸間だと短辺は88cmだ。これが2枚で176㎝。真ん中に間隙があり、柱も一本挟まっている。また少し斜めになっている。それらを修正すると188cmくらいか

エルフの全幅は1.7mなので両側合わせて34㎝まではみ出し可能だ。幅は1.7+0.34=2040㎝まで積載okであるから全然余裕である違反ではない。

 

では高さは?というと、実は規制がないのだ。いくらでも積んでいい。

でも道交法では「道路運行する車両の最大寸法」が決まっていて、3.8mとなっている。だから荷台の高さに拘らずに全車3.8mまで積める。

しかし3.8mというのは観光バス屋根とか電車の2階建てグリーン車屋根の高さで、とんでもない高さだ。だからトラックでそこまで積むという事はあまり無い。で、写真トラックもそこまで積んでいない。見たところ3.2~3.4mくらいだ。

 

重量は?というのは測らないと判らない。でも間隙が多い廃材なので重量はそこまでいかない。2tくらいではないだろうか?因みに木造住宅の重さは30坪2階建程度で30t強といったところ。検索すると1600kg/㎡という数字が出てくるだろうが、これは家の積載荷重と耐雪荷重を合わせた重さで、自重は半分程度になる。また壁材のモルタル石膏ボード漆喰を合わせた重さだから木材だけだと大した事ないのだ。

 

となると、これは過積載でも何でも無い定積載なのだ

 

トラックの積み方

トラックに積む場合、まずはあおりの内側にコンパネなどで壁を造る。その中で安定するようにテトリスみたいにぴっちり積んで、時にTスピンなんかも駆使して動かないようにする。

コンパネ壁の上に来たら安定する大物を外側に積んで真ん中の方に小物を積んで行く。これもテトリスっぽいな。

いい所まで来たらロープを掛けて思い切り絞り完成。コンパネと大物が押さえになって荷崩れを防止する。

 

多分、Xとかで騒いでいる人らは平トラックの積み方知らないのだろう。なので解体屋のトラックを見たら全てで「過積載」と騒ぐ。しかも慎重に情報を流すという動機がない。

しかも後ろからではドライバーが何人かなんて判る由もない。クルド人かどうかなんて聞かないと判らない。更に言うと撮影場所がどこかとかどこナンバーかというのも確認しないしその動機もない。

警察はなぜ検挙しない!」ってそれは平トラックの定積載だからだ。アホやね。

 

ヤードの中が見えない問題

ヤードっていうのは物流基地屋根のない構内をいうのだが、特に自動車解体屋の車両置き場の事も指す。最近ではそこから建築業の資材置き場や金属スクラップ置き場なんかのことも指す。これは自動車解体屋のヤード誤用っぽい転用だ。

で、この自動車解体ヤードは簡易な壁で仕切られて中が見えない、中で盗難解体しているのではないか?と言われ、それもクルド人問題として語られる事がある。

 

だがこれは無体な論難だ。壁を建てるのは法規制に拠る。

昔の自動車解体屋はテキトーで、その辺に廃車を積み上げ、外して売り物にするエンジンやボディーパーツをその辺に積み上げていた。

だがこれだと廃油や廃冷却水がタレ流しになって土壌にしみ込んでしまう。廃冷却水は河川流れると魚毒性が高い。

そこで各条例でこういう規制が出来た。

・1.廃車置き場と作業場コンクリ打ちして排水路を作り、オイルトラップを設置せよ

・2.1が難しい場合作業場だけコンクリ打ち+排水路+オイルトラップとしてそこで全液体を抜いてから廃車置き場に置け

・十分な高さのある塀で囲って部外者が入れないようにせよ

 

最後の塀は子供が入り込んでかくれんぼをしてたら転落したり、車ごとプレス機に突っ込まれキックアスの悪役みたいな死に方するのを防ぐ為の規制だ。

増田学生時代、金がないかマイカーは買えなかったが整備の腕は幾分あるのでバイト先の友人に駆り出されて工具箱持参で解体屋にフォークリフト86の廃車を下ろしてもらいミッション自分たちで外したり、シルビアのノンスリップデフを外したりして金払って帰り、それらを交換したりしていた。日産のL型エンジンは重かったな。

でも今はそういうのは出来なくなっていて、勝手ヤードの中歩いたりさせてくれないしそもそもから見えないか在庫が判らない。つまらん。

こういう仕事は当然がっつり汚れて暖房冷房も無いところで働くから人気が無く、外国人従業員が多くなっている。

それで色の黒いガイジンヤバいとなって、「中が見えない=犯罪?」と連想ゲームになるのだが、法規制ぐらい知っておけという話である

 

事件地の推定

「本稿では記事事件のものには触れない」って書いがあれは嘘だ。やっぱ記事の中身に触れたくなったわ。というのも地理的条件説明したいから。

 

記事中に「(川口)市東北部とあるが、市の東北側には人家がまれ地域があるのだ。一つは旧見沼、もう一つが木曽呂という地区だ。

 

見沼

 

江戸時代まで川口から大宮にかけて見沼という巨大な沼があった。土木工事狂の三代家光になると、見沼の下の方に堤を造って、今の川口市~足立区開拓する事になった。その直接指示官は利根川東遷事業荒川西遷事業を為した治水土木界のチャックノリス、かの伊奈忠治である

そこで八町堤が築造され、見沼は巨大溜池となり、その南は広大な田圃となって幕府石高を上げ、財政情況改善したのである

ところで荒川はそれまで元荒川を流れていたので、上尾より下流入間川けが流れていた。しかしこの入間川下流は今の荒川と相当に違う所を流れていた。

指扇付近からは今の荒川の西を蛇行して流れ、中浦和駅武蔵浦和駅南浦和駅浦和シリーズスランプラリーしてるみたいな流路を取ってから浦和競馬場に踵を返して川口市を横切り今の外環道クロスして、川口オート→毛長川→八潮という風に流れていた。地方競馬からオートレースはしごかよ。

で当時綾瀬駅を流れていた利根川に合流して自由に氾濫し辺りをぐちゃぐちゃにしていた。オケラオヤジの大暴れみたいな奴である

この川も荒川西遷で廃川になったので広大な土地を開墾でき、その辺は川が無くなったから見沼の溜池で潤すって感じだ。

この川の痕跡戦後すぐの航空写真にはくっきりと写っている。

https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=35.841125&lng=139.699960&zoom=14&dataset=tokyo50&age=10&screen=2&scr1tile=k_ort_USA10&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2

河川跡は出水やすいので田んぼとし、その横に形成された微高地自然堤防曽根)に集落を築いていたので川跡がくっきり残ったのだな。

 

享保の改革吉宗時代になると、見沼に泥が溜まって貯水力低下。そこで、見沼を全部干拓しちゃえという事になった。でもそのままじゃ水が足りないね。そこで見沼代用水という用水路を作るのだが、どこから取水してるというと羽生なのだ。見沼から60㎞以上あるのだ。

途中には当然沢山の川がある。そこでどうしたかというと、全部立体交差で通したのだ。江戸時代なのにちょっとイカれた工事だ。舎人ライナーに見沼代用親水公園って駅があるが、この代用水とは見沼の代わりの用水って意味なのだな。

それ以来、旧見沼は田んぼ地帯となっていて、地盤も悪いし土地が低いか都市化した後もそこに家を建てたり開発行為をしてはならないという規制が敷かれている。

武蔵野線東浦和東川口間、東武野田線大宮公園~大和田七里岩槻で突然住宅街が途切れて田園地帯や荒れ地が広がるのを見た事ないだろうか?あれが見沼なんである

 

で、八丁堤の下にあたる川口市の方は開発一切禁止というんじゃなくて調整地域という形になっている。これは一般都市計画建築物規制するやり方で、住宅工場などは建ててはならない。でも例外が設けられていて、学校病院特養ホームなんかはokなので、家は無くそういう建物ばかりが閑散に建つという風景になっている。

建物規制なので駐車場など建物がない用途では規制されない。すると、中古車屋(事務所は移動可能プレハブ)、解体ヤード建築資材置き場などは規制されないのでそれらが集まってしまい、景色としてはあまり良くない地域になっている。

 

パート2→https://anond.hatelabo.jp/20240819185125  

Permalink |記事への反応(15) | 18:49

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2024-08-17

聲の形」って映画をやってたから見たんだが、聾唖者のキャラ声優が「健全者」でドン引きした…

昨日の夜、ガールフレンドの家で日式焼肉を食べた後

聲の形」って漫画映画がやってたか

ガールフレンドと一緒に見た


 聾唖者を題材にした映画コーダあいのうたみたいな感じの映画なんかなあって思いながら観た

(そういえばコーダあいのうたみたいにHシーンがあったら気まずかったな)


この聲の形って映画声優を観たら、ノンデフ聾唖ではない)の健全者の声優ドン引きした…


 欧米中韓人権先進国では、障がい者の役は障がい者が演じるべきだと考えられており

貴重な障がい者の出演の機会を搾取するのは、文化盗用であり倫理に反しかねないと考えられている

 もしかして日本では、障がい者差別があまりに酷すぎて聾唖者の俳優存在すらできないのかなあって一瞬考えたけど

 去年日本アカデミー賞を受賞した「月」って映画にもデフアクターが出演してたからそんなこともないんだろう

 実写なら昔の人権意識が劣る時代にとった作品ですって言い訳も聞くけど漫画映画で今からでもデフアクターいくらでも吹き替えできるのになあ


 この映画については中国の一部地域で上映反対運動が起きたらしいけど然もありなんって思った

Permalink |記事への反応(2) | 19:51

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2024-07-01

トルーマン

フォルスマン

ヌルマン

アンデフインドマン

Permalink |記事への反応(0) | 17:26

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2024-03-21

anond:20240321101222

ペニスケースだけ付けておけば万全?だよな

金玉わいせつ物に当たらない)


https://courrier.jp/news/archives/170410/

「コラン・テンポ」よると、チェンドラワシ国立大学に通うエカリ族の学生デフィオ・バステン・テケゲは、最近コテカだけを身につけて通学することを決めたという。


その格好は、キャンパスでは斬新に映るようだ。デフィオは言う。

教師にいっしょに写真を撮ってくれと頼まれました。でも僕はその申し出を断って、こう言ったんです。

──申し訳ありませんが、僕は勉強するために来ているのであって、ファッションショーをするためではありません」

Permalink |記事への反応(0) | 10:18

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anond:20240321101217

ペニスケースだけ付けておけば万全?だよな


金玉わいせつ物に当たらない)



https://courrier.jp/news/archives/170410/

「コラン・テンポ」よると、チェンドラワシ国立大学に通うエカリ族の学生デフィオ・バステン・テケゲは、最近コテカだけを身につけて通学することを決めたという。



その格好は、キャンパスでは斬新に映るようだ。デフィオは言う。


教師にいっしょに写真を撮ってくれと頼まれました。でも僕はその申し出を断って、こう言ったんです。

──申し訳ありませんが、僕は勉強するために来ているのであって、ファッションショーをするためではありません」

Permalink |記事への反応(0) | 10:14

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2024-02-05

ドナルドダックアナルデファックは似てる

間違えないように

Permalink |記事への反応(1) | 17:00

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2024-02-03

anond:20240203071159

Linux組み込み分野でデファスタになってますから

Permalink |記事への反応(0) | 07:14

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2024-01-28

Appleはなぜ折り畳めるiPadを出さないんだろうか?

折り畳めるiPhoneを出さな理由もわからないけど、おそらくAppleはもうiPhoneのような主力商品で遊びが利かない体質になっているんだろう。

それならiPadラインナップに折り畳めるものを投入するべきなのだ

タブレット端末の欠点はその可搬性がスマートフォンよりも劣ることだ。

画面が大きいこととのトレードオフから仕方がない。

しかし折りたたみ性能を持たせることでどちらの性質も持たせることが出来る。

ポケットに入り、取り出せばスマートフォンよりも大きな画面を利用できる製品需要はある。

そして、そのような製品にはiPhoneでは実現できない可能性が必ずある。

また折りたたみスマートフォンを精力的に発売する他メーカー勢にマッチアップする必要もある。

本来ならiPhoneにそのラインナップを加えるべきなのだがそれはしない。

ならばiPadでやってみるべきだ。

iPadならばそのような試みをする余地がまだあるはずだ。

生成AIに遅れを取り、スマートカーの実現もまだ遥かに遠く、レンズ型のコンピューターも値段が高すぎる。

iPhoneは毎年のモデファイだけで、これから勢力AIスマートフォンを登場させたときには対抗できないかもしれない。

かなりジリ貧(あれだけ儲けているのにジリ貧というのもおかしいが)具合で日本自動車メーカーEV生産に遅れていることどころではない周回遅れにAppleは入ろうとしていている。

Apple大丈夫なのだろうか。

Permalink |記事への反応(1) | 17:57

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2023-12-30

anond:20231230045337

腐敗を我慢し続けるなんて

大人じゃない

原爆落とされ

コロナ突っ込まれ

アホウドリの島じまは

滅びの歌を歌うだろ

絶滅するのは人じゃない

ウジの湧ききった

デフミイラ

Permalink |記事への反応(0) | 09:43

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2023-12-28

anond:20231228001823

沢村のアニキ軍手ストラット式サスのショックアブソーバんとこ突っ込んで指でストローク量さぐるだけじゃなくて、デフまで舐めて調べてるんスかぁ?!

Permalink |記事への反応(0) | 00:21

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2023-07-12

デフリース、クビかあ。

相変わらず厳しいなところだな。

角田とかも一年目は散々だったけど

首にならなかったのは

時折見せたスピード

なんといってもホンダ後ろ盾だよな。

F1に慣れるには3年かかる、

といわれても3年残るのが至難。

 

今年の角田は成長したと評価が高いけれど、

比較対象ルーキーデフリースだった。

でも、今度は元トップドライバーリカルドとの競争になるわけで、

それでもチームメイトを打ち負かすことが出来るようでないと

ホンダ支援無しでは今後もF1でやっていくことは無理だろう。

Permalink |記事への反応(0) | 00:30

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2023-07-08

ブス好きの男とか、デフ好きの男とか、メンヘラ好きの男とかいるけど

弱者男性好きな女はまじで見たことない

女は生粋差別主義者だと思う

Permalink |記事への反応(2) | 15:39

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2023-06-29

anond:20130629222926

そんなの川崎のビデフランスでも買えるでしょ。

Permalink |記事への反応(0) | 00:10

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2023-06-14

anond:20230614151849

DEF.DIVAデフ.ディヴァ)は、

元モーニング娘。安倍なつみ後藤真希石川梨華

及びソロ歌手

松浦亜弥の計4人で結成されたハロー!プロジェクトヴォーカルユニット

ショートパンツが有名

好きすぎて バカみたい

好きすぎて バカみたい ·2005年

Permalink |記事への反応(1) | 15:20

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2022-09-05

コミティア弱者男性を見て気分が悪くなった

 ハゲデフ中年の汚らしい男性サークルがあった。拙い絵のポスターは人を近づけさせない迫力がある。喋ることもできないらしく、参加者に無言でペーパーを押しつけていた。

 となりのサークルがなまじ活発に参加者交流を重ねていく分、彼がますます哀れに見えた。

 あまりに本が頒布できず、クソッ! と悪態を吐き始める始末。

 でも本来コミティアって彼みたいな弱者男性のためにあったんじゃなかったっけ。

 ニッチ趣味開陳し合って同好の士を見つけるのがコミティアじゃなかったっけか。それこそ学校放課後教室の隅で語り合ったようなかけがえのない時間を、再び手に入れるための手段じゃなかったっけ。

 弱者男性サークルに誰も近づかない。

 似たようなキモいおっさんたちはキモロリータファッションサークルか小綺麗なババアサークルワンチャンありそうなダブスサークルしか行かねぇの。いつの間にコミティアって婚活会場になったの?

 弱者男性を救えって弱者男性は叫ぶけど、自助努力相互扶助もしないじゃん。自助努力別に求めてないよ、それができないか弱者なんだもん。相互扶助もしないってなんなの?

 他人ケア押し付けてるだけじゃん。

 今日一日で一年分の弱者男性たからもううんざり

 って言ってたら私にも理解のある彼くんができました!! 今、とても幸せです!!!!!!!!!!!

 完

Permalink |記事への反応(1) | 18:27

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2022-04-05

anond:20220405073201

なんかPC触りたての初心者みたいで草

バックアップ程度じゃ大して負荷かからんのだよなぁ。

負荷かかってんのはキャッシュやらアプデファイルの置き場所設定が出来ないのが一番大きい。

つか、システムドライブそのまんま使ってるやつは特に負荷かけまくってるわけで。

Permalink |記事への反応(0) | 11:27

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